JP2000059957A - グロメット - Google Patents

グロメット

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JP2000059957A
JP2000059957A JP10225630A JP22563098A JP2000059957A JP 2000059957 A JP2000059957 A JP 2000059957A JP 10225630 A JP10225630 A JP 10225630A JP 22563098 A JP22563098 A JP 22563098A JP 2000059957 A JP2000059957 A JP 2000059957A
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JP
Japan
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grommet
bellows
opening
filler
electric wire
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Pending
Application number
JP10225630A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Omura
伸一郎 大村
Noboru Matsui
昇 松井
Shinji Okabe
信二 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Furukawa Electric Co Ltd
Toyota Motor Corp
Ohmi Electric Wire Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Toyota Motor Corp
Ohmi Electric Wire Co Ltd
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な防水及び防音効果を得るための充填剤
をグロメットの中に注入する際の作業性を良くする。 【解決手段】 取付部1の周囲に、パネルに形成された
グロメット取付用の貫通孔に嵌合する環状溝2を設け
る。該取付部1の両側に筒状部5,6を延設し、それら
の内部に充填剤液溜め部を設ける。そのようなグロメッ
トの一方の筒状部6の挿通口に、中を通す電線と平行な
方向に折り目を有する挿通口蛇腹部7を設け、内部に充
填材を注入する際には、挿通口蛇腹部7を上下左右に引
っ張って口を開け、そこから注入ノズルを差し込んで充
填材を注入する。注入完了後は、再び挿通口蛇腹部7を
閉じて、その上をテープ巻きして封止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車室とエ
ンジンルームとを区切るパネル等に電線,ワイヤハーネ
ス等を引き通すグロメットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の車室とエンジンルームとを区切
るパネルにワイヤハーネス等を引き通す場合、防水性と
防音性を保ちながら引き通す必要がある。
【0003】図5は、従来のグロメットを示す図であ
る。図5において、1は取付部、2は環状溝、5,1
1,14は筒状部、9,12,15は環状突起、10は
ワイヤハーネス、16は充填材である。
【0004】図5(イ)に示すグロメットは、車室とエ
ンジンルームとを区切るパネルに設けた貫通孔(図示せ
ず)に環状溝2をはめ込んで固定する。筒状部5,11
の中にワイヤハーネス10を通し、それらの両端部は、
環状突起9,12により封止する。そのようにして、防
水性と防音性を保ちながら、車室とエンジンルームとを
区切るパネルにワイヤハーネスを引き通すようにしてい
る。
【0005】また、図5(ロ)に示すグロメットは、車
室とエンジンルームとを区切るパネルに設けた貫通孔に
環状溝13をはめ込んで固定する。筒状部14は、漏斗
状に形成されており、その中にワイヤハーネス10を通
し、車室側出口を環状突起15により封止している。そ
して、ワイヤハーネス10を通した状態で筒状部14の
中に充填材16を充填して、防水性と防音性を保つよう
にしている。
【0006】なお、このようなグロメットに関連する従
来の文献としては、例えば、特開平9-123847号公報2),
特開平8-251768号公報等がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のグロメットの内、図5(イ)のものでは、グロ
メットの両端が環状突起9,12で塞がれているため、
ワイヤハーネス10を通した後に中に充填材を注入する
ことができず、十分な防水,防音効果が得られないとい
う問題点があった。また、ワイヤハーネス10をグロメ
ットに通す際に、グロメットの両端が環状突起9,12
で塞がれているため、両端共、治具を使って強制的に拡
げてからワイヤハーネス10を通す必要があって、作業
性が悪いという問題点もあった。
【0008】そしてまた、図5(ロ)のものでは、ワイ
ヤハーネス10を通した状態で、開口側から充填材16
を注入することになるが、注入する時から注入した液状
充填材が固化するまで、充填材がこぼれ出ないように開
口側を上にしたまま保持しておく必要があって、作業性
が悪いという問題点があった。
【0009】本発明は、そのような問題点を解決し、グ
ロメットの中に充填材を注入することにより、十分な防
水,防音効果が得られるようにすると共に、電線,ワイ
ヤハーネスの挿通、及び、充填材注入の作業性も良くす
ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1に記載のグロメットは、パネルに形成され
た貫通孔に嵌合する環状溝を周囲に設けた取付部と、該
取付部の両側に延設し内部に電線を通す筒状部と、前記
取付部と筒状部とで囲まれた内部に設けた充填材液溜め
部とを具えたグロメットであって、前記筒状部の内の一
方の挿通口に、中を通す電線と平行な方向に折り目を有
する挿通口蛇腹部を設け、該挿通口蛇腹部は、電線を挿
通して充填材注入後、テープ巻きして端部を封止するよ
うにしたことを特徴とする。このようにすると、グロメ
ットの中に充填材を注入する際には、挿通口蛇腹部を上
下左右に引き伸ばして、そこから充填材注入用のノズル
を差し込むことによりグロメット内部への充填材の注入
が可能になり、十分な防水,防音効果が得られる。ま
た、グロメットへ電線を挿通する際に、治具を使って強
制的に口を拡げるのは、一方の挿通口で済んで、電線挿
通の作業性が向上する。さらに、挿通する電線の太さが
種々変っても、充填材注入後、挿通口蛇腹部を押さえつ
けてテープ巻きするだけで、挿通口を容易に封止するこ
とができて作業性が良くなる。ここで、「電線」は、単
心の電線及びワイヤハーネスのような複数本の電線類を
束ねたものを含むものとする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明のグロメッ
トを示す図であり、図2(イ)は側面図、図2(ロ)
は、室内側から見た図である。図1において、1は取付
部、2は環状溝、3は鍔部、4は連結蛇腹部、5,6は
筒状部、7は挿通口蛇腹部である。
【0012】筒状部5の端部は、環状突起9がワイヤハ
ーネスの周囲に密着して封止するようにしている。一
方、筒状部6には、左右両側部にワイヤハーネスと平行
な方向に折り目を有する挿通口蛇腹部7が設けられてお
り、挿通口を拡開可能になっている。また、取付部1と
筒状部6との間には、周方向に折り目を有する連結蛇腹
部4が設けられていて、ワイヤハーネスの軸方向や上下
左右方向にかかる力を吸収するようにしている。また、
グロメットの内部には、図2に断面図として示すよう
に、充填材液溜め部8が設けられている。
【0013】そのようなグロメットにおいて、一方の筒
状部5から他方の筒状部6を通してグロメットの中にワ
イヤハーネス等を通す。その時、筒状部5に通す際に
は、挿通口拡開用の治具を使って、挿通口を拡げて通す
が、筒状部6には、挿通口蛇腹部7が設けられているた
め、図3(イ)に示すように、治具を用いることなく挿
通口蛇腹部7を上下左右に容易に拡開して通すことがで
きる。そして、グロメットにワイヤハーネス等を通した
後、図3(ロ)に示すように、挿通口蛇腹部7を拡開
し、そこから充填材注入用のノズル20を先端が充填材
液溜め部8付近まで達するまで差し込んで、樹脂製の充
填材を注入する。その注入が完了したら、図4に示すよ
うに、挿通口蛇腹部7を折り畳んでからその上にテープ
巻きして、挿通口を封止する。
【0014】挿通口蛇腹部7の折り畳み方としては、図
4(イ)に示すように、挿通する電線,ワイヤハーネス
が細い場合は、左右の挿通口蛇腹部7を小さく折り畳ん
でから、筒状部6の上下を押さえ付けるようにする。一
方、図4(ロ)に示すように、挿通する電線,ワイヤハ
ーネスが太い場合は、左右の挿通口蛇腹部7の一部を伸
ばした状態で折り畳んでから、筒状部6の上下を押さえ
付けるようにする。このように、太さが異なる種々の電
線,ワイヤハーネスに対応可能である。
【0015】そのように、ワイヤハーネスを挿通し、内
部に充填材を充填したグロメットを、車室とエンジンル
ームとを区切るパネルに設けた貫通孔に、取付部1に形
成した環状溝2をはめ込んで固定する。そのようにし
て、防水性と防音性を保ちながら、車室とエンジンルー
ムとを区切るパネルにワイヤハーネスを引き通すことが
できる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、筒状部
の内の一方の挿通口に、中を通す電線と平行な方向に折
り目を有する挿通口蛇腹部を設け、該挿通口蛇腹部は、
電線を挿通して充填材注入後、テープ巻きして封止する
ようにしたので、グロメットの中に充填材を注入する際
には、挿通口蛇腹部を上下左右に引き伸ばして、そこか
ら充填材注入用のノズルを差し込むことによりグロメッ
ト内部への充填材の注入が可能になり、十分な防水,防
音効果が得られる。また、グロメットへ電線を挿通する
際に、両側の挿通口の内、蛇腹部を設けた方は、治具が
なくても容易に挿通することができ、治具を使って強制
的に口を拡げるのは、一方だけで済むので、電線挿通の
作業性が向上する。さらに、挿通する電線の太さが種々
変っても、充填材注入後、挿通口蛇腹部を押さえつけて
テープ巻きするだけで、挿通口を容易に封止することが
できて作業性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグロメットを示す図である。
【図2】本発明のグロメットの断面図である。
【図3】充填材を注入する際の電線挿通口蛇腹部の変形
を示す図である。
【図4】ハーネス貫通後の電線挿通口蛇腹部の封止形態
を示す図である。
【図5】従来のグロメットを示す図である。
【符号の説明】
1…取付部 2…環状溝 3…鍔部 4…連結蛇腹部 5,6…筒状部 7…挿通口蛇腹部 8…充填剤液溜め部 9…環状突起 10…ワイヤハーネス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000003218 株式会社豊田自動織機製作所 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 (72)発明者 大村 伸一郎 滋賀県犬上郡甲良町大字尼子1000番地 近 江電線株式会社内 (72)発明者 松井 昇 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 岡部 信二 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 5G363 AA01 BA02 CA05 CB08

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルに形成された貫通孔に嵌合する環
    状溝を周囲に設けた取付部と、該取付部の両側に延設し
    内部に電線を通す筒状部と、前記取付部と筒状部とで囲
    まれた内部に設けた充填材液溜め部とを具えたグロメッ
    トであって、前記筒状部の内の一方の挿通口に、中を通
    す電線と平行な方向に折り目を有する挿通口蛇腹部を設
    け、該挿通口蛇腹部は、電線を挿通して充填材注入後、
    テープ巻きして端部を封止するようにしたことを特徴と
    するグロメット。
JP10225630A 1998-08-10 1998-08-10 グロメット Pending JP2000059957A (ja)

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