JP2000075932A - 気体流量制御装置 - Google Patents

気体流量制御装置

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JP2000075932A
JP2000075932A JP10245455A JP24545598A JP2000075932A JP 2000075932 A JP2000075932 A JP 2000075932A JP 10245455 A JP10245455 A JP 10245455A JP 24545598 A JP24545598 A JP 24545598A JP 2000075932 A JP2000075932 A JP 2000075932A
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JP
Japan
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flow rate
differential pressure
output
valve
control
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JP10245455A
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English (en)
Inventor
Yutaka Yamagishi
豊 山岸
Ichiro Asano
一朗 浅野
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Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気体の流量を高速で制御することができる気
体流量制御装置を提供すること。 【解決手段】 気体Aが流れる流路1に流量制御部14
と差圧流量計3とを互いに直列な状態になるように設
け、差圧流量計3によって検出された実差圧bと目標差
圧eとを比較し、その比較結果に基づいて流量制御部1
4に対して所定の制御信号fを出力するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば空気など
気体の流量を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のディーゼルエンジンなどから排
出されるガス中に含まれるすすなどの微粒子状物質(P
articulate Matter、PMと略称す
る)の測定に必要なガス希釈システムとして、近年、排
気ガスを全量採取しこれを全量希釈する従来からのフル
ダイリューションシステムに代わって、流量制御および
排ガスの部分採取を行うところの部分希釈方式の小規模
な希釈システムが採用されてきている。この部分希釈方
式の希釈システムは、希釈後の排気ガスを一定流量に維
持しながら、排気ガス希釈用空気の流量を制御すること
により、これらの流量の差として得られる排気ガスの採
取流量を制御するシステムである。
【0003】図4は、上記部分採取による部分希釈方式
のガス希釈システムに用いられる希釈用空気の流量を制
御する装置の一例を示すもので、この図において、1は
希釈用空気Aが流れる流路で、その上流側から、例えば
回転数制御によって吸引能力を変えることができるルー
ツブロアポンプ2と、測定精度の高い差圧流量計として
のベンチュリ流量計3が直列に接続されており、このベ
ンチュリ流量計3の下流側は、希釈トンネル4に接続さ
れている。この希釈トンネル4は、エンジン5から排気
管6に排出される排気ガスGの一部がサンプリング管7
を介して導入されるように構成され、この導入された排
気ガスGは、希釈トンネル4内において所定の倍率に希
釈され、希釈トンネル4の下流側に設けられる測定部
(図示していない)に向かって流れる。
【0004】そして、8は前記流量制御機能を有するル
ーツブロアポンプ2の回転数を制御するインバータ(周
波数変換器)である。また、9〜11は前記ベンチュリ
流量計3の近傍に設けられるセンサで、センサ9は流路
1を流れる希釈用空気Aの圧力を検出する圧力センサで
あり、10はベンチュリ流量計3の入口における圧力と
スロート部における圧力との差を測定する差圧センサ、
11は前記希釈用空気Aの温度を測定する温度センサで
ある。
【0005】12は前記センサ9〜11の検出出力に基
づいて流路1を流れる希釈用空気Aの流量(実流量)を
演算する流量演算ユニットである。13は流量演算ユニ
ット12において得られた希釈用空気Aの実流量と予め
設定される目標流量とを比較し、所定の制御信号をイン
バータ8に出力するPID制御回路などの比較制御回路
である。
【0006】上記構成の装置においては、ベンチュリ流
量計3の近傍に設けられるセンサ9〜11の出力全部が
流量演算ユニット12に入力され、ここで前記全ての出
力を用いて流路1を流れる希釈用空気Aの流量(実流
量)を演算し、この実流量を設定流量と比較し、PID
制御などを行うことにより、所定の制御信号をインバー
タ8に送出し、このインバータ8からの信号によってル
ーツブロアポンプ2の回転数が制御され、流路1を流れ
る希釈用空気Aの流量が常に設定流量となるように制御
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装置においては、次のような不都合があった。前記
希釈用空気A実流量の算出の際に用いられるセンサ9〜
11の出力は、いずれもアナログ量であるため、流量演
算ユニット12において演算する場合、前記出力をAD
変換し、ディジタル量にする必要がある。そして、所定
の演算式を用いて演算した結果得られる実流量はディジ
タル量であるが、これを比較制御回路13に入力する場
合、比較制御回路13に入力される設定流量がアナログ
量であるため、前記実流量をDA変換してアナログ量に
する必要がある。つまり、従来の気体流量制御装置にお
いては、実流量と設定流量とを比較するとともに、前記
実流量を求めるのに、センサ9〜11の出力を全て用
い、さらに、AD変換−演算−DA変換といった操作を
行っていたため、流量演算に時間を要し、即応性に欠け
るといった欠点があった。
【0008】特に、上記部分採取による部分希釈方式の
ガス希釈システムに用いられる希釈用空気Aの流量を制
御する場合には、その流量制御に高速の応答性が要求さ
れるが、上記図4に示した従来の気体流量制御装置にお
いては、このような要求に対応できないものであった。
【0009】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、気体の流量を高速で制御するこ
とができる気体流量制御装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の気体流量制御装置は、気体が流れる流路
に流量制御部と差圧流量計とを互いに直列な状態になる
ように設け、差圧流量計によって検出された実差圧と目
標差圧とを比較し、その比較結果に基づいて流量制御部
に対して所定の制御信号を出力するようにしている。
【0011】上記気体流量制御装置においては、空気な
ど気体の流量制御を行うに際して、気体の実流量を制御
の対象とするのではなく、流路を流れる気体の差圧その
ものを制御の対象としているので、流量制御に必要な制
御量を高速で求めることができ、それだけ、気体の流量
制御を高速で行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。図1および図2はこの発明の一つの実
施の形態を示すものである。そして、図1において、図
4における符号と同じものは同一部材を示している。
【0013】図1は、この発明の気体流量制御装置の全
体構成を概略的に示すもので、この図において、14は
流路1に設けられるピエゾバルブで、ベンチュリ流量計
3と直列かつベンチュリ流量計3よりも上流側に設けら
れる。このピエゾバルブ14は、弁口を開閉する弁体を
ピエゾスタックの歪力により押圧駆動するもので、例え
ば図2に示すように構成されている。
【0014】すなわち、図2において、15は本体ブロ
ック、16,17は本体ブロック15に形成された流体
入口、流体出口である。18は流体入口16と流体出口
17との間に形成される流体流路で、この流体流路18
の途中には上面に弁口19を備えたオリフィスブロック
20が設けられている。21は本体ブロック15の上面
に、オリフィスブロック20の上面を覆うようにして設
けられる中空の弁ブロックで、この弁ブロック21内に
は、弁口19の開度調節を行う弁体22がオリフィスブ
ロック20の上面を覆うようにして設けられるダイヤフ
ラム23によって上下動自在に保持されている。この弁
体22は、通常時、オリフィスブロック20の上面(弁
口19の上部周囲)との間に若干の隙間が形成されるよ
うにしてある。
【0015】24は弁体22を下方に押圧駆動するピエ
ゾスタックで、複数のピエゾ素子を積層して形成してな
るもので、弁ブロック21に螺着された筒状のバルブケ
ース25内に収容されている。このピエゾスタック24
は、その上端部26がバルブケース25の上端に螺着さ
れるナット部材27に固定され、下端の出力端28が弁
体22の上端に当接するように構成されている。29は
ピエゾスタック24に給電するためのリード線である。
【0016】上記構成のピエゾバルブ14は、ピエゾス
タック24に適宜の直流電圧を印加することにより、各
ピエゾ素子が歪み、この歪みによって出力端28が弁体
22を下方に押圧駆動し、弁体22と弁口19との間の
距離、つまり、弁口19の開度調節を行うもので、流量
調整の応答性は数10μsec〜数msecときわめて
高速である。なお、このようなピエゾバルブ14は、例
えば実用新案登録第2516824号公報に詳しく記載
されている。
【0017】再び、図1において、30は上記ピエゾバ
ルブ14を駆動する回路で、比較制御回路13からの信
号を受け、この信号に基づいてピエゾバルブ14におけ
る弁口19の開度を調整する。そして、流路1のピエゾ
バルブ14の上流側には、吸引ポンプ31、フィルタ3
2、調圧器33が設けられている。
【0018】そして、図1において、34は目標差圧演
算ユニット34で、これには、ベンチュリ流量計3の近
傍に設けられる圧力センサ9の出力(流路1における希
釈用空気Aの実圧力)aと温度センサ11の出力(流路
1における希釈用空気Aの実温度)cとが入力されると
ともに、目標流量dが入力される。また、ベンチュリ流
量計3の近傍に設けられる差圧センサ10の出力(ベン
チュリ流量計3の入口部における圧力とスロート部にお
ける圧力との差)bは、比較制御回路13に入力され
る。
【0019】上記構成の気体流量制御装置の動作につい
て説明すると、目標差圧演算ユニット34は、ベンチュ
リ流量計3の近傍に設けられる圧力センサ9の出力aと
温度センサ11の出力c、および、目標流量dが入力さ
れ、これらの入力信号a,c,dに基づいて目標差圧e
が求められる。この目標差圧eは、比較制御回路13の
一方の信号として入力される。そして、この比較制御回
路13には、差圧センサ10の出力bが入力されている
ので、前記両入力信号b,eの差分をPID制御するこ
とにより、制御信号fを出力する。この制御信号fはバ
ルブ駆動回路30に送られ、ピエゾバルブ14における
弁開度が調整される。これによって、流路1を流れる希
釈用空気Aの流量が制御される。
【0020】上述したように、この発明の気体流量制御
装置においては、流路1を流れる希釈用空気Aの流量が
制御するのに際して、従来のように、3つのセンサ9〜
11の出力a〜cの全てを用いて希釈用空気Aの実流量
を求め、これを制御するのではなく、ベンチュリ流量計
3における実差圧のみを制御するようにしているので、
即応性が大幅に向上し、流量制御に要する時間が短縮さ
れることにより、流量制御を高速で行えるようになっ
た。
【0021】したがって、エンジン排気ガスのトランジ
ェント計測に必要な高速応答かつ高精度の希釈空気制御
システムが得られ、これにより、所望のPM測定を確実
にしかも高精度行うことができる。
【0022】なお、上記実施の形態において、ベンチュ
リ流量計3に代えて、これと同様に主として差圧センサ
によって流量検出を行うラミナー流量計を用いるように
してもよい。また、ポンプ31に代えて、コンプレッサ
を用いてもよい。
【0023】また、上述の実施の形態においては、ピエ
ゾバルブ14を用いて流量制御を行うようにしていた
が、図3に示すように、流路1に流量制御機能を有する
ルーツブロアポンプ35(前記図4におけるルーツブロ
アポンプ2と実質的に同じもの)を設け、これをインバ
ータ36(前記図4におけるインバータ8と実質的に同
じもの)によって回転数制御して、流量制御を行うよう
にしてもよい。
【0024】さらに、上述の実施の形態においては、気
体流量制御装置をエンジン排気ガス測定を行うためのガ
ス希釈システムにおける希釈用空気の定量供給装置とし
て用いていたが、この発明の気体流量制御装置は、これ
に限られるものではなく、空気を始めとする各種の気体
を高速応答かつ高精度に制御する場合に広く用いること
ができる。
【0025】
【発明の効果】この発明の気体流量制御装置において
は、従来と異なり、空気など気体の流量制御を行うに際
して、気体の実流量を制御の対象とするのではなく、流
路を流れる流体の差圧そのものを制御の対象としている
ので、気体の流量制御に必要な制御量を高速で求めるこ
とができ、それだけ、空気など各種の気体を高速応答か
つ高精度に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の気体流量制御装置の全体構成を概略
的に示す図である。
【図2】前記気体流量制御装置において用いるピエゾバ
ルブの構成を概略的に示す縦断面図である。
【図3】前記気体流量制御装置の他の構成例を概略的に
示す図である。
【図4】従来の気体流量制御装置の全体構成を概略的に
示す図である。
【符号の説明】
1…流路、2…流量制御部、3…差圧流量計、A…気
体、b…実差圧、e…目標差圧、f…制御信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H307 AA11 BB02 DD01 DD03 EE02 EE22 EE36 FF03 FF12 FF13 FF15 GG01 GG11 HH04 HH08 JJ03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体が流れる流路に流量制御部と差圧流
    量計とを互いに直列な状態になるように設け、差圧流量
    計によって検出された実差圧と目標差圧とを比較し、そ
    の比較結果に基づいて流量制御部に対して所定の制御信
    号を出力するようにしたことを特徴とする気体流量制御
    装置。
JP10245455A 1998-08-31 1998-08-31 気体流量制御装置 Pending JP2000075932A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005001910A1 (en) * 2003-06-27 2005-01-06 Hyundai Calibration & Certification Technologies Co., Ltd Apparatus for controlling flow rate of gases used in semiconductor device by differential pressure
CN111103020A (zh) * 2018-10-29 2020-05-05 北京七星华创流量计有限公司 流量检测装置、流量控制系统及流量检测方法

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