JP2000079172A - 焦点移動式レーザ装置 - Google Patents

焦点移動式レーザ装置

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JP2000079172A
JP2000079172A JP10250556A JP25055698A JP2000079172A JP 2000079172 A JP2000079172 A JP 2000079172A JP 10250556 A JP10250556 A JP 10250556A JP 25055698 A JP25055698 A JP 25055698A JP 2000079172 A JP2000079172 A JP 2000079172A
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JP
Japan
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skin
lens
focus
treatment
laser device
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Application number
JP10250556A
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English (en)
Inventor
Iwao Yamazaki
岩男 山崎
Yoshihiro Izawa
良弘 井沢
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Ya Man Ltd
Original Assignee
Ya Man Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レンズの集光作用によってレーザ光のエネルギ
ー密度を変化させることにより、美肌、痩身、脱毛、育
毛などそれぞれのトリートメントに適当な皮膚反応を起
こす。 【解決手段】設定ダイヤル12を回して美肌、痩身、脱
毛、育毛の中から所望のトリートメントを選択する。こ
れによりピニオン19が正逆転し、球レンズ16を前後
にスライドして焦点を移動し、選択したトリートメント
に適当なレーザ光の照射面積とパワー密度を設定する。
次に、焦点移動式レーザ装置1の先端の開口部をトリー
トメントする皮膚面に押し当て、押しスイッチ13を作
動して所定の秒数レーザ光を照射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光を皮膚面
に照射して美肌、痩身、脱毛、育毛などのトリートメン
トを行うレーザ装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】レーザ光を皮膚に照射
して36°C以下で起こる生体反応を非熱反応といい、
光化学反応、電磁反応、圧反応、イオン化反応などがこ
れに含まれる。非熱反応は、血行や新陳代謝を促す作用
があり、痩身や育毛などのトリートメントに応用され
る。
【0003】レーザ光を皮膚に照射すると、光熱反応に
よって皮膚組織にジュール熱が発生し、組織の温度を上
昇させる。皮膚温度が上昇すると、皮膚に発赤、たんぱ
く変性、血液凝固、蒸化、炭化などさまざまな反応が起
こる。光熱反応は、アザ・シミ・ソバカスなどのメラニ
ンを取り除く美肌や、毛母細胞のたんぱく変性によって
毛の成長を抑制する脱毛などのトリートメントに応用さ
れる。
【0004】これらの非熱反応や光熱反応は、レーザ光
のエネルギー密度の違いによって引き起こされる。一
方、レンズの集光作用によって焦点付近のレーザ光のエ
ネルギー密度は1万倍以上になる。従って、レンズの集
光作用によってレーザ光のエネルギー密度をさまざまに
変化させることができる。
【0005】そこで本発明は、レンズの集光作用によっ
てレーザ光のエネルギー密度を変化させることにより、
美肌、痩身、脱毛、育毛などそれぞれのトリートメント
に適当な皮膚反応を起こすことを目的になされたもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は以下のように構成した。
【0007】すなわち、レーザ光を皮膚面に照射して美
肌、痩身、脱毛、育毛などのトリートメントを行うレー
ザ装置であって、前記レーザ装置の光軸前方に移動手段
を備えて前後にスライド可能なレンズを配置し、しかし
てこのレンズをスライドして焦点を移動することにより
レーザ光の照射面積とパワー密度を制御することを特徴
とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0009】図1と図2に、本発明を実施した焦点移動
式レーザ装置の正面図と部分断面図を示す。焦点移動式
レーザ装置1は、L字型に折り曲げた筒状のケース11
の側面に設定ダイヤル12と、押しスイッチ13を配置
し、先端にケース11より小径の先筒14を一体に取り
付ける。
【0010】先筒14の外周には、スクリューねじaを
介して先筒14の基部に噛合する集光キャップ15を取
り付ける。集光キャップ15は、先端を開口して先端内
側に同径のリング状の集光レンズLを嵌合する。集光レ
ンズLは、先筒14の基部に配置した照明用の高輝度白
色ダイオード(図示しない)の光を集め、集光キャップ
15の先端の開口部前方を照明する。集光キャップ15
は、また、先筒14の先端と皮膚との間のスペーサとし
ての役割を果たし、スクリューねじaを廻して先筒14
の先端と皮膚との間の高さを調節する。
【0011】先筒14の内周には、軸心に球レンズ16
を取り付けた透明のレンズキャップ17を挿嵌する。レ
ンズキャップ17は、軸心と平行にラック18を一体に
取り付け、ピニオン19を正逆転して前後にスライド可
能な構成とする。
【0012】先筒14基部のケース11の先端面の内側
には、ヒートシンク20を配置し、ヒートシンク20の
軸心に通孔を穿ってレーザダイオードLDを挿嵌する。
レーザダイオードLDの光軸の前方には、レンズキャッ
プ17の軸心に取り付けた球レンズ16を臨ませる。ヒ
ートシンク20の下方には、ヒートシンク20の軸心と
平行に通孔を穿ってレンズキャップ17と一体のラック
18を挿通する。なお、ケース11内の配線については
図を複雑にしないため省略している。
【0013】レーザダイオードLDは、熱効果が高くて
波長の長い赤外線領域の780nm程度の波長で、皮膚
に障害を起こす危険性がなく、単体で皮膚に十分な光熱
反応を起こす400〜600mWの高出力タイプのもの
を使用する。
【0014】ヒートシンク20は、熱伝導効率のよいア
ルミあるいはその合金で鋳造し、ダミーの通孔をいくつ
か設けて放熱効率を高める。
【0015】本発明の焦点移動式レーザ装置は以上のよ
うな構成で、設定ダイヤル12を回して美肌、痩身、脱
毛、育毛の中から所望のトリートメントを選択する。こ
れによりピニオン19が正逆転し、球レンズ16を前後
にスライドして焦点を移動し、選択したトリートメント
に適当なレーザ光の照射面積とパワー密度を設定する。
次に、焦点移動式レーザ装置1の先端の開口部をトリー
トメントする皮膚面に押し当て、押しスイッチ13を作
動して所定の秒数レーザ光を照射する。
【0016】美肌は、皮膚の表皮や真皮に散在するアザ
・シミ・ソバカスなどの部分に比較的パワー密度の高い
レーザ光を照射する。これにより、メラニン色素細胞を
正常細胞から分離し、老廃物として血液中に排出し、あ
るいは、皮膚の表面に浮き上がらせて取り除く。
【0017】脱毛は、毛穴の根元の毛乳頭と毛穴の途中
にあり、たんぱく質の一種で毛の因子となるケラチンを
供給する皮脂腺の部分にパワー密度の高いレーザー光を
照射する。これにより、ケラチンの変性分解を促進して
毛の成長を抑制する。
【0018】育毛は、頭皮の広い部分に比較的パワー密
度の低いレーザ光を照射する。これにより、頭皮の血行
を促進して毛穴を開き、毛穴に詰まった皮脂や汚れを洗
浄する。
【0019】痩身は、交感神経との関連が深く痩身効果
のあるツボの部分にパワー密度の低いレーザー光を照射
する。これにより、穏やかにツボを刺激して血行を促
し、細胞組織を活性化して全身をリラックスさせる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の焦点移動式
レーザ装置は、レーザ装置の光軸前方に配置したレンズ
をスライドして焦点を移動することによりレーザ光の照
射面積とパワー密度を制御する。従って、本発明によれ
ば、美肌、痩身、脱毛、育毛などのトリートメント毎に
最も効き目のある皮膚反応を起こすエネルギー密度のレ
ーザ光を照射するので、トリートメント効果をより一層
増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した焦点移動式レーザ装置の正面
図である。
【図2】図1の部分断面図である。
【符号の説明】
1 焦点移動式レーザ装置 11 ケース 12 設定ダイヤル 13 押しスイッチ 14 先筒 15 集光キャップ 16 球レンズ 17 レンズキャップ 18 ラック 19 ピニオン 20 ヒートシンク L 集光レンズ LD レーザダイオード
フロントページの続き Fターム(参考) 4C026 AA01 AA10 BB08 FF23 FF33 FF34 GG06 GG10 HH04 HH12 HH23 HH30 4C082 RA01 RA10 RC09 RE23 RE33 RE34 RJ06 RJ10 RL04 RL12 RL23 RL30 4C101 BA06 BB12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を皮膚面に照射して美肌、痩
    身、脱毛、育毛などのトリートメントを行うレーザ装置
    であって、 前記レーザ装置の光軸前方に移動手段を備えて前後にス
    ライド可能なレンズを配置し、しかしてこのレンズをス
    ライドして焦点を移動することによりレーザ光の照射面
    積とパワー密度を制御することを特徴とする焦点移動式
    レーザ装置。
JP10250556A 1998-09-04 1998-09-04 焦点移動式レーザ装置 Pending JP2000079172A (ja)

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