JP2000067981A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2000067981A
JP2000067981A JP10241374A JP24137498A JP2000067981A JP 2000067981 A JP2000067981 A JP 2000067981A JP 10241374 A JP10241374 A JP 10241374A JP 24137498 A JP24137498 A JP 24137498A JP 2000067981 A JP2000067981 A JP 2000067981A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 嵌合面側から挿入される保持部材を備えたコ
ネクタにおいて、ターミナルに対する検査プローブピン
を適正位置に接触させる。 【構成】 複数のターミナルTを収容するターミナルハ
ウジング24の壁と前記複数個のターミナル収容室25
の夫々との間に形成された挿入スペース31に挿入され
る保持部材6は、ターミナルTが完全に前記ターミナル
収容室25に挿入されたとき、前記ターミナルTの一側
の下方に位置し、前記ターミナルの下面を支持する細長
い突起9を備え、該細長い突起9の端部にはターミナル
Tの下面の支持領域のうちターミナルTの前端面側を開
放してターミナルTの最外側端面への検査装置のプロー
ブピンPの接触を可能とする切欠部31を形成してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタに関するもの
である。更に詳しくは、このコネクタはそのターミナル
収容室内に配置されたターミナルを保持するために、そ
の挿入スペースへ挿入されるように形成された保持部材
を有する。
【0002】
【従来の技術】保持部材を備えたタイプの従来のコネク
タが実公平5−286899号公報に開示されている。
このコネクタはターミナルを収容する一対のターミナル
収容室内を有する。このターミナル収容室内は、そこに
ターミナルを保持するための弾性係止片を有する。キャ
ップ状の保持要素はターミナル収容室の上方で、且つ、
ターミナル収容室を取り囲むように配置されている。保
持要素はターミナル収容室のスロット内に嵌入するよう
に形成された細長い突起を有する。この突起はターミナ
ル収容室に保持されたターミナルが、がたつかないよう
に、また、複数個のターミナルの端部がその長手方向に
一直線に並んだ状態を保つようにターミナルを押圧状態
で保持するように形成されている。
【0003】しかしながら、キャップ状の保持要素はタ
ーミナル収容室の外側端の上方に装着されるので、キャ
ップ状部材(キャップ状の保持要素)とターミナル収容
室との間で遊びが生じる。その結果として、ターミナル
にガタツキが生じる。更に、保持部材がキャップ状であ
るので、開口がキャップの外側端に設けられている。こ
の開口は、片方のコネクタとの接続のために設けられて
いる。すなわち、第一のターミナルと第二のターミナル
との接続のために設けられている。上記実公平5−28
6899号公報に開示されているように、キャップ状の
保持部材内に設けられた開口は、ターミナル収容室に収
容されたターミナルの外側端に対して検査装置のプロー
ブピンがアクセスできないような寸法を有し、また、そ
のように配置されている。従って、検査装置のプローブ
ピンはターミナルの内部にしか接触できない。その結
果、ターミナルの弾性接触片に損傷を与える惧れがあ
る。弾性接触片は相手側コネクタの雄タブと接触するた
めの最も重要な部分である。
【0004】保持部材を備えたタイプの従来のコネクタ
が特開平2−165580号公報にも開示されている。
このコネクタも又、ターミナル収容室内を有する。ター
ミナル収容室には、弾性的に撓んでそこに挿入されたタ
ーミナルに係合し、それを保持するための弾性係止片が
設けられている。しかしながら、ターミナル収容室は、
弾性係止片を有する下側壁を有し、この下側壁自体が弾
性的に曲がって、ターミナル収容室内に挿入されたター
ミナルに対して、1番目の係止部材として機能する。更
に、このコネクタの保持部材は上方に向けられた係止爪
をその第一端部に有し、更に、その上側面に沿って配置
され、第二端部へと延設された複数個のガイドレールを
有する。保持部材はこのコネクタに対して、係止爪がタ
ーミナル収容室の弾性下側壁後方で保持部材に係合する
ことによって保持部材を所定位置で係止するように配置
されると共に、ガイドレールがターミナルの端部の下方
でターミナルに係合し、ターミナルを所定位置に保持す
るように配置された状態で、挿入することが出来る。
【0005】しかしながら、ターミナル収容室の弾性下
側壁のために、ターミナルが、ガタついた状態でターミ
ナル収容室に収容されるので、ターミナルの端部がコネ
クタの長手方向において一直線に並ばない原因になった
り、その結果相手側コネクタの雄タブが衝突してターミ
ナルに損傷を与えたりすることになる。
【0006】更に、上記した従来の何れのコネクタにお
いても、作業者に、いつ保持部材が適切に、且つ、完全
に装着されたかについて何の指示も与えられない。ま
た、どの従来のコネクタも、コネクタやコネクタ内に保
持されたターミナルを分解する必要が生じたときに、保
持部材を容易にコネクタから除去できる形状あるいは手
段を備えていない。更に、どの従来のコネクタの構造に
おいても、検査装置のプローブピンあるいは、他の電気
部品がターミナル収容室内に収容されたターミナルの外
周端部のみに接触することが出来る構成を備えていない
ので、プローブピンがターミナル内に入って弾性接触片
を損傷させる惧れがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】それ故、本発明の目的
は、上記したようなコネクタの各ターミナル収容室内に
挿入された複数個のターミナルの端部がコネクタの長手
方向において一直線に並ばないと言う不具合が起こるこ
とを防止することである。
【0008】本発明の他の目的は、ターミナルがターミ
ナル収容室内に完全に挿入されなかったときに、その不
完全な状態を検出するように形成された保持部材を備え
たコネクタを提供することである。
【0009】本発明の更に他の目的は、電気検査装置の
プローブピンがターミナルの外端部のみと容易に当接す
るように形成された保持部材およびターミナルハウジン
グを備えたコネクタを提供することである。
【0010】本発明の更に他の目的は、コネクタ内に、
保持部材が完全に、且つ、適切に挿入されたことを、作
業者が聴覚的および/または視覚的に分かるように形成
された保持部材を備えたコネクタを提供することであ
る。
【0011】本発明の更に他の目的は、コネクタを分解
する必要が生じたときに、ターミナル保持部材が容易に
取り外せるように形成されたコネクタを提供することで
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様によ
れば、開いた前方端を有するターミナルハウジングと保
持部材からなるコネクタにおいて、前記ターミナルハウ
ジングはターミナルを夫々、収容し保持するための複数
個の隣接するターミナル収容室を有し、前記ターミナル
収容室の夫々は前記開いた前方端に向かって延設された
自由端を有する弾性係止片を備える。前記複数個の弾性
係止片は、前記各ターミナルが前記ターミナル収容室の
夫々に挿入されると、前記ターミナルによって夫々、正
規の位置から弾性的に撓み、前記各ターミナルが前記タ
ーミナル収容室の夫々に完全に挿入されると、正規の位
置へ弾性的に戻るように形成されている。複数個の弾性
係止片はその後、夫々、前記各ターミナルの一部に係合
し、前記各ターミナルが前記各ターミナル収容室からの
脱落を防止する。挿入スペースが前記ターミナルハウジ
ングの壁と前記複数個のターミナル収容室の夫々との間
に形成されている。更に、前記コネクタは保持部材を有
し、この保持部材は前記挿入スペースに挿入されるよう
に形成され、少なくとも1つの保持面を備え、前記各保
持面は、前記弾性係止片に夫々対応するように配置さ
れ、前記各弾性係止片が前記正規の位置から撓むことを
防止する。前記保持部材には、複数個の切欠部が夫々、
各前記各ターミナル収容室の外側端部の一部を開放する
ような位置に形成され、前記各ターミナルの最外側端の
みに検査装置のプローブピンの端面が接触することを容
易にする。この様なプローブピンを有する検査装置は、
特公平4−40669号公報に記載されている。
【0013】本発明のコネクタの更なる態様によれば、
前記保持部材が完全に前記挿入スペースに挿入されたと
き、前記保持部材の最外側端が前記ターミナルハウジン
グの前記前方端の最外側端と実質的に同一平面を成す。
この構成では、コネクタはコンパクトでよいばかりでな
く、保持部材が挿入スペース内に充分かつ適正に挿入さ
れたかどうかに関して、作業者は視覚的にまた触覚的に
分かることができると言う効果を有する。
【0014】本発明の更なる態様によれば、前記保持部
材は、前記保持部材を前記挿入スペースから容易に取り
外せるように、前記最外側端から外方に突出するフラン
ジを更にを有する。 前記保持部材が完全に前記挿入ス
ペースに挿入されたとき、前記フランジを収容するため
の凹部が、前記ターミナルハウジングの外端部の壁に形
成されている。さらに、ノッチが前記凹部内に設けられ
ている。このノッチは、工具を前記フランジと係合させ
る際に、前記工具が前記フランジに向かって容易にアク
セスさせる作用を有する。
【0015】本発明の更なる態様によれば、前記保持部
材は、ターミナルが完全に前記ターミナル収容室に挿入
されたとき、各ターミナルの一側の下方に位置し、前記
ターミナルをぐらつかせることなく、支持するように配
置された複数個の細長い突起を更に備える。前記保持部
材は、前記ターミナル収容室内に位置するターミナルが
遊びなしに支持されるように、長手方向に延設され、前
記隣接する細長い突起の中間に位置し、隣接する前記タ
ーミナル収容室の間に高精度で係合するするように形成
された複数個のガイドレールを更に備える。
【0016】本発明の更なる特徴として、前記コネクタ
は、前記保持部材の少なくとも1つの前記ガイドレール
の一方の側に形成されたラッチ部材と、対応する前記タ
ーミナル収容室の壁に形成された凹部、すなわち、開口
とを更に備える。従って、前記保持部材が前記挿入スペ
ースに完全に挿入されたとき、前記ラッチ部材が前記開
口の縁に当接して、前記保持部材が前記挿入スペースか
ら脱落することを防止する。さらに、前記ラッチ部材と
前記ターミナル収容室は、前記保持部材の挿入スペース
への挿入中に、前記ラッチ部材が前記ターミナル収容室
の壁に沿って摺動するように構成されている。前記ラッ
チ部材が前記凹部、すなわち、開口に嵌入したとき、作
業者は、音と触感でそのことが分かる。
【0017】本発明のコネクタの更なる特徴として、前
記挿入スペース内において前記ターミナルハウジングの
壁に形成された少なくとも1つのガイドリブと、前記タ
ーミナル収容室に形成された少なくとも1つのガイド溝
とが更に設けられ、前記ガイドリブと前記ガイド溝は、
前記保持部材を前記挿入スペースに挿入するために協働
する。
【0018】
【発明の実施の形態】図面を参照して、以下に本発明の
コネクタの実施形態を詳細に説明する。図1から図3に
示されているように、雌コネクタCはターミナルハウジ
ング24を有し、ターミナルハウジング24は、雄コネ
クタ(図示せず)を受け入れるためのフード部23の外
側壁から或る間隔を置いて配置されている。ターミナル
ハウジング24とフード部23の外側壁との間のスペー
スには、また、雄コネクタと雌コネクタC間を防水する
ための接続部を形成するための防水リングGを収容する
ことが出来る。雌コネクタCは合成樹脂材料等の周知の
絶縁材料を成形することによって形成できる。ターミナ
ルハウジング24は少なくとも1つのターミナル収容室
25を有するが、本実施形態では複数個のターミナル収
容室25が図示されている。ターミナル収容室25は夫
々、前端部25aと、コネクタの後端部から挿入される
ターミナルT(図10を参照)を受け入れるための後端
部25bを有する。
【0019】図3および図10において、ターミナルハ
ウジング24は複数個の弾性係止片27と一体的に形成
されている。図4に示されているように、各弾性係止片
27は、各ターミナル収容室25と連結しており、ター
ミナル収容室25内にターミナルTが挿入されるにつれ
て、ターミナルTによって下方へ撓むような形状を有す
る。ターミナルTがターミナル収容室25に完全に挿入
されると、図10に示されているように、弾性係止片2
7は弾性変形して、その正規の位置へ戻り、ターミナル
Tの一部に係合し、ターミナルTのターミナル収容室2
5からの脱落を防ぐ。
【0020】図1、図3、図4に示されているように、
ターミナルハウジング24の底壁部32と複数個のター
ミナル収容室25との間に夫々、挿入スペース31が配
置されている。後述するように、底壁部32には少なく
とも1つの、長手方向にターミナル収容室25と平行に
延びるリブ28(図4に示されているように、本実施形
態においては、2つのリブ28が配置されている)が配
置されている。図1に示されているように、底壁部32
は更に、凹部26とノッチ33とを備えている。更に、
ターミナル収容室25を形成する壁の少なくとも1つ
は、凹部を有する。この凹部は色々な態様で形成するこ
とが出来るが、図3および図9に示されているように、
本実施例においては開口部30として図示されている。
後述するように、各開口部30には前端部、すなわち、
ストッパ30aが形成されている。
【0021】以下、図1、図2および図5乃至図8にお
いて、本発明の保持部材6について述べる。保持部材6
は雌コネクタCとは別部材として形成される。すなわ
ち、保持部材6は、たとえば雌コネクタCを形成する絶
縁材料と同じか、または異なる絶縁材料を成形すること
によって得られる。図1および図2に示されているよう
に、保持部材6は、ターミナルハウジング24の挿入ス
ペース31への挿入部としての前端部6aと、後端部6
bを有する。保持部材6の一側(上面側)には、複数個
の保持面15が形成されている(図10を参照)。保持
面15はターミナルハウジング24の弾性係止片27の
下面に挿入され、弾性係止片27の下方への撓みを防
ぐ。保持部材6には複数個の細長い突起9が形成されて
いる。突起9はターミナルT(図10を参照)の底面の
大半と係合するように形成されている。突起9を有する
保持部材6およびターミナルハウジング24の挿入スペ
ース31は相補的で高精度な寸法を有するように形成さ
れている。従って、保持部材6が挿入スペース31を経
て、ターミナルハウジング24内に完全に挿入されたな
らば、弾性係止片27が撓むことができずターミナルT
の移動は確実に阻止される。更に、保持部材6を挿入ス
ペース31内を容易に挿入するために、突起9の先端部
は先細になっている。
【0022】保持部材6は更に少なくとも1つのその長
手方向に延びるガイドレール12を有する。図1および
図7に示されているように、好適には、保持部材6は2
つのガイドレール12を有する。図4から明らかなよう
に、各ガイドレール12は隣接するターミナル収容室2
5の間に配置されるように形成されている。少なくとも
1つのガイドレール12はラッチ部材10(好適な実施
例では、各ガイドレール12に対して1つのラッチ部材
10が示されている)を備えている。好適な実施例で
は、ラッチ部材10が、ターミナル収容室25の対応す
る壁に沿って摺動し、上記したように、ターミナル収容
室25の凹部、すなわち、開口30内に受容されるよう
に、ラッチ部材10は、たとえば、成形によってガイド
レール12(図2、図5、図6に示されている保持部材
6における成形用アクセス開口14を参照)と一体的に
形成され、ガイドレール12の側面から外方(保持部材
6の幅方向)へ突出し、保持部材6の後端部6bから所
定距離だけ離れている。
【0023】図4に示されているように、ターミナル収
容室25を形成する壁の外側には溝29が設けられてい
る。ターミナルハウジング24の挿入スペース31と保
持部材6との間において必要とされる高精度の寸法を維
持し、且つ、挿入スペース31と保持部材6との間の相
対的な摺動を許容するように、溝29とラッチ部材10
は協働する。ラッチ部材10が、対応する凹部、すなわ
ち、開口30内に受容され、かちっと音を立ててそこに
嵌入されると、作業者はその際の干渉音を聞き、また、
その干渉を感じる。また、各ラッチ部材10の最後縁部
が各ストップ31に係合し、保持部材6が挿入スペース
31から脱落することを防ぐ。
【0024】図1、図2、図8に示されているように、
保持部材6は突起9に対応するその後端部に複数個の切
欠部13を有する。本発明の特徴の1つとして、突起9
が保持部材6の後端部6bから所定距離だけ離れている
ことと、図10に示されているようにギャップ16を形
成する切欠部13が形成されていることである。この構
造は、ターミナルTの最外側端面のみに導通検査装置
(図示せず)のプローブピンP(図11を参照)の端面
を容易に当接させることができる。これは重要なことで
ある。何故なら、この構造によって、従来のものとは異
なり、ターミナルTの導通検査を行う際に、検査装置の
プローブピンPを雌ターミナルTの外側端部内に挿入す
る必要がなくなるからである。これにより、ターミナル
TがプローブピンPによって破損をこうむることがな
い。
【0025】保持部材6の後端部6bには、フランジ1
1が設けられている。図1および図8に示されているよ
うに、フランジ11は、保持部材6の本体から外方(下
方)へ突出している。フランジ11は、前記のように、
ターミナルハウジング24の凹部26内に受容される。
その結果として、図10に示されているように、保持部
材6が完全にターミナルハウジング24の挿入スペース
31内に挿入されたとき、保持部材6の後端部6bとタ
ーミナルハウジング24の外側端32(前端部)は実質
的に雌コネクタ23の長手方向において面一である。こ
の構成は、コネクタCはコンパクトでよいばかりでな
く、保持部材6が挿入スペース31内に充分かつ適正に
挿入されたかどうかに関して、作業者は視覚的にまた触
覚的に分かることができると言う効果を有する。
【0026】図1および図10から明らかなように、タ
ーミナルハウジング24のノッチ33は保持部材6のフ
ランジ11と協働してアクセス開口(図10を参照)を
形成する。当業者にとっては明らかなように、小さなね
じ回しのような道具をフランジ11およびノッチ33に
よって形成されたアクセス開口内に容易に挿入すること
ができ、フランジ11と係合するので、保持部材6を挿
入スペース31内から引き出すことで、保持部材6を容
易にそこから取り外せる。このように、ストップ30a
に係合し、保持部材6の除去を抑制するラッチ部材10
の保持力に対し容易に打ち勝ち、容易に保持部材6を除
去できる。
【0027】図1、図2、図10を参照して、本発明の
コネクタおよび保持部材の作用に関して説明する。先
ず、適当な数のターミナルTを雌コネクタCへその後端
部23b(図2を参照)の開口25bから挿入する。図
10から明らかなように、ターミナルTがターミナル収
容室25内に挿入されるにつれて、ターミナルTは弾性
係止片27に係合し、徐々に弾性係止片27を下方へ撓
ませる。ターミナルTが完全にターミナル収容室25へ
挿入されると、弾性係止片27は、図3に示されている
ように、その弾性力によって正規の位置へ戻る。その
後、保持部材6をターミナルハウジング24の挿入スペ
ース31内に挿入する。複数個のターミナルTの何れか
が不完全にターミナル収容室25へ挿入されると、ター
ミナル収容室25と連結している弾性係止片27は下方
へ撓んだままである。従って、ターミナル収容室25の
所定位置にターミナルTが収容されていない場合、保持
部材6の先端部6aは下方へ撓んだ弾性係止片27の外
側端部に係合することが明らかである。保持部材6を挿
入スペース31内に完全に挿入出来なかった場合、作業
者は、少なくとも1つのターミナルが不適切に位置して
いることを触感と視覚で分かり、エラーを矯正すること
ができる。
【0028】それに反し、各ターミナルTが適切にまた
完全にターミナル収容室25へ挿入されると、弾性係止
片27は上方へ撓み、正規の位置へ戻り、保持部材6は
挿入スペース31内に完全に挿入される。更に、保持部
材6が挿入スペース31内に完全に挿入されると、ラッ
チ部材10が直ちに凹部、すなわち、開口部30へ移動
し、ストップ30aとカチッと言う音を立てて係合す
る。この音と触感で作業者は、保持部材6が挿入スペー
ス31内に完全に挿入され、正しく位置していることが
分かる。更に、保持部材6はターミナルハウジング24
内に完全に挿入出来るように形成されており、保持部材
6が完全にターミナルハウジング24の挿入スペース3
1内に挿入されたとき、保持部材6の後端部とターミナ
ルハウジング24の外側端とが雌コネクタ23の長手方
向において実質的に面一になるので、保持部材6が挿入
スペース31内に不完全に挿入されれば、作業者は容易
にそのことが分かる。何故なら、保持部材6の後端部と
ターミナルハウジング24の外側端とが面一でないなら
ば、作業者はその状態を視覚的にまた触覚的に容易に分
かるからである。更に、コネクタを分解する必要が生じ
たときは、作業者は、金てこ或いはちいさなねじ回しの
ような道具をノッチ33によって形成されたアクセス開
口内に配置し、保持部材6のフランジ11を引っ掛けて
引き出すことによって、保持部材6を容易にターミナル
収容室25から取り外せる。
【0029】更に、保持部材6のガイドレール12、突
起9、および保持面15等は、すべて、これらに対応す
るターミナルハウジング24の係合部に対して高精度で
係合するようにされているので、互いに高精度で摺動し
て、係合する。従って、ターミナル収容室25内へ挿入
された各ターミナルTは所定位置に固定され、各ターミ
ナルTがコネクタC内でぐらついたりする問題は起こら
ない。更に、保持部材6はターミナルハウジング24に
完全に挿入出来るように形成されており、また、保持部
材6が充分にターミナルハウジング24の挿入スペース
31内に挿入されたとき、保持部材6の後端部6bとタ
ーミナルハウジング24の外側端部とが雌コネクタ23
の長手方向において面一になるように形成されているの
で、本発明のコネクタは比較的コンパクトに構成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 保持部材がターミナルハウジングから取り外
された状態の本発明のコネクタを示す正面斜視図であ
る。
【図2】 保持部材がターミナルハウジングから取り外
された状態の本発明のコネクタを示す後部斜視図であ
る。
【図3】 図4の線3−3に沿った縦断面図である。
【図4】 保持部材がターミナルハウジングから取り外
された状態の雌コネクタを示す前端図である。
【図5】 保持部材を示す平面図である。
【図6】 保持部材を示す底面図である。
【図7】 保持部材を示す正面図である。
【図8】 図5の線8−8に沿った保持部材を示す縦断
面図である。
【図9】 図4の線9−9に沿った雌コネクタを示す断
面図である。
【図10】 保持部材によってターミナルがコネクタ内
の所定位置に保持された状態を示す断面図である。
【図11】 コネクタ内に挿入され、保持部材によって
所定位置に保持されたターミナルの最外側端の端面にプ
ローブピンが接している状態の部分断面図である。
【符号の説明】
C 雌コネクタ T ターミナル 6 保持部材 9 細長い突起 10 ラッチ部 12 ガイドレール 13 切欠部 24 ターミナルハウジング 25 ターミナル収容室 27 弾性係止片 31 挿入スペース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開いた前端部を有するターミナルハウジ
    ングと保持部材とを有するコネクタにおいて、 前記ターミナルハウジングはターミナルを夫々、収容し
    保持するための複数個の隣接するターミナル収容室を有
    し、前記ターミナル収容室の夫々は前記開いた前方端に
    向かって延設された自由端を有する弾性係止片を備え、
    前記複数個の弾性係止片は、前記各ターミナルが前記タ
    ーミナル収容室の夫々に挿入されると、前記ターミナル
    によって夫々、正規の位置から弾性的に撓み、前記各タ
    ーミナルが前記ターミナル収容室の夫々に完全に挿入さ
    れると、正規の位置へ弾性的に戻るように構成されると
    共に配置され、複数個の弾性係止片は、夫々、前記各タ
    ーミナルの一部に係合し、前記各ターミナルが前記各タ
    ーミナル収容室からの抜けを防止し、前記ターミナルハ
    ウジングは更に、前記ターミナルハウジングの壁と前記
    複数個のターミナル収容室の夫々との間に形成された挿
    入スペースを有し、前記保持部材は、前記挿入スペース
    に挿入されるように形成された保持面を備え、前記各保
    持面は、前記弾性係止片に夫々対応するように配置さ
    れ、前記各弾性係止片が前記正規の位置から撓むことを
    防止し、また前記保持部材は、ターミナルが完全に前記
    ターミナル収容室に挿入されたとき、前記ターミナルの
    一側の下方に位置し、前記ターミナルの下面を支持する
    細長い突起を更に備え、該細長い突起の端部にはターミ
    ナルの下面の支持領域のうちターミナルの前端面側を開
    放してターミナルの最外側端面への検査装置のプローブ
    ピンの接触を可能とする切欠部が形成されていることを
    特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記保持部材は、前記細長い突起に隣接
    して、隣接するターミナル収容室間に係合するガイドレ
    ールを更に備えている請求項1に記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記ガイドレールの一方の側にラッチ部
    材を形成し、該ラッチ部材と対応する前記ターミナル収
    容室内に係合凹部を形成し、前記保持部材が前記挿入ス
    ペースに完全に挿入されたとき、前記ラッチ部材が前記
    係合凹部に係合する請求項2に記載のコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2012238470A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
KR200466960Y1 (ko) * 2008-10-17 2013-05-23 한국단자공업 주식회사 커넥터

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