JP2000070789A - トリガー式液体噴出ポンプ - Google Patents

トリガー式液体噴出ポンプ

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JP2000070789A
JP2000070789A JP10262486A JP26248698A JP2000070789A JP 2000070789 A JP2000070789 A JP 2000070789A JP 10262486 A JP10262486 A JP 10262486A JP 26248698 A JP26248698 A JP 26248698A JP 2000070789 A JP2000070789 A JP 2000070789A
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Takayuki Abe
孝之 阿部
Takao Kishi
岸  隆生
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
    • B05B11/1042Components or details
    • B05B11/1052Actuation means
    • B05B11/1056Actuation means comprising rotatable or articulated levers
    • B05B11/1057Triggers, i.e. actuation means consisting of a single lever having one end rotating or pivoting around an axis or a hinge fixedly attached to the container, and another end directly actuated by the user

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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属を使用せずに、吐出弁、吸い込み弁を形成
でき、しかも重量の軽い合成樹脂製の玉状弁体を使用し
ているにも拘わらず円滑な弁作用を発揮できる優れたト
リガー式液体噴出ポンプを提案する。 【解決手段】容器体口頚部3に嵌合させる装着キャップ
4上端から起立した縦筒5の中間部からシリンダ6を、
その上部から射出筒7をそれぞれ突出してなるポンプ本
体8と、射出筒前部から揺動可能に垂設したトリガー9
とを備え、トリガーの操作により内蔵ポンプ機構の作用
で容器体内の液を吸い上げて噴出孔より噴出する如く構
成したトリガー式液体噴出ポンプであって、縦筒内に吸
い込み弁座16を突設し、該弁座16上方の縦筒内周面に、
内側面を玉状弁体Bと近接して案内する縦突条18を、周
方向間隔をあけて複数突設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトリガー式液体噴出
ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】トリガー式液体噴出ポンプとして、例え
ば、容器体口頚部に嵌合させる装着キャップと、該キャ
ップ上方に嵌着固定するとともに、装着キャップ上端か
ら起立した縦筒の中間部からシリンダを、その上部から
は射出筒をそれぞれ前方へ突出してなるポンプ本体と、
射出筒前部位置から揺動可能に垂設するとともに、シリ
ンダ内に前方付勢状態で嵌合させたプランジャの先端部
を押し込み可能に連結させたトリガーとを備え、該トリ
ガーの操作により内蔵ポンプ機構の作用で容器体内の液
を吸い上げて射出筒先端に嵌合させたノズルキャップの
噴出孔より噴出する如く構成したものが知られている。
【0003】従来のこの種ポンプに於ける吸い込み弁及
び吐出弁は、縦筒内下部及び上部に設けた弁座上に金属
製の玉状弁体を載置して構成されたものが一般に使用さ
れている。また、最近では、縦筒内上端部に設けた弾性
圧縮可能な弾性板下部に水平弁板を延設し、該弁板を縦
筒内上部に設けた弁座上に圧接させた合成樹脂製の弁部
材を設けて吐出弁を形成しているものもあるが、吸い込
み弁に関しては、その縦筒内のスペースの問題等により
金属製の玉状弁体を一般に使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
廃棄物処理事情では、金属と合成樹脂等との分別処理が
要望され、従来のものでは、これら玉状弁体が微細であ
ること、内部に密閉されていること等の理由によりこの
分別が極めて困難であった。この様な事情を考慮して金
属製の玉状弁体に変えて合成樹脂製の玉状弁体を使用す
る試みも行われているが、合成樹脂製の玉状弁体は金属
と比較して軽く、その軽さが影響して、液の噴出操作に
支障来す虞があった。特に、ポンプを初めて使用する場
合、或いは容器体内の液を使い切った後容器体のみを交
換して再び使用する場合等に、ポンプ内に液が充満する
までの初期作動の段階があり、その際、図3に示す如
く、縦筒a内面に付着した液bに玉状弁体cが吸い付け
られ、弁座dとに隙間が生じて吸い込み弁のシール性が
不良となる虞があった。
【0005】また、合成樹脂製の玉状弁体では収納液よ
り比重が小さいものが多く、その場合、常時は縦筒内の
弁座上方へ浮上係止されているため、玉状弁体が縦筒内
の水平方向一方へ偏り、他方側に縦筒内面との間の比較
的大きな隙間が生じる如く係止される場合があり、トリ
ガーの引き込みによりシリンダ内に圧が掛かるとその隙
間からパイプを介して容器体内に液が戻ってしまう等の
不都合を生じる虞がある。また、比重が大きい場合でも
せいぜい液と同程度であるため、ポンプを装着した容器
を持って傾けただけで弁体が縦筒内の水平方向偏位位置
に浮遊してしまい、それがなかなか弁座上に戻らずにト
リガーを引いてしまう場合があり、その場合もシリンダ
内の液が容器体内に戻ってしまう不都合を生じる場合が
ある。
【0006】本発明は上記した点に鑑みなされたもの
で、金属を使用せずに、吐出弁、吸い込み弁を形成で
き、しかも合成樹脂製の玉状弁体を使用しているにも拘
わらず円滑な弁作用を発揮でき、また、収納液の特性に
対応して材質を変化させることができるため汎用性にも
富んだトリガー式液体噴出ポンプを提案するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本請求項1発明のポンプ
は上記課題を解決するため、容器体2の口頚部3に嵌合
させる装着キャップ4と、装着キャップ上端から起立し
た縦筒5の中間部からシリンダ6を、その上部からは射
出筒7をそれぞれ前方へ突出してなるポンプ本体8と、
射出筒前部位置から前方付勢状態で揺動可能に垂設した
トリガー9とを備え、トリガーの操作により内蔵ポンプ
機構の作用で容器体内の液を吸い上げて噴出孔より噴出
する如く構成したトリガー式液体噴出ポンプに於いて、
縦筒5内上端部に吊設した弾性圧縮可能な弾性板10下部
に水平弁板11を延設するとともに、該弁板周縁部を縦筒
5内上部に設けた吐出弁座12上に圧接して吐出弁13を構
成し、且つ、水平弁板11下面中央より棒状部14を垂設し
てなる合成樹脂製の弁部材Aと、縦筒5内下部に突設し
た吸い込み弁座16上から棒状部14下面までの間を上下動
可能に設けるとともに、吸い込み弁座16とで吸い込み弁
17を構成する合成樹脂製の玉状弁体Bとを備え、吸い込
み弁座16上方の縦筒5内周面に、内側面を玉状弁体Bと
近接して案内する縦突条18を、周方向間隔をあけて複数
突設したことを特徴とするトリガー式液体噴出ポンプと
して構成した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を図
面を参照して説明する。本発明のトリガー式液体噴出ポ
ンプ1は、容器体2の口頚部3に嵌合させる装着キャッ
プ4と、装着キャップ上端から起立した縦筒5の中間部
からシリンダ6を、その上部からは射出筒7をそれぞれ
前方へ突出してなるポンプ本体8と、射出筒前部位置か
ら前方付勢状態で揺動可能に垂設したトリガー9とを備
え、トリガーの操作により内蔵ポンプ機構の作用で容器
体内の液を吸い上げて噴出孔より噴出する如く構成した
公知のポンプ機構を備えたものである。
【0009】本発明では、上記したこの種ポンプに於い
て、縦筒5内に合成樹脂製の弁部材Aと、合成樹脂製の
玉状弁体Bとを設けている。弁部材Aは、縦筒5内上端
部に吊設した弾性圧縮可能な弾性板10下部に一体に水平
弁板11を延設するとともに、該弁板周縁部を縦筒5内上
部に設けた上向き段部状の吐出弁座12上に圧接して吐出
弁13を形成している。また、水平弁板11下面中央より棒
状部14を垂設している。この棒状部14は玉状弁体Bの上
下動の上限を定めるもので、それ以上玉状弁体Bが上方
へ移行しない様に設けたものである。また、縦筒5内の
流路を狭めて円滑な液の流れを生じる如く設けたもので
ある。
【0010】図示例では、縦筒5内上端部に円板状で且
つ上面に十字状突部を突設した取り付け基部15を嵌着固
定し、該基部下面より側面視8の字状をなす弾性板10を
一体に吊設し、また、弾性板10下面を円板状の水平弁板
11上面中央に一体に連結し、その周縁部を弾性板10の弾
発力に抗して吐出弁座12上に圧接している。更に、弾性
板10下面中央から円柱状で、上端部がテーパ状に広がる
棒状部14を垂設している。
【0011】玉状弁体Bは、縦筒5内下部に突設した吸
い込み弁座16上面から棒状部14下面までの間を上下動可
能に設けるとともに、吸い込み弁座16とで吸い込み弁17
を形成する。また、玉状弁体Bは合成樹脂で形成してい
るため、比重が1より小さいものが多く、一方、この種
ポンプを使用した噴出器に収納される液は1或いはそれ
以上の場合が多いため、玉状弁体Bの比重が収納液の比
重より小さい場合が多く、その場合には縦筒5内の吸い
込み弁座16上方に浮いた状態で、トリガー9の引き込み
により縦筒5内の内圧が高まった際に吸い込み弁孔を閉
じる如く作用し、また、玉状弁体Bの比重が収納液の比
重と同じや大きい場合には、常時は吸い込み弁座16上に
載置された状態にある。
【0012】また、本発明では吸い込み弁座16上方の縦
筒5内周面に、内側面を玉状弁体Bと近接して案内する
縦突条18を、周方向間隔をあけて複数突設している。こ
の縦突条18を設けることにより、合成樹脂製の玉状弁体
Bが縦筒5の略中心部を上下動し、しかも各縦突条18間
の隙間を介して充分な液の流通が可能な如く構成してい
る。縦突条18の数は、玉状弁体Bを上下に案内するため
に最低3条は必要であり、4条以上でも良い。図示例で
は、半円柱状の縦突条18を等間隔に4条設けている。以
下、内蔵ポンプ機構に付いて一例を挙げると、縦筒5の
下端に上端を嵌着したパイプ19を容器体内へ垂下させ、
また、吸い込み弁17下流の縦筒5内とシリンダ6内とを
連通させるとともに、吐出弁13下流の縦筒5内と射出筒
7内とを連通させ、また、シリンダ内に前方付勢状態で
嵌合させたプランジャ(図示せず)の先端をトリガー9
上部に連係させるという構成が挙げられる。
【0013】上記の如く構成したポンプ1使用する場合
には、液の収納された容器体2にポンプを装着して使用
する。最初はポンプ内に液が存在せず、その状態からト
リガー9を何回か操作して液をシリンダ6及び縦筒5内
に充満させる。この際、玉状弁体Bは各縦突条18の案内
で縦筒5内略中心部を上下動し、縦筒内面に付着した液
に吸い付けられることはない。シリンダ6及び縦筒5内
に液が充満した状態では、収納液より軽い玉状弁体Bは
浮いて棒状部14の下面に当接係止された状態にある。但
し、玉状弁体Bが液よりも比重が重いか或いは同じ場合
には吸い込み弁座16上にある。この状態からトリガー9
を引くと、シリンダ6及び縦筒5内が加圧されて玉状弁
体Bが吸い込み弁座16上に圧接されるとともに、吐出弁
13が開いて、液が射出筒7を通り、射出筒7先端に嵌着
した噴出ノズル先端の噴出孔より噴出される。次いで、
トリガー9の押圧を解除すると、前方付勢力によりプラ
ンジャが前進してシリンダ6内及び縦筒5内が負圧化す
るため、吸い込み弁17が開いて容器体内の液をパイプ19
を介して縦筒5よりシリンダ6内に吸い上げる。尚、上
記各部材は合成樹脂により形成する。
【0014】
【発明の効果】以上説明した如く本発明ポンプは、既述
構成としたことにより、特に、吸い込み弁座上方の縦筒
内周面に、内側面を玉状弁体と近接して案内する縦突条
を、周方向間隔をあけて複数突設しているため、合成樹
脂製の玉状弁体が、ポンプの初期作動時に於ける縦筒内
に付着した液により吸い付けられることもなく、また、
縦筒内に液の充満した状態で縦筒内の略中心を円滑に上
下動して吸い込み弁座の確実なシールを行えるととも
に、周囲に於ける充分な液の流通を可能とし、円滑な弁
作用を発揮できるものである。また、吸い込み弁及び吐
出弁ともに、金属製の弁体を使用していないため、廃棄
時の面倒な分別処理の必要がないという利点を兼ね備え
たものである。また、金属製の玉状弁体を使用していな
いため、収納液が金属との接触が好ましくないものであ
る場合に便利であり、また、収納液の物性に応じて、弁
体の材質を選択することができる便利もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部切欠き側面図であ
る。
【図2】同実施例の吸い込み弁部分の要部縦断面図であ
る。
【図3】従来ポンプに於ける吸い込み弁部分の要部縦断
面図である。
【符号の説明】
2…容器体,3…口頚部,4…装着キャップ,5…縦
筒,6…シリンダ,7…射出筒,8…ポンプ本体,9…
トリガー,10…弾性板,11…水平弁板,12…吐出弁座,
13…吐出弁,14…棒状部,16…吸い込み弁座,17…吸い
込み弁,18…縦突条,A…弁部材,B…玉状弁体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器体2の口頚部3に嵌合させる装着キャ
    ップ4と、装着キャップ上端から起立した縦筒5の中間
    部からシリンダ6を、その上部からは射出筒7をそれぞ
    れ前方へ突出してなるポンプ本体8と、射出筒前部位置
    から前方付勢状態で揺動可能に垂設したトリガー9とを
    備え、トリガーの操作により内蔵ポンプ機構の作用で容
    器体内の液を吸い上げて噴出孔より噴出する如く構成し
    たトリガー式液体噴出ポンプに於いて、縦筒5内上端部
    に吊設した弾性圧縮可能な弾性板10下部に水平弁板11を
    延設するとともに、該弁板周縁部を縦筒5内上部に設け
    た吐出弁座12上に圧接して吐出弁13を構成し、且つ、水
    平弁板11下面中央より棒状部14を垂設してなる合成樹脂
    製の弁部材Aと、縦筒5内下部に突設した吸い込み弁座
    16上から棒状部14下面までの間を上下動可能に設けると
    ともに、吸い込み弁座16とで吸い込み弁17を構成する合
    成樹脂製の玉状弁体Bとを備え、吸い込み弁座16上方の
    縦筒5内周面に、内側面を玉状弁体Bと近接して案内す
    る縦突条18を、周方向間隔をあけて複数突設したことを
    特徴とするトリガー式液体噴出ポンプ。
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