JP2000068773A - チップフィルタとその製造方法 - Google Patents

チップフィルタとその製造方法

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JP2000068773A
JP2000068773A JP10237181A JP23718198A JP2000068773A JP 2000068773 A JP2000068773 A JP 2000068773A JP 10237181 A JP10237181 A JP 10237181A JP 23718198 A JP23718198 A JP 23718198A JP 2000068773 A JP2000068773 A JP 2000068773A
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JP
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capacitor
laminate
film
electrode
coil pattern
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JP10237181A
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Kazuo Nomura
和雄 野村
Yozo Obara
陽三 小原
Shigeo Maeda
茂男 前田
Yasuyuki Hayashi
泰之 林
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Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンデンサとインダクタが同一のチップに形
成され、周波数フィルタ機能を有する小型のチップフィ
ルタとその製造方法を提供する。 【解決手段】 薄い板状の絶縁板間に薄膜状の電極板1
4を挟持して、これら複数の絶縁板と電極板14を交互
に積層し、両最外層に絶縁板が位置してコンデンサを構
成する積層体16を有する。積層体16の絶縁板の全面
にメッキや薄膜による導電体膜18が形成され、この導
電体膜18には積層体16の一端部から他端部に至る螺
旋状の溝20が形成されたコイルパターン22を設け
る。積層体16の両端部に、コイルパターン22に接続
された外部電極26,27を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンデンサとイ
ンダクタを同一のチップに一体に形成し、周波数フィル
タ機能を有するチップフィルタとその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンデンサとインダクタは別々の
部品として回路基板上に設けられ、周波数フィルタを形
成する場合においては、コンデンサとインダクタを回路
基板上に適宜配置し、フィルタ回路を構成していた。
【0003】コンデンサは、強誘電体層を介して一対の
電極を形成した小型のチップ状のものや、あるいは小型
で大容量のものとして強誘電体層と導電体層を交互に複
数積層して形成された積層型のものがあった。
【0004】またインダクタは、磁心と導電性の巻線を
用いる巻線型や、厚膜印刷技術や薄膜技術を用いる非巻
線型で皮膜型のものがあった。巻線型のインダクタは、
巻線や磁心の厚みや大きさがあり、一方非巻線型のイン
ダクタは、チップ状で比較的薄く小さなものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、コンデンサにおいては、小型で大容量のものや、高
周波数に対応することができるもの等、様々な機能が要
求されるが、これらに対応するためには、コンデンサの
面積の拡大や多層化技術等を必要とし、外形が大きくな
るという問題があった。
【0006】またインダクタにおいては、巻線型のもの
はコイルが大きくて厚みがあるため、電子機器の小型化
を妨げ、皮膜型のチップインダクタは製造工程が複雑で
あるうえ、インダクタの性能に限界があった。
【0007】さらにこれらコンデンサやインダクタをそ
れぞれ別々に回路基板の所定の位置に設ける工程により
製造工程が増え、多くの工数と時間を必要とした。
【0008】この発明は上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、コンデンサとインダクタが同一のチッ
プに形成され、周波数フィルタ機能を有する小型のチッ
プフィルタとその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のチップフィル
タは、薄い板状の絶縁板間に薄膜状の電極板を挟持し
て、これら複数の絶縁板と電極板を交互に積層し、両最
外層に絶縁板が位置してコンデンサを構成する積層体を
有し、上記積層体の絶縁板の全面にメッキや薄膜による
導電体膜が形成され、この導電体膜には上記積層体の一
端部から他端部に至る螺旋状の溝が形成されたコイルパ
ターンを設けたものである。上記積層体の両端部には、
上記コイルパターンに接続された外部電極が設けられて
いる。
【0010】またこの発明は、薄い板状の絶縁板間に薄
膜状の電極板を挟持して、これら複数の絶縁板と電極板
を交互に積層し、両最外層に絶縁板が位置してコンデン
サを構成する積層体を有し、上記積層体の絶縁板の全面
に導電体膜が形成されているとともに、この導電体膜に
絶縁層を介してさらに導電体膜が積層され、上記各導電
体膜は互いに所定の位置で接続する接続部を有するチッ
プフィルタである。そして、この接続部を除く上記導電
体膜及び絶縁層には、上記積層体の一端部から他端部に
至る螺旋状の溝が形成され、この溝を挟んだ上記導電体
膜は、互いに電気的に絶縁されて、上記接続部で折り返
したコイルパターンが形成されているとともに、上記積
層体の両端部に外部電極が設けられ、この外部電極のう
ち、一方の外部電極は積層体のコンデンサと接続し上記
コイルパターンと電気的に絶縁され、他方の外部電極は
上記コイルパターンと電気的に接続して、上記コンデン
サとコイルパターンが直列に接続されたチップフィルタ
である。
【0011】上記コイルパターンは、上記積層体の上記
電極板が露出していない側面上に形成されている。
【0012】またこの発明は、複数の絶縁板と電極板を
交互に積層して積層体のコンデンサを形成し、この積層
体の絶縁板の全面に上記電極板の端面に接した導電体膜
を設け、この導電体膜に上記積層体の一端部から他端部
に至る螺旋状の溝をレーザやカッタにより形成してコイ
ルパターンを設けるとともに、上記積層体の両端部の上
記導電体膜を残すようにして、上記積層体の両端部に上
記コイルパターンに接続した外部電極を形成するチップ
フィルタの製造方法である。
【0013】さらにまたこの発明のチップフィルタの製
造方法は、複数の絶縁板と電極板を交互に積層し、両端
部に上記電極板の一側面が露出している積層体のコンデ
ンサを形成し、このコンデンサの電極板の全面に第一導
電体膜を設け、この第一導電体膜上で、上記積層体の上
記電極板端面が上記第一導電体膜に接した一方の側面を
除く所定の側面に絶縁層を積層し、次にこの絶縁層上に
第二導電体膜を形成し、この第二導電体膜の一端部は上
記絶縁層の一端部で上記第一導電体膜に接続して接続部
を形成し、上記積層体上の上記第一,第二導電体膜及び
上記絶縁層に螺旋状の溝を形成してコイルパターンを設
けるものである。上記積層体の上記第一導電体膜のみが
設けられた一側面の周縁部にも溝を形成して上記コイル
パターンと絶縁された一方の外部電極を設け、この外部
電極と対向する側面上に、上記コイルパターンと接続す
る他方の外部電極を設けるチップフィルタの製造方法で
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面に基づいて説明する。図1は、この発明のチップ
フィルタ10の第一実施形態を示す。この実施形態のチ
ップフィルタ10は、誘電体材料からなる絶縁性のセラ
ミック板12と、銅やその合金からなる電極板14を交
互に重ね合わせて形成された積層体16を設けている。
電極板14はそれぞれ交互に左右にわずかにずれて位置
し、積層体16の対向する両側面上に、電極板14の一
側面が露出している。また、電極板14は、図2の破線
で示すようにセラミック板12よりも幅が小さく、積層
体16の内部に設けられ、絶縁板14を介して内部電極
としての作用を有している。
【0015】積層体16の全面には、金属薄膜の導電体
膜18が設けられており、積層体16のセラミック板1
2上に設けられた導電体膜18には、積層体16のセラ
ミック板12に達する深さ程度の溝20を有する螺旋状
のコイルパターン22が形成されている。また、積層体
16の電極板14が露出している端子面24,25に
は、導電体膜18による外部電極26,27が設けら
れ、この外部電極24,25は、コイルパターン22の
両端部に各々接続している。また、外部電極26,27
の表面にはハンダメッキ等が施されている。
【0016】ここでセラミック板12は、誘電材料のB
aTiO、PbTiO、LiNbO、SrTiO
、CaTiO、MgTiO、BaZrO、KD
P、ロッシェル塩、TiO、SiO等のセラミック
からなり、またこれらセラミックにかわり、誘電体材料
として雲母(マイカ)あるいはポリスチロールフイルム
やマイラ(テレフタル酸ポリエステル)等のプラスチッ
クを用いてもよい。またSiやGaAs等を用いた半導
体セラミックスコンデンサ材料を利用してもよい。
【0017】これらセラミック板12の厚さは、例えば
10μm〜100μm程度、電極板14の厚さは2μm
〜5μm程度である。
【0018】次にこの実施形態のチップフィルタ10の
製造方法について以下に説明する。焼成前のセラミック
材料で板状に形成された複数のセラミック板12の材料
と、所定の大きさの電極板14をそれぞれ交互に積層し
て、互いに密着するように押圧する。このとき、セラミ
ック板材料の互いに対向する両側面は、電極板14の一
側面が各々交互に露出した端子面24,25として形成
され、これら積層した電極板14及びセラミック板12
の材料を焼成し、側面にセラミック板12が設けられた
積層体16を形成する。なおこの積層体16の形成方法
は、通常の積層型セラミックコンデンサの製造方法と同
様である。
【0019】次に積層体16の全面に金属薄膜を無電解
メッキや蒸着等の薄膜形成技術により形成し、導電体膜
18を設ける。また金属の代わりに導電性塗料を用いる
場合、積層体16の全面に塗布し、導電体膜18を形成
する。
【0020】ここで無電解メッキを行う場合、この前処
理として、端子面24,25表面の電極板14を除く積
層体16の全面にケミカルエッチングを施して、感受性
賦与及び活性化処理をして、セラミックス多結晶体の結
晶粒界及び粒内に微細な凹凸状態を形成し、脱脂洗浄し
た後、無電解メッキを行ってもよい。この前処理により
積層体16への金属メッキ皮膜の付着力が強化される。
また例えば、銅メッキ皮膜を形成する場合、前処理後の
積層体16を、主成分が硫酸銅、カ性ソーダ、ホルマリ
ンで構成される高速無電解メッキ浴に所定時間浸漬し、
銅メッキ皮膜を析出させてもよい。
【0021】次に積層体16の端子面24,25以外の
四側面上に設けられた導電体膜18にレーザ光を照射
し、積層体16の端子面24付近から対向する端子面2
5付近に至る螺旋状の溝20を形成し、コイルパターン
22を設ける。
【0022】ここでレーザ光の代わりにエッチング処理
により溝20を形成する場合、全面にレジストを設けた
後レーザ光等で感光させて螺旋パターンを形成し、エッ
チングして、レジストが付着していない部分の導電体膜
18を除去して積層体16を露出させる。この後、レジ
ストを除去し、コイルパターン22を形成する。
【0023】このチップフィルタ10の使用方法は、端
子面24,25上の導電体膜18をそれぞれ外部電極2
6,27として他の回路基板に表面実装する。なお外部
電極26,27は金属板やはんだメッキ等により形成し
てもよい。
【0024】この実施形態のチップフィルタ10は、図
3に示すように、積層体16からなるコンデンサ部と、
コイルパターン22からなるインダクタが互いに外部電
極26,27により並列に接続した回路である。また積
層体16を構成する電極体14とセラミック板16の厚
みや大きさ、あるいは積層枚数を適宜設定することによ
り、所定のコンデンサ容量を得ることができ、さらにコ
イルパターン22のコイルの巻数も所望のインダクタン
ス値に対応して、適宜増減することも容易にできる。
【0025】次にこの発明の第二実施形態について図
4、図5を基にして説明する。ここで上記実施形態と同
様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実
施形態のチップフィルタ28は、コンデンサとコイルが
直列に接続されたフィルタ回路を構成するもので、第一
実施形態と同様の積層体16の全面に、金属薄膜や導電
性塗料等からなる導電体膜18が形成されている。また
積層体16の電極板14が露出している端子面25とそ
の周縁部を除く側面上に設けられた導電体膜18の表面
にセラミックやその他絶縁材料からなる絶縁層30が形
成され、この絶縁層30の全面に導電体膜32が設けら
れている。導電体膜32はその一端部の接続部34で導
電体膜18に接し、電気的に接続している。
【0026】ここで絶縁層30は、セラミック以外にも
アルミナや酸化シリコン等でもよく、導電体膜18,3
2間を確実に絶縁でき、耐熱性を有しているか、あるい
はエッチング処理が可能であるものであればよい。
【0027】端子面24,25を除く積層体16の側面
上に設けられた導電体膜18,32と絶縁層30には、
積層体16に達する深さ程度の溝20を有する螺旋状の
コイルパターン22が形成されている。このコイルパタ
ーン22は、接続部34を除いて形成され、端子面24
上の外部電極26と接続している。
【0028】また端子面25側の周縁部上にある導電体
膜18は、積層体16の側面上に沿った一つのリング状
の溝36が形成されている。これにより端子面25上に
設けられた外部電極27は、コイルパターン22と電気
的に絶縁される。そして、コイルパターン22は、一端
部がコンデンサとなる積層体16の電極板14の一端部
である端子面24に接続し、さらに他端部は外側の導電
体膜32からなる外部電極26に接続している。
【0029】次にこの実施形態のチップフィルタ28の
製造方法について以下に説明する。この実施形態のチッ
プフィルタ28の製造方法は、まず図5(a)に示すよ
うに、第一実施形態と同様の方法で積層体16を形成
し、さらにこの積層体16の全面に導電体膜18を形成
する。その後、図5(b)に示すように、端子面25と
その周囲部を除く導電体膜18上にセラミック皮膜等の
絶縁層30を形成する。この絶縁層30の形成方法とし
て、アルミナや酸化シリコンを用い、蒸着やスパッタ、
化学的気相成長法、あるいはその他セラミック溶射等に
より皮膜を形成する。さらにこの絶縁層30は耐熱性を
有する絶縁樹脂膜でもよい。
【0030】次に図5(c)に示すように、絶縁層30
の全面と絶縁層30端部付近にある導電体膜18上の一
部に、銅メッキの核となるパラジウムを付与し、上記と
同様の手法により銅メッキ皮膜を設け、導電体膜32を
形成する。またこのとき導電体膜18,32間に電気的
に接続する接続部34も設けられる。
【0031】この後、積層体16上に積層された導電体
膜18,32と絶縁層30にレーザ光を螺旋状に照射し
て溝20を形成し、コイルパターン22を設ける。この
とき溝20の深さは、積層体16の表面程度で、溝20
は接続部34を除いて形成する。また端子面25側の周
縁部の導電体膜18にレーザ光をリング状に照射して溝
36を設け、これにより端子面25上の導電体膜18か
らなる外部電極27はコイルパターン22と電気的に絶
縁される。
【0032】一方端子面24上の導電体膜32からなる
外部電極26は、コイルパターン22と電気的に接続し
ている。またこれら外部電極26,27を形成する導電
体膜18,32上にハンダメッキ等を設けて外部電極2
6,27とする。
【0033】この実施形態のチップフィルタ28は、積
層体16からなるコンデンサと、コイルパターン22か
らなるインダクタが互いに外部電極26,27により直
列に接続したものである。また互いに一端部が接続する
導電体膜18,32と絶縁層30を積層し、さらに螺旋
状の溝20を形成してコイルパターン22を形成してい
ることから、このコイルパターン22はコイルの巻数が
溝20の巻数よりも多く、これによりインダクタンスを
大きくすることができる。
【0034】なおこの発明のチップフィルタは、上記実
施形態に限定されるものではなく、複数の導電体膜を絶
縁層を介して積層することができ、導電体膜間の一部が
接続する接続部に溝が形成されなければよく、また溝の
幅や巻数、導電体膜の積層回数は、インダクタンスの大
きさに合わせ適宜選択可能である。さらに溝の形成方法
は、レーザ以外に、カッタを用いたものや、エッチング
によるものでもよい。また、積層体を構成するセラミッ
ク板及び電極板の大きさ、厚み、また構成枚数はコンデ
ンサの容量に合わせ適宜設定することができる。さらに
外部電極間に抵抗体を設けてもよく、適宜の回路を構成
し得る。
【0035】
【発明の効果】この発明のチップフィルタその製造方法
は、コンデンサとインダクタを同一のチップ上に設け、
また表面実装が可能なことから、製造工程及び回路基板
上に実装する工程を簡略化する事ができる。またこのチ
ップフィルタは小型で、コンデンサ容量及びインダクタ
ンスを大きくすることが容易にでき、高品質で多機能の
ものを、安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施形態のチップフィルタを示
す断面図である。
【図2】この発明の第一実施形態のチップフィルタを示
す正面図である。
【図3】この発明の第一実施形態のチップフィルタ回路
を示す概略図である。
【図4】この発明の第二実施形態のチップフィルタを示
す正面図である。
【図5】この発明の第二実施形態のチップフィルタの製
造工程を示す断面図(a)〜(d)である。
【符号の説明】
10,28 チップフィルタ 12 セラミック板 14 電極板 16 積層体 18,32 導電体膜 20,36 溝 22 コイルパターン 24,25 端子面 26,27 外部電極 30 絶縁層 34 接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 茂男 富山県上新川郡大沢野町下大久保3158番地 北陸電気工業株式会社内 (72)発明者 林 泰之 富山県上新川郡大沢野町下大久保3158番地 北陸電気工業株式会社内 Fターム(参考) 5E062 DD01 DD04 5E070 AA05 AB01 AB02 CC03 CC10 DB08 EA01 EA03 5E082 AA01 BC39 DD08 EE02 EE26 FG08 FG26 FG54 GG09 GG10 KK08 LL15 MM24 5J024 AA09 AA10 DA03 DA04 DA28 DA31 DA32

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄い板状の絶縁板間に薄膜状の電極板を
    挟持して、これら複数の絶縁板と電極板を交互に積層
    し、両最外層に絶縁板が位置してコンデンサを構成する
    積層体を有し、上記積層体の絶縁板の全面に導電体膜が
    形成され、この導電体膜には上記積層体の一端部から他
    端部に至る螺旋状の溝が形成されたコイルパターンを設
    けるとともに、上記積層体の両端部には、上記コイルパ
    ターンに接続された外部電極が設けられているチップフ
    ィルタ。
  2. 【請求項2】 薄い板状の絶縁板間に薄膜状の電極板を
    挟持して、これら複数の絶縁板と電極板を交互に積層
    し、両最外層に絶縁板が位置してコンデンサを構成する
    積層体を有し、上記積層体の絶縁板の全面に導電体膜が
    形成されているとともに、この導電体膜に絶縁層を介し
    てさらに導電体膜が積層され、上記各導電体膜は互いに
    所定の位置で接続する接続部を有し、この接続部を除く
    上記導電体膜及び絶縁層には、上記積層体の一端部から
    他端部に至る螺旋状の溝が形成され、この溝を挟んだ上
    記導電体膜は、互いに電気的に絶縁されて、上記接続部
    で折り返したコイルパターンが形成されているととも
    に、上記積層体の両端部に外部電極が設けられ、この外
    部電極のうち、一方の外部電極は積層体のコンデンサと
    接続し上記コイルパターンと電気的に絶縁され、他方の
    外部電極は上記コイルパターンと電気的に接続して、上
    記コンデンサとコイルパターンが直列に接続されたチッ
    プフィルタ。
  3. 【請求項3】 上記コイルパターンは、上記積層体の上
    記電極板が露出していない側面上に形成されている請求
    項1又は2記載のチップフィルタ。
  4. 【請求項4】 複数の絶縁板と電極板を交互に積層して
    積層体のコンデンサを形成し、この積層体の絶縁板の全
    面に上記電極板の端面に接した導電体膜を設け、この導
    電体膜に上記積層体の一端部から他端部に至る螺旋状の
    溝を形成してコイルパターンを設けるとともに、上記積
    層体の両端部の上記導電体膜を残すようにして、上記積
    層体の両端部に上記コイルパターンに接続した外部電極
    を形成するチップフィルタの製造方法。
  5. 【請求項5】 複数の絶縁板と電極板を交互に積層し、
    両端部に上記電極板の一側面が露出している積層体のコ
    ンデンサを形成し、このコンデンサの電極板の全面に第
    一導電体膜を設け、この第一導電体膜上で、上記積層体
    の上記電極板端面が上記第一導電体膜に接した一方の側
    面を除く所定の側面に絶縁層を積層し、次にこの絶縁層
    上に第二導電体膜を形成し、この第二導電体膜の一端部
    は上記絶縁層の一端部で上記第一導電体膜に接続して接
    続部を形成し、上記積層体上の上記第一,第二導電体膜
    及び上記絶縁層に螺旋状の溝を形成してコイルパターン
    を設けるとともに、上記積層体の上記第一導電体膜のみ
    が設けられた一側面の周縁部にも溝を形成して上記コイ
    ルパターンと絶縁された一方の外部電極を設け、この外
    部電極と対向する側面上に、上記コイルパターンと接続
    する他方の外部電極を設けるチップフィルタの製造方
    法。
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