JP2000079677A - 印刷金属板用の印刷装置 - Google Patents

印刷金属板用の印刷装置

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JP2000079677A
JP2000079677A JP11153028A JP15302899A JP2000079677A JP 2000079677 A JP2000079677 A JP 2000079677A JP 11153028 A JP11153028 A JP 11153028A JP 15302899 A JP15302899 A JP 15302899A JP 2000079677 A JP2000079677 A JP 2000079677A
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plate
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Katsuhiro Akagi
勝広 赤木
Masato Kunoi
昌人 久野井
Atsushi Nakatani
篤史 中谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の印刷機が隣接配置してある印刷金属板
用の印刷装置において、その駆動構造を改良して、版胴
交換やインク交換に伴う印刷ラインの休止を避けられる
ようにする。併せて、多色印刷の版胴の位相調整を確実
にしかも容易に行う。 【解決手段】 鋼板ウエブWの搬送路に沿って、複数の
印刷機20・21を隣接配置する。各印刷機20・21
は、それぞれ版胴28と、オフセットロール29と、バ
ックアップーロール30とを備えている。各印刷機20
・21において、版胴28、オフセットロール29およ
びバックアップロール30は、それぞれ専用のモータ3
5・36・38で個別に回転駆動する。各印刷機20・
21を個別に駆動するので、片方の印刷機で印刷を行う
間に、他方の印刷機を停止しておき、その間に版胴28
の交換やインク交換を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗装鋼板などの印
刷金属板用の製造ラインに適用される印刷装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、壁パネルなどを形成するための
前段材料として、木目模様や波紋状の模様を印刷した塗
装鋼板が多用されている。この種の塗装鋼板は、前処理
された鋼板ウエブを一方向へ送りながら、ロールコータ
によって下地層を塗装形成したのち焼き付け乾燥する。
次に下地層の表面にグラビア印刷機などで模様などの印
刷層を形成し、さらに未硬化状態の印刷層の表面にクリ
ア塗料を塗布して保護層を形成した後、印刷層および保
護層を同時に焼き付け乾燥していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】印刷層を形成する印刷
機は、複数隣接配置してあって、異なる色の印刷模様を
形成できる。単色で印刷を行う場合には、残る印刷機を
故障に備えた予備機としている。多色印刷を行う場合の
色ずれを防ぐ必要上、全ての印刷機は1個のモータを駆
動源にして、ギヤ伝動機構やタイミングベルト機構を介
して同期駆動できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のこ
の種の印刷装置は、全ての印刷機を伝動機構を介して同
期駆動するので、たとえ単色で印刷を行う場合でも、予
備側の印刷機の版胴の交換やインク交換などが行えな
い。版胴およびインクの交換を行う場合には、印刷ライ
ンの全体を停止する必要があるので、段取り換えに要す
る時間の分だけ印刷ラインの生産性が低下する。あるい
は、印刷ラインを停止した終業時以降にしか段取り換え
を行えない。
【0005】複数の印刷機を同時に駆動して多色印刷を
行う場合に、ギヤ伝動機構やタイミングベルト機構にお
けるバックラッシなどに起因する僅かな伝動誤差によっ
て、各印刷機の版胴の位相がずれることがあり、一貫し
て均一な仕上がりの塗装鋼板を製造するのが困難な点で
も問題がある。多くの場合、印刷機には色ずれ補正機構
を内蔵しており、この補正機構で版胴の周速度を変化さ
せ、その位相調整を行うことにより、色ずれを補正して
はいる。しかし、先の伝動誤差による色ずれは、負荷の
変動や電源電圧のゆらぎなどによって突発的に起こるた
め、色ずれ補正機構で位相補正を行っていても、色ずれ
が発生するのを避けられない。
【0006】本発明の目的は、1基の印刷機のみで印刷
を行う場合に、予備側の印刷機の版胴およびインクの交
換を行えるようにし、これにより版胴などの段取り換え
に伴う印刷ラインの生産性の低下を解消し、多品種少量
生産にも即応できる印刷装置を提供することにある。本
発明の目的は、複数の印刷機で多色印刷を行う場合に、
各版胴の位相を確実に一致させて、色ずれを生じること
なく印刷を行え、従って一貫して均一な仕上がりの印刷
金属板を製造できる印刷装置を提供することにある。
【0007】本発明の目的は、版胴やオフセットロール
などの洗浄が必要な機器を金属板の搬送ライン外へ取り
出せるようにし、インク洗浄や版胴交換などの作業が搬
送路の外で簡単にしかも安全に行える印刷装置を提供す
ることにある。本発明の目的は、版胴と、オフセットロ
ールと、バックアップロールのそれぞれを個別に独立し
て駆動できるようにし、これにより各ロールの駆動状態
を多様に変化させて、同じ版胴を用いながら複数種の印
刷模様を形成できるようにした印刷装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷装置は、表
面に下地層15が形成してある金属板Wの搬送路に沿っ
て隣接配置されて、模様などを印刷する複数の印刷機2
0・21からなる。印刷機20・21は、図1に示すご
とく版胴28と、版胴28の周面の印刷模様を下地層1
5の表面に転写するオフセットロール29と、オフセッ
トロール29と協同して金属板Wを挟圧するバックアッ
プロール30とを備えている。各印刷機20・21のそ
れぞれは、専用のモータ35・35を駆動源にして個別
に運転できる。
【0009】具体的には、金属板Wの搬送路を間に挟ん
で、バックアップロール30を支持するベースフレーム
33と、版胴28およびオフセットロール29を支持す
るロール台34とが設けてある。ベースフレーム33に
は、図2に示すごとくバックアップロール30を通板位
置と待機位置との間で昇降操作する昇降機構46を設け
る。ロール台34はベースフレーム33で金属板Wの搬
送方向と交差する向きへ往復動自在に支持する。これに
より、版胴28およびオフセットロール29は、通板位
置と、金属板Wの搬送路の外へ退避した待機位置との間
で往復変位できるようにする。
【0010】各印刷機20・21における版胴28と、
オフセットロール29と、バックアップロール30と
は、図2および図6に示すごとくそれぞれ専用のモータ
35・36・38で個別に独立駆動する。または、図7
に示すごとく各印刷機20・21における版胴28と、
オフセットロール29と、バックアップロール30と
が、各印刷機20・21にそれぞれ備えた1個のモータ
35で伝動機構51を介して駆動されるようにすること
ができる。
【0011】金属板Wは搬送方向へ連続する長尺の金属
ウエブからなる。前段側の印刷機20の印刷位置よりウ
エブ送り方向上手側には、図2に示すごとく金属板Wの
送り速度を検知する速度計40を設ける。かくして、速
度計40で検知した送り速度信号と、モータ35の位相
信号とを受けて、版胴28の周速度を連続して制御する
制御装置41を設ける。
【0012】
【作用】隣接配置した印刷機20・21は、それぞれ専
用のモータ35・35で個別に運転できるので、一方の
印刷機20で印刷を行っている間に、他方の印刷機21
を停止させておき、これの版胴28の交換やインク交
換、あるいは保守作業を行える。また、印刷機20・2
1を作動させて多色印刷を行う場合には、各印刷機20
・21の版胴28の位相調整を個別に行って、両版胴2
8・28の位相を正確に一致させ、色ずれや柄ずれを確
実に防止できる。
【0013】ロール台34上に版胴28とオフセットロ
ール29とを設け、これらをロール台34ごと金属板W
の搬送路外へ移動することにより、版胴28の交換やオ
フセットロール29の洗浄などの保守作業が、搬送路の
外側方で容易にしかも安全に行える。搬送路の外でテス
ト印刷を行って、調整作業と印刷状態との確認を予め行
うことができる。
【0014】各印刷機20・21における版胴28、オ
フセットロール29およびバックアップロール30は、
それぞれ専用のモータ35・36・38で独立して駆動
すると、版胴28および各ロール29・30の駆動状態
を種々に変更することによって、印刷された模様を伸縮
変形できることになり、同じ版胴28を用いながらも複
数種の模様を現出形成できる。
【0015】前段側の印刷機20のウエブ送り方向上手
側に速度計40を設けてあるので、この速度計40で金
属板Wの送り速度を検知し、この検知結果に基づいて印
刷機20・21のモータ35・35の運転状態を制御装
置41で制御すると、印刷直前の金属板Wの送り速度に
対応して、各印刷機20・21を運転できる。このこと
は、とくに金属板Wが長尺の金属ウエブである場合に生
じやすい、送り速度の変動に伴う模様の予測外の伸縮変
形を一掃して、常に均一な仕上がり状態の印刷金属板を
製造できることを意味する。
【0016】
【実施例】図3は本発明を適用した塗装鋼板(印刷金属
板)の連続印刷ラインを示す。そこではアンコイラー1
から繰り出した鋼板ウエブ(金属板)Wを、前処理部2
と、それぞれ鋼板ウエブWの表面に塗装を施す塗装部4
と、印刷部6とに記載順に送給した後、テンションレベ
ラー7を介してリコイラー8で再び鋼板ウエブWをロー
ル状に巻き取る。塗装部4の前段と、塗装部4と印刷部
6との中間と、印刷部6の後段とには、それぞれ鋼板ウ
エブWを送給操作するブライドルロール9・10・12
が配置されており、最後段のブライドルロール12の周
速度を基準にして、各ブライドルロール9・10の周速
度を大小に変化させることにより、塗装部4及び印刷部
6を通過する鋼板ウエブWのテンション状態を制御して
いる。
【0017】図4において塗装部4では、ロールコータ
13で鋼板ウエブWの表面(上面)に塗装を施した後、
塗材を下地用のオーブン14で強制的に乾燥させて下地
層15を形成する。その際に、ロールコータ13で鋼板
ウエブWの表面(上面)および裏面(下面)のそれぞれ
に塗装を施した後、塗材を下地用のオーブン14で強制
的に乾燥させてプライマー層15a・16aを形成し、
次に別のロールコータで同様の塗工を行って、先のプラ
イマー層15aの表面に着色ベース層15b(図5参
照)を形成した後、塗材を別のオーブンで強制的に乾燥
させることにより、表面側の下地層15は、プライマー
層15aと着色ベース層15bとで形成することができ
る。更に、同じ図5に示すごとく既に形成してある裏面
側のプライマー層16aの上面に、別のロールコータで
塗膜層16bを塗布したのち、先のオーブンで着色ベー
ス層15bと共に焼き付け乾燥することにより、裏面側
の下地層16を内外二層の塗膜層16a・16bで形成
することもある。
【0018】印刷部6には、本発明に係る印刷装置が配
置されている。その印刷装置は、図1に示すごとく鋼板
ウエブWの搬送路に沿って隣接配置した2基の印刷機2
0・21からなり、鋼板ウエブWの上面側の下地層15
の表面に、各印刷機20・21によって例えば木目状の
模様などの印刷層22を形成する。この後に印刷層22
を含む下地層15の表面全体に、図5に示すごとくクリ
ア塗料をカーテンコータ23で塗布して保護層を形成
し、印刷層22および保護層をオーブン25で同時に強
制的に乾燥させる。各印刷機20・21の後段には、熱
風を吹き出す補助乾燥器26が配置してある。
【0019】図2において各印刷機20・21は、グラ
ビアオフセット印刷機からなり、グラビアロールからな
る鋼製の版胴28と、版胴28の表面の印刷模様を鋼板
ウエブWへ転写するオフセットロール29と、オフセッ
トロール29と協同して鋼板ウエブWを挟圧する鋼製の
バックアップロール30などで構成してある。オフセッ
トロール29は鋼製ロールの周面にゴム層を巻装してな
る。符号31は加圧送給された印刷インクを版胴28の
周面に直接チャージするインキングヘッドである。
【0020】版胴28やオフセットロール29、および
インキングヘッド31などの機器保守作業を容易化する
ために、鋼板ウエブWの搬送路を間に挟んでベースフレ
ーム33を配置し、これで版胴28などが設置されるロ
ール台34を搬送路と直交する向き(鋼板ウエブWの幅
方向)に往復動可能に支持する。バックアップロール3
0は昇降機構46を介してベースフレーム33に支持さ
れている。昇降機構46はロール受台47をスライド案
内するガイド48と、ロール受台47を昇降操作するエ
アシリンダ49などで構成する。昇降機構46を作動さ
せると、バックアップロール30を上方の通板位置(図
2の実線状態)と、通板位置から下方へ退避した待機位
置(図2の想像線状態)とに昇降操作できる。
【0021】版胴28、オフセットロール29およびイ
ンキングヘッド31は、ロール台34上に設けられてい
る。従って、ロール台34をベースフレーム33の走行
ガイド面50に沿って往復移動させると、先の各部材2
8・29・31を搬送路上の通板位置(図6の実線位
置)と、搬送路外へ退避した待機位置(図6の想像線位
置)との間で往復変位できる。版胴28およびオフセッ
トロール29は、それぞれロール台34上に設置したサ
ーボモータ(モータ)35・36を駆動源にして、オル
ダム軸継手などの継手37を介して回転駆動される。な
お、バックアップロール30はベクトルモータ(モー
タ)38で継手37を介して回転駆動する。
【0022】先に説明したように、鋼板ウエブWは各ブ
ライドルロール9・10・12(図3参照)によってテ
ンション制御されているため、印刷機20・21を通過
する鋼板ウエブWの送り速度が一定せず、テンション制
御を行う毎に終始変動する。こうした送り速度の変動に
伴う模様の伸縮や色ずれを防ぐために、図2に示すよう
に前段のロール印刷機20の印刷位置の近傍で、しかも
印刷位置よりウエブ送り方向上手側には、鋼板ウエブW
の送り速度を検知するレーザー式の速度計40を配置す
る。この速度計40で検知した送り速度信号と、サーボ
モータ35からフィードバックされる位相信号とを、制
御装置41で対比演算することによって、版胴28の周
速度が鋼板ウエブWの送り速度と一致するよう、サーボ
モータ35・36の駆動回転数を増減制御する。これで
版胴28およびオフセットロール29の周速度を鋼板ウ
エブWの送り速度に合致させる。
【0023】サーボモータ35・36を個別に制御し
て、版胴28とオフセットロール29の周速度を種々に
変更すると、同じ版胴28を使用しながら、印刷模様を
伸縮変形させて幾種類もの印刷模様を形成することがで
きる。
【0024】図5は先のカーテンコータ23としてロー
ラカーテンコータを例示しており、これはそれぞれ鋼製
ロールからなるアプリケータロール42とドクターロー
ル43とを備えており、アプリケーターロール42の下
部周面に塗液を流下案内するブレード44が配置してあ
る。アプリケータロール42とドクターロール43と
は、対向周面において互いに逆向きに順転するよう回転
駆動されており、両ロール42・43の対向隙間を変更
し、あるいは両ロール42・43の周速度を変更するこ
とによって、流下塗膜の厚みを正確に調整変更できる。
なお、カーテンコータ23としては、カーテンフローコ
ータを用いることもできる。かかるカーテンコータ23
によって、未硬化状態の印刷層22の表面に保護層を形
成すると、印刷層22を傷つけることなく、保護層の厚
みを必要に応じて厚く形成できるのはもちろんのこと、
塗面を平滑に仕上げることができる。
【0025】上記の連続印刷ラインにおいては、鋼板、
メッキ鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板などの金
属板を母材にして、その表面に必要な塗装および印刷を
施すことができる。前処理部2では、上記の金属板を必
要に応じてクロム酸やリン酸液中に浸漬して前処理を行
う。
【0026】塗装部4の塗装に適用される塗料として
は、ポリエステル系樹脂塗料、エポキシ系樹脂塗料、ア
クリル系樹脂塗料などがあり、プライマー層を形成する
塗材には、必要に応じて防錆顔料を配合する。表側の下
地層15の乾燥時の膜厚合計は、10〜30μmに調整
する。プライマー層は、乾燥時の膜厚が3〜10μmと
なるように調整する。下地用のオーブン14における焼
き付け時の板温は、210〜250℃に設定する。裏側
の下地層16a・16bは、先に説明したように、塗材
を2重に重ねて塗布し、その乾燥時の膜厚を6〜20μ
mとすることができる。
【0027】印刷層22を形成する印刷インキとして
は、ポリエステル系樹脂、あるいはアクリル系樹脂など
のインキを適用することができる。保護層を形成するク
リア塗料としては、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹
脂、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂などの塗料を適用で
き、その乾燥時の膜厚は10〜30μmとし、焼き付け
時の板温度は200〜250℃とする。
【0028】各印刷機20・21における版胴28、オ
フセットロール29、バックアップロール30は、各印
刷機20・21にそれぞれ備えた1個のモータを駆動源
にして、ギヤ機構などの伝動機構を介して同期駆動して
もよい。例えば、図7に示すごとく版胴28を駆動する
1個のモータ35で伝動機構を介してオフセットロール
29およびバックアップロール30を同期駆動するよう
にしてもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明の印刷装置によれば、隣接配置し
た印刷機20・21をそれぞれ専用のモータ35で個別
に運転するので、1基の印刷機のみで印刷を行う場合
に、他の印刷機を停止させて版胴28の交換やインク交
換などの保守作業を行うことができる。従って、従来の
この種印刷装置において避けられなかった、印刷機の保
守作業に伴う印刷ラインの生産性の低下を解消して、印
刷金属板を効率良く製造できる。多品種少量生産を行う
場合には、印刷作業と版胴28などの交換などを並行し
て行って、多種類の印刷金属板を能率良く製造できる。
【0030】複数の印刷機20・21を作動させて多色
印刷を行う場合には、各印刷機20・21の版胴28・
28の位相位置を個々に調整し変更することができるの
で、位相調整が容易化し、版胴28・28の位相を正確
に一致させて、色ずれや柄ずれを一掃できる。これによ
り、同一版胴28・28を用いる限り、均一な仕上がり
の印刷金属板を一貫して得ることができる。
【0031】版胴28やオフセットロール29などは、
ロール台34ごと搬送路の一側へ移動できるので、版胴
28の交換、インク交換、ロール洗浄などの保守作業を
搬送路外で行え、保守作業を楽な作業姿勢で容易に、し
かも安全に行うことができる。保守作業の作業能率も向
上できる。
【0032】版胴28、オフセットロール29、バック
アップロール30は、それぞれ専用のモータ35・36
・38で独立駆動できるので、各モータ35・36・3
8の駆動状態を変化させることにより、金属板Wに転写
される模様を伸縮できることになり、同じ版胴28を用
いながらも複数種の印刷模様を形成して、印刷金属板の
多様化を容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷装置の概略正面図である。
【図2】印刷機の要部の概略正面図である。
【図3】印刷金属板の印刷ラインを示す概念図である。
【図4】塗装部の概念図である。
【図5】印刷部の概念図である。
【図6】印刷機の要部の平面図である。
【図7】本発明の別実施例を示す印刷機の要部の平面図
である。
【符号の説明】
6 印刷部 15 下地層 20・21 印刷機 28 版胴 29 オフセットロール 30 バックアップロール 33 ベースフレーム 34 ロール台 35 版胴用のモータ 36 オフセットロール用のモータ 38 バックアップロール用のモータ 40 速度計 41 制御装置 46 昇降機構 W 金属板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に下地層15が形成してある金属板
    Wの搬送路に沿って、模様などを印刷する複数の印刷機
    20・21が隣接配置されており、印刷機20・21
    は、版胴28と、版胴28の周面の印刷模様を下地層1
    5の表面に転写するオフセットロール29と、オフセッ
    トロール29と協同して金属板Wを挟圧するバックアッ
    プロール30とを備えており、各印刷機20・21のそ
    れぞれが、専用のモータ35・35を駆動源にして、個
    別に運転できるよう構成してある印刷金属板用の印刷装
    置。
  2. 【請求項2】 金属板Wの搬送路を間に挟んで、バック
    アップロール30を支持するベースフレーム33と、版
    胴28およびオフセットロール29を支持するロール台
    34とが設けられており、ベースフレーム33に、バッ
    クアップロール30を通板位置と待機位置との間で昇降
    操作する昇降機構46が設けられており、ロール台34
    がベースフレーム33で金属板Wの搬送方向と交差する
    向きへ往復動自在に支持されて、版胴28およびオフセ
    ットロール29を、通板位置と、金属板Wの搬送路の外
    へ退避した待機位置との間で往復変位できるようにした
    請求項1記載の印刷金属板用の印刷装置。
  3. 【請求項3】 各印刷機20・21における版胴28
    と、オフセットロール29と、バックアップロール30
    とが、各印刷機20・21にそれぞれ備えた1個のモー
    タ35で伝動機構51を介して駆動されるようにした請
    求項1又は2記載の印刷金属板用の印刷装置。
  4. 【請求項4】 各印刷機20・21における版胴28
    と、オフセットロール29と、バックアップロール30
    とが、それぞれ専用のモータ35・36・38で個別に
    独立駆動される請求項1又は2記載の印刷金属板用の印
    刷装置。
  5. 【請求項5】 金属板Wが、これの搬送方向へ連続する
    長尺の金属ウエブからなり、前段側の印刷機20の印刷
    位置よりウエブ送り方向上手側に、金属板Wの送り速度
    を検知する速度計40が設けられており、速度計40で
    検知した送り速度信号と、モータ35の位相信号とを受
    けて、版胴28の周速度を連続して制御する制御装置4
    1を備えている請求項1又は2又は3又は4記載の印刷
    金属板用の印刷装置。
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