JP2000071955A - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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JP2000071955A
JP2000071955A JP10262283A JP26228398A JP2000071955A JP 2000071955 A JP2000071955 A JP 2000071955A JP 10262283 A JP10262283 A JP 10262283A JP 26228398 A JP26228398 A JP 26228398A JP 2000071955 A JP2000071955 A JP 2000071955A
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sensor
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outer ring
holder
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Shigeaki Abe
重昭 阿部
Takehiko Kikawa
武彦 木川
Yoshihiro Kanayama
美広 金山
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Original Assignee
NSK Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C41/00Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
    • F16C41/007Encoders, e.g. parts with a plurality of alternating magnetic poles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
    • F16C19/34Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
    • F16C19/38Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers
    • F16C19/383Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone
    • F16C19/385Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone with two rows, i.e. double-row tapered roller bearings
    • F16C19/386Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone with two rows, i.e. double-row tapered roller bearings in O-arrangement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2326/00Articles relating to transporting
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/78Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
    • F16C33/7803Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members suited for particular types of rolling bearings
    • F16C33/7813Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members suited for particular types of rolling bearings for tapered roller bearings

Abstract

(57)【要約】 【課題】外輪を固定部に対して回転可能とすることによ
り、信頼性を確保しながらもより耐久性を向上させた軸
受装置を提供する。 【解決手段】車軸1に取り付けられたパルサギヤ11に
対向して配置された磁気センサ20をセンサホルダ16
により支持し、外輪4に取り付けられた外側シールケー
ス14に対して相対回転自在となっているので、台車と
外輪4との間に相対回転が生じた場合でも、磁気センサ
20を非回転の状態に維持でき、それにより磁気センサ
20から延在するケーブル20aが切断しないようにす
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸受装置に関し、
特に鉄道車両の車軸に用いられる軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、鉄道車両用の車軸を回転自在に
支持する軸受装置は、複列のテーパコロ軸受を用いて構
成されており、その内輪が車軸と共に回転し、その外輪
は、軸箱と呼ばれる支持装置を介して台車に取り付けら
れている。
【0003】ところで、道路走行車両と同様に、鉄道車
両においてもいわゆるABS(アンチロックブレーキシ
ステム)装置が装備されるようになってきている。車輪
がレール上を滑走すると、その車輪に局部的な摩耗(フ
ラット部)が生じたり、あるいは空転すると車輪踏面形
状を崩して振動が増大し走行安定性が悪くなることがあ
るが、ABS装置を装備すれば、かかる滑走等を防止で
きる。
【0004】このようなABS装置は、通常車軸に取り
付けられたパルサギヤと、かかるパルサギヤに対向する
磁気センサとからなり、車軸の回転と共に周期的に変動
する磁力を検出して、車軸の回転数を導き出すようにな
っている。加速時に車輪が空転したときには、ブレーキ
ががかかるように、検出した回転数がゼロもしくはゼロ
に近づいたときには、ブレーキ装置のブレーキ力がゆる
められるように制御される。
【0005】かかるABS装置の磁気センサには、スペ
ース等を考慮して、軸受装置に組み込まれているものが
ある。特開平6−72298号には、このような磁気セ
ンサを設けた軸受装置の例が開示されている。かかる従
来技術によれば、内輪と一体的に回転する環状要素の回
転数を、外輪に対して支持部材で取り付けられたセンサ
により検出するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鉄道車両用
軸受装置において、内輪は車軸に取り付けられて一体的
に回転するようになっているが、外輪は軸箱等を介して
台車に取り付けられているため、本来非回転となるべき
ものである。ところが、外輪を完全に非回転とすると、
長期間の使用により、外輪と軸箱との間における常時当
接部に局部摩耗が生ずる恐れがある。そこで、外輪と軸
箱をルーズフィットとし、鉄道車両の走行中に大きな荷
重変動が生じたときに、軸受装置のグリース攪拌抵抗や
接触シールの抵抗(密封型軸受の場合)等の小さい力で
も外輪が軸箱に対して回転できるようにし、その局部摩
耗を防止することが考えられる。
【0007】ところが、たとえば、特開平6−7229
8号に開示された従来技術によれば、センサのケーブル
が、軸箱(サポート)を介して外部へと延在しているた
め、ケーブルの切断防止のためには、外輪と軸箱との間
の相対回転を禁止しなくてはならないという問題があ
る。
【0008】そこで本発明は、外輪を固定部に対して回
転可能とすることにより、信頼性を確保しながらもより
耐久性を向上させた軸受装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の軸受装置は、内
輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪との間に配置された
転動体とからなり、前記内輪と前記外輪の一方の輪が固
定部に取り付けられ、他方の輪が回転体に取り付けられ
た軸受装置であって、前記回転体に対向して配置された
センサを、前記一方の輪に対して相対回転自在に支持す
る支持部材が設けられていることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明にかかる軸受装置によれば、前記回転体
に対向して配置されたセンサを、前記一方の輪に対して
相対回転自在に支持する支持部材が設けられているの
で、前記固定部と前記一方の輪との間に相対回転が生じ
た場合でも、前記センサを非回転の状態に維持でき、そ
れによりたとえばセンサから延在するケーブルが切断し
ないようにすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明にか
かる第1の実施の形態による鉄道車両用車軸の端部を示
す断面図である。車軸1は、段付き部1aと、段付き部
1aより外方(図中左方)に配置された小径部1bとを
両端に有してなるが、図1においてはそれらの片方ずつ
のみが示されている。小径部1bの外周には、一対の内
輪2a、2bが間座3を挟持するようにして嵌合的に取
り付けられており、車軸1と一体的に回転するようにな
っている。
【0012】内輪2a、2bの半径方向外方には、円筒
状の外輪4が、不図示の軸箱に取り付けられている。外
輪4の内外周を貫通するようにして、グリース補給路4
aが形成されている。内輪2a、2bと外輪4との間に
は、複数のテーパコロ5a、5bが配置され、保持器6
a、6bにより円周方向に等間隔に保持されるようにな
っている。
【0013】内輪2bと、車軸1の段付き部1aとの間
には、円筒状の後蓋7が取り付けられ、内輪2bの位置
決めを行っている。後蓋7の半径方向外方において、薄
板円筒状の内側シールケース8が、その一端8aを外輪
4の内端に嵌合するようにして取り付けられている。内
側シールケース8の中央内周には、オイルシール9が配
置され、後蓋7と内側シールケース8との間を油密的に
密封している。
【0014】車軸1の小径部1bの外周において、内輪
2aの外方(図中左方)端に当接するようにして、円筒
状のシールリング10が嵌合的に取り付けられている。
更に、シールリング10の外方端に当接するようにし
て、円筒状でありかつ全周に複数の歯11aを等間隔に
形成したパルサギヤ11が、小径部1bに嵌合的に取り
付けられている。パルサギヤ11の外方端に当接するよ
うにして、円盤状の前蓋12が、3本のボルト13によ
り小径部1bに対して取り付けられている。シールリン
グ10、パルサギヤ11及び前蓋12は、車軸1と一体
的に回転するようになっている。
【0015】図2は、図1のパルサギヤ周辺の構成を拡
大して示す図である。図2において、外輪4の外方(図
中左方)端の内周には、外側シールケース14の一端に
形成された円筒部14bが取り付けられている。薄板円
筒状の外側シールケース14は、外方に向かうにつれ径
が縮小する3つの円筒部14b、14c、14dを直列
に配置し、フランジ部14e、14fでそれぞれ間を連
結してなる。最も小径の円筒部14dの内周には、オイ
ルシール15が取り付けられ、外側シールケース14と
シールリング10との間を油密的に密封している。尚、
最も小径の円筒部14dの図中左方には、フランジ部1
4aが形成されている。
【0016】最も小径の円筒部14dの外周には、セン
サホルダ16が嵌合的に取り付けられている。センサホ
ルダ16は、小径円筒部16aと大径円筒部16bとを
直列に配置し、中間フランジ部16cで連結してなる。
尚、センサホルダ16は、小径円筒部16aの内方端に
おいて、半径方向外方に延在する第1フランジ部16d
と、大径円筒部16bの外方端において、半径方向内方
に延在する第2フランジ部16eとを有する。大径円筒
部16bの略中央には、磁気センサ20が車軸1の半径
方向に対して位置調整可能に取り付けられ、その内方検
出端を、パルサギヤ11の歯11aに対して適度な隙間
をもって対向させている。尚、車軸1と共にパルサギヤ
11が回転することに応じて、検出端近傍を複数の歯1
1aが横切ることにより、磁気センサ20は、車軸1の
回転数に応じた周期的な出力信号を発生し、かかる出力
信号が、磁気センサ20に接続されたケーブル20aを
介して不図示の制御装置へと送信されるようになってい
る。
【0017】外側シールケース14のフランジ部14a
の外方(図中左方)に隣接して、円盤状のホルダ押さえ
17が配置されている。ホルダ押さえ17は、ボルト1
8及びナット19を用いて、フランジ部14aに取り付
けられたときに、その外周縁が、センサホルダ16の中
間フランジ部16cに当接し、センサホルダ16と外側
シールリング14との分離を阻止するようになってい
る。
【0018】センサホルダ16の第2フランジ部16e
と、留め具22とは、カバー21を挟持した状態で、ボ
ルト23及びナット24により取り付けられている。カ
バー21は、半径方向断面がL字状となっており、パル
サギヤ11及び前蓋12に近接して配置されており、外
部の水や塵埃の侵入を防止するように機能し、磁気セン
サ20を保護するようになっている。留め具22は、点
線で示す取り付け部22aを介して、不図示の軸箱もし
くは台車に取り付けられている。
【0019】図3は、本実施の形態の外側シールケース
と、センサホルダと、ホルダ押さえとの関係を示す図で
ある。図3において、センサホルダ16の第1フランジ
部16dから大径円筒部16bの端部まで、その内壁に
四フッ化エチレン樹脂(以下、PTFEとする)コーテ
ィング処理を施し、更に潤滑剤を塗布している。従っ
て、外側シールケース14のフランジ部14fと、セン
サホルダ16の第1フランジ部16dの間の当接領域A
と、外側シールケース14の円筒部14dと、センサホ
ルダ16の小径円筒部16aとの間の当接領域Bと、ホ
ルダ押さえ17と、センサホルダ16の中間フランジ部
16c及び大径円筒部16bとの間の当接領域Cにおけ
る摩擦は小さくなっている。尚、センサホルダ16の小
径円筒部16aの外方には、合成ゴム等からなる円筒状
のカバー25が配置され、外側シールケース14のフラ
ンジ部14fと、センサホルダ16の第1フランジ部1
6dの間に水や塵埃等が侵入することを防止している。
尚、センサホルダ16が支持部材を構成する。
【0020】次に、本実施の形態の動作につき説明す
る。鉄道車両が走行する際は、転動体5a、5bが転動
することにより、外輪4(軸箱)に対して内輪2a、2
b(車軸1)が回転自在に支承されることとなる。とこ
ろで、外輪4と軸箱(不図示)との間は、ルーズフィッ
トとなっているので、鉄道車両の走行中に大きな荷重変
動が生じたときには、転動体5a、5b周囲のグリース
攪拌抵抗やオイルシール9,15の抵抗力により、外輪
4が軸箱に対して回転することがある。
【0021】かかる場合には、外側シールケース14及
びホルダ押さえ17と、センサホルダ16との間に相対
回転移動が生じることとなる。しかるに、センサホルダ
16の第1フランジ部16dから大径円筒部16bの内
方端部まで、その内壁にPTFEコーティング処理が施
され、かつ潤滑剤が塗布されているので、各当接領域
A,B,Cの摩擦力は相当小さくなっており、外輪4と
共に、外側シールケース14及びホルダ押さえ17が回
転しても、センサホルダ16に回転力はほとんど伝達さ
れないようになっている。従って、センサホルダ16を
剛性の低い留め具22により掛止するだけで、磁気セン
サ20を非回転状態に維持することができ、それにより
磁気センサ20から延在するケーブル20aの切断等が
生じないようにすることが可能となる。
【0022】尚、PTFEコーティング処理は、外側シ
ールケース14のフランジ部14fと、センサホルダ1
6の第1フランジ部16dの当接表面の少なくともいず
れか一方、外側シールケース14の円筒部14dと、セ
ンサホルダ16の小径円筒部16aの当接表面の少なく
ともいずれか一方と、ホルダ押さえ17と、センサホル
ダ16の中間フランジ部16c及び大径円筒部16bの
当接表面の少なくともいずれか一方に、それぞれ施され
ていれば足りる。
【0023】内輪2a、2bと、外輪4と、転動体5
a、5bからなるテーパコロ軸受は、定期的に分解洗浄
され、その後の点検の結果再利用可能となれば、再び組
み付けられることとなる。これに対し、オイルシール1
5は、一旦分解されれば廃却され、新品のオイルシール
が組み込まれることとなる。本実施の形態によれば、オ
イルシール15と、外側シールケース14及びセンサホ
ルダ16が別体構造となっているので、オイルシール1
5を廃却した後にも、外側シールケース14及びセンサ
ホルダ16を再使用することができ、それによりメンテ
ナンスコストを低く抑えることができる。
【0024】また、センサホルダ16のフランジ部16
eに適当な切欠(不図示)を設け、ボルト23及びナッ
ト24を取り外したときに、かかる切欠が内方のナット
19と直線的に並ぶ位置までセンサホルダ16を回転さ
せれば、かかる切欠を介してナット19をゆるめる工具
を挿入することができる。かかる工具を用いてナット1
9をゆるめることができれば、ホルダ押さえ17及びセ
ンサホルダ16を容易に外すことができ、磁気センサ2
0の点検や交換の必要性が生じたときにも迅速に対処可
能である。
【0025】図4は、本発明にかかる第2の実施の形態
による構成を示す、図2と同様な断面図である。第2の
実施の形態が、図1乃至3の実施の形態と異なる点は、
外側シールケース及びセンサホルダの形状である。構成
を共通とするその他の点については、その説明を省略す
る。
【0026】図4において、外側シールケース114
は、センサホルダ116を内包する形状となっている。
センサホルダ116の内方(図中右方)端に形成された
大径円筒部116aとフランジ部116bとは、オイル
シール115に隣接する間座130に当接している。
尚、間座130は、フランジ部130aと、より小径の
リング部130bとからなり、オイルシール115のス
テー115aにスポット溶接されてなる。
【0027】外側シールケース114の小径円筒部11
4aは、センサホルダ16の大径円筒部116aを内包
した状態で適当な隙間をもってカシメられ、それにより
フランジ部116bに当接するフランジ部114bが形
成されるようになっている。
【0028】第2の実施の形態においても、PTFEコ
ーティング処理及び潤滑剤の塗布が、センサホルダ11
6の大径円筒部116aと、フランジ部116bとの内
側及び外側表面に施されているため、センサホルダ11
6と、外側シールケース114及び間座130との間の
当接領域の摩擦力は相当小さくなっている。従って、外
輪4と共に、外側シールケース114及び間座130が
回転しても、センサホルダ116に回転力はほとんど伝
達されないようになっている。よって、磁気センサ20
を非回転状態に維持することができ、それにより磁気セ
ンサ20から延在するケーブル20aの切断等が生じな
いようにすることが可能となる。
【0029】図5乃至図7は、本発明にかかる第3乃至
第5の実施の形態による構成を示す、図2と同様な断面
図である。第1の実施の形態が外側シールケースとセン
サホルダとの間に、いわゆる滑り軸受を形成していたの
に対し、第3乃至第5の実施の形態においては、それら
の間にいわゆる転がり軸受を形成している。第1の実施
の形態に対して、構成を共通とするその他の点について
は、その説明を省略する。
【0030】図5に示す第3の実施の形態においては、
センサホルダ216の内方端近傍に、2列の外輪軌道部
216a、216bが形成されている。一方、これらに
対向して内輪軌道部を形成した板部材231,232
は、スポット溶接により一体化されており、外側シール
ケース214の外方端のフランジに、ボルト218及び
ナット219により取り付けられている。尚、センサホ
ルダ216と板部材231,232との間には、転動自
在に複数の玉部材230が配置されている。
【0031】第3の実施の形態によれば、センサホルダ
216と、板部材231,232との間に、予圧状態で
隙間がゼロとなった複列の玉軸受が形成されているの
で、センサホルダ216と、外側シールケース214
(板部材231,232)との間の摩擦力は相当小さく
なっている。従って、外輪4と共に、外側シールケース
214が回転しても、センサホルダ216に回転力はほ
とんど伝達されないようになっている。よって、磁気セ
ンサ20を非回転状態に維持することができ、それによ
り磁気センサ20から延在するケーブル20aの切断等
が生じないようにすることが可能となる。
【0032】図6に示す第4の実施の形態においては、
センサホルダ316の内方端近傍には、外輪軌道部31
6aが形成されている。一方、これらに対向して内輪軌
道部を形成した板部材331、332は、スポット溶接
により一体化されており、外側シールケース314の外
方端のフランジに、ボルト318及びナット319によ
り取り付けられている。尚、センサホルダ316と板部
材331,332との間には、転動自在に複数の玉部材
330が配置されている。
【0033】第4の実施の形態によれば、センサホルダ
316と、板部材331,332の軌道部形状が調整さ
れて、いわゆるアンギュラコンタクト(4点接触)玉軸
受が形成されている。従って、第4の実施の形態に対し
て、部品点数を減少させながらも、センサホルダ316
と、外側シールケース314(板部材331,332)
との間の摩擦力は小さく維持でき、外輪4と共に、外側
シールケース314が回転しても、センサホルダ316
に回転力はほとんど伝達されないようになっている。よ
って、磁気センサ20を非回転状態に維持することがで
き、それにより磁気センサ20から延在するケーブル2
0aの切断等が生じないようにすることが可能となる。
【0034】図7に示す第5の実施の形態においては、
外側シールケース414の外方端に、外周軌道部を形成
し、これに対向して、センサホルダ416の内方端に、
内周軌道部を形成している。更に、センサホルダ416
にスポット溶接した板部材431に内輪軌道部を形成
し、かつ外側シールケース414に取り付けたオイルシ
ール415のステー415aにスポット溶接された板部
材432に外輪軌道部を形成している。尚、センサホル
ダ416と外側シールケース414との間、及び板部材
431,432の間に、転動自在に複数の玉部材230
a、230bを配置した状態で、外側シールケース41
4の端部がカシメられて、外側シールケース414とセ
ンサホルダ416とは一体化するようになっている。そ
れにより、センサホルダ416を外側シールケース41
4に取り付けるためのボルトとナットは不要となる。
【0035】第5の実施の形態によれば、センサホルダ
416と外側シールケース414との間、及び板部材4
31,432の間には、いわゆる玉軸受が形成され、し
かもセンサホルダ416の外径が小さくなっている。セ
ンサホルダ416と、外側シールケース414との間の
摩擦力は小さくなっており、外輪4と共に、外側シール
ケース414が回転しても、センサホルダ416に回転
力はほとんど伝達されないようになっている。従って、
磁気センサ20を非回転状態に維持することができ、そ
れにより磁気センサ20から延在するケーブル20aの
切断等が生じないようにすることが可能となる。
【0036】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更/改良が可能であることは
もちろんである。たとえば、本実施の形態では、磁気セ
ンサを非回転状態に支持する構成を例に取り説明した
が、本発明はこれに限らず、たとえば加速度検出センサ
や温度センサ等を支持する構成に適用されても良い。
尚、上記実施形態では、軸受形式として、円錐コロ軸受
の例で説明しているが、円筒コロ軸受等、他の転がり軸
受形式であっても良い。
【0037】
【発明の効果】本発明にかかる軸受装置によれば、回転
体に対向して配置されたセンサを、内外輪の一方の輪に
対して相対回転自在に支持する支持部材が設けられてい
るので、固定部と前記一方の輪との間に相対回転が生じ
た場合でも、前記センサを非回転の状態に維持でき、そ
れによりたとえばセンサから延在するケーブルが切断し
ないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施の形態による鉄道車
両用車軸の端部を示す断面図である。
【図2】図1のパルサギヤ周辺の構成を拡大して示す図
である。
【図3】本実施の形態の外側シールケースと、センサホ
ルダと、ホルダ押さえとの関係を示す図である。
【図4】本発明にかかる第2の実施の形態による構成を
示す、図2と同様な断面図である。
【図5】本発明にかかる第3の実施の形態による構成を
示す、図2と同様な断面図である。
【図6】本発明にかかる第4の実施の形態による構成を
示す、図2と同様な断面図である。
【図7】本発明にかかる第5の実施の形態による構成を
示す、図2と同様な断面図である。
【符号の説明】
1 車軸 2a、2b 内輪 4 外輪 5a、5b テーパコロ 10 シールリング 11 パルサギヤ 12 前蓋 14,114,214,314,414 外側シール
ケース 15 オイルシール 16,116,216,316,416 センサホル
ダ 17 ホルダ押さえ 20 磁気センサ 20a センサのケーブル 22 留め具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金山 美広 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 Fターム(参考) 3D046 AA07 HH36 3J101 AA16 AA25 AA43 AA54 AA62 BA54 FA31 GA01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪と
    の間に配置された転動体とからなり、前記内輪と前記外
    輪の一方の輪が固定部に取り付けられ、他方の輪が回転
    体に取り付けられた軸受装置において、 前記回転体に対向して配置されたセンサを、前記一方の
    輪に対して相対回転自在に支持する支持部材が設けられ
    ていることを特徴とする軸受装置。
JP10262283A 1998-09-02 1998-09-02 軸受装置 Pending JP2000071955A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008051819A (ja) * 2007-09-14 2008-03-06 Nsk Ltd センサ付回転支持装置
JP2015007442A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 株式会社不二越 軸受用シール及び軸受並びに車両用軸受装置

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