JP2000076128A - 半導体メモリシステム - Google Patents

半導体メモリシステム

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JP2000076128A
JP2000076128A JP10246296A JP24629698A JP2000076128A JP 2000076128 A JP2000076128 A JP 2000076128A JP 10246296 A JP10246296 A JP 10246296A JP 24629698 A JP24629698 A JP 24629698A JP 2000076128 A JP2000076128 A JP 2000076128A
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JP
Japan
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semiconductor memory
memory
controller
memory chip
chip
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JP10246296A
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English (en)
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Yutaka Terada
裕 寺田
Takefumi Yoshikawa
武文 吉河
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリの高速動作を維持しつつメモリの大容
量化を可能にする半導体メモリシステムを提供する。 【解決手段】 半導体メモリシステム10は、複数のメ
モリチップ13−1、14−1と複数のメモリチップ1
3−1、14−1に対するアクセスを制御するコントロ
ーラ12とを備えている。メモリチップ13−1は、バ
ス15を介してコントローラ12に接続される。メモリ
チップ14−1は、バス16を介してメモリチップ13
−1に接続される。メモリチップ13−1は、コントロ
ーラ12およびメモリチップ14−1との電気的な接続
関係を変更可能な接続回路26を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の半導体メモ
リチップとその複数の半導体メモリチップに対するアク
セスを制御するコントローラとを備えた半導体メモリシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プロセッサを中心として半導体集
積回路の高速化が進んでいる。これに伴って、システム
全体を高速化することが要求されている。特に、半導体
記憶装置(以下、メモリと略記する)を含むシステムに
おいては、メモリの動作速度の改善に対する要求が多
い。これは、システム全体の高速化を図る上でメモリの
動作速度が遅いことが障害になってきているからであ
る。
【0003】メモリを高速動作させる技術としては、例
えば、データを転送するための配線の数を増やすこと
(多ビット化)によってデータ転送レートを増加させる
技術や、ランバスDRAM(以下、RDRAMと略記す
る)のような新規の高速メモリに関する技術が提案さ
れ、開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】メモリの高速動作とい
う要求に加えて、メモリの大容量化という要求を同時に
実現する必要がある。メモリ容量を増大させるために、
より多くのメモリをバスに接続する必要がある。
【0005】図5は、従来のメモリ装置70の構成を示
す。メモリ装置70は、プロセッサ71からの制御信号
に従って動作する。メモリ装置70は、メモリ73−1
〜73−3と、メモリ73−1〜73−3に対するアク
セスを制御するコントローラ72とを含む。コントロー
ラ72とメモリ73−1〜73−3とはバス74に接続
されている。
【0006】コントローラ72は、一度に、メモリ73
−1〜73−3のうちの1つのメモリにしかアクセスす
ることができない。また、メモリ容量を増大させるため
にさらに多くのメモリをバス74に接続する場合には、
バス74の長さが増大してしまう。バス74の長さが増
大すると、バス74の配線容量の増加や信号の反射を引
き起こす。また、バス74の長さが増大すると、バス7
4に含まれる各信号線間でスキューが生じる原因にもな
る。このように、従来のメモリ装置70の構成では、メ
モリの高速動作を維持しつつメモリの大容量化を図るこ
とは困難であった。
【0007】図6は、従来のランバスDRAM80の構
成を示す。ランバスDRAM80は、プロセッサ81か
らの制御信号に従って動作する。ランバスDRAM80
は、メモリ83−1〜83−4と、メモリ83−1〜8
3−4に対するアクセスを制御するコントローラ82と
を含む。
【0008】コントローラ82は、2方向に信号を入出
力することができるように構成されている。コントロー
ラ82の1つの側面に設けられたピンにはバス84が接
続されており、コントローラ82の他の側面に設けられ
たピンにはバス85が接続されている。バス84は、メ
モリ83−1に接続され、メモリ83−1の下を通過し
てメモリ83−2に接続されている。バス85は、メモ
リ83−3に接続され、メモリ83−3の下を通過して
メモリ83−4に接続されている。
【0009】図6に示される構成においても、メモリ容
量を増大させるためにさらに多くのメモリをバス84、
85に接続する場合には、バス84、85の長さが増大
してしまう。従って、バス84、85の長さが増大する
に伴って、上述した問題と同様の問題が生じ得る。
【0010】さらに、コントローラ82から2方向にメ
モリが配置されるため、図6に示されるようにボード上
に大きな面積ロス領域(デッドスペース)が生じること
になる。その結果、ボードを設計する自由度が低下し、
面積増加によるコスト高の要因となってしまう。
【0011】本発明は、メモリの高速動作を維持しつつ
メモリの大容量化を可能にする半導体メモリシステムを
提供することを目的とする。
【0012】また、本発明は、複数のデータ転送経路を
設定することにより、複数のルートでのデータ転送動作
を同時に実行可能な半導体メモリシステムを提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体メモリシ
ステムは、複数の半導体メモリチップと前記複数の半導
体メモリチップに対するアクセスを制御するコントロー
ラとを備えた半導体メモリシステムであって、前記複数
の半導体メモリチップは、第1の導電ラインを介して前
記コントローラに接続される第1の半導体メモリチップ
と、第2の導電ラインを介して前記第1の半導体メモリ
チップに接続される第2の半導体メモリチップとを含
み、前記第1の半導体メモリチップは、前記コントロー
ラおよび前記第2の半導体メモリチップとの電気的な接
続関係を変更可能な接続回路を含んでおり、これによ
り、上記目的が達成される。
【0014】前記接続回路は、前記コントローラと前記
第1の半導体メモリチップとの間でデータが転送される
場合には、前記第1の半導体メモリチップと前記第2の
半導体メモリチップとを電気的に分離し、前記コントロ
ーラと前記第2の半導体メモリチップとの間でデータが
転送される場合には、前記第1の半導体メモリチップと
前記第2の半導体メモリチップとを電気的に接続しても
よい。
【0015】前記接続回路は、前記コントローラから供
給される選択信号に応じて、前記コントローラおよび前
記第2の半導体メモリチップとの電気的な接続関係を変
更してもよい。
【0016】前記コントローラは、要求される転送速度
に応じて、前記第1の半導体メモリチップをアクセスす
るか前記第2の半導体メモリチップをアクセスするかを
決定してもよい。
【0017】前記複数の半導体メモリチップは、複数の
第1の半導体メモリチップと、複数の第2の半導体メモ
リチップとを含み、前記コントローラと前記複数の第1
の半導体メモリチップのうちの1つとの間でデータが転
送されている間、または、前記コントローラと前記複数
の第2の半導体メモリチップのうちの1つとの間でデー
タが転送されている間に、前記複数の第1の半導体メモ
リチップのうちの他の1つと前記複数の第2の半導体メ
モリチップのうちの他の1つとの間でデータが転送され
てもよい。
【0018】前記コントローラは、アクセス要求が入力
された場合に、データ転送中のデータ転送経路を考慮し
て前記アクセス要求に対応するデータ転送経路を決定し
てもよい。
【0019】前記コントローラは、アクセス要求が入力
された場合に、データ転送中のデータ転送経路を他のデ
ータ転送経路に変更し、前記アクセス要求に対応するデ
ータ転送経路を決定してもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0021】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1の半導体メモリシステム10の構成を示す。半導
体メモリシステム10は、プロセッサ11から供給され
るアドレス信号Addと制御信号Conとに従って動作
する。例えば、制御信号Conがリード動作を示す場合
には、半導体メモリシステム10は、アドレス信号Ad
dによって指定される位置からデータ信号Dataを読
み出し、そのデータ信号Dataをプロセッサ11に出
力する。制御信号Conがライト動作を示す場合には、
アドレス信号Addによって指定される位置にデータ信
号Dataを書き込む。データ信号Dataは、例え
ば、32ビットのデータ信号である。
【0022】半導体メモリシステム10は、1次メモリ
群13と、2次メモリ群14と、1次メモリ群13およ
び2次メモリ群14に対するアクセスを制御するコント
ローラ12とを含む。
【0023】1次メモリ群13は、バス15を介してコ
ントローラ12に接続されている。バス15は、アドレ
ス信号Addと制御信号Conとを転送するためのmビ
ットの導電ライン15aと、選択信号Sel1〜Seln
を転送するための導電ライン15bと、データ信号Da
taを転送するための導電ライン15cと、クロック信
号CLKを転送するための導電ライン15dとを含む。
ここで、m、nは1以上の整数である。
【0024】2次メモリ群14は、バス16を介して1
次メモリ群13に接続されている。バス16は、アドレ
ス信号Addと制御信号Conとを転送するためのmビ
ットの導電ライン16aと、i番目の選択信号Seli
(1≦i≦n)を転送するための導電ライン16bと、
データ信号Dataを転送するための導電ライン16c
と、クロック信号CLKを転送するための導電ライン1
6dとを含む。
【0025】1次メモリ群13は、n個のメモリチップ
13−1〜13−nを含む。2次メモリ群14は、n個
のメモリチップ14−1〜14−nを含む。
【0026】図2は、メモリチップ13−1の内部構成
を示す。なお、メモリチップ13−2〜13−nのそれ
ぞれは、メモリチップ13−1の内部構成と同一の内部
構成を有している。
【0027】図2に示されるように、メモリチップ13
−1は、シリコン基板20を有している。
【0028】メモリチップ13−1の一辺に沿って、メ
モリチップ13−1の外部に突出するように複数のピン
21が設けられている。複数のピン21は、アドレス信
号Addと制御信号Conとを入出力するためのピン2
1aと、1番目の選択信号Sel1を入出力するための
ピン21bと、データ信号Dataを入出力するための
ピン21cと、クロック信号CLKを入出力するための
ピン21dとを含む。
【0029】メモリチップ13−1の他の一辺に沿っ
て、メモリチップ13−1の外部に突出するように複数
のピン22が設けられている。複数のピン22は、アド
レス信号Addと制御信号Conとを入出力するための
ピン22aと、1番目の選択信号Sel1を入出力する
ためのピン22bと、データ信号Dataを入出力する
ためのピン22cと、クロック信号CLKを入出力する
ためのピン22dとを含む。
【0030】なお、図2では、簡略化のために、ピン2
1a、21c、22aおよび22cは単一のピンのよう
に示されているが、実際にはこれらのピンは複数のピン
から構成されている。
【0031】シリコン基板20上には、複数のピン21
に対応する複数のパッド23がメモリチップ13−1の
一辺に沿って配置され、複数のピン22に対応する複数
のパッド24がメモリチップ13−1の他の一辺に沿っ
て配置されている。複数のピン21のそれぞれは、ボン
ディングワイヤW1を介して対応するパッド23に接続
されている。複数のピン22のそれぞれは、ボンディン
グワイヤW2を介して対応するパッド24に接続されて
いる。
【0032】シリコン基板20上には、データ信号Da
taを記憶するメモリ部25と、複数のピン21と複数
のピン22とメモリ部25との電気的な接続関係を変更
可能な接続回路26とがさらに配置されている。
【0033】以下、コントローラ12と1次メモリ群1
3と2次メモリ群14との間でのデータの転送を説明す
る。ここで、本明細書では、「データ」とは任意の信号
を包括的に表現したものである。例えば、「データ」
は、データ信号Dataであり得る。あるいは、「デー
タ」はアドレス信号Addと制御信号Conとであり得
る。
【0034】コントローラ12とメモリチップ13−1
との間でデータが転送される場合には、接続回路26
は、複数のピン21とメモリ部25とを電気的に接続
し、複数のピン21およびメモリ部25と複数のピン2
2とを電気的に分離する。これにより、メモリチップ1
3−1とメモリチップ14−1とが電気的に分離され
る。この場合、コントローラ12は、バス15を駆動す
れば足り、バス16を駆動する必要がない。これによ
り、配線容量による駆動負荷が増加することを防止する
ことができる。その結果、メモリチップ13−1に対す
る高速なアクセスを維持することが可能になる。
【0035】コントローラ12とメモリチップ14−1
との間でデータが転送される場合には、接続回路26
は、複数のピン21と複数のピン22とを電気的に接続
し、メモリ部25と複数のピン21および複数のピン2
2とを電気的に分離する。これにより、メモリチップ1
3−1とメモリチップ14−1とが電気的に接続され
る。この場合、コントローラ12から出力されるデータ
は、メモリチップ13−1を通過して、メモリチップ1
4−1に到達する。逆に、メモリチップ14−1から出
力されるデータは、メモリチップ13−1を通過して、
コントローラ12に到達する。このように、メモリチッ
プ13−1を経由してコントローラ12とメモリチップ
14−1との間でデータがやりとりされる。これによ
り、メモリチップ13−1のメモリ容量に加えて、メモ
リチップ14−1のメモリ容量を提供することが可能に
なる。その結果、半導体メモリシステム10のメモリ容
量が増大される。
【0036】このように、半導体メモリシステム10に
よれば、1次メモリ群13に対する高速なアクセスを維
持しつつ、2次メモリ群14を用いてメモリ容量を増大
させることができる。なお、2次メモリ群14に加え
て、3次メモリ群、4次メモリ群をさらに設けることに
より、半導体メモリシステム10のメモリ容量をさらに
増大させることも可能である。
【0037】接続回路26は、コントローラ12から供
給される選択信号Sel1に応じて、コントローラ12
およびメモリチップ14−1との電気的な接続関係を変
更する。選択信号Sel1は、メモリチップ13−1に
対する通常のアクセスが行われる前にメモリチップ13
−1に供給される。選択信号Sel1の供給は、クロッ
ク信号CLKに同期して行われる。
【0038】コントローラ12と2次メモリ群14との
間でのデータの転送は、1次メモリ群13を経由して行
われるため、コントローラ12と1次メモリ群13との
間でのデータの転送に比べて速度が低下する。高速動作
が要求されるアプリケーション(例えば、画像処理のア
プリケーション)を高速動作が可能な1次メモリ群13
に含まれるメモリチップ13−1〜13−nのいずれか
に割り当て、比較的低速動作で足りるアプリケーション
(例えば、画面表示やワープロ操作のアプリケーショ
ン)を2次メモリ群14に含まれるメモリチップ14−
1〜14−nのいずれかに割り当てることにより、半導
体メモリシステム10の動作速度およびメモリ容量を最
適化することができる。
【0039】コントローラ12は、要求される転送速度
に応じて、高速動作が可能な1次メモリ群13に含まれ
るメモリチップ13−1〜13−nのいずれかにアクセ
スするか、2次メモリ群14に含まれるメモリチップ1
4−1〜14−nのいずれかにアクセスするかを決定す
る。
【0040】図3は、接続回路26の構成を示す。コン
トローラ12から供給されるアドレス信号Add、制御
信号Con、選択信号Sel1は、デコーダ31によっ
てデコードされ、ロジック回路32によってスイッチ3
3〜36を制御するための制御信号に変換される。な
お、選択信号Sel1は、アドレス信号Addの上位ビ
ットによって表されてもよい。同様に、選択信号Sel
2〜Selnをアドレス信号Addの上位ビットによって
表してもよい。
【0041】スイッチ33がオン状態であり、かつ、ス
イッチ34がオン状態であり、かつ、スイッチ35がオ
フ状態である場合には、I/O1とI/O3とが電気的に
接続され、I/O2とI/O3とが電気的に分離され、I
/O1とI/O2とが電気的に分離される。コントローラ
12と1次メモリ群13との間でデータが転送される場
合には、スイッチ33〜35は、上述した状態になるよ
うにそれぞれ制御される。これにより、複数のピン21
とメモリ部25とが電気的に接続され、メモリ部25と
複数のピン22とが電気的に分離され、複数のピン21
と複数のピン22とが電気的に分離される。
【0042】スイッチ33がオン状態であり、かつ、ス
イッチ34がオフ状態であり、かつ、スイッチ35がオ
ン状態である場合には、I/O1とI/O3とが電気的に
分離され、I/O2とI/O3とが電気的に分離され、I
/O1とI/O2とが電気的に接続される。コントローラ
12と2次メモリ群14との間でデータが転送される場
合には、スイッチ33〜35は、上述した状態になるよ
うにそれぞれ制御される。これにより、複数のピン21
とメモリ部25とが電気的に分離され、メモリ部25と
複数のピン22とが電気的に分離され、複数のピン21
と複数のピン22とが電気的に接続される。
【0043】スイッチ33がオフ状態であり、かつ、ス
イッチ34がオン状態であり、かつ、スイッチ35がオ
ン状態である場合には、I/O1とI/O3とが電気的に
分離され、I/O2とI/O3とが電気的に接続され、I
/O1とI/O2とが電気的に分離される。1次メモリ群
13と2次メモリ群14との間でデータが転送される場
合には、スイッチ33〜35は、上述した状態になるよ
うにそれぞれ制御される。これにより、複数のピン21
とメモリ部25とが電気的に分離され、メモリ部25と
複数のピン22とが電気的に接続され、複数のピン21
と複数のピン22とが電気的に分離される。
【0044】スイッチ36は、アドレス信号Add、制
御信号Con、選択信号Sel1をレジスタ37に格納
するために使用される。クロック信号CLKは、スイッ
チ33〜36の状態を切り替えるタイミングを提供す
る。
【0045】このようにして、接続回路26を用いてコ
ントローラ12と1次メモリ群13に含まれる各メモリ
チップ13−1〜13−nと2次メモリ群14に含まれ
る各メモリチップ14−1〜14−nとの電気的な接続
関係を制御することができる。
【0046】例えば、コントローラ12とメモリチップ
13−3とメモリチップ14−3とを電気的に接続する
ことにより、コントローラ12からメモリチップ14−
3にデータの転送(主転送)を行うことができる。図1
では、この主転送の経路が矢印17によって示されてい
る。コントローラ12とメモリチップ13−1とを電気
的に分離し、メモリチップ13−1とメモリチップ14
−1とを電気的に接続することにより、メモリチップ1
4−1からメモリチップ13−1にデータの転送(副転
送)を行うことができる。図1では、この副転送の経路
が矢印18によって示されている。主転送に並行して副
転送を行うことにより、メモリチップ14−3に対する
アクセスが終了するとすぐに、コントローラ12はメモ
リチップ13−1からデータを受け取ることができる。
これにより、切れ目のない高速アクセスを実現すること
が可能となる。
【0047】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2の半導体メモリシステム40の構成を示す。半導
体メモリシステム40は、プロセッサ41から供給され
る制御信号に従って動作する。半導体メモリシステム4
0は、格子状に配列された複数のメモリチップ43−1
〜43−8とを含む。メモリチップ43−1〜43−8
に対するアクセスは、コントローラ42によって制御さ
れる。
【0048】コントローラ42は、2方向にアクセス要
求を出力する。メモリチップ43−1〜43−8のそれ
ぞれは、4方向に入出力が可能なチップである。
【0049】メモリチップ43−1〜43−8のそれぞ
れは、接続回路(図示せず)を含む。接続回路は、コン
トローラ42から供給される選択信号に応じて、内蔵さ
れるメモリ部と4方向の入出力との接続関係を変更す
る。これにより、複数のデータ転送経路を設定すること
ができる。
【0050】メモリチップ43−1〜43−8のそれぞ
れは、各メモリチップを識別するためのチップアドレス
を格納するチップアドレスレジスタ(図示せず)をさら
に含む。チップアドレスは、プロセッサ41から供給さ
れるアドレス信号Addとクロック信号CLKに基づい
て設定される。
【0051】メモリチップ43−1、43−2は、コン
トローラ42に直接接続されているため、1次メモリ群
44に分類される。メモリチップ43−1、43−2の
チップアドレスをそれぞれ「C1」、「C2」とする。
【0052】メモリチップ43−3、43−4、43−
5は、1次メモリ群44を介してコントローラ42に接
続されているため、2次メモリ群45に分類される。メ
モリチップ43−3、43−4、43−5のチップアド
レスをそれぞれ「D1」、「D2」、「D3」とする。
【0053】メモリチップ43−6、43−7は、2次
メモリ群45と1次メモリ群44とを介してコントロー
ラ42に接続されているため、3次メモリ群46に分類
される。メモリチップ43−6、43−7のチップアド
レスをそれぞれ「E1」、「E2」とする。
【0054】メモリチップ43−8は、3次メモリ群4
6と2次メモリ群45と1次メモリ群44とを介してコ
ントローラ42に接続されているため、4次メモリ群4
7に分類される。メモリチップ43−8のチップアドレ
スを「F1」とする。
【0055】コントローラ42は、データ転送経路を決
定するための決定表を有している。この決定表は、例え
ば、コントローラ42の内部レジスタに格納される。
【0056】表1は、半導体メモリシステム40におい
てデータ転送経路を決定するための決定表の例である。
【0057】
【表1】 コントローラ42は、データ転送前の待機時に、各メモ
リチップにチップIDを与えることにより、接続されて
いるメモリチップの数と接続方法を認識する。メモリチ
ップ43−8に対するアクセス要求がコントローラ42
に入力されると、コントローラ42は、表1を参照し
て、コントローラ42とメモリチップ43−8との間の
最短のデータ転送経路を自動的に選択する。コントロー
ラ42は、選択されたデータ転送経路に対応する選択信
号をメモリチップ43−1〜43−8のそれぞれに転送
する。これにより、選択されたデータ転送経路が確立す
るように、各メモリチップにおいて内蔵されるメモリ部
と4方向の入出力との接続関係が変更される。
【0058】例えば、表1は、メモリチップ43−3
(すなわち、メモリチップD1)がアクセスされる場合
には、最短のデータ転送経路(Con−C1−D1)が
選択されることを示している。ここで、データ転送経路
は、チップアドレスの連鎖によって表現されている。例
えば、Con−C1−D1という表記は、コントローラ
Con、メモリチップC1、メモリチップD1の順にデ
ータが転送されることを示す。データ転送経路(Con
−C1−D1)が選択された結果、そのデータ転送経路
(Con−C1−D1)に沿ってメモリチップ43−3
に対するアクセスが実行される。
【0059】一方、メモリチップ43−3に対するアク
セス要求がコントローラ42に入力された時点におい
て、メモリチップ43−1が使用中である場合には、上
述した最短のデータ転送経路(Con−C1−D1)を
選択することができない。この場合には、表1に示され
るように、代替データ転送経路(Con−C2−D2−
E1−D1)が選択される。このように、使用中のメモ
リチップを迂回するように代替データ転送経路が選択さ
れる。
【0060】また、最短のデータ転送経路(Con−C
1−D1)に沿ってメモリチップ43−3に対するアク
セスが実行されている間に、メモリチップ43−1に対
するアクセス要求がコントローラ42に入力された場合
には、メモリチップ43−3に対するアクセスのための
データ転送経路は、最短のデータ転送経路(Con−C
1−D1)から代替データ転送経路(Con−C2−D
2−E1−D1)に変更される。メモリチップ43−1
に対するアクセスのためのデータ転送経路として、デー
タ転送経路(Con−C1)が選択される。このよう
に、複数のメモリチップに対する同時アクセスが実現さ
れるようにデータ転送経路が最適化される。
【0061】さらに、実施の形態1と同様にして、コン
トローラ42とメモリチップ43−1〜43−8の1つ
との間での主転送に並行して、メモリチップ43−1〜
43−8の1つと他の1との間での副転送を行うことに
より、転送効率を向上させることができる。
【0062】表2〜表9は、半導体メモリシステム40
において主転送に並行して副転送を行う場合にデータ転
送経路を決定するための決定表の例である。
【0063】
【表2】
【0064】
【表3】
【0065】
【表4】
【0066】
【表5】
【0067】
【表6】
【0068】
【表7】
【0069】
【表8】
【0070】
【表9】 コントローラ42は、表2〜表9に従って副転送のデー
タ転送経路を決定する。
【0071】表2〜表9において、横軸はデータ送信側
のメモリチップを表し、縦軸はデータ受信側のメモリチ
ップを表す。なお、表2〜表9の左下半分は右上半分と
同一であるので省略されている。
【0072】例えば、表2は、データ転送経路(Con
−C1)に沿って主転送が行われている場合において、
メモリチップD2からメモリチップC2に副転送を行う
場合には、データ転送経路(D2−C2)が選択される
ことを示している。
【0073】表5において、記号★は、主転送のデータ
転送経路をデータ転送経路(Con−C1−D2)から
データ転送経路(Con−C2−D2)に変更すること
により、メモリチップD1、D3、E1、E2、F1と
メモリチップC1との間の副転送が可能になることを示
す。
【0074】表7において、記号★は、主転送のデータ
転送経路をデータ転送経路(Con−C1−D1−E
1)からデータ転送経路(Con−C2−D2−E1)
に変更することにより、メモリチップD1とメモリチッ
プC1との間の副転送が可能になることを示す。
【0075】表8において、記号★は、主転送のデータ
転送経路をデータ転送経路(Con−C2−D3−E
2)からデータ転送経路(Con−C1−D1−E1−
F1−E2)に変更することにより、メモリチップD
2、D3とメモリチップC2との間の副転送が可能にな
ることを示す。
【0076】表9において、記号★は、主転送のデータ
転送経路をデータ転送経路(Con−C1−D1−E1
−F1)からデータ転送経路(Con−C2−D3−E
2−F1)に変更することにより、メモリチップD1、
D2、E1とメモリチップC1との間の副転送が可能に
なり、メモリチップD2、E1とメモリチップD1との
間の副転送が可能になることを示す。
【0077】このように、主転送と副転送とが同時に実
行されるようにデータ転送経路が最適化される。
【0078】
【発明の効果】本発明の半導体メモリシステムは、複数
の半導体メモリチップと前記複数の半導体メモリチップ
に対するアクセスを制御するコントローラとを備えてい
る。複数の半導体メモリチップは、第1の導電ラインを
介してコントローラに接続される第1の半導体メモリチ
ップと、第2の導電ラインを介して第1の半導体メモリ
チップに接続される第2の半導体メモリチップとを含ん
でいる。第1の半導体メモリチップは、コントローラお
よび第2の半導体メモリチップとの電気的な接続関係を
変更可能な接続回路を含んでいる。
【0079】コントローラと第1の半導体メモリチップ
との間でデータが転送される場合には、第1の半導体メ
モリチップと第2の半導体メモリチップとは電気的に分
離される。この場合、コントローラは、第1の導電ライ
ンを駆動すれば足り、第2の導電ラインを駆動する必要
がない。これにより、配線容量による駆動負荷が増加す
ることを防止することができる。その結果、第1の半導
体メモリチップに対する高速なアクセスを維持すること
が可能になる。
【0080】コントローラと第2の半導体メモリチップ
との間でデータが転送される場合には、第1の半導体メ
モリチップと第2の半導体メモリチップとは電気的に接
続され、第1の半導体メモリチップを経由してコントロ
ーラと第2の半導体メモリチップとの間でデータがやり
とりされる。これにより、第1の半導体メモリチップの
メモリ容量に加えて、第2の半導体メモリチップのメモ
リ容量を提供することが可能になる。その結果、半導体
メモリシステムのメモリ容量が増大される。
【0081】このように、本発明の半導体メモリシステ
ムによれば、第1の半導体メモリチップに対する高速な
アクセスを維持しつつ、メモリ容量を増大させることが
できる。
【0082】さらに、高速動作が要求されるアプリケー
ションを第1の半導体メモリチップに割り当て、比較的
低速動作で足りるアプリケーションを第2の半導体メモ
リチップに割り当てることにより、動作速度およびメモ
リ容量が最適化された半導体メモリシステムを得ること
ができる。
【0083】また、本発明の半導体メモリシステムによ
れば、複数のデータ転送経路を設定することにより、複
数のルートでのデータ転送動作を同時に実行することが
できる。これにより、データの転送レートを向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の半導体メモリシステム
10の構成を示す図である。
【図2】メモリチップ13−1の内部構成を示す図であ
る。
【図3】接続回路26の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態2の半導体メモリシステム
40の構成を示す図である。
【図5】従来のメモリ装置70の構成を示す図である。
【図6】従来のランバスDRAM80の構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 半導体メモリシステム 11 プロセッサ 12 コントローラ 13 1次メモリ群 13−1〜13−n メモリチップ 14 2次メモリ群 14−1〜14−n メモリチップ 15、16 バス 25 メモリ部 26 接続回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の半導体メモリチップと前記複数の
    半導体メモリチップに対するアクセスを制御するコント
    ローラとを備えた半導体メモリシステムであって、 前記複数の半導体メモリチップは、第1の導電ラインを
    介して前記コントローラに接続される第1の半導体メモ
    リチップと、第2の導電ラインを介して前記第1の半導
    体メモリチップに接続される第2の半導体メモリチップ
    とを含み、 前記第1の半導体メモリチップは、前記コントローラお
    よび前記第2の半導体メモリチップとの電気的な接続関
    係を変更可能な接続回路を含む、半導体メモリシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記接続回路は、前記コントローラと前
    記第1の半導体メモリチップとの間でデータが転送され
    る場合には、前記第1の半導体メモリチップと前記第2
    の半導体メモリチップとを電気的に分離し、前記コント
    ローラと前記第2の半導体メモリチップとの間でデータ
    が転送される場合には、前記第1の半導体メモリチップ
    と前記第2の半導体メモリチップとを電気的に接続す
    る、請求項1に記載の半導体メモリシステム。
  3. 【請求項3】 前記接続回路は、前記コントローラから
    供給される選択信号に応じて、前記コントローラおよび
    前記第2の半導体メモリチップとの電気的な接続関係を
    変更する、請求項1に記載の半導体メモリシステム。
  4. 【請求項4】 前記コントローラは、要求される転送速
    度に応じて、前記第1の半導体メモリチップをアクセス
    するか前記第2の半導体メモリチップをアクセスするか
    を決定する、請求項1に記載の半導体メモリシステム。
  5. 【請求項5】 前記複数の半導体メモリチップは、複数
    の第1の半導体メモリチップと、複数の第2の半導体メ
    モリチップとを含み、前記コントローラと前記複数の第
    1の半導体メモリチップのうちの1つとの間でデータが
    転送されている間、または、前記コントローラと前記複
    数の第2の半導体メモリチップのうちの1つとの間でデ
    ータが転送されている間に、前記複数の第1の半導体メ
    モリチップのうちの他の1つと前記複数の第2の半導体
    メモリチップのうちの他の1つとの間でデータが転送さ
    れる、請求項1に記載の半導体メモリシステム。
  6. 【請求項6】 前記コントローラは、アクセス要求が入
    力された場合に、データ転送中のデータ転送経路を考慮
    して前記アクセス要求に対応するデータ転送経路を決定
    する、請求項1に記載の半導体メモリシステム。
  7. 【請求項7】 前記コントローラは、アクセス要求が入
    力された場合に、データ転送中のデータ転送経路を他の
    データ転送経路に変更し、前記アクセス要求に対応する
    データ転送経路を決定する、請求項6に記載の半導体メ
    モリシステム。
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