JP2000067947A - 住宅用配線装置及びその組立て方法 - Google Patents

住宅用配線装置及びその組立て方法

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JP2000067947A
JP2000067947A JP10240495A JP24049598A JP2000067947A JP 2000067947 A JP2000067947 A JP 2000067947A JP 10240495 A JP10240495 A JP 10240495A JP 24049598 A JP24049598 A JP 24049598A JP 2000067947 A JP2000067947 A JP 2000067947A
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terminal
wiring
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base housing
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Daisuke Takanohashi
大介 鷹觜
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Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 屈曲配線が可能で、配線の自由度が高い住宅
用配線装置を得る。 【解決手段】 端子板として、長手方向所定の位置に上
方に開口する圧接溝1bを有する接続部1cが上方に突
出して形成されている構造の端子板1を用いる。この端
子板1をベースハウジング5に組み付け、これら端子板
1に、相互接続部材としての導線2を所定の圧接溝1b
に圧入することにより各端子板間を所要の配線をなすよ
うに相互に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅用の配線に用
いる住宅用配線装置及びその組立て方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のこの種の住宅用配線装置
の分解斜視図を示したものである。この住宅用配線装置
は、それぞれ合成樹脂製のベースハウジング20と蓋ハ
ウジング21との間に、端部が屋内配線芯線を差込む差
込み端子部22となっていて相互に平行する向きで配置
された複数の端子板23と、各差込み端子部22内に組
み込んで差込まれた屋内配線芯線を抜け止めする錠ばね
24と、各端子板23を所要の配線をなすように接続す
るために各端子板23の上に浮かせた状態で横切って配
置された相互接続部材としてのリード板(銅バスバー)
25と、各端子板23と各リード板25との間に配置し
て所要の配線をなすように対応する所要の端子板23と
リード板25とを接続する立体構造の接続板26と、差
込み端子部22に対する屋内配線芯線の接続を解除する
解除部品27とを組み込んだ構造であった(特開平7−
29624号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造の従来の住宅用配線装置では、次のような問
題点があった。 (a)リード板6が板材なので、屈曲配線に向かず、配
線の自由度が低く、またカスタム製品の対応に向かな
い。 (b)配線装置を構成するための部品点数が多く、コス
ト高になる。 (c)リード板6を接続板7により端子板4から浮かし
て配線しているので、厚さ方向にスペースを必要とし、
薄型化し難い。 (d)組立て作業が面倒である。
【0004】本発明の目的は、屈曲配線が可能で、配線
の自由度が高く、カスタム製品に容易に対応できる住宅
用配線装置提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、部品点数を少なくす
ることができる住宅用配線装置を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、組立て作業を容易に
行うことができる住宅用配線装置及び組み立て方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ベー
スハウシングと蓋ハウジングとの間に外部の電線を差込
み接続する差込み端子部が設けられた複数の端子板が収
容され、これら端子板は所要の配線をなすように相互接
続部材で接続されている住宅用配線装置において、前記
端子板として、長手方向一端に前記差込み端子部が設け
られ、また長手方向所定の位置に上方に開口する圧接溝
を有する接続部が上方に突出して形成されている構造の
端子板が用いられ、これら端子板は、前記相互接続部材
としての導線が所定の前記圧接溝に圧入接続されて所要
の配線をなすように相互に接続されていることを特徴と
する。
【0008】かかる住宅用配線装置によれば、各端子板
間を接続する相互接続部材として、例えば銅単線の如き
屈曲自在な導線を用いているので、屈曲配線が可能で、
配線の自由度を高めることができ、この導線による各端
子板間の接続は、各端子板に形成された接続部の圧接溝
に導線を圧入して接続しているので、その接続作業が容
易であり、導線の自動配策が可能となり、これにより住
宅用配線装置の自動生産が可能となる。また、前記導線
を接続する接続部の位置の異なる端子板を多数用意して
おくことにより、また、配線の自由度の向上によりカス
タム製品に容易に対応できる。更に、この装置では端子
板に一体として形成された接続部に有する圧接溝に導線
を直接圧入して接続を行っているので、従来のように端
子板とリード板との間に立体的な接続板を介在させて接
続を行う構造に比べ、部品点数が少なくなりコストダウ
ンが図れ、そして端子板の高さを低くすることが可能と
なり、装置全体の薄型化が図れる。
【0009】請求項2の発明は、ベースハウシングと蓋
ハウジングとの間に外部の電線を差込み接続する差込み
端子部が設けられた複数の端子板が収容され、これら端
子板は所要の配線をなすように相互接続部材で接続され
ている住宅用配線装置の組立て方法において、前記端子
板として、長手方向一端に前記差込み端子部が設けら
れ、また長手方向所定の位置に上方に開口する圧接溝を
有する接続部が上方に突出して形成されている構造の端
子板を用い、前記ベースハウジングには、前記各端子板
を組み付けておき、他方前記蓋ハウジングには、前記ベ
ースハウジングに組み付けられた各端子板を所要の配線
をなすように相互に接続する前記接続部材としての導線
を所要の配線形状にして支持体により予め支持させてお
き、前記蓋ハウジングを前記ベースハウジングに被せて
組み付ける際に、前記相互接続部材としての導線を前記
端子板に形成された接続部の圧接溝に圧入することによ
り、所要の配線を形成することを特徴とする。
【0010】かかる住宅用配線装置の組立て方法によれ
ば、各端子板間を接続する相互接続部材として、例えば
銅単線の如き屈曲自在な導線を用いているので屈曲配線
が可能で、配線の自由度を高めることができる。そし
て、各端子板間の接続は、前記導線を端子板に形成され
た接続部の圧接溝に圧入して接続を行うので、従来のよ
うに端子板とリード板との間に立体的な接続板を介在さ
せて圧接を行う必要が無く、組立工程数を減らすことが
できる。特に、この組立て方法では、前記ベースハウジ
ングに組み付けた端子板の接続部の圧接溝に導線を圧入
する手段として、前記蓋ハウジングに、前記ベースハウ
ジングに組み付けた各端子板を接続する導線を所要の配
線形状にして支持体により予め支持させておくので、蓋
ハウジングをベースハウジングに被せて組み付ける際
に、前記蓋ハウジングの支持体に支持されている導線が
ベースハウジングに組み付けられている端子板の接続部
の圧接溝に圧入し、これにより所要の配線を容易に形成
することができる。
【0011】請求項3の発明は、ベースハウシングと蓋
ハウジングとの間に外部の電線を差込み接続する差込み
端子部が設けられた複数の端子板が収容され、これら端
子板は所要の配線をなすように相互接続部材で接続され
ている住宅用配線装置の組立て方法において、前記端子
板として、長手方向一端に前記差込み端子部が設けら
れ、また長手方向所定の位置に上方に開口する圧接溝を
有する接続部が上方に突出して形成されている構造の端
子板を用い、前記ベースハウシングに、前記各端子板を
組み付け、このベースハウジング上の各端子に形成され
ている接続部の圧接溝に対して、前記相互接続部材とし
ての導線を所要の配線をなすように圧入接続し、しかる
後に、このベースハウジングに前記蓋ハウジングを被せ
て組み付けることを特徴とする。
【0012】かかる住宅用配線装置の組立て方法によれ
ば、各端子板間を接続する相互接続部材として、例えば
銅単線の如き屈曲自在な導線を用いているので屈曲配線
が可能で、配線の自由度を高めることができる。そし
て、各端子板間の接続は、前記導線を端子板に形成され
た接続部の圧接溝に圧入して接続を行うので、従来のよ
うに端子板とリード板との間に立体的な接続板を介在さ
せて圧接を行う必要が無く、組立工程数を減らすことが
できる。
【0013】特に、この組立て方法では、ベースハウジ
ングに組み付けた各端子板に形成されている接続部の圧
接溝に対して、相互接続部材としての導線を所要の配線
をなすように直接圧入して接続するので、配線結果を目
視等により容易に確認することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る住宅用配線装
置及びその組立て方向を図面に基づき詳細に説明する。
【0015】図1は本発明に係る住宅用配線装置におい
て使用される端子板1の一例を示す斜視図、図2は前記
端子板1の種類及び適宜配置された各端子板1を所要の
配線をなすように相互接続部材としての導線2で接続し
た状態を示す説明図である。前記端子板1にあっては、
長手方向一端に、屋内に配線される電線の芯線(以下単
に屋内配線芯線という)の端部を接続する差込み端子部
1aが設けられ、また長手方向所定の位置には前記導線
2を圧入する圧接溝1bを有する接続部1cが上方に突
出して形成されている構造となっている。本例では接続
部1cは端子板1の長手方向他端に形成されている。
【0016】更に詳細には、端子板1の本体となる細長
い平板状の底板部3aの長手方向一端側に、底板部3a
と、底板部3aの側辺から起立する側板部3bと、側板
部3bの上辺から底板部3aの側に折曲された上板部3
cとにより側方に開口する前記差込み端子部1aが形成
されている。この差込み端子部1a内の空間には、差込
み端子部1a内に差し込んだ屋内配線芯線を抜け止めす
る錠ばね4が収容されている。錠ばね4は中央部がほぼ
C字状で、一端には係止片4aが形成され、他端には差
込み端子部1aに差し込まれた屋内配線芯線を上板部3
cに押し付けて導通をとる押圧片4bが形成された構造
となっており、前記差込み端子部1a内の空間に側板部
3bに設けられた図示しない固定突起で固定されてい
る。
【0017】また、前記端子板1の本体となる底板部3
aの長手方向他端側には、側辺から折曲されて起立する
側板部3dが形成され、この側板部3dが前記接続部1
cを構成する。この側板部3dは前記差込み端子部1a
を構成する側板部3bと同じ高さに形成されている。前
記接続部1cを構成する側板部3dには上方に開口する
前記圧接溝1bが形成されている。上記端子板1にあっ
ては、異なる配線パターンに対応させるために長手方向
の長さを異にすることにより接続部1cの形成位置を異
にした、即ち、接続部1cと差込み端子部1aとの間隔
を異にした複数の端子板1が用意されている。
【0018】本例では、図2に示すように、長さの異な
る3種類の端子板1が用意されている。このうち最短の
端子板1以外の端子板1にあっては、接続部1c及び差
し込み端子部1a以外の部分が接続部1cよりその高さ
が低く形成され、この部分は前記導線2を非接触状態で
跨がせる逃げ部1eとなっている。
【0019】なお、本例では端子板1の長手方向に1つ
の接続部1cが形成されているが、図示していないが長
手方向の異なる位置に接続部1cが2つ以上形成されて
いてもよく、また前記接続部1cは底板部3aの両側辺
に対向するように形成された2つの側板部3dで構成さ
れているが、いずれか一方の側板部3dで構成されても
よい。
【0020】上記端子板1は配線パターンに従って、ベ
ースハウジングの所定の位置に平行に配置される。そし
て、平行に並んでいる端子板1と交叉するように導線2
を配して、この導線2を同一線上にある端子板1の接続
部1cに形成された圧接溝1bに圧入することにより、
所定の端子板1が導線2により接続され、また導線2の
線上に端子板1の逃げ部1eが位置していると導線2は
逃げ部1eを非接触状態で跨ぎ、この端子板1は接続さ
れない。このようにして複数の端子板1と導線2によっ
て所要の配線が形成される(図2)。
【0021】図3(A)、(B)、(C)、(D)は、
図1に示す端子板1を用いた本発明に係る住宅用配線装
置とその組立て方法の実施の形態の第1例を示したもの
である。
【0022】図3(A)は、ベースハウジング5と、こ
のベースハウジング5に組み付けられる端子板1が示さ
れている。前記ベースハウジング5にあっては、その内
面に、前記端子板1を挿入して組み付ける端子板挿入溝
5aが形成されており、この端子板挿入溝5aの一端に
は、端子板挿入溝5aに外部から屋内配線芯線を挿入す
る挿入孔を形成するための屋内配線芯線挿入溝5bがそ
れぞれ延設されている。また、前記ベースハウジング5
の内面に形成された端子板挿入溝5の間を仕切る仕切壁
5cにあっては、少なくとも端子板挿入溝5aに挿入し
た端子板1に形成した接続部1cの圧接溝1bの溝底よ
りも低く形成されている。また、屋内配線芯線挿入溝5
bは、端子板挿入溝5aに挿入した端子板1の端部に当
接してその抜けだしを阻止できるように、端子板挿入溝
5aより浅く形成されている。また、前記端子板挿入溝
5aの深さにあっては、この端子板挿入溝5aに端子板
1を挿入したとき、少なくとも端子板1に形成された接
続部1cに有する圧接溝1bがベースハウジング5の内
面の表面より外方に位置するように設定されている。
【0023】先ず、このベースハウジング5の端子板挿
入溝5aに、この端子板挿入溝5aに対応した端子板1
を、その差込み端部1aを屋内配線芯線挿入溝5b側に
位置させるようにして挿入し接着剤で固定して組み付け
る(図3(B))。図3(C)は前記ベースハウジング
5に被せられる蓋ハウジング6を示すものであり、蓋ハ
ウジング6の内面には、前記ベースハウジング5に形成
された屋内配線芯線挿入溝5bに対応して屋内配線芯線
挿入溝6aが形成されている。そして、蓋ハウジング6
をベースハウジング5に被せたとき、屋内配線芯線挿入
溝6aが、屋内配線芯線挿入溝5bと一致して屋内配線
芯線を挿入する挿入孔を形成するようになっている。
【0024】更に、前記蓋ハウジング6の内面には、前
記ベースハウジング5の端子板挿入溝5aを形成した面
に対応する面に、溝部6bが設けられている。この溝部
6bの深さは、前記ベースハウジング5の内面の表面か
ら突出している端子板1の接続部1cが納まる深さとな
っている。この溝部6b内に、導線2を圧入することに
より支持し得る間隔をあけて複数の支持体7が一列に並
んで設けられ、更に、この一列に並んだ支持体7の列7
Aが所定の間隔をあけて平行に複数列設けられている。
前記支持体7の高さは、少なくとも蓋ハウジング6の内
面と同一或いはそれよりも低く形成されている。また、
前記支持体7は、蓋ハウジング6をベースハウジング5
に被せたとき、ベースハウジング6から突出している端
子板1の接続部1cと干渉しないように配置されてい
る。
【0025】上記のように構成されている蓋ハウジング
6の列7Aをなす各支持体7間に、導線2を所定の配線
形状即ち前記ベースハウジング5に組み付けられている
端子板1を所要の配線をなすように接続する形状と対応
する形状となるように圧入する(図3(C))。この導
線2は、自動配策機により自動配策することができる。
【0026】次ぎに、前記端子板1を組み付けたベース
ハウジング5に、導線2を所要の配線形状に支持した蓋
ハウジング6を被せて組み付ける。この組付けの際に、
蓋ハウジング6に支持されている導線2がベースハウジ
ング5に組み付けられている各端子板1の接続部1cの
圧接溝1bに圧入し、前記各端子板1は導線2により相
互に接続されて所要の配線をなす。これにより住宅用配
線装置の組立てが完了する(図3(D))。
【0027】このような構造の住宅用配線装置によれ
ば、各端子板1間を接続する相互部材として屈曲自在な
導線2を用いているので、屈曲配線が可能で、配線の自
由度を高めることができ、カスタム製品に容易に対応で
きる。また、この装置では端子板1に一体として形成さ
れた接続部1cに有する圧接溝1bに導線2を直接圧入
して接続を行っているので、従来のように端子板とリー
ド板との間に立体的な接続板を介在させて接続を行う構
造に比べ、部品点数が少なくなり、そして端子板の高さ
を低くすることが可能となり、装置全体の厚みを薄くす
ることができる。更に、前記各端子板1間の接続は、接
続部1cの圧接溝1bへの導線2の圧入により行われる
ので、導線2の自動配策を行うことにより、住宅用配線
装置の自動生産が可能となる。
【0028】そしてまた本例の住宅用配線装置の組立て
方法によれば、各端子板1間を接続する相互接続部材と
して、屈曲自在な導線2を用いているので屈曲配線が可
能で、配線の自由度を高めることができる。そして、各
端子板1間の接続は、前記導線2を端子板1に形成され
た接続部1cの圧接溝1bに圧入して行うので、従来の
ように端子板とリード板との間に立体的な接続板を介在
させて圧接を行う必要が無く、組立工程数を減らすこと
ができる。特に、この組立て方法では、前記ベースハウ
ジング5に組み付けた端子板1の接続部1cの圧接溝1
bに導線2を圧入する手段として、前記蓋ハウジング6
に、前記ベースハウジング5に組み付けた各端子板1を
接続する導線2を所要の配線形状にして支持体7により
予め支持させておくので、蓋ハウジング6をベースハウ
ジング5に被せて組み付ける際に、前記蓋ハウジング6
の支持体7に支持されている導線2がベースハウジング
5に組み付けられている端子板1の接続部1cの圧接溝
1bに圧入し、これにより所要の配線を容易に形成する
ことができる。
【0029】図4(A)、(B)、(C)、(D)は図
1に示す端子板1を用いた本発明に係る住宅用配線装置
とその組立て方法の実施の形態の第2例を示したもので
ある。
【0030】図4(A)は、ベースハウジング5と、こ
のベースハウジング5に組み付けられる端子板1を示
し、図4(B)はベースハウジング5に端子板1を組み
付けた状態を示すものであって、これらは前記した第1
例の図3(A)、(B)と同じ構成となっている。本例
では、前記ベースハウジング5に組み付けられた各端子
板1に形成されている接続部1cの圧接溝1bに対し
て、前記相互接続部材としての導線2を所要の配線をな
すように圧入接続する(図4(C))。この導線2は自
動配策機により自動配策することができる。しかる後
に、前記ベースハウジング5に蓋ハウジング6を被せて
組み付ける。この蓋ハウジング6にあっては、前記第1
例の蓋ハウジング6に設けられている支持体7は必要な
い。このようにして、住宅用配線装置の組立てが完了す
る(図4(D))。本例の住宅用配線装置も、前記第1
例と同様な効果を得ることができる。
【0031】また、この住宅用配線装置の組立て方法に
よれば、特に、ベースハウジング5に組み付けた各端子
板1に形成されている接続部1cの圧接溝1bに対し
て、相互接続部材としての導線2を所要の配線をなすよ
うに直接圧入して接続するので、配線結果を目視等によ
り容易に確認することができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明に係る住宅用配線装
置によれば、各端子板間を接続する相互接続部材とし
て、例えば銅単線の如き屈曲自在な導線を用いているの
で、屈曲配線が可能で、配線の自由度を高めることがで
き、この導線による各端子板間の接続は、各端子板に形
成された接続部の圧接溝に圧入して接続しているので、
その接続作業が容易であり、導線の自動配策が可能とな
り、これにより住宅用配線装置の自動生産が可能とな
る。また、前記導線を接続する接続部の位置の異なる端
子板を多数用意しておくことにより、また、配線の自由
度の向上により、カスタム製品に容易に対応できる。ま
た、この装置では端子板に一体として形成された接続部
に有する圧接溝に導線を直接圧入して接続を行っている
ので、従来のように端子板とリード板との間に立体的な
接続板を介在させて接続を行う構造に比べ、部品点数が
少なくなりコストダウンが図れ、そして端子板の高さを
低くすることが可能となり、装置全体の薄型化が図れ
る。更には、組立工数が少なく、組み立て作業を容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る住宅用配線装置に使用される端子
板の一例を示す斜視図である。
【図2】適宜配置された端子板を所要の配線をなすよう
に導線により接続した状態を示す説明図である。
【図3】(A)〜(D)は、第1例の住宅用配線装置の
組立て方法の工程を示す斜視図である。
【図4】(A)〜(D)は、第2例の住宅用配線装置の
組立て方法の工程を示す斜視図である。
【図5】従来の住宅用配線装置を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1……………端子板 1a…………差込み端子部 1b…………圧接溝 1c…………接続部 1e…………逃げ部 2……………相互接続部材としての導線 3a…………底板部 3b…………側板部 3c…………上板部 3d…………側板部 4……………錠ばね 4a…………係止片 4b…………押圧片 5……………ベースハウジング 5a…………端子板挿入溝 5b…………屋内配線芯線挿入溝 5c…………仕切壁 6……………蓋ハウジング 6a…………屋内配線芯線挿入溝 6b…………溝部 7……………支持体 7A…………支持体の列

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースハウシングと蓋ハウジングとの間
    に外部の電線を差込み接続する差込み端子部が設けられ
    た複数の端子板が収容され、これら端子板は所要の配線
    をなすように相互接続部材で接続されている住宅用配線
    装置において、前記端子板として、長手方向一端に前記
    差込み端子部が設けられ、また長手方向所定の位置に上
    方に開口する圧接溝を有する接続部が上方に突出して形
    成されている構造の端子板が用いられ、これら端子板
    は、前記相互接続部材としての導線が所定の前記圧接溝
    に圧入接続されて所要の配線をなすように相互に接続さ
    れていることを特徴とする住宅用配線装置。
  2. 【請求項2】 ベースハウシングと蓋ハウジングとの間
    に外部の電線を差込み接続する差込み端子部が設けられ
    た複数の端子板が収容され、これら端子板は所要の配線
    をなすように相互接続部材で接続されている住宅用配線
    装置の組立て方法において、前記端子板として、長手方
    向一端に前記差込み端子部が設けられ、また長手方向所
    定の位置に上方に開口する圧接溝を有する接続部が上方
    に突出して形成されている構造の端子板を用い、前記ベ
    ースハウジングには、前記各端子板を組み付けておき、
    他方前記蓋ハウジングには、前記ベースハウジングに組
    み付けられた各端子板を所要の配線をなすように相互に
    接続する前記接続部材としての導線を所要の配線形状に
    して支持体により予め支持させておき、前記蓋ハウジン
    グを前記ベースハウジングに被せて組み付ける際に、前
    記相互接続部材としての導線を前記端子板に形成された
    接続部の圧接溝に圧入することにより、所要の配線を形
    成することを特徴とする住宅用配線装置の組立て方法。
  3. 【請求項3】 ベースハウシングと蓋ハウジングとの間
    に外部の電線を差込み接続する差込み端子部が設けられ
    た複数の端子板が収容され、これら端子板は所要の配線
    をなすように相互接続部材で接続されている住宅用配線
    装置の組立て方法において、前記端子板として、長手方
    向一端に前記差込み端子部が設けられ、また長手方向所
    定の位置に上方に開口する圧接溝を有する接続部が上方
    に突出して形成されている構造の端子板を用い、前記ベ
    ースハウシングに、前記各端子板を組み付け、このベー
    スハウジング上の各端子板に形成されている接続部の圧
    接溝に対して、前記相互接続部材としての導線を所要の
    配線をなすように圧入接続し、しかる後に、このベース
    ハウジングに前記蓋ハウジングを被せて組み付けること
    を特徴とする住宅用配線装置の組立て方法。
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