JP2000060755A - Frp製品面の補修方法 - Google Patents

Frp製品面の補修方法

Info

Publication number
JP2000060755A
JP2000060755A JP10240055A JP24005598A JP2000060755A JP 2000060755 A JP2000060755 A JP 2000060755A JP 10240055 A JP10240055 A JP 10240055A JP 24005598 A JP24005598 A JP 24005598A JP 2000060755 A JP2000060755 A JP 2000060755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frp
depression
gel coat
frp product
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10240055A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Tanaka
一雄 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Okayama Sekisui Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd, Okayama Sekisui Industry Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP10240055A priority Critical patent/JP2000060755A/ja
Publication of JP2000060755A publication Critical patent/JP2000060755A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、容易にできる合成樹脂表面
の補修方法を提供するものである。 【解決手段】 FRP製の製品表面に生じた傷による陥
没部10を補修するFRP製品面20aの補修方法であ
って、補修するFRP製品面20aに前記陥没部10の
み露出させて前記陥没部10の周囲のFRP製品面20
aに金属製テープ11を貼る工程、前記陥没部10に補
修するFRP樹脂と同質のゲルコート樹脂12を充填す
る工程、充填した半硬化状態のゲルコート樹脂12の突
出部を削りFRP製品面20aとを面一にする工程、ゲ
ル化したゲルコート樹脂12を硬化させたあとその表面
を研磨して仕上げる工程とからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、FRP製品面に生
じた傷による陥没部の補修方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、FRP製品の表面に発生した傷、
クラック、ピンホール等からなる陥没部を補修する際に
は、該当する補修箇所にゲル状にした同質のゲルコート
樹脂を陥没部に充填して陥没部を埋めている。そして、
陥没部に盛られたFRP樹脂を周囲と面一にする為に鋭
利な刃物で削って陥没部周囲面を合わせている。その
後、粗削りの盛り上がった表面をサンドペーパー等の研
磨材で研磨して仕上げている。その際に刃物やサンドペ
ーパーを使用するので正常な周囲を傷つけないように補
修する必要があり、仕上げ作業は熟練者による作業に依
存しているのが現状である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような補修方法では、面一にする際に使用する刃物で陥
没部以外を傷つけたり、更に、仕上げの段階でサンドペ
ーパーを使うと、面材同志の研磨になるので不具合のな
い周囲の面も研磨することになり正常な周囲表面を傷を
つけたりして、その補修に時間がかかる。そのため、補
修作業は熟練者でなければできないと言った問題があっ
た。又、補修部分の面積が広くなって補修部分と正常な
周囲表面との色違いが目立つと言った問題があった。 【0004】本発明は、上記のこのような問題点に着眼
してなされたものであり、その目的は、容易にできるF
RP製品面の補修方法を提供するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
FRP表面の補修方法は、FRP製の製品面に生じた傷
による陥没部を補修するFRP製品面の補修方法であっ
て、補修するFRP製品面に前記陥没部のみ露出させて
前記陥没部の周囲のFRP製品面に金属製テープを貼る
工程、前記陥没部に補修するFRP樹脂と同質のゲルコ
ート樹脂を充填する工程、充填した半硬化状態のゲルコ
ート樹脂の突出部を削りFRP製品面とを面一にする工
程、ゲル化したゲルコート樹脂を完全に硬化させたあと
その表面を研磨して仕上げる工程とからなるものであ
る。 【0006】 【作用】請求項1記載の本発明のFRP表面の補修方法
においては、まず補修するFRP製品面に前記陥没部の
み露出させて前記陥没部の周囲のFRP製品面に金属製
テープを貼る工程では、金属製テープはFRP表面にそ
のまま接着できるので、陥没部周囲を容易にマスキング
することができる。次に、前記陥没部に補修するFRP
樹脂と同質のゲルコート樹脂を充填する工程、陥没部に
ゲル化した同質のFRP樹脂を充填して常温硬化して、
陥没部を均一なFRP製品面にすることができる。更
に、充填した半硬化状態のゲルコート樹脂の突出部を削
りFRP製品面とを面一にする工程、充填したFRPを
半硬化状態の時に金属性テープで陥没部周囲をマスキン
グしているので、刃物で周囲を傷付けることなく容易に
削り取れ、陥没部表面に盛られたFRPと補修するFR
P製品面とを面一にできる。更に又、ゲル化したゲルコ
ート樹脂を完全に硬化させたあとその表面を研磨して仕
上げる工程では、陥没部の周囲をマスキングしているの
で、周囲を研磨材で傷を付けることなく陥没部表面のみ
を研磨仕上げすることができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して工程に沿って説明する。図1、図2は、本発
明のFRPからなる浴槽縁部の補修方法の実施例を示し
ている。図1(イ)は、浴槽縁部の陥没部の補修方法を
示す説明図であり、図1(ロ)は、同じく浴槽縁部の陥
没部の補修方法を示す説明図であり、図2は、浴槽縁部
の陥没部を示す斜視図である。 【0008】本発明のFRP表面の補修方法は、FRP
製からなる浴槽の上部縁の浴槽縁に生じた陥没部を補修
する方法である。図2に示す様に、浴槽20の浴槽縁2
0aに陥没部10が形成している。補修するFRP製品
面に前記陥没部のみ露出させて前記陥没部の周囲のFR
P製品面に金属製テープを貼る工程では、先ず、FRP
製品面である浴槽縁表面20aを養生する為に金属テー
プ11を陥没部10を露出させて貼る。金属テープ11
は極薄で接着剤付き金属テープを使用する。金属テープ
11の裏面には薄い接着剤が塗布されているのでそのま
まで浴槽縁表面20aに直接貼ることができる。金属テ
ープ11は刃物13で破断しないような表面強度を有し
ている。このように陥没部10のみ露出させて、浴槽縁
表面20aを金属テープ11でマスキングする。金属テ
ープ11の材質は表面破断強度の良い、極薄のステンレ
ス鋼板、鋼板、アルミ板等が適している。 【0009】次に、前記陥没部に補修するFRP樹脂と
同質のゲルコート樹脂を充填する工程では、図1(イ)
に示すように、陥没部10を埋める為に、FRP樹脂と
同質のゲル化したゲルコート樹脂12を陥没部10部に
充填する。充填するゲルコート樹脂12は陥没部10部
を隙間なく充填して、半硬化状態で塊状に盛って常温で
放置する。 【0010】次に、充填した半硬化状態のゲルコート樹
脂の突出部を削りFRP製品面とを面一にする工程で
は、陥没部10に充填したゲルコート樹脂12は塊状に
盛って充填している為、陥没部表面10aより盛り出た
部分を取り除く必要がある。充填するゲルコート樹脂1
2が刃物13が使用できる半硬化の状態で刃物13の刃
先でゲルコート樹脂12の上部の盛り出た部分を削ぎ落
とす。その際に充填するゲルコート樹脂12の周囲は金
属テープ11でマスキングしてあるので、周囲の浴槽表
面20aを刃物13で傷付けることなく盛り出た部分の
ゲルコート樹脂12を削ぎ落とことができる。このよう
に、陥没部表面10aを平坦にして浴槽表面20aと陥
没部表面10aとを面一に粗仕上げすることができる。 【0011】次に、ゲル化したゲルコート樹脂を熱風に
より完全に硬化させたあとその表面を研磨して仕上げる
工程では、刃物13の刃先で粗仕上げした陥没部10の
表面を研磨材であるサンドペーパー14で研磨して陥没
部表面10aを仕上げる。サンドペーパー14では最終
の仕上げでは細かい番手の物を使用する。サンドペーパ
ー14で研磨する際には、陥没部表面10aの周囲は金
属テープ11でマスキングしてあるので、サンドペーパ
ー14で陥没部表面10aの周囲を傷つけることなく研
磨することができる。最終の研磨仕上げが完了してから
マスキングしている金属テープ11を取り外す。 【0012】上記のように、FRP製品面の補修方法に
おいては、金属製テープ11はFRP表面にそのまま接
着できるので、陥没部10周囲を容易にマスキングする
ことができる。次に、陥没部10にゲル化した同質のゲ
ルコート樹脂12を充填して常温硬化して、陥没部10
を均一なFRP製品面20aにすることができる。更
に、充填したゲルコート樹脂12を半硬化状態の時に金
属性テープ11で陥没部10周囲をマスキングしている
ので、刃物で周囲を傷付けることなく容易に削り取れ、
陥没部表面10aに盛られたゲルコート樹脂12と補修
するFRP製品面20aとを面一にできる。更に又、陥
没部10の周囲をマスキングしているので、周囲を研磨
材14で傷を付けることなく陥没部表面10aのみを研
磨仕上げすることができる。 【0013】更に又、マスキングが上記の様に陥没部1
0のみ残して、補修するFRP製品部分を狭くできるの
で、補修部分と正常な周囲表面とに色違いがあっても目
立ちにくい。 【0014】 【発明の効果】請求項1記載の本発明のFRP製品面の
補修方法においては、上記のように、金属製テープでF
RP表面にそのまま接着でき、陥没部周囲を容易にマス
キングすることができ、陥没部にゲル化した同質のFR
P樹脂を充填して常温硬化して、陥没部を均一なFRP
製品面にすることができ、金属性テープで陥没部周囲を
マスキングしているので、刃物で周囲を傷付けることな
く容易に削り取れ、陥没部表面に盛られたFRP樹脂と
補修するFRP製品面とを面一にできる。更に又、陥没
部の周囲をマスキングしているので、周囲を研磨材で傷
を付けることなく陥没部表面のみを研磨仕上げすること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1(イ)は、浴槽縁部の陥没部の補修方法を
示す説明図であり、図1(ロ)は、同じく浴槽縁部の陥
没部の補修方法を示す説明図である。 【図2】図2は、浴槽縁部の陥没部部を示す斜視図であ
る。 【符号の説明】 10 陥没部 10a 陥没部表面 11 金属テープ 12 ゲルコート樹脂 13 刃物 14 研磨材(サンドペーパー) 20 浴槽 20a 浴槽縁表面(FRP製品面)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 FRP製の製品表面に生じた傷による陥
    没部を補修するFRP製品面の補修方法であって、補修
    するFRP製品面に前記陥没部のみ露出させて前記陥没
    部の周囲のFRP製品面に金属製テープを貼る工程、前
    記陥没部に補修するFRP樹脂と同質のゲルコート樹脂
    を充填する工程、充填した半硬化状態のゲルコート樹脂
    の突出部を削りFRP製品面とを面一にする工程、ゲル
    化したゲルコート樹脂を完全に硬化させたあとその表面
    を研磨して仕上げる工程とからなることを特徴とするF
    RP表面の補修方法。
JP10240055A 1998-08-26 1998-08-26 Frp製品面の補修方法 Pending JP2000060755A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10240055A JP2000060755A (ja) 1998-08-26 1998-08-26 Frp製品面の補修方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10240055A JP2000060755A (ja) 1998-08-26 1998-08-26 Frp製品面の補修方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000060755A true JP2000060755A (ja) 2000-02-29

Family

ID=17053821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10240055A Pending JP2000060755A (ja) 1998-08-26 1998-08-26 Frp製品面の補修方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000060755A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU700087B2 (en) Method and spray mould assembly for manufacturing an elastomeric skin of at least two elastomeric materials and such elastomeric skin
US6387309B1 (en) Method of manufacturing a press die made of concrete
MY114726A (en) Abrasive sheet and method of manufacturing the same
JP2000060755A (ja) Frp製品面の補修方法
US5246642A (en) Method for resurfacing fiberglass boat hulls
CA2398231C (en) Method of preparing a sanding block to repair a damaged surface profile
JPH1044248A (ja) 三次元造形方法
JP4428539B2 (ja) チョコレート製品の製造
JPH10244588A (ja) シボ加工用金型
US5462702A (en) Method for resurfacing fiberglass boat hulls
CN108057597B (zh) 一种铝合金精车轮喷涂缺陷修复工艺
CA2129366C (en) A method of backscreen fabrication using pre-coated material
JP2539724B2 (ja) 成型品表面の印刷方法
Davison Reversible fills for transparent and translucent materials
JP2005186299A (ja) ゴム製品の表面に凸状標識を形成する方法
KR100476721B1 (ko) 자동차용 내장재의 성형방법
JPH09103736A (ja) 人造大理石の補修方法
CN112776495B (zh) Uv转印模具的修复方法及uv转印模具
JPS61239938A (ja) 更生タイヤの製造方法
JP2001070849A (ja) プラスチック製品塗装用マスク
JPH10249739A (ja) 型取り可能工具及びその製造方法
JP2898309B2 (ja) コンクリートの製造方法
CN108527733B (zh) 一种压制模制作工艺
JP2010155434A (ja) 樹脂成形品の補修方法
JPH07112716B2 (ja) 発泡ウレタン成形品の補修方法