JP2000059452A - 受信装置および受信信号復号方法 - Google Patents

受信装置および受信信号復号方法

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JP2000059452A
JP2000059452A JP22985498A JP22985498A JP2000059452A JP 2000059452 A JP2000059452 A JP 2000059452A JP 22985498 A JP22985498 A JP 22985498A JP 22985498 A JP22985498 A JP 22985498A JP 2000059452 A JP2000059452 A JP 2000059452A
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decoding
modulation scheme
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unit
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JP22985498A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Shoji
吉宏 庄司
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小規模化および低価格化が図れる受信装置を
提供する。 【解決手段】 TMCC信号S105bに基づいて、受
信信号S99の復調およびビタビ復号を行い復号信号S
101を生成するビタビ復号部101と、復号信号S1
01に含まれる主信号を書き込み、当該主信号を所定の
パターンでスロットデータS102として連続して読み
出すことで、前記主信号を前記デインターリーブするバ
ッファメモリ102と、復号信号S101に含まれるT
MCC信号S108を記憶するTMCCレジスタ110
と、バッファメモリ102から連続して読み出したスロ
ットデータS103と、TMCCレジスタ110からの
TMCC信号S110とを時分割でリードソロモン復号
するリードソロモンデコーダ105とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば、BS衛星
などを介して送信された信号を受信する受信装置および
受信信号復号方法に関する。
【0002】
【従来の技術】放送衛星業務用周波数を使用して放送衛
星3号の段階における標準テレビジョン放送などを引き
継ぐ4系統の放送以外の放送を行う衛星(以下、「BS
−4後発機」)の在り方について、平成9年5月、電波
監理審議会により、:BS−4後発機は平成12年を
目途にデジタル放送を開始すること、:BS3の段階
における標準テレビジョン放送などを引き継ぐ4系統の
放送内容と同一内容の放送を行う移行チャンネルを後発
機に確保すること、:以外については高精細度テレ
ビジョン(HDTV: High Definition Television)放送を中
心とすることなどを内容とする放送普及基本計画の原案
を適当と認める旨の答申があった。この答申を受けて、
デジタル放送システム委員会では、BSデジタル放送に
関する要求条件を前提に、伝送路符号化方式、多重化方
式、限定受信方式、情報源符号化方式などの技術的条件
にづいて実証実験の結果も踏まえて審議を行い、平成1
0年2月に、BSデジタル放送方式の技術的条件に関す
る委員会報告を発行した。
【0003】この委員会報告では、伝送路符号化方式を
検討するにあたって、前述した電波監理審議会の答申
(平成9年5月)を踏まえて以下に示す前提条件を基本
としていている。すなわち、採用する伝送路符号化方式
が、:2000年を目処としてBS−4後発機でデジ
タル放送を開始するため、現時点で実用化の可能性を充
分見いだせるものであること、:BS−3で衛星放送
を引き継ぐための移行チャンネルおよび高精細テレビジ
ョン放送を中心とするため、現行の受信アンテナ・コン
バータを利用し、アダプターを付加することにより現行
受信装置においても受信可能であり、かつ、デジタル変
調における高い帯域利用効率を利用して複数の番組が1
中継器で放送できることが前提条件とされている。
【0004】当該委員会報告では、具体的な伝送路符号
化技術の適用において、変調方式として衛星伝送に適す
るPSK(Phase Shift Keying)変調のうち周波数利用効
率の高いトレリス符号化8相PSK(TC8PSK)を
採用するとしている。また、周波数利用効率と降雨減衰
に対する耐性はトレードオフの関係にあることからQP
SK(Quadrature PSK)などの他のPSK変調方式への切
り替えを可能とし、さらに高いサービス時間率の達成が
可能になるように方式を定めている。一方、事業者の異
なる複数のHDTV信号を多重して1衛星中継器で伝送
することも想定され、個々の番組の独立性を高めるため
に複数のトランスポート・ストリームTSによる伝送も
考慮されている。また、変調方式の切り替えおよび複数
のトランスポートストリームの柔軟な構成を可能とする
など、MPEG制御項目以外の伝送系に係わる制御を行
うため伝送多重制御(TMCC: Transmission & Multiplexi
ngConfiguration Control) 信号を多重することとして
いる。
【0005】ここで、TMCC信号には、フレーム内の
各スロットデータ毎のトランスポートストリームTSお
よび変調方式を示すTMCC情報が含まれる。
【0006】以下、前述した委員会報告で示される伝送
路符号化方式について説明する。図8は、当該伝送路符
号化方式を採用したBS送信装置1の構成図である。図
8に示すように、BS送信装置1は、外符号誤り訂正付
加部2、フレーム構成部3、エネルギー拡散部4、イン
ターリーブ部5、内符号誤り訂正付加部6、TMCC信
号生成部7、外符号誤り訂正付加部8、エネルギー拡散
部9、変調部10およびバースト信号生成部11を有す
る。外符号誤り訂正付加部2は、図9(A)に示すよう
に、先頭に1バイトのMPEG用同期ワード(47h)
を有する188バイトのMPEG−TS(Moving Pictur
e Experts Group - Transport Stream) パケットS0を
順に入力して、各MPEG−TSパケットS0に対して
リードソロモン(204,188)符号化を行い、MP
EG−TSパケットS0に16バイトのパリティデータ
を付加した図9(B)に示す204バイトのスロットデ
ータS2を生成する。
【0007】フレーム構成部3は、図9(C)に示すよ
うに、外符号誤り訂正付加部2から入力した48個のス
ロットSL1,1 〜SL1,48によってフレームFL1 を構
成し、同様にフレームFL2 〜FL8 も構成し、図10
に示すように、8個のフレームFL1 〜FL8 によって
1個のスーパーフレームSFLを構成する。なお、図1
0では、各スロットデータの先頭バイトを、フレーム同
期信号部TAB1 ,TAB2 およびTMCC信号部で置
き換えた場合を示しているが、フレーム構成器3で構成
されるスーパーフレームSFLにおける各スロットデー
タの先頭バイトは、MPEG用同期ワードになってい
る。
【0008】エネルギー拡散部4は、フレーム構成部3
から入力したスーパーフレームSFLを単位として、各
スロットデータの先頭バイト(MPEG用同期ワード)
を除いて、同じ論理値が続くことを回避することを目的
して、例えば「X15+X14+1」により発生する疑似ラ
ンダム信号を加算するエネルギー拡散処理を行う。
【0009】インターリーブ部5は、エネルギー拡散部
4においてエネルギー拡散処理が行われたスーパーフレ
ームSFLを、バッファメモリに書き込み、各スロット
データの先頭バイトを除いて、例えば、図10に矢印で
示すような読み出し方向で読み出しを行うことで、イン
ターリーブを行う。
【0010】TMCC信号生成部7は、入力したTMC
C情報S1を用いて、図11に示すように、フレーム当
たり8バイトのTMCC信号と、その前後に付加したそ
れぞれ2バイトのフレーム同期信号TAB1 およびTA
2 を生成する。図11に示すように、フレームFL1
〜FL8 のフレーム同期信号TAB1 にはフレーム同期
用の同期語W1 が設定されている。フレームFL1 〜F
6 のTMCC信号には、TMCC情報が設定されてい
る。フレームFL7 ,FL8 のTMCC信号には、外符
号誤り訂正付加器8で付加されるTMCC情報のパリテ
ィデータが設定されている。フレームFL1 のフレーム
同期信号TAB2 にはスーパーフレーム同期用の同期語
2 が設定されている。フレームFL2 〜FL8 のフレ
ーム同期信号TAB2 にはスーパーフレーム同期用の同
期語W3 が設定されている。ここで、同期語W3 は、同
期語W2 の全ビットを反転したものである。
【0011】外符号誤り訂正付加部8は、図11に示す
スーパーフレームSFLのフレームFL1 〜FL6 のT
MCC信号(TMCC情報)を単位として、リードソロ
モン(64,48)符号化を行い、その結果であるパリ
ティデータを図11に示すフレームFL7 およびFL8
のTMCC信号に設定する。外符号誤り訂正付加器8
は、フレーム同期信号TAB1 およびTAB2 について
は符号化を行わない。
【0012】エネルギー拡散部9は、外符号誤り訂正付
加器8から入力した、TMCC信号のエネルギー拡散処
理を行う。エネルギー拡散処理器9は、フレーム同期信
号TAB1 およびTAB2 についてはエネルギー拡散処
理を行わずに、そのまま出力する。
【0013】内符号誤り訂正付加部6は、インターリー
ブ部5から入力したスーパーフレームSFLの各スロッ
トデータの先頭バイトを、エネルギー拡散部9からのフ
レーム同期信号TAB1 ,TAB2 およびTMCC信号
で置き換えた後に、後述する変調部10においてBPS
K変調およびQPSK変調を行う部分については畳み込
み符号化を行い、8PSK変調を行う部分についてはト
レリス符号化を行い、その結果を変調部10に出力す
る。
【0014】変調部10は、畳み込み符号化されたフレ
ーム同期信号TAB1 ,TAB2 およびTMCC信号を
BPSK変調し、TMCC信号によって規定される変調
方式で、スーパーフレームSFLを構成する各スロット
データの主信号を変調する。そして、変調部10は、C
/N特性を低くして受信装置で安定した受信を可能にす
るために、バースト信号生成部11で生成されたバース
ト信号S11を、変調した主信号に挿入して送信信号S
10を生成する。
【0015】当該バースト信号S11の挿入は、図12
(A)に示すように、変調された1フレーム分につい
て、1バースト信号生成器11から入力したバースト信
号S11をBPSK変調して生成された4シンボルのバ
ースト信号を、図12(B)に示すバースト挿入制御信
号に基づいて192シンボルのTMCC信号を除く、2
03シンボルの主信号毎に付加して行われる。送信信号
S10は、BS衛星を介して受信装置に送信されるが、
このとき、図12(A)に示すように、192シンボル
に変調されたフレーム同期信号TAB1 ,TAB2 およ
びTMCC信号を一括して最初に送信し、その後、複数
の変調方式を同一搬送波で伝送する場合には、8PS
K、QPSKおよびBPSKのように位相数の多い変調
方式で変調された信号の順に、QPSKでは符号化率の
高い順に、各信号をフレーム内に配置して送信する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した送
信装置から送信された信号をBS衛星を介して受信する
受信装置の構成については、種々の方法が考えられる
が、小規模化および低価格化が図れるものであることが
望まれている。
【0017】本発明は上述した従来技術の背景に鑑みて
なされ、前述した委員会報告で示されている送信装置に
対応する受信装置として、小規模化および低価格化が図
れる受信装置および受信信号復号方法を提供することを
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
第1の観点の受信装置は、符号化およびインターリーブ
された主信号と、符号化された変調方式指示信号とを少
なくとも含む受信信号を受信する受信装置であって、第
2の復号が行われた変調方式指定信号に基づいて、前記
受信信号を復調して復調信号を生成する復調手段と、第
2の復号が行われた変調方式指定信号に基づいて、前記
復調信号の前記第1の復号を行って復号信号を生成する
第1の復号手段と、前記復号信号に含まれる主信号を書
き込み、当該主信号を所定のパターンでスロットデータ
として連続して読み出すことで、前記主信号を前記デイ
ンターリーブするデインターリーブ用記憶手段と、前記
復号信号に含まれる変調方式指定信号を記憶する変調方
式指示信号記憶手段と、前記デインターリーブ用記憶手
段から連続して読み出された前記スロットデータの第2
の復号を行い、前記スロットデータの前記第2の復号を
行っていないときに、前記変調方式記憶手段に記憶され
た前記変調方式指定信号の第2の復号を行い、当該第2
の復号を行った変調方式指示信号を前記復調手段および
前記第1の復号手段に出力する第2の復号手段とを有す
る。
【0019】本発明の第1の観点の受信装置では、先
ず、復調手段において、第2の復号が行われた変調方式
指定信号に基づいて、前記受信信号を復調して復調信号
が生成される。次に、第1の復号手段において、既に第
2の復号手段で第2の復号が行われた変調方式指示信号
に基づいて、前記復調信号の前記第1の復号が行われ、
復号信号が生成される。そして、当該復号信号に含まれ
る主信号がデインターリーブ用記憶手段に書き込まれ、
当該主信号がデインターリーブ用記憶手段から、所定の
パターンでスロットデータとして連続して読み出され
る。また、前記復号信号に含まれる変調方式指定信号
が、変調方式指示信号記憶手段に記憶される。そして、
第2の復号手段において、前記デインターリーブ用記憶
手段から連続して読み出された前記スロットデータの第
2の復号が行われ、前記スロットデータの前記第2の復
号を行われていないときに、前記変調方式指示信号記憶
手段に記憶された前記変調方式指定信号の第2の復号が
行われる。
【0020】また、本発明の受信装置は、好ましくは、
前記第1の復号手段は、第2の復号が行われた変調方式
指定信号に基づいて、第3の復号および第4の復号の何
れか一方の復号を選択し、当該選択した復号を前記第1
の復号として行う。
【0021】また、本発明の第2の観点の受信装置は、
符号化およびインターリーブされた主信号と、符号化さ
れた変調方式指示信号とを少なくとも含む受信信号を受
信する受信装置であって、第2の復号が行われた変調方
式指定信号に基づいて、前記受信信号の第1の復号を行
って復号信号を生成する第1の復号手段と、前記復号信
号に含まれる主信号を書き込み、当該主信号を所定のパ
ターンでスロットデータとして連続して読み出すこと
で、前記主信号を前記デインターリーブするデインター
リーブ用記憶手段と、前記デインターリーブされた前記
スロットデータの第2の復号と、前記復号信号に含まれ
る変調方式指定信号の第2の復号とを行い、当該第2の
復号を行った変調方式指示信号を前記第1の復号手段に
出力する第2の復号手段と、前記第2の復号が行われた
前記スロットデータを書き込み、各々所定数のスロット
データで構成される2フレーム分の前記受信信号の受信
期間に応じて決定された2フレーム処理割当期間内に、
2フレームを構成するスロットデータのうち選択された
スロットデータを等時間間隔で読み出すスロットデータ
選択用記憶手段とを有する。
【0022】さらに、本発明の受信信号復号方法は、符
号化およびインターリーブされた主信号と、符号化され
た変調方式指示信号とを少なくとも含む受信信号を受信
し、当該受信信号を復号する受信信号復号方法であっ
て、第2の復号が行われた変調方式指定信号に基づい
て、前記受信信号を復調して復調信号を生成し、第2の
復号が行われた変調方式指定信号に基づいて、前記復調
信号の前記第1の復号を行って復号信号を生成し、当該
復号信号に含まれる主信号のデインターリーブを行って
スロットデータを連続して生成し、前記復号信号に含ま
れる変調方式指定信号を記憶し、前記連続して生成され
た前記スロットデータの前記第2の復号と、前記記憶さ
れた前記変調方式指定信号の前記第2の復号とを異なる
時間で行う。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
BS受信装置について説明する。第1実施形態 図1は、本実施形態のBS受信装置100の構成図であ
る。図1に示すように、BS受信装置100は、復調手
段としての復調部99、変調第1の復号手段としてのビ
タビ復号部101、デインターリーブ用記憶手段として
のデインタリーブ用のバッファメモリ102、エネルギ
ー逆拡散部103、セレクタ104、リードソロモンデ
コーダ105、同期検出部106、変調方式決定部10
7、TMCC検出部108、エネルギー逆拡散部10
9、変調方式記憶手段としてのTMCCレジスタ11
0、第2の復号手段としてのスロットデータ選択用のバ
ッファメモリ111、メモリ制御部112およびメモリ
制御部113を有する。
【0024】復調部99は、前述したBS送信装置1が
送信した図12(A)に示す送信信号S10を受信信号
S98として受信し、当該受信信号S98を、例えば変
調方式決定信号S107に基づいて、復調した復調信号
S99を生成する。このとき、受信信号S98には、3
9936シンボルからなるフレームが含まれている。復
調部99は、BPSKで変調されているシンボルについ
ては、2シンボルを復調して1ビットを得て、これに3
ビットのダミービットを付加して4ビットを得る。ま
た、復調部99は、QPSKで変調されているシンボル
については、1シンボルを復調して1ビットを得て、こ
れに1ビットのダミービットを付加して2ビットを得
る。従って、QPSKで復調された2シンボルを復調し
たときには、2ビットの復調されたビットと、2ビット
のダミービットとの合計4ビットが得られる。また、復
調部99は、8PSKで変調されているシンボルについ
ては、1シンボルを復調して2ビットを得る。従って、
8PSKで復調された2シンボルを復調したときには、
4ビットの復調されたビットが得られる。
【0025】すなわち、復調部99では、BPSK、Q
PSKおよび8PSKのいずれの変調方式で変調されて
いる2シンボルを復調した場合でも、必要に応じて付加
されたダミービットを含めて合計4ビットを得る。従っ
て、復調部99では、図12に示す受信信号S98に含
まれる39936シンボルからなるフレームを復調する
と、常に、79872ビットの復調信号S99を得る。
従って、復調部99が、復調信号S99の1ビットを1
クロックサイクルで生成する場合には、1フレームは常
に79872クロックサイクルで生成される。
【0026】ビタビ復号部101は、復調部99から入
力した復調信号S99を、変調方式決定部107からの
変調方式決定信号S107に基づいて、ビタビ復号およ
びトレリス復号を何れか一方を選択して行って復号信号
S101を生成し、これを出力する。具体的には、ビタ
ビ復号部101は、復調信号S99のうち、BPSKお
よびQPSK復調によって得られた信号についてはビタ
ビ復号を行い、8PSK復調によって得られた信号につ
いてはトレリス復号を行う。
【0027】バッファメモリ102は、デインターリー
ブ用のメモリであり、例えば、少なくとも2個のスーパ
ーフレームSFLを記憶可能な記憶容量を有し、本実施
形態では、218バイトの記憶容量を有している。また、
バッファメモリ102は、メモリ制御部112からの制
御信号S112に基づいて、復号信号S101のうち図
11に示す主信号部(バースト信号を除く)のみを書き
込み、図8に示すインターリーブ部5で行われたインタ
リーブを解除するように、当該書き込んだ主信号部をス
ロットデータS102として読み出す。このとき、スロ
ットデータS102の先頭バイトにはMPEG用同期ワ
ードが挿入され、スロットデータS102はMPEG用
同期ワードと主信号部とで204バイトで構成される。
【0028】バッファメモリ102からエネルギー逆拡
散部103へは、2フレーム分のスロットデータSLが
連続して出力される。ところで、前述したように、復調
部99では、受信信号S98に含まれる1フレームが常
に79872クロックサイクルで復調されることから、
受信信号S98に含まれる2フレームは常に15974
4クロックサイクルで復調される。従って、バッファメ
モリ102における2フレームについての処理に割り当
てられる時間である2フレーム処理割当時間は、159
744クロックサイクルとなる。
【0029】バッファメモリ102からエネルギー逆拡
散部103へ出力される2フレーム分のスロットデータ
SLi,1 〜SLi,48,SL(i+1),1 〜SL(i+1),48は、
19584(=204×96)バイトである。なお、ス
ロットデータSLi,j は、第1フレームのj番目のスロ
ットデータを示し、iは1、3、5および7の整数であ
る。従って、図1に示すバッファメモリ102からエネ
ルギー逆拡散処理部103に、2フレーム分のスロット
データSLi,1 〜SLi,48,SL(i+1),1 〜SL
(i+1),48(スロットデータS102)を出力する時間
(有効データ処理期間)は、156672(=204×
96×8)クロックサイクルとなる。そのため、図2に
示すように、バッファメモリ102から2フレーム分の
スロットデータSLi,1 〜SLi,48,SL(i+1),1 〜S
(i+1),48を出力した後、次の2フレーム分のスロット
データの出力を開始するまでに、3072(=1597
44−156672)クロックサイクルの空き期間が存
在する。
【0030】メモリ制御部112は、バッファメモリ1
02の書き込みおよび読み出しの制御を行うための制御
信号S112を生成し、これをバッファメモリ102に
出力する。具体的には、メモリ制御部112は、同期検
出信号S106に基づいてバッファメモリ102の書き
込み制御を行う書き込み用カウンタと、当該書き込み用
カウンタからのタイミング信号に基づいてバッファメモ
リ102の読み出し制御を行う読み出し用カウンタとを
有している。また、メモリ制御部112は、読み出しカ
ウンタのカウント値を用いて、図3(B)および図4
(B)に示すようなパルス150を1スーパーフレーム
毎に1回発生する選択信号S112bを生成する。
【0031】メモリ制御部112は、セレクタ104が
被選択信号S104として、1スーパーフレームSFL
のフレームFL1 〜FL8 の全てのスロットデータSL
1,1〜SL1,48,SL2,1 〜SL2,48,SL3,1 〜SL
3,48,SL4,1 〜SL4,48,SL5,1 〜SL5,48,SL
6,1 〜SL6,48,SL7,1 〜SL7,48,SL8,1 〜SL
8,48(スロットデータS103)を出力した後に、変調
方式指定信号としての204バイトのTMCC信号S1
10を出力し、その後、スロットデータS103を出力
するように、選択信号S112bにパルス150を発生
させる。すなわち、メモリ制御部112は、図3および
図4に示すように、セレクタ104における、フレーム
FL1 〜FL6 についての2フレーム処理割当期間と、
フレームFL7 ,FL8 についての2フレーム処理割当
期間内でのエネルギー逆拡散部103がスロットデータ
SL7,1 〜SL7,48,SL8,1 〜SL8,48を出力してい
る期間はローレベルとなり、その後、空き期間の307
2クロックサイクルだけハイレベルとなるパルス150
を発生し、その後、ローレベルに戻る選択信号S112
を生成する。
【0032】エネルギー逆拡散部103は、先頭バイト
を除くスロットデータS102に対して、1スーパーフ
レーム単位で、図8に示すエネルギー拡散部4における
処理と逆の処理を行い、当該処理を経たスロットデータ
S103をセレクタ104の一方の入力端子に出力す
る。
【0033】同期検出部106は、例えば、復号信号S
101に含まれるフレーム同期信号TAB1 の同期語W
1 およびフレーム同期信号TAB2 の同期語W2 /W3
を検出したときに、同期検出信号S106を変調方式決
定部107およびメモリ制御部112に出力する。具体
的には、同期検出部106は、図2に示す例では、図5
(B)に示すように、同期サーチを開始した後、時刻t
1 ,t2 ,t3 で、それぞれスーパーフレームSFL0
のフレームFL8 の同期語W1 、スーパーフレームSF
1 の同期語W2 およびスーパーフレームSFL3 の同
期語W2 を検出すると、当該検出したことを示す同期検
出信号S106を変調方式決定部107およびメモリ制
御部112に出力する。なお、図5では、図示していな
いが、同期検出部106では、スーパーフレームSFL
2 およびSFL4 の同期語W2 の検出、および、スーパ
ーフレームSFL1 ,SFL2 ,SFL3 およびSFL
4 を構成する各フレームの同期語W1 の検出も行われ
る。
【0034】変調方式決定部107は、同期検出部10
6からの同期検出信号S106と、リードソロモンデコ
ーダ105からのTMCC信号S105bとに基づい
て、ビタビ復号部101における復号で採用する変調方
式を決定し、当該決定した変調方式を示す変調方式決定
信号S107をビタビ復号部101に出力する。具体的
には、変調方式決定部107は、図5に示す例では、図
5(C)に示すように、時刻t1 で同期語W1 の同期検
出信号S106を入力すると、次に、時刻t3 で同期語
2 の同期検出信号S106を入力するまでの間、フレ
ーム同期信号TAB1 ,TAB2 およびTMCC信号に
ついてはBPSKを変調方式として示し、主信号部につ
いては8PSKを変調方式として示す変調方式決定信号
S107を復調部99およびビタビ復号部101に出力
する。また、変調方式決定部107は、図5(C)に示
すように、時刻t3 で同期語W2 の同期検出信号S10
6を入力すると、その後、フレーム同期信号TAB1
TAB2 およびTMCC信号についてはBPSKを変調
方式として示し、主信号部については、2個前のスーパ
ーフレームSFLに含まれ、リードソロモンデコーダ1
05から出力されるTMCC信号S105bが各スロッ
トデータ毎に指示している変調方式を示す変調方式決定
信号S107を復調部99およびビタビ復号部101に
出力する。
【0035】TMCC検出部108は、復号信号S10
1に含まれるTMCC信号を検出し、当該検出したTM
CC信号S108をエネルギー逆拡散部109に出力す
る。
【0036】エネルギー逆拡散部109は、TMCC信
号S108に対して、図8に示すエネルギー拡散部9に
おける処理と逆の処理を行い、当該処理を経たTMCC
信号S109をTMCCレジスタ110に出力する。
【0037】TMCCレジスタ110は、エネルギー逆
拡散部109から入力した8個のフレームFL1 〜FL
8 のTMCC信号S109を一時的に記憶する。TMC
Cレジスタ110は、図11に示すパリティデータを含
む8フレーム分の64(=8×8)バイトのTMCC信
号S109の上位に140バイトの論理値「0」を付加
した204バイトのTMCC信号S110をセレクタ1
04に出力する。
【0038】セレクタ104は、選択信号S112bに
基づいて、1スーパーフレームSFLのフレームFL1
〜FL8 の全てのスロットデータSL1,1 〜SL1,48
SL2,1 〜SL2,48,SL3,1 〜SL3,48,SL4,1
SL4,48,SL5,1 〜SL5,48,SL6,1 〜SL6,48
SL7,1 〜SL7,48,SL8,1 〜SL8,48(スロットデ
ータS103)を出力した後に、204バイトのTMC
C信号S110を出力し、その後、スロットデータS1
03を出力する。具体的には、セレクタ104は、選択
信号S112bがローレベルのときに、スロットデータ
S103を被選択信号S104として出力し、選択信号
S112bがハイレベルのときに、TMCC信号S11
0を被選択信号S104として出力する。
【0039】ところで、本実施形態において、図3およ
び図4に示す選択信号S112bに基づいてセレクタ1
04を切り換えることで、1スーパーフレーム分の各々
204バイトのスロットデータS103と、1スーパー
フレームに含まれるTMCC信号S109を含む204
バイトのTMCC信号S110とを時間的にずらしてリ
ードソロモンデコーダ105に供給することで、スロッ
トデータS103およびTMCC信号S110に対して
のリードソロモン復号処理を単体のリードソロモンデコ
ーダ105で実現できる。
【0040】すなわち、図12を用いて前述したよう
に、図1に示す受信信号S98に含まれる1フレーム
は、39936シンボルからなり、79872クロック
サイクルで受信される。従って、2フレームは、159
744(=79872×2)クロックサイクルで受信さ
れる。従って、リアルタイム性を保証するには、BS受
信装置100における処理のクリティカルパスを構成す
る、ビタビ復号部101、バッファメモリ102、エネ
ルギー逆拡散部103、セレクタ104、リードソロモ
ンデコーダ105およびバッファメモリ111の各構成
要素において、2フレームについての処理を、2フレー
ムの受信期間である159744クロックサイクル内で
行う必要がある。すなわち、当該構成要素の各々に割り
当てられた2フレーム分の処理期間(時間)は、159
744クロックサイクルとなる。本実施形態では、当該
処理期間を、2フレーム処理割当期間と呼ぶ。なお、本
実施形態では、バッファメモリ102、エネルギー逆拡
散部103およびリードソロモンデコーダ105が、1
ビット当たり1クロックサイクルで実行する。
【0041】ここで、復調信号S99のうち、ビタビ復
号部101、バッファメモリ102、エネルギー逆拡散
部103およびリードソロモンデコーダ105において
実際に用いられる有効データは、図10に示す各々20
4バイトのスロットデータSLであり、2フレームで
は、156672(=204×48×2×8)ビット、
すなわち19584バイトである。従って、前述したよ
うに、BS受信装置100において、受信信号S99を
1ビット当たり1クロックサイクルで処理すると、2フ
レームの有効データ(19584バイト)の処理期間、
すなわち、有効データ処理期間は、19584バイトの
処理期間である156672クロックサイクルとなる。
また、この有効データ処理期間は、図1に示すバッファ
メモリ102からのスロットデータ102の読み出しを
連続的に行うことで、2フレーム処理期間内に連続して
確保される。
【0042】その結果、2フレームについて見ると、1
59744クロックサイクルの2フーム処理割当期間か
ら、156672クロックサイクルの有効データ処理期
間を差し引いた3072クロックサイクルの連続した空
き期間が確保される。この3072クロックサイクル
は、384バイトのデータを処理する時間に相当する。
本実施形態では、1スーパーフレームの処理割当期間毎
に、前述した空き期間のうち、204バイトのデータの
処理時間に相当する時間を持つ期間に、図3および図4
に示すように、選択信号S112bにパルス150を1
回発生させて、TMCC信号S110をリードソロモン
デコーダ105に供給することで、当該期間を利用し
て、リードソロモンデコーダ105においてTMCC信
号S110のリードソロモン復号を行わせている。その
ため、TMCC信号S110のリードソロモン復号を行
うためのリードソロモンデコーダを、リードソロモンデ
コーダ105とは別に設ける必要がなく、BS受信装置
100を小規模にできる。
【0043】リードソロモンデコーダ105は、被選択
信号S104に対してリードソロモン(204,18
8)復号を行い、スロットデータS103の復号結果を
スロットデータS105aとしてスロットデータ選択用
のバッファメモリ111に出力すると共に、TMCC信
号S110の復号結果をTMCC信号S105bとして
変調方式決定部107に出力する。
【0044】バッファメモリ111は、例えば、2フレ
ーム分の記憶容量を有し、メモリ制御部113からの制
御信号S113に基づいて、書き込んだスロットデータ
S105aのうち、1フレーム当たり1〜48個の任意
の個数のスロットデータを選択して、当該選択したスロ
ットデータを、読み出し間隔が均等になるように読み出
して、選択スロットデータ信号S11として後段のMP
EGデコーダに出力する。例えば、バッファメモリ11
1は、制御信号S113に基づいて1フレーム当たり4
8個のスロットデータを読み出す場合には、図6に示す
ように、フレームFLi,1 およびFL(i+1),48について
は、2フレーム処理割当期間内で、連続して読み出され
るスロットデータ相互間に4バイト分の時間間隔(無効
データ)を持たせて、各々204バイトのスロットデー
タSLi,1 〜SLi,48,SL(i+1),1 〜SL(i+1),48
順に読み出す。これにより、2フレーム処理割当期間内
において、スロットデータSLi,1 〜SLi,48,SL
(i+1),1 〜SL(i+1),48を均等な時間間隔で読み出すこ
とができる。
【0045】また、例えば、1フレーム当たり24個の
スロットデータを読み出す場合には、制御信号S113
に基づいて、スロットデータS105aの書き込み速度
の半分の読み出し速度で、選択スロットデータ信号S1
1を読み出せばよい。この場合には、選択された各スロ
ットデータは408バイトの処理時間に相当する時間
(408×8クロックサイクル)で読み出され、スロッ
トデータ相互間に読み出される無効データは8バイトの
処理時間に相当する時間(8×8クロックサイクル)で
読み出される。これにより、選択された24個のスロッ
トデータを、1フレーム内で時間的に引き延ばして出力
できる。
【0046】以下、図1に示すBS受信装置100の動
作について説明する。先ず、図12(C)に示す送信信
号S10が受信信号S98としてBS受信装置100で
受信され、当該受信された受信信号S98が、復調部9
9において復調され、復調された復調信号S99がビタ
ビ復号部101に出力される。そして、ビタビ復号部1
01において変調方式決定信号S107に基づいて復号
され、復号信号S101が出力される。このとき、変調
方式決定信号S107は、ビタビ復号部101で復号を
行うスーパーフレームの2つ前のスーパーフレームに含
まれるTMCC情報を用いて変調方式決定部107で決
定された変調方式を示している。
【0047】復号信号S101は、メモリ制御部112
からの制御信号S112aに基づいて、バッファメモリ
102に書き込まれ、バッファメモリ102から、図2
に示すように、2フレーム処理割当期間において、2フ
レーム分のスロットデータS102が連続して読み出さ
れる。そして、当該スロットデータS102が、エネル
ギー逆拡散部103におけるエネルギー逆拡散処理を経
て、スロットデータS103としてセレクタ104の一
方の入力端子に出力される。
【0048】また、それと並行して、復号信号S101
に含まれるTMCC信号がTMCC検出部108で検出
され、当該検出されたTMCC信号S108が、エネル
ギー逆拡散部109におけるエネルギー逆拡散処理を経
て、TMCC信号S109としてTMCCレジスタ11
0に記憶される。TMCCレジスタ110には、1スー
パーフレーム分の64バイトのTMCC信号が記憶され
る。そして、TMCCレジスタ110に記憶されている
64バイトのTMCC信号の先頭の140バイトに論理
値「0」を付加した204バイトのTMCC信号S10
0が、TMCCレジスタ110からセレクタ104の他
方の入力端子に出力される。
【0049】そして、セレクタ104において、6フレ
ーム処理割当期間において、選択信号S112bに基づ
いてスロットデータS103が選択され、図3に示すよ
うに、フレームFL1 ,FL2 .FL3 .FL4 ,FL
5 ,FL6 に含まれるスロットデータが、2フレーム毎
に96個のスロットデータを連続させて被選択信号S1
04としてリードソロモンデコーダ105に出力され
る。
【0050】次に、セレクタ104において、図4に示
すように次の2フレーム処理割当期間内の有効データ処
理期間において、選択信号S112bに基づいてスロッ
トデータS103が選択され、フレームFL7 ,FL8
に含まれる96個のスロットデータが連続して被選択信
号S104としてリードソロモンデコーダ105に出力
される。次に、セレクタ104において、図4に示す空
き期間に、選択信号S112bに基づいて、TMCC信
号S110が選択され、TMCC信号S110が被選択
信号S104としてリードソロモンデコーダ105に出
力される。リードソロモンデコーダ105では、2スー
パーフレーム毎に、スロットデータS103とTMCC
信号S110とのリードソロモン復号が順次に行われ、
スロットデータS103の復号結果がスロットデータS
105aとしてバッファメモリ111に出力され、TM
CC信号S110の復号結果をTMCC信号S105b
として変調方式決定部107に出力される。
【0051】スロットデータS105aは、制御信号S
113に基づいて、バッファメモリ111に書き込ま
れ、選択されたスロットデータが、均等な読み出し間隔
で、選択スロットデータ信号S11として読み出され、
後段のMPEGデコーダに出力される。
【0052】以上説明したように、BS受信装置100
によれば、スロットデータS103およびTMCC信号
S110を共通のリードソロモンデコーダ105を用い
て復号でき、各々に対応するリードソロモンデコーダを
用いる場合に比べて、装置の小規模化および低価格化を
図ることができる。
【0053】また、BS受信装置100では、図3およ
び図4に示すように、バッファメモリ102からスロッ
トデータS102の2フレーム分まとめて連続して読み
出すことで、前述したような空き期間を確保でき、当該
空き期間内にセレクタ104の選択を切り換えて、TM
CC信号S110をリードソロモンデコーダ105に供
給する。そのため、バッファメモリ102とリードソロ
モンデコーダ105との間に、タイミング調整用のバッ
ファメモリを設けることなく、リードソロモンデコーダ
105の共用化が図れる。
【0054】第2実施形態 図7は、本実施形態のBS受信装置200の構成図であ
る。図7に示すように、BS受信装置200は、復調部
99、ビタビ復号部101、エネルギー逆拡散部10
3、セレクタ104、リードソロモンデコーダ105、
同期検出部106、変調方式決定部107、TMCC検
出部108、エネルギー逆拡散部109、TMCCレジ
スタ110、メモリ制御部202およびデインタリーブ
用およびスロットデータ選択用のバッファメモリ203
を有する。
【0055】図7において、図1と同じ符号を付した構
成要素は、前述した第1実施形態で説明したものと同じ
である。すなわち、復調部99、ビタビ復号部101、
エネルギー逆拡散部103、セレクタ104、リードソ
ロモンデコーダ105、同期検出部106、変調方式決
定部107、TMCC検出部108、エネルギー逆拡散
部109およびTMCCレジスタ110は、前述した第
1実施形態で説明したものと同じである。
【0056】バッファメモリ203は、前述した図1に
示す第1実施形態のバッファメモリ102と同様に、2
18バイトの記憶容量を有しており、2スーパーフレーム
分の記憶領域をデインターリーブに用いている。また、
バッファメモリ203は、デインタリーブに使用されな
い記憶領域のうち2フレーム分の記憶領域をスロットデ
ータ選択用に用いている。
【0057】メモリ制御部202は、デインターリーブ
およびスロットデータ選択のための制御信号S202を
バッファメモリ203に出力する。なお、デインターリ
ーブおよびスロットデータ選択のためのメモリ制御は、
これらの処理をバッファメモリ203で行うことを除い
て、第1実施形態で説明したものと同じである。
【0058】以上説明したように、BS受信装置200
によれば、218バイトの記憶容量を持つ単体のバッファ
メモリ203を用いて、復号信号S101のデインター
リーブおよびスロットデータS105aのスロットデー
タ選択を行うことから、図1に示すBS受信装置100
に比べて、さらに2フレーム分の記憶容量を持つバッフ
ァメモリを削減でき、小規模化および低価格化が図れ
る。
【0059】本発明は、上述した実施形態には限定され
ない。例えば、上述した実施形態では、図1に示すバッ
ファメモリ102として、218バイトの記憶容量を持つ
ものを例示したが、バッファメモリ102として、例え
ば1スーパーフレームを記憶可能な217バイトの記憶容
量を持つものを用いてもよい。この場合には、メモリ制
御部112は、例えば、バッファメモリ102から読み
出しを行ったスロットデータS102が記憶されていた
アドレスに、復号信号S101を順次に記憶するように
制御を行う。また、同様に、図7に示すバッファメモリ
203として、1スーパーフレームを記憶可能な217
イトの記憶容量を持つもの用いることも可能である。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の受信装置
および受信信号復号方法によれば、装置の小規模化およ
び低価格化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態のBS受信装置
の構成図である。
【図2】図3は、図1に示すバッファメモリ102から
読み出されたスロットデータを説明するための図であ
る。
【図3】図2は、図1に示すセレクタから出力される被
選択信号およびメモリ制御部から出力される選択信号を
説明するための図である。
【図4】図2は、図1に示すセレクタから出力される被
選択信号およびメモリ制御部から出力される選択信号を
説明するための図である。
【図5】図5は、図1に示す変調方式決定部の処理を説
明するための図である。
【図6】図6は、図1に示すバッファメモリの書き込み
および読み出し制御を説明するための図である。
【図7】図7は、本発明の第2実施形態のBS受信装置
の構成図である。
【図8】図8は、本発明が前提とする伝送路符号化方式
を採用したBS送信装置の構成図である。
【図9】図9は、図8に示すBS送信装置の処理を説明
するための図である。
【図10】図10は、図8に示すBS送信装置の送信信
号のフォーマットを説明するための図である。
【図11】図11は、図8に示すBS送信装置の送信信
号のフォーマットを説明するための図である。
【図12】図12は、図8に示すBS送信装置における
変調後の送信信号を説明するための図である。
【符号の説明】
100,200…BS受信装置、99…復調部、101
…ビタビ復号部、102,111,203…バッファメ
モリ、103,109…エネルギー逆拡散部、104…
セレクタ、105…リードソロモンデコーダ、106…
同期検出部、107…変調方式決定部、108…TMC
C検出部、110…TMCCレジスタ、112,11
3,202…メモリ制御部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】符号化およびインターリーブされた主信号
    と、符号化された変調方式指示信号とを少なくとも含む
    受信信号を受信する受信装置において、 第2の復号が行われた変調方式指定信号に基づいて、前
    記受信信号を復調して復調信号を生成する復調手段と、 第2の復号が行われた変調方式指定信号に基づいて、前
    記復調信号の前記第1の復号を行って復号信号を生成す
    る第1の復号手段と、 前記復号信号に含まれる主信号を書き込み、当該主信号
    を所定のパターンでスロットデータとして連続して読み
    出すことで、前記主信号を前記デインターリーブするデ
    インターリーブ用記憶手段と、 前記復号信号に含まれる変調方式指定信号を記憶する変
    調方式指示信号記憶手段と、 前記デインターリーブ用記憶手段から連続して読み出さ
    れた前記スロットデータの第2の復号を行い、前記スロ
    ットデータの前記第2の復号を行っていないときに、前
    記変調方式記憶手段に記憶された前記変調方式指定信号
    の第2の復号を行い、当該第2の復号を行った変調方式
    指示信号を前記復調手段および前記第1の復号手段に出
    力する第2の復号手段とを有する受信装置。
  2. 【請求項2】前記第1の復号手段は、 第2の復号が行われた変調方式指定信号に基づいて、第
    3の復号および第4の復号の何れか一方の復号を選択
    し、当該選択した復号を前記第1の復号として行う請求
    項1に記載の受信装置。
  3. 【請求項3】前記受信信号には、 前記変調方式指示信号と、 同期信号と、 前記主信号と、 前記1スロットデータ分の主信号の相互間に時間的に位
    置し、前記第1の復号、前記デインターリーブおよび前
    記第2の復号には用いられない無効信号とが含まれてい
    る請求項1に記載の受信装置。
  4. 【請求項4】所定数のスロットデータで1個のフレーム
    が構成され、所定数のフレームで1個のスーパーフレー
    ムが構成される場合に、 前記変調方式指示信号記憶手段は、1スーパーフレーム
    内に含まれる前記変調方式指定信号を記憶し、 前記第2の復号手段は、1スーパーフレーム内に含まれ
    る前記変調方式指定信号の前記第2の復号を連続して行
    う請求項3に記載の受信装置。
  5. 【請求項5】前記第1の復号手段は、前記受信信号に含
    まれるスーパーフレームの前記第1の復号を、当該スー
    パーフレームより時間的に前に受信したスーパーフレー
    ムに含まれる前記第2の復号が行われた変調方式指定信
    号を用いて行う請求項4に記載の受信装置。
  6. 【請求項6】前記第2の復号手段は、2フレーム分のス
    ロットデータの前記第2の復号を連続して行う請求項4
    に記載の受信装置。
  7. 【請求項7】前記受信信号に含まれる前記同期信号の前
    記第1の復号の結果を前記復号信号から検出する同期検
    出手段と、 選択信号に基づいて、前記デインターリーブ用記憶手段
    から読み出された前記スロットデータと、変調方式指示
    信号記憶手段から読み出された前記変調方式指示信号と
    のうち一方を選択して前記第2の復号手段に出力する選
    択手段と、 前記同期検出手段の前記検出に基づいて、前記選択信号
    を生成する選択信号生成手段とを有する請求項3に記載
    の受信装置。
  8. 【請求項8】前記選択信号生成手段は、 1スーパーフレーム分の前記受信信号の受信期間に応じ
    て決定された1スーパーフレーム処理割当期間内に、1
    スーパーフレーム内に含まれる前記変調方式指定信号を
    一括して、前記選択手段が前記変調方式指示信号記憶手
    段から前記第2の復号手段に出力するように、前記選択
    信号を生成する請求項4に記載の受信装置。
  9. 【請求項9】前記第2の復号が行われた前記スロットデ
    ータを書き込み、2フレーム分の前記受信信号の受信期
    間に応じて決定された2フレーム処理割当期間内に、2
    フレームを構成するスロットデータのうち選択されたス
    ロットデータを等時間間隔で読み出すスロットデータ選
    択用記憶手段をさらに有する請求項4に記載の受信装
    置。
  10. 【請求項10】前記デインターリーブ用記憶手段は、n
    を任意の整数とした場合に、2n バイトの記憶容量を有
    し、 前記スロットデータ選択用記憶手段を、前記デインター
    リーブ用記憶手段の記憶領域のうち、前記デインターリ
    ーブに使用しない記憶領域を用いて実現する請求項1に
    記載の受信装置。
  11. 【請求項11】前記第1の復号手段は、第2の復号が行
    われた変調方式指定信号に基づいて、前記第3の復号で
    あるビタビ復号と、前記第4の復号であるトレリス復号
    との何れか一方の復号を選択し、当該選択した復号を前
    記第1の復号として行う請求項2に記載の受信装置。
  12. 【請求項12】前記2の復号手段は、リードソロモン復
    号を行う請求項1に記載の受信装置。
  13. 【請求項13】前記受信信号は、放送衛星を介して送信
    された信号である請求項1に記載の受信装置。
  14. 【請求項14】符号化およびインターリーブされた主信
    号と、符号化された変調方式指示信号とを少なくとも含
    む受信信号を受信する受信装置において、 第2の復号が行われた変調方式指定信号に基づいて、前
    記受信信号の第1の復号を行って復号信号を生成する第
    1の復号手段と、 前記復号信号に含まれる主信号を書き込み、当該主信号
    を所定のパターンでスロットデータとして連続して読み
    出すことで、前記主信号を前記デインターリーブするデ
    インターリーブ用記憶手段と、 前記デインターリーブされた前記スロットデータの第2
    の復号と、前記復号信号に含まれる変調方式指定信号の
    第2の復号とを行い、当該第2の復号を行った変調方式
    指示信号を前記第1の復号手段に出力する第2の復号手
    段と、 前記第2の復号が行われた前記スロットデータを書き込
    み、各々所定数のスロットデータで構成される2フレー
    ム分の前記受信信号の受信期間に応じて決定された2フ
    レーム処理割当期間内に、2フレームを構成するスロッ
    トデータのうち選択されたスロットデータを等時間間隔
    で読み出すスロットデータ選択用記憶手段とを有する受
    信装置。
  15. 【請求項15】前記デインターリーブ用記憶手段は、n
    を任意の整数とした場合に、2n バイトの記憶容量を有
    し、 前記スロットデータ選択用記憶手段を、前記デインター
    リーブ用記憶手段の記憶領域のうち、前記デインターリ
    ーブに使用しない記憶領域を用いて実現する請求項15
    に記載の受信装置。
  16. 【請求項16】符号化およびインターリーブされた主信
    号と、符号化された変調方式指示信号とを少なくとも含
    む受信信号を受信し、当該受信信号を復号する受信信号
    復号方法において、 第2の復号が行われた変調方式指定信号に基づいて、前
    記受信信号を復調して復調信号を生成し、 第2の復号が行われた変調方式指定信号に基づいて、前
    記復調信号の前記第1の復号を行って復号信号を生成
    し、 当該復号信号に含まれる主信号のデインターリーブを行
    ってスロットデータを連続して生成し、 前記復号信号に含まれる変調方式指定信号を記憶し、 前記連続して生成された前記スロットデータの前記第2
    の復号と、前記記憶された前記変調方式指定信号の前記
    第2の復号とを異なる時間で行う受信信号復号方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002065967A (ja) * 2000-09-04 2002-03-05 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2009515410A (ja) * 2005-11-02 2009-04-09 エムテクビジョン カンパニー リミテッド 撮像装置及びエンコーディングされたデータ出力方法

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