JP2000075527A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000075527A
JP2000075527A JP24762598A JP24762598A JP2000075527A JP 2000075527 A JP2000075527 A JP 2000075527A JP 24762598 A JP24762598 A JP 24762598A JP 24762598 A JP24762598 A JP 24762598A JP 2000075527 A JP2000075527 A JP 2000075527A
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JP
Japan
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toner
photosensitive drum
image
cleaning blade
image forming
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JP24762598A
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English (en)
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Yuji Nakayama
雄二 中山
Takaaki Kashiwa
孝明 栢
Toshiyuki Ebara
俊幸 江原
Hironori Owaki
弘憲 大脇
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光ドラム表面の酸化膜、ドラム削れムラ、
トナー融着、フィルミングムラ等の不良を防止する。 【構成】 感光ドラム1表面に形成したトナー像を転写
材上に転写する。このとき感光ドラム1表面に残った転
写残トナーを、感光ドラム1表面に当接させたクリーニ
ングブレード9aによって除去する。感光ドラム1を非
晶質シリコン系感光体で構成する。また、トナーはその
トナー粒子表面に液体潤滑剤を有するとともに、磁性粉
を少なくとも10から200重量部含有するようにす
る。転写残トナーと感光ドラム1との付着力を弱めるこ
とができるので、クリーニングブレードのエッジ部の全
体的、局所的な負荷の低減が可能となり、転写残トナー
の局所的な蓄積ラムによるドラム削れムラ等の不良を防
止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体として非
晶質シリコン系感光体を用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファックスといった
出力末端をすべて兼ね備えた複合機が知られている。こ
のようなネットワーク対応の出力端末として電子写真シ
ステムがあるが、その大きな問題の一つとして装置本体
のDuty Cycleが上げられている。Duty Cycleとは、サー
ビスマンのメンテナンスなしで装置本体が正常に稼働し
続ける限界枚数のことであるが、このDuty Cycleの大き
な問題の一つに像担持体としての感光ドラムの寿命が上
げられている。また、エコロジーの観点から廃棄物をな
くす、すなわち消耗品を減らすこと、消耗品の寿命を延
ばすこと、信頼性を上げることが課題とされている。さ
らに従来のアナログの装置からデジタル化が進み、装置
本体コストはアナログと等価、又はそれ以下にすること
も課題とされている。
【0003】このような中で感光ドラムとしてアモルフ
ァスシリコン感光体は、硬度が高く(JIS規格ビッカ
ース硬度1000kg/m2以上)、耐久性、耐熱性、環境
安全性にも優れているので、次第に多用されてきてお
り、特に高信頼性が要求される高速機においては、不可
欠のものとなってきている。
【0004】この種の画像形成装置においては、トナー
をはじめ、転写材として主に使用されている紙から発生
する微細な紙粉、この紙粉から折出する有機質成分、装
置本体内の高圧部材から発生するコロナ生成物などが異
物として感光ドラム表面に付着して画質に悪影響を与え
る。これら異物は、特に高湿環境下において低抵抗化し
て鮮明な静電潜像の形成を妨げ、このことが画像の劣化
を将来する要因と考えられている。
【0005】上述のような画像の劣化現象は、シラン類
のグロー放電分解によって成膜構成する非晶質シリコン
感光体の場合に発生しやすいことが知られている。この
ような欠点を回避するために、特に1成分系磁性トナー
を使用する場合、クリーニング装置内において、感光ド
ラム表面の移動方向についての、クリーニングブレード
の上流側にマグネットローラを配設してクリーニング装
置で回収したトナーの一部で、磁気ブラシを構成し、こ
れを感光ドラム表面に接触させて磁性トナーを再供給し
クリーニングブレード部位におけるトナー粒による研磨
作用によって前述のような各種異物を摺擦除去する方法
が提案されている。このような方法は、ウェッブ、ゴム
ローラなどを使用して別途用意した研磨材で、感光ドラ
ム表面を摺擦する方法と比べると、研磨作用が感光ドラ
ム表面で局所的に偏ることが少なく、感光ドラム表面の
劣化も小さい。上述の方法に加えて、例えば、感光ドラ
ムにドラムヒータを配設して、夜間やスタンバイ中も周
辺の湿度を低下させて感光ドラム表面の低抵抗化を防ぐ
などの付帯手段を併用することによって、前述のような
異物による画像劣化を阻止するのに一定の効果をあげて
いる。
【0006】感光ドラム表面に形成したトナー像(可転
写トナー像)を、紙を主とする転写材に転写する工程を
繰り返す画像形成装置においては、転写の際、転写材に
転移しないで感光ドラム表面に残るトナー(転写残トナ
ー)を各転写ごとに、充分に除去することが必須であ
る。
【0007】このための、クリーニング手段としては、
従来から多数の提案がなされている。このうち、構成が
簡単でコンパクトであり、かつ低コストであり、しかも
トナー除去機能も優れているものとして、ウレタンゴム
などの弾性材料からなるクリーニングブレードを感光ド
ラム表面に当接させ、これによって感光ドラム表面の異
物を掻き落とすものが知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1に
近年、画質向上のために、トナーの粒径を小さくしてい
く傾向があり、このため異物を除去しにくいという問題
があった。
【0009】感光ドラム表面に形成されたトナー像は、
転写帯電器によって90〜95%のトナーが転写材転写
され、残りの5〜10%のトナーが転写残トナーとして
感光ドラム表面に残る。この転写残トナーは、感光ドラ
ムに対し、静電気力と物理的付着力とによって付着して
いる。ここで、トナーが微粒子化されるに伴って、トナ
ーの凝集力は大きくなり、感光ドラム表面とトナーとの
付着力は増大する。この結果、クリーニングブレードの
負荷は大きくなってしまう。特に、図5に示すように、
感光ドラム1の回転方向(矢印R1方向)に沿った、ク
リーニングブレード9aのエッジ部9Aの上流側(矢印
Aで示す部分)に凝集したトナーが耐久により徐々に蓄
積していく。蓄積量が多くなった箇所は、クリーニング
ブレードのエッジ部が感光ドラム表面に対して均一のニ
ップ幅を形成することが不可能となりクリーニング不良
を発生させてしまう。また局所的に蓄積量が多くなった
箇所はその周辺に比べてクリーニングブレード部分の感
光ドラムに対する負荷が変化してしまい、結果として感
光ドラム表面の劣化を招いてしまい感光ドラム寿命(本
体寿命)を延ばすことが厳しくなってしまった。
【0010】また、従来から、図2に示すように、クリ
ーニングブレード9aの上流側にマグネットローラ22
を配設するものが知られている。その主な作用は、 感光ドラム上の転写残トナーの摺擦、 感光ドラム上の転写残トナーの比較的少ない白地部や
紙間部分へのトナーの再コート、 クリーニングブレードにより掻き落とされたトナーの
捕集、 廃トナー搬送スクリューへへの廃トナーの受け渡し、 等が考えられていた。
【0011】ところが、今回の検討において、マグネッ
トローラにより感光ドラム上の転写残トナーが多い部分
は摺擦されてマグネットローラに捕集され、かつ転写残
トナーのほとんど存在しない部分にはマグネットローラ
からトナーが感光ドラム上に再コートされるわけである
が、感光ドラム上の白地部と黒字部との表面電位差によ
り、マグネットローラ上のトナーが再現像されているこ
とが判明した。画像状況によりマグネットローラによる
再現像のトナー量が異なり、結果として前述のようなク
リーニングブレードのエッジ部での不具合、すなわち感
光ドラムのドラム削れムラ、クリーニングブレードのエ
ッジ部のチッピングが発生することが判明した。
【0012】第2に上述のように、エコロジー、省エ
ネ、本体コストの問題から感光ドラムにドラムヒータを
設けない、いわゆる簡易システムが要求されており、こ
のことによって、異物の低抵抗化が促進されるおそれが
ある。
【0013】上述のように、トナー、紙から発生する微
細な紙粉、紙粉から析出する有機質成分、装置本体内の
高圧部材から発生するコロナ生成物などの、感光ドラム
表面に付着した異物は、耐久によって感光ドラム表面に
酸化層を形成する。この酸化層は、高湿環境下において
吸湿し低抵抗化して鮮明な静電潜像の形成を妨げ、これ
が画質の劣化を招来する要因となっている。
【0014】上述の耐久による表面酸化層の膜厚は、今
回の実験によって約30〜80Åであることが確認され
た。しかし、今回の実験で、表面酸化層は、耐久初期に
おいて約30〜80Åに達し、それ以後は膜厚の変化が
ほとんどない点、耐久初期では、乾拭き、水拭き、アル
コール拭きで画像劣化が解消されていたものが、耐久が
進むとこれらでは解消されなくなる点が判明した。この
ような状態で耐久が進んだ感光ドラム表面は、粒径が
0.3〜2μm程度の酸化セリウム(CeO2 )などの
砥粒をアルコールなどに分散させたもので研磨しなけれ
ば画像劣化が解消されないことが判明した。このことは
特にドラムヒータを装着しない場合に顕著に発生する。
ドラムヒータを装着しない場合は耐久による酸化層を初
期から形成させない画像形成装置を構成することが必須
であり、特にその中でもクリーニング工程時に前記機能
を持たせる方法を付加することが必須であることが判明
した。
【0015】第3に、上述のように耐久によって、クリ
ーニングブレードによる、転写残トナーと感光ドラムと
の摩擦力が上がっていることが今回の実験で新たに発見
された。
【0016】これは耐久により形成された酸化層(以下
「フィルミング膜」という)は、クリーニングブレード
と感光ドラム表面との密着度、転写残トナーと感光ドラ
ム表面との密着度及び親和性が上昇して摩擦力を上昇さ
せている。
【0017】摩擦力の上昇は、クリーニングブレードの
剪断応力、トナー間の剪断応力、感光ドラム表面近傍の
剪断応力が上昇するためと考えられる。この結果、クリ
ーニングブレードのチッピング、永久ひずみ剪断応力の
増大による発熱量の増大によるトナー融着の発生、感光
ドラム内部応力増大による疲労摩耗の増大の発生につな
がっていると考えられる。
【0018】第4に、クリーニングブレードは、感光ド
ラム表面に対する当接角、自由長、肉厚、総圧、線圧、
クリーニングブレード材のゴム物性等により、クリーニ
ングラティテュード(クリーニングブレードの自由度)
が決定されていたが、今回の実験で、クリーニングブレ
ードの感光ドラムに対する当接部のニップ幅に対する総
圧、すなわち、面圧(g/mm2 )を上げることにより、
上述のフィルミング膜の形成を抑制できることが判明し
た。
【0019】そこで、本発明は、上述のようなクリーニ
ングブレードを使用することに起因する不良を防止する
ようにした画像形成装置を提供することを目的とするも
のである。
【0020】ところで、現在、電子写真システムに幅広
く使用されているOPC感光体は、表面が柔らかく、実
機上での摩耗量は、0.1〜数μm/1万枚と、上述の
ようなアモルファスシリコン感光体に比べて、数百倍〜
数千倍となる。このため、クリーニングブレードと感光
ドラム表面との間には、常に、感光ドラムの切削粉が存
在し、クリーニングブレードと感光ドラムとの間の摩擦
力を低減させる機能を果たしている。また、OPC感光
体は、切削によって常に新しい表面が現れているため、
アモルファスシリコン感光体表面のように耐久によって
表面にクリーニングブレードとの摩擦力を上昇させるよ
うなフィルミング層が形成されたとしてもすぐに切削さ
れてしまうため、問題とはならない。OPC感光体が、
数万枚〜20万枚程度の通紙により交換されるのに対
し、アモルファスシリコン感光体の寿命は、画像形成装
置本体寿命と等しい数百万枚以上の仕様に設定されてい
る。
【0021】上述のような理由により、アモルファスシ
リコン感光体において、OPC感光体とは異なり、クリ
ーニングブレードと感光ドラム表面との間の摩擦力を低
減させることが必須である。今回、トナーに潤滑機能を
持たせたこと、クリーニングブレードの面圧を最適にす
ることにより、信頼性の高い画像形成装置を提供するこ
とが可能となる。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1に係る発明は、移動可能な像担持体表面に
トナー像を形成し、該トナー像を転写材に転写させると
ともに、該転写材に転写されないで前記像担持体表面に
残った転写残トナーを、前記像担持体表面に当接させた
クリーニングブレードによって除去する画像形成装置に
おいて、前記像担持体が非晶質シリコン系感光体であ
り、かつ、前記トナーがトナー粒子表面に液体潤滑剤を
有するとともに、磁性粉を少なくとも10から200重
量部含有している、ことを特徴とする。
【0023】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、前記トナーは、平均粒径が6〜10μmであ
り、かつ、ガラス転移温度が40〜60℃の結着樹脂1
00重量部に対して固体ワックスを0.2〜20重量
部、また、前記液体潤滑剤を担持している磁性粉を少な
くとも10〜200重量部有している、ことを特徴とす
る。
【0024】請求項3に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、前記像担持体表面に対する前記クリーニングブ
レードの面圧を200g/mm2 以上400g/mm2 以下
に設定する、ことを特徴とする。
【0025】請求項4に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、前記非晶質シリコン系感光体が、水素を含む非
単結晶質膜で構成された表面層を有する、ことを特徴と
する。
【0026】請求項5に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、前記非晶質シリコン系感光体が、非単結晶質水
素化炭素膜で構成された表面層を有する、ことを特徴と
する。
【0027】請求項6に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、前記液体潤滑剤が、粘度100〜10000cS
t のシリコーンオイルである、ことを特徴とする。
【0028】〔作用〕以上構成に基づく主な作用(請求
項1に係る作用)は、次のとおりである。
【0029】1.トナーがそのトナー粒子表面に液体潤
滑剤を有するので、転写残トナーと像担持体との付着力
を弱めることができ、これにより、クリーニングブレー
ドのエッジ部の全体的、局所的な負荷の低減が可能とな
り、例えば、トナー粒径が8μm以下になった場合で
も、転写残トナーの局所的な蓄積ラムによるドラム削れ
ムラを防止することができる。
【0030】2.クリーニングブレードとドラム表面間
に潤滑機能を持ったトナーが存在することにより、クリ
ーニングブレードの負荷ムラの低減によりクリーニング
ブレードのチッピング(エッジ欠け)解消が可能となり
信頼性を向上できる。
【0031】3.クリーニングブレードとドラム表面間
に潤滑機能を持ったトナーが存在することにより、従来
のクリーニング性を損なわずに、クリーニングブレード
のドラム表面に対して面圧(g/mm2 )を上げることが
可能となりその結果フィルミング膜形成を抑制させるこ
とが可能になる。具体的には、200g/mm2 以上で効
果が明らかに現れ400g/mm2 以上になると、ブレー
ド材に対する剪断応力が大きく成りすぎ、破断してしま
う。また、保持部材の強度不定で本体動作が不可能にな
っていた。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0033】本実施の形態においては、像担持体として
のドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」とい
う)を以下のようにして作製した。
【0034】プラズマCVD装置を用いて、下の表1に
示す条件により円筒状導電性基体上に阻止層、光導電層
を積層した後、下の表2に示す条件で後述の実施例1に
おける表面層を0.6μm堆積させて光受容部材を製造
した。
【0035】
【表1】 光受容部材の製造条件 下部阻止層……SiH4 300scc H2 500scc NO 8scc B26 2000ppm パワー 100W(13.56MHz) 内圧 53.2Pa(0.4torr) 膜厚 1μm 光導電層………SiH4 500scc H2 500scc パワー 400W(13.56MHz) 内圧 26.6Pa(0.5torr) 膜厚 25μm
【0036】
【表2】 実施例1の表面層の製造条件 表面層…………CH4 /H2 500cc/0cc パワー 500W(13.56MHz) 内圧 39.9Pa(0.3torr) 基板温度 250℃。
【0037】本発明においては、光受容部材に用いる新
たな表面層も提供しており、その非単結晶質水素化炭素
膜(a−C:H膜)は膜中に含まれる水素量が、H/
(C+H)において、41〜60%としている。なお、
さらに好適には45〜55%であり、これにより効果を
高めることができる。水素量が40%以下のときには、
感度的に電子写真装置に適さない場合がある。また逆に
60%を超えると膜の緻密化が損なわれ、機械的強度が
低下する。
【0038】図4(a)、(b)は本発明による光受容
部材の模式的な断面図の一例である。
【0039】図4(a)に示す非晶質シリコン(a−S
i)系光受容部材400は、アルミニウム等の導電性基
体401上に少なくともシリコン原子を含む非晶質材料
で構成された光導電層403を積層し、さらに炭素原子
と水素原子とを含むa−C:H膜、又はa−SiC:H
膜からなる表面層404を順次積層された感光層402
を有する光受容部材である。
【0040】図4(b)はa−SiC:H膜からなる表
面層404を有する図4(a)の光受容部材に、さらに
炭素元素と水素原子とを含むa−C:H膜からなる表面
層405を積層したものである。このときの、a−C:
H膜の水素量は、上述のように、41〜60%であるこ
とがさらに好ましい。プラズマCVD法による光受容部
材の堆積は従来公知の手法を用いることができるが、特
には、高周波電力を供給し高周波グロー放電を生起させ
ることが表面層のクリーニング性能の向上にとって好ま
しい。
【0041】以下に、実験例を示す。
【0042】(第1の実験例)トナー表面に液体潤滑剤
を有しているトナーと、有していないトナーとの差(そ
の他の処方は同一)を確認するために、箱型剪断試験機
を用いて実験を行なった。
【0043】円筒を2つ積み重ねその中にトナーを入れ
て上部から荷重を加えた後、水平方向から箱をずらし、
そのときの圧力を測定した。
【0044】図3は、応力σ(g/cm2 )の箱をずらし
たときの圧力から剪断応力τ(g/cm2 )を求め、荷重
を変えて測定した結果をプロットした図である。
【0045】 オイル含有トナー τ1=tanφ1・σ1+c1 オイル含有無しトナー τ2=tanφ2・σ2+c2 ただし、φ:内部摩擦角 c1、c2:凝集力(g/cm2 ) 図3から、 φ1<φ2 c1>c2 という結果が得られた。
【0046】この結果、オイル含有トナー及びオイル含
有無しトナーのいずれもトナーに応力σがかかるほど剪
断応力が大きくなることが判明したが、それぞれの変化
率を比較すると、変化率は、前者のオイル含有トナーの
方が小さい。
【0047】しかし、c1>c2から無負荷状態でのト
ナーの凝集力はオイル無しトナーのほうが小さいことが
わかる。実際の画像形成装置でのオイル含有トナーの効
果と比較して考えると、画像形成装置におけるクリーニ
ングブレード9aの上流部(図5の矢印A参照)に達し
た転写残トナーは、クリーニングブレード9aと感光ド
ラム1とによって常にある応力を受けている状態であ
る。このような動的な状態は、無負荷状態の凝集力Cよ
りも負荷状態での変化率、つまり内部摩擦角φが小さい
方がクリーニング性との相関があるのではないかと考え
られる。
【0048】その結果、画像形成装置におけるオイル含
有トナーの方が、転写残トナー量がクリーニングブレー
ド9aの長手方向(感光ドラム1の母線に沿った方向。
以下適宜「左右方向」という。)に局所的に変化した場
合においても、クリーニングブレード9aのエッジ欠け
や感光ドラム1のドラム削れムラ、フィルミングムラが
発生しないと考えられる。
【0049】(第2の実験例)クリーニングブレードの
面圧(g/cm2 )を変化させて実験を行なった。結果
は、以下で説明する。
【0050】(実施例1)まず、本発明に係る画像形成
装置の例として、電子写真方式の複写機の概略構成を、
図1に示す縦断面図を参照して説明する。
【0051】同図において、1は像担持体としてのドラ
ム型の電子写真感光体(感光ドラム)であり、矢印R1
方向に所定の速度(プロセススピード)で回転駆動され
る。感光ドラム1は、本実施例ではアモルファスシリコ
ン感光ドラムである。
【0052】感光ドラム1の周囲には、その回転方向に
沿ってほぼ順に、前露光器2、一次帯電器3、露光装置
4、現像装置5、転写分離帯電器7、そして、クリーニ
ング装置9が配設されている。なお、上述のクリーニン
グ装置9は、長方形状の弾性体からなるクリーニングブ
レード9aを備えており、このクリーニングブレード9
aは、厚さ2mmのウレタンゴムによって構成されてい
る。クリーニングブレード9aはクリーニング容器9b
によって保持されている。
【0053】なお、上述の一次帯電器3、現像装置5の
現像スリーブ5a、及び転写分離帯電器7には、高圧電
源(不図示)が接続されている。また、感光ドラム1、
現像スリーブ5aはそれぞれ個別の駆動モータ(不図
示)によって独立に回転駆動されるようになっている。
【0054】次に、他の構成を適宜追加しながら、上述
の画像形成装置における画像形成動作について説明す
る。感光ドラム1は、矢印R1方向に所定のプロセスス
ピードで回転駆動され、その表面が、前露光器2によっ
て除電された後、一次帯電器3によって所定の極性、所
定の電位に一様に帯電される。帯電後の感光ドラム1表
面は、露光装置4からの画像露光L(例えば、ピーク波
長が653nmのレーザー光)が照射されると、照射部分
の電荷が除去されて画像に対応した静電潜像が形成され
る。この静電潜像は、現像装置5の現像スリーブ5aに
よってトナーが付着されてトナー像として現像される。
【0055】一方、転写材Pは、搬送手段(不図示)に
よってレジストローラ10に給送され、このレジストロ
ーラ10によって適当なタイミングで感光ドラム1と転
写分離帯電器7の間の転写ニップ部に送られ、転写分離
帯電器7の作用により、感光ドラム1上のトナー像の転
写を受けた後、感光ドラム1表面から分離される。
【0056】そして、分離後の転写材Pは、搬送装置1
1によって定着装置12に送られ、ここでトナー像が溶
融固着されて表面に定着される。
【0057】上述の画像形成装置において、最大画像幅
は、A4横の約290mmであり、感光ドラム1表面の周
速(プロセススピード)は300mm/sec である。
【0058】また、感光ドラム1は、直径30mm、厚さ
約2mmのアルミニウムシリンダ上にグロー放電等によっ
て厚さ30μmのアモルファスシリコン感光層を形成し
て構成されている。感光ドラム1の表層としては、水素
量が50%である非単結晶質水素化炭素膜(a−C:
H)を2000Å積層したものを用いた。
【0059】また、現像装置5は、直径20mmのアルミ
ニウムシリンダ表面に、フェノール樹脂、グラファイ
ト、カーボンを混合したコート層を形成した現像スリー
ブ5aを有し、現像装置5の内部には現像剤であるトナ
ーtが収納されている。
【0060】また、現像スリーブ5aは、その表面と感
光ドラム1表面とが最も近接する部分(現像位置)にお
いて、その間隙が230μmとなるように配置されてい
る。また、現像スリーブ5aは、この現像位置におい
て、その表面が感光ドラム1表面と逆方向に相対速度1
50%で移動するように駆動される。
【0061】また、現像スリーブ5a上へのトナーtの
コートには磁性ブレード(不図示)が用いられ、現像ス
リーブ5aと磁性ブレードとの隙間は280μmに設定
され、現像バイアスとして、周波数2700Hzでピーク
間電圧1400V、デューティー比35%の矩形波と直
流とを重畳したものが、現像スリーブ5aに印加され
る。
【0062】さらに、クリーニング装置9は、クリーニ
ング容器9bを有しており、このククリーニング容器9
bは、感光ドラム1表面に当接されたクリーニングブレ
ード9aを保持している。クリーニングブレード9a
は、ウレタンを主体とした弾性ブレードであり、その硬
度は70°(Hs)、反発弾性率15%(40℃での反発
弾性率25%)、300%モジュラス200%(いずれ
もJIS規格による)のものであり、当接角度24°、
当接圧10g/cm、面圧220g/mm2 となるように、
感光ドラム1表面の母線方向に沿って、感光ドラム1表
面に当接されている。
【0063】前露光器3としては、660nmのピーク波
長を主体とした発光ダイオード(素子GaAlAs)を
用い、ピーク波長の1/2になる半値幅は約25nmであ
り露光量としては、10μJ/cm2 である。前露光器2
から一次帯電器3までは約30mm/sec である。
【0064】トナーtとしては、まず、液体潤滑剤を担
持する磁性粉は、八面体平均粒径0.18μmを使用し
た。マグネタイト粒子粉末にジメチルシリコーンオイル
(1000cSt )をシンプソン・ミックスマーラー(M
PUV−2松本鋳造社製)に投入し、マグネタイト粒子
の表面に液体潤滑剤を担持させ、ハンマーミルによって
ほぐし処理を加えたものを使用した。磁性粉に対するS
i含有量は0.47wt%である。プラス帯電の平均粒径
約6.5μm、主なバインダーはスチレン−アクリル共
重合体、磁性体が約100重量部で外添剤に無機粉末で
あるシリカを0.5重量部使用した、ガラス転移点約6
0℃の1成分磁性トナーが用いられ、このトナーtの現
像スリーブ5a上の電荷量は+3〜+12(μC/
g)、コート量は0.6〜1.3mg/cm2 である。
【0065】本発明では、100万枚の耐久後でもクリ
ーニングブレード9aのエッジ部にチッピング等の問題
は発生しなかった。そして、感光ドラム1も100万枚
耐久後も部分的なフィルミングの発生、摺擦傷等の画像
に発生する問題はまったく生じなかった。
【0066】高温高湿環境下(温度32.5℃、湿度8
5%)において、画像流れの発生もなかった。
【0067】なお、感光ドラム1表面の摩耗量としては
1000回転当たり、0.2Åであった。
【0068】(実施例2)本実施例2は、トナー処方を
変更した点を除いて、上述の実施例1の構成と同様とし
た。
【0069】トナーとしては、まず、液体潤滑剤を担持
する磁性粉は、六面平均粒径0.23μmを使用した。
マグネタイト粒子粉末にジメチルシリコーンオイル(3
00cSt )をシンプソン・ミックスマーラー(MPUV
−2松本鋳造社製)に投入してマグネタイト粒子の表面
に液体潤滑剤を担持させ、ハンマーミルによってほぐし
処理を加えたものを使用した。磁性粉に対するSi含有
量は0.45wt%である。プラス帯電の平均粒径約8.
0μm、主なバインダーはスチレン−アクリル共重合
体、磁性体が約80重量部で外添剤に無機粉末であるシ
リカを0.4重量部使用した、ガラス転移点約60℃の
1成分磁性トナーtが用いられ、このトナーtの現像ス
リーブ5a上の電荷量は+3〜+12(μC/g)、コ
ート量は0.6〜1.3mg/cm2 である。
【0070】本発明では、100万枚の耐久後でもクリ
ーニングブレード9aのエッジ部にチッピング等の問題
は発生しなかった。そして、感光ドラム1も100万枚
耐久後も部分的な画像劣化を招くようなフィルミング膜
の発生、摺擦傷等の画像に発生する問題はまったく生じ
なかった。
【0071】高温高湿環境下において、画像流れの発生
もなかった。
【0072】なお、感光ドラム1表面の摩耗量としては
1000回転当たり、0.2Åであった。
【0073】(実施例3)本実施例3では、前述の実施
例1と異なる構成を主に説明する。
【0074】本実施例の画像形成装置は、最大画像幅は
A4横の約290mmであり、感光ドラム1表面の周速は
400mm/sec である。
【0075】感光ドラム1は、直径80mm、厚さ約2mm
のアルミニウムシリンダ上にグロー放電等によって厚さ
30μmのアモルファスシリコン感光層を形成して構成
されている。感光ドラム1の表層(表面層)としては、
SiC:Hを8000Å積層したものを用いた。表3に
表面層の製造条件を示す。
【0076】
【表3】 実施例3の表面層の製造条件 表面層…………SiH4 /CH4 10cc/500cc パワー 150W(13.56MHz) 内圧 39.9Pa(0.3torr) 基板温度 250℃。
【0077】図2に示すように、クリーニング装置9の
クリーニング容器9bには、クリーニングブレード9a
を保持するイコライザー9cが設けてある。イコライザ
ー9cは、クリーニング容器9bによって軸9dを中心
に揺動自在に支持されており、ばね部材(引っ張りば
ね)9eによって矢印R9方向に付勢されている。この
付勢により、イコライザー9cに保持されたクリーニン
グブレード9aは、感光ドラム1表面に向けて付勢さ
れ、そのエッジ部9Aを感光ドラム1表面に当接させて
感光ドラム1表面の母線方向の帯状のニップを構成して
いる。
【0078】クリーニング容器9b内のクリーニングブ
レード9aの上流側(感光ドラム1の回転方向(矢印R
1方向)に対して上流側)には、感光ドラム1の母線に
沿って左右方向に長いマグネットローラ22が感光ドラ
ム1との間に所定間隙を形成して配置されている。感光
ドラム1表面の回転方向に沿ってのマグネットローラ2
2の上流側には、トナー像転写後に感光ドラム1表面か
ら転写材Pを剥すための分離爪24が配設されている。
また、クリーニングブレード9aの下流側には、前述の
前露光器2が配設されている。
【0079】上述のクリーニングブレード9aは、ウレ
タンを主体とした弾性ブレードであり、硬度77°Hs、
反発弾性率15%(40℃での反発弾性率25%)、3
00%モジュラス200%(いずれもJIS規格によ
る)である。このクリーニングブレード9aは、当接角
度24°、当接圧10(g/cm)にて感光ドラム1表面
に当接されている。
【0080】マグネットローラ22は感光ドラム1表面
に対して1.0mmの間隙を介して対向配置されている。
マグネットローラ22は、感光ドラム1表面の移動方向
(矢印R1方向)に対して順方向(矢印R22方向)
に、相対速度10%の周速で回転している。規制ローラ
23は、マグネットローラ22に対して1.8mmの間隙
を設けて配置されており、マグネットローラ22表面の
移動方向(矢印R22方向)に対して順方向(矢印R2
3方向)に相対速度10%で回転する。
【0081】前露光器2としては、660nmのピーク波
長を主体とした発光ダイオードを用い、ピーク波長の1
/2になる半値幅が約25nmであり、露光量が20μJ
/cm2 である。前露光器2から一次帯電器3までは約5
0mm/sec である。
【0082】本実施例では、500万枚の耐久後でもク
リーニングブレード9aのエッジ部にチッピング等の問
題は発生しなかった。そして、感光ドラム1も500万
枚耐久後も部分的なフィルミング、摺擦傷等の画像の品
質に影響するような問題はまったく発生しなかった。
【0083】〈比較例1〉基本構成は、前述の実施例1
と同様であるが、使用するトナーに液体潤滑剤を含有し
ないものを使用した。
【0084】A4通紙1万枚の時点で融着が発生、30
万枚の時点でクリーニングブレード9aのエッジを観察
したところ、30〜50μm程度のチッピングが多数確
認され、クリーニング不良も発生した。
【0085】また、同時点で高温高湿環境下にて画像流
れを確認したところ、スジ状の画像流れが確認された。
感光ドラム1表面は、目視で光沢ムラを確認することが
でき、この光沢ムラは表面のCeO2 を拭いた後も確認
できたことから、感光ドラム1表面のムラ削れが発生し
ていることが判明した。また、CeO2 拭き前後で感光
ドラム1表面の光沢も変化していたことから、局所的な
フィルミングと削れムラが発生していたことが判明し
た。
【0086】〈比較例2〉基本構成は、前述の実施例1
と同様であるが、クリーニングブレード9aの面圧のみ
を100g/mm2 に変更した。
【0087】A4通紙50万枚の時点で融着、ムラ削れ
は確認されなかったが、膜厚を反射分光式干渉計(大塚
電子(株)製MCDP2000)にて測定したところ、
60〜80Åのフィルミング層が確認できた。また、同
時点で高温高湿環境にて画像流れを確認したところ、帯
電部に顕著な画像流れが確認された。
【0088】〈比較例3〉基本構成は、前述の実施例1
と同様であるが、シリコーンオイルを含有しないトナー
を使用した点と、クリーニングブレード9aの面圧を1
00g/mm2 に設定した点とが異なる。
【0089】A4通紙30万枚の時点で融着、ムラ削れ
が確認され、30万枚の時点でハーフトーン画像に若干
のムラ削れが確認された。膜厚を反射分光式干渉計(大
塚電子(株)製MCDP2000)にて測定したとこ
ろ、60〜80Åのフィルミング層が確認できた。ま
た、同時点で高温高湿環境にて画像流れを確認したとこ
ろ帯電部に顕著な画像流れが確認された。その後、クリ
ーニングブレード9aのエッジを観察したところ5〜1
0μm程度のチッピングが確認された。
【0090】なお、図6に、前述の実施例1、2、3、
及び比較例1、2、3の比較結果を示す。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
トナーがそのトナー粒子表面に液体潤滑剤を有するの
で、転写残トナーと像担持体との付着力を弱めることが
でき、これによりクリーニングブレードのエッジ部の全
体的、局所的な負荷の低減が可能となり、例えば、トナ
ー粒径が8μm以下になってた場合であっても、転写残
トナーの局所的な蓄積ラムによる像担持体の削れムラを
防止することができる。
【0092】また、クリーニングブレードと像担持体表
面との間に潤滑機能を持ったトナーが存在することによ
り、クリーニングブレードの負荷ムラを低減することが
でき、これにより、クリーニングブレードのチッピング
(エッジ欠け)を解消することができる。
【0093】さらに、クリーニングブレードと像担持体
表面との間に潤滑機能を持ったトナーが存在することに
より、従来のクリーニング性を損なわずに、像担持体に
対するクリーニングブレードの面圧を上げることが可能
となり、これにより、フィルミング膜形成を抑制するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の概略構成を示す縦断面
図。
【図2】実施例3におけるクリーニング装置の概略構成
を示す縦断面図。
【図3】オイル含有トナーとオイル無しトナーとの内部
摩擦角の差を示す図。
【図4】(a)、(b)は、感光ドラムの層構成を示す
模式図。
【図5】クリーニングブレードのエッジ部近傍の、転写
残トナーが滞留する場所を示す図。
【図6】実施例1〜3、及び比較例1〜3の結果を比較
する図。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム) 2 前露光器 3 一次帯電器 4 露光装置 5 現像装置 5a 現像スリーブ 7 転写分離帯電器 9 クリーニング装置 9a クリーニングブレード 9b クリーニング容器 9c イコライザー 22 マグネットローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 318 (72)発明者 江原 俊幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大脇 弘憲 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H005 AA03 AA06 AA08 CA12 CA14 EA03 EA05 EA10 FA06 2H034 AA06 AA07 BA00 BF00 BF03 BF07 2H068 DA03 DA23 FC15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な像担持体表面にトナー像を形
    成し、該トナー像を転写材に転写させるとともに、該転
    写材に転写されないで前記像担持体表面に残った転写残
    トナーを、前記像担持体表面に当接させたクリーニング
    ブレードによって除去する画像形成装置において、 前記像担持体が非晶質シリコン系感光体であり、 かつ、前記トナーがトナー粒子表面に液体潤滑剤を有す
    るとともに、磁性粉を少なくとも10から200重量部
    含有している、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記トナーは、平均粒径が6〜10μm
    であり、 かつ、ガラス転移温度が40〜60℃の結着樹脂100
    重量部に対して固体ワックスを0.2〜20重量部、ま
    た、前記液体潤滑剤を担持している磁性粉を少なくとも
    10〜200重量部有している、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記像担持体表面に対する前記クリーニ
    ングブレードの面圧を200g/mm2 以上400g/mm
    2 以下に設定する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記非晶質シリコン系感光体が、水素を
    含む非単結晶質膜で構成された表面層を有する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記非晶質シリコン系感光体が、非単結
    晶質水素化炭素膜で構成された表面層を有する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記液体潤滑剤が、粘度100〜100
    00cSt のシリコーンオイルである、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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