JP2000078362A - 画像読み取り装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読み取り装置及び画像形成装置

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JP2000078362A
JP2000078362A JP10256039A JP25603998A JP2000078362A JP 2000078362 A JP2000078362 A JP 2000078362A JP 10256039 A JP10256039 A JP 10256039A JP 25603998 A JP25603998 A JP 25603998A JP 2000078362 A JP2000078362 A JP 2000078362A
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light
fluorescent lamp
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JP10256039A
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Seiichiro Satomura
誠一郎 里村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源の寿命末期までは一定光量を供給し、電
源投入時から光源の寿命を知り、交換の目安を得られる
画像読み取り装置を提供する。 【解決手段】 電源投入後、所定温度以上になるまで蛍
光灯を予熱する。蛍光灯を予備点灯して所定光量に保持
し、点灯開始から一定時間後の蛍光灯管電流値を読み取
る。このときハイ/ロウレベルに従って蛍光灯を点灯/
消灯させるPWM信号のデューティー値が70%以上で
ある場合のように管電流値が所定値を超えている場合に
蛍光灯の交換を催促する警告信号を出力する。画像読み
取り中にも同様に管電流値を読み取って所定値を超えて
いるか否かを監視する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像を読み
取る画像読み取り装置、あるいは読み取った画像を紙に
出力する複写機等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機の原稿読み取り用光源のの光灯の
断面図を図3に、側面図を図4に示す。
【0003】図4においてガラス管801の中には水銀
ガスおよび希ガス901が、ガラス管801両端の口金
902によって封入されている。さらにガラス管801
の両端には、電子放射物質を塗布したタングステンコイ
ルの電極903があり、電極はステム904によって支
持されている。口金902には電流を供給するための導
電部905が設けられている。また図3のように、ガラ
ス管801の内側には、ガラス管内部で発生した光を反
射する反射膜804が塗布され、そのさらに内側には蛍
光体803が塗布されている。ガラス管側面のアパーチ
ャ部805には、反射膜804あるいは蛍光体803は
塗布されていないので、アパーチャ部805では光は透
過する。
【0004】蛍光ランプを点灯すると、電極903から
放出された電子が水銀電子に衝突し、水銀電子は励起さ
れて紫外線を放射する。この紫外線が放電管内壁の蛍光
体によって蛍光体特有の波長の可視光に変換される。ガ
ラス管内部で発生した光は、反射膜804で反射され、
アパーチャ部805から出射される。この反射膜804
とアパーチャ部805の働きによって、図3の矢印方向
に強い光が出力される。
【0005】蛍光ランプを使用した画像読み取り装置の
光学系を図5に示す。図5において蛍光管801のアパ
ーチャ部805から出射された光は、集光ミラー100
1,1002で反射して、プラテンガラス1003上の
原稿1004の読み取りライン1005付近に照射され
る。原稿の読み取りライン1005から出た光は、ミラ
ー1006,1007,1008、およびレンズ100
9によってCCDイメージセンサ1010に導かれる。
蛍光管801の背面から出た光が直接原稿1004に照
射されないように、遮光板1011が設けられている。
801,1001,1002,1011はひとつのスキ
ャナユニット1012として原稿面を移動する。スキャ
ナユニットの移動に合わせてミラー1007,1008
は、読み取りライン1005からCCD1010までの
光路が一定に保たれるように移動する。
【0006】画像読み取り装置の光源すなわち蛍光ラン
プの光量は前述のとおり管内の励起された水銀原子から
放射される紫外線の量に依存する。蛍光ランプ光量は蛍
光ランプに投入された電力と発光効率との積で表わされ
るものと考えられる。すると発光効率は、水銀電子密度
が低くなると電子が衝突して励起される原子の数も少な
くなるので減少し、逆に水銀原子密度が大きくなると光
子の再吸収される確率が増えるためにやはり減少する。
よって発光効率が最大になる水銀蒸気圧が存在すること
になる。また、水銀蒸気圧は管内部の温度の最も低い部
分の温度(最冷部温度)に依存する。つまり発光効率の
最大となる最冷部温度が存在する。
【0007】図6のグラフに蛍光ランプの最冷部温度あ
るいは水銀蒸気圧と発光効率との関係を示す。発光効率
が最大となる水銀蒸気圧は管の内径によって異なり、例
えば管内径が15mmの場合には発光効率が最大となる
水銀蒸気圧は約1パスカル、その時の最冷部温度は約4
4℃程度と言われている。通常照明用蛍光ランプは使用
環境温度例えば25℃において点灯した時に、自身の発
熱と放熱により熱安定状態に達した時の最冷部温度(通
常は管両端内部の温度)が前述最適最冷部温度となるよ
うに設計されている。
【0008】図7は蛍光ランプの光量制御回路のブロッ
ク図、図8は蛍光ランプの周辺図である。図8において
蛍光ランプ1206はソケット1301によって支持さ
れており、ソケット1301上のピンから電流が供給さ
れている。蛍光ランプは必要方向にアパーチャ805
(光学的開口部)が設けられており、図8では矢印方向
に強い光が出力され、その逆方向には相対的に弱い光が
出力される。
【0009】蛍光ランプの光量を測定するために、蛍光
ランプ光量センサ1201が設けられている。この光量
センサ1201はフォトダイオード等が使用され、蛍光
ランプ光量に比例した電流を出力する。蛍光ランプ12
06は、蛍光ランプ光量センサ1201で得られた光量
測定値をフィードバックして、光量が一定となるように
制御されている。
【0010】図9(a),(b),(c)は図7の光量
制御回路の動作を説明するためのタイミング図である。
図9(a)は光量が適正な時、図9(b)は光量が小さ
いので電流値を大きくした時、図9(c)は光量が大き
いので電流値を小さくした時を示す。
【0011】図7において光センサ1201から出力さ
れた光量信号はアンプ1202で電圧値に変換され増幅
される。コンパレータ1203は観測された光量相当の
電圧と、所望光量値とを比較しその結果を出力する。光
量コントローラ1204はパルス幅変調(PWM)信号
を出力する。このパルス幅変調信号は、図9に示すよう
に同期(SYNC)信号に位相同期して、観測された光
量が所望光量よりも大きい時はデューティが小さくな
り、観測された光量が所望光量よりも小さい時はデュー
ティが大きくなるように制御される。
【0012】インバータ1205は入力されるパルス幅
変調信号“H”レベルの時に、パルス幅変調信号よりも
十分に高い周波数(一般的には10倍〜100倍程度)
で蛍光ランプに交流電流即ちランプ電流を供給して点灯
し、“L”レベルの時はランプ電流を遮断して消灯する
ように制御される。この点灯/消灯がパルス幅変調信号
の周期に従って繰り返される。パルス幅変調信号の周波
数は蛍光ランプの点灯消灯の光学的応答周波数よりも大
きい。つまり電気的にはパルス幅変調信号の周期に従っ
て点灯/消灯が繰り返されるが、見かけ上はそれを平均
した電流値に相当する一定の光量で点灯しているように
見える。
【0013】以上のようにして蛍光ランプ1206は点
灯、消灯のサイクルのデューティを制御されることによ
って、光量が一定となるように制御される。
【0014】蛍光ランプの光量は、管電流のON−OF
Fに伴って図9のように変動する。電流が流れない期間
には、蛍光体の残光性によってある程度の発光はあるも
のの、光量は小さくなる。但し、蛍光灯によっては、こ
の光量変動幅は小さくて、画像読み取り上問題ない場合
もある。
【0015】一方、CCDのような画像読み取り素子
は、SYNC信号の1周期、つまり1走査期間の間中、
読み取った画像情報を電荷として蓄積する。つまり、C
CDの出力は、1走査期間の光量を積分した大きさの出
力値となる。従って、蛍光灯の点滅とCCDの走査が同
一周期で同期していれば、一定したCCD出力が得られ
る。
【0016】図10は、蛍光ランプの点灯累積時間と蛍
光ランプの発光効率、光量、並びに管電流との関係を示
したグラフである。図10のように蛍光ランプの発光効
率は、蛍光体の劣化のために、点灯累積時間が増すに従
って低下する。一方、上記した光量センサを用いた光量
制御手段によって、光量が一定に保たれ、発光効率低下
を補うようにして管電流値は上昇する。蛍光ランプ光量
は(発光効率)×(ランプ電力)で表わされる。ランプ
電力はランプ管電流におよそ比例する。
【0017】次に図11は蛍光ランプの管電流あるいは
管電力と管温度との関係を示したグラフである。蛍光ラ
ンプは、白熱電球よりは発光効率が良いとはいうもの
の、消費電力のうちの80%以上は熱エネルギーとなる
ため、管中央部では電力あるいは電流が大きいほど温度
か高い。また最冷部である管端部では放電や発光がない
ので管中央部よりは温度が低くなり、さらに電極付近で
は電極の発熱によって管中央部よりも温度が高くなって
いるが、管端部並びに電極においても、電力あるいは電
流が大きいほど温度が高くなる。
【0018】画像読み取り装置の光源として蛍光ランプ
を使用する場合、点灯後は光量は速く必要値に到達して
ほしい。また光量が必要値に到達した後は、光量は安定
している必要があり、さらに配光特性あるいは発光スペ
クトルも安定している方がよい。さもないと、連続して
何枚もの画像読み取りを実行するために蛍光ランプを連
続点灯をする時に、最初の原稿と最後の原稿とで濃度が
違ったり、濃度ムラが発生したり、色ずれが発生したり
することになる。
【0019】ところが蛍光ランプでは、点灯直後から、
熱的安定状態に達するまでの数十秒間は、温度不均一に
よる水銀蒸気圧の不安定さ、水銀原子の移動等により、
光量、配光分布、発光スペクトルは不安定となり、変化
する。
【0020】この問題を解決する方法として、蛍光ラン
プにヒータを装着して、蛍光ランプが消灯している時で
も所定温度以上に加熱保温しておくという方法を使用す
る場合がある。図12に蛍光ランプヒータの装着例を示
す。この方法は、点灯直後の光量立ち上がり速度の向
上、光量安定性向上、配光特性安定性の向上、色安定性
の向上等に効果的である。
【0021】図13に蛍光ランプヒータの温度制御回路
の回路図例を示す。蛍光ランプヒータにはその温度を検
出するためのサーミスタ104が装着されている。図1
3においてサーミスタ104の抵抗値Rtは低温時は大
きい。Rt,R0,R1,R2はブリッジ回路となって
おり、Rt>R0の時にはコンパレータ1701の出力
はロウレベルとなり、トランジスタ1702がオンとな
って蛍光ランプヒータ103に電流が流れる。温度が上
昇してRt<R0となると、コンパレータ出力はハイレ
ベルとなり、トランジスタ1702はオフとなって蛍光
ランプヒータ103に電流は流れなくなる。抵抗170
3は回路を安定動作させるためにコンパレータのヒステ
リシスをつくる抵抗である。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】蛍光ランプは劣化が進
んで寿命末期になると、発光効率が低下して、点灯中の
光量が所望光量に達しない場合が発生するようになる。
光量が所望値よりも多少は小さくても読み取りは可能で
あるが、一定光量制御ができないので、読み取り画像の
濃度の変動が発生する。また、光量が所望値よりも小さ
ければ、画像読み取り手段のCCDなどの読み取り素子
に入力される信号が小さくなるので、その分画像信号の
SN比が悪化し、読み取り画像品質が悪化する。そこ
で、所望光量が得られているかという点で、蛍光ランプ
の寿命を判断する方法がある。すなわち図7でいえば、
コンパレータ1203の出力を見て、蛍光ランプ光量が
所望光量に達したという信号が来ているかどうかという
ことから、蛍光ランプの寿命がまだだいじょうぶかとい
うことを光量コントローラ1204が判断する方法が考
えられる。あるいは光量コントローラの出力のPWMを
見てランプの劣化を判断する方法もある。特開昭57−
46496にその方法が開示されている。これらいずれ
かの方法で蛍光ランプの寿命をユーザが知ることができ
れば、ユーザは、その指示に従って蛍光ランプを新品に
交換して良好な読み取り画像品質を確保することもでき
るし、あるいは画像品質にはこだわらないで、蛍光ラン
プが点灯不能となって完全に寿命を全うするまで使い続
けるという選択もできる。
【0023】この解決策の1つとして、光量を一定に制
御しておいて画像読み取り中に光源の温度あるいは電流
値を監視していて、それが所定値を超えるかどうかによ
って光源の寿命を判断する方法が提案されている。
【0024】この方法だと確実に光源の寿命を検出する
ことができるものの、寿命の検出結果が表示されるのは
画像読み取り中あるいはそれ以降となる。従ってその画
像読み取り時のプリントは正しい光量では行われないの
でその時に消費されたプリントは無駄となってしまう。
【0025】本発明はかかる従来技術の課題を解決する
ためになされたものであて、その目的とするところは、
光源の寿命末期までは一定の安定した光量を供給すると
ともに、電源投入時から光源が寿命末期にあるか否かを
知り、交換の目安を得ることができる画像読み取り装置
を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本出願に係る第1の発明は、原稿に照射する光を発
生する光源と、その光源の光量を検出する光量検出手段
と、前記光量検出手段で検出される光量を一定の光量に
制御する光量制御手段と、光源に供給する電流または電
力を検出する電流または電力検出手段と、原稿から反射
した光を読み取って画像信号を出力する画像読み取り手
段と、前記光源の劣化を検出する光源劣化検出手段と、
を備えた画像読み取り装置において、前記光源劣化検出
手段は、電源投入時に光源を所定の光量となるように点
灯させ、その時の光源の電流または電力値を検出し、そ
れが所定値を超えているか否かによって光源の劣化を検
出することを特徴とする。
【0027】このようにすれば、光源のばらつきあるい
は光源に供給される電流または電力の装置ごとのばらつ
きがあったとしても、光源の寿命末期までは一定の安定
した光量を供給することにより安定した読み取り画像品
質の確保が可能であり、かつ光源の劣化を検出すること
により電源投入時から光源が寿命末期にあるか否かを知
り、交換の目安を得ることができる。
【0028】さらに本出願に係る第2の発明は、第1の
発明において、前記光源の温度を検出する温度検出手段
と、前記光源の温度を制御する温度制御手段と、電源投
入時には前記温度制御手段を作動させて所定温度範囲内
に達してから前記光源を点灯する制御を行う予熱制御手
段とを備えたことを特徴とする。
【0029】このようにすれば、光源は常に同じ温度条
件で点灯し、光源に供給される電流値または電力値の環
境によるばらつきが少なくなるので、より正確に光源の
劣化を検出することができる。
【0030】本発明に係る第3の発明は、第1又は第2
の発明において、前記光源劣化検出手段は、画像読み取
り中に光源の電流値または電力値を検出し、それが所定
値を超えているか否かによっても光源の劣化を検出する
ことを特徴とする。
【0031】このようにすれば、画像読み取り中にも光
源の劣化を検出することができるので、より確実に光源
の劣化を知ることができる。
【0032】本発明に係る第4の発明は、原稿の画像を
読み取る画像読み取り部と、前記画像読み取り部におい
て読み取られた画像に基づいて記録材に画像を形成する
画像形成部とを備えた画像形成装置において、前記画像
読み取り部に第1乃至第3の発明に係る画像読み取り装
置を備えたことを特徴とする。
【0033】このようにすれば、光源のばらつきあるい
は光源に供給される電流または電力の装置ごとのばらつ
きがあったとしても、光源の寿命末期までは一定の安定
した光量を供給することにより安定した読み取り画像品
質の確保に基づく高品位の画像形成が可能であり、かつ
光源の劣化を検出することにより電源投入時から寿命末
期にあるか否かを知り、交換の目安を得ることができ
る。また、電源投入時に光源の劣化を検出するので、光
量不足の状態での無駄な画像形成による記録材の無駄な
消費を防止することができる。さらに、画像読み取り中
にも光源の劣化を検出することにより、画像形成中に光
量が不足して画像形成が無駄になることもない。
【0034】
【発明の実施の形態】図1に本発明に係る画像形成装置
としての複写機の画像読み取り部(画像読み取り装置)
おける、蛍光ランプ調光回路の実施例を示す。
【0035】図1おいて、光源としての蛍光ランプ20
1の光量を、蛍光ランプの近くに配置した調光センサ基
板204上のフォトダイオード(光量検出手段)202
によって検出する。その光量信号はプリアンプ203で
微小電流信号から電圧信号に変換されてアンプ206に
入力される。アンプ206は付随する可変抵抗器によっ
て、光量信号を適正な電圧に調整し、コンパレータ20
7の比較入力に送る。
【0036】CPU208は光量基準信号指定値を切り
替えてコンパレータのもう一方の比較入力に送る。この
切り替えは、例えば読取り画像の反射率が特に高い時に
光量を特別に落とす場合に切り替えるための手段であ
り、読取り光量が一定値でよければ、この切り替えは必
要はない。
【0037】コンパレータ207は光量基準信号を、ア
ンプ206からの光量信号と比較し、比較結果をフリッ
プフロップ209に出力する。
【0038】調光ロジック回路(光量制御手段)217
はゲートアレイ等で構成され、その中のフリップフロッ
プ209はSYNC信号に同期してコンパレータ207
からの光量比較信号を出力する。UP/DOWNカウン
タ210は光量比較信号の結果に従って、光量が光量基
準信号に満たない時には、カウンタの値を所定値増加さ
せる。光量が光量基準信号以上の時には、カウンタの値
を所定値減少させる。ここで増加あるいは減少させる所
定値は通常は±1であり、点灯初期時には例えば±16
とする。
【0039】ダウンカウンタ211はUP/DOWNカ
ウンタ210の値を、SYNC信号に同期してロウドし
所定クロックでダウンカウントする。ロウドしてからキ
ャリーが出るまでの期間は、出力PWM信号はハイレベ
ルとなり、それ以外の期間はロウレベルとなる。
【0040】CPU208はUP/DOWNカウンタ2
08の値を随時読取ることができる。
【0041】CPU208はまた、UP/DOWNカウ
ンタ208に直接に任意の値を書込むこともできる。特
に点灯開始時には、光量の立ち上がりと光量安定が早く
なるように、適切な初期値を与えることが有効である。
【0042】調光ロジック回路217には、点灯前の蛍
光ランプ電極予熱の制御信号をつくる回路(予熱制御手
段)218も含まれる。
【0043】インバータ212は蛍光ランプ点灯前には
予熱制御信号に従って蛍光ランプ201の電極を予熱
し、その後にPWM信号に従って点灯する。蛍光ランプ
201は、PWM信号はハイレベルの期間だけ点灯しロ
ウレベルの期間は消灯する。
【0044】蛍光ランプには、点灯前の温度を所定値に
保持するためのヒータ213が装着される。ヒータには
さらに温度検出のためのサーミスタ(温度検出手段)2
14が装着されサーミスタ214の抵抗値に対応する電
圧がADコンバータ215に入力される。CPU(温度
制御手段)208はADコンバータ215から読み取っ
た電圧値から温度を検知して、検出温度が所定温度未満
の時にはヒータON信号を出力し、検出温度が所定値以
上の時にはヒータOFF信号を出力する。ドライバ21
6はCPU208のヒータON/OFF信号に従ってヒ
ータに電流を供給したり、電流供給を中断したりする。
温度制御値は一定の場合もあるが、温度制御値を蛍光ラ
ンプの累積使用時間や、ランプ電流値によって、最適値
に制御する方法もある。
【0045】蛍光ランプ201から出力された光は図5
で説明したように、原稿面で反射してCCD(画像読み
取り手段)に入力され、アナプロ(アナログプロセッサ
回路)によってレベル補正をされ、AD変換されて、プ
リンタ(画像形成部)へ出力される。
【0046】CPU(電流または電力検出手段,光源劣
化検出手段)208は蛍光ランプ点灯中は所定時間毎に
UP/DOWNカウンタ210の値を読み取って、もし
その値がPWM信号の100%に相当する値に近い値で
あった場合には、蛍光ランプの交換を催促するための警
告信号を出力する。
【0047】図2に装置の電源投入時の各信号のタイム
チャームを示す。電源が投入されたらまず所定温度以上
になるまで蛍光ランプヒータを通電する。所定温度以上
になったらランプヒータを切って、光源を予備点灯す
る。このように点灯前にランプヒータでウォームアップ
すると光源はいつも同じ条件で点灯するので、電流値の
環境によるばらつきが小さくなる。点灯すると光量はす
ぐに所望光量に達した後安定する。それに対し蛍光灯P
WM信号デューティ値すなわち蛍光灯管電流値は、温度
変化とそれに伴う水銀蒸気圧変化によって変動する。点
灯開始から所定時間後にUP/DOWNカウンタ210
の値を読み取る。もしその読み取り値が所定値、例えば
PWM信号のデューティ70%に相当する値を超えてい
た場合には、蛍光ランプの交換を催促するための警告信
号を出力する。
【0048】それと同じタイミングで同じ光を白色板に
照射して、反射光をCCDで読み取ってシェーディング
補正を行ってもよい。またさらにカラー画像読み取り装
置の場合には、その読み取り値からRGBのカラーバラ
ンス補正を行うことも有効な手法である。
【0049】その後読取り装置は読取りコマンド待ちの
スタンバイ状態となる。この間は蛍光灯温度は、ランプ
ヒータによって、所定温度になるように制御される。画
像読取りコマンドをうけると、蛍光灯を点灯して画像を
読み取る。蛍光灯を点灯している期間には、CPU20
8は一定時間ごとに蛍光灯PWM信号デューティ値を読
み取って、それが100%に達していないから監視す
る。100%に達していた場合には、蛍光ランプの交換
を催促するための警告信号を出力する。
【0050】電源投入時に読み取ったデューティが例え
ば70%であったとして、その後の画像読取り時には、
光量が一定に制御されていたとすると、その時の動作状
態、環境温度条件等によって、デューティ値は変動す
る。そのデューティ変動があったとしても、デューティ
が100%に達しなければ光量は一定に制御される。つ
まり、この所定値として一定光量制御時のデューティ変
動を見越した適切な数値を決めておけば、この電源投入
時に読取ったデューティ値が所定値以下であれば、その
後の読取り時におけるデューティ値は100%に達しな
いことをある程度保証することができる。すなわち、電
源投入時にデューティ値が所定値以上の警告が発せられ
なければ、その後の読取り動作中に一定光量が保持でき
なくなることはほとんどなくなる。しかしそれでも、電
源投入後蛍光灯の寿命が進むほど長い時間電源を切らな
いでいたり、長い時間連続して読取りを行って、温度上
昇によって著しく発光効率が低下したり、環境温度が著
しく高くて発光効率が低下したりした場合には、デュー
ティ値が100%に達してそれ以上は一定光量を維持す
ることができなくなる。その場合には、従来どおりの読
取り中にデューティが100%に達したという検出を行
って、蛍光ランプの交換を催促するための警告信号が発
せられることになる。
【0051】使用者は、蛍光ランプの交換を催促するた
めの警告信号が発せられたら、良好な読み取り画像品質
を維持するためにすぐに蛍光ランプを交換することもで
きるし、あるいは画像品質劣化を気にしないで読み取り
不可の表示が発せられるまで、あるいは蛍光ランプが点
灯しなくなるまで使用するという選択もできる。
【0052】
【発明の効果】本出願の画像読取り装置によれば、光源
のばらつきあるいは光源に供給される電流または電力の
装置ごとのばらつきがあったとしても、光源の寿命末期
までは一定の安定した光量を供給することにより安定し
た読み取り画像品質の確保が可能であり、かつ光源の劣
化を検出することにより電源投入時から光源が寿命末期
にあるか否かを知り、交換の目安を得ることができる。
使用者は光源が交換時期になっていても暫くの間は、光
源の新品時と同等の読取り画質は保証されないものの、
一定の安定光量で画像読取りを継続できる。
【0053】また、複写機等の画像形成装置で使用する
場合には、光源のばらつきあるいは光源に供給される電
流または電力の装置ごとのばらつきがあったとしても、
光源の寿命末期までは一定の安定した光量を供給するこ
とにより安定した読み取り画像品質の確保に基づく高品
位の画像形成が可能であり、かつ光源の劣化を検出する
ことにより電源投入時から寿命末期にあるか否かを知
り、交換の目安を得ることができる。また、電源投入時
に光源の劣化を検出するので、光量不足の状態での無駄
な画像形成による記録材の無駄な消費を防止することが
できる。さらに、画像読み取り中にも光源の劣化を検出
することにより、画像形成中に光量が不足して画像形成
が無駄になることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施形態に係る画像読み取り装
置の制御回路ブロック図である。
【図2】図2は本発明の実施形態に係る装置の電源投入
時の各信号のタイミング図である。
【図3】図3は画像読み取り装置用の蛍光ランプの断面
図である。
【図4】図4は画像読み取り装置用の蛍光ランプの側面
図である。
【図5】図5は画像読み取り装置の光学系構成図であ
る。
【図6】図6は蛍光ランプの水銀水蒸気と発光効率との
関係を示すグラフである。
【図7】図7は蛍光ランプ調光回路のブロック図であ
る。
【図8】図8は蛍光ランプの周辺図である。
【図9】図9は光量制御回路の働きを説明するタイミン
グ図である。
【図10】図10は蛍光ランプの点灯累積時間と光量、
管電流、発光効率の関係を示す図である。
【図11】図11は蛍光ランプ管電流と管温度の関係を
示す図である。
【図12】図12は蛍光ランプヒータを装着した蛍光ラ
ンプの周辺図である。
【図13】図13は一般的な蛍光ランプヒータの温度制
御回路図である。
【符号の簡単な説明】
201 蛍光灯 202 フォトダイオード 208 CPU 213 ヒータ 214 サーミスタ 217 調光ロジック回路 218 予熱制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に照射する光を発生する光源と、 その光源の光量を検出する光量検出手段と、 前記光量検出手段で検出される光量を一定の光量に制御
    する光量制御手段と、 光源に供給する電流または電力を検出する電流または電
    力検出手段と、 原稿から反射した光を読み取って画像信号を出力する画
    像読み取り手段と、 前記光源の劣化を検出する光源劣化検出手段と、を備え
    た画像読み取り装置において、 前記光源劣化検出手段は、電源投入時に光源を所定の光
    量となるように点灯させ、その時の光源の電流または電
    力値を検出し、それが所定値を超えているか否かによっ
    て光源の劣化を検出することを特徴とする画像読み取り
    装置。
  2. 【請求項2】 前記光源の温度を検出する温度検出手段
    と、 前記光源の温度を制御する温度制御手段と、 電源投入時には前記温度制御手段を作動させて所定温度
    範囲内に達してから前記光源を点灯する制御を行う予熱
    制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の画
    像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記光源劣化検出手段は、画像読み取り
    中に光源の電流値または電力値を検出し、それが所定値
    を超えているか否かによっても光源の劣化を検出するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の画像読み取り装
    置。
  4. 【請求項4】 原稿の画像を読み取る画像読み取り部
    と、 前記画像読み取り部において読み取られた画像に基づい
    て記録材に画像を形成する画像形成部とを備えた画像形
    成装置において、 前記画像読み取り部に請求項1乃至3記載の画像読み取
    り装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP10256039A 1998-08-26 1998-08-26 画像読み取り装置及び画像形成装置 Withdrawn JP2000078362A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002048708A (ja) * 2000-07-31 2002-02-15 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 青果物内部品質評価装置における暖機運転方法
JP2002131218A (ja) * 2000-10-20 2002-05-09 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 青果物内部品質評価装置における暖機運転方法

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