JP2000065667A - 差圧測定装置 - Google Patents

差圧測定装置

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JP2000065667A
JP2000065667A JP10231302A JP23130298A JP2000065667A JP 2000065667 A JP2000065667 A JP 2000065667A JP 10231302 A JP10231302 A JP 10231302A JP 23130298 A JP23130298 A JP 23130298A JP 2000065667 A JP2000065667 A JP 2000065667A
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pressure
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resistance welding
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Mamoru Aizawa
護 相沢
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立てに基づく特性の変動が回避出来、組
み立てが容易で、歩留りが向上してコストダウンが図れ
る差圧測定装置を実現する。 【解決手段】 ブロック状の受圧部に一方の面の周縁部
が溶接固定される隔液ダイアフラムと、隔液ダイアフラ
ムの他方の面の周縁部を押圧シールするカバーフランジ
とを具備する差圧測定装置において、隔液ダイアフラム
の周縁を受圧部にリング状に抵抗溶接して形成される外
側抵抗溶接部と、外側抵抗溶接部より内側に設けられ隔
液ダイアフラムの周縁部を受圧部に耐食材よりなる間材
リングを介してリング状に抵抗溶接して形成される内側
抵抗溶接部と、内側抵抗溶接部と外側抵抗溶接部との間
にリング状に受圧部に設けられた段部と、段部に対応し
て隔液ダイアフラムに設けられた深絞り部と、隔液ダイ
アフラムの他方の面の深絞り部より周縁側を押圧シール
するカバーフランジとを具備したことを特徴とする差圧
測定装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組み立てに基づく
特性の変動が回避出来、組み立てが容易で、歩留りが向
上してコストダウンが図れる差圧測定装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来より一般に使用されている
従来例の構成説明図で、例えば、実開昭60―1816
42号に示されている。
【0003】図において、1はハウジングで、円柱状の
首部1Aと、首部1Aの端部外周縁部1Cにおいて溶接
接続されたブロック状の受圧部1Bとよりなる。首部1
Aと受圧部1Bとは、この場合は、ステンレス材よりな
る。
【0004】ハウジング1の両側に高圧側カバーフラン
ジ2、低圧側カバーフランジ3が溶接等によって固定さ
れており、両カバーフランジ2,3には測定せんとする
圧力PH の高圧流体の導入口4、圧力PL の低圧流体の
導入口5が設けられている。
【0005】ハウジング1内に圧力測定室6が形成され
ており、この圧力測定室6内にセンタダイアフラム7と
シリコンダイアフラム8が設けられている。
【0006】センタダイアフラム7とシリコンダイアフ
ラム8はそれぞれ別個に圧力測定室6の壁に固定されて
おり、センタダイアフラム7とシリコンダイアフラム8
の両者でもって圧力測定室6を2分している。
【0007】センタダイアフラム7と対向する圧力測定
室6の壁には、バックプレ―ト6A,6Bが形成されて
いる。センタダイアフラム7は周縁部をハウジング1に
溶接されている。
【0008】シリコンダイアフラム8は全体が単結晶の
シリコン基板から形成されている。シリコン基板の一方
の面にボロン等の不純物を選択拡散して4っのストレン
ゲ―ジ80を形成し、他方の面を機械加工、エッチング
し、全体が凹形のダイアフラムを形成する。
【0009】4っのストレインゲ―ジ80は、シリコン
ダイアフラム8が差圧ΔPを受けてたわむ時、2つが引
張り、2つが圧縮を受けるようになっており、これらが
ホイ―トストン・ブリッジ回路に接続され、抵抗変化が
差圧ΔPの変化として検出される。
【0010】シリコンダイアフラム8は、首部1Aを2
個のセンサ室81,82に分ける。支持体9の圧力測定
室6側端面に、低融点ガラス接続等の方法でシリコンダ
イアフラム8が接着固定されている。
【0011】ハウジング1と高圧側カバーフランジ2、
および低圧側カバーフランジ3との間に、圧力導入室1
0,11が形成されている。この圧力導入室10,11
内に隔液ダイアフラム12,13を設け、この隔液ダイ
アフラム12,13と対向するハウジング1の壁10
A,11Aに隔液ダイアフラム12,13と類似の形状
のバックプレ―トが形成されている。
【0012】隔液ダイアフラム12,13は、受圧部1
Bに、隔液リング121,131により周縁部が溶接さ
れている。この場合は、隔液ダイアフラム12,13
と、隔液リング121,131とはステンレス材よりな
る。
【0013】隔液ダイアフラム12,13とバックプレ
―ト10A,11Aとで形成される空間と、圧力測定室
6は、連通孔14,15を介して導通している。
【0014】そして、隔液ダイアフラム12,13間に
シリコンオイル等の封入液101,102が満たされ、
この封入液が連通孔16,17を介してシリコンダイア
フラム8の上下面にまで至っている。
【0015】封入液101,102は、センタダイアフ
ラム7とシリコンダイアフラム8とによって2分されて
いるが、その量が、ほぼ均等になるように配慮されてい
る。18は、受圧部1Bとカバーフランジ2,3との間
に設けられたガスケットで、この場合は、Oリングが使
用されている。
【0016】以上の構成において、高圧側から圧力が作
用した場合、隔液ダイアフラム12に作用する圧力が封
入液101によってシリコンダイアフラム8に伝達され
る。一方、低圧側から圧力が作用した場合、隔液ダイア
フラム13に作用する圧力が封入液102によってシリ
コンダイアフラム8に伝達される。
【0017】この結果、高圧側と低圧側との圧力差に応
じてシリコンダイアフラム8が歪み、この歪み量がスト
レインゲ―ジ80によって電気的に取出され、差圧の測
定が行なわれる。
【0018】図4は従来より一般に使用されている他の
従来例の構成説明図で、測定流体が高腐蝕性流体の場合
である。
【0019】測定流体が高腐蝕性流体の場合は、第1の
隔液ダイアフラム12,13と第1の隔液リング12
1,131とを覆って、高耐腐蝕性材、例えば、タンタ
ル、ハステロイ材からなる、第2の隔液ダイアフラム2
1,22と第2の隔液リング211,221とが使用さ
れる。
【0020】この場合、タンタル、ハステロイ材からな
る第2の隔液ダイアフラム21,22は、ステンレスよ
りなる受圧部1Bに溶接固定され難いので、例えば、ニ
ッケルよりなる間材リング23,24を介して溶接固定
される。
【0021】図4に示す如く、第1の隔液ダイアフラム
12,13と第1の隔液リング121,131と受圧部
1Bとの間、第2の隔液ダイアフラム21,22と第2
の隔液リング211,221と間材リング23,24と
の間、間材リング23,24と受圧部1Bとの間には、
溶接部Dが設けられている。、
【0022】この場合は、Tig溶接がされている。ま
た、第2の隔液ダイアフラム21,22と第2の隔液リ
ング211,221との間には、電子ビーム溶接Eがな
されている。ガスケット30は、受圧部1Bとカバーフ
ランジ2,3とをシールする。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な高腐蝕性の装置においては、 (1)カバーフランジ2,3は、圧力導入室10,11
の耐圧を確保出来るようにするために、例えば、貫通ボ
ルト、ナツトを使用して隔液リング121,131を強
く押圧し締め付ける。
【0024】締め付け面とダイアフラム12,13、2
1,22との面が、同一面上にあるため、ダイアフラム
12,13、21,22の初期張力に影響が及び、装置
の特性がばらつく事になる。
【0025】(2)第2の隔液ダイアフラム21,2
2、第2の隔液リング21,22や間材リング23,2
4を必要とするため、溶接個所や部品点数が多くなって
しまい、大幅なコストアップとなってしまう。
【0026】本発明は、この問題点を、解決するもので
ある。本発明の目的は、組み立てに基づく特性の変動が
回避出来、組み立てが容易で、歩留りが向上してコスト
ダウンが図れる差圧測定装置を提供するにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、 (1)ブロック状の受圧部に一方の面の周縁部が溶接固
定される隔液ダイアフラムと、この隔液ダイアフラムの
他方の面の周縁部を押圧シールするカバーフランジとを
具備する差圧測定装置において、前記隔液ダイアフラム
の周縁を前記受圧部にリング状に抵抗溶接して形成され
る外側抵抗溶接部と、この外側抵抗溶接部より内側に設
けられ前記隔液ダイアフラムの周縁部を前記受圧部に耐
食材よりなる間材リングを介してリング状に抵抗溶接し
て形成される内側抵抗溶接部と、この内側抵抗溶接部と
前記外側抵抗溶接部との間にリング状に前記受圧部に設
けられた段部と、この段部に対応して前記隔液ダイアフ
ラムに設けられた深絞り部と、前記隔液ダイアフラムの
他方の面のこの深絞り部より周縁側を押圧シールするカ
バーフランジとを具備したことを特徴とする差圧測定装
置。 (2)前記抵抗溶接としてシーム溶接が使用された事を
特徴とする請求項1記載の差圧測定装置。 (3)前記間材リングとしてニッケルが使用された事を
特徴とする請求項1又は請求項2記載の差圧測定装置。
を構成したものである。
【0028】
【作用】以上の構成において、高圧側から圧力が作用し
た場合、隔液ダイアフラムに作用する圧力が、封入液に
よってシリコンダイアフラムに伝達される。一方、低圧
側から圧力が作用した場合、隔液ダイアフラムに作用す
る圧力が封入液によってシリコンダイアフラムに伝達さ
れる。
【0029】従って、高圧側と低圧側との圧力差に応じ
て、シリコンダイアフラムが歪み、この歪み量がストレ
インゲ―ジによって電気的に取出され、差圧の測定が行
なわれる。
【0030】而して、受圧部に隔液ダイアフラムを組み
立てるには、隔液ダイアフラムの深絞り部を、受圧部の
段部に取付ける。次に、間材リングを介してた内側抵抗
溶接部と、外側抵抗溶接部とを、シーム溶接により形成
する。以下、実施例に基づき詳細に説明する。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例の要部構
成説明図、図2は図1の要部詳細図である。図におい
て、図3と同一記号の構成は同一機能を表わす。以下、
図3と相違部分のみ説明する。
【0032】外側抵抗溶接部31,32は、隔液ダイア
フラム33,34の周縁を、受圧部1Bにリング状にシ
ーム溶接して形成される。隔液ダイアフラム33,34
は、この場合は、耐食材であるタンタルやハステロイ材
が使用されている。
【0033】受圧部1Bは、この場合は、ステンレス材
が使用されている。耐食材であるタンタルやハステロイ
材は、ステンレス材に対して、溶接性は良くない。
【0034】内側抵抗溶接部35,36は、図2に示す
如く、外側抵抗溶接部31,32より内側に設けられ、
隔液ダイアフラム33,34の周縁部分を、受圧部1B
に、耐食材よりなる間材リング37,38を介して、リ
ング状にシーム溶接して形成される。
【0035】この場合は、間材リング37,38は、ニ
ッケル材よりなる。ニッケル材は、耐食材であるタンタ
ルやハステロイ材に対して、溶接性が良く、又ステンレ
ス材に対しても、溶接性が良い。
【0036】段部39,41は、内側抵抗溶接部35,
36と外側抵抗溶接部31,32との間にリング状に受
圧部1Bに設けられている。深絞り部42,43は、段
部37,38に対応して、隔液ダイアフラム33,34
に設けられている。
【0037】カバーフランジ2,3は、隔液ダイアフラ
ム33,34の深絞り部42,43より周縁側を押圧シ
ールする。
【0038】以上の構成において、高圧側から圧力が作
用した場合、隔液ダイアフラム33に作用する圧力が、
封入液101によって、シリコンダイアフラム8に伝達
される。一方、低圧側から圧力が作用した場合、隔液ダ
イアフラム34に作用する圧力が封入液102によって
シリコンダイアフラム8に伝達される。
【0039】従って、高圧側と低圧側との圧力差に応じ
て、シリコンダイアフラム8が歪み、この歪み量がスト
レインゲ―ジ80によって電気的に取出され、差圧の測
定が行なわれる。
【0040】而して、受圧部1Bに、隔液ダイアフラム
33,34を組み立てるには、隔液ダイアフラム33,
34の深絞り部42,43を、受圧部1Bの段部39,
41に取付ける。
【0041】次に、間材リング37,38を介した内側
抵抗溶接部35,36と、外側抵抗溶接部31,32と
を、シーム溶接により形成して、隔液ダイアフラム3
3,34を受圧部1Bに取付る。
【0042】この結果、 (1)カバーフランジ2,3は、圧力導入室10,11
の耐圧を確保出来るようにするために、受圧部1Bを強
く押圧し、締め付ける。締め付け面とダイアフラム3
3,34との面が、同一面上にあると、ダイアフラム3
3,34の初期張力に影響が及び、装置の特性がばらつ
く恐れがある。
【0043】しかし、本発明においては、深絞り部4
2,43が設けられたので、深絞り部42,43で、カ
バーフランジ2,3による押圧力が吸収され、ダイアフ
ラム33,34の初期張力に影響が及ぶことがなく、装
置の特性がばらつく恐れがない差圧測定装置が得られ
る。
【0044】(2)抵抗溶接を採用したので、隔液ダイ
アフラム33,34を、受圧部1Bに直接溶接可能とな
り、図3従来例の如き、第2の隔液ダイアフラム21,
22、第2の隔液リング21,22や間材リング23,
24が必要でなくなった。
【0045】このため、溶接個所や部品点数が減少出来
て、大幅なコストダウンが可能となり、安価な差圧測定
装置が得られる。
【0046】(3)段部39,41に、深絞り部42,
43を配置することにより、組み立て治具等を必要とせ
ず、溶接時の芯出し固定が容易に出来るので、溶接作業
が容易に出来、溶接加工コストの大幅な低減が可能とな
り、安価な差圧測定装置が得られる。
【0047】(4)隔液ダイアフラム33,34の周縁
に、外側抵抗溶接部31,32がされるので、耐食部分
が広く形成され、耐食性が向上された、差圧測定装置が
得られる。
【0048】(5)内側抵抗溶接部35,36は、隔液
ダイアフラム33,34の周縁部分を、受圧部1Bに、
耐食材よりなる間材リング37,38を介してリング状
に抵抗溶接して形成される。
【0049】したがって、溶接部外表面に、高耐食材で
ある隔液ダイアフラム33,34と間材リング37,3
8の材料以外の、被溶接部分1Bの材料が溶出する恐れ
が、更に、確実になくなり、歩留が向上され安価な差圧
測定装置が得られる。
【0050】特に、内側抵抗溶接部35,36は、高腐
蝕性の測定流体に露出するため、被溶接部分1Bの材料
が溶出する恐れが、更に、確実になくなる効果は大き
い。
【0051】(6)抵抗溶接31,32,35,36と
して、シーム溶接が使用されれば、溶接部外表面に、高
耐食材である隔液ダイアフラム33,34の材料以外
の、被溶接部分1Bの材料が溶出する恐れがなく、且
つ、連続した溶接であるので、溶接部31,32,3
5,36のシールの信頼性が高く確実な差圧測定装置が
得られる。
【0052】(7)間材リング37,38に、ニッケル
材が使用されれば、ニッケル材は、耐食材であるタンタ
ルやハステロイ材に対して、溶接性が良く、又ステンレ
ス材に対しても、溶接性が良い。
【0053】したがって、隔液ダイアフラム33,34
を、受圧部1Bに内側抵抗溶接部35,36にて、抵抗
溶接する場合に、更に、溶接性が向上され、歩留が向上
されて、安価な差圧測定装置が得られる。
【0054】なお、前述の実施例においては、抵抗溶接
31,32,35,36として、シーム溶接31,3
2,35,36が使用されている、と説明したが、これ
に限ることはなく、例えば、スポット溶接でも良い。
【0055】要するに、溶接部外表面に、隔液ダイアフ
ラム33,34の高耐食材以外の、被溶接部の材料が溶
出する恐れがなければ良い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、 (1)カバーフランジは、圧力導入室の耐圧を確保出来
るようにするために、隔液リングを強く押圧し、締め付
ける。
【0057】締め付け面とダイアフラムとの面が、同一
面上にあると、ダイアフラムの初期張力に影響が及び、
装置の特性がばらつく恐れがある。
【0058】しかし、本発明においては、深絞り部が設
けられたので、深絞り部で、カバーフランジによる押圧
力が吸収され、ダイアフラムの初期張力に影響が及ぶこ
とがなく、装置の特性がばらつく恐れがない差圧測定装
置が得られる。
【0059】(2)抵抗溶接を採用したので、隔液ダイ
アフラムを受圧部に直接溶接可能となり、従来例の如
き、第2の隔液ダイアフラム、第2の隔液リングや間材
リングが必要でなくなった。
【0060】このため、溶接個所や部品点数が減少出来
て、大幅なコストダウンが可能となり、安価な差圧測定
装置が得られる。
【0061】(3)段部に、深絞り部を配置することに
より、組み立て治具等を必要とせず、溶接時の芯出し固
定が容易に出来るので、溶接作業が容易に出来、溶接加
工コストの大幅な低減が可能となり、安価な差圧測定装
置が得られる。
【0062】(4)隔液ダイアフラムの周縁に、外側抵
抗溶接部が形成されるので、耐食部分が広く形成され、
耐食性が向上された差圧測定装置が得られる。
【0063】(5)内側抵抗溶接部は、隔液ダイアフラ
ムの周縁部分を、受圧部に、耐食材よりなる間材リング
を介してリング状に抵抗溶接して形成される。
【0064】したがって、溶接部外表面に、高耐食材で
ある隔液ダイアフラムと間材リングの材料以外の、被溶
接部分の材料が溶出する恐れが、更に、確実になくな
り、歩留が向上され安価な差圧測定装置が得られる。
【0065】特に、内側抵抗溶接部は、高腐蝕性の測定
流体に露出するため、被溶接部分の材料が溶出する恐れ
が、更に、確実になくなる効果は大きい。
【0066】本発明の請求項2によれば、抵抗溶接とし
て、シーム溶接が使用されたので、溶接部外表面に、隔
液ダイアフラムの高耐食材以外の、被溶接部の材料が溶
出する恐れがなく、且つ、連続した溶接であるので、溶
接部のシールの信頼性が高く確実な差圧測定装置が得ら
れる。
【0067】本発明の請求項3によれば、間材リング
に、ニッケル材が使用されたので、ニッケル材は、耐食
材であるタンタルやハステロイ材に対して、溶接性が良
く、又ステンレス材に対しても、溶接性が良い。
【0068】したがって、隔液ダイアフラムを、受圧部
に内側抵抗溶接部にて、抵抗溶接する場合に、更に、溶
接性が向上され、歩留が向上されて、安価な差圧測定装
置が得られる。
【0069】従って、本発明によれば、組み立てに基づ
く特性の変動が回避出来、組み立てが容易で、歩留りが
向上してコストダウンが図れる差圧測定装置を実現する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】図1の要部詳細図である。
【図3】従来より一般に使用されている従来例の構成説
明図である。
【図4】従来より一般に使用されている他の従来例の構
成説明図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1A 首部 1B 受圧部 1C 溶接部 2 高圧側カバーフランジ 3 低圧側カバーフランジ 4 導入口 5 導入口 6 圧力測定室 6A バックプレ―ト 6B バックプレ―ト 7 センタダイアフラム 8 シリコンダイアフラム 9 支持体 10 圧力導入室 10A バックプレ―ト 11 圧力導入室 11A バックプレ―ト 14 連通孔 15 連通孔 16 連通孔 17 連通孔 18 Oリング 31 外側抵抗溶接部 32 外側抵抗溶接部 33 隔液ダイアフラム 34 隔液ダイアフラム 35 内側抵抗溶接部 36 内側抵抗溶接部 37 間材リング 38 間材リング 39 段部 41 段部 42 深絞り部 43 深絞り部 80 ストレインゲ―ジ 81 センサ室 82 センサ室 101 封入液 102 封入液

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロック状の受圧部に一方の面の周縁部が
    溶接固定される隔液ダイアフラムと、 この隔液ダイアフラムの他方の面の周縁部を押圧シール
    するカバーフランジとを具備する差圧測定装置におい
    て、 前記隔液ダイアフラムの周縁を前記受圧部にリング状に
    抵抗溶接して形成される外側抵抗溶接部と、 この外側抵抗溶接部より内側に設けられ前記隔液ダイア
    フラムの周縁部を前記受圧部に耐食材よりなる間材リン
    グを介してリング状に抵抗溶接して形成される内側抵抗
    溶接部と、 この内側抵抗溶接部と前記外側抵抗溶接部との間にリン
    グ状に前記受圧部に設けられた段部と、 この段部に対応して前記隔液ダイアフラムに設けられた
    深絞り部と、 前記隔液ダイアフラムの他方の面のこの深絞り部より周
    縁側を押圧シールするカバーフランジとを具備したこと
    を特徴とする差圧測定装置。
  2. 【請求項2】前記抵抗溶接としてシーム溶接が使用され
    た事を特徴とする請求項1記載の差圧測定装置。
  3. 【請求項3】前記間材リングとしてニッケルが使用され
    た事を特徴とする請求項1又は請求項2記載の差圧測定
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010539480A (ja) * 2007-09-12 2010-12-16 ローズマウント インコーポレイテッド 改良された2面式プロセス流体圧力測定システム
JP2011123011A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Yokogawa Electric Corp ダイアフラムシール型差圧測定装置
JP2019200200A (ja) * 2018-05-09 2019-11-21 アズビル株式会社 圧力測定装置

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