JP2000063691A - フタロシアニン化合物およびこれを用いてなる近赤外吸収色素 - Google Patents

フタロシアニン化合物およびこれを用いてなる近赤外吸収色素

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JP2000063691A
JP2000063691A JP10233341A JP23334198A JP2000063691A JP 2000063691 A JP2000063691 A JP 2000063691A JP 10233341 A JP10233341 A JP 10233341A JP 23334198 A JP23334198 A JP 23334198A JP 2000063691 A JP2000063691 A JP 2000063691A
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phthalocyanine compound
near infrared
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Seiji Masuda
清司 増田
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Nippon Shokubai Co Ltd
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    • C09B47/00Porphines; Azaporphines
    • C09B47/04Phthalocyanines abbreviation: Pc
    • C09B47/08Preparation from other phthalocyanine compounds, e.g. cobaltphthalocyanineamine complex
    • C09B47/22Obtaining compounds having nitrogen atoms directly bound to the phthalocyanine skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 近赤外吸収能に優れ、樹脂との相溶性に優
れ、かつ耐熱性、耐光性、耐候性等の特性に優れたフタ
ロシアニン化合物を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、Z2 、Z3 、Z6 、Z7 、Z10、Z11、Z14
15は独立してSR1 、OR2 またはフッ素原子を表わ
し、かつ少なくとも1個はSR1 またはOR2 を表わ
し、Z1 、Z4 、Z5 、Z8 、Z9 、Z12、Z13、Z16
は独立してNHR3、SR1 、OR2 またはフッ素原子
を表わし、かつ少なくとも1個はNHR3 を表わし、ま
たZ1 〜Z16のうち最低1個はフッ素原子を表わし、ま
たR1 、R2、R3 は独立して、置換基を有していても
よいフェニル基、置換基を有していてもよいアラルキル
基または置換基を有していてもよい炭素原子数1〜20
個のアルキル基を表わし、Mは無金属、金属、金属酸化
物または金属ハロゲン化物を表わす。)で示されるフタ
ロシアニン化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なフタロシア
ニン化合物およびこれを用いてなる近赤外吸収色素に関
するものである。
【0002】詳しくは、本発明は、特に可視光線透過率
が高く、かつ近赤外線光のカット効率が高く、近赤外吸
収能に優れ、かつ溶媒溶解性に優れ、樹脂との相溶性に
優れ、かつ耐熱性、耐光性、耐候性等の特性に優れたフ
タロシアニン化合物およびこれを用いてなる近赤外吸収
色素に関するものである。
【0003】本発明のフタロシアニン化合物は、半透明
ないし透明性を有しかつ熱線を遮蔽する目的の熱線遮蔽
材、自動車用の熱線吸収合わせガラス、可視光線透過率
が高く、かつ近赤外線光のカット効率の高いプラズマデ
ィスプレー用フィルター、フラッシュ定着などの非接触
定着トナー用の近赤外線吸収剤として、また、保温蓄熱
繊維用の近赤外線吸収剤、半導体レーザーを使う光記録
媒体、液晶表示装置、光学文字読取機等における書き込
みあるいは読み取りの為の近赤外線吸収色素、近赤外光
増感剤、感熱転写・感熱孔版等の光熱交換剤、近赤外線
吸収フィルター、眼精疲労防止剤あるいは光導電材料
等、さらに組織透過性の良い長波長域の光に吸収を持つ
腫瘍治療用感光性色素、カラーブラウン管選択吸収フィ
ルター、カラートナー、インクジェット用インク、改ざ
ん偽造防止用バーコード用インク、近赤外吸収インク等
に用いる際に優れた効果を発揮するものである。
【0004】
【従来の技術】近年、近赤外線を吸収する熱線遮蔽材の
各種用途が提案され、より性能のよいものが強く要望さ
れている。主要な用途としては、次の(1)〜(3)も
のが挙げられる。
【0005】(1) メタクリル樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂などの材料が、建物あるいは乗り物の窓、天井
窓、扉あるいは天井ドーム等のいわゆるグレージング用
途に用いられてきており、可視光を十分に取り入れなが
ら、室内の温度の上昇を抑制できるものが望まれてい
る。
【0006】(2) 植物の栽培において、温室、ビニ
ルハウスが農作物の収穫内容の改善あるいは収穫時期を
変える目的等のために盛んに用いられており、植物の生
育に必要な可視光線の透過を実質的に阻止することなく
効果的な熱線遮蔽フィルムが望まれている。
【0007】(3) 磁気テープなどの電気製品の駆動
あるいは停止に近赤外を用いている場合が多くあるが、
外部の近赤外との遮蔽を必要としており、それらの用途
への利用が要請されている。
【0008】また、プラズマディスプレーからでる近赤
外線光が、コードレスホン、近赤外線リモコンを使うビ
デオデッキ等、周辺にある電子機器に作用し、誤動作を
起こす問題が生じている。そのため、近赤外線吸収効果
を奏するプラズマディスプレー用フィルターが望まれて
いる反面、近赤外線吸収剤となり得るようなフタロシア
ニン化合物を含有させたプラズマディスプレー用フィル
ターを用いて、こうした課題に対処する方法に関して
は、今だ提案されていないのが現状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、フタロシア
ニン化合物の各利用分野(用途)における従来技術の有
する前記事情に鑑みて成されたものである。
【0010】すなわち、本発明の目的は、こうしたフタ
ロシアニン化合物の各利用分野(用途)における技術課
題を解決すべくなされたものであって、特に可視光線透
過率が高く、近赤外線光のカット効率が高く、かつ近赤
外域の選択吸収能に優れ、かつ溶媒溶解性に優れ、樹脂
との相溶性に優れ、かつ耐熱性、耐光性、耐候性にも優
れたフタロシアニン化合物および近赤外吸収色素を提供
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述の通
り、フタロシアニン化合物の各利用分野(用途)におけ
る従来技術の有する技術課題を解決すべく鋭意検討した
結果、本発明を完成するに至ったものである。
【0012】すなわち、本発明の目的は、下記(1)〜
(2)に示すものによって達成することができる。
【0013】(1) 下記一般式(1)
【0014】
【化2】
【0015】(式中、Z2 、Z3 、Z6 、Z7 、Z10
11、Z14、Z15は独立してSR1 、OR2 またはフッ
素原子を表わし、かつ少なくとも1個はSR1 またはO
2 を表わし、Z1 、Z4 、Z5 、Z8 、Z9 、Z12
13、Z16は独立してNHR3、SR1 、OR2 または
フッ素原子を表わし、かつ少なくとも1個はNHR3
表わし、またZ1 〜Z16のうち最低1個はフッ素原子を
表わし、またR1 、R2、R3 は独立して、置換基を有
していてもよいフェニル基、置換基を有していてもよい
アラルキル基または置換基を有していてもよい炭素原子
数1〜20個のアルキル基を表わし、Mは無金属、金
属、金属酸化物または金属ハロゲン化物を表わす。)で
示されるフタロシアニン化合物。
【0016】(2) 透過スペクトルの測定において、
900〜1050nmの透過率の平均が5〜6%になる
ように該フタロシアニン化合物の濃度を調整した溶液中
において、可視光透過率が65%以上である上記(1)
に記載のフタロシアニン化合物を用いてなる近赤外吸収
色素。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のフタロシアニン化合物
は、上記一般式(1)で示されるものであり、以下、こ
れにつき詳述する。
【0018】上記一般式(1)中、R1 、R2 、R3
独立して、置換基を有していてもよいフェニル基、置換
基を有していてもよいアラルキル基または置換基を有し
ていてもよい炭素原子数1〜20個のアルキル基を表わ
す。
【0019】アラルキル基としては、ベンジル基、フェ
ネチル基、ジフェニルメチル基などが例示できるが、こ
れらに限定されるものではない。
【0020】なお、上記フェニル基またはアラルキル基
に場合によっては存在する置換基としては、例えば、ハ
ロゲン原子、アシル基、アルキル基、フェニル基、アル
コシキ基、ハロゲン化アルキル基、ハロゲン化アルコキ
シ基、ニトロ基、アミノ基、アルキルアミノ基、アルキ
ルカルボニルアミノ基、アリールアミノ基、アリールカ
ルボニルアミノ基、カルボニル基、アルコシキカルボニ
ル基、アルキルアミノカルボニル基、アルコキシスルホ
ニル基、アルキルチオ基、カルバモイル基、アリールオ
キシカルボニル基、オキシアルキルエーテル基などが例
示できるが、これらに限定されるものではない。これら
の置換基は、フェニル基またはアラルキル基に1〜5個
置換可能であり、これらの置換基の種類も、複数個置換
する場合には同種若しくは異種のいずれであっても良
い。上記置換基よりその一部をより具体的な例を挙げて
以下に示す。
【0021】まず、上記フェニル基またはアラルキル基
に場合によっては存在する置換基のうちハロゲン原子と
は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子
であり、この中で好ましくはフッ素原子である。
【0022】また、上記フェニル基またはアラルキル基
に場合によっては存在する置換基のうちアシル基として
は、アセチル基、エチルカルボニル基、プロピルカルボ
ニル基、ブチルカルボニル基、ペンチルカルボニル基、
ヘキシルカルボニル基、ベンゾイル基、p−t−ブチル
ベンゾイル基など等が挙げられる。
【0023】また、上記フェニル基またはアラルキル基
に場合によっては存在する置換基のうちアルキル基と
は、炭素原子数1〜20個の直鎖、分岐鎖または環状の
アルキル基であり、好ましくは炭素原子数1〜8個のア
ルキル基である。
【0024】上記フェニル基またはアラルキル基に場合
によっては存在する置換基のうち、アルコキシ基は、炭
素原子数1〜20個の直鎖、分岐鎖または環状のアルコ
キシ基であり、好ましくは炭素原子数1〜8個のアルコ
キシ基である。
【0025】上記フェニル基またはアラルキル基に場合
によっては存在する置換基のうち、ハロゲン化アルキル
基とは、炭素原子数1〜20個の直鎖、分岐鎖または環
状のアルキル基の一部がハロゲン化されたものであり、
好ましくは炭素原子数1〜8個のアルキル基の一部がハ
ロゲン化されたものである。
【0026】上記フェニル基またはアラルキル基に場合
によっては存在する置換基のうち、ハロゲン化アルコキ
シ基とは、炭素原子数1〜20個の直鎖、分岐鎖または
環状のアルコキシ基の一部がハロゲン化されたものであ
り、好ましくは炭素原子数1〜8個のアルコキシ基の一
部がハロゲン化されたものである。
【0027】上記フェニル基またはアラルキル基に場合
によっては存在する置換基のうち、アルキルアミノ基と
は、炭素原子数1〜20個のアルキル部位を有するアル
キルアミノ基、好ましくは炭素原子数1〜8個のアルキ
ル部位を有するアルキルアミノ基である。
【0028】上記フェニル基またはアラルキル基に場合
によっては存在する置換基のうち、アルコキシカルボニ
ル基とは、アルコキシ基のアルキル基部分にヘテロ原子
を含んでもよい炭素原子数1〜8個、好ましくは1〜5
個のアルコキシカルボニル、またはヘテロ原子を含んで
もよい炭素原子数3〜8個、好ましくは5〜8個の環状
アルコキシカルボニルを示す。
【0029】一方、非置換の炭素原子数1〜20個のア
ルキル基は、炭素原子数1〜20の直鎖、分岐鎖または
環状のアルキル基のいずれかであればよく、好ましくは
炭素原子数1〜8のアルキル基である。
【0030】また、上記炭素原子数1〜20個のアルキ
ル基に場合によっては存在する置換基としては、例え
ば、ハロゲン原子、アルコシキ基、ヒドロキシアルコキ
シ基、アルコキシアルコキシ基、ハロゲン化アルコキシ
基、ニトロ基、アミノ基、アルキルアミノ基、アルコシ
キカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、アルコ
キシスルホニル基等が挙げられる。
【0031】次に、上記一般式(1)において、Mは、
無金属、金属、金属酸化物または金属ハロゲン化物を表
わすものである。ここで、無金属とは、金属以外の原
子、例えば、2個の水素原子であることを意味する。ま
た、金属としては、鉄、マグネシウム、ニッケル、コバ
ルト、銅、パラジウム、亜鉛、バナジウム、チタン、イ
ンジウム、錫等が挙げられる。金属酸化物としては、チ
タニル、バナジル等が挙げられる。金属ハロゲン化物と
しては、塩化アルミニウム、塩化インジウム、塩化ゲル
マニウム、塩化錫、塩化珪素等が挙げられる。好ましく
は、金属、金属酸化物または金属ハロゲン化物であり、
具体的には、銅、亜鉛、コバルト、ニッケル、鉄、バナ
ジル、チタニル、クロロインジウム、ジクロロ錫であ
る。
【0032】上記一般式(1)のZ2 、Z3 、Z6 、Z
7 、Z10、Z11、Z14、Z15(フタロシアニン核の8箇
所のβ位に置換する置換基ともいう)は、少なくとも1
個のSR1 またはOR2 を持たせたものであり、好まし
くは4個以上のSR1 またはOR2 を持たせたものであ
り、特に好ましくは8個の置換基全てがSR1 またはO
2 で置換されてなるものが望ましい。これにより、吸
収波長の長波長化や、製造段階で先にSR1 、OR2
置換し後でアミノ化合物で置換する際の置換位置の制御
および樹脂との相溶性向上に優れた効果を奏する。
【0033】同様に、Z1 、Z4 、Z5 、Z8 、Z9
12、Z13、Z16(フタロシアニン核の8箇所のα位に
置換する置換基ともいう)は、少なくとも1個のNHR
3 を持たせることにより、好ましくは、3〜7個のNH
3 を持たせることにより、吸収波長の長波長化や、樹
脂との相溶性の向上に顕著な効果を奏するので望まし
い。
【0034】また、上記一般式(1)において、Z1
16のうち最低1個はフッ素原子であり、好ましくはフ
タロシアニン核の8箇所のα位に置換する置換基として
3〜7個のNHR3 を持たせた残り5〜1個を全てフッ
素原子とすることが望ましい。これは、吸収波長の制御
(長波長化)を行い得るとする作用効果を奏するほか、
簡便に合成することができ安価に製造ができ、水素原子
や他のハロゲン原子に比して樹脂との相溶性向上に優
れ、耐光性、耐熱性も向上することによる。
【0035】上記一般式(1)のフタロシアニン化合物
のうちMが無金属とするものを具体的に挙げると、下記
の第1群及び第2群のものが挙げられる。なお、下記の
化合物において、3,6位は、フタロシアニン核のα位
(Z1 、Z4 、Z5 、Z8 、Z9 、Z12、Z13、Z16
置換位置)に置換したものであり、4,5位はフタロシ
アニン核のβ位(Z2 、Z3 、Z6 、Z7 、Z10
11、Z14、Z15の置換位置)に置換したものである。
下記の化合物の略称において、Pcはフタロシアニン核
を表わし、Pcに後にβ位に置換する8個の置換基を表
わし、その後にα位に置換する8個の置換基を表わす。
【0036】第1群;(SR1 )および(NHR3 )が
置換したフタロシアニン ・4,5−オクタキス(フェニルチオ)−3,6−(ヘ
プタキスフェニルエチルアミノ−フルオロ)フタロシア
ニン 略称;Pc(PhS)8 (PhCH2 CH2 NH)7 F ・4,5−オクタキス(フェニルチオ)−3,6−(ペ
ンタキスフェニルエチルアミノ−トリフルオロ)フタロ
シアニン 略称;Pc(PhS)8 (PhCH2 CH2 NH)5
3 ・4,5−オクタキス(フェニルチオ)−3,6−{ヘ
プタキス(DL−1−フェニルエチルアミノ)−フルオ
ロ}フタロシアニン 略称;Pc(PhS)8 {Ph(CH3 )CHNH}7
F ・4,5−オクタキス(フェニルチオ)−3,6−{ペ
ンタキス(DL−1−フェニルエチルアミノ)−トリフ
ルオロ}フタロシアニン 略称;Pc(PhS)8 {Ph(CH3 )CHNH}5
3 ・4,5−オクタキス(フェニルチオ)−3,6−(ヘ
プタキスベンズヒドリルアミノ−フルオロ)フタロシア
ニン 略称;Pc(PhS)8 {(Ph)2 CHNH}7 F ・4,5−オクタキス(フェニルチオ)−3,6−(ペ
ンタキスベンズヒドリルアミノ−トリフルオロ)フタロ
シアニン 略称;Pc(PhS)8 {(Ph)2 CHNH}5 3 第2群;(OR2 )および(NHR3 )が置換したフタ
ロシアニン ・4,5−オクタキス(p−シアノフェノキシ)−3,
6−(ヘプタキスフェニルエチルアミノ−フルオロ)フ
タロシアニン 略称;Pc(p−CNPhO)8 (PhCH2 CH2
H)7 F ・4,5−オクタキス(p−シアノフェノキシ)−3,
6−(ペンタキスフェニルエチルアミノ−トリフルオ
ロ)フタロシアニン 略称;Pc(p−CNPhO)8 (PhCH2 CH2
H)5 3 ・4,5−オクタキス(p−シアノフェノキシ)−3,
6−{ヘプタキス(DL−1−フェニルエチルアミノ)
−フルオロ}フタロシアニン 略称;Pc(p−CNPhO)8 {Ph(CH3 )CH
NH}7 F ・4,5−オクタキス(p−シアノフェノキシ)−3,
6−{ペンタキス(DL−1−フェニルエチルアミノ)
−トリフルオロ}フタロシアニン 略称;Pc(p−CNPhO)8 {Ph(CH3 )CH
NH}5 3 ・4,5−オクタキス(p−シアノフェノキシ)−3,
6−(ヘプタキスベンズヒドリルアミノ−フルオロ)フ
タロシアニン 略称;Pc(p−CNPhO)8 {(Ph)2 CHN
H}7 F ・4,5−オクタキス(p−シアノフェノキシ)−3,
6−(ペンタキスベンズヒドリルアミノ−トリフルオ
ロ)フタロシアニン 略称;Pc(p−CNPhO)8 {(Ph)2 CHN
H}5 3 次に、本発明に係る近赤外吸収色素は、透過スペクトル
の測定において、900〜1050nmの透過率の平均
が5〜6%になるように上記一般式(1)で表されるフ
タロシアニン化合物の濃度を調整した溶液中において、
可視光透過率が65%以上である上記一般式(1)で表
されるフタロシアニン化合物を用いてなるものである。
【0037】すなわち、本発明の近赤外吸収色素は、可
視光線透過率が高く近赤外吸収能に優れ近赤外線光のカ
ット効率の高いものである。さらに、樹脂との相溶性に
優れ、かつ耐熱性、耐光性、耐候性等の特性に優れたも
のであるため、各種用途として、例えば、熱線遮蔽材や
プラズマディスプレー用フィルターに有用に使用するこ
とができるほか、フラッシュ定着などの非接触定着トナ
ー用あるいは保温蓄熱繊維用の近赤外線吸収剤等として
も極めて有用である。
【0038】本発明の近赤外吸収色素において使用する
ことのできるフタロシアニン化合物は、上記一般式
(1)で表されるフタロシアニン化合物のうち、透過ス
ペクトルの測定において、900〜1050nmの透過
率の平均が5〜6%になるように該フタロシアニン化合
物の濃度を調整した溶液中において、可視光透過率が6
5%以上、好ましくは70%以上のものである。本発明
の近赤外吸収色素の好ましいものとしては、一般式
(1)で表されるフタロシアニン化合物として、第1群
および第2群に分けて上記に具体的に例示したものなど
が挙げられる。
【0039】本発明の近赤外吸収色素では、透過スペク
トルの測定において、900〜1050nmの透過率の
平均および可視光透過率を規定するための溶剤として
は、クロロホルム、トルエン、テトラヒドロフラン、ア
セトンなどを使用できる。
【0040】上記一般式(1)で表される新規なフタロ
シアニン化合物の製造方法としては、特に制限されるも
のではなく、従来公知のフタロシアニン化合物の製造方
法を適当に利用して製造することができるが、好ましく
は、先にSR1 、OR2 で置換したフタロシアニン化合
物と、NH2 3 で表されるアミノ化合物とを反応させ
ることにより合成できる。ここで、SR1 およびOR2
のR1 およびR2 は、上記一般式(1)のSR1 および
OR2 のR1 およびR2 と同一である。さらに、上記ア
ミノ化合物NH2 3 のR3 は、上記一般式(1)のN
HR3 のR3 と同一である。
【0041】上記反応は、必要であれば、反応に用いる
化合物と反応性のない不活性な液体の存在下で混合し、
一定の温度に加熱することにより行うことができるが、
好ましくは、反応させるアミノ化合物中で一定の温度に
加熱することにより行う。不活性な液体としては、ベン
ゾニトリル、アセトニトリル等のニトリルやN−メチル
ピロリドンまたはジメチルホルムアミドなどのアミドを
用いることができる。
【0042】上記反応では、目的とする上記一般式
(1)で表されるフタロシアニン化合物のZ1 〜Z16
置換位置に所望の置換基を設計通りに導入することがで
きるように、適宜最適な範囲を選択すればよいが、通
常、フタロニトリル化合物と金属化合物との反応等によ
り得られる、SR1 、OR2 で置換したフタロシアニン
化合物1モルに対してアミノ化合物NH2 3 を等モル
以上の範囲で仕込み、アルキルアミノ化合物を反応させ
る場合は、反応温度20〜200℃、好ましくは30〜
150℃、アリールアミノ化合物を反応させる場合は、
80〜250℃、好ましくは100〜200℃の範囲で
反応させる。なお、反応後は、従来公知のフタロシアニ
ン化合物の置換反応による合成方法に従って、無機分を
ろ過し、アミノ化合物を留去(洗浄)することにより、
目的とする一般式(1)で表されるフタロシアニン化合
物を複雑な製造工程を経ることなく効率よく、しかも高
純度で得ることができる。
【0043】
【実施例】以下、本発明に関し、実施例により詳細に説
明する。
【0044】合成例1 略称;VOPc(PhS)8 8 の合成 100mlの4ツ口フラスコに、3,6−ジフルオロ−
4,5−ビスフェニルチオフタロニトリル10g(2
6.3ミリモル)、三酸化二バナジウム0.6g(4ミ
リモル)、p−トルエンスルホン酸0.19g(1ミリ
モル)およびベンゾニトリル50mlを仕込み、ついで
還流温度で撹拌下約5時間保った。その後冷却し得られ
た緑色の固形物をろ過し、アセトンで洗浄し60℃で一
晩真空乾燥することにより、VOPc(PhS)8 8
7.90g(対3,6−ジフルオロ−4,5−ビスフェ
ニルチオフタロニトリル収率75.7モル%)を得た。
【0045】合成例2 略称;CuPc(PhS)8 8 の合成 200mlの4ツ口フラスコに、3,6−ジフルオロ−
4,5−ビスフェニルチオフタロニトリル10g(2
6.3ミリモル)、塩化第一銅0.95g(9.1ミリ
モル)およびN−メチル−2−ピロリドン100mlを
仕込み、ついで140℃で撹拌下約5時間保った。その
後冷却し得られた緑色の固形物をろ過し、アセトンで洗
浄し60℃で一晩真空乾燥することにより、CuPc
(PhS)88 8.45g(対3,6−ジフルオロ−
4,5−ビスフェニルチオフタロニトリル収率85.2
モル%)を得た。
【0046】合成例3 略称;VOPc(p−CNPhO)8 8 の合成 100mlの4ツ口フラスコに、3,6−ジフルオロ−
4,5−ビス(p−シアノフェノキシ)フタロニトリル
10g(25.1ミリモル)、三酸化二バナジウム0.
6g(4ミリモル)、p−トルエンスルホン酸0.19
g(1ミリモル)およびベンゾニトリル50mlを仕込
み、ついで還流温度で撹拌下約8時間保った。その後冷
却した反応液をトルエン500ml中に投入し、得られ
た沈殿物をろ過し、さらにトルエン200mlでろ液に
色がなくなるまで洗浄し、60℃で一晩真空乾燥するこ
とにより、VOPc(p−CNPhO)8 8 9.31
g(対3,6−ジフルオロ−4,5−ビス(p−シアノ
フェノキシ)フタロニトリル収率89.3モル%)を得
た。
【0047】実施例1 略称;VOPc(PhS)8 {Ph(CH3 )CHN
H}7 Fの合成 50mlの4ツ口フラスコに、合成例1で作製したVO
Pc(PhS)8 85g(3.15ミリモル)および
DL−1−フェニルエチルアミン25mlを仕込み、つ
いで120℃で撹拌下約10時間保った。ろ過後そのろ
液を250mlのイソプロピルアルコール中に撹拌しな
がら滴下し、析出した固形分をろ過により取り出し60
℃で一晩真空乾燥することにより、VOPc(PhS)
8 {Ph(CH3 )CHNH}7 F6.81gを得た
(対VOPc(PhS)8 8 収率94.2モル%)。 元素分析値 C(%) H(%) N(%) S(%) F(%) 理論値 71.12 4.83 9.15 11.17 0.83 分析値 71.18 4.85 9.13 11.13 0.85 分光光度計(島津製作所製:UV−3100)を用い
て、本実施例で得られたフタロシアニン化合物[VOP
c(PhS)8 {Ph(CH3 )CHNH}7 F]のト
ルエン中での最大吸収波長と吸光係数を測定した。ま
た、このフタロシアニン化合物を1cmの石英セル中で
900〜1050nmの平均光透過率が5〜6%になる
までクロロホルムで希釈し、そのときの透過率を分光光
度計で測定した、その可視光透過率をJIS R310
6の規格に準じて計算した。また、室温(25℃)で、
トルエンおよびメチルエチルケトン(MEK)の各溶液
(共に10ml)に当該フタロシアニン化合物を徐々に
溶解させながら、その様子を目視により確認することに
より、最終的に溶解する限界量、すなわち、飽和溶液中
の溶質たるフタロシアニン化合物の濃度(溶解度)を求
めた。これらの測定結果を下記表1に示す。表1中の溶
解度は、溶解度5重量%以上を◎、1重量%以上で5重
量%未満を○、0.1重量%以上で1重量%未満を△、
0.1重量%未満を×として評価した。 実施例2 略称;CuPc(PhS)8 (PhCH2 CH2 NH)
7 Fの合成 VOPc(PhS)8 8 の代わりに合成例2で作製し
たCuPc(PhS)8 8 、DL−1−フェニルエチ
ルアミンの代わりにフェニルエチルアミン25ml、反
応温度を125℃および反応時間を12時間に代えた以
外は実施例1と同様に操作することにより、CuPc
(PhS)8 (PhCH2 CH2 NH)7F5.95g
(対CuPc(PhS)8 8 収率82.3モル%)を
得た。 元素分析値 C(%) H(%) N(%) S(%) F(%) 理論値 71.22 4.83 9.16 11.18 0.83 分析値 71.26 4.85 9.12 11.14 0.86 また、実施例1と同様にして最大吸収波長、吸光係数、
可視光透過率、溶解度を測定した。その結果を表1に示
す。
【0048】実施例3 略称;VOPc(p−CNPhO)8 (PhCH2
H)7 Fの合成 50mlの4ツ口フラスコに、合成例3で作製したVO
Pc(p−CNPhO)8 8 5g(3.01ミリモ
ル)とベンジルアミン5.16g(48.2ミリモル)
と炭酸カルシウム1.5g(15ミリモル)およびベン
ゾニトリル28.2gを仕込み、ついで150℃で撹拌
下約8時間保った。ろ過後そのろ液を、イソプロピルア
ルコール125mlとヘキサン125mlの混合液中に
撹拌しながら滴下し、析出した固形分をろ過により取り
出し60℃で一晩真空乾燥することにより、VOPc
(p−CNPhO)8 (PhCH2 NH)7 F5.98
gを得た(対VOPc(p−CNPhO)8 8 収率8
7.5モル%)。 元素分析値 C(%) H(%) N(%) F(%) 理論値 72.48 3.91 14.19 0.84 分析値 72.52 3.89 14.12 0.86 また、最大吸収波長、吸光係数をMEK中で測定した以
外は、実施例1と同様にして、最大吸収波長、吸光係
数、可視光透過率、溶解度を測定した。その結果を表1
に示す。
【0049】実施例4 略称;VOPc(p−CNPhO)8 {(Ph)2 CH
NH}7 Fの合成 ベンジルアミンの代わりにベンズヒドリルアミン8.8
3g(48.2ミリモル)、ベンゾニトリルを24.5
g、反応温度を150℃および反応時間を8時間に代え
た以外は実施例3と同様に操作することにより、VOP
c(p−CNPhO)8 {(Ph)2 CHNH}7
8.16gを得た(対VOPc(p−CNPhO)8
8 収率86.3モル%)。 元素分析値 C(%) H(%) N(%) F(%) 理論値 79.20 3.72 10.26 0.61 分析値 79.25 3.75 10.24 0.66 また、実施例1と同様にして最大吸収波長、吸光係数、
可視光透過率、溶解度を測定した。その結果を表1に示
す。
【0050】
【表1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、Z2 、Z3 、Z6 、Z7 、Z10、Z11、Z14
    15は独立してSR1 、OR2 またはフッ素原子を表わ
    し、かつ少なくとも1個はSR1 またはOR2 を表わ
    し、Z1 、Z4 、Z5 、Z8 、Z9 、Z12、Z13、Z16
    は独立してNHR3、SR1 、OR2 またはフッ素原子
    を表わし、かつ少なくとも1個はNHR3 を表わし、ま
    たZ1 〜Z16のうち最低1個はフッ素原子を表わし、ま
    たR1 、R2、R3 は独立して、置換基を有していても
    よいフェニル基、置換基を有していてもよいアラルキル
    基または置換基を有していてもよい炭素原子数1〜20
    個のアルキル基を表わし、Mは無金属、金属、金属酸化
    物または金属ハロゲン化物を表わす。)で示されるフタ
    ロシアニン化合物。
  2. 【請求項2】 透過スペクトルの測定において、900
    〜1050nmの透過率の平均が5〜6%になるように
    該フタロシアニン化合物の濃度を調整した溶液中におい
    て、可視光透過率が65%以上である請求項1に記載の
    フタロシアニン化合物を用いてなる近赤外吸収色素。
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