JP2000061746A - 骨格構造体 - Google Patents

骨格構造体

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JP2000061746A
JP2000061746A JP10251842A JP25184298A JP2000061746A JP 2000061746 A JP2000061746 A JP 2000061746A JP 10251842 A JP10251842 A JP 10251842A JP 25184298 A JP25184298 A JP 25184298A JP 2000061746 A JP2000061746 A JP 2000061746A
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Japan
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units
unit
skeletal
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JP10251842A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kitaoka
聡 北岡
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレス成形された複数の骨格部材を溶接して
得た複数の骨格ユニットを互いに固着して構成した骨格
構造体において、各骨格ユニットを固着するとき、その
各骨格ユニットを簡単な構成によって正しく位置決めで
きるようにする。 【解決手段】 後部の骨格ユニット3のチャンネル部材
13に舌状の突出部21を形成し、下部の骨格ユニット
1のチャンネル部材5に突出部21が係合する切欠20
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス成形成され
た複数の骨格部材を固着して成る骨格構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ又は印
刷機などの画像形成装置やその他の電子機器、或いは工
作機械又は車両などの各種機械、装置においては、その
全体の剛性と強度を確保するため、その本体構造体とし
て上記形式の骨格構造体が広く用いられている。
【0003】このような骨格構造体をその製造業者が製
造する際、骨格構造体の全ての骨格部材を一度に組み付
け、これらを固着して骨格構造体を完成させてしまう
と、その後、完成した骨格構造体を輸送するとき、これ
が大きく嵩張るので、その輸送効率が低下する。例え
ば、骨格構造体の製造業者が骨格構造体を完成させ、そ
の完成した骨格構造体を、完成品メーカに輸送し、その
完成品メーカが骨格構造体に各種要素を組み付けて所定
の製品を製造する場合、完成した骨格構造体をその製造
業者から完成品メーカに輸送するとき、当該骨格構造体
が嵩張ってその輸送効率が低下する。
【0004】そこで、先ず、プレス成形された複数の骨
格部材を溶接によって一体化した骨格ユニットをそれぞ
れ製造し、その後に、各骨格ユニットを組み付け、これ
らを固着することによって骨格構造体を完成させる方式
が従来より採用されている。例えば、骨格構造体の製造
業者が、或る製品に必要とされる各骨格ユニットを製造
し、その骨格ユニットのまま、これらを完成品メーカに
輸送し、完成品メーカがその個々の骨格ユニットを適宜
な固着手段によって固着して骨格構造体を完成させるの
である。骨格ユニットは、完成した骨格構造体のように
嵩張ることはないので、かかる骨格ユニットを骨格構造
体の製造業者から完成品メーカへ輸送すれば、その輸送
効果を高めることができる。
【0005】ところが、このような方式を採用すると、
例えば完成品メーカにおいて、個々の骨格ユニットを組
み付けてこれらを固着する際、各骨格ユニットを正しく
組み付けるために、大型で高価な治具を必要とし、しか
もその組み付け作業に多大な手間と時間を必要とするた
め、骨格構造体の製造コストが大きく上昇するおそれが
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来の欠点を除去し、骨格ユニットを組み付けてこ
れらを固着するとき、大型で高価な治具を不要とするこ
とのできる骨格構造体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、プレス成形された複数の骨格部材を溶接に
よって一体化した骨格ユニット同士を組み付け、これら
を固着して構成した骨格構造体において、互いに組み付
けられる2つの骨格ユニットのそれぞれに、当該骨格ユ
ニットを構成する骨格部材のプレス成形時に形成され、
かつ両骨格ユニットを組み付けたとき、互いに係合して
両骨格ユニットを位置決めする位置決め係合部が設けら
れていることを特徴とする骨格構造体を提案する(請求
項1)。
【0008】その際、互いに組み付けられる前記2つの
骨格ユニットのうちの一方の骨格ユニットに形成された
位置決め係合部が、切欠より成り、他方の骨格ユニット
に形成された位置決め係合部が、前記切欠の底部に当接
する突出部より成ると有利である(請求項2)。
【0009】また、上記請求項1に記載の骨格構造体に
おいて、互いに組み付けられる前記2つの骨格ユニット
のうちの一方の骨格ユニットに形成された位置決め係合
部が、突起より成り、他方の骨格ユニットに形成された
位置決め係合部が、前記突起に当接する端面より成ると
有利である(請求項3)。
【0010】さらに、上記請求項1に記載の骨格構造体
において、互いに組み付けられる前記2つの骨格ユニッ
トのうちの一方の骨格ユニットに形成された位置決め係
合部が、切欠より成り、他方の骨格ユニットに形成され
た位置決め係合部が、その骨格部材の一部によって構成
された連結部を介して互いに間隔をあけて配置され、か
つ前記切欠の底部に当接する複数の突出部より成ると有
利である(請求項4)。
【0011】また、上記請求項1に記載の骨格構造体に
おいて、互いに組み付けられる前記2つの骨格ユニット
のうちの一方の骨格ユニットに形成された位置決め係合
部が、互いに間隔をあけて配置された複数の突起より成
り、他方の骨格ユニットに形成された位置決め係合部
が、前記複数の突起に当接する端面より成ると有利であ
る(請求項5)。
【0012】さらに、上記請求項1乃至5のいずれかに
記載の骨格構造体において、互いに組み付けられる前記
2つの骨格ユニットのそれぞれに、前記位置決め係合部
が複数ずつ設けられていると有利である(請求項6)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0014】図1は、骨格構造体の一例である複写機の
本体構造体の下部を示す斜視図であり、図2はその概略
平面図である。ここに示した骨格構造体は、その最下部
を構成する底部の骨格ユニット1と、複写機が完成した
ときその正面側に位置する前部の骨格ユニット2と、同
じく背面側に位置する後部の骨格ユニット3と、上部に
位置する図示していない天板とによって構成されてい
る。
【0015】ここで、骨格構造体の製造工程の一例を説
明しながら、その構造の詳細を明らかにする。
【0016】上述の各骨格ユニット1,2,3は、骨格
構造体の製造業者によって製造される。底部の骨格ユニ
ット1は、四角形の平板より成る底板4と、その4つの
各辺に沿って配置される中空な角形管状のチャンネル部
材5,6,7,8の5つの骨格部材により構成されてい
る。これらの骨格部材は、例えば鋼板より成る金属板を
それぞれプレス成形することにより製造される。次いで
図1及び図2に示すように、図示していない治具によっ
て、4本のチャンネル部材5,6,7,8を四角形のロ
の字状に組み付けると共に、その上に底板4を載置して
位置決めし、これらの骨格部材を固定する。この状態
で、例えばアーク溶接機(図示せず)によってこれらの
骨格部材を一体化する。このようにして、底部の骨格ユ
ニット1が完成する。
【0017】前部の骨格ユニット2は、中空な角形管状
の2本のチャンネル部材9,10と、開口部11の形成
された平板状の前側板12とから成り、これらの骨格部
材も、例えば鋼板より成る金属板をそれぞれプレス成形
することにより製造される。2本のチャンネル部材9,
10は、図示していない治具を用いて、図1及び図2に
示す如く、互いに平行に組み付けられ、前側板12はこ
れらのチャンネル部材9,10を架橋する状態に組み付
けられる。このように各骨格部材を治具によって正しく
位置決めして固定した後、一方のチャンネル部材9と前
側板12が溶接されると共に、他方のチャンネル部材1
0と前側板12が溶接される。このようにして、前部の
骨格ユニット2が完成する。
【0018】後部の骨格ユニット3も、中空な角形管状
の2本のチャンネル部材13,14と、これらの間に配
置される後側板15とから成り、これらも例えば鋼板よ
り成る金属板をプレス成形することにより作製される。
そして、2本のチャンネル部材13,14が互いに平行
に、後側板15がこれらのチャンネル部材13,14を
架橋する状態に、図示していない治具によって位置決め
されて固定され、これらが溶接によって一体化される。
これにより後部の骨格ユニット3が完成する。
【0019】前側板12と後側板15には、そのプレス
成形時にフランジ16,17がそれぞれ形成される。ま
た図示していない天板も、例えば鋼板をプレス成形して
製造される。
【0020】上述のように、プレス成形された複数の骨
格部材を溶接によって一体化することにより、それぞれ
別々の骨格ユニット1,2,3が製造される。そして、
これらの骨格ユニット1,2,3は、骨格構造体の製造
業者から、複写機の完成品メーカの工場へ輸送される。
このとき、各骨格ユニット1,2,3は、扁平な形態と
なっているので、多数の骨格ユニットを重ねた状態にし
て、例えばトラックなどの輸送手段によって効率よく輸
送することができる。
【0021】完成品メーカにおいて、底部と前部と後部
の各骨格ユニット1,2,3が図1及び図2に示すよう
に組み付けられてこれらが固着され、骨格構造体が完成
する。すなわち、底部の骨格ユニット1を、その底板4
が上側となるように、平坦な載置台(図示せず)上にセ
ットし、前部と後部の各骨格ユニット2,3を底板4に
対して直角となるように立てた状態で底部の骨格ユニッ
ト1に組み付け、次いで、適宜な固着手段によって、前
部の骨格ユニット2と底部の骨格ユニット1を固着し、
また後部の骨格ユニット3と底部の骨格ユニット1を固
着して全ての骨格部材を一体化する。図示した例は、前
側板12と後側板15の下部に形成された各フランジ1
6,17を、底板4の上面に対向させ、リベット18,
19によってその各フランジ16,17を底板4に固着
している。ボルトとナット、或いは溶接などによって、
前部と底部の各骨格ユニット2,3をそれぞれ底部の骨
格ユニット1に固着してもよい。その固着後、前部と後
部の骨格ユニット2,3の上部に図示していない天板
を、例えばねじなどの固着手段によって固着する。この
ようにして骨格構造体が完成する。
【0022】上述のように、プレス成形された複数の骨
格部材を溶接によって一体化した骨格ユニット同士を組
み付け、これらを固着して骨格構造体を構成するのであ
る。
【0023】完成した骨格構造体には、複写機の各種の
画像形成要素が組み付けられて当該複写機が完成する
が、その組み付け精度を高めるには、骨格構造体の各骨
格ユニット1,2,3が正しく位置決めされて固着され
ている必要がある。このため、従来は、先にも説明した
ように各骨格ユニット1,2,3を固着するとき、これ
らを大型で高価な治具によって正確に位置決めし、この
状態で各骨格ユニット1,2,3を固着していた。
【0024】特に図1及び図2に示した骨格構造体は、
その底部の骨格ユニット1が大きな面積の底板4を有し
ているので、かかる底板4と4本のチャンネル部材5,
6,7,8を、前述のように溶接によって固着すると
き、底板4に熱歪みが発生し、これによって、各骨格ユ
ニット1,2,3を固着すべく、これらを組み付けたと
き、底部の骨格ユニット1に対する前部と後部の各骨格
ユニット2,3の上下方向の位置を正しく規制する必要
がある。このため、大型の治具を必要とするのである。
【0025】仮に、かかる治具を用いずに、前後の骨格
ユニット2,3を底部の骨格ユニット1の底板4上に載
置しただけで、前後の骨格ユニット2,3と底部の骨格
ユニット1をそれぞれ固着したとすれば、上述のよう
に、底板4は溶接時の熱によってわずかに変形し、その
平面度が低下しているので、底部の骨格ユニット1に対
する前後の骨格ユニット2,3の上下方向の位置が不正
確となる。かかる骨格構造体に多数の画像形成要素を組
み付けて複写機を製造したとすれば、その複写機の所定
の精度と品質を確保することはできない。このため、従
来は大型で高価な治具により、各骨格ユニット1,2,
3を位置決めして組み付けてからこれらを固着していた
のであるが、かかる治具を用いることによって骨格構造
体のコストが上昇する欠点を免れなかった。
【0026】そこで、本例の骨格構造体においては、互
いに組み付けられる2つの骨格ユニットのそれぞれに、
両骨格ユニットを組み付けたとき、互いに係合して両骨
格ユニットを位置決めする位置決め係合部が設けられて
いる。
【0027】図1及び図2に示した例では、前部の骨格
ユニット2と底部の骨格ユニット1の2つの骨格ユニッ
トが組み付けられ、また後部の骨格ユニット3と底部の
骨格ユニット1の2つの骨格ユニットが組み付けられる
が、底部の骨格ユニット1と後部の骨格ユニット3の2
つの骨格ユニットのそれぞれに、切欠20,20Aと、
突部部21,21Aとから成る位置決め係合部がそれぞ
れ形成されている。すなわち、後部の骨格ユニット3の
一方のチャンネル部材13の下部に舌状の突出部21が
形成され、底部の骨格ユニット1の1つのチャンネル部
材5に切欠20が形成されている。同様に後部の骨格ユ
ニット3の他方のチャンネル部材14の下部にも、上述
した突出部21と全く同様な舌状の突出部21Aが形成
され、底部の骨格ユニット1の他のチャンネル部材7に
も上述の切欠20と全く同様な切欠20Aが形成されて
いる。
【0028】全く同様に、前部の骨格ユニット2の各チ
ャンネル部材9,10の下部にも舌状の突出部121,
121Aがそれぞれ形成され、これらに対応して、底部
の骨格ユニット1の各チャンネル部材5,7に切欠12
0,120Aがそれぞれ形成されている。このように、
互いに組み付けられる底部と前部の2つの骨格ユニット
1,2のそれぞれにも、切欠120,120Aと突出部
121,121Aより成る位置決め係合部が設けられて
いる。
【0029】前述のように、各骨格ユニット1,2,3
を固着すべく、その各骨格ユニット1,2,3を組み付
けるとき、各突出部21,21A;121,121A
を、そのそれぞれに対応する各切欠20,20A;12
0,120Aに嵌合し、各切欠20,20A,120,
120Aの底部に各突出部21,21A,121,12
1Aの先端面を当接させる。突出部と切欠をそれぞれ係
合させるのである。
【0030】上述のように、各骨格ユニット1,2,3
を組み付けたとき、その各骨格ユニット1,2,3に設
けられた位置決め係合部が互いに係合するので、大型で
高価な治具を用いずとも、各骨格ユニット1,2,3を
正しく位置決めして組み付けることができる。特に図示
した例では、底板4が溶接時に熱変形していても、その
底部の骨格ユニット1に対する前部と後部の各骨格ユニ
ット2,3の上下方向の位置を、位置決め係合部だけで
正しく規制することができる。前部と後部の骨格ユニッ
ト2,3が傾くことのないように、簡単な治具で、これ
らの骨格ユニット2,3を押えるだけで、全ての骨格ユ
ニット1,2,3を正しく位置決めできるのである。こ
の状態で、前部の骨格ユニット2と底部の骨格ユニット
1を例えばリベット18により固着し、かつ後部の骨格
ユニット3と底部の骨格ユニット1を同じくリベット1
9によって固着することにより、高精度な骨格構造体を
低いコストで製造することができる。
【0031】また、上述の各位置決め係合部は、各骨格
ユニットを構成する骨格部材を前述のようにプレス成形
して製造するとき、同時に形成される。骨格部材を製造
するときのプレス成形機の金型と、各骨格部材を溶接し
て固着するときの治具の精度によって、各骨格ユニット
1,2,3の精度を確保すると共に、各位置決め係合部
の位置精度を確保するのである。このように、位置決め
係合部を骨格部材のプレス成形時に形成するので、骨格
部材とは別部材で位置決め係合部を構成する必要なく、
簡単に、しかも低いコストで位置決め係合部を得ること
ができる。
【0032】図1及び図2に示した例では、互いに組み
付けられる各2つの骨格ユニット1,2;1,3のうち
の一方の骨格ユニット1に形成された位置決め係合部
が、切欠20,20A;120,120Aより成り、他
方の骨格ユニット2;3に形成された位置決め係合部
が、上記各切欠の底部に当接する突出部21,21A;
121,121Aにより構成されているが、かかる切欠
や突出部は、これの形成される骨格部材をプレス成形で
製造するとき、容易かつ正確に形成することができる。
【0033】図3は他の形態の位置決め係合部を有する
骨格構造体の斜視図である。図3には、骨格構造体の一
部の骨格部材だけを示したが、実際には、図1及び図2
に示した骨格構造体と同じく、底部の骨格ユニット1
と、前部の骨格ユニット(図3には示さず)と、後部の
骨格ユニット3を有している。図1及び図2と異なると
ころは、位置決め係合部の形態だけである。これは、図
4及び図5においても同様である。
【0034】図3に示した骨格構造体においては、底部
の骨格ユニット1の1つのチャンネル部材5に突起22
より成る位置決め係合部22が形成され、後部の骨格ユ
ニット3の一方のチャンネル部材13の下部の端面23
より成る位置決め係合部が上記突起22に当接する。同
様に、図3には示していない後部の骨格ユニット3の他
方のチャンネル部材(図1のチャンネル部材14に相当
するチャンネル部材)と、これに対応する底部の骨格ユ
ニット1のチャンネル部材(図1のチャンネル部材7に
相当するチャンネル部材)にも、上述した端面23及び
突起22と全く同じく形成された端面と突起がそれぞれ
設けられている。さらに、図1における前部の骨格ユニ
ット2の各チャンネル部材9,10に相当するチャンネ
ル部材と、これらのチャンネル部材にそれぞれ対応する
底部の骨格ユニット1の各チャンネル部材(図1のチャ
ンネル部材5,7に相当するチャンネル部材)にも、上
述した端面23及び突起22と全く同様に形成された端
面と突起がそれぞれ設けられている。これらの突起と端
面も、各骨格部材をプレス成形するとき、同時に形成さ
れる。
【0035】図3に示した骨格構造体も図1に示した骨
格構造体と全く同様にして製造されるが、その製造工程
において、各骨格ユニットを組み付けたとき、上述の各
端面23が、そのそれぞれに対応する突起22に当接す
るので、各骨格ユニットは、図1に示した骨格構造体の
場合と全く同様に、簡単な治具を用いるだけで正しく位
置決めされ、高精度な骨格構造体を低いコストで製造す
ることができる。しかも図3に示した例では、底部の骨
格ユニット1のチャンネル部材に切欠を形成しなくとも
よいので、その強度の低下を招くこともない。
【0036】上述のように、図3に示した骨格構造体に
おいては、互いに組み付けられる2つの骨格ユニットの
うちの一方の骨格ユニットに形成された位置決め係合部
が、突起22より成り、他方の骨格ユニットに形成され
た位置決め係合部が、上記突起22に当接する端面23
により構成されており、かかる位置決め係合部も、各骨
格部材のプレス成形時に、簡単かつ正確に形成すること
ができる。
【0037】図4に示す骨格構造体においては、その後
部の骨格ユニット3の一方のチャンネル部材13の下部
に、当該チャンネル部材13の一部によって構成された
連結部24を介して水平方向に互いに間隔をあけて配置
された2つの突出部25より成る位置決め係合部が設け
られ、各骨格ユニットを組み付けたとき、上記各突出部
25の先端面が、これらに対応する底部の骨格ユニット
1のチャンネル部材5に形成された切欠26より成る位
置決め係合部の底部に当接する。図4には示していない
後部の骨格ユニット3の他方のチャンネル部材と、前部
の骨格ユニットの各チャンネル部材の下部にも、図4に
示した2つの突部25と全く同様に形成された2つの突
出部より成る位置決め係合部が設けられ、各骨格ユニッ
トを組み付けたとき、これらの突出部の先端面が、これ
らに対応する底部の骨格ユニット1の各チャンネル部材
に形成された各切欠の底部にそれぞれ当接する。これに
より各骨格ユニットが正しく位置決めされ、この状態で
各骨格ユニットを固着することにより、高精度な骨格構
造体を製造することができる。上記各突出部25とこれ
が係合する各切欠26も、その各骨格部材をプレス成形
するときに、同時に形成されるので、骨格構造体のコス
トの上昇を抑えることができる。
【0038】また図4に示した骨格構造体においては、
底部の骨格ユニット1に対して上方に立上った後部の骨
格ユニット3のチャンネル部材13に、連結部24を介
して水平方向に配置された2つの突出部25より成る位
置決め係合部が形成されているので、治具を全く用いな
くとも、その後部の骨格ユニット3を、底部の骨格ユニ
ット1に対して高い精度で直角状態に位置決めすること
ができる。これは前部の骨格ユニットにおいても同様で
ある。また各位置決め係合部の突出部25の数を3以上
に設定すれば、上述した効果をより一層確実なものにす
ることができる。
【0039】上述のように、図4に示した骨格構造体に
おいては、互いに組み付けられる2つの骨格ユニットの
うちの一方の骨格ユニットに形成された位置決め係合部
が、切欠26より成り、他方の骨格ユニットに形成され
た位置決め係合部が、その骨格部材の一部によって構成
された連結部24を介して互いに間隔をあけて配置さ
れ、かつ上記切欠26の底部に当接する複数の突出部2
5により構成されている。
【0040】図5に示す骨格構造体においては、その後
部の骨格ユニット3の一方のチャンネル部材13の下部
に水平に延びるアーム部27が形成されている。また、
このチャンネル部材13に対応する底部の骨格ユニット
1のチャンネル部材5には、その長手方向に互いに間隔
をあけて配置された2つの突起28より成る位置決め係
合部が形成され、各骨格ユニットを組み付けたとき、そ
の2つの突起28に、後部の骨格ユニット3のチャンネ
ル部材13に形成されたアーム部27の下部の端面29
より成る位置決め係合部が当接する。同様に、後部の骨
格ユニット3の他方のチャンネル部材と、前部の骨格ユ
ニットの各チャンネル部材にも、図5に示したアーム部
27と全く同様に形成されたアーム部がそれぞれ設けら
れ、これらに対応する底部の骨格ユニット1の各チャン
ネル部材には、図5に示した2つの突起28と全く同様
に形成された2つの突起がそれぞれ形成され、各骨格ユ
ニットを組み付けたとき、これらのアーム部の下部の端
面が、そのそれぞれに対応する2つの突起に当接する。
これらの端面と突起も、その各骨格部材をプレス成形す
るときに同時に形成される。
【0041】上述のように、各骨格ユニットを組み付け
たとき、各端面29が、各2つの突起28に当接して、
各骨格ユニットが正しく位置決めされ、この状態で各骨
格ユニットを固着することによって高精度な骨格構造体
を製造することができる。
【0042】また、図5に示した骨格構造体において
も、水平方向に互いに隔置された2つの突起28より成
る位置決め係合部に、端面29より成る位置決め係合部
が当接するので、治具を全く用いることなく、前部と後
部の骨格ユニットを、底部の骨格ユニット1に対して、
高い精度で直角状態に位置決めすることができる。各位
置決め係合部を構成する突起28の数を3以上に設定す
ることにより、この効果をより一層高めることができ
る。また図5に示した例では、底部の骨格ユニット1の
チャンネル部材に切欠が形成されていないので、その強
度の低下を確実に防止できる。
【0043】上述のように、図5に示した骨格構造体に
おいては、互いに組み付けられる2つの骨格ユニットの
うちの一方の骨格ユニットに形成された位置決め係合部
が、互いに間隔をあけて配置された複数の突起28より
成り、他方の骨格ユニットに形成された位置決め係合部
が、上記複数の突起28に当接する端面29により構成
されている。
【0044】ところで、以上説明した各実施形態例の骨
格構造体においては、互いに組み付けられる2つの骨格
ユニットのそれぞれに、位置決め係合部が複数ずつ設け
られている。例えば、図1に示した骨格構造体において
は、後部の骨格ユニット3に2つの突出部21が設けら
れ、この骨格ユニット3に組み付けられる底部の骨格ユ
ニット1には、その突出部21がそれぞれ係合する2つ
の切欠20が形成されている。このように、各骨格ユニ
ットに、互いに離間した位置に複数個の位置決め係合部
を設けることにより、互いに組み付けられる2つの骨格
ユニット同士の相対位置精度をより一層高めることがで
きる。
【0045】図1乃至図5に示した各種形態の位置決め
係合部を適宜組み合せて、1つの骨格構造体を構成する
こともできる。
【0046】以上、複写機の骨格構造体の一例を説明し
たが、本発明は、その他の画像形成装置、電子機器、或
いはその他の各種の産業機械、装置などの骨格構造体に
も広く適用できるものである。
【0047】
【発明の効果】請求項1に記載の骨格構造体によれば、
骨格ユニット同士を組み付けてこれらを固着するとき、
大型で高価な治具を用いることなく、骨格ユニット同士
を正しく位置決めすることができる。しかも位置決め係
合部が、各骨格部材をプレス成形するときに形成される
ので、骨格構造体のコストの上昇を抑えることができ
る。
【0048】請求項2及び3に記載の骨格構造体によれ
ば、骨格部材のプレス成形時に、簡単かつ正確に位置決
め係合部を形成することができる。
【0049】請求項4及び5に記載の骨格構造体によれ
ば、上記効果のほかに、骨格ユニットの組み付け精度を
より一層高めることのできる効果を奏することが可能で
ある。
【0050】請求項6に記載の骨格構造体によれば、骨
格ユニットの組み付け精度をより一層高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機の骨格構造体の下部を示す斜視図であっ
て、その一部を破断して示した図である。
【図2】図1に示した骨格構造体の概略平面図である。
【図3】他の骨格構造体の例を示す斜視図である。
【図4】さらに他の骨格構造体の例を示す斜視図であ
る。
【図5】さらに別の骨格構造体の例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 骨格ユニット 2 骨格ユニット 3 骨格ユニット 20 切欠 20A 切欠 21 突出部 21A 突出部 22 突起 23 端面 24 連結部 25 突出部 26 切欠 28 突起 29 端面 120 切欠 120A 切欠 121 突出部 121A 突出部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス成形された複数の骨格部材を溶接
    によって一体化した骨格ユニット同士を組み付け、これ
    らを固着して構成した骨格構造体において、互いに組み
    付けられる2つの骨格ユニットのそれぞれに、当該骨格
    ユニットを構成する骨格部材のプレス成形時に形成さ
    れ、かつ両骨格ユニットを組み付けたとき、互いに係合
    して両骨格ユニットを位置決めする位置決め係合部が設
    けられていることを特徴とする骨格構造体。
  2. 【請求項2】 互いに組み付けられる前記2つの骨格ユ
    ニットのうちの一方の骨格ユニットに形成された位置決
    め係合部が、切欠より成り、他方の骨格ユニットに形成
    された位置決め係合部が、前記切欠の底部に当接する突
    出部より成る請求項1に記載の骨格構造体。
  3. 【請求項3】 互いに組み付けられる前記2つの骨格ユ
    ニットのうちの一方の骨格ユニットに形成された位置決
    め係合部が、突起より成り、他方の骨格ユニットに形成
    された位置決め係合部が、前記突起に当接する端面より
    成る請求項1に記載の骨格構造体。
  4. 【請求項4】 互いに組み付けられる前記2つの骨格ユ
    ニットのうちの一方の骨格ユニットに形成された位置決
    め係合部が、切欠より成り、他方の骨格ユニットに形成
    された位置決め係合部が、その骨格部材の一部によって
    構成された連結部を介して互いに間隔をあけて配置さ
    れ、かつ前記切欠の底部に当接する複数の突出部より成
    る請求項1に記載の骨格構造体。
  5. 【請求項5】 互いに組み付けられる前記2つの骨格ユ
    ニットのうちの一方の骨格ユニットに形成された位置決
    め係合部が、互いに間隔をあけて配置された複数の突起
    より成り、他方の骨格ユニットに形成された位置決め係
    合部が、前記複数の突起に当接する端面より成る請求項
    1に記載の骨格構造体。
  6. 【請求項6】 互いに組み付けられる前記2つの骨格ユ
    ニットのそれぞれに、前記位置決め係合部が複数ずつ設
    けられている請求項1乃至5のいずれかに記載の骨格構
    造体。
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