JP2000069723A - コイル挿入方法およびコイル挿入装置 - Google Patents

コイル挿入方法およびコイル挿入装置

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JP2000069723A
JP2000069723A JP10239082A JP23908298A JP2000069723A JP 2000069723 A JP2000069723 A JP 2000069723A JP 10239082 A JP10239082 A JP 10239082A JP 23908298 A JP23908298 A JP 23908298A JP 2000069723 A JP2000069723 A JP 2000069723A
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勝之 林
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啓一 田代
Koji Tange
宏司 丹下
Fuhei Shin
富炳 申
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステータコアのスロットにコイルを挿入する
際に、コイルに損傷を与えることなく充分な占積率を得
るようにする。 【解決手段】 ブレード31,33に保持された第1回
目挿入分コイル39は、第1のストリッパ23に押され
てステータコア37のスロット37aに挿入される。こ
のとき第1のストリッパ23は、第1回目挿入分コイル
39をコイル挿入空間成形部によりスロット37aの底
部側に押し付けて圧縮し、後から挿入される第2回目挿
入分コイル41の挿入空間を形成する。一方、ブレード
31,33に保持された第2回挿入分コイル41は、第
2のストリッパ19に押されてスロット37aの上記挿
入空間に挿入される。このとき第2のストリッパ19
は、第2回目挿入分コイル41をウェッジ挿入空間成形
部によりスロット37の底部側に押し付けて圧縮し、挿
入後のコイルを覆うウェッジ45の挿入空間を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モータなどにお
けるステータコアのスロットにコイルを挿入するための
コイル挿入方法およびコイル挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来ステータコアの内周部に形成された
スロットにコイルを挿入する作業は、図12(a)〜
(c)に示すような方法で行われている(例えば特開平
5−236712号公報参照)。すなわち、モータにお
ける円筒状に形成されたステータコア1の内周には、図
中で上下方向に延長形成される内歯3が円周方向等間隔
に設けられ、この内歯3の相互間にはコイル5が挿入さ
れるスロット7が形成されている。
【0003】コイル挿入装置は、内歯3に対応する位置
にてコイル5を保持する複数のブレード9が環状に配置
されるとともに、ステータコア1内に下方から挿入され
てコイル5を押圧するストリッパ11が上下動可能に設
けられている。ストリッパ11は、外周部にブレード9
相互間を移動しつつスロット7内に入り込んでコイル5
を押圧する押圧突起11aが円周方向等間隔に複数設け
られている。
【0004】上記の構成において、まず図12(a)に
示すように、コイル5を所定のブレード9相互間に挿入
してブレード9に保持させた後、同図(b)に示すよう
に、ステータコア1を、ブレード9が内歯3に対向する
位置となるようコイル挿入装置にセットする。この状態
で、ストリッパ11を、ステータコア1内に向けて移動
させると、コイル5は、押圧突起11aに押圧されてブ
レード9相互間にガイドされつつ上方に移動してスロッ
ト7内に入り込む。
【0005】ストリッパ11をさらに上昇させて同図
(c)に示すようにステータコア1内に挿入し終わる
と、コイル5は、ステータコア1の反対側(図中で上部
側)に突出してスロット7内に挿入されることになる。
コイル挿入後は、ストリッパ11を後退させた後、ステ
ータコア1をコイル挿入装置から取り外し、これにより
コイル挿入作業が完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のコイル挿入方法およびコイル挿入装置にあって
は、同一のスロットに挿入すべきコイルは、すべてのも
のを1つのストリッパによって挿入するものとなってい
る。このため、スロット内に挿入するコイルの密度を増
大させて、いわゆる占積率を高めてモータとしての高性
能化を図る際には、多量のコイルを1度に挿入すること
になることから挿入抵抗が大きくなり、コイル5に傷や
伸びが発生することとなり、占積率を充分確保できない
のが現状となっている。
【0007】そこで、この発明は、ステータコアのスロ
ットにコイルを挿入する際に、コイルに損傷を与えるこ
となく充分な占積率を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、円筒状のステータコアの内歯に
対応して配置されるブレードにコイルを保持させ、この
コイルをストリッパにより押圧して前記ステータコアの
内歯相互間に形成されるスロットに挿入するコイル挿入
方法において、前記ストリッパをコイルの挿入方向に沿
って所定間隔をおいて複数個直列に配置するとともに、
この複数のストリッパのコイル挿入方向前方側のブレー
ドに、前記スロットに挿入すべき全コイルを複数に分割
したコイルの一部をそれぞれ保持させ、前記挿入方向前
方側のストリッパから順に、前記コイルの一部をそれぞ
れ押圧して前記スロットの底部側から開口部側に向けて
順次積層するよう挿入するコイル挿入方法としてある。
【0009】このようなコイル挿入方法によれば、コイ
ル挿入方向前方側のストリッパによりコイルの一部がス
ロットの底部側にまず挿入され、次のストリッパにより
コイルの残りの一部が前記挿入されているコイル上に積
層するよう挿入され、これにより、コイル挿入時の抵抗
を小さく抑えた上でスロットへのコイルの挿入密度が向
上する。
【0010】請求項2の発明は、円筒状のステータコア
の内歯に対応して円周方向に沿って複数配置されるブレ
ードと、前記ステータコア内に侵入可能で前記ブレード
に保持させたコイルを押圧して前記ステータコアの内歯
相互間に形成されるスロットに挿入させるストリッパと
を有するコイル挿入装置において、前記ブレードのコイ
ル挿入方向前方側に保持させた第1回目挿入分コイルを
押圧して前記スロットの底部側に収容させるよう挿入す
る第1のストリッパと、この第1のストリッパに対しコ
イル挿入方向後方側にて前記ブレードに保持させた第2
回目挿入分コイルを押圧して前記スロットの開口部側に
挿入させる第2のストリッパとを設けた構成としてあ
る。
【0011】上記構成によれば、第1のストリッパによ
り、同一のスロットに挿入すべき全コイルの一部である
第1回目挿入分コイルが底部側に挿入され、第2のスト
リッパにより残りの第2回目挿入分コイルが、第1回目
挿入分コイルの上に積層されるようにしてスロットの開
口部側に挿入される。
【0012】請求項3の発明は、請求項2の発明の構成
において、第1のストリッパは、スロット内に挿入され
た第1回目挿入分コイルを底部側に押し付けて圧縮し、
かつ開口部側に第2回目挿入分コイルを挿入可能な空間
を形成させるコイル挿入空間成形部を備えている。
【0013】上記構成によれば、第1のストリッパによ
り第1回目挿入分コイルをスロット内に挿入する際に、
コイル挿入空間成形部が第1回目挿入分コイルを押圧し
てスロットの底部側に押し付け圧縮し、第2のストリッ
パにより挿入する第2回目挿入分コイルの挿入空間を確
保する。
【0014】請求項4の発明は、請求項3の発明の構成
において、第2のストリッパは、第2回目挿入分コイル
をスロットの底部側に押し付けて圧縮し、かつ挿入後の
コイルをスロットの開口部側から覆って保持するための
ウェッジを挿入するための空間を形成させるウェッジ挿
入空間成形部を備えている。
【0015】上記構成によれば、第2のストリッパによ
り第2回目挿入分コイルをスロット内に挿入する際に、
ウェッジ挿入空間成形部がコイルを押圧してスロットの
底部側に押し付け圧縮し、これによりウェッジが挿入さ
れる空間が確保される。
【0016】請求項5の発明は、請求項4の発明の構成
において、ウェッジ挿入空間成形部は、コイル挿入方向
前方側から後方側に向けて、挿入方向に直交する断面の
面積が徐々に拡大している。
【0017】上記構成によれば、第2のストリッパによ
るコイルの押圧動作時に、ウェッジ挿入空間成形部は、
挿入するコイルを、スロットの底部側に向けて挿入方向
前方側の断面積の小さい部分から同後方側の断面積が大
きい部分にかけて徐々に押し付け代を拡大してゆく。
【0018】請求項6の発明は、請求項5の発明の構成
において、ウェッジ挿入空間成形部のコイル挿入方向後
端部付近の断面の形状は、ウェッジの断面形状とほぼ同
形状としてある。
【0019】上記構成によれば、第2のストリッパによ
り第2回目挿入分コイルの挿入作業が完了した時点で、
この挿入されるコイルを押圧するウェッジ挿入空間成形
部により、ウェッジの断面形状とほぼ同形状の空間が形
成される。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、コイル挿入方
向前方側のストリッパによりコイルの一部がスロットの
底部側に挿入され、次のストリッパによりコイルの残り
の一部が前記挿入されているコイル上に積層するよう順
次挿入されるので、1度に全コイルを挿入する場合に比
べてスロットへのコイルの挿入抵抗が軽減し、コイルは
損傷することなくスロット内の密度が向上し、占積率の
向上を図ることができる。
【0021】請求項2の発明によれば、第1のストリッ
パにより第1回目挿入分コイルがスロットの底部側に挿
入され、第2のストリッパにより第2回目挿入分コイル
が第1回目挿入分コイルの上に積層するようにしてスロ
ットの開口部側に挿入されるので、1度に全コイルを挿
入する場合に比べてスロットへのコイルの挿入抵抗が軽
減し、コイルは損傷することなくスロット内の密度が向
上して、占積率の向上を図ることができる。
【0022】請求項3の発明によれば、第1のストリッ
パにより第1回目挿入分コイルをスロット内に挿入する
際に、コイル挿入空間成形部がこのコイルを押圧してス
ロットの底部側に押し付け圧縮するので、第2のストリ
ッパにより挿入する残りの第2回目挿入分コイルの挿入
空間が確保され、この第2回目挿入分コイルの挿入作業
が容易となる。
【0023】請求項4の発明によれば、第2のストリッ
パにより第2回目挿入分コイルをスロット内に挿入する
際に、ウェッジ挿入空間成形部がコイルを押圧してスロ
ットの底部側に押し付け圧縮するので、ウェッジが挿入
される空間が確保され、ウェッジの挿入作業が容易とな
る。
【0024】請求項5の発明によれば、ウェッジ挿入空
間成形部は、コイル挿入方向前方側から後方側に向け
て、挿入方向に直交する断面の面積が徐々に拡大してい
るので、コイルに対する押圧作業が低抵抗で行え作業性
の向上を図ることができる。
【0025】請求項6の発明によれば、ウェッジ挿入空
間成形部のコイル挿入方向後端部付近の形状は、ウェッ
ジの断面形状とほぼ同形状としてあるので、ウェッジ挿
入空間成形部によって成形されたウェッジ挿入空間は、
ウェッジの断面形状とほぼ同形状となり、ウェッジの挿
入作業が極めて容易なものとなる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0027】図1は、この発明の実施の一形態を示すコ
イル挿入装置の断面図で、ハウジング13内のベース板
15上にブレードホルダ17が上下動可能に収容される
とともに、その上部に第2のストリッパ19が上下動可
能に収容されている。第2のストリッパ19は、貫通孔
20aを備えた前部20と、この貫通孔20aに挿入さ
れる支持ロッド21を備えた後部22とから構成されて
いる。支持ロッド21は、基部21aと、この基部21
aより細径の先端部21bとを有し、先端部21bに、
挿入孔23aを備えた第1のストリッパ23が挿入され
ている。
【0028】第1のストリッパ23は、支持ロッド21
の基部21aと先端部21bとの間の段部21cに当接
する位置まで挿入されて位置決めされており、この位置
決めされた第1のストリッパ23の下面に、第2のスト
リッパ19の前部20における筒部20bの上端がほぼ
当接した状態となっている。
【0029】ブレードホルダ17の下部には、ベース板
15の下部に配置された円筒状のガイド25内を上下方
向に摺動可能に収容される中空の外ロッド27の上端が
着脱可能に装着されており、このブレードホルダ17
は、図示しない駆動機構の作動により外ロッド27とと
もに上下動する。第2のストリッパ19の後部22の下
部には、外ロッド27内を上下動可能に収容され、かつ
ブレードホルダ17の貫通孔17aに貫通して挿入され
る内ロッド29の上端が着脱可能に装着されており、こ
の第2のストリッパ19は、図示しない駆動機構の作動
により内ロッド29とともに上下動する。
【0030】ブレードホルダ17の外周には、円周方向
に沿って複数の固定ブレード31の下部が固定され、第
2のストリッパ19の後部22の外周には、円周方向に
沿って複数の可動ブレード33の下部が固定されてい
る。固定ブレード31および可動ブレード33は、円周
方向に沿って互いに適宜間隔で配置され、これら両ブレ
ード31,33は円筒状に配置されることになる。
【0031】円筒状に配置された両ブレード31,33
の先端部には、ステータコアガイド35が、支持ロッド
21の先端に位置決めされた状態で配置されている。ス
テータコアガイド35は、図示しないクランプ機構によ
って保持される円筒状のステータコア37内に挿入され
てステータコア37を位置決めガイドするものである。
上記ステータコア37は、前記図12に示したものと同
様に、内周面に内歯を備えるとともに、この内歯相互間
には後述するコイルが挿入されるスロット37aが形成
されている。そして、上記各ブレード31,33は、ス
テータコア37の内歯に対向した位置に配置される。
【0032】第1のストリッパ23の図中で上部側の固
定ブレード31もしくは可動ブレード33には、同一の
スロット37aに挿入すべき全コイルのうちの一部、す
なわち第1回目挿入分コイル39が保持されている。ま
た、第2のストリッパ19の図中で上部側の固定ブレー
ド31もしくは可動ブレード33には、上記全コイルの
うちの残りの一部、すなわち第2回目挿入分コイル41
が保持されている。
【0033】また、上記円筒状に配置された両ブレード
31,33の外周部には、ウェッジガイド43がハウジ
ング13の内周部に固定した状態で配置されている。ウ
ェッジガイド43は、その上端が、本装置にセットされ
たステータコア37の下部に位置し、その内側にウェッ
ジガイド溝が形成されている。このウェッジガイド溝に
沿って、挿入後のコイルをスロット37aの開口部側か
ら覆って保持するためのウェッジ45が、ウェッジプッ
シャ47に押されてガイドされる。ウェッジプッシャ4
7は、内ロッド29の上昇とともに上昇するもので、ウ
ェッジ45は、第2のストリッパ19の後部22の外周
側に位置し、前部20の後を追従するように第2のスト
リッパ19とともに上昇する。
【0034】図2は、ステータコア37の円周方向の一
部を、ステータコア37の軸線に直交する平面で切った
断面図で、同図(a)が第1のストリッパ23により第
1回目挿入分コイル39がスロット37aに挿入された
状態を示し、同図(b)が第2のストリッパ19により
第2回目挿入分コイル41が、上記第1回目挿入分コイ
ル39が挿入された同一のスロット37aに挿入された
状態を示している。
【0035】上記図2(a)に示すように、第1のスト
リッパ23は、スロット37aの深さ方向のほぼ中央付
近にまで入り込むよう突出するコイル挿入空間成形部4
9を備えている。コイル挿入空間成形部49は、ストリ
ッパ本体の外周部から半径方向外側に突出する突起部4
9aの先端に、スロット37aの両側壁にほぼ密着する
膨大部49bを備えている。膨大部49b先端の押圧面
49cにより、スロット37a内に挿入される第1回目
挿入分コイル39を、スロット37の底部側に押し付け
て圧縮し、かつ同開口部側に第2回目挿入分コイル41
を挿入可能な空間51を形成させる。
【0036】一方、第2のストリッパ19の前部20
は、コイルを押圧する部位が、コイル挿入方向前方側か
ら後方側に向けて、挿入方向に直交する断面の面積が徐
々に拡大する形状となっている。すなわち、図3は、前
部20の挿入方向前端側の断面形状を示し、スロット3
7aの開口部に望む突起53aを備えている。図4は、
同挿入方向ほぼ中央部の形状を示し、上記突起53aの
先端からスロット37aの両側壁に向けて突出する側方
突起53bを備えている。そして、前記図2(b)は、
同挿入方向後端側の形状を示すもので、上記側方突起5
3bの先端から、スロット37aの底部側に向けて突出
するガイド突起53cを備えている。このような第2の
ストリッパ19における前部20のコイルを押圧する部
位の形状を、図5に斜視図として示す。
【0037】上記第2のストリッパ19における前部2
0の前端部、中央部および後端部の各部相互間の形状
は、上述したように、前端部から後端部に向けて徐々に
断面積が拡大するよう形成されており、第2のストリッ
パ19によるコイル挿入作業の進行により、第2回目挿
入分コイル41は、徐々に底部側に押し付けられて圧縮
され、最終的には図2(b)に示すような状態となる。
なお、後部22の形状は、図3に示す前部20の前端部
の形状とほぼ同様である。
【0038】ここで、上記図2(b)における第2のス
トリッパ19における前部20の断面形状は、スロット
37aに挿入されたコイルをスロット37aの開口部側
を覆うようにして保持するウェッジ45の断面形状とほ
ぼ同形状であり、このためコイル挿入後、第2のストリ
ッパ19をステータコア37から挿入方向前方に外した
状態では、コイルのスロット開口部側表面に、ウェッジ
45とほぼ同形状のウェッジ挿入空間が形成されること
になる。したがって、図3,図4および図2(b)にお
ける各突起53a,53bおよび53cの形状は、ウェ
ッジ挿入空間成形部を構成することになる。
【0039】次に、上記した構成のコイル挿入装置の動
作を説明する。まず、図6に示すように、ステータコア
ガイド35および第1のストリッパ23を本装置から外
した状態で、第2回目挿入分コイル41を各ブレード3
1,33に保持させる。第2回目挿入分コイル41を保
持させた後、第1のストリッパ23を図1に示すように
第2のストリッパ19の支持ロッド21に支持させ、こ
の状態で第1回目挿入分コイル39を各ブレード31,
33に保持させる。最後にステータコア37およびステ
ータコアガイド35を本装置にセットして、コイル挿入
作業の準備が終了する。
【0040】以後は、図7〜図11に示す順序でコイル
の挿入作業がなされる。
【0041】図7は、前記図1の状態から、外ロッド2
7を内ロッド29とともに上昇させて、各ブレード3
1,33の上端がステータコア37の上面付近となる位
置まで、ブレードホルダ17,第2のストリッパ19お
よび第1のストリッパ23を一体とした状態で上昇させ
たものである。このとき第1回目挿入分コイル39がス
テータコア37の下部に位置して、第1回目挿入分コイ
ル39のステータコア37への挿入が開始される。
【0042】図8は、内ロッド29の上昇により第2の
ストリッパ19および第1のストリッパ23が一体とな
って上昇し、第1のストリッパ23がステータコア37
内に入り込んで第1回目挿入分コイル39が、ステータ
コア37に挿入される状態である。
【0043】図9は、内ロッド29がさらに上昇して第
1のストリッパ23がステータコア37の上部にまで移
動し、第1回目挿入分コイル39の挿入が完了しかつ、
第2のストリッパ19がステータコア37内に入り込ん
で第2回目挿入分コイル41が挿入される状態である。
【0044】上記図7から図9においては、第1のスト
リッパ23の上昇により、コイル挿入空間成形部49
が、第1回目挿入分コイル39をスロット37a内に押
し込んで挿入しつつ、最終的には図2(a)に示すよう
に、押圧面49cでスロット37aの底部側に押し付け
圧縮し、第2回目挿入分コイル41が挿入される空間5
1が形成される。
【0045】また、第1,第2の各ストリッパ19,2
3の上昇に伴ってウェッジプッシャ47も上昇してお
り、したがってウェッジ45はこのウェッジプッシャ4
7に押されて第2のストリッパ19の後部22の後を追
従する。
【0046】図10は、図9の状態から内ロッド29を
さらに上昇させて第2のストリッパ19の前部20を、
ステータコア37の上部にまで上昇させ、第2回目挿入
分コイル41の挿入が完了した状態である。
【0047】上記図8から図10においては、第2のス
トリッパ19の上昇により、第2回目挿入分コイル41
を、第1回目挿入分コイル39の挿入によって形成され
た空間51に押し込みつつ、図3の突起53a,図4の
側方突起53bおよび図2(b)のガイド突起53c
が、この第2回目挿入分コイル41をスロット37aの
底部側に押し付けて徐々に圧縮し、最終的にウェッジ挿
入空間を形成する。そして、このウェッジ挿入空間に
は、第2のストリッパ19の後部22に追従して上昇す
るウェッジ45が挿入される。
【0048】図11は、図10の状態から、ステータコ
アガイド35、第1のストリッパ23および第2のスト
リッパ19の前部20を本装置から外したものである。
この状態から、内ロッド29を介して第2のストリッパ
19の後部22を後退させた後、ステータコア37を本
装置から外すことで、コイル挿入作業が完了する。
【0049】上記したようなコイル挿入方法およびコイ
ル挿入装置によれば、同一のスロット37aに挿入する
全コイルを、第1回目挿入分コイル39と第2回目挿入
分コイル41との2つに分割して挿入するようにしたの
で、全コイルを1度に挿入する場合に比べて挿入抵抗が
軽減され、スロット37a内に挿入するコイルの密度が
増大して占積率が高まり、モータとしての高性能化が図
れる。しかも、第1回目挿入分コイル39の挿入時に
は、第1のストリッパ23のコイル挿入空間成形部49
により、第1回目挿入分コイル39を圧縮して第2回目
挿入分コイル41が挿入される空間51が形成されるの
で、第2回目挿入部コイル41の挿入作業が容易とな
り、コイルに損傷を与えることなく、占積率をより向上
させることができる。
【0050】また、第2のストリッパ19によるコイル
挿入時には、ウェッジ挿入空間成形部により、ウェッジ
45とほぼ同形状のウェッジ挿入空間を形成するので、
占積率を高めた状態でも、ウェッジ45は潰れや折れな
どの損傷を受けることなく挿入が容易なものとなる。上
記ウェッジ挿入空間成形部は、コイル挿入方向前方側か
ら後方側に向けて徐々に断面積が拡大しているので、コ
イルに対する押圧作業も低抵抗でスムーズになされて作
業性が向上し、コイルの損傷も回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示すコイル挿入装置
の断面図である。
【図2】図1のコイル挿入装置におけるステータコアの
円周方向の一部を、ステータコアの軸線に直交する平面
で切った断面図で、(a)は第1回目挿入分コイルがス
ロットに挿入された状態を示し、(b)は第2回目挿入
分コイルがスロットに挿入された状態を示している。
【図3】図1のコイル挿入装置における第2のストリッ
パのコイル挿入方向前端側の断面形状を示す、図2と同
様な断面図である。
【図4】図1のコイル挿入装置における第2のストリッ
パのコイル挿入方向ほぼ中央部の断面形状を示す、図2
と同様な断面図である。
【図5】図1のコイル挿入装置における第2のストリッ
パのコイルを押圧する部位の形状を示す斜視図である。
【図6】図1のコイル挿入装置において、第2回目挿入
分コイルをセットした状態を示す動作説明図である。
【図7】図6の状態から第1回目挿入分コイルをセット
した状態を示す動作説明図である。
【図8】図7の状態から第1回目挿入分コイルが挿入さ
れる過程を示す動作説明図である。
【図9】第1回目挿入分コイルの挿入完了後、挿入第2
回目挿入分コイルが挿入される過程を示す動作説明図で
ある。
【図10】第2回目挿入分コイルの挿入完了後の動作説
明図である。
【図11】図10の状態から、ステータコアガイド、第
1のストリッパおよび第2のストリッパを外した状態を
示す動作説明図である。
【図12】一般的なコイル挿入作業を示す動作説明図
で、(a)はコイルをブレードに保持させた状態を示
し、(b)はステータコアをコイル挿入装置にセットし
た状態を示し、(c)はストリッパによりコイルを挿入
している状態を示している。
【符号の説明】
19 第2のストリッパ 23 第1のストリッパ 31 固定ブレード 33 可動ブレード 37 ステータコア 37a スロット 39 第1回目挿入分コイル 41 第2回目挿入分コイル 45 ウェッジ 49 コイル挿入空間成形部 51 空間 53a 突起(ウェッジ挿入空間成形部) 53b 側方突起(ウェッジ挿入空間成形部) 53c ガイド突起(ウェッジ挿入空間成形部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田代 啓一 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 丹下 宏司 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 申 富炳 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 5H615 AA01 PP01 PP08 PP13 PP19 QQ02 QQ13 SS09 SS10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のステータコアの内歯に対応して
    配置されるブレードにコイルを保持させ、このコイルを
    ストリッパにより押圧して前記ステータコアの内歯相互
    間に形成されるスロットに挿入するコイル挿入方法にお
    いて、前記ストリッパをコイルの挿入方向に沿って所定
    間隔をおいて複数個直列に配置するとともに、この複数
    のストリッパのコイル挿入方向前方側のブレードに、前
    記スロットに挿入すべき全コイルを複数に分割したコイ
    ルの一部をそれぞれ保持させ、前記挿入方向前方側のス
    トリッパから順に、前記コイルの一部をそれぞれ押圧し
    て前記スロットの底部側から開口部側に向けて順次積層
    するよう挿入することを特徴とするコイル挿入方法。
  2. 【請求項2】 円筒状のステータコアの内歯に対応して
    円周方向に沿って複数配置されるブレードと、前記ステ
    ータコア内に侵入可能で前記ブレードに保持させたコイ
    ルを押圧して前記ステータコアの内歯相互間に形成され
    るスロットに挿入させるストリッパとを有するコイル挿
    入装置において、前記ブレードのコイル挿入方向前方側
    に保持させた第1回目挿入分コイルを押圧して前記スロ
    ットの底部側に収容させるよう挿入する第1のストリッ
    パと、この第1のストリッパに対しコイル挿入方向後方
    側にて前記ブレードに保持させた第2回目挿入分コイル
    を押圧して前記スロットの開口部側に挿入させる第2の
    ストリッパとを設けたことを特徴とするコイル挿入装
    置。
  3. 【請求項3】 第1のストリッパは、スロット内に挿入
    された第1回目挿入分コイルを底部側に押し付けて圧縮
    し、かつ開口部側に第2回目挿入分コイルを挿入可能な
    空間を形成させるコイル挿入空間成形部を備えているこ
    とを特徴とする請求項2記載のコイル挿入装置。
  4. 【請求項4】 第2のストリッパは、第2回目挿入分コ
    イルをスロットの底部側に押し付けて圧縮し、かつ挿入
    後のコイルをスロットの開口部側から覆って保持するた
    めのウェッジを挿入するための空間を形成させるウェッ
    ジ挿入空間成形部を備えていることを特徴とする請求項
    3記載のコイル挿入装置。
  5. 【請求項5】 ウェッジ挿入空間成形部は、コイル挿入
    方向前方側から後方側に向けて、挿入方向に直交する断
    面の面積が徐々に拡大していることを特徴とする請求項
    4記載のコイル挿入装置。
  6. 【請求項6】 ウェッジ挿入空間成形部のコイル挿入方
    向後端部付近の断面の形状は、ウェッジの断面形状とほ
    ぼ同形状としてあることを特徴とする請求項5記載のコ
    イル挿入装置。
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