JP2000072632A - 乳白又は真珠光沢剤と少なくとも１種の脂肪アルコ―ルを含む組成物 - Google Patents
乳白又は真珠光沢剤と少なくとも１種の脂肪アルコ―ルを含む組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 界面活性剤基剤と乳白及び／又は真珠光沢剤
を含有する組成物にパール効果を付与したりパール効果
を改善すると共に、パール剤の均一性と安定性をもたら
し、良好なコンディショニング性、もつれのほぐれ易
さ、柔軟性及び光沢を組成物に付与する。 【解決手段】界面活性剤基剤と乳白及び／又は真珠光沢
剤を含有する組成物に、２２の炭素原子を含むアルコー
ルを少なくとも５０重量％含有する直鎖状の飽和長鎖脂
肪アルコールもしくは脂肪アルコール混合物を含有せし
める。また、上記脂肪アルコールもしくは脂肪アルコー
ル混合物を懸濁剤又は真珠光沢剤として使用する。
を含有する組成物にパール効果を付与したりパール効果
を改善すると共に、パール剤の均一性と安定性をもたら
し、良好なコンディショニング性、もつれのほぐれ易
さ、柔軟性及び光沢を組成物に付与する。 【解決手段】界面活性剤基剤と乳白及び／又は真珠光沢
剤を含有する組成物に、２２の炭素原子を含むアルコー
ルを少なくとも５０重量％含有する直鎖状の飽和長鎖脂
肪アルコールもしくは脂肪アルコール混合物を含有せし
める。また、上記脂肪アルコールもしくは脂肪アルコー
ル混合物を懸濁剤又は真珠光沢剤として使用する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも１種の
界面活性剤基剤、２２の炭素原子を含むアルコールを少
なくとも５０重量％含有する少なくとも１種の直鎖状の
飽和長鎖脂肪アルコールもしくは脂肪アルコール混合
物、及び少なくとも１種の乳白及び／又は真珠光沢剤を
含有する組成物、真珠光沢剤としてのその用途、化粧品
的に許容可能な媒体中に、少なくとも１種の界面活性剤
基剤、２２の炭素原子を含むアルコールを少なくとも５
０重量％含有する少なくとも１種の直鎖状の飽和長鎖脂
肪アルコールもしくは脂肪アルコール混合物、少なくと
も１種の乳白及び／又は真珠光沢剤及び少なくとも１種
のケラチン物質のコンディショナーを含有する化粧品組
成物に関する。本発明はまた不溶性コンディショナーを
懸濁させる薬剤としての上記組成物の用途にも関する。
界面活性剤基剤、２２の炭素原子を含むアルコールを少
なくとも５０重量％含有する少なくとも１種の直鎖状の
飽和長鎖脂肪アルコールもしくは脂肪アルコール混合
物、及び少なくとも１種の乳白及び／又は真珠光沢剤を
含有する組成物、真珠光沢剤としてのその用途、化粧品
的に許容可能な媒体中に、少なくとも１種の界面活性剤
基剤、２２の炭素原子を含むアルコールを少なくとも５
０重量％含有する少なくとも１種の直鎖状の飽和長鎖脂
肪アルコールもしくは脂肪アルコール混合物、少なくと
も１種の乳白及び／又は真珠光沢剤及び少なくとも１種
のケラチン物質のコンディショナーを含有する化粧品組
成物に関する。本発明はまた不溶性コンディショナーを
懸濁させる薬剤としての上記組成物の用途にも関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】大気中
の成分の作用あるいは染毛、ブリーチ及び／又はパーマ
ネントウェーブ処理のような化学的もしくは機械的処理
により敏感化させられた(ダメージを受け及び／又は脆
くなった)毛髪はもつれをほぐすのが難しくスタイリン
グし難いことがよくあり、ソフト感に欠けることがよく
知られている。
の成分の作用あるいは染毛、ブリーチ及び／又はパーマ
ネントウェーブ処理のような化学的もしくは機械的処理
により敏感化させられた(ダメージを受け及び／又は脆
くなった)毛髪はもつれをほぐすのが難しくスタイリン
グし難いことがよくあり、ソフト感に欠けることがよく
知られている。
【０００３】毛髪のもつれのほぐれを容易にし毛髪をソ
フトで光沢があり柔軟なものにするために、毛髪等のケ
ラチン繊維を洗浄しあるいは手入れするための組成物中
にコンディショナー、特に不溶性コンディショナーを使
用することが既に推奨されている。例えばシリコーン類
又は油類のようなある種のコンディショナーが不溶性で
あると、組成物の粘度もしくは洗浄あるいは泡立ち特性
を低減することなく、コンディショナーを媒体中に均一
に分散させつづけることが探求されている。また、シリ
コーン類は、ソフト感、光沢及びもつれのほぐれ易さの
性質を塗布後にケラチン繊維に付与するように処理され
えるケラチン繊維上に送達されなければならない。
フトで光沢があり柔軟なものにするために、毛髪等のケ
ラチン繊維を洗浄しあるいは手入れするための組成物中
にコンディショナー、特に不溶性コンディショナーを使
用することが既に推奨されている。例えばシリコーン類
又は油類のようなある種のコンディショナーが不溶性で
あると、組成物の粘度もしくは洗浄あるいは泡立ち特性
を低減することなく、コンディショナーを媒体中に均一
に分散させつづけることが探求されている。また、シリ
コーン類は、ソフト感、光沢及びもつれのほぐれ易さの
性質を塗布後にケラチン繊維に付与するように処理され
えるケラチン繊維上に送達されなければならない。
【０００４】真珠光沢がありキラキラとしたもしくは金
属的外観又は効果を有する製品、特に化粧品が、その美
的アピールとそれが製品に与える高級な外観を付与する
ことから消費者に広く好まれていることもまた知られて
いる。この効果をもたらす薬剤は組成物に分散して残り
光を反射する結晶を一般に具備するパール剤である。
「パール剤」とは、真珠光沢がありキラキラとしたもし
くは金属的外観又は効果をつくりだす薬剤を意味する。
属的外観又は効果を有する製品、特に化粧品が、その美
的アピールとそれが製品に与える高級な外観を付与する
ことから消費者に広く好まれていることもまた知られて
いる。この効果をもたらす薬剤は組成物に分散して残り
光を反射する結晶を一般に具備するパール剤である。
「パール剤」とは、真珠光沢がありキラキラとしたもし
くは金属的外観又は効果をつくりだす薬剤を意味する。
【０００５】これは解決が困難な課題であるので、不溶
性コンディショナーを効果的に懸濁状態に維持するため
の手段は現在はほとんど利用できない。このために、キ
サンタンガムのような多糖類あるいは長鎖エステル誘導
体を使用することが既に提案されている。しかし、長鎖
エステル誘導体は、時間が経つと組成物の粘度に変化を
もたらす結晶化の問題を呈する。ゲル化剤も欠点を有し
ている。すなわち、キサンタンガムを含む洗浄組成物で
は泡を生じさせることが難しい(発泡開始が劣る)一方、
組成物が滑らかなテクスチャーを有さず、塊状に流れ落
ち、これは使用者の好ましい評価を得られない。
性コンディショナーを効果的に懸濁状態に維持するため
の手段は現在はほとんど利用できない。このために、キ
サンタンガムのような多糖類あるいは長鎖エステル誘導
体を使用することが既に提案されている。しかし、長鎖
エステル誘導体は、時間が経つと組成物の粘度に変化を
もたらす結晶化の問題を呈する。ゲル化剤も欠点を有し
ている。すなわち、キサンタンガムを含む洗浄組成物で
は泡を生じさせることが難しい(発泡開始が劣る)一方、
組成物が滑らかなテクスチャーを有さず、塊状に流れ落
ち、これは使用者の好ましい評価を得られない。
【０００６】特許出願ＥＰ４５７６８８及びＷＯ９８／
０３１５５に開示されたようなもののような長鎖エーテ
ルもしくはチオエーテル誘導体もまた知られている。し
かし、これらの薬剤は組成物に何らパール効果を付与し
ないか不十分なパール効果しか付与しないで組成物を乳
白化する。増粘剤及び／又は他の真珠光沢剤を添加する
ことによりパール効果を改善する試みが既になされてい
るが、この場合は、粘度が高すぎるか、及び／又は組成
物がもはや安定ではない。
０３１５５に開示されたようなもののような長鎖エーテ
ルもしくはチオエーテル誘導体もまた知られている。し
かし、これらの薬剤は組成物に何らパール効果を付与し
ないか不十分なパール効果しか付与しないで組成物を乳
白化する。増粘剤及び／又は他の真珠光沢剤を添加する
ことによりパール効果を改善する試みが既になされてい
るが、この場合は、粘度が高すぎるか、及び／又は組成
物がもはや安定ではない。
【０００７】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
出願人は、２２の炭素原子を含むアルコールを少なくと
も５０重量％含有する少なくとも１種の直鎖状の飽和長
鎖脂肪アルコールもしくは脂肪アルコール混合物を使用
すると、少なくとも１種の界面活性剤基剤と少なくとも
１種の乳白及び／又は真珠光沢剤を含有する組成物にパ
ール効果を付与し、及び／又はパール効果を改善すると
いうことを発見し、これが本発明の主題を構成する。
出願人は、２２の炭素原子を含むアルコールを少なくと
も５０重量％含有する少なくとも１種の直鎖状の飽和長
鎖脂肪アルコールもしくは脂肪アルコール混合物を使用
すると、少なくとも１種の界面活性剤基剤と少なくとも
１種の乳白及び／又は真珠光沢剤を含有する組成物にパ
ール効果を付与し、及び／又はパール効果を改善すると
いうことを発見し、これが本発明の主題を構成する。
【０００８】しかして、本発明の主題は、少なくとも１
種の界面活性剤基剤、２２の炭素原子を含むアルコール
を少なくとも５０重量％含有する少なくとも１種の直鎖
状の飽和長鎖脂肪アルコールもしくは脂肪アルコール混
合物、及び少なくとも１種の乳白及び／又は真珠光沢剤
を含有する組成物である。本発明に係る組成物は、乳白
及び／又は真珠光沢剤で得られるパール効果よりも良好
なパール効果を付与するために、化粧品組成物のための
真珠光沢基剤として使用することができる。
種の界面活性剤基剤、２２の炭素原子を含むアルコール
を少なくとも５０重量％含有する少なくとも１種の直鎖
状の飽和長鎖脂肪アルコールもしくは脂肪アルコール混
合物、及び少なくとも１種の乳白及び／又は真珠光沢剤
を含有する組成物である。本発明に係る組成物は、乳白
及び／又は真珠光沢剤で得られるパール効果よりも良好
なパール効果を付与するために、化粧品組成物のための
真珠光沢基剤として使用することができる。
【０００９】本発明の他の主題は、２２の炭素原子を含
むアルコールを少なくとも５０重量％含有する直鎖状の
飽和長鎖脂肪アルコールもしくは脂肪アルコール混合物
と乳白剤の真珠光沢基剤としての用途である。本組成物
はパール剤の非常に良好な均一性と良好な安定性、並び
に組成物をケラチン繊維に塗布するために好適な粘度を
示す。本発明の他の主題は、以下の明細書と実施例を読
むと更に明らかになるであろう。
むアルコールを少なくとも５０重量％含有する直鎖状の
飽和長鎖脂肪アルコールもしくは脂肪アルコール混合物
と乳白剤の真珠光沢基剤としての用途である。本組成物
はパール剤の非常に良好な均一性と良好な安定性、並び
に組成物をケラチン繊維に塗布するために好適な粘度を
示す。本発明の他の主題は、以下の明細書と実施例を読
むと更に明らかになるであろう。
【００１０】２２の炭素原子を含むアルコールを少なく
とも５０重量％含有する直鎖状の飽和長鎖脂肪アルコー
ルもしくは脂肪アルコール混合物は、より詳細にはＣ２
２アルコールを混合物の全重量に対して少なくとも７０
重量％含有する。一般に、直鎖状の飽和長鎖脂肪アルコ
ールの混合物はＣ１６〜Ｃ２４の脂肪アルコールを含
む。Ｃ１６とＣ２４脂肪アルコールはそれぞれ混合物の
全重量に対して２重量％未満であり、Ｃ１８鎖は１０重
量％未満である。
とも５０重量％含有する直鎖状の飽和長鎖脂肪アルコー
ルもしくは脂肪アルコール混合物は、より詳細にはＣ２
２アルコールを混合物の全重量に対して少なくとも７０
重量％含有する。一般に、直鎖状の飽和長鎖脂肪アルコ
ールの混合物はＣ１６〜Ｃ２４の脂肪アルコールを含
む。Ｃ１６とＣ２４脂肪アルコールはそれぞれ混合物の
全重量に対して２重量％未満であり、Ｃ１８鎖は１０重
量％未満である。
【００１１】このような脂肪アルコールは、特にコンデ
ィア(Condea)社によりナフォール(Nafol)１８２２Ｃの
名称で販売されている製品であり、これは約０．５％の
Ｃ１６、４〜６％のＣ１８、１５〜１９％のＣ２０、７
４〜７８％のＣ２２及び約１．５％のＣ２４を含み、あ
るいはコンディア社によりナフォール２２９８の名称で
販売されている製品であって、これは９８％のＣ２２ア
ルコールを含む。
ィア(Condea)社によりナフォール(Nafol)１８２２Ｃの
名称で販売されている製品であり、これは約０．５％の
Ｃ１６、４〜６％のＣ１８、１５〜１９％のＣ２０、７
４〜７８％のＣ２２及び約１．５％のＣ２４を含み、あ
るいはコンディア社によりナフォール２２９８の名称で
販売されている製品であって、これは９８％のＣ２２ア
ルコールを含む。
【００１２】本発明において使用することができる乳白
及び／又は真珠光沢剤は、次のものから選択することが
できる。 Ａ) 約３０℃以下の温度で固体である脂肪ジアルキル
エーテル類であって、例えば次の式(Ｉ)： Ｒ−Ｏ−Ｒ’ (Ｉ) (上式中、ＲとＲ’は、同一でも異なっていてもよく、
１２〜３０の炭素原子、好ましくは１４〜２４の炭素原
子を含む飽和もしくは不飽和の直鎖もしくは分枝状アル
キル基を示し、ＲとＲ’は、式(Ｉ)の化合物が約３０℃
以下の温度で固体であるように選ばれる)のジアルキル
エーテル類である。より詳細には、ＲとＲ'は同一であ
る。
及び／又は真珠光沢剤は、次のものから選択することが
できる。 Ａ) 約３０℃以下の温度で固体である脂肪ジアルキル
エーテル類であって、例えば次の式(Ｉ)： Ｒ−Ｏ−Ｒ’ (Ｉ) (上式中、ＲとＲ’は、同一でも異なっていてもよく、
１２〜３０の炭素原子、好ましくは１４〜２４の炭素原
子を含む飽和もしくは不飽和の直鎖もしくは分枝状アル
キル基を示し、ＲとＲ’は、式(Ｉ)の化合物が約３０℃
以下の温度で固体であるように選ばれる)のジアルキル
エーテル類である。より詳細には、ＲとＲ'は同一であ
る。
【００１３】好ましくは、ＲとＲ’はステアリル基を示
す。本発明において使用可能なジアルキルエーテル類は
不溶性である。これらの化合物は特許出願ＤＥ４１２７
２３０に記載された方法に従って調製することができ
る。本発明において使用することができるジステアリル
エーテルは、ヘンケル社によりキュティナ(Cutina)ＫＥ
３１７８の名称で特に市販されている。
す。本発明において使用可能なジアルキルエーテル類は
不溶性である。これらの化合物は特許出願ＤＥ４１２７
２３０に記載された方法に従って調製することができ
る。本発明において使用することができるジステアリル
エーテルは、ヘンケル社によりキュティナ(Cutina)ＫＥ
３１７８の名称で特に市販されている。
【００１４】Ｂ) 式(ＩＩ)： Ｒ１−Ｘ−[Ｃ２Ｈ３(ＯＨ)]−ＣＨ２−Ｙ−Ｒ２ (ＩＩ) (上式中、Ｒ１とＲ２は、互いに独立して直鎖状のＣ
１２〜Ｃ２４アルキル基を表し；Ｘは、酸素原子、硫黄
原子又はスルホキシドもしくはメチレン基を表し；Ｙ
は、酸素原子、硫黄原子又はスルホキシドもしくはメチ
レン基を表し；Ｙがメチレン基の場合、Ｒ１基とＲ２基
中に存在する炭素原子の数の合計は２４〜４４、好まし
くは２８〜４０の範囲の値を有し、Ｙがメチレン基では
ない場合、Ｒ１基とＲ２基中に存在する炭素原子の数の
合計は２４〜４４、好ましくは２８〜４０の範囲の値を
有し、Ｘ又はＹがスルホキシドである場合、Ｘ又はＹは
硫黄原子ではない)に相当する一又は二のエーテル及び
／又はチオエーテル又はスルホキシド基を含み、２７〜
４８の炭素原子を含むアルコール類。
１２〜Ｃ２４アルキル基を表し；Ｘは、酸素原子、硫黄
原子又はスルホキシドもしくはメチレン基を表し；Ｙ
は、酸素原子、硫黄原子又はスルホキシドもしくはメチ
レン基を表し；Ｙがメチレン基の場合、Ｒ１基とＲ２基
中に存在する炭素原子の数の合計は２４〜４４、好まし
くは２８〜４０の範囲の値を有し、Ｙがメチレン基では
ない場合、Ｒ１基とＲ２基中に存在する炭素原子の数の
合計は２４〜４４、好ましくは２８〜４０の範囲の値を
有し、Ｘ又はＹがスルホキシドである場合、Ｘ又はＹは
硫黄原子ではない)に相当する一又は二のエーテル及び
／又はチオエーテル又はスルホキシド基を含み、２７〜
４８の炭素原子を含むアルコール類。
【００１５】本発明において好適に使用される式(ＩＩ)
の化合物は、Ｘが酸素、Ｙがメチレン、Ｒ１とＲ２が１
２〜２２の炭素原子を有する基を表すものである。これ
らの化合物は特許ＥＰ４５７６８８に従って調製するこ
とができる。本発明において、２２の炭素原子を含むア
ルコールを少なくとも５０重量％含有する直鎖状の飽和
長鎖脂肪アルコールは、最終組成物の全重量に対して
０．５重量％〜１５重量％、好ましくは０．５重量％〜
５重量％、さらに好ましくは０．５重量％〜３重量％を
占めることができる。
の化合物は、Ｘが酸素、Ｙがメチレン、Ｒ１とＲ２が１
２〜２２の炭素原子を有する基を表すものである。これ
らの化合物は特許ＥＰ４５７６８８に従って調製するこ
とができる。本発明において、２２の炭素原子を含むア
ルコールを少なくとも５０重量％含有する直鎖状の飽和
長鎖脂肪アルコールは、最終組成物の全重量に対して
０．５重量％〜１５重量％、好ましくは０．５重量％〜
５重量％、さらに好ましくは０．５重量％〜３重量％を
占めることができる。
【００１６】本発明において、乳白及び／又は真珠光沢
剤は、最終組成物の全重量に対して０．５重量％〜１５
重量％、好ましくは０．５重量％〜５重量％、さらに好
ましくは１重量％〜３重量％を占めることができる。乳
白剤／Ｃ２２脂肪アルコール比は一般に０．２と８の
間、好ましくは０．３と５の間である。
剤は、最終組成物の全重量に対して０．５重量％〜１５
重量％、好ましくは０．５重量％〜５重量％、さらに好
ましくは１重量％〜３重量％を占めることができる。乳
白剤／Ｃ２２脂肪アルコール比は一般に０．２と８の
間、好ましくは０．３と５の間である。
【００１７】本発明の好適な一変形例においては、化粧
品組成物は、ケラチン物質のためのコンディショナーを
含むことができる。しかして、本発明の他の主題は、化
粧品的に許容可能な媒体中に、界面活性剤基剤、少なく
とも１種のコンディショナー、２２の炭素原子を含むア
ルコールを少なくとも５０重量％含有する少なくとも１
種の直鎖状の飽和長鎖脂肪アルコールもしくは脂肪アル
コール混合物、及び少なくとも１種の乳白及び／又は真
珠光沢剤を含有する新規化粧品組成物、特に発泡コンデ
ィショニング・洗浄組成物である。
品組成物は、ケラチン物質のためのコンディショナーを
含むことができる。しかして、本発明の他の主題は、化
粧品的に許容可能な媒体中に、界面活性剤基剤、少なく
とも１種のコンディショナー、２２の炭素原子を含むア
ルコールを少なくとも５０重量％含有する少なくとも１
種の直鎖状の飽和長鎖脂肪アルコールもしくは脂肪アル
コール混合物、及び少なくとも１種の乳白及び／又は真
珠光沢剤を含有する新規化粧品組成物、特に発泡コンデ
ィショニング・洗浄組成物である。
【００１８】このようにして調製された組成物はまた良
好な洗浄性と泡立ち性を有し、ケラチン繊維、特に毛髪
及び／又は皮膚を非常にソフトに感じさせる。本組成物
を毛髪に塗布した場合、その洗浄特性に加えて、これら
の組成物は毛髪コンディショニング性も有する。すなわ
ち、処理した毛髪が滑らかで容易にほぐれソフトに感じ
る。毛髪はナチュラルにみえ、べとつかない。コンディ
ショニング剤を含む本発明に係る組成物は安定である。
特に、時間が経ってもコンディショナー又は増粘剤がむ
やみに組成物から放出されることはない。最後に、本組
成物は非粘着性で柔らかなテクスチャーを有する。泡は
かろやかで容易に洗い流される。
好な洗浄性と泡立ち性を有し、ケラチン繊維、特に毛髪
及び／又は皮膚を非常にソフトに感じさせる。本組成物
を毛髪に塗布した場合、その洗浄特性に加えて、これら
の組成物は毛髪コンディショニング性も有する。すなわ
ち、処理した毛髪が滑らかで容易にほぐれソフトに感じ
る。毛髪はナチュラルにみえ、べとつかない。コンディ
ショニング剤を含む本発明に係る組成物は安定である。
特に、時間が経ってもコンディショナー又は増粘剤がむ
やみに組成物から放出されることはない。最後に、本組
成物は非粘着性で柔らかなテクスチャーを有する。泡は
かろやかで容易に洗い流される。
【００１９】本発明の他の主題はこのような組成物を使
用する洗浄・コンディショニング方法からなる。本発明
の他の主題は、化粧品的に許容可能な水性媒体中に界面
活性剤基剤を含む化粧品組成物、特に発泡コンディショ
ニング・洗浄組成物において不溶性コンディショナーを
懸濁させるための薬剤として、２２の炭素原子を含むア
ルコールを少なくとも５０重量％含有する少なくとも１
種の直鎖状の飽和長鎖脂肪アルコールもしくは脂肪アル
コール混合物、及び少なくとも１種の乳白及び／又は真
珠光沢剤を使用することであって、すなわち化粧品的に
許容可能な水性媒体中に界面活性剤基剤を含む発泡コン
ディショニング洗浄組成物等の化粧品組成物において不
溶性コンディショナーを懸濁させるための薬剤であっ
て、２２の炭素原子を含むアルコールを少なくとも５０
重量％を含有する少なくとも１種の直鎖状の飽和長鎖脂
肪アルコールもしくは脂肪アルコールの混合物と少なく
とも１種の乳白又は真珠光沢剤からなる懸濁剤である。
用する洗浄・コンディショニング方法からなる。本発明
の他の主題は、化粧品的に許容可能な水性媒体中に界面
活性剤基剤を含む化粧品組成物、特に発泡コンディショ
ニング・洗浄組成物において不溶性コンディショナーを
懸濁させるための薬剤として、２２の炭素原子を含むア
ルコールを少なくとも５０重量％含有する少なくとも１
種の直鎖状の飽和長鎖脂肪アルコールもしくは脂肪アル
コール混合物、及び少なくとも１種の乳白及び／又は真
珠光沢剤を使用することであって、すなわち化粧品的に
許容可能な水性媒体中に界面活性剤基剤を含む発泡コン
ディショニング洗浄組成物等の化粧品組成物において不
溶性コンディショナーを懸濁させるための薬剤であっ
て、２２の炭素原子を含むアルコールを少なくとも５０
重量％を含有する少なくとも１種の直鎖状の飽和長鎖脂
肪アルコールもしくは脂肪アルコールの混合物と少なく
とも１種の乳白又は真珠光沢剤からなる懸濁剤である。
【００２０】組成物が少なくとも１種のコンディショナ
ーを含む場合、これらのコンディショナーは、ポリ-α-
オレフィン類、フルオロ油類、フルオロロウ類、フルオ
ロガム類、カルボン酸エステル類、カチオン性ポリマー
類、シリコーン類、鉱物性、植物性もしくは動物性油
類、セラミド類及び擬似セラミド類及びその混合物から
一般に選択される。
ーを含む場合、これらのコンディショナーは、ポリ-α-
オレフィン類、フルオロ油類、フルオロロウ類、フルオ
ロガム類、カルボン酸エステル類、カチオン性ポリマー
類、シリコーン類、鉱物性、植物性もしくは動物性油
類、セラミド類及び擬似セラミド類及びその混合物から
一般に選択される。
【００２１】化粧品的に許容可能な媒体は、好ましくは
水か、水と化粧品的又は皮膚科学的に許容可能な溶媒、
例えばモノアルコール類、ポリアルコール類、グリコー
ルエーテル類又は脂肪酸エステル類の混合物からなり、
これらは単独であるいは混合物として使用することがで
きる。特に、エタノール又はイソプロパノールのような
低級アルコール類、ジエチレングリコール、グリセロー
ル又はソルビトールのようなポリアルコール類、グリコ
ールエーテル類及びグリコール又はジエチレングリコー
ルのアルキルエーテルを挙げることができる。
水か、水と化粧品的又は皮膚科学的に許容可能な溶媒、
例えばモノアルコール類、ポリアルコール類、グリコー
ルエーテル類又は脂肪酸エステル類の混合物からなり、
これらは単独であるいは混合物として使用することがで
きる。特に、エタノール又はイソプロパノールのような
低級アルコール類、ジエチレングリコール、グリセロー
ル又はソルビトールのようなポリアルコール類、グリコ
ールエーテル類及びグリコール又はジエチレングリコー
ルのアルキルエーテルを挙げることができる。
【００２２】本発明の組成物は、金属イオン封鎖剤、柔
軟剤、発泡修正剤、染料、他の真珠光沢剤、水和剤、抗
フケ又は抗脂漏剤、他の懸濁剤、直鎖状又は分枝状のＣ
１６-Ｃ４０鎖を有する脂肪酸類、ヒドロキシ酸類、電
解質、増粘剤、脂肪酸エステル類、脂肪酸のグリセリル
エステル類、界面活性剤、香料、防腐剤、サンスクリー
ン剤、タンパク質類、ビタミン類、ポリマー類及び化粧
品において一般的に使用されるその他の添加剤を更に含
有することができる。
軟剤、発泡修正剤、染料、他の真珠光沢剤、水和剤、抗
フケ又は抗脂漏剤、他の懸濁剤、直鎖状又は分枝状のＣ
１６-Ｃ４０鎖を有する脂肪酸類、ヒドロキシ酸類、電
解質、増粘剤、脂肪酸エステル類、脂肪酸のグリセリル
エステル類、界面活性剤、香料、防腐剤、サンスクリー
ン剤、タンパク質類、ビタミン類、ポリマー類及び化粧
品において一般的に使用されるその他の添加剤を更に含
有することができる。
【００２３】これらの添加剤は、本発明に係る組成物中
に組成物の全重量に０〜４０重量％の範囲の割合で存在
する。各添加剤の厳密な量はその性質に依存し、当業者
であれば容易に決定することができる。もちろん、当業
者であれば、本発明に係る組成物に固有に備わる有利な
特性が考慮される添加により悪影響を受けないか、実質
的に受けないように留意して、本発明に係る組成物に添
加される任意の化合物を選択するであろう。
に組成物の全重量に０〜４０重量％の範囲の割合で存在
する。各添加剤の厳密な量はその性質に依存し、当業者
であれば容易に決定することができる。もちろん、当業
者であれば、本発明に係る組成物に固有に備わる有利な
特性が考慮される添加により悪影響を受けないか、実質
的に受けないように留意して、本発明に係る組成物に添
加される任意の化合物を選択するであろう。
【００２４】本発明に係る組成物は、ゲル、ミルク、ク
リーム、多かれ少なかれ増粘したローション又はフォー
ムの形態とすることができる。本発明に係る組成物は、
毛髪、皮膚、睫毛、眉毛、爪、唇又は頭皮のようなケラ
チン物質、特に毛髪を処理するために使用することがで
きる。
リーム、多かれ少なかれ増粘したローション又はフォー
ムの形態とすることができる。本発明に係る組成物は、
毛髪、皮膚、睫毛、眉毛、爪、唇又は頭皮のようなケラ
チン物質、特に毛髪を処理するために使用することがで
きる。
【００２５】また、本組成物は、ケラチン物質、例えば
毛髪及び皮膚を洗浄しクレンジングするために使用する
ことができる。本発明に係る組成物は、特に毛髪のよう
なケラチン物質の洗浄、手入れ、コンディショニングも
しくはヘアースタイル維持あるいはヘアーセット(シェ
ーピング)のための製品として一般に使用される。本発
明の組成物は、より特定的には、シャンプー、洗い流す
又は洗い流さないコンディショナー、パーマネントウェ
ーブ、ストレート化、染色又はブリーチ処理用組成物の
形態、あるいは毛髪の染色、ブリーチ処理、パーマネン
トウェーブ処理又はストレート化の前後、あるいはパー
マネントウェーブ処理もしくはヘアーストレート化処理
の２つの工程の間に適用される組成物の形態とすること
ができる。好ましくは、本組成物は、毛髪及び／又は皮
膚の洗浄及び発泡組成物である。
毛髪及び皮膚を洗浄しクレンジングするために使用する
ことができる。本発明に係る組成物は、特に毛髪のよう
なケラチン物質の洗浄、手入れ、コンディショニングも
しくはヘアースタイル維持あるいはヘアーセット(シェ
ーピング)のための製品として一般に使用される。本発
明の組成物は、より特定的には、シャンプー、洗い流す
又は洗い流さないコンディショナー、パーマネントウェ
ーブ、ストレート化、染色又はブリーチ処理用組成物の
形態、あるいは毛髪の染色、ブリーチ処理、パーマネン
トウェーブ処理又はストレート化の前後、あるいはパー
マネントウェーブ処理もしくはヘアーストレート化処理
の２つの工程の間に適用される組成物の形態とすること
ができる。好ましくは、本組成物は、毛髪及び／又は皮
膚の洗浄及び発泡組成物である。
【００２６】特に、本発明に係る組成物は、シャンプ
ー、シャワージェル及びバブルバスのような発泡洗浄組
成物である。本発明のこの実施形態においては、組成物
は、一般に水性である洗浄界面活性剤基剤を含有する。
洗浄基剤を構成する界面活性剤は、アニオン性、両性、
非イオン性、双性イオン性及びカチオン性界面活性剤か
ら、単独あるいは混合物として、わけ隔てなく選択する
ことができる。
ー、シャワージェル及びバブルバスのような発泡洗浄組
成物である。本発明のこの実施形態においては、組成物
は、一般に水性である洗浄界面活性剤基剤を含有する。
洗浄基剤を構成する界面活性剤は、アニオン性、両性、
非イオン性、双性イオン性及びカチオン性界面活性剤か
ら、単独あるいは混合物として、わけ隔てなく選択する
ことができる。
【００２７】洗浄基剤の最小量は、満足できる発泡及び
／又は洗浄力を最終組成物に付与するのに丁度十分な量
である。従って、本発明において、洗浄基剤は、最終組
成物の全重量に対して４重量％〜３０重量％、好ましく
は６重量％〜２５重量％、更に好ましくは８重量％〜２
０重量％を占めることができる。
／又は洗浄力を最終組成物に付与するのに丁度十分な量
である。従って、本発明において、洗浄基剤は、最終組
成物の全重量に対して４重量％〜３０重量％、好ましく
は６重量％〜２５重量％、更に好ましくは８重量％〜２
０重量％を占めることができる。
【００２８】本発明を実施するために好適である界面活
性剤は特に次のものである。 (i)アニオン界面活性剤(類)：本発明の範囲内におい
て、これらの性質は、実際にはあまり重要な特徴ではな
い。しかして、本発明において、単独で又は混合物とし
て使用可能なアニオン界面活性剤の例として、特に(非
限定的列挙)、次の化合物：アルキルスルファート類、
アルキルエーテルスルファート類、アルキルアミドエー
テルスルファート類、アルキルアリールポリエーテルス
ルファート類又はモノグリセリドスルファート類；アル
キルスルホナート類、アルキルホスファート類、アルキ
ルアミドスルホナート類、アルキルアリールスルホナー
ト類、α-オレフィンスルホナート類又はパラフィンス
ルホナート類；アルキルスルホスクシナート類、アルキ
ルエーテルスルホスクシナート類又はアルキルアミドス
ルホスクシナート類；アルキルスルホスクシナマート
類；アルキルスルホアセタート類；アルキルエーテルホ
スファート類；アシルサルコシナート類；アシルイセチ
オナート類及びＮ-アシルタウラート類で；これら全て
の種々の化合物のアルキル又はアシル基は、好ましくは
８〜２４の炭素原子を有し、アリール基は、好ましくは
フェニル又はベンジル基であるもの、の塩類(特にアル
カリ金属塩、中でもナトリウム塩、アンモニウム塩、ア
ミン塩、アミノアルコール塩、又はマグネシウム塩)を
挙げることができる。また、使用可能なアニオン性界面
活性剤として、脂肪酸塩、例えば、オレイン酸、リシノ
レイン酸、パルミチン酸及びステアリン酸、ヤシ油酸又
は水素化ヤシ油酸の塩；又はアシル基が８〜２０の炭素
原子を有するアシルラクチラート類を挙げることができ
る。さらに、弱いアニオン性界面活性剤、例えば、アル
キル-Ｄ-ガラクトシド-ウロン酸及びそれらの塩、及び
ポリオキシアルキレン化(Ｃ ６-Ｃ２４)カルボン酸アル
キルエーテル、ポリオキシアルキレン化(Ｃ６-Ｃ２４)
カルボン酸アルキルアリールエーテル、ポリオキシアル
キレン化(Ｃ６-Ｃ２４)カルボン酸アルキルアミドエー
テル及びそれらの塩、特に２〜５０のエチレンオキシド
基を含有するもの、及びそれらの混合物を使用すること
もできる。本発明において好ましく使用されるアニオン
性界面活性剤はアルキルスルファート及びアルキルエー
テルスルファートの塩及びそれらの混合物である。
性剤は特に次のものである。 (i)アニオン界面活性剤(類)：本発明の範囲内におい
て、これらの性質は、実際にはあまり重要な特徴ではな
い。しかして、本発明において、単独で又は混合物とし
て使用可能なアニオン界面活性剤の例として、特に(非
限定的列挙)、次の化合物：アルキルスルファート類、
アルキルエーテルスルファート類、アルキルアミドエー
テルスルファート類、アルキルアリールポリエーテルス
ルファート類又はモノグリセリドスルファート類；アル
キルスルホナート類、アルキルホスファート類、アルキ
ルアミドスルホナート類、アルキルアリールスルホナー
ト類、α-オレフィンスルホナート類又はパラフィンス
ルホナート類；アルキルスルホスクシナート類、アルキ
ルエーテルスルホスクシナート類又はアルキルアミドス
ルホスクシナート類；アルキルスルホスクシナマート
類；アルキルスルホアセタート類；アルキルエーテルホ
スファート類；アシルサルコシナート類；アシルイセチ
オナート類及びＮ-アシルタウラート類で；これら全て
の種々の化合物のアルキル又はアシル基は、好ましくは
８〜２４の炭素原子を有し、アリール基は、好ましくは
フェニル又はベンジル基であるもの、の塩類(特にアル
カリ金属塩、中でもナトリウム塩、アンモニウム塩、ア
ミン塩、アミノアルコール塩、又はマグネシウム塩)を
挙げることができる。また、使用可能なアニオン性界面
活性剤として、脂肪酸塩、例えば、オレイン酸、リシノ
レイン酸、パルミチン酸及びステアリン酸、ヤシ油酸又
は水素化ヤシ油酸の塩；又はアシル基が８〜２０の炭素
原子を有するアシルラクチラート類を挙げることができ
る。さらに、弱いアニオン性界面活性剤、例えば、アル
キル-Ｄ-ガラクトシド-ウロン酸及びそれらの塩、及び
ポリオキシアルキレン化(Ｃ ６-Ｃ２４)カルボン酸アル
キルエーテル、ポリオキシアルキレン化(Ｃ６-Ｃ２４)
カルボン酸アルキルアリールエーテル、ポリオキシアル
キレン化(Ｃ６-Ｃ２４)カルボン酸アルキルアミドエー
テル及びそれらの塩、特に２〜５０のエチレンオキシド
基を含有するもの、及びそれらの混合物を使用すること
もできる。本発明において好ましく使用されるアニオン
性界面活性剤はアルキルスルファート及びアルキルエー
テルスルファートの塩及びそれらの混合物である。
【００２９】(ii)非イオン性界面活性剤(類)：非イオン
性界面活性剤もまた、それ自体はよく知られた化合物で
あり(これについては、ブラッキー・アンド・サン(グラ
スゴーとロンドン)により刊行されたエム・アール・ポ
ーターの「界面活性剤ハンドブック」，１９９１，１１
６−１７８頁を参照されたい)、本発明において、その
性質は臨界的な特徴ではない。従って、これらは、特に
(非限定的列挙)、ポリエトキシル化、ポリプロポキシル
化もしくはポリグリセロール化脂肪酸類、アルキルフェ
ノール類、α−ジオール類又は例えば８〜１８の炭素原
子を含む脂肪鎖を有するアルコール類から選択すること
ができ、エチレンオキシド又はプロピレンオキシド基の
数は特に２〜５０の範囲、グリセロール基の数は特に２
から３０の範囲とすることが可能である。また、エチレ
ンオキシドとプロピレンオキシドのコポリマー類、エチ
レンオキシドとプロピレンオキシドの脂肪アルコール類
との縮合物；好ましくは２〜３０モルのエチレンオキシ
ドを有するポリエトキシル化脂肪アミド類、平均１〜
５、特に１．５〜４のグリセロール基を含むポリグリセ
ロール化脂肪アミド類；好ましくは２〜３０モルのエチ
レンオキシドを有するポリエトキシル化脂肪アミン類；
２〜３０モルのエチレンオキシドを有するソルビタンの
オキシエチレン化脂肪酸エステル類；スクロースの脂肪
酸エステル類、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステ
ル類、アルキルポリグリコシド類、Ｎ-アルキルグルカ
ミン誘導体、例えば(Ｃ１０−Ｃ１４)アルキルアミンオ
キシド類又はＮ-アシルアミノプロピルモルホリンオキ
シド類のようなアミンオキシド類を挙げることができ
る。アルキルポリグルコシド類は、本発明において特に
好適な非イオン性界面活性剤を構成することに留意され
たい。
性界面活性剤もまた、それ自体はよく知られた化合物で
あり(これについては、ブラッキー・アンド・サン(グラ
スゴーとロンドン)により刊行されたエム・アール・ポ
ーターの「界面活性剤ハンドブック」，１９９１，１１
６−１７８頁を参照されたい)、本発明において、その
性質は臨界的な特徴ではない。従って、これらは、特に
(非限定的列挙)、ポリエトキシル化、ポリプロポキシル
化もしくはポリグリセロール化脂肪酸類、アルキルフェ
ノール類、α−ジオール類又は例えば８〜１８の炭素原
子を含む脂肪鎖を有するアルコール類から選択すること
ができ、エチレンオキシド又はプロピレンオキシド基の
数は特に２〜５０の範囲、グリセロール基の数は特に２
から３０の範囲とすることが可能である。また、エチレ
ンオキシドとプロピレンオキシドのコポリマー類、エチ
レンオキシドとプロピレンオキシドの脂肪アルコール類
との縮合物；好ましくは２〜３０モルのエチレンオキシ
ドを有するポリエトキシル化脂肪アミド類、平均１〜
５、特に１．５〜４のグリセロール基を含むポリグリセ
ロール化脂肪アミド類；好ましくは２〜３０モルのエチ
レンオキシドを有するポリエトキシル化脂肪アミン類；
２〜３０モルのエチレンオキシドを有するソルビタンの
オキシエチレン化脂肪酸エステル類；スクロースの脂肪
酸エステル類、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステ
ル類、アルキルポリグリコシド類、Ｎ-アルキルグルカ
ミン誘導体、例えば(Ｃ１０−Ｃ１４)アルキルアミンオ
キシド類又はＮ-アシルアミノプロピルモルホリンオキ
シド類のようなアミンオキシド類を挙げることができ
る。アルキルポリグルコシド類は、本発明において特に
好適な非イオン性界面活性剤を構成することに留意され
たい。
【００３０】(iii)両性又は双性イオン性界面活性剤
(類)：本発明において、両性又は双性イオン性界面活性
剤の性質は臨界的な特徴ではなく、特に(非限定的列
挙)、脂肪族基が８〜１８の炭素原子を有する直鎖状又
は分枝状の鎖であり、少なくとも１つの水溶性のアニオ
ン性基(例えば、カルボキシラート、スルホナート、ス
ルファート、ホスファート又はホスホナート)を含有す
る、脂肪族の第２級又は第３級アミンの誘導体であって
よく；さらに、(Ｃ ８−Ｃ２０)アルキルベタイン類、ス
ルホベタイン類、(Ｃ８−Ｃ２０)アルキルアミド(Ｃ１
−Ｃ６)アルキルベタイン類又は(Ｃ８−Ｃ２０)アルキ
ルアミド(Ｃ １−Ｃ６)アルキルスルホベタイン類を挙げ
ることができる。
(類)：本発明において、両性又は双性イオン性界面活性
剤の性質は臨界的な特徴ではなく、特に(非限定的列
挙)、脂肪族基が８〜１８の炭素原子を有する直鎖状又
は分枝状の鎖であり、少なくとも１つの水溶性のアニオ
ン性基(例えば、カルボキシラート、スルホナート、ス
ルファート、ホスファート又はホスホナート)を含有す
る、脂肪族の第２級又は第３級アミンの誘導体であって
よく；さらに、(Ｃ ８−Ｃ２０)アルキルベタイン類、ス
ルホベタイン類、(Ｃ８−Ｃ２０)アルキルアミド(Ｃ１
−Ｃ６)アルキルベタイン類又は(Ｃ８−Ｃ２０)アルキ
ルアミド(Ｃ １−Ｃ６)アルキルスルホベタイン類を挙げ
ることができる。
【００３１】アミン誘導体としては、次の式： Ｒ２-ＣＯＮＨＣＨ２ＣＨ２-Ｎ(Ｒ３)(Ｒ４)(ＣＨ２ＣＯＯ-) (２) ［上式(２)中、Ｒ２は、加水分解されたヤシ油中に存在
する酸Ｒ２-ＣＯＯＨから誘導されるアルキル基、又は
ヘプチル、ノニル又はウンデシル基を示し、Ｒ３は、β
-ヒドロキシエチル基を示し、Ｒ４はカルボキシメチル
基を示す］；及び Ｒ２'-ＣＯＮＨＣＨ２ＣＨ２-Ｎ(Ｂ)(Ｃ) (３) ［上式(３)中、Ｂは、-ＣＨ２ＣＨ２ＯＸ'を示し、Ｃ
は、Ｚ＝１又は２である-(ＣＨ２)ｚ-Ｙ'を示し、Ｘ'
は、-ＣＨ２ＣＨ２-ＣＯＯＨ基又は水素原子を示し、
Ｙ'は、-ＣＯＯＨ又は-ＣＨ２-ＣＨＯＨ-ＳＯ３Ｈ基を
示し、Ｒ２'は、加水分解された亜麻仁油又はヤシ油中
に存在する酸Ｒ９-ＣＯＯＨのアルキル基、アルキル
基、特にＣ７、Ｃ９、Ｃ１１又はＣ１３のアルキル基、
Ｃ １７アルキル基及びそのイソ形、又は不飽和のＣ１７
基を示す］；の構造を有し、米国特許第２５２８３７８
号及び米国特許第２７８１３５４号に記載され、ＣＴＦ
Ａ辞書・第３版(１９８２)においてアンホカルボキシグ
リシナート類及びアンホカルボキシプロピオナート類な
る名称で記載され、ミラノール(Miranol)の名称で販売
されている製品を挙げることができる。
する酸Ｒ２-ＣＯＯＨから誘導されるアルキル基、又は
ヘプチル、ノニル又はウンデシル基を示し、Ｒ３は、β
-ヒドロキシエチル基を示し、Ｒ４はカルボキシメチル
基を示す］；及び Ｒ２'-ＣＯＮＨＣＨ２ＣＨ２-Ｎ(Ｂ)(Ｃ) (３) ［上式(３)中、Ｂは、-ＣＨ２ＣＨ２ＯＸ'を示し、Ｃ
は、Ｚ＝１又は２である-(ＣＨ２)ｚ-Ｙ'を示し、Ｘ'
は、-ＣＨ２ＣＨ２-ＣＯＯＨ基又は水素原子を示し、
Ｙ'は、-ＣＯＯＨ又は-ＣＨ２-ＣＨＯＨ-ＳＯ３Ｈ基を
示し、Ｒ２'は、加水分解された亜麻仁油又はヤシ油中
に存在する酸Ｒ９-ＣＯＯＨのアルキル基、アルキル
基、特にＣ７、Ｃ９、Ｃ１１又はＣ１３のアルキル基、
Ｃ １７アルキル基及びそのイソ形、又は不飽和のＣ１７
基を示す］；の構造を有し、米国特許第２５２８３７８
号及び米国特許第２７８１３５４号に記載され、ＣＴＦ
Ａ辞書・第３版(１９８２)においてアンホカルボキシグ
リシナート類及びアンホカルボキシプロピオナート類な
る名称で記載され、ミラノール(Miranol)の名称で販売
されている製品を挙げることができる。
【００３２】例として、ローディアキミー(Rhodia Chim
ie)社によりミラノールＣ２Ｍ濃縮物という商品名で販
売されているココアンホカルボキシグルシナートを挙げ
ることができる。
ie)社によりミラノールＣ２Ｍ濃縮物という商品名で販
売されているココアンホカルボキシグルシナートを挙げ
ることができる。
【００３３】(iv)カチオン性界面活性剤類：本発明にお
いて、その性質が臨界的な特徴ではないカチオン性界面
活性剤としては、特に(非限定的列挙)、ポリオキシアル
キレン化されていてもよい第１級、第２級又は第３級脂
肪アミン類の塩；第４級アンモニウム塩、例えばテトラ
アルキルアンモニウム、アルキルアミドアルキルトリア
ルキルアンモニウム、トリアルキルベンジルアンモニウ
ム、トリアルキルヒドロキシアルキルアンモニウム又は
アルキルピリジニウムクロリド類又はブロミド類；イミ
ダゾリン誘導体；又はカチオン性のアミンオキシド類を
挙げることができる。
いて、その性質が臨界的な特徴ではないカチオン性界面
活性剤としては、特に(非限定的列挙)、ポリオキシアル
キレン化されていてもよい第１級、第２級又は第３級脂
肪アミン類の塩；第４級アンモニウム塩、例えばテトラ
アルキルアンモニウム、アルキルアミドアルキルトリア
ルキルアンモニウム、トリアルキルベンジルアンモニウ
ム、トリアルキルヒドロキシアルキルアンモニウム又は
アルキルピリジニウムクロリド類又はブロミド類；イミ
ダゾリン誘導体；又はカチオン性のアミンオキシド類を
挙げることができる。
【００３４】また、本発明の主題は、毛髪等のケラチン
繊維の美容処理方法において、上述の組成物を毛髪に塗
布し、該組成物を毛髪上に任意に放置した後、任意にこ
れを水で洗い流すことからなる方法である。
繊維の美容処理方法において、上述の組成物を毛髪に塗
布し、該組成物を毛髪上に任意に放置した後、任意にこ
れを水で洗い流すことからなる方法である。
【００３５】本発明に係る組成物は、主に次の２つの手
順に従って調製することができる。最初の手順は、組成
物の全ての成分を攪拌しながら約８０℃に加熱し、つい
で混合物を室温まで冷却することからなる。第２の手順
は、界面活性剤、乳白又は真珠光沢剤及び脂肪アルコー
ル、水、ｐＨ剤及び任意に防腐剤を含む真珠光沢剤濃縮
物を調製することからなる。乳白又は真珠光沢剤と脂肪
アルコールを、約８０℃に予め加熱された水と界面活性
剤の混合物に攪拌しながら加える。その温度を約３０分
間維持し、ついで混合物を約３０℃に冷却する。つい
で、濃縮物の必要量を、ターボミキサーを使用して室温
でシャンプー基剤に添加する。
順に従って調製することができる。最初の手順は、組成
物の全ての成分を攪拌しながら約８０℃に加熱し、つい
で混合物を室温まで冷却することからなる。第２の手順
は、界面活性剤、乳白又は真珠光沢剤及び脂肪アルコー
ル、水、ｐＨ剤及び任意に防腐剤を含む真珠光沢剤濃縮
物を調製することからなる。乳白又は真珠光沢剤と脂肪
アルコールを、約８０℃に予め加熱された水と界面活性
剤の混合物に攪拌しながら加える。その温度を約３０分
間維持し、ついで混合物を約３０℃に冷却する。つい
で、濃縮物の必要量を、ターボミキサーを使用して室温
でシャンプー基剤に添加する。
【００３６】
【実施例】本発明を、以下の実施例によりより詳細に説
明するが、実施例は発明を限定するものではないことは
言うまでもない。なお、以下において、ＡＭは活性物質
を意味する。実施例１ 以下の組成の３種のシャンプーを調製した。組成物Ａ及
びＢは本発明品であり、組成物Ｂは比較組成物である。
明するが、実施例は発明を限定するものではないことは
言うまでもない。なお、以下において、ＡＭは活性物質
を意味する。実施例１ 以下の組成の３種のシャンプーを調製した。組成物Ａ及
びＢは本発明品であり、組成物Ｂは比較組成物である。
【００３７】
【表１】
【００３８】本発明に係る組成物Ａ及びＢのパール効果
は、乳白剤のみを含む組成物Ｃのものよりも更に良好で
ある。組成物Ａ及びＢの発泡特性は良好である。組成物
Ａ及びＢは良好な粘性を有しており、安定であった。
は、乳白剤のみを含む組成物Ｃのものよりも更に良好で
ある。組成物Ａ及びＢの発泡特性は良好である。組成物
Ａ及びＢは良好な粘性を有しており、安定であった。
【００３９】実施例２ 以下の組成の３種のシャンプーを調製した。組成物Ａ及
びＢは本発明品であり、組成物Ｂは比較組成物である。
びＢは本発明品であり、組成物Ｂは比較組成物である。
【表２】
【００４０】本発明に係る組成物Ａ及びＢのパール効果
は、乳白剤のみを含む組成物Ｃのものよりも更に良好で
ある。組成物Ａ及びＢの発泡特性は良好である。組成物
Ａ及びＢは良好な粘性を有しており、安定であった。組
成物Ａ及びＢにおいて、Ｃ２２アルコールを約４４重量
％含む脂肪アルコールでナフォール１８２２Ｃを置き換
えた場合、パール効果は全く不十分であることが分かっ
た。
は、乳白剤のみを含む組成物Ｃのものよりも更に良好で
ある。組成物Ａ及びＢの発泡特性は良好である。組成物
Ａ及びＢは良好な粘性を有しており、安定であった。組
成物Ａ及びＢにおいて、Ｃ２２アルコールを約４４重量
％含む脂肪アルコールでナフォール１８２２Ｃを置き換
えた場合、パール効果は全く不十分であることが分かっ
た。
Claims (14)
- 【請求項１】 化粧品的に許容可能な媒体中に、少なく
とも１種の界面活性剤基剤、２２の炭素原子を含むアル
コールを少なくとも５０重量％含有する少なくとも１種
の直鎖状の飽和長鎖脂肪アルコールもしくは脂肪アルコ
ール混合物、及び少なくとも１種の乳白及び／又は真珠
光沢剤を含有することを特徴とする化粧品組成物。 - 【請求項２】 脂肪アルコールもしくは脂肪アルコール
の混合物が、２２の炭素原子を含むアルコールを混合物
の全重量に対して少なくとも７０重量％含有することを
特徴とする請求項１に記載の組成物。 - 【請求項３】 乳白及び／又は真珠光沢剤が、 Ａ)約３０℃以下の温度で固体である脂肪ジアルキルエ
ーテル類であって、例えば次の式(Ｉ)： Ｒ−Ｏ−Ｒ’ (Ｉ) (上式中、ＲとＲ’は、同一でも異なっていてもよく、
１２〜３０の炭素原子、好ましくは１４〜２４の炭素原
子を含む飽和もしくは不飽和の直鎖もしくは分枝状アル
キル基を示し、ＲとＲ’は、式(Ｉ)の化合物が約３０℃
以下の温度で固体であるように選ばれ、特にＲとＲ'は
同一である)のジアルキルエーテル類、 Ｂ)式(ＩＩ)： Ｒ１−Ｘ−[Ｃ２Ｈ３(ＯＨ)]−ＣＨ２−Ｙ−Ｒ２ (ＩＩ) (上式中、Ｒ１とＲ２は、互いに独立して直鎖状のＣ
１２〜Ｃ２４アルキル基を表し；Ｘは、酸素原子、硫黄
原子又はスルホキシドもしくはメチレン基を表し；Ｙ
は、酸素原子、硫黄原子又はスルホキシドもしくはメチ
レン基を表し；Ｙがメチレン基の場合、Ｒ１基とＲ２基
中に存在する炭素原子の数の合計は２４〜４４、好まし
くは２８〜４０の範囲の値を有し、Ｙがメチレン基では
ない場合、Ｒ１基とＲ２基中に存在する炭素原子の数の
合計は２４〜４４、好ましくは２８〜４０の範囲の値を
有し、Ｘ又はＹがスルホキシドである場合、Ｙ又はＸは
硫黄ではない)に相当する一又は二のエーテル及び／又
はチオエーテル又はスルホキシド基を含み、２７〜４８
の炭素原子を含むアルコール類、から選ばれることを特
徴とする請求項１又は２に記載の組成物。 - 【請求項４】 乳白及び／又は真珠光沢剤が、 Ａ) ジステアリルエーテル、 Ｂ) Ｘが酸素、Ｙがメチレン、Ｒ１とＲ２が１２〜２２
の炭素原子を有する基を表す式(ＩＩ)の化合物、から選
択されることを特徴とする請求項３に記載の組成物。 - 【請求項５】 脂肪アルコールもしくは脂肪アルコール
の混合物が、最終組成物の全重量に対して０．５重量％
〜１５重量％、好ましくは０．５重量％〜５重量％、さ
らに好ましくは０．５重量％〜３重量％を占めることを
特徴とする請求項１ないし４の何れか１項に記載の組成
物。 - 【請求項６】 乳白及び／又は真珠光沢剤が、最終組成
物の全重量に対して０．５重量％〜１５重量％、好まし
くは０．５重量％〜５重量％、さらに好ましくは１重量
％〜３重量％を占めることを特徴とする請求項１ないし
５の何れか１項に記載の組成物。 - 【請求項７】 少なくとも１種のコンディショナーを更
に含むことを特徴とする請求項１ないし６の何れか１項
に記載の組成物。 - 【請求項８】 コンディショナーが、ポリ-α-オレフィ
ン類、フルオロ油類、フルオロロウ類、フルオロガム
類、カルボン酸エステル類、ポリマー類、特にカチオン
性ポリマー類、シリコーン類、鉱物性、植物性もしくは
動物性油類、セラミド類及び擬似セラミド類及びその混
合物から選択されることを特徴とする請求項７に記載の
組成物。 - 【請求項９】 ゲル、ミルク、クリーム、多少増粘化さ
れたローション又はフォームの形態であることを特徴と
する請求項１ないし８の何れか１項に記載の組成物。 - 【請求項１０】 シャンプー、シャワージェル又はバブ
ルバス等の発泡洗浄組成物であることを特徴とする請求
項１ないし９の何れか１項に記載の組成物。 - 【請求項１１】 化粧品的に許容可能な水性媒体中に界
面活性剤基剤を含む発泡コンディショニング洗浄組成物
等の化粧品組成物において不溶性コンディショナーを懸
濁させるための薬剤であって、２２の炭素原子を含むア
ルコールを少なくとも５０重量％を含有する少なくとも
１種の直鎖状の飽和長鎖脂肪アルコールもしくは脂肪ア
ルコールの混合物と少なくとも１種の乳白及び／又は真
珠光沢剤からなる懸濁剤。 - 【請求項１２】 少なくとも１種の界面活性剤基剤と少
なくとも１種の乳白及び／又は真珠光沢剤を含む組成物
に真珠光沢化効果を付与し及び／又は真珠光沢化効果を
増大させるための薬剤であって、２２の炭素原子を含む
アルコールを少なくとも５０重量％を含有する少なくと
も１種の直鎖状の飽和長鎖脂肪アルコールもしくは脂肪
アルコールの混合物からなる真珠光沢化剤。 - 【請求項１３】 ２２の炭素原子を含むアルコールを少
なくとも５０重量％を含有する少なくとも１種の直鎖状
の飽和長鎖脂肪アルコールもしくは脂肪アルコールの混
合物と乳白及び／又は真珠光沢剤からなる真珠光沢基
剤。 - 【請求項１４】 毛髪等のケラチン繊維の美容処理方法
において、請求項１ないし１０の何れか１項に記載の化
粧品組成物を上記ケラチン繊維に塗布し、任意に水で洗
い流すことからなる方法。
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