JP2000071061A - 浸漬ノズル交換装置の排熱装置 - Google Patents

浸漬ノズル交換装置の排熱装置

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JP2000071061A
JP2000071061A JP10259318A JP25931898A JP2000071061A JP 2000071061 A JP2000071061 A JP 2000071061A JP 10259318 A JP10259318 A JP 10259318A JP 25931898 A JP25931898 A JP 25931898A JP 2000071061 A JP2000071061 A JP 2000071061A
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deck
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博幸 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピット内に設置した浸漬ノズル交換装置を用
いて作業を行った際、予熱炉から発生する熱気を、ピッ
ト外部に排出することができ、しかも小型で安価な浸漬
ノズル交換装置の排熱装置を提供する。 【解決手段】 新規なノズルを予熱する予熱炉73と、
使用済ノズルを収納する廃棄ポット74と、前記使用済
ノズルを取外し、新規なノズルに交換する交換手段7
5、76とを備え、ノズル交換ヤードのフロア面より下
方に設けられたピット6内に収容され、前記ピット上部
を塞ぐデッキ9の開口部9aを介して、溶融金属収納鍋
に取付けられた浸漬ノズルの交換を行う浸漬ノズル交換
装置7の排熱装置8において、前記予熱炉73の上部に
は、予熱炉からデッキ開口部側に延設された廃棄誘導板
78が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浸漬ノズル交換装
置の排熱装置に関し、さらに詳しくは、浸漬ノズル交換
装置の予熱炉からの熱気をピット外部に排出する浸漬ノ
ズル交換装置の排熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、製鋼法における連続鋳造工程に
おいて、溶融金属収納鍋の底部には溶融金属の出鋼口が
設けられており、この出鋼口には溶融金属の出鋼量を制
御するためのスライドゲートプレートおよび浸漬ノズル
が設置されている。
【0003】溶融金属収納鍋の構造は、例えば、図4に
示すように、収納鍋本体10の内側に内張りれんが11
が張り付けられており、溶融金属が出鋼する出鋼口の近
傍には、ますれんが12が設置されて溶融金属収納鍋1
が構成されている。そして、このますれんが12に形成
された取付孔に上ノズル13が組付けられ、上ノズル1
3の下方には溶融金属の出鋼量を制御するスライドゲー
トプレート14を介して浸漬ノズル3が設置されてい
る。
【0004】浸漬ノズル3は、高耐熱・耐蝕性で口径が
変化しない材質により形成されており、着脱時のロボッ
トや専用交換装置のハンドリングが容易なように、ノズ
ル3の基端部に左右方向にロッドまたはアーム3aを突
設したホルダー3bが設置されているホルダー付ノズル
が主流である。
【0005】溶融金属収納鍋の出鋼口に設置されている
ノズルは、前記したように高耐熱・耐蝕性の材質で構成
されているが、使用により溶損するため、鋳造工程にお
いて所定回数注湯した後、新しいノズルと交換される。
このノズルの交換に際しては、特開平8−19837号
公報に示すような、新規な浸漬ノズルを所定温度に加熱
する予熱炉と、溶融金属収納鍋から取り外された使用済
み浸漬ノズルを収納する廃棄ポットとがベース上に設け
られた浸漬ノズル交換装置が提案されている。
【0006】また、前記したような浸漬ノズル交換装置
は、スペースあるいは安全上の問題から、溶融金属収納
鍋が移動する地上(フロア面)から下がったピットと呼
ばれる閉鎖空間に収容されている。そして、溶融金属収
納鍋の下方から浸漬ノズル交換装置によって、浸漬ノズ
ルの交換がなされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
に浸漬ノズル交換装置をピット内に設置した場合には、
予熱炉から発生する熱気がピット内にこもり、浸漬ノズ
ル交換装置に設けられている電装品等が誤動作するとい
う技術的課題があった。また、この熱気によりノズルを
交換するアクチュエータ、例えばパワーシリンダ等のシ
ールに破損やさび等が生ずるという技術的課題があっ
た。更に、ピット内の熱気によってピット上部を閉塞す
るデッキが熱せられて、作業者がやけどする虞があっ
た。
【0008】これらを解決するために、ピットにファン
等の排気装置を設け、予熱炉から発生する熱気を強制的
にピット外部に排出することも考えられる。しかし、前
記強制的排気はピット内全体の排気を行うためファン等
の排気装置は大型化し、新たにその設置場所及びその費
用が問題となる。
【0009】本発明は、上記従来の技術的課題を解決す
るためになされたものであり、ピット内に設置した浸漬
ノズル交換装置を用いて作業を行った際、予熱炉から発
生する熱気を、ピット外部に排出することができ、しか
も小型で安価な浸漬ノズル交換装置の排熱装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係る浸漬ノズル交換装置の排熱装置
は、新規なノズルを予熱する予熱炉と、使用済ノズルを
収納する廃棄ポットと、前記使用済ノズルを取外し、新
規なノズルに交換する交換手段とを備え、ノズル交換ヤ
ードのフロア面より下方に設けられたピット内に収容さ
れ、前記ピット上部を塞ぐデッキの開口部を介して、溶
融金属収納鍋に取付けられた浸漬ノズルの交換を行う浸
漬ノズル交換装置の排熱装置において、前記予熱炉の上
部には、予熱炉からデッキ開口部側に延設された排気誘
導板が設けられていることを特徴とする。
【0011】ここで、前記排気誘導板は、デッキ開口部
側に延設された2つの側壁と、前記2つの側壁のデッキ
開口部側端部に設けられた1つの側壁とから構成されて
いることが望ましい。また、前記デッキのピット側であ
って、前記予熱炉の移動範囲に設けられた耐火物と、前
記耐火物の両側に設けられると共に、前記デッキ開口部
側に延設された2つの側壁からなる排気誘導板とを備え
ることが望ましい。
【0012】更に、前記予熱炉の上部に設けられた予熱
炉からデッキ開口部側に延設された排気誘導板と、前記
予熱炉の移動範囲に設けられた耐火物と、前記耐火物の
両側に設けられると共にデッキ開口部側に延設された2
つの側壁からなる排気誘導板とにより、排熱通路が形成
されることが望ましい。また、前記予熱炉の上部に設け
られた排気誘導板のデッキ開口部反対側からデッキ開口
部方向に送風を行う送風手段が、設けられていることが
望ましい。
【0013】本発明に係る浸漬ノズル交換装置の排熱装
置は、上述のような構成が採用されているため、予熱炉
からの熱気がピット内にこもることもなく、またデッキ
に伝わることもない。また送風手段のエアーにより熱気
が排気誘導板に誘導されるため、デッキの開口部からピ
ット外部へ効率よく排出することができる。しかも排気
誘導板が設けられているため、従来のように大型な送風
手段は必要なく、小型な送風手段によって効率よく、予
熱炉からの熱気をピット外部に排出できる。その結果、
浸漬ノズル交換装置に設けられている電装品等が誤動作
することもなくや、アクチュエータのシールに破損やさ
びが生ずることもない。また、熱気により、デッキが熱
せられて作業者のやけど等事故を防止することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。尚、図1は溶融金属収納鍋及
び本発明に係る浸漬ノズル交換装置の排熱装置の側面を
示す概略を示す図であって、使用済ノズル取外し時にお
ける排気装置の状態を示す側面図である。図2は、溶融
金属収納鍋及び本発明に係る浸漬ノズル交換装置の排熱
装置の側面を示す概略を示す側面図であって、新規ノズ
ル取付時における排気装置の状態を示す側面図、図3は
図1のA−A断面図である。
【0015】図1に基づいて、溶融金属収納鍋、浸漬ノ
ズル交換装置、本発明にかかる排熱装置について、その
構成の概略について説明する。図に示すように、1は連
続鋳造装置におけるタンディッシュあるいはレードル等
の溶融金属収納鍋であって、前記溶融金属収納鍋1の下
面には浸漬ノズル取付装置2を介して、複数の浸漬ノズ
ル3が取り付けられている。この前記溶融金属収納鍋1
は図示しない支持手段によって、溶融金属収納鍋自走台
車4に載置されている。この溶融金属収納鍋自走台車4
の下面には車輪4aが設けられ、前記自走台車4の鋳造
ヤードとノズル交換ヤード間に配された一対のレール5
上を走行可能に構成されている。即ち、溶融金属収納鍋
1は、前記溶融金属収納鍋自走台車4によって、鋳造ヤ
ードからノズル交換ヤードへ、またノズル交換ヤードか
ら鋳造ヤードへ搬送されるように構成されている。
【0016】また、前記溶融金属収納鍋自走台車4の一
対のレール5間であって、しかも前記レール5よりも低
い位置、言い換えれば、地上(フロア面)よりも低い位
置にはピット6が設けられ、このピット6内に浸漬ノズ
ル交換装置7及びその排熱装置8が設置されている。さ
らに、ピット6の上部を塞ぐためのデッキ9が、浸漬ノ
ズル交換装置7の上方に設けられている。このデッキ9
の中央部には、浸漬ノズルの交換作業に用いられるデッ
キ開口部9aが形成されている。また、図示しないが浸
漬ノズル交換装置7には、浸漬ノズル交換装置7の動作
を制御するための信号ケーブルが接続され、前記信号ケ
ーブルから制御信号を受けて、浸漬ノズル交換装置7は
所定の動作をなすように構成されている。
【0017】前記浸漬ノズル交換装置7は、ピット6の
底面61のレール61a上を図の前後方向に移動可能な
基台71と、この基台71上に設けられた図示しないガ
イドに案内されて図の左右方向に移動可能なベース72
と、このベース72の上面に設置されたノズルの予熱装
置73と、予熱装置73に並列にベース72の上面に設
置された使用済ノズルを収納する廃棄ポット74と、予
熱装置73の側方に設置されてノズルを装着するノズル
昇降用パワーシリンダ75と、廃棄ポット74の側方に
設置されて取り外した使用済ノズルを廃却ポット74へ
受け渡す廃却ノズル昇降用パワーシリンダ76と、前記
ベース72を移動させるベース移動用パワーシリンダ7
7とにより構成されている。
【0018】また、浸漬ノズル3を着脱するノズル昇降
用パワーシリンダ75および廃却ノズル昇降用パワーシ
リンダ76の上端部には、浸漬ノズル3のホルダー3b
に突設されたアーム3aを係止させる受渡しハンド75
a、76aが取付けられている。なお、ベース移動用パ
ワーシリンダ77の本体は、基台71に取り付けられる
と共に、ベース移動用パワーシリンダ77のシリンダロ
ッド77aの端部は、ベース72に取り付けられてい
る。そのため、ベース72はベース移動用パワーシリン
ダ77のシリンダロッド77aの伸縮により、図示しな
いガイドに案内されながら、基台72上を移動すること
ができる。
【0019】また、図1及び図3に示すように、デッキ
9のピット側(デッキ9の下面)であって、予熱炉73
の移動範囲に耐火物91が取り付けられている。前記予
熱炉73は、待機位置(廃棄ポット74がデッキ開口部
9aに真下に位置してる状態)とデッキ開口部9aの間
を移動するため、少なくともその間には前記耐火物91
を設ける必要がある。また前記耐火物91は前記予熱炉
の幅以上の幅をもって形成されている。
【0020】また、デッキ9のピット側(デッキ9の下
面)であって、前記耐火物91の両側にはデッキ開口部
9aに延設された2つの側壁からなる排気誘導板92が
取り付けられている。また、前記排気誘導板92におけ
るデッキ開口部9aと反対側端部には、図示しない例え
ば、コンプレッサー、ファン等の送風手段からのエアー
を予熱炉73の上方へ吹き付けるためのエアブロー部9
3が設けられている。この送風手段はピット内全体を強
制するものではなく、前記耐火物91、排気誘導板7
8、排気誘導板92によって構成される排熱通路内を排
気することができれば良いため、小型の送風手段が用い
られる。
【0021】一方、予熱炉73の上部には、予熱炉73
からデッキ開口部9a側に延設された2つの側壁と、2
つの側壁のデッキ開口部9a側端部に設けられた1つの
側壁から構成された、いわゆるコの字形状の排気誘導板
78が設けられている。そして、前記排気誘導板78を
構成する2つの側壁の間には、前記排気誘導板92が収
納されている。
【0022】前記排気誘導板78を構成する2つの側壁
のデッキ開口部9a側端部に設けられた1つの側壁は、
前記予熱炉73が待機位置(廃棄ポット74がデッキ開
口部9aに真下に位置してる状態)にある場合にも、デ
ッキ開口部9aに臨む位置に形成されている。すなわ
ち、耐火物91、排気誘導板78、排気誘導板92によ
って構成される排熱通路が、予熱炉73が待機位置(廃
棄ポット74がデッキ開口部9aに真下に位置してる状
態)にある場合にも、その排熱通路の端部がデッキ開口
部9aに臨み、予熱炉73からの熱気を前記デッキ開口
部9aから外部に放出できるように構成されている。
【0023】前記排気誘導板78を構成する2つの側壁
の間には、前記排気誘導板92が移動可能に収納され、
予熱炉73が交換位置(予熱炉73がデッキ開口部9a
に真下に位置してる状態)にある場合にも、排気誘導板
92のデッキ開口部9a側の端部は、排気誘導板78を
構成する2つの側壁の間に収納されている。その結果、
予熱炉73が交換位置(予熱炉73がデッキ開口部9a
に真下に位置してる状態)にある場合にも、耐火物9
1、排気誘導板78、排気誘導板92によって構成され
る排熱通路は連続した通路として形成され、予熱炉73
からの熱気が排熱通路が流出し、ピット内にこもるのを
防止する。
【0024】このように構成することにより、廃棄ポッ
ト74がデッキ開口部9aの下方に位置する状態にあっ
ても、送風手段からのエアーがエアブロー部93を介し
て排気誘導板78の端部側から予熱炉73に対して吹き
付けられ、予熱炉73からの熱気は排気誘導板92、7
8に誘導されて、デッキ開口部9aからピット6外へと
排出される。このとき、デッキ9は、前記耐火物91に
よって断熱性を有するため、予熱炉73からの熱気によ
り熱せられることはない。
【0025】なお、予熱炉73が交換位置(予熱炉73
がデッキ開口部9aに真下に位置してる状態)にある場
合には、送風手段からのエアーの供給を停止しても、予
熱炉73からの熱気はデッキ開口部9aからピット6外
へと排出される。好ましくは、弱い送風を行うのが良
い。強い送風を行うことは、予熱された新規浸漬ノズル
3が冷却されるため、あまり好ましくはない。
【0026】次に、ノズルの着脱時の一連の動作におい
て排熱装置の動作を説明する。まず、準備工程として、
ノズル装填ヤードにおいて浸漬ノズル交換装置の予熱炉
73内に浸漬ノズル3を装填し加熱し、浸漬ノズル3の
予熱状態とする。そしてノズル装填ヤードからノズル交
換ヤードに移動させ、所定位置で待機する。また、溶融
金属収納鍋1の溶融金属収納鍋自走台車4を、鋳造ヤー
ドからノズル交換ヤードに移動させ、所定位置で停止さ
せる。次に、浸漬ノズル交換装置の廃棄ポット74が、
デッキ開口部9aの下方に位置するようにベース移動用
パワーシリンダ77によってベース72を移動させる。
【0027】その後、溶融金属収納鍋1の出鋼口へ向け
廃却ノズル昇降用パワーシリンダ76が上昇し、受渡し
ハンド76aによりノズル7を受取るとともに、廃却ノ
ズル昇降用パワーシリンダ76が下降して、受渡しハン
ド76aにノズル3を保持したまま廃棄ポット74に収
納する。
【0028】この作業中、浸漬ノズル交換装置7の予熱
炉73内には浸漬ノズル3が装填され加熱されているた
め、熱気が予熱炉73の上方へと昇って行くこととなる
が、予熱炉73の上方には耐火物91があるため、この
熱気が直接デッキ9に伝わることはない。また、図示し
ない送風手段からエアーがエアブロー部93を介して予
熱炉73の上部に吹き付けられ、その熱気は排気誘導板
92、78に誘導され、デッキ開口部9aを通りピット
6外への排出されるため、ピット内に熱気がこもること
はない。
【0029】そして、使用済み浸漬ノズル3が廃棄ポッ
ト74に収納された後、新規の浸漬ノズル3を装着する
前に、溶融金属収納鍋1の出鋼口より取り外された浸漬
ノズル3が取付けられていたノズル取付部2を規定の取
付け寸法に形成する。
【0030】溶融金属収納鍋1のノズル取付部2を切削
した後、予熱炉73がデッキ開口部9aの下方に位置す
るように、ベース移動用パワーシリンダ77によってベ
ース72を移動させる。そして、ノズル昇降用パワーシ
リンダ75の受渡しハンド75aを浸漬ノズル3を保持
したまま上昇させ、溶融金属容器1の出鋼口部に開放さ
れているノズル保持部に浸漬ノズル3を移載し、浸漬ノ
ズル3を装填する。一方、ノズル昇降用パワーシリンダ
75が下降して作業を完了する。
【0031】この作業中、送風手段からのエアーの供給
は停止、あるいはエアーの供給は少ないが、予熱炉73
からの熱気はデッキ開口部9aからピット6の外部へ排
出される。
【0032】上述の一連の動作が終了した後は、溶融金
属収納鍋1が載置された溶融金属収納自走台車4によっ
てノズル交換ヤードから鋳造ヤードに移動する。一方、
浸漬ノズル交換装置7は、ノズル交換ヤードからノズル
装填ヤードに移動し、廃棄ポット74内に収納された浸
漬ノズル3を排出すると共に、予熱炉75内に新たに浸
漬ノズル3を充填し、浸漬ノズル3を加熱状態となす。
そして、ノズル交換ヤードの所定位置に移動し、待機す
る。そして、再び、溶融金属収納鍋1が載置された溶融
金属収納鍋自走台車4が鋳造ヤードからノズル交換ヤー
ドに移動されると、浸漬ノズル3の交換動作が開始さ
れ、前述の動作が繰り返される。
【0033】なお、上記実施形態では、デッキ下面の予
熱炉の移動範囲に耐火物を設けたが、デッキ下面全体に
前記耐火物を設けても良い。
【0034】
【発明の効果】本発明に係る浸漬ノズル交換装置の排熱
装置は、上述のような構成を備えているため、予熱炉か
らの熱気がピット内にこもることもなく、またデッキに
伝わることもない。また送風手段のエアーにより熱気が
排気誘導板に誘導されるため、デッキの開口部からピッ
ト外部へ効率よく排出することができる。しかも排気誘
導板が設けられているため、従来のように大型な送風手
段は必要なく、小型な送風手段によって効率よく、予熱
炉からの熱気をピット外部に排出できる。その結果、浸
漬ノズル交換装置に設けられている電装品等が誤動作す
ることもなくや、パワーシリンダ等のアクチュエータの
シールに破損やさびが生ずることもない。また、熱気に
より、デッキが熱せられて作業者のやけど等事故を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、溶融金属収納鍋、浸漬ノズル交換装
置、本発明にかかる排熱装置の概略を示す側面図であっ
て、使用済みノズルを取り外す状態を示す図である。
【図2】図2は、溶融金属収納鍋、浸漬ノズル交換装
置、本発明にかかる排熱装置の概略を示す側面図であっ
て、新規ノズルを取り付け状態を示す図である。
【図3】図3は、図1のA−A断面図である。
【図4】図4は、一般的な溶融金属収納鍋の構造を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 溶融金属収納鍋 2 浸漬ノズル取付装置 3 浸漬ノズル 7 浸漬ノズル交換装置 71 基台 72 ベース 73 予熱炉 74 廃棄ポット 75 ノズル昇降用パワーシリンダ 76 廃却ノズル昇降用パワーシリンダ 77 ベース移動用パワーシリンダ 78 排気誘導板 8 排熱装置 9 デッキ 91 耐火物 92 排気誘導板 93 エアブロー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 康幸 愛知県刈谷市小垣江町南藤1番地 東芝セ ラミックス株式会社刈谷製造所内 (72)発明者 三浦 博幸 愛知県刈谷市小垣江町南藤1番地 東芝セ ラミックス株式会社刈谷製造所内 (72)発明者 久保 吉一 和歌山県和歌山市湊1850番地 住友金属工 業株式会社和歌山製鉄所内 Fターム(参考) 4E004 FC10 4E014 DD00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 新規なノズルを予熱する予熱炉と、使用
    済ノズルを収納する廃棄ポットと、前記使用済ノズルを
    取外し、新規なノズルに交換する交換手段とを備え、 ノズル交換ヤードのフロア面より下方に設けられたピッ
    ト内に収容され、前記ピット上部を塞ぐデッキの開口部
    を介して、溶融金属収納鍋に取付けられた浸漬ノズルの
    交換を行う浸漬ノズル交換装置の排熱装置において、 前記予熱炉の上部には、予熱炉からデッキ開口部側に延
    設された排気誘導板が設けられていることを特徴とする
    浸漬ノズル交換装置の排熱装置。
  2. 【請求項2】 前記排気誘導板は、デッキ開口部側に延
    設された2つの側壁と、前記2つの側壁のデッキ開口部
    側端部に設けられた1つの側壁とから構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載された浸漬ノズル交換装
    置の排熱装置。
  3. 【請求項3】 前記デッキのピット側であって、前記予
    熱炉の移動範囲に設けられた耐火物と、前記耐火物の両
    側に設けられると共に、前記デッキ開口部側に延設され
    た2つの側壁からなる排気誘導板とを備えることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載された浸漬ノズル
    交換装置の排熱装置。
  4. 【請求項4】 前記予熱炉の上部に設けられた予熱炉か
    らデッキ開口部側に延設された排気誘導板と、前記予熱
    炉の移動範囲に設けられた耐火物と、前記耐火物の両側
    に設けられると共にデッキ開口部側に延設された2つの
    側壁からなる排気誘導板とにより、排熱通路が形成され
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに
    記載された浸漬ノズル交換装置の排熱装置。
  5. 【請求項5】 前記予熱炉の上部に設けられた排気誘導
    板のデッキ開口部反対側からデッキ開口部方向に送風を
    行う送風手段が、設けられていることを特徴とする請求
    項1乃至請求項5のいずれかに記載された浸漬ノズル交
    換装置の排熱装置。
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