JPH11115662A - 自動車用ロールバー構造 - Google Patents

自動車用ロールバー構造

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JPH11115662A
JPH11115662A JP27842597A JP27842597A JPH11115662A JP H11115662 A JPH11115662 A JP H11115662A JP 27842597 A JP27842597 A JP 27842597A JP 27842597 A JP27842597 A JP 27842597A JP H11115662 A JPH11115662 A JP H11115662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
attached
leg
floor panel
roll bar
Prior art date
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Pending
Application number
JP27842597A
Other languages
English (en)
Inventor
Shusuke Takahashi
秀典 高橋
Hideyuki Uehira
英之 植平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH11115662A publication Critical patent/JPH11115662A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車重の増加を抑えつつオープンカー等で問題
となるボディ剛性を上げることが可能な自動車用ロール
バー構造を提供する。 【解決手段】 基部11の一端11aは一方のサイドボ
ディ31上端付近の内側、他端11bは他方のサイドボ
ディ32上端付近の内側にそれぞれ溶接で取付けられ
る。1対のコ字状部材12は、両端13a・13bをそ
れぞれ基部11に溶接で取付けられる。1対の脚部13
は、基部11とトンネル部5とをつなぐように溶接で取
付けられる。1対の支柱14は、コ字状部材12とフロ
アパネル4とをつなぐように溶接で取付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばオープンカ
ーに用いられる自動車用ロールバー構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、オープンカー等は構造上セダン
タイプに比べて剛性が低くなるため、特に剛性を高める
必要があり、ボディ内に補強材を設けたり、車内のフロ
ントシートの背後にロールバーを設けたりする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような補
強により車体が重くなり、燃費を低下させるとともに、
より大きなエンジンでなければ、オープンカー等に求め
られる軽快感が持たせられなくなる。また、フロントシ
ートとは別体のロールバーを後付けしたときには、更に
車内の居住空間を狭めてしまう。本発明は、かかる状況
に鑑みてなされたものであり、車重の増加を抑えつつオ
ープンカーで問題となるボディ剛性を上げることを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するためになされたものであり、一端が一方のサイ
ドボディ内側に、他端が他方のサイドボディ内側にそれ
ぞれ取付られて、車幅方向に架設された基部と、屈曲形
状に形成され、上記基部の上方に配置されて両端が上記
基部にそれぞれ取付けられた立設部と、上記基部から下
方に延びて下端部がフロアパネルに取付けられた第1の
脚部と、上記立設部から下方に延びて下端部が上記フロ
アパネルに取付けられた第2の脚部とを備えたことを特
徴とする自動車用ロールバー構造である。また、第1の
脚部は、フロアパネルに対して垂直よりもやや後方寄り
に傾いて取付けられ、該第1の脚部はシートの背もたれ
部の内部に配置されるとともに、立設部はシートのヘッ
ドレストの内枠を形成するように、シートの内部に設け
られていることを特徴とするように構成しても良い。さ
らに、シートのヘッドレスト後部の形状が後方に向けて
緩やかに下降する上方に湾曲の曲線形状であることを特
徴とするように構成しても良い。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る自動車用ロー
ルバー構造の実施の形態について図面に基づいて説明す
る。2シーターのオープンカーの場合の全体外観図は概
ね図5に示すとおりであり、シート2を取り除いてロー
ルバー1を露出させた状態を図1に示す。この状態で
は、サイドボディ3、フロアパネル4及び、フロアパネ
ル4の車幅方向略中央で車体前後方向に沿って設けられ
たトンネル部5により、車内が構成されている。なお、
ドア6は取り外されている。図1及び図2に示すよう
に、ロールバー1は複数の部材で構成されており、具体
的には、基部11、立設部としてのコ字状部材12、第
1の脚部としての脚部13、及び、第2の脚部としての
支柱14から構成されている。なお、これらの部材は、
本実施形態では、断面円形の中空のパイプを加工したも
のであり、従来からロールバーに用いられているもので
ある。
【0006】基部11は、直線状の棒状部材であり、長
さはサイドボディ3間の内測寸法とほぼ同じである。基
部11の一端11aは、一方のサイドボディ31上端付
近の内側に溶接により取付けられており、基部11の他
端11bは、他方のサイドボディ32上端付近の内側に
溶接で取付けられている。したがって、基部11は、車
幅方向に架設して、サイドボディ31、32同士を強固
につないでいる。基部11は、水平もしくはこれに近い
ような姿勢で取付けられている。コ字状部材12は、1
対のものが用いられており、両端12a・12bがそれ
ぞれ溶接により基部11に取付けられている。コ字状部
材12は、ヘッドレスト21の内枠となるように基部1
1から立設しており、取付ける際に、ヘッドレスト21
の傾きに応じた角度で取付けることができる。また、ロ
ールバーの構成部材をヘッドレストの内枠としているの
で、使用する部材が減り、製造コストを削減することが
できる。
【0007】脚部13は1対の直線状の棒状部材であ
り、一端13aは、コ字状部材12の中央寄りの端部の
位置付近の基部11に、溶接で取付けられており、他端
13bは、トンネル部5の上面に溶接で取付けられてい
る。そして、基部11は脚部13によりトンネル部5に
強固に保持されており、容易にたわみやねじれ等の変形
をしないようになっている。さらに、脚部13は、垂直
よりもやや後方寄りに傾くようにトンネル部5、すなわ
ちフロアパネル4に取付けられており、シート2の背も
たれ部22のサイドサポートも兼ねている。シートの剛
性が高まるとともに、使用する部材が減り、製造コスト
を削減することができる。また、ロールバー1はシート
2とは別体ではなく、背もたれ部22の内部に設けられ
た構成部材になっているため、車体剛性を下げることな
く車内の空間を広くすることができ、インテリアのトリ
ム類やシート等、トータルでデザインすることが可能
で、よりまとまりのあるデザインを採用することができ
る。支柱14は1対の直線状の棒状部材であり、一端1
4aは、コ字状部材12の略中央付近の位置に溶接で取
付けられており、他端14bは、フロアパネル4に溶接
で取付けられている。そして、コ字状部材12は、脚部
13と支柱14によりフロアパネル4に強固に保持され
ている。
【0008】図1は、2シーターの場合を示し、ロール
バー1は車体正面視で左右対称形状となっているが、左
右非対称の場合にも応用できる。また、本実施形態で
は、溶接により、ロールバー1の組付けを行っている
が、それ以外の例えば、ネジ結合でも、圧入結合でも良
い。図1に示すロールバー1にシート2等を取付けて、
これをシート2と一体化させた状態を図2及び3に示
す。なお、図示のシート2はいわゆるバケットタイプで
あり、リクライニング機構はついていないものである。
【0009】ヘッドレスト21の後部形状は、図4に示
すように、後方に向けて緩やかに下降する上方に湾曲の
曲線形状で、いわゆる防風形状であり、車体側と連続し
た面となるように構成されている。このために、風の流
れを整えて、走行時の車内への風の巻き込みを防ぐこと
ができる。ヘッドレスト21の高さは、フロントガラス
の上端位置との関係で適宜決定する。なお、本実施形態
では、基部11は直線状の棒状部材であるが、溶接でつ
ないで直線状としたものでも良い。また、直線状のほか
に、緩やかなアーチ形状としても良い。また、脚部13
をトンネル部5に取付けていたが、それ以外の場所、例
えばフロアパネル4に直接取付けるようにしても良い。
さらに、ロールバー1の構成部材は断面円形以外、例え
ば断面矩形や断面だ円形等でも構わない。また、脚部1
3の一端13aは、コ字状部材12の中央寄りの端部の
位置付近の基部11に取付けられているが、基部11の
これ以外の部分に取付けても良い。また、本実施形態に
おけるコ字状部材12の略コ字形状は、ヘッドレストの
形状に応じて採用した形状であり、これ以外の形状、例
えば逆U字形状、半円形状等としても良い。また、例え
ばヘッドレスト21の位置が基部11よりも下方の場合
には、コ字状部材12を省略することができる。また、
乗員のホールド性を向上させるために、コ字状部材12
や脚部13の取付位置や取付角度を変えて取付けること
も可能であり、シート2にリクライニング機構を採用す
ることもできる。本実施形態では、オープンカーの場合
を説明したが、それ以外の例えばセダンタイプの自動車
にも応用することが可能である。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、ロールバーの基部はボ
ディの両内側部を架設するように取付けられるととも
に、第1及び第2の脚部がフロアパネルに取付けられて
おり、ロールバーによってボディ剛性を高めることがで
きる。また、ロールバーはボディと一体的に結合されて
いるので、ロールバー構成部材の肉厚を薄くすることが
可能となり、ロールバー全体の重量を軽くすることがで
き、車重の増加を抑えつつボディ剛性を上げることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロールバーをオープンカーに取付けた場合の斜
視図である。
【図2】図1の状態からシート等を取付けてロールバー
をシートと一体化させた場合のものであり、(a)は正
面図、(b)は側面図である。
【図3】図1の状態からシート等を取付けてロールバー
をシートと一体化させた場合の斜視図である。
【図4】ヘッドレストの側面図である。
【図5】オープンカーの全体斜視図である。
【符号の説明】
1 ロールバー 11 基部 12 コ字状部材 13 脚部 14 支柱 2 シート 21 ヘッドレスト 22 背もたれ部 3 サイドボディ 31 サイドボディ 32 サイドボディ 4 フロアパネル 5 トンネル部 6 ドア

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が一方のサイドボディ内側に、他端
    が他方のサイドボディ内側にそれぞれ取付られて、車幅
    方向に架設された基部と、 屈曲形状に形成され、上記基部の上方に配置されて両端
    が上記基部にそれぞれ取付けられた立設部と、 上記基部から下方に延びて下端部がフロアパネルに取付
    けられた第1の脚部と、 上記立設部から下方に延びて下端部が上記フロアパネル
    に取付けられた第2の脚部とを備えたことを特徴とする
    自動車用ロールバー構造。
  2. 【請求項2】 第1の脚部は、フロアパネルに対して垂
    直よりもやや後方寄りに傾いて取付けられ、 該第1の脚部はシートの背もたれ部の内部に配置される
    とともに、立設部はシートのヘッドレストの内枠を形成
    するように、シートの内部に設けられていることを特徴
    とする請求項1に記載の自動車用ロールバー構造。
  3. 【請求項3】 シートのヘッドレスト後部の形状が後方
    に向けて緩やかに下降する上方に湾曲の曲線形状である
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動車用ロールバー
    構造。
JP27842597A 1997-10-13 1997-10-13 自動車用ロールバー構造 Pending JPH11115662A (ja)

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Cited By (7)

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