JP2000076436A - 画像処理装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2000076436A
JP2000076436A JP10260899A JP26089998A JP2000076436A JP 2000076436 A JP2000076436 A JP 2000076436A JP 10260899 A JP10260899 A JP 10260899A JP 26089998 A JP26089998 A JP 26089998A JP 2000076436 A JP2000076436 A JP 2000076436A
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Hiroyuki Arahata
弘之 新畠
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズの影響を抑え、原画像のベース濃度を
保存したぼけ画像(平滑化画像)を作成する画像処理装
置を得る。 【解決手段】 第1の最小値抽出手段101は、注目画
素から一定領域の原画像から所定の画像濃度値を減算
し、この画像濃度値を減算した注目画素から一定領域内
の画像濃度の最小値を注目画素の濃度値に置換する。第
1の最大値抽出手段102は、上記最小値抽出手段10
1で算出された注目画素から一定領域の画像に所定の画
像濃度値を加算し、画像濃度値を加算した注目画素から
一定領域内の画像濃度の最大値を注目画素の濃度値に置
換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像のダイナミッ
クレンジを拡大圧縮したり、あるいは圧縮してぼけ画像
(平滑化画像)を作成する画像処理装置、方法及びこれ
らに用いられるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に
関し、特にX線撮影された画像の処理に用いて好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年のデジタル技術の進歩により放射線
画像等をデジタル画像信号に変換し、このデジタル画像
信号を画像処理してCRT等に表示、あるいはプリント
出力することが行われている。このような画像処理にお
いて、画像の注目領域や微細構造を観察しやすくするた
めに、ダイナミックレンジ圧縮処理や鮮鋭化処理が行わ
れており、これらの処理によりノイズ成分を除去したぼ
け画像(平滑化画像)を作成することが行われている。
従来、これら処理によるぼけ画像の作成には画像濃度値
を平均化する方法が用いられている。
【0003】また例えば、X線胸部画像は、X線が透過
しやすい肺野の画像、及びX線が非常に透過しにくい縦
隔部の画像より構成されるため、画素値の存在するレン
ジが非常に広い。このため、肺野及び縦隔部の両方を同
時に観察することが可能なX線胸部画像を得ることは困
難であるとされてきた。
【0004】そこで、上記の問題を回避する方法とし
て、「自己補償ディジタルフィルタ」(国立がんセンタ
ー、阿南氏開発)と呼ばれるものがある。この自己補償
ディジタルフィルタとは、補償後(処理後)の画素値S
D 、オリジナル画素値(入力画素値)Sorg 、オリジナ
ル画像(入力画像)をマスクサイズM×M画素で移動平
均をとった時の平均画素値SUS、図20(c)に示され
るような特性を有する関数f(x)をもって、 SD =Sorg +f(SUS) ───(1) SUS=ΣSorg /M2 ───(2) なる式(1)、(2)で表わされるものである。
【0005】ここで、関数f(SUS)が有する特性につ
いて説明すると、まず、図20(c)に示す特性は、
「SUS>BASE」ではf(SUS)が「0」となり、
「0≦SUS≦BASE」ではf(SUS)が切片を「しき
い値BASE」、傾き「SLOPE」として単調減少す
るものである。従って、オリジナルの画素値Sorg を濃
度相当量として、上記(1)式を実行した際には、画像
の平均濃度の低いところで濃度を持ち上げる、という画
像に対する効果が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のぼけ画像を作成する処理では次のような問題が
あった。図19は濃度値のプロファイルを示した図で、
(b)は(a)の原画像のプロファイルを画像濃度値を
平均化する方法でぼけ画像(平滑化画像)を作成した結
果を示す。
【0007】ぼけ画像では、原画像のノイズ成分(高周
波成分)のみを除去し、べ一スとなる原画像の濃度値は
変動しないことが望ましい。しかしながら、画像濃度値
を平均化する平滑化方法では、(a)のエッジ部分(座
標x1で示す)が平滑化することで、(b)のエッジ部
分(座標x1で示す)のようになまったようになり、原
画像のベース濃度から変動するという問題があった。さ
らに、(a)のaの部分のようにノイズがピークで突起
状となっている場合には、ピーク濃度の影響で(b)の
aの部分のように、やはりベース濃度からずれるという
問題があった。
【0008】一方、上述した「自己補償デジタルフィル
タ」による方法では、次のような問題があった。図20
(c)では、予めBASEとSLOPEが決まってい
る。そのため、どのような濃度分布の入力画像に対して
も一律にダイナミックレンジを圧縮する範囲と度合いが
決まっており、ダイナミックレンジを圧縮したくない注
目領域まで圧縮したり、逆に圧縮したい領域を圧縮でき
ないという問題があった。
【0009】また、入力画像の濃度分布の幅が狭い場合
に、逆にダイナミックレンジを拡大するという思想がな
く、濃度範囲を有効活用できないという問題があった。
【0010】さらに、「自己補償デジタルフィルタ」に
よる方法では、ぼけ画像SUSを作成する際、エッジ部分
が平滑化されてしまい、次に説明するようなアンダーシ
ュートやオーバーシュートが起きる問題がある。
【0011】図20(a)は入力画像のプロファイルを
示す図で、横軸に距離、縦軸に濃度値を取っている。
(b)は(a)を上記(2)式で示す平滑化方法で平滑
化した画像のプロファイルを(a)のプロファイルと同
じ軸上で示した図で、横軸に距離、縦軸に濃度値を取っ
ている。(c)は上記(1)式中のf(SUS)を示す。
(d)は、(a)の入力画像に(1)、(2)式の処理
を行った画像のプロファイルを(a)のプロファイルと
同じ軸上で示した図で、横軸に距離、縦軸に濃度値を取
っている。
【0012】次に動作について説明する。図20(a)
で示される原画像をマスクサイズM=(x2−x0)と
して、(2)式で示される方法で平滑化すると、エッジ
部分x1は(b)のx1で示されるようになまった形に
なり、x1を中心にマスクサイズMの範囲で入力画像の
濃度からずれてしまう。次に、(c)に示すような関数
f(SUS)を用いて(1)式に基づいて、(a)の入力
画像をダイナミックレンジ圧縮する。ここで、関数f
(SUS)の形状より、SUSがd2以上ならば濃度値は入
力画像に足し込まれず、d2以下ならば入力画像の濃度
値が下がる程、濃度値が足し込まれる。
【0013】そのため、(a)でx0以下の領域では濃
度値d3が足し込まれ、x0からx1の間ではx1に近
づくに従い足される濃度値が少なくなる。本来同一濃度
値が足し込まれなければならない領域x0からx1の間
で、足し込まれる値が異なる。このため、(d)の領域
x0からx1に示されるように濃度の凹みができる。こ
れをアンダーシュートという。同様の理由により、x1
からx2の領域で濃度の盛り上がりができ、これをオー
バーシュートという。
【0014】従来のダイナミックレンジ圧縮方法では、
これらオーバーシュートとアンダーシュートの影響で、
エッジ部分で画像に不自然なコントラストが起きるとい
う問題があった。
【0015】本発明は上記のような諸問題を解決するた
めになされたものであり、ベース濃度を保存したぼけ画
像(平滑化画像)を作成できるようにすることを目的と
している。また、ダイナミックレンジを適切に拡大、圧
縮することができるようにすることを目的としている。
また、オーバーシュートとアンダーシュートをなくすこ
とを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による画像処理装置においては、平滑化画
像を作成するモルフォロジカルフィルタ手段を設けてい
る。
【0017】また、本発明による他の画像処理装置にお
いては、注目画素から一定領域の原画像から所定の画像
濃度値を減算し、この画像濃度値を減算した注目画素か
ら一定領域内の画像濃度の最小値を注目画素の濃度値に
置換する最小値抽出手段と、上記最小値抽出手段で算出
された注目画素から一定領域の画像に所定の画像濃度値
を加算し、この画像濃度値を加算した注目画素から一定
領域内の画像濃度の最大値を注目画素の濃度値に置換す
る最大値抽出手段とを設けている。
【0018】また、本発明による他の画像処理装置にお
いては、注目画素から一定領域の原画像に所定の画像濃
度値を加算し、この画像濃度値を加算した注目画素から
一定領域内の画像濃度の最大値を注目画素の濃度値に置
換する最大値抽出手段と、上記最大値抽出手段で算出さ
れた注目画素から一定領域の画像から所定の画像濃度値
を減算し、この画像濃度値を減算した注目画素から一定
画像領域内の画像濃度の最小値を注目画素の濃度値に置
換する最小値抽出手段とを設けている。
【0019】また、本発明による他の画像処理装置にお
いては、注目画素から一定領域の原画像から所定の画像
濃度値を減算し、この画像濃度値を減算した注目画素か
ら一定領域内の画像濃度の最小値を注目画素の濃度値に
置換する第1の最小値抽出手段と、上記第1の最小値抽
出手段で算出された注目画素から一定領域の画像に所定
の画像濃度値を加算し、この画像濃度値を加算した注目
画素から一定領域内の画像濃度の最大値を注目画素の濃
度値に置換する第1の最大値抽出手段と、上記第1の最
大値抽出手段で算出された注目画素から一定領域の画像
に所定の画像濃度値を加算し、この画像濃度値を加算し
た注目画素から一定領域内の画像濃度の最大値を注目画
素の濃度値に置換する第2の最大値抽出手段と、上記第
2の最大値抽出手段で算出された注目画素から一定領域
の画像から所定の画像濃度値を減算し、この画像濃度値
を減算した注目画素から一定領域内の画像濃度の最小値
を注目画素の濃度値に置換する第2の最小値抽出手段と
を設けている。
【0020】また、本発明による他の画像処理装置にお
いては、注目画素から一定領域の原画像から所定の画像
濃度値を加算し、この画像濃度値を加算した注目画素か
ら一定領域内の画像濃度の最大値を注目画素の濃度値に
置換する第1の最大値抽出手段と、上記第1の最大値抽
出手段で算出された画像の注目画素から一定領域の画像
から所定の画像濃度値を減算し、この画像濃度値を減算
した注目画素から一定領域内の画像濃度の最小値を注目
画素の濃度値に置換する第1の最小値抽出手段と、上記
第1の最小値抽出手段で算出された画像の注目画素から
一定領域の画像から所定の画像濃度値を減算し、この画
像濃度値を減算した注目画素から一定領域内の画像濃度
の最小値を注目画素の濃度値に置換する第2の最小値抽
出手段と、上記第2の最小値抽出手段で算出された注目
画素から一定領域の画像に所定の画像濃度値を加算し、
この画像濃度値を加算した注目画素から一定領域内の画
像濃度の最大値を注目画素の濃度値に置換する第2の最
大値抽出手段とを設けている。
【0021】また、本発明による画像処理方法において
は、ダイナミックレンジ拡大画素値fe(x,y)、入
力画像の画素値fo(x,y)、モルフォロジカルフィ
ルタを用いた入力画像の平滑画素値fus(x,y)、
処理効果を制御する関数()、処理範囲を制御する閾値
BASE、入力画像の座標x,yを用い、 fe(x,y)=fo(x,y)+f(fus(x,
y));fus(x,y)<BASE =fo(x,y);fus(x,y)≧BASE なる演算式で表されるダイナミックレンジ拡大を行うよ
うにしている。
【0022】また、本発明による他の画像処理装置にお
いては、入力画像を平滑化し平滑化画像を得る平滑化手
段と、上記平滑化画像のダイナミックレンジの拡大又は
圧縮を行う変換手段とを設けている。
【0023】また、本発明による他の画像処理方法にお
いては、ダイナミックレンジ圧縮画素値fd(x,
y)、入力画像の画素値fo(x,y)、モルフォロジ
カルフィルタを用いた入力画像の平滑画素値fus
(x,y)、処理効果を制御する関数()、処理範囲を
制御する閾値BASE、入力画像の座標x,yを用い、 fd(x,y)=fo(x,y)+f(fus(x,
y));fus(x,y)<BASE =fo(x,y);fus(x,y)≧BASE なる演算式で表されるダイナミックレンジ圧縮を行うよ
うにしている。
【0024】また、本発明による記憶媒体においては、
平滑化画像を作成するモルフォロジカルフィルタ処理を
実行するためのプログラムを記憶している。
【0025】また、本発明による他の記憶媒体において
は、注目画素から一定領域の原画像から所定の画像濃度
値を減算し、この画像濃度値を減算した注目画素から一
定領域内の画像濃度の最小値を注目画素の濃度値に置換
する最小値抽出処理と、上記最小値抽出処理で算出され
た注目画素から一定領域の画像に所定の画像濃度値を加
算し、この画像濃度値を加算した注目画素から一定領域
内の画像濃度の最大値を注目画素の濃度値に置換する最
大値抽出処理とを実行するためのプログラムを記憶して
いる。
【0026】また、本発明による他の記憶媒体において
は、注目画素から一定領域の原画像に所定の画像濃度値
を加算し、この画像濃度値を加算した注目画素から一定
領域内の画像濃度の最大値を注目画素の濃度値に置換す
る最大値抽出処理と、上記最大値抽出処理で算出された
注目画素から一定領域の画像から所定の画像濃度値を減
算し、この画像濃度値を減算した注目画素から一定画像
領域内の画像濃度の最小値を注目画素の濃度値に置換す
る最小値抽出処理とを実行するためのプログラムを記憶
している。
【0027】また、本発明による他の記憶媒体において
は、注目画素から一定領域の原画像から所定の画像濃度
値を減算し、この画像濃度値を減算した注目画素から一
定領域内の画像濃度の最小値を注目画素の濃度値に置換
する第1の最小値抽出処理と、上記第1の最小値抽出処
理で算出された注目画素から一定領域の画像に所定の画
像濃度値を加算し、この画像濃度値を加算した注目画素
から一定領域内の画像濃度の最大値を注目画素の濃度値
に置換する第1の最大値抽出処理と、上記第1の最大値
抽出処理で算出された注目画素から一定領域の画像に所
定の画像濃度値を加算し、この画像濃度値を加算した注
目画素から一定領域内の画像濃度の最大値を注目画素の
濃度値に置換する第2の最大値抽出処理と、上記第2の
最大値抽出処理で算出された注目画素から一定領域の画
像から所定の画像濃度値を減算し、この画像濃度値を減
算した注目画素から一定領域内の画像濃度の最小値を注
目画素の濃度値に置換する第2の最小値抽出処理とを実
行するためのプログラムを記憶している。
【0028】また、本発明による他の記憶媒体において
は、注目画素から一定領域の原画像に所定の画像濃度値
を加算し、この画像濃度値を加算した注目画素から一定
領域内の画像濃度の最大値を注目画素の濃度値に置換す
る第1の最大値抽出処理と、上記第1の最大値抽出処理
で算出された画像の注目画素から一定領域の画像から所
定の画像濃度値を減算し、この画像濃度値を減算した注
目画素から一定領域内の画像濃度の最小値を注目画素の
濃度値に置換する第1の最小値抽出処理と、上記第1の
最小値抽出処理で算出された画像の注目画素から一定領
域の画像から所定の画像濃度値を減算し、この画像濃度
値を減算した注目画素から一定領域内の画像濃度の最小
値を注目画素の濃度値に置換する第2の最小値抽出処理
と、上記第2の最小値抽出処理で算出された注目画素か
ら一定領域の画像から所定の画像濃度値を加算し、この
画像濃度値を加算した注目画素から一定領域内の画像濃
度の最大値を注目画素の濃度値に置換する第2の最大値
抽出処理とを実行するためのプログラムを記憶してい
る。
【0029】また、本発明による他の記憶媒体において
は、ダイナミックレンジ拡大画素値fe(x,y)、入
力画像の画素値fo(x,y)、モルフォロジカルフィ
ルタを用いた入力画像の平滑画素値fus(x,y)、
処理効果を制御する関数()、処理範囲を制御する閾値
BASE、入力画像の座標x,yを用い、 fe(x,y)=fo(x,y)+f(fus(x,
y));fus(x,y)<BASE =fo(x,y);fus(x,y)≧BASE なる演算式で表されるダイナミックレンジ拡大処理を実
行するためのプログラムを記憶している。
【0030】また、本発明による他の記憶媒体において
は、入力画像を平滑化し平滑化画像を得る平滑化処理
と、上記平滑化画像のダイナミックレンジの拡大又は圧
縮を行う変換処理とを実行するためのプログラムを記憶
している。
【0031】また、本発明による他の記憶媒体において
は、ダイナミックレンジ圧縮画素値fd(x,y)、入
力画像の画素値fo(x,y)、モルフォロジカルフィ
ルタを用いた入力画像の平滑画素値fus(x,y)、
処理効果を制御する関数()、処理範囲を制御する閾値
BASE、入力画像の座標x,yを用い、 fd(x,y)=fo(x,y)+f(fus(x,
y));fus(x,y)<BASE =fo(x,y);fus(x,y)≧BASE なる演算式で表されるダイナミックレンジ圧縮処理を実
行するためのプログラムを記憶している。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1は第1の実施の形態による画像処
理装置の構成を示すブロック図である。図1において、
101は注目画素を中心点とする一定領域内の原画像か
ら画像濃度を減算し、減算された原画像の一定領域の最
小値を注目画素の濃度値に置換する第1の最小値抽出手
段、102は第1の最小値抽出手段101で得られた画
像の注目画素を中心点とする一定領域内の原画像に画像
濃度を加算し、加算された画像の一定領域の最大値を注
目画素の濃度値に置換する第1の最大値抽出手段であ
る。103は第1の最小値抽出手段101と第1の最大
値抽出手段102とから構成される第1のぼけ画像作成
部である。
【0033】次に動作について説明する。第1の最小値
抽出手段101は式(3)、(4)で示される処理を行
う。ここで、f(x,y)を2次元の原画像とし、f1
(x,y)を第1の最小値算出手段101で変換された
画像とし、D(x,y)を半球状フィルタ、r1を任意
の定数とする。
【0034】 f1(x,y)=min{f(x+x1,y+y1)−D(x1,y1)|x 1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(3) ここで、 D(x,y)=sqrt(x×x+y×y)、x×x+y×y≦r1×r1 =−∞、 その他 ───(4)
【0035】次に第1の最大値算出手段102では式
(5)で示される処理を行う。ここで、f2(x,y)
を第1の最大値算出手段102で変換された画像とす
る。 f2(x,y)=max{f1(x+x1,y+y1)+D(x1,y1)| x1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(5)
【0036】ここで、D(x,y)の形状は任意の形状
でよく例えば式(6)、(7)に示すように円盤状、方
形状等でもよい。以下の第2〜15の各実施の形態にお
いても同様にD(x,y)は任意の形状でよい。
【0037】 C,a,b,c,r1は定数。
【0038】以上のように、第1の実施の形態によれ
ば、突起状ノイズを除去することができ、突起状ノイズ
のある場所のぼけ画像もベース濃度とすることができ
る。さらに、エッジの形状を保存してぼけ画像(平滑化
画像)を作成することができる。
【0039】図2は第2の実施の形態による画像処理装
置の構成を示すブロック図である。図2において、20
1は注目画素を中心点とする一定領域内の原画像に画像
濃度を加算し、加算された原画像の一定領域の最大値を
注目画素の濃度値に置換する第2の最大値抽出手段、2
02は第1の最大値抽出手段201で得られた画像の注
目画素を中心点とする一定領域内の原画像から画像濃度
を減算し、減算された画像の一定領域の最小値を注目画
素の濃度値に置換する第2の最小値抽出手段である。2
03は第2の最大値抽出手段201と第2の最小値抽出
手段202とから構成される第2のぼけ画像作成部であ
る。
【0040】次に動作について説明する。第2の最大値
抽出手段201は式(8)、(9)で示される処理を行
う。ここで、f(x,y)を2次元の原画像とし、f3
(x,y)を第2の最大値算出手段201で変換された
画像とし、D(x,y)を半球状フィルタ、r1を任意
の定数とする。
【0041】 f3(x,y)=max{f(x+x1,y+y1)+D(x1,y1)|x 1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(8) D(x,y)=sqrt(x×x+y×y)、x×x+y×y≦r1×r1 =−∞、 その他 ───(9)
【0042】次に第2の最小値算出手段202では式
(10)で示される処理を行う。ここで、f4(x,
y)を第2の最小値算出手段202で変換された画像と
する。 f4(x,y)=min{f3(x+x1,y+y1)−D(x1,y1)| x1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(10)
【0043】以上のように、第2の実施の形態によれ
ば、凹み状ノイズを除去することができ、凹み状ノイズ
のある場所のぼけ画像もベース濃度とすることができ
る。さらに、エッジの形状を保存してぼけ画像を作成す
ることができる。
【0044】図3は第3の実施の形態3による画像処理
装置の構成を示すブロック図である。図3において、1
03は突起状のノイズを除去してぼけ画像を作成する第
1のぼけ画像作成部、203は第1のぼけ画像作成部1
03で作成された画像から凹み状ノイズを除去してぼけ
画像を作成する第2のぼけ画像作成部である。
【0045】次に動作について説明する。第1のぼけ画
像作成部103は式(11)、(12)に示される処理
を行う。ここで、f(x,y)を2次元の原画像とし、
f6〈x,y)を第1のぼけ画像作成部103で作成さ
れた画像とし、D(x,y)を半球状フィルタ、r1を
任意の定数とする。
【0046】 f5(x,y)=min{f(x+x1,y+y1)−D(x1,y1)|x 1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(11) ここで、 D(x,y)=sqrt(x×x+y×y)、x×x+y×y≦r1×r1 =−∞、 その他 ───(12) f6(x,y)=max{f5(x+x1,y+y1)+D(x1,y1)| x1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(13)
【0047】次に第2のぼけ画像作成部203では式
(14)、(15)で示される処理を行う。ここで、f
8(x,y)を第2のぼけ画像作成部203で作成され
た画像とする。
【0048】 f7(x,y)=max{f6(x+x1,y+y1)+D(x1,y1)| x1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(14) f8(x,y)=min{f7(x+x1,y+y1)−D(x1,y1)| x1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(15) D(x,y)の形状は任意でよい。
【0049】以上のように、第3の実施の形態によれ
ば、突起状ノイズ及び凹み状ノイズを除去することがで
きると共に、突起状ノイズ及び凹み状ノイズのある場所
のぼけ画像もベース濃度とすることができる。さらに、
エッジの形状を保存したぼけ画像)を作成することがで
きる。
【0050】図4は第4の実施の形態による画像処理装
置の構成を示すブロック図である。図4において、20
3は凹み状ノイズを除去してぼけ画像を作成する第2の
ぼけ画像作成部、103は第2のぼけ画像作成部203
で作成された画像から突起状ノイズを除去してぼけ画像
を作成する第1のぼけ画像作成部である。
【0051】次に動作について説明する。第2のぼけ画
像作成部203は式(16)〜(18)に示される処理
を行う。ここで、f(x,y)を2次元の原画像とし、
f10(x,y)を第2のぼけ画像作成部203で作成
された画像とし、D(x,y)を半球状フィルタ、r1
を任意の定数とする。
【0052】 f9(x,y)=max{f(x+x1,y+y1)+D(x1,y1)|x 1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(16) ここで、 D(x,y)=sqrt(x×x+y×y)、x×x+y×y≦r1×r1 =−∞、 その他 ───(17) f10(x,y)=min{f9(x+x1,y+y1)−D(x1,y1) |x1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(18)
【0053】次に第1のぼけ画像作成部103では式
(19)、(20)で示される処理を行う。ここで、f
12(x,y)を第1のぼけ画像作成部103で作成さ
れた画像とする。
【0054】 f11(x,y)=min{f10(x+x1,y+y1)−D(x1,y1 )|x1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(19) f12(x,y)=max{f11(x+x1,y+y1)+D(x1,y1 )|x1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(20) D(x,y)の形状は任意でよい。
【0055】以上のように、第4の実施の形態によれ
ば、凹み状ノイズ及び突起状ノイズを除去することがで
きると共に、突起状ノイズ及び凹み状ノイズのある場所
のぼけ画像もベース濃度とすることができる。さらに、
エッジの形状を保存してぼけ画像を作成することができ
る。
【0056】次に、第5の実施の形態は、フィルタD
(x,y)を式(21)、(22)で示すような1次元
フィルタとしたもので、モルフオロジカルフィルタ処理
を1次元方向にのみ行うものである。
【0057】 D(x,y)=sqrt(x×x),x×x≦r1×r1 =−∞、 その他 ───(21) D(x,y)=sqrt(y×y)、y×y≦r1×r1 =−∞、 その他 ───(22)
【0058】以上のように、第5の実施の形態によれ
ば、1次元処理を行うことで処理時間を短縮することが
できる。
【0059】次に、第6の実施の形態は、縮小した画像
を用いて第1〜5の実施の形態の処理を行い、処理後原
画像の大きさに拡大するものである。第6の実施の形態
によれば、縮小した画像を用いることにより、処理時間
を短縮することができる。
【0060】図5は第7の実施の形態による画像処理装
置の構成を示すブロック図である。図5において、70
1は階調変換に用いる濃度基準値と、ダイナミックレン
ジを拡大、圧縮する範囲を規定する基準濃度値と拡大、
圧縮率を決定する比率を算出する解析手段、702は入
力画像を平滑化する平滑化手段、703は解析手段70
1で得られた基準濃度値と比率と平滑化手段702で得
られた平滑化画像に基づきダイナミックレンジの拡大、
圧縮を行う変換手段である。
【0061】図6は本実施の形態による画像処理装置の
処理の流れを示すフローチャートである。図7は横軸に
濃度値、縦軸に濃度値の出現頻度をとったヒストグラム
で、横軸のmaxが最大濃度値、Base2がダイナミ
ックレンジ変更開始濃度、Ta1が階調変換に用いる濃
度値を示す。
【0062】図8は高濃度側のダイナミックレンジを圧
縮する場合に用いる関数を示し、図9は高濃度側のダイ
ナミックレンジを拡大する場合に用いる関数を示す。図
10は例えば、入力画像濃度をX線フィルムの濃度に変
換する階調変換曲線を示し、横軸が入力画像濃度値、縦
軸が出力画像濃度値を表す。上記階調曲線は、例えば画
像データを実際のフィルム出力に模して出力する場合な
どに用いる。
【0063】次に動作について図6のフローチャートに
従い説明する。解析手段701は入力画像中の注目領域
(例えばX線画像中の人体領域など)のヒストグラムを
作成し(ステップS201)、次に、例えばFhis
(x)をヒストグラム曲線、dを定数とし、Fhis
(x−d)>Fhis(x)かつFhis(x+d)>
Fhis(x)なる領域を凹部とし、凹部中の最低濃度
値をBASE2とする(ステップS202)。
【0064】次にFhis(x)をx=0からサーチ
し、凹部が現われるまでの領域中の最大値を階調変換に
用いる濃度値Ta1とする(ステップS203)。そし
て、ヒストグラム中の最高濃度値maxと最低濃度値m
inを算出する。
【0065】そして図10に示す階調変換曲線から所定
の濃度値を抽出する。例えば、濃度値Ta1が所望の縦
軸の出力濃度値(例えば1.0)になるように階調変換
曲線を横軸に平行にシフトするか、入力濃度値を横軸に
沿ってシフトする(例えば、これは実際のフイルム濃度
上で注目領域Ta1の濃度が示す領域の濃度値に対応す
る)。そして所望の出力濃度値の最高値(例えば3.
0)に対応する入力画像d3を抽出する(例えば、これ
は一般日本人がフイルム上濃度で識別できる濃度限界で
ある)(ステップS204)。
【0066】次に、(23)、(24)、(25)式に
従いratio,SLOPEを計算する(ステップS2
06)。 ratio=(d3−Base2)/(max−Base2)───(23) もしratioが1以下ならば SLOPE=1−ratio ───(24) ratioが1より大きければ SLOPE=ratio−1 ───(25)
【0067】次に、モルフォロジカルフィルタによる演
算(26)、(27)、(28)、(29)(30)式
に従い平滑画像fus(x,y)画像を計算する(ステ
ップs206)。ここでfo(x,y)を入力画像とす
る。
【0068】 f1=min{fo(x+x1,y+y1)−D(x1,y1)|x1×x1 +y1×y1≦r1×r1} ───(26) f2(x,y)=max{f1(x+x1,y+y1)+D(x1,y1)| x1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(27) f3(x,y)=max{f2(x+x1,y+y1)+D(x1,y1)| x1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(28) fus(x,y)=min{f3(x+x1,y+y1)−D(x1,y1) |xl×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(29)
【0069】D(x,y)を半球状フィルタ、r1を任
意の定数とし、入力画像に応じて選択される。 D(x,y)=sqrt(x×x+y×y)、x×x+y×y≦r1xr1 =−∞、 その他 ───(30)
【0070】ここでD(x,y)は任意の形状でよく、
例えば前記(6)、(7)式に示す円盤状、方形状等で
よい。また、平滑画像を作成する方法濃度値平均を用い
る方法、低周波フィルタ等を用いてもよい。
【0071】次に、ratioが1以下の場合には、図
8で示される単調減少関数f3()を用い、式(31)
に従い濃度変更を行う。 fe(x,y)=fo(x,y)十f3(fus(x,y));fus(x, y)>BASE2 =fo(x,y);fus(x,y)≦BASE2 ───(31)
【0072】また、ratioが1以上の場合には、図
9で示される単調増加関数f4()を用い、式(32)
に従い濃度変更を行う(ステップS207)。。 fe(x,y)=fo(x,y)十f4(fus(x,y));fus(x, y)>BASE2 =fo(x,y);fus(x,y)≦BASE2 ───(32)
【0073】そして、Ta1を濃度値d1に一致させ、
図10で示される階調変換曲線で階調変換を行う(ステ
ップS208)。従って、どのような入力データが入力
されても濃度値Ta1はフィルム上で1.0となり、m
axは3.0となる。そのため、注目領域(Base2
以下の入力濃度値)は実際のX線フィルムの見方に近
く、それ以外の濃度領域も上部の濃度限界が3.0とな
り、肉眼で識別できるように階調変換できる。
【0074】第7の実施の形態によれば、入力画像の最
大濃度値が所定濃度値より小さい場合には、所定濃度値
まで、細部構造を不変のままダイナミックレンジを拡大
あるいは圧縮することができ、濃度領域を有効に活用す
ることができる。さらに、注目領域は実際のフィルム画
像のように階調変換することができ、それ以外の濃度領
域も所定濃度範囲に階調変換することができる。
【0075】図11は第8の実施の形態を示すもので、
膝の画像の所定領域A,B,Cを示す。本実施の形態
は、領域A内の代表値を(例えば平均値)濃度値Ta1
とし、領域B内の代表値をBASE2とし、領域C内の
代表値をmaxとして、第7の実施の形態と同様の処理
を行うものである。
【0076】第8の実施の形態によれば、入力画像の2
次元形状領域を用いて濃度変更に必要な特徴量を抽出で
きるため、階調変換の調整を精度よく行うことができ
る。
【0077】図12は第9の実施の形態の処理の流れを
示すフローチャートである。図13は横軸に濃度値、縦
軸に濃度値の頻度をとったヒストグラムで、横軸上のm
axが最大濃度値、BASE1がダイナミックレンジ変
更開始濃度、Ta2が階調変換に用いる濃度値を示す。
また、図14は低濃度側のダイナミックレンジを拡大す
る場合に用いる関数を示し、図15は高濃度側のダイナ
ミックレンジを圧縮する場合に用いる関数を示す。尚、
構成は図5と同じである。
【0078】次に動作について図12のフローチャート
と共に説明する。解析手段701は入力画像における注
目領域(例えばX線画像中の人体領域等)のヒストグラ
ムを作成し(ステップS601)、次に例えばFis
(x)をヒストグラム曲線、dを定数とし、Fis(x
−d)>Fis(x)かつFis(x+d)>Fis
(xなる領域を凹部とし、凹部中の最低濃度値をBAS
E1とする(ステップS602)。
【0079】次にFis(x)をxの最大濃度値からサ
ーチし、凹部が現れるまで領域中の最大値を階調変換に
用いる濃度値Ta2とする(ステップS603)。そし
て、ヒストグラム中の最高濃度値maxと最低濃度値m
inを算出する。
【0080】そして図10の階調変換曲線から所定の濃
度値を抽出する。例えば濃度値Ta2が所望の縦軸の出
力濃度値(例えば1.8)になるように階調変換曲線を
横軸に平行にシフトするか、入力濃度値を横軸に沿って
シフトする(例えばこれは実際のフィルム濃度上で注目
領域Ta2の濃度が示す領域の濃度値に対応する)。そ
して、所望の出力濃度値の最低値(例えば0.2)に対
応する入力画像D0を入力する(ステップS604)。
【0081】次に(33)、(34)、(35)式に従
いratio、SLOPEを計算する(ステップS60
5)。 ratio=(Base)−d0)/(BASE−min)───(33) ratioが1以下ならば、 SLOPE=1−ratio ───(34) ratioが1より大きければ、 SLOPE=ratio−1 ───(35)
【0082】そして、モルフォロジカルフィルタによる
前記(26)〜(30)式に従い平滑画像fus(x,
y)を計算する(ステップS606)。
【0083】次に、ratioが1以下の場合は、図1
4の単調減少関数f()を用い、(36)に従い濃度変
更を行う。 fe(x,y)=fo(x,y)+f5(fus(x,y));fus(x, y)<BASE1 =fo(x,y);fus(x,y)≧BASE1 ───(36)
【0084】ratioが1より大きい場合には、図1
5の単調増加関数()を用い、(37)式に従い濃度変
換を行う(ステップS607)。 fe(x,y)=fo(x,y)+f6(fus(x,y));fus(x, y)<BASE1 =fo(x,y);fus(x,y)≧BASE1 ───(37)
【0085】そして、Ta2を濃度値d2に一致させ、
図10で示される階調変換曲線で階調変換を行う(ステ
ップS608)。従って、どのようなデータが入力され
ても濃度値Ta2はフィルム上で1.8となり、min
は0.2となる。そのため注目領域(BASE1以上の
入力画像濃度値)は実際のX線フィルムの見方に近く、
それ以外の濃度領域も下部の濃度限界が0.2となり、
肉眼で識別できるように階調変換できる。
【0086】第9の実施の形態によれば、入力画像の最
大濃度値が所定濃度値より小さい場合には、所定濃度値
まで、細部構造を不変のままダイナミックレンジを拡大
あるいは圧縮することができ、濃度領域を有効に活用す
ることができる。さらに、注目領域は実際のフィルム画
像のように階調変換することができ、それ以外の濃度領
域も所定濃度範囲に階調変換することができる。
【0087】図16は第10の実施の形態を説明するも
のであり、肺正面の画像と所定領域D、E、Fを示す。
本実施の形態は、領域D内の代表値(例えば平均値)を
濃度値Ta2とし、領域E内の代表値をBASE1と
し、領域F内の代表値をminとして、第9の実施の形
態と同様の処理を行うものである。
【0088】第10の実施の形態によれば、入力画像の
2次元的形状を用いて濃度変換に必要な特徴量を抽出で
きるため、階調変換の調整を精度よく行うことができ
る。
【0089】図17は第11の実施の形態による画像処
理方法で用いる関数()を示す。ここで、fo(x,
y)を2次元の入力画像とし、fus(x,y)を平滑
画像、fd(x,y)をダイナミックレンジ圧縮後の画
像とする。
【0090】平滑画像fus(x,y)は次の式で計算
される。 f3(x,y)=min{fo(x+x1,y+y1)−D(x1,y1x1 )|×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(38) 尚、D(x,y)は前記の半球状フィルタ、r1を任意
の定数とし、入力画像に応じて選択される。
【0091】そして、 fus(x,y)=max{f3(x+x1,y+y1)+D(x1,y1) |x1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(39) ここで、D(x,y)の形状は任意でよい。
【0092】次にf1なる関数は「x>BASEA」で
はf(x)が「0」となり、「0≦x≦BASE」では
f(x)の切片を「閾値BASE」、傾き「SLOP
E」として単調減少するものである。この関数f1
(x)を用いて次式によりダイナミックレンジ圧縮後の
画像fd(x,y)を得る。 fd(x,y)=fo(x,y)+f1(fus(x,y))───(40)
【0093】この結果、ダイナミックレンジ圧縮後の画
像は、低濃度部のダイナミックレンジが圧縮され、しか
も微細構造のコントラストは維持される。さらに、モル
フォロジカルフィルタを用いて平滑化画像を作成するた
め、入力画像のエッジ部分にオーバーシュート、アンダ
ーシュートが現れるのを防ぐことができる。
【0094】図18は第12の実施の形態による画像処
理方法で用いる関数()を示す。f2なる関数は「x<
BASEB」ではf(x)が「0」となり、「BASE
B≦x」ではf(x)の切片を「閾値BASE」、傾き
「SLOPE」として単調減少するものである。この関
数f2(x)を用いて次式によりダイナミックレンジ圧
縮後の画像fd(x,y)を得る。 fd(x,y)=fo(x,y)+f2(fus(x,y))───(41)
【0095】この結果、ダイナミックレンジ圧縮後の画
像は、高濃度部のダイナミックレンジが圧縮され、しか
も微細構造のコントラストは維持される。さらに、モル
フォロジカルフィルタを用いて平滑化画像を作成するた
め、入力画像のエッジ部分にオーバーシュート、アンダ
ーシュートが現れるのを防ぐことができる。
【0096】次に、第13の実施の形態は、上記(3
9)、(40)式の平滑画像fus(x,y)を次式と
するものである。ここで、fo(x,y)を2次元の入
力画像とする。 f4(x,y)=max{fo(x+x1,y+y1)+D(x1,y1)| x1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(42) fus(x,y)=min{f4(x+x1,y+y1)−D(x1,y1) んx1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(43)
【0097】第13の実施の形態によれば、平滑画像を
ダイナミックレンジ圧縮に用いる場合には、入力画像の
凹み状ノイズを平滑画像上で効率的に除去することがで
き、凹み状ノイズの影響をし受けないダイナミックレン
ジ圧縮を行うことができる。
【0098】次に第14の実施の形態は、上記(3
9)、(40)式の平滑画像fus(x,y)を次式と
するものである。ここで、fo(x,y)を2次元の入
力画像とする。
【0099】 f5(x,y)=min{f(x+x1,y+y1)−D(x1,y1)|x 1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(44) f6(x,y)=max{f5(x+x1,y+y1)+D(x1,y1)| x1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(45) f7(x,y)=max{f6(x+x1,y+y1)+D(x1,y1)| x1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(46) fus(x,y)=min{f7(x+x1,y+y1)−D(x1,y1) |x1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(47)
【0100】第14の実施の形態によれば、平滑画像を
ダイナミックレンジ圧縮に用いる場合には、入力画像の
凹み状ノイズ、突起状ノイズを平滑画像上で効率的に除
去することができ、凹み状ノイズ、突起状ノイズの影響
を受けないダイナミックレンジ圧縮を行うことができ
る。
【0101】次に第15の実施の形態は、上記(3
9)、(40)式の平滑画像fus(x,y)を次式と
するものである。ここで、fo(x,y)を2次元の入
力画像とする。
【0102】 f8(x,y)=max{f(x+x1,y+y1)+D(x1,y1)|x 1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(48) f9(x,y)=min{f8(x+x1,y+y1)−D(x1,y1)| x1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(49) f10(x,y)=min{f9(x+x1,y+y1)−D(x1,y1) |x1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(50) f11(x,y)=max{f10(x+x1,y+y1)+D(x1,y1 )|x1×x1+y1×y1≦r1×r1} ───(51)
【0103】第15の実施の形態によれば、平滑画像を
ダイナミックレンジ圧縮に用いる場合には、入力画像の
凹み状ノイズ、突起状ノイズを平滑画像上で効率的に除
去することができ、凹み状ノイズ、突起状ノイズの影響
を受けないダイナミックレンジ圧縮を行うことができ
る。
【0104】次に本発明による記憶媒体について説明す
る。図1〜図5の各機能ブロックによるシステムは、ハ
ード的に構成してもよく、またCPUやメモリ等からな
るコンピュータシステムに構成してもよい。コンピュー
タシステムに構成する場合、上記メモリは本発明による
記憶媒体を構成する。この記憶媒体には、図6、図12
のフローチャート等を含む前述した動作を制御するため
の処理手順を実行するためのプログラムが記憶される。
【0105】また、この記憶媒体としては、ROM、R
AM等の半導体記憶装置、光ディスク光磁気ディスク、
磁気媒体等を用いてよく、これらをCD−ROM、フロ
ッピィディスク、磁気テープ、磁気カード、不揮発性メ
モリカード等に構成して用いてよい。
【0106】従って、この記憶媒体を図1〜図5に示し
たシステム以外の他のシステムあるいは装置で用い、そ
のシステムあるいはコンピュータが、この記憶媒体に格
納されたプログラムコードを読み出し、実行することに
よっても、前述した各実施の形態と同等の機能を実現で
きると共に、同等の効果を得ることができ、本発明の目
的を達成することができる。
【0107】また、コンピュータ上で稼働しているOS
等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは記憶媒体
から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに
挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された
拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そ
のプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能ボ
ードや拡張機能ユニットに備わるCPU等が処理の一部
又は全部を行う場合にも、各実施の形態と同等の機能を
実現できると共に、同等の効果を得ることができ、本発
明の目的を達成することができる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項
1、20記載の発明によれば、平滑化にモロフォロジカ
ルフィルタを用いるため、入力画像のエッジ構造が平滑
画像上で保存され、アンダーシュート、オーバーシュー
ト等のない、またノイズの影響のないぼけ画像(平滑化
画像)を作成することができる。
【0109】請求項2、21記載の発明によれば、突起
状ノイズを除去することができると共に、突起状ノイズ
のある場所のぼけ画像もベース濃度とすることができる
効果がある。また、エッジの形状を保存したぼけ画像を
作成することができる効果がある。
【0110】また、請求項3、22記載の発明によれ
ば、凹み状ノイズを除去することができると共に、凹み
状ノイズのある場所のぼけ画像もベース濃度とすること
ができる効果がある。さらに、エッジの形状を保存した
ぼけ画像を作成することができる効果がある。
【0111】請求項4、23記載の発明によれば、突起
状ノイズ及び凹み状ノイズを除去することができると共
に、突起状ノイズ及び凹み状ノイズのある場所のぼけ画
像もベース濃度とすることができる効果がある。また、
エッジの形状を保存したぼけ画像を作成することができ
る効果がある。
【0112】請求項5、24記載の発明によれば、凹み
状ノイズ及び突起状ノイズを除去することができると共
に、突起状ノイズ及び凹み状ノイズのある場所のぼけ画
像もベース濃度とすることができる効果がある。また、
エッジの形状を保存したぼけ画像を作成することができ
る効果がある。
【0113】請求項6、25記載の発明によれば、1方
向のフィルタ処理を行うため、処理時間を短縮できる効
果がある。
【0114】請求項7、26記載の発明によれば、縮小
した原画像を用いることにより、処理時間を短縮できる
効果がある。
【0115】請求項8、27記載の発明によれば、所定
濃度値まで、細部構造を不変のまま、ダイナミックレン
ジを拡大することができ、濃度領域を有効に活用するこ
とができる効果がある。また、平滑化にモロフォロジカ
ルフィルタを用いるため、入力画像のエッジ構造が平滑
画像上で保存され、アンダーシュート、オーバーシュー
トをなくすことができる効果がある。
【0116】請求項9、28記載の発明によれば、入力
画像の最小濃度値が所定濃度値より大きい場合には、細
部構造を不変のまま、所定濃度値までダイナミックレン
ジを拡大することができ、濃度領域を有効に活用するこ
とができる効果がある。
【0117】請求項10、29記載の発明によれば、入
力画像の最大濃度値が所定濃度値より小さい場合には、
細部構造を不変のまま、所定濃度値までダイナミックレ
ンジを拡大することができ、濃度領域を有効に活用する
ことができる効果がある。
【0118】請求項11、30記載の発明によれば、入
力画像の濃度値分布が所定濃度値分布より小さい場合に
は、細部構造を不変のまま、所定濃度値分布までダイナ
ミックレンジを拡大することができ、濃度領域を有効に
活用することができる効果がある。あるいは入力画像の
濃度値分布が所定濃度値分布より大きい場合には、細部
構造を不変のまま、所定濃度値分布までダイナミックレ
ンジを圧縮することができ、濃度領域を有効に活用する
ことができる効果がある。
【0119】請求項12、31記載の発明によれば、解
析処理により入力画像の所定領域を抽出するため、注目
領域のダイナミックレンジは不変に保ち、それ以外のダ
イナミックレンジは所定濃度に変更できる効果がある。
【0120】請求項13、32記載の発明によれば、解
析処理で階調変換に用いる濃度基準値を算出するため、
入力画像の注目領域を所定濃度に階調変換することがで
きる効果がある。
【0121】請求項14、33記載の発明によれば、濃
度ヒストグラムを用いて濃度変更特徴量を計算するた
め、処理時間を短縮し、安定して濃度変更特徴量を算出
できる効果がある。
【0122】請求項15、34記載の発明によれば、入
力画像の2次元的形状領域を用いて濃度変更に必要な特
徴量を抽出できるため、階調変換の調整を精度よく行え
る効果がある。
【0123】請求項16、35記載の発明によれば、解
析処理において階調変換曲線の値を考慮するため、注目
領域は実際のフィルム画像のように階調変換することが
でき、それ以外の濃度領域も所定濃度範囲に階調変換す
ることが可能である。
【0124】請求項17、36記載の発明によれば、ダ
イナミックレンジ圧縮後の画像は低濃度部のダイナミッ
クレンジが圧縮され、しかも微細構造のコントラストは
維持される効果がある。また、モルフォロジカルフィル
タを用いて平滑化画像を作成するため、入力画像のエッ
ジ部分にオーバーシュート、アンダーシュートが現われ
るのを防ぐことができる効果がある。
【0125】請求項18、37記載の発明によれば、ダ
イナミックレンジ圧縮後の画像は低濃度部のダイナミッ
クレンジが圧縮され、しかも微細構造のコントラストは
維持できる効果がある。
【0126】請求項19、38記載の発明によれば、ダ
イナミックレンジ圧縮後の画像は高濃度部のダイナミッ
グレンジが圧縮され、しかも微細構造のコントラストは
維持できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による画像処理装置
のブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態による画像処理装置
のブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態による画像処理装置
のブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態による画像処理装置
のブロック図である。
【図5】本発明の第7の実施の形態による画像処理装置
のブロック図である。
【図6】本発明の第7の実施の形態による処理の流れを
示すフローチャートである。
【図7】濃度ヒストグラムを示す特性図である。
【図8】関数f3()の形態を示す特性図である。
【図9】関数f4()の形態を示す特性図である。
【図10】階調変換曲線を示す特性図である。
【図11】本発明の第8の実施の形態を示す構成図であ
る。
【図12】本発明の第9の実施の形態による処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図13】濃度ヒストグラムを示す特性図である。
【図14】関数f5()の形態を示す特性図である。
【図15】関数f6()の形態を示す特性図である。
【図16】本発明の第10の実施の形態態を示す構成図
である。
【図17】本発明の第11の実施の形態による関数f1
(x)を示す特性図である。
【図18】本発明の第12の実施の形態による関数f2
(x)を示す特性図である。
【図19】従来の画像の平滑化を説明する特性図であ
る。
【図20】入力画像のプロファイル、平滑化画像のプロ
ファイル、関数f(Sus)の形態及び従来のダイナミ
ックレンジ圧縮方法で得られた画像のプロファイルを示
す特性図である。
【符号の説明】
101 第1の最小値抽出手段 102 第1の最大値抽出手段 103 第1のぼけ画像作成部 201 第2の最大値抽出手段 202 第2の最小値抽出手段 203 第2のぼけ画像作成部 701 解析手段 702 平滑化手段 703 変換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA08 BA02 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC01 CE05 CE06 CE11 5C023 AA01 AA07 AA37 AA38 BA01 BA03 BA07 DA01 DA08 EA10 5C024 AA11 AA12 CA11 CA14 CA15 DA07 GA07 HA02 HA24 5C077 LL04 MP01 NN03 PP01 PP02 PP52 PP53 RR06

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平滑化画像を作成するモルフォロジカル
    フィルタ手段を設けたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 注目画素から一定領域の原画像から所定
    の画像濃度値を減算し、この画像濃度値を減算した注目
    画素から一定領域内の画像濃度の最小値を注目画素の濃
    度値に置換する最小値抽出手段と、 上記最小値抽出手段で算出された注目画素から一定領域
    の画像に所定の画像濃度値を加算し、この画像濃度値を
    加算した注目画素から一定領域内の画像濃度の最大値を
    注目画素の濃度値に置換する最大値抽出手段とを設けた
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 注目画素から一定領域の原画像に所定の
    画像濃度値を加算し、この画像濃度値を加算した注目画
    素から一定領域内の画像濃度の最大値を注目画素の濃度
    値に置換する最大値抽出手段と、 上記最大値抽出手段で算出された注目画素から一定領域
    の画像から所定の画像濃度値を減算し、この画像濃度値
    を減算した注目画素から一定領域内の画像濃度の最小値
    を注目画素の濃度値に置換する最小値抽出手段とを設け
    たことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 注目画素から一定領域の原画像から所定
    の画像濃度値を減算し、この画像濃度値を減算した注目
    画素から一定領域内の画像濃度の最小値を注目画素の濃
    度値に置換する第1の最小値抽出手段と、 上記第1の最小値抽出手段で算出された注目画素から一
    定領域の画像に所定の画像濃度値を加算し、この画像濃
    度値を加算した注目画素から一定領域内の画像濃度の最
    大値を注目画素の濃度値に置換する第1の最大値抽出手
    段と、 上記第1の最大値抽出手段で算出された注目画素から一
    定領域の画像に所定の画像濃度値を加算し、この画像濃
    度値を加算した注目画素から一定領域内の画像濃度の最
    大値を注目画素の濃度値に置換する第2の最大値抽出手
    段と、 上記第2の最大値抽出手段で算出された注目画素から一
    定領域の画像から所定の画像濃度値を減算し、この画像
    濃度値を減算した注目画素から一定領域内の画像濃度の
    最小値を注目画素の濃度値に置換する第2の最小値抽出
    手段とを設けたことを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 注目画素から一定領域の原画像に所定の
    画像濃度値を加算し、この画像濃度値を加算した注目画
    素から一定領域内の画像濃度の最大値を注目画素の濃度
    値に置換する第1の最大値抽出手段と、 上記第1の最大値抽出手段で算出された画像の注目画素
    から一定領域の画像から所定の画像濃度値を減算し、こ
    の画像濃度値を減算した注目画素から一定領域内の画像
    濃度の最小値を注目画素の濃度値に置換する第1の最小
    値抽出手段と、 上記第1の最小値抽出手段で算出された画像の注目画素
    から一定領域の画像から所定の画像濃度値を減算し、こ
    の画像濃度値を減算した注目画素から一定領域内の画像
    濃度の最小値を注目画素の濃度値に置換する第2の最小
    値抽出手段と、 上記第2の最小値抽出手段で算出された注目画素から一
    定領域の画像弐所定の画像濃度値を加算し、この画像濃
    度値を加算した注目画素から一定領域内の画像濃度の最
    大値を注目画素の濃度値に置換する第2の最大値抽出手
    段とを設けたことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 上記一定領域を1次元とすることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 上記縮小した上記原画像を用いることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処
    理装置。
  8. 【請求項8】 ダイナミックレンジ拡大画素値fe
    (x,y)、入力画像の画素値fo(x,y)、モルフ
    ォロジカルフィルタを用いた入力画像の平滑画素値fu
    s(x,y)、処理効果を制御する関数()、処理範囲
    を制御する閾値BASE、入力画像の座標x,yを用
    い、 fe(x,y)=fo(x,y)+f(fus(x,
    y));fus(x,y)<BASE =fo(x,y);fus(x,y)≧BASE なる演算式で表されるダイナミックレンジ拡大を行う画
    像処理方法。
  9. 【請求項9】 上記関数f()は、0≦x≦BASEで
    f(x)=0、x≧BASEでf(x)が単調増加する
    特性を有することを特徴とする請求項8記載の画像処理
    方法。
  10. 【請求項10】 上記関数f()は、x>BASEでf
    (x)=0、0≦x≦BASEでf(x)が単調増加す
    る特性を有することを特徴とする請求項8記載の画像処
    理方法。
  11. 【請求項11】 入力画像を平滑化し平滑化画像を得る
    平滑化手段と、上記平滑化画像のダイナミックレンジの
    拡大又は圧縮を行う変換手段とを設けたことを特徴とす
    る画像処理装置。
  12. 【請求項12】 上記ダイナミックレンジの拡大又は圧
    縮する範囲を規定する基準濃度値と拡大又は圧縮する比
    率を算出する解析手段を設け、上記変換手段は、上記基
    準濃度値と比率に基づいてダイナミックレンジの拡大又
    は圧縮を行うことを特徴とする請求項11記載の画像処
    理装置。
  13. 【請求項13】 上記解析手段は、階調変換に用いる濃
    度基準値を算出し、上記変換手段は、上記濃度基準値と
    比率に基づいてダイナミックレンジの拡大又は圧縮を行
    うことを特徴とする請求項12記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 上記階調変換に用いる濃度基準値は、
    濃度ヒストグラムから算出することを特徴とする請求項
    13記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 上記階調変換に用いる濃度基準値は、
    画像上の指定位置から算出することを特徴とする請求項
    13記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 上記階調変換に用いる濃度基準値は、
    階調変換曲線から算出することを特徴とする請求項13
    記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 ダイナミックレンジ圧縮画素値fd
    (x,y)、入力画像の画素値fo(x,y)、モルフ
    ォロジカルフィルタを用いた入力画像の平滑画素値fu
    s(x,y)、処理効果を制御する関数()、処理範囲
    を制御する閾値BASE、入力画像の座標x,yを用
    い、 fd(x,y)=fo(x,y)+f(fus(x,
    y));fus(x,y)<BASE =fo(x,y);fus(x,y)≧BASE なる演算式で表されるダイナミックレンジ圧縮を行う画
    像処理方法。
  18. 【請求項18】 上記関数f()は、x>BASEでf
    (x)=0、0≦x≦BASEでf(x)が単調減少す
    る特性を有することを特徴とする請求項17記載の画像
    処理方法。
  19. 【請求項19】 上記関数f()は、0≦x≦BASE
    でf(x)=0、x≧BASEでf(x)が単調減少す
    る特性を有することを特徴とする請求項17記載の画像
    処理方法。
  20. 【請求項20】 平滑化画像を作成するモルフォロジカ
    ルフィルタ処理を実行するためのプログラムを記憶した
    コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  21. 【請求項21】 注目画素から一定領域の原画像から所
    定の画像濃度値を減算し、この画像濃度値を減算した注
    目画素から一定領域内の画像濃度の最小値を注目画素の
    濃度値に置換する最小値抽出処理と、 上記最小値抽出処理で算出された注目画素から一定領域
    の画像に所定の画像濃度値を加算し、この画像濃度値を
    加算した注目画素から一定領域内の画像濃度の最大値を
    注目画素の濃度値に置換する最大値抽出処理とを実行す
    るためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可
    能な記憶媒体。
  22. 【請求項22】 注目画素から一定領域の原画像に所定
    の画像濃度値を加算し、この画像濃度値を加算した注目
    画素から一定領域内の画像濃度の最大値を注目画素の濃
    度値に置換する最大値抽出処理と、 上記最大値抽出処理で算出された注目画素から一定領域
    の画像から所定の画像濃度値を減算し、この画像濃度値
    を減算した注目画素から一定領域内の画像濃度の最小値
    を注目画素の濃度値に置換する最小値抽出処理とを実行
    するためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り
    可能な記憶媒体。
  23. 【請求項23】 注目画素から一定領域の原画像から所
    定の画像濃度値を減算し、この画像濃度値を減算した注
    目画素から一定領域内の画像濃度の最小値を注目画素の
    濃度値に置換する第1の最小値抽出処理と、 上記第1の最小値抽出処理で算出された注目画素から一
    定領域の画像に所定の画像濃度値を加算し、この画像濃
    度値を加算した注目画素から一定領域内の画像濃度の最
    大値を注目画素の濃度値に置換する第1の最大値抽出処
    理と、 上記第1の最大値抽出処理で算出された注目画素から一
    定領域の画像に所定の画像濃度値を加算し、この画像濃
    度値を加算した注目画素から一定領域内の画像濃度の最
    大値を注目画素の濃度値に置換する第2の最大値抽出処
    理と、 上記第2の最大値抽出処理で算出された注目画素から一
    定領域の画像から所定の画像濃度値を減算し、この画像
    濃度値を減算した注目画素から一定領域内の画像濃度の
    最小値を注目画素の濃度値に置換する第2の最小値抽出
    処理とを実行するためのプログラムを記憶したコンピュ
    ータ読み取り可能な記憶媒体。
  24. 【請求項24】 注目画素から一定領域の原画像に所定
    の画像濃度値を加算し、この画像濃度値を加算した注目
    画素から一定領域内の画像濃度の最大値を注目画素の濃
    度値に置換する第1の最大値抽出処理と、 上記第1の最大値抽出処理で算出された画像の注目画素
    から一定領域の画像から所定の画像濃度値を減算し、こ
    の画像濃度値を減算した注目画素から一定領域内の画像
    濃度の最小値を注目画素の濃度値に置換する第1の最小
    値抽出処理と、 上記第1の最小値抽出処理で算出された画像の注目画素
    から一定領域の画像から所定の画像濃度値を減算し、こ
    の画像濃度値を減算した注目画素から一定領域内の画像
    濃度の最小値を注目画素の濃度値に置換する第2の最小
    値抽出処理と、 上記第2の最小値抽出処理で算出された注目画素から一
    定領域の画像に所定の画像濃度値を加算し、この画像濃
    度値を加算した注目画素から一定領域内の画像濃度の最
    大値を注目画素の濃度値に置換する第2の最大値抽出処
    理とを実行するためのプログラムを記憶したコンピュー
    タ読み取り可能な記憶媒体。
  25. 【請求項25】 上記一定領域を1次元とすることを特
    徴とする請求項20〜24のいずれか1項に記載のコン
    ピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  26. 【請求項26】 縮小した上記原画像を用いることを特
    徴とする請求項20〜25のいずれか1項に記載のコン
    ピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  27. 【請求項27】 ダイナミックレンジ拡大画素値fe
    (x,y)、入力画像の画素値fo(x,y)、モルフ
    ォロジカルフィルタを用いた入力画像の平滑画素値fu
    s(x,y)、処理効果を制御する関数()、処理範囲
    を制御する閾値BASE、入力画像の座標x,yを用
    い、 fe(x,y)=fo(x,y)+f(fus(x,
    y));fus(x,y)<BASE =fo(x,y);fus(x,y)≧BASE なる演算式で表されるダイナミックレンジ拡大処理を実
    行するためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取
    り可能な記憶媒体。
  28. 【請求項28】 上記関数f()は、0≦x≦BASE
    でf(x)=0、x≧BASEでf(x)が単調増加す
    る特性を有することを特徴とする請求項27記載のコン
    ピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  29. 【請求項29】 上記関数f()は、x>BASEでf
    (x)=0、0≦x≦BASEでf(x)が単調増加す
    る特性を有することを特徴とする請求項27記載のコン
    ピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  30. 【請求項30】 入力画像を平滑化し平滑化画像を得る
    平滑化処理と、 上記平滑化画像のダイナミックレンジの拡大又は圧縮を
    行う変換処理とを実行するためのプログラムを記憶した
    コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  31. 【請求項31】 上記ダイナミックレンジの拡大又は圧
    縮する範囲を規定する基準濃度値と拡大又は圧縮する比
    率を算出する解析処理を上記プログラムに設け、上記変
    換処理は、上記基準濃度値と比率に基づいてダイナミッ
    クレンジの拡大又は圧縮を行うことを特徴とする請求項
    30記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  32. 【請求項32】 上記解析処理は、さらに階調変換に用
    いる濃度基準値を算出し、上記変換処理は、上記各濃度
    基準値と比率に基づいてダイナミックレンジの拡大又は
    圧縮を行うことを特徴とする請求項31記載のコンピュ
    ータ読み取り可能な記憶媒体。
  33. 【請求項33】 上記階調変換に用いる濃度基準値は、
    濃度ヒストグラムから算出することを特徴とする請求項
    32記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  34. 【請求項34】 上記階調変換に用いる濃度基準値は、
    画像上の指定位置から算出することを特徴とする請求項
    32記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  35. 【請求項35】 上記階調変換に用いる濃度基準値は、
    階調変換曲線から算出することを特徴とする請求項33
    記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  36. 【請求項36】 ダイナミックレンジ圧縮画素値fd
    (x,y)、入力画像の画素値fo(x,y)、モルフ
    ォロジカルフィルタを用いた入力画像の平滑画素値fu
    s(x,y)、処理効果を制御する関数()、処理範囲
    を制御する閾値BASE、入力画像の座標x,yを用
    い、 fd(x,y)=fo(x,y)+f(fus(x,
    y));fus(x,y)<BASE =fo(x,y);fus(x,y)≧BASE なる演算式で表されるダイナミックレンジ圧縮処理を実
    行するためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取
    り可能な記憶媒体。
  37. 【請求項37】 上記関数f()は、x>BASEでf
    (x)=0、0≦x≦BASEでf(x)が単調減少す
    る特性を有することを特徴とする請求項36記載のコン
    ピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  38. 【請求項38】 上記関数f()は、0≦x≦BASE
    でf(x)=0、x≧BASEでf(x)が単調減少す
    る特性を有することを特徴とする請求項36記載のコン
    ピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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