JP2000072614A - 皮膚化粧料 - Google Patents
皮膚化粧料Info
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Abstract
び美肌作用に優れた皮膚化粧料を提供するにある。 【解決手段】グレート・ソルト・レイクから得られる湖
水又はその乾燥物を配合することを特徴とする皮膚化粧
料によって達成される。
Description
・レイクから得られる湖水又はその乾燥物を配合するこ
とを特徴とし、皮膚に対し刺激性がなく、荒れ肌改善効
果および美肌作用に優れた皮膚化粧料に関する。
最外層にある角質層は生体のバリアとして外界からの異
物や微生物の進入、繁殖を防ぎ、体内からの水分や有用
物の揮散を防ぐ重要な役割を担っている。角質層の水分
量は10から20%に保たれた時が柔軟で健康な皮膚と
されている。しかしながら、加齢や季節変動、生活環境
などにより水分調節機構がそこなわれると肌荒れなどを
生じる。この角質層の水分量を正常に保つことが肌荒れ
の防止する上で重要であり、これまでグリセリン、プロ
ピレングリコール、ピロリドンカルボン酸塩などの保湿
剤が用いられている。しかしながらこれらの保湿剤は、
多量に使用すると官能面でべたつき感があり、また低湿
度下の使用時には角質層の水分を保湿剤がとりこみ逆に
皮膚を乾燥させてしまうという問題があった。
どによって皮膚は乾燥して滑らかさのない荒れ肌や角質
細胞の剥離現象が認められてくる。これまで荒れ肌皮膚
に対処する化粧料が多く挙げられてはいるが、実用上に
おいて荒れ肌を充分改善するにはいまだ不十分である。
く、荒れ肌改善効果および美肌作用に優れた化粧料につ
いて鋭意検討した結果、グレート・ソルト・レイク(G
reat Salt Lake、以下GSLと略す)か
ら得られる湖水(以下GSL−Wと略す)又はその乾燥
物(以下GSL−Sと略す)を配合してなる皮膚化粧料
が、皮膚に対し刺激性がなく、荒れ肌改善効果並びに皮
膚に湿潤性(しっとり感)、柔軟性(滑らか感)および
弾力性に優れた美肌効果において著効な作用を示し本発
明を完成するに至ったものであって、本発明の目的とす
るところは、皮膚に対し刺激性がなく、荒れ肌改善効果
および美肌作用に優れた皮膚化粧料を提供するにある。
・ソルト・レイクから得られる湖水又はその乾燥物を配
合することを特徴とする皮膚化粧料によって達成され
る。
て説明する。
レイクとは、アメリカ合衆国西部、ユタ州北西部にある
グレート・ソルト・レイク(GSL)で、標高1280
m、面積3681m2、平均水深4m、塩分濃度は約20−2
5%、湖水の主要成分は塩化ナトリウムで、死海の次に
塩濃度が高い湖として知られている塩湖である。この塩
湖は、生物として、藻、小えび等を産し、60億トンの
塩分が貯蔵されていると推計されている。
湖の湖水であり、ロッキー山脈などの周囲の山々から水
に溶けて、ソルトレイクに流れ込んできた水で、豊富な
ミネラル群を含み、約84種類ものミネラルが確認され
ている。
ままあるいは必要によりフィルターなどで濾過後、有害
金属を除去し、加熱滅菌し、容器に充填したものを挙げ
ることができる。
称)としては、GSL−Wを天日乾燥し、数回洗浄し、
再度乾燥させたもの、前記濾液を噴霧熱乾燥機にて熱風
乾燥乾燥後、粉砕して粉末にしたもの、そのまま急速冷
凍して凍結乾燥したもの等が挙げられ、特に好ましいも
のとしては、安定性の点から必要に応じてべたつきの原
因になる塩類を減少させるためにいわゆる逆浸透膜など
で脱塩処理を行い、凍結乾燥し、粉砕したものが挙げら
れる。
類の他、天然のヨード、臭素、ヒ素及び多糖類、アミノ
酸、ビタミン等を含有し、これらの成分が皮膚内に浸透
し潤いやしっとり感を与えるものである。また、該GS
L−SまたはGSL−Wの乾燥物は水不溶が多く死海の
塩に比べ皮膚に対する刺激性が無く、肌に対する感触が
良い。
要に応じて、デキストリン、他の硫酸ナトリウム等の無
機塩をバインダーあるいはカルボキシメチルセルロース
ナトリウム等の増結剤などを使用して造粒することがで
きる。
−W)の一般的な組成を表1に、その湖水の天日乾燥物
(GSL−S)の組成を表2に示す。
微量元素を多数含む。
−Sの化粧料への配合量としては、皮膚化粧料の総量を
基準として、0.01〜95重量%(以下Wt%と略記す
る)で好ましく、特に1〜70Wt%がコスト、安定性の
点で好ましい。
ーション類、乳液類、クリーム類、パック類、エッセン
ス類、マッサージ用ジェル類、洗浄料類等に配合するこ
とができる。
活性剤、顔料、抗酸化剤、ビタミン剤、保湿剤、湿潤
剤、植物抽出液、増量剤、増粘剤等一般に化粧品、医薬
品、食品に用いられるすべての原料が本発明を達成する
範囲内で適宜配合することができる。
詳説する。実施例に先立ち、肌荒れ改善効果試験および
官能テストの方法は下記の通りである。
続塗布効果を調べた。被験者の下脚試験部を定め、1日
1回約1gの試料を塗布し、試験開始前及び終了後の皮
膚の状態を下記の判定基準により判定した。右側下脚は
試料を塗布せず対照とした。
を比較し、皮膚乾燥度が2段階以上改善された場合(例
えば+→−、++→±)を有効、1段階改善された場合
をやや有効、変化がなかった場合を無効とした。試験結
果は有効、やや有効となった被験者の人数で示した。
55才)20人に試料を1日2回(朝・夕)連続3ヶ月
塗布して3ヶ月後の効果を評価した。試験結果は、皮膚
の湿潤性、平滑性、弾力性の各項目に対して、皮膚に潤
いが生じた、皮膚が滑らかになった、皮膚に張りが生じ
たと回答した人数の総数で示した。
湖水又はその塩の調製方法)塩水5Kgを1時間加熱し
漂白剤を少量加え、15分攪拌後濾過し不純物を取り除
いた後の液を(試料GSL―W1)とする。またこれを
冷却する。これを凍結乾燥し、生成した固形物を粉砕し
約50gを得た(試料GSL−S1)。
L−W1またはGSL−S1を第3表に記載の通りに配
合(Wt%)して各々のスキンローションを調製し前記諸
試験を実施した。尚、比較例は試料なしで調製した。
精製水一部に均一混合し、さらに(B)の成分を加え均
一に混合した。これに(A)を混合し、容器に充填し
て、使用時、均一に振り使用した。表3に示したよう
に、本発明の化粧料は、比較例1に比較し良好な肌荒れ
改善および潤い、滑らか、張りの美肌効果が認められ
た。また。使用時に刺激を感じた人はいなかった。
料の方法に準じた。尚、表中の数値は重量%(Wt%)を
表す。
なく、荒れ肌改善効果に優れ、且つ美肌作用も優れてい
た。
膚に対し刺激性がなく、荒れ肌改善効果および美肌作用
に優れた化粧料を提供することは明らかである。
Claims (1)
- 【請求項1】 グレート・ソルト・レイクから得られる
湖水又はその乾燥物を配合することを特徴とする皮膚化
粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10243041A JP2000072614A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | 皮膚化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10243041A JP2000072614A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | 皮膚化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000072614A true JP2000072614A (ja) | 2000-03-07 |
Family
ID=17097964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10243041A Pending JP2000072614A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | 皮膚化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000072614A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004075549A (ja) * | 2002-08-12 | 2004-03-11 | Kanebo Ltd | 化粧料 |
JP2006206499A (ja) * | 2005-01-28 | 2006-08-10 | Kanebo Ltd | 化粧料 |
JP2009023940A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Kracie Home Products Kk | 皮膚障害予防化粧料 |
JP2015500252A (ja) * | 2011-12-12 | 2015-01-05 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 無水制汗剤組成物 |
-
1998
- 1998-08-28 JP JP10243041A patent/JP2000072614A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004075549A (ja) * | 2002-08-12 | 2004-03-11 | Kanebo Ltd | 化粧料 |
JP2006206499A (ja) * | 2005-01-28 | 2006-08-10 | Kanebo Ltd | 化粧料 |
JP2009023940A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Kracie Home Products Kk | 皮膚障害予防化粧料 |
JP2015500252A (ja) * | 2011-12-12 | 2015-01-05 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | 無水制汗剤組成物 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20041215 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050208 |