JP2000068551A - 並列光受信器 - Google Patents

並列光受信器

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JP2000068551A
JP2000068551A JP10239358A JP23935898A JP2000068551A JP 2000068551 A JP2000068551 A JP 2000068551A JP 10239358 A JP10239358 A JP 10239358A JP 23935898 A JP23935898 A JP 23935898A JP 2000068551 A JP2000068551 A JP 2000068551A
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JP
Japan
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differential amplifier
input
dummy
photodiode element
optical receiver
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JP10239358A
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English (en)
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Kentaro Akimori
健太郎 秋森
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 差動入力部の容量のアンバランスに起因する
並列帰還型差動増幅回路の帯域劣化をなくした光受信器
を提供する。 【解決手段】 並列帰還型差動増幅回路A1の一入力I
N1には、光信号を受信する受信用PD3を設け、他方
の入力IN2には、光を入射しないダミーPD4を設
け、これ等両PDをモノリシックにて形成しかつ同一バ
イアス条件とすることで、差動入力容量のバランスをと
って帯域劣化をなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は並列光受信器に関
し、特にアレイ型のフォイダイオード(PD)受光素子
(アレイPD)を使用し並列帰還型差動増幅回路を前置
増幅回路として使用したた並列伝送用光受信器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】かかるアレイPDを使用し並列帰還型差
動増幅回路を前置増幅回路とした並列伝送用光受信器の
例を図5に示している。図5においては、#1〜#3の
3チャンネルの場合の光受信器の例を示しており、全て
のチャンネルの光受信器の構成は同一であり、よって#
1のチャンネルについてのみ説明する。尚、図では、簡
単化のために並列帰還型差動増幅回路の入力部のみを示
す。
【0003】図5を参照すると、トランジスタQ1,Q
2は並列帰還型差動増幅回路の入力差動対トランジスタ
であり、そのエミッタ共通接続点とアース電位との間に
は電流源I1が設けられている。一方のトランジスタQ
1のベース入力とアース電位との間には、受光用のPD
素子3が設けられており、#1のチャンネルの光信号を
受信する。そして、他方のトランジスタQ2のベース入
力とアース電位との間には、コンデンサC1が接続され
ている。
【0004】かかる並列光受信器では、並列帰還型差動
増幅回路の差動入力の容量を同一に揃えることが高周波
の帯域特性を確保するための条件であるが、そのために
従来では、図5に示す様に、PD3のPN接合容量と回
路全体のLSI(集積回路)内部のコンデンサC1とで
もって、当該差動入力容量をバランスさせるようになっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PDの
PN接合容量はLSIの製造ロット間のばらつきが大き
いために、全てを同一にすることは困難であり、よって
安定した帯域特性を確保することはできないという問題
がある。いま、図5における並列帰還型差動増幅回路の
一方の入力端子に接続されたコンデンサC1の容量値を
1.2pFとしたとき、他方の入力端子に接続されたP
D3の容量値を0pF,0.4pFとしたときの並列帰
還型差動増幅回路の正相及び逆相の各出力アイパターン
(1Gb/s)は、図6(A),(B)の様になる。こ
れ等の図では、入力容量がミスマッチングのために帯域
劣化が生じていることを示している。
【0006】そこで、本発明はかかる従来技術の欠点を
解消すべくなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、差動入力部の容量のアンバランスに起因する並列
帰還型差動増幅回路の帯域劣化をなくすようにした光受
信器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、光信号
を受信する受信用フォトダイオード素子と、この受信用
フォトダイオード素子の出力を一入力とする並列帰還型
差動増幅回路と、この並列帰還型差動増幅回路の他入力
に設けられ前記受信用フォトダイオード素子と同一特性
を有するダミーフォトダイオード素子とを含むことを特
徴とする光受信器が得られる。
【0008】そして、前記ダミーフォトダイオード素子
には光が入射しないように構成されていることを特徴と
し、また前記受信用フォトダイオード素子と前記ダミー
フォトダイオード素子とはモノリシックに形成されてい
ることを特徴とする。そして、前記受信用フォトダイオ
ード素子と前記ダミーフォトダイオード素子とは同一バ
イアス条件に設定されていることを特徴とする。
【0009】また、前記受信用フォトダイオード素子及
び前記並列帰還型差動増幅回路は光信号のチャンネルに
対応して複数個夫々設けられていることを特徴とし、更
に前記ダミーフォトダイオード素子は前記並列帰還型差
動増幅回路に夫々対応して複数個設けられていることを
特徴とする。また、前記ダミーフォトダイオード素子は
前記並列帰還型差動増幅回路に共通して1個設けられて
いることを特徴とする。
【0010】本発明の作用を述べる。並列帰還型差動増
幅回路の一入力には、光信号を受信する受信用PDを設
け、他方の入力には、光を入射しないダミーPDを設
け、これ等両PDをモノリシックにて形成しかつ同一バ
イアス条件とすることで、差動入力容量のバランスをと
って帯域劣化をなくすものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつ本発明の
実施例につき説明する。図1は本発明の一実施例の回路
図であり、図5と同等部分は同一符号にて示している。
1は光受信器の前置増幅回路であり、並列帰還型差動増
幅回路構成となっている。すなわち、差動アンプ部A1
と、この差動アンプ部A1の一出力OUT1と一入力I
N1との間に設けられた帰還抵抗R1と、他出力OUT
2と他入力IN2との間に設けられた帰還抵抗R2とを
有する。
【0012】そして、一入力IN1とアース電位との間
には、光信号を受信するたのPD3が設けられており、
他入力IN2とアース電位との間には、光信号が入射さ
れないダミーPD4が設けられている。光信号が入射さ
れない構成はここでは特に述べないが、所望の構造が採
用可能である。尚、共にアノード電極がアース電位とさ
れている。これ等両PD3,4は共にモノリシック(同
一半導体基板上)に形成された半導体受光素子であり、
図1の回路からも分かる様に、共に同一バイアス条件と
なっているものとする。
【0013】PD3に入射した光信号は電流信号に変換
され、入力端子IN1から並列帰還型差動増幅回路1へ
入力されて増幅後、電圧信号に変換して出力される。並
列帰還型差動増幅回路においては、高周波帯域の確保の
ために、入力端子IN1とIN2との入力容量を同一に
することが不可欠である。いま、受信用PD3とダミー
PD4とはモノリシックに製造されていることと、前置
増幅回路1が差動回路構成であるのでカソード電極の電
位が同一となることから、両PDは全く同一のバイアス
条件で使用されることになる。よって、PD内部のPN
接合容量は同一となり、入力容量を同一にすることがで
きマッチングが可能となるのである。
【0014】図2はこの場合の並列帰還型差動増幅回路
の正相及び逆相の各アイパターン(1Gb/s)を示し
たものである。この図からも明白な様に、前置増幅回路
の差動入力容量がマッチングしているので、十分な帯域
特性を有する出力波形が得られいることが分かる。すな
わち、図1の構成では、高周波特性が容易に確保できる
ことになるのである。
【0015】図3は図1の回路例を使用した多チャンネ
ル用の光受信器の一部回路図を示しており、図1及び図
5と同等部分は同一符号にて示している。本例でも、図
5と同様に前置増幅回路の入力部の差動トランジスタQ
1,Q2の部分のみを示し、また#1のチャンネルのみ
につき説明する。差動トランジスタのうちQ1のベース
とアース電位との間には受信用PD3が、またQ2のベ
ースとアース電位との間にはダミーPD4が夫々設けら
れている。これ等PDはモノリシックに形成されてアレ
イPDを構成する。ダミーPDは光を入射しないことは
勿論である。
【0016】図4は本発明の他の実施例を示す図であ
り、図3と同等部分は同一符号にて示しいる。この例で
は、図3のダミーPD4を全てのチャンネルに対して共
通に設けており、4個のPDによりアレイPDが形成さ
れている。
【0017】尚、ダミーPDを使用する従来例として
は、特開昭62−188366号公報(従来例1)、特
開平2−17415号公報(従来例2)、特開平4−0
85885号公報(従来例3)、特開平6−22191
4号公報(従来例4)等がある。従来例1では、ダミー
PDは、画像読取り装置において受光素子自身が有する
ノイズ成分を相殺除去するためのものであり、また従来
例2では、ダミーPDは、差動回路において、電源ライ
ンのノイズに対して十分なレベルに耐ノイズ性を向上さ
せるためのものである。
【0018】更に、従来例3では、ダミーPDは、フォ
トカプラにおいて、ノイズによる誤動作を防止するため
のものであり、更にはまた、従来例4では、ダミーPD
は、ダミー赤外線検出器において発生する電気量によっ
て当該検出器に発生する電気量の零点補正を行うための
ものである。
【0019】しかしながら、いずれの従来例でも、本発
明の様な、並列伝送受信器における並列帰還型差動増幅
回路において、当該増幅入力部での入力容量のマッチン
グをなすためにダミーPDを用いて、結果として高帯域
での特性を得るという効果は期待できないこと明白であ
る。
【0020】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、並列
伝送光受信器における並列帰還型差動増幅回路におい
て、当該増幅入力部での入力容量のマッチングをとるこ
とができるので、前置増幅回路の高周波での帯域特性が
劣化しないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の回路図である。
【図2】図1の回路の特性を示すための前置増幅回路の
出力アイパターン図である。
【図3】図1の回路を適用した並列伝送光受信器の一部
回路図である。
【図4】本発明の他の実施例の一部回路図である。
【図5】従来の並列伝送用光受信器の例を示す図であ
る。
【図6】図5の回路における特性を示すための出力アイ
パターン図である。
【符号の説明】
1 前置増幅回路 3 受信用PD 4 ダミーPD A1 差動増幅回路 I1 定電流源 Q1,Q2 トランジスタ R1,R2 帰還抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/04 10/06 H04L 25/03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を受信する受信用フォトダイオー
    ド素子と、この受信用フォトダイオード素子の出力を一
    入力とする並列帰還型差動増幅回路と、この並列帰還型
    差動増幅回路の他入力に設けられ前記受信用フォトダイ
    オード素子と同一特性を有するダミーフォトダイオード
    素子とを含むことを特徴とする光受信器。
  2. 【請求項2】 前記ダミーフォトダイオード素子には光
    が入射しないように構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の光受信器。
  3. 【請求項3】 前記受信用フォトダイオード素子と前記
    ダミーフォトダイオード素子とはモノリシックに形成さ
    れていることを特徴とする請求項1または2記載の光受
    信器。
  4. 【請求項4】 前記受信用フォトダイオード素子と前記
    ダミーフォトダイオード素子とは同一バイアス条件に設
    定されていることを特徴とする請求項1〜3いずれか記
    載の光受信器。
  5. 【請求項5】 前記受信用フォトダイオード素子及び前
    記並列帰還型差動増幅回路は光信号のチャンネルに対応
    して複数個夫々設けられていることを特徴とする請求項
    1〜4いずれか記載の光受信器。
  6. 【請求項6】 前記ダミーフォトダイオード素子は前記
    並列帰還型差動増幅回路に夫々対応して複数個設けられ
    ていることを特徴とする請求項5記載の光受信器。
  7. 【請求項7】 前記ダミーフォトダイオード素子は前記
    並列帰還型差動増幅回路に共通して1個設けられている
    ことを特徴とする請求項5記載の光受信器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2014192895A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Excelitas Canada Inc アバランシェフォトダイオード及びSiPMのための差動光受信器

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