JP3064170B2 - 往復動ガス圧縮機の軸封装置 - Google Patents
往復動ガス圧縮機の軸封装置Info
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Description
給油式軸封装置に関する。
び図4に示されるように、黒鉛質又は四弗化エチレン樹
脂等の自己潤滑性材からなる3つ割りタイプのグランド
パツキンaと6つ割りタイプのグランドパツキンbを1
組として組み立てたのち、ガータスプリングcでピスト
ンロツドeの外周に押しつけるように締めてパツキンケ
ースdに収容し、最後にグランド押えhで押えて軸封
し、シリンダ側からのガス洩れを防止していたが、ガ
ータスプリングで締め付けるので、グランドパツキンの
内周面側の摩耗が激しく寿命が短かく、熱膨張率の大き
い樹脂の場合は焼損する場合もある。グランドパツキ
ンでピストンロツドを押し付けるので動力費が大きくな
る、グランドパツキンの組み立てによる軸封に時間が
かかる、グランドパツキンの製作費が高くつく、摩
耗したグランドパツキンの摺り合せ保守が手間で時間が
かかるなどの欠点があった。そこで本発明者は、カーボ
ン質の自己潤滑材が熱膨張率(線膨張係数約3.0〜約
3.6×10−6/℃)と極めて小さく、また、四弗化
エチレン樹脂の自己潤滑材が熱膨張率(線膨張係数約1
0×10−6/℃)と極めて大きいことを考慮して、本
発明を完成し、上記欠点を解決することに成功した。
摩耗がなく長寿命で、動力費が少なく済み、軸封が簡単
で短時間にでき、取り替えが容易にできて安価につく往
復動ガス圧縮機の無給油式軸封装置を提供するものであ
る。
の無給油式軸封装置は、上記の目的を達成するため、図
示するように、ピストンロツド50を取り囲む円筒状軸
封箱30内に、ピストンロツド50の外径より僅かに大
きい内径の内周面11を有すると共に、外周面12を軸
封箱30に間隙なく内嵌できるようにしたカーボン質の
自己潤滑性材からなる長い円筒状パツキン10を、円筒
状パツキン10がピストンロツド50の往復動に対し接
触しないように、軸封箱30を介し、グランド押え40
によって固定したものである。
軸封装置は、上記の目的を達成するため、図示するよう
に、ピストンロツド50Bを取り囲む円筒状軸封箱30
B内に、ピストンロツド50Bの外径より僅かに大きい
内径の内周面11Bを有し、前記内周面11Bに1個又
は複数個の円周溝13Bを囲繞すると共に、外周面12
Bを軸封箱30Bに間隙なく内嵌できるようにした四弗
化エチレン樹脂を主体 とした自己潤滑性材からなる長い
円筒状パツキン10Bを、円筒状パツキン10Bがピス
トンロツド50Bの往復動に対し接触しないように、軸
封箱30Bを介し、グランド押え40Bによって固定し
たものである。上記発明において、円筒状パツキン10
Bには、ガス洩れ防止及び樹脂の膨張吸収のため、内周
面11Bに1個又は複数個の円周溝13Bが設けられ
る。
の自己潤滑性材からなるもので、内周面11はピストン
ロツド50の外径より僅かに大きい内径を有し、外周面
12は円筒状軸封箱30に間隙なく内嵌できるように形
成されている。また、円筒状パツキン10は、軸封箱3
0を介し、グランド押え40によりピストンロツド50
の往復動に対し接触しないように固定できるようになっ
ている。従って、軸封箱30に、円筒状パッキン10を
隙間なく内嵌したものを、ピストンロッド50に外嵌
し、グランド押え40によりシリンダー壁20との間
で、円筒状パッキン10がピストンロッド50に接触し
ないように、僅かな間隙を残して締め付ければ、運転
中、円筒状パッキン10は熱膨張率も極めて小さいの
で、ピストンロッド50の往復動に対し非接触の状態を
維持することができ、また、円筒状パッキン10は、往
復動するピストンロッドの軸線方向の長さが長いので、
ピストンロッドとの間の間隙から洩れるガス量も極めて
少ない。
チレン樹脂質の自己潤滑性材からなるもので、内周面1
1Bは、ピストンロツド50Bの外径より僅かに大きい
内径を有すると共に、3個の円周溝13Bを囲繞してい
る。外周面12Bは、円筒状軸封箱30Bに間隙なく内
嵌できるように形成されている。また、円筒状パツキン
10Bは、軸封箱30Bを介し、グランド押え40Bに
より、ピストンロツド50Bの往復動に対し接触しない
ように固定できるようになっている。従って、軸封箱3
0Bに、円筒状パツキン10Bを隙間なく内嵌したもの
を、ピストンロッド50Bに外嵌し、グランド押え40
Bによりシリンダ壁20Bとの間で、円筒状パツキン1
0Bがピストンロツド50Bに接触しないように、僅か
な間隙を残して締め付ければ、運転中、円筒状パッキン
10Bが熱膨張しても半径方向の膨張は軸封箱30Bで
抑止され、軸線方向の膨張は円周溝13Bに吸収される
と共に、円筒状パツキン10Bは、往復動するピストン
ロッドの軸線方向の長さが長いので、ピストンロッドの
往復動に伴うガス洩れは小さい。
式、すなわち、無給油式の往復動ガス圧縮機の軸封装置
において、円筒状パツキンが、ピストンロツドと非接
触のため摩耗しないので、パツキンの長寿命と信頼性が
保証される、また、円筒状パッキンが、ピストンロツ
ドと非接触のため摺動抵抗がなく、動力が小さく済む、
更に、円筒状パッキンが、ピストンロツドと非接触の
ため、従来のようにパツキン材の摩耗粉末の発生や焼損
事故の発生によって軸封部を汚染することがない、軸
封装置の構造が簡単になり、円筒状パツキンと軸封箱と
からなる軸封装置の交換や、円筒状パッキンの取替が極
めて容易で短時間に済む、軸封装置の製作が簡単で安
価につく、などの利点がある。また、本発明によれば、
金属製円筒からなる軸封箱は、冷却水が循環する環状ジ
ヤケツトが設けられている公知のシリンダ壁と密着して
おり、また、円筒状パツキンは、その外径面が前記軸封
箱に間隙なく内嵌しているので、軸封装置の冷却が容易
で、円筒状パツキンが熱膨張係数の大きい樹脂製であっ
ても、シリンダから伝わる熱による熱膨張は極力防止さ
れる。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 ピストンロツド50を取り囲む円筒状軸
封箱30内に、ピストンロツド50の外径より僅かに大
きい内径の内周面11を有すると共に、外周面12を軸
封箱30に間隙なく内嵌できるようにしたカーボン質の
自己潤滑性材からなる長い円筒状パツキン10を、円筒
状パツキン10がピストンロツド50の往復動に対し接
触しないように、軸封箱30を介し、グランド押え40
によって固定したことを特徴とする往復動ガス圧縮機の
無給油式軸封装置。 - 【請求項2】 ピストンロツド50Bを取り囲む円筒状
軸封箱30B内に、ピストンロツド50Bの外径より僅
かに大きい内径の内周面11Bを有し、内周面11Bに
1個又は複数個の円周溝13Bを囲繞すると共に、外周
面12Bを軸封箱30Bに間隙なく内嵌できるようにし
た四弗化エチレン樹脂を主体とした自己潤滑性材からな
る長い円筒状パツキン10Bを、円筒状パツキン10B
がピストンロツド50Bの往復動に対し接触しないよう
に、軸封箱30Bを介し、グランド押え40Bによって
固定したことを特徴とする往復動ガス圧縮機の無給油式
軸封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5261549A JP3064170B2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 往復動ガス圧縮機の軸封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5261549A JP3064170B2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 往復動ガス圧縮機の軸封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0791373A JPH0791373A (ja) | 1995-04-04 |
JP3064170B2 true JP3064170B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=17363447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5261549A Expired - Fee Related JP3064170B2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 往復動ガス圧縮機の軸封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3064170B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100856777B1 (ko) * | 2002-05-20 | 2008-09-05 | 엘지전자 주식회사 | 왕복동식 압축기의 무급유 윤활 장치 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE794380A (fr) * | 1972-01-29 | 1973-05-16 | Pumpenfabrik Urach | Garniture d'etancheite pour pistons, tiges de piston ou analogues, comportant une douille d'etancheite servant a rendre etanche la fente axiale |
JPH0472345A (ja) * | 1990-07-12 | 1992-03-06 | Ntn Eng Plast Corp | 四フッ化エチレン樹脂組成物 |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP5261549A patent/JP3064170B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0791373A (ja) | 1995-04-04 |
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