JP2000065823A - 非鉄金属製錬シャフト用縦型水冷サンプリング装置 - Google Patents
非鉄金属製錬シャフト用縦型水冷サンプリング装置Info
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- JP2000065823A JP2000065823A JP10233992A JP23399298A JP2000065823A JP 2000065823 A JP2000065823 A JP 2000065823A JP 10233992 A JP10233992 A JP 10233992A JP 23399298 A JP23399298 A JP 23399298A JP 2000065823 A JP2000065823 A JP 2000065823A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熔錬シャフト内の落下中の原料を水冷サンプ
リングする上蓋付き縦型水冷サンプリング装置におい
て、落下する熔体中に晒しても上蓋開閉が困難にならな
い構造の非鉄金属製錬シャフト用縦型水冷サンプリング
装置を提供する。 【解決手段】 水9を収容するサンプリング容器1と、
該サンプリング容器1の開口部を塞ぐ上蓋2と、前記サ
ンプリング容器1が第1の面で固定され、該第1の面と
は反対側の第2の面に開放溝5aを有する細長い中空構
造の支持棒5と、該支持棒5内で長さ方向に移動可能な
制御棒3と、前記制御棒3と前記上蓋2を、前記支持棒
5の開放溝5aを通じて連結する連結部材4とを有す
る。
リングする上蓋付き縦型水冷サンプリング装置におい
て、落下する熔体中に晒しても上蓋開閉が困難にならな
い構造の非鉄金属製錬シャフト用縦型水冷サンプリング
装置を提供する。 【解決手段】 水9を収容するサンプリング容器1と、
該サンプリング容器1の開口部を塞ぐ上蓋2と、前記サ
ンプリング容器1が第1の面で固定され、該第1の面と
は反対側の第2の面に開放溝5aを有する細長い中空構
造の支持棒5と、該支持棒5内で長さ方向に移動可能な
制御棒3と、前記制御棒3と前記上蓋2を、前記支持棒
5の開放溝5aを通じて連結する連結部材4とを有す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非鉄金属精錬、特
に銅やニッケルの製錬において、シャフト内を落下する
溶融粒子を水冷サンプリングする装置に関する。
に銅やニッケルの製錬において、シャフト内を落下する
溶融粒子を水冷サンプリングする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、銅製錬においては、銅製錬用バ
ーナーやランスなどを介して精鉱やマット等の原料をシ
ャフトに導入し、原料がシャフト内を落下する間に酸化
熔錬を行う。この際、落下中の各位置における原料の酸
化の程度を定量的に把握することは、操業条件の改善あ
るいは精鉱バーナーの改良の観点から極めて重要であ
る。一般的には、シャフト側壁に設けられた点検孔ある
いはサンプリング孔から、杓形の水冷サンプリング装置
を水平方向に挿入し、水冷サンプリングを実施してい
る。
ーナーやランスなどを介して精鉱やマット等の原料をシ
ャフトに導入し、原料がシャフト内を落下する間に酸化
熔錬を行う。この際、落下中の各位置における原料の酸
化の程度を定量的に把握することは、操業条件の改善あ
るいは精鉱バーナーの改良の観点から極めて重要であ
る。一般的には、シャフト側壁に設けられた点検孔ある
いはサンプリング孔から、杓形の水冷サンプリング装置
を水平方向に挿入し、水冷サンプリングを実施してい
る。
【0003】一方、シャフト側壁の点検孔あるいはサン
プリング孔の増設には限界があるため、この方法では、
垂直方向の水冷サンプリング位置の数に上限がある。特
に既存のシャフトでは、任意の位置で水冷サンプリング
をすることは非常に困難である。
プリング孔の増設には限界があるため、この方法では、
垂直方向の水冷サンプリング位置の数に上限がある。特
に既存のシャフトでは、任意の位置で水冷サンプリング
をすることは非常に困難である。
【0004】これを解決する方策として、図8に示すよ
うに、縦型の水冷サンプリング装置が開発された。これ
は、シャフト天井部に位置する点検孔あるいはサンプリ
ング孔から下方に縦型水冷サンプリング装置を挿入する
もので、任意の位置に移動するまでに溶融粒子(熔体)
が入らないようにするための開閉式の上蓋12に、開閉
用の棒材あるいは線材6が付いており、熔錬炉外部から
開閉を制御できる構造となっている。
うに、縦型の水冷サンプリング装置が開発された。これ
は、シャフト天井部に位置する点検孔あるいはサンプリ
ング孔から下方に縦型水冷サンプリング装置を挿入する
もので、任意の位置に移動するまでに溶融粒子(熔体)
が入らないようにするための開閉式の上蓋12に、開閉
用の棒材あるいは線材6が付いており、熔錬炉外部から
開閉を制御できる構造となっている。
【0005】しかし、シャフト内には落下中の熔体が多
量に存在するため、上蓋開閉用の棒材あるいは線材6と
装置支持棒15の間に熔体が付着して固化する。これに
より、上蓋開閉用の棒材あるいは線材6の動きが悪くな
ったり、さらには上蓋開閉用の棒材あるいは線材6が、
装置支持棒15に固着してしまい、全く動かなくなる。
このような状態になると、水冷サンプリングの信頼性
(目的位置で水冷サンプリングできているか)が落ちる
ばかりでなく、固化した熔体を綺麗に取り除くのに、か
なりの労力を要するといった問題が生じる。そこで、シ
ャフト内に挿入し、熔体中に晒しても、上蓋開閉が困難
とならない縦型水冷サンプリング装置の開発が望まれて
いた。
量に存在するため、上蓋開閉用の棒材あるいは線材6と
装置支持棒15の間に熔体が付着して固化する。これに
より、上蓋開閉用の棒材あるいは線材6の動きが悪くな
ったり、さらには上蓋開閉用の棒材あるいは線材6が、
装置支持棒15に固着してしまい、全く動かなくなる。
このような状態になると、水冷サンプリングの信頼性
(目的位置で水冷サンプリングできているか)が落ちる
ばかりでなく、固化した熔体を綺麗に取り除くのに、か
なりの労力を要するといった問題が生じる。そこで、シ
ャフト内に挿入し、熔体中に晒しても、上蓋開閉が困難
とならない縦型水冷サンプリング装置の開発が望まれて
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、熔錬シャフ
ト内の落下中の原料を水冷サンプリングする上蓋付き縦
型水冷サンプリング装置において、落下する熔体中に晒
しても上蓋開閉が困難にならない構造の非鉄金属製錬シ
ャフト用縦型水冷サンプリング装置を提供することを目
的とする。
ト内の落下中の原料を水冷サンプリングする上蓋付き縦
型水冷サンプリング装置において、落下する熔体中に晒
しても上蓋開閉が困難にならない構造の非鉄金属製錬シ
ャフト用縦型水冷サンプリング装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の非鉄金属製錬シャフト用縦型水冷サンプリ
ング装置は、水を収容するサンプリング容器と、該サン
プリング容器の開口部を塞ぐ上蓋と、前記サンプリング
容器が第1の面で固定され、該第1の面とは反対側の第
2の面に開放溝を有する細長い中空構造の支持棒と、該
支持棒内で長さ方向に移動可能な制御棒と、該制御棒と
前記上蓋を、前記支持棒の開放溝を通じて連結する連結
部材とを有する。
に、本発明の非鉄金属製錬シャフト用縦型水冷サンプリ
ング装置は、水を収容するサンプリング容器と、該サン
プリング容器の開口部を塞ぐ上蓋と、前記サンプリング
容器が第1の面で固定され、該第1の面とは反対側の第
2の面に開放溝を有する細長い中空構造の支持棒と、該
支持棒内で長さ方向に移動可能な制御棒と、該制御棒と
前記上蓋を、前記支持棒の開放溝を通じて連結する連結
部材とを有する。
【0008】前記開放溝が、一定長であることが好まし
い。これにより、制御棒が支持棒から抜け切ることが防
止される。
い。これにより、制御棒が支持棒から抜け切ることが防
止される。
【0009】前記支持棒の長さ方向に対して垂直な平面
の上の任意の方向において、前記制御棒の外周面から、
前記支持棒の中空構造内側面までの、最大変位距離に対
し、前記上蓋の縁から、前記サンプリング容器の開口端
部までの面方向最小距離が、開口全周に関し大きいこと
が好ましい。
の上の任意の方向において、前記制御棒の外周面から、
前記支持棒の中空構造内側面までの、最大変位距離に対
し、前記上蓋の縁から、前記サンプリング容器の開口端
部までの面方向最小距離が、開口全周に関し大きいこと
が好ましい。
【0010】または、本発明の非鉄金属製錬シャフト用
縦型水冷サンプリング装置は、水を収容するサンプリン
グ容器と、該サンプリング容器の開口部を塞ぐ上蓋と、
前記サンプリング容器が第1の面で固定され、該第1の
面とは反対側の第2の面に開放溝を有する細長い中空構
造の支持棒と、前記上蓋に固定され、前記開放溝を通じ
て、前記支持棒内で回動可能に支持棒に取り付けられた
連結部材と、該連結部材に回動可能に取り付けられ、前
記支持棒の長さ方向に移動可能な制御棒とを有する銅製
錬シャフト用縦型水冷サンプリング装置であって、前記
連結部材が、支持棒に取り付けられた部分をてこの支点
にして、制御棒が取り付けられた部分を力点として上蓋
を回動し、サンプリング容器の開口部を開閉する。
縦型水冷サンプリング装置は、水を収容するサンプリン
グ容器と、該サンプリング容器の開口部を塞ぐ上蓋と、
前記サンプリング容器が第1の面で固定され、該第1の
面とは反対側の第2の面に開放溝を有する細長い中空構
造の支持棒と、前記上蓋に固定され、前記開放溝を通じ
て、前記支持棒内で回動可能に支持棒に取り付けられた
連結部材と、該連結部材に回動可能に取り付けられ、前
記支持棒の長さ方向に移動可能な制御棒とを有する銅製
錬シャフト用縦型水冷サンプリング装置であって、前記
連結部材が、支持棒に取り付けられた部分をてこの支点
にして、制御棒が取り付けられた部分を力点として上蓋
を回動し、サンプリング容器の開口部を開閉する。
【0011】さらに、回動可能にして、前記制御棒に取
り付けられたリンク部材を有し、該リンク部材が前記支
持棒に回動可能に取り付けられ、支持棒、連結部材、リ
ンク部材、制御棒がリンク構造であることが好ましい。
り付けられたリンク部材を有し、該リンク部材が前記支
持棒に回動可能に取り付けられ、支持棒、連結部材、リ
ンク部材、制御棒がリンク構造であることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を、図1を参照
して説明する。
して説明する。
【0013】本発明の銅製錬シャフト用縦型水冷サンプ
リング装置は、水9を収容するサンプリング容器1と、
該サンプリング容器1の開口部を塞ぐ上蓋2と、前記サ
ンプリング容器1が第1の面で固定され、該第1の面と
は反対側の第2の面に開放溝5aを有する細長い中空構
造の支持棒5と、該支持棒5内で長さ方向に移動可能な
制御棒3と、該制御棒3と前記上蓋2を、前記支持棒5
の開放溝5aを通じて連結する連結部材4とを有する。
中空の支持棒5の中における制御棒3の横方向がたつき
があっても、サンプリング容器1の開口部の全体を上蓋
2が覆うように、支持棒5、制御棒3、上蓋2の寸法が
規制されている。
リング装置は、水9を収容するサンプリング容器1と、
該サンプリング容器1の開口部を塞ぐ上蓋2と、前記サ
ンプリング容器1が第1の面で固定され、該第1の面と
は反対側の第2の面に開放溝5aを有する細長い中空構
造の支持棒5と、該支持棒5内で長さ方向に移動可能な
制御棒3と、該制御棒3と前記上蓋2を、前記支持棒5
の開放溝5aを通じて連結する連結部材4とを有する。
中空の支持棒5の中における制御棒3の横方向がたつき
があっても、サンプリング容器1の開口部の全体を上蓋
2が覆うように、支持棒5、制御棒3、上蓋2の寸法が
規制されている。
【0014】図2を参照して、本発明の一実施例の使用
方法を説明する。ただし、銅熔錬シャフトの詳細な構造
は、省略して図示している。
方法を説明する。ただし、銅熔錬シャフトの詳細な構造
は、省略して図示している。
【0015】銅熔錬シャフト7内を銅精鉱粒子が酸化し
ながら落下する。そこに、天井上部の点検孔あるいはサ
ンプリング孔8から、本発明の縦型水冷サンプリング装
置を挿入し、目的位置にサンプリング容器1の開口部が
来るようにセッティングする。このセッティングが完了
するまでは、熔体がサンプリング容器1の開口部から中
へ入らないように、上蓋2を閉じておく。セッティング
終了後は速やかに、可動棒3を引いて上蓋2を開くと、
落下中の熔体はサンプリング容器1の開口部から中に入
り、中の水9で急速に冷却されながら捕集される。水冷
サンプリング終了後も速やかに、シャフト7上部の点検
孔あるいはサンプリング孔8から該サンプリング装置を
引き抜くが、この引き抜き時に、目的位置以外の位置の
熔体がサンプリング容器1内に浸入することがないよう
に、可動棒3を元の位置に戻して、上蓋2を閉じてお
く。
ながら落下する。そこに、天井上部の点検孔あるいはサ
ンプリング孔8から、本発明の縦型水冷サンプリング装
置を挿入し、目的位置にサンプリング容器1の開口部が
来るようにセッティングする。このセッティングが完了
するまでは、熔体がサンプリング容器1の開口部から中
へ入らないように、上蓋2を閉じておく。セッティング
終了後は速やかに、可動棒3を引いて上蓋2を開くと、
落下中の熔体はサンプリング容器1の開口部から中に入
り、中の水9で急速に冷却されながら捕集される。水冷
サンプリング終了後も速やかに、シャフト7上部の点検
孔あるいはサンプリング孔8から該サンプリング装置を
引き抜くが、この引き抜き時に、目的位置以外の位置の
熔体がサンプリング容器1内に浸入することがないよう
に、可動棒3を元の位置に戻して、上蓋2を閉じてお
く。
【0016】もし、前記開放溝5aが斜め上向きに開放
していると、熔体が上蓋開閉用の可動棒3に溶着して可
動棒3のスライドが滑らかでなくなるか、あるいは全く
可動しなくなる。本発明の例えば一実施例では、図1に
示すように、上蓋開閉用の可動棒3が、開放溝5aを設
けた支持棒5の内部に収められているため、熔体に直接
触れることがない。さらに、可動棒3と上蓋2とを連結
する連結部材4が通る開放溝5aは、斜め下向きに開放
しているので、該開放溝5aに熔体が直接堆積すること
が無い。
していると、熔体が上蓋開閉用の可動棒3に溶着して可
動棒3のスライドが滑らかでなくなるか、あるいは全く
可動しなくなる。本発明の例えば一実施例では、図1に
示すように、上蓋開閉用の可動棒3が、開放溝5aを設
けた支持棒5の内部に収められているため、熔体に直接
触れることがない。さらに、可動棒3と上蓋2とを連結
する連結部材4が通る開放溝5aは、斜め下向きに開放
しているので、該開放溝5aに熔体が直接堆積すること
が無い。
【0017】従って、上蓋開閉用の可動部(棒材あるい
は線材)と支持棒が熔体で溶着するような従来の装置の
問題点は解決でき、水冷サンプリング前後に速やかに上
蓋を開閉することが可能な銅製錬シャフト用縦型水冷サ
ンプリング装置を提供できる。
は線材)と支持棒が熔体で溶着するような従来の装置の
問題点は解決でき、水冷サンプリング前後に速やかに上
蓋を開閉することが可能な銅製錬シャフト用縦型水冷サ
ンプリング装置を提供できる。
【0018】本発明の一実施例による水冷サンプリング
を、中規模試験において、精鉱挿入量1ton/hou
rの条件にて連続して10回測定した。その結果、速や
かな操作ができ、上蓋の開閉の困難さは皆無であった。
を、中規模試験において、精鉱挿入量1ton/hou
rの条件にて連続して10回測定した。その結果、速や
かな操作ができ、上蓋の開閉の困難さは皆無であった。
【0019】図3に、異なる実施例の中間省略斜視図を
示す。
示す。
【0020】本実施例では、支持棒5に設けた開放溝5
aが、上端、下端を有する角形の孔構造であって、その
他の構造は図1に示した実施例と同様である。連結部材
4が下端にくる位置まで、制御棒3を移動させた時、上
蓋2がサンプリング容器1の開口部を塞ぐ。また、連結
部材4が上端にくる位置まで、制御棒3を移動させた
時、上蓋2がサンプリング容器1の開口部から最も遠ざ
かり、容易に水冷サンプリングが可能な状態となる。本
実施例では、制御棒3が支持棒5から離脱することがな
くなるので、取り扱いの容易な縦型水冷サンプリング装
置となる。
aが、上端、下端を有する角形の孔構造であって、その
他の構造は図1に示した実施例と同様である。連結部材
4が下端にくる位置まで、制御棒3を移動させた時、上
蓋2がサンプリング容器1の開口部を塞ぐ。また、連結
部材4が上端にくる位置まで、制御棒3を移動させた
時、上蓋2がサンプリング容器1の開口部から最も遠ざ
かり、容易に水冷サンプリングが可能な状態となる。本
実施例では、制御棒3が支持棒5から離脱することがな
くなるので、取り扱いの容易な縦型水冷サンプリング装
置となる。
【0021】また、図1に示した実施例のように、開放
溝5aの上端を端部まで延長し、切り欠き状にすると、
メンテナンス時に制御棒3を支持棒5から外すことがで
き、清掃が容易になる。
溝5aの上端を端部まで延長し、切り欠き状にすると、
メンテナンス時に制御棒3を支持棒5から外すことがで
き、清掃が容易になる。
【0022】上蓋2がサンプリング容器1の開口部に当
接することで、制御棒3が支持棒5の下端から脱落する
ことを防止できるので、開放溝5aの下端は、図3に示
した実施例のような形状でもよいし、図1に示した実施
例のように、支持棒5の下端まで延長し切り欠き状にし
ても構わない。
接することで、制御棒3が支持棒5の下端から脱落する
ことを防止できるので、開放溝5aの下端は、図3に示
した実施例のような形状でもよいし、図1に示した実施
例のように、支持棒5の下端まで延長し切り欠き状にし
ても構わない。
【0023】図4に異なる実施例の中間省略斜視図を示
し、図5にA−A部断面図を示し、図6にB−B部断面
図を示す。
し、図5にA−A部断面図を示し、図6にB−B部断面
図を示す。
【0024】本実施例では、回動軸5bを介して、連結
部材4を支持棒5に取り付け、回動軸3bを介して、制
御棒3を連結部材4に取り付けている。その他の構造は
図3に示した実施例と同様である。また、スムーズに制
御棒3を操作するために、連結部材4に設け、回動軸3
bを貫通させる孔を、長孔にしてもよい。
部材4を支持棒5に取り付け、回動軸3bを介して、制
御棒3を連結部材4に取り付けている。その他の構造は
図3に示した実施例と同様である。また、スムーズに制
御棒3を操作するために、連結部材4に設け、回動軸3
bを貫通させる孔を、長孔にしてもよい。
【0025】水冷サンプリング時には、制御棒3を支持
棒5の長さ方向に移動させることにより、回動軸5bを
てこの支点として、回動軸3bを力点として、連結部材
4および上蓋2を支持棒5に対して回動させることがで
き、サンプリング容器1の開口部の開閉を行う。
棒5の長さ方向に移動させることにより、回動軸5bを
てこの支点として、回動軸3bを力点として、連結部材
4および上蓋2を支持棒5に対して回動させることがで
き、サンプリング容器1の開口部の開閉を行う。
【0026】また、図6に示す同様の構造をもう1カ所
以上に設けることで、リンク部材10が連結部材4と常
に平行に動き、制御棒3の操作性を良くし、かつ耐久性
の向上を達成できる。
以上に設けることで、リンク部材10が連結部材4と常
に平行に動き、制御棒3の操作性を良くし、かつ耐久性
の向上を達成できる。
【0027】図5に示した構造の代わりに、図7に示し
た構造でもよい。図7に示した構造の実施例では、サン
プリング容器1に対して、回動軸5bの位置を離すこと
ができる。この構造では、サンプリング容器1を開口す
る時に、上蓋2の回転半径が大きく、水冷サンプリング
し易くなるという特長を持つ。
た構造でもよい。図7に示した構造の実施例では、サン
プリング容器1に対して、回動軸5bの位置を離すこと
ができる。この構造では、サンプリング容器1を開口す
る時に、上蓋2の回転半径が大きく、水冷サンプリング
し易くなるという特長を持つ。
【0028】なお、本発明の説明のために使用し、図面
により示した実施例の形状や機構などを、本発明の主旨
に沿って、周知の技術に基づいて変形あるいは置換する
ことが可能であることは、言うまでもない。
により示した実施例の形状や機構などを、本発明の主旨
に沿って、周知の技術に基づいて変形あるいは置換する
ことが可能であることは、言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明の非鉄金属製錬シ
ャフト用縦型水冷サンプリング装置により、使用頻度が
高くても、上蓋の開閉が困難とならず、速やかに実施で
き、信頼性の高い水冷サンプリングが可能となる。
ャフト用縦型水冷サンプリング装置により、使用頻度が
高くても、上蓋の開閉が困難とならず、速やかに実施で
き、信頼性の高い水冷サンプリングが可能となる。
【図1】本発明の一実施例を示す中間省略斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明の一実施例をシャフト内に配置した様子
の一部破断側面図である。
の一部破断側面図である。
【図3】本発明の異なる一実施例を示す中間省略斜視図
である。
である。
【図4】本発明の異なる一実施例を示す中間省略斜視図
である。
である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】図4のB−B断面図である。
【図7】図4の、図5とは異なるA−A断面図である。
【図8】従来の一実施例を示す中間省略斜視図である。
1、11 サンプリング容器 2、12 上蓋 3 可動棒 3b、3c、5b、5c 回動軸 4、14 連結部材 5、15 支持棒 5a 開放溝 6 ロッド 7 シャフト 8 サンプリング孔 9 水 10 リンク部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 康裕 愛媛県新居浜市磯浦町17−5 住友金属鉱 山株式会社新居浜研究所内 Fターム(参考) 2G055 AA23 CA06 CA11 DA03 DA25 DA31 4K001 AA09 AA19 DA05 GA04 GB11 GB12
Claims (5)
- 【請求項1】 水を収容するサンプリング容器と、該サ
ンプリング容器の開口部を塞ぐ上蓋と、前記サンプリン
グ容器が第1の面で固定され、該第1の面とは反対側の
第2の面に開放溝を有する細長い中空構造の支持棒と、
該支持棒内で長さ方向に移動可能な制御棒と、該制御棒
と前記上蓋を、前記支持棒の開放溝を通じて連結する連
結部材とを有する非鉄金属製錬シャフト用縦型水冷サン
プリング装置。 - 【請求項2】 前記開放溝が、一定長であることを特徴
とする請求項1に記載の非鉄金属製錬シャフト用縦型水
冷サンプリング装置。 - 【請求項3】 前記支持棒の長さ方向に対して垂直な平
面の上の任意の方向において、前記制御棒の外周面か
ら、前記支持棒の中空構造内側面までの、最大変位距離
に対し、前記上蓋の縁から、前記サンプリング容器の開
口端部までの面方向最小距離が、開口全周に関し大きい
ことを特長とする請求項1または2に記載の非鉄金属製
錬シャフト用縦型水冷サンプリング装置。 - 【請求項4】 水を収容するサンプリング容器と、該サ
ンプリング容器の開口部を塞ぐ上蓋と、前記サンプリン
グ容器が第1の面で固定され、該第1の面とは反対側の
第2の面に開放溝を有する細長い中空構造の支持棒と、
前記上蓋に固定され、前記開放溝を通じて、前記支持棒
内で回動可能に支持棒に取り付けられた連結部材と、該
連結部材に回動可能に取り付けられ、前記支持棒の長さ
方向に移動可能な制御棒とを有する非鉄金属製錬シャフ
ト用縦型水冷サンプリング装置であって、前記連結部材
が、支持棒に取り付けられた部分をてこの支点にして、
制御棒が取り付けられた部分を力点として上蓋を回動
し、サンプリング容器の開口部を開閉することを特徴と
する非鉄金属製錬シャフト用縦型水冷サンプリング装
置。 - 【請求項5】 回動可能にして、前記制御棒に取り付け
られたリンク部材を有し、該リンク部材が前記支持棒に
回動可能に取り付けられ、支持棒、連結部材、リンク部
材、制御棒がリンク構造であることを特徴とする請求項
4に記載の非鉄金属製錬シャフト用縦型水冷サンプリン
グ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10233992A JP2000065823A (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | 非鉄金属製錬シャフト用縦型水冷サンプリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10233992A JP2000065823A (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | 非鉄金属製錬シャフト用縦型水冷サンプリング装置 |
Publications (1)
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---|---|
JP2000065823A true JP2000065823A (ja) | 2000-03-03 |
Family
ID=16963857
Family Applications (1)
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JP10233992A Pending JP2000065823A (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | 非鉄金属製錬シャフト用縦型水冷サンプリング装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007148468A1 (ja) * | 2006-06-20 | 2007-12-27 | Nippon Crucible Co., Ltd. | 溶湯採取具 |
JP2007333659A (ja) * | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Juki Corp | 恒温槽の蓋開閉装置及び恒温槽 |
KR101677378B1 (ko) * | 2015-07-16 | 2016-11-18 | 주식회사 포스코 | 도금용액 시료채취 장치 |
-
1998
- 1998-08-20 JP JP10233992A patent/JP2000065823A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007333659A (ja) * | 2006-06-19 | 2007-12-27 | Juki Corp | 恒温槽の蓋開閉装置及び恒温槽 |
WO2007148468A1 (ja) * | 2006-06-20 | 2007-12-27 | Nippon Crucible Co., Ltd. | 溶湯採取具 |
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