JP2000074009A - 耐熱用エアシリンダー - Google Patents

耐熱用エアシリンダー

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JP2000074009A
JP2000074009A JP10245284A JP24528498A JP2000074009A JP 2000074009 A JP2000074009 A JP 2000074009A JP 10245284 A JP10245284 A JP 10245284A JP 24528498 A JP24528498 A JP 24528498A JP 2000074009 A JP2000074009 A JP 2000074009A
Authority
JP
Japan
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grease
packings
piston
air cylinder
fluororesin
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Application number
JP10245284A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Ikeno
進 池野
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間の使用によりピストンが損傷すること
なく100℃以上の高温使用にも耐える耐熱用エアシリ
ンダーを提供する。 【解決手段】 ハウジング1内にピストンロッド2を介
して設けられたピストン3の外周にグリス保持用の間隙
を形成するようにリング状のフッ素ゴムからなるパッキ
ン4を間隔を置いて複数個配置すると共に前記間隙部に
グリスとしてシリコングリス5を充填したことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラスチックボトル
のブロー成形装置内の移送用部材の駆動用等に使用され
る耐熱用エアシリンダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からエアシリンダーは、ハウジング
内面とピストン外周の間隙から駆動用の高圧空気が漏れ
ないようにするためにピストンの外周にリング状のパッ
キンを配置すると共に、ハウジング内でピストンが滑ら
かに往復運動するように鉱物系のグリス、例えばホワイ
トミネラルにステアリン酸カリウム系やアルミ系の増稠
剤を混合したグリスを塗布したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに前記のような従
来のエアシリンダーでは例えば、プラスチックボトルの
ブロー成形装置内あるいは食品機械のように、熱源が存
在するために使用温度が100℃を越えるような高温度
環境下においてはグリスの稠度が上昇して動きが悪くな
ったり、短時間でシール性が低下し、空気漏れが発生し
たり、摩耗してピストンが損傷するという問題があっ
た。
【0004】本発明はかかる問題点を解決した新規の耐
熱用エアシリンダーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的は以下の手段
によって達成される。
【0006】すなわち、本発明は、ハウジング内にピス
トンロッドを介して設けられたピストンの外周にグリス
保持用の間隙を形成するようにリング状のフッ素樹脂か
らなるパッキンを間隔を置いて複数個配置すると共に前
記間隙部にグリスとしてシリコングリスを充填したこと
を特徴とする耐熱エアシリンダーを提案するものであ
る。耐熱性が高く、しかも摩耗係数が小さいフッ素樹脂
からなるパッキンを間隔を置いて複数個配置したので、
ピストン外周とハウジング内面とが複数箇所で接触して
安定した往復運動を行うことができ、しかも、耐熱性が
高く、化学的に不活性なシリコングリスを前記複数のパ
ッキンの間に形成された間隙に充填したので、高温環境
下で長時間使用してもパッキンを化学的に損傷したり、
グリスの稠度が上昇したり、グリスが揮発して減少する
ことが少なく極めて耐熱性に優れ、100℃以上の高温
環境下で長時間使用してもピストンが損傷することがな
く、耐久性に優れたエアシリンダーが得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して更
に詳細に説明する。
【0008】図1は本発明の一例を示す側面断面図であ
る。
【0009】本発明のエアシリンダーは図1に示すよう
にハウジング1内にピストンロッド2を介して設けられ
たピストン3の外周にグリス保持用の間隙を形成するよ
うにリング状のフッ素樹脂からなるパッキン4、4を間
隔を置いて複数個配置すると共に前記間隙部にグリスと
してシリコングリス5を充填したことを特徴とする耐熱
用エアシリンダーである。
【0010】本発明のエアシリンダーにおいてハウジン
グ1の内径は10〜50mm程度が最も好ましい。本発
明のピストン外周とハウジング内面とのクリアランスC
は0.1〜2mm程度が通常用いられる。本発明におい
てグリス保持用の間隙の長さLは5〜50mm程度とす
ることができる。
【0011】本発明のパッキン4、4として使用される
フッ素ゴムとしては含フッ素アクリル酸エステル重合
体、フッ化ビニリデン共重合体、含フッ素ケイ素ゴム、
含フッ素ポリエステルゴム、含フッ素ジエン共重合体等
が挙げられる。
【0012】本発明のグリスとして用いられるシリコン
グリス5としては、有機ケイ素化合物の重合体のうち比
較的重合度が小さくて常温で油状のものに、増稠剤とし
てポリテトラフルオロエチレンやリチウム石鹸等を加え
た鉱物系のグリスを含有しないシリコングリスが使用で
き、特に増稠剤としてポリテトラフルオロエチレンを用
いたものは食品衛生上も特に好ましいものである。この
シリコングリス5の稠度としては、JiSK2220−
5.3により250℃,60Wで測定した値で2乃至3
が好適に使用できる。
【0013】従来のフッ素ゴム系のパッキンと鉱物系の
グリスとを用いたエアシリンダーでは、120℃の環境
で使用すると3万往復程度でグリスの稠度が上昇した
り、空気漏れが発生して動作速度が不安定となったが、
本発明のエアシリンダーの場合は120℃の高温環境下
でも60万往復使用してもなお、動作速度が安定してい
た。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、耐熱性が高く、しかも
摩耗係数が小さいフッ素樹脂からなるパッキンを間隔を
置いて複数個配置したので、ピストン外周とハウジング
内面とが複数箇所で接触して安定した往復運動を行うこ
とができ、しかも、耐熱性が高く、化学的に不活性なシ
リコンオイルを前記複数のパッキンの間に形成された間
隙に充填したので、高温環境下で長時間使用してもパッ
キンを化学的に損傷したり、オイルが揮発して減少する
ことが少なく極めて耐熱性に優れ、100℃以上の高温
環境下で長時間使用してもピストンが損傷することがな
く、耐久性に優れたエアシリンダーが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す側面断面図である。
【符号の説明】 1 ハウジング 2 ピストンロッド 3 ピストン 4 パッキン 5 シリコングリス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内にピストンロッドを介して
    設けられたピストンの外周にグリス保持用の間隙を形成
    するようにリング状のフッ素ゴムからなるパッキンを間
    隔を置いて複数個配置すると共に前記間隙部にグリスと
    してシリコングリスを充填したことを特徴とする耐熱用
    エアシリンダー。
JP10245284A 1998-08-31 1998-08-31 耐熱用エアシリンダー Pending JP2000074009A (ja)

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