JP2000062059A - 積層体および透明部材の局部的貼合せ成形方法 - Google Patents

積層体および透明部材の局部的貼合せ成形方法

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JP2000062059A
JP2000062059A JP10235372A JP23537298A JP2000062059A JP 2000062059 A JP2000062059 A JP 2000062059A JP 10235372 A JP10235372 A JP 10235372A JP 23537298 A JP23537298 A JP 23537298A JP 2000062059 A JP2000062059 A JP 2000062059A
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transparent
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Kanichi Sato
寛一 佐藤
Masayuki Oishi
真之 大石
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 局部的に異種材料を貼り合せて他の部分をプ
ラスチックで形成してなる積層体および透明部材の局部
的貼合せ成形方法を提供する。 【解決手段】 貼合せ成形によって得られる積層体にお
いて、ベース部材2における表面の中間位置にガラス板
3が配されて、その外周がベース部材2を構成するプラ
スチックで取り巻かれるようにして中間接合層4によっ
て一体に積層され、局部的にガラス板材にてなる傷の付
き難い表層部を備える積層体1である。また、このよう
な積層体1を成形するには、局部的に貼着されるガラス
板3の貼合せ部を備えたベース部材2と、このベース部
材2の前記貼合せ部に相対するガラス板3を金型内に配
置して、前記ベース部材2とガラス板3との間に透明な
樹脂を注入固化させて一体化する貼合せ成形であって、
局部的に貼着されるガラス板と貼合せ成形する透明な樹
脂の注入口との間に、別な第三の部材5を装着し、その
第三の部材5によって見かけのフィルムゲートを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形品の一部に透
明部材を局部的に貼り合せ成形して機能性を高めること
ができる積層体および透明部材の局部的貼合せ成形方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】透明な面状体、たとえば小型車輌のフロ
ントガラスや建設機械車輌における運転室の前面窓など
で運転者が最小限の範囲で常時視認するに要する部分に
ついては、飛来物によって表面に擦傷が付くのを回避す
ることが好ましく、そのために表面硬度が高くて透明性
の確保が容易な板ガラスを使用することが望ましい。し
かし、板ガラス単体では飛来物の衝突などで破損する危
険性が高いので、プラスチックで補強したいわゆる貼合
せ透明面状体を採用する試みがなされている。
【0003】また、従来、例えば透明な面状の物品で局
部的に耐擦傷性を必要とするようなものを製作するに
は、シート積層法によるほかなく、このシート積層法で
は加熱冷却の過程で製品に歪みが生じやすく、しかも製
作費が高くなるという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のようなガラス板
とポリカーボネートとを熱可塑性樹脂によって貼合せ成
形することについては、本発明者らにより既に提案(特
開平9−286039号公報)されている。しかし、そ
の貼合せ成形によって得られる透明な面状体は、もっぱ
ら平板の貼合せ構造のもので、しかも全面的に貼合せ成
形するものである。また、曲面を有する積層成形品を製
作するには、まず硬質の曲面部材(例えば曲面ガラス
板)を必要とし、その曲面部材を製作するには高価につ
くのみならず、曲げた硬質部材の加工精度があまりよく
ないことからプラスチックを貼合せ成形するに際して
は、その曲面部材を破損することなく成形することが非
常に困難であるという問題がある。なぜならば、曲げ加
工された硬質部材は歪みを有し、一様に仕上げることが
困難であるので画一的に製作することができないという
問題点がある。
【0005】このようなことから、部分的にガラスのよ
うに表面が傷つき難くて透明な層を有し、主要部にて透
光面が傷つきにくい機能を備え、その他の部分では成形
加工容易な透明のプラスチックを使用して、好ましくは
全体的に曲面、あるいは曲面を含む任意の形状にされた
透明な面状体を得ることについての要望がある。
【0006】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たもので、例えば耐擦傷性を必要とする部分において局
部的に表面耐擦傷性を有する板材を用いるというよう
に、局部的に異種材料を貼り合せて他の部分をプラスチ
ックで形成してなる積層体および透明部材の局部的貼合
せ成形方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述さ
れた目的を達成するために、第一発明による積層体は、
貼合せ成形によって得られる積層体において、ベースと
なる第一の部材における表面の中間位置に第二の部材が
配されて、その外周を第一の部材もしくは第一の部材お
よび第二の部材に隣接して配した第三の部材で取り巻か
れるように配置して、それぞれの接触面を接合樹脂層に
よって一体に積層され、その第一の部材がプラスチック
で、第二の部材がガラス板材、第三の部材がプラスチッ
クまたはガラス板材であることを特徴とするものであ
る。
【0008】このように構成される積層体によれば、ベ
ースとなるプラスチックの部材における表面の中間位置
にガラス板材にてなる第二の部材を局部的に貼合せて、
その外周がベース部材もしくはベース部材と同様の、あ
るいはガラス板材からなる第三の部材とで囲まれて一体
に積層されるので、使用される用途に応じて第二の部材
であるガラス板材に取扱い易い平板のものを用いれば、
その他の部分は制約条件がないので、成形許容範囲内で
平面はもちろん、曲面的な形状にして積層することによ
って要部のみ透光性が長期にわたり維持可能な面状体を
容易に作成できるという効果を奏するのである。なお、
形状・用途によっては、第三の部材に前述のようにガラ
ス板材を用いることも可能であり、形状・用途によって
は平面の組み合わせで上述の積層体を得ることも可能で
ある。
【0009】前述のような積層体を形成するにあたって
は、そのベース部材の第二の部材を貼着形成する部分が
その他の部分よりも貼合せ部材の厚み相当の深さに予め
成形されたものが用いられるようにするのがよい。
【0010】次に、前述のような積層体を製作する手段
として適用される第二発明に係る透明部材の局部的貼合
せ成形方法は、局部的に貼着される第二被着体の受け入
れ個所を備えた第一の被着体と、この第一の被着体の前
記受け入れ個所に相対する第二被着体を金型内に配置
し、前記両被着体間に透明な樹脂を注入固化させて一体
化する貼合せ成形であって、局部的に貼着される第二被
着体と貼合せ成形する透明な樹脂の注入口との間に、別
な第三の部材を装着し、その第三の部材によって見かけ
の溶融樹脂通路を均一に設けることを特徴とするもので
ある。
【0011】こうすることによって、局部的に貼着され
る第二被着体の近傍に溶融樹脂の注入口(ゲート)を設
けることが困難であったのを、第三の部材と第一の部材
との間を利用して目的とする第二被着体と第一被着体と
の間に溶融樹脂を均一に供給できるようにすることで、
無理なく局部的に第二被着体を貼り合せる成形が可能に
なった。したがって、その第二被着体以外の部分を所望
の形状にして制約を受けない形状の面状体を容易に製作
することができるという効果を奏するのである。
【0012】また、前記第一被着体に局部的に配される
面に第二被着体を貼合せて一体化するに際し、別の第三
の部材を前記第二被着体に隣接して配し、注入する樹脂
が前記第三の部材に沿うように流れて第二被着体が貼合
せ成形されるようにするのがよい。こうすることで、接
合させる樹脂を注入するに際してサイドゲートからの溶
融樹脂の導入ができて透明な部材を第二被着体に用いる
に当たり歪みの発生を抑えて高品質の製品を得ることが
できるという効果を奏する。
【0013】さらに、第三の発明に係る透明部材の局部
的貼合せ成形方法は、局部的に貼着される第二被着体の
受け入れ個所を備えた第一の被着体と、この第一の被着
体の前記受け入れ個所に相対する第二被着体を金型内に
配置し、前記両被着体間に透明な樹脂を注入固化させて
一体化する貼合せ成形であって、前記局部的に貼着させ
る第二被着体と前記第一の被着体の間に接合用の樹脂を
導くための樹脂注入路を第一の被着体に設けて、その第
一の被着体の背後から接合用の樹脂を注入して積層する
ことを特徴とするものである。
【0014】こうすることにより、第三の部材を使用す
ることなく、第一の部材の裏側もしくは側面から接合用
の樹脂の導入口を設置して、成形歪みを防止しながらサ
イドゲートで第二被着体の貼合せ成形が行えることにな
る。したがって、予め第一の部材に局部貼着するスペー
スを成形したものを準備して、第三の部材を用いること
なく局部的に例えばガラス板の貼合せ成形を行うことが
容易になるという効果を奏する。
【0015】また、前述の第三の部材を用いないで貼合
せ成形する場合においては、前記接合用の樹脂を第一の
被着体の裏側もしくは目立たない側方から注入して成形
するのが好ましい。こうすると、溶融樹脂の注入路を貼
合せる第二被着体と第一の被着体の接合部に近づけて設
けることで、ゲート跡を目立たせないで合理的に成形で
き、作業性を向上させる効果が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、第一発明による積層体につ
いて、その成形方法として採用される第二発明に係る透
明部材の局部的貼合せ成形方法とともに、具体的な実施
の形態につき、図面を参照しつつ説明する。
【0017】図1に示されるのは、局部的に透明部材を
貼合された積層体の一具体例全体斜視図であり、図2は
図1の縦断面図である。
【0018】図1および図2で示される積層体1は、所
要寸法で縦長にて下半部を傾斜する形状に形成されたベ
ース部材2の片面中央部に、硬質の透明部材が局部的に
貼合せ成形されたプラスチック製のパネルである。この
積層体1のベース部材2は透明のプラスチック部材で、
たとえばポリカーボネートが用いられ、硬質の透明部材
としてガラス板3が用いられている。なお、そのガラス
板3をベース部材1に貼合するのに、例えば熱可塑性ポ
リウレタン樹脂が接合中間層4として用いられている。
また、前記ガラス板3に隣接して第三の部材としてベー
ス部材2と同質のポリカーボネートのシート5が屈曲面
に貼着されている。もちろん、形状によっては第三の部
材にガラスを用いることも容易である。
【0019】前記積層体1は、ガラス板3を片面中央部
に貼り合せるために、ベース部材2にそのガラス板3お
よび第三の部材であるシート5の貼合せ部を、それらの
厚み相当寸法薄くした形状で予め成形されたものを用い
て貼合せ成形されている。
【0020】このように形成された積層体1によれば、
全体として透明なパネルであるが、その中央部に貼合さ
れたガラス板3の部分では、そのガラス板3を表面側に
配されるようにして使用できるようにすれば、例えばこ
のパネルを粉塵などの飛来物が多い状態のなかで遮蔽体
として使用されても、ガラス板3が貼着されている部分
では飛来物による表面の擦り傷の発生がないので、透光
性が妨げられない。そして、図示される具体例では一部
を傾斜面に屈曲形成されているが、ベース部材2につい
ては、そのもの全体をプラスチックの成形によって形成
されるので、任意の形状に成形できるから、前記ガラス
板3の貼合せ部のみ平板状にしてその他の部分を例えば
曲面にするなど任意外形にすることで、要部のみ耐擦傷
性を備える立体的な透明の面状体を得ることができる。
【0021】次に、前述のような積層体1の製作するに
は、図3(a)に示されるように、金型10としては、
可動盤11側にベース部材2が背面で全面的に保持され
る凹部12が形成され、固定盤13側にはガラス板3お
よび第三の部材5を保持できる保持部14がそれぞれ形
成されたものを使用して、射出圧縮成形機(図示せず)
により貼合せ成形される。なお、固定盤13にはベース
部材2に対する貼合せ時のシール構成材15が前記ガラ
ス板3と第三の部材5の少なくとも三辺を囲むように配
設されている。また、ベース部材2としては、貼合わさ
れるガラス板3および第三の部材5が嵌め合されるよう
に、予めそれらガラス板3および第三の部材5の厚みに
応じた深さに貼合せ部2aを彫り込んだ形状に成形され
たものが用いられる。そして、接合用の樹脂(例えば熱
可塑性ポリウレタン樹脂)の注入口16は第三の部材5
が貼合わされる外端部側にゲートが位置するように設け
られている。符号16′は射出注入樹脂の注入路であ
る。
【0022】このようなベース部材2は可動盤11の凹
部12に背面側を全面で受け止められるように保持さ
せ、ガラス板3と第三の部材5(ベース部材2と同一の
透明材料で作られたシート)を固定盤13の保持部14
に保持させる。
【0023】次いで、図3(b)で示されるように、可
動盤11を前進させて固定盤12とで金型10を閉じ合
わせ、射出ノズル(図示せず)から接合用の樹脂を射出
して注入口16からベース部材2と第三の部材5との間
に注入する。すると、接合用の樹脂は第三の部材5とベ
ース部材2に形成されている貼合せ部2aとの間隙を通
じて流動する。
【0024】所要量の接合用の樹脂を射出した後、可動
盤11を最前進させて固定盤13とで注入した接合用の
樹脂を圧縮させてベース部材2に対してガラス板3およ
び第三の部材5を貼合わせる(図3(c)参照)。
【0025】こうして貼合せ成形された積層体1は、第
三の部材5がベース部材2と同質材料で形成された場合
は、第二の部材であるガラス板3の部分のみが異種材料
となり、接合中間層4は、透明な樹脂によって構成され
るので、実質的の全体が透明なもので、ガラス板3が局
部的に配されたものとなり、貼合せのための樹脂(中間
接合層4)注入跡は第三の部材5の外端に生じて、ガラ
ス板3の貼着部近辺には一切存在しないものとすること
ができる。要するに、第三の部材5は、パネル(積層
体)の中間位置に介在されるガラス板3の貼合せ操作に
おける樹脂注入用のフィルムゲートの役目を果すダミー
となって、得られる製品に成形時の歪みなどが貼合せ位
置で生じないで仕上がり外観を美麗にする役目を果すの
である。
【0026】このようにして予めガラス板3の配置を設
定して貼合せ成形を行うようにすれば、その貼合せ部分
では平板なガラス板を使用し、その他の部分はすべてプ
ラスチックを成形したものにできるので、表面耐擦傷性
を要求される部分にのみガラス板を使用するようにし、
その他の部分は所望の形状にプラスチックを成形したベ
ース部材を用いれば、例えば彎曲したパネルにおいてそ
の所要の個所のみガラス板を片面(表面)に貼り合せて
なるものを容易に得ることができるのである。なお、彎
曲ではなく平面の組み合わせで成形できる場合は、第三
の部材5にガラス板を用いることも可能である。
【0027】次に、図4(a),(b)に示されるの
は、局部的に透明部材を貼合せた積層体の別な成形方法
を説明する図である。この図に示されるのは第三発明に
係るものであって、得られる積層体1Aは、外観的に前
述の積層体1とほとんど同一である。ただ、前述の成形
方法にあっては、第三の部材をダミーとして使用するこ
とによりパネルとして仕上がった際にガラス板が同一材
料の部材で取り巻かれた状態にされるものであるが、こ
の第三発明に係る成形方法ではダミーを使用しないで製
品を得るものである。
【0028】ここで使用される金型10Aは、固定盤1
3A側にベース部材2Aの背面側に合わせた形状の保持
部13aが設けられ、可動盤11Aには貼合わされるガ
ラス板3の周囲を取り巻いてシールするシール構成材1
5が額縁状に設けられている。また、接合用の樹脂注入
口17がベース部材2Aの貼合せ部2aに対して背後か
ら注入できるように設けられている。
【0029】また、ベース部材2Aは、前記具体例と同
様に透明なプラスチック(例えばポリカーボネート)で
ガラス板3の貼合せ位置となる個所を、そのガラス板3
の厚みに相当する深さで彫り込まれた貼合せ部2aが成
形されたものを用いる。そして、接合用の樹脂として
は、熱可塑性樹脂(例えば熱可塑性ポリウレタン)を使
用して射出圧縮成形機によって貼合せ成形を行う。な
お、このベース部材2Aの貼合せ部2aには予め金型側
の注入口17に対応する小径の注入口を設けたものを使
用する。
【0030】成形に際しては、まず、図4(a)で示さ
れるように、固定盤13Aの保持部13aに、予め所要
形状に成形されたベース部材2Aを装着する。また可動
盤11Aの前面にガラス板3をシール構成材15にて周
囲を保持させて装着する。この状態で可動盤11Aを前
進させて型を閉じ、図示されない射出ノズルから接合用
の樹脂を注入口17からベース部材2Aの注入口を通じ
て貼合せ部2aとガラス板3との間に形成される空間部
に所要量注入する。
【0031】次いで可動盤11Aと固定盤13Aとによ
ってプレスすることにより、注入された接合用の樹脂を
圧縮させてベース部材2Aに対してガラス板3を中間接
合層4(接合用の樹脂)で貼合わせるのである(図4
(b)参照)。こうして成形されたパネル(積層体)
は、接合用の樹脂の注入ゲートが、ベース部材2Aの中
間部に生じるが、そのゲート位置をベース部材とガラス
板の接合境界部に沿わせるように設けることで目立つこ
となく成形できる。
【0032】このようにして得られた積層体ではダミー
部材(第三の部材)を必要とせずに成形歪みを防止しな
がらサイドゲートで成形できることになるので、部品点
数を少なくして効率よく成形できる。この成形方法にお
いても、前記成形方法と同様に貼合せ部を除いた部分に
ついては任意の形状に成形できるので、用途に応じて所
望の形状として、透光部として重要な部分にガラス板を
貼合せたパネル(積層体)が容易に生産出来ることにな
る。
【0033】上述の実施例におけるベース部材2,2A
は本発明における第一の被着体に、ガラス板3は第二被
着体に、それぞれ対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、局部的に透明部材を貼合された積層体
の一具体例全体斜視図である。
【図2】図2は、図1の縦断面図である。
【図3】図3は、局部的に透明部材を貼合せた積層体の
成形方法の説明図で、(a)は使用される金型と貼合わ
される部材の関係を示し、(b)は貼合せ開始時の態様
を、(c)は圧縮成形される態様を、それぞれ表わして
いる。
【図4】図4は、局部的に透明部材を貼合せた積層体の
別な成形方法を説明する図で、(a)は貼合せ開始時の
態様を、(b)は圧縮成形される態様を、それぞれ表わ
している。
【符号の説明】
1 積層体 2,2A ベース部材 2a 貼合せ部 3 ガラス板 4 接合中間層 5 第三の部材 10,10A 金型 11,11A 可動盤 12,13a ベース部材の保持部 13,13A 固定盤 15 シール構成材 16,17 注入口
フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AG00B AK01A AK01B AK45 AK51G BA02 BA15 BA44 DC22 EA062 EC18 EC182 EH112 EH312 GB33 JB16 4F206 AA28 AA31 AD04 AD05 AD35 AG03 JA03 JB02 JB11 JB14 JB20 JB25 JF01 JF47 JM04 JN11 JN14 JQ81

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貼合せ成形によって得られる積層体にお
    いて、ベースとなる第一の部材における表面の中間位置
    に第二の部材が配されて、その外周を第一の部材もしく
    は第一の部材および第二の部材に隣接して配した第三の
    部材で取り巻かれるように配置して、それぞれの接触面
    を接合樹脂層によって一体に積層され、その第一の部材
    がプラスチックで、第二の部材がガラス板材、第三の部
    材がプラスチックまたはガラス板材であることを特徴と
    する積層体。
  2. 【請求項2】 局部的に貼着される第二被着体の受け入
    れ個所を備えた第一の被着体と、この第一の被着体の前
    記受け入れ個所に相対する第二被着体を金型内に配置
    し、前記両被着体間に透明な樹脂を注入固化させて一体
    化する貼合せ成形であって、局部的に貼着される第二被
    着体と貼合せ成形する透明な樹脂の注入口との間に、別
    な第三の部材を装着し、その第三の部材によって見かけ
    の溶融樹脂通路を均一に設けることを特徴とする透明部
    材の局部的貼合せ成形方法。
  3. 【請求項3】 前記第一被着体に局部的に配される面に
    第二被着体を貼合せて一体化するに際し、別の第三の部
    材を前記第二被着体に隣接して配し、注入する樹脂が前
    記第三の部材に沿うように流れて第二被着体が貼合せ成
    形されるようにする請求項2に記載の透明部材の局部的
    貼合せ成形方法。
  4. 【請求項4】 局部的に貼着される第二被着体の受け入
    れ個所を備えた第一の被着体と、この第一の被着体の前
    記受け入れ個所に相対する第二被着体を金型内に配置
    し、前記両被着体間に透明な樹脂を注入固化させて一体
    化する貼合せ成形であって、前記局部的に貼着させる第
    二被着体と前記第一の被着体の間に接合用の樹脂を導く
    ための樹脂注入路を第一の被着体に設けて、その第一の
    被着体の背後から接合用の樹脂を注入して積層すること
    を特徴とする透明部材の局部的貼合せ成形方法。
  5. 【請求項5】 前記接合用の樹脂を第一の被着体の裏側
    もしくは目立たない側方から注入して成形する請求項4
    に記載の透明部材の局部的貼合せ成形方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014140986A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-18 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Shut off nozzle system and methods for making and using the same

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WO2014140986A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-18 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Shut off nozzle system and methods for making and using the same
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