JP2000073810A - 車載内燃機関の負圧制御装置 - Google Patents

車載内燃機関の負圧制御装置

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JP2000073810A
JP2000073810A JP10247471A JP24747198A JP2000073810A JP 2000073810 A JP2000073810 A JP 2000073810A JP 10247471 A JP10247471 A JP 10247471A JP 24747198 A JP24747198 A JP 24747198A JP 2000073810 A JP2000073810 A JP 2000073810A
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】成層燃焼時においてブレーキブースタを駆動す
るのに必要なブレーキ負圧を得ることのできる車載内燃
機関の負圧制御装置を提供する。 【解決手段】「成層燃焼」中にエアコンディショナ29
が駆動されていると、燃料噴射量が多くなるため、スロ
ットルバルブ開度を小さくすることができず、吸気通路
32内の圧力(吸気圧)及びブレーキブースタ50内の
圧力(ブレーキ負圧)が大きく(大気圧側の値に)な
る。すなわち、ブレーキブースタ50を駆動するのに必
要なブレーキ負圧を確保するために、スロットルバルブ
23を閉じ側に制御しても必要なブレーキ負圧が得られ
なくなる。しかし、エアコンディショナ29を駆動停止
した状態で、上記スロットルバルブ23の閉じ制御を実
行することで、吸気圧及びブレーキ負圧がブレーキブー
スタ50を駆動するのに必要な値になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成層燃焼が行われ
る車載内燃機関の負圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用エンジン等の車載内燃
機関では、吸気通路を介して燃焼室内に吸入される空気
と、燃料噴射弁から噴射される燃料とを混合して混合気
を形成し、その混合気を燃焼室内で燃焼させることで駆
動力を得ている。こうした内燃機関の吸気通路には、燃
焼室に吸入される空気の量を調整するためのスロットル
バルブが設けられている。そして、スロットルバルブの
開度を調節して燃焼室へ吸入される空気の量を調整する
ことにより、燃焼室へ充填される混合気の量が変化し、
内燃機関の出力が調整されるようになる。
【0003】ところで、近年は、燃費を向上させること
及び十分な機関出力を得ることの両立を図るために、機
関運転状態に応じて燃焼方式を切り換えるタイプの内燃
機関が提案され、実用化されている。
【0004】こうしたタイプの内燃機関は、高出力が要
求される高回転高負荷時には、空気に対して燃料が均等
に混合された均質混合気を燃焼させる「均質燃焼」を行
い、十分な機関出力を得るようにしている。この「均質
燃焼」は、内燃機関の吸気行程にて燃焼室内に噴射供給
された燃料が同燃焼室内の空気と均等に混ぜ合わされ、
その空気と燃料とから形成された混合気に点火プラグに
より点火がなされることによって実行される。
【0005】また、あまり高出力が要求されない低回転
低負荷時には、点火プラグ周りの燃料濃度を高めて着火
性を向上させるとともに、混合気の平均空燃比を理論空
燃比よりも大きくすることで燃費を向上させることが可
能な「成層燃焼」を実行する。この「成層燃焼」は、内
燃機関の圧縮行程にて燃焼室内に噴射供給された燃料が
ピストン頭部の窪みに当たって点火プラグ周りに集めら
れ、その集められた燃料と燃焼室内の空気とからなる混
合気に点火プラグにより点火がなされることによって実
行される。こうした「成層燃焼」では、混合気の平均空
燃比を大きくすべくスロットルバルブを「均質燃焼」の
場合に比べて開き側に制御するため、ポンピングロスが
低減されるようになる。
【0006】上記のように内燃機関の燃焼方式を、機関
運転状態に応じて「均質燃焼」と「成層燃焼」との間で
切り換えることにより、燃費を向上させることができる
とともに十分な機関出力が得られるようになる。
【0007】ところで、車載内燃機関にあっては、吸気
系に生じる負圧を利用して自動車のブレーキ踏込操作力
を軽減するブレーキブースタを駆動させたり、機関出力
に基づき自動車のエアコンディショナを駆動させたりし
ている。上記ブレーキブースタは、車載内燃機関の吸気
系に生じる負圧をブレーキ負圧として蓄圧し、そのブレ
ーキ負圧によって駆動される。こうしたブレーキブース
タを上記成層燃焼が行われる内燃機関に適用することも
考えられる。しかし、この場合には、成層燃焼中のスロ
ットルバルブの開度が均質燃焼に比べて開き側の値にな
るため、車載内燃機関の吸気系に生じる負圧が大気圧側
の値になり、上記ブレーキブースタの駆動に必要なブレ
ーキ負圧を確保することが困難になる。特に、自動車停
止中のアイドル運転時や自動車が極めて低速で走行して
いるときの減速時など、車載内燃機関の低回転運転時に
は上記ブレーキ負圧を確保しにくくなる。
【0008】そこで従来は、上記ブレーキブースタを駆
動させるためのブレーキ負圧を確保すべくスロットルバ
ルブの閉じ制御を行うことが提案されている。こうした
スロットルバルブの閉じ制御を行う装置としては、例え
ば特開平8−164840号公報に記載された負圧制御
装置が知られている。同公報に記載された負圧制御装置
では、スロットルバルブがアイドル開度になり且つ吸気
圧が所定値よりも大きいときにスロットルバルブを閉じ
側に制御する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車載内
燃機関に更に上記エアコンディショナを適用した場合に
は、そのエアコンディショナを駆動するのに必要な機関
出力を得るために、成層燃焼中のエアコンディショナ作
動時に燃料噴射量が通常よりも大きくされる。その結
果、良好な燃焼状態を確保するためにはスロットルバル
ブ開度を小さくすることができず、車載内燃機関の吸気
圧が大きくなって、上記ブレーキブースタを駆動するの
に必要なブレーキ負圧を確保することができなくなって
しまう。
【0010】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、成層燃焼時においてブレー
キブースタを駆動するのに必要なブレーキ負圧を得るこ
とのできる車載内燃機関の負圧制御装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、成層燃焼を実行可能な車
載内燃機関の出力軸の回転によって駆動されるエアコン
ディショナと、前記内燃機関の吸気系に生じる負圧をブ
レーキ負圧として蓄圧し、そのブレーキ負圧によって駆
動されるブレーキブースタと、前記内燃機関の吸入空気
量を調整する吸気調整手段と、成層燃焼中に前記ブレー
キ負圧が前記ブレーキブースタを作動させるのに必要な
値に達していないとき、前記内燃機関の吸入空気量を減
少させるべく前記吸気調整手段を制御する制御手段と、
前記制御手段による前記吸気調整手段の制御が行われる
とき、前記エアコンディショナの駆動を停止させる停止
手段とを備えた。
【0012】同構成によれば、車載内燃機関の成層燃焼
中にブレーキブースタを駆動するのに必要なブレーキ負
圧を得るために、エアコンディショナの駆動が停止され
た状態で同機関の吸入空気量が減量されることとなる。
すなわち、エアコンディショナの駆動に基づく燃料噴射
量の増量がなくなり、上記吸入空気量の減量に基づき成
層燃焼時においてもブレーキブースタを駆動するのに必
要なブレーキ負圧を確保することができるようになる。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記停止手段は、前記内燃機関の機関負
荷が前記エアコンディショナを駆動停止せずとも前記制
御手段による前記吸気調整手段の制御のみで前記ブレー
キブースタを駆動するブレーキ負圧を確保できる値であ
るときには前記デアコンディショナの駆動停止を行わな
いものとした。
【0014】同構成によれば、エアコンディショナを駆
動停止せずとも吸入空気量の減量によってレーキブース
タを駆動するのに必要なブレーキ負圧が得られるときに
は、エアコンディショナの駆動停止が行われないため、
不必要にエアコンディショナの駆動停止が行われるのを
防止することができるようになる。
【0015】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、前記内燃機関は燃焼方式を成層燃
焼と均質燃焼との間で切り換えるものであって、前記エ
アコンディショナの駆動が必要な状態であるときに前記
停止手段による前記エアコンディショナの駆動停止を禁
止する停止禁止手段と、前記停止禁止手段によって前記
エアコンディショナの駆動停止が禁止されたときに前記
内燃機関の燃焼方式を成層燃焼から均質燃焼へと切り換
える燃焼切換手段とを更に備えた。
【0016】同構成によれば、外気温が高いときなど、
エアコンディショナの駆動が必要なときには、車載内燃
機関の燃焼方式が成層燃焼から均質燃焼に切り換えられ
ることでブレーキブースタを駆動するためのブレーキ負
圧が確保される。従って、成層燃焼によって車載内燃機
関の燃料消費率を向上させつつ、必要なときにエアコン
ディショナの駆動が停止されるのを防止し、且つブレー
キブースタを駆動するためのブレーキ負圧を確保するこ
とができるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を直列4気筒の自動
車用ガソリンエンジンに適用した一実施形態を図1〜図
9に従って説明する。
【0018】図1に示すように、エンジン11は、その
シリンダブロック11a内に往復移動可能に設けられた
合計四つのピストン12(図1には一つのみ図示)を備
えている。これらピストン12の頭部には、成層燃焼を
実行するのに必要な窪み12aが形成されている。ま
た、これらピストン12は、コンロッド13を介して出
力軸であるクランクシャフト14に連結されている。そ
して、ピストン12の往復移動は、上記コンロッド13
によってクランクシャフト14の回転へと変換されるよ
うになっている。
【0019】クランクシャフト14には、自動車の室内
を冷房するためのエアコンディショナ29が連結されて
いる。このエアコンディショナ29は、エアコンスイッ
チ29aを操作することにより、クランクシャフト14
の回転に基づき駆動されるようになる。また、クランク
シャフト14にはシグナルロータ14aが取り付けられ
ている。このシグナルロータ14aの外周部には、複数
の突起14bがクランクシャフト14の軸線を中心とす
る等角度毎に設けられている。また、シグナルロータ1
4aの側方には、クランクポジションセンサ14cが設
けられている。そして、クランクシャフト14が回転し
て、シグナルロータ14aの各突起14bが順次クラン
クポジションセンサ14cの側方を通過することによ
り、同センサ14cからはそれら各突起14bの通過に
対応したパルス状の検出信号が出力されるようになる。
【0020】一方、シリンダブロック11aの上端には
シリンダヘッド15が設けられ、シリンダヘッド15と
ピストン12との間には燃焼室16が設けられている。
この燃焼室16には、シリンダヘッド15に設けられた
一対の吸気ポート17a,17bと、同じく一対の排気
ポート18a,18bとが連通している(図1には一方
の吸気ポート17b及び排気ポート18bのみ図示)。
これら吸気及び排気ポート17a,17b,18a,1
8bの平断面形状を図2に示す。
【0021】同図に示されるように、吸気ポート17a
は湾曲して延びるヘリカルポートとなっており、吸気ポ
ート17bは直線状に延びるストレートポートとなって
いる。そして、吸気ポート(ヘリカルポート)17aを
通過して燃焼室16に空気が吸入されると、その燃焼室
16内に破線矢印で示す方向へスワールが発生するよう
になる。こうした吸気ポート17a,17b及び排気ポ
ート18a,18bには、それぞれ吸気バルブ19及び
排気バルブ20が設けられている。
【0022】また、図1に示すように、シリンダヘッド
15には、上記吸気バルブ19及び排気バルブ20を開
閉駆動するための吸気カムシャフト21及び排気カムシ
ャフト22が回転可能に支持されている。これら吸気及
び排気カムシャフト21,22は、タイミングベルト及
びギヤ(共に図示せず)等を介してクランクシャフト1
4に連結され、同ベルト及びギヤ等によりクランクシャ
フト14の回転が伝達されるようになる。そして、吸気
カムシャフト21が回転すると、吸気バルブ19が開閉
駆動されて、吸気ポート17a,17bと燃焼室16と
が連通・遮断される。また、排気カムシャフト22が回
転すると、排気バルブ20が開閉駆動されて、排気ポー
ト18a,18bと燃焼室16とが連通・遮断される。
【0023】シリンダヘッド15において、吸気カムシ
ャフト21の側方には、同シャフト21の外周面に設け
られた突起21aを検出して検出信号を出力するカムポ
ジションセンサ21bが設けられている。そして、吸気
カムシャフト21が回転すると、同シャフト21の突起
21aがカムポジションセンサ21bの側方を通過す
る。この状態にあっては、カムポジションセンサ21b
から上記突起21aの通過に対応して所定間隔毎に検出
信号が出力されるようになる。
【0024】吸気ポート17a,17b及び排気ポート
18a,18bには、それぞれ吸気管30及び排気管3
1が接続されている。この吸気管30内及び吸気ポート
17a,17b内は吸気通路32となっており、排気管
31内及び排気ポート18a,18b内は排気通路33
となっている。吸気通路32の上流部分にはスロットル
バルブ23が設けられている。このスロットルバルブ2
3は、直流(DC)モータからなるスロットル用モータ
24の駆動により回動されて開度調節がなされる。そし
て、スロットルバルブ23の開度は、スロットルポジシ
ョンセンサ44によって検出される。
【0025】また、上記スロットル用モータ24の駆動
は、自動車の室内に設けられたアクセルペダル25の踏
込量(アクセル踏込量)に基づき制御される。即ち、自
動車の運転者がアクセルペダル25を踏込操作すると、
アクセル踏込量がアクセルポジションセンサ26によっ
て検出され、同センサ26の検出信号に基づきスロット
ル用モータ24が駆動制御される。このスロットル用モ
ータ24の駆動制御に基づくスロットルバルブ23の開
度調節により、吸気通路32の空気流通面積が変化して
燃焼室16へ吸入される空気の量が調整されるようにな
る。
【0026】吸気通路32においてスロットルバルブ2
3の下流側に位置する部分には、同通路32内の圧力を
検出するバキュームセンサ36が設けられている。そし
て、バキュームセンサ36は検出した吸気通路32内の
圧力に対応した検出信号を出力する。また、吸気通路3
2においてバキュームセンサ36よりも下流側に位置し
て吸気ポート(ストレートポート)17bに連通する部
分には、スワールコントロールバルブ(SCV)34が
設けられている。SCV34は、スワール用モータ35
の駆動により回動されて開度調節がなされる。そして、
SCV34の開度が小さくなるほど、図2に示される吸
気ポート(ヘリカルポート)17aを通過する空気の量
が多くなり、燃焼室16内に生じるスワールが強くな
る。
【0027】更に、吸気通路32におけるスロットルバ
ルブ23よりも下流には、負圧通路49を介してブレー
キブースタ50が接続されている。このブレーキブース
タ50は、自動車のブレーキペダル51を踏込操作する
ときの操作力を軽減するためのものであって、エンジン
11の運転時に吸気通路32内に生じる負圧を利用して
駆動される。即ち、吸気通路内32の負圧によってブレ
ーキブースタ50内から負圧通路49を介して空気が吸
引され、その空気の吸引によってブレーキブースタ50
内に生じる負圧(ブレーキ負圧Pb)に基づき同ブース
タ50が駆動されるようになる。このブレーキ負圧Pb
は、ブースタ圧力センサ50aによって検出される。
【0028】また、図1に示すように、シリンダヘッド
15には、燃焼室16内に燃料を噴射供給する燃料噴射
弁40と、燃焼室16内に充填される燃料と空気とから
なる混合気に対して点火を行う点火プラグ41とが設け
られている。この点火プラグ41による上記混合気への
点火時期は、点火プラグ41の上方に設けられたイグナ
イタ41aによって調整される。そして、燃料噴射弁4
0から燃焼室16内へ燃料が噴射されると、同燃料が吸
気通路32を介して燃焼室16に吸入された空気と混ぜ
合わされ、燃焼室16内で空気と燃料とからなる混合気
が形成される。更に、燃焼室16内の混合気は点火プラ
グ41によって点火がなされて燃焼し、燃焼後の混合気
は排気として排気通路33に送り出される。
【0029】次に、本実施形態におけるエンジン11の
負圧制御装置の電気的構成を図3に基づいて説明する。
この負圧制御装置は、燃料噴射量制御、点火時期制御、
スロットル開度制御、及びSCV開度制御など、エンジ
ン11の運転状態を制御するための電子制御ユニット
(以下「ECU」という)92を備えている。このEC
U92は、ROM93、CPU94、RAM95及びバ
ックアップRAM96等を備える論理演算回路として構
成されている。
【0030】ここで、ROM93は各種制御プログラム
や、それら各種制御プログラムを実行する際に参照され
るマップ等が記憶されたメモリであり、CPU94はR
OM93に記憶された各種制御プログラムやマップに基
づいて演算処理を実行する。また、RAM95はCPU
94での演算結果や各センサから入力されたデータ等を
一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAM9
6はエンジン11の停止時に保存すべきデータを記憶す
る不揮発性のメモリである。そして、ROM93、CP
U94、RAM95及びバックアップRAM96は、バ
ス97を介して互いに接続されるとともに、外部入力回
路98及び外部出力回路99と接続されている。
【0031】外部入力回路98には、クランクポジショ
ンセンサ14c、カムポジションセンサ21b、アクセ
ルポジションセンサ26、バキュームセンサ36、スロ
ットルポジションセンサ44、及びブースタ圧力センサ
50a等が接続されている。一方、外部出力回路99に
は、スロットル用モータ24、エアコンディショナ2
9、スワール用モータ35、燃料噴射弁40、及びイグ
ナイタ41a等が接続されている。
【0032】このように構成されたECU92は、バキ
ュームセンサ36からの検出信号に基づき吸気圧PMを
求め、アクセルポジションセンサ26からの検出信号に
基づきアクセル踏込量ACCPを求める。更に、ECU
92は、クランクポジションセンサ14cからの検出信
号に基づきエンジン回転数NEを求める。そして、上記
のように求められた吸気圧PMとエンジン回転数NE、
若しくはアクセル踏込量ACCPとエンジン回転数NE
とに基づき、周知のマップを参照して基本燃料噴射量Q
bse をマップ演算する。こうして算出された基本燃料噴
射量Qbse は、エンジン回転数NEが高くなるほど大き
い値になるとともに、吸気圧PM若しくはアクセル踏込
量ACCPが大きくなるほど大きい値になる。
【0033】エンジン11の機関負荷は、上記基本燃料
噴射量Qbse によって表される。そして、ECU92
は、エンジン11の運転状態が高回転高負荷領域にある
ときに同エンジン11の燃焼方式を「均質燃焼」とし、
低回転低負荷領域にあるときに同エンジン11の燃焼方
式を「成層燃焼」とする。このように燃焼方式を変化さ
せるのは、高出力が要求される高回転高負荷時には混合
気の空燃比をリッチ側の値にしてエンジン出力を高め、
あまり高出力を必要としない低回転低負荷時には空燃比
をリーン側の値にして燃費の向上を図るためである。
【0034】エンジン11の燃焼方式を「均質燃焼」と
した場合、ECU92は、バキュームセンサ36からの
検出信号に基づき求められる吸気圧PMとエンジン回転
数NEとに基づき基本燃料噴射量Qbse をマップ演算す
る。ECU92は、燃料噴射弁40を駆動制御すること
により、上記基本燃料噴射量Qbse に基づき求められる
最終燃料噴射量Qfin に対応した量の燃料をエンジン1
1の吸気行程中に燃料噴射弁40から噴射させる。こう
した燃料噴射に基づき燃焼室内に形成される混合気にお
いては、その空燃比が理論空燃比若しくは理論空燃比よ
りも大きい値となる。更に、ECU92は、スロットル
開度、点火時期、及びSCV34の開度等が「均質燃
焼」に適したものとなるよう、スロットル用モータ2
4、イグナイタ41a、及びスワール用モータ35等を
駆動制御する。
【0035】エンジン11の燃焼方式を「成層燃焼」と
した場合、ECU92は、アクセル踏込量ACCP及び
エンジン回転数NEとから基本燃料噴射量Qbse を算出
する。ECU92は、上記基本燃料噴射量Qbse から求
められる最終燃料噴射量Qfin に基づき燃料をエンジン
11の圧縮行程中に噴射させる。こうした燃料噴射によ
り燃焼室16内に形成される混合気においては、その空
燃比が「均質燃焼」時の空燃比よりもリーン側の値とさ
れる。また、ECU92は、スロットル開度、点火時
期、及びSCV34の開度等が「成層燃焼」に適したも
のとなるよう、スロットル用モータ24、イグナイタ4
1a、及びスワール用モータ35等を駆動制御する。
【0036】こうした「成層燃焼」時において、エンジ
ン11の圧縮行程中に燃料噴射弁40から噴射された燃
料は、ピストン12の頭部に設けられた窪み12a(図
1)内に入り込む。更に、上記スワール用モータ35の
駆動制御によるSCV34の開度調節に基づきスワール
が発生し、そのスワール及びピストン12の移動により
上記燃料が点火プラグ41の周りに集められる。このよ
うに点火プラグ41の周りに燃料を集めることによっ
て、燃焼室16内の混合気全体の平均空燃比を「均質燃
焼」時より大きくしても、同プラグ41周りの混合気の
空燃比が着火に適したものとされて良好な混合気への着
火が行われる。また、燃焼室16内の混合気全体の平均
空燃比を「均質燃焼」時より大きくするためにスロット
ル開度が開き側に制御されて吸入空気量が多くされるた
め、「成層燃焼」時にはエンジン11のポンピングロス
が低減されるようになる。
【0037】次に、「成層燃焼」時における最終燃料噴
射量Qfin の算出手順について図4を参照して説明す
る。図4は上記最終燃料噴射量Qfin を算出するための
最終燃料噴射量算出ルーチンを示すフローチャートであ
る。この最終燃料噴射量算出ルーチンは、ECU92を
通じて例えば所定時間毎の時間割り込みにて実行され
る。
【0038】最終燃料噴射量算出ルーチンにおいて、E
CU92は、ステップS101の処理として、現在「成
層燃焼」が行われているか否かを判断する。そして、
「成層燃焼」が行われていなければ当該最終燃料噴射量
算出ルーチンを一旦終了し、「成層燃焼」が行われてい
れば続くステップS102に進む。ECU92は、ステ
ップS102の処理として、エアコンディショナ29が
駆動中であるか否かを判断する。そして、エアコンディ
ショナ29が駆動中であればステップS103に進み、
エアコンディショナ29が駆動中でなければステップS
104に進む。
【0039】ECU92は、ステップS103の処理と
してエアコン補正項Dacを所定値aにし、ステップS
104の処理としてエアコン補正項Dacを「0」にす
る。なお、所定値aは、エアコンディショナ29の稼働
率に応じて可変とされ、例えば稼働率が高くなるほど大
きい値になる。従って、外気温が高くなるなどエアコン
ディショナ29の稼働が必要とされる状況であって、そ
のエアコンディショナ29の稼働率100%になったと
きには所定値aが最大値になる。上記エアコン補正項D
acは続くステップS105の処理で補正量Dcalを
算出する際に用いられ、その補正量Dcalはステップ
S106の処理で最終燃料噴射量Qfinを算出する際に
用いられる。
【0040】ECU92は、ステップS105の処理に
おいて補正量Dcalを算出する。この補正量Dcal
は、エンジン11の燃料噴射量を補正するためのもので
あって、ISC(アイドルスピードコントロール)補正
項Discやエアコン補正項Dacなど各種補正項を加
算することによって算出される。ECU92は、ステッ
プS106の処理として、アクセル踏込量ACCP及び
エンジン回転数NEから算出される基本燃料噴射量Qbs
e に上記補正量Dcalを加算したものを最終燃料噴射
量Qfin として設定する。その後、ECU92は、最終
燃料噴射量算出ルーチンを一旦終了する。
【0041】このように最終燃料噴射量Qfin が算出さ
れると、ECU92は、別のルーチンによって燃料噴射
弁40を駆動制御し、最終燃料噴射量Qfin に対応した
量の燃料を燃料噴射弁40から噴射させる。従って、エ
アコンディショナ29が駆動されているときは補正量D
calがエアコン補正項Dacの分だけ大きくなり、最
終燃料噴射量Qfin もエアコンディショナ29が駆動さ
れていないときに比べてエアコン補正項Dacの分だけ
大きくなる。こうして最終燃料噴射量Qfin を大きくす
ることにより、エンジン回転数NEが若干高くなるとと
もに、エアコンディショナ29を駆動するのに必要な値
までエンジン11の出力トルクが高められる。
【0042】次に、「成層燃焼」時のスロットル開度制
御に用いられる目標スロットル開度TAtrg の算出手順
について図5及び図6を参照して説明する。図5及び図
6は上記目標スロットル開度TAtrg を算出するための
目標スロットル開度算出ルーチンを示すフローチャート
である。この目標スロットル開度算出ルーチンは、EC
U92を通じて例えば所定時間毎の時間割り込みにて実
行される。
【0043】目標スロットル開度算出ルーチンにおい
て、目標スロットル開度TAtrg は、ステップS11
7,S118(図5)の処理によって算出される。即
ち、ステップS117の処理において、ECU92は、
上記最終燃料噴射量Qfin とエンジン回転数NEに基づ
き周知のマップを参照して基本スロットル開度TAbse
をマップ演算し、その算出される基本スロットル開度T
Abse に補正量rを加算したものを目標スロットル開度
TAtrg として設定する。なお、上記基本スロットル開
度TAbse は、最終燃料噴射量Qfin 及びエンジン回転
数NEが大きくなるほど、大きい値として算出されるこ
ととなる。
【0044】次いで、ステップS118の処理におい
て、ECU92は、目標スロットル開度TAtrg をガー
ド値Gで下限ガードする。なお、上記ガード値Gは、ス
ロットルバルブ23が過度に閉じすぎてエンジン11の
燃焼状態が悪化することのない値として設定される。
【0045】ECU92は、こうして算出された目標ス
ロットル開度TAtrg を下限ガードした値と、スロット
ルポジションセンサ44からの検出信号に基づき求めら
れる実際のスロットル開度とが近づくように、別のルー
チンによってスロットル用モータ24を駆動制御する。
【0046】ここで、最終燃料噴射量Qfin (機関負
荷)と、目標スロットル開度TAtrgのガード値Gとの
関係を図7のグラフに示すとともに、最終燃料噴射量Q
fin と確保できる吸気圧PMとの関係を図8のグラフに
示す。これらのグラフから明らかなように、アクセル踏
込量ACCPを一定とした条件のもとでは最終燃料噴射
量Qfin が大きくなるほど、図7に実線で示す目標スロ
ットル開度TAtrg のガード値Gが開き側の値になると
ともに、図8に実線で示す確保できる吸気圧PMが大気
圧側の値になる。
【0047】図7のグラフにおいて一点鎖線L1は、ブ
レーキブースタ50を駆動させるのに必要な吸気圧PM
(ブレーキ負圧Pb)が得られるときの目標スロットル
開度TAtrg を示すものである。エアコンディショナ2
9の非駆動時には最終燃料噴射量Qfin が小さくなって
例えば図中の波線L2で示す状態になり、目標スロット
ル開度TAtrg のガード値Gが一点鎖線L1よりも小さ
くなる。この場合、エンジン11の吸入空気量が少な
く、ブレーキブースタ50を駆動させるのに必要な吸気
圧PM(ブレーキ負圧Pb)が得られるようになる。
【0048】これに対し、エアコンディショナ29の駆
動時には最終燃料噴射量Qfin 大きくなって例えば図中
の波線L3で示す状態になり、目標スロットル開度TA
trgのガード値Gが一点鎖線L1よりも大きくなる。こ
の場合、エンジン11の吸入空気量が多く、ブレーキブ
ースタ50を駆動させるのに必要な吸気圧PM(ブレー
キ負圧Pb)が得られなくなる。従って、エアコンディ
ショナ29が駆動されると、ブレーキブースタ50を駆
動するのに必要な吸気圧PM(ブレーキ負圧Pb)が得
られなくなるおそれのあることが図7のグラフから分か
る。
【0049】そこで本実施形態では、ブレーキブースタ
50を駆動するのに必要なブレーキ負圧Pbが得られな
いとき、スロットル開度を閉じ側に制御するとともにエ
アコンディショナ29が駆動されているならば同エアコ
ンディショナ29を駆動停止する。このようにエアコン
ディショナ29を駆動停止することで、最終燃料噴射量
Qfin が小さくなってスロットル開度を小さくすること
ができ、吸気圧PM及びブレーキ負圧Pbをブレーキブ
ースタ50の駆動に必要な値とすることができるように
なる。
【0050】さて、目標スロットル開度算出ルーチンに
おいて、ステップS103〜S106(図6)はブレー
キ負圧Pbがブレーキブースタ50の駆動に必要な値で
ないとき、スロットル開度を小さくすべくエアコンディ
ショナ50の駆動を停止するためのものである。また、
ステップS108〜S111の処理は、ブレーキ負圧P
bがブレーキブースタ50の駆動に必要な値でないと
き、スロットル開度を小さくすべく目標スロットル開度
TAtrg の算出に用いられる補正量rを小さくするため
のものである。更に、ステップS112〜S116(図
5)の処理は、ブレーキ負圧Pbがブレーキブースタ5
0の駆動に必要な値になったとき、上記のように小さく
されたスロットル開度を元に戻すべく上記補正量rを徐
々に大きくして「0」にするためのものである。
【0051】目標スロットル開度算出ルーチンにおい
て、ECU92は、ステップS101(図5)の処理と
して、現在「成層燃焼」が行われているか否かを判断す
る。そして、「成層燃焼」が行われていなければ当該目
標スロットル開度算出ルーチンを一旦終了し、「成層燃
焼」が行われていれば続くステップS102に進む。E
CU92は、ステップS102の処理として、ブースタ
圧力センサ50aからの検出信号に基づきブレーキ負圧
Pbを求め、その求められるブレーキ負圧Pbがブレー
キブースタ50を駆動するのに必要な要求値Preq に達
しているか否かを判断する。
【0052】そして、ステップS102の処理におい
て、ブレーキ負圧Pbが要求値Preqに達していない旨
判断されると、ステップS103(図6)に進む。こう
してステップS103に進むのは、吸気圧PMが高くな
ってブレーキブースタ50の駆動に必要なブレーキ負圧
Pbを確保することができなくなったときである。EC
U92は、ステップS103の処理として、現在エアコ
ンディショナ29が駆動しているか否かを判断する。そ
して、エアコンディショナ29が駆動していなければ、
ステップS108に進む。
【0053】ECU92は、ステップS108の処理
で、フラグFとして「0」がRAM95の所定領域に記
憶されているか否かを判断する。このフラグFは、必要
なブレーキ負圧Pbを確保するためのスロットル開度の
閉じ側への制御が既に開始されているか否か判断するた
めのものである。そして、「F=0」であって上記スロ
ットル閉じ制御が開始されていない旨判断されるとステ
ップS109に進み、「F=0」でなく上記スロットル
閉じ制御が開始されている旨判断されるとステップS1
10に進む。
【0054】ECU92は、ステップS109の処理で
補正量rから所定値cを減算したものを新たな補正量r
として設定し、ステップS110の処理で補正量rから
所定値dを減算したものを新たな補正量rとして設定す
る。このステップS110の処理で用いられる所定値d
は、上記ステップS109の処理で用いられる所定値c
よりも小さい値に設定される。この補正量rは、ステッ
プS117(図5)の処理で目標スロットル開度TAtr
g を算出する際に用いられる。そして、補正量rが大き
くなるほど目標スロットル開度TAtrg が大きくなり、
補正量rが小さくなるほど目標スロットル開度TAtrg
が小さくなる。
【0055】上記ステップS108からステップS10
9に進んだ場合には続いてステップS111の処理でフ
ラグFとして「1」をRAM95の所定領域に記憶した
後にステップS117に進む。こうしてフラグFが
「1」にセットされると、次回のステップS108の処
理でNOと判断されてステップS110に進むことにな
る。ステップS108からS110に進んだ場合には、
続いて直接ステップS117に進む。
【0056】従って、上記スロットル閉じ制御の開始直
後は、ステップS109の処理により補正量rが大幅に
小さくされることで、ステップS117の処理により算
出される目標スロットル開度TAtrg が大幅に小さくな
る。その後、ステップS110の処理により補正量rが
徐々に小さくされ、目標スロットル開度TAtrg も徐々
に小さくなる。上記ステップ117の処理で目標スロッ
トル開度TAtrg が算出された後、ステップS118に
進む。
【0057】ECU92は、ステップS118の処理と
して、算出された目標スロットル開度TAtrg をガード
値Gで下限ガードした後、この目標スロットル開度算出
ルーチンを一旦終了する。
【0058】上記のようにエアコンディショナ29の非
駆動時において、ブレーキ負圧Pbがブレーキブースタ
50の駆動に必要な値でない場合には、目標スロットル
開度TAtrg が小さくされることで、スロットルバルブ
23が閉じ側に制御される。こうしてスロットルバルブ
23が閉じ側に制御されることで、ブレーキブースタ5
0の駆動に必要な吸気圧PM(ブレーキ負圧Pb)が確
保されるようになる。
【0059】一方、上記ステップS103(図6)の処
理において、現在エアコンディショナ29が駆動してい
る旨判断されると、ステップS104に進む。ステップ
S104〜S106の処理の内、ステップS106の処
理は最終燃料噴射量Qfin を小さくしてスロットル開度
を小さくすべく、エアコンディショナ29を駆動停止す
るためのものである。また、ステップS104の処理
は、外気温が高くて同外気温と室内温との差が大きいと
きなど、エアコンディショナ29の駆動を必要とする状
況であるか否かを判断するためのものである。更に、ス
テップS105の処理は、上記ステップS106の処理
によってエアコンディショナ29を駆動停止させずと
も、ブレーキブースタ50の駆動に必要な吸気圧PM
(ブレーキ負圧Pb)を確保できるか否か判断するため
のものである。
【0060】ECU92は、ステップS104の処理と
して、最終燃料噴射量Qfin (機関負荷)が判断値Q2
よりも小さいか否か判断する。この判断値Q2は、例え
ば外気温が高いためにエアコンディショナ29を稼働率
を「100%」にしたときの最終燃料噴射量Qfin (機
関負荷)に対応した値に設定される。そして、ステップ
S104の処理で「Qfin <Q2」でなくエアコンディ
ショナ29の駆動を必要とする状況である旨判断される
と、ステップS107に進む。こうしてステップS10
7に進むことにより、ステップS106におけるエアコ
ンディショナ29の駆動停止処理の実行が禁止される。
ECU92は、ステップS107の処理として、エンジ
ン11の燃焼方式を「成層燃焼」から「均質燃焼」へと
切り換えた後、この目標スロットル開度算出ルーチンを
一旦終了する。このように「均質燃焼」へと切り換えら
れると、スロットルバルブ23が「成層燃焼」の実行時
に比べて閉じ側に制御される。その結果、エアコンディ
ショナ29が駆動されていても、ブレーキブースタ50
の駆動に必要な吸気圧PM(ブレーキ負圧Pb)が確保
されるようになる。
【0061】また、上記ステップS104の処理におい
て、「Qfin <Q2」であってエアコンディショナ29
の駆動を必ずしも必要としない状況である旨判断される
と、ステップS105に進む。ECU92は、ステップ
S105の処理として、最終燃料噴射量Qfin (機関負
荷)が判断値Q1よりも大きいか否か判断する。この判
断値Q1は、エアコンディショナ29の稼働率が低い
(例えば10%)ときの最終燃料噴射量Qfin (機関負
荷)に対応した値に設定される。そして、ステップS1
05の処理において、「Qfin >Q1」でない旨判断さ
れると、ステップS108に進んで同ステップS108
以降の処理が実行され、ステップS106でのエアコン
ディショナ29の駆動停止処理が実行されることはな
い。
【0062】エアコンディショナ29の稼働率が低く、
最終燃料噴射量Qfin が比較的小さいとき(「Qfin <
Q1」)には、図7に示すように目標スロットル開度T
Atrg のガード値Gが一点鎖線L1に近い状態にある。
そのため、エアコンディショナ29を駆動停止させずと
も、ステップS108〜S111等の処理に基づくスロ
ットルバルブ23の閉じ制御のみで、目標スロットル開
度TAtrg を上記一点鎖線L1に到達させることが可能
になる。そして、そのスロットルバルブ23の閉じ制御
のみによってブレーキブースタ50の駆動に必要なブレ
ーキ負圧Pbを得ることができ、エアコンディショナ2
9が不必要に駆動停止するのを防止することができるよ
うになる。
【0063】また、上記ステップS105の処理におい
て、「Qfin >Q1」である旨判断されると、ステップ
S106に進む。こうしてステップS106に進んだと
きには、最終燃料噴射量Qfin が判断値Q1と判断値Q
2との間の大きさということになる。ECU92は、ス
テップS106の処理として、エアコンディショナ29
を駆動停止させる。こうしてエアコンディショナ29を
駆動停止することにより、最終燃料噴射量Qfin の大き
さが図7に示す判断値Q1と判断値Q2との間の波線L
3に示す状態であったとしても、その状態から減少側
(図中左側)へと変化する。
【0064】更に、上記ステップS106の処理が行わ
れた後、ステップS108〜S111等の処理に基づく
スロットルバルブ23の閉じ制御が行われる。その結
果、ステップS117,S118(図5)の処理によっ
て算出される目標スロットル開度TAtrg が図7の一点
鎖線L1よりも小さい値になり、ブレーキブースタ50
の駆動に必要な吸気圧PM(ブレーキ負圧Pb)が確保
されるようになる。
【0065】上記のようにエアコンディショナ29を駆
動停止したり、スロットルバルブ23の閉じ制御を行っ
たりすることで、ブレーキブースタ50の駆動に必要な
ブレーキ負圧Pbが確保されると、上記ステップS10
2の処理でYESと判断されるようになる。即ち、ステ
ップS102の処理において、ブレーキ負圧Pbが要求
値Preq に達している旨判断されてステップS112に
進むようになる。
【0066】ECU92は、ステップS112の処理
で、フラグFとして「1」がRAM95の所定領域に記
憶されているか否か、即ち必要なブレーキ負圧Pbを確
保するためのスロットル閉じ制御中か否かを判断する。
上記のようにブレーキ負圧Pbが要求値Preq に達した
直後は、「F=1」であるため、ステップS112の処
理でYESと判断されてステップS113に進む。EC
U92は、ステップS113の処理として補正量rが
「0」よりも小さいか否かを判断し、「r<0」である
ならば続くステップS114の処理で現在の補正量rに
所定値eを加算したものを新たな補正量rとして設定す
る。
【0067】従って、ブレーキ負圧Pbが要求値Preq
に達すると、ステップS114の処理によって補正量r
が徐々に大きくされ、ステップS117の処理によって
算出される目標スロットル開度TAtrg が徐々に大きく
なる。このように目標スロットル開度TAtrg が徐々に
大きくなると、スロットルバルブ23も徐々に開き側に
制御されるようになる。上記ステップS114の処理で
補正量rが徐々に大きくされることで「r≧0」になる
と、ステップS113の処理でNOと判断されてステッ
プS115に進むようになる。
【0068】ECU92は、ステップS115の処理と
して補正量rを「0」にし、続くステップS116の処
理としてフラグFを「0」にセットする。こうして「F
=0」とすることで、次回ステップS112に進んだと
きには同ステップS112でNOと判断され、ステップ
S115以降の処理が実行されることとなる。そして、
上記のように補正量rを「0」に戻すことで、必要なブ
レーキ負圧Pbを確保するために閉じ側に制御されてい
たスロットルバルブ23が元に戻される。
【0069】最後に、本実施形態における負圧制御装置
の動作について図9のグラフを併せ参照して総括する。
この図9は、「成層燃焼」時においてスロットル閉じ制
御を実行したときの吸気圧PM及びブレーキ負圧Pbの
推移を、エアコンディショナ29の駆動時と非駆動時と
で別々に示したものである。
【0070】図中二点鎖線L4,L5で示すように推移
するブレーキ負圧Pbが、一点鎖線L6で示される要求
値Preq よりも大気圧側の値になると、スロットルバル
ブ23の閉じ制御が実行される。エアコンディショナ2
9が駆動されていないときには、スロットルバルブ23
の閉じ制御により、吸気圧PMが波線L8で示すように
低下して要求値Preq に到達する。ブレーキ負圧Pb
は、スロットルバルブ23の閉じ制御開始後、波線L8
で示すように推移する吸気圧PMに近づき、最終的に同
吸気圧PMと一致して推移することとなる。従って、エ
アコンディショナ29が駆動されていないときには、ス
ロットル閉じ制御によってブレーキ負圧Pbが要求値P
req に達してブレーキブースタ50の駆動に必要な値に
なる。
【0071】しかし、エアコンディショナ29が駆動さ
れているときには、スロットル閉じ制御により、吸気圧
PMが実線L7で示すように低下するが、要求値Preq
に達することはない。この状態にあっても、ブレーキ負
圧Pbは、スロットル閉じ制御開始後、実線L7で示す
ように推移する吸気圧PMに近づき、最終敵に同吸気圧
PMと一致して推移することとなる。従って、エアコン
ディショナ29が駆動されているときには、スロットル
閉じ制御が行われてもブレーキ負圧Pbが要求値Preq
に達せず、ブレーキブースタ50を駆動するのに必要な
ブレーキ負圧Pbを確保することができない。
【0072】そこで本実施形態では、ブレーキ負圧Pb
を確保するためのスロットル閉じ制御が行われるとき、
エアコンディショナ29が駆動されているならば同エア
コンディショナ29を強制的に駆動停止する。こうして
エアコンディショナ29を駆動停止することで、スロッ
トル閉じ制御時における吸気圧PMの推移傾向が図9に
実線L7で示す状態から波線L8で示す状態へと変化
し、スロットル閉じ制御によりブレーキ負圧Pbが要求
値Preq に達するようになる。従って、「成層燃焼」時
においても、スロットル閉じ制御に基づきブレーキブー
スタ50を駆動するのに必要なブレーキ負圧Pb(吸気
圧PM)を確保することができるようになる。
【0073】以上詳述した処理が行われる本実施形態に
よれば、以下に示す効果が得られるようになる。 (1)「成層燃焼」中にブレーキブースタ50を駆動す
るのに必要なブレーキ負圧Pbを確保する際には、エア
コンディショナ29が駆動停止された状態でスロットル
閉じ制御が行われる。従って、エアコンディショナ29
の駆動に基づく最終燃料噴射量Qfin の増大がなくな
り、「成層燃焼」中においても上記スロットル閉じ制御
によってブレーキブースタ50の駆動に必要なブレーキ
負圧Pbを確保することができる。また、自動車停止中
のアイドル運転時や自動車が極めて低速で走行している
ときの減速時では、吸気圧PMが比較的高い値になって
「成層燃焼」中において必要なブレーキ負圧Pbを確保
しにくい。しかし、上記エアコンディショナ29の駆動
停止処理を実行することで、上記のような運転状況であ
っても的確に必要なブレーキ負圧Pbを確保することが
できる。
【0074】(2)エアコンディショナ29の稼働率が
低く最終燃料噴射量Qfin (機関負荷)が判断値Q1よ
りも小さいときには、エアコンディショナ29が駆動さ
れていてもスロットル閉じ制御のみによりブレーキブー
スタ50の駆動に必要なブレーキ負圧Pbを確保するこ
とができる。従って、「Qfin <Q1」であるときに
は、「成層燃焼時」時に必要なブレーキ負圧Pbを確保
するためのエアコンディショナ29の駆動停止を行わ
ず、スロットル閉じ制御のみにより上記ブレーキ負圧P
bの確保を行う。そのため、不必要にエアコンディショ
ナ29の駆動停止が行われるのを防止することができ
る。
【0075】(3)外気温が高いときなどエアコンディ
ショナ29の稼働率が高く最終燃料噴射量Qfin (機関
負荷)が判断値Q2よりも大きいときには、エアコンデ
ィショナ29の駆動が必要な状況である旨判断される。
こうした状況での「成層燃焼」時の必要なブレーキ負圧
Pbの確保は、エアコンディショナ29の駆動停止を禁
止した状態で、燃焼方式を「成層燃焼」から「均質燃
焼」へと切り換えることによって行われる。従って、
「成層燃焼」によってエンジン11の燃料消費率を向上
させつつ、必要なときにエアコンディショナ29が駆動
停止されるのを防止し、且つブレーキブースタ50の駆
動に必要なブレーキ負圧Pbを確保することができる。
【0076】なお、本実施形態は、例えば以下のように
変更することもできる。 ・最終燃料噴射量Qfin (機関負荷)が判断値Q2より
も大きいことに基づき、エアコンディショナ29の駆動
が必要な状況であることを判断したが、本発明はこれに
限定されない。即ち、例えば外気温と室内温とをそれぞ
れ測定し、それらの差が大きいときにエアコンディショ
ナ29の駆動が必要な状況であると判断してもよい。
【0077】・エアコンディショナ29の駆動が必要な
状況であるか否か判断するための上記判断値Q2を適宜
変更してもよい。 ・エアコンディショナ29の駆動が必要な状況のとき、
エアコンディショナ29の駆動停止を禁止するととも
に、燃焼方式を「成層燃焼」から「均質燃焼」に切り換
えてブレーキブースタ50の駆動に必要なブレーキ負圧
Pbを確保するようにしたが、こうした処理を必ずしも
行う必要はない。
【0078】・目標スロットル開度算出ルーチンにおい
て、ステップS104(図6)の処理で用いられる判断
値Q1を適宜変更してもよい。 ・エアコンディショナ29を駆動停止させなくても、ス
ロットル閉じ制御のみで必要なブレーキ負圧Pbを得る
ことができる場合、即ち最終燃料噴射量Qfinが上記判
断値Q1よりも小さい場合にはエアコンディショナ29
の駆動停止を行うようにしたが、こうした処理を必ずし
も行う必要はない。例えば、上記ブレーキ負圧Pbの確
保のためのスロットル閉じ制御が行われるときには、必
ずエアコンディショナ29の駆動を停止させるようにし
てもよい。
【0079】・スロットルバルブ23の閉じ制御に基づ
く吸入空気量の減量によって吸気圧PM及びブレーキ負
圧Pbの確保を行ったが、本発明はこれに限定されな
い。即ち、スロットルバルブ23を迂回して吸気通路3
2に接続されるバイパス通路と、そのバイパス通路にお
ける空気流量を調節するアイドルスピードコントロール
バルブとをエンジン11に適用した場合には、そのアイ
ドルスピードコントロールバルブの閉じ制御に基づく吸
入空気量の減量によって上記吸気圧PM及びブレーキ負
圧Pbの確保を行ってもよい。
【0080】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、車載内燃
機関の成層燃焼中にブレーキブースタを駆動するのに必
要なブレーキ負圧を得るために、エアコンディショナの
駆動が停止された状態で同機関の吸入空気量が減量され
ることとなる。すなわち、エアコンディショナの駆動に
基づく燃料噴射量の増量がなくなり、上記吸入空気量の
減量に基づき成層燃焼時においてもブレーキブースタを
駆動するのに必要なブレーキ負圧を確保することができ
る。
【0081】請求項2記載の発明によれば、エアコンデ
ィショナを駆動停止せずとも吸入空気量の減量によって
レーキブースタを駆動するのに必要なブレーキ負圧が得
られるときには、エアコンディショナの駆動停止が行わ
れないため、不必要にエアコンディショナの駆動停止が
行われるのを防止することができる。
【0082】請求項3記載の発明によれば、外気温が高
いときなどエアコンディショナの駆動が必要なときに
は、車載内燃機関の燃焼方式が成層燃焼から均質燃焼に
切り換えられることでブレーキブースタを駆動するため
のブレーキ負圧が確保される。従って、成層燃焼によっ
て車載内燃機関の燃料消費率を向上させつつ、必要なと
きにエアコンディショナの駆動が停止されるのを防止
し、且つブレーキブースタを駆動するためのブレーキ負
圧を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる負圧制御装置が適用されたエン
ジン全体を示す断面図。
【図2】同エンジンにおける吸気及び排気ポートの形状
を示すシリンダヘッドの断面図。
【図3】上記制御装置の電気的構成を示すブロック図。
【図4】最終燃料噴射量算出手順を示すフローチャー
ト。
【図5】目標スロットル開度算出手順を示すフローチャ
ート。
【図6】目標スロットル開度算出手順を示すフローチャ
ート。
【図7】最終燃料噴射量と目標スロットル開度のガード
値との関係を示すグラフ。
【図8】最終燃料噴射量と確保できる吸気圧との関係を
示すフラフ。
【図9】「成層燃焼」時においてスロットル閉じ制御を
実行したときの吸気圧及びブレーキ負圧の推移を、エア
コンディショナの駆動時と非駆動時とで別々に示したグ
ラフ。
【符号の説明】
11…エンジン、14…クランクシャフト、23…スロ
ットルバルブ、24…スロットル用モータ、29…エア
コンディショナ、32…吸気通路、34…スワールコン
トロールバルブ(SCV)、35…スワール用モータ、
36…バキュームセンサ、40…燃料噴射弁、44…ス
ロットルポジションセンサ、49…負圧通路、50…ブ
レーキブースタ、50a…ブースタ圧力センサ、92…
電子制御ユニット(ECU)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/04 F02D 29/04 B 3G301 41/04 335 41/04 335C 41/12 310 41/12 310 41/34 41/34 E 43/00 301 43/00 301J 301K Fターム(参考) 3D041 AC01 AC27 AD05 AD41 AE00 AE05 3D049 BB04 CC02 HH08 HH47 HH48 KK07 RR04 3G065 AA00 AA11 DA05 EA03 GA01 GA29 3G084 AA00 BA05 BA06 BA36 CA03 EA11 FA06 FA11 3G093 AB00 CA04 CB01 DA03 DB07 EA07 EA09 EB00 EC02 FA11 FB02 FB05 3G301 HA01 HA04 HA16 JA14 KA07 KB00 LA03 LA04 LC03 NA08 NE06 PA07A PA07Z PF05A PF05Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成層燃焼を実行可能な車載内燃機関の出力
    軸の回転によって駆動されるエアコンディショナと、 前記内燃機関の吸気系に生じる負圧をブレーキ負圧とし
    て蓄圧し、そのブレーキ負圧によって駆動されるブレー
    キブースタと、 前記内燃機関の吸入空気量を調整する吸気調整手段と、 成層燃焼中に前記ブレーキ負圧が前記ブレーキブースタ
    を作動させるのに必要な値に達していないとき、前記内
    燃機関の吸入空気量を減少させるべく前記吸気調整手段
    を制御する制御手段と、 前記制御手段による前記吸気調整手段の制御が行われる
    とき、前記エアコンディショナの駆動を停止させる停止
    手段と、 を備えることを特徴とする車載内燃機関の負圧制御装
    置。
  2. 【請求項2】前記停止手段は、前記内燃機関の機関負荷
    が前記エアコンディショナを駆動停止せずとも前記制御
    手段による前記吸気調整手段の制御のみで前記ブレーキ
    ブースタを駆動するブレーキ負圧を確保できる値である
    ときには前記デアコンディショナの駆動停止を行わない
    請求項1記載の車載内燃機関の負圧制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の車載内燃機関の負圧
    制御装置において、 前記内燃機関は燃焼方式を成層燃焼と均質燃焼との間で
    切り換えるものであって、前記エアコンディショナの駆
    動が必要な状態であるときに前記停止手段による前記エ
    アコンディショナの駆動停止を禁止する停止禁止手段
    と、前記停止禁止手段によって前記エアコンディショナ
    の駆動停止が禁止されたときに前記内燃機関の燃焼方式
    を成層燃焼から均質燃焼へと切り換える燃焼切換手段と
    を更に備えることを特徴とする車載内燃機関の負圧制御
    装置。
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