JP2000060919A - 気泡発生浴槽 - Google Patents

気泡発生浴槽

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JP2000060919A
JP2000060919A JP11207382A JP20738299A JP2000060919A JP 2000060919 A JP2000060919 A JP 2000060919A JP 11207382 A JP11207382 A JP 11207382A JP 20738299 A JP20738299 A JP 20738299A JP 2000060919 A JP2000060919 A JP 2000060919A
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bath
nozzle casing
jet
air
nozzle
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JP11207382A
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Eiji Harada
英次 原田
Kimihiro Nakayama
公博 中山
Takao Teraoka
高生 寺岡
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】浴槽本体へ装着する噴出ノズル構造の提供。 【解決手段】噴出ノズル2と近接してノズルケーシング2
0内に収納配設される噴流形成流路30bを噴出ノズル2 3
の中心線方向において浴湯流入筒部20f と重複するよう
に配置するとともに、ノズルケーシングへの浴湯流入筒
部の接続部位に対して周方向にずれた位置でノズルケー
シングに空気流入筒部20d を接続し、しかも、噴出ノズ
ルの中心線方向において、空気流入筒部の中心線を浴湯
流入筒部と重複させた。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、気泡発生浴槽にお
いて、浴槽本体へ装着する噴出ノズル構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、気泡発生浴槽に用いる噴出ノズル
の一形態として、本出願人が先に実公昭62-14684号で開
示したものがある。 【0003】かかる噴出ノズルは、図11に示すよう
に、実質的に、前端を浴槽本体の側壁200 に開口した開
口部に水密状態に接続したノズルケーシング201 と、同
ノズルケーシング201 内に前部に首振自在に配設したス
ロート202 と、同ノズルケーシング201 の中間部に形成
した噴流形成用筒体203 と、噴流形成用筒体203 とスロ
ート202 との間に介設し、吸気配管204 と連通連結した
空気混入室205 と、噴流形成用筒体203 の後部に配設し
浴湯強送配管206 に連通連結した浴湯流入室207とから
構成されている。 【0004】上記構成によって、浴湯強送配管206 から
浴湯流入室207 に流入した浴湯は、噴流形成用筒体203
を通って空気混入室205 内に噴出される際にエジェクタ
効果によって空気混入室205 内に負圧を発生させ、この
負圧によって、外部から吸気配管204 を通して空気が空
気混入室205 内に吸引され、噴流浴湯中に混入され、そ
の後、スロート202 を通して、気泡混じりの浴湯が噴流
状態に浴槽本体内の浴湯中へ噴出されることになる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる噴出ノ
ズルは、未だ、以下の解決すべき課題を有していた。 【0006】即ち、空気混入室205 における空気の噴流
浴湯中への混入は、噴流浴湯が旋回流を形成しているの
が望ましい。 【0007】しかるに、上記した浴湯流入室207 は、噴
流形成用筒体203 との接続部が、同筒体203 と略等しい
口径を有するので、旋回流を発生することができず、棒
状のまま空気混入室205 内に噴出され、十分な空気混入
効果を得ることができない。 【0008】しかも、吸気配管204 と浴湯強送配管206
とが離隔しているので、噴出ノズルの浴槽本体の側壁20
0 からの飛び出し寸法が大きくなり、気泡発生浴槽の施
工方法が制限されていた。 【0009】本発明は、上記課題を解決することができ
る気泡発生浴槽を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は、前端が浴槽本
体の側壁に取付けられたノズルケーシングの前端側にス
ロートを収納配設し、同スロートの後方に位置するよう
にノズルケーシングの後端側に噴流形成流路を設け、ノ
ズルケーシングに接続された浴湯流入筒部より供給され
る浴湯を噴流形成流路より噴出するとともに、ノズルケ
ーシングに接続された空気流入筒部より供給される空気
を噴流形成流路からの噴出水に混入させ、この空気が混
入された気泡混じりの浴湯を噴流形成流路の前方に配設
されたスロートより浴槽本体内に噴出する気泡発生浴槽
において、スロートと近接してノズルケーシング内に設
けられる噴流形成流路をスロートの中心線方向において
浴湯流入筒部と重複するように配置するとともに、ノズ
ルケーシングへの浴湯流入筒部の接続部位に対して周方
向にずれた位置でノズルケーシングに空気流入筒部を接
続し、しかも、スロートの中心線方向において、空気流
入筒部の中心線を浴湯流入筒部と重複させたことを特徴
とする気泡発生浴槽に係るものである。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、添付図に基づいて、本発明
に係る気泡発生浴槽の構成を具体的に説明する。 【0012】〔気泡発生浴槽の全体構成〕まず、本発明
に係る気泡発生浴槽の全体構成について、図1及び図2
を参照して、簡単に説明する。 【0013】図1及び図2において、Aは気泡発生浴槽
であり、コンクリート床版S上に複数の支持脚Lを介し
て支持されたユニットバスB中に、一側側壁4に沿って
設置されている。 【0014】気泡発生浴槽Aは、上面開口の箱型に形成
した浴槽本体1の前後壁に、それぞれ足側・背側噴出ノ
ズル2,2,3,3 を合計4個設けている。 【0015】そして、ユニットバスBの一側側壁4の背
部には空気取入部を形成する空気吸引口5が設けられて
おり、同空気吸引口5は、実質的に、ユニットバスBの
一側側壁4の背部に配設した空気吸気口5を、立ち上が
り吸気配管6、空気量調節装置6a、傾斜吸気配管7、分
配配管9,10a,10bを介して、足側・背側噴出ノズル2,2,
3,3 の空気混入室21d(図3参照) に連通状態に接続され
ている。 【0016】また、ユニットバスBの他の側壁11に沿っ
て気泡発生浴槽A用の長尺の機能部ユニット12が配設さ
れている。 【0017】同機能部ユニット12内には、浴湯を循環さ
せる循環ポンプPと、同循環ポンプPを駆動させるポン
プ駆動用モータMとを設けている。 【0018】また、上記循環ポンプPと気泡発生浴槽A
との間には、浴槽本体1及び機能部ユニット12に沿っ
て、浴湯循環流路Dを介在させている。 【0019】即ち、浴湯循環流路Dは、気泡発生浴槽A
の浴槽本体1の側壁に設けた浴湯吸込口13からから循環
ポンプPへ浴湯を送るための浴湯吸込流路を形成する浴
湯吸込パイプ14と、同循環ポンプPから、同浴槽Aの前
後側壁に設けた噴出ノズル2,2,3,3 浴湯旋回流形成室20
p(図3参照) 内に浴湯を送るための浴湯強送流路を形成
する浴湯強送パイプ15,16,17とより構成している。 【0020】〔噴出ノズルの構成〕次に、本発明の要旨
をなす噴出ノズル2,2,3,3 の構成を、添付図面、特に、
図3〜図7を参照して説明する。 【0021】なお、足側・背側噴出ノズル2,2,3,3 は、
同一の構成を具備しており、以下、足側噴出ノズル2の
構造について説明する。 【0022】足側噴出ノズル2は、図3に示すように、
実質的に下記の基本構成からなる。 【0023】浴槽本体1の足側噴出ノズル接続口1gに
片持ち状態に取付けた筒状のノズルケ−シング20内に、 浴湯強送パイプ16より流入してくる浴湯を噴流に形成
する噴流形成部21と、 噴流形成部21からの噴流状態の浴湯にエジェクタ効果
及び乱れによるミキシング効果を利用して空気を混入す
る空気混入部22と、 同空気混入部22より浴槽本体1内に向けて噴出される
気泡混じりの浴湯の噴出方向を定めるスロート部23と、
から構成される。 【0024】すなわち、図3に示すように、前端が浴槽
本体1の側壁4に取付けられたノズルケーシング20の前
端側にスロート部23を収納配設し、同スロート部23の後
方に位置するようにノズルケーシング20の後端側に噴流
形成流路30b を設け、ノズルケーシング20に接続された
浴湯流入筒部20f より供給される浴湯を前記噴流形成流
路30b より噴出するとともに、ノズルケーシング20に接
続された空気流入筒部20d より供給される空気を噴流形
成流路30b からの噴出水に混入させ、この空気が混入さ
れた気泡混じりの浴湯を噴流形成流路30b の前方に配設
されたスロート24より浴槽本体1内に噴出可能としてい
る。 【0025】かかる構成において、本発明の特徴となる
のは、図3及び図7に示すように、前記スロート24と近
接してノズルケーシング20内に設けられた噴流形成流路
30bをスロート24の中心線方向において浴湯流入筒部20f
と重複するように配置するとともに、ノズルケーシン
グ20への浴湯流入筒部20f の接続部位に対して周方向に
ずれた位置でノズルケーシング20に空気流入筒部20d を
接続し、しかも、スロート24の中心線方向において、空
気流入筒部20d の中心線を浴湯流入筒部20f と重複させ
たことにある。 【0026】かかる構成としたことにより、浴湯流入筒
部20f と空気流入筒部20d とを、より近接させた状態で
ノズルケーシング20に接続でき、ノズルケーシング20の
長さ寸法を短くすることができる。したがって、浴槽本
体1からのノズルケーシング20の突出量を小さくできる
ので、気泡発生浴槽Aの施工方法の自由度が向上する。 【0027】噴出ノズルの各部の構成 以下、上記構成を有する足側噴出ノズル2を、図3〜図
7を参照して、各構成要素毎に詳細に説明する。 【0028】( ノズルケーシング)ノズルケーシング20
は、図3に示すように、水平状態に配設された長尺の筒
体から形成されており、内面に雌ねじ部20a を形成する
とともに端部にフランジ部20b を設けた浴槽取付部20c
と、同浴槽取付部20c の後方に連設し外周面上に空気流
入筒部20d を設けた吸気パイプ連結部20e(図5参照)
と、吸気パイプ連結部20e の後方に連設し外周面上に浴
湯流入筒部20f を設けた浴湯強送パイプ連結部20g(図4
参照) とを具備する。 【0029】かかる構成を有するノズルケーシング20の
浴槽本体1への取付構造について説明すると、図3にお
いて、1hは足側噴出ノズル接続口1gの周縁に嵌合したリ
ング状のパッキンである。 【0030】また、1iは、上記したリング状のパッキン
1hを装着した噴出ノズル接続口1gと貫通して浴槽本体1
の内側から外側に伸延するノズル取付筒体であり、同ノ
ズル取付筒体1iは、浴槽内側端に拡径フランジ部1jを具
備するとともに、浴槽外側端の外周面に雄ねじ部1kを具
備している。 【0031】そして、かかるノズル取付筒体1iは、その
拡径フランジ部1jの一側端面をリング状パッキン1hの内
面に圧接するとともに、雄ねじ部1kをノズルケーシング
20の浴槽取付部20c の内面に設けた雌ねじ部20a に緊締
状態に螺合している。 【0032】かかる螺合によって、ノズルケーシング20
の浴槽取付部20c を浴槽本体1の前壁下部に強固にかつ
水密状態に取付けることができる。 【0033】また、上記浴槽取付部20c は、実質的に、
以下に説明する化粧カバー26によって隠蔽されている。 【0034】即ち、化粧カバー26は、ノズル取付筒体1i
の拡径フランジ部1jを隠蔽可能な大きさを有する浴槽側
フランジ部26a と、噴出ノズル接続口1gを貫通する筒状
部26b とからなり、筒状部26b の外周面には雄ねじ部26
c が形成されている。 【0035】そして、この雄ネジ部26c を、ノズルケー
シング20の前端部内周面に形成した雌ねじ部20l に着脱
自在に螺着している。 【0036】また、この化粧カバー26の後端によって、
後述するスロート固定部材25をノズル取付筒体1i内に固
定することができる。 【0037】次に、ノズルケーシング20の浴槽取付部20
c の後方に設けた吸気パイプ連結部20e の構成について
説明する。 【0038】図3及び図5に示すように、ノズルケーシ
ング20の外周面に突設した空気流入筒部20d は、その外
面に雄ねじ部20i を設けており、吸気パイプ12a の一端
を螺合連結することができる。 【0039】さらに、吸気パイプ連結部20e は、図3及
び図5に示すように、その内部に空気流入口20j を穿設
しており、同空気流入口20j を通して、空気を、エジェ
クタ効果及び旋回流によるミキシング効果を利用して、
空気混入室21d 内を流れる噴流浴湯中に混入することが
できる。 【0040】なお、図中、mは空気の流入方向を示す。 【0041】また、図3、図6及び図7において、20g
は浴湯強送パイプ連結部を示しており、同連結部20g の
横側壁には浴湯流入筒部20f が取付けられており、同浴
湯流入筒部20f には、浴湯強送パイプ16の一端が水密状
態にかつ着脱自在に連結されており、また、その内部に
は浴湯流入口20k が形成されている。 【0042】かかる構成によって、浴湯強送パイプ16か
らの浴湯が浴湯流入口20k を通して、後述する噴流形成
用筒体30の後部に形成した浴湯旋回流形成室20p 内に流
入することになる。 【0043】なお、図中、矢印nは浴湯の流入方向を示
す。 【0044】( スロート部)次に、図3を参照して、ス
ロート部23の具体的構成について説明する。 【0045】スロート部23は、実質的に、ノズルケーシ
ング20の前部内に配設されており、内部に噴出流路を形
成したスロート24と、同スロ−ト24を首振り調節自在に
支持するスロート固定部材25と、ノズルケーシング20の
中央部内に配設した噴流形成用筒体30の前部に形成した
スロート凹状支持面30e とから構成している。 【0046】そして、前記スロート24は、その外周面を
噴流形成用筒体30の前部内面に形成したスロート凹状支
持面30e 内に上下左右方向に揺動自在に支持される球状
のスロート基部24a と、外径をスロート基部24a より縮
径させた円筒状のスロート先端部24b とから形成されて
おり、同スロート先端部24b を手動操作により基部24a
を中心に上下左右任意の方向に首振り調節することがで
きる。 【0047】しかも、スロート基部24a の外周面と噴流
形成用筒体30のスロート凹状支持面30e との間には一定
の摺動抵抗が予め付与されているので、スロート24を任
意の首振り角度位置に保持することができる。 【0048】( 空気混入部)次に、図3及び図5を参照
して、空気混入部22の構成を具体的に説明する。 【0049】前述したように、ノズルケーシング20の吸
気パイプ連結部20e は、図3及び図5に示すように、そ
の内部に空気流入口20j を穿設している。 【0050】一方、吸気パイプ連結部20e と対応する位
置に配設された噴流形成用筒体30の中央縮径部30c は、
図5に示すように複数の内側空気流入口30d を設けてい
る。 【0051】そして、ノズルケーシング20と噴流形成用
筒体30との間には、環状の空気連絡路30g が形成されて
いる。 【0052】かかる構成によって、ノズルケーシング20
に設けた空気流入口20j と、環状の空気連絡路30g と、
噴流形成用筒体30に設けた連結杆30h 間に形成された内
側空気流入口30d とを通して、空気を、エジェクタ効果
及び旋回流によるミキシング効果を利用して、噴流形成
用筒体30内に形成した空気混入室21d 内を流れる噴流浴
湯中に全周から均一にかつ効果的に混入することができ
る。 【0053】( 噴流形成部)次に、図3及び図5を参照
して、噴流形成部21の構成を具体的に説明すると、噴流
形成部21は、実質的に、噴流形成用筒体30の仕切壁30a
に設けた噴流形成流路30b と、同仕切壁30a の後部に配
設した浴湯旋回流形成室20p とからなる。 【0054】そして、噴流形成流路30b の後端開口は浴
湯旋回流形成室20p に連通するとともに、その前端開口
は空気混入室21d に連通している。 【0055】かかる噴流形成流路30b は、エジェクタ効
果を発生するため、その口径を空気混入室21d の内径よ
り小さくしており、また、後述する旋回流を浴湯旋回流
形成室20p 内で発生させるために、その口径を、浴湯旋
回流形成室20p の口径より小さくしている。一方、浴湯
旋回流形成室20p は、図6に示すように、円形断面を有
している。 【0056】かかる構成によって、図8及び図9に示す
ように、強送パイプ16から浴湯流入筒部20f を介して浴
湯旋回流形成室20p に流入した浴湯は、同形成室20p の
内周面に沿って浴湯旋回流aを形成し、その後、噴流形
成流路30b から空気混入室21d 内に浴湯旋回流a1を形成
しながら噴出されることになる。 【0057】これによって、空気混入室21d 内に負圧を
発生させ、効果的に空気を浴湯旋回流a1中に混入するこ
とができる。 【0058】ところで、かかる浴湯旋回流a1は、そのま
までは、漸次発達して、過剰旋回流となり、この場合、
図8に示すように、空気混入室21d 内に噴出される浴湯
旋回流a1の噴出角度が広くなり、空気の混入を却って阻
害することになる。 【0059】また、かかる過剰旋回流は、循環ポンプP
の吐出圧や吐出量の変動によって容易に影響を受け、不
安定である。 【0060】そこで、本実施の形態では、図6及び図7
に示すように、前記浴湯旋回流形成室20p の内面であっ
て、浴湯流入筒部20f の180 °対向する個所に、旋回量
規制板40を一体的に取付けている。 【0061】即ち、かかる旋回量規制板40は、浴湯旋回
流形成室20p の中心に向けて伸延しており、一定の高さ
Hを有する。 【0062】かかる旋回量規制板40によって、図8及び
図9に示すように、浴湯旋回流形成室20p 内に旋回規制
流bを発生させることができ、同旋回規制流bによって
浴湯旋回流aの増大を防止することができる。 【0063】その結果、図8に示すように、空気混入室
21d 内に流入した浴湯旋回流a2の噴出角度を、空気混入
に最適な角度範囲内に抑えることができる。 【0064】また、かかる浴湯旋回流a2は円滑にスロー
ト24を通して浴槽本体1内の浴湯中に噴出されることに
なるので、圧損が少なく、噴出ノズル2からの噴出圧や
噴出量を十分に確保しながら、循環ポンプPの吐出圧力
を可及的に低減することができる。 【0065】従って、循環ポンプPの小型化を図ること
ができ、特に、ユニットバスB等の限られた空間内に、
最小の設置スペースで循環ポンプPを設置することがで
き、ユニットバスBのコンパクト化やレイアウトの容易
化を図ることができる。 【0066】なお、旋回量規制板40の形状は、図6に示
す矩形断面形状に限定されるものではなく、例えば、図
10に示す山形形状とすることもできる。 【0067】また、図3に示すように、浴湯旋回流形成
室20p の後部壁20q には乱流発生用凸部20r を設けるこ
ともでき、同凸部20r によって浴湯旋回流をさらに安定
なものとすることができる。 【0068】上記噴出ノズルを具備する気泡発生浴槽の
運転 ついで、上記構成を具備する噴出ノズル2,2,3,3 を具備
する気泡発生浴槽Aの使用方法について説明する。 【0069】ユニットバスBの一側側壁4に取付けた操
作パネル41の運転ボタン42を押して、循環ポンプPを駆
動する。 【0070】循環ポンプPの駆動によって、浴湯吸込口
13から浴湯吸込パイプ14を介して浴湯が循環ポンプPに
吸引され、その後、浴湯は、循環ポンプPから浴湯強送
パイプ16,17 を通して、浴湯旋回流形成室20p 内に強送
され、浴湯旋回流が形成される。 【0071】かかる浴湯旋回流は、噴流形成用筒体30を
通って空気混入室21d 内に噴出され、その際、エジェク
タ効果によって空気混入室21d 内に負圧を発生させ、こ
の負圧によって、外部から吸気配管8を通して空気が空
気混入室21d 内に吸引され、噴流浴湯中に混入され、そ
の後、スロート24を通して、気泡混じりの浴湯が噴流状
態に浴槽本体1内の浴湯中へ噴出されることになる。 【0072】そして、かかる気泡発生浴槽Aの運転にお
いて、上述したように、旋回量規制板40によって、図8
及び図9を参照して前述したように、浴湯旋回流形成室
20p内の過剰旋回流aを抑止して常に安定した浴湯旋回
流a2を空気混入室21d 内で得ることができ、噴出ノズル
2から浴槽本体1内の浴湯中へ噴出される噴出浴湯への
混入空気量の増大を図ることができる。 【0073】以上、本実施形態に係る噴出ノズルの構造
を、噴出ノズル2,2 について説明してきたが、背側噴出
ノズル3,3 も上記噴出ノズル2,2 と同様に構成されてお
り、同様な効果を奏するものである。 【0074】 【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が生起され
る。 【0075】本発明では、気泡発生浴槽において、スロ
ートと近接してノズルケーシング内に設けられる噴流形
成流路をスロートの中心線方向において浴湯流入筒部と
重複するように配置するとともに、ノズルケーシングへ
の浴湯流入筒部の接続部位に対して周方向にずれた位置
でノズルケーシングに空気流入筒部を接続し、しかも、
スロートの中心線方向において、空気流入筒部の中心線
を浴湯流入筒部と重複させたことにより、浴湯流入筒部
と空気流入筒部とを、より近接させた状態でノズルケー
シングに接続でき、ノズルケーシングの長さ寸法を短く
することができ、浴槽本体からのノズルケーシングの突
出量を小さくして、気泡発生浴槽の施工方法の自由度を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明にかかる気泡発生浴槽を設置したユニッ
トバスの全体構成を示す斜視図である。 【図2】本発明にかかる気泡発生浴槽の端面図である。 【図3】噴出ノズルの断面正面図である。 【図4】図3のI−I線による矢視図である。 【図5】図3のII−II線による断面図である。 【図6】図3のIII −III 線による断面図である。 【図7】図6のIV−IV線による矢視図である。 【図8】噴出ノズルにおける浴湯旋回量規制板による旋
回量規制効果を示す説明図である。 【図9】噴出ノズルにおける浴湯旋回量規制板による旋
回量規制効果を示す説明図である。 【図10】旋回量規制板の他の形態を示す説明図であ
る。 【図11】従来の気泡発生浴槽における噴出ノズルの断
面正面図である。 【符号の説明】 A 気泡発生浴槽 1 浴槽本体 2 足側噴出ノズル 3 背側噴出ノズル 20 ノズルケーシング 20d 空気流入筒部 20f 浴湯流入筒部 30 噴流形成用筒体 30b 噴流形成流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺岡 高生 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】前端が浴槽本体の側壁に取付けられたノズ
    ルケーシングの前端側にスロートを収納配設し、同スロ
    ートの後方に位置するようにノズルケーシングの後端側
    に噴流形成流路を設け、ノズルケーシングに接続された
    浴湯流入筒部より供給される浴湯を噴流形成流路より噴
    出するとともに、ノズルケーシングに接続された空気流
    入筒部より供給される空気を噴流形成流路からの噴出水
    に混入させ、この空気が混入された気泡混じりの浴湯を
    噴流形成流路の前方に配設されたスロートより浴槽本体
    内に噴出する気泡発生浴槽において、 スロートと近接してノズルケーシング内に設けられる噴
    流形成流路をスロートの中心線方向において浴湯流入筒
    部と重複するように配置するとともに、ノズルケーシン
    グへの浴湯流入筒部の接続部位に対して周方向にずれた
    位置でノズルケーシングに空気流入筒部を接続し、しか
    も、スロートの中心線方向において、空気流入筒部の中
    心線を浴湯流入筒部と重複させたことを特徴とする気泡
    発生浴槽。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010096421A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Noritz Corp 循環アダプタ

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