JP2000078868A - 振動波モーター - Google Patents

振動波モーター

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JP2000078868A
JP2000078868A JP10257635A JP25763598A JP2000078868A JP 2000078868 A JP2000078868 A JP 2000078868A JP 10257635 A JP10257635 A JP 10257635A JP 25763598 A JP25763598 A JP 25763598A JP 2000078868 A JP2000078868 A JP 2000078868A
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JP
Japan
Prior art keywords
ring
output
wave motor
vibration wave
rotor
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Pending
Application number
JP10257635A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Osone
康裕 大曽根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sigma Corp
Original Assignee
Sigma Corp
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オートフォーカス駆動機構とマニュアルフォ
ーカス駆動機構を結合し、オートフォーカスモードに対
して、任意に切り替え操作無しでのマニュアルフォーカ
スが可能なレンズ鏡筒を実現する振動波モーターを得
る。 【構成】 7はモーター保持軸であり、モーター保持軸
7のインロー部7aに摺動板6、入力ギヤリング5、出
力ギヤリング4、出力リング3、ローターラバー15、
ローター2、ステーター1、緩衝シート9、ステーター
ガイド10が挿入され、加圧バネ11とバネガイド1
2、Eワッシャー16によって加圧挟持されている。出
力リングには回転軸13が嵌合され、ギヤ付ローラー1
4が回転軸13を軸に回転可能な状態に組み込まれてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートフォーカス
機能を有するカメラ用レンズ鏡筒の駆動用モーターに関
し、さらに詳しくはオートフォーカス駆動とマニュアル
フォーカス駆動とを切り換え操作なしでフォーカスレン
ズを駆動させる伝達機構を有する振動波モーターに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりオートフォーカス機能を有する
カメラ用レンズ鏡筒において、振動波モーターと差動減
速機構を用いた、オートフォーカス駆動とマニュアルフ
ォーカス駆動とを切り換え操作なしでフォーカスレンズ
を駆動させる駆動伝達機構が多数提案されており、実際
に生産されている。
【0003】しかし、これらのレンズ鏡筒に使用されて
いる振動波モーターと差動減速機構はリング形状である
ため、構成するレンズと外観との間にあるスペースの全
周を占拠してしまい、ズーム、絞り等の連動機構が通過
するスペースの確保が困難で、該振動波モーター、差動
減速機構の組込み位置や、該ズーム、絞り連動構造に大
きな制約があった。
【0004】また、一般的にカメラ用交換レンズは焦点
距離、Fナンバー、レンズ群の移動量等によってレンズ
径、絞り径が異なり、これがリング形状である該振動波
モーターと差動減速機構の径を制限し、各レンズごとの
共通化の大きな障害となっていた。
【0005】このため、円筒型の振動波モーターを用
い、連動ギヤ列の中に差動減速機構部を組み込んだレン
ズ鏡筒が近年提案されているが、振動波モーターと差動
減速機構が分離している上、該差動減速機構に手動操作
リングの過回転に対応させるためのフリクション機構を
設けなければならないため部品点数も多く、振動波モー
ターを含む駆動機構全体が大型化してしまい、コスト、
スペースを含め設計上の大きな問題となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明による振動波モーターは、該振動波モーター
の回転軸に直交して回転し、該ローター、出力リング間
に加圧挟持されたギヤ付ローラーの径差によって差動さ
せる差動減速機構を組み込み、円筒形のギヤ付モーター
構造とすることによって、オートフォーカス駆動とマニ
ュアルフォーカス駆動とを切り換え操作なしでフォーカ
スレンズを駆動させる駆動伝達機構を、レンズと外観と
の間にあるスペースの全周を占拠しない、レンズ径、絞
り径に左右されずに共通化が可能な、部品点数の少ない
構成で達成することが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の振動波モーターをオート
フォーカス駆動とマニュアルフォーカス駆動とを切り換
え操作なしでフォーカスレンズを駆動させる駆動伝達機
構に使用する場合、フォーカスレンズを移動させる場合
は、まず使用者がフォーカス作動スイッチを操作するこ
とにより制御回路の作用によって振動波モーターのロー
ター、出力リングが回転する。ローター、ステーター、
ステーターガイド、ギヤ付ローラーはバネによって加圧
されており、それによってギヤ付ローラーが加圧による
摩擦を利用して入力ギヤリングを床として回動する。こ
の回動により該ギヤ付ローラーのギヤ部と出力ギヤリン
グのクラウンギヤ部の連動により該出力ギヤリングが回
転する。この回転をレンズを移動させるためのカム筒、
ヘリコイドリング等に連動させることにより合焦操作が
可能になる。
【0008】また、使用者が手動でマニュアルフォーカ
ス操作リングを回転させてフォーカスレンズ移動環を移
動させる場合の駆動動作は、マニュアルフォーカス操作
リングにギヤ連動された入力ギヤリングの回転によりギ
ヤ付ローラーが、振動波モーターのローターとステータ
ーの加圧によるフリクションに抗しきれず振動波モータ
ーのローターに嵌合されたモーター軸に直交する回転軸
を中心にして回転する。この回転によりギヤ付ローラー
のギヤ部と出力ギヤリングのクラウンギヤ部の連動によ
り該出力ギヤリングが回転する。この回転をレンズを移
動させるためのカム筒、ヘリコイドリング等に連動させ
ることによりレンズ移動操作が可能になる。
【0009】以上のように本発明の振動波モーターは、
マニュアルフォーカス操作リング、振動波モーターの双
方から切り換え操作なしで自在に選択し合焦操作をする
ことが可能なレンズ鏡筒を提供することが可能になる。
しかもギヤ付ローラーのローラー部の径とギヤ部のPC
Dの比を変えることにより減速比を変化させることもで
きる。
【0010】
【実施例】以下に図面を参照して本発明による振動波モ
ーターの実施例を示す。
【0011】図1は本発明による振動波モーターの実施
例の断面図であり、図2はレンズ鏡筒に該振動波モータ
ーを実装した例の断面図である。
【0012】図1において、7はモーター保持軸であ
り、該モーター保持軸7のインロー部7aに摺動板6、
入力ギヤリング5、出力ギヤリング4、出力リング3、
ローターラバー15、ローター2、ステーター1、緩衝
シート9、ステーターガイド10が挿入され、加圧バネ
11とバネガイド12、Eワッシャー16によって加圧
挟持されている。該出力リングには回転軸13が嵌合さ
れ、ギヤ付ローラー14が該回転軸13を軸に回転可能
な状態に組み込まれている。
【0013】上記構造において、該ステーター1に接着
された振動板8が発生した進行波によりローター2、ロ
ーターラバー15、出力リング3が回転することにより
出力リング3内に回転可能な状態に組み込まれたギヤ付
ローラー14が加圧による摩擦を利用して入力ギヤリン
グ5の右端面を床として回動する。この回動により該ギ
ヤ付ローラー14のギヤ部14aと出力ギヤリング4の
クラウンギヤ部4aが連動し該出力ギヤリング4が回転
する。
【0014】この時のローター2と出力ギヤリング4と
の減速比は、ギヤ付ローラー14のローラー部の展開長
対ギヤ付ローラー14のローラー部の展開長からギヤ付
ローラー14のギヤ部のPCDの展開長を引いた比とな
る。ちなみにローラー部の径とギヤ部のPCDの差が大
きいとギヤ比は小さくなり差が小さくなるとギヤ比は大
きくなる。
【0015】また入力ギヤリング5を他の動力機構また
は手動で回転させた場合、ギヤ付ローラー14が、ロー
ター2とステーター1の加圧によるフリクションに抗し
きれず出力リング3に嵌合されたモーター保持軸7に直
交する回転軸13を中心にして自転する。この自転によ
りギヤ付ローラー14のギヤ部14aと出力ギヤリング
4のクラウンギヤ部4aの連動により該出力ギヤリング
4が回転する。
【0016】この時の入力ギヤリング5と出力ギヤリン
グ4との減速比は、ギヤ付ローラー14のローラー部の
径とギヤ部14aのPCDの比と等しくなる。ちなみに
ローラー部の径とギヤ部14aのPCDの差が大きいと
ギヤ比は大きくなり差が小さくなるとギヤ比は小さくな
る。
【0017】図2において102はレンズ鏡筒の固定筒
でありビス112によってバヨネットマウント101に
結合されている。該固定筒102の外径にはカム筒10
3が限定された角度のみ回転可能な状態にバヨネット嵌
合されている。該カム筒103には不図示のカムが設け
られ該固定筒102の不図示のカムと鏡室104にビス
締結されたコロ108との連動により該鏡室104、フ
ォーカスレンズL1を光軸方向に移動させることができ
る。
【0018】バヨネットマウント101には保持筒10
9がビス締結され、該保持筒109内径にはスケールリ
ング105が限定された角度のみ回転可能な状態にバヨ
ネット嵌合されている。該スケールリング105の外径
には距離目盛が印刷され、該保持筒109の開口部10
9aより目盛が目視できる。また該保持筒109の外径
にはマニュアルフォーカス操作リング106が360°
回転可能な状態に結合されている。
【0019】固定筒左端面には外観リング110がビス
締結されている。該外観リング110には本発明である
ところの振動波モーターがビス締結されている。外観リ
ング110の突起部110aは該振動波モーターの回転
止めである。
【0020】上記構成のレンズ鏡筒において、オートフ
ォーカス駆動を行なう場合、該レンズ鏡筒がカメラに取
り付けられた状態で、まず使用者がフォーカス作動スイ
ッチを操作することにより不図示の制御回路の作用によ
って該振動波モーターの出力ギヤリング4が回転し、該
出力ギヤリング4の平ギヤ部4bと該カム筒103のギ
ヤ部103aが回転連動することにより該鏡室104、
フォーカスレンズL1を光軸方向に移動させ合焦操作が
可能になる。また該スケールリング105の内ギヤ部1
05aもまた該出力ギヤリング4の平ギヤ部4bと連動
し距離目盛が回転する。
【0021】また、使用者が手動でマニュアルフォーカ
ス操作リング106を回転させてフォーカスレンズL1
を移動させる場合の駆動動作は、マニュアルフォーカス
操作リング106の内径に設けられた内ギヤ部106a
に振動波モーターの該入力ギヤリング5のギヤ部5aが
連動し回転する。この回転により該出力ギヤリング4が
回転し、該出力ギヤリング4の平ギヤ部4bと該カム筒
103のギヤ部103aが回転連動し、これにより該鏡
室104、フォーカスレンズL1の移動操作が可能とな
る。また該スケールリング105の内ギヤ部105aも
また該出力ギヤリング4の平ギヤ部4bと連動し、オー
トフォーカス時同様距離目盛が回転可能となる。
【0022】
【発明の効果】上記の通り、本発明による振動波モータ
ーは、該振動波モーターの回転軸に直交して回転し、該
ローター、出力リング間に加圧挟持されたギヤ付ローラ
ーの径差によって差動させる差動減速機構を組み込み、
円筒形のギヤ付モーター構造とすることによって、オー
トフォーカス駆動とマニュアルフォーカス駆動とを切り
換え操作なしでフォーカスレンズを駆動させる駆動伝達
機構を、レンズと外観との間にあるスペースの全周を占
拠しない、レンズ径、絞り径に左右されずに共通化が可
能な、部品点数の少ない構成で達成することが可能とな
った。
【0023】なお、本発明の実施例ではモーターの加圧
に皿バネを使用したが、巻バネ、ウェーブワッシャー、
ゴム等の弾性を利用しても良い。また出力ギヤリングと
ギヤ付ローラーとの連動にクラウンギヤを使用したが、
傘歯車、フェースギヤであっても問題無いことは言うま
でもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による振動波モーターの断面図。
【図2】本発明による振動波モーターを利用したレンズ
鏡筒の断面図。
【符号の説明】
1 ステーター 2 ローター 3 出力リング 4 出力ギヤリング 5 入力ギヤリング 6 摺動板 7 モーター保持軸 8 振動板 9 緩衝シート 10 ステーターガイド 11 加圧バネ 12 バネガイド 13 回転軸 14 ギヤ付ローラー 15 ローターラバー 16 Eワッシャー 101 バヨネットマウント 102 固定筒 103 カム筒 104 鏡室 105 スケールリング 106 マニュアルフォーカス操作リング 108 コロ 109 保持筒 110 外観リング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータとローターからなる振動波モー
    ターにおいて、該振動波モーターのローター部にモータ
    ー出力と外部出力とを合成する合成手段を設けたことを
    特徴とする振動波モーター。
  2. 【請求項2】 モーター出力と外部出力とを合成する合
    成手段は振動波モーターの回転軸に直交して回転し、ロ
    ーター、出力リング間に加圧挟持されたギヤ付ローラー
    を用いた差動機構であることを特徴とする請求項1に記
    載の振動波モーター。
JP10257635A 1998-08-28 1998-08-28 振動波モーター Pending JP2000078868A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10257635A JP2000078868A (ja) 1998-08-28 1998-08-28 振動波モーター

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JP10257635A JP2000078868A (ja) 1998-08-28 1998-08-28 振動波モーター

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