JP2000069162A - N+1構成の回線インタフェース方式 - Google Patents

N+1構成の回線インタフェース方式

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JP2000069162A
JP2000069162A JP10238495A JP23849598A JP2000069162A JP 2000069162 A JP2000069162 A JP 2000069162A JP 10238495 A JP10238495 A JP 10238495A JP 23849598 A JP23849598 A JP 23849598A JP 2000069162 A JP2000069162 A JP 2000069162A
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termination
control signal
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Yamato Tachibana
大和 橘
Takashi Yokoto
隆 横戸
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は一方が対向装置と接続され他方が交換
スイッチを含む上位装置に接続された回線を終端するN
個の回線終端装置に対して1個の予備装置を備えたN+
1構成の回線インタフェース方式に関し,N+1構成の
回線インタフェースと上位装置間のチャネルの使用効率
を向上すること及び予備装置に切り替えを実施中のソフ
トウェアの負担を小さくすることを目的とする。 【解決手段】複数の回線から一つの回線を選択して予備
の回線終端装置に接続する切替スイッチを設け,予備の
回線終端装置を含む各回線終端装置の複数の信号の端末
と前記上位装置の交換スイッチの複数の端子との間を切
替接続するスイッチ部を備えた終端制御部を設ける。回
線終端装置が障害になると,切替スイッチを制御して障
害回線終端装置の回線を予備の装置に接続し,終端制御
部のスイッチ部を切替えて予備の回線終端装置の信号を
上位装置の交換スイッチに接続するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の常用装置に対
して予備装置を配置した冗長構成において,常用装置と
予備装置を切替える手段を備えたインタフェース方式に
関し,特に電子交換機の複数の常用回線回路に対して予
備回線回路を配置したN+1構成の回線インタフェース
方式に関する。
【0002】複数(N個)の常用装置に対して1つの予
備装置を配置したN+1構成のシステムでは,常用装置
の一つに障害が発生するとその常用装置の代わりに予備
装置を切替接続することで通常通りの動作を継続するこ
とができる。しかし,上位装置は現用のN個の装置と予
備の1個の装置に対応したスイッチを備える必要がある
という点や,予備の装置に切替えを行った場合にその予
備装置がどの現用装置の代用として動作するのかを通常
の処理プログラムや障害処理に対して認識させるための
処理が負担となっている。
【0003】
【従来の技術】図5は従来例の構成を示す。この従来例
は電子交換機の回線対応装置がN対1構成になっている
例である。図中,80は交換を行うスイッチ部を含む上
位装置,81は交換機に収容される回線に対応して設け
られた回線対応装置,88は外部回線(中継線),89
は外部回線88を介して接続された相手側交換機に設け
られた外部回線対向装置である。また,回線対応装置8
1内の82−1〜82−nはそれぞれ複数の外部回線の
グループ88−1〜88−nのそれぞれ複数の回線(こ
の例では4本)を多重化部(MUX)で多重化して終端
する回線終端装置(DT1〜DTnで表示),83は各
回線終端装置82からの多重信号を伝送する伝送路,8
4はn個の外部回線グループの中の一つが障害になった
時にその回線の代わりに動作するよう切替えられる外部
回線選択装置(DTSWで表示),85は外部回線選択
装置84からの複数の回線を終端して多重化する保守用
回線終端装置(MDTで表示),86は保守用回線終端
装置85からの多重信号を伝送する伝送路,87は各回
線グループからの多重信号を多重化する多重部(MU
X)と上位装置からの多重化信号を回線グループに分離
する分離部(DEMUX)とを備える制御装置である。
【0004】なお,この例では,外部回線のグループ8
8−1〜88−nは,それぞれ4つの回線88−11〜
88−14,・・・,88−n1〜88−n4で構成さ
れ,各グループの外部回線はそれぞれ対応する回線終端
装置82−1〜82−nと接続されると共に,外部回線
選択装置84と接続されている。そして,各回線終端装
置内には4つの回線をオン・オフするリレー設定RL0
11〜RL014,・・・,RL0n1〜RL0n4が
設けられ,外部回線選択装置84内には各外部回線グル
ープの4つの回線に対応したリレー接点RL111〜R
L1n1,・・・,RL114〜RL1n4が設けられ
ている。
【0005】このような構成において,外部回線の一つ
のグループが障害になると,その回線終端装置内の4つ
のリレー接点がオフ(開放)にして,外部回線選択装置
84の中の障害になった外部回線のグループに対応する
接点をオンにする制御が制御装置87から行われる。例
えば,回線終端装置82−1(DT1)が障害になった
場合には,外部回線88−1を外部回線選択装置84に
切替え接続して保守用回線終端装置85に接続すると共
に,回線終端装置82−1を外部回線88−1から切り
離す制御が制御装置87により行われる。
【0006】一方,上位装置80に対しては,外部回線
88−11〜88−14,・・・,88−n1〜88−
n4に対応する信号は,それぞれ回線終端装置82−1
〜82−nにより,主信号(通常は音声)と回線制御信
号(加入者状態信号,選択信号,障害通知信号等)はそ
れぞれ分けて取り扱われる(別のチャネル上に多重化さ
れ)。保守用回線終端装置85においても回線終端装置
82−1〜82−nとは独立して主信号と回線制御信号
のパスが常時準備されており,回線終端装置の障害時に
外部回線選択装置84に切替える場合には,上位装置8
0のスイッチ部内で主信号のパスを元の回線終端装置
(障害となった装置)の代わりに,保守用回線終端装置
85に接続すると共に,回線制御信号についても制御装
置87において回線終端装置85に対応する信号を回線
終端装置(障害となった装置)に対応する信号として読
み替える処理を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】電子交換機の回線対応
装置の場合,複数の常用回路(図5の回線終端装置)に
対して予備回路(図5の外部選択装置と保守用回線終端
装置)を設け,常用回路に障害が発生した時に予備回路
に切り替えを行う場合に考慮しなければならない信号と
して,主信号である音声信号,外部対向装置との回線対
応の制御信号,常用及び予備の回線対応毎の障害信号が
ある。従来方式では,これらの信号は常用回路だけでな
く予備回路についても,それぞれ上位装置であるスイッ
チ部に接続しなければならず,予備回路用として常に余
分に信号チャネルを占有して,スイッチ部と回線対応装
置間のチャネルの使用効率が悪いという問題があった。
【0008】また,常用と予備の切り替えは上位の制御
装置が回線対応装置に切替制御信号を送出することによ
り行い,切替実施中は外部対向装置との回線対応の制御
信号及び回線対応の障害信号が常用と予備の間で入れ代
わるため,制御装置側で正しく読み替えを行う必要があ
る。そのため,制御装置は各常用回路が現在予備回路と
切り替え中であるか否かの状態を管理し,切替実施中の
場合は予備回路がどの常用回路の代用として動作してい
るかを認識する必要があった。通常は,上位の制御装置
はソフトウェアで制御されるが,切替を指示する保守関
連のプログラム処理のみならず通常の呼処理プログラム
に対しても回線制御信号の回線番号の読み替えを行うよ
うに処理させなければならないため,ソフトウェアの負
担が大きいという問題があった。
【0009】本発明はN+1構成の回線対応装置(回線
インタフェース)と上位装置(交換スッチ)間のチャネ
ルの使用効率を向上することができるN+1構成の回線
インタフェース方式を提供することを第1の目的とし,
予備回路に切り替えを実施中のソフトウェアの負担を小
さくすることができることを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
を示す。図中,1は複数の回線(回線♯1〜回線♯n)
が収容された回線対応装置,2は複数の各回線を終端す
ると共に後述する終端制御部5からの制御信号によりオ
ン・オフされるスイッチ2aを含む回線終端装置(DT
1〜DTnで表示),3は回線を予備の終端装置に切替
える回線切替装置(DTSWで表示),4は予備終端装
置(MDTで表示),5は終端制御部,50〜52は終
端制御部5内に設けられ,50は主信号(音声信号)を
回線終端装置と上位装置部(交換スイッチ部)との間で
伝送(インタフェース)するための主信号スイッチ部
(V−SWで表示),51は回線制御信号を回線終端装
置と上位装置部(交換スイッチ部)との間で伝送(イン
タフェース)するための制御信号スイッチ部(C−SW
で表示),52は主信号スイッチ部50及び制御信号ス
イッチ部51を制御するスイッチ制御部(SW−CTL
で表示),6は交換スイッチ(SW)を含む上位装置
部,7は交換スイッチ(SWで表示),8は回線からの
制御信号を収集(スキャン)と制御信号を各回線へ出力
すると共にスイッチ制御部52へ制御信号を分配(S
D)する機能を備える制御装置(SCN/SDで表示)
である。
【0011】図1の構成において通常時には,各回線♯
1〜♯nは回線対応装置1内に設けられた対応する各回
線終端装置2(DT)に接続され,ここで,主信号(音
声信号)と回線制御信号が分離されて,それぞれ終端制
御部5(DTC)の主信号スイッチ部50と制御信号ス
イッチ部51へ供給されて,各スイッチ部50,51の
出力は正常時にはそのまま上位装置部6の交換スイッチ
7へ供給されて,主信号は制御装置8により相手側へス
イッチングの制御が行われ,各回線から送られてきた回
線制御信号は上位装置部6の交換スイッチ7を介して制
御装置8へ入力され,各回線への制御信号が制御装置8
から出力される。
【0012】回線終端装置2に障害が発生すると,障害
を発生した回線終端装置2からの回線制御信号によりハ
ードウェア障害情報(どのような障害が発生したか)と
ハードウェア識別情報(どの装置が障害かの識別情報)
とが制御装置8へ通知され,制御装置8は回線制御信号
により障害を検出する。この時,交換スイッチ7とスイ
ッチ部50,51の間を多重信号線で伝送する場合,ハ
ードウェア障害情報とハードウェア識別情報を特定のタ
イムスロットを介して制御装置8に伝送することができ
る。これらの情報は回線対応の制御信号とは別扱いとし
て予備終端装置(MDT)4の切替に同期した切替え対
象から外す。これにより,回線終端装置の何れかが障害
になって予備回線終端に切替わっても,交換制御ソフト
ウェアはハードウェアの物理的な位置を容易に知ること
ができる。
【0013】このように障害になった装置(パッケー
ジ)の制御情報は上位装置部6に送られる。仮に,回線
終端装置DT1に障害が発生した場合,制御装置8は切
替制御信号6cを終端制御部5のスイッチ制御部52へ
供給すると,スイッチ制御部52は,回線切替装置3
(DTSW)に対して回線♯1を選択する制御信号を発
生すると共に回線♯1が接続する回線終端装置2(DT
1)に対してスイッチ2aをオフにする制御信号を発生
し,回線♯1を予備終端装置(MDT)4に接続させ
る。予備終端装置4は回線♯1の主信号を主信号スイッ
チ部50の端子(n+1)に供給し,回線♯1の回線制
御信号を制御信号スイッチ部51の端子(n+1)に供
給する。一方,スイッチ制御部52は終端制御部5の主
信号スイッチ部50及び制御信号スイッチ部51に対し
て制御信号を出力することにより,それぞれのスイッチ
を切替えて,予備終端装置4からの主信号及び回線制御
信号をそれぞれ元の回線♯1(障害となった回線終端装
置に対応する回線)の主信号及び回線制御信号へ切替え
る。
【0014】これらの主信号スイッチ部50及び制御信
号スイッチ部51は,タイムスロットを入替える時間ス
イッチで構成することができる。同様に上位装置部6の
交換スイッチ7も時間スイッチにより構成することがで
きる。
【0015】図1の構成により,制御装置8からは回線
♯1の回線終端装置2に障害が発生しても,回線♯1に
対して障害が発生する前と同じインタフェースにより制
御を行うことができる。すなわち,制御装置8側から見
た場合,主信号と制御信号は,ハードウェアを切替えた
後も,インタフェースが同じままでそれ以前と同じに扱
うことができるためソフトウェアに負担をかけない。
【0016】
【発明の実施の形態】図2は本発明の実施例の構成を示
す。この実施例は回線インタフェースが,交換機のPC
M回線が収容された回線対応装置(図1の1)である例
である。図2において,符号の2〜5は上記図1の同じ
符号と同様の要素を表し,2は4個設けられた回線終端
装置(DT0〜DT3で表す),3は障害装置の回線を
予備の終端装置に切替える回線切替装置(DTSW),
3a〜3dはそれぞれ各回線終端装置2の回線と接続ま
たは切断するためのオン・オフ接点,4は予備終端装置
(MDT),5は終端制御部,53は主信号(音声信
号)と制御信号の両方をスイッチする切替スイッチ(上
記図1の主信号スイッチ部50及び制御信号スイッチ部
51を合わせたスイッチ),54はMDT音声試験部で
ある。10〜13は相手交換機に設けられた対向装置と
接続されたそれぞれが8本の線路(Link0-7)からなる回
線(♯0〜♯3)を表し,14〜17は各回線10〜1
4上を伝送される主信号と制御信号を含むPCM(パル
ス符号変調:Pulse Code Modulation)回線信号を表し,
18は予備終端装置(MDT)と交換機の制御装置(図
1の8)の間に張られたMDT保守信号を表す。
【0017】また,各回線終端装置2(DT0〜DT
3)から終端制御部5の切替スイッチ53を通って上位
装置(交換機のスイッチ)と接続された複数の回線(異
なる時間位置に対応するチャネル)53a〜53dが設
けられ,53aは音声(Voice)信号,53bは対向装置
との間で送受されるシグナリング(通知)信号,53c
は回線障害の警報信号(制御装置へ知らせる信号)及び
制御装置から回線終端装置へ送られる保守信号(回線の
切断・接続のスイッチ制御等の信号)を含む回線障害信
号,53dはパッケージ(PWCBで表す:Package Wi
red Circuit Board)障害の警報信号とパッケージの保守
信号(制御装置から発生するパッケージの交換指示信号
等)を含むパッケージ障害信号である。更に,予備の回
線終端装置(MDT)4から終端制御部5の切替スイッ
チ53を通って上位装置(交換機のスイッチ)と接続さ
れた複数の回線53e〜53hが設けられ,53eは音
声(Voice)信号,53fは切替スイッチ53で終端する
通知信号,53gは制御装置からMDTの動作確認用の
信号,53hはMDTのパッケージ障害の警報信号とパ
ッケージの保守信号(制御装置からのパッケージの交換
指示等)を含むパッケージ障害信号である。
【0018】図3は障害発生時の予備装置を介した切替
接続の例1を示す図であり,上記図2に示す構成におい
て,♯0の回線に接続された回線終端装置2(DT0 )
に障害が発生した場合に本発明により実行される切替接
続を示す。図3に示す各符号は上記図2の同じ符号の各
部に対応する。
【0019】回線終端装置2(DT0)に障害が発生す
ると,障害の通知が回線終端装置2(DT0)から信号
線53cまたは53dから,終端制御部5を介して上位
装置の制御装置(図1の8)へ送られる。制御装置はこ
れを受け取ると,回線終端装置2(DT0)を予備終端
装置4(MDT)へ切替える指示を含む保守信号を回線
終端装置2(DT0)と予備の回線終端装置(MDT)
へ信号線53cと53g(または53dと53h)を介
して送る。これにより障害を発生した回線終端装置2
(DT0)内のオン・オフスイッチ2aがオフに切替え
られ,回線切替装置3(DTSW)内の回線終端装置2
(DT0)の回線10に対応するオン・オフ接点3aが
オンに切替えられ,回線10(♯0)が予備終端装置4
(MDT)と接続される。
【0020】また,切替スイッチ53に対しても制御装
置からの指示が与えられ,切替スイッチ52は予備終端
装置4(MDT)からの音声,信号,制御及び保守の各
信号線53e〜53hを,それぞれ回線終端装置2(D
T0)に対応する上位装置側(交換スイッチ側)の信号
線53a〜53dと接続する制御を切替スイッチ53の
制御部(図示省略)により行う。これにより,上位装置
からは回線10(♯0)に対する音声信号やシグナリン
グ信号を元の回線(途中は予備の回線終端装置を介す
る)を用いて伝送することができる。
【0021】この場合の経路は,図3の斜線が施された
広い幅を持つ信号により示され,切替スイッチ53の上
位装置側の符号14aで示すPCM回線信号は,切替ス
イッチ53で切替えられて予備終端装置4(MDT)の
符号18bで示すPCM回線信号を介して回線切替装置
3(DTSW)に達し,回線切替装置3から回線10
(♯0)へ接続される符号14cで示すPCM回線に接
続される。
【0022】また,切替スイッチ53は上位装置側の回
線と予備の回線終端装置の回線とを接続する切替えと同
時に,上位装置の制御装置(図1の8)からの指示によ
り,障害となった回線終端装置2(DT0)の各信号線
53a〜53dを,切替スイッチ53の上位装置側の予
備終端装置4に対応する信号線53e〜53hの端子に
それぞれ接続する切替えを行う。この切替えにより,図
4において符号18aで示す上位装置側のMDT保守信
号としてMDT動作確認用信号とパッケージ障害・保守
信号が,障害を発生した回線終端装置2(DT0)の回
線障害・保守信号53cとパッケージ障害・保守信号5
3dとからなる符号14bで表すMDT保守信号と接続
され,障害となった回線終端装置2(DT0)の音声信
号53aはMDT音声試験部と接続され,シグナリング
信号53bは無視される。
【0023】この接続により,上位装置の制御装置は,
障害となった回線終端装置2(DT0)から障害情報を
取得し,その物理的な位置や状態情報を得ることができ
ると共に当該回線終端装置に対して保守信号を送って制
御を行うことができる。
【0024】図4は障害発生時の予備装置を介した切替
接続の例2を示す図であり,上記図2に示す構成におい
て,♯2の回線12に接続された回線終端装置2(DT
2)に障害が発生した場合に本発明により実行される切
替接続を示す。図4に示す各符号は上記図2及び図3の
同じ符号の各部に対応する。
【0025】回線終端装置2(DT2)に障害が発生す
ると,障害の通知が回線終端装置2(DT2)から信号
線53cまたは53dから,終端制御部5を介して上位
装置の制御装置(図1の8)へ送られる。制御装置でこ
れを受け取ると,回線終端装置2(DT2)を予備終端
装置4(MDT)へ切替へる指示を含む保守信号を回線
終端装置2(DT2)と予備の回線終端装置(MDT)
へ信号線53cと53g(または53dと53h)を介
して送る。これにより障害を発生した回線終端装置2
(DT2)内のオン・オフスイッチ2aがオフに切替え
られ,回線切替装置3(DTSW)内の回線終端装置2
(DT0)の回線12に対応するオン・オフ接点3aが
オンに切替えられ,回線12(♯2)が予備終端装置4
(MDT)と接続される。
【0026】また,切替スイッチ53に対しても制御装
置からの指示が与えられる。これに応じて,切替スイッ
チ53は予備終端装置4(MDT)からの音声,信号,
制御及び保守の各信号線53e〜53hを,それぞれ回
線終端装置2(DT2)に対応する上位装置側(スイッ
チ側)の信号線53a〜53dと接続する制御を切替ス
イッチ53の制御部により行う。上位装置からは回線1
2(♯2)に対する音声信号やシグナリング信号を元の
回線(途中は予備の回線終端装置を介する)を用いて伝
送することができる。
【0027】この場合の経路は,図4の斜線が施された
広い幅を持つ回線信号により表され,上記の図3と同様
の原理により形成される。すなわち,切替スイッチ53
の上位装置側の符号16aで示すPCM回線は,切替ス
イッチ53で切替えられて予備終端装置4(MDT)の
符号18bで示すPCM回線信号に接続され,回線切替
装置3(DTSW)から符号16cで示すPCM回線に
より回線12(♯2)と接続される。また,切替スイッ
チ53は上記の切替えと同時に,上位装置の制御装置
(図1の8)からの指示により,障害となった回線終端
装置2(DT2)の各信号線53a〜53dを,切替ス
イッチ53の上位装置側の予備終端装置4に対応する信
号線53e〜53hの端子にそれぞれ接続する切替えを
行う。この切替えにより,上位装置側のMDT保守信号
18aとしてMDT動作確認用信号とパッケージ障害・
保守信号が,障害を発生した回線終端装置2(DT2)
の回線障害・保守信号53cとパッケージ障害・保守信
号53dとからなるMDT保守信号14bと接続される。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば回線対応装置の回線終端
装置と上位装置間の多重信号線上において,予備の回線
終端装置に対応する信号チャネルを占有することがない
ため,回線対応装置と上位装置間の多重信号線の使用効
率を上げることができる。
【0029】更に,本発明によれば常用の回線終端装置
と予備の回線終端装置の切替えを行った場合にも,上位
装置に対する主信号,回線制御信号は切替前と同一の回
線(タイムスロット)に割り付けられるため,上位装置
の通常の呼処理機能は切替の有無を意識することなく処
理することができるため,呼処理機能に対する負担を軽
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図3】障害発生時の予備装置を介した切替接続の例1
を示す図である。
【図4】障害発生時の予備装置を介した切替接続の例2
を示す図である。
【図5】従来例の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 回線対応装置 2 回線終端装置(DT1〜DTn) 3 回線切替装置(DTSW) 4 予備終端装置(MDTで表示) 5 終端制御部 50 主信号スイッチ部(V−SW) 51 制御信号スイッチ部(C−SW) 52 スイッチ制御部(SW−CTL) 6 上位装置部 7 交換スイッチ(SW) 8 制御装置(SCN/SD)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横戸 隆 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目9番18 号 富士通コミュニケーション・システム ズ株式会社内 Fターム(参考) 5K019 BA05 BA06 BA43 CA05 CB05 EA29 5K021 AA01 AA05 BB10 CC11 DD03 FF07 FF11 5K042 AA03 BA00 BA05 CA05 DA33 EA02 FA01 LA13 LA15 NA03 5K050 DD01 DD21 EE30 GG12 HH03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方が対向装置と接続された回線と接続
    され,他方が交換スイッチを含む上位装置に接続された
    前記回線を終端する複数(N)の回線終端装置に対して
    1個の予備の回線終端装置を備えたN+1構成の回線イ
    ンタフェース方式において,前記複数の回線から一つの
    回線を選択して前記予備の回線終端装置に接続する切替
    スイッチを設け,前記予備の回線終端装置を含む各回線
    終端装置の複数の信号の端子と前記上位装置の交換スイ
    ッチの複数の端子との間を切替接続するスイッチ部を備
    えた終端制御部を設け,一つの回線終端装置が障害にな
    ると,前記切替スイッチを制御して障害回線終端装置の
    回線を前記予備の回線終端装置に接続すると共に,前記
    終端制御部の前記スイッチ部を切替えることにより予備
    の回線終端装置の信号を上位装置の交換スイッチに接続
    することを特徴とするN+1構成の回線インタフェース
    方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において,前記各回線終端装置
    は回線上の信号を主信号と制御信号とに分離して前記終
    端制御部に供給し,前記終端制御部のスイッチ部は,主
    信号と制御信号とを個別に切替える主信号用と制御信号
    用の個別のスイッチにより構成され,前記回線終端装置
    の障害時に対応する回線の主信号と制御信号を前記予備
    の回線終端装置を介して前記終端制御部の各個別のスイ
    ッチを通って,前記上位装置側の障害となった回線終端
    装置が接続された元の回線に接続するよう切替えること
    を特徴とするN+1構成の回線インタフェース方式。
  3. 【請求項3】 請求項2において,前記終端制御部は,
    予備の回線終端装置の主信号を上位装置の交換スイッチ
    側の前記障害回線終端装置の元の主信号と接続するよう
    切替え,前記障害回線終端装置の制御信号を,前記予備
    の回線終端装置に対応する上位装置の交換スイッチ側の
    回線と接続するよう切替えることを特徴とするN+1構
    成の回線インタフェース方式。
  4. 【請求項4】 請求項2または3の何れかにおいて,前
    記終端制御部の主信号と制御信号のための各スイッチ部
    をタイムスロット入替えを行う時間スイッチにより構成
    し,回線終端装置を予備の回線終端装置に切替え中に,
    前記時間スイッチを上位装置に対して予備の回線終端装
    置の主信号と制御信号を本来の回線終端装置のタイムス
    ロットに割り付けることを特徴とするN+1構成の回線
    インタフェース方式。
  5. 【請求項5】 請求項4において,前記終端制御部は,
    上位装置に対して前記回線終端装置のハードウェア識別
    子情報とハードウェア障害情報を常にハードウェアの物
    理位置に対応するタイムスロットにより送出することを
    特徴とするN+1構成の回線インタフェース方式。
JP10238495A 1998-08-25 1998-08-25 N+1構成の回線インタフェース方式 Withdrawn JP2000069162A (ja)

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