JP2000064458A - 住宅の内部間仕切り用造作材 - Google Patents
住宅の内部間仕切り用造作材Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 特に、集合住宅における内部の間仕切りの接
合部分に適用して好適な造作材であって、価格が従来の
無垢材を使用した造作材に比して低廉になり、重量的に
も軽量で作業者が取り扱いやすい内部間仕切り造作材を
提供すること。 【解決手段】 住宅内を複数の部屋に仕切ったり、部屋
と他の空間3を仕切るための内部間仕切用造作材であっ
て、二重に立設される耐火ボードAなどの壁材同士を平
面から視て90度又はT字状に接合して立設する部位に、
前記二重の壁材の高さに見合う高さを有し、適宜幅,適
宜厚みの2枚の平板主材1の幅方向両端部に該主材1と
同長で適宜厚みの間接材2を取付けて平断面略長方形に
形成した芯部材Bを平面90度に交叉させるか、又は、平
面T字状をなすように立設し、前記壁材を、前記芯部材
Bを挾むように二重に立設して接合するようにした。
合部分に適用して好適な造作材であって、価格が従来の
無垢材を使用した造作材に比して低廉になり、重量的に
も軽量で作業者が取り扱いやすい内部間仕切り造作材を
提供すること。 【解決手段】 住宅内を複数の部屋に仕切ったり、部屋
と他の空間3を仕切るための内部間仕切用造作材であっ
て、二重に立設される耐火ボードAなどの壁材同士を平
面から視て90度又はT字状に接合して立設する部位に、
前記二重の壁材の高さに見合う高さを有し、適宜幅,適
宜厚みの2枚の平板主材1の幅方向両端部に該主材1と
同長で適宜厚みの間接材2を取付けて平断面略長方形に
形成した芯部材Bを平面90度に交叉させるか、又は、平
面T字状をなすように立設し、前記壁材を、前記芯部材
Bを挾むように二重に立設して接合するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてコンクリ
ート製集合住宅において内部間仕切りの接合部を形成す
る際に用いて有用な間仕切り造作材に関するものであ
る。
ート製集合住宅において内部間仕切りの接合部を形成す
る際に用いて有用な間仕切り造作材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】コンクリート製の集合住宅においては、
防火性、防音性などを良好にするために、図3に例示す
るように、間仕切り壁は、表裏で2枚の耐火ボード等に
よる壁材A',A'を適宜間隔を置いて二重に配設される
が、この二重の壁材を支持し、かつ、壁全体の強度を高
めるために、両壁材A',A'の間には、間柱材を集合した
形態の壁芯B'を介装することが行われている。特に、間
仕切り壁が平面から見て90度で接合する部分や平面T状
をなす接合部分では、交叉する壁材A',A'同士の接合と
その強度を得るために、従来の壁芯B'には無垢の間柱
(角材)を複数本集合して用いているが、この構造であ
ると接合部の構造が複雑になって価格的に高価になるば
かりでなく、角材の重量が重いので間仕切り造作の作業
に従事する作業者の負担も大きかった。
防火性、防音性などを良好にするために、図3に例示す
るように、間仕切り壁は、表裏で2枚の耐火ボード等に
よる壁材A',A'を適宜間隔を置いて二重に配設される
が、この二重の壁材を支持し、かつ、壁全体の強度を高
めるために、両壁材A',A'の間には、間柱材を集合した
形態の壁芯B'を介装することが行われている。特に、間
仕切り壁が平面から見て90度で接合する部分や平面T状
をなす接合部分では、交叉する壁材A',A'同士の接合と
その強度を得るために、従来の壁芯B'には無垢の間柱
(角材)を複数本集合して用いているが、この構造であ
ると接合部の構造が複雑になって価格的に高価になるば
かりでなく、角材の重量が重いので間仕切り造作の作業
に従事する作業者の負担も大きかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
従来技術に鑑み、特に、コンクリート製の集合住宅にお
ける内部の間仕切りの接合部分に適用して好適な造作材
であって、構造的にも価格にも従来の無垢材を使用した
造作材に比して簡単で低廉になり、重量的にも軽量で作
業者が取り扱いやすい住宅の内部間仕切り造作材を提供
することを、その課題とするものである。
従来技術に鑑み、特に、コンクリート製の集合住宅にお
ける内部の間仕切りの接合部分に適用して好適な造作材
であって、構造的にも価格にも従来の無垢材を使用した
造作材に比して簡単で低廉になり、重量的にも軽量で作
業者が取り扱いやすい住宅の内部間仕切り造作材を提供
することを、その課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明の構成は、住宅内を複数の
部屋に仕切ったり、部屋と他の空間を仕切るための内部
間仕切用造作材であって、二重に立設される耐火ボード
などの壁材同士を平面から視て90度又はT字状に接合し
て立設する部位に、前記二重の壁材の高さに見合う高さ
を有し、適宜幅,適宜厚みの2枚の平板主材の幅方向両
端部に該主材と同長で適宜厚みの間接材を取付けて平断
面略長方形に形成した芯部材を平面90度に交叉させる
か、又は、平面T字状に立設し、前記壁材を、前記芯部
材を挾むように二重に立設して接合止着したことを特徴
とするものである。
を目的としてなされた本発明の構成は、住宅内を複数の
部屋に仕切ったり、部屋と他の空間を仕切るための内部
間仕切用造作材であって、二重に立設される耐火ボード
などの壁材同士を平面から視て90度又はT字状に接合し
て立設する部位に、前記二重の壁材の高さに見合う高さ
を有し、適宜幅,適宜厚みの2枚の平板主材の幅方向両
端部に該主材と同長で適宜厚みの間接材を取付けて平断
面略長方形に形成した芯部材を平面90度に交叉させる
か、又は、平面T字状に立設し、前記壁材を、前記芯部
材を挾むように二重に立設して接合止着したことを特徴
とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て、図により説明する。図1は本発明間仕切り造作材に
使用する芯部材の一例の平面図、図2は図1の芯部材の
使用して形成した本発明間仕切り造作材の一例の平断面
図、図3は従来の角材を集合した壁芯を使用した間仕切
り造作材の一例の平断面図である。
て、図により説明する。図1は本発明間仕切り造作材に
使用する芯部材の一例の平面図、図2は図1の芯部材の
使用して形成した本発明間仕切り造作材の一例の平断面
図、図3は従来の角材を集合した壁芯を使用した間仕切
り造作材の一例の平断面図である。
【0006】図1,2において、1は、その長さが例え
ば集合住宅の内部間仕切りに使用する壁材となる耐火ボ
ードAの高さと同等で、幅が従来の壁芯B'を形成する無
垢角材(間柱)を集合したものの幅と同等乃至は少し広
く、厚みが従来の壁芯B'の厚みの1/4〜1/3程度の平板に
より形成した主材で、ここでは主材1の2枚を平行に並
べ、それらの幅方向両端部の間に適宜厚みの間接材2を
挾持させて定着し、それら2枚の主材1,1と間接材2
とにより、平断面略ロ字状をなすように一体化して、内
部に空間3が形成された間仕切り造作材用の芯部材Bを
構成する。
ば集合住宅の内部間仕切りに使用する壁材となる耐火ボ
ードAの高さと同等で、幅が従来の壁芯B'を形成する無
垢角材(間柱)を集合したものの幅と同等乃至は少し広
く、厚みが従来の壁芯B'の厚みの1/4〜1/3程度の平板に
より形成した主材で、ここでは主材1の2枚を平行に並
べ、それらの幅方向両端部の間に適宜厚みの間接材2を
挾持させて定着し、それら2枚の主材1,1と間接材2
とにより、平断面略ロ字状をなすように一体化して、内
部に空間3が形成された間仕切り造作材用の芯部材Bを
構成する。
【0007】前記芯部材Bは、パーティクルボード等の
合成材を使用して形成した主材1と間接材2とを用い、
幅が100〜120mm程度、厚みが40〜45mm程度の平断面略ロ
字状をなすように形成して、間仕切りの接合部が形成さ
れる天井と床の間に立設し、立設された芯部材Bの主材
1,1を挾んで二重に立設される壁材の一例である耐火
ボードA,Aの間に挾持される。上記芯部材Bは、パー
ティクルボードを使用してその幅を100〜120mm程度、厚
みを40〜45mm程度とすることにより、従来の壁芯B'に比
して軽量かつ低コストに製作でき、かつ、壁芯B'に遜色
のない強度を得ることができる。なお、芯部材Bは通常
の木材により形成してもよい。
合成材を使用して形成した主材1と間接材2とを用い、
幅が100〜120mm程度、厚みが40〜45mm程度の平断面略ロ
字状をなすように形成して、間仕切りの接合部が形成さ
れる天井と床の間に立設し、立設された芯部材Bの主材
1,1を挾んで二重に立設される壁材の一例である耐火
ボードA,Aの間に挾持される。上記芯部材Bは、パー
ティクルボードを使用してその幅を100〜120mm程度、厚
みを40〜45mm程度とすることにより、従来の壁芯B'に比
して軽量かつ低コストに製作でき、かつ、壁芯B'に遜色
のない強度を得ることができる。なお、芯部材Bは通常
の木材により形成してもよい。
【0008】上記のように構成される間仕切り造作材用
の芯部材Bは、床スラブと天井スラブとの間に立設され
て、この芯部材Bの表裏に二重に張設される耐火ボード
A,Aなどの壁材により形成される二重の壁材同士の平
面90度をなす接合部やT字状をなす接合部において、前
記耐火ボードA,Aの接合部分が形成する間隙に、L字
状又はT字状をなすように介装することにより、耐火ボ
ードA,Aをこの芯部材Bに止着し、接合部分で交叉す
る耐火ボードA,A同士を接合すると共に、この接合部
に強度を持たせるものである。例えば、図2に示すよう
に、二重に立設される耐火ボードA1〜A7による90度接合
部や、部屋と部屋との間仕切りになるT字状接合部にお
いて、耐火ボードA1とA2、A3とA4により形成される隅部
の間隙に芯部材B1とB2とを90度に交叉させて介装し、こ
の芯部材B1,B2に当接した耐火ボードA1〜A4を当該芯部
材B1,B2に止着し、また、耐火ボードA2とA4〜A7により
形成されるT状の間隙に造作材B3とB4とをT字状に交叉
させて介装し、この芯部材B3,B4に当接した耐火ボード
A2,A4〜A7を当該芯部材B3,B4に止着することにより、
本発明間仕切り造作材に形成されるのである。
の芯部材Bは、床スラブと天井スラブとの間に立設され
て、この芯部材Bの表裏に二重に張設される耐火ボード
A,Aなどの壁材により形成される二重の壁材同士の平
面90度をなす接合部やT字状をなす接合部において、前
記耐火ボードA,Aの接合部分が形成する間隙に、L字
状又はT字状をなすように介装することにより、耐火ボ
ードA,Aをこの芯部材Bに止着し、接合部分で交叉す
る耐火ボードA,A同士を接合すると共に、この接合部
に強度を持たせるものである。例えば、図2に示すよう
に、二重に立設される耐火ボードA1〜A7による90度接合
部や、部屋と部屋との間仕切りになるT字状接合部にお
いて、耐火ボードA1とA2、A3とA4により形成される隅部
の間隙に芯部材B1とB2とを90度に交叉させて介装し、こ
の芯部材B1,B2に当接した耐火ボードA1〜A4を当該芯部
材B1,B2に止着し、また、耐火ボードA2とA4〜A7により
形成されるT状の間隙に造作材B3とB4とをT字状に交叉
させて介装し、この芯部材B3,B4に当接した耐火ボード
A2,A4〜A7を当該芯部材B3,B4に止着することにより、
本発明間仕切り造作材に形成されるのである。
【0009】
【発明の効果】本発明は上述の通りであって、特に、コ
ンクリート製の集合住宅における内部を複数の部屋に仕
切ったり、部屋と他の空間を仕切るための内部間仕切用
の造作材であって、二重に立設される耐火ボードなどの
壁材同士を平面から視て90度又はT字状に接合して立設
する部位に、前記二重の壁材の高さに見合う高さを有
し、適宜幅,適宜厚みの2枚の平板主材の幅方向両端部
に該主材と同長で適宜厚みの間接材を取付けて平断面略
長方形に形成した芯部材を平面90度に交叉させるか、又
は、平面T字状に立設し、前記壁材を、前記芯部材を挾
むように二重に立設して接合止着することにより内部間
仕切り造作材を形成したから、従来の無垢角材の複数本
を集合させて形成した壁芯を使用した内部間仕切り造作
材に比して使用する芯部材が軽量であるため作業者が取
り扱いやすく、また、この芯部材は価格的にも低廉に作
製でき、しかも強度も従来の芯壁に比して遜色がないの
で、間仕切り造作材全体としても従来品より有利であ
り、従って、特に、コンクリート製の集合住宅用の間仕
切り造作材としてきわめて好適である。
ンクリート製の集合住宅における内部を複数の部屋に仕
切ったり、部屋と他の空間を仕切るための内部間仕切用
の造作材であって、二重に立設される耐火ボードなどの
壁材同士を平面から視て90度又はT字状に接合して立設
する部位に、前記二重の壁材の高さに見合う高さを有
し、適宜幅,適宜厚みの2枚の平板主材の幅方向両端部
に該主材と同長で適宜厚みの間接材を取付けて平断面略
長方形に形成した芯部材を平面90度に交叉させるか、又
は、平面T字状に立設し、前記壁材を、前記芯部材を挾
むように二重に立設して接合止着することにより内部間
仕切り造作材を形成したから、従来の無垢角材の複数本
を集合させて形成した壁芯を使用した内部間仕切り造作
材に比して使用する芯部材が軽量であるため作業者が取
り扱いやすく、また、この芯部材は価格的にも低廉に作
製でき、しかも強度も従来の芯壁に比して遜色がないの
で、間仕切り造作材全体としても従来品より有利であ
り、従って、特に、コンクリート製の集合住宅用の間仕
切り造作材としてきわめて好適である。
【図1】本発明間仕切り造作材に使用する芯部材の一例
の平面図。
の平面図。
【図2】図1の芯部材の使用して形成した本発明間仕切
り造作材の一例の平断面図。
り造作材の一例の平断面図。
【図3】従来の角材を集合した壁芯を使用した間仕切り
造作材の一例の平断面図。
造作材の一例の平断面図。
1 主材
2 間接材
3 空間
A 耐火ボード
B 芯部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月24日(1999.6.2
4)
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 住宅の内部間仕切り用造作材
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてコンクリ
ート製集合住宅において内部間仕切りの接合部を形成す
る際に用いて有用な間仕切り用造作材に関するものであ
る。
ート製集合住宅において内部間仕切りの接合部を形成す
る際に用いて有用な間仕切り用造作材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】コンクリート製の集合住宅においては、
防火性、防音性などを良好にするために、図3に例示す
るように、間仕切り壁は、表裏で2枚の耐火ボード等に
よる壁材A',A'を適宜間隔を置いて二重に配設される
が、この二重の壁材を支持し、かつ、壁全体の強度を高
めるために、両壁材A',A'の間には、間柱材を集合した
形態の壁芯B'を介装することが行われている。特に、間
仕切り壁が平面から見て90度で接合する部分や平面T状
をなす接合部分では、交叉する壁材A',A'同士の接合と
その強度を得るために、従来の壁芯B'には無垢の間柱
(角材)を複数本集合して用いているが、この構造であ
ると接合部の構造が複雑になって価格的に高価になるば
かりでなく、角材の重量が重いので間仕切り造作の作業
に従事する作業者の負担も大きかった。
防火性、防音性などを良好にするために、図3に例示す
るように、間仕切り壁は、表裏で2枚の耐火ボード等に
よる壁材A',A'を適宜間隔を置いて二重に配設される
が、この二重の壁材を支持し、かつ、壁全体の強度を高
めるために、両壁材A',A'の間には、間柱材を集合した
形態の壁芯B'を介装することが行われている。特に、間
仕切り壁が平面から見て90度で接合する部分や平面T状
をなす接合部分では、交叉する壁材A',A'同士の接合と
その強度を得るために、従来の壁芯B'には無垢の間柱
(角材)を複数本集合して用いているが、この構造であ
ると接合部の構造が複雑になって価格的に高価になるば
かりでなく、角材の重量が重いので間仕切り造作の作業
に従事する作業者の負担も大きかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
従来技術に鑑み、特に、コンクリート製の集合住宅にお
ける内部の間仕切りの接合部分に適用して好適な造作材
であって、構造的にも価格にも従来の無垢材を使用した
間仕切り用造作材に比して簡単で低廉になり、重量的に
も軽量で作業者が取り扱いやすい住宅の内部間仕切り用
造作材を提供することを、その課題とするものである。
従来技術に鑑み、特に、コンクリート製の集合住宅にお
ける内部の間仕切りの接合部分に適用して好適な造作材
であって、構造的にも価格にも従来の無垢材を使用した
間仕切り用造作材に比して簡単で低廉になり、重量的に
も軽量で作業者が取り扱いやすい住宅の内部間仕切り用
造作材を提供することを、その課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明の構成は、住宅内を複数の
部屋に仕切ったり、部屋と他の空間を仕切るために耐火
ボードなどの壁材同士が平面から視て90度又はT字状に
接合されて二重に立設される部位に、前記二重の壁材を
支持するための内部間仕切り用造作材であって、前記壁
材の高さに見合う高さを有する適宜幅,適宜厚みの2枚
の平板主材の幅方向両端部に該主材と同長で適宜厚みの
間接材を取付けて平断面略長方形に形成した芯部材を平
面90度に交叉させるか、又は、平面T字状をなすように
立設して成り、立設した芯部材に、これを挾むようにし
て前記壁材を接合止着して使用するようにしたことを特
徴とするものである。
を目的としてなされた本発明の構成は、住宅内を複数の
部屋に仕切ったり、部屋と他の空間を仕切るために耐火
ボードなどの壁材同士が平面から視て90度又はT字状に
接合されて二重に立設される部位に、前記二重の壁材を
支持するための内部間仕切り用造作材であって、前記壁
材の高さに見合う高さを有する適宜幅,適宜厚みの2枚
の平板主材の幅方向両端部に該主材と同長で適宜厚みの
間接材を取付けて平断面略長方形に形成した芯部材を平
面90度に交叉させるか、又は、平面T字状をなすように
立設して成り、立設した芯部材に、これを挾むようにし
て前記壁材を接合止着して使用するようにしたことを特
徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て、図により説明する。図1は本発明間仕切り造作材に
使用する芯部材の一例の平面図、図2は図1の芯部材の
使用して形成した本発明間仕切り造作材の一例の平断面
図、図3は従来の角材を集合した壁芯を使用した間仕切
り造作材の一例の平断面図である。
て、図により説明する。図1は本発明間仕切り造作材に
使用する芯部材の一例の平面図、図2は図1の芯部材の
使用して形成した本発明間仕切り造作材の一例の平断面
図、図3は従来の角材を集合した壁芯を使用した間仕切
り造作材の一例の平断面図である。
【0006】図1,2において、1は、その長さが例え
ば集合住宅の内部間仕切りに使用する壁材となる耐火ボ
ードAの高さと同等で、幅が従来の壁芯B'を形成する無
垢角材(間柱)を集合したものの幅と同等乃至は少し広
く、厚みが従来の壁芯B'の厚みの1/4〜1/3程度の平板に
より形成した主材で、ここでは主材1の2枚を平行に並
べ、それらの幅方向両端部の間に適宜厚みの間接材2を
挾持させて定着し、それら2枚の主材1,1と間接材2
とにより、平断面略ロ字状をなすように一体化して、内
部に空間3が形成された間仕切り用の造作材となる芯部
材Bを構成する。
ば集合住宅の内部間仕切りに使用する壁材となる耐火ボ
ードAの高さと同等で、幅が従来の壁芯B'を形成する無
垢角材(間柱)を集合したものの幅と同等乃至は少し広
く、厚みが従来の壁芯B'の厚みの1/4〜1/3程度の平板に
より形成した主材で、ここでは主材1の2枚を平行に並
べ、それらの幅方向両端部の間に適宜厚みの間接材2を
挾持させて定着し、それら2枚の主材1,1と間接材2
とにより、平断面略ロ字状をなすように一体化して、内
部に空間3が形成された間仕切り用の造作材となる芯部
材Bを構成する。
【0007】前記芯部材Bは、パーティクルボード等の
合成材を使用して形成した主材1と間接材2とを用い、
幅が100〜120mm程度、厚みが40〜45mm程度の平断面略ロ
字状をなすように形成して、壁材になる間仕切りの接合
部が形成される天井と床の間に立設し、立設された芯部
材Bの主材1,1を挾んで二重に立設される壁材の一例
である耐火ボードA,Aの間に挾持される。上記芯部材
Bは、パーティクルボードを使用してその幅を100〜120
mm程度、厚みを40〜45mm程度とすることにより、従来の
壁芯B'に比して軽量かつ低コストに製作でき、かつ、壁
芯B'に遜色のない強度を得ることができる。なお、芯部
材Bは通常の木材により形成してもよい。
合成材を使用して形成した主材1と間接材2とを用い、
幅が100〜120mm程度、厚みが40〜45mm程度の平断面略ロ
字状をなすように形成して、壁材になる間仕切りの接合
部が形成される天井と床の間に立設し、立設された芯部
材Bの主材1,1を挾んで二重に立設される壁材の一例
である耐火ボードA,Aの間に挾持される。上記芯部材
Bは、パーティクルボードを使用してその幅を100〜120
mm程度、厚みを40〜45mm程度とすることにより、従来の
壁芯B'に比して軽量かつ低コストに製作でき、かつ、壁
芯B'に遜色のない強度を得ることができる。なお、芯部
材Bは通常の木材により形成してもよい。
【0008】上記のように構成される本発明の間仕切り
用の造作材たる芯部材Bは、床スラブと天井スラブとの
間に立設されて、この芯部材Bの表裏に二重に張設され
る耐火ボードA,Aなどの壁材により形成される二重の
壁材同士の平面90度をなす接合部やT字状をなす接合部
において、前記耐火ボードA,Aの接合部分が形成する
間隙に、L字状又はT字状をなすように介装することに
より、耐火ボードA,Aをこの芯部材Bに止着し、接合
部分で交叉する耐火ボードA,A同士を接合すると共
に、この接合部に強度を持たせるものである。
用の造作材たる芯部材Bは、床スラブと天井スラブとの
間に立設されて、この芯部材Bの表裏に二重に張設され
る耐火ボードA,Aなどの壁材により形成される二重の
壁材同士の平面90度をなす接合部やT字状をなす接合部
において、前記耐火ボードA,Aの接合部分が形成する
間隙に、L字状又はT字状をなすように介装することに
より、耐火ボードA,Aをこの芯部材Bに止着し、接合
部分で交叉する耐火ボードA,A同士を接合すると共
に、この接合部に強度を持たせるものである。
【0009】例えば、図2に示すように、二重に立設さ
れる耐火ボードA1〜A7による90度接合部や、部屋と部屋
との間仕切りになるT字状接合部において、耐火ボード
A1とA2、A3とA4により形成される隅部の間隙に芯部材B1
とB2とを90度に交叉させて介装し、この芯部材B1,B2に
当接した耐火ボードA1〜A4を当該芯部材B1,B2に止着
し、また、二重の壁材である耐火ボードA2とA4〜A7によ
り形成されるT状の間隙に造作材B3とB4とをT字状に交
叉させて介装し、この芯部材B3,B4に当接した前記の各
耐火ボードA2,A4〜A7を当該芯部材B3,B4に止着するこ
とにより、本発明の間仕切り用造作材は間仕切り構成部
材の一つとして使用されるのである。
れる耐火ボードA1〜A7による90度接合部や、部屋と部屋
との間仕切りになるT字状接合部において、耐火ボード
A1とA2、A3とA4により形成される隅部の間隙に芯部材B1
とB2とを90度に交叉させて介装し、この芯部材B1,B2に
当接した耐火ボードA1〜A4を当該芯部材B1,B2に止着
し、また、二重の壁材である耐火ボードA2とA4〜A7によ
り形成されるT状の間隙に造作材B3とB4とをT字状に交
叉させて介装し、この芯部材B3,B4に当接した前記の各
耐火ボードA2,A4〜A7を当該芯部材B3,B4に止着するこ
とにより、本発明の間仕切り用造作材は間仕切り構成部
材の一つとして使用されるのである。
【0010】
【発明の効果】本発明は上述の通りであって、本発明の
造作材は、特に、コンクリート製の集合住宅における内
部を複数の部屋に仕切ったり、部屋と他の空間を仕切る
ために耐火ボードなどの壁材同士が平面から視て90度又
はT字状に接合されて二重に立設される部位に、前記二
重の壁材を支持するための内部間仕切り用造作材であっ
て、前記壁材の高さに見合う高さを有する適宜幅,適宜
厚みの2枚の平板主材の幅方向両端部に該主材と同長で
適宜厚みの間接材を取付けて平断面略長方形に形成した
芯部材を平面90度に交叉させるか、又は、平面T字状を
なすように立設して成り、立設した芯部材に、これを挾
むようにして前記壁材を接合止着して使用するようにし
たから、従来の無垢角材の複数本を集合させて形成した
壁芯を使用した内部間仕切り用造作材に比して使用する
芯部材が軽量であるため作業者が取り扱いやすく、ま
た、この芯部材は価格的にも低廉に作製でき、しかも強
度も従来の芯壁に比して遜色がないので、間仕切り全体
から見ても従来品より有利であり、従って、特に、コン
クリート製の集合住宅に設けられる間仕切り用の造作材
としてきわめて好適である。
造作材は、特に、コンクリート製の集合住宅における内
部を複数の部屋に仕切ったり、部屋と他の空間を仕切る
ために耐火ボードなどの壁材同士が平面から視て90度又
はT字状に接合されて二重に立設される部位に、前記二
重の壁材を支持するための内部間仕切り用造作材であっ
て、前記壁材の高さに見合う高さを有する適宜幅,適宜
厚みの2枚の平板主材の幅方向両端部に該主材と同長で
適宜厚みの間接材を取付けて平断面略長方形に形成した
芯部材を平面90度に交叉させるか、又は、平面T字状を
なすように立設して成り、立設した芯部材に、これを挾
むようにして前記壁材を接合止着して使用するようにし
たから、従来の無垢角材の複数本を集合させて形成した
壁芯を使用した内部間仕切り用造作材に比して使用する
芯部材が軽量であるため作業者が取り扱いやすく、ま
た、この芯部材は価格的にも低廉に作製でき、しかも強
度も従来の芯壁に比して遜色がないので、間仕切り全体
から見ても従来品より有利であり、従って、特に、コン
クリート製の集合住宅に設けられる間仕切り用の造作材
としてきわめて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明間仕切り用造作材に形成した芯部材の一
例の平面図。
例の平面図。
【図2】図1の芯部材の使用して形成した造作間仕切り
の一例の平断面図。
の一例の平断面図。
【図3】従来の角材を集合した壁芯を使用した造作間仕
切りの一例の平断面図。
切りの一例の平断面図。
【符号の説明】
1 主材
2 間接材
3 空間
A 耐火ボード
B 芯部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月4日(1999.10.
4)
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 住宅の内部間仕切り用造作材
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてコンクリ
ート製集合住宅において内部間仕切りの接合部を形成す
る際に用いて有用な間仕切り用造作材に関するものであ
る。
ート製集合住宅において内部間仕切りの接合部を形成す
る際に用いて有用な間仕切り用造作材に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】コンクリート製の集合住宅においては、
防火性、防音性などを良好にするために、図3に例示す
るように、間仕切り壁は、表裏で2枚の耐火ボード等に
よる壁材A',A'を適宜間隔を置いて二重に配設される
が、この二重の壁材を支持し、かつ、壁全体の強度を高
めるために、両壁材A',A'の間には、間柱材を集合した
形態の壁芯B'を介装することが行われている。特に、間
仕切り壁が平面から見て90度で接合する部分や平面T状
をなす接合部分では、交叉する壁材A',A'同士の接合と
その強度を得るために、従来の壁芯B'には無垢の間柱
(角材)を複数本集合して用いているが、この構造であ
ると接合部の構造が複雑になって価格的に高価になるば
かりでなく、角材の重量が重いので間仕切り造作の作業
に従事する作業者の負担も大きかった。
防火性、防音性などを良好にするために、図3に例示す
るように、間仕切り壁は、表裏で2枚の耐火ボード等に
よる壁材A',A'を適宜間隔を置いて二重に配設される
が、この二重の壁材を支持し、かつ、壁全体の強度を高
めるために、両壁材A',A'の間には、間柱材を集合した
形態の壁芯B'を介装することが行われている。特に、間
仕切り壁が平面から見て90度で接合する部分や平面T状
をなす接合部分では、交叉する壁材A',A'同士の接合と
その強度を得るために、従来の壁芯B'には無垢の間柱
(角材)を複数本集合して用いているが、この構造であ
ると接合部の構造が複雑になって価格的に高価になるば
かりでなく、角材の重量が重いので間仕切り造作の作業
に従事する作業者の負担も大きかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
従来技術に鑑み、特に、コンクリート製の集合住宅にお
ける内部の間仕切りの接合部分に適用して好適な造作材
であって、構造的にも価格にも従来の無垢材を使用した
間仕切り用造作材に比して簡単で低廉になり、重量的に
も軽量で作業者が取り扱いやすい住宅の内部間仕切り用
造作材を提供することを、その課題とするものである。
従来技術に鑑み、特に、コンクリート製の集合住宅にお
ける内部の間仕切りの接合部分に適用して好適な造作材
であって、構造的にも価格にも従来の無垢材を使用した
間仕切り用造作材に比して簡単で低廉になり、重量的に
も軽量で作業者が取り扱いやすい住宅の内部間仕切り用
造作材を提供することを、その課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明の構成は、住宅内を複数の
部屋に仕切ったり、部屋と他の空間を仕切るために耐火
ボードなどの壁材同士が平面から見て90度又はT字状に
接合されて二重に立設される部位に、前記二重の壁材を
支持するために配置される内部間仕切り用造作材であっ
て、前記壁材の高さに見合う高さを有する適宜幅,適宜
厚みの2枚の平板主材の幅方向両端部に該主材と同長で
適宜厚みの間接材を取付けて平断面略ロ字状をなす芯部
材に形成し、この芯部材同士を平面から見て90度に交叉
させるか、又は、平面T字状をなすように接合したこと
を特徴とするものである。
を目的としてなされた本発明の構成は、住宅内を複数の
部屋に仕切ったり、部屋と他の空間を仕切るために耐火
ボードなどの壁材同士が平面から見て90度又はT字状に
接合されて二重に立設される部位に、前記二重の壁材を
支持するために配置される内部間仕切り用造作材であっ
て、前記壁材の高さに見合う高さを有する適宜幅,適宜
厚みの2枚の平板主材の幅方向両端部に該主材と同長で
適宜厚みの間接材を取付けて平断面略ロ字状をなす芯部
材に形成し、この芯部材同士を平面から見て90度に交叉
させるか、又は、平面T字状をなすように接合したこと
を特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て、図により説明する。図1は本発明間仕切り造作材に
使用する芯部材の一例の平面図、図2は図1の芯部材の
使用して形成した本発明間仕切り造作材の一例の平断面
図、図3は従来の角材を集合した壁芯を使用した間仕切
り造作材の一例の平断面図である。
て、図により説明する。図1は本発明間仕切り造作材に
使用する芯部材の一例の平面図、図2は図1の芯部材の
使用して形成した本発明間仕切り造作材の一例の平断面
図、図3は従来の角材を集合した壁芯を使用した間仕切
り造作材の一例の平断面図である。
【0006】図1,2において、1は、その長さが例え
ば集合住宅の内部間仕切りに使用する壁材となる耐火ボ
ードAの高さと同等で、幅が従来の壁芯B'を形成する無
垢角材(間柱)を集合したものの幅と同等乃至は少し広
く、厚みが従来の壁芯B'の厚みの1/4〜1/3程度の平板に
より形成した主材で、ここでは主材1の2枚を平行に並
べ、それらの幅方向両端部の間に適宜厚みの間接材2を
挾持させて定着し、それら2枚の主材1,1と間接材2
とにより、平断面略ロ字状をなすように一体化して、内
部に空間3が形成された間仕切り用の造作材となる芯部
材Bを構成する。
ば集合住宅の内部間仕切りに使用する壁材となる耐火ボ
ードAの高さと同等で、幅が従来の壁芯B'を形成する無
垢角材(間柱)を集合したものの幅と同等乃至は少し広
く、厚みが従来の壁芯B'の厚みの1/4〜1/3程度の平板に
より形成した主材で、ここでは主材1の2枚を平行に並
べ、それらの幅方向両端部の間に適宜厚みの間接材2を
挾持させて定着し、それら2枚の主材1,1と間接材2
とにより、平断面略ロ字状をなすように一体化して、内
部に空間3が形成された間仕切り用の造作材となる芯部
材Bを構成する。
【0007】前記芯部材Bは、パーティクルボード等の
合成材を使用して形成した主材1と間接材2とを用い、
幅が100〜120mm程度、厚みが40〜45mm程度の平断面略ロ
字状をなすように形成して、壁材になる間仕切りの接合
部が形成される天井と床の間に立設し、立設された芯部
材Bの主材1,1を挾んで二重に立設される壁材の一例
である耐火ボードA,Aの間に挾持される。上記芯部材
Bは、パーティクルボードを使用してその幅を100〜120
mm程度、厚みを40〜45mm程度とすることにより、従来の
壁芯B'に比して軽量かつ低コストに製作でき、かつ、壁
芯B'に遜色のない強度を得ることができる。なお、芯部
材Bは通常の木材により形成してもよい。
合成材を使用して形成した主材1と間接材2とを用い、
幅が100〜120mm程度、厚みが40〜45mm程度の平断面略ロ
字状をなすように形成して、壁材になる間仕切りの接合
部が形成される天井と床の間に立設し、立設された芯部
材Bの主材1,1を挾んで二重に立設される壁材の一例
である耐火ボードA,Aの間に挾持される。上記芯部材
Bは、パーティクルボードを使用してその幅を100〜120
mm程度、厚みを40〜45mm程度とすることにより、従来の
壁芯B'に比して軽量かつ低コストに製作でき、かつ、壁
芯B'に遜色のない強度を得ることができる。なお、芯部
材Bは通常の木材により形成してもよい。
【0008】上記のように構成される本発明の間仕切り
用の造作材たる芯部材Bは、床スラブと天井スラブとの
間に立設されて、この芯部材Bの表裏に二重に張設され
る耐火ボードA,Aなどの壁材により形成される二重の
壁材同士の平面90度をなす接合部やT字状をなす接合部
において、前記耐火ボードA,Aの接合部分が形成する
間隙に、L字状又はT字状をなすように介装することに
より、耐火ボードA,Aをこの芯部材Bに止着し、接合
部分で交叉する耐火ボードA,A同士を接合すると共
に、この接合部に強度を持たせるものである。
用の造作材たる芯部材Bは、床スラブと天井スラブとの
間に立設されて、この芯部材Bの表裏に二重に張設され
る耐火ボードA,Aなどの壁材により形成される二重の
壁材同士の平面90度をなす接合部やT字状をなす接合部
において、前記耐火ボードA,Aの接合部分が形成する
間隙に、L字状又はT字状をなすように介装することに
より、耐火ボードA,Aをこの芯部材Bに止着し、接合
部分で交叉する耐火ボードA,A同士を接合すると共
に、この接合部に強度を持たせるものである。
【0009】例えば、図2に示すように、二重に立設さ
れる耐火ボードA1〜A7による90度接合部や、部屋と部屋
との間仕切りになるT字状接合部において、耐火ボード
A1とA2、A3とA4により形成される隅部の間隙に芯部材B1
とB2とを90度に交叉させて介装し、この芯部材B1,B2に
当接した耐火ボードA1〜A4を当該芯部材B1,B2に止着
し、また、二重の壁材である耐火ボードA2とA4〜A7によ
り形成されるT状の間隙に造作材B3とB4とをT字状に交
叉させて介装し、この芯部材B3,B4に当接した前記の各
耐火ボードA2,A4〜A7を当該芯部材B3,B4に止着するこ
とにより、本発明の間仕切り用造作材は間仕切り構成部
材の一つとして使用されるのである。
れる耐火ボードA1〜A7による90度接合部や、部屋と部屋
との間仕切りになるT字状接合部において、耐火ボード
A1とA2、A3とA4により形成される隅部の間隙に芯部材B1
とB2とを90度に交叉させて介装し、この芯部材B1,B2に
当接した耐火ボードA1〜A4を当該芯部材B1,B2に止着
し、また、二重の壁材である耐火ボードA2とA4〜A7によ
り形成されるT状の間隙に造作材B3とB4とをT字状に交
叉させて介装し、この芯部材B3,B4に当接した前記の各
耐火ボードA2,A4〜A7を当該芯部材B3,B4に止着するこ
とにより、本発明の間仕切り用造作材は間仕切り構成部
材の一つとして使用されるのである。
【0010】
【発明の効果】本発明は上述の通りであって、本発明の
造作材は、特に、コンクリート製の集合住宅における内
部を複数の部屋に仕切ったり、部屋と他の空間を仕切る
ために耐火ボードなどの壁材同士が平面から見て90度又
はT字状に接合されて二重に立設される部位に、前記二
重の壁材を支持するために配置される内部間仕切り用造
作材であって、前記壁材の高さに見合う高さを有する適
宜幅,適宜厚みの2枚の平板主材の幅方向両端部に該主
材と同長で適宜厚みの間接材を取付けて平断面略ロ字状
をなす芯部材に形成し、この芯部材同士を平面から見て
90度に交叉させるか、又は、平面T字状をなすように接
合することにより、間仕切り用造作材にしたので、この
造作材を挾むようにして前記壁材を接合止着して使用す
れば、従来の無垢角材の複数本を集合させて形成した壁
芯を使用した内部間仕切りに比して使用する芯部材が軽
量であるため作業者が取り扱いやすく、また、この芯部
材は価格的にも低廉に作製でき、しかも強度も従来の芯
壁に比して遜色がないので、間仕切り全体から見ても従
来品より有利であり、従って、特に、コンクリート製の
集合住宅に設けられる間仕切り用の造作材としてきわめ
て好適である。
造作材は、特に、コンクリート製の集合住宅における内
部を複数の部屋に仕切ったり、部屋と他の空間を仕切る
ために耐火ボードなどの壁材同士が平面から見て90度又
はT字状に接合されて二重に立設される部位に、前記二
重の壁材を支持するために配置される内部間仕切り用造
作材であって、前記壁材の高さに見合う高さを有する適
宜幅,適宜厚みの2枚の平板主材の幅方向両端部に該主
材と同長で適宜厚みの間接材を取付けて平断面略ロ字状
をなす芯部材に形成し、この芯部材同士を平面から見て
90度に交叉させるか、又は、平面T字状をなすように接
合することにより、間仕切り用造作材にしたので、この
造作材を挾むようにして前記壁材を接合止着して使用す
れば、従来の無垢角材の複数本を集合させて形成した壁
芯を使用した内部間仕切りに比して使用する芯部材が軽
量であるため作業者が取り扱いやすく、また、この芯部
材は価格的にも低廉に作製でき、しかも強度も従来の芯
壁に比して遜色がないので、間仕切り全体から見ても従
来品より有利であり、従って、特に、コンクリート製の
集合住宅に設けられる間仕切り用の造作材としてきわめ
て好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明間仕切り用造作材に形成した芯部材の一
例の平面図。
例の平面図。
【図2】図1の芯部材の使用して形成した造作間仕切り
の一例の平断面図。
の一例の平断面図。
【図3】従来の角材を集合した壁芯を使用した造作間仕
切りの一例の平断面図。
切りの一例の平断面図。
【符号の説明】
1 主材
2 間接材
3 空間
A 耐火ボード
B 芯部材
Claims (2)
- 【請求項1】 住宅内を複数の部屋に仕切ったり、部屋
と他の空間を仕切るための内部間仕切用造作材であっ
て、二重に立設される耐火ボードなどの壁材同士を平面
から視て90度又はT字状に接合して立設する部位に、前
記二重の壁材の高さに見合う高さを有し、適宜幅,適宜
厚みの2枚の平板主材の幅方向両端部に該主材と同長で
適宜厚みの間接材を取付けて平断面略長方形に形成した
芯部材を平面90度に交叉させるか、又は、平面T字状に
立設し、前記壁材を、前記芯部材を挾むように二重に立
設して接合止着したことを特徴とする住宅用内部間仕切
り造作材。 - 【請求項2】 芯部材は、平面L字状又はT字状、若し
は、十字状に接合して形成し、その外面に二重壁材の接
合部を止着した請求項1の住宅用内部間仕切り造作材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10253265A JP3098002B2 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 住宅用内部間仕切り壁の接合部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10253265A JP3098002B2 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 住宅用内部間仕切り壁の接合部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000064458A true JP2000064458A (ja) | 2000-02-29 |
JP3098002B2 JP3098002B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=17248884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10253265A Expired - Fee Related JP3098002B2 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 住宅用内部間仕切り壁の接合部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3098002B2 (ja) |
-
1998
- 1998-08-24 JP JP10253265A patent/JP3098002B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3098002B2 (ja) | 2000-10-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |