JP2000078098A - フレーム同期処理装置及びフレーム同期処理方法 - Google Patents

フレーム同期処理装置及びフレーム同期処理方法

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JP2000078098A
JP2000078098A JP10243684A JP24368498A JP2000078098A JP 2000078098 A JP2000078098 A JP 2000078098A JP 10243684 A JP10243684 A JP 10243684A JP 24368498 A JP24368498 A JP 24368498A JP 2000078098 A JP2000078098 A JP 2000078098A
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Toshinori Koyanagi
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/0602Systems characterised by the synchronising information used
    • H04J3/0605Special codes used as synchronising signal
    • H04J3/0608Detectors therefor, e.g. correlators, state machines

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム同期処理装置において、サブフレー
ムの同期が擬似同期状態になり、マルチフレームの同期
が検出できない場合において、強制的に多フレームにつ
いて再度同期検出を行なうことで擬似同期状態発生時の
デッドロックを回避して同期確立処理の信頼性を向上で
きるようにする。 【解決手段】 サブフレームの同期を検出する第1検出
部2と、マルチフレームの同期を検出する第2検出部3
と、第1検出部2と第2検出部3とのいずれかで同期が
検出されていないと、第1検出部2と第2検出部3とを
それぞれ強制的に同期再検出状態に制御する再同期検出
強制制御部5とをそなえるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図9〜図13) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)第1実施形態の説明(図1〜図5) (2)第2実施形態の説明(図6,図7及び図14) (3)第3実施形態の説明(図8) (4)その他 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信を所定
のフレームにより行なう伝送に用いて好適な、フレーム
同期処理装置及びフレーム同期処理方法に関する。
【0003】
【従来の技術】通常、フレーム同期処理装置は、伝送信
号(伝送フレーム)内の同期確立用の情報を検出するこ
とによって、フレーム同期を確立するようになってお
り、例えば、伝送するフレームが、DS3(Digital Sig
nal-Level 3)信号の場合、図12に示すフレーム同期処
理装置1aは、DS3サブフレーム同期検出部(DS3
サブフレームSync部)2aとDS3マルチフレーム
同期検出部(DS3マルチフレームSync部)3aと
OR回路6bとデータインヒビット/ニブルスイッチ部
(Data Inhibit +Nibble SW)6aとをそなえて構成され
る。
【0004】なお、図9に示すように、DS3信号のフ
レームフォーマットは、オーバーヘッド部分とペイロー
ド部分との組を複数含んだDS3サブフレームを7つ含
んだDS3マルチフレームとして構成される。このDS
3サブフレーム内の各オーバーヘッド部分(1ビット)
は、図9に示すように、“F1”,“F2”,“F
3”,“F4”,“M1”,“M2”,“M3”,“X
1”,“X2”等のDS3マルチフレーム内に固有の情
報が格納されるようになっている。
【0005】ここで、“F1”,“F2”,“F3”,
“F4”は、DS3サブフレームの同期パターンを表す
ビットでそれぞれ、“1”,“0”,“0”,“1”の
固定値が割り当てられる。一方、“M1”,“M2”,
“M3”は、DS3マルチフレームの同期パターンを表
すビットでそれぞれ、“0”,“1”,“0”の固定値
が割り当てられる。なお、ペイロード部分(84ビッ
ト)には、各種のデータがマッピングされる。
【0006】DS3サブフレーム同期検出部2aは、受
信したDS3サブフレームの同期を検出するもので、D
S3サブフレーム内のビット(“F1”,“F2”,
“F3”,“F4”)を検出して、同期パターン
(“1”,“0”,“0”,“1”)と一致するか否か
を判定し、同期パターンの一致を検出すると、DS3マ
ルチフレーム同期検出部3aにその旨を出力するように
なっている。
【0007】DS3マルチフレーム同期検出部3aは、
DS3サブフレーム同期検出部2aでDS3サブフレー
ムの同期が検出されると、複数のDS3サブフレーム内
から所定のビット(“M1”,“M2”,“M3”)を
検出して、同期パターン(“0”,“1”,“0”)と
一致するか否かを判定するものである。データインヒビ
ット/ニブルスイッチ部6aは、OR回路6bを介して
DS3サブフレーム同期検出部2aとDS3マルチフレ
ーム同期検出部3aとから各同期を検出できない旨の情
報を受けている間〔同期はずれ(Out Of Frame)〕はデー
タ出力をインビット(禁止)する一方で、DS3サブフ
レーム同期検出部2aとDS3マルチフレーム同期検出
部3aとから各同期を検出した情報を受けている間(同
期状態)は、受信したDS3マルチフレームからオーバ
ーヘッド部分を除くペイロード部分を抽出して出力する
ものである。
【0008】このように、従来のフレーム同期処理装置
1aにおいて、受信したDS3マルチフレーム内のDS
3サブフレームの特定のビット(“F1”=“1”,
“F2”=“0”,“F3”=“0”,“F4”=
“1”)を検出してDS3サブフレームの同期検出後、
DS3マルチフレーム内の特定のビット(“M1”=
“0”,“M2”=“1”,“M3”=“0”)を検出
することにより、DS3フレームの同期を確立すること
ができるようになっている。
【0009】なお、図10は、PLCP(Physical Laye
r Convergence Protocol) フレームにATMセルをマッ
ピングする方法を説明するための図であり、この図10
に示すように、PLCPフレーム内のペイロード部分に
ATMセルをマッピングし、このPLCPフレームをD
S3フレームのペイロード部分(84ビット)に格納す
ることができる。
【0010】このような、DS3フレームのペイロード
部分(84ビット)にPLCPフレームがマッピングさ
れている場合には、例えば、図13に示すように、フレ
ーム同期処理装置1aは、更に、PLCPフレーム同期
検出部4aをそなえて構成され、このPLCPフレーム
同期検出部4aには、検出部4−1aと判定部4−2a
とPOI(Path Overhead Indicator) 検出部4−3aと
POIチェック部4−4aとPOL(Path Overhead Lab
el) 判定部4−5aとフレームパターンチェック部4−
6aとフレームカウンタ(FCTR)4−11aとが設
けられる。
【0011】なお、例えば、図11に示すように、PL
CP信号のフレームフォーマットも、オーバーベッド部
分16とペイロード部分17とを有して構成されてい
る。なお、18は、ビット数調整用のトレイラー(スタ
ッフビット)である。ここで、オーバーヘッド部分16
には、Framing Octets(“A1”,“A2”), PO
I, POH(Path Overhead) が格納されており、“A
1”,“A2”は、PLCPフレームの同期パターンを
表すビットで、それぞれ、“A1”=“F6”(hex),
“A2”=“28”(hex) という固定値が格納される。
また、POIは、次にPOHが位置することを表す情報
である。
【0012】ところで、図13に示す検出部4−1a
は、上記のPLCPフレームから“A1”,“A2”を
検出するもので、判定部4−2aは、検出した“A
1”,“A2”が、それぞれ“F6”,“28”である
かを判定するものである。POI検出部4−3aは、P
LCPフレーム内から上記のPOIを検出するもので、
POIチェック部4−4aは、パリティチェックを行な
うものであり、POL判定部4−5aは、全フレーム内
で何番目の組(スロット)であるかを判定するものであ
り、フレームパターンチェック部4−6aは、判定部4
−2a,POIチェック部4−4a,POL判定部4−
5aから受信した情報が所望の条件に合致するか判定す
るものである。フレームカウンタ4−11aは、同期確
立後、バイトスイッチ7aから出力されるデータが格納
されるメモリ(図示省略)上のアドレスを出力するもの
である。
【0013】このような、PLCPフレーム同期検出部
4aをそなえた従来のフレーム同期処理装置1aでは、
PLCPフレーム内の特定のビット(“A1”=“F
6”,“A2”=“28”)により同期パターンを検出
して、PLCPフレームの同期を確立するようになって
いる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来のフ
レーム同期処理装置1aでは、受信したデータからDS
3フレームフォーマットのFビット(“F1”,“F
2”,“F3”,“F4”)の検出を行ない、DS3サ
ブフレームの同期検出後に、DS3マルチフレームのM
ビット(“M1”,“M2”,“M3”)の検出を行な
うようになっている。
【0015】この受信データには、コネクション内での
故障が発生したときに、AIS(Alarm Indication Sign
al) 等の警報信号(ALL“0”)が、生じている場合
がある。DS3サブフレームの同期パターンであるFビ
ット(“F1”,“F2”,“F3”,“F4”)は図
9に示すように、分散して配置されており、また、4ビ
ットの同期パターンである為に、AISの伝搬の影響に
より受信データにFビットと同じデータ列が現れること
もあり得る。
【0016】この場合、その信号が本来正常なDS3サ
ブフレーム同期パターンに該当しないにもかかわらず、
正常な同期パターンとして誤検出されて、擬似同期状態
になる可能性がある。ここで、DS3マルチフレームの
同期は、DS3サブフレームの同期に依存している一
方、DS3サブフレームの同期はDS3マルチフレーム
の同期に依存していないため、従来のフレーム同期処理
装置1aでは、AISの発生等によりDS3サブフレー
ムの同期を誤検出して、DS3サブフレームの擬似同期
状態に陥った場合には、DS3マルチフレームの同期が
確立できずに、DS3マルチフレーム同期検出部3aが
デッドロックしてしまうという課題がある。
【0017】また、PLCPフレームの同期検出につい
ても、PLCPフレームの同期がDS3サブフレームの
同期に依存している為に、DS3サブフレームの擬似同
期状態が発生すると、フレーム同期処理装置1aは、P
LCPフレームの同期を確立できずにデッドロックして
しまう。本発明は、このような課題に鑑み創案されたも
ので、サブフレームの同期が擬似同期状態になりマルチ
フレームの同期が検出できない場合において、強制的に
各フレームについて再度同期検出を行うことで、擬似同
期状態発生時のデッドロックを回避して同期確立処理の
信頼性を向上できる、フレーム同期処理装置及びフレー
ム同期処理方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明のフレーム同期処理装置は、サブフレームの同
期を検出する第1検出部と、該第1検出部で該サブフレ
ームの同期が検出されてから該マルチフレームの同期を
検出する第2検出部と、該第1検出部で該サブフレーム
の同期が検出されてから所定時間が経過しても該第2検
出部で該マルチフレームの同期が検出されないと、該第
1検出部と該第2検出部とをそれぞれ強制的に同期再検
出状態に制御する強制再同期制御部とをそなえて構成さ
れている。
【0019】更に、該第1検出部で該サブフレームの同
期が検出されると該サブレフレーム内に格納される該サ
ブフレーム及び該マルチフレームとは異なる他のフレー
ムの同期を検出する第3検出部をそなえて、該強制再同
期制御部が、該第1検出部で該サブフレームの同期が検
出されてから所定時間が経過しても該第3検出部で該他
のフレームの同期が検出されないと、該第1〜該第3検
出部をそれぞれ強制的に同期再検出状態に制御するよう
に構成することもできる(請求項2)。
【0020】ここで、該マルチフレームが、DS3フレ
ームにより構成されていてもよく(請求項3)、該マル
チフレームが、DS3フレームにより構成されるととも
に、該他のフレームが、少なくともPLCPフレームに
より構成されていてもよい(請求項4)。さらに、該第
3検出部が、該PLCPフレームのスタッフビットの誤
りを検出して、検出した誤りを修正する誤り修正部をそ
なえていることが望ましい(請求項5)。
【0021】また、同期検出後の該信号に基づいて所望
のアラーム処理を行なうアラーム処理部をそなえるとと
もに、該強制再同期制御部が、強制同期再検出状態制御
中は該アラーム処理部でのアラーム処理を禁止するよう
に構成することもできる(請求項6)。さらに、該アラ
ーム処理部が、該信号を保持する保持部と、該保持部に
保持されていた信号を基に警報状態を検出して警報情報
を出力する警報検出部とをそなえ、該強制再同期制御部
が、強制同期再検出状態制御中は、該信号の該保持部へ
の書き込みを禁止するとともに、該警報検出部から該警
報情報を出力しないように制御することが望ましい(請
求項7)。
【0022】また、同期検出後の該信号に基づいて所望
のアラーム処理を行なうアラーム処理部と、送信信号を
該信号の受信側へ折り返すループバック制御部とをそな
えるとともに、該ループバック制御部が、該送信信号を
該受信側へ折り返す際、上記の各検出部をそれぞれ強制
的に同期再検出状態に制御するように構成することもで
きる(請求項8)。
【0023】さらに、該アラーム処理部が、該信号を保
持する保持部と、該保持部に保持されていた信号を基に
警報状態を検出して警報情報を出力する警報検出部とを
そなえ、該ループバック制御部が、上記各検出部をそれ
ぞれ強制的に同期再検出状態に制御している間は、該信
号の該保持部への書き込みを禁止するとともに、該警報
検出部から該警報情報を出力しないように制御すること
が望ましい(請求項9)。
【0024】さらに、該信号にATMセルが格納されて
いる場合に、該ループバック制御部が1つのATMセル
の該保持部への書き込み完了後に、該折り返しを行なう
ように構成することが望ましい(請求項10)。一方、
請求項11記載のフレーム同期処理方法は、該サブフレ
ームの同期を検出する第1検出ステップと、該第1検出
ステップで該サブフレームの同期が検出されると該マル
チフレームの同期を検出する第2検出ステップと、該第
1検出ステップで該サブフレームの同期が検出されてか
ら所定時間が経過しても該第2検出ステップで該マルチ
フレームの同期が検出されないと、該第1検出ステップ
から強制的に上記の各フレームの同期検出処理を再度行
なう強制再同期検出ステップとをそなえて構成されてい
る。
【0025】さらに、該第1検出ステップで該サブフレ
ームの同期が検出されると該サブレフレーム内に格納さ
れる該サブフレーム及び該マルチフレームとは異なる他
のフレームの同期を検出する第3検出ステップをそな
え、該強制再同期検出ステップが、該第1検出ステップ
で該サブフレームの同期が検出されてから所定時間が経
過しても該第3検出ステップで該他のフレームの同期が
検出されないと、該第1検出ステップから強制的に上記
の各フレームの同期検出処理を再度行なわせるように構
成することもできる(請求項12)。
【0026】他方、請求項13記載のフレーム同期処理
装置は、複数の単位フレームが入れ子状態で階層的に構
成される伝送フレームを受信して、階層別に該単位フレ
ームの同期を検出する複数のフレーム同期検出部と、該
複数のフレーム同期検出部の内の一部の該フレーム同期
検出部で同期を検出することができないときは、全ての
フレーム同期検出部を強制的に同期再検出状態に制御す
る強制再同期制御部とをそなえて構成されている。
【0027】並びに、請求項14記載のフレーム同期処
理方法は、複数の単位フレームが入れ子状態で階層的に
構成される伝送フレームを受信して、階層別に該単位フ
レームの同期を検出するフレーム同期検出ステップと、
該フレーム同期検出ステップで一部の該単位フレームに
ついての同期を検出できないときは、強制的に全ての単
位フレームについての同期検出処理を再度行なう強制再
同期検出ステップとをそなえて構成されている。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
形態を説明する。 (1)第1実施形態の説明 図1は、本発明の第1実施形態に係るフレーム同期処理
装置1の構成を示すブロック図であり、フレーム同期処
理装置1は、複数のDS3サブフレームからなるDS3
マルチフレームの信号を受信して、DS3サブフレーム
の同期を検出して、DS3マルチフレームの同期を検出
するものであるとともに、PLCPの同期を検出するも
のでもあり、また、所定の条件の下、強制的に再度同期
の検出を行なうものでもある。
【0029】このため、フレーム同期処理装置1は、図
1に示すように、DS3サブフレーム同期検出部2,D
S3マルチフレーム同期検出部3,PLCPフレーム同
期検出部4,強制再Hunting 制御部5,データインヒビ
ット/ニブルスイッチ部(Data Inhibit+Nibble SW)6及
びバイトスイッチ(Byte SW) 7をそなえて構成されてい
る。
【0030】ここで、DS3サブフレーム同期検出部
(第1検出部)2は、DS3サブフレームの同期を検出
するものであり、図9に示すサブフレームのビット
(“F1”=“1”,“F2”=“0”,“F3”=
“0”,“F4”=“1”)を検出するようになってい
る。図2は、このDS3サブフレーム同期検出部2の構
成を示すブロック図であり、この図2に示すように、D
S3サブフレーム同期検出部2は、パターン検出部2−
1,パターンチェック部2−2,比較処理部2−3,カ
ウンタ2−4,メモリ2−5,状態監視・制御部2−6
をそなえて構成されている。
【0031】ここで、パターン検出部2−1は、入力デ
ータからDS3サブフレームのフレームパターンを抽出
するものであり、パターンチェック部2−2は、パター
ン検出部2−1で検出されたフレームパターンの“F
1”,“F2”,“F3”,“F4”に該当するビット
が、DS3サブフレーム同期パターン(“F1”=
“1”,“F2”=“0”,“F3”=“0”,“F
4”=“1”)と一致するかチェックするものである。
なお、同期パターンと一致するとパターンチェック部2
−2で判定された場合、メモリ2−5は、例えば、パタ
ーン検出部2−1で検出されたフレームパターン内のビ
ット(“F1”,“F2”,“F3”,“F4”)の位
置を保持するようになっている。
【0032】比較処理部2−3は、同期を検出する過程
において、DS3サブフレームの同期パターンと一致し
たDS3サブフレームのフレームパターンを検出したと
きに、そのフレームパターン内のビット(“F1”,
“F2”,“F3”,“F4”)の位置をメモリ2−5
に書き込む制御を行なう他、一度DS3サブフレームの
同期パターンの一致が検出された後には、同じビット位
置でDS3サブフレームのフレームパターンの同期を検
出できるか比較するものである。
【0033】このため、比較処理部2−3は、図2に示
すように、書き込み制御部2−3aと比較部2−3bと
をそなえて構成されている。ここで、書き込み制御部2
−3aは、パターンチェック部2−2で同期パターンの
一致が検出されると、パターン検出部2−1で検出した
フレームパターン内のビット(“F1”,“F2”,
“F3”,“F4”)の位置をメモリ2−5に書き込む
制御を行なうものである。なお、書き込み制御部2−3
aは、メモリ2−5に保持されるビット位置が、クリア
されたとき等は、再度、ビット位置を書き込むようにな
っている。
【0034】一方、比較部2−3bは、メモリ2−5に
保持されているビット位置で再度DS3サブフレームの
同期をとれるか比較するものであり、また、比較した結
果、同期パターンと一致するときは、一致した信号をカ
ウンタ2−4に出力するようにもなっている。なお、例
として、カウンタ2−4の最大カウント数が“4”の場
合を前提に説明すると、カウント数が“4”になった
時、DS3サブフレームの同期が確立した状態になる。
【0035】また、状態監視・制御部2−6は、強制再
Hunting 制御部5やPLCPフレーム同期検出部4から
の制御により、強制的に再度同期を検出するときに、メ
モリ2−5に保持されているビット位置をクリアするも
のである。次に、DS3マルチフレーム同期検出部(第
2検出部)3は、DS3サブフレーム同期検出部2で同
期が検出されてからDS3マルチフレームの同期を検出
するものであり、図9に示すDS3サブフレーム内のビ
ット(“M1”,“M2”,“M3”)を検出するよう
になっている。
【0036】なお、DS3マルチフレーム同期検出部3
も、図2に示す上記DS3サブフレーム同期検出部2と
同様に構成することができ、パターン検出部3−1,パ
ターンチェック部3−2,比較処理部3−3,カウンタ
3−4,メモリ3−5,状態監視・制御部3−6をそな
えて構成されている。ここで、DS3マルチフレーム同
期検出部3のパターン検出部3−1は、受信データから
フレームパターンを抽出するものであり、パターンチェ
ック部3−2は、パターン検出部3−1で検出されたフ
レームパターン内の“M1”,“M2”,“M3”に該
当するビットが同期パターン(“M1”=“0”,“M
2”=“1”,“M3”=“0”)と一致するかチェッ
クするものである。なお、このパターン検出部3−1で
同期パターンと一致すると判定された場合、メモリ3−
5は、例えば、パターン検出部3−1で検出したフレー
ムパターンのビット(“M1”,“M2”,“M3”)
の位置を保持するようになっている。
【0037】比較部3−3bは、DS3マルチフレーム
の同期が一度検出されると、メモリ3−5で保持されて
いるビット位置で、再度、DS3マルチフレームの同期
パターンが一致するか比較するものである。この比較の
結果、DS3サブフレームの同期パターンが一致した回
数が、カウンタ3−4にてカウントされるようになって
いる。
【0038】なお、例として、カウンタ3−4の最大カ
ウント数を、“2”とすると、カウント数が“2”にな
った時、DS3マルチフレームの同期状態となる。ま
た、パターンチェック部3−2や比較部3−3bは、パ
ターンチェックで同期パターンと一致しないときには、
その旨の信号を強制再Hunting 制御部5へ出力するよう
になっている。
【0039】一方、状態監視・制御部3−6は、強制再
Hunting 制御部5やPLCPフレーム同期検出部4から
の制御により、強制的に再度同期を検出するとき、メモ
リ2−5に保持されているビット位置をクリアするもの
である。次に、PLCPフレーム同期検出部(第3検出
部)4は、DS3サブフレーム同期検出部2でDS3サ
ブフレームの同期が検出されるとDS3サブフレーム内
に格納されるDS3サブフレーム及びDS3マルチフレ
ームとは異なるPLCPフレームの同期を検出するもの
である他、PLCPフレームの“C1”バイトに対して
誤りを訂正する機能とPLCPフレームのトレイラー(C
ycle Stuff Byte)18(図11参照)を監視する機能を
そなえるものである。
【0040】このため、例えば、図3に示すように、P
LCPフレーム同期検出部4は、検出部4−1,判定部
4−2,POI検出部4−3,POIチェック部4−
4,POL判定部4−5,フレームパターンチェック部
4−6,C1検出部4−7,誤り訂正部4−8,トレイ
ラー検出部4−9,トレイラー判定部4−10及びフレ
ームカウンタ(F CTR) 4−11をそなえて構成されてい
る。
【0041】ここで、検出部4−1は、受信したPLC
Pフレームから“A1”及び“A2”(図11参照)に
該当するビットを検出するものであり、判定部4−2
は、検出部4−1で検出された“A1”,“A2”が同
期パターン〔“A1”=“11110110”(F6[he
x]) 及び“A2”=“00101000”(28[hex]) 〕
に一致するか否かを判定するものである。
【0042】なお、検出部4−1と判定部4−2とを併
せて、図2に示すようなDS3サブフレーム同期検出部
2又はDS3マルチフレーム同期検出部3と同じように
構成することができ、図2に示すように検出部4−1と
判定部4−2とを併せて構成した場合、パターンチェッ
ク部40−2は、パターン検出部40−1で検出したフ
レームパターン内の“A1”,“A2”に該当するバイ
トが同期パターン〔“A1”=“F6”[hex] ,“A
2”=“28”[hex] 〕と一致するか判定するようにな
っており、同期パターンと一致したとき、書き込み制御
部40−3aは、そのビット位置をメモリ40−5に書
き込む制御を行ない、その後、比較部40−3bは、メ
モリ40−5に保持されているビット位置で同期パター
ンが検出されるか比較し、同期パターンと一致するとき
にはその旨の信号をカウンタ40−4に出力し、カウン
タ40−4は、同期パターンと一致した回数をカウント
アップするようになっている。
【0043】また、状態監視・制御部40−6は、強制
再Hunting 制御部5やフレームカウンタ4−11からの
制御により、強制的に再度同期を検出するとき、メモリ
40−5に保持されているビット位置をクリアするよう
になっている。なお、パターンチェック部40−2や比
較部40−3bは、パターンチェックで同期パターンと
一致しないときには、その旨の信号を強制再Hunting 制
御部5へ出力するようになっている。
【0044】さらに、POI検出部4−3は、受信デー
タ中からPOIに該当するデータを検出するものであ
り、POIチェック部4−4は、パリティチェックを行
なうものであり、POL判定部4−5は、POIバイト
中の6ビットで示されるPOLの判定を行なうものであ
る。フレームパターンチェック部4−6は、判定部4−
2,POIチェック部4−4,POL判定部4−5から
の3つの信号が、所望のものであるかチェックするもの
であり、3つの信号が所望のデータに該当するときに
は、その旨の信号、例えば、PLCPフレームの先頭を
示す信号をフレームカウンタ4−11とバイトスイッチ
7に出力するようになっている。
【0045】フレームカウンタ4−11は、フレームパ
ターンチェック部4−6,誤り訂正部4−8,トレイラ
ー判定部4−10からの信号を基に同期状態を総合的に
判断するもので、同期の確立、同期が確立している際の
ビットずれの検出、ビットずれの際に再度の同期検出処
理の制御を行なうようになっている。なお、フレームカ
ウンタ4−11は、同期の確立を判断する際に、例え
ば、少なくとも判定部4−2で、検出した“A1”が
“F6”及び“A2”が“28”に一致した判定結果を
2回検出したときに、同期確立と判断するようになって
おいる。また、フレームカウンタ4−11は、同期が確
立したときには、その旨の信号をバイトスイッチ7へ出
力する他、図示しないメモリ(バイトスイッチ7から出
力したデータを保持するもの)に1PLCPフレームを
保持するメモリのアドレスを出力する他、例えば、PL
CPフレームの先頭位置を示す信号をC1検出部4−7
やトレイラー検出部4−9へ出力するようになってい
る。
【0046】また、同期確立後において、誤り訂正部4
−8から誤りを訂正できない旨の信号や、トレイラー判
定部4−10から1ニブルのビット構成が所定のビット
構成に該当しない旨の信号を受信したときなどは、ビッ
トずれが生じていると判断し、再度同期を検出するよう
に、各部を制御するようになっている。例えば、フレー
ムカウンタ4−11は、誤り訂正部4−8から出力され
る誤りを訂正できない旨の信号をカウントし、カウント
値“CTR3”が最大カウント値“16”に到達したと
きに、再度同期を検出するように、各部を制御するよう
になっている。
【0047】C1検出部4−7は、同期確立後、受信し
たPLCPから“C1”バイトを検出するものであり、
検出した“C1”バイトを誤り訂正部4−8へ出力する
ようになっている。誤り訂正部(誤り修正部)4−8
は、PLCPフレームのスタッフビットの誤りを検出し
て、検出した誤りを修正するもので、C1検出部4−7
で検出された“C1”バイト内のコードの誤りを検出
し、更にその誤りが訂正可能か否かを判定して、訂正可
能なときにはその誤りを訂正するようになっている(誤
り訂正機能)。
【0048】なお、誤り訂正部4−8は、誤りが検出さ
れないときや、誤りを訂正できないとき等に、それぞれ
その旨の信号をフレームカウンタ4−11へ出力するよ
うになっている他、トレイラー検出部4−9には、検出
した或いは訂正した“C1”バイトの信号を出力するよ
うになっている。トレイラー検出部4−9は、PLCP
フレームの同期確立後、誤り訂正部4−10から受信し
た“C1”バイトを参考にして、トレイラー18を検出
するものである。
【0049】トレイラー判定部4−10は、トレイラー
検出部4−9にて検出されたトレイラー18内に含まれ
るビットの構成が、1nibble(4ビット) 単位毎に“11
00”となっているか判定するものであり、例えば、
“1100”に該当しないときには、その旨の信号をフ
レームカウンタ4−11に出力するようになっている。
このように、トレイラー検出部4−9とトレイラー判定
部4−10とは、Cycle Stuff Byteを監視する機能をそ
なえる。
【0050】次に、図1に示す強制再Hunting 制御部
(強制再同期制御部)5は、DS3サブフレーム同期検
出部2,DS3マルチフレーム同期検出部3及びPLC
Pフレーム同期検出部4を強制的に再Hunting 制御する
ものである。ここで、強制再Hunting 制御部5は、DS
3サブフレーム同期検出部2でDS3サブフレームの同
期が検出されてから所定時間経過してもDS3マルチフ
レームの同期が検出されないと、DS3サブフレーム同
期検出部2とDS3マルチフレーム同期検出部3とをそ
れぞれ強制的に同期再検出状態に制御するようになって
いる。
【0051】このため、強制再Hunting 制御部5は、図
1に示すように、保護カウンタ(保護CTR)5−1,
5−2をそなえて構成されている。ここで、保護CTR
5−1は、DS3サブフレーム同期確立後からDS3マ
ルチフレーム同期検出部3の同期状態情報が同期はずれ
(Out Of Frame) 状態である間、カウント値“CTR
1”のカウントアップを行ない、所定時間(例えば、T
1ms)経過してもDS3マルチフレーム同期状態がOu
t Of Frameの場合に、DS3サブフレーム同期検出部2
から強制再Hunting 制御するもので、DS3マルチフレ
ーム同期検出部3から出力された同期パターンと一致し
ない旨の信号受信を契機にカウントし、カウント値“C
TR1”が最大数(例えば、“16”)に至ったとき
に、DS3サブフレーム同期検出部2及びDS3マルチ
フレーム同期検出部3で再度同期を検出する(再Huntin
g)ように強制的に各同期検出部2,3を制御するように
なっている。
【0052】このとき保護CTR5−1は、データイン
ヒビット/ニブルスイッチ部6へデータを出力しないよ
うに信号を出力するようにもなっている。また、保護C
TR5−1のカウント値“CTR1”は、DS3マルチ
フレーム同期検出部3で同期が検出されるとクリアされ
るようになっている。一方、保護CTR5−2は、DS
3サブフレームの同期が確立後からPLCPフレーム同
期検出部4の同期状態情報がOut Of Frame状態の間、カ
ウント値“CTR2”のカウントアップを行ない所定時
間〔例えば、T2(T2>T1)ms〕経過してもPL
CPフレーム同期状態がOut Of Frameの場合に、DS3
サブフレーム同期検出部2から強制再Hunting 制御する
もので、PLCPフレーム同期検出部4から出力された
同期パターンと一致しない旨の信号受信を契機にカウン
トし、カウント値“CTR2”が最大数(例えば“1
6”)に至ったときに、DS3サブフレーム同期検出部
2,DS3マルチフレーム同期検出部3及びPLCPフ
レーム同期検出部4で再度同期を検出する(再Hunting)
ように強制的に各同期検出部2〜4を制御するようにな
っている。
【0053】なお、この場合も保護CTR5−2は、デ
ータインヒビット/ニブルスイッチ部6へデータを出力
しないように信号を出力するようにもなっている。ま
た、保護CTR5−2のカウント値“CTR2”は、P
LCPフレーム同期検出部4で同期が検出されるとクリ
アされるようになっている。さらに、DS3マルチフレ
ーム同期状態がOut Of Frameから解除された時には、保
護CTR5−2は初期状態に設定されて、再度PLCP
フレーム同期検出部4の同期状態情報を監視するように
なっている。
【0054】次に図1に示すデータインヒビット/ニブ
ルスイッチ部6は、DS3サブフレーム同期検出部2か
らDS3サブフレームの同期を検出した旨の情報を受信
すると、主信号を出力するものであり、バイトスイッチ
7は、DS3サブフレーム同期検出部2,DS3マルチ
フレーム同期検出部3及びPLCPフレーム同期検出部
4の同期状態が全て同期状態時(Out Of Frame解除時)
のときに、主信号を通過させるものである。
【0055】以下、図4と図5とを用いて、上述の如く
構成された本実施形態に係るフレーム同期処理装置1の
動作を説明する。DS3サブフレーム同検出部2のパタ
ーン検出部2−1が受信データからDS3サブフレーム
のフレームパターンを検出し(ステップS1:第1検出
ステップ)、パターンチェック部2−2は、パターン検
出部2−1で検出されたフレームパターン内の“F
1”,“F2”,“F3”,“F4”に該当するビット
が同期パターン(“F1”=“1”,“F2”=
“0”,“F3”=“0”,“F4”=“1”)と一致
するか判断する(ステップS2)。
【0056】ここで、パターン検出部2−1で検出され
たフレームパターンがDS3サブフレームの同期パター
ンと一致しないときには、同期パターンと一致するまで
(ステップS2でYESと判定されるまで)、パターン
検出部2−1は、受信データからDS3サブフレームの
フレームパターンを検出する(ステップS2のNOルー
トからステップS1)。
【0057】パターンチェック部2−2は、検出したフ
レームパターンが同期パターンと一致するときには、比
較処理部2−3とDS3マルチフレーム同期検出部3と
PLCPフレーム同期検出部4とに受信したデータから
DS3サブフレームの同期パターンの一致が検出された
旨の信号を出力し、比較処理部2−3では、比較処理を
開始し(ステップS2のYESルートからステップS
3)、また、DS3マルチフレーム同期検出部3及びP
LCPフレーム同期検出部4では同期検出処理を開始す
る(ステップS2のYESルートからステップS7及び
ステップS16)。
【0058】比較処理に際し、書き込み制御部2−3a
は、パターン検出部2−1で検出したフレームパターン
内の“F1”,“F2”,“F3”,“F4”に該当す
るビットが同期パターン(“F1”=“1”,“F2”
=“0”,“F3”=“0”,“F4”=“1”)と一
致するとき、メモリ2−5にパターン検出部2−1で検
出したビット位置を書き込む。
【0059】そして、比較部2−3bは、メモリ2−5
に保持されているビット位置と受信したデータを基にパ
ターン比較を開始し(ステップS3)、メモリ2−5に
保持されているビット位置を基に受信したデータから検
出したフレームパターンが再び同期パターンと一致する
か比較して判断する(ステップS4)。ここで、比較部
2−3bは、比較した結果、同期パターンと一致しない
時には、再びDS3サブフレームのフレームパターンの
検出を行なう(ステップS4のNOルートからステップ
S1)一方、メモリ2−5に保持されているビット位置
を用いて検出したフレームパターンが同期パターンと一
致するときは、カウンタ2−4がカウント数をカウント
アップするとともに、最大カウント数“4”と一致する
かを判断する(ステップS4のYESルートからステッ
プS5)。
【0060】最大カウント数“4”に至るまで(ステッ
プS5でYESと判定されるまで)、DS3サブフレー
ム同期検出部2は、比較処理を行なう(ステップS5の
NOルートからステップS3)一方、最大カウント数
“4”に相当するときは、DS3サブフレームの同期確
立と判断する(ステップS5のYESルートからステッ
プS6)。
【0061】一方、DS3マルチフレーム同期検出部3
は、DS3サブフレーム同期検出部2から受信した信号
中からDS3サブフレームの同期パターンの一致を検出
した旨の信号を受信すると、DS3マルチフレームの同
期検出を開始する(ステップS2のYESルートからス
テップS7)。ここで、DS3マルチフレーム同期検出
部3では、パターン検出部3−1(図2参照)が、DS
3マルチフレームのフレームパターンを検出し(第2検
出ステップ)、パターンチェック部3−2は、パターン
検出部3−1で検出されたフレームパターン内の“M
1”,“M2”,“M3”に該当するビットが同期パタ
ーン(“M1”=“0”,“M2”=“1”,“M3”
=“0”)と一致するか判断する(ステップS8)。こ
こで、パターン検出部3−1で検出されたフレームパタ
ーンが同期パターンと一致しないときには、同期パター
ンと一致するまで(ステップS8でYESと判定される
まで)、パターン検出部3−1は、再度DS3マルチフ
レームのフレームパターンを検出する(ステップS8の
NOルートからステップS7)。
【0062】パターンチェック部3−2は、パターン検
出部3−1で検出されたフレームパターンがDS3マル
チフレームの同期パターンと一致すると判断したときに
は、比較処理部3−3に受信したデータからDS3マル
チフレームの同期パターンの一致が検出された旨の信号
を出力し、比較処理部3−3では、比較処理を開始する
(ステップS8のYESルートからステップS9)。
【0063】パターン比較処理部3−3では、パターン
検出部3−1で検出したフレームパターンが同期パター
ンと一致するとき、書き込み制御部3−3aは、メモリ
3−5にパターン検出部3−1で検出したビット位置を
書き込む。そして、比較部3−3bは、メモリ3−5に
保持されているビット位置と受信したデータとを基にパ
ターン比較を開始し(ステップS9)、メモリ3−5に
保持されているビット位置を基に検出されたフレームパ
ターンが再び同期パターンと一致するか比較するか判断
する(ステップS10)。
【0064】ここで、比較部3−3bは、比較した結
果、同期パターンと一致しない時には、強制再Hunting
制御部5に同期パターンに一致しない旨の信号を出力す
る。強制再Hunting 制御部5(図1参照)の保護CTR
5−1は、DS3マルチフレームの同期パターンと一致
しない旨の信号受信を契機に、カウント値“CTR1”
のカウントアップを行ない(ステップS10のNOルー
トからステップS14)、そのカウント値“CTR1”
が最大カウント値“16”に到達しているかを判断し、
カウント値“CTR1”が“16”であるとき(所定時
間経過後)(ステップS15でYESと判定されたと
き)は、DS3サブフレーム同期検出部2から強制的に
再度同期パターンを検出するように強制再Hunting 制御
を行なう(ステップS33からステップS1及びステッ
プS7:強制再同期検出ステップ)。保護CTR5−1
は、カウント値“CTR1”が“16”に到達していな
いとき、パターン比較を行なう(ステップS15のNO
ルートからステップS9)。
【0065】一方、DS3マルチフレーム同期検出部3
は、メモリ3−5に保持されているビット位置を用いて
検出したフレームパターンが同期パターンと一致すると
きは、カウンタ3−4のカウント数をカウントアップす
る一方、保護CTR5−1のカウント“CTR1”をク
リアし(ステップS10のYESルートからステップS
11)、カウンタ3−4のカウント値が最大カウント数
“2”と一致するかを判断する(ステップS12)。
【0066】ここで、DS3マルチフレーム同期検出部
3は、カウンタ3−4のカウント値が最大カウント数
“2”に至るまで(ステップS12でYESと判定され
るまで)、比較処理を行なう(ステップS12のNOル
ートからステップS9)一方、最大カウント値“2”に
なると、DS3マルチフレームの同期確立状態と判断す
る(ステップS12のYESルートからステップS1
3)。
【0067】ところで、このときPLCPフレーム同期
検出部4では、DS3サブフレーム同期検出部2から受
信したデータ中からDS3サブフレームの同期パターン
の一致を検出した旨の信号を受信すると、PLCPフレ
ームの同期の検出を開始する(ステップS2のYESル
ートからステップS16)。ここで、PLCPフレーム
同期検出部4では、パターン検出部40−1(図2参
照)が、PLCPフレームのフレームパターンを検出し
(ステップS16:第3検出ステップ)、パターンチェ
ック部40−2は、パターン検出部40−1で検出され
たフレームパターン内の“A1”及び“A2”に該当す
るバイトが同期パターン〔“A1”=“F6”(hex),
“A2”=“28”(hex)]と一致するかを判断する(ス
テップS17)。
【0068】パターン検出部40−1で検出されたフレ
ームパターンが同期パターンと一致しないときには、同
期パターンと一致するまで(ステップS17でYESと
判定されるまで)、パターン検出部40−1は、PLC
Pフレームのフレームパターンを検出する(ステップS
17のNOルートからステップS16)。パターンチェ
ック部40−2は、検出したフレームパターンがPLC
Pフレームの同期パターンと一致すると判断したときに
は、比較処理部40−3に受信したデータからDS3マ
ルチフレームの同期パターンの一致が検出された旨の信
号を出力し、比較処理部40−3では、比較処理を開始
する(ステップS17のYESルートから図5のステッ
プS18)。
【0069】なお、パターン比較処理に際し、書き込み
制御部40−3aは、パターン検出部40−1で検出し
たビットが同期パターンと一致するとき、メモリ40−
5にパターン検出部40−1で検出したビット位置を書
き込む。そして、比較部40−3bは、メモリ40−5
に保持されているビット位置と受信したデータを基にパ
ターン比較を行ない(ステップS18)、メモリ40−
5に保持されているビット位置を基に検出したビットが
再び同期パターンと一致するか比較する(ステップS1
9)。
【0070】ここで、比較部40−3bが比較した結
果、同期パターンと一致しない時には、パターン検出部
40−1は、強制再Hunting 制御部5に同期パターンに
一致しない旨の信号が出力される。一方、強制再Huntin
g 制御部5(図1参照)では、保護CTR5−2が、P
LCPフレームの同期パターン〔“A1”=“F6”(h
ex),“A2”=“28”(hex) 〕と一致しない旨の信号
受信を契機に、カウント値“CTR2”のカウントアッ
プを行ない(ステップS19のNOルートからステップ
S25)、そのカウント値“CTR2”が最大カウント
値“16”に到達しているかを判断し(ステップS2
6)、カウント値“CTR2”が“16”に到達してい
るとき(ステップS26でYESと判定されたとき)、
DS3サブフレーム同期検出部2から強制的に再度同期
パターンを検出するように強制再Hunting 制御を行なう
(図5のステップS34から図4のステップS1及びス
テップS7:強制再同期検出ステップ)。
【0071】保護CTR5−2は、カウント値“CTR
2”が最大カウント値“16”に到達していないとき、
パターン比較を行なう(ステップS26のNOルートか
らステップS19)。一方、PLCPフレーム同期検出
部4は、メモリ40−5に保持されているビット位置を
用いて検出したフレームパターンが同期パターンと一致
するときは、カウンタ40−4のカウント数のカウント
アップを行なう一方、保護CTR5−2のカウント値
“CTR2”をクリアし(ステップS19のYESルー
トからステップS20)、カウンタ40−4のカウント
値が最大カウント数“2”と一致するかを判断する(ス
テップS21)。
【0072】ここで、PLCPフレーム同期検出部4
(図3参照)では、フレームカウンタ4−11が、同期
検出の処理の他、POIチェック部4−3やPOL判定
部4−5でのインクリメントチェックの結果をフレーム
パターンチェック部4−6を介して受信して、PLCP
フレームの同期が確立したか判断し、この判断に際し
て、同期パターンの2回一致を条件としている。
【0073】そして、PLCPフレーム同期検出部4
は、カウンタ40−4のカウント値が最大カウント数
“2”に至るまで(ステップS21でYESと判定され
るまで)、比較処理を行なう(ステップS21のNOル
ートからステップS18)一方、最大カウント数“2”
になったときは、PLCPフレームの同期確立状態と判
断する(ステップS21のYESルートからステップS
32)。
【0074】このようにしてPLCPフレームの同期が
確立すると、C1検出部4−7が受信データの中から
“C1”バイトの検出を行ない(ステップS21のYE
SルートからステップS22)、誤り訂正部4−8が、
検出された“C1”バイトが所定のコードであるか否か
を判断する(ステップS23)。具体的には、誤り訂正
部4−8は、周期毎に変わるPLCPフレームのトレイ
ラー18の長さを監視する。所定のコードであるとき
は、トレイラー検出部4−9が誤り訂正部4−8から受
信した“C1”バイトの所定コードを基にトレイラー1
8を検出し、トレイラー判定部4−10は、検出したト
レイラー18内のデータが1ニブル単位に“1100”
ビット構成になっているかチェックを行ない(ステップ
S23のNOルートからステップS24)、1ニブル単
位に“1100”ビット構成されていないときは、CP
Uにアラームを通知する(ステップS31)。
【0075】また、誤り訂正部4−8は、C1検出部4
−7で検出された“C1”バイト内のデータが所定のコ
ードとして構成されていないときは、その誤りが訂正可
能であるかどうか判断する(ステップS23のYESル
ートからステップS27)。ここで、誤りが訂正できる
とき、誤り訂正部4−8は、“C1”バイト内の誤りを
訂正し(ステップS27のYESルートからステップS
28)、以後、上記同様トレイラー検出部4−9が訂正
後の“C1”バイトを基に、トレイラー18を検出し
て、トレイラー判定部4−10は、トレイラー18の判
定を行なう(ステップS24)。
【0076】他方、検出した“C1”バイト内のコード
の誤りを訂正できないとき、PLCPフレーム同期検出
部4において、誤り訂正部4−8は、フレームカウンタ
4−11に、その旨の信号を出力する。このフレームカ
ウンタ4−11は、誤り訂正不可の旨の信号受信を契機
に、カウント値“CTR3”のカウントアップを行ない
(ステップS27のNOルートからステップS29)、
カウント値“CTR3”が“16”であるか判断し(ス
テップS30)、“16”であるとき(ステップS30
でYESと判定されたとき)は、DS3サブフレーム同
期検出部2から強制的に再同期検出状態にする強制再Hu
nting 制御を行なう(ステップS34から図4のステッ
プS1及びステップS7)。
【0077】なお、PLCPフレーム同期検出部4は、
DS3サブフレーム同期検出部2から再度、DS3サブ
フレームの同期を検出した旨の信号を受けると(ステッ
プS2のYESルートからステップS16)、再度、P
LCPフレームの同期検出を行なう。一方、フレームカ
ンタ4−11は、カウント値“CTR3”が“16”に
該当しない場合は、C1検出部4−7に“C1”バイト
を検出させる(ステップS30のNOルートからステッ
プS22)。
【0078】このように本発明の第1実施形態に係るフ
レーム同期処理装置1によれば、例えば、AIS等のA
TMセルが発生して、DS3サブフレームの同期が擬似
同期状態となり、DS3マルチフレームやPLCPフレ
ームの同期を確立できないときに、強制再Hunting 制御
部5が、DS3サブフレーム同期検出部2から同期検出
処理を強制的に再度行なわせることで、擬似同期に伴う
DS3マルチフレームやPLCPフレームの同期不検出
のデッドロックを回避して、同期確立処理の信頼性を向
上できる。
【0079】また、フレーム同期処理装置1によれば、
フレーム同期パターンのビット数が少ないDS3フレー
ム,PLCPフレームについてもビット誤りや擬似同期
に対応できる。さらに、PLCPフレーム同期検出部4
が、周期毎に変わるPLCPフレームのトレイラー18
の長さを考慮してフレームパターンを考慮して同期を確
立するとともに、同期確立後においても、トレイラー1
8を監視してフレームパターンのチェック等を行なうの
で、ビット誤りやビットずれに伴う擬似同期に容易に対
応できて、同期確立処理の信頼性を向上できる。 (2)第2実施形態の説明 以下、第1実施形態にて記述の符号と同じ符号を付した
ものは、同一若しくはほぼ同一のものとする。
【0080】図6は、本発明の第2実施形態に係るフレ
ーム同期処理装置1−1の構成を示すブロック図であ
り、このフレーム同期処理装置1−1は、第1実施形態
のフレーム同期処理装置1に比して、DS3処理側への
信号をATM処理側へ折り返す点を異にする。なお、こ
のフレーム同期処理装置1−1は、DS3処理側から受
信したDS3信号からATMセルの抽出を行ないATM
処理側に送信する受信側と、ATM処理側から受信した
ATMセルをPLCPフレーム,DS3フレームにマッ
ピングしたDS3信号をDS3処理側に送信する送信側
とで構成されている。
【0081】このため、フレーム同期処理装置1−1
は、受信側にPLCPフレーム同期検出部(PLCP Sync)
4,DS3同期検出部(DS3 Sync)12,アラーム検出部
13,メモリ(MEM)15及びセレクタ(SEL)1
0をそなえる一方、送信側にループバックコントロール
部8,外部制御部9,挿入部14及びセレクタ(SE
L)11をそなえて構成されている。
【0082】ここで、DS3同期検出部12は、前述の
DS3サブフレーム同期検出部2(第1検出部)とDS
3マルチフレーム同期検出部(第2検出部)3とをそな
えて構成され、この場合も、DS3マルチフレーム同期
検出部3は、DS3サブフレーム同期検出部2からDS
3サブフレームの同期を検出した旨を受信すると、DS
3マルチフレームの同期を検出するものである。なお、
図6には省略するが、DS3サブフレーム同期検出部
2,DSマルチフレーム同期検出部3,PLCPフレー
ム同期検出部4とは、図1に示す強制再Hunting 制御部
(強制再同期制御部)5からの強制的な制御により、再
同期検出処理を行なえるようになっている。
【0083】メモリ(保持部)15は、PLCPフレー
ム同期検出部4から出力されるデータを保持するもので
あり、同期確立後に出力されるデータを所定のアドレス
に保持するようになっている。アラーム検出部(警報検
出部)13は、メモリ15から出力される主信号を監視
してアラームのチェック等(アラーム処理)を行なうも
のである。つまり、このアラーム検出部13は、DS3
同期検出部12及びPLCPフレーム同期検出部4での
同期検出処理後の信号に基づいてアラームのチェック等
を行なうようになっている。
【0084】また、アラーム検出部13は、ループバッ
クコントロール部8の制御の下、DS3同期検出部12
とPLCPフレーム同期検出部4とが同期再検出状態に
制御されている間、アラーム処理を禁止するようになっ
ている他、強制再Hunting 制御部5によりDS3同期検
出部12とPLCPフレーム同期検出部4とが同期再検
出状態に制御されている間も、アラーム処理を禁止する
ようになっている。
【0085】上記のメモリ15とアラーム検出部13と
は、併せて、DS3同期検出部12とPLCPフレーム
同期検出部4での同期検出処理後の信号に基づいて信号
のアラーム状態を検出して所望のアラーム処理を行なう
アラーム処理部として機能する。挿入部14は、ATM
処理側から受信したATMセルをPLCPフレーム(図
11参照)にマッピングするとともに、PLCPフレー
ムをDS3サブフレーム(図9参照)に挿入してDS3
処理側へ出力するものである。
【0086】外部制御部9は、ループバックの設定を行
なうものであり、ループバックコントロール部(ループ
バック制御部)8は、外部制御部9の制御の下で、所望
のループバック処理を行なうように、各部に制御を施す
ものであり、ループバック制御するコントロール信号を
生成し、そのループバックの制御信号を各部に送出する
ものである。
【0087】ここで、ループバックコントロール部8
は、挿入部14から出力された送信信号を受信側へ折り
返す際に、DS3同期検出部12とPLCPフレーム同
期検出部4とを強制的に同期再検出状態に制御するもの
であり、DS3同期検出部12とPLCPフレーム同期
検出部4とが同期再検出状態に制御されている間、アラ
ーム検出部13にアラーム処理を禁止する制御を行なう
ものでもある。
【0088】また、ループバックコントロール部8は、
DS3処理側から受信したDS3フレーム内にATMセ
ルがマッピングされているときは、そのATMセルのメ
モリ15への書き込み完了後に、送信側からの送信信号
の折り返しを行なうようにSEL10,11を制御する
ものでもある。SEL10,11は、ループバックコン
トロール部7の制御の下、受信した信号の出力先を切り
替えるものである。
【0089】上述の如く構成された本発明の第2実施形
態に係るフレーム同期処理装置1−1では、送信側から
受信側へDS3信号を折り返すときには、ループバック
コントロール部8は、受信側で1つのATMセルが途中
で切れずにメモリ15に書き込まれた後に、SEL1
0,11が制御されて、送信側の挿入部14から出力さ
れた送信信号がDS3同期検出部12へ出力される。
【0090】また、SEL10から送信側からの送信信
号を出力する際には、ループバックコントロール部8
が、DS3同期検出部12とPLCPフレーム同期検出
部4とをそれぞれ強制的に再同期検出状態に制御すると
ともに、アラーム検出部13にアラーム処理を禁止する
ように制御する。DS3同期検出部12及びPLCPフ
レーム同期検出部4とで同期が検出されると、PLCP
フレーム同期検出部4から出力される信号は、メモリ1
5に書き込まれる。また、DS3サブフレーム,DS3
マルチフレーム及びPLCPフレームの同期が確立する
と、アラーム検出部13は、アラーム処理を行なう。
【0091】ここで、図7は、アラーム検出部13のア
ラーム処理を説明するためのタイムチャートであり、こ
の図7に示すように、a番目のフレーム前は、例えば、
立ち上げ状態時等のフレーム同期がはずれている状態
(OOF;Out Of Frame)で、メモリ15への書き込み
が禁止されるとともに、メモリ15に蓄えられている信
号は読み出される一方、アラーム検出部13は、メモリ
15から読み出された信号のアラームチェック(アラー
ム処理)を行なわない。その後a番目のフレームからc
番目のフレーム前は同期が確立した状態(OOF解除)
で、メモリ15に信号が書き込まれるとともに読み出さ
れ、アラーム検出部13は、メモリ15から読み出され
た信号のアラームチェックを行なう。なお、アラームを
検出した場合には、ATMセルの廃棄処理が行なわれ
る。
【0092】ここで、図7において、b番目のフレーム
からc番目のフレーム前では、フレーム同期が確立した
状態であるが、前方保護中(フレームパターンの不一
致)であり、メモリ15へ信号の書き込みと読み出しは
行なうが、アラーム検出部13は、アラームのチェック
を行ない、アラームを検出した場合は前方保護中のフラ
グと一緒にアラームを外部に通知する。なお、この場合
は、ATMセルの廃棄は行なわれずにそのATMセルに
対する処理が実行される。
【0093】その後、c番目のフレームからd番目のフ
レーム前までの同期からはずれた状態(OOF)では、
信号がメモリ15へ書き込まれず、アラーム検出部13
は、アラームチェックを行なわない。このように第2実
施形態に係るフレーム同期処理装置1−1によれば、前
記のフレーム同期処理装置1と同様の効果が得られる
他、送信側から受信側へ信号を折り返す時、DS3同期
検出部12及びPLCPフレーム同期検出部4を強制的
に再同期検出状態に制御する。
【0094】ここで、CPU又は外部ピン等の設定によ
り制御された情報を基に、即時にDS3終端側のSEL
10,11を切り替えると、クロック歪み等が発生し、
アラームのチェック結果に対する信頼性が著しく損なわ
れる事態が発生し得る。しかし、本実施形態のフレーム
同期処理装置1−1によれば、ループバックコントロー
ル部8がDS3同期検出部12及びPLCPフレーム同
期検出部4に折り返す信号に対しても、強制的に再同期
検出状態に制御させるとともに、アラーム検出部13に
対してDS3同期検出部12及びPLCPフレーム同期
検出部4が同期検出状態の間は、アラームのチェックを
行なわせないように制御するので、高い信頼性のアラー
ム処理を行なえてより良い回線品質を実現できる。
【0095】また、図14に示す従来のアラーム検出と
異なり、アラーム検出部13が、DS3同期検出部12
とPLCPフレーム同期検出部4での同期確立後の信号
に基づいてアラーム処理を行ない、ループバックコント
ロール部8が、同期再検出状態の間、アラーム検出部1
3でのアラーム処理を禁止するので、より良い回線品質
を実現できる。
【0096】さらに、本実施形態のフレーム同期処理装
置1−1によれば、ループバックコントロール部8が、
受信した信号のATMセルがメモリ15に書き込まれた
後に、折り返しを行なうようになっているので、破損し
たATMセルを送信することを防止して、より良い回線
品質を維持できる。 (3)第3実施形態の説明 上記の各実施形態の説明では、DS3フレーム内にPL
CPフレームが格納されている場合において、DS3サ
ブフレーム,DS3マルチフレームの同期を検出する
他、PLCPフレームの同期を確立することを前提にフ
レーム同期処理装置について説明したが、他の信号フレ
ームがマッピングされている場合においては、その他の
信号の同期を検出することも想定することができ、他の
フレームの同期を検出することができないときにおいて
も、DS3サブフレームから再度同期を検出する状態に
移行することができる。
【0097】また、DS3フレームの信号の代わりに他
の信号フレームの場合をも想定することができ、この場
合において、複数のサブフレームが階層的に信号フレー
ム内に入れ子となっている場合の例を以下、説明する。
図8は、本発明の第3実施形態に係るフレーム同期処理
装置1−2の構成を示すブロック図であり、この図8に
示すフレーム同期処理装置1−2は、伝送フレーム
(M)に複数のサブフレーム(S)(単位フレーム)が
マッピングされているとともに、サブフレーム(S)に
他のフレーム〔(d1),(d2),・・・・,(dm
〔mは整数〕)〕(単位フレーム)が入れ子となってい
るときに、サブフレーム(S),フレーム〔(d1),
(d2),・・・・,(dm)〕,伝送フレーム(M)
の同期を検出するものであり、また、伝送フレーム
(M)やフレーム〔(d1),(d2),・・・・,
(dm)〕の一部の同期を検出することができないとき
には、全て強制的に同期を再検出するものである。
【0098】なお、サブフレーム(S)は伝送フレーム
(M)にマッピングされ、フレーム(d1)〜(dm)
はサブフレーム(S)にマッピングされており、サブフ
レーム(S),フレーム(d1)〜(dm)や伝送フレ
ーム(M)は、それぞれ異なるフレームフォーマットで
構成されている。以下においても、説明の便宜上、サブ
フレーム,伝送フレーム及びフレームには、括弧書きの
識別を付して以下説明する。
【0099】このため、フレーム同期処理装置1−2
は、図8に示すように、同期ブロック20と同期ブロッ
ク30と制御ブロック50とをそなえて構成されてい
る。ここで、同期ブロック20は、伝送フレーム(M)
内にマッピングされているサブフレーム(S)の同期を
検出すると共に、伝送フレーム(M)の同期を検出する
ものである。このため、同期ブロック20は、図8に示
すように、同期検出部(フレーム同期検出部)21−S
1〜21−Sn(nは2以上の整数)と同期検出部(フ
レーム同期検出部)21−Mをそなえて構成されてい
る。
【0100】ここで、各同期検出部21−S1〜21−
Snは、サブフレーム(S)の同期を検出するものであ
り、例えば、同期検出部21−S1が始めにサブフレー
ム(S)の同期検出を開始し、同期検出部21−S1で
同期が検出されると同期検出部21−S2は、同期検出
の処理を開始する。同様に、他の同期検出部21−S3
〜21−Snも、順番にサブフレーム(S)の同期を検
出するようになっている。
【0101】同期検出部21−Mは、伝送フレーム
(M)の同期を検出するものであり、例えば、同期検出
部21−S1でサブフレーム(S)の同期が検出される
と、伝送フレーム(M)の同期を検出するようになって
おり、伝送フレーム(M)の同期がサブフレーム(S)
の同期に依存している。また、各同期検出部21−S1
〜21−Sn,21−Mは、同期を検出すると、制御ブ
ロック50へその旨の信号を出力するようになってい
る。さらに、制御ブロック50からの強制再Hunting 制
御の下、各同期検出部21−S1〜21−Sn,21−
Mは、再度、強制的に同期検出するようにもなってい
る。
【0102】次に、同期ブロック30は、サブフレーム
(S)の下位階層にあるフレーム(d1)〜(dm)の
同期を検出するものであり、図8に示すように、同期検
出部(フレーム同期検出部)30−d1〜30−dmを
そなえて構成されている。ここで、各同期検出部30−
d1〜30−dmは、それぞれフレーム(d1)〜(d
m)の同期を検出するものである。例えば、同期検出部
30−d1〜30−dmは、それぞれサブフレーム
(S)の同期検出後に、フレーム(d1)〜(dm)の
同期を検出するものであり、フレーム(d1)〜(d
m)の同期は、サブフレーム(S)の同期に依存してい
る。
【0103】また、各同期検出部30−d1〜30−d
mは、同期を検出すると、その旨の情報を制御ブロック
50へ出力するようになっており、さらに、制御ブロッ
ク50の制御の下、再度、強制的に同期を検出するよう
になっている。次に、制御ブロック(強制再同期制御
部)50は、各同期ブロック20,30での同期の検出
状態を基に、各ブロックを一括管理して、所定の条件の
下、各同期ブロック20,30を強制的に制御するもの
であり、例えば、複数の同期検出部21−S1〜21−
Sn,21−M,30−d1〜30−dmの一部で同期
を検出することができないときは、全ての同期検出部2
1−S1〜21−Sn,21−M,30−d1〜30−
dmによる同期検出処理を再度強制的に行なわせるよう
になっている。
【0104】このため、制御ブロック50は、図8に示
すように、制御部50−1,50−2,50−3をそな
えて構成されている。ここで、制御部50−1は、同期
ブロック20から受信した情報を基に、制御部50−3
へ同期ブロック20で伝送フレーム(M)やサブフレー
ム(S)の同期が確立されている旨の信号を出力するも
のであり、制御部50−1は、各同期検出部21−S1
〜21−Sn,21−Mから信号を受信して制御部50
−3へ信号を出力するようになっている。
【0105】例えば、制御部50−1は、各同期検出部
21−S1〜21−Sn,21−Mで、同期が検出され
ている旨の信号や、サブフレーム(S)の同期は確立し
ているが、伝送フレームの同期は確立していない旨の信
号を制御部50−3へ出力するようになっている。ま
た、制御部50−2は、同期ブロック30から受信した
信号を基に、制御部50−3へ同期ブロック30でフレ
ーム(d1)〜(dm)の同期が確立されている旨の信
号を出力するものであり、制御部50−2は、各同期検
出部30−d1〜30−dmから受信した信号を基に制
御部50−3へ信号を出力するようになっている。
【0106】例えば、制御部50−2は、各同期検出部
30−d1〜30−dmで、それぞれ同期が検出されて
いる旨の信号や、各同期検出部30−d1〜30−dm
の一部で同期が検出されていない旨の信号を制御部50
−3へ出力するようになっている。また、各同期検出部
30−d1〜30−dmは、各フレームの同期が確立後
に、ビットずれを検出したときには、その旨の情報を制
御部50−3へ出力するようにもなっている。
【0107】一方、制御部50−3は、制御部50−1
や制御部50−2から受信した信号を総合的に判定し
て、各同期ブロック部20,30を強制的に制御するも
のである。例えば、同期ブロック20で、サブフレーム
(S)の同期が確立している場合に、伝送フレーム
(M)の同期を検出することができない旨の信号を制御
部50−1から受信すると、制御部50−3は、所定時
間経過後に、再度、同期ブロック20と同期ブロック3
0とに強制的に同期を検出するように制御するようにな
っている。また、同期ブロック30内の一部の同期検出
部30−d1〜30−dmで同期を検出することができ
ない旨の信号を制御部50−2から受信した状態におい
ても、制御部50−3は、再度、同期ブロック20と同
期ブロック30とを強制的に再同期検出状態に制御する
ようになっている。
【0108】上述の如く構成された本実施形態の第3実
施形態に係るフレーム同期処理装置1−2では、各同期
を確立するときには、各同期検出部21−S1〜21−
Sn,21−M,30−d1〜30−dmは、階層別に
該単位フレームの同期を検出する(フレーム同期検出ス
テップ)。まず、同期検出部21−S1が、サブフレー
ム(S)の同期の検出を開始し、同期検出部21−S1
で同期が検出されると、他の同期検出部S2〜Sn,2
1−M,30−d1〜30−dmは、同期の検出を行な
う。各同期検出部21−S1〜21−Sn,21−M,
30−d1〜30−dmは、制御ブロック50へ同期を
検出した等の信号を出力する。
【0109】ここで、制御ブロック50は、各同期ブロ
ック20,30からの信号を基に、各同期ブロック2
0,30の制御の如何を判断し、例えば、同期ブロック
20で同期を確立してから所定時間経過後においても同
期ブロック30で同期を確立できないときは、同期ブロ
ック20と同期ブロック30とを強制的に同期を検出す
るように制御する(強制再同期検出ステップ)。また、
同期ブロック20内の同期検出部21−S1〜21−S
nの同期が確立してから所定時間経過しても同期検出部
21−Mの同期が確立できない場合にも、制御ブロック
50は、同期ブロック20と同期ブロック30とを再度
同期を検出するように制御する(強制再同期検出ステッ
プ)。
【0110】また、制御ブロック50は、伝送フレーム
(M),サブフレーム(S),フレーム(d1)〜(d
m)の同期が確立している場合において、例えば、同期
ブロック30内の一部の同期検出部30−d1等からビ
ットずれの情報を受信したときには、全ての同期検出部
21−S1〜21−Sn,21−M,30−d1〜30
−dmに再同期検出処理を行なうように制御する。
【0111】このように、本発明の第3実施形態に係る
フレーム同期処理装置1−2によれば、サブフレーム
(S)の同期を検出するときにAIS等が発生して、そ
のAIS内の情報を基に、サブフレーム(S)の同期が
擬似同期状態になることで、一部フレームで同期を検出
できないときには、制御ブロック50が、全ての同期検
出部21−S1〜21−Sn,21−M,30−d1〜
30−dmによる同期検出処理を強制的に行なわせるの
で、擬似同期に伴う同期不検出のデッドロックを回避し
て、同期確立処理の信頼性を向上できる。 (4)その他 なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものでは
なく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施できる。
【0112】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のフレーム同期処理装置によれば、例えば、AIS
セル等の発生により、サブフレームの同期が擬似同期状
態になっても、強制再同期制御部が、第1検出部でサブ
フレームの同期が検出されてから所定時間が経過しても
第2検出部でマルチフレームの同期が検出されないと、
第1検出部と第2検出部とをそれぞれ強制的に同期再検
出状態に制御するので、擬似同期状態発生時のデッドロ
ックを回避して同期確立処理の信頼性を向上できる。
【0113】更に、請求項2記載のフレーム同期処理装
置によれば、例えば、AISセル等の発生により、サブ
フレームの同期が擬似同期状態になっても、強制再同期
制御部が、第1検出部でサブフレームの同期が検出され
てから所定時間が経過しても第3検出部で他のフレーム
の同期が検出されないと、第1〜第3検出部をそれぞれ
強制的に同期再検出状態に制御するので、擬似同期状態
発生時のデッドロックを回避して同期確立処理の信頼性
を向上できる。
【0114】さらに、請求項3記載のフレーム同期処理
装置によれば、DS3フレームのような、フレーム同期
パターンのビットの少ないフレームフォーマットについ
てもビット誤りや擬似同期に容易に対応できる。さら
に、請求項4記載のフレーム同期処理装置によれば、P
LCPフレームの同期を確立できないデッドロックに容
易に対応できて、同期確立処理の信頼性を向上できる。
【0115】さらに、請求項5記載のフレーム同期処理
装置によれば、同期確立後においても、周期毎に変わる
PLCPフレームのトレイラービットを監視し、誤りを
検出したときには、その誤りを修正するので、ビット誤
りに容易に対応できて、より良い回線品質を維持でき
る。さらに、請求項6又は請求項7記載のフレーム同期
処理装置によれば、擬似同期からの復旧に伴う強制同期
再検出状態制御中は、強制再同期制御部が、アラーム処
理部でのアラーム処理を禁止するので、よりよい回線品
質を実現することができる。
【0116】さらに、請求項8又は請求項9記載のフレ
ーム同期処理装置によれば、送信信号を該信号の受信側
へ折り返す時の送信信号の同期を再検出している間は、
ループバック制御部が、アラーム処理部でのアラーム処
理を禁止するので、よりよい回線品質を実現することが
できる。さらに、請求項10記載のフレーム同期処理装
置によれば、ループバック制御部が、受信した信号のA
TMセルが保持部に書き込まれた後に、送信信号の折り
返しを行なうようになっているので、ATMセルが途中
で切れることがなく、回線品質を維持することができ
る。
【0117】また、請求項11記載のフレーム同期処理
方法によれば、例えば、AISセル等の発生により、サ
ブフレームの同期が擬似同期状態になっても、強制再同
期検出ステップにより第1検出ステップでサブフレーム
の同期が検出されてから所定時間が経過しても第2検出
ステップでマルチフレームの同期が検出されないと、第
1検出ステップから強制的に各フレームの同期検出処理
を再度行なわせるので、擬似同期状態発生時のデッドロ
ックを回避して同期確立処理の信頼性を向上できる。
【0118】また、請求項12記載のフレーム同期処理
方法によれば、例えば、AISセル等の発生により、サ
ブフレームの同期が擬似同期状態になっても、強制再同
期検出ステップにより第1検出ステップでサブフレーム
の同期が検出されてから所定時間が経過しても第3検出
ステップでマルチフレームの同期が検出されないと、第
1検出ステップから強制的に各フレームの同期検出処理
を再度行なわせるので、擬似同期状態発生時のデッドロ
ックを回避して同期確立処理の信頼性を向上できる。
【0119】また、請求項13記載のフレーム同期処理
装置によれば、例えば、AISセル等の発生により、一
部の単位フレームの同期が擬似同期状態になっても、強
制再同期制御部が、複数のフレーム同期検出部の内の一
部のフレーム同期検出部で同期を検出することができな
いときは、全てのフレーム同期検出部を強制的に同期再
検出状態に制御するので、擬似同期状態発生時のデッド
ロックを回避して同期確立処理の信頼性を向上できる。
【0120】また、請求項14記載のフレーム同期処理
方法によれば、例えば、AISセル等の発生により、一
部の単位フレームの同期が擬似同期状態になっても、再
同期検出ステップにより、フレーム同期検出ステップで
一部の単位フレームについての同期を検出できないとき
は、全ての単位フレームについての同期検出処理を強制
的に再度行なうので、擬似同期状態発生時のデッドロッ
クを回避して同期確立処理の信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るフレーム同期処理
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るDS3サブフレーム同
期検出部の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るPLCPフレーム同
期検出部の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るフレーム同期処理
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第1実施形態に係るフレーム同期処理
装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施形態に係るフレーム同期処理
装置の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係るフレーム同期処理
装置のアラーム検出部のアラーム処理を説明するための
タイムチャートである。
【図8】本発明の実施形態の第3実施形態に係るフレー
ム同期処理装置の構成を示すブロック図である。
【図9】DS3信号のフレームフォーマットを示す図で
ある。
【図10】PLCPフレームにATMセルをマッピング
する方法を説明するための図である。
【図11】PLCPのフレームフォーマットを示す図で
ある。
【図12】従来のフレーム同期処理装置を示すブロック
図である。
【図13】従来のフレーム同期処理装置を示すブロック
図である。
【図14】従来のアラーム処理を説明するためのタイム
チャートである。
【符号の説明】
1,1−1,1−2 フレーム同期処理装置 2 DS3サブフレーム同期検出部(第1検出部) 2−1,3−1,40−1 パターン検出部 2−2,3−2,40−2 パターンチェック部 2−3,3−3,40−3 比較処理部 2−3a,3−3a,40−3a 書き込み制御部 2−3b,3−3b,40−3b 比較部 2−4,3−4,40−4 カウンタ 2−5,3−5,40−5 メモリ 2−6,3−6,40−6 状態監視・制御部 3 DS3マルチフレーム同期検出部(第2検出部) 4 PLCPフレーム同期検出部(第3検出部) 4−1 検出部 4−2 判定部 4−3 POI検出部 4−4 POIチェック部 4−5 POL判定部 4−6 フレームパターンチェック部 4−7 C1検出部 4−8 誤り訂正部(誤り修正部) 4−9 トレイラー検出部 4−10 トレイラー判定部 4−11,4−11a フレームカウンタ 5 強制再Hunting 制御部(強制再同期制御部) 6,6a データインヒビット/ニブルスイッチ部 6b OR回路 7,7a バイトスイッチ 8 ループバックコントロール部(ループバック制御
部) 9 外部制御部 10,11 SEL 12 DS3同期検出部 13 アラーム検出部(警報検出部,アラーム処理部) 14 挿入部 15 メモリ(保持部,アラーム処理部) 18 トレイラー(スタッフビット) 20,30 同期ブロック 50 制御ブロック(強制再同期制御部) 50−1〜50−3 制御部 21−S1〜21−Sn,21−M,30−d1〜30
−dm 同期検出部(フレーム同期検出部)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のサブフレームからなるマルチフレ
    ームの信号を受信して、該サブフレームの同期を検出
    し、該マルチフレームの同期を検出するフレーム同期処
    理装置であって、 該サブフレームの同期を検出する第1検出部と、 該第1検出部で該サブフレームの同期が検出されてから
    該マルチフレームの同期を検出する第2検出部と、 該第1検出部で該サブフレームの同期が検出されてから
    所定時間が経過しても該第2検出部で該マルチフレーム
    の同期が検出されないと、該第1検出部と該第2検出部
    とをそれぞれ強制的に同期再検出状態に制御する強制再
    同期制御部とをそなえて構成されていることを特徴とす
    る、フレーム同期処理装置。
  2. 【請求項2】 該第1検出部で該サブフレームの同期が
    検出されると該サブレフレーム内に格納される該サブフ
    レーム及び該マルチフレームとは異なる他のフレームの
    同期を検出する第3検出部をそなえ、 該強制再同期制御部が、 該第1検出部で該サブフレームの同期が検出されてから
    所定時間が経過しても該第3検出部で該他のフレームの
    同期が検出されないと、該第1〜該第3検出部をそれぞ
    れ強制的に同期再検出状態に制御するように構成されて
    いることを特徴とする、請求項1記載のフレーム同期処
    理装置。
  3. 【請求項3】 該マルチフレームが、DS3フレームに
    より構成されていることを特徴とする、請求項1記載の
    フレーム同期処理装置。
  4. 【請求項4】 該マルチフレームが、DS3フレームに
    より構成されるとともに、該他のフレームが、少なくと
    もPLCPフレームにより構成されていることを特徴と
    する、請求項2記載のフレーム同期処理装置。
  5. 【請求項5】 該第3検出部が、該PLCPフレームの
    スタッフビットの誤りを検出して、検出した誤りを修正
    する誤り修正部をそなえていることを特徴とする、請求
    項4記載のフレーム同期処理装置。
  6. 【請求項6】 同期検出後の該信号に基づいて所望のア
    ラーム処理を行なうアラーム処理部をそなえるととも
    に、 該強制再同期制御部が、 強制同期再検出状態制御中は該アラーム処理部でのアラ
    ーム処理を禁止するように構成されていることを特徴と
    する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のフレーム同
    期処理装置。
  7. 【請求項7】 該アラーム処理部が、 該信号を保持する保持部と、 該保持部に保持されていた信号を基に警報状態を検出し
    て警報情報を出力する警報検出部とをそなえ、 該強制再同期制御部が、 強制同期再検出状態制御中は、該信号の該保持部への書
    き込みを禁止するとともに、該警報検出部から該警報情
    報を出力しないように制御することを特徴とする、請求
    項6記載のフレーム同期処理装置。
  8. 【請求項8】 同期検出後の該信号に基づいて所望のア
    ラーム処理を行なうアラーム処理部と、 送信信号を該信号の受信側へ折り返すループバック制御
    部とをそなえるとともに、 該ループバック制御部が、 該送信信号を該受信側へ折り返す際、上記の各検出部を
    それぞれ強制的に同期再検出状態に制御するように構成
    されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか
    1項に記載のフレーム同期処理装置。
  9. 【請求項9】 該アラーム処理部が、 該信号を保持する保持部と、 該保持部に保持されていた信号を基に警報状態を検出し
    て警報情報を出力する警報検出部とをそなえ、 該ループバック制御部が、 上記各検出部をそれぞれ強制的に同期再検出状態に制御
    している間は、該信号の該保持部への書き込みを禁止す
    るとともに、該警報検出部から該警報情報を出力しない
    ように制御することを特徴とする、請求項8記載のフレ
    ーム同期処理装置。
  10. 【請求項10】 該信号にATMセルが格納されている
    場合に、 該ループバック制御部が、 1つのATMセルの該保持部への書き込み完了後に、該
    折り返しを行なうように構成されていることを特徴とす
    る、請求項8又は請求項9記載のフレーム同期処理装
    置。
  11. 【請求項11】 複数のサブフレームからなるマルチフ
    レームの信号を受信して、該サブフレームの同期を検出
    して、該マルチフレームの同期を検出するフレーム同期
    処理方法であって、 該サブフレームの同期を検出する第1検出ステップと、 該第1検出ステップで該サブフレームの同期が検出され
    ると該マルチフレームの同期を検出する第2検出ステッ
    プと、 該第1検出ステップで該サブフレームの同期が検出され
    てから所定時間が経過しても該第2検出ステップで該マ
    ルチフレームの同期が検出されないと、該第1検出ステ
    ップから強制的に上記の各フレームの同期検出処理を再
    度行なう強制再同期検出ステップとをそなえて構成され
    ていることを特徴とする、フレーム同期処理方法。
  12. 【請求項12】 該第1検出ステップで該サブフレーム
    の同期が検出されると該サブレフレーム内に格納される
    該サブフレーム及び該マルチフレームとは異なる他のフ
    レームの同期を検出する第3検出ステップをそなえ、 該強制再同期検出ステップが、該第1検出ステップで該
    サブフレームの同期が検出されてから所定時間が経過し
    ても該第3検出ステップで該他のフレームの同期が検出
    されないと、該第1検出ステップから強制的に上記の各
    フレームの同期検出処理を再度行なわせるように構成さ
    れていることを特徴とする、請求項11記載のフレーム
    同期処理方法。
  13. 【請求項13】 複数の単位フレームが入れ子状態で階
    層的に構成される伝送フレームを受信して、階層別に該
    単位フレームの同期を検出する複数のフレーム同期検出
    部と、 該複数のフレーム同期検出部の内の一部の該フレーム同
    期検出部で同期を検出することができないときは、全て
    のフレーム同期検出部を強制的に同期再検出状態に制御
    する強制再同期制御部とをそなえて構成されていること
    を特徴とする、フレーム同期処理装置。
  14. 【請求項14】 複数の単位フレームが入れ子状態で階
    層的に構成される伝送フレームを受信して、階層別に該
    単位フレームの同期を検出するフレーム同期検出ステッ
    プと、 該フレーム同期検出ステップで一部の該単位フレームに
    ついての同期を検出できないときは、強制的に全ての単
    位フレームについての同期検出処理を再度行なう強制再
    同期検出ステップとをそなえて構成されていることを特
    徴とする、フレーム同期処理方法。
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