JP2001160888A - 画像読み取り装置及び複写機 - Google Patents

画像読み取り装置及び複写機

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JP2001160888A
JP2001160888A JP34460299A JP34460299A JP2001160888A JP 2001160888 A JP2001160888 A JP 2001160888A JP 34460299 A JP34460299 A JP 34460299A JP 34460299 A JP34460299 A JP 34460299A JP 2001160888 A JP2001160888 A JP 2001160888A
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Japan
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temperature
fluorescent lamp
image reading
lamp
light
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JP34460299A
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Seiichiro Satomura
誠一郎 里村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源の加熱を適切に行うことができ、もって
短時間で光源の光量変化、光量分布を安定させることが
できる画像読み取り装置、及び該画像読み取り装置を備
えた複写機を提供する。 【解決手段】 蛍光灯1206の電源投入時に第1の温
度が第1の所定温度未満であるとき、即ち環境温度が比
較的低いときは、蛍光灯1206を待機予熱すると共
に、点灯前予熱するので、環境温度が比較的低いときで
も、赤外線の発生を防止し、更に、ランプヒータサーミ
スタ214の第3の温度が第2の所定温度未満の場合
は、ランプヒータ213をONにすることにより、蛍光
灯1206の管全体を均一に加熱することができ、赤外
線の発生を防止する。また、蛍光灯1206の電源投入
時に第1の温度が第1の所定温度以上であるとき、即ち
環境温度が比較的高いときは、蛍光灯1206を点灯前
予熱することにより、短時間での簡単な予熱で蛍光灯1
206の光量変化、光量分布を安定させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読み取り装
置、及び該画像読み取り装置を備えた複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機は画像読み取り装置を有し、該画
像読み取り装置は光源として蛍光灯1206を有する。
【0003】図10は、従来の画像読み取り装置用の蛍
光灯の中央断面図、図11は、図10の蛍光灯の部分切
欠き側面図である。図10及び図11において、蛍光灯
1206はガラス管801を有し、ガラス管801の中
には、水銀ガス及び希ガス901がガラス管801両端
の口金902によって封入されている。さらに、ガラス
管801の両端には、電子放射物質を塗布したタングス
テンコイルの電極903が設けられており、電極903
はステム904によって支持されている。口金902に
は電流を供給するための導電部905が設けられてい
る。また、ガラス管801の内側には、ガラス管801
の内部で発生した光を反射する反射膜804が塗布さ
れ、反射膜804の内側には蛍光体803が塗布されて
いる。ガラス管801の側面のアパーチャ部805に
は、反射膜804及び蛍光体803は塗布されずに光学
的開口部を構成するので、アパーチャ部805では光は
透過する。
【0004】蛍光灯1206を点灯すると、電極903
から放出された電子が水銀電子に衝突し、水銀電子は励
起されて紫外線を放射する。この紫外線がガラス管80
1内壁の蛍光体803によって蛍光体803特有の波長
の可視光に変換される。ガラス管801の内部で発生し
た光は、反射膜804で反射され、アパーチャ部805
から出射される。この反射膜804とアパーチャ部80
5の働きによって、図10の矢印方向に強い光が出射さ
れる。
【0005】図12は、図10の蛍光灯1206の斜視
図である。
【0006】図12において、蛍光灯1206はソケッ
ト1301によって支持されており、ソケット1301
上のピンから電流が供給される。蛍光灯1206は必要
方向にアパーチャ部805が設けられており、図12で
は矢印方向に強い光が出射され、その逆方向には相対的
に弱い光が放出される。
【0007】蛍光灯1206は、その光量を測定するた
めに蛍光灯光量センサ1201を有する。この光量セン
サ1201にはフォトダイオード等が使用され、蛍光灯
1206の光量に比例した電流を出力する。
【0008】画像読み取り装置において、ガラス管80
1のアパーチャ部805から出射された光は、集光ミラ
ーで反射して、プラテンガラス上の原稿の読み取りライ
ン付近に照射される。原稿の読み取りラインから反射さ
れた光はミラー及びレンズを介して画像読み取り用CC
Dに導かれる。
【0009】蛍光灯1206の光量は、前記のとおりガ
ラス管801内の励起された水銀原子から放射される紫
外線の量に依存し、蛍光灯1206に投入された電力と
発光効率との積で表わされる。ここで、発光効率は、水
銀原子密度が低くなると電子の衝突により励起される原
子の数の減少のために小さくなり、逆に水銀原子密度が
高くなると光子の再吸収確率の増加のためにやはり小さ
くなり、発光効率が最大になる水銀蒸気圧が存在する。
また、水銀蒸気圧はガラス管801の両端内部の温度の
最も低い部分の温度(最冷部温度)に依存し、発光効率
が最大となる最冷部温度が存在する。
【0010】図13は、図11の蛍光灯1206の最冷
部温度又は水銀蒸気圧と発光効率との関係を示すグラフ
である。
【0011】発光効率が最大となる水銀蒸気圧はガラス
管801の内径によって異なり、例えばガラス管801
の内径が15mmの場合には発光効率が最大となる水銀
蒸気圧は約1Pa、その時の最冷部温度は約44℃程度
である。通常、照明用の蛍光灯1206は使用環境温
度、例えば25℃において点灯した時に、自身の発熱と
放熱により熱安定状態に達した時の最冷部温度が前記最
適最冷部温度となるように設計されている。
【0012】図14は、図11の蛍光灯1206の光量
制御回路のブロック図である。
【0013】蛍光灯1206の光量制御回路は、蛍光灯
光量センサ1201で得られた光量測定値をアンプ12
02、コンパレータ1203、光量コントローラ120
4、インバータ1205を介して蛍光灯1206にフィ
ードバックすることにより、蛍光灯1206の光量が一
定となるように制御している。
【0014】図14において、光センサ1201から出
力された光量信号はアンプ1202で電圧値に変換され
増幅される。コンパレータ1203は、観測された光量
相当の電圧値と、所望光量相当の電圧値とを比較しその
結果を出力する。光量コントローラ1204はパルス幅
変調(PWM)信号を出力する。
【0015】光量コントローラ1204によって出力さ
れたPWM信号は、図15に示すように同期(SYN
C)信号に位相同期して制御される。
【0016】図15は、図14の光量制御回路の動作を
説明するためのタイミングチャートであり、(a)は蛍
光灯1206の光量が適正な場合、(b)は蛍光灯12
06の光量が小さい時に電流値を大きくした場合、
(c)は蛍光灯1206の光量が大きい場合に電流値を
小さくした場合を示す。
【0017】蛍光灯1206の光量が適正な場合は、図
15(a)に示すようにデューティが適正な値になり、
蛍光灯1206の光量が所望光量よりも小さい場合、図
15(b)に示すようにデューティが大きくなり、蛍光
灯1206の光量が所望光量よりも大きい場合、図15
(c)に示すようにデューティが小さくなるように制御
される。
【0018】インバータ1205は、入力されるPWM
信号が「H」レベルの時に、PWM信号よりも充分に高
い周波数(一般的には10倍〜100倍程度)で蛍光灯
1206に交流電流、即ちランプ電流を供給して蛍光灯
1206を点灯し、「L」レベルの時はランプ電流を遮
断して蛍光灯1206を消灯するように制御される。こ
の点灯/消灯がPWM信号の周期に従って繰り返され
る。PWM信号の周波数は蛍光灯1206の点灯/消灯
の光学的応答周波数よりも大きい。つまり電気的にはP
WM信号の周期に従って点灯/消灯が繰り返されるが、
見かけ上はそれを平均した電流値に相当する一定の光量
で点灯しているように見える。
【0019】以上のようにして、蛍光灯1206は、点
灯/消灯のサイクルのデューティの制御によって、その
光量が一定となるように制御される。
【0020】蛍光灯1206の光量は、ガラス管801
内電流のON/OFFに伴って図15のように変動す
る。電流が流れない期間には、蛍光体803の残光性に
よってある程度の発光はあるものの、光量は小さくな
る。但し、蛍光灯1206の種類によっては、この光量
変動幅は小さくて、画像読み取り上問題ない場合もあ
る。
【0021】一方、CCDのような画像読み取り素子
は、SYNC信号の1周期、つまり1走査期間の間中、
読み取った画像情報を電荷として蓄積する。つまり、C
CDの出力は、1走査期間の光量を積分した大きさの出
力値となる。従って、蛍光灯1206の点滅とCCDの
走査が同一周期で同期していれば、一定したCCD出力
が得られる。
【0022】画像読み取り装置の光源として蛍光灯12
06を使用する場合、点灯後は光量は速く必要値に到達
すべきである。また、光量が必要値に到達した後は、光
量は安定している必要があり、さらに光量分布特性又は
発光スペクトルも安定している方がよい。さもないと、
連続して何枚もの画像読み取りを実行するために蛍光灯
1206を連続点灯する時に、最初の原稿と最後の原稿
とで濃度が違ったり、濃度ムラが発生したり、色ずれが
発生したりすることになる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図16
及び図17を用いて以下に詳細に説明するように、蛍光
灯1206では、点灯直後から熱的安定状態に達するま
での数十秒間は、温度不均一による水銀蒸気圧の不安定
さ、水銀原子の移動等により、光量、光量分布、発光ス
ペクトルは不安定となって変化する。
【0024】図16は、白色蛍光灯の点灯直後の発光ス
ペクトルを示すグラフであり、図17は、白色蛍光灯の
点灯後所定時間経過後の発光スペクトルを示すグラフで
ある。
【0025】図16において、蛍光灯1206の赤外線
発生は、本来は水銀に衝突すべき放電電子が希ガスに衝
突することにより発生する。ある一定以上の水銀蒸気圧
の時には、電子の衝突エネルギーが小さいので、赤外線
は発生しない。水銀蒸気圧がそれよりも低いときには電
子の衝突エネルギーが大きくなって、赤外線が発生す
る。点灯直後は水銀蒸気圧が低いので、前記赤外線が発
生する。波長750〜1000nmの赤外線が発生する
と、白黒画像読み取り装置の場合には、原稿の朱肉色部
分の画像を正しく読み取ることができなくなるので、点
灯直後の画像読み取り精度に悪影響を及ぼす。因みに、
点灯後所定時間経過後は、図17に示すように波長75
0〜1000nmの赤外線は発生しなくなる。
【0026】次いで、図18を参照してカラー画像読み
取り用CCDのBlue、Green、Redの感度特性の発光スペ
クトルを説明する。
【0027】図18は、カラー画像読み取り用CCDの
分光感度特性を示すグラフである。
【0028】図18では、Blue、Green、Redのいずれも
波長700nm以上で感度が高くなっている。これは、
カラー画像読み取り用CCDに使用されているカラーフ
ィルタが赤外線を透過していることを示す。従って、赤
外線が発生する光源を使用すると、カラー画像読み取り
用CCDの色再現精度は著しく低下する。この対策とし
て、赤外線をカットする光学フィルタをCCDの前に装
着することが考えられるが、この方法では、CCDに入
る光量がやや低下するし、コストも上昇する。
【0029】図19は、点灯中の蛍光灯1206におけ
るガラス管面の温度分布を示すグラフである。蛍光灯
は、白熱電球よりは発光効率が良いとはいうものの、消
費電力のうちの80%以上は熱エネルギーとなるため、
ガラス管中央部では電力又は電流が大きいほど温度が高
い。また最冷部であるガラス管端部では放電や発光がな
いのでガラス管中央部よりは温度が低くなり、更に電極
付近では電極の発熱によってガラス管中央部よりも温度
が高くなる。図19によると、点灯中の蛍光灯のガラス
管面は電極付近が最も高い。これにより、蛍光灯の温度
分布特性に悪影響を及ぼし、ひいては画像読み取り時に
赤外線による色再現性に悪影響を及ぼすという問題点が
生じる。
【0030】本発明の目的は、光源の加熱を適切に行う
ことができ、もって短時間で光源の光量変化、光量分布
を安定させることができる画像読み取り装置、及び該画
像読み取り装置を備えた複写機を提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の画像読み取り装置は、原稿に照射す
る光を発生する光源と、前記原稿から反射した光を読み
取って画像信号を出力する画像読み取り手段とを備える
画像読み取り装置において、前記光源近傍の第1の温度
を検出する第1の温度検出手段と、前記画像読み取り装
置の電源投入時において前記第1の温度に応じて、前記
光源を予熱する予熱制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0032】請求項2記載の画像読み取り装置は、請求
項1記載の画像読み取り装置において、前記予熱制御手
段は、前記第1の温度が第1の所定温度以上のとき、前
記光源を点灯前予熱することを特徴とする。
【0033】請求項3記載の画像読み取り装置は、請求
項1記載の画像読み取り装置において、前記予熱制御手
段は、前記第1の温度が第1の所定温度未満のとき、前
記光源を待機予熱すると共に点灯前予熱することを特徴
とする。
【0034】請求項4記載の画像読み取り装置は、請求
項3記載の画像読み取り装置において、前記光源近傍以
外の第2の温度を検出する第2の温度検出手段と、前記
光源を加熱する加熱手段とを備え、前記予熱制御手段
は、前記第2の温度が第2の所定温度未満のとき、前記
加熱手段を作動させることを特徴とする。
【0035】請求項5記載の画像読み取り装置は、請求
項2乃至4のいずれか1項に記載の画像読み取り装置に
おいて、前記第1の所定温度は室温より高い温度である
ことを特徴とする。
【0036】請求項6記載の画像読み取り装置は、請求
項4又は5記載の画像読み取り装置において、前記第2
の所定温度は前記第1の所定温度より高いことを特徴と
する。
【0037】請求項7記載の画像読み取り装置は、請求
項1乃至6のいずれか1項に記載の画像読み取り装置に
おいて、前記光源が蛍光灯からなることを特徴とする。
【0038】上記目的を達成するために、請求項8記載
の複写機は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画
像読み取り装置を備えることを特徴とする。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0040】図1は、本発明の実施の形態に係る複写機
の概略構成図である。本複写機は、画像読み取り装置と
してのリーダ部1と、プリンタ部2とを備える。リーダ
部1において、原稿給送装置101上に載置された原稿
1004は、1枚づつ順次原稿台プラテンガラス面10
03上に搬送される。原稿1004がプラテンガラス面
1003の所定位置へ搬送されると、蛍光灯1206が
点灯し、スキャナユニット1012が原稿を照射しなが
ら移動する。原稿1004の反射光は、ミラー100
6,1007,1008及びレンズ1009を介して画
像読み取り用CCD1010に入射する。CCD101
0に照射された原稿の反射光は、光電変換され、その電
気信号は図示しない画像処理部へ電送される。
【0041】各種操作部で設定された画像処理を施す後
述の画像処理部は外部切り換え回路を有しており、リー
ダ部1からの信号をプリンタ部2又は図示しない外部装
置へ切り換えるセレクター機能を有している。
【0042】プリンタ部2において、レーザドライバ3
21は、リーダ部1から出力された画像データに応じた
レーザ光をレーザ発光部301に発光させる。このレー
ザ光は感光ドラム302に照射され、感光ドラム302
にはレーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ドラ
ム302の潜像の部分には現像器303によって現像剤
が付着される。レーザ光の照射開始と同期したタイミン
グでカセット304及びカセット305のいずれかから
記録紙を給紙して転写部306へ搬送し、感光ドラム3
02に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤が
転写された記録紙は定着部307に搬送され、定着部3
07の熱と圧力により現像剤は記録紙に定着される。定
着部307を通過した記録紙は排出ローラ308によっ
て排出される。更に両面記録が設定されている場合には
排出ローラ308の回転方向を逆転させ、フラッパ30
9によって再給紙搬送路310へ導く。再給紙搬送路3
10へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写部3
06へ給紙される。
【0043】感光ドラム302は、感度が環境温度によ
り変化するので、感度の変化を防止するため感光ドラム
302の内側には、ドラムヒータ311と、感光ドラム
302周辺温度を検知するためのサーミスタ312とが
設けられている。 感光ドラム302周辺温度が所定値
よりも低い時にはドラムヒータ311に通電される。感
光ドラム302内のサーミスタ312は、その設定値を
後述する制御装置によって設定することができる。
【0044】前記複写機は、リーダ部1とプリンタ部2
とが1つの機体に納められているが、リーダ部1とプリ
ンタ部2とがそれぞれ独立して設けられ、それらが互い
に通信線で結ばれていてもよい。
【0045】以下、図2を参照して本発明の実施の形態
に係る画像読み取り装置としてのリーダ部1を詳細に説
明する。
【0046】図2において、ガラス管801のアパーチ
ャ部805から出射された光は、集光ミラー1001,
1002で反射して、プラテンガラス1003上の原稿
1004の読み取りライン1005付近に照射される。
原稿の読み取りライン1005から反射した光は、ミラ
ー1006,1007,1008及びレンズ1009を
介してCCD1010に導かれる。ガラス管801の背
面から放出された光が直接原稿1004に照射されない
ように、遮光板1011が設けられている。ガラス管8
01、集光ミラー1001,1002、遮光板1011
は1つのスキャナユニット1012として原稿面を移動
する。スキャナユニット1012の移動に合わせてミラ
ー1007,1008は、読み取りライン1005から
CCD1010までの光路長が一定に保たれるように移
動する。
【0047】図3は、図2の画像読み取り装置における
蛍光灯1206の斜視図である。
【0048】蛍光灯1206はソケット1301によっ
て支持されており、アパーチャ部805の反対側におい
てガラス管801を覆うようにランプヒータ213を有
する。蛍光灯1206は、更に、その光量を測定するた
めに蛍光灯光量センサ1201と、ランプヒータ213
の温度を検出するランプヒータサーミスタ214とを有
する。光量センサ1201にはフォトダイオード等が使
用され、蛍光灯1206の光量に比例した電流を出力す
る。
【0049】図4は、図3の蛍光灯1206の制御回路
のブロック図である。
【0050】図4において、蛍光灯1206の光量を、
蛍光灯1206の近くに配置した調光センサ用基板20
4上のフォトダイオード202によって検出する。その
光量信号はプリアンプ203で微小電流信号から電圧信
号に変換されてアンプ206に入力される。アンプ20
6は、付随する可変抵抗器によって光量信号を適正な電
圧に調整し、コンパレータ207の一方の比較入力に送
る。
【0051】CPU208は、光量基準信号指定値を切
り替えてコンパレータ207の他方の比較入力に送る。
この切り替えは、例えば読取り画像の反射率が特に高い
時に光量を特別に落とす場合に切り替えるための手段で
あり、読取り光量が一定値でよければ、この切り替えは
必要ない。
【0052】コンパレータ207は、光量基準信号をア
ンプ206からの光量信号と比較し、比較結果をフリッ
プフロップ209に出力する。
【0053】調光ロジック回路217はゲートアレイ等
で構成され、その中のフリップフロップ209はSYN
C信号に同期してコンパレータ207からの光量比較信
号を出力する。UP/DOWNカウンタ210は光量比
較信号の結果に従って、光量が光量基準信号に満たない
時には、カウンタ値を所定値増加させる。光量が光量基
準信号以上の時には、カウンタ値を所定値減少させる。
【0054】DOWNカウンタ211は、UP/DOW
Nカウンタ210の値をSYNC信号に同期してロード
し、所定クロックでDOWNカウントする。ロードして
からキャリーが出るまでの期間は出力PWM信号はハイ
レベルとなり、それ以外の期間はローレベルとなる。
【0055】CPU208はUP/DOWNカウンタ2
10の値を随時読取ることができる。また、逆にCPU
208はUP/DOWNカウンタ210に所望の値を随
時書込むことができる。さらに、CPU208はUP/
DOWNカウンタ210のカウント動作を停止すること
ができる。よって、CPU208は、例えばPWM信号
のデューティが10%に相当する値をUP/DOWNカ
ウンタ210に書込んでUP/DOWNカウンタ210
を停止させると、蛍光灯1206は10%の一定デュー
ティ値、即ち一定電流値にて点灯する。
【0056】調光ロジック回路217は、点灯前の蛍光
灯1206の電極予熱の制御信号をつくる回路を含む。
インバータ212は、蛍光灯1206の点灯前には予熱
制御信号に従って蛍光灯1206の電極を予熱し、その
後にPWM信号に従って点灯する。蛍光灯1206は、
PWM信号がハイレベルの期間だけ点灯しローレベルの
期間は消灯する。
【0057】サーミスタ214の検出温度は、A/Dコ
ンバータ215を介してCPU208に送出され、CP
U208は、ドライバ216を介してランプヒータ21
3の温度制御値を指示する。この温度制御値は一定であ
ってもよい。
【0058】原稿1004で反射された光はCCD10
10で受光され、アナログ画像処理部221でゲイン補
正された後、A/Dコンバータ222でデジタル信号化
され、デジタル画像処理部223でシェーディング補正
や色補正、濃度補正等が行われる。デジタル画像処理部
223で処理された電気信号はプリンタ部2に送出され
る。
【0059】図5は、図4におけるインバータ212の
ブロック図である。
【0060】図5において、電力は直流電源1901に
よって供給される。ドライブ回路1902は、蛍光灯1
206の点灯周波数を生成している発振器1910の信
号に従ってスイッチ回路を開閉する。トランス1903
によって、蛍光灯1206の点灯に必要な交流電圧が生
成される。チョークコイル1904は、蛍光灯1206
の管電流を制御する。交流スイッチ1905は、内蔵す
るトランジスタやダイオードブリッジの働きでPWM信
号に従って蛍光灯1206の管電流の出力をON/OF
Fする。このスイッチング周波数は、前述したように発
振器1910の周波数よりも十分大きい。発振器190
6、ドライブ回路1907、トランス1908は予熱電
流供給用のインバータである。ドライブ回路1907
は、そのブロック図が図6に示され、電圧フォロア20
01は入力された電圧に等しい電圧を出力する。
【0061】以上の構成において、蛍光灯1206の2
つの電極部には、点灯直前には予熱制御信号に比例した
交流予熱電流が供給される。さらに、蛍光灯1206の
両端の電極間に電圧がかかって放電、即ち点灯が開始さ
れる。
【0062】またこの回路によると、非点灯時において
も、予熱制御信号に対応した予熱電流を蛍光灯1206
の2つのそれぞれの電極に流すことができる。
【0063】図7は、ランプヒータ213の温度制御回
路及び蛍光灯1206の電極の予熱制御回路のブロック
図である。
【0064】図7において、サーミスタ214とランプ
ヒータ213は蛍光灯1206になるべく近い位置に装
着される。サーミスタ214は抵抗301との抵抗比に
よって蛍光灯1206の温度に相当する電圧を出力す
る。この回路によると、サーミスタ214は温度が高い
ほど抵抗値が小さくなるので、温度が高いほど電圧は低
くなる。バッファ302はサーミスタ214の電圧に等
しい電圧を出力する。A/Dコンバータ215はその電
圧値をデジタル値に変換する。CPU208は、そのデ
ジタル値に変換された電圧値を読み取って、温度値に換
算し、それが所望温度よりも小さければランプヒータ2
13に通電し、それが所望温度よりも大きければランプ
ヒータ213をOFFする。
【0065】D/Aコンバータ303は、蛍光灯120
6の電極を予熱制御する電圧を生成し、インバータ21
2を介して蛍光灯1206の電極部に印加する。所望の
予熱電圧値は前述したようにCPU208で指定され
る。このような蛍光灯1206の消灯時の予熱(以下、
「待機予熱」と称する。)は、点灯直前に必要とされる
予熱電圧値とは異なる数値、通常は点灯直前の予熱電圧
値よりも小さい値となる。
【0066】しかしながら、サーミスタ214は低温の
検出精度が悪く、ランプヒータ213の温度制御時の他
にも、蛍光灯点灯時の蛍光灯の温度監視を行っている。
また、蛍光灯1206の点灯時に異常発熱が発生した
ら、それをCPU208に知らせてる。CPU208
は、その場合、安全上の理由で蛍光灯1206の点灯を
中止する。蛍光灯1206が連続点灯すると正常の読み
取り時においてもサーミスタ214温度は100℃を超
える場合がある。そこでサーミスタ214は100℃と
か150℃などの高温をある程度の精度で検出する。サ
ーミスタ214の抵抗値は温度が高いほど小さくなる。
【0067】従って、図7の回路において、サーミスタ
214の高温における精度を確保するためには抵抗30
1の抵抗値がある程度低い。逆に、低温を精度よく検出
するためには抵抗301の抵抗値が高い。よって1つの
温度検出手段で高温と低温を同時に精度よく検出するの
は無理である。低温検出精度が悪いと、低温環境である
のに低温でないと判断して、短い時間でウォームアップ
して赤外線が発生している状態で画像読み取りを行って
色再現性が悪くなったりする。逆に、高温検出精度が悪
いと、蛍光灯消灯中のランプヒータ213の制御温度が
ずれて蛍光灯1206の点灯開始時の水銀分布状態が不
安定になったり、蛍光灯連続点灯中に通常読み取り動作
可能な温度なのに蛍光灯が高温で危険な状態と判断して
読み取り動作を中断する可能性がある。
【0068】図8は、本発明の実施の形態に係る画像読
み取り装置による蛍光灯の温度制御処理を示すフローチ
ャートであり、(a)は、メインフロー、(b)はサブ
ルーチンである。この処理はCPU208によって実行
される。
【0069】なお、図8のフローチャートでは、蛍光灯
1206の制御以外の詳細な制御については記述を省略
している。
【0070】図8(a)において、まず、画像読み取り
装置の電源を投入すると(ステップS1)、I/Oポー
ト、レジスタ等の初期設定や機器のエラーチェック等を
行う(ステップS2)。次に、ランプヒータサーミスタ
214の電圧値を読み取ってそれを第1温度値に変換し
(ステップS3)、第1温度値が第1所定温度以上か否
かを判別する(ステップS4)。第1所定温度は、室温
よりも少し高い値、例えば、35℃に設定される。
【0071】ステップS4の判別の結果、第1温度値が
第1所定温度未満のときは、ステップS5に進み、感光
ドラム302周辺温度を検知するためのサーミスタ31
2の第2温度値を検知し、この第2温度値から予め準備
された変換表に従って、所定時間aと所定時間bとを決
定する(ステップS6)。例えば、前記変換表におい
て、第2温度値が20℃未満のときは、所定時間aと所
定時間bを同じ2分とし、第2温度値が20℃以上のと
きは、所定時間aは1分、所定時間bは1.5分とす
る。前記変換表を更に複雑にして、例えば、第2温度値
が低いほど所定時間a、所定時間bが長くなるようにし
てもよい。これにより、前記変換表のためのメモリ使用
量が少し大きくなるが、蛍光灯1206の立ち上げ時間
をより最適最短に制御できる。
【0072】更に、蛍光灯1206の待機予熱をONと
し(ステップS7)、所定時間a実行する(ステップS
8)。これにより、蛍光灯1206の管端部の温度を上
昇させると共に、蛍光灯1206の電極部付近に付着し
た水銀を蒸発させ、その一部を蛍光灯1206の管面に
付着させる。なお、前記待機予熱のための蛍光灯120
6の電圧値は、蛍光灯1206の点灯中電圧値より小さ
い。
【0073】次いで、蛍光灯1206の点灯前予熱をO
Nとし(ステップS9)、それを所定時間c、例えば2
秒間継続する(ステップS10)。これにより、蛍光灯
1206は更に温度が上昇する。なお、前記点灯前予熱
のための蛍光灯1206の電圧値は、蛍光灯1206の
点灯中電圧値より大きい。
【0074】ステップS11では、最小管電流で蛍光灯
1206をONする。これにより、蛍光灯1206が正
常に点灯できる最小のPWM信号デューティ値、例えば
デューティ値10%で一定のデューティ値制御点灯を行
なう。
【0075】ステップS12では、後述する図8(b)
の処理により、ランプヒータ213の制御タイマ割り込
みをONとする。即ち、図8(b)において、まず、ラ
ンプヒータサーミスタ214の温度を読み取って、その
値を第3の温度値に変換し(ステップS22)、第3の
温度値が第2の所定温度以上か否かを判別する(ステッ
プS23)。第2の所定温度は、第1の所定温度より高
い温度、例えば50℃に設定される。
【0076】ステップS23の判別の結果、第3の温度
値が第2の所定温度以上のときは、ランプヒータ213
をOFFする(ステップS24)一方、第2の所定温度
未満のときは、ランプヒータ213をONとして(ステ
ップS26)、本処理を終了する。
【0077】図8(a)に戻り、所定時間bが経過した
か否かを判別し(ステップS13)、所定時間bが経過
したときは、画像読み取り装置が読み取り可能状態とな
る。その後、図8(a)の処理を終了する。
【0078】また通常動作中の装置に何らかのトラブル
等があって、電源を一時的にOFFした直後に再度ON
した電源再投入時には、蛍光灯1206のウォームアッ
プはほとんど必要がない。この場合には速やかに画像読
み取りが実行されることが望まれる。電源再投入時であ
るか否かは、電源投入直後のランプヒータサーミスタ2
14(蛍光灯1206近傍)の温度を検出すればわか
る。
【0079】従って、ステップS4の判別の結果、第1
の温度値が第1の所定温度以上のときは、蛍光灯120
6を待機予熱することなく蛍光灯1206の点灯前予熱
をONとし(ステップS14)、それを所定時間c実行
する(ステップS15)。なお、前記点灯前予熱のため
の蛍光灯1206の電圧値は、蛍光灯1206の点灯中
電圧値より大きい。
【0080】次いで、通常の管電流で蛍光灯1206を
ONとして通常の画像読み取り時と同様に光量一定制御
を行い(ステップS16)、それを所定時間cより短い
所定時間d実行して(ステップS17)、本処理を終了
する。
【0081】ステップS14で点灯前予熱を行うのは、
赤外線発生防止のためではなく、蛍光灯1206の配光
特性やスペクトル特性をより安定させるためである。
【0082】図8の蛍光灯1206の温度制御処理によ
れば、蛍光灯1206の電源投入時に第1の温度が第1
の所定温度未満であるとき、即ち環境温度が比較的低い
ときは(ステップS4でNO)、蛍光灯1206を待機
予熱する(ステップS7,S8)と共に、点灯前予熱す
る(ステップS9,S10)ので、環境温度が比較的低
いときでも赤外線の発生を防止することができ、更に、
ランプヒータサーミスタ214の第3の温度が第2の所
定温度未満の場合(ステップS23でNO)は、ランプ
ヒータ213をONにする(ステップS26)ことによ
り、蛍光灯1206の管全体を均一に加熱することがで
き、もって光源の光量変化、光量分布を安定させること
ができる。
【0083】また、蛍光灯1206の電源投入時に第1
の温度が第1の所定温度以上であるとき、即ち環境温度
が比較的高いときは(ステップS4でYES)、蛍光灯
1206を点灯前予熱する(ステップS14,S15)
ことにより、環境温度が比較的高いときに短時間で蛍光
灯1206の光量変化、光量分布を安定させることがで
きる。
【0084】図9は、蛍光灯1206の動作を示すタイ
ミングチャートであり、(a)はランプヒータサーミス
タ214の第1の温度が第1の所定温度未満の場合、
(b)は、ランプヒータサーミスタ214の第1の温度
が第1の所定温度以上の場合を示す。
【0085】図9(a)において、蛍光灯1206の電
源投入時に第1の温度が第1の所定温度未満であるとき
は(ステップS4でNO)、蛍光灯1206は待機予熱
(A)され(ステップS7,S8)、次いで、蛍光灯1
206の点灯時に所定時間cだけ点灯前予熱(B)され
る(ステップS9,S10)。更に、ランプヒータサー
ミスタ214の第3温度が第2所定温度未満であれば
(ステップS23でNO)、ランプヒータ213がON
となる(ステップS26)。これにより、点灯直後から
図17に示すように波長750〜1000nmの赤外線
の発生を防止することができる。更に、要すれば、蛍光
灯1206の点灯中(C)において点灯中予熱を行う。
【0086】具体的には、蛍光灯1206の電源投入時
には、まず、蛍光灯1206の電極のみ予熱して管端部
の温度を上昇させることにより、管端部に留まっていた
水銀を蒸発し易くし、且つ電極部付近に付着した水銀を
蒸発させ、その一部を管面に付着させる。次に、蛍光灯
1206を最小管電流で管端部の温度をできるだけ早く
上昇させる一方、管中央部はランプヒータ213により
加熱され、蛍光灯1206は、その長手方向に亘って均
一の温度になる。これにより、p時点からq時点の間
で、蛍光灯1206の水銀蒸気圧を速やかに一定値以上
で安定させることができ、次の画像読み取り点灯時にお
いて、水銀は、点灯直後に管中央部から供給され、且つ
点灯後暫くすると管端部から供給され、もって一定値以
上水銀蒸気圧が安定して確保されるので、画像読み取り
時には赤外線は発生しない。
【0087】図9(b)において、蛍光灯1206の電
源投入時に第1の温度が第1の所定温度以上であるとき
は(ステップS4でYES)、蛍光灯1206の電源再
投入時であると判断して、所定時間cだけ点灯前予熱
(B)される(ステップS14,S15)。更に、所定
時間点灯dだけ蛍光灯1206を通常点灯させる(ステ
ップS16,S17)。これにより、画像読み取り装置
は読み取り可能状態となる。
【0088】なお、サーミスタ214の温度は、ランプ
ヒーター213の温度が該サーミスタ214に伝わるの
に時間がかかるので、ランプヒータ213のON/OF
F動作より遅れて変化する。
【0089】上記実施の形態では、第2の温度検出手段
として感光ドラム312内のサーミスタ311を使用す
る例を示したが、第1の温度検出手段としてのランプヒ
ータサーミスタ214よりも環境温度の影響を受けやす
い場所に設置された温度センサ、又はランプヒータサー
ミスタ214よりも低温検出精度の高い温度センサを使
用しても良い。従って、温度センサを、例えばリーダ部
1内の制御基板に設けても良い。これにより、若干コス
トアップにはなるが、環境温度を正確に検知することが
でき、誤動作を少なくすることができる。
【0090】上記実施の形態では、画像読み取り装置用
の光源として蛍光灯1206を使用しているが、他の環
境温度に影響を受けやすい光源にも本発明を適用するこ
とができる。
【0091】上記実施の形態において、蛍光灯1206
が消灯している場合でも、ランプヒータ213を作動さ
せても良い。これにより、蛍光灯1206の点灯直後の
光量立ち上がり速度、光量の安定性、光量分布特性、ス
ペクトル安定性を向上させることができる。
【0092】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1記
載の画像読み取り装置によれば、画像処理装置の電源投
入時において第1の温度に応じて光源を予熱するので、
光源の加熱を適切に行うことができ、もって短時間で光
源の光量変化、光量分布を安定させることができる。
【0093】請求項2記載の画像読み取り装置によれ
ば、予熱制御手段は、第1の温度が第1の所定温度以上
のとき光源を点灯前予熱するので、環境温度が比較的高
いときに短時間で光源の光量変化、光量分布を安定させ
ることができる。
【0094】請求項3記載の画像読み取り装置によれ
ば、予熱制御手段は、第1の温度が第1の所定温度未満
のとき光源を待機予熱すると共に点灯前予熱するので、
環境温度が比較的低いときでも、赤外線の発生を防止す
ることができる。
【0095】請求項4記載の画像読み取り装置によれ
ば、予熱制御手段は、第2の温度が第2の所定温度未満
のとき光源を加熱する加熱手段を作動させるので、環境
温度が低いときでも赤外線の発生を防止することがで
き、更に、光源の全体を均一に加熱することができ、も
って光源の光量変化、光量分布を安定させることができ
る。
【0096】請求項8記載の複写機によれば、赤外線の
発生を防止すると共に、短時間で光量変化、光量分布を
安定させることができる複写機を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る複写機の概略構成図
である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像読み取り装置の
概略構成図である。
【図3】図2の画像読み取り装置における蛍光灯120
6の斜視図である。
【図4】図3の蛍光灯1206の制御回路のブロック図
である。
【図5】図4におけるインバータ212のブロック図で
ある。
【図6】図5におけるドライブ回路1907のブロック
図である。
【図7】ランプヒータ213の温度制御回路及び蛍光灯
1206の電極の予熱制御回路のブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態の画像読み取り装置による
温度制御処理を示すフローチャートであり、(a)は、
メインフロー、(b)は、サブルーチンである。
【図9】(a)はランプヒータサーミスタの温度が第1
の所定温度未満の場合、(b)はランプヒータサーミス
タの温度が第1の所定温度以上の場合、を示すタイミン
グチャートである。
【図10】従来の画像読み取り装置用の蛍光灯の中央断
面図である。
【図11】図10の蛍光灯1206の部分切欠き側面図
である。
【図12】図11の蛍光灯1206の斜視図である。
【図13】図11の蛍光灯1206の最冷部温度又は水
銀蒸気圧と発光効率との関係を示すグラフである。
【図14】図11の蛍光灯1206の光量制御回路のブ
ロック図である。
【図15】図14の光量制御回路の動作を説明するため
のタイミングチャートであり、(a)は蛍光灯1206
の光量が適正な場合、(b)は蛍光灯1206の光量が
小さい時に電流値を大きくした場合、(c)は蛍光灯1
206の光量が大きい場合に電流値を小さくした場合を
示す。
【図16】白色蛍光灯の点灯直後の発光スペクトルを示
すグラフである。
【図17】白色蛍光灯の点灯所定時間後の発光スペクト
ルを示すグラフである。
【図18】カラー画像読み取り用CCDの分光感度分布
特性を示すグラフである。
【図19】点灯中の蛍光灯におけるガラス管面の温度分
布を示すグラフである。
【符号の説明】
204 調光センサ用基板 208 CPU 213 ランプヒータ 214 サーミスタ 801 ガラス管 805 アパーチャ部 1001,1002 集光ミラー 1003 プラテンガラス 1004 原稿 1005 読み取りライン 1006,1007,1008 ミラー 1009 レンズ 1010 CCD 1011 遮光板 1012 スキャナユニット 1201 光量センサ 1206 蛍光灯 1301 ソケット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に照射する光を発生する光源と、前
    記原稿から反射した光を読み取って画像信号を出力する
    画像読み取り手段とを備える画像読み取り装置におい
    て、 前記光源近傍の第1の温度を検出する第1の温度検出手
    段と、前記画像読み取り装置の電源投入時において前記
    第1の温度に応じて、前記光源を予熱する予熱制御手段
    とを備えることを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記予熱制御手段は、前記第1の温度が
    第1の所定温度以上のとき前記光源を点灯前予熱するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記予熱制御手段は、前記第1の温度が
    第1の所定温度未満のとき前記光源を待機予熱すると共
    に点灯前予熱することを特徴とする請求項1記載の画像
    読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記画像読み取り装置は、更に、前記光
    源近傍以外の第2の温度を検出する第2の温度検出手段
    と、前記光源を加熱する加熱手段とを備え、前記予熱制
    御手段は、前記第2の温度が第2の所定温度未満のとき
    前記加熱手段を作動させることを特徴とする請求項3記
    載の画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の所定温度は室温より高い温度
    である請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像読み
    取り装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の所定温度は前記第1の所定温
    度より高いことを特徴とする請求項4又は5記載の画像
    読み取り装置。
  7. 【請求項7】 前記光源が蛍光灯からなる請求項1乃至
    6のいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    画像読み取り装置を備えた複写機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030089224A (ko) * 2002-05-17 2003-11-21 삼성전자주식회사 화상 독취를 위한 램프 예열시간 단축방법 및 장치
KR20030093754A (ko) * 2002-06-05 2003-12-11 삼성전자주식회사 스캐너 광원의 예열 제어 방법 및 장치

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