JP2000074415A - 冷暖房装置 - Google Patents

冷暖房装置

Info

Publication number
JP2000074415A
JP2000074415A JP10241978A JP24197898A JP2000074415A JP 2000074415 A JP2000074415 A JP 2000074415A JP 10241978 A JP10241978 A JP 10241978A JP 24197898 A JP24197898 A JP 24197898A JP 2000074415 A JP2000074415 A JP 2000074415A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
passage
outlet
switching member
inlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10241978A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiteru Nomura
義輝 野村
Yoshiharu Adachi
義治 足立
Shinji Katsuragawa
真治 桂川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP10241978A priority Critical patent/JP2000074415A/ja
Publication of JP2000074415A publication Critical patent/JP2000074415A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内の換気が可能であるとともに、冷暖房の
際に消費するエネルギーを可及的に小さくすることが可
能な冷暖房装置を提供すること。 【解決手段】 第1の内部通路及び第2の内部通路とを
有する熱交換装置と、室内と連通する第1の入口通路
と、室外と連通する第2の入口通路と、熱交換装置と室
外とを連通する第1の出口通路と、熱交換装置と室外と
を連通する第2の出口通路と、出口通路内の第1のヒー
トシンクと第2のヒートシンクの間のペルチェ冷却加熱
装置と、第1の入口通路と第2の出口通路を連通する第
1のバイパス通路と、第2の入口通路と第1の出口通路
を連通する第2のバイパス通路と、第1の内部通路内の
連通、遮断を切替可能とするとともに第2のバイパス通
路を連通、遮断可能な第1切替部材と、第2の内部通路
内の連通、遮断を切替可能とするとともに第1のバイパ
ス通路を連通、遮断可能な第2切替部材と、第1切替部
材及び第2切替部材を操作する操作部と、を備える冷暖
房装置

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷暖房装置に関する
ものであり、特にペルチェ素子を用いて冷却加熱を行う
冷暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ペルチェ素子を用いて室内と室外の換気
及び冷暖房を行う技術として、特開昭63−2027号
公報に開示される技術がある。図4に上記公報に開示さ
れる熱交換換気装置30を示す。この公報には、熱交換
エレメント31を介して外気の給気室32、内気の給気
室33および内・外気の排気室の3つの仕切室に区画さ
れ、且つ内・外気の排気室が電子冷却ユニット34を有
する隔壁により内気の排気室35と外気の排気室36に
分離された構造の熱交換型換気装置30が開示されてい
る。この技術によると、電子冷却ユニット34を熱交換
換気扇に組み入れることによって、冷暖房を行っている
室内における室温ロスを少なくすることができるもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の熱
交換型換気装置では、室内の換気に関しては問題無く行
われるが、上述の熱交換型換気装置のみを用いて室内を
冷暖房するときには室内の空気を室外に排出し、室外か
らの空気を冷房或いは暖房して室内に導入しているの
で、室内の空気より冷暖房負荷の大きい室外の空気を冷
暖房することになる。このような冷暖房方法では冷暖房
の際に消費するエネルギーが大きくなってしまいエネル
ギー効率が悪い、という問題がある。
【0004】そこで本発明は、室内の換気が可能である
とともに、室内を冷暖房する際に消費するエネルギーを
可及的に小さくすることが可能な冷暖房装置を提供する
ことを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、第1の入口並びに第1の出口を連通
する第1の内部通路及び第2の入口並びに該第2の出口
とを連通する第2の内部通路とを有する連通装置と、第
1の入口と室内とを連通する第1の入口通路と、第2の
入口と室外とを連通する第2の入口通路と、第1の出口
と室外とを連通するとともに第1のヒートシンクを備え
る第1の出口通路と、第2の出口と室内とを連通すると
ともに第2のヒートシンクを備える第2の出口通路と、
第1のヒートシンクと第2のヒートシンクの間に設けら
れるペルチェ冷却加熱装置と、第1の入口通路と第2の
出口通路の第2のヒートシンクより上流側とを連通する
第1のバイパス通路と、第2の入口通路と第1の出口通
路の第1のヒートシンクより上流側とを連通する第2の
バイパス通路と、第1の入口と第1の出口を連通、遮断
可能な第1の弁と、第2の入口と第2の出口を連通、遮
断可能な第2の弁と、第1のバイパス通路を連通、遮断
可能な第3の弁と、第2のバイパス通路を連通、遮断可
能な第4の弁と、第1の弁と第2の弁が閉じているときに
第3の弁と第4の弁を開き、第1の弁と第2の弁が開いて
いるときに第3の弁と第4の弁を閉じるように各弁を操
作する操作部と、を備える冷暖房装置とした。
【0006】請求項1の作用について説明する。室内を
冷房する際には、操作部により第1の弁と第2の弁を閉、
第3の弁と第4の弁を開にする。そしてペルチェ冷却加熱
装置に電流を流して第2のヒートシンク側を冷却する。
この状態では、室内から第1の入口通路内に導入された
気体は第1のバイパス通路を通じて第2のヒートシンク
を介して第2の出口通路から室内へ供給される。ここ
で、第2のヒートシンクは冷却されているので、室内に
は冷却された気体が供給されることになり、室内が冷房
される。また、室外から第2の入口通路内に導入された
気体は第2のバイパス通路を通じて第1のヒートシンク
を介して第1の出口通路から室外へ排出される。第1のヒ
ートシンクはペルチェ冷却加熱装置により加熱されてお
り、この加熱された気体が室外へ排出される。室内を暖
房する場合には、ペルチェ冷却加熱装置に流す電流の向
きを逆向きにして第2ヒートシンク側を加熱するだけで
よい。このように冷暖房の際には、冷却あるいは加熱さ
れた空気を室内で循環しているので、冷暖房負荷が小さ
くなり、冷暖房の際に消費するエネルギーを可及的に小
さくすることが可能になる。
【0007】次に、室内の換気について説明する。換気
を行うときには操作部により第1の弁と第2の弁を開、第
3の弁と第4の弁を閉にする。換気時におけるペルチェ冷
却加熱装置への通電は、冷房あるいは暖房を継続して行
ってもよいし通電を停止してもよい。この状態では、室
内から第1の入口通路内に導入された気体は、連通装置
の第1の内部通路を通じて第1の出口通路から室外へ排
出される。そして室外から第2の入口通路内に導入され
る気体は、連通装置の第2の内部通路を通じて第2の出
口通路から室内に導入される。
【0008】このように操作部により各弁の開閉を操作
するだけの簡単な動作で室内の冷暖房から換気への切替
えが可能になる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1において、第1
の弁と第4の弁は一つの部材にて第1切替部材を構成
し、第2の弁と第3の弁は一つの部材にて第2切替部材
を構成し、第1切替部材は第2のバイパス通路を遮断す
る際には第1の出口通路を開き、第2切替部材は第1の
バイパス通路を遮断する際には第2の出口通路を開くよ
うにしたことである。
【0010】請求項2によると、操作部による各弁の操
作は、第1の弁及び第2の弁が閉のときには第3の弁及び
第4の弁は開、第1の弁及び第2の弁が開のときには第3の
弁及び第4の弁は閉、というように第1の弁に連動して第
4の弁が開閉、第2の弁に連動して第3の弁が開閉す
る。したがって、第1の弁と第4の弁を同一部材にて形
成することが可能になり、部品点数が削減し、操作部に
よる弁の操作が簡素化される。
【0011】請求項3の発明は、請求項2において、第
1の出口が形成する面及び第2のバイパス通路と第1の出
口通路との境界面が所定の角度を成すように構成され、
第1切替部材は連通装置の第1の出口近傍で揺動可能に
配設され、第2の出口が形成する面及び第1のバイパス
通路と第2の出口通路との境界面が所定の角度を成すよ
うに構成され、第2切替部材は連通装置の第2の出口近
傍で揺動可能に配設されるようにしたことである。
【0012】請求項3によると、第1切替部材が揺動す
ることで第2のバイパス通路を遮断するとともに第1の
入口通路と第1の出口通路を連通し、第2切替部材が揺
動することで第1のバイパス通路を遮断するとともに第
2の入口通路と第2の出口通路を連通するように構成さ
れる。したがって、操作部は第1切替部材と第2切替部
材を揺動させるだけでよく、複雑な機構を用いる必要が
無く、好適である。
【0013】請求項4の発明は、請求項3において、操
作部は、往復動可能な操作本体部と、第1切替部材及び
第2切替部材を同時に揺動させるべく操作本体と第1切
替部材及び第2切替部材とを連結する連結部とを有し、
操作本体部の往復動により第1切替部材及び第2切替部
材を揺動するように構成したことである。
【0014】請求項4によると、操作本体部が往復動す
ると連結部を介して操作本体部と連結された第1切替部
材及び第2切替部材とが揺動して、第2のバイパス通路
を遮断するとともに第1の入口通路と第1の出口通路を
連通し、第1のバイパス通路を遮断するとともに第2の
入口通路と第2の出口通路を連通する。このように、操
作本体部を往復動させるだけで冷暖房装置の換気と冷暖
房との切替を行うことができるので、操作部の構成が簡
単になるとともに操作も複雑にならず、好適である。
【0015】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
において、連通装置を熱交換装置にて構成したものであ
る。
【0016】請求項5によると、冷暖房装置の換気時に
第1の入口通路内に導入された気体が第1の出口通路か
ら排出されるとき、及び第2の入口通路内に導入された
気体が第2の出口通路から排出されるときにそれぞれ熱
交換が行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本実施の形態における冷暖
房装置の構成を説明するための構成図である。
【0018】冷暖房装置1は、第1の入口2aと第1の
出口2bとを連通する第1の内部通路2と、第2の入口
3aと第2の出口3bとを連通する第2の内部通路3と
を有する熱交換装置4と、熱交換装置4の第1の出口2
b内の第1の弁5aと、第2の出口3b内の第2の弁1
7aと、第1の入口2aと室内とを連通する第1の入口
通路6と、第2の入口3aと室外とを連通する第2の入
口通路7と、第1の出口2bと室外とを連通する第1の
出口通路8と、第2の出口3bと室内とを連通する第2
の出口通路10と、第1の出口通路8内に設けられる第
1のファン12と、第2の出口通路10内に設けられる
第2のファン13と、第1の出口2b内の第1のファン
12より下流側に形成される第1のヒートシンク9と、
第2の出口3b内の第2のファン13より下流側に形成
される第2のヒートシンク11と、第1のヒートシンク
9と第2のヒートシンク11の間に設けられるペルチェ
冷却加熱装置14と、第1の入口通路6と第2の出口通
路10の第2のファン13より上流側とを連通する第1
のバイパス通路15と、第2の入口通路7と第1の出口
通路8の第1のファン12より上流側とを連通する第2
のバイパス通路16と、第1のバイパス通路15内に配
設される第3の弁17bと、第2のバイパス通路16内
に配設される第4の弁5bと、第1の弁5a乃至第4の
弁5bの開閉を操作可能な操作部18と、を備える。
【0019】そして、操作部18により第1の弁5aと
第2の弁17aが閉じ、第3の弁17bと第4の弁5b
が開くように各弁が操作されると、室内から第1の入口
通路6内に導入された気体が第1のバイパス通路15を
通じて第2のヒートシンク11を介して第2の出口通路
10から室内へ供給される。また、室外から第2の入口
通路7内に導入された気体は第2のバイパス通路16を
通じて第1のヒートシンク9を介して第1の出口通路8
から室外へ排出される。
【0020】次に、操作部18により第1の弁5aと第
2の弁17aが開き、第3の弁17bと第4の弁5bが
閉じるように各弁が操作されると、室内から第1の入口
通路6内に導入された気体は、熱交換装置4の第1の内
部通路2を通じて第1の出口通路8から室外へ排出され
る。また、室外から第2の入口通路7内に導入される気
体は、熱交換装置4の第2の内部通路3を通じて第2の
出口通路10から室内に導入される。
【0021】以上のような構成の冷暖房装置1の更に具
体的な構成として、図2及び図3に示す本実施の形態に
基づいて説明する。
【0022】冷暖房装置1の基本構成は上記した通りで
あるので、説明を省略してそれ以外の構成について説明
する。
【0023】本実施の形態では、第1の内部通路及び第
2の内部通路とを有する連通装置として熱交換装置4を
用いている。熱交換装置4は、室内からの空気と室外か
らの空気を導入し、第1の内部通路2と第2の内部通路
3との重なっている部分で熱交換が行うものであり、第
1の内部通路2と第2の内部通路3との異なる方向にそ
れぞれ空気を送るように、複数の送通路を重ね合せて構
成される。熱交換装置4を用いたことにより、換気を行
いつつ室内を冷暖房するような場合に消費するエネルギ
ーを可及的に小さくすることができる。尚、熱交換装置
4は樹脂製とするが、ダンボール等の丈夫な紙で構成し
てもよい。
【0024】また、本実施の形態の冷暖房装置1は、室
内と室外とを仕切る壁の室外側に第2の入口通路7と第
1の出口通路8とが形成されるように壁の室内側に取り
付けられている。また、第1の入口通路6、第2の入口
通路7、及び第2の出口通路10にはフィルター19、
20、21が配設されており、空気中の埃や塵等のゴミ
が冷暖房装置1内及び室内に入り込まないようになって
いる。
【0025】ペルチェ冷却加熱装置14はペルチェ素子
により形成されており、図示しない直流電源から供給さ
れる電流によって第1のヒートシンク9側を冷却すると
ともに第2のヒートシンク11側を加熱する。直流電源
の電極を反転させてペルチェ冷却加熱装置14に流れる
電流を逆向きにすると第1のヒートシンク9側を加熱す
るとともに第2のヒートシンク11側を冷却する。
【0026】第1のヒートシンク9及び第2のヒートシ
ンク11は各出口通路内のペルチェ冷却加熱装置14側
からアルミニウムより成る複数の板状のフィンを取り付
けて構成されており、ペルチェ冷却加熱装置14への通
電によりヒートシンク9、11が冷却あるいは加熱され
る。冷暖房装置1の冷暖房時及び換気時には冷却あるい
は加熱された空気がヒートシンク9、11を通過して、
第1のファン12及び第2のファン13の作動により冷
却あるいは加熱された空気が室外及び室内に送出され
る。
【0027】ヒートシンク9、11の下方にはスポンジ
22が配設されており、ヒートシンク9、11から流れ
落ちる水分を室外側に吹き飛ばすように室外側に湾曲し
ている。
【0028】本実施の形態では、第1の弁5aと第4の
弁5bは一つの部材にて第1切替部材5を構成し、第2
の弁17aと第3の弁17bは一つの部材にて第2切替
部材17を構成している。
【0029】第1の出口2bが形成する面及び第2のバ
イパス通路16の第1の出口通路8との境界面が所定の
角度を成すように構成されており、第1切替部材5は熱
交換装置4の第1の出口2b端部で揺動可能に配設さ
れ、第2の出口3bが形成する面及び第1のバイパス通
路15と第2の出口通路10との境界面が所定の角度を
成すように構成されて、第2切替部材17は熱交換装置
4の第2の出口3b端部で揺動可能に配設されている。
【0030】操作部18について説明する。操作部18
は、熱交換装置4の側面上を往復動する操作本体部18
aと、操作本体部18aと第1切替部材5とを連結する
第1連結部18bと、操作本体18aと第2切替部とを
連結する第2連結部18cとを備えており、操作本体部
18aが往復動することにより第1切替部材5及び第2
切替部材17が揺動するように構成されている。
【0031】本実施の形態における冷暖房装置1による
室内の冷暖房について説明する。図2は冷暖房装置1に
よる室内の冷房あるいは暖房時を示す図であり、室内を
冷房する際には操作本体部18aが図2の矢印方向に移
動することにより第1切替部材5及び第2切替部材17
が熱交換装置4の出口2b、3bを閉じてバイパス通路
15、16を開くように動作する。そしてペルチェ冷却
加熱装置14に電流を流して第2のヒートシンク11側
を冷却する。この状態では、室内から第1の入口通路6
内に導入された気体は第1のバイパス通路15を通じて
第2のヒートシンク11を介して第2の出口通路10か
ら室内へ供給される。ここで、第2のヒートシンク11
は冷却されているので、室内には冷却された気体が供給
されることになり、室内が冷房される。また、室外から
第2の入口通路7内に導入された気体は第2のバイパス
通路16を通じて第1のヒートシンク9を介して第1の
出口通路8から室外へ排出される。第1のヒートシンク
9はペルチェ冷却加熱装置14により加熱されており、
この加熱された気体が室外へ排出される。尚、室内を暖
房する場合には、ペルチェ冷却加熱装置14に流す電流
の向きを逆向きにして第2ヒートシンク側を加熱するだ
けでよい。このように冷暖房の際には、冷却あるいは加
熱された空気を室内で循環しているので、冷暖房負荷が
小さくなり、冷暖房の際に消費するエネルギーを可及的
に小さくすることが可能になる。
【0032】次に、室内の換気について説明する。図3
は冷暖房装置1の換気時を示す図であり、換気を行うと
きには操作本体部18aが図3の矢印方向に移動するこ
とにより第1切替部材5及び第2切替部材17が熱交換
装置4の出口2b、3bを開いてバイパス通路15、1
6を閉じるように動作する。換気時におけるペルチェ冷
却加熱装置14への通電は、冷房あるいは暖房を継続し
て行ってもよいし通電を停止してもよい。この状態で
は、室内から第1の入口通路6内に導入された気体は、
熱交換装置4の第1の内部通路2を通じて第1の出口通
路8から室外へ排出される。そして室外から第2の入口
通路7内に導入される気体は、熱交換装置4の第2の内
部通路3を通じて第2の出口通路10から室内に導入さ
れる。
【0033】このように操作部18を往復動させて第1
切替部材5と第2切替部材17を操作するだけの簡単な
動作で室内の冷暖房から換気への切替えが可能になる。
【0034】尚、本実施の形態においては、ペルチェ冷
却加熱装置14への通電、第1ファン12及び第2ファ
ン13への通電、操作本体部18aの往復動は図示しな
い制御部によって、適宜制御されるものとする。
【0035】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこの実施の形態に限定される意図はな
く、本発明の主旨に沿った形態のものであればどのよう
なものでもよい。
【0036】
【発明の効果】請求項1によると、冷暖房の際には、冷
却あるいは加熱された空気を室内で循環しているので冷
暖房負荷が小さくなり、冷暖房の際に消費するエネルギ
ーを可及的に小さくすることが可能になる。そして操作
部により第1の弁乃至第4の弁の開閉を操作するだけの
簡単な動作で室内の冷暖房から換気への切替えが可能に
なる。
【0037】請求項2によると、操作部による各弁の操
作は、第1の弁及び第2の弁が閉のときには第3の弁及び
第4の弁は開、第1の弁及び第2の弁が開のときには第3の
弁及び第4の弁は閉、というように第1の弁に連動して第
4の弁が開閉、第2の弁に連動して第3の弁が開閉す
る。したがって、第1の弁と第4の弁を同一部材にて形
成することが可能になり、部品点数が削減し、操作部に
よる弁の操作が簡素化される。
【0038】請求項3によると、第1切替部材が揺動す
ることで第1のバイパス通路を遮断するとともに第2の出
口通路を開き、第2切替部材が揺動することで第2のバ
イパス通路を遮断するとともに第1の出口通路を開くよ
うに構成される。したがって、操作部は第1切替部材と
第2切替部材を揺動させるだけでよく、複雑な機構を用
いる必要が無く、好適である。
【0039】請求項4によると、操作本体部が往復動す
ると連結部を介して操作本体部と連結された第1切替部
材及び第2切替部材とが揺動して、第1のバイパス通路
を遮断するとともに第2の出口通路を開き、第2のバイ
パス通路を遮断するとともに第1の出口通路を開く。こ
のように、操作本体部を往復動させるだけで冷暖房装置
の換気と冷暖房との切替を行うことができるので、操作
部の構成が簡単になるとともに操作も複雑にならず、好
適である。
【0040】請求項5によると、冷暖房装置の換気時に
第1の入口通路内に導入された気体が第1の出口通路か
ら排出されるとき、及び第2の入口通路内に導入された
気体が第2の出口通路から排出されるときにそれぞれ熱
交換が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における冷暖房装置の概略図である。
【図2】本実施の形態における冷暖房装置の構成を示す
図である。
【図3】図2の別の状態を示す図である。
【図4】従来技術における熱交換換気装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
1・・・冷暖房装置 2・・・第1の内
部通路 2a・・・第1の入口 2b・・・第1の
出口 3・・・第2の内部通路 3a・・・第2の
入口 3b・・・第2の出口 4・・・熱交換装
置 5・・・第1切替部材 6・・・第1の入
口通路 7・・・第2の入口通路 8・・・第1の出
口通路 9・・・第1のヒートシンク 10・・・第2の
出口通路 11・・・第2のヒートシンク 12・・・第1の
ファン 13・・・第2のファン 14・・・ペルチ
ェ冷却加熱装置 15・・・ 第1のバイパス通路 16・・・第2の
バイパス通路 17・・・第2切替部材 18・・・操作部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の入口並びに該第1の出口を連通す
    る第1の内部通路及び第2の入口並びに該第2の出口と
    を連通する第2の内部通路とを有する連通装置と、 前記第1の入口と第1の出口を連通、遮断可能な第1の
    弁と、 前記第2の入口と第2の出口を連通、遮断可能な第2の
    弁と、 前記第1の入口と室内とを連通する第1の入口通路と、 前記第2の入口と室外とを連通する第2の入口通路と、 前記第1の出口と室外とを連通するとともに第1のヒー
    トシンクを備える第1の出口通路と、 前記第2の出口と室内とを連通するとともに第2のヒー
    トシンクを備える第2の出口通路と、 前記第1の出口通路内で第1のヒートシンクより上流側
    に設けられる第1のファンと、 前記第2の出口通路内で第2のヒートシンクより上流側
    に設けられる第2のファンと、 前記第1のヒートシンクと第2のヒートシンクの間に設
    けられるペルチェ冷却加熱装置と、 前記第1の入口通路と第2の出口通路内の第2のファン
    より上流側とを連通する第1のバイパス通路と、 前記第2の入口通路と第1の出口通路内の第1のファン
    より上流側とを連通する第2のバイパス通路と、 前記第1のバイパス通路を連通、遮断可能な第3の弁
    と、 前記第2のバイパス通路を連通、遮断可能な第4の弁
    と、 前記第1の弁と第2の弁が閉じているときに前記第3の弁
    と第4の弁を開き、前記第1の弁と第2の弁が開いている
    ときに前記第3の弁と第4の弁を閉じるように各弁を操
    作する操作部と、 を備える冷暖房装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の弁と第4の弁は一つの部材に
    て第1切替部材を構成し、前記第2の弁と第3の弁は一
    つの部材にて第2切替部材を構成し、前記第1切替部材
    は第2のバイパス通路を遮断する際には第1の出口通路
    を開き、前記第2切替部材は第1のバイパス通路を遮断
    する際には第2の出口通路を開くことを特徴とする、請
    求項1の冷暖房装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の出口が形成する面及び第2のバ
    イパス通路と第1の出口通路との境界面が所定の角度を
    成すように構成され、前記第1切替部材は前記連通装置
    の第1の出口近傍で揺動可能に配設され、前記第2の出
    口が形成する面及び第1のバイパス通路と第2の出口通
    路との境界面が所定の角度を成すように構成され、前記
    第2切替部材は前記連通装置の第2の出口近傍で揺動可
    能に配設されることを特徴とする、請求項2の冷暖房装
    置。
  4. 【請求項4】 前記操作部は、往復動可能な操作本体部
    と、前記第1切替部材及び第2切替部材を同時に揺動さ
    せるべく前記操作本体と前記第1切替部材及び第2切替
    部材とを連結する連結部とを有し、前記操作本体部の往
    復動により第1切替部材及び第2切替部材が揺動するこ
    とを特徴とする、請求項3の冷暖房装置。
  5. 【請求項5】 前記連通装置は熱交換装置により構成さ
    れることを特徴とする、請求項1乃至請求項4の冷暖房
    装置。
JP10241978A 1998-08-27 1998-08-27 冷暖房装置 Pending JP2000074415A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10241978A JP2000074415A (ja) 1998-08-27 1998-08-27 冷暖房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10241978A JP2000074415A (ja) 1998-08-27 1998-08-27 冷暖房装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000074415A true JP2000074415A (ja) 2000-03-14

Family

ID=17082429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10241978A Pending JP2000074415A (ja) 1998-08-27 1998-08-27 冷暖房装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000074415A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100022177A1 (en) * 2006-10-18 2010-01-28 Hideto Hidaka Dehumidification and humidification apparatus for vehicles
US20110076934A1 (en) * 2009-01-26 2011-03-31 Erik Stenfors Ventilation Device with Alternating Airflows
KR102115697B1 (ko) * 2019-03-28 2020-05-26 (주)정원엔지니어링 폐열 회수형 환풍기의 급기 및 배기장치
KR102115696B1 (ko) * 2019-03-28 2020-05-26 (주)정원엔지니어링 공기 청정 기능을 가지는 폐열 회수형 환기장치

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100022177A1 (en) * 2006-10-18 2010-01-28 Hideto Hidaka Dehumidification and humidification apparatus for vehicles
US9388994B2 (en) * 2006-10-18 2016-07-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Dehumidification and humidification apparatus for vehicles
US20110076934A1 (en) * 2009-01-26 2011-03-31 Erik Stenfors Ventilation Device with Alternating Airflows
US9664454B2 (en) * 2009-01-26 2017-05-30 Tempeff North America Ltd. Ventilation device with alternating airflows
KR102115697B1 (ko) * 2019-03-28 2020-05-26 (주)정원엔지니어링 폐열 회수형 환풍기의 급기 및 배기장치
KR102115696B1 (ko) * 2019-03-28 2020-05-26 (주)정원엔지니어링 공기 청정 기능을 가지는 폐열 회수형 환기장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100519309B1 (ko) 신선공기 공급장치를 구비한 공조시스템
WO2013105201A1 (ja) 車両用空調装置
JP2013141932A (ja) 車両用空調装置
JPH0640240A (ja) 車両のキャビン内の空気を制御するための装置
KR100577205B1 (ko) 환기시스템
WO2019058517A1 (ja) 熱交換型換気システム
CN113669822A (zh) 新风机及其控制方法、控制器、新风系统和存储介质
JP2000074415A (ja) 冷暖房装置
JPH05147423A (ja) 車両用空調装置
KR100915340B1 (ko) 냉난방 공기조화기
KR101680609B1 (ko) 전열교환기용 바이패스밸브
JP2009257644A (ja) 熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置
JP2580915B2 (ja) 換気装置
JP5240564B2 (ja) 車両用空気調和装置
CN210511918U (zh) 空调柜机
JP4437584B2 (ja) 熱交換換気装置
KR20080063565A (ko) 환기 겸용 공기 조화기
JP2004194384A (ja) 電動車両用バッテリの冷却装置
KR20030063868A (ko) 환기장치
CN215723879U (zh) 新风机
JP2002200916A (ja) 車両用空気調和装置
JP3726796B2 (ja) 壁設置用一体形エアコン
JPH0114822Y2 (ja)
JPH1096525A (ja) 空気調和機
JPH106737A (ja) 空調装置