JP2000072626A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JP2000072626A
JP2000072626A JP24485798A JP24485798A JP2000072626A JP 2000072626 A JP2000072626 A JP 2000072626A JP 24485798 A JP24485798 A JP 24485798A JP 24485798 A JP24485798 A JP 24485798A JP 2000072626 A JP2000072626 A JP 2000072626A
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hair
wax
cosmetic
melting point
powder
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JP24485798A
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Katsunori Onuma
克典 大沼
Natsumi Suzuki
なつみ 鈴木
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 髪のやわらかさ、べたつきのなさ、スタイリ
ング力等の使用感において優れた毛髪化粧料を提供す
る。 【解決手段】 下記(A)成分、(B)成分、および
(C)成分を含有する毛髪化粧料。 (A)ポリメチルシルセスキオキサン粉末(好ましく
は、平均粒径2μm以上10μm未満) (B)下記一般式(1)で表されるジオール化合物 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規で優れた使用
性を有する毛髪化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、髪型を整え、さらにその髪型を長
く保持するための手段として、種々の被膜形成高分子化
合物を配合したスタイリング剤を用いるのが一般的であ
る。例えば、特開昭61−12609号公報には、両性
樹脂を含む頭髪化粧料が提供されている。しかし、これ
ら被膜形成高分子化合物を用いたものではゴワゴワ(バ
リバリ)した感触があり、自然な手触り感を得ることは
できない。又、被膜形成後に手やブラシ等の物理的な力
により被膜は容易に破壊されセット効果が失われてしま
う。
【0003】このゴワゴワ(バリバリ)した感触を改善
すべく手段として、特開昭62−226919号公報に
は、毛髪固定用高分子化合物に、分岐鎖脂肪酸エステル
およびカチオン界面活性剤を配合した毛髪化粧料が提案
されている。しかし、これらの配合剤は高分子化合物の
被膜形成性を阻害し、セット効果の低下を招くばかりで
はなく、べタツキが生じて感触的にも好ましくなかっ
た。また、特開平10−45546号公報には、炭化水
素やエステル油等の油剤を多量に配合したヘアクリーム
が提案されている。これは被膜形成高分子化合物の配合
に比べて、自然に柔らかにスタイリングでき、つやを与
えパサつきが抑えられるが、油分特有のべたつき感があ
り、使用性において満足のできるものではなかった。
【0004】更に、特開平1−268615号公報に
は、ポリメチルシルセスキオキサン粉末を配合した化粧
料が提案されている。しかしながら、この化粧料は化粧
水、乳液等の肌用であって、該公報には、毛髪に体する
使用感向上等を示唆する記載は全くない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の毛髪化粧料のもつ欠点を克服し、自然で柔らかに
スタイリングでき、しかもべたつきが少ない使用性を付
与し、整髪効果に優れた毛髪化粧料を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述の好
ましい特性を有する毛髪化粧料を開発するために種々研
究を重ねた結果、特定の成分を併用することにより目的
を達成しうることを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0007】本発明によれば、下記(A)成分、(B)
成分、および(C)成分を含有することを特徴とする毛
髪化粧料が提供される。 (A)ポリメチルシルセスキオキサン粉末 (B)下記一般式(1)で表されるジオール化合物
【化2】 (式中、R1及びR2はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜
10のアルキル基であって、互いに同一であっても、又
異なってもよい。) (C)融点が60℃以上のワックス
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明につき更に詳しく説
明する。先ず、本発明の毛髪化粧料に用いる(A)成分
のポリメチルシルセスキオキサン粉末は下記一般式
(2) (CH3SiO1.5)n ・・・・・(2) で表される。ポリメチルシルセスキオキサン粉末の平均
粒径は2μm以上10μm未満が好ましく、更に好まし
くは4μm以上8μm以下である。平均粒径が10μm
以上であると手触りが悪く、さらっとしたすべり感がな
くなり、粉末の分散状態が経時において不均一になる。
また、平均粒径が2μm未満になるとベたつき感を防止
する効果が乏しくなる。このような(A)成分のポリメ
チルシルセスキオキサン粉末の具体例としては、トスパ
ール2000B(平均粒径:6μm、東芝シリコーン社
製)、トスパール145(平均粒径:4.5μm、東芝
シリコーン社製)、トレフィルE−506C(平均粒
径:3μm、東レダウコーニング社製)等が挙げられ
る。
【0009】本発明の毛髪化粧料において、上記(A)
成分の配合量は、0.01〜2重量%が好ましい。
(A)成分の配合量が0.01重量%未満であると効果
が十分に発揮されず、また2重量%を越えると手触わり
が悪化し、均一分散も低下する。
【0010】また、本発明の毛髪化粧料に用いる(B)
成分の前記一般式(1)で表されるジオール化合物とし
ては、3−メチル−1,3ブタンジオール、2−メチル
−2,4ペンタジオール、3−エチル−1,3ブタンジ
オール、2−エチル−2,4ペンタジオール、3−イソ
プロピル−1,3ブタンジオール、2−イソプロピル−
2,4ペンタジオール、3−t−ブチル−1,3ブタン
ジオール、3−ブチル−1,3−ブタンジオール等が挙
げられ、中でも特に3−メチル−1,3ブタンジオー
ル、2−メチル−2,4ペンタジオール、3−エチル−
1,3ブタンジオールが好ましい。これらのジオール化
合物は単独で用いてもよいし、又、2種以上組み合わせ
て用いてもよい。
【0011】本発明の毛髪化粧料において、上記(B)
成分の配合量は、毛髪化粧料全量に対し、通常0.1〜
50重量%、好ましくは0.5〜40重量%の範囲で選
ばれる。(B)成分の配合量が0.1重量%未満では所
期の効果が十分に発揮されないし、また50重量%を越
えるとべたつきの発現を免れない。
【0012】更に、本発明の毛髪化粧料に用いる(C)
成分の融点が60℃以上のワックスとしては、パラフィ
ンワックス(融点60〜75℃)、マイクロクリスタリ
ンワックス(融点60〜90℃)等の石油系ワックス、
カルナウバワックス(融点80〜86℃)、キャンデリ
ラワックス(融点67〜71℃)等の植物系ワックスや
ミツロウ、セレシン(融点61〜90℃)等が挙げられ
る。該(C)成分のワックスの融点が60℃に満たない
と整髪効果が十分に発揮されず、スタイリング力に乏し
い毛髪化粧料となってしまう。
【0013】本発明の毛髪化粧料において、上記(C)
成分の配合量は、0.1〜10重量%が好ましい。
(C)成分の配合量が0.1重量%未満であると、所期
の効果が充分に得られず、また10重量%を超えると使
用感が重く、べたついた手触わりとなる。
【0014】本発明の毛髪化粧料には、前述の必須成分
以外に、本発明の目的を損なわない範囲で従来の毛髪化
粧料に慣用されている各種添加成分を、所望に応じ、配
合することができる。この添加成分としては、例えば塩
化ステアリルトリメチルアンモニウム等の陽イオン性界
面活性剤、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩
等の陰イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油等の非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、炭
化水素やエステル油等の油分、保湿剤、増粘剤、防腐
剤、紫外線吸収剤、アルコール類、高重合シリコーン化
合物、グリシンやアラニン等のアミノ酸、高級アルコー
ル、着色剤、香料、溶剤(エタノール、水等)、脂肪酸
等が挙げられる。これらの添加成分は1種類用いてもよ
いし、2種以上を組み合わせて用いてもよく、又、毛髪
化粧料調製の適当な段階で配合してもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の毛髪化粧料は、例えばヘ
アクリーム、ヘアワックス、ヘアスタイリングフォー
ム、ヘアジェルなどとして幅広く利用できる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明を実施例、比較例を挙げて更
に詳細に説明する。尚、各成分の量は重量%である。
【0017】実施例1〜2、比較例1〜6 表1に示す成分からなる組成の各ヘアクリームを下記に
示す方法により製造した。先ず、油分、活性剤、防腐剤
等からなる油相と、保湿剤、pH調整剤、増粘剤、精製
水等からなる水相をそれぞれ70℃で混合溶解した。7
0℃の水相をホモミキサーで撹拌しながら、油相を徐々
に添加し、さらにホモミキサーで乳化粒子を均一化し
た。その後、混合冷却し35℃で仕上げた。得られた各
ヘアクリームについて、それらを使用したときの感触
(髪の柔らかさ、べたつきのなさ、スタイリング力)に
ついて、下記に示す方法、及び基準に基づいて評価し
た。その結果を表1に示す。
【0018】(評価方法)・使用感評価(髪のやわらか
さ、ベたつきのなさ、スタイリング力) 女性パネラー20名に、シャンプー・リンス後にそれぞ
れ毛髪化粧料を使用してもらい、下記基準により評価し
た。 ◎:良好と回答したものが20名中16名以上 ○:良好と回答したものが20名中10名〜15名 △:良好と回答したものが20名中4名〜9名 ×:良好と回答したものが20名中4名未満
【0019】
【表1】
【0020】 実施例3 ヘアクリーム ポリメチルシルセスキオキサン粉末(平均粒径:6μm) 0.5% 3−メチル−1,3ブタンジオール 10.0% パラフィンワックス155(融点69℃) 3.0% 流動パラフィン 20.0% メチルポリシロキサン 3.0% プロピレングリコールモノステアレート 2.0% ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2.0% カルボキシビニルポリマー 0.1% ジヒドロキシベンゾフェノン 0.1% メチルパラベン 0.3% フェノキシエタノール 0.5% トリエタノールアミン 0.1% 香料 0.1% 精製水 残部
【0021】 実施例4 ヘアクリーム ポリメチルシルセスキオキサン粉末(平均粒径:4.5μm) 0.5% 2−メチル−2,4ペンタジオール 10.0% パラフィンワックス140(融点61℃) 3.0% スクワラン 10.0% グリセリンモノステアレート 1.0% ソルビタンモノステアレート 1.0% ポリエチレングリコールモノステアレート 1.0% カルボキシビニルポリマー 0.1% ジヒドロキシベンゾフェノン 0.1% メチルパラベン 0.3% フェノキシエタノール 0.5% トリエタノールアミン 0.1% 香料 0.1% 精製水 残部
【0022】 実施例5 ヘアワックス ポリメチルシルセスキオキサン粉末(平均粒径:3μm) 0.5% 3−メチル−1,3ブタンジオール 10.0% カルナウバロウワックス(融点85℃) 3.0% スクワラン 10.0% メチルポリシロキサン 3.0% 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0% セトステアリルアルコール 4.0% グリセリンモノステアレート 1.0% ソルビタンモノステアレート 1.0% ポリエチレングリコールモノステアレート 1.0% ヒドロキシエチルセルロース 0.1% オキシベンゾン 0.1% メチルパラベン 0.3% プロピルパラベン 0.1% 香料 0.1% 精製水 残部
【0023】実施例3〜5のヘアクリーム、ヘアワック
スは、それらの使用感評価(髪のやわらかさ、べたつき
のなさ、スタイリング力)において、実施例1及び2の
ヘアクリームと同等であった。
【0024】
【発明の効果】本発明の毛髪化粧料は、前記(A)ポリ
メチルシルセスキオキサン粉末、(B)一般式(1)で
表される特定のジオール、(C)融点60℃以上のワッ
クスを必須成分として配合したことによって、従来の毛
髪化粧料の使用感を改良され、髪のやわらかさ、べたつ
きのなさ、スタイリング力のすべてにおいて優れたもの
である。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA122 AC011 AC012 AC022 AC072 AC111 AC122 AC422 AC432 AC472 AC482 AC542 AC692 AD092 AD151 AD152 CC31 EE07

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(A)成分、(B)成分、および
    (C)成分を含有することを特徴とする毛髪化粧料。 (A)ポリメチルシルセスキオキサン粉末 (B)下記一般式(1)で表されるジオール化合物 【化1】 (式中、R1及びR2はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜
    10のアルキル基であって、互いに同一であっても、又
    異なってもよい。) (C)融点が60℃以上のワックス
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007230926A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Mandom Corp ワックス状乳化型整髪剤
WO2008004502A1 (fr) 2006-07-03 2008-01-10 Shiseido Co., Ltd. Préparation cosmétique pour les cheveux

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JP2007230926A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Mandom Corp ワックス状乳化型整髪剤
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