JP2000078264A - 電話帳情報受信機能付きコードレス親子電話機 - Google Patents

電話帳情報受信機能付きコードレス親子電話機

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JP2000078264A
JP2000078264A JP24644998A JP24644998A JP2000078264A JP 2000078264 A JP2000078264 A JP 2000078264A JP 24644998 A JP24644998 A JP 24644998A JP 24644998 A JP24644998 A JP 24644998A JP 2000078264 A JP2000078264 A JP 2000078264A
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Takeshi Isaki
健 伊崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DDIの提案するα5システムのアルファダ
イヤルサービス等に対応した電話帳情報受信機能付きコ
ードレス親子電話機において、子機から電話をかける際
の操作性を悪化させず、電話番号の変更等に対して的確
に対処する。 【解決手段】 アルファダイヤルメニュー表示モードを
選択すると、まず、親機に対して現在アルファダイヤル
サービス用として記憶している電話帳テーブルのバージ
ョン情報を送信する(S110)。そして、親機から返信さ
れて来たバージョン情報の比較結果から、バージョンの
一致/不一致を判断し(S120,S130)、不一致である場
合には、親機に対して電話帳テーブルの送信を要求し、
新たな電話帳テーブルを受信したら、この受信した電話
帳テーブルを子機のEEPROM内の所定領域に記憶す
る(S150〜S170)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コードレス親子電
話機に係り、特に、公共機関等の電話帳を配信する電話
帳情報配信元から電話帳情報を受信して記憶しておき、
この電話帳情報を読み出して公共機関等へ電話をかける
ことのできる電話帳情報受信機能付きコードレス親子電
話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、外線に接続された親機と、この親
機と無線回線で接続され、この無線回線及び親機を介し
て外線との通話が可能な子機とを備えるコードレス親子
電話機が知られている。特に、最近では、公共機関等の
電話番号を自動的に配信する電話帳情報配信元を備え、
この電話帳情報配信元から配信される電話帳情報を自動
的に受信して記憶することのできる機能を持った電話通
信システムが、DDI(第二電電株式会社)から「α5
(DDIの提供する情報通信サービスの名称。以下、同
じ。)」システムとして提案され、「アルファダイヤル
(α5におけるメール送受信サービスの名称。以下、同
じ。)」としてコードレス親子電話機で一部実用化がな
されている。この様なアルファダイヤル機能を持ったコ
ードレス親子電話機においては、電話帳情報配信元から
受信して親機に記憶しておいた電話帳情報に基づいて、
公共機関等の電話番号を一々調べなくても配信された電
話帳情報に基づいて、直ちに所望の相手先へと電話をす
ることができる様になっている。
【0003】ここで、この種のコードレス親子電話機に
おいて、子機側にも電話帳受信情報を記憶しておく手段
を備えさせ、親機から子機へと電話帳配信元から受信し
た電話帳情報を送信して記憶させておくことにより、上
述の様な便利なサービスを子機においても利用すること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、公共機
関等の電話番号が変更された様な場合に、子機から電話
帳受信情報を利用して電話をしようとしても電話が通じ
ない状況が生じるおそれがある。
【0005】これに対し、子機で上述のサービスを利用
する場合、その都度、親機から子機へとアルファダイヤ
ルとして利用できる電話帳情報を送信する様にする対策
を取ることによって上述の様な不具合を回避することが
可能である。しかし、かかる対策では、子機によってア
ルファダイヤルサービスを利用しようとする都度、親機
から子機へと電話帳情報を送信する必要があるため、時
間がかかり、操作性が悪いという問題が発生する。
【0006】そこで、本発明は、上述の様なα5等のサ
ービスに対応した電話帳情報受信機能付きコードレス親
子電話機において、子機からアルファダイヤルサービス
等を利用して電話をかける際の操作性を悪化させること
なく、しかも、電話番号の変更等に対して的確に対処で
きる様にすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1の電話帳情報受信機能付きコードレ
ス親子電話機は、外線に接続される親機と、該親機と無
線回線で接続され、該無線回線及び前記親機を介して外
線との通信が可能な子機とを備え、前記外線を通じて公
共機関等の電話帳情報を配信する電話帳情報配信元から
電話帳情報を自動的に受信する電話帳情報受信手段と、
該電話帳情報受信手段が受信した電話帳情報を記憶する
電話帳受信情報記憶手段とを有する電話帳情報受信機能
付きコードレス親子電話機であって、前記親機に前記電
話帳情報受信手段を備えさせ、前記電話帳受信情報記憶
手段として、前記親機に親機用電話帳受信情報記憶手段
を備えさせると共に、前記子機にも子機用電話帳受信情
報記憶手段を備えさせ、前記親機用電話帳受信情報記憶
手段と前記子機用電話帳情報受信手段の記憶内容とを比
較し、記憶内容が一致しているか否かを判断する記憶内
容比較判断手段と、該記憶内容比較判断手段によって前
記親機用電話帳情報記憶手段と前記子機用電話帳受信情
報記憶手段の記憶内容が一致していないと判断される場
合には、前記親機用電話帳受信情報記憶手段の記憶内容
に従って、前記子機用電話帳受信情報記憶手段の記憶内
容を更新する電話帳更新手段とを備えている。
【0008】この請求項1の電話帳情報受信機能付きコ
ードレス親子電話機によれば、電話帳情報配信元から公
共機関等の電話帳情報が配信されると、当該電話帳情報
は親機の電話帳情報受信手段によって自動的に受信され
る。そして、こうして受信された電話帳情報は、最初
は、親機用電話帳受信情報記憶手段と子機用電話帳受信
情報記憶手段のそれぞれに記憶される。
【0009】その後、前述の電話帳情報配信元から新た
な電話帳情報が配信されると、親機の電話帳情報受信手
段がこれを自動的に受信し、親機用電話帳受信情報記憶
手段に記憶する。そして、記憶内容比較手段が、親機用
電話帳受信情報記憶手段と子機用電話帳情報受信手段の
記憶内容とを比較し、記憶内容が一致しているか否かを
判断する。
【0010】この判断の結果、親機用電話帳情報記憶手
段と子機用電話帳受信情報記憶手段の記憶内容が一致し
ていないと判断される場合には、電話帳更新手段が作動
して、親機用電話帳受信情報記憶手段の記憶内容に従っ
て、子機用電話帳受信情報記憶手段の記憶内容を更新す
る。従って、親機と子機には、常に最新の電話帳情報が
互いに一致する内容として記憶されることになる。この
結果、子機から子機用電話帳情報記憶手段に記憶してい
る電話帳情報を使用して、公共機関等へ電話をかけた場
合に、電話がつながらないといったことがなくなる。
【0011】なお、記憶内容比較手段が親機用電話帳情
報記憶手段と子機用電話帳受信情報記憶手段の記憶内容
を比較したときに、互いにデータが一致していると判断
される場合には、電話帳更新手段は作動しない。
【0012】ここで、記憶内容比較手段は、子機から子
機用電話帳情報記憶手段の記憶している電話帳情報に基
づいて電話をかけようとするときにだけ作動する様にし
ておいてもよい。いずれにしても、この請求項1の電話
帳情報受信機能付きコードレス親子電話機によれば、電
話帳情報配信元から配信される公共機関等の電話帳情報
を、子機からも直ちに利用して電話をかけることがで
き、操作性が大幅に向上すると共に、電話帳情報配信元
において電話帳情報が更新された様な場合には、この更
新後の電話帳情報が子機においても反映されるので、配
信される電話帳情報に基づいて子機から電話をかけたの
につながらないといった不具合は一切発生しない。加え
て、電話帳情報配信元から配信される電話帳情報に基づ
いて、子機から電話をかける際に、その都度、親機側で
記憶している電話帳情報を子機へと送信する必要がなく
なり、操作性も向上する。
【0013】また、請求項2の電話帳情報受信機能付き
コードレス親子電話機は、請求項1記載の電話帳情報受
信機能付きコードレス親子電話機において、前記親機用
電話帳受信情報記憶手段及び前記子機用電話帳情報記憶
手段は、前記電話帳情報と共に当該電話帳情報のバージ
ョン情報を記憶しておき、前記憶内容比較判断手段は、
前記バージョン情報を比較することによって、前記親機
用電話帳受信情報記憶手段と前記子機用電話帳情報受信
手段の記憶内容とが一致しているか否かの比較を行う手
段として構成されている。
【0014】この請求項2の電話帳情報受信機能付きコ
ードレス親子電話機によれば、記憶内容比較手段による
記憶内容の比較は、バージョン情報の一致/不一致を見
るという簡単な処理で実行することができ、記憶内容の
一致/不一致の比較を迅速に処理することができる。
【0015】また、請求項3の電話帳情報受信機能付き
コードレス親子電話機は、請求項1記載の電話帳情報受
信機能付きコードレス親子電話機において、前記親機用
電話帳受信情報記憶手段及び前記子機用電話帳情報記憶
手段は、前記電話帳情報と共に当該電話帳情報の各宛先
毎のデータの更新日時に関する情報を記憶しておき、前
記記憶内容比較判断手段は、前記子機により前記子機用
電話帳情報記憶手段の記憶内容に基づいて外線通話を行
うために宛先を指定したとき、当該宛先に関する前記子
機用電話帳情報記憶手段内に記憶されている更新日時に
関する情報と、当該宛先に関する前記親機用電話帳情報
記憶手段内に記憶されている更新日時に関する情報とを
比較することによって、前記親機用電話帳受信情報記憶
手段と前記子機用電話帳情報受信手段の記憶内容とが一
致しているか否かの比較を行う手段として構成され、前
記電話帳情報更新手段は、前記記憶内容比較判断手段に
よって更新日時が一致していないと判断された場合に、
当該宛先に関する前記親機用電話帳情報記憶手段内の記
憶内容を更新日時に関する情報と共に前記子機に送信
し、前記子機用電話帳情報記憶手段内の当該宛先に関す
る電話帳情報の更新を行う手段として構成されている。
【0016】この請求項3の電話帳情報受信機能付きコ
ードレス親子電話機によれば、親機用電話帳受信情報記
憶手段及び子機用電話帳情報記憶手段は、電話帳情報と
共に当該電話帳情報の各宛先毎のデータの更新日時に関
する情報を記憶している。そして、記憶内容比較判断手
段は、子機により子機用電話帳情報記憶手段の記憶内容
に基づいて外線通話を行うために宛先を指定したとき、
当該宛先に関する子機用電話帳情報記憶手段内に記憶さ
れている更新日時に関する情報と、当該宛先に関する親
機用電話帳情報記憶手段内に記憶されている更新日時に
関する情報とを比較することによって、親機用電話帳受
信情報記憶手段と子機用電話帳情報受信手段の記憶内容
とが一致しているか否かの比較を行う。そして、記憶内
容比較判断手段によって更新日時が一致していないと判
断された場合に、電話帳情報更新手段は、当該宛先に関
する親機用電話帳情報記憶手段内の記憶内容を更新日時
に関する情報と共に子機に送信し、子機用電話帳情報記
憶手段内の当該宛先に関する電話帳情報の更新を行う。
この結果、子機からアルファダイヤルサービスの様な所
定のサービスを利用して電話をかけようとするときに、
電話をかける宛先についての情報が最新のものか否かを
判断し、最新のものであればそのまま電話をかけること
ができ、最新のものでない場合には、子機側の当該宛先
に関する電話帳情報を更新した上で電話をかけることが
でき、電話帳情報の不一致によって子機から電話がかけ
られなくなるといった事態を防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態を図
面に従って説明する。本実施の形態は、図1(A)に示
す様に電話回線と外線接続された親機10と、図1
(B)に示す様に無線回線で親機と通信を行う子機50
とからなるコードレス親子電話機に関するものである。
このコードレス親子電話機は、DDIがα5として提案
する機能に対応したものであり、DDI側で提供するア
ルファダイヤルサービスに対応して、DDIの電話帳配
信元から公共機関等の電話番号の配信を受け、これを記
憶しておく電話帳情報受信機能を有するものである。
【0018】親機10は、留守番電話機能、ファクシミ
リ通信機能、コピー機能等を備えた多機能型電話機とし
て構成されている。親機10は、主要な構成要素とし
て、制御の中枢を司るコントローラ11、操作パネル1
3、液晶ディスプレイ(LCD)15、呼出ベル17、
スキャナ19、プリンタ21、符号/復号器23、モデ
ム25、回線制御回路(NCU)27、ハンドセット2
9、スピーカ31、マイク33、無線通信制御回路3
5、アンテナ37及び切換器39を備えている。
【0019】コントローラ11は、CPU、ROM、R
AM、EEPROM、タイマ等を備える論理演算回路で
あり、そのCPUにより、音声応答制御や電話帳情報受
信制御等の各種制御処理を実行する。なお、CPUが実
行する各種制御処理用のプログラムや制御処理に必要な
データ等は予めROMに記憶されている。また、RAM
は各種制御処理においてワークエリアやバッファとして
使用される。さらに、EEPROMは電話帳登録等の情
報を記憶しておくために設けられている。なお、このE
EPROMの一部は、上述のアルファダイヤルサービス
によって配信される公共機関等の電話帳情報を記憶する
領域にも当てられている。加えて、タイマは音声応答制
御における音声の継続時間を計時するなどの処理に使用
される。
【0020】操作パネル13は、外部との通信のために
電話番号やファクシミリ番号の入力等に使用するテンキ
ーや、親機10の備えているファクシミリ機能等を実行
する上でモードを切り換えるためのファンクションキ
ー、電話帳登録等の際に押下する確定キー等を備えてい
る。LCD15は、ファクシミリ送信機能を起動させた
りする際の機能選択用の表示を行ったり、ナンバーディ
スプレイサービスに対応した発呼者の電話番号を表示し
たり、電話帳登録情報を利用して電話をかける際に電話
帳登録情報を表示したり、各種メッセージの表示等を行
うためのものである。呼出ベル17は、外線から着信が
あったときに呼出ベルを鳴動させるためのものである。
なお、この呼出ベル17は、着信呼出時に1秒間鳴動、
2秒間停止を繰り返し着信を報知する。スキャナ19
は、この親機10によりファクシミリ送信を行ったりコ
ピーを行ったりする場合に原稿を読み取るために設けら
れている。プリンタ21は、外部から受信したファクシ
ミリデータを記録紙に印字出力したり、あるいは、スキ
ャナ19で読み取った原稿の画像データを記録紙に印字
出力するコピー機能を実行するために備えられている。
符号/復号器23は、ファクシミリ送信に当たってスキ
ャナ19で読み取った画像データをG3圧縮形式等のフ
ァクシミリ送信用のデータ形式に符号化したり、逆にフ
ァクシミリ受信した圧縮形式の画像データをプリンタ出
力可能な形式のデータに復号化するために設けられてい
る。
【0021】モデム25及びNCU27は、電話回線を
介して外部との通話やファクシミリ送受信を行うために
備えられている。また、本実施の形態においては、モデ
ム25は、外線からの着信呼出時に音声応答により回線
接続を行うためのDSPとしても機能し得る様に人の音
声に対応する所定範囲の周波数帯域の音声を抽出する処
理等を行うことができる様に構成されている。
【0022】ハンドセット29は、外線を通じて電話を
かける際や、外線からの着信呼出時にオフフック操作す
ることにより、電話回線を介して通話を行うものであ
る。また、スピーカ31は、ハンズフリー状態での会話
(以下、「ハンズフリートーク」という。)を行う際
に、相手の音声を出力するために設けられている。さら
に、マイク33は、ハンズフリートークの際に利用者の
音声を検出して相手先に送信したり、着信呼出時にハン
ズフリートークを開始するための音声応答を検出するた
めに設けられている。また、無線通信制御回路35は、
アンテナ37を介して親機10と子機50との間で無線
通信を行うために設けられている。さらに、切換器39
は、モデム25に対してマイク33からの音声入力とア
ンテナ37で受信した子機50からの音声入力のいずれ
かを切換入力するためのものである。
【0023】子機50は、主要な構成要素として、制御
の中枢を司るコントローラ51、操作パネル53、LC
D55、呼出ベル57、スピーカ61、マイク63、無
線通信制御回路65及びアンテナ67を備えている。
【0024】コントローラ51は、CPU、ROM、R
AM、EEPROM等を備える論理演算回路であり、そ
のCPUにより、後述するアルファダイヤルサービスに
対応したアルファダイヤルメニュー表示制御等の各種制
御処理を実行する。なお、CPUが実行する各種制御処
理用のプログラムや制御処理に必要なデータ等は予めR
OMに記憶されている。また、RAMは各種制御処理に
おいてワークエリアやバッファとして使用される。さら
に、EEPROMは電話帳登録等の情報を記憶しておく
ために設けられている。なお、このEEPROMの一部
は、親機と同様にアルファダイヤルサービスによって配
信される公共機関等の電話帳情報を記憶する領域にも当
てられている。
【0025】また、LCD55は、ナンバーディスプレ
イサービスに対応した発呼者の電話番号を表示したり、
後述するアルファダイヤルメニュー表示制御処理におい
て、公共機関等の電話帳情報を表示したり、その他各種
メッセージの表示等を行うために設けられている。な
お、呼出ベル57は、外線から着信があったときに呼出
ベルを鳴動させるためのものである。この呼出ベル57
は、着信呼出時に1秒間鳴動、2秒間停止を繰り返し着
信を報知する。
【0026】スピーカ61は、外線との通話や親機10
との内線通話などの際に、相手の音声を出力するために
設けられている。また、マイク63は、逆に、外線通話
や内線通話の際に子機50側の音声を検出して外線又は
親機10へと伝達するために設けられている。なお、マ
イク63は、着信呼出時にハンズフリートークを開始す
るための音声応答を検出する役割も持っている。また、
無線通信制御回路65は、アンテナ67を介して子機5
0と親機10との間で無線通信を行うために設けられて
いる。
【0027】次に、本実施の形態のコードレス親子電話
機の親機10により実行される電話帳情報受信制御処理
の内容について、図2のフローチャートに従って説明す
る。
【0028】この処理は定期的に割り込み制御によって
実行されており、まず、アルファダイヤルサービスの電
話帳情報配信元からの電話帳テーブルの配信があったか
否かを判断する(S10)。電話帳テーブルの配信があ
った場合は(S10:YES)、当該電話帳テーブルを
受信し(S20)、親機10のEEPROMに確保され
ているアルファダイヤルサービス用の電話帳情報記憶領
域に記憶する(S30)。また、このとき、電話帳テー
ブルと共に配信されるバージョン情報も併せて記憶する
(S40)。さらに、電話帳テーブルの配信を初めて受
けたか否かを判断し(S50)、初めてである場合は
(S50:YES)、子機50に対しても当該受信した
電話帳情テーブルをバージョン情報と共に送信する(S
60)。子機50では、こうして送信されてきたアルフ
ァダイヤルサービス用の電話帳テーブル及びバージョン
情報をEEPROMの所定領域に記憶する。なお、電話
帳配信元からの電話帳テーブルの配信がなされていない
場合には(S10:NO)、そのまま本処理を抜ける。
【0029】次に、本実施の形態のコードレス親子電話
機の子機50により実行されるアルファダイヤルメニュ
ー表示制御処理の内容について、図3のフローチャート
に従って説明する。
【0030】この処理は、子機50の操作パネル53の
中のファンクションキーを操作することによってアルフ
ァダイヤルメニュー表示モードを選択することによって
起動される。そして、まず、親機10に対して現在アル
ファダイヤルサービス用として記憶している電話帳テー
ブルのバージョン情報を送信する(S110)。そし
て、親機10からバージョン情報の比較結果が返信され
て来るのを待つ(S120)。ここで、親機10は、S
110によって子機50から送信されて来たバージョン
情報と、親機10側で記憶しているアルファダイヤルサ
ービス用電話帳テーブルのバージョン情報とを比較し、
バージョンの一致/不一致を判断してその結果を返信す
る様に構成されている。
【0031】こうして、親機10からバージョン比較結
果を受信したら(S120:YES)、この比較結果に
より親機10と子機50でアルファダイヤルサービス用
の電話帳テーブルのバージョンが一致しているか否かを
判断する(S130)。そして、一致していると判断さ
れた場合は(S130:YES)、子機50のEEPR
OMからアルファダイヤルサービス用の電話帳テーブル
を読み出して、LCD55にメニュー表示する(S14
0)。一方、バージョンが不一致である場合には(S1
30:NO)、親機10に対してアルファダイヤルサー
ビス用の電話帳テーブルの送信を要求し(S150)、
この要求に応じて送信されてきた新たな電話帳テーブル
を受信するのを待つ(S160)。そして、新たな電話
帳テーブルを受信したら(S160:YES)、受信し
た電話帳テーブルを子機50のEEPROM内の所定領
域に記憶し(S170)、その後S140の処理へと移
行する。
【0032】こうして、子機50の操作により、LCD
55にアルファダイヤルサービス用の電話帳テーブルの
メニュー表示を行った後、操作パネル53を操作して電
話をかける相手先を特定し、確定キーを押下する等の所
定のキー操作を行うことによって、当該相手先へと電話
をかけることができる。このとき、この相手先の電話番
号は、親機10側で記憶している最新の電話番号と一致
しているので、電話がつながらなかったりするといった
不具合は発生しない。また、S130の処理においてバ
ージョン情報が一致していると判断された場合は、親機
10から電話帳テーブルの配信を受ける必要がなく、直
ちに電話帳テーブルのメニュー表示を行うことができ、
迅速に所望の操作を行うことができる。
【0033】次に、第2の実施の形態について説明す
る。この第2の実施の形態のコードレス親子電話機は、
その基本的ハード構成は第1の実施の形態のものと同様
であるので、説明は省略する。
【0034】この第2の実施の形態においては、アルフ
ァダイヤルサービスの電話帳情報配信元から電話帳情報
が配信されると、図4の模式図に示す様に、宛先と、電
話番号と、当該データの更新日時に関する情報とが電話
帳テーブルとして記憶される。図示の例では、宛先AB
C、DEF、GHIに関しては親機用のテーブルと子機
用のテーブルとでデータの更新日時が一致している。し
かし、宛先JKLに関しては、電話番号の変更があり、
親機用テーブルでは電話番号が「***−***−34
56」となっているのに対して子機用テーブルでは電話
番号が「***−***−3455」なっており、両者
が一致していない状態となっている。
【0035】次に、この第2の実施の形態のコードレス
親子電話機の子機50により実行されるアルファダイヤ
ル発信制御処理の内容について、図5のフローチャート
に従って説明する。
【0036】この処理は、子機50の操作パネル53の
中のファンクションキーを操作することによってアルフ
ァダイヤル発信モードを選択することによって起動され
る。そして、まず、子機50のEEPROMに記憶され
ているアルファダイヤルサービス用の宛先メニューをL
CD55に表示する(S210)。そして、操作パネル
53を操作して、この表示されている宛先の中から電話
をかける相手先を選択する(S220)。すると、親機
10に対して、今回選択した宛先に関する更新日時に関
する情報を親機10に対して送信する(S230)。そ
して、親機10から更新日時の比較結果が返信されて来
るのを待つ(S240)。ここで、親機10は、S23
0によって子機50から送信されて来た更新日時情報
と、親機10側で記憶しているアルファダイヤルサービ
ス用電話帳テーブル内の同一の宛先に関する更新日時情
報とを比較し、更新日時の一致/不一致を判断してその
結果を返信する様に構成されている。
【0037】こうして、親機10から更新日時の比較結
果を受信したら(S240:YES)、この比較結果に
より親機10と子機50でアルファダイヤルサービス用
の電話帳テーブルの更新日時が一致しているか否かを判
断する(S250)。そして、一致していると判断され
た場合は(S250:YES)、子機50のEEPRO
Mに記憶されているアルファダイヤルサービス用電話帳
テーブルの中からS220で選択した宛先の電話番号を
読み出して、外線通話発信処理を実行する(S26
0)。一方、更新日時が不一致である場合には(S25
0:NO)、親機10に対して当該宛先に関する最新情
報の送信を要求し(S270)、この要求に応じて送信
されてきた新たな電話帳データを受信するのを待つ(S
280)。そして、当該宛先に関する最新の電話帳デー
タを受信したら(S280:YES)、受信した電話帳
データに基づいて子機50のEEPROM内の対応する
データを更新し(S290)、その後S260の処理へ
と移行する。
【0038】例えば、図4の状態において、子機50の
操作によって宛先JKLを指定してアルファダイヤルサ
ービスを利用した電話をかけようとする場合について説
明する。この場合、子機50の記憶している電話帳テー
ブル内の宛先JKLの更新日時情報は「2/18 1
2:00」であるのに対し、親機10の記憶している宛
先JKLの更新日時情報は「2/20 12:00」で
あり、両者は一致していない。この結果、子機50から
宛先JKLに対して電話をかけようとすると、親機10
から宛先JKLの最新の電話帳データが子機10へと転
送され、これに基づいて、子機50の電話帳テーブルの
該当箇所が更新される。そして、こうして更新された最
新の電話帳テーブルに基づいて、子機50から宛先JK
Lへと電話をかけることができるので、電話番号の変更
等があったとしても、宛先JKLへと正しく電話をかけ
ることができる。この第2の実施の形態によれば、必要
な場合にだけ更新が行われるので、操作に時間がかから
ないというメリットが得られる。
【0039】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこの実施の形態に限られるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲内においてさらに種々の
形態を採用することができることはもちろんである。
【0040】例えば、親機から子機へと電話帳テーブル
を送信する際には、電話帳が更新された部分だけを子機
へと送信して、その部分だけ子機の電話帳テーブルを更
新する様にしてもよいし、電話帳テーブルの全部を親機
から子機へ送信して全部を更新する様にしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1〜請求項3
のコードレス電話機によれば、α5等のサービスに対応
した電話帳情報受信機能付きコードレス親子電話機にお
いて、子機からアルファダイヤルサービス等を利用して
電話をかける際の操作性を悪化させることなく、しか
も、電話番号の変更等に対して的確に対処することがで
きるという効果を発揮することができる。
【0042】特に、請求項2の電話帳情報受信機能付き
コードレス親子電話機によれば、バージョン情報を比較
することによって、親機用電話帳受信情報記憶手段と子
機用電話帳情報受信手段の記憶内容とが一致しているか
否かの比較を行うので、記憶内容の一致/不一致の比較
を迅速に処理することができるという効果がある。
【0043】また、請求項3の電話帳情報受信機能付き
コードレス親子電話機によれば、子機からの操作によっ
て電話をかける際に、電話帳情報の更新が必要な場合に
限って、電話帳情報の部分的な更新を行う構成となって
いるので、更新が迅速に行われるという効果が発揮され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態のコードレス親子電話機の概略構
成を示すブロック図であって、(A)は親機のブロック
図、(B)は子機のブロック図である。
【図2】 第1の実施の形態において親機の実施する電
話帳情報受信制御処理の内容を示すフローチャートであ
る。
【図3】 第1の実施の形態において子機の実施するア
ルファダイヤルメニュー表示制御処理の内容を示すフロ
ーチャートである。
【図4】 第2の実施の形態における親機及び子機の電
話帳テーブルの記憶状況を示す模式図である。
【図5】 第2の実施の形態において子機の実施するア
ルファダイヤル発信制御処理の内容を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10・・・親機、11・・・コントローラ、13・・・
操作パネル、15・・・LCD、35・・・無線通信制
御回路、37・・・アンテナ、50・・・子機、51・
・・コントローラ、53・・・操作パネル、55・・・
LCD、65・・・無線通信制御回路、67・・・アン
テナ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外線に接続される親機と、該親機と無線
    回線で接続され、該無線回線及び前記親機を介して外線
    との通信が可能な子機とを備え、前記外線を通じて公共
    機関等の電話帳情報を配信する電話帳情報配信元から電
    話帳情報を自動的に受信する電話帳情報受信手段と、該
    電話帳情報受信手段が受信した電話帳情報を記憶する電
    話帳受信情報記憶手段とを有する電話帳情報受信機能付
    きコードレス親子電話機であって、 前記親機に前記電話帳情報受信手段を備えさせ、 前記電話帳受信情報記憶手段として、前記親機に親機用
    電話帳受信情報記憶手段を備えさせると共に、前記子機
    にも子機用電話帳受信情報記憶手段を備えさせ、 前記親機用電話帳受信情報記憶手段と前記子機用電話帳
    情報受信手段の記憶内容とを比較し、両者の記憶内容が
    一致しているか否かを判断する記憶内容比較判断手段
    と、 該記憶内容比較判断手段によって前記親機用電話帳情報
    記憶手段と前記子機用電話帳受信情報記憶手段の記憶内
    容が一致していないと判断される場合には、前記親機用
    電話帳受信情報記憶手段の記憶内容に従って、前記子機
    用電話帳受信情報記憶手段の記憶内容を更新する電話帳
    更新手段とを備えていることを特徴とする電話帳情報受
    信機能付きコードレス親子電話機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電話帳情報受信機能付き
    コードレス親子電話機において、 前記親機用電話帳受信情報記憶手段及び前記子機用電話
    帳情報記憶手段は、前記電話帳情報と共に当該電話帳情
    報のバージョン情報を記憶しておき、 前記憶内容比較判断手段は、前記バージョン情報を比較
    することによって、前記親機用電話帳受信情報記憶手段
    と前記子機用電話帳情報受信手段の記憶内容とが一致し
    ているか否かの比較を行う手段として構成されているこ
    とを特徴とする電話帳情報受信機能付きコードレス親子
    電話機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電話帳情報受信機能付き
    コードレス親子電話機において、 前記親機用電話帳受信情報記憶手段及び前記子機用電話
    帳情報記憶手段は、前記電話帳情報と共に当該電話帳情
    報の各宛先毎のデータの更新日時に関する情報を記憶し
    ておき、 前記記憶内容比較判断手段は、前記子機により前記子機
    用電話帳情報記憶手段の記憶内容に基づいて外線通話を
    行うために宛先を指定したとき、当該宛先に関する前記
    子機用電話帳情報記憶手段内に記憶されている更新日時
    に関する情報と、当該宛先に関する前記親機用電話帳情
    報記憶手段内に記憶されている更新日時に関する情報と
    を比較することによって、前記親機用電話帳受信情報記
    憶手段と前記子機用電話帳情報受信手段の記憶内容とが
    一致しているか否かの比較を行う手段として構成され、 前記電話帳情報更新手段は、前記記憶内容比較判断手段
    によって更新日時が一致していないと判断された場合
    に、当該宛先に関する前記親機用電話帳情報記憶手段内
    の記憶内容を更新日時に関する情報と共に前記子機に送
    信し、前記子機用電話帳情報記憶手段内の当該宛先に関
    する電話帳情報の更新を行う手段として構成されている
    ことを特徴とする電話帳情報受信機能付きコードレス親
    子電話機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014129111A1 (ja) * 2013-02-19 2014-08-28 株式会社デンソー 近距離無線通信装置

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