JP2000062649A - ステアリングコラム支持構造 - Google Patents

ステアリングコラム支持構造

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JP2000062649A
JP2000062649A JP10250360A JP25036098A JP2000062649A JP 2000062649 A JP2000062649 A JP 2000062649A JP 10250360 A JP10250360 A JP 10250360A JP 25036098 A JP25036098 A JP 25036098A JP 2000062649 A JP2000062649 A JP 2000062649A
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JP
Japan
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steering column
support member
column support
bracket
dash
Prior art date
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Pending
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JP10250360A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Tanimoto
隆一 谷本
Takamasa Asakura
孝征 朝倉
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セミボンネット型車のステアリングコラム支
持部の剛性を強化し、ステアリングコラムの振動を抑制
すること。 【解決手段】 セミボンネット型車のダッシュパネル1
の中央部から車室内に張り出したセンタダッシュ部2の
上端部にブラケット4Aを設け、ブラケット4Aと一方
のフロントピラー8との間にステアリングコラム支持メ
ンバ3を架設し、該支持メンバ3にステアリングコラム
SCを支持せしめたステアリングコラム支持構造におい
て、ブラケット4Aに支持メンバ3を支持する部分から
下方へ延出する延出部41を一体に形成して、これをセ
ンタダッシュ部2の縦壁状の後面22に沿って固定せし
め、かつ、支持メンバ3と左右のフロントピラー8間に
架設されて支持メンバ3の前方に位置するカウル9とを
ブレース6によりほぼ前後方向かつ水平方向に連結し
た。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ダッシュパネルの
中央に車室内に張り出すセンタダッシュ部を備えたセミ
ボンネット型車両のステアリングコラム支持構造に関す
る。 【0002】 【従来の技術】車両のステアリングコラム支持構造とし
ては、一般に、左右のフロントピラー間にパイプ状のス
テアリングコラム支持メンバ(以下、支持メンバとい
う)を架設し、これにステアリングコラムの中間部を支
持させている。一方、セミボンネット型車両では、車室
とエンジンルームを仕切るダッシュパネルはその中央部
にエンジンを避けて車室内に張り出すセンタダッシュ部
を形成している。そして、図4に示すように、ダッシュ
パネル1から張り出すセンタダッシュ部2の上面端部に
ブラケット4を設け、このブラケット4と一方のフロン
トピラー8との間にパイプ状の支持メンバ3を架設し、
これにサポート部材5a,5bを介して、ダッシュパネ
ル1を貫通して後傾姿勢に立設したステアリングコラム
を支持する構造がとられている。図中、9はカウル、F
は車室フロアである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この構造では、支持メ
ンバ3の長さが車室全幅にわたる従来の支持メンバに比
べて半分以下となるために、支持メンバ3の振動に対す
る剛性が強化される。しかしながら、セミボンネット型
車両は車高が高いので一般にサスペンションが硬めに設
定してあり、かつ、前輪の上方にステアリングコラムが
位置するため、ステアリングコラムは前輪の振動の影響
を受けやすく、ステアリングコラム支持部の剛性が必ず
しも充分とはいえない。そこで例えば、支持メンバ3を
大型化してその剛性を強化したり、ステアリングコラム
にダイナミックダンパやマスダンパを付設してステアリ
ングコラムの振動を抑制している。しかしながら、ステ
アリングコラム支持部の構造が複雑となり、重量やコス
トが増加する。そこで、本発明は、簡素な機構でステア
リングコラム支持部の剛性を強化してステアリングコラ
ムの振動を抑制するステアリングコラム支持構造を提供
することを課題としてなされたものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、セミボンネッ
ト型車両のステアリングコラムの支持構造であって、車
室前部のダッシュパネルの中央部からエンジンを避けて
車室内に張り出したセンタダッシュ部の上端部にブラケ
ットを設け、該ブラケットと一方のフロントピラーとの
間にパイプ状の支持メンバを架設し、該支持メンバにこ
れと交差するようにステアリングコラムを支持せしめた
ステアリングコラム支持構造において、上記ブラケット
に、上記支持メンバを支持する部分から下方へ延出する
延出部を一体に形成して、該延出部を上記センタダッシ
ュ部の縦壁状の側面に沿って固定せしめ、かつ、支持メ
ンバと、左右のフロントピラー間に架設されて支持メン
バの前方に位置するカウルとを、ブレースによりほぼ前
後方向かつ水平方向に連結する。 【0005】車輪振動時、ステアリングコラムには上下
方向および前後方向の振動力が作用する。これに対し、
ブラケットの延出部とブレースは、これ等自体の抗力お
よび互いに支え合うことで支持メンバの振動を抑制し、
もって、ステアリングコラムの振動を抑制する。 【0006】 【発明の実施の形態】図1および図2に示すように、セ
ミボンネット型車両の車室の前部にはエンジンルームと
車室とを仕切るほぼ垂直な縦壁状のダッシュパネル1の
幅方向中央位置に車室内に張り出したセンタダッシュ部
2が形成してある。センタダッシュ部2はエンジンの後
方上部を覆うようにほぼ方形状で、縦壁状の後面22に
は中央にエンジンサービスホール23が設けてあり、サ
ービスホール23は蓋部材24で塞いである。ダッシュ
パネル1およびセンタダッシュ部2の上縁は、左右のフ
ロントピラー8間に架設したカウル9に結合してある。
カウル9はアウタパネルとインナパネルとで構成した閉
断面構造で、両パネルの前縁結合部と一体にダッシュパ
ネル1およびセンタダッシュ部2の上縁が結合してあ
る。図のFは車室フロアである。 【0007】カウル9の後方位置には、センタダッシュ
部2の上面21の端部から運転席側のフロントピラー8
にかけてステアリングコラムSCを支持する支持メンバ
3が架設してある。支持メンバ3は金属パイプ材で、支
持メンバ3の一方の端末は、センタダッシュ部2の上面
21端部に設けたブラケット4Aを挿通して溶接するこ
とによりブラケット4Aに支持せしめてある。支持メン
バ3の他方の端末には、端末を塞ぐように方形厚板のベ
ース31が溶接してあり、ベース31がフロントピラー
8にボルト締めしてある。 【0008】支持メンバ3の中央付近には、支持メンバ
3に直交するように左右一対のサポート部材5a,5b
が固定してある。各サポート部材5a,5bはほぼ同一
形状で、断面ほぼ逆ハット形のレール片形状で、その長
手方向の中央位置で左右両側面の上縁にはそれぞれ半円
状の切欠きが形成してあり、これを支持メンバ3の下方
半周を包むように嵌合溶接し、前下がりのゆるやかな傾
斜姿勢をなす。 【0009】ステアリングコラムSCは、ダッシュパネ
ル1を貫通するとともに、支持メンバ3に付設した両サ
ポート部材5a,5bの中間位置で後方へ立ち上がる後
傾姿勢に配置する。そして、ステアリングコラムSCに
は中間部の前後2か所に外周面を下側から包み込むステ
ー51を設け、各ステー51の両端を両サポート部材5
a,5bの底面にボルト締め固定して支持メンバ3に支
持せしめてある。ステアリングコラムSCの後端にステ
アリングホイールSWが取付けてある。 【0010】支持メンバ3の端末をセンタダッシュ部2
の上面21に結合するブラケット4Aは、下部を幅広と
した板材で構成し、外周縁全周にこれを補強するフラン
ジが形成してあり、下端フランジの複数個所がセンタダ
ッシュ部2の上面21の端部にボルト締めして立設して
ある。ブラケット4Aの後辺は前辺よりも長く、センタ
ダッシュ部2の後面22に沿って下方へ延出する延出部
41を形成している。延出部41はほぼ垂直方向下方に
延出しており、下端がセンタダッシュ部2の後面22側
端にボルト締め固定してある。 【0011】支持メンバ3の中間部は、ブレース6によ
り前後方向かつほぼ水平方向にカウル9に連結してあ
る。ブレース6は、帯状の板体で、上縁および下縁にこ
れを補強するフランジを備えた断面ほぼコ字形に形成し
てある。ブレース6の後端は一般部よりも幅広に形成し
てあり、後端縁には半円状の切欠きが形成してあり、こ
れを支持メンバ3の車室中央側のサポート部材5aより
車室中央寄りの近接位置で、支持メンバ3を包むように
嵌合溶接してある。一方、ブレース6の前端には一般部
と直角方向にフランジが形成してあり、フランジをカウ
ル9の後面に重ね合わせボルト締めしてある。ブラケッ
ト4Aの延出部41とブレース6とはほぼ直角に交差す
る方向としてある。 【0012】車両走行時、前輪が振動すると、ステアリ
ングコラムSCは矢印F1,F2方向、即ち、上下方向
かつ前後方向に振動力が作用する。上方向(F1方向)
の振動は、ブラケット4Aの延出部41を伸長させよう
とするが延出部41の反力により抑制される。同時に延
出部41を前方へ傾動させようとするがブレース6の圧
縮に対する反力により抑制される。また、F1方向への
振動はブレース6を圧縮させようとするがブレース6の
反力により抑制される。同時にブレース6を上方へ傾動
させようとするが延出部41の伸長に対する反力により
抑制される。 【0013】一方、下方向(F2方向)の振動は、延出
部41を圧縮させようとするが延出部41の反力により
抑制され、同時に延出部41を後方へ傾動させようとす
るがブレース6の伸長に対する反力により抑制される。
また、F2方向への振動はブレース6を伸長させようと
するがブレース6の反力により抑制され、同時にブレー
ス6を下方へ傾動させようするが延出部41の圧縮に対
する反力により抑制される。この結果、ステアリングコ
ラムSCの振動が抑制され、ステアリングコラムSCは
支持メンバ3により安定に保持される。 【0014】ブラケット4Aの延出部41とブレース6
とは、互いにほぼ直角方向に支持メンバ3に結合し、か
つ、ステアリングコラムSCの傾斜軸に対してそれぞれ
約45°の同一角度で交差するように設けることが望ま
しく、これにより、延出部41とブレース6とが互いに
支え合って最も効率良くステアリングコラムSCの振動
を抑制することができる。 【0015】図3は本発明および従来の支持構造におけ
るステアリングホイールの振動レベルの計測結果を示す
もので、実線Aは本発明の計測結果を示し、点線Bは従
来構造の計測結果を示す。これにより明らかなように、
本発明では、従来構造に比べてステアリングホイールの
振動を約4dB低減することができた。従って、本発明の
ステアリング支持構造は、ステアリングコラムの振動を
効果的に抑制していることがわかる。 【0016】 【発明の効果】本発明によれば、支持メンバの一端を支
持するブラケットに一体に形成されセンタダッシュ部に
固定された延出部と、支持メンバとカウルとを連結する
ブレースのそれぞれの伸縮に対する反力と、延出部およ
びブレースの一方が他方の動きを支えることで、支持メ
ンバはステアリングコラムの振動に対して高い剛性を発
揮し、その結果としてステアリングコラムは安定に保持
されるのである。 【0017】また、ブレースとで相互作用をなす部材を
支持メンバの一端を支持するブラケットの延出部で構成
したから、別部材を付設する必要がなく、制振構造が簡
素化される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のステアリングコラム支持構造の側面図
である。 【図2】本発明のステアリングコラム支持構造の斜視図
である。 【図3】本発明のステアリングコラム支持構造および従
来構造におけるステアリングコラムの振動レベルの計測
結果を示す図である。 【図4】従来のステアリングコラム支持構造の斜視図で
ある。 【符号の説明】 SC ステアリングコラム 1 ダッシュパネル 2 センタダッシュ部 22 縦壁状の側面(後面) 3 ステアリングコラム支持メンバ 4A ブラケット 41 延出部 6 ブレース 8 フロントピラー 9 カウル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車室前部のダッシュパネルの中央部から
    エンジンを避けて車室内に張り出したセンタダッシュ部
    の上端部にブラケットを設け、該ブラケットと一方のフ
    ロントピラーとの間にパイプ状のステアリングコラム支
    持メンバを架設し、該ステアリングコラム支持メンバに
    これと交差するようにステアリングコラムを支持せしめ
    たステアリングコラム支持構造において、上記ブラケッ
    トに、上記ステアリングコラム支持メンバを支持する部
    分から下方へ延出する延出部を一体に形成して、該延出
    部を上記センタダッシュ部の縦壁状の側面に沿って固定
    せしめ、かつ、ステアリングコラム支持メンバと、左右
    のフロントピラー間に架設されてステアリングコラム支
    持メンバの前方に位置するカウルとを、ブレースにより
    ほぼ前後方向かつ水平方向に連結したことを特徴とする
    ステアリングコラム支持構造。
JP10250360A 1998-08-20 1998-08-20 ステアリングコラム支持構造 Pending JP2000062649A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7320290B2 (en) 2006-01-27 2008-01-22 Asteer Co., Ltd. Steering column bracket
JP2010006275A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Daihatsu Motor Co Ltd 車両の車体前部における制振装置
WO2011155031A1 (ja) 2010-06-08 2011-12-15 トヨタ自動車株式会社 車両のステアリングコラム支持構造

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