JP2000078172A - 伝送システムおよび送信装置 - Google Patents

伝送システムおよび送信装置

Info

Publication number
JP2000078172A
JP2000078172A JP10247493A JP24749398A JP2000078172A JP 2000078172 A JP2000078172 A JP 2000078172A JP 10247493 A JP10247493 A JP 10247493A JP 24749398 A JP24749398 A JP 24749398A JP 2000078172 A JP2000078172 A JP 2000078172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
time slot
transmission
transmitting
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10247493A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Ibaraki
晋 茨木
Toshikazu Hattori
敏和 服部
Toshihisa Ikeda
俊久 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10247493A priority Critical patent/JP2000078172A/ja
Publication of JP2000078172A publication Critical patent/JP2000078172A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】特定の伝送速度以外の伝送速度を持つCBRデ
ータ、あるいはVBRデータを効率よく伝送することの
できる伝送システムを提供する。 【解決手段】第1の送信装置21は、データ領域中のデ
ータスロット11を用いてデータを送信し、そのデータ
量を第1の選択情報12を用いて送信すると同時に、次
フレームで送信するデータ量を予約情報14を用いて送
信する。第2の送信装置は23は、第1の選択情報12
と予約情報14に示されるデータ量のいずれか大きい方
で示される領域を用いず、それ以外の領域でデータを伝
送する。同時に、送信データ量を第2の選択情報13を
用いて送信する。これにより、任意の伝送速度のデータ
を送信可能であると同時に、データスロット11を第1
の送信装置21と第2の送信装置23で共有できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像や音声などの
リアルタイムデータ、特にレートが可変のリアルタイム
データを伝送できる、伝送システム、及びこの伝送シス
テムに用いる送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の伝送システムとしては、例えば、
Patric heck, et al :“ Media Oriented Synchronous
Transfer--A Network Protocol for High Quality, Low
CostTransfer of Synchronous, Asynchronous, and Co
ntrol Data on Fiber Optics", Presented AES 103rd C
onvention, 1997 September, Preprint 4551.に示され
ているMOST(メディア・オリエンテッド・シンクロ
ナス・トランスファー)と呼ばれる方式がある。以下、
図面を用いて従来の伝送システムについて説明する。
【0003】図5は従来の伝送システムを説明するため
の図である。従来の伝送方式では、44.1kHz、す
なわち22.67マイクロ秒に1回伝送されるフレーム
によりデータを伝送する。1フレームのデータ長は51
2ビットである。フレームは、プリアンブル、境界ディ
スクリプタ、同期チャンネル領域、非同期チャンネル領
域、制御フレーム、フレーム制御、パリティから構成さ
れる。
【0004】プリアンブルは4ビットのデータで、決め
られたパターンを示す。これは、フレームの境界を検出
するために用いられる。境界ディスクリプタは4ビット
のデータで、同期チャンネル領域が何個の4バイトブロ
ックデータからなるかを示す。これは、同期チャンネル
スロットと非同期チャンネルスロットの境界を示すため
に用いられる。
【0005】同期チャンネル領域は0から480ビット
の長さで、境界ディスクリプタの指示によりその長さは
決定される。同期チャンネル領域は音声などのリアルタ
イム(等時性)データの伝送のために使用される。リア
ルタイムデータとは、各データが時間的な制約を持って
いるようなデータであり、その伝送においては伝送遅延
が定義可能であることが要求される。同期チャンネル領
域は、各バイトはタイムスロットとして、機器に割り当
てられる。上記文献中では1タイムスロットを8ビット
で構成しており、チャンネル領域を全て同期チャンネル
領域として使用した場合には、最大60個のタイムスロ
ットを同期チャンネルとして使用可能である。伝送を行
う送信装置と受信装置が、あらかじめどのタイムスロッ
トを用いて伝送を行うかが割り当てられており、一つの
伝送に用いられるタイムスロットの組を論理チャンネル
と定義する。送信装置は割り当てられたタイムスロット
を用いてデータを送信し、受信装置は割り当てられたタ
イムスロットのデータを受信する。MOSTにおいて
は、1タイムスロットを用いることは、352.8kb
psの伝送速度でデータを伝送することに相当する。す
なわち、1.4112Mbpsの伝送速度のCD(コン
パクト・ディスク)のデータを伝送するためには、同期
チャンネルの4タイムスロットを用いれば良い。非同期
チャンネル領域、制御フレーム、フレーム制御、パリテ
ィについては本発明と直接関係しないので説明は省略す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の伝送方式におい
ては、映像や音声などのリアルタイムデータを伝送する
場合に、伝送路の使用の最小単位がタイムスロットなの
で、1タイムスロットに相当する352.8kbpsの
倍数で定義されるCBR(コンスタント・ビット・レー
ト=固定ビットレート)データの伝送に限られる。すな
わち、352.8kbpsの倍数以外の伝送速度を持つ
CBRデータ、あるいはデータのレートが変動するVB
R(バリアブル・ビット・レート=可変ビットレート)
データを伝送することが出来ないという問題があった。
【0007】本発明は上記の問題点を解消するためにな
されたもので、特定の伝送速度以外の伝送速度を持つC
BRデータ、あるいはVBRデータを効率よく伝送する
ことのできる伝送システム及びこの伝送システムに用い
る送信装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明(請求項1)に係る伝送システムは、送信
装置と受信装置と伝送路とを備え、上記送信装置が、上
記伝送路を伝搬する,複数のタイムスロットから構成さ
れた決められた大きさのデータ領域を含むフレームの上
記タイムスロットを用いてデータを伝送する伝送システ
ムにおいて、上記送信装置が、上記データ領域の複数の
タイムスロットのうち該送信装置がデータの送信に用い
るタイムスロットを認識できる使用タイムスロット情報
を上記データ領域の特定のタイムスロットを用いて送信
し、上記受信装置が、上記送信装置より上記特定のタイ
ムスロットを用いて送信された使用タイムスロット情報
に基づいて送信装置がデータの送信に用いたタイムスロ
ットのデータを受信するものである。
【0009】また、本発明(請求項2)に係る伝送シス
テムは、第1の送信装置と第2の送信装置と伝送路とを
備え、各送信装置が、上記伝送路を伝搬する,複数のタ
イムスロットから構成された決められた大きさのデータ
領域を含むフレームの上記タイムスロットを用いてデー
タを伝送する伝送システムにおいて、上記第1の送信装
置が、上記データ領域の複数のタイムスロットのうち上
記第1の送信装置がデータの送信に用いるタイムスロッ
トを認識できる使用タイムスロット情報を上記データ領
域の特定のタイムスロットを用いて送信し、上記第2の
送信装置が、上記第1の送信装置より上記特定のタイム
スロットを用いて送信された使用タイムスロット情報に
より示される上記第1の送信装置がデータの送信に用い
るタイムスロットを除くタイムスロットを用いてデータ
を送信するものである。
【0010】また、本発明(請求項3)に係る伝送シス
テムは、請求項2記載の伝送システムにおいて、上記第
1の送信装置が、上記使用タイムスロット情報として、
現フレームで上記第1の送信装置がデータの送信に用い
るタイムスロットを認識できる現フレーム使用タイムス
ロット情報と、次フレームで上記第1の送信装置がデー
タの送信に用いるタイムスロットを認識できる次フレー
ム使用タイムスロット情報とを、現フレームの上記特定
のタイムスロットを用いて送信するものであり、上記第
2の送信装置が、上記現フレーム使用タイムスロット情
報により示される上記第1の送信装置がデータの送信に
用いるタイムスロット、及び上記次フレーム使用タイム
スロット情報により示される上記第1の送信装置がデー
タの送信に用いるタイムスロットを除くタイムスロット
を用いてデータを送信するものである。
【0011】また、本発明(請求項4)に係る伝送シス
テムは、請求項2記載の伝送システムにおいて、上記第
1の送信装置が、上記使用タイムスロット情報として、
次フレームで上記第1の送信装置がデータの送信に用い
るタイムスロットを認識できる次フレーム使用タイムス
ロット情報を、現フレームの上記特定のタイムスロット
を用いて送信するものであり、上記第2の送信装置が、
前フレームに受信した次フレーム使用タイムスロット情
報により示される上記第1の送信装置がデータの送信に
用いるタイムスロット、及び現フレームに受信した次フ
レーム使用タイムスロット情報により示される上記第1
の送信装置がデータの送信に用いるタイムスロットを除
くタイムスロットを用いてデータを送信するものであ
る。
【0012】また、本発明(請求項5)に係る伝送シス
テムは、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の伝
送システムにおいて、上記使用タイムスロット情報が、
送信に用いるタイムスロットの数であるものである。
【0013】また、本発明(請求項6)に係る伝送シス
テムは、請求項2記載の伝送システムにおいて、上記第
1の送信装置が、前フレームでデータの送信に使用した
タイムスロットの数に一定量C(Cは予め設定された1
以上の整数)を加えた値を越えない数のタイムスロット
を現フレームでデータの送信に使用するとともに、現フ
レームでデータの送信に使用するタイムスロットの数を
上記使用タイムスロット情報として上記データ領域の特
定のタイムスロットを用いて送信し、上記第2の送信装
置が、上記データ領域を用いてデータを送信する際に、
上記使用タイムスロット情報に示されるタイムスロット
の数に一定量Cを加えた数のタイムスロットを除くタイ
ムスロットを用いてデータを送信するものである。
【0014】また、本発明(請求項7)に係る伝送シス
テムは、請求項2ないし請求項6のいずれかに記載の伝
送システムにおいて、上記第2の送信装置が、上記デー
タ領域の複数のタイムスロットのうち上記第2の送信装
置がデータの送信に用いるタイムスロットを認識できる
使用タイムスロット情報を上記データ領域の特定のタイ
ムスロットを用いて送信するものである。
【0015】また、本発明(請求項8)に係る伝送シス
テムは、請求項2ないし請求項7のいずれかに記載の伝
送システムにおいて、上記第1の送信装置が、等時性を
必要とするデータを出力する第1の信号源の出力を送信
し、上記第2の送信装置が、等時性を必要としないデー
タを出力する第2の信号源の出力を送信するものであ
る。
【0016】また、本発明(請求項9)に係る送信装置
は、伝送路に接続され、該伝送路を伝搬する,複数のタ
イムスロットから構成された決められた大きさのデータ
領域を含むフレームの上記タイムスロットを用いてデー
タを伝送する送信装置において、上記データ領域の複数
のタイムスロットのうち当該送信装置がデータの送信に
用いるタイムスロットを認識できる使用タイムスロット
情報を上記データ領域の特定のタイムスロットを用いて
送信するものである。
【0017】また、本発明(請求項10)に係る送信装
置は、請求項9記載の送信装置において、上記使用タイ
ムスロット情報として、現フレームで当該送信装置がデ
ータの送信に用いるタイムスロットを認識できる現フレ
ーム使用タイムスロット情報と、次フレームで当該送信
装置がデータの送信に用いるタイムスロットを認識でき
る次フレーム使用タイムスロット情報とを、現フレーム
の上記特定のタイムスロットを用いて送信するものであ
る。
【0018】また、本発明(請求項11)に係る送信装
置は、請求項9記載の送信装置において、上記使用タイ
ムスロット情報として、次フレームで当該送信装置がデ
ータの送信に用いるタイムスロットを認識できる次フレ
ーム使用タイムスロット情報を、現フレームの上記特定
のタイムスロットを用いて送信するものである。
【0019】また、本発明(請求項12)に係る送信装
置は、請求項9ないし請求項11のいずれかに記載の送
信装置において、上記使用タイムスロット情報が、送信
に用いるタイムスロットの数であるものである。
【0020】また、本発明(請求項13)に係る送信装
置は、請求項9記載の送信装置において、前フレームで
データの送信に使用したタイムスロットの数に一定量C
(Cは予め設定された1以上の整数)を加えた値を越え
ない数のタイムスロットを現フレームでデータの送信に
使用するとともに、現フレームでデータの送信に使用す
るタイムスロットの数を上記使用タイムスロット情報と
して上記データ領域の特定のタイムスロットを用いて送
信するものである。
【0021】また、本発明(請求項14)に係る送信装
置は、請求項9ないし請求項13のいずれかに記載の送
信装置において、等時性を必要とする信号源の出力を送
信するものである。
【0022】また、本発明(請求項15)に係る送信装
置は、伝送路に接続され、該伝送路を伝搬する,複数の
タイムスロットから構成された決められた大きさのデー
タ領域を含むフレームの上記タイムスロットを用いてデ
ータを伝送する送信装置において、上記伝送路に接続さ
れた他の送信装置が送信した該他の送信装置がデータの
送信に用いるタイムスロットを認識できる情報を受信
し、該情報により示されるタイムスロットを除くタイム
スロットを用いてデータを送信するものである。
【0023】また、本発明(請求項16)に係る送信装
置は、請求項15記載の送信装置において、該送信装置
が、上記他の送信装置が現フレームの上記特定のタイム
スロットを用いて送信する、現フレームで上記他の送信
装置がデータの送信に用いるタイムスロットを認識でき
る現フレーム使用タイムスロット情報と、次フレームで
上記他の送信装置がデータの送信に用いるタイムスロッ
トを認識できる次フレーム使用タイムスロット情報とを
受信し、上記現フレーム使用タイムスロット情報により
示される上記他の送信装置がデータの送信に用いるタイ
ムスロット、及び上記次フレーム使用タイムスロット情
報により示される上記他の送信装置がデータの送信に用
いるタイムスロットを除くタイムスロットを用いてデー
タを送信するものである。
【0024】また、本発明(請求項17)に係る送信装
置は、請求項15記載の送信装置において、該送信装置
が、上記他の送信装置が送信する、次フレームで上記他
の送信装置がデータの送信に用いるタイムスロットを認
識できる次フレーム使用タイムスロット情報を受信し、
前フレームに受信した次フレーム使用タイムスロット情
報により示される上記他の送信装置がデータの送信に用
いるタイムスロット、及び現フレームに受信した次フレ
ーム使用タイムスロット情報により示される上記他の送
信装置がデータの送信に用いるタイムスロットを除くタ
イムスロットを用いてデータを送信するものである。
【0025】また、本発明(請求項18)に係る送信装
置は、請求項15記載の送信装置において、該送信装置
が、上記他の送信装置が送信する、現フレームで上記他
の送信装置がデータの送信に用いるタイムスロットを認
識できる使用タイムスロット情報を受信し、上記データ
領域を用いてデータを送信する際に、上記使用タイムス
ロット情報に示されるタイムスロットの数に一定量C
(Cは予め設定された1以上の整数)を加えた数のタイ
ムスロットを除くタイムスロットを用いてデータを送信
するものである。
【0026】また、本発明(請求項19)に係る送信装
置は、請求項15ないし請求項18のいずれかに記載の
送信装置において、等時性を必要としないデータを出力
する信号源の出力を送信するものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
伝送システムを図について説明する。図1は本発明の実
施の形態による伝送システムの構成を示す図である。図
において、20は第1の情報源、21は第1の情報源2
0からのデータを伝送路に送出する第1の送信装置、2
2は第2の情報源、23は第2の情報源22からのデー
タを伝送路に送出する第2の送信装置、25は第1の送
信装置21が伝送路に送出したデータを受信する第1の
受信装置、24は第1の受信装置25が受信したデータ
を使用する第1の端末、27は第2の送信装置23が伝
送路に送出したデータを受信する第2の受信装置、26
は第2の受信装置27が受信したデータを使用する第2
の端末である。図1に示す伝送システムは本発明におけ
る送信装置と受信装置を有し、本発明における伝送方法
を実現するものである。
【0028】まず、第1の情報源20、第2の情報源2
2、第1の端末24、第2の端末26についてその動作
を説明する。図1において、第1の情報源20は、規定
された最大レートを超えない範囲でデータの伝送速度が
変動し、かつ等時性を必要とするVBRリアルタイムデ
ータを出力する。第1の情報源20の例としては、DV
D−Videoや、ディジタル衛星放送などがある。ま
た、第1の情報源20は伝送速度の最大値が規定されて
いる。第1の端末24は第1の情報源20の出力を入力
し、表示、記録、デコードなど任意の処理を行う装置で
ある。
【0029】第2の情報源22は、伝送速度の等時性を
必要としない非同期データを出力する。第2の情報源2
2の例としては、CD−ROM(リード・オンリー・メ
モリ)、DVD−ROM、DVD−RAM(ランダム・
アクセス・メモリ)や、その他にも地図やファイルなど
の非同期のデータを送信する装置であれば、任意の装置
を用いることが出来る。また、第2の情報源22は伝送
速度の最低値が規定されている。第2の端末26は第2
の情報源22の出力を入力し、表示、記録、デコードな
ど任意の処理を行う装置である。
【0030】本実施の形態による伝送システムは、以上
に示したVBR同期データを出力する第1の情報源20
とその第1の端末24、および非同期データを出力する
第2の情報源22とその第2の端末26を結び、その間
のデータの伝送において、伝送路上で多重して行うもの
である。装置間のデータの伝送には、論理的なデータ単
位であるチャンネルデータ10を用いる。
【0031】以下、チャンネルデータ10について説明
する。本実施の形態による伝送システムにおいては、従
来例で説明したMOSTの同期チャンネル領域を用いて
データを伝送するものとする。しかしながら、これに限
られず、一定周期のフレーム中がタイムスロットを持
ち、伝送を行う送信装置と受信装置が、あらかじめ割り
当てられたタイムスロットを用いて伝送を行うような任
意の伝送方式に適用可能である。このような伝送方式の
例としては、D2Bオプティカル(参考文献:“The D2
B Optical Bus - an Integration platform for Car En
tertainment and Telematic Systems", by Peter Mros,
Proc. ofWorld Congress on Intelligent Transport S
ystems Technical Sessions, Oct.1997 )など数多く提
案されている。以下の説明では、特に断らない限り、フ
レームは上記の一定周期のフレームを、タイムスロット
は上記のタイムスロットを意味する。
【0032】また、本実施の形態による伝送システムに
おいては、1タイムスロットは1バイトであり、タイム
スロット1個あたりの伝送速度は352.8kbpsで
あるものとする。もちろん、これらに限られず、1タイ
ムスロットは2バイト、4バイトなど任意の長さで良い
し、タイムスロット1個辺りの伝送速度は64kbp
s、384kbpsなど任意の速度で良い。
【0033】第1の送信装置21と第2の送信装置23
と第1の受信装置25と第2の受信装置は同じタイムス
ロットを共有する。各装置は、フレーム中のこれらのタ
イムスロットの位置を検出し、これらのタイムスロット
を用いてデータの受信および送信、あるいは受信を行
う。
【0034】以下の説明においては、各フレームにおけ
るこれらの共有するタイムスロットの集合をチャンネル
データ10とし、チャンネルデータ10を用いてデータ
の伝送を行うものとして説明する。
【0035】チャンネルデータ10は、図1に示すよう
に、データスロット11、第1の選択情報12、第2の
選択情報13、及び予約情報14から構成される。デー
タスロット11はデータを伝送する領域である。第1の
選択情報12は、第1の送信装置21が送信するデータ
のデータスロット11中における位置を示すための情報
であり、現フレームのデータスロット11中で、第1の
送信装置21がデータの送信に用いるタイムスロットを
認識できる情報(現フレーム使用タイムスロット情報)
である。第2の選択情報13は、第2の送信装置23が
送信するデータのデータスロット11中における位置を
示すための情報であり、現フレームのデータスロット1
1中で、第2の送信装置23がデータの送信に用いるタ
イムスロットを認識できる情報である。予約情報14
は、第1の送信装置21が次のフレームで送信するデー
タのデータスロット11中における位置を示すための情
報であり、次フレームのデータスロット11中で、第1
の送信装置21がデータの送信に用いるタイムスロット
を認識できる情報(次フレーム使用タイムスロット情
報)である。
【0036】マスタ装置28は、各装置からの要求に基
いてスロットの割り当てを決定し、どのスロットを用い
て通信を行えば良いかを要求を行った装置に通知、ある
いは全装置に放送する。このマスタ装置と各装置間の通
信は、任意の手段を用いることができる。例えば、従来
例で示したMOSTにおいては、制御フレームを用いて
も良いし、非同期チャンネルスロットを用いても良い
し、同期チャンネルスロットを用いても良い。任意の伝
送方式において、制御データ,非同期データ,あるいは
同期データ等の任意のデータとして通信しても良い。ま
た、データを伝送する伝送路と異なる伝送路を用いて通
信しても良いし、オフラインでマスタ装置に入力するな
ど、通信を行わずにあらかじめ設定しても良い。ここ
で、第1の送信装置21は第1の情報源20の規定され
た伝送速度の最大値を要求し、第2の送信装置23は第
2の情報源22の規定された伝送速度の最低値を要求す
る。マスタ装置28は、第1の送信装置21および第2
の送信装置22が共有するタイムスロット、すなわちチ
ャンネルデータ10のデータスロット11として、第1
の情報源20が出力するデータの最大レートと、第2の
情報源22の要求最低レートの和を確保できる数のタイ
ムスロットを用意する。例えば、第1の情報源20の最
大レートが10.08Mbpsの場合、352.8kb
psで割るとタイムスロットは29個必要である。第2
の情報源22の最低伝送速度が256kbpsの場合、
タイムスロットは1個必要である。この場合、データス
ロット11として、最低30個のタイムスロットを割り
当てる。何個のタイムスロットを用いるか、どのタイム
スロットを用いるかは、マスタ装置28を用いずに、あ
らかじめ決めても良いし、お互いの装置間で交渉して決
め手も良く、各装置がどのタイムスロットを用いるかを
知ることができればその手段を問わない。
【0037】以下、第1の送信装置21,第1の送信装
置23,第1の受信装置25,第2の受信装置27の動
作について説明を行う。第1の送信装置21は、第1の
情報源20から出力されるデータを入力する。第1の送
信装置21は、少なくとも2フレームの時間の間、入力
したデータを、現フレームに送信するデータと次フレー
ムに送信するデータに分割して蓄積する。チャンネルデ
ータ10を送信するタイミングになると、現フレームに
送信するデータを送信する。データはデータスロット1
1の先頭からワード単位でつめて伝送する。ここで、1
ワードの長さはあらかじめ決められており、代表的には
1バイトを1ワードとすれば良いが、2バイト、4バイ
トなど任意のデータ長を用いることが出来る。さらに、
第1の送信装置21は、現フレームで送信するデータの
ワード量を示す情報を第1の選択情報12として送信す
る。同時に、次のフレームで送信するデータのワード量
を予約情報14として送信する。以下、フレーム毎に同
じ処理を繰り返す。2番目以降のフレームでは、前のフ
レームで次フレームに送信するデータとされたデータ
を、現フレームに送信するデータとする。
【0038】第1の送信装置21は、上記のような動作
を行う任意の構成をとることができるが、その一つの構
成例を図2を用いて説明する。第1の信号源20から第
1の送信装置21に入力されたデータは、次フレーム用
記憶手段210に入力される。次フレーム用記憶手段2
10は、1フレームの時間、入力されるデータを蓄積す
る。1フレームの時間が終了すると記憶しているデータ
を出力すると同時に、記憶しているデータのワード量
(タイムスロットの数)を予約情報として出力する。現
フレーム用記憶手段211は、次フレーム用記憶手段2
10から出力されるデータを入力し、1フレームの間デ
ータを遅延させる。1フレームの時間が終了すると記憶
しているデータを出力すると同時に、記憶しているデー
タ量を第1の選択情報として出力する。第1の通信手段
212は、現フレーム用記憶手段211から出力される
データと、予約情報および第1の選択情報を入力し、そ
れぞれチャンネルデータ10の対応する時間に送信す
る。
【0039】第2の送信装置23は、チャンネルデータ
10を受信し、データスロットの総ワード数(タイムス
ロットの数)から、第1の選択情報12と予約情報14
のいずれか大きい方の値を引いた結果を伝送可能データ
量として算出する。第2の送信装置23は伝送可能デー
タ量以下のデータを第2の情報源から読み出して送信す
る。データはデータスロット11の後ろからワード単位
でデータをつめて伝送する。同時に、送信するデータの
ワード量を第2の選択情報12として送信する。
【0040】第2の送信装置23は、上記のような動作
を行う任意の構成をとることができるが、その1つの構
成例を図3を用いて説明する。算出手段231は、第2
の通信手段232によって受信された第1の選択情報と
予約情報を入力し、伝送可能データ量を上記の方法で算
出して出力する。次に、読み出し手段230は、伝送可
能データ量を超えない範囲で第2の情報源22からデー
タをワード単位で読み出して出力すると同時に、読み出
したデータのワード量を第2の選択情報として出力す
る。第2の通信手段232は、読出手段230から出力
されたデータと、第2の選択情報を、それぞれチャンネ
ルデータ10の対応する時間に送信する。
【0041】第1の受信装置25は、チャンネルデータ
10を入力すると、データスロット11の先頭から、第
1の選択情報で示されるデータ量に相当するデータを取
り出し、第1の端末24へ送信する。
【0042】第2の受信装置27は、チャンネルデータ
10を入力すると、データスロット11の末尾から、第
2の選択情報で示されるデータ量に相当するデータを取
り出し、第2の端末26へ送信する。
【0043】ここで、具体的な例を示して、本実施の形
態による伝送システムの動作を説明する。図4は本実施
の形態による伝送システムにおける、データの伝送を説
明するための図である。図4において、AおよびBは、
図1における同一の記号の位置を示す。すなわち、Aは
第1の送信装置21から送信直後のデータであり、Bは
第2の送信装置23から送信直後のデータである。
【0044】フレームnにおいて、第1の送信装置21
に蓄積されたデータが、本フレーム用に15バイト(タ
イムスロット15個分)、次フレーム用に24バイト
(タイムスロット24個分)のデータであったとする。
第1の送信装置21では、データスロット11の先頭か
ら15バイトの領域に15バイトのデータを挿入し、第
1の選択情報12として15、予約情報14として24
を挿入し、チャンネルデータとして送信する。これが、
フレームnにおける位置Aでの伝送データとなる。
【0045】第2の送信装置23はチャンネルデータを
受信する。受信したデータ中の第1の選択情報(=15
バイト)と予約情報(=24バイト)を比較して大きい
方をデータスロット長(=30バイト)から減算した結
果の6バイト(タイムスロット6個分)が、最大の伝送
可能なデータ量である。第2の送信装置33は6バイト
を超えない範囲でデータを送信する。ここで、6バイト
のデータが送信可能だとすると、データスロットの後ろ
から6バイトの領域に6バイトのデータを挿入し、第2
の選択情報に6を挿入し、チャンネルデータとして送信
する。
【0046】第1の受信装置25は、第1の選択情報
(=15)を見て、データスロット中の先頭から15バ
イト(タイムスロット15個分)のデータを受信する。
また、第2の受信装置27は、第2の選択情報(=6)
を見て、データスロット中の後ろから6バイト(タイム
スロット6個分)のデータを受信する。
【0047】続いて、フレームn+1において、第1の
送信装置21に蓄積されたデータが、本フレーム用に2
4バイト(タイムスロット24個分)、次フレーム用に
18バイト(タイムスロット18個分)のデータであっ
たとする。第1の送信装置21では、データスロット1
1の先頭から24バイトの領域に24バイトのデータを
挿入し、第1の選択情報12として24、予約情報14
として18を挿入し、チャンネルデータとして送信す
る。ここで、フレームnにおいて、第2の送信装置は予
約情報(=24)を越えるデータを挿入していないの
で、第1の送信装置からのデータと第2の送信装置から
のデータがぶつかること、すなわち第1の送信装置から
のデータによって第2の送信装置からのデータが上書き
されてしまうことは無い。これが、フレームn+1にお
ける位置Aでの伝送データとなる。
【0048】第2の送信装置23はチャンネルデータを
受信する。受信したデータ中の第1の選択情報(=24
バイト)と予約情報(=18バイト)を比較して大きい
方をデータスロット長(=30バイト)から減算した結
果の6バイトが、最大の伝送可能なデータ量である。第
2の送信装置33は6バイトを超えない範囲でデータを
送信する。ここで、6バイトのデータが送信可能だとす
ると、データスロットの後ろから6バイトの領域に6バ
イトのデータを挿入し、第2の選択情報に6を挿入し、
チャンネルデータとして送信する。
【0049】第1の受信装置25は、第1の選択情報
(=24)を見て、データスロット中の先頭から24バ
イト(タイムスロット24個分)のデータを受信する。
また、第2の受信装置27は、第2の選択情報(=6)
を見て、データスロット中の後ろから6バイト(タイム
スロット6個分)のデータを受信する。
【0050】以上の構成により、第1の送信装置21
は、チャンネルデータ10中の自分が送信したデータの
位置を示し、第1の受信装置25ではその位置を容易に
検出できるので、任意のレートのCBRデータや、VB
Rリアルタイムデータを伝送可能であり、その効果は大
きい。
【0051】また、第2の送信装置23は、チャンネル
データ10の領域の中で、少なくとも第1の選択情報1
2と予約情報14の大きい方の値のデータ量の領域を残
して、データを送信するので、第1の送信装置21は送
信したいデータを必ず送信できる。等時性データを送信
する第1の送信装置21は送りたいデータを必ず送信可
能であり、非等時性データを送信する第2の送信装置2
3は余った帯域を有効に利用してデータを送信可能であ
る。
【0052】ここで、予約情報14は、データの流れる
順番で見た場合に、図6に示すように、第2の送信装置
23と第2の受信装置27の間に第1の送信装置21が
ある場合に必要である。ここで予約情報14が無けれ
ば、第2の送信装置23は、第1の選択情報12のみに
より送信できるデータ量を判断することになる。例え
ば、フレームnにおいては、第1の選択情報12が15
であるので、データスロット30バイトのうち、15バ
イトを第1の送信装置21が使用していると判断し、残
りの(30−15)=15バイトの全てを用いてデータ
を送信するとする。この後で、第1の送信装置21はフ
レームn+1において、24バイトのデータを送信する
ので、第2の送信装置23が送信した15バイトのデー
タのうち、9バイトが上書きされてしまう。このため、
その後、第2の受信装置27が正しくデータを受信でき
ない。したがって、予約情報により、第1の送信装置2
1が次フレームで送信するデータ量を第2の送信装置2
3に通知することにより、第2の送信装置23は上書き
されずに送信できるデータ量を知ることが出来る。
【0053】すなわち、データの流れる順番で見た場合
に、第2の送信装置23と第2の受信装置27の間に第
1の送信装置21が無い場合には予約情報は不要であ
る。しかしながら、装置の接続順に制限を加えない場合
には、予約情報による効果が得られる。
【0054】このように、本実施の形態による伝送シス
テムでは、第1の送信装置21と第1の受信装置25と
を備え、第1の送信装置21が、複数のタイムスロット
から構成された決められた大きさのデータ領域を含むフ
レームの上記タイムスロットを用いてデータを伝送する
伝送システムにおいて、第1の送信装置21が、上記デ
ータ領域の複数のタイムスロットのうち第1の送信装置
21がデータの送信に用いるタイムスロットを認識でき
る使用タイムスロット情報(第1の選択情報12)を上
記データ領域の特定のタイムスロットを用いて送信し、
第1の受信装置25がこの使用タイムスロット情報(第
1の選択情報12)に基づいて、第1の送信装置21が
データの送信に用いたタイムスロットのデータを受信す
るものとしたから、TDMの伝送路を用いて、任意のレ
ートのCBRデータやVBRのリアルタイムデータを伝
送可能である。
【0055】また、本実施の形態の伝送システムによれ
ば、第1の送信装置21と第2の送信装置23とを備
え、各送信装置が、複数のタイムスロットから構成され
た決められた大きさのデータ領域を含むフレームの上記
タイムスロットを用いてデータを伝送する伝送システム
において、第1の送信装置21が、上記データ領域の複
数のタイムスロットのうち第1の送信装置がデータの送
信に用いるタイムスロットを認識できる使用タイムスロ
ット情報(第1の選択情報12)を上記データ領域の特
定のタイムスロットを用いて送信し、第2の送信装置2
3が、この使用タイムスロット情報(第1の選択情報1
2)により示される第1の送信装置がデータの送信に用
いるタイムスロットを除くタイムスロットを用いてデー
タを送信するものとしたから、TDMの伝送路を用い
て、等時性データと非等時性データを伝送する場合に、
より帯域の有効利用が可能である。
【0056】さらに、本実施の形態の伝送システムによ
れば、第1の送信装置21が、使用タイムスロット情報
として、現フレームで第1の送信装置がデータの送信に
用いるタイムスロットを認識できる現フレーム使用タイ
ムスロット情報(第1の選択情報12)と、次フレーム
で第1の送信装置がデータの送信に用いるタイムスロッ
トを認識できる次フレーム使用タイムスロット情報(予
約情報14)とを、現フレームの上記特定のタイムスロ
ットを用いて送信し、第2の送信装置23が、現フレー
ム使用タイムスロット情報(第1の選択情報12)によ
り示される第1の送信装置がデータの送信に用いるタイ
ムスロット、及び次フレーム使用タイムスロット情報
(予約情報14)により示される第1の送信装置がデー
タの送信に用いるタイムスロットを除くタイムスロット
を用いてデータを送信するものとしたから、図6に示す
ように、第2の送信装置23と第2の受信装置27の間
に第1の送信装置21がある場合に、第2の送信装置2
3がタイムスロットに書き込んだデータが第1の送信装
置21から送信されるデータによって上書きされること
を防止でき、データの確実な伝送を実現できる。
【0057】なお、第2の送信装置23および第2の受
信装置27が無い場合には、第2の選択情報12および
予約情報14が不要である。この場合には、第1の送信
装置21および第1の受信装置25を用いて、任意レー
トのCBRデータやVBRのリアルタイムデータの送受
信を実現することが可能であるという効果が得られる。
この時、第1の送信装置21は、少なくとも、第1の信
号源20からのデータをデータスロットの先頭からワー
ド単位で送信し、送信したデータのワード数を第1の選
択情報12として送信するという機能を持てば良い。
【0058】なお、第1の送信装置は頭からデータをつ
めこみ、第2の送信装置は後ろからデータをつめこむと
したが、これに限られるものではない。各装置の間で決
められた順序であれば任意の順序でデータをつめれば良
く、逆でも良いし、交互でも良い。
【0059】なお、第1の選択情報および第2の選択情
報および予約情報については、それぞれ1バイトずつの
領域を使用しても良いし、例えば有効数字が5ビットの
場合にはそれぞれ5ビットずつの領域を使用し、合計で
2つのタイムスロットに割り当てても良く、必要な情報
を伝送できれば、任意の領域を使用可能である。
【0060】なお、第1の選択情報と第2の選択情報は
予約情報として、それぞれデータのワード量を送信する
ものとしているが、これに限られず、送信したデータの
ワード量がわかるような任意の情報を用いることが出来
る。あるいは、送信したデータが挿入されている位置が
分かるようなフラグを用いてもよい。
【0061】なお、第1の送信装置21および第2の送
信装置23および第1の受信装置25および第2の受信
装置27の接続順は図1に示されている順序にかぎられ
ず、任意の順序にならべることができることは言うまで
もない。
【0062】なお、チャンネルデータ10を図1に示す
ような構成としたが、第2の送信装置23と第2の受信
装置27の間に第1の送信装置21が無いという条件が
あれば、チャンネルデータ10から予約情報14を無く
すことが出来る。この場合、第2の送信装置23におけ
る最大伝送可能なデータ量は、データスロットのデータ
量から第1の選択情報を減算したものとなる。また、第
1の送信装置21は、少なくとも、第1の信号源20か
らのデータをデータスロットの先頭からワード単位で送
信し、送信したデータのワード数を第1の選択情報12
として送信するという機能を持てば良い。各装置間で、
接続されている順序を検出し、上記条件が成立する場合
には、予約情報14を送信しないというような構成にす
れば、伝送データを削減できるというさらなる効果が得
られる。
【0063】なお、第1の送信装置および第2の送信装
置23が送信を開始しようとした最初のフレームでデー
タを送信せず、第1の送信装置21が送信するデータ量
を前のフレームの予約情報14から求めるような構成と
すれば、第1の選択情報12を無くすことも可能であ
り、伝送データを削減可能であるという更なる効果が生
じる。この場合、第1の送信装置21は、第1の選択情
報12を送信しないという構成になる。また、第1の受
信装置25は、前のフレームの予約情報14を記憶して
おき、前のフレームの予約情報14に示されるワード量
のデータを受信するような構成となる。また、第2の送
信装置23は、前のフレームの予約情報14を記憶して
おき、伝送可能レートを前のフレームの予約情報14と
現在のフレームの予約情報14のいずれか大きい方を元
に算出するような構成となる。
【0064】なお、第1の送信装置21が現フレームで
送信するデータのワード量を、前のフレームで送信した
データのワード量にC(Cは1以上の任意の整数)加算
した値以下とし、第2の送信装置23が現フレームで送
信するデータのワード量を、データスロットの総ワード
量から第1の選択情報に示されるワード数とCを減算し
た値以下とするような構成としても良く、これによれ
ば、予約情報を伝送する必要がなく、伝送容量を削減で
きるという更なる効果が得られる。すなわち、この構成
によれば、第2の送信装置23がデータを送信した直後
のデータスロットには、データが送信されてない領域が
少なくともCある。第1の送信装置21は、前のフレー
ムで送信したデータのワード量よりC以上大きい領域を
使用しないので、第2の送信装置23が送信したデータ
を上書きすることはない。また、第1の送信装置21
は、前のフレームで送信したデータのワード量にCを加
えた値を越えるデータを送信したい場合のために、越え
るデータを遅延させるバッファを持たなければならな
い。このバッファの大きさは、第1の送信装置21が送
信するデータがその最小レートから最大レートまで瞬時
に変化し、その後最大レートを維持する時に、送信可能
なデータのワード量が最大レートを送信可能な量に変化
するまでの間、送信できないデータを蓄積できる容量が
あれば、常にデータを損なうこと無く伝送可能である。
【0065】具体的な例を示すと、データスロットの総
ワード数を30バイト、Cを2バイトとし、第1の送信
装置21がフレームnで15バイトのデータを送信した
ものとする。第2の送信装置23は、(データスロット
の総ワード数)−(第1の選択情報)−C=30−15
−2=13であるので、13バイト以下のデータを送信
可能である。ここで、第2の送信装置23は、13バイ
トのデータを送信したものとする。フレームn+1で、
第1の送信装置は(前のフレームで送信したワード量)
+C=15+2=17なので、17バイト以下のデータ
を送信可能である。ここで、第1の送信装置21は、1
7バイトのデータを送信したものとする。これにより、
第2の送信装置23が送信したデータを上書きすること
はない。
【0066】なお、第2の送信装置23が常に伝送可能
レートのデータを送信するような構成とすれば、第2の
選択情報を無くすことが可能であり、伝送データを削減
可能であるという更なる効果が生じる。この場合、第2
の受信装置27は、データスロットの中で、前から第1
の選択情報に示されるデータ量の領域以外のデータを受
信すれば良い。
【0067】なお、本実施の形態においては、図1に示
すような構成としたがこれに限られるものではない。第
1の受信装置25および第2の受信装置27が1つの受
信装置に統合されていても良いし、必ずしも受信装置が
無くても良い。あるいは、図に示す以外の第3の送信装
置、第3の受信装置、第4の送信装置、第4の受信装置
など任意の個数の送信装置および受信装置を接続するこ
とが可能で、同様の効果が得られる。
【0068】例えば、第3の送信装置および第4の送信
装置は、それぞれ、第1の送信装置および第2の送信装
置が使用しているタイムスロットを除く任意のタイムス
ロットを用いて、データを伝送することが可能である。
【0069】また、例えば、第3の送信装置を非等時性
データを送信する装置とし、第1の送信装置21と第2
の送信装置23と第3の送信装置がデータスロットを共
有するような形態とすることが出来る。この場合、第3
の送信装置は、データスロットの中で、(第1の選択情
報で示される位置、予約情報で示される位置、第2の選
択情報で示される位置)を除くスロットを用いてデータ
を送信し、送信したデータの位置を示す情報を第3の選
択情報として送信する。すなわち、第3の送信装置は、
第1の選択情報と第2の選択情報が送信するデータのワ
ード量を示している場合、((データスロットの総ワー
ド量)−(第1の選択情報が示すワード量と予約情報が
示すワード量の大きい方)−(第2の選択情報が示すワ
ード量))以下のワード量のデータを送信し、送信した
データ量を第3の選択情報として送信する。同様に、非
等時性データを送信する第4の送信装置を追加すること
も可能である。このように、等時性を有するVBRデー
タを送信する1つの装置と、非等時性データを送信する
複数の装置により、データスロットを共有し、帯域を有
効に利用することが可能である。
【0070】また、例えば、第3の送信装置を等時性の
あるVBRデータを送信する装置とし、第4の送信装置
を非等時性データを送信する装置とし、第1の送信装置
および第2の送信装置が共有して使用するタイムスロッ
トと異なるタイムスロットを、同様に共有し、データ伝
送に用いることが可能である。この場合、第3の送信装
置は第1の送信装置と、第4の送信装置は第2の送信装
置と、使用するタイムスロットの位置が異なるだけで、
同様の動作を行う。これにより、等時性を有するVBR デ
ータを送信する1つの装置と、非等時性データを送信す
る複数の装置を組み合わせてデータスロットを共有する
場合に、複数の組み合わせを同一の伝送路上で実現可能
である。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明(請求項1)によ
れば、送信装置と受信装置と伝送路とを備え、上記送信
装置が、上記伝送路を伝搬する,複数のタイムスロット
から構成された決められた大きさのデータ領域を含むフ
レームの上記タイムスロットを用いてデータを伝送する
伝送システムにおいて、上記送信装置が、上記データ領
域の複数のタイムスロットのうち該送信装置がデータの
送信に用いるタイムスロットを認識できる使用タイムス
ロット情報を上記データ領域の特定のタイムスロットを
用いて送信し、上記受信装置が、上記送信装置より上記
特定のタイムスロットを用いて送信された使用タイムス
ロット情報に基づいて送信装置がデータの送信に用いた
タイムスロットのデータを受信するものとしたから、T
DMの伝送路を用いて、任意のレートのCBRデータや
VBRのリアルタイムデータを伝送可能とできる効果が
ある。
【0072】また、本発明(請求項2)によれば、第1
の送信装置と第2の送信装置と伝送路とを備え、各送信
装置が、上記伝送路を伝搬する,複数のタイムスロット
から構成された決められた大きさのデータ領域を含むフ
レームの上記タイムスロットを用いてデータを伝送する
伝送システムにおいて、上記第1の送信装置が、上記デ
ータ領域の複数のタイムスロットのうち上記第1の送信
装置がデータの送信に用いるタイムスロットを認識でき
る使用タイムスロット情報を上記データ領域の特定のタ
イムスロットを用いて送信し、上記第2の送信装置が、
上記第1の送信装置より上記特定のタイムスロットを用
いて送信された使用タイムスロット情報により示される
上記第1の送信装置がデータの送信に用いるタイムスロ
ットを除くタイムスロットを用いてデータを送信するも
のとしたから、TDMの伝送路を用いて、等時性データ
と非等時性データを伝送する場合に、帯域のより有効な
利用を可能とできる効果がある。
【0073】また、本発明(請求項3)によれば、請求
項2記載の伝送システムにおいて、上記第1の送信装置
が、上記使用タイムスロット情報として、現フレームで
上記第1の送信装置がデータの送信に用いるタイムスロ
ットを認識できる現フレーム使用タイムスロット情報
と、次フレームで上記第1の送信装置がデータの送信に
用いるタイムスロットを認識できる次フレーム使用タイ
ムスロット情報とを、現フレームの上記特定のタイムス
ロットを用いて送信するものであり、上記第2の送信装
置が、上記現フレーム使用タイムスロット情報により示
される上記第1の送信装置がデータの送信に用いるタイ
ムスロット、及び上記次フレーム使用タイムスロット情
報により示される上記第1の送信装置がデータの送信に
用いるタイムスロットを除くタイムスロットを用いてデ
ータを送信するものとしたから、第2の送信装置がタイ
ムスロットに書き込んだデータが第1の送信装置から送
信されるデータによって上書きされることを防止でき、
データの確実な伝送を実現できる効果がある。
【0074】また、本発明(請求項4)によれば、請求
項2記載の伝送システムにおいて、上記第1の送信装置
が、上記使用タイムスロット情報として、次フレームで
上記第1の送信装置がデータの送信に用いるタイムスロ
ットを認識できる次フレーム使用タイムスロット情報
を、現フレームの上記特定のタイムスロットを用いて送
信するものであり、上記第2の送信装置が、前フレーム
に受信した次フレーム使用タイムスロット情報により示
される上記第1の送信装置がデータの送信に用いるタイ
ムスロット、及び現フレームに受信した次フレーム使用
タイムスロット情報により示される上記第1の送信装置
がデータの送信に用いるタイムスロットを除くタイムス
ロットを用いてデータを送信するものとしたから、より
情報量の少ない使用タイムスロット情報により、第2の
送信装置がタイムスロットに書き込んだデータが第1の
送信装置から送信されるデータによって上書きされるこ
とを防止でき、データの確実な伝送を実現できる効果が
ある。
【0075】また、本発明(請求項6)によれば、請求
項2記載の伝送システムにおいて、上記第1の送信装置
が、前フレームでデータの送信に使用したタイムスロッ
トの数に一定量C(Cは予め設定された1以上の整数)
を加えた値を越えない数のタイムスロットを現フレーム
でデータの送信に使用するとともに、現フレームでデー
タの送信に使用するタイムスロットの数を上記使用タイ
ムスロット情報として上記データ領域の特定のタイムス
ロットを用いて送信し、上記第2の送信装置が、上記デ
ータ領域を用いてデータを送信する際に、上記使用タイ
ムスロット情報に示されるタイムスロットの数に一定量
Cを加えた数のタイムスロットを除くタイムスロットを
用いてデータを送信するようにしたから、より情報量の
少ない使用タイムスロット情報により、第2の送信装置
がタイムスロットに書き込んだデータが第1の送信装置
から送信されるデータによって上書きされることを防止
でき、データの確実な伝送を実現できる効果がある。
【0076】また、本発明(請求項7)によれば、請求
項2ないし請求項6のいずれかに記載の伝送システムに
おいて、上記第2の送信装置が、上記データ領域の複数
のタイムスロットのうち上記第2の送信装置がデータの
送信に用いるタイムスロットを認識できる使用タイムス
ロット情報を上記データ領域の特定のタイムスロットを
用いて送信するものとしたから、伝送路にさらなる送信
装置が接続されている場合に、このさらなる送信装置が
上記第1の送信装置が送信する使用タイムスロット情
報,及び第2の送信装置が送信する使用タイムスロット
情報に基づいてこれら第1,第2の送信装置がデータの
送信に使用していないタイムスロットを用いてデータ送
信を行なうことにより、帯域のより有効な利用を可能と
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による伝送システムの構成
を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態による伝送システムに用い
られる第1の送信装置の構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態による伝送システムに用い
られる第2の送信装置の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態による伝送システムにおけ
る動作を説明するための図である。
【図5】従来の伝送システムを説明するための図であ
る。
【図6】本発明の伝送システムの他の接続例を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 チャンネルデータ 11 データスロット 12 第1の選択情報 13 第2の選択情報 14 予約情報 20 第1の情報源 21 第1の送信装置 22 第2の情報源 23 第2の送信装置 24 第1の端末 25 第1の受信装置 26 第2の端末 27 第2の受信装置 28 マスタ装置 210 次フレーム用記憶手段 211 現フレーム用記憶手段 212 第1の通信手段 230 読出手段 231 算出手段 232 第2の通信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 俊久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K028 AA11 DD01 DD02 EE07 MM12 5K031 AA02 AA07 BA06 CA08 CB10 CC04 DA02

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信装置と受信装置と伝送路とを備え、
    上記送信装置が、上記伝送路を伝搬する,複数のタイム
    スロットから構成された決められた大きさのデータ領域
    を含むフレームの上記タイムスロットを用いてデータを
    伝送する伝送システムにおいて、 上記送信装置は、上記データ領域の複数のタイムスロッ
    トのうち該送信装置がデータの送信に用いるタイムスロ
    ットを認識できる使用タイムスロット情報を上記データ
    領域の特定のタイムスロットを用いて送信し、 上記受信装置は、上記送信装置より上記特定のタイムス
    ロットを用いて送信された使用タイムスロット情報に基
    づいて送信装置がデータの送信に用いたタイムスロット
    のデータを受信することを特徴とする伝送システム。
  2. 【請求項2】 第1の送信装置と第2の送信装置と伝送
    路とを備え、各送信装置が、上記伝送路を伝搬する,複
    数のタイムスロットから構成された決められた大きさの
    データ領域を含むフレームの上記タイムスロットを用い
    てデータを伝送する伝送システムにおいて、 上記第1の送信装置は、上記データ領域の複数のタイム
    スロットのうち上記第1の送信装置がデータの送信に用
    いるタイムスロットを認識できる使用タイムスロット情
    報を上記データ領域の特定のタイムスロットを用いて送
    信し、 上記第2の送信装置は、上記第1の送信装置より上記特
    定のタイムスロットを用いて送信された使用タイムスロ
    ット情報により示される上記第1の送信装置がデータの
    送信に用いるタイムスロットを除くタイムスロットを用
    いて、データを送信することを特徴とする伝送システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の伝送システムにおいて、 上記第1の送信装置は、上記使用タイムスロット情報と
    して、現フレームで上記第1の送信装置がデータの送信
    に用いるタイムスロットを認識できる現フレーム使用タ
    イムスロット情報と、次フレームで上記第1の送信装置
    がデータの送信に用いるタイムスロットを認識できる次
    フレーム使用タイムスロット情報とを、現フレームの上
    記特定のタイムスロットを用いて送信するものであり、 上記第2の送信装置は、上記現フレーム使用タイムスロ
    ット情報により示される上記第1の送信装置がデータの
    送信に用いるタイムスロット、及び上記次フレーム使用
    タイムスロット情報により示される上記第1の送信装置
    がデータの送信に用いるタイムスロットを除くタイムス
    ロットを用いて、データを送信することを特徴とする伝
    送システム。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の伝送システムにおいて、 上記第1の送信装置は、上記使用タイムスロット情報と
    して、次フレームで上記第1の送信装置がデータの送信
    に用いるタイムスロットを認識できる次フレーム使用タ
    イムスロット情報を、現フレームの上記特定のタイムス
    ロットを用いて送信するものであり、 上記第2の送信装置は、前フレームに受信した次フレー
    ム使用タイムスロット情報により示される上記第1の送
    信装置がデータの送信に用いるタイムスロット、及び現
    フレームに受信した次フレーム使用タイムスロット情報
    により示される上記第1の送信装置がデータの送信に用
    いるタイムスロットを除くタイムスロットを用いて、デ
    ータを送信することを特徴とする伝送システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の伝送システムにおいて、 上記使用タイムスロット情報が、送信に用いるタイムス
    ロットの数であることを特徴とする伝送システム。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の伝送システムにおいて、 上記第1の送信装置は、前フレームでデータの送信に使
    用したタイムスロットの数に一定量C(Cは予め設定さ
    れた1以上の整数)を加えた値を越えない数のタイムス
    ロットを現フレームでデータの送信に使用するととも
    に、現フレームでデータの送信に使用するタイムスロッ
    トの数を上記使用タイムスロット情報として上記データ
    領域の特定のタイムスロットを用いて送信し、 上記第2の送信装置は、上記データ領域を用いてデータ
    を送信する際に、上記使用タイムスロット情報に示され
    るタイムスロットの数に一定量Cを加えた数のタイムス
    ロットを除くタイムスロットを用いてデータを送信する
    ことを特徴とする伝送システム。
  7. 【請求項7】 請求項2ないし請求項6のいずれかに記
    載の伝送システムにおいて、 上記第2の送信装置は、上記データ領域の複数のタイム
    スロットのうち上記第2の送信装置がデータの送信に用
    いるタイムスロットを認識できる使用タイムスロット情
    報を上記データ領域の特定のタイムスロットを用いて送
    信することを特徴とする伝送システム。
  8. 【請求項8】 請求項2ないし請求項7のいずれかに記
    載の伝送システムにおいて、 上記第1の送信装置は、等時性を必要とするデータを出
    力する第1の信号源の出力を送信し、 上記第2の送信装置は、等時性を必要としないデータを
    出力する第2の信号源の出力を送信することを特徴とす
    る伝送システム。
  9. 【請求項9】 伝送路に接続され、該伝送路を伝搬す
    る,複数のタイムスロットから構成された決められた大
    きさのデータ領域を含むフレームの上記タイムスロット
    を用いてデータを伝送する送信装置において、 上記データ領域の複数のタイムスロットのうち当該送信
    装置がデータの送信に用いるタイムスロットを認識でき
    る使用タイムスロット情報を上記データ領域の特定のタ
    イムスロットを用いて送信することを特徴とする送信装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の送信装置において、 上記使用タイムスロット情報として、現フレームで当該
    送信装置がデータの送信に用いるタイムスロットを認識
    できる現フレーム使用タイムスロット情報と、次フレー
    ムで当該送信装置がデータの送信に用いるタイムスロッ
    トを認識できる次フレーム使用タイムスロット情報と
    を、現フレームの上記特定のタイムスロットを用いて送
    信することを特徴とする送信装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の送信装置において、 上記使用タイムスロット情報として、次フレームで当該
    送信装置がデータの送信に用いるタイムスロットを認識
    できる次フレーム使用タイムスロット情報を、現フレー
    ムの上記特定のタイムスロットを用いて送信することを
    特徴とする送信装置。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし請求項11のいずれか
    に記載の送信装置において、 上記使用タイムスロット情報が、送信に用いるタイムス
    ロットの数であることを特徴とする送信装置。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の送信装置において、 前フレームでデータの送信に使用したタイムスロットの
    数に一定量C(Cは予め設定された1以上の整数)を加
    えた値を越えない数のタイムスロットを現フレームでデ
    ータの送信に使用するとともに、現フレームでデータの
    送信に使用するタイムスロットの数を上記使用タイムス
    ロット情報として上記データ領域の特定のタイムスロッ
    トを用いて送信することを特徴とする送信装置。
  14. 【請求項14】 請求項9ないし請求項13のいずれか
    に記載の送信装置において、 等時性を必要とする信号源の出力を送信することを特徴
    とする送信装置。
  15. 【請求項15】 伝送路に接続され、該伝送路を伝搬す
    る,複数のタイムスロットから構成された決められた大
    きさのデータ領域を含むフレームの上記タイムスロット
    を用いてデータを伝送する送信装置において、 上記伝送路に接続された他の送信装置が送信した該他の
    送信装置がデータの送信に用いるタイムスロットを認識
    できる情報を受信し、該情報により示されるタイムスロ
    ットを除くタイムスロットを用いて、データを送信する
    ことを特徴とする送信装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の送信装置において、 上記他の送信装置が現フレームの上記特定のタイムスロ
    ットを用いて送信する、現フレームで上記他の送信装置
    がデータの送信に用いるタイムスロットを認識できる現
    フレーム使用タイムスロット情報と、次フレームで上記
    他の送信装置がデータの送信に用いるタイムスロットを
    認識できる次フレーム使用タイムスロット情報とを受信
    し、上記現フレーム使用タイムスロット情報により示さ
    れる上記他の送信装置がデータの送信に用いるタイムス
    ロット、及び上記次フレーム使用タイムスロット情報に
    より示される上記他の送信装置がデータの送信に用いる
    タイムスロットを除くタイムスロットを用いて、データ
    を送信することを特徴とする送信装置。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の送信装置において、 上記他の送信装置が送信する、次フレームで上記他の送
    信装置がデータの送信に用いるタイムスロットを認識で
    きる次フレーム使用タイムスロット情報を受信し、前フ
    レームに受信した次フレーム使用タイムスロット情報に
    より示される上記他の送信装置がデータの送信に用いる
    タイムスロット、及び現フレームに受信した次フレーム
    使用タイムスロット情報により示される上記他の送信装
    置がデータの送信に用いるタイムスロットを除くタイム
    スロットを用いて、データを送信することを特徴とする
    送信装置。
  18. 【請求項18】 請求項15記載の送信装置において、 上記他の送信装置が送信する、現フレームで上記他の送
    信装置がデータの送信に用いるタイムスロットを認識で
    きる使用タイムスロット情報を受信し、上記データ領域
    を用いてデータを送信する際に、上記使用タイムスロッ
    ト情報に示されるタイムスロットの数に一定量C(Cは
    予め設定された1以上の整数)を加えた数のタイムスロ
    ットを除くタイムスロットを用いてデータを送信するこ
    とを特徴とする送信装置。
  19. 【請求項19】 請求項15ないし請求項18のいずれ
    かに記載の送信装置において、 等時性を必要としないデータを出力する信号源の出力を
    送信することを特徴とする送信装置。
JP10247493A 1998-09-01 1998-09-01 伝送システムおよび送信装置 Pending JP2000078172A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10247493A JP2000078172A (ja) 1998-09-01 1998-09-01 伝送システムおよび送信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10247493A JP2000078172A (ja) 1998-09-01 1998-09-01 伝送システムおよび送信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000078172A true JP2000078172A (ja) 2000-03-14

Family

ID=17164297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10247493A Pending JP2000078172A (ja) 1998-09-01 1998-09-01 伝送システムおよび送信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000078172A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004057804A1 (ja) * 2002-12-19 2004-07-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. データ伝送システム、データ伝送方法およびデータ伝送装置
US7965744B2 (en) 2001-01-12 2011-06-21 Panasonic Corporation Transmission system with apparatus for transmitting and receiving audio data auxiliary data
JP2019508910A (ja) * 2016-01-20 2019-03-28 マイクロチップ テクノロジー インコーポレイテッドMicrochip Technology Incorporated 同期ネットワークにおける時間トリガ通信チャネル

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7965744B2 (en) 2001-01-12 2011-06-21 Panasonic Corporation Transmission system with apparatus for transmitting and receiving audio data auxiliary data
WO2004057804A1 (ja) * 2002-12-19 2004-07-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. データ伝送システム、データ伝送方法およびデータ伝送装置
JP2019508910A (ja) * 2016-01-20 2019-03-28 マイクロチップ テクノロジー インコーポレイテッドMicrochip Technology Incorporated 同期ネットワークにおける時間トリガ通信チャネル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5881245A (en) Method and apparatus for transmitting MPEG data at an adaptive data rate
ES2211725T3 (es) Metodo de transmision de datos.
US5949781A (en) Controller for ATM segmentation and reassembly
US20110276731A1 (en) Dual-port functionality for a single-port cell memory device
CA2326669C (en) A packet protocol for encoding and decoding video data and data flow signals
US6829240B1 (en) System for, and method of, ATM segmentation and re-assembly of cells providing streaming data
US20030012223A1 (en) System and method for processing bandwidth allocation messages
KR100568435B1 (ko) 동기데이터버스를통해비동기데이터스트림을전송하는방법,및그방법을실행하는회로장치
JPH11187367A (ja) 映像送信装置,映像受信装置及びこれらを用いた映像伝送システム
US5935214A (en) Method for transmitting source data and control data in a communication system with a ring structure
KR20010102399A (ko) 데이터 통신
JP2000078172A (ja) 伝送システムおよび送信装置
US20100158036A1 (en) Method and apparatus of receiving burst data using multiple upstream channels based on upstream bandwidth allocation information in hfc network
JP2001111969A (ja) Tsパケットデータ多重方法及びtsパケットデータ多重装置
JPH1065721A (ja) 通信システム及び通信システム用装置
KR100795465B1 (ko) 감소된 수의 핀을 구비한 직렬 압축 버스 인터페이스 및 직렬 압축 데이터 송신 방법
US6115786A (en) Method for controlling disk memory devices for use in video on demand system
US7321593B1 (en) Fibre channel SERDES with elastic transmitter FIFO
JP2823548B2 (ja) アクセス方法
JP4047707B2 (ja) データ伝送システム、データ送信装置、データ受信装置、及びデータ伝送方法
US7408951B1 (en) Method for transmitting data
JP3140935B2 (ja) 伝送対象情報の品質保証方法及び情報伝送システム
KR200258690Y1 (ko) 패킷 데이터 처리를 위한 메모리 버스 장치
RU2402878C2 (ru) Способ мультиплексирования информационных потоков при передаче по стационарным или нестационарным каналам связи и система для его осуществления
JPH0927794A (ja) データ多重化伝送装置