JP2000062302A - サーマルプリンタの色素供与体要素への色素の補充装置 - Google Patents

サーマルプリンタの色素供与体要素への色素の補充装置

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JP2000062302A
JP2000062302A JP10367527A JP36752798A JP2000062302A JP 2000062302 A JP2000062302 A JP 2000062302A JP 10367527 A JP10367527 A JP 10367527A JP 36752798 A JP36752798 A JP 36752798A JP 2000062302 A JP2000062302 A JP 2000062302A
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polymer
poly
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donor
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Elizabeth G Burns
ジー バーンズ エリザベス
Susan L Dawson
エル ドーソン スーザン
Elizabeth A Gallo
エー ガロー エリザベス
Daniel Jude Harrison
ジュード ハリソン ダニエル
Louis J Sorriero
ジョセフ ソリエロ ルイス
Ludmila S Weiss
ショシャナ ワイス ルドミラ
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/38207Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by aspects not provided for in groups B41M5/385 - B41M5/395
    • B41M5/38221Apparatus features
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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    • B41J31/14Renovating or testing ink ribbons
    • B41J31/16Renovating or testing ink ribbons while fitted in the machine using the ink ribbons

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色素供与ベルトへの色素の補充を行う装置を
提供する。 【解決手段】 色素転写サーマルプリンタの色素供与体
要素(10)への、色素補充装置であって、貯蔵体(1
6,18,20)は、色素の色素供与体要素への拡散に
よって、熱的に色素が貯蔵体から色素供与体要素へ移動
するものである、色素の供給を包含する。貯蔵体には、
バインダの透過は阻害するが、色素は透過させて色素供
与体要素に供給する、拡散調整浸透メンブランを備え、
これにより色素は貯蔵体と色素供与体要素間に拡散する
が、バインダは拡散しない。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、感熱色素転写装置
の色素供与体要素への色素の補充に関するものであり、
更に詳しく述べるならば、メンブランを透過し、貯蔵体
から色素供与体要素への色素の供給方法に関するもので
ある。メンブランとして様々なポリオレフィン又はポリ
オレフィン含有物質を試し、一般に、色素はメンブラン
を浸透するものである。更に、様々なポリマー物質をメ
ンブランとして試し、一般に、メンブランのTg(ガラ
ス転移温度)が低下するにつれ、色素のメンブラン拡散
透過性は増大する。 【0002】 【従来の技術】カラー色素転写サーマルプリンタでは色
素供与部材を用い、これはシート状の場合もあるが、通
常、供給ロールから巻取りロールへ進むウェブ状であ
る。色素供与部材は、プリントヘッドと色素受容部材の
間を通る。サーマルプリントヘッドは直線状に並んだ抵
抗熱素子を含み、作動の際には、プリントヘッド制御回
路からのデータに従って選択的にプリントヘッドの抵抗
熱素子にエネルギーを与える。その結果、プリントヘッ
ド制御回路からのデータにより描かれた画像が、受容部
材上に置かれる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この技術において、感
熱印刷を行うために用いられる色素供与部材が、通常、
単回(1回)使用のものである点が大きな問題である。
このため、部材は最終的な印刷体の少なくとも3倍の面
積を持ち、一様に黒く印刷するのに十分な色素を含有し
ているにも拘らず、この色素のごく一部しか使われてい
なかった。 【0004】この問題は、いくつかの特許で主題として
いるにも拘らず、画像印刷後の色素供与部材の再使用は
容易ではない。色素供与部材の再使用を阻む第1の理由
は、色素転写プロセスが供与層中の色素濃度に非常に鋭
敏なためである。最初の印刷操作で色素が選択的に層か
ら除かれ、その濃度が変化する。次の印刷では、供与部
材の一度印刷に用いられた部分は、用いられなかった部
分より転写効率が低く、このため次の印刷ではゴースト
画像が生じてしまう。 【0005】単回使用のドナーリボンは、供与部材上に
色素を過剰に塗布する上、広い面積のリボンを要するた
めコストが大きい。この技術では、高品質の連続色調の
カラー印刷が可能であり、単回使用の供与部材による制
限を受けることのない、感熱色素転写印刷の長所を全て
備えた手段が求められている。 【0006】同様な目的のため、他の研究者によりいく
つかの発明がなされている。例えば、米国特許第5,2
86,521号では、再使用できるワックス転写インキ
ドナーリボンについて述べられている。これは、リボン
を完全に使い切るまでに1ページ以上の印刷ができる、
色素供与リボンを提供しようとするものである。米国特
許第4,661,393号でも、ワックス転写印刷で、
再使用できるインキリボンについて述べられている。こ
のインキリボンは繰り返し使えるよう、微細な無機粒子
と融点の低いワックス様物質を含むものである。米国特
許第5,137,382号では、感熱転写リボンにイン
キを再充填することのできるプリンタ装置が開示されて
いる。しかし、これも色素移動よりもワックス移動に注
目した技術であり、この装置では、固体状ワックスを融
解し、ローラを用いて、再使用転写リボンに塗布するも
のである。 【0007】米国特許第5,334,574号では、感
熱色素転写印刷用の再使用可能な色素供与リボンについ
て述べている。この再使用可能なリボンは、供与体シー
トからの色素の拡散を制限する、色素を含む複数の層を
持つものである。これにより、このリボンを用いて何度
も印刷をすることができる。更に、このリボンを色素受
容体シートより遅い速度で走行させ、より長く使用する
ことができる。米国特許第5,118,657号では、
複数回使用感熱色素転写インキリボンが述べられてい
る。このリボンは、基部に高濃度色素層を、上部に低濃
度色素層を持つものである。リボンから転写される色素
を低濃度色素層で調整又は調節し、これによりリボンを
何度も使用できる。米国特許第5,043,318号で
は、複数回使用できる感熱色素転写リボンの他の例が示
されている。 【0008】このように、我々の知る限り、色素供与リ
ボンへの色素の補充という考えに直接結び付く既知の先
行技術はない。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、色素の
色素供与体要素への拡散によって、色素が貯蔵体から色
素供与体要素へ移動するものである、色素の供給を包含
する貯蔵体を提供する点である。 【0010】本発明の他の特徴は、色素の供給を包含す
る貯蔵体を提供するものであって、その貯蔵体が、色素
が色素供与体要素に供給される際に透過する、拡散調整
浸透メンブランを持つ点である。 【0011】また本発明の他の特徴は、必要に応じて加
えられるバインダの拡散を妨げる、拡散調整浸透メンブ
ランを提供するものであり、これにより貯蔵体と色素供
与体要素の間を、色素は分配又は拡散するがバインダは
分配又は拡散しない。貯蔵体はまた、拡散調整浸透メン
ブランで被覆された、多孔性下塗り層を含むものであ
り、このメンブランを透過して色素は下塗り層から色素
供与体要素へ供給される。更に、貯蔵体は、下塗り層を
円筒形のメンブランで覆ったローラでもよい。 【0012】本発明によれば、色素は熱によって貯蔵体
から消耗したドナーパッチへ移動する。貯蔵体は色素と
バインダを含み、拡散調整浸透メンブランで被覆されて
いる。加熱により、色素はメンブランを通って拡散し、
ドナーパッチに供給される。貯蔵体とドナーパッチの間
に色素が分配し、当初の色素濃度を回復する。 【0013】従って、本発明は、色素転写サーマルプリ
ンタの色素供与体要素への色素の補充のための装置に関
するものであり、この装置は、感熱色素供与体要素と、
色素が画像の形に色素供与体要素から受容媒体へ転写さ
れ、少なくとも部分的に色素供与体要素の色素が消耗さ
れる印刷部と、色素及び必要に応じてバインダを含む貯
蔵体と、色素の色素供与体要素への拡散によって、バイ
ンダから色素を分離することにより、色素を貯蔵体から
色素供与体要素へ移動させる手段とを含み、前記貯蔵体
は、拡散調整浸透メンブランを含み、これを透過して色
素が色素供与体要素へ供給されるものであり、また前記
メンブランは、直鎖、枝分れ及び/又は架橋ポリマー又
はコポリマーを含む装置である。 【0014】 【発明の実施の形態】本発明及びその目的及び長所は、
以下に述べる望ましい実施の形態の詳細な記述により、
より明らかにされよう。 【0015】本発明による色素供与リボンサーマルプリ
ンタの図解断面図を参照し、以下に本発明の望ましい実
施の形態を詳細に記述する。 【0016】これは、本発明による装置の一部を成す、
又はより直接に関わる要素について特に述べようとする
ものである。特に示され又は述べられていないが、要素
はこの分野に精通した者(当業者)には良く知られた様
々な形をとるであろうことは理解されよう。 【0017】図を参照して説明するならば、再使用可能
な色素供与部材は一対のローラ12及び14の周囲に巻
いたベルト10のような形で提供される。二つのローラ
の少なくとも一方を駆動し、ベルト10を複数の色素貯
蔵体ローラ16,18及び20と、一つ以上の再インキ
ヘッド22と、印刷部のプリントヘッド24を通過させ
る。 【0018】供与部材ベルト10は、支持体26及び複
数の色素供与パッチ28,30及び32のような色素供
与体要素を含むものである。形状が安定で、レーザ又は
サーマルヘッドの熱に耐えるものであれば、どのような
素材も本発明の色素供与体要素の支持体として用いるこ
とができる。このような物質には、アルミニウム又は他
の金属類;カーボンブラックを負荷したポリマー類;5
00〜1000オングストロームの金属で金属化したポ
リマー類などの金属/ポリマー複合材;ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエス
テル類;ポリアミド類;ポリカーボネート類;酢酸セル
ロースなどのセルロースエステル類;ポリ(フッ化ビニ
リデン)又はポリ(テトラフルオロエチレン−コ−ヘキ
サフルオロプロピレン)などのフッ素ポリマー類;ポリ
フェニレンオキシドなどのポリエーテル類;ポリアセタ
ール類;及びポリイミド−アミド類及びポリエーテル−
イミド類などのポリイミド類が含まれる。支持体の厚さ
は通常約5〜約200μmで、もし必要なら、米国特許
第4,695,288号又は米国特許第4,737,4
86号に述べられている物質などの下塗り層を塗布して
も良い。 【0019】図示した実施の形態では、色素供与体要素
の形は、支持体上の各色毎に分かれた色素供与パッチ又
は分離したベルトであり、各色毎に色素貯蔵体及びプリ
ンヘッドが用いられる。また、支持体の全面を覆う連続
色素供与体要素を用いて、装置の論理回路により一つの
要素を細分し、各色領域に指定することができる。同様
に、3種以上のパッチを用いることもできる。色素は、
セルロース及び酢酸セルロースフタル酸水素化物、酢酸
セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース、酢酸酪酸セ
ルロース、及び三酢酸セルロースを含むセルロース誘導
体、ポリ(ビニルアセタール)、ポリ(ビニルアルコー
ル−コ−ブチラール)、及び米国特許第4,700,2
07号に述べられているポリマー類;ポリウレタン類、
ポリエステル類、ポリアミド類、ポリアクリルアミド
類、アクリレート類、ポリアクリレート類、ポリ(ビニ
ルアルコール)、ポリイミド類、ポリエーテル類、ポリ
スチレン、ポリ(シロキサン)類、ポリスルホン、ポリ
カーボネート、アクリル樹脂、ゼラチン、ポリオレフィ
ン、ポリ(ニトリル)、ポリ(ジエン)類、ポリアセタ
ール、ポリブチラール及びそれらのコポリマー類などの
ポリマーバインダに分散されている。 【0020】図示した実施の形態においては、感熱色素
転写装置に用いられる、従来のイエロー、マゼンタ及び
シアン色素を用いることができ、これらはこの分野に精
通した者には良く知られたものである。 【0021】加熱によって色素受容体に転写できるもの
であれば、どのような色素も色素供与体要素において用
いることができる。特に、昇華性色素では良好な結果が
得られた。本発明に有用な色素は、米国特許第4,91
6,112号、米国特許第4,927,803号及び米
国特許第5,023,228号に述べられており、その
明細は本願に引用して援用する。 【0022】従来の色素受容媒体34は、キャプスタン
駆動ローラ対38及び40により、プリントヘッド24
とプラテンローラ36の間に形成されたニップを通って
牽引される。色素受容媒体34は従来のもので、支持体
42と受容層44を含む。直線状のプリントヘッド24
を画像の形に活性化させ、ベルト10の色素供与体要素
から媒体34の色素受容層へ色素を転写し、色素パッチ
の色素の一部が少なくとも部分的な画像の形に消耗す
る。 【0023】色素貯蔵体ローラ16,18及び20に
は、浸透メンブランが備わっている。メンブラン物質の
例としては、ポリエチレン CM751−X(商品
名)、CM752−X、CM755−X及びCM756
−X(イーストマン ケミカル);ポリエチレン アテ
イン(Polyethylene Attane) 4201(商品名)及び4
203(ダウ ケミカル);ポリエチレン ETS−9
066(商品名)(ユニオンカーバイド);ポリエチレ
ン 4002P(商品名)(イーストマン ケミカ
ル);クラトン(Kraton)D1102(商品名)、D11
11、D1116、G1652、G1657及びG17
02(シェル ケミカル社);イソホロンジイソシアナ
ート、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール及び水酸
基末端を持つポリ(エチレン−コ−ブチレン)のポリウ
レタン;ポリ[(2,2´−オキシジエチレン−コ−
2,2−ジメチル−1,3−プロピレン(20/8
0))テレフタラート−ブロック−ポリ(エチレン−コ
−ブチレン)];ポリ[エチレンテレフタラート−ブロ
ック−ポリ(エチレン−コ−ブチレン)];ポリ[1,
6−ヘキシレンテレフタラート−ブロック−ポリ(エチ
レン−コ−ブチレン)];エチレン含有率60重量%の
ポリ(エチレン−コ−プロピレン);アクリル酸エチル
含有率18重量%のポリ(エチレン−コ−アクリル酸エ
チル);酢酸ビニル含有率14重量%のポリ(エチレン
−コ−酢酸ビニル);ポリブタジエン;スチレン含有率
30重量%のポリスチレン−ブロック−ポリブタジエン
−ブロック−ポリスチレン;アクリロニトリル/ブタジ
エン/スチレン樹脂;スチレン含有率14重量%のポリ
スチレン−ブロック−ポリイソプレン−ブロック−ポリ
スチレン;アクリロニトリル含有率30〜32重量%の
ポリ(アクリロニトリル−コ−ブタジエン);ポリ(エ
チレンオキシド);ポリ(酢酸ビニル);塩化ビニル含
有率87重量%、酢酸ビニル含有率13重量%のポリ
(塩化ビニル−コ−酢酸ビニル);ポリ(ビニルブチラ
ール);ポリビニルアセタール樹脂#S−LEC KS
−1(商品名)(積水化学);ポリ(メタクリル酸n−
ブチル);ポリ(アクリル酸イソプロピル);ポリ(メ
タクリル酸イソブチル);ポリ(メタクリル酸2−ヒド
ロキシエチル);ポリ(メタクリル酸sec−ブチ
ル);ポリ(メタクリル酸エチル);ポリ(メタクリル
酸ヒドロキシプロピル);ポリ(メタクリル酸イソプロ
ピル);ポリスチレン;アイソタクチックポリ(1−ブ
テン);4,4´−(ヘキサヒドロ−4,7−メタノイ
ンダン−5−イリデン)ジフェノールと炭酸の共重合
体;50重量%のビスフェノールA、ジエチレングリコ
ール及び15重量%のブロック−ポリ(ジメチルシロキ
サン)との、炭酸の共重合体;4,4´−(ヘキサヒド
ロ−4,7−メタノインダン−5−イリデン)ジフェノ
ール及び40重量%のブロック−ポリ(ジメチルシロキ
サン)との、炭酸の共重合体;及び、4,4´−(ヘキ
サヒドロ−4,7−メタノインダン−5−イリデン)ジ
フェノール及び40重量%のブロック−ポリ(ジメチル
シロキサン)との、イソフタル酸の共重合体、が含まれ
る。 【0024】色素貯蔵体ローラ16,18及び20は同
様の素材でできた芯で代用することができるが、この場
合回転できない。 【0025】各色素貯蔵体ローラの反対側には再インキ
ヘッド22があり(図では一つのヘッドのみ図示)、ロ
ーラは必要に応じて選択的に上昇及び下降し、ベルト1
0に接触する。色素貯蔵体ローラが下がってベルトに接
すると、連動して再インキヘッドが作動し、色素貯蔵体
ローラとベルト10の間で加熱及び/又は加圧により色
素供与体要素のインキが付加され、パッチの消耗した色
素供与層は色素貯蔵体ローラからの色素で再充填され
る。 【0026】この方法では、色素は熱によって貯蔵体か
ら消耗したドナーパッチへ移動する。貯蔵体は、色素
と、必要に応じてバインダを含み、拡散調整浸透メンブ
ランで被覆されている。加熱により、色素はメンブラン
を通って拡散し、ドナーパッチに供給される。貯蔵体と
ドナーパッチの間に色素が分配し、当初の色素濃度を回
復する。 【0027】半浸透メンブランを透過する貯蔵体からの
色素移動にはバインダは必要ない。固体色素の移動メカ
ニズムでは、色素は融解又は液状化し、メンブランを通
って拡散してドナーパッチにインキを補充する。 【0028】色素貯蔵体要素の調製: 色素貯蔵体要素1:13μmマイラ(Mylar) TTM
(商品名)支持体上にコーティングを行うことにより、
色素貯蔵体要素1を調製した。 【0029】1)15重量%の1−ブタノールと85重
量%の酢酸n−プロピルの混合溶媒による、タイゾール
(Tyzor) TBT(商品名)チタニウムテトラブトキシド
(デュポン社)(0.16g/m2 )の下塗り層、及び 2)75重量%のトルエン、20重量%のメタノール及
び5重量%のシクロペンタノンの混合溶媒による、色素
1(1.62g/m2 )、色素2(3.32g/
2 )、色素3(1.48g/m2 )、FC−430
(商品名)フルオロカーボン界面活性剤(3M社)
(0.01g/m2 )、及びCAP−482−0.5
(商品名)酢酸プロピオン酸セルロースバインダ(イー
ストマン ケミカル)(1.78g/m2 )を含む色素
層。 【0030】色素貯蔵体要素1の裏面には、前記の下塗
り層(subbing layer)を塗布した。 【0031】 【化1】 色素1 λmax 544nm(マゼンタ) 【化2】 色素2 λmax 522nm(マゼンタ) 【化3】 色素3 λmax 544nm(マゼンタ) 色素貯蔵体要素2:13μmマイラ TTM(商品名)
支持体(デュポン社)上にコーティングを行うことによ
り、色素貯蔵体要素2を調製した。 【0032】1)色素貯蔵体要素1で述べられたと同様
な下塗り層、及び 2)75重量%のトルエン、20重量%のメタノール及
び5重量%のシクロペンタノンの混合溶媒による、色素
1(0.81g/m2 )、色素2(1.66g/
2 )、色素3(0.74g/m2 )、FC−430
(商品名)フルオロカーボン界面活性剤(3M社)
(0.01g/m2 )、及びブトバー(Butvar)B−76
(商品名)ポリ(ビニルブチラール)バインダ(モンサ
ント社)(1.78g/m2 )を含む色素層。 【0033】色素貯蔵体要素の裏面には、色素貯蔵体要
素1で述べられた下塗り層を塗布した。 【0034】色素貯蔵体要素3:13μmマイラ TT
M(商品名)支持体(デュポン社)上にコーティングを
行うことにより、色素貯蔵体要素3を調製した。 【0035】1)色素貯蔵体要素1で述べられたと同様
な下塗り層、及び 2)75重量%のトルエン、20重量%のメタノール及
び5重量%のシクロペンタノンの混合溶媒による、色素
1(4.02g/m2 )、色素2(8.54g/
2 )、色素3(3.68g/m2 )を含む色素層。 【0036】色素貯蔵体要素の裏面には、色素貯蔵体要
素1で述べられた下塗り層を塗布した。 【0037】色素貯蔵体要素4:13μmマイラ TT
M(商品名)支持体(デュポン社)上にコーティングを
行うことにより、色素貯蔵体要素4を調製した。 【0038】1)色素貯蔵体要素1で述べられたと同様
な下塗り層、及び 2)75重量%のトルエン、20重量%のメタノール及
び5重量%のシクロペンタノンの混合溶媒による、色素
1(0.81g/m2 )、色素2(1.66g/
2 )、色素3(0.74g/m2 )、FC−430
(商品名)フルオロカーボン界面活性剤(3M社)
(0.01g/m2 )、及びCAP−482−0.5
(商品名)酢酸プロピオン酸セルロースバインダ(イー
ストマン ケミカル)(1.78g/m2 )を含む色素
層。 【0039】色素貯蔵体要素の裏面には、色素貯蔵体要
素1に述べられた下塗り層を塗布した。 【0040】色素供与体要素の調製 13μmマイラ TTM(商品名)支持体(デュポン
社)上にコーティングを行うことにより、色素供与体要
素を調製した。 【0041】1)色素貯蔵要素1で述べられたと同様な
下塗り層、及び 2)下記に示す主鎖を持つ、ポリカーボネートポリオー
ル(0.238g/m2)より誘導した架橋ポリカーボ
ネート−ポリウレタン網目構造のバインダ層であり、米
国特許第5,266,551号で開示された方法を用い
て、CL2000(商品名)ポリカプロラクトンポリエ
ーテルグリコール(デュポン社)(0.238g/
2 )、デスモドア(Desmodur)N3300(商品名)ポ
リイソシアネート (バイエル社)(0.063g/m
2 )、二酢酸ジブチルスズ触媒(エアプロダクツ)
(0.001g/m2 )、及びFC−430(商品名)
フルオロカーボン界面活性剤(3M社)(0.003g
/m2 )の酢酸エチル溶液より調製した。 【0042】色素供与体要素の裏面には、色素貯蔵体要
素1に述べられた下塗り層を塗布した。 【0043】 【化4】 ポリカーボネートポリオール 【化5】 CL2000(商品名)(デュポン社) 【化6】 デスモドア N3300(商品名)(バイエル社)メンブラン要素の調製 メンブランとして評価を行ったポリマー類は以下のとお
りである。 【0044】ポリマー1:ポリエチレン CM751−
X(商品名)(イーストマン ケミカル) ポリマー2:ポリエチレン CM752−X(商品名)
(イーストマン ケミカル) ポリマー3:ポリエチレン CM755−X(商品名)
(イーストマン ケミカル) ポリマー4:ポリエチレン CM756−X(商品名)
(イーストマン ケミカル) ポリマー5:ポリエチレン アテイン 4201(商品
名)(ダウ ケミカル) ポリマー6:ポリエチレン アテイン 4203(商品
名)(ダウ ケミカル) ポリマー7:ポリエチレン ETS−9066(商品
名)(ユニオン カーバイド) ポリマー8:ポリエチレン 4002P(商品名)(イ
ーストマン ケミカル) ポリマー9:クラトン D1102(商品名)(シェル
ケミカル社) ポリマー10:クラトン D1111(商品名)(シェ
ル ケミカル社) ポリマー11:クラトン D1116(商品名)(シェ
ル ケミカル社) ポリマー12:クラトン G1652(商品名)(シェ
ル ケミカル社) ポリマー13:クラトン G1657(商品名)(シェ
ル ケミカル社) ポリマー14:クラトン G1702(商品名)(シェ
ル ケミカル社) ポリマー15:イソホロンジイソシアナート、2−エチ
ル−1,3−ヘキサンジオール及び水酸基末端を持つポ
リ(エチレン−コ−ブチレン)のポリウレタン ポリマー16:ポリ[(2,2´−オキシジエチレン−
コ−2,2−ジメチル−1,3−プロピレン(20/8
0))テレフタラート−ブロック−ポリ(エチレン−コ
−ブチレン)] ポリマー17:ポリ[エチレンテレフタラート−ブロッ
ク−ポリ(エチレン−コ−ブチレン)] ポリマー18:ポリ[1,6−ヘキシレンテレフタラー
ト−ブロック−ポリ(エチレン−コ−ブチレン)] ポリマー19:エチレン含有率60重量%のポリ(エチ
レン−コ−プロピレン)(サイエンティフィク ポリマ
ー プロダクツ社(ScientificPolymer Products,In
c.)、#358) ポリマー20:アクリル酸エチル含有率18重量%のポ
リ(エチレン−コ−アクリル酸エチル)(サイエンティ
フィク ポリマー プロダクツ社、#454) ポリマー21:酢酸ビニル含有率14重量%のポリ(エ
チレン−コ−酢酸ビニル)(サイエンティフィク ポリ
マー プロダクツ社、#012) ポリマー22:ポリブタジエン(アルドリッチ ケミカ
ル社、#18,138−2) ポリマー23:スチレン含有率30重量%のポリスチレ
ン−ブロック−ポリブタジエン−ブロック−ポリスチレ
ン(サイエンティフィク ポリマー プロダクツ社、#
086) ポリマー24:アクリロニトリル/ブタジエン/スチレ
ン樹脂(サイエンティフィク ポリマー プロダクツ
社、#051) ポリマー25:スチレン含有率14重量%のポリスチレ
ン−ブロック−ポリイソプレン−ブロック−ポリスチレ
ン(サイエンティフィク ポリマー プロダクツ社、#
088) ポリマー26:アクリロニトリル含有率30〜32重量
%のポリ(アクリロニトリル−コ−ブタジエン)(アル
ドリッチ ケミカル社、#18,090−4) ポリマー27:ポリ(エチレンオキシド)(サイエンテ
ィフィク ポリマー プロダクツ社、#136A) ポリマー28:ポリ(酢酸ビニル)(サイエンティフィ
ク ポリマー プロダクツ社、#070) ポリマー29:塩化ビニル含有率87重量%、酢酸ビニ
ル含有率13重量%のポリ(塩化ビニル−コ−酢酸ビニ
ル)(サイエンティフィク ポリマー プロダクツ社、
#063) ポリマー30:ポリ(ビニルブチラール)(サイエンテ
ィフィク ポリマー プロダクツ社、#073) ポリマー31:ポリビニルアセタール樹脂(積水化学、
#S−LEC KS−1) ポリマー32:ポリ(メタクリル酸n−ブチル)(サイ
エンティフィク ポリマー プロダクツ社、#111) ポリマー33:ポリ(アクリル酸イソプロピル)(サイ
エンティフィク ポリマー プロダクツ社、#475) ポリマー34:ポリ(メタクリル酸イソブチル)(サイ
エンティフィク ポリマー プロダクツ社、#112) ポリマー35:ポリ(メタクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル)(サイエンティフィク ポリマー プロダクツ社、
#414) ポリマー36:ポリ(メタクリル酸sec−ブチル)
(サイエンティフィク ポリマー プロダクツ社、#2
13) ポリマー37:ポリ(メタクリル酸エチル)(サイエン
ティフィク ポリマー プロダクツ社、#113) ポリマー38:ポリ(メタクリル酸ヒドロキシプロピ
ル)(サイエンティフィク ポリマー プロダクツ社、
#232) ポリマー39:ポリ(メタクリル酸イソプロピル)(サ
イエンティフィク ポリマー プロダクツ社、#47
6) ポリマー40:ポリスチレン(サイエンティフィク ポ
リマー プロダクツ社、#067) ポリマー41:アイソタクチックポリ(1−ブテン)
(サイエンティフィク ポリマー プロダクツ社、#0
39) ポリマー42:4,4´−(ヘキサヒドロ−4,7−メ
タノインダン−5−イリデン)ジフェノールと炭酸の共
重合体 【化7】 ポリマー42 ポリマー43:50重量%のビスフェノールA、ジエチ
レングリコール及び15重量%のブロック−ポリ(ジメ
チルシロキサン)との、炭酸の共重合体 【化8】 ポリマー43 ポリマー44:4,4´−(ヘキサヒドロ−4,7−メ
タノインダン−5−イリデン)ジフェノール及び40重
量%のブロック−ポリ(ジメチルシロキサン)との、炭
酸の共重合体 【化9】 ポリマー44 ポリマー45:4,4´−(ヘキサヒドロ−4,7−メ
タノインダン−5−イリデン)ジフェノール及び40重
量%のブロック−ポリ(ジメチルシロキサン)との、イ
ソフタル酸の共重合体 【化10】ポリマー45 ポリマー16を調製するには、撹拌及びアルゴン流入の
装置を付けた、500mlの丸底フラスコ中で、テレフ
タル酸ジメチル(19.4g、0.100モル)と、ク
ラトン L−2203(商品名)(シェル ケミカル
社、34.0g、0.005モル)とを反応させた。ア
ルゴン気流中、220℃でモノマー類をまず融解し、希
釈しないチタニウムイソプロポキシドを3滴加え、得ら
れたメタノール留出物を集めた。40分後、2,2−ジ
メチル−1,3−プロパンジオール(12.5g、0.
120モル)と、2,2´−オキシジエタノール(3.
2g、0.030モル)を加えた。220℃で2時間及
び240℃で1時間反応を続けた後、得られたメタノー
ル留出物を再び集めた。フラスコに真空マニホルドと撹
拌パドルを取り付け、撹拌しながら真空をかけた。次に
フラスコを30分間室温まで放冷後、真空を解除した。
フラスコを液体窒素で凍らせてから割り、固体状のポリ
マーを単離した。 【0045】ポリマー17を調製するには、長首の25
0mlの丸底フラスコ中で、テレフタル酸ジメチル
(2.86g、0.0147モル)と、クラトン L−
2203(商品名)(シェル ケミカル社、12.5
g、0.00735モル)と、エチレングリコール(2
g、0.032モル)とを反応させた。フラスコの上部
に取り外しアームを取り付けた。窒素気流中、200℃
でモノマー類をまず融解し、次に融解したモノマー類を
窒素でパージした。五酸化アンチモンの6%エチレング
リコール分散液を0.5ml添加した。希釈しないチタ
ニウムイソプロポキシドを5滴加え、得られたメタノー
ル留出物を集めた。2時間後、フラスコに真空マニホル
ドと撹拌パドルを取り付け、撹拌しながら真空をかけ
た。真空をかけながら、2時間反応を続けた。次にフラ
スコを30分間室温まで放冷後、真空を解除した。フラ
スコを液体窒素で凍らせてから割り、固体状のポリマー
を単離した。 【0046】ポリマー18は、テレフタル酸ジメチル
(15.5g、0.08モル)と、クラトン L−22
03(商品名)(20.4g、0.012モル)と、
1,6−ヘキサンジオール(8.02g、0.068モ
ル)とを用い、ポリマー17と同様な方法で調製した。 【0047】ポリマー42〜45は、次のポリマー43
と同様な方法を用いて合成した。凝縮器、滴下漏斗及び
撹拌機を取り付けた、500mlの三つ首の丸底フラス
コに、ビスフェノールAビスクロロホルマート(35.
3g、0.10モル)、2,2´−オキシジエタノール
(10.6g、0.10モル)、ポリ(ジメチルシロキ
サン)(8.1g、0.0021モル)及びジクロロメ
タン(200ml)を入れ、氷浴で5〜10℃に冷却し
た。ピリジン(25ml)をゆっくり加え、次にビスフ
ェノールAビスクロロホルマートのジクロロメタン溶液
(0.01モル%)を溶液の粘度が上がり始めるまで加
えた。得られた混合物を3時間撹拌後、2%塩酸(20
0ml)で3回、次に水(200ml)で3回洗った。
ポリマーをメタノールに沈殿させ、ジクロロメタンに再
溶解し、前述のように塩酸(HCl)と水で洗ってから
再びメタノールに沈殿させた。得られたポリマーを真空
オーブンで一晩、50℃で乾燥した。 【0048】メンブラン要素1,2a,3a及び4〜
8:テトラヘドロン プレス(Tetrahedron Press) を用
いて、177〜204℃、222,000〜267,0
00Nで、対応するポリマー1〜8の薄いフィルムを調
製した。メンブランの厚さは、ニューポートミクロメー
タ(Newport micrometer)を用いて測定した(表1)。 【0049】メンブラン要素2b及び3b:ポリマー2
及び3は、イーストマン ケミカルより、フィルムとし
て入手した。厚さは、ニューポートミクロメータを用い
て測定した(表2)。 【0050】メンブラン要素9〜14:対応するポリマ
ー9〜14を、トルエン溶液(8%固体)として、25
μmのFEP テフロン(商品名)支持体(デュポン
社)上にコーティングして調製した。コーティングを室
温で一晩乾燥させた後、メンブランを剥ぎ取った。メン
ブランの厚さは、ニューポートミクロメータを用いて測
定した(表2)。 【0051】メンブラン要素15:クラトン L−22
03(商品名)(シェル ケミカル社)(3.62g/
2)、デスモドア Z(商品名)ポリイソシアネート
(バイエル社)(2.52g/m2)、二酢酸ジブチル
スズ触媒(エア プロダクツ)(0.0152g/
2)のトルエン溶液をガラスプレート上に塗布してポ
リマー15を調製した。コーティングは、32℃のオー
ブン中で2日間硬化させた。得られたメンブラン要素1
5をプレートから剥がし、その厚さをニューポートミク
ロメータを用いて測定した(表3)。 【0052】メンブラン要素16及び17:対応するポ
リマー16及び17を、トルエン溶液(8%固体)とし
て、30μmのカプトン(Kapton) 120FN616
(商品名)支持体(デュポン社)上にコーティングして
調製した。コーティングを室温で一晩乾燥させた後、メ
ンブランを剥ぎ取った。メンブランの厚さは、ニューポ
ートミクロメータを用いて測定した(表3)。 【0053】メンブラン要素18:対応するポリマー1
8を、ジクロロメタン溶液(8%固体)として、30μ
mのカプトン 120FN616(商品名)支持体(デ
ュポン社)上にコーティングして調製した。コーティン
グを室温で一晩乾燥させた後、メンブランを支持体から
剥ぎ取った。メンブランの厚さは、ニューポートミクロ
メータを用いて測定した(表3)。 【0054】メンブラン要素19〜45は、対応するポ
リマー19〜45から調製した。すべての例について、
以下に述べる溶液を、以下に述べる支持体上に塗布し、
得られたコーティングを室温で一晩乾燥させた。得られ
たフィルムを支持体から剥がし、その厚さをニュートン
ミクロメータを用いて測定した(表4)。 【0055】メンブラン要素19及び22:2.5重量
%のトルエン溶液を、25μmのFEP テフロン(商
品名)支持体(デュポン)上に塗布した。 【0056】メンブラン要素20:2.5重量%のトル
エン溶液を、ガラスプレート上に塗布した。 【0057】メンブラン要素21,27,28,32,
34,37,40,41,42及び44:22重量%の
トルエン溶液を、30μmのカプトン 120FN61
6(商品名)(デュポン社)上に塗布した。 【0058】メンブラン要素23:22重量%のトルエ
ン溶液を、125μmのカプトン 500FN131
(商品名)(デュポン社)上に塗布した。 【0059】メンブラン要素24:トルエン50重量%
及び2−ブタノン50重量%の混合溶媒に、1.5重量
%溶解したものを、ガラスプレート上に塗布した。 【0060】メンブラン要素26:3.5重量%のテト
ラヒドロフラン(THF)溶液を、25μmのFEP
テフロン(商品名)支持体(デュポン)上に塗布した。 【0061】メンブラン要素29:7.0重量%のテト
ラヒドロフラン溶液を、ガラスプレート上に塗布した。 【0062】メンブラン要素30:22重量%の2−ブ
タノン溶液を、30μmのカプトン 120FN616
(商品名)(デュポン社)上に塗布した。 【0063】メンブラン要素31:トルエン50重量%
及びメタノール50重量%の混合溶媒に、5.0重量%
溶解したものを、25μmのFEP テフロン(商品
名)支持体(デュポン社)上に塗布した。 【0064】メンブラン要素33及び39:10.0重
量%のトルエン溶液を、30μmのカプトン 120F
N616(商品名)(デュポン社)上に塗布した。 【0065】メンブラン要素35及び38:10.0重
量%のメタノール溶液を、30μmのカプトン 120
FN616(商品名)(デュポン社)上に塗布した。 【0066】メンブラン要素36:5.0重量%のトル
エン溶液を、25μmのFEP テフロン(商品名)支
持体(デュポン)上に塗布した。 【0067】メンブラン要素43及び45:3.5重量
%のテトラヒドロフラン溶液を、25μmのFEP テ
フロン(商品名)支持体(デュポン)上に塗布した。 【0068】 【実施例】実施例1.メンブラン要素1,2a,3a及び4〜8を透過する感
熱色素拡散 各メンブラン要素を色素貯蔵体要素1と色素供与体要素
の間に、後者二つの物質の支持体が外側に見えるよう組
み合わせた。色素供与体要素を上にし、ニップ幅5m
m、圧力2.1×104N/m2の、ゴムを巻いた二つの
アルミニウムローラから成る積層機(ラミネータ:lami
nator )に、0.23cm/秒の速度で各組を通した。
上のローラのみを加熱し、ローラの温度をそれぞれ上を
135℃、下を91℃に維持した。組を数分間放冷後、
インキが補充された色素供与体要素を取り外した。X−
ライト(X-Rite) 820濃度計(デンシトメータ:dens
itometer) を用いて、状態A緑色透過濃度を測定した
(表1)。 【0069】実施例2.メンブラン要素2b,3b及び9〜14を透過する感熱
色素拡散 色素貯蔵体要素1の代わりに、色素貯蔵体要素2を用い
る以外は、実施例1と同様にして色素を拡散させた。結
果を表2にまとめた。 【0070】 【表1】 【表2】実施例3.メンブラン要素15を透過する感熱色素拡散 色素貯蔵体要素1の代わりに、色素貯蔵体要素3を用
い、上側のローラの加熱温度を135℃から163℃へ
変更した以外は、実施例1と同様にして色素を拡散させ
た。結果を表3にまとめた。 【0071】実施例4.メンブラン要素16及び17を透過する感熱色素拡散 上側のローラの加熱温度を135℃から163℃へ変更
し、各組をラミネータの間に、1回の代わりに2回通す
以外は、実施例1と同様にして色素を拡散させた。結果
を表3にまとめた。 【0072】実施例5.メンブラン要素18を透過する感熱色素拡散 色素貯蔵体要素1の代わりに、色素貯蔵体要素2を用
い、上側のローラの加熱温度を135℃から163℃へ
変更した以外は、実施例1と同様にして色素を拡散させ
た。結果を表3にまとめた。 【0073】 【表3】 実施例6.メンブラン要素19〜24,26〜29及び31〜45
を透過する感熱色素拡散 色素貯蔵体要素1の代わりに、色素貯蔵体要素2を用い
る以外は、実施例1と同様にして色素を拡散させた。結
果を表4にまとめた。 【0074】実施例7.メンブラン要素25及び30を透過する感熱色素拡散 色素貯蔵体要素1の代わりに、色素貯蔵体要素4を用い
る以外は、実施例1と同様にして色素を拡散させた。結
果を表4にまとめた。 【0075】表4のデータより、一般的にポリマーメン
ブランの色素透過性は、そのTg(ガラス転移温度)が
低下するにつれ増大することが分かった。 【0076】いかなるバインダも必要としない、半浸透
メンブランを透過して貯蔵体から色素を拡散する他の方
法もある。つまり、固体状色素移動メカニズムにおいて
は、色素は融解及び拡散してメンブランを透過し、ドナ
ーパッチにインキを補充する。 【0077】 【表4】 *1 色素貯蔵体要素1に代えて、色素貯蔵体要素2を用
いた *2 提供者資料による *3 10℃/分で加熱した際の塊状物質を測定。DSC
曲線の変曲中間点を記録。 【0078】本発明の特徴の一つは、色素が再拡散の際
にバインダと分離する点である。半浸透メンブランは色
素のみを色素供給体から供与部材へ拡散させるが、バイ
ンダは供給体中に止まる。他の補充方法では、補充段階
(中間転写)の前、又はドナーリボンへ色素が移動した
後にバインダを除去する必要がある。これらの代替法に
おいては、バインダは揮発性物質でなければならない。
更に、バインダの除去のため、健康上及び安全性上の問
題を生じる恐れがあるのと同時に、装置がより複雑にな
る。 【0079】本発明は、望ましい実施の形態を参照にし
て詳細に述べられているが、本発明の概念及び観点の範
囲内で、その変形及び修正があることも理解されよう。
【図面の簡単な説明】 【図1】 色素供与リボンサーマルプリンタの断面を示
す図解図である。 【符号の説明】 10 ベルト、12,14 ローラ、16,18,20
色素貯蔵ローラ、22 再インキヘッド、24 プリ
ントヘッド、26 支持体、28,30,32ドナーパ
ッチ、34 色素受容体、36 プラテンローラ、3
8,40 キャプスタン駆動ローラ、42 支持体、4
4 色素受容層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エリザベス エー ガロー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ペンフ ィールド ブルー リッジ ロード 105 (72)発明者 ダニエル ジュード ハリソン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ピッツ フォード コートニー サークル 27 (72)発明者 ルイス ジョセフ ソリエロ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ロチェ スター チェリー クリーク レーン 138 (72)発明者 ルドミラ ショシャナ ワイス アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ロチェ スター イーストウッド トレイル 67

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 色素転写サーマルプリンタの色素供与体
    要素(10)への色素再充填のための装置であって、前
    記装置が、 感熱色素供与体要素(10)と、 色素が色素供与体要素から受容媒体へ画像の形に転写さ
    れ、少なくとも部分的に色素供与体要素の色素を消耗す
    る印刷部(16,18,20,22,24,38,4
    0)と、 色素を含む貯蔵体(16,18,20)と、 色素の色素供与体要素への拡散によってバインダから色
    素を分離することにより、色素を貯蔵体から色素供与体
    要素へ移動させる手段であって、前記貯蔵体は拡散調整
    浸透メンブランを含み、前記拡散調整浸透メンブランを
    透過して色素が色素供与体要素に供給されるものであ
    り、また前記拡散調整浸透メンブランが、直鎖、枝分れ
    及び/又は架橋ポリマー又はコポリマーを含む手段と、 を含むことを特徴とする装置。
JP10367527A 1998-01-05 1998-12-24 サーマルプリンタの色素供与体要素への色素の補充装置 Pending JP2000062302A (ja)

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