JP2000068706A - フィルタ装置 - Google Patents

フィルタ装置

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JP2000068706A
JP2000068706A JP10249127A JP24912798A JP2000068706A JP 2000068706 A JP2000068706 A JP 2000068706A JP 10249127 A JP10249127 A JP 10249127A JP 24912798 A JP24912798 A JP 24912798A JP 2000068706 A JP2000068706 A JP 2000068706A
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filter
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Tatsuya Imaizumi
達也 今泉
Kenji Yoshimori
健二 吉森
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デュアルバンドのフィルタ装置の小型化が要
求されている。 【解決手段】 同一の回路基板35上に、第1のデュプ
レクサ側の誘電体共振器9〜15を並置すると共に、第
2のデュプレクサ側の誘電体共振器21〜27も並置す
る。第1のデュプレクサ側の誘電体共振器9〜15と第
2のデュプレクサ側の誘電体共振器21〜27とを対向
配置し、両者の間にコンデンサブロック36、37、分
波器3等を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デュアルバンド携
帯電話等の通信機器に使用するためのフィルタ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】第1の周波数帯域の信号の送受信と第2
の周波数帯域の信号の送受信とを共通のアンテナを使用
して行うためのデュアルバンドの送受信機は、第1の周
波数帯域のための第1のデュプレクサと第2の周波数帯
域のための第2のデュプレクサと分波器を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、送受信機の
フィルタ装置においては多数の誘電体共振器が必要にな
るため、装置が必然的に大型になる。
【0004】そこで、本発明の目的は、送受信を行う通
信機器に使用するフィルタ装置の小型化を図ることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、第1の周波数帯域に含まれる第1の送信信
号を入力させるための第1の送信入力端子と、前記第1
の周波数帯域に含まれる第1の受信信号を出力するため
の第1の受信出力端子と、前記第1の送信信号を出力し
且つ前記第1の受信信号を入力するための第1の送受信
共通端子と、前記第1の送信入力端子と前記第1の送受
信共通端子との間に接続された第1の送信用フィルタ
と、前記第1の送受信共通端子と前記第1の受信出力端
子との間に接続された第1の受信用フィルタと、前記第
1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域に含まれる
第2の送信信号を入力させるための第2の送信入力端子
と、前記第2の周波数帯域に含まれる第2の受信信号を
出力するための第2の受信出力端子と、前記第2の送信
信号を出力し且つ前記第2の受信信号を入力するための
第2の送受信共通端子と、前記第2の送信入力端子と前
記第2の送受信共通端子との間に接続された第2の送信
用フィルタと、前記第2の送受信共通端子と前記第2の
受信出力端子との間に接続された第2の受信用フィルタ
と、共通アンテナ端子と、前記第1及び第2の送受信共
通端子と前記共通アンテナ端子との間にそれぞれ接続さ
れた第1及び第2の分岐回路とを有している送受信フィ
ルタ装置において、同一の回路基板上に、前記第1の送
信入力端子と前記第1の受信出力端子と前記第1の送受
信共通端子と前記第1の送信用フィルタと前記第1の受
信用フィルタと前記第2の送信入力端子と前記第2の受
信出力端子と前記第2の送受信共通端子と前記第2の送
信用フィルタと前記第2の受信用フィルタと前記共通ア
ンテナ端子と前記第1及び第2の分岐回路とが配置され
れていることを特徴とするフィルタ装置に係わるもので
ある。なお、請求項2に示すように、第1及び第2の送
信用フィルタの誘電体共振器を互いに対向配置し、また
第1及び第2の受信用フィルタの誘電体共振器も互いに
対向配置することが望ましい。また、請求項3に示すよ
うに第1及び第2の分岐回路を積層型素子にすることが
望ましい。また、請求項4に示すように受信用フィルタ
を構成するための複数のコンデンサを共通の誘電体基板
(単板は積層板)を使用して構成することが望ましい。
また、請求項5又は8に示すように誘電体基板のコンデ
ンサ又は積層基板の端子導体を誘電体共振器に直接に接
続することが望ましい。また、請求項6又は9に示すよ
うに誘電体基板又は積層基板を回路基板に対して垂直に
配置することが望ましい。また、請求項7に示すように
コンデンサとインダクタンス素子とを共通の誘電体積層
基板で構成することができる。また、請求項10に示す
ように第1及び第2の分岐回路を積層基板に形成するこ
とができる。また、請求項11に示すように送信用フィ
ルタの誘電体共振器と受信用フィルタの誘電体共振器と
の間に両方のフィルタのコンデンサを含む誘電体基板
(例えば積層基板)を配置することができる。
【0006】
【発明の効果】請求項1〜10の発明によれば、第1及
び第2の周波数帯域のための第1及び第2の送信用フィ
ルタ、第1及び第2の受信用フィルタ、分岐回路(分波
回路)を同一の回路基板上に配置するので、フィルタ装
置の小型化を図ることができる。また、請求項2及び7
の発明によれば、第1及び第2の送信用フィルタ、及び
第1及び第2の受信用フィルタをそれぞれ対向配置する
ので、分岐回路に対する接続回路が短くなり、フィルタ
装置の一層の小型化が達成される。また、請求項3の発
明によれば、分岐回路の小型化によってフィルタ装置の
小型化も達成される。また、請求項4及び7の発明によ
れば、コンデンサの複合化によってフィルタ装置全体の
小型化も達成される。また、請求項5及び8の発明によ
れば、コンデンサと誘電体共振器の接続回路が短くな
り、小型化が達成されるのみでなく、損失及び浮遊イン
ダクタンスが小さくなる。また、請求項6及び9の発明
によれば、一層の小型化が達成される。また、請求項1
1、12の発明によってもフィルタ装置の小型化、高性
能化が達成される。
【0007】
【実施形態及び実施例】次に、図1〜図20を参照して
本発明の実施形態及び実施例を説明する。
【0008】
【第1の実施例】第1の実施例のデュアルバンドの送受
信機用のフィルタ装置の回路は図1に示すように第1及
び第2のデュプレクサ1、2と分岐手段としての分波器
3とから成り、例えば中心周波数800MHzの第1の
周波数帯域の信号と例えば中心周波数1900MHzの
第2の周波数帯域の信号との両方を送受信することがで
きるように構成されている。
【0009】第1のデュプレクサ1は、第1の送信入力
端子4と、第1の送信用フィルタ5と、第1の受信出力
端子6と、第1の受信用フィルタ7と、第1の送受信共
通端子8とを有している。
【0010】第1の送信入力端子4は第1の周波数帯域
の送信信号を入力するためのものである。
【0011】第1の送信入力端子4と第1の送受信共通
端子8との間に接続された第1の送信用フィルタ5は第
1の送信信号を通過させ、それ以外の帯域の信号を除去
するように構成された帯域除去フィルタであって、第
1、第2及び第3の誘電体共振器9、10、11と、第
1、第2、第3、第4、第5及び第6のコンデンサC
1、C2 、C3 、C4 、C5 、C6 と、第1、第2及び
第3のインダクタンス素子L1 、L2 、L3 とから成
る。誘電体共振器9、10、11とコンデンサC1 、C
2 、C3 の直列回路は第1の送信入力端子4と第1の送
受信共通端子8との間の信号伝送路とグランドとの間に
接続され、コンデンサC4 、C5 、C6 は信号伝送路と
グランドとの間に接続され、インダクタンス素子L1 、
L2 、L3 は信号伝送路に順次に直列に接続されてい
る。
【0012】第1の送受信共通端子8と第1の受信出力
端子6との間に接続された第1の受信用フィルタ7は、
第1の受信信号を通過させ、これ以外の信号を阻止する
ためのバンドパスフィルタであって、4個の誘電体共振
器12、13、14、15と6個のコンデンサC7 、C
8 、C9 、C10、C11、C12とから成る。コンデンサC
7 、C8 、C9 、C10は第1の送受信共通端子8と第1
の受信出力端子6との間に順次に直列に接続されてい
る。誘電体共振器12は2つのコンデンサC7 、C8 の
相互接続点とグランドとの間に接続され、誘電体共振器
13はトラップ用コンデンサC11を介して2つのコンデ
ンサC8 、C9 の相互接続点とグランドとの間に接続さ
れ、誘電体共振器14は2つのコンデンサC9 、C10の
相互接続点とグランドとの間に接続され、誘電体共振器
15はトラップ用コンデンサC12を介してコンデンサC
10の出力ラインとグランドとの間に接続されている。
【0013】第2のデュプレクサ2は、第2の送信入力
端子16と、第2の送信用フィルタ17と、第2の送信
出力端子18と、第2の受信用フィルタ19と、第2の
送受信共通端子20とを有している。
【0014】第2の送信入力端子16は第2の周波数帯
域の送信信号を入力するためのものである。
【0015】第2の送信入力端子16と第2の送受信共
通端子20との間に接続された第2の送信用フィルタ1
7は第2の送信信号を通過させ、それ以外の帯域の信号
を除去するように構成された帯域除去フィルタであっ
て、3つの誘電体共振器21、22、23と、6個のコ
ンデンサC21、C22、C23、24、C25、C26と、3個の
インダクタンス素子L11、L12、L13とから成る。誘電
体共振器21、22、23とコンデンサC21、C22、C
23の直列回路は第2の送信入力端子16と第2の送受信
共通端子20との間の信号伝送路とグランドとの間に接
続され、コンデンサC24、C25、C26は信号伝送路とグ
ランドとの間に接続され、インダクタンス素子L11、L
12、L13は信号伝送路に順次に直列に接続されている。
【0016】第2の送受信共通端子20と第2の受信出
力端子18との間に接続された第2の受信用フィルタ1
9は、第2の受信信号を通過させ、これ以外の信号を阻
止するためのバンドパスフィルタであって、4個の誘電
体共振器24、25、26、27と6個のコンデンサC
27、C28、C29、C30、C31、C32とから成る。コンデ
ンサC27、C28、C29、C30は第2の送受信共通端子2
0と第2の受信出力端子18との間に順次に直列に接続
されている。誘電体共振器24は2つのコンデンサC2
7、C28の相互接続点とグランドとの間に接続され、誘
電体共振器25はトラップ用コンデンサC31を介して2
つのコンデンサC28、C29の相互接続点とグランドとの
間に接続され、誘電体共振器26は2つのコンデンサC
29、C30の相互接続点とグランドとの間に接続され、誘
電体共振器27はトラップ用コンデンサC32を介してコ
ンデンサC30の出力ラインとグランドとの間に接続され
ている。
【0017】分波器3はアンテナ端子28と第1及び第
2の送受信共通端子8、20との間に設けられ、第1及
び第2の分波回路29、30から成る。第1の分波回路
29は2つのコンデンサ31a、31bと1つのインダ
クタンス素子32とから成るローパスフィルタであっ
て、第1の送受信共通端子8とアンテナ端子28との間
に接続され、第1の周波数帯域の信号を通過させ、第2
の周波数帯域の信号を阻止する。第2の分波回路30は
コンデンサ33とインダクタンス素子34とから成るハ
イパスフィルタであって、第2の送受信共通端子20と
アンテナ端子28との間に接続され、第2の周波数帯域
の信号を通過させ、第1の周波数帯域の信号を阻止す
る。
【0018】図2は図1のフィルタ回路の各部の幾何学
的配置を示す。本実施例のフィルタ装置は、図1の回路
のフィルタを構成するために絶縁性回路基板35を有
し、この回路基板35の上に図1の全ての素子が配置さ
れている。回路基板35は平面形状四角形(直方形)で
あって、この上面に図6に示すような導体パターンを有
する。この回路基板35の右側に第1のデュプレクサ1
の7個の誘電体共振器9〜15が並置され、この左側に
第2のデュプレクサ2の7個の誘電体共振器21〜27
が並置されている。従って、第1のデュプレクサ1の第
1の送信用フィルタ5を構成するための3個の誘電体共
振器9、10、11と第2のデュプレクサ2の第2の送
信用フィルタ17を構成するための3個の誘電体共振器
21、22、23とが互いに対向配置され、また、第1
の受信用フィルタ7を構成するための4個の誘電体共振
器12、13、14、15と第2の受信用フィルタ19
を構成するための4個の誘電体共振器24、25、2
6、27とが互いに対向配置されている。なお、各誘電
体共振器9〜15及び21〜27の開放端側が基板35
の内側になるように各誘電体共振器9〜15及び21〜
27が配置されている。コンデンサC1 、C2 、C3 、
C4 、C5 、C21、C22、C23、C24、C25、インダク
タンス素子L1 、L2 、L3 、L11、L12、L13、分波
器3は第1のデュプレクサ1の誘電体共振器9〜15の
列と第2のデュプレクサ2の誘電体共振器21〜27の
列の中間に配置され、回路基板35上に設けられた配線
導体に接続されている。図1の第1のデュプレクサ1の
コンデンサC6 〜C12は第1のコンデンサブロック36
に形成され、第2のデュプレクサ2のコンデンサC26〜
C32は第2のコンデンサブロック37に形成されてい
る。第1及び第2のコンデンサブロック36、37の詳
細は後述する。
【0019】各誘電体共振器9〜15、及び21〜27
は長さを除いて実質的に同一に構成されている。従っ
て、第1の誘電体共振器9の詳細を図5に基づいて説明
し、その他の誘電体共振器の説明を省略する。また、他
の誘電体共振器にも図5と同一の参照符号を付すことに
する。誘電体共振器9は円筒型誘電体基体41と内導体
42と外導体43と短絡導体44と端子導体45とから
成る。誘電体基体41は一方の端面46から他方の端面
47に至る貫通孔48を有し、この貫通孔48の壁面に
内導体42が形成されている。外導体43は誘電体基体
41の外周面49に形成されている。短絡導体44は内
導体42と外導体43を接続するように他方の端面47
に形成されている。端子導体45は一方の端面45に設
けられ、内導体42に接続されている。内導体42、外
導体43、短絡導体44及び端子導体45は導電性ペー
ストを塗布し、焼成したものから成る。なお、誘電体基
体41の一方の端面46の近くは小径部49aとなって
おり、この小径部49aで外導体43と端子導体45と
の電気的分離が達成され、また、隣りの誘電体共振器と
の分離が達成されている。外導体43は図2及び図6の
回路基板35のグランド導体層50に半田等の導電性接
合材(図示せず)によって固着されている。なお、図3
及び図4では回路基板35上のグランド導体50及び配
線導体の図示が省略されている。図2において送信側の
誘電体共振器9、10、11、21、22、23の端子
導体45は回路基板35上の配線導体51に導電性接合
材(図示せず)によって接続されている。なお、必要に
応じて金属片等の接続部材を使用して端子導体45を接
続することができる。受信側の誘電体共振器12〜15
及び24〜27の端子導体45はコンデンサブロック3
6、37の導体に半田等の導電性接合材(図示せず)に
よって接続されている。
【0020】図6に示すように回路基板35の上面の左
右にグランド導体50が設けられ、中央部にも中継用グ
ランド導体52が設けられている。各グランド導体50
は貫通導体53によって下面のグランド端子導体(図示
せず)に接続されている。種々の配線導体51は図1の
回路を形成することができるように配置されている。
【0021】第1及び第2のコンデンサブロック36、
37は全体として平板状であり、図3に示すように回路
基板35上にスペーサ兼接続片54、55を介して配置
されている。なお、第1のコンデンサブロック36側の
スペーサ兼接続片54は図6に示す第1の送受信共通端
子8と第1の受信出力端子6とグランド導体56との上
にそれぞれ配置され、第2のコンデンサブロック37側
のスペーサ兼接続導体55は図6に示す第2の送受信共
通端子20と第2の受信出力端子18とグランド導体層
57との上にそれぞれ配置される。
【0022】図7は第1のコンデンサブロック36の詳
細を示す。誘電体基板60の一方の主面(上面)には図
7で実線で示す第1、第2、第3及び第4の導体層6
1、62、63、64が設けられ、誘電体基板60の他
方の主面(下面)には点線で示すように第5、第6、第
7及び第8の導体層65、66、67が設けられてい
る。導体層61、62、63、64の一端は誘電体基板
60の一方の端縁に位置し、図2の誘電体共振器12、
13、14、15の端子導体45に図8に示すように半
田から成る導電性接合材69で接続される。各導体層6
1〜64の先端には凹部70が形成され、各導体層61
〜64の先端は二叉に形成されている。この凹部70は
各誘電体共振器12〜15の貫通孔48に半田から成る
導電性接合材69が侵入することを防ぐためのものであ
り、図8に示すように貫通孔48に対応して設けられて
いる。導電性接合材69の貫通孔48への侵入を抑制す
ると、所定量の導電性接合材69によって端子導体45
と基板60側の導体層61〜64とを確実に達成するこ
とができる。また、内導体42が銀ペースト等を使用し
て形成されている場合、内導体42の金属と導電性接合
材69の金属の相互拡散を防止し、いわゆる銀の半田喰
れを防止し、電気的特性(Q特性)の低下を防ぐことが
できる。
【0023】図1のコンデンサC7 は図7の表面側導体
層61と裏面側導体層65との対向領域の容量によって
得られる。コンデンサC8 、C11、C9 は表面側導体層
61、62、63と裏面側導体層66との対向領域の容
量によって得られる。コンデンサC10、C12は表面側導
体層63、64と裏面側導体層67との対向領域の容量
によって得る。コンデンサC6 は表面側導体層61と裏
面側導体層68との対向領域によって得る。基板60の
裏面側の導体層65は図2の送受信共通端子8にスペー
サ兼接続片54を介して半田等で接続され、裏面側導体
層67は第1の送信出力端子6にスペーサ兼接続片54
を介して半田等で接続され、裏面側導体層68は図6に
示すグランド導体層56にスペーサ兼接続片54を介し
て半田等で接続される。この実施例ではコンデンサC6
を第1のコンデンサブロック36側に設けたが、コンデ
ンサC1 〜C5 と同様に個別部品とすること、又は省く
こともできる。また、コンデンサブロック36を積層基
板で構成し、図7の基板60の下面を覆う誘電体層を形
成することができる。
【0024】第2のコンデンサブロック37は第1のコ
ンデンサブロック36と実質的に同一に構成されている
ので、この説明を省略する。
【0025】分波器3は図9に示すように誘電体磁器と
磁性体磁器との組み合せから成る磁器積層体71の中に
図1に示すコンデンサ31a、31b、33とインダク
タンス素子32、34のための導体層を設け、外周面に
3つの端子導体72、73、74を設けたものである。
【0026】本実施例のフィルタ装置は次の利点を有す
る。 (1) 同一の回路基板35上に第1及び第2のデュプ
レクサ1、2と分波器3との全てを配置したので、デュ
アルバンドのフィルタ装置の小型化が達成される。 (2) 図2に示すように第1のデュプレクサ1側の誘
電体共振器9〜15と第2のデュプレクサ2側の誘電体
共振器21〜27とを対向配置し、両者間に残りの素子
を配置したので、相互の接続が容易になり、且つ小型化
が可能になる。 (3) 第1及び第2の分波回路29、30を含む分波
器3を1つの積層体71によって構成したので、この小
型化及びフィルタ装置全体の小型化を達成することがで
きる。 (4) 受信用フィルタ7、19のコンデンサをコンデ
ンサブロック36、37で構成したので、小型化が達成
できる。 (5) コンデンサブロック36、37のコンデンサ電
極用導体層61〜64等を誘電体共振器12〜15、2
4〜27の端子導体45に直接に接続するので、配線導
体又は接続部材が不要になり、低コスト化、小型化が達
成できるのみでなく、浮遊インダクタンス及び不要な抵
抗が減少し、フィルタの特性向上を図ることができる。 (6) 導体層61〜64の先端に凹部70を設けたの
で、誘電体共振器12〜15、24〜27の貫通孔48
への半田等の導電性接合材69の侵入を阻止して、接続
の信頼性の向上、及び内導体42の劣化を防ぐことがで
きる。
【0027】
【第2の実施例】次に、図10〜図17を参照して第2
の実施例のデュアルバンドのフィルタ装置を説明する。
但し、図10〜図17において、図1〜図9と実質的に
同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略す
る。図10及び図11に示す第2の実施例のフィルタ装
置は、段数が変えられた第1及び第2の送信用フィルタ
5a、17aと第1及び第2の受信用フィルタ7a、1
9aとを設け、且つ変形された第1及び第2のコンデン
サブロック36a、37aを設けた他は第1の実施例の
フィルタ装置と同一に構成されている。
【0028】図10の第1の送信用フィルタ5aは、図
1の第1の送信用フィルタ5から誘電体共振器9とコン
デンサC1 を省いたものに相当し、2つの誘電体共振器
10、11と5つのコンデンサC2 、C3 、C4 、C5
、C6 と3つのインダクタンス素子L1 、L2 、L3
とから成る。
【0029】図10の第1の受信用フィルタ7aは図1
の第1の受信用フィルタ7から最終段のトラップ用コン
デンサC12と誘電体共振器15を省いたものに相当し、
3つの誘電体共振器12、13、14と5つのコンデン
サC7 、C8 、C9 、C10、C11とから成る。
【0030】図10の第2の送信用フィルタ17aは図
1の第2の送信用フィルタ17からコンデンサC21と誘
電体共振器21とを省いたものに相当し、2つの誘電体
共振器22、23と5つのコンデンサC22、C23、C2
4、C25、C26と3つのインダクタンス素子L11、L1
2、L13とから成る。
【0031】図10の第2の受信用フィルタ19aは図
1の第2の受信用フィルタ19からトラップ用コンデン
サC32と誘電体共振器27とを省いたものに相当し、3
つの誘電体共振器24、25、26と5つのコンデンサ
C27、C28、C29、C30、C31とから成る。
【0032】第2の実施例のフィルタ装置の幾何学的構
成は図2に示す通りであり、図10のC2 、C3 、C7
、C8 、C9 、C10を含む第1のコンデンサブロック
36aと、C22、C23、C27、C28、C29、C30、C31
を含む第2のコンデンサブロック37aの配置を除いて
図2と実質的に同一に構成されている。
【0033】第1のコンデンサブロック36aは図12
〜図17に示すように積層型コンデンサブロックであっ
て、図1の第1のデュプレクサ1のコンデンサC2 、C
3 、C7 、C8 、C9 、C10を含み、図12に示す磁器
誘電体基板80の外周面の上側に端子導体81、82、
83、84、85を有し、下側に端子導体86、87、
88、89、90を有する。上側の端子導体81、8
2、83、84、85は積層誘電体基板80の一方の主
面80aから他方の主面80bに長手の一方の側面(上
面)80cを介してまたがるようにコ字状に形成され、
下側の端子導体86、87、88、89、90は一方の
主面80aから他方の主面80bに長手の他方の側面
(下面)80dを介してまたがるようにコ字状に形成さ
れている。積層誘電体基板80の長手方向の長さは図1
1及び図13から明らかなように5個の誘電体共振器1
0〜14の合計幅にほぼ対応している。積層誘電体基板
80の高さHは図13及び図14から明らかなように各
誘電体共振器10〜14の誘電体基体41の直径よりも
低く設定されている。コンデンサブロック36aの積層
誘電体基板80は回路基板35aに対して垂直になるよ
うに配置され、また、この積層誘電体基板80の上側の
各端子導体81〜85は各誘電体共振器10〜14の一
方の端面46の端子導体45に接触又は近接配置され、
これ等に図13で斜線を付して示されている半田から成
る導電性接合材91によって接続されている。誘電体基
板80の下側の3つの端子86、87、88は回路基板
35aの配線導体51に導電性接合材92で接続され、
端子導体90は第1の受信出力端子6に導電性接合材で
接続されている。
【0034】積層誘電体基板80は図15の分解図に示
すように第1、第2及び第3の誘電体層93、94、9
5を有する。第1の誘電体層93は図12の第1の主面
80aを形成するためのカバー層である。第2の誘電体
層94は、実線によって図16に示す導体層96、9
7、98、99、100を有する。第3の誘電体層95
は図16で点線で示し、図17で実線で示す導体層10
1、102、103、104、105を有する。第2の
誘電体層94の導体層96〜100と第3の誘電体層9
5の導体層101〜105との対向領域の容量によって
コンデンサC2 、C3 、C7 、C8 、C10、C11が形成
され、また、2つの導体層99、100の対向によって
コンデンサC9 が得られる。
【0035】第2のコンデンサブロック37aは第1の
コンデンサブロック36aと実質的に同一に構成され、
図10に示す第2のデュプレクサ2のコンデンサC22、
C23、C27、C28、C29、C30、C31を含み、誘電体共
振器22〜26に対して第1のコンデンサブロック36
aと誘電体共振器10〜14との関係と同様に配置され
ている。
【0036】第2の実施例は第1の実施例と同一の効果
を有する他に、次の効果を有する。 (1) 第1及び第2のコンデンサブロック36a、3
7aを回路基板35aの主面に対して垂直に配置するた
めに図11における横方向(水平方向)の幅を狭くする
ことができる。 (2) 第1及び第2のコンデンサブロック36a、3
7aと誘電体共振器10〜14、22〜26との接続を
容易に達成することができる。また、各誘電体共振器1
0〜14、22〜26の貫通孔48が第1及び第2のコ
ンデンサブロック36a、37aによって実質的に閉じ
られるので、半田等の導電性接合材91の貫通孔48へ
の侵入を防ぐことができる。
【0037】
【第3の実施例】図18及び図19に示す第3の実施例
のフィルタ装置は第1の実施例を変形したものであり、
図1と同一の回路構成を有する。従って、第3の実施例
のフィルタ装置を図1も参照して説明する。第1のデュ
プレクサ1の誘電体共振器1〜15と第2のデュプレク
サ2の誘電体共振器21〜27とは第1の実施例と同様
に共通の回路基板35上の一方の側と他方の側とに分け
て配置され、互いに対向している。図18及び図19に
おいて第1のデュプレクサ1側の誘電体共振器9〜15
の配列と第2のデュプレクサ2の誘電体共振器21〜2
7の配列との間に配置された積層板120は、誘電体層
と磁性体層と導体層との積層体であって、図1に示す第
1のデュプレクサ1のコンデンサC1 〜C12及びインダ
クタンス素子L1 〜L3 と、第2のデュプレクサ2のコ
ンデンサC21〜C32及びインダクタンス素子L11〜L1
3、分波器3のコンデンサ31a、31b、33とイン
ダクタンス素子32、34とを含む。コンデンサC1 〜
C12、C21〜C32、31a、31b、33は対のコンデ
ンサ電極導体層を設けることによって得ることができ
る。インダクタンス素子L1 〜L3 、L11〜L13、3
2、34は積層板120に導体層をコイル状に埋設する
こと又はストリップライン導体層を設けることによって
得ることができる。コンデンサ及びインダクタンス素子
を積層板に設ける方法は周知であるので、詳しい説明を
省略する。
【0038】第1のデュプレクサ1側の誘電体共振器9
〜15と第2のデュプレクサ2側の誘電体共振器21〜
27とは回路基板上に垂直に配置された積層板120に
押し当てるように配置され、これ等の端子導体45が積
層板120の導体層121に導電性接合材としての半田
(図示せず)によって接続されている。また各誘電体共
振器9〜15、21〜27の外導体43は回路基板35
のグランド導体層50に半田(図示せず)で固着されて
いる。
【0039】第3の実施例は第1及び第2の実施例と同
一効果を有する他に、コンデンサとインダクタンス素子
とを一体化したので、更に小型化が可能であるという効
果を有する。
【0040】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 第1及び第2の実施例の回路基板35、35a
を図20に示すように第1及び第2の絶縁層111、1
12の積層体で形成し、第2の絶縁層112にアンテナ
端子接続導体層28aを設け、これを第1の絶縁層11
1の貫通導体28b、28cに接続し、この2つの貫通
導体28b、28cに対して図1及び図10の第1及び
第2の分波回路29、30を接続することができる。 (2) 誘電体共振器9〜15、21〜27の構成を種
々変形することができる。例えば誘電体基体41を四角
柱状に形成することができる。 (3) 第1及び第2の分波回路29、30を種々変形
することができ、例えば、マイクロストリップラインの
みで第1及び第2の分波回路29、30に相当するもの
を得ることができる。 (4) 1つの送信用フィルタと1つの受信用フィルタ
とを有する1つのデュプレクサを構成する時にも第1、
第2及び第3の実施例の技術を適用することができる。
この場合には、例えば、送信用フィルタ5の誘電体共振
器9、10、11と受信用フィルタ7の誘電体共振器1
2、13、14、15とを共通の回路基板35の一方の
側と他方の側に分けて配置し、且つ互いに対向させ、両
者の間に例えば図18及び図19に示す積層板120と
同様なものを配置する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のフィルタ装置の回路図である。
【図2】第1の実施例のフィルタ装置の平面図である。
【図3】図2のフィルタ装置を概略的に示す正面図であ
る。
【図4】図2のフィルタ装置を概略的に示す右側面図で
ある。
【図5】図2の誘電体共振器の断面図である。
【図6】図2の回路基板とこの表面の導体パターンを示
す平面図である。
【図7】図2の第1のコンデンサブロックの拡大平面図
である。
【図8】コンデンサブロックを切断して誘電体共振器の
一方の端面側から見た状態を示す図である。
【図9】図2の分波器の拡大斜視図である。
【図10】第2の実施例のフィルタ装置を示す回路図で
ある。
【図11】第2の実施例のフィルタ装置を示す平面図で
ある。
【図12】図11の第1のコンデンサブロックの斜視図
である。
【図13】図11の第1のコンデンサブロックと誘電体
共振器との関係を誘電体共振器の一方の端面側から見て
示す図である。
【図14】誘電体共振器と第1のコンデンサブロックと
回路基板とを図13のA−A線に相当する部分で示す拡
大断面図である。
【図15】図12の第1のコンデンサブロックの誘電体
基板の分解斜視図である。
【図16】図12の第1のコンデンサブロックの誘電体
基板の第2の誘電体層及びその表面の導体パターンを示
す平面図である。
【図17】図12の第1のコンデンサブロックの第3の
誘電体層及びその表面の導体パターンを示す平面図であ
る。
【図18】第3の実施例のフィルタ装置を示す平面図で
ある。
【図19】図18のフィルタ装置の左側面図である。
【図20】変形例の回路基板を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
3 分波器 9〜15、21〜27 誘電体共振器 35 回路基板 36、37 コンデンサブロック 45 共振器端子導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J006 HA03 HA14 HA25 HA34 JA05 KA02 KA22 LA13 LA21 LA23 NA04 NB07 NB08 NC01 NF01 PA03 5K011 DA27 JA01 KA00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の周波数帯域に含まれる第1の送信
    信号を入力させるための第1の送信入力端子と、前記第
    1の周波数帯域に含まれる第1の受信信号を出力するた
    めの第1の受信出力端子と、前記第1の送信信号を出力
    し且つ前記第1の受信信号を入力するための第1の送受
    信共通端子と、前記第1の送信入力端子と前記第1の送
    受信共通端子との間に接続された第1の送信用フィルタ
    と、前記第1の送受信共通端子と前記第1の受信出力端
    子との間に接続された第1の受信用フィルタと、前記第
    1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域に含まれる
    第2の送信信号を入力させるための第2の送信入力端子
    と、前記第2の周波数帯域に含まれる第2の受信信号を
    出力するための第2の受信出力端子と、前記第2の送信
    信号を出力し且つ前記第2の受信信号を入力するための
    第2の送受信共通端子と、前記第2の送信入力端子と前
    記第2の送受信共通端子との間に接続された第2の送信
    用フィルタと、前記第2の送受信共通端子と前記第2の
    受信出力端子との間に接続された第2の受信用フィルタ
    と、共通アンテナ端子と、前記第1及び第2の送受信共
    通端子と前記共通アンテナ端子との間にそれぞれ接続さ
    れた第1及び第2の分岐回路とを有している送受信フィ
    ルタ装置において、 同一の回路基板上に、前記第1の送信入力端子と前記第
    1の受信出力端子と前記第1の送受信共通端子と前記第
    1の送信用フィルタと前記第1の受信用フィルタと前記
    第2の送信入力端子と前記第2の受信出力端子と前記第
    2の送受信共通端子と前記第2の送信用フィルタと前記
    第2の受信用フィルタと前記共通アンテナ端子と前記第
    1及び第2の分岐回路とが配置されていることを特徴と
    するフィルタ装置。
  2. 【請求項2】 前記回路基板は平面形状四角形であり、 前記第1の送信用フィルタ、前記第1の受信用フィル
    タ、前記第2の送信用フィルタ及び前記第2の受信用フ
    ィルタのそれぞれは複数の誘電体共振器を含み、 前記第1及び第2の送信用フィルタの誘電体共振器は平
    面的に見て互いに対向するように配置され、 前記第1及び第2の受信用フィルタの誘電体共振器は平
    面的に見て互いに対向するように配置されていることを
    特徴とする請求項1記載のフィルタ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の分岐回路は共通の磁
    器基体によって形成された積層型素子であることを特徴
    とする請求項1又は2記載のフィルタ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の受信用フィルタのそ
    れぞれは複数のコンデンサを含み、 それぞれの前記複数のコンデンサは共通の誘電体基板に
    形成されていることを特徴とする請求項1又は2又は3
    記載のフィルタ装置。
  5. 【請求項5】 前記誘電体基板に設けられた端子が前記
    誘電体共振器の端子に直接に接続されていることを特徴
    とする請求項4記載のフィルタ装置。
  6. 【請求項6】 前記誘電体基板は前記回路基板に対して
    垂直に配置されていることを特徴とする請求項5記載の
    フィルタ装置。
  7. 【請求項7】 第1の周波数帯域に含まれる第1の送信
    信号を入力させるための第1の送信入力端子と、前記第
    1の周波数帯域に含まれる第1の受信信号を出力するた
    めの第1の受信出力端子と、前記第1の送信信号を出力
    し且つ前記第1の受信信号を入力するための第1の送受
    信共通端子と、前記第1の送信入力端子と前記第1の送
    受信共通端子との間に接続された第1の送信用フィルタ
    と、前記第1の送受信共通端子と前記第1の受信出力端
    子との間に接続された第1の受信用フィルタと、前記第
    1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域に含まれる
    第2の送信信号を入力させるための第2の送信入力端子
    と、前記第2の周波数帯域に含まれる第2の受信信号を
    出力するための第2の受信出力端子と、前記第2の送信
    信号を出力し且つ前記第2の受信信号を入力するための
    第2の送受信共通端子と、前記第2の送信入力端子と前
    記第2の送受信共通端子との間に接続された第2の送信
    用フィルタと、前記第2の送受信共通端子と前記第2の
    受信出力端子との間に接続された第2の受信用フィルタ
    と、共通アンテナ端子と、前記第1及び第2の送受信共
    通端子と前記共通アンテナ端子との間にそれぞれ接続さ
    れた第1及び第2の分岐回路とを有している送受信フィ
    ルタ装置において、 同一の回路基板上に、前記第1の送信入力端子と前記第
    1の受信出力端子と前記第1の送受信共通端子と前記第
    1の送信用フィルタと前記第1の受信用フィルタと前記
    第2の送信入力端子と前記第2の受信出力端子と前記第
    2の送受信共通端子と前記第2の送信用フィルタと前記
    第2の受信用フィルタと前記共通アンテナ端子と前記第
    1及び第2の分岐回路とが配置され、 前記回路基板は平面形状四角形であり、 前記第1の送信用フィルタ、前記第1の受信用フィル
    タ、前記第2の送信用フィルタ及び前記第2の受信用フ
    ィルタのそれぞれは複数の誘電体共振器と複数のコンデ
    ンサとを含み、前記第1及び第2の送信用フィルタは更
    にインダクタンス素子を含み、 前記第1及び第2の送信用フィルタの誘電体共振器は平
    面的に見て互いに対向するように配置され、 前記第1及び第2の受信用フィルタの誘電体共振器は平
    面的に見て互いに対向するように配置され、 少なくとも前記複数のコンデンサと前記複数のインダク
    タンス素子は共通の誘電体積層基板に形成され、 前記積層基板は前記第1の送信用フィルタ及び前記第1
    の受信用フィルタの誘電体共振器と前記第2の送信用フ
    ィルタ及び前記第2の受信用フィルタの誘電体共振器の
    間に配置されていることを特徴とするフィルタ装置。
  8. 【請求項8】 前記誘電体積層基板に設けられた端子が
    前記誘電体共振器の端子導体に直接に接続されているこ
    とを特徴とする請求項7記載のフィルタ装置。
  9. 【請求項9】 前記誘電体積層基板は前記回路基板に対
    して垂直に配置されていることを特徴とする請求項7又
    は8記載のフィルタ装置。
  10. 【請求項10】 前記分岐回路は前記積層基板に形成さ
    れていることを特徴とする請求項7又は8又は9記載の
    フィルタ装置。
  11. 【請求項11】 送信信号を入力させるための送信入力
    端子と、受信信号を出力するための受信出力端子と、前
    記送信信号を出力し且つ前記受信信号を入力するための
    送受信共通端子と、前記送信入力端子と前記送受信共通
    端子との間に接続された送信用フィルタと、前記送受信
    共通端子と前記受信出力端子との間に接続された受信用
    フィルタと、 とを有している送受信フィルタ装置において、 同一の回路基板上に、前記送信入力端子と前記受信出力
    端子と前記送受信共通端子と前記送信用フィルタと前記
    受信用フィルタとが配置され、 前記回路基板は平面形状四角形であり、 前記送信用フィルタ及び前記受信用フィルタのそれぞれ
    は複数の誘電体共振器と複数のコンデンサとを含み、 前記送信用フィルタの誘電体共振器は平面的に見て前記
    回路基板の一方の側に配置され、前記受信用フィルタの
    複数の誘電体共振器は前記回路基板の他方の側に配置さ
    れ、 前記送信用フィルタの複数のコンデンサと前記受信用フ
    ィルタの複数のコンデンサは共通の誘電体基板に形成さ
    れ、 前記誘電体基板は前記送信用フイルタの前記誘電体共振
    器と前記受信用フィルタの前記誘電体共振器との間に配
    置されていることを特徴とするフィルタ装置。
  12. 【請求項12】 前記送信用フィルタは更にインダクタ
    ンス素子を含み、前記インダクタンス素子は前記誘電体
    基板に一体に形成されていることを特徴とする請求項1
    1記載のフィルタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004304506A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Hitachi Metals Ltd デュアルバンド用送受信機

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JP2004304506A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Hitachi Metals Ltd デュアルバンド用送受信機

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