JP2000068277A - 幅広の軟質金属配線におけるディッシングの回避方法 - Google Patents
幅広の軟質金属配線におけるディッシングの回避方法Info
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Abstract
する効果的な方法を提供すること。 【解決手段】 広い金属領域を金属ストライプに分割す
るステップが、これらのデバイスの物理的設計ステップ
に含まれている。この方法は、データの複雑さを著しく
増大させず、設計の正確さを保証する。さらに、この方
法は、銅配線技術に本来的なディッシングの問題を解決
することができる。
Description
回路製造技術に関し、より詳細には超小形電子集積回路
の物理的設計に関する。さらに詳細には、化学的機械研
磨(CMP)による平面化プロセスの際の銅などの軟質
金属のくぼみなどの欠損(ディッシング)の回避方法に
関する。
パッケージは、一般に導体、絶縁体および他の材料のい
くつかの層からなる構造であり、物理的設計またはレイ
アウトで画定されるパターンを転写する製造プロセスに
よって水平次元で構造化されている。レイアウトは、い
くつかの層内の1組の平面幾何形状からなる。これらの
物理的設計またはレイアウトは、通常、このような回路
またはパッケージによく見られる繰り返し構造を利用し
た階層型データ構造の2次元形状からなるコンピュータ
・データとして表される。次いで、デザイン・ファイル
が、パターン・ジェネレータ・ファイルに変換され、そ
れを使ってマスクと呼ばれるパターンが製作される。
の処置は、物理的材料に転写される設計パターンの影響
を受ける。例えば、設計の局所的パターン密度、すなわ
ち、材料が上に付着された(あるいは除去された)面積
の割合は、フィーチャの形状および寸法に影響を及ぼ
し、そのローカリティ・エクステントは個々の製造プロ
セスに依存する。局所的パターン密度の影響を受ける恐
れのある特殊なプロセスは、化学的機械(いわゆる「ケ
メック(chemeck)」)研磨(CMP)である。CMP
は、半導体基板の平面化に使用される。平面化は、半導
体デバイスを形成するのに使用する層の数が増加するに
従ってますます重要になってきつつある。平坦でない基
板では、フォトレジスト層のパターン化における難点、
被膜付着時に被膜にボイドが形成されること、およびエ
ッチング・プロセスの際に層の除去が不完全で層の残存
部分が残されることを含めて、多くの問題が生じる。
する際、くぼみなどの欠損、いわゆる「ディッシング」
が生じるという欠点がある。特に銅を使用する場合は、
この影響により、基板の表面が平坦でなくなり、上述の
難点を招く。
つの状況を示す。ディッシングは、比較的細いワイア
(A)内ではある程度無視することができるが、太いワ
イア(B)では金属抵抗と製造性が大きな影響を受け
る。
が知られており、それらのあるものは、余分なプロセス
・ステップを使用している。
5539240号には、広いトレンチの基部から垂直に
上方に延びるサブミニマム・シリコン・ピラーを製作し
そのピラーを酸化することが記載されている。基板が共
形のCVD酸化物で覆われている場合、ピラーはトレン
チの上に単一の深い凹みが形成されるのを防止する。そ
の代わりに、比較的浅い一連の凹みが形成される。した
がって、結果として得られる表面はより平面化しやすく
なる。
1172号は、自己整合研磨停止層ハード・マスキング
法で、平面化されたアパチャ充填層を形成し、それによ
ってディッシングを回避する方法を提案している。一
方、ドーン(Doan)らの米国特許出願第5618381
号は、ディッシングの度合を最小限に抑えた二相選択的
CMPプロセスを開示している。
れらの方法は、所要時間を増加させ、設計の正確さと歩
留りの低下を招く、追加のプロセス・ステップを必要と
する。
の最新技術は、追加のプロセス・ステップを回避する
が、物理的設計の後にマスク作成のためのデータ準備ス
テップを含むものである。すなわち、ラヴィン(Lavi
n)らの米国特許出願第5671152号では、ネガテ
ィブ充填形状を有するタイルまたは単位セルの形状を貫
通する孔を作成する方法(いわゆる「チージング(chee
sing)」)を開示している。次いで、単位セルのサイズ
より広い金属領域を、隣接する単位セルで覆って、規則
正しく分布するタイル構造を得る。しかしながら、この
提案は、タイル化されたワイアの抵抗が、ネガティブ充
填形状が導入される場所の金属の喪失によって約12%
増加するという欠点を有する。さらに、タイル化される
領域の決定、およびレイアウト・データへの単位セルの
導入は非常に複雑であり、所要時間を大幅に増加させ
る。形状の数が約1000倍に増加するので、結果とし
て得られるデータの扱いも非常に複雑になる(例えば、
DRC検査)。交互のタイル化パターンは、形状の数を
削減することができるが、大したほどではなく、残念な
ことにより高い配線抵抗を伴う。それに加えて、タイル
化はバイア挿入後に適用され、したがって、DRCのグ
ラウンド・ルール(基本寸法)に適合すると保証できな
い。
一目的は、CMPプロセスに付随するディッシングの問
題を解決する、半導体集積回路または電子パッケージを
設計する効果的な方法を提供することである。
しく増大させずにこのような方法を提供することであ
る。
ず、逆に結果として得られる値を最初から示すことであ
る。
ら広い金属領域を金属ストライプに分割する、すなわ
ち、金属領域を分割するステップがすでに物理的設計に
含まれている技術を記載する。したがって、幅広の線の
分割は、機能要素の構築および配置ステップ、ならびに
金属層内でのそれらの配線ステップの一部分を形成す
る。
金属層間の相互接続をどう扱うか、タイル化されたC4
(Controlled Collapse Chip Connection)を接続する
のに何が必要か、および、非常に広いが分割されている
ワイアを用いて分割されていないワイアと同じほどグリ
ッド両端間の電圧を低く保つために電力グリッドをどう
設計するかを、以下に述べる。
ディッシングが配線抵抗に影響を与え始める、線幅のし
きい値w1が存在する。最小線幅はレイアウトのグラウ
ンド・ルールとして定義されるw0である。幅w≦w1を
有する細い線は、製造プロセスの許容誤差による近傍の
ワイアとの短絡を避けるために最小の間隔s0を有して
いなければならない。すなわち、幅w>w1の線は間隔
s≧s1でなくてはならず、幅w>w2の線は間隔s≧s
2でなければならない、などである。線は最大幅wmaxを
とることができ、その場合は間隔は少なくともsmaxで
なければならないと仮定する。ただし、w0<w1<w2
<...<wmax、かつs0<s1<...<smaxである。
のステップとして下記の規則を満たさなければならな
い。 規則1:wmaxより小さい幅のワイアに対し、増大した
金属間隔に対するレイアウト・ルールが実現可能なよう
にワイアの分離間隔を定義する。
個々のストライプに分割しなければならない。 規則2:wmaxより幅広のワイアを、相互間および外側
に増大した金属間隔ルールに従う間隔を有する個々のス
トライプに分割する。
力線は通常、電圧降下をある限界よりも低く保つため
に、非常に幅が広く、wmaxをはるかに超える。1つの
可能な解決法は、ワイアを、それぞれの幅が少なくとも
w/nでwmaxよりも小さいn=[w/wmax]個のスト
ライプに分割し、外側に適切な間隔smaxを、かつ相互
間に同じ幅のギャップを設けることであろう。
やされた場合、分割されていないワイアと同じに保たれ
るはずである。配線性のためにこの追加のブロッケージ
が受け入れ不可能な場合、ワイアの抵抗は、ラヴィンら
の米国特許出願第5671152号に定義されている、
元来のタイル化法の12%と比較して12.6%増加す
るはずであり、これは、配線が完成した後に抵抗を悪化
させるのではなく、始めからよく知られていることであ
る。
アの形状の数は、約sqrt(m)/4倍にしか増加し
ない。ただし、mはチージングを行うときに使用した形
状の数である。ラスト・メタルを考えると、一部の信号
ワイアならびに電力ワイアをストライプ化する必要があ
る。図2には、ラスト・メタル(LM)の各線4ごとに
4本のストライプ2が示してあるが、その結果4倍に増
加するだけで、通常は無視できる。
1)あるいは垂直方向(図2のLM)とそれ自体の好ま
しい配線方向がある。ワイアがその方向を変える場合、
通常ある層からその上または下の層へのバイアが配置さ
れる。
メントが互いにオーバラップしている所にバイアの配列
が配置され、複数のバイアがオーバラップ領域に適合す
る。タイル化されたワイアでは、従来の技術によるペグ
またはピラーがすでに挿入されている所ではバイアを避
ける必要があり、あるいはバイアがすでに存在している
所にはペグまたはピラーを配置すべきでない。前者の場
合、バイアの欠損により、ワイア抵抗はさらに増大し、
後者の場合、ペグまたはピラーを全くあるいは充分な数
だけ配置できない場合には、ディッシングが起こる。
イアは、規則正しいバイアの配列を示している。したが
って、バイアを別々に処理することはもはや必要ではな
い。分割されたワイアはオーバラップが実際に存在して
いる所にだけバイアが挿入される。図2では、ワイア・
セグメント、すなわちラスト・メタル上の4つのセグメ
ント2の累積幅LMが下の金属のそれLM−1よりずっ
と広く、バイアの配列6が、例えば、2×4=8個のオ
ーバラップ領域に挿入される。したがってバイアが挿入
される領域は明確であるが、現況技術によるタイル化プ
ロセスでは、ペグまたはピラーが来るべき所のいくつか
のバイアを除去することが必要であり、これは、非決定
的であり、複数回実行する場合は予想できないタイル化
構造が生じる結果になる可能性がある。実際、本発明に
おけるバイア挿入は抵抗を増大させず、ディッシングを
回避する。
形状が、例えば、現況技術によるラスト・メタル(L
M)タイル化要件に適合するように特に設計されるとき
に使用することができる。図2は、このような設計の見
取図であり、パッド領域に参照番号8が付けてある。L
M形状がC4領域内でペグまたはピラーの長方形とオー
バラップするのを避けるために、配線プロセスでブロッ
ケージをLM上に画定することが必要であり、したがっ
て、ワイアをここに配置することはできなくなる。破線
の長方形は境界(いわゆるドーナツ形状)でLMセグメ
ントが入ることができる領域、および下の金属層(LM
−1)からのバイアが8の中央領域に配置できる領域を
示す。そのC4領域内でペグは、外部からの充分な接続
が、たとえばLM上のC4コンタクト・パッド上に置か
れたC4リード・ボール(lead ball)を介して達成さ
れるように設計される。すべての側面からコンタクト・
パッドの中央に、そしてそこからストライプ状ワイアに
電流が流れることができるので、ペグは電流が流れるの
を妨げないように、すなわち抵抗を増大させるように長
く引き延ばされている。ワイアの内部でC4領域の外側
では、ストライプはディッシングを回避しながら電流が
流れるのと同じ方向に延びて、抵抗を最小に保つ同じく
長く引き延ばされたペグを形成する。
配線が、電圧降下を最小に保つために必要である。C4
領域のフットプリント、すなわちチップ領域全体に分散
している接続では、これらの幅広の電力線はチップ領域
全体を横切って走り、交互にVDDとGNDを印加する。
これらの長いワイアは図2に示すように1つのチップ縁
部から他のチップ縁部まで分割され、C4がない所でス
トライプになっており、ペグまたはピラーが既に特にこ
の領域用に設計されているC4で分割されている。
術につきもののディッシングの問題を解決するものであ
るが、他のすべての軟質金属配線にも適用される。これ
は、ワイア、ワイア・セグメント間のバイア、および周
囲へのC4接続を備えている。開発プロセスの所要時
間、データの複雑さ、配線の抵抗を悪化させ、最後に、
といっても重要さが低いわけではないが、設計の正確さ
を保証できないポスト・プロセスを確立するのではな
く、この方法は、以下のことを行う。 〇 以前と同じ所要時間を保つことができる、 〇 データの複雑さを著しく増大させない、 〇 後で配線抵抗を悪化させず、結果として生じる値を
最初から示す、 〇 設計の正確さを保証する。
なく、C4ペグまたはピラー領域の上にLM形状がオー
バラップすることは、ブロッケージ画定によって回避さ
れている。このようにして、C4コンタクト・パッド内
のペグまたはピラーが充分に小さくないことによる、ペ
グまたはピラーの欠損あるいはグラウンド・ルール違反
が回避される。
の事項を開示する。
バイス間の効率的な金属線配線スキームとを決定するた
めの物理的設計ステップを含む、半導体集積回路または
電子パッケージの製造方法であって、前記物理的設計ス
テップが、広い金属領域(4)を金属ストライプ(2)
に分割するステップを含むことを特徴とする方法。 (2)前記集積回路または電子パッケージが銅配線を備
えている、上記(1)に記載の方法。 (3)前記広い金属領域(4)が、好ましくは単一の配
線セグメントに属する別々のストライプ(2)に分割さ
れる、上記(1)あるいは(2)に記載の方法。 (4)金属層間にオーバラップが存在する場所のみにバ
イア(6)が挿入される、上記(1)ないし(3)のい
ずれか一項に記載の方法。 (5)上部金属層が、電子構成要素、好ましくはチップ
を受けるためのC4パッド領域(8)を備えている、上
記(1)ないし(4)のいずれか一項に記載の方法。 (6)金属セグメントが前記C4パッド領域(8)とオ
ーバラップするのを妨げるようにブロッケージが画定さ
れる、上記(5)に記載の方法。 (7)長い電力線が、チップの一縁部から他の縁部まで
分割され、C4パッド領域(8)が配置されていない所
ではストライプとされ、C4パッド領域の所では分割さ
れている、上記(5)に記載の方法。 (8)銅半導体構造の平面化、特に化学的機械研磨(C
MP)による平面化の際にディッシングを防止する方法
であって、広い金属領域(4)をストライプ(2)に分
割することが、前記半導体構造の物理的設計に含まれて
いることを特徴とする方法。
る。
Claims (8)
- 【請求項1】デバイスの最適配列と、これらのデバイス
間の効率的な金属線配線スキームとを決定するための物
理的設計ステップを含む、半導体集積回路または電子パ
ッケージの製造方法であって、 前記物理的設計ステップが、広い金属領域(4)を金属
ストライプ(2)に分割するステップを含むことを特徴
とする方法。 - 【請求項2】前記集積回路または電子パッケージが銅配
線を備えている、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】前記広い金属領域(4)が、好ましくは単
一の配線セグメントに属する別々のストライプ(2)に
分割される、請求項1あるいは2に記載の方法。 - 【請求項4】金属層間にオーバラップが存在する場所の
みにバイア(6)が挿入される、請求項1ないし3のい
ずれか一項に記載の方法。 - 【請求項5】上部金属層が、電子構成要素、好ましくは
チップを受けるためのC4パッド領域(8)を備えてい
る、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項6】金属セグメントが前記C4パッド領域
(8)とオーバラップするのを妨げるようにブロッケー
ジが画定される、請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】長い電力線が、チップの一縁部から他の縁
部まで分割され、C4パッド領域(8)が配置されてい
ない所ではストライプとされ、C4パッド領域の所では
分割されている、請求項5に記載の方法。 - 【請求項8】銅半導体構造の平面化、特に化学的機械研
磨(CMP)による平面化の際にディッシングを防止す
る方法であって、 広い金属領域(4)をストライプ(2)に分割すること
が、前記半導体構造の物理的設計に含まれていることを
特徴とする方法。
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EP98115777.9 | 1998-08-21 | ||
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JP21494799A Expired - Fee Related JP3782904B2 (ja) | 1998-08-21 | 1999-07-29 | 半導体集積回路または電子パッケージの製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009088149A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Spansion Llc | 半導体装置およびその製造方法 |
US7890918B2 (en) | 2006-05-23 | 2011-02-15 | Renesas Electronics Corporation | Method of designing semiconductor device |
CN109524348A (zh) * | 2017-09-20 | 2019-03-26 | 格芯公司 | 基本规则区域中的完全对准的过孔 |
-
1999
- 1999-02-12 TW TW88102272A patent/TW430895B/zh not_active IP Right Cessation
- 1999-07-14 KR KR1019990028374A patent/KR20000016933A/ko active Search and Examination
- 1999-07-29 JP JP21494799A patent/JP3782904B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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---|---|
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