JP2000059939A - 汚水管路内の通信ケーブル布設構造 - Google Patents

汚水管路内の通信ケーブル布設構造

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JP2000059939A
JP2000059939A JP22314598A JP22314598A JP2000059939A JP 2000059939 A JP2000059939 A JP 2000059939A JP 22314598 A JP22314598 A JP 22314598A JP 22314598 A JP22314598 A JP 22314598A JP 2000059939 A JP2000059939 A JP 2000059939A
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manhole
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cable
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pipe
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Masahiro Tahara
正弘 太原
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マンホールを起点として、マンホール周辺に位
置する各住居へ通信ケーブルを引き込むことができる通
信ケーブルの布設構造を提供すること。 【解決手段】マンホール1が途中に埋設されている汚水
管路内の上部空間内に、通信ケーブル8が支持具81に
て支持されて汚水管路の長手方向に沿って布設されてい
る汚水管路内の通信ケーブル布設構造において、通信ケ
ーブル8がマンホール1内周面に沿って布設され、か
つ、マンホール1内と連通した円筒状のケーブル挿通用
の点検口41がマンホールの斜壁4外面から上方に立ち
上げられ、点検口41を通じて通信ケーブル8が分岐し
て通線され、点検口41内と連通した引き込み管42を
通じて、各住居へ通信ケーブル8を家屋線8aとして分
岐・引き込み可能とされている汚水管路内のケーブル布
設構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚水管路内に光フ
ァイバーケーブルなどの通信ケーブルが布設された布設
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、点検用のマンホールが途中に
埋設されている下水管路内の上部空間を利用して、この
管路内に通信用光ファイバーケーブルなどの通信ケーブ
ルを布設することが検討されている。
【0003】そして、ケーブルの取付け方法として、た
とえば特開平1−117613号公報において、管内を
走行する台車に搭載した打ち込み装置にてアンカーボル
トを管内周面に打ち込み、このアンカーボルトにてケー
ブルを支持する支持具を固定する方法が開示されてい
る。
【0004】また、特公平3−50483号公報におい
て、管内を走行する台車に搭載したドリル装置にて管内
周面にドリル孔を形成し、このドリル孔に台車に搭載し
た打ち込み装置にて略U字状の支持具の両端杆部を打ち
込み、支持具を固定する方法が開示されている。
【0005】さらに、特開平10−66238号公報に
おいて、ケーブル支持部と取付け部とを有するケーブル
支持具の取付け具保持孔に、黄銅製の取付具を挿入保持
し、この取付具に通電させてこの取付具を発熱させて加
熱し、この取付具の先端を、硬質塩化ビニル樹脂製の下
水管の管頂部内面に押圧手段にて押圧して取付具を溶着
固定し、この支持具のケーブル支持部にケーブルを懸架
させて取付ける方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記取付け
手段はいずれも下水管路内にケーブルを布設する方法に
関するものであって、下水管路の途中に設置されている
点検用のマンホールの部分から外部、たとえば一般住宅
への分岐・引き込み手段については全く開示されていな
い。
【0007】なお、特開平4−199105号公報や特
開平8−103012号公報において、既設の下水道管
(本管〜支管〜排水管)を利用して、各家庭へ通信用光
ファイバーケーブルを引き込む布設工法が開示されてい
るが、一般に各家庭の宅地内における排水管の口径は約
75〜100mmの小口径のものである。このため、支
管側から宅地内の排水管を通じて住居内に光ファイバー
ケーブルを引き込むには多くの難点があり、実用的でな
い。
【0008】本発明の目的は、点検用のマンホールを起
点として、マンホール周辺に位置する各住居へ、宅地内
の排水管を利用することなく通信ケーブルを分配して引
き込むことができる汚水管路内の通信ケーブル布設構造
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、点検用のマンホールが途中に埋設されている汚水管
路内の上部空間内に、通信ケーブルが支持具にて支持さ
れ、汚水管路の長手方向に沿って布設されている汚水管
路内の通信ケーブル布設構造において、前記通信ケーブ
ルが前記マンホール内周面に沿って布設されるととも
に、このマンホール内と連通したケーブル挿通用の筒状
の点検口がマンホールの壁部外面から上方に立ち上げら
れ、この点検口を通じて通信ケーブルが分岐して通線さ
れているものである。
【0010】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
汚水管路内の通信ケーブル布設構造において、ケーブル
挿通用の点検口の上部にて通信ケーブルが家屋線として
分岐され、この点検口内と連通した引き込み管を通じ
て、住居へ通信ケーブルを分岐・引き込み可能とされて
いるものである。
【0011】請求項3記載の本発明は、請求項1または
2記載の汚水管路内の通信ケーブル布設構造において、
点検用のマンホールが斜壁部を有しており、この斜壁部
の外面からケーブル挿通用の筒状の点検口が上方に立ち
上げられているものである。
【0012】(作用)請求項1記載の本発明において
は、マンホール内と連通したケーブル挿通用の筒状の点
検口がマンホールの壁部外面から上方に立ち上げられ、
この点検口を通じて通信ケーブルが分岐して通線されて
いるので、点検口の上端を開口して各住居への引き込み
作業を行える。
【0013】また、通信ケーブルがマンホール内周面に
沿って布設されているので、汚水管路内の保守・点検の
ために、マンホール内に作業者が出入りしても、あるい
は内部で作業をするに当たっても、障害とならない。
【0014】請求項2記載の本発明においては、ケーブ
ル挿通用の点検口の上部にて通信ケーブルが家屋線とし
て分岐され、この点検口内と連通した引き込み管を通じ
て、各住居へ通信ケーブルを分岐・引き込み可能とされ
ているので、マンホール内に入っている作業者が、マン
ホール内から筒状の点検口および引き込み管を通じて、
各住居への通線作業を行うことができる。
【0015】請求項3記載の本発明においては、点検用
のマンホールが斜壁部を有しており、この斜壁部の壁部
外面から筒状の点検口が上方に立ち上げられているの
で、マンホールの埋設・設置に際して点検口が邪魔にな
らない。また、あらかじめ点検口の下端をマンホールの
斜壁部と一体化しておくことができ、作業性が向上す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の汚水管路内の通信
ケーブル布設構造の一実施例を示す説明図である。
【0017】図において、1は横断面形状が円形のマン
ホールであり、インバート付き底塊2と、中間の直壁3
と、上部の斜壁4とからなっており、底塊2の上方に直
壁3,斜壁4を順に上下3段に積み重ねて構成されてい
る。底塊2,直壁3および斜壁4はともにポリエチレン
樹脂製のものである。直壁3の内径は約900mm、斜
壁4の上端内径は約600mmである。
【0018】底塊2の上端にはフランジが外方に突設さ
れ、直壁3および斜壁4の上下両端にはそれぞれフラン
ジが外方に突設されている。このフランジ部分にてボル
ト・ナットで締結して固定されている。なお、当接する
フランジ間には全周にわたって水膨張性のゴム輪が介在
されて水密状とされている。斜壁4の上方には調整リン
グ5を介して鋳鉄製の蓋6がボルト・ナットで締結して
固定されている。
【0019】斜壁4の斜壁部4aの外面から円筒状の短
管が地上側に立ち上げられてケーブル挿通用の点検口4
1とされている。この短管は口径約50mmの硬質塩化
ビニル樹脂製のものであり、その下端はマンホール1内
と連通しており、一方、上端開口は塩ビ製の内蓋41a
にて覆われている。図2に示すように、点検口41の上
部外周には複数の取出し口411が設けられている。各
取出し口411には引き込み管42の端部が接続され、
所定の箇所まで延長配管されている。なお、点検口41
の上方には台座リング431と蓋付き受枠432とから
なる鋳鉄製の防護ハット43が設置されている。
【0020】底塊2の底部には直線状のインバートが設
けられている。底塊2の径方向の両側壁から短円筒状の
受口21および差口22が突設されている。受口21は
ゴム輪タイプの接続部とされている。受口21内に上流
側の汚水管7の差口が挿入され、一方、差口22に下流
側の汚水管7のゴム輪タイプの受口が外挿されて接続さ
れることで汚水管路が構成されている。
【0021】図に示すように、汚水管7,7・・・の管
頂内面に長手方向に所定間隔をおいて固定されたフック
状の支持具81,81・・・にて通信用光ファイバーケ
ーブル8が支持されて、汚水管路の長手方向に沿って布
設されている。なお、汚水管路内に通信用光ファイバー
ケーブル8を布設するには、たとえば特開平10−66
238号公報や特公平3−50483号公報に開示され
ているロボットを用いた布設装置を用いて行えばよい。
【0022】マンホール1内においては、通信用光ファ
イバーケーブル8は受口21の奥部を出たところから底
塊2および直壁3の内周面に沿って上向きに布設され、
直壁3の上端フランジよりも下方位置にて約90度曲げ
られて、直壁3の内周面に沿って水平方向に布設され、
差口22の奥部上方に到達したところで、下向きに約9
0度曲げられて、直壁3および底塊2の内周面に沿って
下向きに布設され、再度、差口22の流出側に約90度
曲げられて汚水管7内を布設されている。
【0023】そして、通信用光ファイバーケーブル8は
マンホール1内において接続ボックス9によって分岐さ
れ、この分岐された通信用光ファイバーケーブル8は点
検口41を通じて上方に立ち上げられて通線され、点検
口41の上部にて家屋線8aとして再分岐され、点検口
41内と連通している各引き込み管42を通じて、各住
居内へ引き込まれるようになっている。
【0024】上記実施例においては、通信用光ファイバ
ーケーブル8がマンホール1内においては、底塊2およ
び直壁3の内周面に沿って支持具81にて支持されて布
設されているので、汚水管路内の保守・点検のために、
作業者がマンホール1内に出入りするに当たって邪魔に
ならない。また、作業者がマンホール1内で作業をする
際も、障害とならない。
【0025】上記実施例では、マンホールの横断面形状
を円形のものとしたが、この円形のものに代えて、楕円
形あるいは小判形のものとしてもよい。
【0026】
【発明の効果】請求項1〜3記載の本発明においては、
マンホール内と連通したケーブル挿通用の筒状の点検口
がマンホールの壁部外面から上方に立ち上げられ、この
点検口を通じて通信ケーブルが分岐して通線されている
ので、点検口の上端を開口して各住居への通信ケーブル
の引き込み作業を行える。
【0027】また、通信ケーブルがマンホール内周面に
沿って布設されているので、汚水管路内の保守・点検の
ために、マンホール内に作業者が出入りしても、あるい
は内部で作業をするに当たっても、障害とならない。
【0028】請求項2または3記載の本発明において
は、点検口の上部にて通信ケーブルが家屋線として分岐
され、点検口内と連通した引き込み管を通じて、各住居
へ通信ケーブルを分岐・引き込み可能とされているの
で、マンホール内に入っている作業者が、マンホール内
から筒状の点検口および引き込み管を通じて、各住居へ
の通線作業を行うことができる。
【0029】請求項3記載の本発明においては、点検用
のマンホールが斜壁部を有しており、この斜壁部の壁部
外面からケーブル挿通用の筒状の点検口が上方に立ち上
げられているので、マンホールの埋設・設置に際して点
検口が邪魔にならない。また、あらかじめ点検口の下端
をマンホールの斜壁部と一体化しておくことができ、作
業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信ケーブル布設構造の一実施例を示
す説明図である。
【図2】図1の要部を一部省略して示す拡大断面図であ
る。
【符号の説明】 1 マンホール 2 底塊 21 受口 22 差口 3 直壁 4 斜壁 4a 斜壁部 41 点検口 411 取出し口 42 引き込み管 5 調整リング 6 鋳鉄製の蓋 7 汚水管 8 通信用光ファイバーケーブル 81a 家屋線 81 支持具 9 接続ボックス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点検用のマンホールが途中に埋設されて
    いる汚水管路内の上部空間内に、通信ケーブルが支持具
    にて支持され、汚水管路の長手方向に沿って布設されて
    いる汚水管路内の通信ケーブル布設構造において、 前記通信ケーブルが前記マンホール内周面に沿って布設
    されるとともに、このマンホール内と連通したケーブル
    挿通用の筒状の点検口がマンホールの壁部外面から上方
    に立ち上げられ、この点検口を通じて通信ケーブルが分
    岐して通線されていることを特徴とする汚水管路内のケ
    ーブル布設構造。
  2. 【請求項2】 ケーブル挿通用の点検口の上部にて通信
    ケーブルが家屋線として分岐され、この点検口内と連通
    した引き込み管を通じて、住居へ通信ケーブルを分岐・
    引き込み可能とされている請求項1記載の汚水管路内の
    通信ケーブル布設構造。
  3. 【請求項3】 点検用のマンホールが斜壁部を有してお
    り、この斜壁部の外面からケーブル挿通用の筒状の点検
    口が上方に立ち上げられている請求項1または2記載の
    汚水管路内の通信ケーブル布設構造。
JP22314598A 1998-08-06 1998-08-06 汚水管路内の通信ケーブル布設構造 Withdrawn JP2000059939A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015010458A (ja) * 2013-07-02 2015-01-19 日本ヒューム株式会社 管路施設のケーブル敷設構造及びそれに使用する耐震用固定具
CN107747321A (zh) * 2017-11-27 2018-03-02 中冶京诚工程技术有限公司 装配式钢制综合管廊污水管道检修结构

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015010458A (ja) * 2013-07-02 2015-01-19 日本ヒューム株式会社 管路施設のケーブル敷設構造及びそれに使用する耐震用固定具
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