JP2000061543A - 液圧バルジ成形方法 - Google Patents

液圧バルジ成形方法

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JP2000061543A
JP2000061543A JP10237641A JP23764198A JP2000061543A JP 2000061543 A JP2000061543 A JP 2000061543A JP 10237641 A JP10237641 A JP 10237641A JP 23764198 A JP23764198 A JP 23764198A JP 2000061543 A JP2000061543 A JP 2000061543A
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pipe
bulge
cavity
bulging
hydraulic
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Yoshiaki Kadoma
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Toyota Motor Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D26/00Shaping without cutting otherwise than using rigid devices or tools or yieldable or resilient pads, i.e. applying fluid pressure or magnetic forces
    • B21D26/02Shaping without cutting otherwise than using rigid devices or tools or yieldable or resilient pads, i.e. applying fluid pressure or magnetic forces by applying fluid pressure
    • B21D26/033Deforming tubular bodies
    • B21D26/045Closing or sealing means

Abstract

(57)【要約】 【課題】さほど大きな設備投資を不要として製造コスト
の低廉化を実現可能な液圧バルジ成形方法を提供する。 【解決手段】パイプWの端部内に、内方から外方への移
動によりパイプWの端部をバルジ型1の拘束部1bに押
圧可能なプラグ8を設ける。プラグ8の外方側からプラ
グ8の外周面を経てパイプW内に液圧を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液圧バルジ成形方法
に関する。この成形方法は例えば中空状のサスペンショ
ンメンバー、フレーム、排気管等を製造する場合に供し
て好適である。
【0002】
【従来の技術】一般的な液圧バルジ成形方法では、ま
ず、パイプの途中を膨出により成形し得るキャビティ
と、パイプの端部を拘束し得る拘束部とを有するバルジ
型を用意する。そして、バルジ型のキャビティ及び拘束
部にそのパイプを配置し、パイプの端部からパイプ内に
圧力油等の高圧液体により液圧を付与してパイプの途中
をキャビティに合わせて膨出により成形する。この液圧
付与の際、膨出を容易に行うため、パイプの両端を近づ
けるように軸力を付与することもなされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記一般的な
液圧バルジ成形方法では、過大な液圧付与や軸力付与の
必要性から比較的大がかりな設備を要したり、環境の悪
化をもたらしてその維持、回復のためにやはり比較的大
がかりな設備を要したりし、設備投資に多大な費用が必
要なために製造コストの高騰化を招来してしまう。
【0004】すなわち、一般的な液圧バルジ成形方法で
は、パイプの端部からパイプ内に液圧を付与する際、そ
のパイプの端部における封止性をあまり考慮していなか
ったため、その端部からある程度液体を漏らしつつ、漏
れるよりも多くの量の液体を供給することとしていた。
特に、パイプは内径及び外径にばらつきを有することか
ら、その端部の封止性を安定させることは困難である。
このため、過大な液圧を付与するため、エネルギーのロ
スを生じつつも比較的大がかりな設備を要していた。ま
た、漏れる液体が作業環境を悪化させないように、環境
の維持、回復のため比較的大きなドレン回路を要してい
た。
【0005】また、所望する製品がL字等の形状をなす
場合、バルジ型として一直線上でない一対の拘束部を有
するものが採用される。そして、まず曲げ工程として、
キャビティ及び各拘束部に収納可能にパイプを屈曲して
屈曲部を有する粗製品とする。この際、粗製品の屈曲部
の内側部位には大きな圧縮歪みを生じる一方、外側部位
には大きな引張歪みを生じてしまう。この後、膨出工程
として、得られた粗製品をバルジ型のキャビティ及び各
拘束部に配置し、その粗製品内に液圧を付与してバルジ
加工を施す。この膨出工程においては、曲げ工程で得た
粗製品の屈曲部の内側部位の成形性がその大きな圧縮歪
みのために劣ることから、材料をその内側部位に多く供
給するために過大な軸力を付与する必要があり、この点
で比較的大がかりな設備を要していた。また、こうして
膨出工程において、軸力を過大にし過ぎると、膨出する
その内側部位に座屈による皺が発生しやすいことから、
その軸力の調整が難しく、その制御のためにやはり比較
的大がかりな設備も要してしまう。
【0006】本発明は、上記従来の実状に鑑みてなされ
たものであって、さほど大きな設備投資を不要として製
造コストの低廉化を実現可能な液圧バルジ成形方法を提
供することを解決すべき課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明の液圧バルジ成
形方法は、パイプの途中を膨出により成形し得るキャビ
ティと、該パイプの端部を拘束し得る拘束部とを有する
バルジ型を用意し、該バルジ型の該キャビティ及び該拘
束部に該パイプを配置し、該パイプの端部から少なくと
も該パイプ内に液圧を付与して該パイプの途中を該キャ
ビティに合わせて膨出により成形する液圧バルジ成形方
法において、前記パイプの端部内に、内方から外方への
移動により該パイプの端部を前記バルジ型の前記拘束部
に押圧可能な押圧部材を設け、該押圧部材の該外方側か
ら該押圧部材の外周面を経て該パイプ内に液圧を付与す
ることを特徴とする。
【0008】第1発明の液圧バルジ成形方法では、パイ
プの端部からパイプ内に液圧を付与する際、押圧部材の
外方側から押圧部材の外周面を経てその液圧の付与を行
う。このため、この際には、押圧部材の外周面を流れる
液体により押圧部材がパイプの端部をバルジ型の拘束部
に押圧し、そのパイプの端部における封止性を確保す
る。このとき、内径及び外径にばらつきを有するパイプ
であっても、その端部の封止性が安定する。そして、押
圧部材の外周面の間隙分だけ軸力の付与が可能である。
また、押圧部材の外周面の間隙分だけパイプ内の液圧に
より押圧部材が内方から外方へ移動すれば、その押圧部
材がやはりパイプの端部をバルジ型の拘束部に押圧し、
そのパイプの端部における封止性を安定して確保する。
【0009】こうして、第1発明の液圧バルジ成形方法
では、パイプの端部からほとんど液体を漏らすことな
く、パイプの途中をキャビティに合わせて膨出により成
形できる。このため、この液圧バルジ成形方法では、成
形に必要な量程度の液体を供給すればよいため、過大な
液圧を付与する必要がなく、エネルギーのロスを最小限
に抑えて比較的小規模な設備をもって成形を完了するこ
とができる。
【0010】また、第1発明の液圧バルジ成形方法で
は、液体がバルジ型からほとんど漏れないため、作業環
境の維持、回復のためのドレン回路は小さなもので足り
る。第2本発明の液圧バルジ成形方法は、パイプの途中
を膨出により成形し得るキャビティと、該パイプの端部
を拘束し得る拘束部とを有するバルジ型を用意し、該バ
ルジ型の該キャビティ及び該拘束部に該パイプを配置
し、該パイプの端部から少なくとも該パイプ内に液圧を
付与して該パイプの途中を該キャビティに合わせて膨出
により成形する液圧バルジ成形方法において、前記バル
ジ型が一直線上でない一対の前記拘束部を有する場合、
前記キャビティ及び各該拘束部に収納可能に前記パイプ
を屈曲して屈曲部を有する粗製品とし、この際、該屈曲
部の内側部位の圧縮歪みを可及的に抑制可能な凹部を該
屈曲部に付与する曲げ工程と、該バルジ型の該キャビテ
ィ及び各該拘束部に該粗製品を配置し、該凹部に外部か
ら圧力を付与しつつ該粗製品内に液圧を付与してバルジ
加工を施す膨出工程と、を有することを特徴とする。
【0011】第2発明の液圧バルジ成形方法では、バル
ジ型として一直線上でない一対の拘束部を有するものが
採用される。そして、まず曲げ工程として、キャビティ
及び各拘束部に収納可能にパイプを屈曲して屈曲部を有
する粗製品とする。この際、屈曲部の内側部位の圧縮歪
みを可及的に抑制可能な凹部を屈曲部に付与する。この
後、得られた粗製品をバルジ型のキャビティ及び各拘束
部に配置し、その粗製品内に液圧を付与してバルジ加工
を施す。この膨出工程においては、曲げ工程で得た粗製
品の屈曲部の凹部が圧縮歪みを可及的に抑制しているた
め、その内側部位の成形性は劣ることなく、材料をその
内側部位に多く供給する必要がない。
【0012】こうして、第2発明の液圧バルジ成形方法
では、成形に必要な量程度の軸力を付与して粗製品の途
中をキャビティに合わせて膨出により成形できるため、
比較的小規模な設備をもって成形を完了することができ
る。また、第2発明の液圧バルジ成形方法では、膨出工
程において凹部に付与する外部からの圧力により内側部
位の座屈による皺を防止し、軸力の調整をさほど厳密に
行わなくてもよいことから、その制御のための設備も小
規模なもので足りる。
【0013】こうして、第1、2発明の液圧バルジ成形
方法では、さほど大きな設備投資を不要として製造コス
トの低廉化を実現することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態1、2を図面を参照しつつ説明する。 (実施形態1)実施形態1では、図1〜3に示すバルジ
型1等からなるバルジ装置用い、軸方向に延在するパイ
プWの途中を膨出により成形する。
【0015】バルジ型1にはパイプWの途中を膨出によ
り成形し得るキャビティ1aが形成され、このキャビテ
ィ1aには軸方向に延在する円筒状をなし、パイプWの
端部を拘束し得る拘束部1bが連通されている。この拘
束部1bには適数本のドレン孔1c、1dが前後に貫設
されている。バルジ型1の拘束部1b内には軸方向に延
在する円柱状の基部2が摺動可能に設けられている。基
部2の内方側中央には段部2aと、この段部2aと軸方
向で連通する雌ねじ部2bとが同心に凹設され、雌ねじ
部2bには貫通孔2cが軸方向に連通されている。ま
た、基部2の外周域には1本の貫通孔2dが軸方向に貫
設されている。そして、この貫通孔2dの内方側は段部
2a等と同心をなす環状の溝2eと連通されている。
【0016】基部2の前面にはOリングを介して拘束部
1b内を摺動可能なホルダー3が固定されている。ホル
ダー3の外周面内方には二段のねじ溝が形成されてお
り、大径側のねじ溝には外周面が拘束部1bと摺動可能
な円筒状の軸押し部材4が螺合され、より内方に位置す
る小径側のねじ溝にはシールスリーブ5が螺合されてい
る。シールスリーブ5はホルダー3と螺合されるリング
状の根本部5aと、この根本部5aから内方に突出する
複数片のアーム部5bとからなり、各アーム部5bの外
周面にはそれぞれ凸部5cが突設されている。各アーム
部5bは常には小径側に弾性変形している。また、ホル
ダー3の中央には基部2の段部2aと同径をなす貫通孔
3aが同心に貫設され、ホルダー3の外周域には基部2
の溝2eとそれぞれ連通する複数本の貫通孔3bが軸方
向に貫設されている。
【0017】ホルダー3の貫通孔3a及び基部2の段部
2aには筒状をなし、内端にフランジを有するハンガー
スリーブ6が内方側から挿入されている。ハンガースリ
ーブ6は、内方側から挿入され、基部2の雌ねじ部2b
と螺合されるボルト7によりホルダー3及び基部2に固
定されている。ボルト7には基部2の貫通孔2cとキャ
ビティ1aに位置するパイプW内とを連通する貫通孔7
aが貫設されている。
【0018】ハンガースリーブ6の外周面には押圧部材
としてのプラグ8がOリングを介して摺動可能に設けら
れており、このプラグ8は内方側が大径の円錐台形状を
なしている。ハンガースリーブ6のフランジとプラグ8
との間にはコイルばね9が介在されている。以上のよう
に構成されたバルジ装置において、まず、図1に示すよ
うに、バルジ型1のキャビティ1a及び拘束部1bにパ
イプWを配置する。この後、基部2の貫通孔2dから図
示しない棒状の治具を挿入し、コイルばね9の付勢力に
抗してプラグ8を内方に押圧し、シールスリーブ5の各
アーム部5bを小径側に弾性変形させた状態として、こ
れらをバルジ型1の拘束部1b及びパイプW内に挿入す
る。
【0019】そして、図2及び図3に示すように、基部
2の貫通孔2dから治具を抜き、その貫通孔2d、溝2
e及び貫通孔3bから圧力油を供給する。こうして、パ
イプWの端部からパイプW内に液圧を付与する。これに
より、プラグ8はコイルばね9の付勢力とパイプW内の
液圧とにより後方に移動する。また、基部2、ホルダー
3及び軸押し部材4は軸力を付与する。
【0020】この際、図3に示すように、プラグ8の後
方側からプラグ8の外周面を経てその液圧の付与が行わ
れる。このため、この際には、プラグ8の外周面を流れ
る圧力油によりプラグ8がシールスリーブ5の各アーム
部5bを大径側に弾性変形し、各アーム部5bの凸部5
cがパイプWの端部をバルジ型1の拘束部1bに押圧す
る。こうして、そのパイプWの端部における封止性を確
保する。このとき、内径及び外径にばらつきを有するパ
イプWであっても、その端部の封止性が安定する。な
お、この際にパイプWの端部から漏れる圧力油はドレン
孔1c、1dを経てドレン回路に至る。
【0021】そして、図2に示すように、プラグ8の外
周面の間隙分だけ、基部2、ホルダー3及び軸押し部材
4は軸力を付与する。また、プラグ8の外周面の間隙分
だけコイルばね9の付勢力とパイプW内の液圧とにより
プラグ8が内方から後方へ移動すれば、これによりシー
ルスリーブ5の各アーム部5bが大径側に弾性変形して
やはりパイプWの端部をバルジ型1の拘束部1bに押圧
し、そのパイプWの端部における封止性を安定して確保
する。
【0022】こうして、この液圧バルジ成形方法では、
パイプWの端部からほとんど圧力油を漏らすことなく、
パイプWの途中をキャビティ1aに合わせて膨出により
成形する。このため、この液圧バルジ成形方法では、成
形に必要な量程度の圧力油を供給すればよいため、過大
な液圧を付与する必要がなく、エネルギーのロスを最小
限に抑えて比較的小規模な設備をもって成形を完了する
ことができる。
【0023】また、この液圧バルジ成形方法では、圧力
油がバルジ型1からほとんど漏れないため、作業環境の
維持、回復のためのドレン回路は小さなもので足りる。
こうして、この液圧バルジ成形方法では、さほど大きな
設備投資を不要として製造コストの低廉化を実現するこ
とができる。 (実施形態2)実施形態2では、図4〜7に示す曲げ型
10並びに図8及び図9に示すバルジ型20等からなる
バルジ装置用い、軸方向に延在するパイプWからL字等
の形状をなす製品を膨出により成形する。 「曲げ工程」まず、図4〜7に示す曲げ型10を用意す
る。この曲げ型10は支持型11と、この支持型11に
摺動可能に設けられた棒状の凸型12とからなる。支持
型11には半円状に凹設されつつパイプWを屈曲可能に
湾曲されたガイド面11aが形成されている。凸型12
の先端は半球状に形成されており、この凸型12の先端
はガイド面11aから突出するようになっている。
【0024】そして、図4及び図5に示すように、この
曲げ型10のガイド面11aにパイプWを当接させ、凸
型12の先端をガイド面11aから徐々に突出させつ
つ、ガイド面11aの湾曲方向にパイプWにモーメント
を付与する。こうして、図6及び図7に示すように、パ
イプWをほぼ90°屈曲して屈曲部W1を有する粗製品
Wとする。こうして、得られた粗製品Wの屈曲部W1に
おける内側部位には凸型12により凹部W2が形成さ
れ、パイプWの中立線L1と粗製品Wの屈曲部W1にお
ける凹部W2を含む内側の線L2とをほぼ等しい長さに
したことから、凹部W2により圧縮歪みが可及的に抑制
されることとなる。また、得られた粗製品Wの屈曲部W
1における外側部位はほとんど加工硬化せず、一軸引張
成形と同様になっている。 「膨出工程」他方、図8及び図9に示すバルジ型20を
用意する。バルジ型20には粗製品Wの屈曲部W1を膨
出により成形し得るキャビティ20aが形成され、この
キャビティ20aには互いに直交して延在する円筒状を
なし、パイプWの端部を拘束し得る一対の拘束部20
b、20cが連通されている。また、バルジ型20には
棒状をなし、先端が半球状の凸型21が摺動可能に設け
られており、この凸型21の先端はキャビティ20aの
内側部位から突出するようになっている。
【0025】そして、図8に示すように、バルジ型20
のキャビティ20a及び拘束部20b、20cに粗製品
Wを配置し、図9に示すように、凸型21の先端を徐々
に凹ませながら凹部W2に外部から圧力を付与しつつ、
粗製品W内に液圧を付与してバルジ加工を施す。この
際、曲げ工程で得た粗製品Wの屈曲部W1の凹部W2が
圧縮歪みを可及的に抑制しているため、その内側部位の
成形性は劣ることなく、材料をその内側部位に多く供給
する必要がない。
【0026】こうして、この液圧バルジ成形方法では、
成形に必要な量程度の軸力を付与して粗製品Wの途中を
キャビティ20aに合わせて膨出により成形できるた
め、比較的小規模な設備をもって成形を完了することが
できる。また、この液圧バルジ成形方法では、膨出工程
において凸型21の突出量を調整して内側部位の座屈に
よる皺を防止し、軸力の調整をさほど厳密に行わなくて
もよいことから、その制御のための設備も小規模なもの
で足りる。
【0027】こうして、この液圧バルジ成形方法におい
ても、さほど大きな設備投資を不要として製造コストの
低廉化を実現することができる。また、この液圧バルジ
成形方法では、曲げ工程において既に粗製品Wの屈曲部
W1をほとんど一軸引張成形しているため、二軸成形の
膨出工程の成形性を向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係り、成形前のバルジ型等の断面
図である。
【図2】実施形態1に係り、成形前期のバルジ型等の断
面図である。
【図3】実施形態1に係り、成形後期のバルジ型等の断
面図である。
【図4】実施形態2に係り、曲げ工程前の曲げ型等の断
面図である。
【図5】実施形態2に係り、図4のIV−IV矢視断面
図である。
【図6】実施形態2に係り、曲げ工程後の曲げ型等の断
面図である。
【図7】実施形態2に係り、図6のVII−VII矢視
断面図である。
【図8】実施形態2に係り、膨出工程前のバルジ型等の
断面図である。
【図9】実施形態2に係り、膨出工程後のバルジ型等の
断面図である。
【符号の説明】
1、20…バルジ型 W…パイプ、粗製品 1a、20a…キャビティ 1b、20b、20c…拘束部 8…プラグ(押圧部材) 21…凸型 W1…屈曲部 W2…凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプの途中を膨出により成形し得るキャ
    ビティと、該パイプの端部を拘束し得る拘束部とを有す
    るバルジ型を用意し、該バルジ型の該キャビティ及び該
    拘束部に該パイプを配置し、該パイプの端部から少なく
    とも該パイプ内に液圧を付与して該パイプの途中を該キ
    ャビティに合わせて膨出により成形する液圧バルジ成形
    方法において、 前記パイプの端部内に、内方から外方への移動により該
    パイプの端部を前記バルジ型の前記拘束部に押圧可能な
    押圧部材を設け、該押圧部材の該外方側から該押圧部材
    の外周面を経て該パイプ内に液圧を付与することを特徴
    とする液圧バルジ成形方法。
  2. 【請求項2】パイプの途中を膨出により成形し得るキャ
    ビティと、該パイプの端部を拘束し得る拘束部とを有す
    るバルジ型を用意し、該バルジ型の該キャビティ及び該
    拘束部に該パイプを配置し、該パイプの端部から少なく
    とも該パイプ内に液圧を付与して該パイプの途中を該キ
    ャビティに合わせて膨出により成形する液圧バルジ成形
    方法において、 前記バルジ型が一直線上でない一対の前記拘束部を有す
    る場合、 前記キャビティ及び各該拘束部に収納可能に前記パイプ
    を屈曲して屈曲部を有する粗製品とし、この際、該屈曲
    部の内側部位の圧縮歪みを可及的に抑制可能な凹部を該
    屈曲部に付与する曲げ工程と、 該バルジ型の該キャビティ及び各該拘束部に該粗製品を
    配置し、該凹部に外部から圧力を付与しつつ該粗製品内
    に液圧を付与してバルジ加工を施す膨出工程と、を有す
    ることを特徴とする液圧バルジ成形方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006218503A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Nissan Motor Co Ltd 液圧成形方法及び液圧成形装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006218503A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Nissan Motor Co Ltd 液圧成形方法及び液圧成形装置

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