JP2000070979A - 洗車機排水処理装置 - Google Patents
洗車機排水処理装置Info
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- JP2000070979A JP2000070979A JP24645498A JP24645498A JP2000070979A JP 2000070979 A JP2000070979 A JP 2000070979A JP 24645498 A JP24645498 A JP 24645498A JP 24645498 A JP24645498 A JP 24645498A JP 2000070979 A JP2000070979 A JP 2000070979A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価で維持管理のかからない手段により栄養
液を好気性生物処理槽へ供給できる洗車機排水処理装置
を提供する。 【解決手段】 少なくとも洗車機排水１０を貯留する原
水貯留槽１と、原水移流ポンプ２と、好気性生物処理槽
３と、ばっ気用ブロワ４と、好気性生物処理槽３に加え
る栄養液の栄養液貯留容器５とからなる洗車機排水処理
装置において、前記栄養液貯留容器５にばっ気用ブロワ
４の空気を送入して、該空気の圧力で栄養液を好気性生
物処理槽３へ供給させる。
液を好気性生物処理槽へ供給できる洗車機排水処理装置
を提供する。 【解決手段】 少なくとも洗車機排水１０を貯留する原
水貯留槽１と、原水移流ポンプ２と、好気性生物処理槽
３と、ばっ気用ブロワ４と、好気性生物処理槽３に加え
る栄養液の栄養液貯留容器５とからなる洗車機排水処理
装置において、前記栄養液貯留容器５にばっ気用ブロワ
４の空気を送入して、該空気の圧力で栄養液を好気性生
物処理槽３へ供給させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガソリンスタンド
における洗車機排水の処理に用いられ、特に好気性生物
処理法による洗車機排水処理装置に関する。
における洗車機排水の処理に用いられ、特に好気性生物
処理法による洗車機排水処理装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ガソリンスタンドにおける洗車機
排水は、図２に示すように、洗車機排水を貯留させる原
水貯留槽１と、原水移流ポンプ２と、好気性生物処理槽
３と、ばっ気用ブロワ４とからなる洗車機排水処理装置
が用いられている。前記原水貯留槽１は、洗車機排水中
に含まれる油分を分離させる油水分離槽を兼ねている場
合もある。また前記好気性生物処理槽３には、活性汚泥
法、又は水中の浸漬濾床に微生物を付着させて処理を行
わせる接触ばっ気法、生物濾過法等による処理方式が用
いられている。ばっ気用ブロワ４は、好気性生物処理槽
３の空気供給源として用いられている。
排水は、図２に示すように、洗車機排水を貯留させる原
水貯留槽１と、原水移流ポンプ２と、好気性生物処理槽
３と、ばっ気用ブロワ４とからなる洗車機排水処理装置
が用いられている。前記原水貯留槽１は、洗車機排水中
に含まれる油分を分離させる油水分離槽を兼ねている場
合もある。また前記好気性生物処理槽３には、活性汚泥
法、又は水中の浸漬濾床に微生物を付着させて処理を行
わせる接触ばっ気法、生物濾過法等による処理方式が用
いられている。ばっ気用ブロワ４は、好気性生物処理槽
３の空気供給源として用いられている。
【０００３】一方、洗車機排水は、好気性微生物の細胞
合成に必要とされる窒素、リンがほとんど含まれないた
め、前記の好気性生物処理槽３には、窒素、リンを含む
塩溶液が栄養源として加えられている。そのために洗車
機排水処理装置には、栄養液貯留容器５及び薬液供給ポ
ンプ６が設けられている。
合成に必要とされる窒素、リンがほとんど含まれないた
め、前記の好気性生物処理槽３には、窒素、リンを含む
塩溶液が栄養源として加えられている。そのために洗車
機排水処理装置には、栄養液貯留容器５及び薬液供給ポ
ンプ６が設けられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のような洗車機排
水処理装置において、窒素、リンなどの栄養液を好気性
生物処理槽３に供給する薬液供給ポンプ６には、その移
送させる栄養液が少ないため、電動によるダイヤフラム
式ポンプが多く用いられている。しかしながら、ダイヤ
フラム式ポンプは、価格が高く、又弁部の清掃を必要と
したり、あるいはダイヤフラムの交換を必要としたりし
て、洗車機排水処理装置への適用には、経済的負担が大
きく又維持管理も多くかかってしまうという課題があっ
た。
水処理装置において、窒素、リンなどの栄養液を好気性
生物処理槽３に供給する薬液供給ポンプ６には、その移
送させる栄養液が少ないため、電動によるダイヤフラム
式ポンプが多く用いられている。しかしながら、ダイヤ
フラム式ポンプは、価格が高く、又弁部の清掃を必要と
したり、あるいはダイヤフラムの交換を必要としたりし
て、洗車機排水処理装置への適用には、経済的負担が大
きく又維持管理も多くかかってしまうという課題があっ
た。
【０００５】本発明はかかる課題に鑑みてなされたもの
で、安価で維持管理のかからない手段により栄養液を好
気性生物処理槽へ供給できる、洗車機排水処理装置を提
供することを目的とする。
で、安価で維持管理のかからない手段により栄養液を好
気性生物処理槽へ供給できる、洗車機排水処理装置を提
供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成させる
ために、本発明は、好気性生物処理槽への空気供給用に
設けているブロワからの空気を利用し、該空気を栄養液
貯留容器に送入させ、該空気の圧力により栄養液を栄養
液貯留容器から好気性生物処理槽へ供給させるものであ
る。
ために、本発明は、好気性生物処理槽への空気供給用に
設けているブロワからの空気を利用し、該空気を栄養液
貯留容器に送入させ、該空気の圧力により栄養液を栄養
液貯留容器から好気性生物処理槽へ供給させるものであ
る。
【０００７】即ち、本発明の請求項１は、図１に示すよ
うに、少なくとも洗車機排水１０を貯留する原水貯留槽
１と、原水移流ポンプ２と、好気性生物処理槽３と、ば
っ気用ブロワ４と、好気性生物処理槽３に加える栄養液
の栄養液貯留容器５とからなる洗車機排水処理装置にお
いて、前記栄養液貯留容器５にばっ気用ブロワ４の空気
を送入して、該空気の圧力で栄養液を好気性生物処理槽
３へ供給するようにしたことを特徴とする。
うに、少なくとも洗車機排水１０を貯留する原水貯留槽
１と、原水移流ポンプ２と、好気性生物処理槽３と、ば
っ気用ブロワ４と、好気性生物処理槽３に加える栄養液
の栄養液貯留容器５とからなる洗車機排水処理装置にお
いて、前記栄養液貯留容器５にばっ気用ブロワ４の空気
を送入して、該空気の圧力で栄養液を好気性生物処理槽
３へ供給するようにしたことを特徴とする。
【０００８】また、本発明の請求項２は、請求項１にお
いて、図１に示すように、ばっ気用ブロワ４と栄養液貯
留容器５とを結ぶ空気配管７経路に空気開閉弁８を設
け、該空気開閉弁８が開のとき、前記栄養液貯留容器５
に前記ばっ気用ブロワ４の空気を送入して、該空気の圧
力で栄養液を好気性生物処理槽３へ供給するようにした
ことを特徴とする。
いて、図１に示すように、ばっ気用ブロワ４と栄養液貯
留容器５とを結ぶ空気配管７経路に空気開閉弁８を設
け、該空気開閉弁８が開のとき、前記栄養液貯留容器５
に前記ばっ気用ブロワ４の空気を送入して、該空気の圧
力で栄養液を好気性生物処理槽３へ供給するようにした
ことを特徴とする。
【０００９】また、本発明の請求項３は、請求項１又は
請求項２において、図１に示すように、ばっ気用ブロワ
４と栄養液貯留容器５とを結ぶ空気配管７経路に空気開
閉弁８を設け、該空気開閉弁８の開閉を原水移流ポンプ
２と連動させ、原水移流ポンプ２が稼動のときに空気開
閉弁８を開にして、空気の圧力で栄養液を好気性生物処
理槽３へ供給するようにしたことを特徴とする。
請求項２において、図１に示すように、ばっ気用ブロワ
４と栄養液貯留容器５とを結ぶ空気配管７経路に空気開
閉弁８を設け、該空気開閉弁８の開閉を原水移流ポンプ
２と連動させ、原水移流ポンプ２が稼動のときに空気開
閉弁８を開にして、空気の圧力で栄養液を好気性生物処
理槽３へ供給するようにしたことを特徴とする。
【００１０】また、本発明の請求項４は、請求項１又は
請求項２において、図１に示すように、ばっ気用ブロワ
４と栄養液貯留容器５とを結ぶ空気配管７経路に設ける
空気開閉弁８の開閉を、タイマー９によって行い、空気
開閉弁８が開のときに、空気の圧力で栄養液を好気性生
物処理槽３へ供給するようにしたことを特徴とする。
請求項２において、図１に示すように、ばっ気用ブロワ
４と栄養液貯留容器５とを結ぶ空気配管７経路に設ける
空気開閉弁８の開閉を、タイマー９によって行い、空気
開閉弁８が開のときに、空気の圧力で栄養液を好気性生
物処理槽３へ供給するようにしたことを特徴とする。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の洗車機排水処理装置は、
少なくとも洗車機排水１０を貯留する原水貯留槽１と、
原水移流ポンプ２と、好気性生物処理槽３と、ばっ気用
ブロワ４と、好気性生物処理槽３に加える栄養液の栄養
液貯留容器５と、ばっ気用ブロワ４と栄養液貯留容器５
とを結ぶ空気配管７経路に設ける空気開閉弁８から構成
され、前記空気開閉弁８が開のときに、栄養液貯留容器
５にばっ気用ブロワ４の空気を送入して、該空気の圧力
により栄養液を好気性生物処理槽３へ供給させるように
している。
少なくとも洗車機排水１０を貯留する原水貯留槽１と、
原水移流ポンプ２と、好気性生物処理槽３と、ばっ気用
ブロワ４と、好気性生物処理槽３に加える栄養液の栄養
液貯留容器５と、ばっ気用ブロワ４と栄養液貯留容器５
とを結ぶ空気配管７経路に設ける空気開閉弁８から構成
され、前記空気開閉弁８が開のときに、栄養液貯留容器
５にばっ気用ブロワ４の空気を送入して、該空気の圧力
により栄養液を好気性生物処理槽３へ供給させるように
している。
【００１２】上記原水貯留槽１は、不定期で流入する洗
車機排水１０を貯留させる槽であり、該原水貯留槽１に
は、前記した不定期で流入する洗車機排水１０を好気性
生物処理槽３へ出来る限り定量的に移送させるようにし
た流量調整機能及び／又は洗車機排水１０に含まれてい
る油分を分離させる油水分離機能を持たせることができ
る。図１では、原水貯留槽１に流量調整機能及び油水分
離機能を持たせた形態を示しており、該原水貯留槽１を
３槽に仕切って油分が分離しやすい構造にさせている。
なお、前記原水貯留槽１では、洗車機排水１０に含まれ
る砂などの固形物も、沈降分離させることができる。
車機排水１０を貯留させる槽であり、該原水貯留槽１に
は、前記した不定期で流入する洗車機排水１０を好気性
生物処理槽３へ出来る限り定量的に移送させるようにし
た流量調整機能及び／又は洗車機排水１０に含まれてい
る油分を分離させる油水分離機能を持たせることができ
る。図１では、原水貯留槽１に流量調整機能及び油水分
離機能を持たせた形態を示しており、該原水貯留槽１を
３槽に仕切って油分が分離しやすい構造にさせている。
なお、前記原水貯留槽１では、洗車機排水１０に含まれ
る砂などの固形物も、沈降分離させることができる。
【００１３】原水移流ポンプ２は、水位検出を行う水位
センサー１１により、稼動及び停止が行われるようにし
てあり、油分や砂などが分離された洗車機排水１０をほ
ぼ定量的に好気性生物処理槽３へ移送させるものであ
る。なお、原水移流ポンプ２は、図１では陸上ポンプを
示しているが、水中ポンプであってもよい。
センサー１１により、稼動及び停止が行われるようにし
てあり、油分や砂などが分離された洗車機排水１０をほ
ぼ定量的に好気性生物処理槽３へ移送させるものであ
る。なお、原水移流ポンプ２は、図１では陸上ポンプを
示しているが、水中ポンプであってもよい。
【００１４】好気性生物処理槽３は、洗車機排水１０に
含まれる有機性汚濁物質（以降ＢＯＤと略す）を好気性
微生物により、分解させる槽であり、該好気性生物処理
には、活性汚泥法、水中に浸漬させた濾床に微生物を付
着させて処理を行わせる接触ばっ気法、生物濾過法等の
処理方式が用いられる。これらのうち、ＢＯＤの生物的
分解機能と浮遊している懸濁粒子（以降ＳＳと略す）の
濾過除去機能を発現させることのできる生物濾過法が好
ましく用いられる。
含まれる有機性汚濁物質（以降ＢＯＤと略す）を好気性
微生物により、分解させる槽であり、該好気性生物処理
には、活性汚泥法、水中に浸漬させた濾床に微生物を付
着させて処理を行わせる接触ばっ気法、生物濾過法等の
処理方式が用いられる。これらのうち、ＢＯＤの生物的
分解機能と浮遊している懸濁粒子（以降ＳＳと略す）の
濾過除去機能を発現させることのできる生物濾過法が好
ましく用いられる。
【００１５】上記好気性生物処理槽３には、生物濾過法
を用いた場合、該好気性生物処理槽３に微生物付着体及
び濾過材として粒状の担体が液面下に充填される。前記
担体には、合成樹脂製からなるスポンジ、ペレットなど
の粒状物、石炭破砕物、珪砂などの無機粒状物、活性
炭、ガラス、セラミックスなどの多孔質からなる無機粒
状物が用いられる。
を用いた場合、該好気性生物処理槽３に微生物付着体及
び濾過材として粒状の担体が液面下に充填される。前記
担体には、合成樹脂製からなるスポンジ、ペレットなど
の粒状物、石炭破砕物、珪砂などの無機粒状物、活性
炭、ガラス、セラミックスなどの多孔質からなる無機粒
状物が用いられる。
【００１６】そして、洗車機排水１０は、原水貯留槽１
から前記好気性生物処理槽３に移送されるが、このとき
該好気性生物処理槽３内を下向流または上向流になるよ
うに移送される。図１では、洗車機排水１０が好気性生
物処理槽３を下向流で通過するように移送させている。
から前記好気性生物処理槽３に移送されるが、このとき
該好気性生物処理槽３内を下向流または上向流になるよ
うに移送される。図１では、洗車機排水１０が好気性生
物処理槽３を下向流で通過するように移送させている。
【００１７】好気性生物処理槽３では、流入した洗車機
排水１０を好気的に処理させるために、前記好気性生物
処理槽３の底部に設けた散気管１２よりブロワ４から送
気された空気を吐出させ、ばっ気を行わせる。これによ
って担体には、好気性微生物が付着し、該好気性微生物
と洗車機排水１０が接触して該洗車機排水１０中のＢＯ
Ｄが分解され、またＳＳも濾過除去される。浄化された
処理水１４は、洗車機排水処理装置外へ放流させたり、
または洗車機用水として再利用される。
排水１０を好気的に処理させるために、前記好気性生物
処理槽３の底部に設けた散気管１２よりブロワ４から送
気された空気を吐出させ、ばっ気を行わせる。これによ
って担体には、好気性微生物が付着し、該好気性微生物
と洗車機排水１０が接触して該洗車機排水１０中のＢＯ
Ｄが分解され、またＳＳも濾過除去される。浄化された
処理水１４は、洗車機排水処理装置外へ放流させたり、
または洗車機用水として再利用される。
【００１８】一方、上記した洗車機排水１０には、好気
性生物処理槽３に繁殖させる微生物の細胞合成に必要と
される窒素やリンなどの栄養分が不足しているため、前
記好気性生物処理槽３に窒素やリンなどの栄養液が加え
られる。
性生物処理槽３に繁殖させる微生物の細胞合成に必要と
される窒素やリンなどの栄養分が不足しているため、前
記好気性生物処理槽３に窒素やリンなどの栄養液が加え
られる。
【００１９】そして、本発明は、ブロワ４からの空気を
前記栄養液を貯留した栄養液貯留容器５に送入させ、該
空気圧によって栄養液貯留容器５から栄養液を押し出さ
せ、好気性生物処理槽３に供給させるものである。
前記栄養液を貯留した栄養液貯留容器５に送入させ、該
空気圧によって栄養液貯留容器５から栄養液を押し出さ
せ、好気性生物処理槽３に供給させるものである。
【００２０】上記栄養液貯留容器５は、栄養液に対する
耐薬品性を持たせてあり、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどの樹脂製、耐性塗料を塗布した
鋼板製などが用いられる。また該栄養液貯留容器５の底
部は、栄養液がほとんど排出されるようにホッパー形状
にさせることが好ましい。
耐薬品性を持たせてあり、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどの樹脂製、耐性塗料を塗布した
鋼板製などが用いられる。また該栄養液貯留容器５の底
部は、栄養液がほとんど排出されるようにホッパー形状
にさせることが好ましい。
【００２１】一方、上記栄養液貯留容器５は、ブロワ４
から送入される空気圧に耐える密閉構造にしてあり、該
栄養液貯留容器５内の上部に空気層１３が設けられてい
る。ブロワ４から栄養液貯留容器５の空気層１３へ送入
させる空気は、好気性生物処理槽３への空気配管１５か
ら分岐させた空気配管７を介して送入される。前記空気
配管７には、空気開閉弁８が設けられ、空気の送入及び
停止が行われる。また、栄養液貯留容器５には、該栄養
液貯留容器５の底部より好気性生物処理槽３の上部へ栄
養液を供給させる栄養液供給配管１６が接続されてい
る。
から送入される空気圧に耐える密閉構造にしてあり、該
栄養液貯留容器５内の上部に空気層１３が設けられてい
る。ブロワ４から栄養液貯留容器５の空気層１３へ送入
させる空気は、好気性生物処理槽３への空気配管１５か
ら分岐させた空気配管７を介して送入される。前記空気
配管７には、空気開閉弁８が設けられ、空気の送入及び
停止が行われる。また、栄養液貯留容器５には、該栄養
液貯留容器５の底部より好気性生物処理槽３の上部へ栄
養液を供給させる栄養液供給配管１６が接続されてい
る。
【００２２】上記のような空気配管７、空気開閉弁８及
び栄養液供給配管１６を栄養液貯留容器５に配設させる
ことにより、空気開閉弁８が開のとき、ブロワ４からの
空気は、栄養液貯留容器５の空気層１３に入り、該空気
層１３の圧力を高め、これによって栄養液は、栄養液供
給配管１６から押し出され、好気性生物処理槽３へ供給
される。
び栄養液供給配管１６を栄養液貯留容器５に配設させる
ことにより、空気開閉弁８が開のとき、ブロワ４からの
空気は、栄養液貯留容器５の空気層１３に入り、該空気
層１３の圧力を高め、これによって栄養液は、栄養液供
給配管１６から押し出され、好気性生物処理槽３へ供給
される。
【００２３】従って、ブロワ４には、栄養液貯留容器５
の液面から好気性生物処理槽３に接続される栄養液供給
配管１６の開口部までの水頭分、及び管路抵抗による水
頭分を合せた水頭分以上の吐出圧力を有する能力を持た
せている。
の液面から好気性生物処理槽３に接続される栄養液供給
配管１６の開口部までの水頭分、及び管路抵抗による水
頭分を合せた水頭分以上の吐出圧力を有する能力を持た
せている。
【００２４】一方、上記好気性生物処理槽３には、栄養
分として窒素及びリンが、洗車機排水１０に含まれるＢ
ＯＤに対して、濃度比でＢＯＤ：Ｎ（窒素）：Ｐ（リ
ン）＝１００：５：１の比率になるようにして加えられ
る。そして、前記窒素及びリンを含む栄養液は、該栄養
液の濃度（ｇ／Ｌ）及び空気開閉弁８の開時間（分）に
よって、必要とされる供給量（ｍＬ／分）が決定され
る。
分として窒素及びリンが、洗車機排水１０に含まれるＢ
ＯＤに対して、濃度比でＢＯＤ：Ｎ（窒素）：Ｐ（リ
ン）＝１００：５：１の比率になるようにして加えられ
る。そして、前記窒素及びリンを含む栄養液は、該栄養
液の濃度（ｇ／Ｌ）及び空気開閉弁８の開時間（分）に
よって、必要とされる供給量（ｍＬ／分）が決定され
る。
【００２５】なお、栄養液貯留容器５は、設置面積の制
約などから該栄養液貯留容器５の容量を小さくさせるこ
とが好ましく、従って栄養液の濃度（ｇ／Ｌ）を高くし
て貯留させている。そのため、栄養液の供給量（ｍＬ／
分）は、必然的に小流量になり、例えば１〜１０ｍＬ／
分程度の供給量に設定される。
約などから該栄養液貯留容器５の容量を小さくさせるこ
とが好ましく、従って栄養液の濃度（ｇ／Ｌ）を高くし
て貯留させている。そのため、栄養液の供給量（ｍＬ／
分）は、必然的に小流量になり、例えば１〜１０ｍＬ／
分程度の供給量に設定される。
【００２６】そして、栄養液の供給量（ｍＬ／分）は、
空気配管７に圧力調整弁や、又は絞り弁又はオリフィス
等の抵抗体を設け、栄養液貯留容器５の空気層１３にか
かるブロワ４からの空気圧力を調整することにより、あ
るいは栄養液供給配管１６に絞り弁又はオリフィス等の
抵抗体を設け、通過する栄養液量を調整することができ
る。
空気配管７に圧力調整弁や、又は絞り弁又はオリフィス
等の抵抗体を設け、栄養液貯留容器５の空気層１３にか
かるブロワ４からの空気圧力を調整することにより、あ
るいは栄養液供給配管１６に絞り弁又はオリフィス等の
抵抗体を設け、通過する栄養液量を調整することができ
る。
【００２７】空気開閉弁８の開閉は、原水移流ポンプ２
と連動させ、該原水移流ポンプ２が稼動しているときに
前記空気開閉弁８を開に、また原水移流ポンプ２が停止
しているときに空気開閉弁８を閉になるようにさせてい
る。これらの動作は、自動的に行われるように操作盤に
制御を組み込んでいる。なお、前記空気開閉弁８が開の
ときに、栄養液は、好気性生物処理槽３に供給される。
と連動させ、該原水移流ポンプ２が稼動しているときに
前記空気開閉弁８を開に、また原水移流ポンプ２が停止
しているときに空気開閉弁８を閉になるようにさせてい
る。これらの動作は、自動的に行われるように操作盤に
制御を組み込んでいる。なお、前記空気開閉弁８が開の
ときに、栄養液は、好気性生物処理槽３に供給される。
【００２８】また、上記の空気開閉弁８の開閉は、該空
気開閉弁８とタイマー９を連動させ、該タイマー９で設
定される通電のＯＮ−ＯＦＦに合わせて空気開閉弁８を
開閉させることもできる。これらの動作は、自動的に行
われるように操作盤に制御を組み込んでいる。なお、前
記空気開閉弁８が開のときに、栄養液は、好気性生物処
理槽３に供給される。
気開閉弁８とタイマー９を連動させ、該タイマー９で設
定される通電のＯＮ−ＯＦＦに合わせて空気開閉弁８を
開閉させることもできる。これらの動作は、自動的に行
われるように操作盤に制御を組み込んでいる。なお、前
記空気開閉弁８が開のときに、栄養液は、好気性生物処
理槽３に供給される。
【００２９】上記した洗車機排水処理装置によって、洗
車機排水１０は、原水貯留槽１に流入して、油分と砂な
どの沈降粒子が分離される。該原水貯留槽１を通過した
洗車機排水１０は、原水移流ポンプ２により定量的に好
気性生物処理槽３に移送される。一方、該好気性生物処
理槽３では、ブロワ４から送られる空気が散気管１２よ
り吐出されてばっ気され、また、栄養液が栄養液貯留容
器５から空気開閉弁８が開のときに供給される。
車機排水１０は、原水貯留槽１に流入して、油分と砂な
どの沈降粒子が分離される。該原水貯留槽１を通過した
洗車機排水１０は、原水移流ポンプ２により定量的に好
気性生物処理槽３に移送される。一方、該好気性生物処
理槽３では、ブロワ４から送られる空気が散気管１２よ
り吐出されてばっ気され、また、栄養液が栄養液貯留容
器５から空気開閉弁８が開のときに供給される。
【００３０】これによって、前記好気性生物処理槽の微
生物は、活性が高まり、洗車機排水１０中のＢＯＤを高
度に分解し、またＳＳも担体に捕捉除去される。該好気
性生物処理槽３で高度に安定して処理された洗車機排水
１０は、処理水１４となって洗車機排水処理装置外へ排
出される。
生物は、活性が高まり、洗車機排水１０中のＢＯＤを高
度に分解し、またＳＳも担体に捕捉除去される。該好気
性生物処理槽３で高度に安定して処理された洗車機排水
１０は、処理水１４となって洗車機排水処理装置外へ排
出される。
【００３１】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも洗車機排水
を貯留する原水貯留槽と、原水移流ポンプと、好気性生
物処理槽と、ばっ気用ブロワと、好気性生物処理槽に加
える栄養液の栄養液貯留容器とからなる洗車機排水処理
装置において、前記栄養液貯留容器にばっ気用ブロワの
空気を送入して、該空気の圧力で栄養液を好気性生物処
理槽へ供給させるようにしたので、電動の薬液供給ポン
プが不要となり、これによって安価で維持管理のかから
ない洗車機排水処理装置を提供することができる。
を貯留する原水貯留槽と、原水移流ポンプと、好気性生
物処理槽と、ばっ気用ブロワと、好気性生物処理槽に加
える栄養液の栄養液貯留容器とからなる洗車機排水処理
装置において、前記栄養液貯留容器にばっ気用ブロワの
空気を送入して、該空気の圧力で栄養液を好気性生物処
理槽へ供給させるようにしたので、電動の薬液供給ポン
プが不要となり、これによって安価で維持管理のかから
ない洗車機排水処理装置を提供することができる。
【図１】本発明の洗車機排水処理装置の構成図。
【図２】従来の洗車機排水処理装置の構成図。
１．原水貯留槽 ２．原水移流ポンプ ３．好気性生物
処理槽 ４．ブロワ ５．栄養液貯留容器 ６．薬液供
給ポンプ ７．空気配管 ８．空気開閉弁 ９．タイマ
ー １０．洗車機排水 １１．水位センサー １２．散
気管 １３．空気層 １４．処理水 １５．空気配管
１６．栄養液供給配管
処理槽 ４．ブロワ ５．栄養液貯留容器 ６．薬液供
給ポンプ ７．空気配管 ８．空気開閉弁 ９．タイマ
ー １０．洗車機排水 １１．水位センサー １２．散
気管 １３．空気層 １４．処理水 １５．空気配管
１６．栄養液供給配管
フロントページの続き Ｆターム(参考） 4D003 AA01 AB02 BA02 CA02 CA07 DA07 DA14 DA29 EA01 EA19 EA22 EA24 EA25 EA30 FA04 FA05 FA06 4D027 BA03 BA06 BA13 CA01 CA07
Claims (4)
- 【請求項１】 少なくとも洗車機排水を貯留する原水貯
留槽と、原水移流ポンプと、好気性生物処理槽と、ばっ
気用ブロワと、好気性生物処理槽に加える栄養液の栄養
液貯留容器とからなる洗車機排水処理装置において、前
記栄養液貯留容器にばっ気用ブロワの空気を送入して、
該空気の圧力で栄養液を好気性生物処理槽へ供給するよ
うにしたことを特徴とする洗車機排水処理装置。 - 【請求項２】 ばっ気用ブロワと栄養液貯留容器とを結
ぶ空気配管経路に空気開閉弁を設け、該空気開閉弁が開
のとき、前記栄養液貯留容器に前記ばっ気用ブロワの空
気を送入して、該空気の圧力で栄養液を好気性生物処理
槽へ供給するようにしたことを特徴とする請求項１に記
載の洗車機排水処理装置。 - 【請求項３】 ばっ気用ブロワと栄養液貯留容器とを結
ぶ空気配管経路に設ける空気開閉弁の開閉を、原水移流
ポンプと連動させ、該原水移流ポンプが稼動のときに空
気開閉弁を開にして、空気の圧力で栄養液を好気性生物
処理槽へ供給するようにしたことを特徴とする請求項１
又は請求項２に記載の洗車機排水処理装置。 - 【請求項４】 ばっ気用ブロワと栄養液貯留容器とを結
ぶ空気配管経路に設ける空気開閉弁の開閉を、タイマー
によって行い、空気開閉弁が開のときに、空気の圧力で
栄養液を好気性生物処理槽へ供給するようにしたことを
特徴とする請求項１又は請求項２に記載の洗車機排水処
理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24645498A JP2000070979A (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | 洗車機排水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24645498A JP2000070979A (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | 洗車機排水処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000070979A true JP2000070979A (ja) | 2000-03-07 |
Family
ID=17148681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24645498A Pending JP2000070979A (ja) | 1998-09-01 | 1998-09-01 | 洗車機排水処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000070979A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015125357A1 (ja) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | 日立造船株式会社 | 海水浸透取水設備 |
-
1998
- 1998-09-01 JP JP24645498A patent/JP2000070979A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015125357A1 (ja) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | 日立造船株式会社 | 海水浸透取水設備 |
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