JP3347682B2 - 誤り訂正回路 - Google Patents

誤り訂正回路

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JP3347682B2
JP3347682B2 JP1511199A JP1511199A JP3347682B2 JP 3347682 B2 JP3347682 B2 JP 3347682B2 JP 1511199 A JP1511199 A JP 1511199A JP 1511199 A JP1511199 A JP 1511199A JP 3347682 B2 JP3347682 B2 JP 3347682B2
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一平 神野
良輔 森
芳和 林
康浩 中倉
剛弘 鎌田
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誤り訂正符号化を
行ってデジタル伝送されたデータを復号する誤り訂正回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、日本や欧米において、TV放送の
デジタル化がケーブル、衛星、地上波の各メディアとも
に急速に進行している。日本においては、デジタルCA
TVの標準方式が1996年末に官報にて公示され、地
上波放送は2000年頃の放送開始を目指して標準方式
の検討が行われている。一方、衛星放送については、C
S(Communication Satellite )デジタル放送が199
6年より開始し、BS(Broadcasting Satellite)デジ
タル放送は2000年の放送開始を目指して電気通信技
術審議会や電波産業会などにおいて標準方式の検討が行
われている。
【0003】ところで、BSデジタル放送においては、
CSデジタル放送に比べてトランスポンダの電力を2倍
取れるため、変調方式としてTC−8PSK(Trellis
Coded-8-ary Phase Shift Keying:トレリス符号化8相
PSK)を採用することが検討されている。これによ
り、QPSK(Quarternary PSK :4相PSK)を採用
しているCSデジタル放送より伝送容量を多く取ること
ができ、1トランスポンダで、HDTV(High Definit
ion TV)を2ch送信可能となる。あるいは、HDTV
の1ch分の代わりに、SDTV(Standard Definitio
n TV)を3ch分送信可能となる。しかしながら、変調
多値数(位相数)が大きく、符号間距離が小さくなるた
め、降雨減衰によるサービス時間率の低下、即ち視聴不
可能時間の増加をある程度招くことになる。
【0004】この対策として、階層化伝送の採用が検討
されている(加藤他:「衛星ISDB方式の検討」、映
像情報メディア学会技術報告、BCS97-12(Mar. 1997)
)。これは、高解像度の映像(高階層)はTC−8P
SKで伝送を行い、これと同じ内容の画像で低ビットレ
ートに落とした画像(低階層)をQPSKまたはBPS
K(Binary PSK:2相PSK)で、高階層と同じ伝送フ
レームで時分割多重で伝送を行うものである。受信機側
では、伝送フレーム内の全ての変調データ(TC−8P
SK、QPSK、BPSK)をPSK復調し、通常時に
はTC−8PSKの高階層の画像をMPEG復号して画
像をモニタに出力する。一方、強雨によりC/N比(Ca
rrier to Noise ratio)が低下した場合には、QPSK
やBPSKの低階層の画像をMPEG復号して画像をモ
ニタに出力する。
【0005】このような階層化伝送を行うことにより、
強雨時には低解像度の画像になるものの、サービス時間
率が低減するのを防止することができる。現在審議中の
BSデジタル放送の標準方式について、図面を参照しな
がら以下に説明する。
【0006】図76は送信側の誤り訂正符号化装置10
001の構成例を示すブロック図である。本図に示す誤
り訂正符号化装置10001は、TS多重回路1000
2と、RS(Reed-Solomon)符号化回路10003と、
ランダマイズ回路10004と、インターリーブ回路1
0005と、バイト/シンボル変換回路10006と、
たたみ込み符号化器10007と、マッピング回路10
008と、伝送制御情報生成回路10009とを有して
いる。
【0007】このような構成の誤り訂正符号化装置10
001の動作について説明する。複数種類のMPEGト
ランスポート・ストリーム( TS:Transport Stream)
が誤り訂正符号化装置10001に入力されると、TS
多重回路10002は複数種類のTSを多重し、図77
(a)のように多重化TSを生成する(この図の場合
は、2種類のTSを想定している)。
【0008】このような複数TS多重方式は各放送事業
者の物理的独立性を持たせるために、各事業者毎にTS
を割り当て、フレーム内で多重する方式である。つま
り、CSデジタル放送では1トランスポンダで1TSで
あったが、BSデジタル放送では1トランスポンダで複
数のTS(最大で8)を含ませることができる特徴があ
る。
【0009】図76のRS符号化回路10003は、図
77(a)に示すデータ系列に対して、RS(204、
188)の符号化を行い、MPEGのTS188バイト
に対して、16バイトのパリティを付加して、図77
(b)のようなデータ系列で出力する。48MPEGパ
ケットを1フレームとし、8フレームを1スーパーフレ
ームとする。ランダマイズ回路10004は、図77
(b)のデータ系列に対して、1スーパーフレーム(4
8MPEGパケット×8フレーム)の周期でランダマイ
ズを行い、インターリーブ回路10005に出力する。
図77(c)に示すように、ランダマイズ回路1000
4内のPN発生器は、各スーパーフレームの第1フレー
ムの2バイト目でリセットされ、生成多項式を用いて入
力データの乗算を行う。但し、各MPEGパケット20
4バイトの先頭バイト(MPEG同期バイト:47h)
の期間はPN発生器はフリーランとして、データへの乗
算は行わない。
【0010】なお、ランダマイズの際のPN(Pseudo-r
andom Noise )系列は、生成多項式を1 +x14 +x15
し、初期値を(100101010000000 )とする。
【0011】図77(d)は伝送フレームの構造図であ
る。ランダマイズ後の204バイトが1スロットであ
り、1フレームは48スロット、1スーパーフレームは
8フレームで構成される。各スロットの先頭バイトは、
インターリーブ後にスーパーフレームの各種情報を含む
伝送制御情報に置き換えられる。
【0012】ランダマイズされたデータ系列は、インタ
ーリーブ回路10005においてインターリーブされ、
バイト/シンボル変換回路10006に出力される。イ
ンターリーブは、各スロットの先頭バイトを除いた20
3バイトについて、スロット単位で深さ8のブロック・
インターリーブが48スロット分行われる。即ち図78
に示すように、8×203バイトのインターリーブとす
る。そしてスロット毎にスーパーフレーム方向で深さ8
のブロックインターリーブを行う。次に第1〜8フレー
ムのi番目のスロットをまとめてインターリーブを行
い、1/8毎にi番目のスロットに戻す(1≦i≦4
8)。
【0013】以上のようなインターリーブが行われる
が、ここで、第iスロットについての実際の読み出しア
ドレス値を示すと(数字は、フレーム−バイトを示
す)、次のようになる。 開始 2Byte目 203Byte目 第1フレーム: 1−1 2−1 ・・・ 3−26 第2フレーム: 4−26 5−26 ・・・ 6−51 第3フレーム: 7−51 8−51 ・・・ 1−77 第4フレーム: 2−77 3−77 ・・・ 4−102 第5フレーム: 5−102 6−102 ・・・ 7−127 第6フレーム: 8−127 1−128 ・・・ 2−153 第7フレーム: 3−153 4−153 ・・・ 5−178 第8フレーム: 6−178 7−178 ・・・ 8−203 例えば第1フレームについてアクセス順序を詳しく述べ
ると、次のようになる。 1−1,2−1,3−1,・・・8−1 1−2,2−2,3−2,・・・8−2 ・・・・ ・・・・ 1−24,2−24,3−24,・・・8−24 1−25,2−25,3−25,・・・8−25 1−26,2−26,3−26
【0014】以上のように、インターリーブ回路100
05では、スロット単位で深さ8のブロック・インター
リーブが48スロット分行われる。符号化率をrとする
と、上述したようにスーパーフレーム内には階層化伝送
のために、TC−8PSK(r=2/3)、QPSK
(r=3/4、1/2)、BPSK(r=1/2)のデ
ータが存在する。1フレームは48スロットで構成さ
れ、1スーパーフレームは48×8スロットで構成され
るが、全スロットをTC−8PSK(r=2/3)で伝
送した場合には48スロット分のデータを丸々送信可能
である。一方、QPSK(r=3/4)、QPSK(r
=1/2)、BPSK(r=1/2)は、TC−8PS
K(r=2/3)と比べて、伝送効率がそれぞれ3/
4、1/2、1/4に減少する。
【0015】1スーパーフレームの伝送時間は一定なの
で、図79(a)に示すように、QPSK(r=1/
2)のスロットを伝送する場合、2スロット当たり1ス
ロットがダミー・スロットとしてインターリーブ回路1
0005に入力されることになるが、出力時には2スロ
ット当たり1スロットの有効スロットのみが入力時の1
/2の速度で読み出される。同様にして、図79
(b),(c)に示すように、QPSK(r=3/4)
は4スロット当たり1スロット、BPSK(r=1/
2)は4スロット当たり3スロットがそれぞれダミー・
スロットとなる。
【0016】前述のように、各スロットの先頭バイト
(MPEG同期バイト:47h)はインターリーブ後
に、スーパーフレームの各種情報を含む伝送制御情報
(TMCC:Transmission Multiplexing Configuratio
n Control )に置き換えられる。図80は伝送制御情報
生成回路10009の構成例である。本図に示すよう
に、伝送制御情報生成回路10009は、制御情報発生
部10010と、RS符号化回路10011と、TAB
信号挿入部10012と、ランダマイズ回路10013
とを有している。
【0017】TMCCは、48スロット×8フレーム=
384スロット内の各スロットの先頭バイトを1スーパ
ーフレーム分集めた384バイトを置き換えて、スーパ
ーフレーム単位で生成される。TMCCは重要な情報で
あるため、各フレームの先頭で主信号に先立ち、BPS
K(r=1/2)で伝送が行われる。従って、伝送効率
がTC−8PSK(r=2/3)の1/4であるため、
実際に伝送されるデータは96バイト(=384バイト
/4)である。
【0018】伝送制御情報生成回路10009の動作を
以下に説明する。図80において、制御情報発生部10
010は、2つ後のスーパーフレームの伝送制御情報と
してTMCC48バイトを発生し、RS符号化回路10
011に出力する。また制御情報発生部10010は変
調パラメータを図76のバイト/シンボル変換回路10
006、たたみ込み符号化器10007、及びマッピン
グ回路10008に出力する。
【0019】図81にTMCC48バイト(384ビッ
ト)の内容の一例を示す。BSデジタル放送では、1変
調波内に複数TSの採用及び放送事業者による複数変調
方式の運用切替を可能とするため、48スロットからな
る伝送フレーム構成、即ち1スーパーフレーム=8フレ
ームとなっている。これらはMPEG2Systemの
制御情報に対して、放送用として新たに付加された制御
情報である。各スロットの伝送モードやTSとの関係を
明確化するための情報として、このような伝送制御情報
(TMCC)を伝送する必要がある。さらに、TMCC
は変復調に関係する情報を伝送するための信号でもある
ため、送受信制御に関する情報をここに含ませる。図8
1において、バージョン情報はTMCCの内容変更を指
示するもので、例えば内容を変更するたびに1ずつイン
クリメントされる。受信機では、この情報を監視するこ
とにより、TMCCの内容変更のタイミングを認識する
ことができる。
【0020】図82に伝送モード/スロット情報の構成
の一例を示す。伝送モードは、使用する変調方式と内符
号(たたみ込み符号)との組み合わせを示す項目であ
る。図中で割り当てスロット数は、直前の伝送モードに
割り当てられる1フレームあたりのスロット数を示す
(前述のダミー・スロット分を含む)。なお、使用され
ない伝送モードは、直後の割り当てスロット数が0であ
ることで識別される。主信号内においては、図82に示
すように、位相数の多い変調方式、符号化率の高い内符
号方式の伝送モード順にスロットへ配置される。
【0021】図83に相対TS/スロット情報の構成の
一例を示す。1変調波内で複数TSを伝送するため、各
TSが伝送フレーム内のどのスロットに配置されている
かを明示する必要がある。MPEG2Systemで使
用されているTS_IDは16ビットであるため、その
まま使用するのは伝送効率上好ましくない。その代わり
に、3ビットの相対TS/スロット情報により、各スロ
ットで伝送されるTSを相対TS番号を使用して、スロ
ット1から順に各スロット毎に示すものとする。相対T
S番号を3ビットとすることにより、1変調波内で最大
8TSの伝送が可能である。
【0022】図84に相対TS/TS対応表の構成の一
例を示す。各相対TS番号に対するTS_ID(16ビ
ット)の対応表を持つことにより、相対TS番号の使用
は変復調部のみで完結する。
【0023】図85、図86にそれぞれ、送受信制御情
報、拡張情報の構成の一例を示す。送受信制御情報で
は、緊急警報放送における受信機起動制御のための信号
や、アップリンク局切替のための制御信号を伝送する。
また、拡張情報は将来のTMCC拡張のために使用する
フィールドである。
【0024】以上に示すTMCC48バイトが図80の
制御情報発生部10010から出力されると、RS符号
化回路10011はRS(64、48)の符号化を行
い、TMCC48バイトに対して16バイトのパリティ
を付加して出力する。TAB信号挿入部10012は、
図87に示すように、RS符号化された64バイトのデ
ータ系列をそれぞれ8フレーム分に分割し、分割した8
バイトの前と後に2バイトずつのTAB信号を挿入し
て、1スーパーフレームあたり96バイト(1フレーム
あたり12バイト)のTMCCをランダマイズ回路10
013に出力する。ここで、TAB信号の内、W1(=
1B95h)はフレーム同期用、W2(= A340h)はスーパ
ーフレーム識別用である。TAB信号について以降の説
明では、たたみ込み符号化前の信号を大文字Wで表記
し、たたみ込み符号化後の信号を小文字wで表記する。
【0025】図80のランダマイズ回路10013は、
TAB信号挿入部10012から出力されたデータ系列
に対して、TMCC1スーパーフレーム分(96バイ
ト)の周期でランダマイズを行い、図76のバイト/シ
ンボル変換回路10006に出力する。ランダマイズ回
路10004のPN発生器は、図88に示すように各ス
ーパーフレームの第1フレームの3バイト目でリセット
され、入力データと乗算が行われる。但し、各TAB信
号(W1、W2、W3)の期間フリーランとして、デー
タへの乗算は行われない。
【0026】以上のように、伝送制御情報生成回路10
009は、1スーパーフレームあたり96バイトのTM
CCをバイト/シンボル変換回路10006に出力する
とともに、スーパーフレーム内のデータ系列の変調パラ
メータ(位相数、符号化率)を図76のバイト/シンボ
ル変換回路10006、たたみ込み符号化器1000
7、及びマッピング回路10008に出力する。
【0027】伝送制御情報生成回路10009から出力
される1フレームあたり12バイトのTMCCと、イン
ターリーブ回路10005から出力される1フレームあ
たりTC−8PSK換算で203×48バイトの主信号
は、図87に示すスーパーフレーム構造でバイト/シン
ボル変換回路10006に入力される。即ち、各フレー
ムの先頭12バイトがTMCCであり、続く203×4
8バイトが主信号であり、8フレーム集まって1スーパ
ーフレームの構造を取る。なお、図89に示すように、
主信号は各フレームにおいて、変調多値数(位相数)の
大きいものから順に並んでいる。但し、QPSKについ
ては符号化率r=3/4→r=1/2のように符号化率
の高い方から並んでいる。
【0028】バイト/シンボル変換回路10006は、
伝送制御情報生成回路10009から出力される変調パ
ラメータに従って、入力されるスーパーフレーム構造の
バイトデータ系列を、図90に示すように、各位相数・
符号化率に対応するシンボルデータ系列に変換する。な
お、図90に示すシンボル出力はTC−8PSK(r=
2/3)が並列2ビット、QPSK(r=3/4、1/
2)、BPSK(r=1/2)が1ビットである。
【0029】バイト/シンボル変換回路10006から
出力されるスーパーフレーム構造のシンボルデータ系列
は、たたみ込み符号化器10007に入力される。図9
1はたたみ込み符号化器10007の構成例を示すブロ
ック図である。このたたみ込み符号化器10007は、
点線部で示すたたみ込み回路10014と、パンクチャ
ド・P/S(Parallel to Serial)回路10015とか
らなる。
【0030】たたみ込み回路10014にシンボルデー
タ系列D[2:1] が入力されると、たたみ込み回路100
14がLSBのD[1] =D1を拘束長7、符号化率1/
2でたたみ込み符号化を行って、2ビットのシンボルC
1,C0をパンクチャド・P/S回路10015に出力
する。また、シンボルデータ系列のMSBのD[2] =D
2についてはたたみ込み符号化せずに、符号化シンボル
(C2、C1、C0)のMSBであるC2をパンクチャ
ド・P/S回路10015に出力する。
【0031】パンクチャド・P/S回路10015は、
伝送制御情報生成回路10009から出力される変調パ
ラメータに従って、図92〜図95に示すようにパンク
チャド処理とP/S変換とを行い、各位相数・符号化率
に対応する符号化シンボルデータをマッピング回路10
008に出力する。但し、TC−8PSK(r=2/
3)とQPSK(r=1/2)では何も処理しない。こ
のように異なる変調方式(位相数)及び符号化率を越え
て、1つのたたみ込み回路10014で連続的にシンボ
ルデータ系列のたたみ込み符号化が行われる。
【0032】図92はTC−8PSK(r=2/3)の
場合の動作例を示す。この場合、たたみ込み符号化器1
0007に入力されたシンボルデータD[2:1] は、LS
BのD[1] がたたみ込み回路10014でたたみ込み符
号化が行われて2ビットの符号化シンボルC1,C0と
なる。またMSBのD[2] はたたみ込み符号化されずに
符号化シンボルのMSBのC2となる。これらのシンボ
ルC0〜C2はパンクチャド・P/S回路10015に
出力される。パンクチャド・P/S回路10015は、
何の処理もせずに1シンボル=3ビットの8PSKシン
ボルデータC2、C1、C0をマッピング回路1000
8に出力する。この場合、たたみ込み符号化器1000
7に入力された1シンボル(2ビット)が符号化され、
1シンボル(3ビット)が出力される。従って、たたみ
込み符号化器10007全体として、符号化率はr=2
/3となる。
【0033】図93はQPSK(r=3/4)の場合の
動作例を示す。たたみ込み符号化器10007に入力さ
れたシンボルデータD[2:1] (但し、MSBのD[2] は
無効)は、LSBのD[1] がたたみ込み回路10014
でたたみ込み符号化が行われてC1,C0の2ビットに
なり、パンクチャド・P/S回路10015に出力され
る。パンクチャド・P/S回路10015では図93に
示すように、3シンボル=6ビットのデータより規則的
に2ビットを廃棄処理、即ちパンクチャド処理し、残り
の4ビットのデータより1シンボル=2ビットのQPS
KシンボルデータC1,C0を生成し、マッピング回路
10008に出力する。なおMSBのシンボルC2は無
効する。この場合、たたみ込み符号化器10007に入
力された3シンボル(3ビット)が符号化され、2シン
ボル(4ビット)が出力される。従って、たたみ込み符
号化器10007全体として、符号化率はr=3/4と
なる。
【0034】図94はQPSK(r=1/2)の場合の
動作例を示す。たたみ込み符号化器10007に入力さ
れたシンボルデータD[2:1] (但し、MSBのD[2] は
無効)は、LSBのD[1] がたたみ込み回路10014
でたたみ込み符号化が行われてC1 ,C0の2ビットに
なり、パンクチャド・P/S回路10015に出力され
る。パンクチャド・P/S回路10015は何の処理も
せずに、1シンボル=2ビットのQPSKシンボルデー
タC1,C0をマッピング回路10008に出力する。
但しMSBのシンボルC2を無効とする。この場合、た
たみ込み符号化器10007に入力された1シンボル
(1ビット)が符号化され、1シンボル(2ビット)が
出力される。従って、たたみ込み符号化器10007全
体として、符号化率はr=1/2となる。
【0035】図95はBPSK(r=1/2)の場合の
動作例を示す。たたみ込み符号化器10007に入力さ
れたシンボルデータD[2:1] (但し、MSBのD[2] は
無効)は、LSBのD[1] がたたみ込み回路10014
でたたみ込み符号化が行われてC1,C0の2ビットに
なり、パンクチャド・P/S回路10015に出力され
る。パンクチャド・P/S回路10015は図95に示
すように、各シンボルC1,C0の2ビットのP/S変
換を行い、C0→C1の順に1シンボル=1ビットのB
PSKシンボルデータ(C0/C1)をマッピング回路
10008に出力する。但しMSBより2ビットは無効
とする。この場合、たたみ込み符号化器10007に入
力された1シンボル(1ビット)が符号化され、2シン
ボル(2ビット)が出力される。従って、たたみ込み符
号化器10007全体として、符号化率はr=1/2と
なる。
【0036】図92〜図95に示すように、たたみ込み
符号化器10007から出力されるシンボルデータは、
一定のシンボル速度で図76のマッピング回路1000
8に出力される。マッピング回路10008は、伝送制
御情報生成回路10009から出力される変調パラメー
タに従って、図96に示すようにBPSK、QPSK、
TC−8PSKのマッピングを夫々行い、マッピングさ
れたI(In-Phase)軸、Q(Quadrature Phase)軸のデ
ータを、図示しない直交変調器に出力する。
【0037】以上に説明した誤り訂正符号化装置100
01の入力から出力までの信号の流れを1フレームあた
りでまとめると、図97のようになる。ここではTS1
とTS2の2種類のTSを1つの変調波で伝送するもの
とし、1フレーム(48スロット)あたり、 TS1:<高階層の画像>TC−8PSK :22スロット <低階層の画像>QPSK(r=1/2): 2スロット (内、ダミー1スロット) TS2:<高階層の画像>TC−8PSK :20スロット <低階層の画像>BPSK(r=1/2): 4スロット (内、ダミー3スロット) を伝送するものとする。
【0038】図97(a)に示すようなTS1とTS2
が図76の誤り訂正符号化装置10001に入力される
と、TS多重回路10002は2つのTSを多重化す
る。そしてRS符号化回路10003がRS(204,
188)符号化を行う。そしてランダマイズ回路100
04がランダマイズを行い、図97(b)に示すように
1フレームあたり48スロット(1スロット=204バ
イト)のデータ系列を出力する。但し、48スロットの
内、斜線の4スロットはダミー・スロットである。ここ
で、データ系列は変調多値数(位相数)の大きいものか
ら順に並べ、QPSKについては符号化率r=3/4→
r=1/2のように符号化率の高い方から並べる。
【0039】インターリーブ回路10005は、各スロ
ットの内の先頭バイト(MPEG同期バイト:47h)
を除いた203バイトについて、前述のようにスロット
毎にスーパーフレーム方向に、深さ8のブロック・イン
ターリーブを行う。また、伝送制御情報生成回路100
09はTMCCを生成し、各スロットの先頭バイトであ
るMPEG同期バイト:47hと置き換える。その結
果、図97(c)に示すように、バイト/シンボル変換
回路10006には、各フレームについてTAB信号を
含むTMCC12バイトに続き、203バイト×44ス
ロットの主信号で構成されたバイトデータ系列が入力さ
れる。
【0040】バイト/シンボル変換回路10006は、
入力されたバイトデータ系列を、各スロットの伝送モー
ド(位相数・符号化率)に対応したシンボルデータ系列
に変換する。たたみ込み符号化器10007は、各スロ
ットの伝送モードに対応したたたみ込み符号化を行う。
またマッピング回路10008は各スロットの位相数に
応じたマッピングを行い、図97(d)に示すデータ系
列を図示しない直交変調器に出力する。なお、図97
(d)に示すように、TMCC12バイト、即ち1フレ
ームあたり96ビットは、BPSK(r=1/2)の符
号化が行われるため、192シンボル(1シンボル=1
ビット)となる。
【0041】また主信号において、TC−8PSKの1
スロット(203バイト)、即ち1624ビットは、符
号化の結果812シンボル(1シンボル=3ビット)と
なる。QPSK(r=1/2)の1スロット(203バ
イト:ダミーを含めると2スロット分)、即ち1624
ビットは、符号化の結果1624シンボル(1シンボル
=2ビット)となる。BPSK(r=1/2)の1スロ
ット(203バイト:ダミーを含めると4スロット
分)、即ち1624ビットは符号化の結果3248シン
ボル(1シンボル=1ビット)となる。以上より、1フ
レームはTMCC192シンボルと、主信号38976
シンボル(812×48)とより構成される。
【0042】次に、以上に示した誤り訂正符号化装置1
0001で誤り訂正符号化されたデータ系列を誤り訂正
復号する回路を、これまでに検討されてきた誤り訂正回
路(以下、従来例の誤り訂正回路という)、として図面
を参照しながら以下に説明する。
【0043】図98は従来例の誤り訂正回路20001
の構成例を示すブロック図である。この誤り訂正回路2
0001は、ビタビ復号器20002と、高/低階層選
択信号生成回路20003と、シンボル/バイト変換回
路20004と、デ・インターリーブ回路20005
と、MPEG同期バイト/ダミー・スロット挿入回路2
0006と、デ・ランダマイズ回路20007と、RS
復号回路20008と、速度変換回路20009と、伝
送制御情報復号回路20010と、選局回路20011
とを有している。
【0044】このような構成の誤り訂正回路20001
の動作について以下に説明する。図76の誤り訂正符号
化装置10001で誤り訂正符号化されたデータ系列
が、図示しない直交変調器によって直交変調され、トラ
ンポンダを含む衛星伝送路を通して送信される。この信
号は図示しない受信側のPSK復調器でPSK復調され
る。図91で説明したたみ込み回路10014の拘束長
は7であり、TAB信号区間はBPSKで伝送される。
このためビタビ復号前のTAB信号(w1、w2、w
3)は、図87に示すようにそれぞれ32シンボル(1
6×2=32ビット)の内、先頭12シンボル(6ビッ
ト×2)は不確定である。しかし、残りの32−12=
20シンボルはw1(=xxxECD28h )、w2(=xxx0B6
77h )、w3(=xxxF4988h )のうちいずれかと確定す
る。PSK復調器は、選局情報により選局が切り替えら
れると、まず遅延検波により復調を行い、w1、w2、
w3を検出することにより、スーパーフレーム同期と絶
対位相とを検出する。検出後は同期検波を行ってPSK
復調データ及びスーパーフレーム同期信号を誤り訂正回
路20001に出力する。
【0045】誤り訂正回路20001内の伝送制御情報
復号回路20010は、PSK復調器より出力されたス
ーパーフレーム同期信号により、各フレームのTMCC
192シンボル区間について制御信号(伝送モード)を
生成し、ビタビ復号器20002に出力する。ビタビ復
号器20002は、図97(d)に示す各フレームのT
MCC192シンボル区間について、制御信号に従いB
PSK(r=1/2)のビタビ復号を行う。そして19
2シンボル×1/2=96シンボル(96ビット)のビ
タビ復号データを伝送制御情報復号回路20010に出
力する。なお、ビタビ復号器20002の詳細について
は後述する。
【0046】伝送制御情報復号回路20010の構成例
を図99に示す。この伝送制御情報復号回路20010
は、デ・ランダマイズ回路20012と、シンボル/バ
イト変換回路20013と、RS復号回路20014
と、TMCC解読回路20015とを有している。
【0047】伝送制御情報復号回路20010では、デ
・ランダマイズ回路20012がビタビ復号器2000
2より出力される1フレームあたり96シンボル(96
ビット)、即ち1スーパーフレームあたり768ビット
(96バイト)のTMCCを、図88に示すようにTM
CC1スーパーフレーム分(96バイト)の周期でデ・
ランダマイズを行い、シンボル/バイト変換回路200
13に出力する。図88に示すように、デ・ランダマイ
ズ回路20012内のPN発生器は、図76のランダマ
イズ回路10004と同様に、各スーパーフレーム分の
第1フレームの3バイト目でリセットされ、入力データ
と乗算が行われる。但し、各TAB信号(W1、W2、
W3)の期間はPN発生器はフリーランとして、データ
への乗算は行われない。
【0048】図99のシンボル/バイト変換回路200
13は、入力された1スーパーフレームあたり768シ
ンボル(768ビット)のデータ系列を96バイトのバ
イトデータ系列に変換してRS復号回路20014に出
力する。図87に示すように、各フレームの12バイト
中、TAB信号(W1とW2又はW3)が前後に2バイ
トずつ含まれるので、正味のTMCC信号は1フレーム
あたり8バイト(1スーパーフレームあたり64バイ
ト)である。図99のRS復号回路20014は、正味
のTMCC信号64バイトに対して、RS(64、4
8)の復号を行い、48バイトの訂正済みTMCCをT
MCC解読回路20015に出力する。
【0049】TMCC解読回路20015は、48バイ
トの訂正済みTMCCの内容を図81〜図86に示す信
号配置図と照合して解読し、伝送モード、ダミー・スロ
ット情報などの各種伝送制御情報を出力し、MPEGの
TS_IDと相対TS番号との参照などを行う。前述の
ように、伝送制御情報復号回路20010において解読
を行ったTMCCは、2つ後のスーパーフレームに適用
される各種伝送制御情報である。図87に示すように、
TMCCはスーパーフレーム内の1〜8フレーム目の先
頭に配置されている。伝送制御情報復号回路20010
に8フレーム目のTMCC(パリティ2)が入力される
までは、TMCCの解読は完了されない。しかしなが
ら、8フレーム目の主信号は図87に示すようにTC−
8PSK換算で203×48バイト、シンボルで換算す
ると図97(d)に示すように812×48シンボルあ
り、更に1スーパーフレーム分の時間余裕があるので、
この期間でTMCCの解読は十分に完了可能である。
【0050】さて、PSK復調器より出力されたスーパ
ーフレーム構造のシンボルデータ系列(I/Q軸)がビ
タビ復号器20002に入力されると、ビタビ復号器2
0002はビタビ復号を行い、復号データを高/低階層
選択信号生成回路20003と、シンボル/バイト変換
回路20004に出力する。
【0051】図100はビタビ復号器20002と高/
低階層選択信号生成回路20003の構成例を示すブロ
ック図である。下側破線部で示すビタビ復号器2000
2は、デ・パンクチャド・S/P(Serial to Paralle
l)回路20016と、点線部で示すビタビ復号化回路
20017とを有している。ビタビ復号化回路2001
7はブランチメトリック計算回路20018と、ACS
(Add 、 Compare、 Select )回路20019と、パス
メトリックメモリ20020と、パスメモリ20021
とを有している。また上側破線部で示す高/低階層選択
信号生成回路20003は、8PSK硬判定回路200
22と、M段遅延回路20023と、BER(Bit Erro
r Rate)測定回路20024と、たたみ込み回路200
25とを有している。
【0052】ビタビ復号器20002にPSK復調シン
ボルデータ系列(I/Q軸)が入力されると、デ・パン
クチャド・S/P回路20016は、伝送制御情報復号
回路20010から出力される伝送モードに従って、図
101〜図104に示すように、各スロットの伝送モー
ドに対応したデ・パンクチャド処理、及びS/P変換を
行い、ビタビ復号化回路20017に出力する。デ・パ
ンクチャド処理及びS/P変換されたデータは、図98
の伝送制御情報復号回路20010から出力される伝送
モードに従って、ビタビ復号化回路20017において
各スロットの伝送モードに対応したビタビ復号が行われ
る。そしてビタビ復号シンボルはシンボル/バイト変換
回路20004に出力される。誤り訂正符号化装置10
001におけるたたみ込み符号化は、図91に示すよう
に1つのたたみ込み回路10014で連続的に行われる
ので、図98の誤り訂正回路20001におけるビタビ
復号は、1つのビタビ復号器20002で連続的に復号
可能である。
【0053】図101はTC−8PSK(r=2/3)
の場合の復号動作例を示す説明図である。ビタビ復号器
20002に入力された8PSK復調シンボルデータ
(I/Q軸)は、デ・パンクチャド・S/P回路200
16では何の処理もされず、ビタビ復号化回路2001
7にそのまま出力される。ビタビ復号化回路20017
では、ブランチメトリック計算回路20018が、図9
6に示す8PSKの8つの符号点とのブランチメトリッ
ク、例えばユークリッド距離を計算する。ここで計算さ
れたブランチメトリックを基に、ACS回路2001
9、パスメトリックメモリ20020、及びパスメモリ
20021によってビタビ復号が行われる。そして1シ
ンボル=2ビットのビタビ復号シンボル(図92のD
[2:1] に対応)が、図98のシンボル/バイト変換回路
20004に出力される。
【0054】図102はQPSK(r=3/4)の場合
の復号動作例を示す説明図である。ビタビ復号器200
02に入力されたQPSK復調シンボルデータ(I/Q
軸)が、デ・パンクチャド・S/P回路20016に入
力されると、図91のパンクチャド・P/S回路100
15でパンクチャド処理されて廃棄されたシンボルにつ
いて、デ・パンクチャド・S/P回路20016がヌル
・シンボルを挿入し、2シンボルを3シンボルに変換す
る。なお、ヌル・シンボルとは、Q軸上で得られた2種
類の符号点の中間値、又はI軸上で得られた2種類の符
号点の中間値とする。これらのシンボルは図100のビ
タビ復号化回路20017に出力される。ビタビ復号化
回路20017では、ブランチメトリック計算回路20
018が、図96に示すQPSKの4つの符号点とのブ
ランチメトリックを計算する。そして計算されたブラン
チメトリックを基に、ACS回路20019、パスメト
リックメモリ20020、及びパスメモリ20021に
よってビタビ復号が行われる。こうして1シンボル=1
ビットのビタビ復号シンボル(図93のD[1] に対応:
MSBのD[2] は無効)が図98のシンボル/バイト変
換回路20004に出力される。
【0055】図103はQPSK(r=1/2)の場合
の復号動作例を示す説明図である。ビタビ復号器200
02に入力されたQPSK復調シンボルデータ(I/Q
軸)は、デ・パンクチャド・S/P回路20016では
何の処理もされずにビタビ復号化回路20017にその
まま出力される。ビタビ復号化回路20017では、ブ
ランチメトリック計算回路20018が、図96に示す
QPSKの4つの符号点とのブランチメトリックを計算
する。そして計算されたブランチメトリックを基に、A
CS回路20019、パスメトリックメモリ2002
0、及びパスメモリ20021によってビタビ復号が行
われる。こうして1シンボル=1ビットのビタビ復号シ
ンボル(図94のD[1] に対応し、MSBのD[2] は無
効とする)が、図98のシンボル/バイト変換回路20
004に出力される。
【0056】図104はBPSK(r=1/2)の場合
を復号動作例を示す説明図である。ビタビ復号器200
02に入力されたBPSK復調シンボルデータのI軸
(Q軸データは無効)は、デ・パンクチャド・S/P回
路20016において、入力2シンボル毎に(I、Q)
の1シンボルにS/P変換が行われてビタビ復号化回路
20017に出力される。ビタビ復号化回路20017
では、ブランチメトリック計算回路20018が、図9
6に示すQPSKの4つの符号点とのブランチメトリッ
クを計算する。そして計算されたブランチメトリックを
基に、ACS回路20019、パスメトリックメモリ2
0020、及びパスメモリ20021によってビタビ復
号が行われる。こうして1シンボル=1ビットのビタビ
復号シンボル(図95のD[1] に対応し、MSBのD
[2] は無効とする)が、シンボル/バイト変換回路20
004に出力される。
【0057】図105はTC−8PSK(r=2/3)
の場合のビタビ復号化回路20017の動作を示すトレ
リス線図である。図91に示すように、誤り訂正符号化
装置10001のたたみ符号化器10007において
は、MSBのD[2] (=D2)は符号化されていない。
従ってD[2:1] =(D2,D1)として(0,0)及び
(1,0)、D[2:1] として(0,1)及び(1,1)
は、図105のトレリス線図において同じ状態と見なさ
れる。従って、時刻tにおいてある1状態から出力さ
れ、時刻(t+1)において同じ状態に入力するブラン
チは2つ存在する。従って図105に示すように、時刻
(t+1)において、状態Sに入力されるブランチは4
つあり、ビタビ復号化回路20017はその中から最小
のパスメトリックを有するブランチを図105の太線の
ように生き残りパスとする。各ブランチに対応する復号
シンボルは2ビットであり、パスメモリ20021より
最尤パスのブランチに対応する2ビットの復号シンボル
が図98のシンボル/バイト変換回路20004に出力
される。
【0058】一方、図106はQPSK(r=3/4、
1/2)及びBPSK(r=1/2)の場合のビタビ復
号化回路20017の動作を示すトレリス線図である。
図91に示すように、誤り訂正符号化装置10001の
たたみ符号化器10007においては、MSBのD[2]
は無効である。従って、時刻tにおいてある1状態から
出力され、時刻(t+1)において同じ状態に入力する
ブランチは1つである。図106に示すように、時刻
(t+1)において、状態Sに入力されるブランチは2
つあり、ビタビ復号化回路20017はその中から最小
のパスメトリックを有するブランチを例えば図106の
太線のように生き残りパスとする。各ブランチに対応す
る復号シンボルは1ビットであり、パスメモリ2002
1より最尤パスのブランチに対応する1ビットの復号シ
ンボルがシンボル/バイト変換回路20004に出力さ
れる。
【0059】なお図91に示すように、たたみ込み回路
10014には6つのレジスタが設けられている。従っ
て図105及び図106のトレリス線図における状態数
はどちらも64である。即ち状態“000000”〜状態“11
1111”のいずれかである。
【0060】一方、PSK復調シンボルデータ系列が高
/低階層選択信号生成回路20003に入力されると、
図100に示すように、8PSK硬判定回路20022
は伝送制御情報復号回路20010から出力される伝送
モードに従って、TC−8PSK(r=2/3)のスロ
ットのみを、図96に示すTC−8PSKの符号点に硬
判定し、1シンボル=3ビットの硬判定結果を出力す
る。M段遅延回路20023はビタビ復号器20002
の処理遅延分(M段)遅延させてタイミングを合わせて
BER測定回路20024に出力する。また、ビタビ復
号器20002から出力されたTC−8PSKのスロッ
トのビタビ復号データの各シンボル(1シンボル=2ビ
ット)がたたみ込み回路20025に入力される。この
たたみ込み回路20025は図91のたたみ込み回路1
0014と同じ構成である。ここで再たたみ込み符号化
された各シンボル(1シンボル=3ビット)のデータ
は、BER測定回路20024に出力される。
【0061】BER測定回路20024はTC−8PS
Kのスロットの各シンボル(1シンボル=3ビット)を
比較してBERを測定し、その結果により高/低階層選
択信号(‘H’=高階層、‘L’=低階層)を生成し
て、誤り訂正回路20001に続くMPEG復号器(図
示せず)に出力する。BERが低い場合には、‘H’信
号を出力し、BERが高い場合には‘L’信号を出力す
る。MPEG復号器は‘H’信号が入力されると高階層
信号をMPEG復号して画像をモニタに出力し、‘L’
信号が入力されると低階層信号をMPEG復号して画像
をモニタに出力する。
【0062】図98のシンボル/バイト変換回路200
04は、伝送制御情報復号回路20010から出力され
る伝送モードに従って、入力されるビタビ復号シンボル
データ系列を、各スロットの伝送モードに対応してバイ
トデータ系列に変換する。この状態を図107に示す。
TC−8PSK(r=2/3)では、4シンボル(1シ
ンボル=2ビット)を集めてバイトデータに変換する。
QPSK(r=3/4、1/2)及びBPSK(r=1
/2)では、8シンボル(1シンボル=1ビット)を集
めてバイトデータに変換する。そしてこれらの変換デー
タをデ・インターリーブ回路20005に出力する。
【0063】ここで、誤り訂正符号化装置10001か
ら出力される1フレームあたりのデータ系列を、図97
で示したように、 TS1:<高階層の画像>TC−8PSK :22スロット <低階層の画像>QPSK(r=1/2):2スロット (内、ダミー1スロット) TS2:<高階層の画像>TC−8PSK :20スロット <低階層の画像>BPSK(r=1/2):4スロット (内、ダミー3スロット) とする。図108(a)に示すように、誤り訂正回路2
0001に入力された1フレーム(=39168シンボ
ル)のシンボルデータ系列は、ビタビ復号器20002
でビタビ復号される。そして図108(b)に示すよう
に、シンボル/バイト変換回路20004でバイトデー
タ系列に変換されて出力される。
【0064】デ・インターリーブ回路20005ではデ
・インターリーブが施され、ここでデ・インターリーブ
されたデータは、MPEG同期バイト/ダミー・スロッ
ト挿入回路20006に出力される。このデ・インター
リーブ処理では、TMCC部分(TC−8PSK換算で
48バイト分)を除いた各スロット203バイトについ
て、スロット単位で深さ8のブロック・デ・インターリ
ーブが48スロット分行われる。但し、ダミー・スロッ
ト分については行われない。図109に示すように、8
×203のデ・インターリーブとすると、スロット毎に
スーパーフレーム方向で深さ8のブロック・デ・インタ
ーリーブを行う。こうして第1〜8フレームのi番目の
スロットをまとめてデ・インターリーブを行い、1/8
毎にi番目のスロットに戻す(1≦i≦48)。以上の
ようなデ・インターリーブ処理は、送信側のインターリ
ーブ回路10005と書き込み/読み出し方向が逆であ
る。
【0065】図110はデ・インターリーブ回路200
05の構成例である。このデ・インターリーブ回路20
005は、書き込みアドレス生成回路20026と、読
み出しアドレス生成回路20027と、メモリ回路20
028とを有している。なお、デ・インターリーブを行
うために、メモリ回路20028は1スーパーフレーム
(48×8スロット)の2バンク分のメモリ領域を使用
する。ここで第iスロットについての実際の書き込みア
ドレス値を示すと、以下のようになる。なお、数字はフ
レーム−バイトを示す。 開始 2Byte目 203Byte目 第1フレーム: 1−1 2−1 ・・・ 3−26 第2フレーム: 4−26 5−26 ・・・ 6−51 第3フレーム: 7−51 8−51 ・・・ 1−77 第4フレーム: 2−77 3−77 ・・・ 4−102 第5フレーム: 5−102 6−102 ・・・ 7−127 第6フレーム: 8−127 1−128 ・・・ 2−153 第7フレーム: 3−153 4−153 ・・・ 5−178 第8フレーム: 6−178 7−178 ・・・ 8−203
【0066】以上のように、デ・インターリーブ回路2
0005では、スロット単位で深さ8のブロック・デ・
インターリーブが48スロット分行われる。ただし、図
108(c)に示すように、各フレームのTMCC区間
がMPEG同期48バイト(48スロット分)期間に利
用される。従ってデ・インターリーブ回路20005
は、各スロットの先頭にMPEG同期1バイト分の隙間
を空けて各スロットを出力する。さらにデ・インターリ
ーブ回路20005は、ダミー・スロット分の隙間も空
けて図108(c)に示すように1フレームあたり48
スロット(ダミー・スロットを含む)を一定の速度で出
力する。
【0067】図110に示すデ・インターリーブ回路2
0005の動作は以下の通りである。図109に示すよ
うに、各スロットについて書き込みアドレス生成回路2
0026、読み出しアドレス生成回路20027が、そ
れぞれ書き込みアドレス、読み出しアドレスを生成し、
メモリ回路20028に出力する。図108(b)に示
すように、シンボル/バイト変換回路20004から出
力されたバイトデータ系列は、書き込みアドレス及び読
み出しアドレスに従って、メモリ回路20028に読み
書きされて、図108(c)のようにデ・インターリー
ブされたバイトデータ系列が、図98のMPEG同期バ
イト/ダミー・スロット挿入回路20006に出力され
る。ただし、伝送制御情報復号回路20010から出力
されたダミー・スロット情報に従って、書き込みアドレ
ス生成回路20026及び読み出しアドレス生成回路2
0027は、ダミー・スロット分のアドレスを飛ばし
て、有効スロット分のアドレスを順に生成する。
【0068】MPEG同期バイト/ダミー・スロット挿
入回路20006は、各スロットの先頭にMPEG同期
バイトを挿入する。かつ、伝送制御情報復号回路200
10から出力されたダミー・スロット情報に従って、ダ
ミー・スロット区間にMPEGヌル・パケットを挿入し
て、図108(d)に示すようなバイトデータ系列をデ
・ランダマイズ回路20007に出力する。
【0069】図111にデ・ランダマイズ回路2000
7の構成例を示す。デ・ランダマイズ回路20007
は、破線部で示すPN発生回路20029と、P/S変
換回路20030と、S/P変換回路20031と、ゲ
ート信号生成回路20032と、ex−or(exclusiv
e-or)回路20033とを有している。デ・ランダマイ
ズ回路20007は、送信側のランダマイズ回路100
04と同様に、図108(d)のデータ系列に対して1
スーパーフレームの周期でデ・ランダマイズを行う。図
111に示すように、PN発生回路20029は生成多
項式(1 +x14 +x15 )を用いて信号処理を行うもの
で、各スーパーフレームの第1フレームの2バイト目で
リセットされ、初期値“100101010000000 ”が代入され
る。そしてP/S変換回路20030でビット系列に変
換された入力データとの乗算がex−or回路2003
3で行われる。乗算結果はS/P変換回路20031で
バイトデータ系列に変換されて、図98のRS復号回路
20008に出力される。但し図112に示すように、
ゲート信号生成回路20032が生成するゲート信号に
より、各スロット204バイトの先頭バイト、及びダミ
ー・スロットの期間はPN発生回路20029はフリー
ランとしてデータへの乗算は行われない。
【0070】RS復号回路20008は、デ・ランダマ
イズ回路20007より出力された204バイトのスロ
ット毎にRS(204、188)の復号を行って、速度
変換回路20009に出力する。ただし、RS復号回路
20008は伝送制御情報復号回路20010より出力
されるダミー・スロット情報により、ダミー・スロット
に対しては復号を行わない。
【0071】速度変換回路20009は、RS復号回路
20008より出力される1フレームあたり48スロッ
トのデータ系列より、選局された1つのTSを選択し、
図108(e)に示すように速度変換を行って、誤り訂
正データ系列(TS)を図示しないMPEG復号器に出
力する。
【0072】図113に速度変換回路20009の構成
例を示す。点線部で示す速度変換回路20009は、書
き込みアドレス生成回路20034と、読み出しアドレ
ス生成回路20035と、メモリ回路20036とを有
している。なお、TSの選択と速度変換を行うために、
メモリ回路20036は1フレーム分(48スロット)
のメモリ領域を使用する。また、図113には伝送制御
情報復号回路20010と、選局回路20011も図示
されている。
【0073】図示しないMPEG復号器より選局情報
(16ビットのTS_ID)が選局回路20011に入
力されると、選局回路20011は伝送制御情報復号回
路20010に対してTS_IDを出力する。伝送制御
情報復号回路20010は、図84に示す相対TS/T
S対応表を参照し、該当するTS_IDの相対TS番号
を選択する。次いで図83に示す相対TS/スロット情
報を参照し、選択された相対TS番号のスロット番号情
報を選局回路20011に出力する。選局回路2001
1はスロット番号情報より、速度変換回路20009に
対してTSの選択を行うためのスロット選択信号を出力
する。
【0074】速度変換回路20009においては、書き
込みアドレス生成回路20034から出力される書き込
みアドレスにより、メモリ回路20036に1フレーム
分(48スロット)のデータ系列を順次書き込む。読み
出しアドレス生成回路20035は、選局回路2001
1より出力されたスロット選択信号より、ダミー・スロ
ットを含み、選択されたNスロットのみの読み出しアド
レスを生成してメモリ回路20036に出力する。
【0075】メモリ回路20036より選択されたNス
ロットのみが速度変換されて、入力のN/48の速度で
図示しないMPEG復号器に出力される。図108
(e)の場合は、N=24である。読み出しアドレス生
成回路20035は、メモリ回路20036より出力さ
れる各スロット(204バイト)毎に、MPEGパケッ
ト有効期間(188バイト)が‘H’信号で、RS符号
のパリティ区間(16バイト)が‘L’信号であるイネ
ーブル信号を図108(e)のように生成し、図示しな
いMPEG復号器に出力する。このイネーブル信号によ
りMPEG復号器はMPEGパケット有効期間(188
バイト)のみを復号できる。
【0076】メモリ回路20036より出力される図1
08(e)の出力系列について、メモリ回路20036
への書き込み/読み出しの様子を図114〜図117に
示す。メモリ回路20036には、一定の速度で1フレ
ームあたりダミー・スロットを含む48スロットのデー
タ系列が入力される。図108(e)は、2種類のTS
の内TS1(1フレームあたり24スロット)が選択さ
れて、入力の1/2(=24/48)の速度で出力され
る状態を示している。
【0077】図114は、フレーム先頭の2スロットT
S1(1) 〜 (2) がメモリ回路20036に入力され
て書き込まれた時点を示している。その間に1スロット
TS1(1) がメモリ回路20036から読み出されて
出力される。
【0078】図115は、図114に続く20スロット
TS1(3) 〜 (22) がメモリ回路20036に入力
されて書き込まれた時点を示している。その間に10ス
ロットTS1(2) 〜TS1(11) がメモリ回路20
036から読み出されて出力される。
【0079】図116は、図115に続く22スロット
TS2(1) 〜 (20) 及びTS1(23)と、ダミー
1スロットとがメモリ回路20036に入力され、書き
込まれた時点を示している。その間に11スロットTS
1(12) 〜TS1(22)がメモリ回路20036か
ら読み出されて出力される。
【0080】図117は、図116に続く4スロット、
即ちTS2(21) 、ダミー3スロットがメモリ回路2
0036に入力され、書き込まれた時点を示している。
その間に2スロット即ちTS1(23) 及びダミー1ス
ロットがメモリ回路20036から読み出されて出力さ
れる。
【0081】以上の図114〜図117に示したよう
に、速度変換回路20009は1フレーム(48スロッ
ト:ダミー・スロットを含む)のデータ系列が入力され
ると、選局されたTSのNスロット、図114〜図11
7の場合はTS1:N=24を選択して、入力のN/4
8の速度で図示しないMPEG復号器に出力する。
【0082】
【発明が解決しようとする課題】従来検討されていた誤
り訂正回路20001は、以上のような構成で動作し、
誤り訂正データ系列(TS)をMPEG復号器に出力し
ていた。ところで誤り訂正回路20001のビタビ復号
器20002においては、スロット間で伝送モード(位
相数・符号化率)が変化しても、伝送モードの切替時に
おける制御は考えられていなかった。
【0083】図118は、伝送モード切替時におけるビ
タビ復号器20002中のパスメモリ20021(パス
メモリ長=J)の様子を示すトレリス線図である。図1
18(a)は、伝送モードAの最終シンボルまでが図1
00のパスメモリ20021に入力された時点を示す。
図118(b)は、次の伝送モードBの第1シンボルが
パスメモリ20021に入力された時点を示す。図11
8(c)は、伝送モードBの次の(J−2)シンボルま
でがパスメモリ20021に入力された時点を示す。
【0084】従来の誤り訂正回路20001では、パス
メモリ20021に入力された最新のシンボル、即ちパ
スメモリ20021中の第J番目のシンボルの全状態の
中で、最小のパスメトリックを有する状態から、その状
態に入力している生き残りパスを(J−1)シンボル分
前に戻り、該当するパスメモリ20021中の第1番目
のシンボルをビタビ復号シンボルデータとして出力して
いた。
【0085】しかしながら、図118(b)及び(c)
に示すトレリス線図では、モード切替後の伝送モードB
の入力シンボルにおける全状態において、最小のパスメ
トリックを判定し、モード切替前の伝送モードAのビタ
ビ復号データ、即ちモード切替時にパスメモリ2002
1に残留している(J−1)シンボルについてビタビ復
号シンボルデータを出力していることになる。
【0086】例えば図108(a)に示すように、BP
SK(r=1/2)で伝送されるTMCC192シンボ
ルの後に、TC−8PSK(r=2/3)が伝送される
場合を考える。この場合、図118において伝送モード
AがBPSK(r=1/2)であり、伝送モードBがT
C−8PSK(r=2/3)である。従来のビタビ復号
方法では、モード切替時にパスメモリ20021に残留
している(J−1)シンボルのTMCCシンボルは、符
号間距離の小さいTC−8PSK(r=2/3)のシン
ボル系列における最小パスメトリック判定結果によって
復号されることになる。従って、この(J−1)シンボ
ルについてはBPSK(r=1/2)本来の誤り率より
悪化してしまうという問題点を有していた。
【0087】また、従来のビタビ復号方法では、図87
に示すようにTMCC192シンボルの前後32シンボ
ルずつの固定系列であるTAB信号(w1、w2、w
3)において、後ろ20シンボルが既知であるにも関わ
らず、PSK復調データ系列をそのままビタビ復号器2
0002に入力していた。従って、TAB信号の固定系
列という特徴を利用していないという問題点も有してい
た。
【0088】また、従来の誤り訂正回路20001は、
図110に示すようにデ・インターリーブ回路2000
5において、メモリ回路20028の2スーパーフレー
ム分、即ち48スロット×8フレーム×2バンクのバイ
トデータ領域を使用してデ・インターリーブを行ってい
た。ところがデジタルBS放送においては、1トランス
ポンダで複数TSを多重して送受信を行い、誤り訂正回
路20001は最終的は1つのTSのデータ系列しか出
力しない。図108(b)に示すように、デ・インター
リーブ回路20005に入力されるデータ系列は1フレ
ーム(48スロット)あたり、 TS1:<高階層の画像>TC−8PSK :22スロット <低階層の画像>QPSK(r=1/2):1スロット (内、ダミー1スロット) TS2:<高階層の画像>TC−8PSK :20スロット <低階層の画像>BPSK(r=1/2):1スロット (内、ダミー3スロット) の2種類のTSが入力される。この場合、TS1又はT
S2のどちらが選局されても、1つのTSの全スロット
がTC−8PSKで伝送された場合、1フレームあたり
最大24スロットをデ・インターリーブして出力すれば
よい。よって従来のデ・インターリーブ回路20005
は、不必要なメモリ領域を使用してデ・インターリーブ
を行っているという問題点を有していた。
【0089】さらに、従来の誤り訂正回路20001
は、図113に示す速度変換回路20009において、
メモリ回路20036の1フレーム分のメモリ領域を使
用して、TSの選択と速度変換を行っていた。しかしな
がら、1TSの1フレーム分、即ち上記の例では最大2
4スロットのメモリ領域のみでTSの選択と速度変換は
可能である。よって、従来の速度変換回路20009
は、不必要なメモリ領域を使用して、TSの選択と速度
変換を行っているという問題点を有していた。
【0090】また、デ・インターリーブ回路20005
はメモリを元来有しており、上述のように、デ・インタ
ーリーブ回路でTSの選択を行うと同時に速度変換を行
うと、速度変換回路20009は不要である。よって、
このような観点から見ると、従来の誤り訂正回路200
01は、不必要な速度変換回路20009を具備してい
るということがいえる。
【0091】ところで、この場合にはデ・ランダマイズ
回路20007に入力されるデータ系列は連続したスロ
ットではなく、飛び飛びのスロットのデータ系列が入力
されることになる。従って、従来のデ・ランダマイズ回
路20007を用いた場合には、デ・ランダマイズを行
うことができないので、デ・インターリーブ回路200
05でTSの選択と速度変換を行うという構成は取れな
い。従って、従来のデ・ランダマイズ回路20007の
構成では、速度変換回路20009を不要にすることが
できないという問題点を有していた。
【0092】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、請求項1〜4記載の発明は、複
数のMPEGトランスポート・ストリームを多重した伝
送フォーマットで伝送を行う伝送方式において、スーパ
ーフレーム内において、スロット単位で深さNのインタ
ーリーブがMスロット分行われて送信されるデータ系列
を、各フレームのMスロットの内、選択されたLスロッ
トのデータのみをデ・インターリーブしてデータを出力
する誤り訂正回路を提供することを目的とする。
【0093】請求項5記載の発明は、1フレーム=Mス
ロット、1スーパーフレーム=Nフレームとするとき、
スーパーフレーム単位で、連続でランダマイズが行われ
て送信されるデータ系列を、1スーパーフレーム中の
(N×M)スロットの各先頭データに対するデ・ランダ
マイズの(N×M) 種類の初期値を有し、既に選択され
た各フレームのMスロット中Lスロットのデータが入力
されると、入力された各スロットに対応する初期値よ
り、入力された各スロット毎のデ・ランダマイズを行う
誤り訂正回路を提供することを目的とする。
【0094】請求項6〜9記載の発明は、複数のMPE
Gトランスポート・ストリームを多重した伝送フォーマ
ットで伝送を行う伝送方式において、各フレームのMス
ロットの内、選択されたLスロットのデータのみをメモ
リ回路へ読み書きすることにより、選択された1フレー
ムあたりLスロットのデータを、伝送フォーマットのL
/Mの速度で連続的に出力する誤り訂正回路を提供する
ことを目的とする。
【0095】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、複数のMPEGトランスポート・ストリームを多重
した伝送フォーマットで伝送を行う伝送方式において、
MPEGトランスポート・ストリームの各パケット単位
のデータ系列をスロットとし、1フレーム =Mスロッ
ト、1スーパーフレーム=Nフレームとする場合、各ス
ロットのトランスポート・ストリーム番号情報が前記ス
ーパーフレーム内に伝送制御情報として含まれ、前記ス
ーパーフレーム内において、スロット毎に深さNのイン
ターリーブがMスロット分行われて送信されるデータ系
列を、受信側においてデ・インターリーブする誤り訂正
回路であって、各フレームのMスロットの内、選択され
たトランスポート・ストリームが伝送されているLスロ
ットを示す信号をスロット選択信号とするとき、前記ス
ロット選択信号に従って、選択されたLスロットのデー
タのみを、前記スーパーフレーム内においてスロット毎
に深さNのデ・インターリーブを行ってデータを出力す
るデ・インターリーブ回路と、各フレームに含まれる前
記伝送制御情報を復号する伝送制御情報復号回路と、前
記伝送制御情報復号回路から出力された復号結果より、
各スロットのトランスポート・ストリーム番号情報を復
号し、選択されたトランスポート・ストリーム番号を示
す選局情報に従って前記スロット選択信号を生成し、前
記デ・インターリーブ回路に与える選局回路と、を具備
することを特徴とするものである。
【0096】本願の請求項2の発明は、請求項1記載の
誤り訂正回路において、前記デ・インターリーブ回路
は、1種類のトランスポート・ストリームが占有する、
1フレームあたりの最大スロット数をLmaxとすると、
メモリ回路の最大(Lmax×N)スロット分のみの領域
2バンクを使用し、選局された1種類のトランスポート
・ストリームのみをデ・インターリーブしてデータを出
力することを特徴とするものである。
【0097】本願の請求項3の発明は、請求項1記載の
誤り訂正回路において、前記デ・インターリーブ回路
は、選択されてデ・インターリーブを行ったLスロット
のデータを、伝送フォーマットのL/Mの速度で連続的
に出力することを特徴とするものである。
【0098】本願の請求項4の発明は、請求項1記載の
誤り訂正回路において、前記デ・インターリーブ回路
は、選局されたJ種類のトランスポート・ストリーム
が、それぞれ1フレームあたりL1、L2、……、Lj
スロットを占有しているとすると、選択されてデ・イン
ターリーブを行った1フレームあたり計(L1+L2+
……+Lj)スロットのデータを、伝送フォーマットの
(L1+L2+……+Lj)/Mの速度で連続的に出力
することを特徴とするものである。
【0099】本願の請求項5の発明は、複数のMPEG
トランスポート・ストリームを多重した伝送フォーマッ
トで伝送を行う伝送方式において、MPEGトランスポ
ート・ストリームの各パケット単位のデータ系列をスロ
ットとし、1フレーム =Mスロット、1スーパーフレー
ム=Nフレームとする場合、各スロットのトランスポー
ト・ストリーム番号情報が前記スーパーフレーム内に伝
送制御情報として含まれ、前記スーパーフレーム単位
で、連続でランダマイズが行われて伝送されるデータ系
列を、受信側においてデ・ランダマイズする誤り訂正回
路であって、各フレームのMスロットの内、選択された
トランスポート・ストリームが伝送されているLスロッ
トを示す信号をスロット選択信号とするとき、1スーパ
ーフレーム中の(N×M)スロットの各先頭データに対
するデ・ランダマイズの(N×M)種類の初期値を有
し、前記スロット選択信号に従って、入力された各スロ
ットの先頭データに対応する初期値より、入力された各
スロット毎のデ・ランダマイズを行うデ・ランダマイズ
回路と、各フレームに含まれる前記伝送制御情報を復号
する伝送制御情報復号回路と、前記伝送制御情報復号回
路から出力された復号結果より、各スロットのトランス
ポート・ストリーム番号情報を復号し、選択されたトラ
ンスポート・ストリーム番号を示す選局情報に従って前
記スロット選択信号を生成し、前記デ・ランダマイズ回
路に与える選局回路と、を具備することを特徴とするも
のである。
【0100】本願の請求項6の発明は、複数のMPEG
トランスポート・ストリームを多重した伝送フォーマッ
トで伝送を行う伝送方式において、MPEGトランスポ
ート・ストリームの各パケット単位のデータ系列をスロ
ットとし、1フレーム =Mスロット、1スーパーフレー
ム=Nフレームとする場合、各スロットのトランスポー
ト・ストリーム番号情報をスーパーフレーム内に伝送制
御情報として含んで伝送されるデータ系列を、受信側に
おいて選択されたトランスポート・ストリーム番号を示
す選局情報に従って選択された1フレームあたりLスロ
ットのデータのみを出力する誤り訂正回路であって、各
フレームのMスロットの内、選択されたトランスポート
・ストリームが伝送されているLスロットを示す信号を
スロット選択信号とするとき、前記スロット選択信号に
従って、選択されたLスロットのデータのみをメモリへ
読み書きすることにより,選択された1フレームあたり
Lスロットのデータを,伝送フォーマットのL/Mの速
度で連続的に出力する速度変換回路と、各フレームに含
まれる前記伝送制御情報を復号する伝送制御情報復号回
路と、前記伝送制御情報復号回路から出力された復号結
果より、各スロットのトランスポート・ストリーム番号
情報を復号し、前記選局情報に従って前記スロット選択
信号を生成し、前記速度変換回路に与える選局回路と、
を具備することを特徴とするものである。
【0101】本願の請求項7の発明は、請求項6記載の
誤り訂正回路において、前記速度変換回路は、1種類の
トランスポート・ストリームが占有する、1フレームあ
たりの最大スロット数をLmaxとすると、前記メモリ回
路の最大Lmaxスロット分のみの領域を使用し、選局さ
れた1種類のトランスポート・ストリームを連続的に出
力することを特徴とするものである。
【0102】本願の請求項8の発明は、請求項6記載の
誤り訂正回路において、前記速度変換回路は、1種類の
トランスポート・ストリームが占有する、1フレームあ
たりの最大スロット数をLmax、Kを2以上の整数とす
ると、前記メモリ回路の最大(Lmax×K)スロット分
のみの領域を使用し、選局されたK種類以下のトランス
ポート・ストリームを連続的に出力することを特徴とす
るものである。
【0103】本願の請求項9の発明は、請求項6記載の
誤り訂正回路において、前記速度変換回路は、選局され
たJ種類のトランスポート・ストリームが、それぞれ1
フレームあたりL1、L2、……、Ljスロットを占有
しているとすると、J種類のトランスポート・ストリー
ムを、それぞれ伝送フォーマットのL1/M、L2/
M、……、Lj/Mの速度で、並列に連続的に出力する
構成に置き換えたことを特徴とするものである。
【0104】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) 本発明の実施の形態1における誤り訂正回路について、
図面を参照しながら説明する。図1は本実施の形態にお
ける誤り訂正回路101の構成を示すブロック図であ
る。図1に示す誤り訂正回路101では、太い実線で図
示されたブロックが従来例と異なり、図98に示す誤り
訂正回路20001のビタビ復号器200002に変え
て、切替制御信号で制御されるビタビ復号器102が設
けられ、切替制御信号を生成するビタビ復号器制御回路
103が加わったことが特徴である。切替制御信号と
は、変調方式及び符号化率の切替時にビタビ復号データ
を出力する際、最小のパスメトリックを判定するための
シンボルをパスメモリ中で切り替えるための信号であ
る。その他の各ブロック、即ち高/低階層選択信号生成
回路20003〜選局回路20011が設けられている
ことは図98に示すものと同一である。
【0105】以上のように構成された誤り訂正回路10
1の各ブロックとその動作について以下に説明する。た
だし、ビタビ復号器102の出力以降の動作については
従来例と同一であるので、それらの説明は省略する。
【0106】図2は本実施の形態のビタビ復号器102
の構成を示すブロック図であり、ビタビ復号器制御回路
103も併せて図示している。従来例と異なるブロック
を太い実線で示すが、このような図示方法は以下に述べ
る全てのブロック図で採用するものとする。図2のビタ
ビ復号器102は、デ・パンクチャド・S/P回路20
016と、点線部で示すビタビ復号化回路104とを有
している。ビタビ復号化回路104は、ブランチメトリ
ック計算回路20018と、ACS回路105と、パス
メトリックメモリ20020と、パスメモリ20021
とを有している。本実施の形態のビタビ復号器102
は、図100に示す従来例のビタビ復号器20002と
比較して、ACS回路105の内部構成のみが異なる。
【0107】図118を用いて説明した発明の解決課題
に対して、伝送モードの切替時における本実施の形態の
ビタビ復号制御方法について説明する。図3は伝送モー
ド切替時におけるビタビ復号器102中のパスメモリ2
0021(パスメモリ長=J)の様子を示すトレリス線
図である。図3(a)は、伝送モードAの最終シンボル
までがパスメモリ20021に入力された時点のトレリ
ス線図である。図3(b)は、次の伝送モードBの第1
シンボルがパスメモリ20021に入力された時点のト
レリス線図である。図3(c)は、伝送モードBの次の
(J−2)シンボルまでがパスメモリ20021に入力
された時点のトレリス線図である。
【0108】図1に示すように、本実施の形態の誤り訂
正回路101においては、伝送制御情報復号回路200
10において復号された図82の伝送モード/スロット
情報がビタビ復号器制御回路103に出力される。ビタ
ビ復号器制御回路103は、入力された伝送モード/ス
ロット情報によって、伝送モードの切替シンボルを認識
する。ビタビ復号器制御回路103は、図3(a)の伝
送モードAの最終シンボルまでがパスメモリ20021
に入力される時点より、図3(c)の伝送モードBの
(J−1)シンボルがパスメモリ20021に入力され
る時点まで切替制御信号を生成してACS回路105に
出力する。
【0109】ACS回路105は、ビタビ復号器制御回
路103より出力される切替制御信号により、以下のよ
うにパスメトリックメモリ20020とパスメモリ20
021の制御を行う。即ち図3(a)のように、伝送モ
ードAの最終シンボルまでがパスメモリ20021に入
力される時点においては、通常のビタビ復号と同じく、
パスメモリ20021に入力される最新のシンボル、即
ちパスメモリ20021中の第J番目のシンボルの全状
態の中で、最小のパスメトリックを有する状態を判定す
る。その状態に入力している生き残りパスを(J−1)
シンボル分前に戻り、該当するパスメモリ20021中
の第1番目のシンボルをビタビ復号シンボルデータとし
て出力する。
【0110】次に図3(b)のように、伝送モードBの
第1シンボルがパスメモリ20021に入力される時点
においては、通常のACS動作を行って最新のトレリス
線図を生成するべくブランチを1シンボル分伸ばす。た
だし、図3(a)の時点で最小のパスメトリックと判定
された状態、即ちパスメモリ20021中の第(J−
1)番目のシンボルに入力している生き残りパスを(J
−2)シンボル分前に戻り、該当するパスメモリ200
21中の第1番目のシンボルをビタビ復号シンボルデー
タとして出力する。
【0111】以下、パスメモリ20021に伝送モード
Aの未出力データが残留している期間は、伝送モードA
の最終シンボルにおける最小のパスメトリックと判定さ
れた状態に入力している生き残りパスより前へ戻り、該
当するパスメモリ20021中の第1番目のシンボルを
ビタビ復号シンボルデータとして出力する。
【0112】図3(c)は図3(b)よりさらに伝送モ
ードBの(J−2)シンボルがパスメモリ20021に
入力される時点のトレリス線図を示す。この時点では、
伝送モードAの最終シンボルがパスメモリ20021中
の第1番目のシンボルに該当し、最小のパスメトリック
と判定された状態に対応するビタビ復号データをパスメ
モリ20021より出力する。
【0113】図3(c)よりさらに伝送モードBの次の
1シンボルが、パスメモリ20021に入力されると、
パスメモリ20021中のデータは全て伝送モードBの
シンボルなので、通常のビタビ復号出力の方法を再開す
る。パスメモリ20021に入力される最新のシンボ
ル、即ちパスメモリ20021中の第J番目のシンボル
の全状態の中で、最小のパスメトリックを有する状態を
判定する。その状態に入力している生き残りパスを(J
−1)シンボル分前に戻り、該当するパスメモリ200
21中の第1番目のシンボルをビタビ復号シンボルデー
タとして出力する。また、ビタビ復号器102は、以上
に示した伝送モード切替時の制御以外は、従来例に示し
たビタビ復号器20002と同様の動作を行ってビタビ
復号データを出力する。
【0114】以上に示した構成により、本実施の形態の
誤り訂正回路101は、モード切替後の伝送モードBの
影響を完全に遮断して、伝送モード切替時にパスメモリ
20021に残留しているモード切替前の伝送モードA
のビタビ復号データを出力することができる。
【0115】また、本実施の形態において、ビタビ復号
器制御回路103は切替制御信号を以下に示すように生
成し、ACS回路105がビタビ復号器制御回路103
より出力される切替制御信号により、図4に示すように
パスメトリックメモリ20020とパスメモリ2002
1の制御を行ってもよい。この場合、図1のビタビ復号
器制御回路103は、伝送制御情報復号回路20010
から出力された伝送モード/スロット情報によって、伝
送モードの切替シンボルを認識する。図4(a)に示す
ように、伝送モードAの最終シンボルまでがパスメモリ
20021に入力される時点においてのみ、切替制御信
号を生成してACS回路105に出力する。
【0116】図4(a)のように、伝送モードAの最終
シンボルまでがパスメモリ20021に入力される時点
においては、ACS回路105は通常のビタビ復号と同
じく、パスメモリ20021に入力される最新のシンボ
ル、即ちパスメモリ20021中の第J番目のシンボル
の全状態の中で、最小のパスメトリックを有する状態を
判定する。そして、その状態のみを有効とし、他の状態
を全て無効とするように、パスメトリックメモリ200
20とパスメモリ20021の制御を行う。
【0117】その他は、従来例に示したビタビ復号と同
様の復号を行う。入力された最新のシンボル、即ちパス
メモリ20021中の第J番目のシンボルの全状態の中
で、最小のパスメトリックを有する状態を判定する。そ
の状態に入力している生き残りパスを(J−1)シンボ
ル分前に戻り、該当するパスメモリ20021中の第1
番目のシンボルをビタビ復号シンボルデータとして出力
する。
【0118】以上に示した構成により、伝送モード切替
前の伝送モードAの最終シンボルについては、図4
(a)〜(c)に示すトレリス線図において、最小パス
メトリックを有する1状態のみを有効とする。従って、
本実施の形態の誤り訂正回路101は、モード切替後の
伝送モードBの影響を完全に遮断して、伝送モード切替
時にパスメモリ20021に残留しているモード切替前
の伝送モードAのビタビ復号データを出力することがで
きる。
【0119】なお、図3(a)〜(c)まで、又は図4
(a)の時点において、ビタビ復号器制御回路103が
切替制御信号を生成するものとした。しかしながら、伝
送モード切替後の変調多値数が伝送モード切替前より大
きい場合、又は変調多値数が同じで符号化率が大きい場
合のみ切替制御信号を生成する構成にしてもよい。例え
ば、図89に示す伝送フレームにおいては、TMCC
(BPSK:r=1/2)→次の伝送モード(TC−8
PSK:r=2/3、又はQPSK:r=3/4、又は
QPSK:r=1/2)の伝送モード切替時のみにおい
て、ビタビ復号器制御回路103が切替制御信号を生成
するものとしてもよい。ただし、TMCC(BPSK:
r=1/2)→BPSK(r=1/2)の場合を除く。
【0120】ビタビ復号器制御回路103で生成される
切替制御信号により、伝送モード切替前の伝送モードA
は、図3のように最終シンボルにおいて終結して復号さ
れていることになる。しかしながら、例えば主信号のT
C−8PSK(r=2/3)→QPSK(r=3/4)
の伝送モード切替時においては、TC−8PSK(r=
2/3)の最終シンボルに続くQPSK(r=3/4)
のシンボルは、図96のように、TC−8PSK(r=
2/3)の符号点間距離より大きい符号点間距離を有し
ている。従って、QPSK(r=3/4)の第1シンボ
ルより続けて終結を行わずに通常のビタビ復号を行う
と、QPSK(r=3/4)が有するより確からしいブ
ランチメトリックが生成され、終結を行った場合よりも
パスメモリ20021に残留したTC−8PSK(r=
2/3)の(J−1)シンボル分のBERが低減される
ことが期待できる。
【0121】また図87に示すように、TMCC(BP
SK:r=1/2)の前後には、2バイトずつ、ビタビ
復号器102の入力では20シンボルずつの固定シンボ
ル系列がTAB信号(w1、w2、w3)として存在す
る。よって、TMCC(BPSK:r=1/2))の前
後の伝送モード切替時においては、ビタビ復号器制御回
路103は切替制御信号を生成しない構成にしてもよ
い。この場合には、固定シンボル系列の性質を利用した
ビタビ復号制御方法が考えられる。これについては実施
の形態2、3において説明する。
【0122】(実施の形態2) 本発明の実施の形態2における誤り訂正回路について、
図面を参照しながら説明する。図5は本実施の形態にお
ける誤り訂正回路201の構成を示すブロック図であ
る。図5に示す誤り訂正回路201では、太い実線で図
示されたブロックが従来例と異なり、図98に示す誤り
訂正回路20001のビタビ復号器200002に代え
て、確定状態信号で制御されるビタビ復号器202が設
けられ、確定状態信号を生成するビタビ復号器制御回路
203が加わったことが特徴である。確定状態信号と
は、固定シンボル系列について、たたみ込み符号化器の
状態が確定する期間を示す信号である。その他の各ブロ
ック、即ち高/低階層選択信号生成回路20003〜選
局回路20011が設けられていることは図98に示す
ものと同一である。
【0123】以上のように構成された誤り訂正回路20
1の各ブロックとその動作について説明する。ただし、
ビタビ復号器202の出力以降の動作については、従来
例で示した通りなので、説明を省略する。
【0124】図6は本実施の形態のビタビ復号器202
の構成を示すブロック図であり、ビタビ復号器制御回路
203も併せて図示している。ビタビ復号器202は、
デ・パンクチャド・S/P回路20016と、点線部で
示すビタビ復号化回路204とを有している。ビタビ復
号化回路204は、ブランチメトリック計算回路200
18と、ACS回路205と、パスメトリックメモリ2
0020と、パスメモリ20021とを有している。本
実施の形態のビタビ復号器202は、図100に示す従
来例のビタビ復号器20002と比較して、ACS回路
205の内部構成のみが異なる。
【0125】図118を用いて説明した発明の解決課題
に対して、伝送モードの切替時における本実施の形態の
ビタビ復号制御について、特にTAB信号の固定シンボ
ル系列の性質を利用した制御方法について、以下に説明
する。図7は伝送モード切替時、例えばTMCC(BP
SK:r=1/2)→伝送モードBにおけるビタビ復号
器202中のパスメモリ20021(パスメモリ長=
J)の様子を示すトレリス線図である。
【0126】特に図7(a)は、TMCC(BPSK:
r=1/2)の後ろTAB信号32シンボル、例えば図
87、図108に示すw2= xxx0B677h、又はw3= x
xxF4988hの内、たたみ込み回路10014の状態が確定
する20シンボル中の第1シンボルまでがパスメモリ2
0021に入力された時点のトレリス線図である。な
お、上記のTAB信号の内、たたみ込み回路10014
の状態が確定する20シンボルは、デ・パンクチャド・
S/P回路20016でS/P変換後では10シンボル
に相当する。
【0127】また図7(b)は、後ろTAB信号の次の
シンボル(S/P変換後)がパスメモリ20021に入
力された時点のトレリス線図である。さらに図7(c)
は、後ろTAB信号の残りのシンボル(S/P変換後の
8シンボル)に続き、伝送モードBの最初の(J−1
0)シンボルがパスメモリ20021に入力された時点
のトレリス線図である。
【0128】本実施の形態の誤り訂正回路201におい
ては、実施の形態1と同様に、伝送制御情報復号回路2
0010において復号された伝送モード/スロット情報
がビタビ復号器制御回路203に出力される。
【0129】ビタビ復号器制御回路203は、伝送制御
情報復号回路20010から出力された伝送モード/ス
ロット情報によって、固定系列シンボルであるTAB信
号(w1、w2、w3)を認識する。図7(a)のよう
に、S/P変換後の各TAB信号10シンボルの第1シ
ンボルが、パスメモリ20021に入力される時点よ
り、各TAB信号の第10シンボルがパスメモリ200
21に入力される時点まで、確定状態信号を生成してA
CS回路205に出力する。
【0130】図6のACS回路205は、ビタビ復号器
制御回路203より出力される確定状態信号により、以
下のようにパスメトリックメモリ20020とパスメモ
リ20021の制御を行う。即ち図7(a)の1シンボ
ル前、TMCC(BPSK:r=1/2)の後ろTAB
信号32シンボルであるw2= xxx0B677h又はw3=xx
xF4988hの内、たたみ込み回路10014の状態が確定
する20シンボルの1シンボル前までがパスメモリ20
021に入力される時点までは、ACS回路205が通
常のビタビ復号と同じく、パスメモリ20021に入力
される最新のシンボル、即ちパスメモリ20021中の
第J番目のシンボルの全状態の中で、最小のパスメトリ
ックを有する状態を判定する。そしてこの状態に入力し
ている生き残りパスを(J−1)シンボル分前に戻り、
該当するパスメモリ20021中の第1番目のシンボル
をビタビ復号シンボルデータとして出力する。
【0131】次に、たたみ込み回路10014の状態が
確定する後ろTAB信号(w2又はw3)中の20シン
ボルの第1シンボルが、パスメモリ20021に入力さ
れる時点では、確定した1状態のみを有効とし、他の状
態を全て無効とするように、パスメトリックメモリ20
020とパスメモリ20021の制御を行う。
【0132】図7(b)のように、後ろTAB信号(w
2又はw3)の次のシンボルがパスメモリ20021に
入力される時点でも同様にして、確定した1状態のみを
有効とし、他の状態を全て無効とするように、パスメト
リックメモリ20020とパスメモリ20021の制御
を行う。同様の制御を、後ろTAB信号の残りのシンボ
ルが入力される時点まで行う。
【0133】次に、伝送モードBの第1シンボルが入力
されると、従来例に示したビタビ復号と同様な復号を行
う。入力された最新のシンボル、即ちパスメモリ200
21中の第J番目のシンボルの全状態の中で、最小のパ
スメトリックを有する状態を判定する。その状態に入力
している生き残りパスを(J−1)シンボル分前に戻
し、該当するパスメモリ20021中の第1番目のシン
ボルをビタビ復号シンボルデータとして出力する。な
お、図7(c)は、伝送モードBの最初の(J−10)
シンボルまでが、パスメモリ20021に入力された時
点を示している。
【0134】以上は、後ろTAB信号(w2又はw3)
における固定シンボル系列の性質を利用したビタビ復号
制御方法であるが、前TAB信号(w1)についても同
様の制御を行うことができる。
【0135】また、ビタビ復号器202は、以上に示し
た伝送モード切替時、即ちTMCC(BPSK:r=1
/2)→伝送モードBの制御以外は、従来例に示したビ
タビ復号器20002と同様の動作を行ってビタビ復号
データを出力するものとする。
【0136】以上に示した構成により、伝送モード切替
前のTMCC(BPSK:r=1/2)の後ろTAB信
号(w2又はw3)における固定シンボル系列の性質を
利用したビタビ復号制御を行うようにしている。従っ
て、本実施の形態の誤り訂正回路201は、モード切替
後の伝送モードBの影響を完全に遮断して、伝送モード
切替時にパスメモリ20021に残留しているモード切
替前のTMCC(BPSK:r=1/2)のビタビ復号
データを出力することができる。
【0137】後ろTAB信号(w2又はw3)の固定シ
ンボル系列20シンボル(S/P変換後は10シンボ
ル)については、上記の制御方法によって常に正しいビ
タビ復号データが選択される。その結果、図7(a)に
示すように後ろTAB信号(w2又はw3)の第1シン
ボルがパスメモリ20021に入力された時点におい
て、パスメモリに残留しているTMCC(BPSK:r
=1/2)(J−1)シンボルの誤り率を低減すること
が可能である。
【0138】また、前TAB信号(w1)の固定シンボ
ル系列20シンボルについても、同様のビタビ復号制御
を行うことにより、TMCC(BPSK:r=1/2)
のモード切替前の伝送モードTC−8PSK(r=2/
3)又はQPSK(r=3/4、1/2)又はBPSK
(r=1/2)の影響を遮断することができる。
【0139】以上に示したように、本実施の形態の誤り
訂正回路201は、前TAB信号(w1)と後ろTAB
信号(w2又はw3)の固定シンボル系列それぞれ20
シンボル(S/P変換後は10シンボル)を利用したビ
タビ復号制御方法を行うことにより、図108(a)に
示すTMCC(BPSK:r=1/2)の実シンボルデ
ータ128シンボル(S/P変換後は64シンボル)に
ついては、前後の伝送モードのシンボルの影響を完全に
遮断し、BPSK(r=1/2)の本来有しているたた
み込み符号化の誤り訂正能力を引き出すことができる。
【0140】なお、本実施の形態においては、ビタビ復
号器制御回路203は、図7(a)のように各TAB信
号(w1、w2、w3)20シンボル(S/P変換後は
10シンボル)の第1シンボルが、パスメモリ2002
1に入力される時点より、各TAB信号の第10シンボ
ル(S/P変換後の最終シンボル)がパスメモリ200
21に入力される時点まで確定状態信号を生成して、A
CS回路205に出力する構成とした。その代わりに、
ビタビ復号器制御回路203は、例えば各TAB信号2
0シンボル(S/P変換後は10シンボル)の第1シン
ボルがパスメモリ20021に入力される時点のみ確定
状態信号を生成して、ACS回路205に出力する構成
としてもよい。この構成を取ることにより、ビタビ復号
器制御回路203とACS回路205の制御を簡単化す
ることができる。各TAB信号の第1シンボル(S/P
変換後の最終シンボル)については、図7に示すトレリ
ス線図において、確定された1状態のみが有効とされ、
他の全状態は無効とされるので、少なくともTMCC
(BPSK:r=1/2)の前後の伝送モードのシンボ
ルの影響を遮断することは可能である。
【0141】なお上記では、ビタビ復号器制御回路20
3は、例えば各TAB信号20シンボルの第1シンボル
がパスメモリ20021に入力される時点のみ確定状態
信号を生成して、ACS回路205に出力するようにし
た。しかし、図7(a)〜(c)に示すようにS/P変
換後では、確定状態信号を生成するシンボル期間は、1
シンボル以上、最大10シンボルまでの間で任意に選択
可能であり、どのシンボルを選択するかも任意である。
【0142】(実施の形態3) 本発明の実施の形態3における誤り訂正回路について、
図面を参照しながら説明する。図8は本実施の形態にお
ける誤り訂正回路301の構成を示すブロック図であ
る。図8に示す誤り訂正回路301では、太い実線で図
示されたブロックが従来例と異なり、図98の誤り訂正
回路20001のビタビ復号器200002に代えて、
固定ブランチ信号で制御されるビタビ復号器302が設
けられ、固定ブランチ信号を生成するビタビ復号器制御
回路303が加わったことが特徴である。固定ブランチ
信号とは、固定シンボル系列についてトレリス線図の状
態遷移におけるブランチを特定する信号である。その他
の各ブロック、即ち高/低階層選択信号生成回路200
03〜選局回路20011が設けられていることは図9
8に示すものと同一である。
【0143】以上のように構成された誤り訂正回路30
1の各ブロックとその動作について説明する。ただし、
ビタビ復号器302の出力以降の動作については、従来
例で示した通りなので、説明を省略する。
【0144】図9は本実施の形態のビタビ復号器302
の構成を示すブロック図であり、ビタビ復号器制御回路
303も併せて図示している。ビタビ復号器302は、
デ・パンクチャド・S/P回路20016と、点線部で
示すビタビ復号化回路304とを有している。ビタビ復
号化回路304は、ブランチメトリック計算回路200
18と、ACS回路305と、パスメトリックメモリ2
0020と、パスメモリ20021とを有している。本
実施の形態のビタビ復号器302は、図100の従来例
のビタビ復号器20002と比較して、ACS回路30
5の内部構成のみが変わっている。
【0145】図118を用いて説明した発明の解決課題
に対して、伝送モードの切替時における本実施の形態の
ビタビ復号制御方法について、特にTAB信号の固定シ
ンボル系列の性質を利用した制御方法について以下に説
明する。
【0146】図10はビタビ復号におけるブランチの出
力方法を示すトレリス線図である。ここでは、ビタビ復
号シンボルが1シンボル=1ビットのQPSK(r=3
/4、1/ 2)、又はBPSK(r=1/2)である
場合を示している。図10(a)は従来のビタビ復号に
おけるブランチの出力方法を示すトレリス線図である。
時刻tにおいて、各状態より復号推定シンボル“1”と
“0”に対応する2つのブランチを出力する。図10
(a)のように、時刻(t+1)においては状態Sに入
力されるブランチは2つあり、従来例で示したビタビ復
号器20002はその中から最小のパスメトリックを有
するブランチ(太線で示す)を生き残りパスとしてい
た。
【0147】一方、図10(b)はTAB信号に対して
本実施の形態のビタビ復号におけるブランチの出力方法
を示すトレリス線図である。例えば、後ろTAB信号
(w2=xxx0B677h 、復号データW2=A340h )が図9
のビタビ復号器302に入力される場合については、復
号推定シンボルの計16シンボルについて、それぞれの
復号推定シンボルは“1”か“0”かが既知である。例
えば、第1シンボル=“1”とする。従って、図10
(b)に示すように、例えば後ろTAB信号(w2)の
第1シンボルについては、時刻tにおいて、各状態より
復号推定シンボル“1”に対応する1つのブランチのみ
を出力する。時刻(t+1)においては、状態Sに入力
されるブランチは1つのみであり、図10(b)の太線
のように自動的に生き残りパスが決定される。
【0148】図10(a)と図10(b)を比較する
と、図10(b)ではTAB信号区間については、各状
態より1つのブランチ、例えば復号推定シンボル=
“1”に対応するブランチのみを出力するため、時刻
(t+1)において各状態に入力するブランチは、復号
推定シンボル=“1”に対応するブランチであり、それ
が自動的に生き残りパスを決定する。従って、TAB信
号区間について誤った系列を生き残りパスとすることが
なく、TMCC(BPSK:r=1/2)に続く伝送モ
ードBの影響を遮断して、伝送モード切替時にパスメモ
リ20021に残留しているTMCCのビタビ復号デー
タを出力することができる。一方、図10(a)では、
TAB信号が有する固定シンボル系列の性質を利用せ
ず、時刻(t+1)においては各状態に入力されるブラ
ンチは2つあり、誤った復号推定シンボルに対応するブ
ランチが、生き残りパスとして選択される可能性があ
る。
【0149】ここで、図10(b)に示したTAB信号
区間(固定系列区間)におけるビタビ復号制御方法を次
に説明する。図8の誤り訂正回路301においては、実
施の形態1と同様に、伝送制御情報復号回路20010
において復号された図82の伝送モード/スロット情報
がビタビ復号器制御回路303に出力される。ビタビ復
号器制御回路303はこの伝送モード/スロット情報に
よって固定系列シンボル(TAB信号:w1、w2、w
3)を認識する。各TAB信号16シンボルの第1シン
ボルがパスメモリ20021に入力される時点より、各
TAB信号の第16シンボルがパスメモリ20021に
入力される時点まで固定ブランチ信号を生成してACS
回路305に出力する。
【0150】ACS回路305は、ビタビ復号器制御回
路303より出力される固定ブランチ信号により、トレ
リス線図の各状態より、固定系列=“1”あるいは
“0”に対応した1つのブランチのみを出力するように
パスメトリックメモリ20020とパスメモリ2002
1の制御を行う。
【0151】また、ビタビ復号器302は、以上に示し
た伝送モード切替時、即ちTMCC(BPSK:r=1
/2)→伝送モードBの制御以外は、従来例に示したビ
タビ復号器20002と同様の動作を行ってビタビ復号
データを出力する。
【0152】以上に示した構成により、伝送モード切替
前のTMCC(BPSK:r=1/2)の後ろTAB信
号(w2、w3)の固定シンボル系列の性質を利用した
ビタビ復号制御を行う。従って、本実施の形態の誤り訂
正回路301は、モード切替後の伝送モードBの影響を
遮断して、伝送モード切替時にパスメモリ20021に
残留しているモード切替前のTMCC(BPSK:r=
1/2)のビタビ復号データを出力することができる。
【0153】その結果、パスメモリ長=Jとすると、後
ろTAB信号(w2、w3)の第1シンボルがパスメモ
リ20021に入力された時点において、パスメモリに
残留しているTMCC(BPSK:r=1/2)(J−
1)シンボルの誤り率を低減することが可能である。ま
た、前TAB信号(w1)の固定シンボル系列16シン
ボルについても、同様のビタビ復号制御を行うことによ
り、TMCC(BPSK:r=1/2)のモード切替前
の伝送モード、即ちTC−8PSK(r=2/3)又は
QPSK(r=3/4、1/2)、又はBPSK(r=
1/2)の影響を遮断することができる。
【0154】以上に示したように、本実施の形態の誤り
訂正回路301は、前TAB信号(w1)と後ろTAB
信号(w2、w3)の固定シンボル系列をそれぞれ16
シンボル利用したビタビ復号制御方法を行うことによ
り、図108(a)に示すようなTMCC(BPSK:
r=1/2)の実シンボルデータ128シンボルについ
ては(S/P変換後は、64シンボル)、前後の伝送モ
ードのシンボルの影響を遮断し、BPSK(r=1/
2)の本来有しているたたみ込み符号化の誤り訂正能力
を引き出すことができる。
【0155】(実施の形態4) 本発明の実施の形態4における誤り訂正回路について、
図面を参照しながら説明する。図11は本実施の形態に
おける誤り訂正回路401の構成を示すブロック図であ
る。図11に示す誤り訂正回路401では、太い実線で
図示されたブロックが従来例と異なり、図98の誤り訂
正回路20001のビタビ復号器200002に代え
て、状態削減信号で制御されるビタビ復号器402が設
けられ、状態削減信号を生成するビタビ復号器制御回路
403が加わったことが特徴である。状態削減信号と
は、固定シンボル系列についてトレリス線図の状態数を
削減する信号である。その他の各ブロック、即ち高/低
階層選択信号生成回路20003〜選局回路20011
が設けられていることは図98に示すものと同一であ
る。
【0156】以上のように構成された誤り訂正回路40
1の各ブロックとその動作について説明する。ただし、
ビタビ復号器402の出力以降の動作については、従来
例で示した通りなので説明を省略する。
【0157】図12は本実施の形態のビタビ復号器40
2の構成を示すブロック図であり、ビタビ復号器制御回
路403も併せて図示されている。ビタビ復号器402
は、デ・パンクチャド・S/P回路20016と、点線
部で示すビタビ復号化回路404とを有している。ビタ
ビ復号化回路404は、ブランチメトリック計算回路2
0018と、ACS回路405と、パスメトリックメモ
リ20020と、パスメモリ20021とを有してい
る。本実施の形態のビタビ復号器402は、従来例にお
けるビタビ復号器20002と比較して、ACS回路4
05の内部構成のみが変わっている。
【0158】図118を用いて説明した発明の解決課題
に対して、伝送モードの切替時における本実施の形態の
ビタビ復号制御方法について、特にTAB信号の固定シ
ンボル系列の性質を利用した制御方法について説明す
る。図13は本実施の形態におけるトレリス線図の状態
削減方法を示す説明図である。図中の□は図91に示す
たたみ込み回路10014の各レジスタを示し、例とし
て後ろTAB信号(w2=xxx0B677h 、W2=A340h )
が各レジスタに入力される場合を示している。
【0159】図13において、後ろTAB信号w2の1
6シンボルがビタビ復号化回路404に入力する直前ま
では、たたみ込み回路10014の全6レジスタの中身
が不定であるため、トレリス線図の状態数は図13
(a)に示すように64である。w2の第1シンボルが
ビタビ復号化回路404に入力されると、最初のレジス
タの中身が“1”と決まるので、状態数は図13(b)
のように32に削減される。次に、w2の第2シンボル
がビタビ復号化回路404に入力されると、最初の2つ
のレジスタの中身が“01”と決まるので、状態数は図
13(c)のように16に削減される。
【0160】以下、1シンボルずつビタビ復号化回路4
04に入力される毎に状態数が半減し、w2の第6シン
ボルまでがビタビ復号化回路404に入力されると、全
6つのレジスタの中身が“000101”と決まるの
で、図13(g)のように1状態に確定する。以降、w
2の第16シンボルが入力されるまで、確定した1状態
のみが有効となり、ビタビ復号化回路404がビタビ復
号を行う。
【0161】ところで、実施の形態2では、図7のよう
に例えばw2の後ろ10シンボルについてのみ、確定し
た1状態のみを有効としてビタビ復号を行っていた。そ
れと比較して本実施の形態では、例えばw2の後ろ10
シンボルを確定した1状態のみを有効とし、更に先頭6
シンボルについて、1シンボルずつビタビ復号化回路4
04に入力される毎に状態数を半減させている。従っ
て、TAB信号16シンボル(S/P変換後)全てにつ
いて、固定系列の性質を利用して伝送モード切替時のビ
タビ復号制御を行っていることになる。
【0162】ここで、図13に示したTAB信号区間
(固定系列区間)におけるビタビ復号制御の実現方法に
ついて説明する。本実施の形態の誤り訂正回路401に
おいては、実施の形態1と同様に伝送制御情報復号回路
20010において復号された、伝送モード/スロット
情報がビタビ復号器制御回路403に出力される。ビタ
ビ復号器制御回路403はこの伝送モード/スロット情
報によって固定系列シンボル(TAB信号:w1、w
2、w3)を認識する。各TAB信号16シンボルの第
1シンボルが、パスメモリ20021に入力される時点
より、各TAB信号の第16シンボルがパスメモリ20
021に入力される時点まで状態削減信号を生成してA
CS回路405に出力する。
【0163】ACS回路405は、ビタビ復号器制御回
路403より出力される状態削減信号により、上述のよ
うに各TAB信号の先頭6シンボルについて、1シンボ
ルずつ状態数を半減させ、その後の10シンボルについ
ては確定した1状態のみを有効とするように、パスメト
リックメモリ20020とパスメモリ20021の制御
を行う。また、ビタビ復号器402は、以上に示した伝
送モード切替時、即ちTMCC(BPSK:r=1/
2)→伝送モードBの制御以外は、従来例のビタビ復号
器20002と同様の動作を行って、ビタビ復号データ
を出力する。
【0164】以上に示した構成により、伝送モード切替
前のTMCC(BPSK:r=1/2)の後ろTAB信
号(w2、w3)の固定シンボル系列の性質を利用した
ビタビ復号制御を行う。従って、本実施の形態の誤り訂
正回路401は、モード切替後の伝送モードBの影響を
遮断して、伝送モード切替時にパスメモリ20021に
残留しているモード切替前のTMCC(BPSK:r=
1/2)のビタビ復号データを出力することができる。
【0165】その結果、後ろTAB信号(w2、w3)
の第1シンボルがパスメモリ20021に入力された時
点において、パスメモリに残留しているTMCC(BP
SK:r=1/2)(J−1)シンボルの誤り率を低減
することが可能である。また、前TAB信号(w1)の
固定シンボル系列16シンボルについても、同様のビタ
ビ復号制御を行うことにより、TMCC(BPSK:r
=1/2)のモード切替前の伝送モード、即ちTC−8
PSK(r=2/3)又はQPSK(r=3/4、1/
2)又はBPSK(r=1/2)の影響を遮断すること
ができる。
【0166】以上に示したように、本実施の形態の誤り
訂正回路401は、前TAB信号(w1)と後ろTAB
信号(w2、w3)の固定シンボル系列それぞれ16シ
ンボル(S/P変換後)を利用したビタビ復号制御方法
を行うことにより、図108(a)に示すTMCC(B
PSK:r=1/2)の実シンボルデータ128シンボ
ルについては(S/P変換後は、64シンボル)、前後
の伝送モードのシンボルの影響を遮断し、BPSK(r
=1/2)の本来有しているたたみ込み符号化の誤り訂
正能力を引き出すことができる。
【0167】更に図13に示すように、先頭6シンボル
について、1シンボルずつパスメモリ20021に入力
される毎に、状態数を半減させている。従って、TAB
信号16シンボル全てについて、固定系列の性質を利用
して伝送モード切替時のビタビ復号制御を行っているこ
とになり、実施の形態2と3に比べて、TMCC(BP
SK:r=1/2)の実シンボルデータの誤り率をより
低減することができる。
【0168】(実施の形態5) 本発明の実施の形態5における誤り訂正回路について、
図面を参照しながら説明する。図14は本実施の形態に
おける誤り訂正回路501の構成を示すブロック図であ
る。この誤り訂正回路501では、太い実線で図示され
たブロックが従来例と異なり、図98に示す誤り訂正回
路20001に対して、シンボル座標変換信号を生成す
るビタビ復号器制御回路503と、シンボル座標変換信
号で制御される入力シンボル変換回路506とが加わっ
たことが特徴である。シンボル座標変換信号とは、固定
シンボルに対応した復調I/Qデータに変換する信号で
ある。その他の各ブロック、即ちビタビ復号器2000
2、高/低階層選択信号生成回路20003〜選局回路
20011が設けられていることは図98に示すものと
同一である。
【0169】以上のように構成された誤り訂正回路50
1の各ブロックとその動作について説明する。ただし、
ビタビ復号器20002の出力以降の動作については、
従来例で示した通りなので、説明を省略する。
【0170】図15はビタビ復号器20002の構成
と、ビタビ復号器20002及びビタビ復号器制御回路
303と入力シンボル変換回路506との接続関係を示
すブロック図である。本実施の形態のビタビ復号器20
002は、図100の従来例のビタビ復号器の構成と同
じである。
【0171】図118を用いて説明した発明の解決課題
に対して、伝送モードの切替時における本実施の形態の
ビタビ復号制御方法ついて、特にTAB信号の固定シン
ボル系列の性質を利用した制御方法について説明する。
本実施の形態の誤り訂正回路501においては、実施の
形態1と同様に、伝送制御情報復号回路20010で復
号された伝送モード/スロット情報がビタビ復号器制御
回路503に出力される。ビタビ復号器制御回路503
は、この伝送モード/スロット情報によって固定系列シ
ンボルであるTAB信号(w1、w2、w3)を認識す
る。図87又は図108に示すように、TMCC(BP
SK:r=1/2)の後ろTAB信号32シンボル(w
2= xxx0B677h、又はw3= xxxF4988h)の内、たたみ
込み回路10014の状態が確定する後ろ20シンボル
が入力シンボル変換回路506に入力される区間につい
ては、シンボル座標変換信号を生成して入力シンボル変
換回路506に出力する。
【0172】入力シンボル変換回路506は、ビタビ復
号器制御回路503より出力されるシンボル座標変換信
号に従って、たたみ込み回路10014の状態が確定す
る後ろ20シンボルをその符号点のI/Qデータに変換
し、それ以外の入力シンボルについてはそのままのI/
Qデータでビタビ復号器20002に出力する。
【0173】図87又は図108に示すように、TMC
C(BPSK:r=1/2)の前TAB信号32シンボ
ル(w1= xxxECD28h)の内、たたみ込み回路1001
4の状態が確定する後ろ20シンボルについても、入力
シンボル変換回路506は同様なI/Q座標変換を行
う。
【0174】入力シンボル変換回路506におけるI/
Qデータの変換の様子を図16に示す。入力シンボル変
換回路506は、図示しないPSK復調器からの出力さ
れた入力シンボルのI/Q座標を、TAB信号の内、た
たみ込み回路10014の状態が確定する後ろ20シン
ボルについて、そのシンボルが“0”、あるいは“1”
の固定シンボルであるかによって、図16のように
“0”、あるいは“1”の符号点のI/Q座標データに
変換する。そしてビタビ復号器20002は従来例と同
じようにビタビ復号を行い、ビタビ復号データをシンボ
ル/バイト変換回路20004に出力する。
【0175】上記に示した通り、TAB信号の内、たた
み込み回路10014の状態が確定する後ろ20シンボ
ルについては、符号点と距離が0のI/Q座標がビタビ
復号器20002に入力されることになる。即ち、ビタ
ビ復号のトレリス線図において、たたみ込み回路100
14の状態が確定する後ろ20シンボルについては、変
換された符号点の正しい1状態に入力するブランチメト
リックは0で、他の全状態は非常に大きなブランチメト
リックが生成される。このような復号方法では、図7
(a)〜(c)に示す実施の形態2のビタビ復号制御方
法と等価的な制御が行われていると見なすことができ
る。即ち、確定された1状態(変換された符号点の状
態)に入力するブランチメトリックと比較して、他の全
状態に入力するブランチメトリックはその値が非常に大
きいため、確定された1状態が最小のパスメトリックと
自動的に判定されることになる。
【0176】以上に示したように、本実施の形態の誤り
訂正回路501は、前TAB信号(w1)と後ろTAB
信号(w2又はw3)の固定シンボル系列それぞれ20
シンボルを利用したビタビ復号制御方法を行うことによ
り、TMCC(BPSK:r=1/2)の実シンボルデ
ータ、即ち図108(a)に示す128シンボルについ
ては、前後の伝送モードのシンボルの影響を完全に遮断
し、BPSK(r=1/2)の本来有しているたたみ込
み符号化の誤り訂正能力を引き出すことができる。
【0177】本実施の形態では、ビタビ復号器2000
2の前段に入力シンボル変換回路506を設ける構成に
しているので、図14のビタビ復号器20002は従来
例のビタビ復号器をそのまま用いることができる。
【0178】シミュレーションにより、本実施の形態の
誤り訂正回路501の機能 (効果)を調べた。図17はシミュレーションに用いた
伝送フレームの構成図である。図17(a)は入力シン
ボル変換回路506への入力形式を示し、TMCCはS
/P変換前の信号である。図17(b)はパスメモリ2
0021への入力形式を示し、TMCCはS/P変換後
の信号である。パスメモリ長は64とし、TMCCの後
の主信号はTC−8PSK(r=2/3)64シンボル
のみとした。この64シンボルの主信号により、TMC
Cの第1シンボルが入力される直前では、パスメモリ2
0021はTC−8PSK(r=2/3)64シンボル
で満たされている状態になる。
【0179】図18は上記の条件でシミュレーションし
た復号結果のBERである。C/N=−1dBとし、パ
スメモリ20021に後ろTAB信号(w2又はw3)
の最終シンボルが入力された時点において、パスメモリ
20021に残留している64シンボルについて、1シ
ンボル毎のBERを算出した。横軸はパスメモリ200
21に残留している64シンボルを示し、縦軸はBER
を示す。この図より明らかなように、本実施の形態の
「終結処理あり」は、従来例の「終結処理なし」と比較
して、パスメモリ20021に残留している各シンボル
の誤り率が改善されていることが判る。
【0180】(実施の形態6) 本発明の実施の形態6における誤り訂正回路について、
図面を参照しながら説明する。図19は本実施の形態に
おける誤り訂正回路601の構成を示すブロック図であ
る。図19に示す誤り訂正回路601では、太い実線で
図示されたブロックが従来例と異なっている。即ち、図
98の誤り訂正回路20001のビタビ復号器2000
02に代えて、固定ブランチ信号及び確定状態信号で制
御されるビタビ復号器102が設けられ、固定ブランチ
信号及び確定状態信号を生成するビタビ復号器制御回路
603が新たに加わったことが特徴である。その他の各
ブロック、即ち高/低階層選択信号生成回路20003
〜選局回路20011が設けられていることは、図98
に示すものと同一である。
【0181】以上のように構成された誤り訂正回路60
1の動作について説明する。ただし、ビタビ復号器60
2の出力以降の動作については従来例で示した通りなの
で、説明を省略する。
【0182】図20はビタビ復号器602の構成を示す
ブロック図であり、ビタビ復号器制御回路603も併せ
て図示している。ビタビ復号器602は、デ・パンクチ
ャド・S/P回路20016と、点線部で示すビタビ復
号化回路604とを有している。ビタビ復号化回路60
4は、ブランチメトリック計算回路20018と、AC
S回路605と、パスメトリックメモリ20020と、
パスメモリ20021とを有している。本実施の形態の
ビタビ復号器602は、図6に示す実施の形態2におけ
るビタビ復号器202と比較して、ACS回路605の
内部構成のみが変わっている。
【0183】図118を用いて説明した発明の解決課題
に対して、伝送モードの切替時における本実施の形態の
ビタビ復号制御方法について、特にTAB信号の固定シ
ンボル系列の性質を利用した制御方法について説明す
る。本実施の形態の誤り訂正回路601においては、実
施の形態1と同様に、伝送制御情報復号回路20010
において復号された伝送モード/スロット情報がビタビ
復号器制御回路603に出力される。ビタビ復号器制御
回路603は、実施の形態2と同様にして、伝送モード
/スロット情報によって、固定系列シンボルであるTA
B信号(w1、w2、w3)を認識する。図7(a)に
示すように、各TAB信号の後ろ10シンボルの第1シ
ンボルがパスメモリ20021に入力される時点より、
各TAB信号の第10シンボルがパスメモリ20021
に入力される時点まで、確定状態信号を生成してACS
回路605に出力する。
【0184】ACS回路605は図7(a)〜(c)に
示すように、ビタビ復号器制御回路603より出力され
る確定状態信号により、実施の形態2と同様にしてパス
メトリックメモリ20020とパスメモリ20021の
制御を行う。また、ビタビ復号器制御回路603は、各
TAB信号の先頭6シンボル、即ちたたみ込み回路10
014が1状態に確定するまでの信号がパスメモリ20
021に入力される区間について、固定ブランチ信号を
生成してACS回路605に出力する。
【0185】ACS回路605は図10(b)に示すよ
うに、ビタビ復号器制御回路603より出力される固定
ブランチ信号により、各TAB信号の先頭6シンボルに
ついては、実施の形態3と同様にしてパスメトリックメ
モリ20020とパスメモリ20021の制御を行う。
また、ビタビ復号器602は、以上に示した伝送モード
切替時、即ちTMCC(BPSK:r=1/2)→伝送
モードBの制御以外は、従来例に示したビタビ復号器2
0002と同様の動作を行って、ビタビ復号データを出
力する。
【0186】以上に示した構成により、実施の形態2と
同様に、伝送モード切替前のTMCC(BPSK:r=
1/2)のTAB信号(w1、w2又はw3)の固定シ
ンボル系列の性質を利用したビタビ復号制御を行う。従
って、本実施の形態の誤り訂正回路601は、モード切
替後の伝送モードBの影響を完全に遮断して、伝送モー
ド切替時にパスメモリ20021に残留しているモード
切替前のTMCC(BPSK:r=1/2)のビタビ復
号データを出力することができる。かつ、TMCC(B
PSK:r=1/2)のモード切替前の伝送モードの影
響も完全に遮断することができる。
【0187】更に、本実施の形態においては、各TAB
信号の先頭6シンボルについて、固定ブランチ信号によ
るビタビ復号制御を行う。従って、TAB信号16シン
ボル全てについて、固定系列の性質を利用して、伝送モ
ード切替時のビタビ復号制御を行っていることになり、
実施の形態2と比較して、TMCC(BPSK:r=1
/2)の実シンボルデータの誤り率をより低減すること
ができる。
【0188】(実施の形態7) 本発明の実施の形態7における誤り訂正回路について、
図面を参照しながら説明する。図21は本実施の形態に
おける誤り訂正回路701の構成を示すブロック図であ
る。図21に示す誤り訂正回路701では、太い実線で
図示されたブロックが従来例と異なり、図98の誤り訂
正回路20001のビタビ復号器200002に代え
て、固定ブランチ信号で制御されるビタビ復号器702
が設けられ、固定ブランチ信号及びシンボル座標変換信
号を生成するビタビ復号器制御回路703と、シンボル
座標変換信号で制御される入力シンボル変換回路506
が新たに加わったことが特徴である。その他の各ブロッ
ク、即ち高/低階層選択信号生成回路20003〜選局
回路20011が設けられていることは、図98に示す
ものと同一である。
【0189】以上のように構成された誤り訂正回路70
1の各ブロックとその動作について説明する。ただし、
ビタビ復号器702の出力以降の動作については、従来
例で示した通りなので説明を省略する。
【0190】図22はビタビ復号器702の構成を示す
ブロック図であり、ビタビ復号器制御回路703と入力
シンボル変換回路506とを併せて図示している。ビタ
ビ復号器702は、デ・パンクチャド・S/P回路20
016と、点線部で示すビタビ復号化回路704とを有
している。ビタビ復号化回路704は、ブランチメトリ
ック計算回路20018と、ACS回路705と、パス
メトリックメモリ20020と、パスメモリ20021
とを有している。本実施の形態のビタビ復号器702
は、図15に示す実施の形態5のビタビ復号器2000
2と比較して、ACS回路705の内部構成のみが変わ
っている。
【0191】図118を用いて説明した発明の解決課題
に対して、伝送モードの切替時における本実施の形態の
ビタビ復号制御方法について、特にTAB信号の固定シ
ンボル系列の性質を利用した制御方法について説明す
る。本実施の形態の誤り訂正回路701においては、実
施の形態1と同様に、伝送制御情報復号回路20010
において復号された伝送モード/スロット情報がビタビ
復号器制御回路703に出力される。ビタビ復号器制御
回路703は、伝送モード/スロット情報によって固定
系列シンボルであるTAB信号(w1、w2、w3)を
認識する。図87又は図108に示すように、TMCC
(BPSK:r=1/2)の後ろTAB信号32シンボ
ル(w2= xxx0B677h、又はw3= xxxF4988h)の内、
たたみ込み回路10014の状態が確定する後ろ20シ
ンボルが、入力シンボル変換回路506に入力される区
間については、シンボル座標変換信号を生成して、入力
シンボル変換回路506に出力する。
【0192】入力シンボル変換回路506は、実施の形
態5と同様の動作を行って、I/Qデータをビタビ復号
器702に出力する。また、ビタビ復号器制御回路70
3は、各TAB信号の先頭6シンボル、即ちたたみ込み
回路10014の1状態に確定するまでがパスメモリ2
0021に入力される区間について、固定ブランチ信号
を生成してACS回路705に出力する。そしてACS
回路705は、ビタビ復号器制御回路703より出力さ
れる固定ブランチ信号により、各TAB信号の先頭6シ
ンボルについては、実施の形態3と同様にして、パスメ
トリックメモリ20020とパスメモリ20021の制
御を行う。また、ビタビ復号器702は、以上に示した
伝送モード切替時、即ちTMCC(BPSK:r=1/
2)→伝送モードBの制御以外は、従来例に示したビタ
ビ復号器20002と同様の動作を行って、ビタビ復号
データを出力する。
【0193】以上に示した構成により、実施の形態5と
同様に、伝送モード切替前のTMCC(BPSK:r=
1/2)のTAB信号(w1、w2又はw3)の固定シ
ンボル系列の性質を利用したビタビ復号制御を行う。従
って、本実施の形態の誤り訂正回路701は、モード切
替後の伝送モードBの影響を遮断して、伝送モード切替
時にパスメモリ20021に残留しているモード切替前
のTMCC(BPSK:r=1/2)のビタビ復号デー
タを出力することができる。かつ、TMCC(BPS
K:r=1/2)のモード切替前の伝送モードの影響も
遮断することができる。
【0194】更に、本実施の形態においては、各TAB
信号の先頭6シンボルについて、固定ブランチ信号によ
るビタビ復号制御を行う。従って、TAB信号16シン
ボル全てについて、固定系列の性質を利用して伝送モー
ド切替時のビタビ復号制御を行っていることになり、実
施の形態5と比較して、TMCC(BPSK:r=1/
2)の実シンボルデータの誤り率をより低減することが
できる。
【0195】(実施の形態8) 本発明の実施の形態8における誤り訂正回路について、
図面を参照しながら説明する。図23は本実施の形態に
おける誤り訂正回路801の構成を示すブロック図であ
る。図23に示す誤り訂正回路801では、太い実線で
図示されたブロックが従来例と異なり、図98の誤り訂
正回路20001のビタビ復号器200002に代え
て、状態削減信号及び確定状態信号で制御されるビタビ
復号器802が設けられ、状態削減信号及び確定状態信
号を生成するビタビ復号器制御回路803が新たに加わ
ったことが特徴である。その他の各ブロック、即ち高/
低階層選択信号生成回路20003〜選局回路2001
1が設けられていることは、図98に示すものと同一で
ある。
【0196】以上のように構成された誤り訂正回路80
1の各ブロックとその動作について説明する。ただし、
ビタビ復号器802の出力以降の動作については、従来
例で示した通りなので説明を省略する。
【0197】図24はビタビ復号器802の構成を示す
ブロック図であり、ビタビ復号器制御回路803も併せ
て図示されている。ビタビ復号器802は、デ・パンク
チャド・S/P回路20016と、点線部で示すビタビ
復号化回路804とを有している。ビタビ復号化回路8
04は、ブランチメトリック計算回路20018と、A
CS回路805と、パスメトリックメモリ20020
と、パスメモリ20021とを有している。本実施の形
態のビタビ復号器802は、図6に示す実施の形態2に
おけるビタビ復号器202と比較して、ACS回路80
5の内部構成のみが変わっている。
【0198】図118を用いて説明した発明の解決課題
に対して、伝送モードの切替時における本実施の形態の
ビタビ復号制御方法について、特にTAB信号の固定シ
ンボル系列の性質を利用した制御方法について説明す
る。本実施の形態の誤り訂正回路801においては、実
施の形態1と同様に、伝送制御情報復号回路20010
において復号された伝送モード/スロット情報がビタビ
復号器制御回路803に出力される。
【0199】ビタビ復号器制御回路803は、実施の形
態2と同様にして、伝送制御情報復号回路20010か
ら出力された伝送モード/スロット情報によって、固定
系列シンボルであるTAB信号(w1、w2、w3)を
認識する。図7(a)に示すように、各TAB信号の後
ろ10シンボルの第1シンボルが、パスメモリ2002
1に入力される時点より、各TAB信号の第10シンボ
ルがパスメモリ20021に入力される時点まで確定状
態信号を生成してACS回路805に出力する。
【0200】ACS回路805は、図7(a)〜(c)
に示すように、ビタビ復号器制御回路803より出力さ
れる確定状態信号により、実施の形態2と同様にしてパ
スメトリックメモリ20020とパスメモリ20021
の制御を行う。また、ビタビ復号器制御回路803は、
各TAB信号の先頭6シンボル、即ちたたみ込み回路1
0014が1状態に確定するまで、がパスメモリ200
21に入力される区間について、状態削減信号を生成し
てACS回路805に出力する。
【0201】ACS回路805は、ビタビ復号器制御回
路803より出力される状態削減信号により、各TAB
信号の先頭6シンボルについては、実施の形態4と同様
にして、パスメトリックメモリ20020とパスメモリ
20021の制御を行い、図13に示すように、たたみ
込み回路10014が1状態に確定するまで状態数を半
分ずつに削減する。また、ビタビ復号器802は、以上
に示した伝送モード切替時、即ちTMCC(BPSK:
r=1/2)→伝送モードBの制御以外は、従来例のビ
タビ復号器20002と同様の動作を行って、ビタビ復
号データを出力する。
【0202】以上に示した構成により、実施の形態2と
同様に、伝送モード切替前のTMCC(BPSK:r=
1/2)のTAB信号(w1、w2又はw3)の固定シ
ンボル系列の性質を利用したビタビ復号制御を行う。従
って、本実施の形態の誤り訂正回路801は、モード切
替後の伝送モードBの影響を完全に遮断して、伝送モー
ド切替時にパスメモリ20021に残留しているモード
切替前のTMCC(BPSK:r=1/2)のビタビ復
号データを出力することができる。かつ、TMCC(B
PSK:r=1/2)のモード切替前の伝送モードの影
響も完全に遮断する。
【0203】更に、本実施の形態においては、各TAB
信号の先頭6シンボルについて、状態削減信号によるビ
タビ復号制御を行う。従って、TAB信号16シンボル
全てについて、固定系列の性質を利用して、伝送モード
切替時のビタビ復号制御を行っていることになり、実施
の形態2と比較して、TMCC(BPSK:r=1/
2)の実シンボルデータの誤り率をより低減することが
できる。
【0204】(実施の形態9) 本発明の実施の形態9における誤り訂正回路について、
図面を参照しながら説明する。図25は本実施の形態に
おける誤り訂正回路901の構成を示すブロック図であ
る。図25に示す誤り訂正回路901では、太い実線で
図示されたブロックが従来例と異なり、図98の誤り訂
正回路20001のビタビ復号器200002に代え
て、状態削減信号及び固定ブランチ信号で制御されるビ
タビ復号器902が設けられ、状態削減信号及び固定ブ
ランチ信号を生成するビタビ復号器制御回路903が新
たに加わったことが特徴である。その他の各ブロック、
即ち高/低階層選択信号生成回路20003〜選局回路
20011が設けられていることは、図98に示すもの
と同一である。
【0205】以上のように構成された誤り訂正回路90
1の各ブロックとその動作について説明する。ただし、
ビタビ復号器902の出力以降の動作については、従来
例で示した通りなので説明を省略する。
【0206】図26はビタビ復号器902の構成を示す
ブロック図であり、ビタビ復号器制御回路903も併せ
て図示されている。ビタビ復号器902は、デ・パンク
チャド・S/P回路20016と、点線部で示すビタビ
復号化回路904とを有している。ビタビ復号化回路9
04は、ブランチメトリック計算回路20018と、A
CS回路905と、パスメトリックメモリ20020
と、パスメモリ20021とを有している。本実施の形
態のビタビ復号器902は、図9に示す実施の形態3に
おけるビタビ復号器302と比較して、ACS回路90
5の内部構成のみが変わっている。
【0207】図118を用いて説明した発明の解決課題
に対して、伝送モードの切替時における本実施の形態の
ビタビ復号制御方法について、特にTAB信号の固定シ
ンボル系列の性質を利用した制御方法について説明す
る。本実施の形態の誤り訂正回路901においては、実
施の形態1と同様に、伝送制御情報復号回路20010
において復号された伝送モード/スロット情報がビタビ
復号器制御回路903に出力される。ビタビ復号器制御
回路903は、実施の形態3と同様にして、伝送モード
/スロット情報によって、固定系列シンボルであるTA
B信号(w1、w2、w3)を認識する。各TAB信号
16シンボルの第1シンボルがパスメモリ20021に
入力される時点より、各TAB信号の第16シンボルが
パスメモリ20021に入力される時点まで、固定ブラ
ンチ信号を生成してACS回路905に出力する。
【0208】ACS回路905は、図10に示すよう
に、ビタビ復号器制御回路903より出力される固定ブ
ランチ信号により、実施の形態3と同様にして、パスメ
トリックメモリ20020とパスメモリ20021の制
御を行う。また、ビタビ復号器制御回路903は、各T
AB信号の先頭6シンボル、即ちたたみ込み回路100
14が1状態に確定するまでがパスメモリ20021に
入力される区間について、状態削減信号を生成してAC
S回路905に出力する。
【0209】ACS回路905は、図13に示すよう
に、ビタビ復号器制御回路903より出力される状態削
減信号により、各TAB信号の先頭6シンボルについて
は、実施の形態4と同様にして、パスメトリックメモリ
20020とパスメモリ20021の制御を行い、たた
み込み回路10014が1状態に確定するまで、状態数
を半分ずつに削減する。また、ビタビ復号器902は、
以上に示した伝送モード切替時、即ちTMCC(BPS
K:r=1/2)→伝送モードBの制御以外は、従来例
のビタビ復号器20002と同様の動作を行って、ビタ
ビ復号データを出力する。
【0210】以上に示した構成により、実施の形態3と
同様に、伝送モード切替前のTMCC(BPSK:r=
1/2)のTAB信号(w1、w2又はw3)の固定シ
ンボル系列全てを利用したビタビ復号制御を行う。従っ
て、本実施の形態の誤り訂正回路901は、モード切替
後の伝送モードBの影響を遮断して、伝送モード切替時
にパスメモリ20021に残留しているモード切替前の
TMCC(BPSK:r=1/2)のビタビ復号データ
を出力することができる。かつ、TMCC(BPSK:
r=1/2)のモード切替前の伝送モードの影響も完全
に遮断する。
【0211】更に、本実施の形態においては、各TAB
信号の先頭6シンボルについて、状態削減信号によるビ
タビ復号制御を行っている。従って、TAB信号16シ
ンボル全てについて、固定ブランチや状態削減のよう
に、固定系列の性質を二重に利用して伝送モード切替時
のビタビ復号制御を行うことができる。このため実施の
形態3と比較して、TMCC(BPSK:r=1/2)
の実シンボルデータの誤り率をより低減することができ
る。
【0212】(実施の形態10) 本発明の実施の形態10における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。図27は本実施の形
態における誤り訂正回路1001の構成を示すブロック
図である。図27に示す誤り訂正回路1001では、太
い実線で図示されたブロックが従来例と異なり、図98
の誤り訂正回路20001のビタビ復号器20002に
代えて、状態削減信号で制御されるビタビ復号器100
2が設けられ、状態削減信号及びシンボル座標変換信号
を生成するビタビ復号器制御回路1003と、シンボル
座標変換信号で制御される入力シンボル変換回路506
が新たに加わったことが特徴である。その他の各ブロッ
ク、即ち高/低階層選択信号生成回路20003〜選局
回路20011が設けられていることは、図98に示す
ものと同一である。
【0213】以上のように構成された誤り訂正回路10
01の各ブロックとその動作について説明する。ただ
し、ビタビ復号器1002の出力以降の動作について
は、従来例で示した通りなので説明を省略する。
【0214】図28はビタビ復号器1002の構成を示
すブロック図であり、ビタビ復号器制御回路1003と
入力シンボル変換回路506も併せて図示されている。
ビタビ復号器1002は、デ・パンクチャド・S/P回
路20016と、点線部で示すビタビ復号化回路100
4とを有している。ビタビ復号化回路1004は、ブラ
ンチメトリック計算回路20018と、ACS回路10
05と、パスメトリックメモリ20020と、パスメモ
リ20021とを有している。本実施の形態のビタビ復
号器1002は、実施の形態5におけるビタビ復号器2
0002と比較して、ACS回路1005の内部構成の
みが変わっている。
【0215】図118を用いて説明した発明の解決課題
に対して、伝送モードの切替時における本実施の形態の
ビタビ復号制御方法について、特にTAB信号の固定シ
ンボル系列の性質を利用した制御方法について説明す
る。本実施の形態の誤り訂正回路1001においては、
実施の形態1と同様に、伝送制御情報復号回路2001
0において復号された伝送モード/スロット情報がビタ
ビ復号器制御回路1003に出力される。
【0216】ビタビ復号器制御回路1003は、実施の
形態5と同様にして、伝送制御情報復号回路20010
から出力された伝送モード/スロット情報によって、固
定系列シンボルであるTAB信号(w1、w2、w3)
を認識する。図87又は図108に示すように、TMC
C(BPSK:r=1/2)の後ろTAB信号32シン
ボル(w2= xxx0B677h、又はw3= xxxF4988h)の
内、たたみ込み回路10014の状態が確定する後ろ2
0シンボルが入力シンボル変換回路506に入力される
区間については、シンボル座標変換信号を生成して、入
力シンボル変換回路506に出力する。入力シンボル変
換回路506は、実施の形態5と同様の動作を行って、
I/Qデータをビタビ復号器1002に出力する。
【0217】また、ビタビ復号器制御回路1003は、
各TAB信号の先頭6シンボル、即ちたたみ込み回路1
0014が1状態に確定するまでがパスメモリ2002
1に入力される区間について、状態削減信号を生成して
ACS回路1005に出力する。ACS回路1005
は、ビタビ復号器制御回路1003より出力される状態
削減信号により、各TAB信号の先頭6シンボルについ
ては、実施の形態4と同様にして、パスメトリックメモ
リ20020とパスメモリ20021の制御を行い、図
13に示すようにたたみ込み回路10014が1状態に
確定するまで、状態数を半分ずつに削減する。また、ビ
タビ復号器1002は、以上に示した伝送モード切替
時、即ちTMCC(BPSK:r=1/2)→伝送モー
ドBの制御以外は、従来例のビタビ復号器20002と
同様の動作を行ってビタビ復号データを出力する。
【0218】以上に示した構成により、実施の形態5と
同様に、伝送モード切替前のTMCC(BPSK:r=
1/2)のTAB信号(w1、w2又はw3)の固定シ
ンボル系列を利用したビタビ復号制御を行う。従って、
本実施の形態の誤り訂正回路1001は、モード切替後
の伝送モードBの影響を完全に遮断して、伝送モード切
替時にパスメモリ20021に残留しているモード切替
前のTMCC(BPSK:r=1/2)のビタビ復号デ
ータを出力することができる。かつ、TMCC(BPS
K:r=1/2)のモード切替前の伝送モードの影響も
完全に遮断する。
【0219】更に、本実施の形態においては、各TAB
信号の先頭6シンボルについて、状態削減信号によるビ
タビ復号制御を行う。従って、TAB信号16シンボル
全てについて、固定系列の性質を利用して伝送モード切
替時のビタビ復号制御を行っていることになる。従って
実施の形態5と比較して、TMCC(BPSK:r=1
/2)の実シンボルデータの誤り率をより低減すること
ができる。
【0220】(実施の形態11) 本発明の実施の形態11における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。図29は本実施の形
態における誤り訂正回路1101の構成を示すブロック
図である。図29に示す誤り訂正回路1101では、太
い実線で図示されたブロックが従来例と異なり、図98
の誤り訂正回路20001のビタビ復号器20002に
代えて、状態削減信号、固定ブランチ信号、及び確定状
態信号で制御されるビタビ復号器1102が設けられ、
状態削減信号、固定ブランチ信号、及び確定状態信号を
生成するビタビ復号器制御回路1103が新たに加わっ
たことが特徴である。その他の各ブロック、即ち高/低
階層選択信号生成回路20003〜選局回路20011
が設けられていることは、図98に示すものと同一であ
る。
【0221】以上のように構成された誤り訂正回路11
01の各ブロックとその動作について説明する。ただ
し、ビタビ復号器1102の出力以降の動作について
は、従来例で示した通りなので説明を省略する。
【0222】図30はビタビ復号器1102の構成を示
すブロック図であり、ビタビ復号器制御回路1103も
併せて図示している。図30に示すように、ビタビ復号
器1102は、デ・パンクチャド・S/P回路2001
6と、点線部で示すビタビ復号化回路1104とを有し
ている。ビタビ復号化回路1104は、ブランチメトリ
ック計算回路20018と、ACS回路1105と、パ
スメトリックメモリ20020と、パスメモリ2002
1とを有している。即ち、本実施の形態のビタビ復号器
1102は、実施の形態2のビタビ復号器202と比較
して、ACS回路1105の内部構成のみが変わってい
る。
【0223】図118を用いて説明した発明の解決課題
に対して、伝送モードの切替時における本実施の形態の
ビタビ復号制御方法について、特にTAB信号の固定シ
ンボル系列の性質を利用した制御方法について説明す
る。
【0224】本実施の形態の誤り訂正回路1101にお
いては、実施の形態1と同様に、伝送制御情報復号回路
20010において復号された図82の伝送モード/ス
ロット情報がビタビ復号器制御回路1103に出力され
る。ビタビ復号器制御回路1103は実施の形態2と同
様にして、伝送モード/スロット情報によって固定系列
シンボルであるTAB信号(w1、w2、w3)を認識
する。図7(a)に示すように、各TAB信号の後ろ1
0シンボルの第1シンボルがパスメモリ20021に入
力される時点より、各TAB信号の第10シンボル(S
/P変換後の最終シンボル)がパスメモリ20021に
入力される時点まで確定状態信号を生成して図30のA
CS回路1105に出力する。
【0225】ACS回路1105は、図7(a)〜
(c)に示すように、ビタビ復号器制御回路1103よ
り出力される確定状態信号により、実施の形態2と同様
にしてパスメトリックメモリ20020とパスメモリ2
0021の制御を行う。また、ビタビ復号器制御回路1
103は、各TAB信号の先頭6シンボル、即ち、たた
み込み回路10014が1状態に確定するまでがパスメ
モリ20021に入力される区間について、固定ブラン
チ信号と状態削減信号とを生成してACS回路1105
に出力する。
【0226】ACS回路1105は、図10(b)に示
すようにビタビ復号器制御回路1103より出力される
固定ブランチ信号により、各TAB信号の先頭6シンボ
ルについては、実施の形態3と同様にしてパスメトリッ
クメモリ20020とパスメモリ20021の制御を行
う。更に、ACS回路1105は、ビタビ復号器制御回
路1103より出力される状態削減信号により、各TA
B信号の先頭6シンボルについては、実施の形態4と同
様にして、パスメトリックメモリ20020とパスメモ
リ20021の制御を行い、図13に示すようにたたみ
込み回路10014が1状態に確定するまで状態数を半
分ずつに削減する。また、ビタビ復号器1102は、以
上に示した伝送モード切替時、即ちTMCC(BPS
K:r=1/2)→伝送モードBの制御以外は、従来例
のビタビ復号器20002と同様の動作を行って、ビタ
ビ復号データを出力する。
【0227】以上に示した構成により、実施の形態2と
同様に、伝送モード切替前のTMCC(BPSK:r=
1/2)のTAB信号(w1、w2又はw3)の固定シ
ンボル系列の性質を利用したビタビ復号制御を行う。従
って、本実施の形態の誤り訂正回路1101は、モード
切替後の伝送モードBの影響を完全に遮断して、伝送モ
ード切替時にパスメモリ20021に残留しているモー
ド切替前のTMCC(BPSK:r=1/2)のビタビ
復号データを出力することができる。かつ、TMCC
(BPSK:r=1/2)のモード切替前の伝送モード
の影響も完全に遮断することができる。
【0228】更に、本実施の形態においては、各TAB
信号の先頭6シンボルについて、固定ブランチ信号と状
態削減信号によるビタビ復号制御を行う。従って、TA
B信号16シンボル全てについて、固定系列の性質を利
用して伝送モード切替時のビタビ復号制御を行っている
ことになり、実施の形態2や6などと比較して、TMC
C(BPSK:r=1/2)の実シンボルデータの誤り
率を更に低減することができる。
【0229】(実施の形態12) 本発明の実施の形態12における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。図31は本実施の形
態における誤り訂正回路1201の構成を示すブロック
図である。図31に示す誤り訂正回路1201では、太
い実線で図示されたブロックが従来例と異なり、図98
の誤り訂正回路20001のビタビ復号器20002に
代えて、状態削減信号及び固定ブランチ信号で制御され
るビタビ復号器1202が設けられ、状態削減信号、固
定ブランチ信号、及びシンボル座標変換信号を生成する
ビタビ復号器制御回路1203と、シンボル座標変換信
号で制御される入力シンボル変換回路506が新たに加
わったことが特徴である。その他の各ブロック、即ち高
/低階層選択信号生成回路20003〜選局回路200
11が設けられていることは、図98に示すものと同一
である。
【0230】以上のように構成された誤り訂正回路12
01の各ブロックとその動作について説明する。ただ
し、ビタビ復号器1202の出力以降の動作については
従来例で示した通りなので説明を省略する。
【0231】図32はビタビ復号器1202の構成を示
すブロック図であり、ビタビ復号器制御回路1203と
入力シンボル変換回路506も併せて図示している。ビ
タビ復号器1202は、デ・パンクチャド・S/P回路
20016と、点線部で示すビタビ復号化回路1204
とを有している。ビタビ復号化回路1204は、ブラン
チメトリック計算回路20018と、ACS回路120
5と、パスメトリックメモリ20020と、パスメモリ
20021とを有している。即ち、本実施の形態のビタ
ビ復号器1202は、実施の形態5のビタビ復号器20
002と比較して、ACS回路1205の内部構成のみ
が変わっている。
【0232】図118を用いて説明した発明の解決課題
に対して、伝送モードの切替時における本実施の形態の
ビタビ復号制御方法について、特にTAB信号の固定シ
ンボル系列の性質を利用した制御方法について説明す
る。
【0233】本実施の形態の誤り訂正回路1201にお
いては、実施の形態1と同様に、伝送制御情報復号回路
20010により復号された図82の伝送モード/スロ
ット情報が、ビタビ復号器制御回路1203に出力され
る。ビタビ復号器制御回路1203は、実施の形態5と
同様にして、伝送モード/スロット情報によって固定系
列シンボルであるTAB信号(w1、w2、w3)を認
識する。図87又は図108に示すように、TMCC
(BPSK:r=1/2)の後ろTAB信号32シンボ
ル(w2= xxx0B677h、又はw3= xxxF4988h)の内、
たたみ込み回路10014の状態が確定する後ろ20シ
ンボルが入力シンボル変換回路506に入力される区間
については、シンボル座標変換信号を生成して入力シン
ボル変換回路506に出力する。
【0234】入力シンボル変換回路506は、図16に
示すように実施の形態5と同様の動作を行って、I/Q
データをビタビ復号器1202に出力する。また、ビタ
ビ復号器制御回路1203は、各TAB信号の先頭6シ
ンボル、即ち、たたみ込み回路10014の1状態に確
定するまでがパスメモリ20021に入力される区間に
ついて、固定ブランチ信号と状態削減信号を生成してA
CS回路1205に出力する。ACS回路1205は、
図10(b)に示すように、ビタビ復号器制御回路12
03より出力される固定ブランチ信号により、各TAB
信号の先頭6シンボルについては、実施の形態3と同様
にして、パスメトリックメモリ20020とパスメモリ
20021の制御を行う。更に、ACS回路1205
は、図13に示すように、ビタビ復号器制御回路120
3より出力される状態削減信号により、各TAB信号の
先頭6シンボルについては、実施の形態4と同様にし
て、パスメトリックメモリ20020とパスメモリ20
021の制御を行い、たたみ込み回路10014が1状
態に確定するまで状態数を半分ずつに削減する。
【0235】また、ビタビ復号器1202は、以上に示
した伝送モード切替時、即ちTMCC(BPSK:r=
1/2)→伝送モードBの制御以外は、従来例のビタビ
復号器20002と同様の動作を行ってビタビ復号デー
タを出力する。
【0236】以上に示した構成により、実施の形態5と
同様に、伝送モード切替前のTMCC(BPSK:r=
1/2)のTAB信号(w1、w2又はw3)の固定シ
ンボル系列の性質を利用したビタビ復号制御を行う。従
って、本実施の形態の誤り訂正回路1201は、モード
切替後の伝送モードBの影響を遮断して、伝送モード切
替時にパスメモリ20021に残留しているモード切替
前のTMCC(BPSK:r=1/2)のビタビ復号デ
ータを出力することができる。かつ、TMCC(BPS
K:r=1/2)のモード切替前の伝送モードの影響も
遮断することができる。
【0237】更に、本実施の形態においては、各TAB
信号の先頭6シンボルについて、固定ブランチ信号と状
態削減信号によるビタビ復号制御を行う。従って、TA
B信号16シンボル全てについて、固定系列の性質を利
用して、伝送モード切替時のビタビ復号制御を行ってい
ることになり、実施の形態5や7などと比較して、TM
CC(BPSK:r=1/2)の実シンボルデータの誤
り率を更に低減することができる。
【0238】(実施の形態13) 本発明の実施の形態13における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。図33は本実施の形
態における誤り訂正回路1301の構成を示すブロック
図である。図33に示す誤り訂正回路1301では、太
い実線で図示されたブロックが従来例と異なり、内部構
成が異なるデ・インターリーブ回路1302と選局回路
1303が設けられ、デ・インターリーブ回路1302
が選局回路1303の出力するスロット選択信号で制御
されるように構成したことが特徴である。その他の各ブ
ロック、即ちビタビ復号器20002〜シンボル/バイ
ト変換回路20004、MPEG同期バイト/ダミー・
スロット挿入回路20006〜伝送制御情報復号回路2
0010の各機能は、図98に示すものと同一である。
【0239】以上のように構成された誤り訂正回路13
01の各ブロックとその動作について説明する。ただ
し、デ・インターリーブ回路1302の入力以前と、出
力以降の動作については、従来例で示した通りなので説
明を省略する。
【0240】図34はデ・インターリーブ回路1302
の構成例を示すブロック図である。デ・インターリーブ
回路1302は、書き込みアドレス生成回路1304
と、読み出しアドレス生成回路1305と、メモリ回路
1306とを有している。なお、デ・インターリーブを
行うために、本実施の形態のメモリ回路1306は24
×8スロットの2バンク分のメモリ領域を使用するもの
としている。
【0241】発明が解決しようとする課題で説明したよ
うに、従来のデ・インターリーブ回路20005は不必
要なメモリ領域を使用して、デ・インターリーブを行っ
ている。本実施の形態のデ・インターリーブ回路は、こ
の問題点を解決するように構成されている。以下、本実
施の形態の動作について説明する。
【0242】従来例で示したと同様に、デ・インターリ
ーブ回路1302に入力されるデータ系列は、1フレー
ム(48スロット)あたり、 TS1:<高階層の画像>TC−8PSK :22スロット <低階層の画像>QPSK(r=1/2):2スロット (内、ダミー1スロット) TS2:<高階層の画像>TC−8PSK :20スロット <低階層の画像>BPSK(r=1/2):4スロット (内、ダミー3スロット) の2種類のTSが図108(b)のように入力されるも
のとする。
【0243】従来例においては、図109に示すよう
に、入力された1フレームあたり48スロットの入力デ
ータ系列全てを、図110のメモリ回路20028に書
き込み、読み出しを行っていた。従ってデ・インターリ
ーブ回路20005からの出力データ系列は、図35
(a)のようであった。
【0244】一方、本実施の形態のデ・インターリーブ
回路1302おいては、選局回路1303より出力され
るスロット選択信号により選局された1TS、この例の
場合、24スロット/フレームのみのデータ系列を、メ
モリ回路1306に書き込み、読み出しを行うように制
御する。このため図34の書き込みアドレス生成回路1
304と読み出しアドレス生成回路1305が、それぞ
れ選択された1TSのスロットに対応したアドレスのみ
を生成し、メモリ回路1306に出力する。なお、選択
されていないTSに対応するスロットのアドレスはフリ
ーランとする。従って、デ・インターリーブ回路130
2からの出力データ系列は図35(b)のようになる。
【0245】以上の構成により、本実施の形態のインタ
ーリーブ回路1302は、選局される1TSのみの入力
データ系列をメモリ回路1306に書き込み、読み出し
を行うことにより、使用するメモリ領域を半分に削減す
ることができる。
【0246】なお、本実施の形態では、TS1、TS2
ともそれぞれ1フレームあたり24スロットずつを占有
するものとしたが、例えば、BSデジタル放送の規格に
おいて、1TSが占有する1フレームあたりの最大スロ
ット数が決められていれば、最大スロット数×8スロッ
トの2バンク分のメモリ領域を用意しておけばよく、メ
モリ回路1306が使用するメモリ領域は、本実施の形
態のように24×8スロットの2バンク分に限らない。
【0247】また、上記実施の形態では、デ・インター
リーブ回路1302に入力されるデータ系列は、1フレ
ーム(48スロット)あたり2種類のTSで、1種類の
TSが選局されるものとした。ここで例えば、 TS1:<高階層の画像>TC−8PSK :14スロット <低階層の画像>QPSK(r=1/2):2スロット (内、ダミー1スロット) TS2:<高階層の画像>TC−8PSK :12スロット <低階層の画像>QPSK(r=3/4):4スロット (内、ダミー1スロット) TS3:<高階層の画像>TC−8PSK :12スロット <低階層の画像>BPSK(r=1/2):4スロット (内、ダミー3スロット) の3種類のTSが入力される場合を考える。即ち1トラ
ンスポンダに3TSを割り当てる。1種類のTSが選局
される場合には、上述のように、選局された1TSのみ
をメモリ回路1306に書き込み、読み出しを行えばよ
い。また、2種類のTSが選局される場合、例えばある
1TSはモニタ表示とし、他の1TSはビデオ録画とす
る場合には、選局された2TSのみをメモリ回路130
6に書き込み、読み出しを行えばよい。この場合には、
BSデジタル放送の規格において、1TSが占有する1
フレームあたりの最大スロット数が決められていれば、
最大スロット数×8×2スロットの2バンク分のメモリ
領域を用意しておけばよい。他に、例えば8種類のTS
が入力され、4種類のTSが選局された場合についても
同様である。
【0248】(実施の形態14) 本発明の実施の形態14における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。図36は本実施の形
態における誤り訂正回路1401の構成を示すブロック
図である。図36に示す誤り訂正回路1401では、太
い実線で図示されたブロックが従来例と異なり、内部構
成が異なるデ・インターリーブ回路1402とデ・ラン
ダマイズ回路1407と選局回路1403が設けられ、
デ・インターリーブ回路1402とデ・ランダマイズ回
路1407が選局回路1403の出力するスロット選択
信号で制御されるように構成したことと、速度変換回路
20009が削除されたことが特徴である。その他の各
ブロック、即ちビタビ復号器20002〜シンボル/バ
イト変換回路20004、MPEG同期バイト/ダミー
・スロット挿入回路20006、RS復号回路2000
8、伝送制御情報復号回路20010の各機能は、図9
8に示すものと同一である。
【0249】以上のように構成された誤り訂正回路14
01の各ブロックとその動作について説明する。ただ
し、デ・インターリーブ回路1402の入力以前と、デ
・ランダマイズ回路1407の出力以降の動作について
は、従来例で示した通りなので説明を省略する。
【0250】図37はデ・インターリーブ回路1402
の構成例を示すブロック図である。デ・インターリーブ
回路1402は、書き込みアドレス生成回路1404
と、読み出しアドレス生成回路1405と、メモリ回路
1406とを有している。なお、デ・インターリーブを
行うために、本実施の形態のメモリ回路1406は24
×8スロットの2バンク分のメモリ領域を使用するもの
とする。
【0251】発明が解決しようとする課題で説明したよ
うに、従来の誤り訂正回路20001は不必要な速度変
換回路を有している。本実施の形態のデ・インターリー
ブ回路及びデ・ランダマイズ回路1407は、この問題
点を解決するように構成されている。
【0252】従来例で示したと同様に、デ・インターリ
ーブ回路1402に入力されるデータ系列は、図108
(b)に示すように、1フレーム(48スロット)あた
り、 TS1:<高階層の画像>TC−8PSK :22スロット <低階層の画像>QPSK(r=1/2):2スロット (内、ダミー1スロット) TS2:<高階層の画像>TC−8PSK :20スロット <低階層の画像>BPSK(r=1/2):4スロット (内、ダミー3スロット) の2種類のTSが入力されるものとする。
【0253】従来例においては、デ・インターリーブ回
路20005からの出力データ系列は図38(a)のよ
うであった。また、前述した実施の形態13において
は、デ・インターリーブ回路1302からの出力データ
系列は、図35(b)のように選局されたTSに対応す
るスロットがバースト的に出力される。
【0254】本実施の形態においては、実施の形態13
と同様に、選局回路1403より出力されるスロット選
択信号により選局された1TS、この例の場合は24ス
ロット/フレームのみのデータ系列を、メモリ回路14
06に書き込みを行うように制御する。このため、書き
込みアドレス生成回路1404は、選択された1TSの
スロットに対応したアドレスのみを生成し、メモリ回路
1406に出力する。なお、選択されていないTSに対
応するスロットのアドレスはフリーランとする。
【0255】また、選局回路1403より出力されるス
ロット選択信号により選局された1TSのみのデータ系
列を、メモリ回路1406からバースト的にではなく、
連続的に読み出しを行うように制御する。このため、読
み出しアドレス生成回路1405は、選択された1TS
のスロットに対応したアドレスのみを書き込み速度の半
分(=24/48)の速度で生成し、メモリ回路140
6に出力する。なお、選択されていないTSに対応する
スロットのアドレスは生成されず、飛ばされる。この場
合のデ・インターリーブ回路1402からの出力データ
系列は、図38(b)のようになる。
【0256】以上の構成により、本実施の形態のインタ
ーリーブ回路1402は、選局される1TSのみの入力
データ系列をメモリ回路1406に書き込み、読み出し
を行うことにより、使用するメモリ領域を半分に削減す
ることができる。また、インターリーブ回路1402は
速度変換を行って、MPEG同期バイト/ダミー・スロ
ット挿入回路20006にデ・インターリーブされたデ
ータ系列を出力する。
【0257】なお、上記実施の形態では、TS1、TS
2ともそれぞれ1フレームあたり24スロットずつを占
有するものとしたが、例えばBSデジタル放送の規格に
おいて、1TSが占有する1フレームあたりの最大スロ
ット数が決められていれば、最大スロット数×8スロッ
トの2バンク分のメモリ領域を用意しておけばよく、メ
モリ回路1406が使用するメモリ領域は、上記実施の
形態のように24×8スロットの2バンク分に限らな
い。
【0258】また、上記実施の形態では、デ・インター
リーブ回路1402に入力されるデータ系列は、1フレ
ーム(48スロット)あたり、2種類のTSで構成さ
れ、1種類のTSが選局されるものとした。ここで例え
ば、 TS1:<高階層の画像>TC−8PSK :14スロット <低階層の画像>QPSK(r=1/2):2スロット (内、ダミー1スロット) TS2:<高階層の画像>TC−8PSK :12スロット <低階層の画像>QPSK(r=3/4):4スロット (内、ダミー1スロット) TS3:<高階層の画像>TC−8PSK :12スロット <低階層の画像>BPSK(r=1/2):4スロット (内、ダミー3スロット) の3種類のTSが入力される場合を考える。即ち1トラ
ンスポンダは3TSで構成される。1種類のTSが選局
される場合には、上述のように、選局された1TSのみ
をメモリ回路1406に書き込み、速度変換を行って、
16/48=1/3の速度で読み出しを行えばよい。ま
た、2種類のTSが選局される場合、1TSはモニタ表
示とし、1TSはビデオ録画とする場合のように、選局
された2TSのみをメモリ回路1406に書き込み、3
2/48=2/3の速度で読み出しを行えばよい。この
場合には、BSデジタル放送の規格において、1TSが
占有する1フレームあたりの最大スロット数が決められ
ていれば、最大スロット数×8×2スロットの2バンク
分のメモリ領域を用意しておけばよい。他に、例えば8
種類のTSが入力され、4種類のTSが選局された場合
についても同様である。
【0259】発明が解決しようとする課題で説明したよ
うに、上述のデ・インターリーブ回路1402を用いた
場合に、従来のデ・ランダマイズ回路20007に入力
されるデータ系列は連続したスロットではなく、飛び飛
びのスロットのデータ系列が入力されることになる。従
って、従来のデ・ランダマイズ回路20007を用いた
場合には、デ・ランダマイズを行うことができない。本
実施の形態のデ・ランダマイズ回路はこの問題点を解決
するように構成されている。この点についての動作説明
を以下にする。
【0260】図39は本実施の形態におけるデ・ランダ
マイズ回路1407の構成を示すブロック図である。デ
・ランダマイズ回路1407は、破線部で示すPN発生
回路1408と、P/S変換回路20030と、S/P
変換回路20031と、ゲート信号生成回路20032
と、ex−or回路20033とを有している。PN発
生回路1408はスロット選択信号で制御される初期値
発生回路1409を含んで構成される。本実施の形態に
おけるデ・ランダマイズ回路1407は、図111に示
す従来例のデ・ランダマイズ回路20007に対して、
初期値発生回路1409が加わったことを特徴とする。
【0261】図38(b)に示すように、デ・インター
リーブ回路1402から出力されたデータ系列は、MP
EG同期バイト/ダミー・スロット挿入回路20006
において、各スロットの先頭にMPEG同期バイトが挿
入される。かつ、伝送制御情報復号回路20010から
出力されたダミー・スロット情報に従って、ダミー・ス
ロット区間にMPEGヌル・パケットが挿入されて、図
40に示すようなバイトデータ系列をデ・ランダマイズ
回路1407に出力する。
【0262】デ・ランダマイズ回路1407は、図40
のデータ系列に対して、1スーパーフレームの周期でデ
・ランダマイズを行う。PN発生回路1408は、その
特性が生成多項式(1 +x14 +x15 )で表現され、各ス
ーパーフレームの第1フレームの2バイト目でリセット
される。このときの初期値は“100101010000000 ”にな
る。P/S変換回路20030でビット系列に変換され
た入力データとPN発生回路1408の出力値とが、e
x−or回路20033で乗算される。この乗算結果は
S/P変換回路20031において、バイトデータ系列
に変換されて、図36のRS復号回路20008に出力
される。
【0263】但し、ゲート信号生成回路20032が生
成するゲート信号により、各スロット204バイトの先
頭バイト及びダミー・スロットの期間は、PN発生回路
1408がフリーランとしてex−or回路20033
はデータの乗算を行わない。また、図40においてTS
1(1)〜TS1(22)までは、PN発生回路140
8は連続的に動作を行う。しかしながら、初期値発生回
路1409はTS1(23)については、スロット選択
信号によりTS1(23)に対応した初期値を、スロッ
トの2バイト目でロードする。これは、図108(d)
に示すように、TS1(22)とTS1(23)が連続
的にランダマイズされていないからである。よって、図
39の初期値発生回路1409は、スロット選択信号に
より、48×8スロット分全ての2バイト目の初期値を
生成する構成にしておけばよい。
【0264】以上の構成により、本実施の形態のデ・ラ
ンダマイズ回路1407は、上述のデ・インターリーブ
回路1402を用いた場合にも対応してデ・ランダマイ
ズを行うことができ、速度変換回路20009を不要に
することができる。この場合、図108(e)に示すよ
うなイネーブル信号、即ち188バイトのMPEGパケ
ット有効期間が‘H’となり、16バイトのRS符号の
パリティ区間が‘L’となる信号を生成するように、図
36の選局回路1403を構成すればよい。
【0265】なお、本実施の形態においては、デ・ラン
ダマイズ回路1407におけるPN発生をビットシリア
ルとしたが、8ビットパラレルのPN発生としてもよ
い。その場合には、図39のP/S変換回路20030
とS/P変換回路20031とを不要にすることができ
る。
【0266】(実施の形態15) 本発明の実施の形態15における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。図41は本実施の形
態における誤り訂正回路1501の構成を示すブロック
図である。図41に示す誤り訂正回路1501では、太
い実線で示すように内部構成が異なる。速度変換回路1
502と選局回路1503が新たに設けられ、速度変換
回路1502が選局回路1503の出力するスロット選
択信号で制御されるように構成したことが特徴である。
その他の各ブロック、即ちビタビ復号器20002〜R
S復号回路2008、伝送制御情報復号回路20010
の各機能は、図98に示すものと同一である。
【0267】以上のように構成された誤り訂正回路15
01の各ブロックとその動作について説明する。ただ
し、速度変換回路1502の入力以前については、従来
例で示した通りなので説明を省略する。
【0268】図42は速度変換回路1502の構成例を
示すブロック図である。点線部で示す速度変換回路15
02は、書き込みアドレス生成回路1504と、読み出
しアドレス生成回路1505と、メモリ回路1506と
を有している。なお、TSの選択と速度変換を行うため
に、本実施の形態のメモリ回路1506は、24スロッ
トのメモリ領域を使用する。なお、図42には伝送制御
情報復号回路20010と選局回路1503も図示され
ている。
【0269】発明が解決しようとする課題で説明したよ
うに、従来の速度変換回路20009は、不必要なメモ
リ領域を使用して、TSの選択と速度変換を行ってい
る。本実施の形態の速度変換回路1502はこの問題点
を解決するように構成されている。以下、本実施の形態
の速度変換回路1502の動作について説明する。
【0270】従来例で示したと同様に、速度変換回路1
502に入力されるデータ系列は、図108(d)に示
すように、1フレーム(48スロット)あたり、 TS1:<高階層の画像>TC−8PSK :22スロット <低階層の画像>QPSK(r=1/2):2スロット (内、ダミー1スロット) TS2:<高階層の画像>TC−8PSK :20スロット <低階層の画像>BPSK(r=1/2):4スロット (内、ダミー3スロット) の2種類のTSが入力されるものとする。
【0271】図示しないMPEG復号器より、選局情報
が図42の選局回路1503に入力されると、選局回路
1503は、従来例と同様にして、伝送制御情報復号回
路20010より出力されるスロット番号情報より、速
度変換回路1502に対してTSの選択を行うためのス
ロット選択信号を出力する。従来例においては、速度変
換回路20009は、図114〜図117に示すよう
に、入力された48スロットの入力データ系列全てを図
113のメモリ回路20036に書き込み、読み出して
いた。
【0272】一方、本実施の形態においては、選局回路
1503より出力されるスロット選択信号により、選局
された1TS、この例の場合は24スロット/フレーム
のみのデータ系列をメモリ回路1506に書き込みを行
うように制御する。このため、書き込みアドレス生成回
路1504は、選択された1TSのスロットに対応した
アドレスのみを生成し、メモリ回路1506に出力す
る。なお、選択されていないTSに対応するスロットの
アドレスはフリーランとする。
【0273】また、選局回路1503より出力されるス
ロット選択信号により、選局された1TSのみのデータ
系列を、メモリ回路1506から連続的に読み出しを行
うように制御する。このため、読み出しアドレス生成回
路1505は、選択された1TSのスロットに対応した
アドレスのみを、書き込み速度の半分(=24/48)
の速度で生成し、メモリ回路1506に出力する。な
お、選択されていないTSに対応するスロットのアドレ
スは生成されず、飛ばされる。
【0274】以上の動作により、速度変換回路1502
からの出力データ系列は、図108(e)のように従来
例と同じになる。また、読み出しアドレス生成回路15
05は図108(e)に示すように、従来例と同様にメ
モリ回路1506より出力される204バイトの各スロ
ット毎に、188バイトのMPEGパケット有効期間が
‘H’となり、RS符号の16バイトのパリティ区間で
‘L’となるイネーブル信号を生成し、図示しないMP
EG復号器に出力する。
【0275】以上の構成により、本実施の形態の速度変
換回路1502は、選局される1TSのみの入力データ
系列をメモリ回路1506に書き込み、読み出しを行う
ことにより、使用するメモリ領域を半分に削減すること
ができる。
【0276】なお、上記実施の形態では、TS1、TS
2とも1フレームあたりそれぞれ24スロットずつを占
有するものとしたが、例えば、BSデジタル放送の規格
において、1TSが占有する1フレームあたりの最大ス
ロット数が決められていれば、その最大スロット数のメ
モリ領域を用意しておけばよく、メモリ回路1506が
使用するメモリ領域は、上記実施の形態のように24ス
ロットに限らない。
【0277】また、上記実施の形態では、速度変換回路
1502に入力されるデータ系列は、1フレーム(48
スロット)あたり2種類のTSで構成され、1種類のT
Sが選局されるものとした。ここで例えば、 TS1:<高階層の画像>TC−8PSK :14スロット <低階層の画像>QPSK(r=1/2):2スロット (内、ダミー1スロット) TS2:<高階層の画像>TC−8PSK :12スロット <低階層の画像>QPSK(r=3/4):4スロット (内、ダミー1スロット) TS3:<高階層の画像>TC−8PSK :12スロット <低階層の画像>BPSK(r=1/2):4スロット (内、ダミー3スロット) の3種類のTSが入力される場合を考える。
【0278】1種類のTSが選局される場合には、上述
のように、選局された1TSのみをメモリ回路1506
に書き込み、速度変換を行って、16/48=1/3の
速度で読み出しを行えばよい。また、2種類のTSが選
局される場合、例えばある1TSはモニタ表示とし、他
の1TSはビデオ録画とする場合には、選局された2T
Sのみをメモリ回路1506に書き込み、速度変換を行
って32/48=2/3の速度で読み出しを行えばよ
い。この場合には、BSデジタル放送の規格において、
1TSが占有する1フレームあたりの最大スロット数が
決められていれば、最大スロット数×2スロットのメモ
リ領域を用意しておけばよい。他に、例えば8種類のT
Sが入力され、4種類のTSが選局された場合について
も同様である。
【0279】また、速度変換回路として、選局された複
数のTSを速度変換して、連続的に並列に出力する構成
も考えられる。図43は並列出力の速度変換回路150
8を有する場合の誤り訂正回路1507の構成を示すブ
ロック図である。図43に示す誤り訂正回路1507で
は、速度変換回路1508及び選局回路1509の内部
構成が、図41の速度変換回路1502及び選局回路1
503の内部構成と比較して変わっている。その他の各
ブロック、即ちビタビ復号器20002〜RS復号回路
20008、伝送制御情報復号回路20010の各機能
は、図41に示すものと同一である。
【0280】図44は速度変換回路1508の構成例を
示すブロック図である。点線部で示す速度変換回路15
08は、書き込みアドレス生成回路1510と、読み出
しアドレス生成回路1511と、メモリ回路1512と
を有している。なお、TSの選択と速度変換を行うため
に、本実施の形態のメモリ回路1512は32スロット
のメモリ領域を使用する。また、図44には、伝送制御
情報復号回路20010と選局回路1509も図示され
ている。
【0281】ここで、速度変換回路1508に入力され
るデータ系列を、1フレーム(48スロット)あたり、 TS1:<高階層の画像>TC−8PSK :14スロット <低階層の画像>QPSK(r=1/2):2スロット (内、ダミー1スロット) TS2:<高階層の画像>TC−8PSK :12スロット <低階層の画像>QPSK(r=3/4):4スロット (内、ダミー1スロット) TS3:<高階層の画像>TC−8PSK :12スロット <低階層の画像>BPSK(r=1/2):4スロット (内、ダミー3スロット) の3種類のTSが入力される場合を考える。
【0282】2種類のTSが選局される場合、例えばあ
る1TSはモニタ表示とし、他の1TSはビデオ録画と
する場合には、選局された2TSのみをメモリ回路15
12に書き込み、速度変換を行って、1/3(=16/
48)の速度で2TSを並列に読み出せばよい。他に例
えば、8種類のTSが入力され、4種類のTSが選局さ
れた場合についても同様である。
【0283】なお、上記実施の形態において、速度変換
回路1502又は速度変換回路1508は、1スロット
=204バイトとし、パリティバイト16バイトもメモ
リ回路1506又はメモリ回路1512に読み書きし、
イネーブル信号付きで出力する構成とした。この構成に
限らずに、パリティバイト16バイトはメモリ回路15
06又はメモリ回路1512に読み書きしないで速度変
換を行う構成も考えられる。この場合には、メモリ回路
1506又はメモリ回路1512の使用領域を更に18
8/204=47/51に削減でき、読み出しアドレス
生成回路1505又は読み出しアドレス生成回路151
1はイネーブル信号を生成する必要がなくなる。47/
51の速度変換については、例えばカウント値が51に
なると、リップル・キャリー(桁上げ)信号を出力する
カウンタ回路を設け、このカウンタ回路に47ずつ入力
すれば実現は容易である。この場合、リップル・キャリ
ー信号が、入力の47/51の速度で出力される。
【0284】(実施の形態16)本発明の実施の形態1
6における誤り訂正回路について、図面を参照しながら
説明する。図45は本実施の形態における誤り訂正回路
1601の構成を示すブロック図である。図45に示す
誤り訂正回路1601では、太い実線で示すようにデ・
インターリーブ回路1302と速度変換回路1602と
選局回路1603の内部構成が異なり、デ・インターリ
ーブ回路1302と速度変換回路1502とが選局回路
1503の出力するスロット選択信号で制御されるよう
に構成したことが特徴である。その他の各ブロック、即
ちビタビ復号器20002〜シンボル/バイト変換回路
20004、MPEG同期バイト/ダミー・スロット挿
入回路20006〜RS復号回路20008、伝送制御
情報復号回路20010は、図98に示すものと同一で
ある。またデ・インターリーブ回路1302は図33に
示すものと同一である。
【0285】以上のように構成された誤り訂正回路16
01の各ブロックとその動作について説明する。ただ
し、デ・インターリーブ回路1302の入力以前につい
ては、従来例で示した通りなので説明を省略する。
【0286】実施の形態13で説明したように、図35
(b)に示すデ・インターリーブされたデータが、デ・
インターリーブ回路1302より出力される。1TSの
1フレームあたりの有効スロット数は24である。
【0287】デ・インターリーブ回路1302より出力
され、図35(b)に示すバイトデータ系列は、従来例
と同様にして、図45のMPEG同期バイト/ダミー・
スロット挿入回路20006、デ・ランダマイズ回路2
0007、RS復号回路20008で処理されて、速度
変換回路1602に出力される。但し、図108(c)
と図35(b)とを比較すれば分かるように、本実施の
形態の場合、1フレームあたりの有効スロット数は24
である。従って、MPEG同期バイト/ダミー・スロッ
ト挿入回路20006、デ・ランダマイズ回路2000
7、及びRS復号回路20008で従来例と同様に処理
されても、有効スロットについては図108と同じデー
タ系列が出力されることになる。
【0288】図46は速度変換回路1602の構成例を
示すブロック図である。点線部で示す速度変換回路16
02は、書き込みアドレス生成回路1604と、読み出
しアドレス生成回路1605と、メモリ回路1606と
を有している。なお、TSの選択と速度変換を行うため
に、本実施の形態のメモリ回路1606は、24スロッ
トのメモリ領域を使用する。また、図46には伝送制御
情報復号回路20010と選局回路1603とが図示さ
れている。
【0289】図示しないMPEG復号器より、選局情報
が選局回路1603に入力されると、選局回路1603
は従来例と同様にして、伝送制御情報復号回路2001
0より出力されるスロット番号情報より、速度変換回路
1602に対してTSの選択を行うためのスロット選択
信号を出力する。選局回路1603より出力されるスロ
ット選択信号により選局された1TS、この例の場合は
24スロット/フレームの有効スロットのみのデータ系
列を、実施の形態15と同様にしてメモリ回路1606
に書き込みを行うように制御する。このため、書き込み
アドレス生成回路1604は、選択された1TSのスロ
ットに対応したアドレスのみを生成し、メモリ回路16
06に出力する。なお、選択されていないTS、即ち2
4スロット/フレームの無効スロットに対応するスロッ
トのアドレスは、フリーランとする。
【0290】また、スロット選択信号により選局された
1TSのみのデータ系列を、実施の形態15と同様にし
てメモリ回路1606から連続的に読み出しを行うよう
に制御する。このため、読み出しアドレス生成回路16
05は、選択された1TSのスロットに対応したアドレ
スのみを書き込み速度の24/48=1/2の速度で生
成し、メモリ回路1606に出力する。なお、選択され
ていないTSに対応するスロットのアドレスは生成され
ず、飛ばされる。
【0291】以上により、速度変換回路1602からの
出力データ系列は、図108(e)に示すように従来例
と同じである。また、読み出しアドレス生成回路160
5は、従来例と同様に、メモリ回路1606より出力さ
れる204バイトの各スロット毎に、図108(e)に
示すような188バイトのMPEGパケット有効期間が
‘H’であり、RS符号の16バイトのパリティ区間が
‘L’であるイネーブル信号を生成し、図示しないMP
EG復号器に出力する。
【0292】以上の構成により、本実施の形態の速度変
換回路1602は、デ・インターリーブ回路1302で
すでに選択された1TSのみの入力データ系列が入力さ
れると、その1TSのみのデータ系列をメモリ回路16
06に書き込み、読み出しを行うことにより、使用する
メモリ領域を半分に削減することができる。
【0293】なお、上記実施の形態では、TS1、TS
2とも1フレームあたりそれぞれ24スロットずつを占
有するものとしたが、例えば、BSデジタル放送の規格
において、1TSが占有する1フレームあたりの最大ス
ロット数が決められていれば、その最大スロット数のメ
モリ領域を用意しておけばよく、メモリ回路1606が
使用するメモリ領域は、上記実施の形態のように24ス
ロットに限らない。
【0294】また、上記実施の形態では、速度変換回路
1602に入力されるデータ系列は、1フレーム(48
スロット)あたり2種類のTSで構成され、1種類のT
Sが選局されるものとした。ここで例えば、 TS1:<高階層の画像>TC−8PSK :14スロット <低階層の画像>QPSK(r=1/2):2スロット (内、ダミー1スロット) TS2:<高階層の画像>TC−8PSK :12スロット <低階層の画像>QPSK(r=3/4):4スロット (内、ダミー1スロット) TS3:<高階層の画像>TC−8PSK :12スロット <低階層の画像>BPSK(r=1/2):4スロット (内、ダミー3スロット) の3種類のTSが入力される場合を考える。1種類のT
Sが選局される場合には、上述のように選局された1T
Sのみをメモリ回路1606に書き込み、速度変換を行
って16/48=1/3の速度で読み出しを行えばよ
い。また、2種類のTSが選局される場合、例えばある
1TSはモニタ表示とし、他の1TSはビデオ録画の場
合には、選局された2TSのみをメモリ回路1606に
書き込み、速度変換を行って、32/48=2/3の速
度で読み出しを行えばよい。この場合には、BSデジタ
ル放送の規格において、1TSが占有する1フレームあ
たりの最大スロット数が決められていれば、最大スロッ
ト数×2スロットのメモリ領域を用意しておけばよい。
他に、例えば8種類のTSが入力され、4種類のTSが
選局された場合についても同様である。
【0295】また、速度変換回路として、選局された複
数のTSを速度変換して、連続的に並列に出力する構成
も考えられる。図47は並列出力の速度変換回路160
8を有する場合の誤り訂正回路1607の構成を示すブ
ロック図である。速度変換回路1608は、デ・インタ
ーリーブ回路1302ですでに選択された複数のTSを
速度変換して、連続的に並列に出力するものである。図
47に示す誤り訂正回路1607では、デ・インターリ
ーブ回路1302、速度変換回路1608、選局回路1
609の内部構成が、図41のデ・インターリーブ回路
20005、速度変換回路1502及び選局回路150
3の内部構成と比較して変わっている。その他の各ブロ
ック、即ちビタビ復号器20002、シンボル/バイト
変換回路20004、MPEG同期バイト/ダミー・ス
ロット挿入回路20006、デ・ランダマイズ回路20
007、RS復号回路20008、伝送制御情報復号回
路20010は、図41に示すものと同一である。
【0296】図48は速度変換回路1608の構成例を
示すブロック図である。点線部で示す速度変換回路16
08は、書き込みアドレス生成回路1610と、読み出
しアドレス生成回路1611と、メモリ回路1612と
を有している。なお、TSの選択と速度変換を行うため
に、本実施の形態のメモリ回路1612は32スロット
のメモリ領域を使用する。また、図48には伝送制御情
報復号回路20010と選局回路1609とが図示され
ている。
【0297】ここで、速度変換回路1608に入力され
るデータ系列を、1フレーム(48スロット)あたり、 TS1:<高階層の画像>TC−8PSK :14スロット <低階層の画像>QPSK(r=1/2):2スロット (内、ダミー1スロット) TS2:<高階層の画像>TC−8PSK :12スロット <低階層の画像>QPSK(r=3/4):4スロット (内、ダミー1スロット) TS3:<高階層の画像>TC−8PSK :12スロット <低階層の画像>BPSK(r=1/2):4スロット (内、ダミー3スロット) の3種類のTSが入力される場合を考える。
【0298】2種類のTSが選局される場合、例えばあ
る1TSはモニタ表示とし、他の1TSはビデオ録画と
する場合には、デ・インターリーブ回路1302ですで
に選択された2TSのみをメモリ回路1612に書き込
み、速度変換を行って16/48=1/3の速度で2T
Sを並列に読み出せばよい。他に、例えば8種類のTS
が入力され、4種類のTSが選局された場合についても
同様である。
【0299】なお、上記実施の形態において、速度変換
回路1602又は速度変換回路1608は、1スロット
=204バイトで、パリティバイト16バイトもメモリ
回路1606又はメモリ回路1612に読み書きし、イ
ネーブル信号付きで出力する構成とした。この構成に限
らずに、パリティバイト16バイトはメモリ回路160
6又はメモリ回路1612に読み書きしないで、速度変
換を行う構成も考えられる。この場合には、メモリ回路
1606又はメモリ回路1612の使用領域を更に18
8/204=47/51に削減でき、読み出しアドレス
生成回路1605又は読み出しアドレス生成回路161
1は、イネーブル信号を生成する必要がなくなる。47
/51の速度変換については、例えばカウント値が51
になると、リップル・キャリー(桁上げ)信号を出力す
るカウンタ回路を設け、このカウンタ回路に47ずつ入
力すれば実現は容易である。この場合、リップル・キャ
リー信号が、入力の47/51の速度で出力される。
【0300】(実施の形態17) 本発明の実施の形態17における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す実
施の形態においては、「TMCCなし」、即ちスーパー
フレーム構造が時間的に一定である場合を前提としてい
る。本実施の形態における誤り訂正回路は、実施の形態
1〜16で説明した誤り訂正回路において、各種制御情
報が周期的に生成される以外は、基本的には動作は同一
である。従って、同一動作の部分については説明を省略
する。
【0301】図49は送信側の誤り訂正符号化装置17
01の構成例を示すブロック図である。本図に示す誤り
訂正符号化装置1701は、TS多重回路10002
と、RS符号化回路10003と、ランダマイズ回路1
0004と、インターリーブ回路10005と、バイト
/シンボル変換回路10006と、たたみ込み符号化器
10007と、マッピング回路10008とを有し、図
76に示す従来例の伝送制御情報生成回路10009に
代えて、TAB/データ情報生成回路1702が設けら
れたことが特徴である。なお、TS多重回路10002
〜マッピング回路10008の各機能は、図76に示す
ものと同一である。
【0302】図50は、誤り訂正符号化装置1701に
おけるランダマイズ回路10004までの出力データ系
列を示すデータ配置図である。ここでのデータ配置で
は、図77に示す「TMCCあり」の場合と全く同じ流
れである。但し、図50(d)のスーパーフレーム構成
に示すように、各スロットの先頭バイトはインターリー
ブ後に、TMCCの代わりに1フレームあたり12バイ
トの信号に置き換えられる。これらの12バイトの信号
は、前TAB信号2バイトのW1、映像以外のデータ、
例えば文字多重データ8バイト、後ろTAB信号2バイ
トのW2又はW3である。
【0303】図51は、バイト/シンボル変換回路10
006に入力されるスーパーフレーム構造のバイトデー
タ系列におけるデータ配置図である。図87に示すよう
に、「TMCCあり」の場合と比較して、TMCC実デ
ータ、即ち1フレームあたり8バイトが映像以外のデー
タ、例えば文字多重データ8バイトに置き換わっている
ことが特徴である。このこと以外は、図87と同一のス
ーパーフレーム構造である。即ち、図49のTAB/デ
ータ情報生成回路1702は、各フレーム毎に12バイ
トの同期信号を、前TAB信号(W1)2バイト、映像
以外の文字多重データを8バイト、後ろTAB信号(W
2又はW3)2バイトの順に生成する。また、TAB/
データ情報生成回路1702は、周期的に一定の変調パ
ラメータを生成して出力する。
【0304】図52は、バイト/シンボル変換回路10
006に入力されるスーパーフレーム構造の1フレーム
あたりのバイトデータ系列において、各伝送モードのス
ロット数の一例を示す説明図である。本図に示すよう
に、 TC−8PSK(r=2/3):42スロット QPSK(r=3/4) : 0スロット QPSK(r=1/2) : 2スロット(内、ダミー1スロット) BPSK(r=1/2) : 4スロット(内、ダミー3スロット) であり、時間的にこのスロット数は変化しないものとす
る。
【0305】図53は、誤り訂正符号化装置1701の
入力から出力までの信号の流れをまとめた1フレームあ
たりのデータ配置図である。図97(d)の「TMCC
あり」2の場合と比較して、図53(d)はTMCCの
実データ、即ち128シンボル/フレームの部分が、文
字多重データ8バイトがたたみ込み符号化されたシンボ
ルに変わっているのみで、他の部分は同一である。
【0306】次に、誤り訂正符号化装置1701で誤り
訂正符号化されたデータ系列を誤り訂正復号する誤り訂
正回路について、図面を参照しながら以下に説明する。
【0307】図54は、実施の形態1で説明したように
「TMCCあり」の場合に対して、「TMCCなし」の
場合、即ち実施の形態17における誤り訂正回路170
3の構成例を示すブロック図である。この誤り訂正回路
1703では、太い実線で図示されたブロックが従来例
と異なる。本実施の形態の誤り訂正回路1703では、
切替制御信号で制御されるビタビ復号器102と、切替
制御信号を生成するビタビ復号器制御回路103とが設
けられ、実施の形態1〜16における伝送制御情報復号
回路20010に代わって、制御信号発生回路1704
が設けられたことと、実施の形態1〜16と内部構成が
異なる選局回路1705が設けられたことが特徴であ
る。その他の各ブロック、即ち高/低階層選択信号生成
回路20003〜速度変換回路20009が設けられて
いることは、図1に示すものと同一である。
【0308】このような構成の誤り訂正回路1703の
動作について説明する。図49に示すような送信側の誤
り訂正符号化装置1701で誤り訂正符号化されたデー
タ系列は、図示しない直交変調器によって直交変調さ
れ、衛星伝送路を通して送信される。トランスポンダか
ら送信された信号は、受信側の図示しないPSK復調器
に入力されてPSK復調される。図91に示すたたみ込
み回路10014の拘束長が7であり、TAB信号区間
はBPSKで伝送されるため、ビタビ復号前のTAB信
号(w1、w2、w3)は、それぞれ32シンボル(3
2ビット)の内、先頭12シンボルは不確定であるが、
残りの20シンボルは図51に示すようにw1(=xxxE
CD28h )、w2(=xxx0B677h )、w3(=xxxF4988h
)と確定する。PSK復調器は、選局情報により選局
が切り替えられると、まず遅延検波により復調を行い、
w1、w2、w3を検出する。こうしてPSK復調器は
スーパーフレーム同期と絶対位相とを検出し、検出後は
同期検波を行ってPSK復調データ及びスーパーフレー
ム同期信号を、図54の誤り訂正回路1703に出力す
る。
【0309】誤り訂正回路1703では、PSK復調器
より出力されたスーパーフレーム同期信号により制御信
号発生回路1704が動作を行い、各種制御情報、即ち
伝送モード/スロット情報、伝送モード、ダミー・スロ
ット情報を一定の周期で生成して出力する。また、制御
信号発生回路1704は、ビタビ復号器102より出力
される各フレーム64ビット(64シンボル)の文字多
重データの部分のみを抜き取って出力する。
【0310】ビタビ復号器制御回路103は、実施の形
態1と同様にして、制御信号発生回路1704より出力
された伝送モード/スロット情報により切替制御信号を
生成して、ビタビ復号器102に出力する。ビタビ復号
器102は、図2に示す実施の形態1と同様の動作を行
う。
【0311】以上に示した誤り訂正回路1703の誤り
訂正能力は、実施の形態1の誤り訂正回路と同程度に確
保される。なお、実施の形態1と同様に、伝送モード切
替後の変調多値数が伝送モード切替前より大きい場合、
又は変調多値数が同じで符号化率が大きい場合のみ、切
替制御信号を生成する構成にしてもよい。
【0312】また、実施の形態1と同様に、スーパーフ
レーム同期信号(BPSK:r=1/2)の前後の伝送
モード切替時においては、ビタビ復号器制御回路103
は切替制御信号を生成しないような構成にしてもよい。
この場合には、固定シンボル系列の性質を利用したビタ
ビ復号制御方法が考えられる。これについては実施の形
態18、19にて説明する。
【0313】(実施の形態18)本発明の実施の形態1
8における誤り訂正回路について、図面を参照しながら
説明する。なお、本実施の形態においても「TMCCな
し」で、スーパーフレーム構造が時間的に一定の場合に
ついて説明する。
【0314】図55は、実施の形態2で説明した「TM
CCあり」の場合に対して、「TMCCなし」の場合の
誤り訂正回路1801の構成例を示すブロック図であ
る。この誤り訂正回路1801は、図5に示す実施の形
態2の誤り訂正回路201において、内部構成の異なる
選局回路1705が設けられたことと、伝送制御情報復
号回路20010に代わって制御信号発生回路1704
が設けられたことが特徴である。その他の各ブロック、
即ちビタビ復号器202〜ビタビ復号器制御回路20
3、高/低階層選択信号生成回路20003〜速度変換
回路20009の各機能は図5に示すものと同一であ
る。
【0315】本実施の形態の誤り訂正回路1801にお
いては、実施の形態2の場合と同様に、ビタビ復号器制
御回路203が制御信号発生回路1704より出力され
た伝送モード/スロット情報により確定状態信号を生成
して、図6のビタビ復号器202に出力する。ビタビ復
号器202は図7に示すように実施の形態2と同様の動
作を行う。また、制御信号発生回路1704は、ビタビ
復号器202より出力される各フレーム64ビット(6
4シンボル)の文字多重データの部分のみを抜き取って
出力する。
【0316】以上に示した誤り訂正回路1801の誤り
訂正能力は、実施の形態2の誤り訂正回路と同程度に確
保される。なお、実施の形態2と同様に、ビタビ復号器
制御回路203は、確定状態信号を生成するシンボル期
間は1シンボル以上、最大10シンボルまでの間で任意
に選択可能であり、どのシンボルを選択するかも任意で
ある。
【0317】(実施の形態19) 本発明の実施の形態19における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態
においても「TMCCなし」で、スーパーフレーム構造
が時間的に一定の場合について説明する。
【0318】図56は、実施の形態3で説明を行った
「TMCCあり」に対して、「TMCCなし」の場合の
誤り訂正回路1901の構成例を示すブロック図であ
る。この誤り訂正回路1901は、図8に示す実施の形
態3の誤り訂正回路301において、内部構成の異なる
選局回路1705が設けられたことと、伝送制御情報復
号回路20010に代わって制御信号発生回路1704
が設けられたことが特徴である。その他の各ブロック、
即ちビタビ復号器302〜ビタビ復号器制御回路30
3、高/低階層選択信号生成回路20003〜速度変換
回路20009の各機能は、図8に示すものと同一であ
る。
【0319】本実施の形態の誤り訂正回路1901にお
いては、実施の形態3の場合と同様にして、ビタビ復号
器制御回路303が制御信号発生回路1704より出力
された伝送モード/スロット情報により固定ブランチ信
号を生成して、図9のビタビ復号器302に出力する。
ビタビ復号器302は、図10に示すように実施の形態
3と同様の動作を行う。また、制御信号発生回路170
4は、ビタビ復号器302より出力される各フレーム6
4ビット(64シンボル)の文字多重データの部分のみ
を抜き取って出力する。
【0320】以上に示した誤り訂正回路1901の誤り
訂正能力は、実施の形態3の誤り訂正回路と同程度に確
保される。
【0321】(実施の形態20) 本発明の実施の形態20における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態
においても「TMCCなし」で、スーパーフレーム構造
が時間的に一定の場合について説明する。
【0322】図57は、実施の形態4で説明した「TM
CCあり」に対して、「TMCCなし」の場合の誤り訂
正回路2001の構成例を示すブロック図である。この
誤り訂正回路2001は、図11に示す実施の形態4の
誤り訂正回路401において、内部構成の異なる選局回
路1705が設けられたことと、伝送制御情報復号回路
20010に代わって、制御信号発生回路1704が設
けられたことが特徴である。その他の各ブロック、即ち
ビタビ復号器402〜ビタビ復号器制御回路403、高
/低階層選択信号生成回路20003〜速度変換回路2
0009の各機能は、図11に示すものと同一である。
【0323】本実施の形態の誤り訂正回路2001にお
いては、実施の形態4と同様にして、ビタビ復号器制御
回路403が制御信号発生回路1704より出力された
伝送モード/スロット情報により状態削減信号を生成し
て、図12のビタビ復号器402に出力する。ビタビ復
号器402は、図13に示すように実施の形態3と同様
の動作を行う。また制御信号発生回路1704は、ビタ
ビ復号器402より出力される各フレーム64ビット
(64シンボル)の文字多重データの部分のみを抜き取
って出力する。
【0324】以上に示した誤り訂正回路2001の誤り
訂正能力は、実施の形態4の誤り訂正回路と同程度に確
保される。
【0325】(実施の形態21) 本発明の実施の形態21における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態
においても「TMCCなし」で、スーパーフレーム構造
が時間的に一定の場合について説明する。
【0326】図58は、実施の形態5で説明した「TM
CCあり」に対して、「TMCCなし」の場合の誤り訂
正回路2101の構成例を示すブロック図である。この
誤り訂正回路2001は、図14に示す実施の形態5の
誤り訂正回路501において、内部構成の異なる選局回
路1705が設けられたことと、伝送制御情報復号回路
20010に代わって制御信号発生回路1704が設け
られたことが特徴である。その他の各ブロック、即ち入
力シンボル変換回路506、ビタビ復号器制御回路50
3、ビタビ復号器20002〜速度変換回路20009
の各機能は、図14に示すものと同一である。
【0327】本実施の形態の誤り訂正回路2101にお
いては、ビタビ復号器制御回路503が、制御信号発生
回路1704より出力された伝送モード/スロット情報
によりシンボル座標変換信号を生成して、図15に示す
入力シンボル変換回路506に出力することは、実施の
形態5と同様である。入力シンボル変換回路506は、
図16に示すように、実施の形態5と同様の動作を行
う。また、制御信号発生回路1704は、ビタビ復号器
502より出力される各フレーム64ビット(64シン
ボル)の文字多重データの部分のみを抜き取って出力す
る。
【0328】以上に示した誤り訂正回路2101の誤り
訂正能力は、実施の形態5の誤り訂正回路と同程度に確
保される。
【0329】(実施の形態22) 本発明の実施の形態22における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態
においても「TMCCなし」で、スーパーフレーム構造
が時間的に一定の場合について説明する。
【0330】図59は、実施の形態6で説明した「TM
CCあり」に対して、「TMCCなし」の場合の誤り訂
正回路2201の構成例を示すブロック図である。この
誤り訂正回路2201は、図19に示す実施の形態6の
誤り訂正回路601において、内部構成の異なる選局回
路1705が設けられたことと、伝送制御情報復号回路
20010に代わって、制御信号発生回路1704が設
けられたことが特徴である。その他の各ブロック、即ち
ビタビ復号器602〜ビタビ復号器制御回路603、高
/低階層選択信号生成回路20003〜速度変換回路2
0009の各機能は、図19に示すものと同一である。
【0331】本実施の形態の誤り訂正回路2201にお
いては、実施の形態6と同様にして、ビタビ復号器制御
回路603が制御信号発生回路1704より出力された
伝送モード/スロット情報により確定状態信号と固定ブ
ランチ信号を生成して、図20のビタビ復号器602に
出力する。ビタビ復号器602は実施の形態6と同様の
動作を行う。また、制御信号発生回路1704は、ビタ
ビ復号器602より出力される各フレーム64ビット
(64シンボル)の文字多重データの部分のみを抜き取
って出力する。
【0332】以上に示した誤り訂正回路2201の誤り
訂正能力は、実施の形態6の誤り訂正回路と同程度に確
保される。
【0333】(実施の形態23) 本発明の実施の形態23における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態
においても「TMCCなし」で、スーパーフレーム構造
が時間的に一定の場合について説明する。
【0334】図60は、実施の形態7で説明した「TM
CCあり」に対して、「TMCCなし」の場合の誤り訂
正回路2301の構成例を示すブロック図である。この
誤り訂正回路2301は、図21に示す実施の形態7の
誤り訂正回路701において、内部構成の異なる選局回
路1705が設けられたことと、伝送制御情報復号回路
20010に代わって、制御信号発生回路1704が設
けられたことが特徴である。その他の各ブロック、即ち
入力シンボル変換回路506、ビタビ復号器702〜ビ
タビ復号器制御回路703、高/低階層選択信号生成回
路20003〜速度変換回路20009の各機能は、図
21に示すものと同一である。
【0335】本実施の形態の誤り訂正回路2301にお
いては、実施の形態7の場合と同様にして、ビタビ復号
器制御回路703が制御信号発生回路1704より出力
された伝送モード/スロット情報によりシンボル座標変
換信号を生成して入力シンボル変換回路506に出力
し、また固定ブランチ信号を生成して図22のビタビ復
号器702に出力する。入力シンボル変換回路506と
ビタビ復号器702は、実施の形態7と同様の動作を行
う。また、制御信号発生回路1704は、ビタビ復号器
702より出力される各フレーム64ビット(64シン
ボル)の文字多重データの部分のみを抜き取って出力す
る。
【0336】以上に示した誤り訂正回路2301の誤り
訂正能力は、実施の形態7の誤り訂正回路と同程度に確
保される。
【0337】(実施の形態24) 本発明の実施の形態24における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態
においても「TMCCなし」で、スーパーフレーム構造
が時間的に一定の場合について説明する。
【0338】図61は、実施の形態8で説明した「TM
CCあり」に対して、「TMCCなし」の場合の誤り訂
正回路2401の構成例を示すブロック図である。この
誤り訂正回路2401は、図23に示す実施の形態8の
誤り訂正回路801において、内部構成の異なる選局回
路1705が設けられたことと、伝送制御情報復号回路
20010に代わって、制御信号発生回路1704が設
けられたことが特徴である。その他の各ブロック、即ち
ビタビ復号器802〜ビタビ復号器制御回路803、高
/低階層選択信号生成回路20003〜速度変換回路2
0009の各機能は、図23に示すものと同一である。
【0339】本実施の形態の誤り訂正回路2401にお
いては、実施の形態8の場合と同様にして、ビタビ復号
器制御回路803が制御信号発生回路1704より出力
された伝送モード/スロット情報により確定状態信号と
状態削減信号を生成して、図24のビタビ復号器802
に出力する。ビタビ復号器802は、実施の形態8と同
様の動作を行う。また、制御信号発生回路1704は、
ビタビ復号器802より出力される各フレーム64ビッ
ト(64シンボル)の文字多重データの部分のみを抜き
取って出力する。
【0340】以上に示した誤り訂正回路2401の誤り
訂正能力は、実施の形態8の誤り訂正回路と同程度に確
保される。
【0341】(実施の形態25) 本発明の実施の形態25における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態
においても「TMCCなし」で、スーパーフレーム構造
が時間的に一定の場合について説明する。
【0342】図62は、実施の形態9で説明した「TM
CCあり」に対して、「TMCCなし」の場合の誤り訂
正回路2501の構成例を示すブロック図である。この
誤り訂正回路2501は、図25に示す実施の形態9の
誤り訂正回路901において、内部構成の異なる選局回
路1705が設けられたことと、伝送制御情報復号回路
20010に代わって、制御信号発生回路1704が設
けられたことが特徴である。その他の各ブロック、即ち
ビタビ復号器902〜ビタビ復号器制御回路903、高
/低階層選択信号生成回路20003〜速度変換回路2
0009の各機能は、図25に示すものと同一である。
【0343】本実施の形態の誤り訂正回路2501にお
いては、実施の形態9の場合と同様にして、ビタビ復号
器制御回路903が制御信号発生回路1704より出力
された伝送モード/スロット情報により固定ブランチ信
号と状態削減信号を生成して、図26のビタビ復号器9
02に出力する。ビタビ復号器902は実施の形態9と
同様の動作を行う。また、制御信号発生回路1704
は、ビタビ復号器902より出力される各フレーム64
ビット(64シンボル)の文字多重データの部分のみを
抜き取って出力する。
【0344】以上に示した誤り訂正回路2501の誤り
訂正能力は、実施の形態9の誤り訂正回路と同程度に確
保される。
【0345】(実施の形態26) 本発明の実施の形態26における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態
においても「TMCCなし」で、スーパーフレーム構造
が時間的に一定の場合について、説明を行う。
【0346】図63は、実施の形態10で説明した「T
MCCあり」に対して、「TMCCなし」の場合の誤り
訂正回路2601の構成例を示すブロック図である。こ
の誤り訂正回路2601は、図27に示す実施の形態1
0の誤り訂正回路1001において、内部構成の異なる
選局回路1705が設けられたことと、伝送制御情報復
号回路20010に代わって、制御信号発生回路170
4が設けられたことが特徴である。その他の各ブロッ
ク、即ち入力シンボル変換回路506、ビタビ復号器1
002〜ビタビ復号器制御回路1003、高/低階層選
択信号生成回路20003〜速度変換回路20009の
各機能は、図27に示すものと同一である。
【0347】本実施の形態の誤り訂正回路2601にお
いては、実施の形態10の場合と同様にして、ビタビ復
号器制御回路1003が制御信号発生回路1704より
出力された伝送モード/スロット情報によりシンボル座
標変換信号を生成して入力シンボル変換回路506に出
力し、また状態削減信号を生成して図28のビタビ復号
器1002に出力する。入力シンボル変換回路506と
ビタビ復号器1002は、実施の形態10と同様の動作
を行う。また、制御信号発生回路1704は、ビタビ復
号器1002より出力される各フレーム64ビット(6
4シンボル)の文字多重データの部分のみを抜き取って
出力する。
【0348】以上に示した誤り訂正回路2601の誤り
訂正能力は、実施の形態10の誤り訂正回路と同程度に
確保される。
【0349】(実施の形態27) 本発明の実施の形態27における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態
においても「TMCCなし」で、スーパーフレーム構造
が時間的に一定の場合について説明する。
【0350】図64は、実施の形態11で説明した「T
MCCあり」に対して、「TMCCなし」の場合の誤り
訂正回路2701の構成例を示すブロック図である。こ
の誤り訂正回路2701は、図29に示す実施の形態1
1の誤り訂正回路1101において、内部構成の異なる
選局回路1705が設けられたことと、伝送制御情報復
号回路20010に代わって、制御信号発生回路170
4が設けられたことが特徴である。その他の各ブロッ
ク、即ちビタビ復号器1102〜ビタビ復号器制御回路
1103、高/低階層選択信号生成回路20003〜速
度変換回路20009の各機能は、図29に示すものと
同一である。
【0351】本実施の形態の誤り訂正回路2701にお
いては、実施の形態11の場合と同様にして、ビタビ復
号器制御回路1103が制御信号発生回路1704より
出力された伝送モード/スロット情報により、確定状態
信号、固定ブランチ信号、状態削減信号を生成して、図
30のビタビ復号器1102に出力する。ビタビ復号器
1102は実施の形態11と同様の動作を行う。また、
制御信号発生回路1704は、ビタビ復号器1102よ
り出力される各フレーム64ビット(64シンボル)の
文字多重データの部分のみを抜き取って出力する。
【0352】以上に示した誤り訂正回路2701の誤り
訂正能力は、実施の形態11の誤り訂正回路と同程度に
確保される。
【0353】(実施の形態28) 本発明の実施の形態28における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態
においても「TMCCなし」で、スーパーフレーム構造
が時間的に一定の場合について説明する。
【0354】図65は、実施の形態12で説明した「T
MCCあり」に対して、「TMCCなし」の場合の誤り
訂正回路2801の構成例を示すブロック図である。こ
の誤り訂正回路2801は、図31に示す実施の形態1
2の誤り訂正回路1201において、内部構成が異なる
選局回路1705が設けられたことと、伝送制御情報復
号回路20010に代わって、制御信号発生回路170
4が設けられたことが特徴である。その他の各ブロッ
ク、即ち入力シンボル変換回路506、ビタビ復号器1
202〜ビタビ復号器制御回路1203、高/低階層選
択信号生成回路20003〜速度変換回路20009の
各機能は、図31に示すものと同一である。
【0355】本実施の形態の誤り訂正回路2801にお
いては、実施の形態12の場合と同様にして、ビタビ復
号器制御回路1203が制御信号発生回路1704より
出力された伝送モード/スロット情報によりシンボル座
標変換信号を生成して入力シンボル変換回路506に出
力し、また固定ブランチ信号と状態削減信号とを生成し
て図32のビタビ復号器1202に出力する。入力シン
ボル変換回路506とビタビ復号器1202とは、実施
の形態12と同様の動作を行う。また制御信号発生回路
1704は、ビタビ復号器1202より出力される各フ
レーム64ビット(64シンボル)の文字多重データの
部分のみを抜き取って出力する。
【0356】以上に示した誤り訂正回路2801の誤り
訂正能力は、実施の形態12の誤り訂正回路と同程度に
確保される。
【0357】(実施の形態29) 本発明の実施の形態29における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態
においても「TMCCなし」で、スーパーフレーム構造
が時間的に一定の場合について説明する。
【0358】図66は、実施の形態13で説明した「T
MCCあり」に対して、「TMCCなし」の場合の誤り
訂正回路2901の構成例を示すブロック図である。こ
の誤り訂正回路2901は、図33に示す実施の形態1
3の誤り訂正回路1301において、内部構成の異なる
選局回路1705が設けられたことと、伝送制御情報復
号回路20010に代わって、制御信号発生回路170
4が設けられたことが特徴である。その他の各ブロッ
ク、即ちデ・インターリーブ回路1302、ビタビ復号
器20002〜シンボル/バイト変換回路20004、
MPEG同期バイト/ダミー・スロット挿入回路200
06〜速度変換回路20009の各機能は、図33に示
すものと同一である。
【0359】本実施の形態の誤り訂正回路2901にお
いては、図84に示す相対TS/TS対応表と図83に
示す相対TS/スロット情報は既知とし、時間的に一定
である。従って、選局回路1705は、既知である相対
TS/TS対応表と相対TS/スロット情報を有し、そ
れらの情報よりスロット選択信号を生成して、図34の
デ・インターリーブ回路1302に出力する。デ・イン
ターリーブ回路1302は、図35に示すように実施の
形態13と同様の動作を行う。
【0360】以上に示した誤り訂正回路2901の誤り
訂正能力は、実施の形態13の誤り訂正回路と同程度に
確保される。
【0361】なお、実施の形態13と同様に、例えばB
Sデジタル放送の規格において、1TSが占有する1フ
レームあたりの最大スロット数が決められていれば、最
大スロット数×8スロットの2バンク分のメモリ領域を
用意しておけばよく、メモリ回路1306が使用するメ
モリ領域は、実施の形態13と同様に24×8スロット
の2バンク分に限らない。
【0362】また、実施の形態13と同様に例えば、 TS1:<高階層の画像>TC−8PSK :14スロット <低階層の画像>QPSK(r=1/2):2スロット (内、ダミー1スロット) TS2:<高階層の画像>TC−8PSK :12スロット <低階層の画像>QPSK(r=3/4):4スロット (内、ダミー1スロット) TS3:<高階層の画像>TC−8PSK :12スロット <低階層の画像>BPSK(r=1/2):4スロット (内、ダミー3スロット) の3種類のTSが入力される場合を考える。即ち1トラ
ンスポンダに3TSを割り当てる。1種類のTSが選局
される場合には、実施の形態13と同様に、選局された
1TSのみをメモリ回路1306に書き込み、読み出し
を行えばよい。また、2種類のTSが選局される場合、
例えばある1TSはモニタ表示とし、他の1TSはビデ
オ録画とする場合には、選局された2TSのみをメモリ
回路1306に書き込み、読み出しを行えばよい。この
場合には、BSデジタル放送の規格において、1TSが
占有する1フレームあたりの最大スロット数が決められ
ていれば、最大スロット数×8×2スロットの2バンク
分のメモリ領域を用意しておけばよい。他に、例えば8
種類のTSが入力され、4種類のTSが選局された場合
についても同様である。
【0363】(実施の形態30) 本発明の実施の形態30における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態
においても「TMCCなし」で、スーパーフレーム構造
が時間的に一定の場合について説明する。
【0364】図67は、実施の形態14で説明した「T
MCCあり」に対して、「TMCCなし」の場合の誤り
訂正回路3001の構成例を示すブロック図である。こ
の誤り訂正回路3001は、図36に示す実施の形態1
4の誤り訂正回路1401において、内部構成の異なる
選局回路1705が設けられたことと、伝送制御情報復
号回路20010に代わって、制御信号発生回路170
4が設けられたことが特徴である。その他の各ブロッ
ク、即ちデ・インターリーブ回路1402、デ・ランダ
マイズ回路1407、ビタビ復号器20002〜シンボ
ル/バイト変換回路20004、MPEG同期バイト/
ダミー・スロット挿入回路20006、RS復号回路2
0008〜速度変換回路20009の各機能は、図36
に示すものと同一である。
【0365】本実施の形態の誤り訂正回路3001にお
いては、実施の形態29の場合と同様にして、選局回路
1705がスロット選択信号を生成して、図37のデ・
インターリーブ回路1402と図39のデ・ランダマイ
ズ回路1407とに出力する。デ・インターリーブ回路
1402とデ・ランダマイズ回路1407とは、図38
(b)及び図40に示すように実施の形態14と同様の
動作を行う。
【0366】以上に示した誤り訂正回路3001の誤り
訂正能力は、実施の形態14の誤り訂正回路と同程度に
確保される。
【0367】なお、実施の形態14と同様に、例えばB
Sデジタル放送の規格において、1TSが占有する1フ
レームあたりの最大スロット数が決められていれば、最
大スロット数×8スロットの2バンク分のメモリ領域を
用意しておけばよく、メモリ回路1406が使用するメ
モリ領域は、実施の形態14と同様に24×8スロット
の2バンク分に限らない。
【0368】また、実施の形態14と同様に例えば、 TS1:<高階層の画像>TC−8PSK :14スロット <低階層の画像>QPSK(r=1/2):2スロット (内、ダミー1スロット) TS2:<高階層の画像>TC−8PSK :12スロット <低階層の画像>QPSK(r=3/4):4スロット (内、ダミー1スロット) TS3:<高階層の画像>TC−8PSK :12スロット <低階層の画像>BPSK(r=1/2):4スロット (内、ダミー3スロット) の3種類のTSが入力される場合を考える。即ち1トラ
ンスポンダに3TSを割り当てる。1種類のTSが選局
される場合には、実施の形態14と同様に、選局された
1TSのみをメモリ回路1406に書き込み、速度変換
を行って16/48=1/3の速度で読み出しを行えば
よい。また、2種類のTSが選局される場合、例えばあ
る1TSはモニタ表示とし、他の1TSはビデオ録画と
する場合には、選局された2TSのみをメモリ回路14
06に書き込み、32/48=2/3の速度で読み出し
を行えばよい。この場合には、BSデジタル放送の規格
において、1TSが占有する1フレームあたりの最大ス
ロット数が決められていれば、最大スロット数×8×2
スロットの2バンク分のメモリ領域を用意しておけばよ
い。他に、例えば8種類のTSが入力され、4種類のT
Sが選局された場合についても同様である。
【0369】また、本実施の形態の場合、実施の形態1
4と同様にして、図108(e)に示すようなイネーブ
ル信号、即ち188バイトのMPEGパケット有効期間
が‘H’となり、16バイトのRS符号のパリティ区間
が‘L’となる信号は、図67の選局回路1705が生
成すればよい。
【0370】なお、本実施の形態においては、デ・ラン
ダマイズ回路1407におけるPN発生をビットシリア
ルとしたが、8ビットパラレルのPN発生としてもよ
い。その場合には、P/S変換回路20030とS/P
変換回路20031を不要にすることができる。
【0371】(実施の形態31) 本発明の実施の形態31における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態
においても「TMCCなし」で、スーパーフレーム構造
が時間的に一定の場合について説明する。
【0372】図68は、実施の形態15で説明した「T
MCCあり」に対して、「TMCCなし」の場合の誤り
訂正回路3101の構成例を示すブロック図である。こ
の誤り訂正回路3101は、図41に示す実施の形態1
5の誤り訂正回路1501において、内部構成の異なる
選局回路1705が設けられたことと、伝送制御情報復
号回路20010に代わって、制御信号発生回路170
4が設けられたことが特徴である。その他の各ブロッ
ク、即ち速度変換回路1502、ビタビ復号器2000
2〜RS復号回路20008の各機能は図41に示すも
のと同一である。
【0373】本実施の形態の誤り訂正回路3101にお
いては、実施の形態29の場合と同様にして、選局回路
1705がスロット選択信号を生成して図69の速度変
換回路1502に出力する。速度変換回路1502は実
施の形態15と同様の動作を行う。
【0374】以上に示した誤り訂正回路3101の誤り
訂正能力は、実施の形態15の誤り訂正回路と同程度に
確保される。
【0375】なお、実施の形態15と同様に、例えばB
Sデジタル放送の規格において、1TSが占有する1フ
レームあたりの最大スロット数が決められていれば、そ
の最大スロット数のメモリ領域を用意しておけばよく、
メモリ回路1506が使用するメモリ領域は、実施の形
態15と同様に24スロットに限らない。
【0376】また、実施の形態15と同様に例えば、 TS1:<高階層の画像>TC−8PSK :14スロット <低階層の画像>QPSK(r=1/2):2スロット (内、ダミー1スロット) TS2:<高階層の画像>TC−8PSK :12スロット <低階層の画像>QPSK(r=3/4):4スロット (内、ダミー1スロット) TS3:<高階層の画像>TC−8PSK :12スロット <低階層の画像>BPSK(r=1/2):4スロット (内、ダミー3スロット) の3種類のTSが入力される場合を考える。即ち1トラ
ンスポンダに3TSを割り当てる。1種類のTSが選局
される場合には、実施の形態15と同様に、選局された
1TSのみをメモリ回路1506に書き込み、速度変換
を行って16/48=1/3の速度で読み出しを行えば
よい。また、2種類のTSが選局される場合、例えばあ
る1TSはモニタ表示とし、他の1TSはビデオ録画と
する場合には、選局された2TSのみをメモリ回路15
06に書き込み、速度変換を行って32/48=2/3
の速度で読み出しを行えばよい。この場合には、BSデ
ジタル放送の規格において、1TSが占有する1フレー
ムあたりの最大スロット数が決められていれば、最大ス
ロット数×2スロットのメモリ領域を用意しておけばよ
い。他に、例えば8種類のTSが入力され、4種類のT
Sが選局された場合についても同様である。
【0377】また、実施の形態15で説明を行ったよう
に、速度変換回路1508は、選局された複数のTSを
速度変換して、連続的に並列に出力するような構成も考
えられる。
【0378】図70は、図43に示した「TMCCあ
り」の場合の誤り訂正回路1507に対して、「TMC
Cなし」の場合の並列出力の機能を有する誤り訂正回路
3102の構成例を示すブロック図である。この誤り訂
正回路3102は、図43に示す実施の形態15の誤り
訂正回路1507において、内部構成の異なる選局回路
1705が設けられたことと、伝送制御情報復号回路2
0010に代わって、制御信号発生回路1704が設け
られたことが特徴である。その他の各ブロック、即ち速
度変換回路1508、ビタビ復号器20002〜RS復
号回路20008)の各機能は図43に示すものと同一
である。
【0379】速度変換回路1508は、選局回路170
5より出力されたスロット選択信号により、図71に示
すように実施の形態15と同様の動作を行う。
【0380】以上に示した誤り訂正回路3102の誤り
訂正能力は、実施の形態15の誤り訂正回路と同程度に
確保される。
【0381】なお、パリティバイトの16バイトは、メ
モリ回路1506又はメモリ回路1512に読み書きし
ないで、速度変換を行うような構成も考えられる。この
場合には、メモリ回路1506又はメモリ回路1512
の使用領域を188/204=47/51に削減でき、
読み出しアドレス生成回路1505又は読み出しアドレ
ス生成回路1511はイネーブル信号を生成する必要が
なくなる。47/51の速度変換については、例えばカ
ウント値が51になると、リップル・キャリー(桁上
げ)信号を出力するカウンタ回路を設け、このカウンタ
回路に47ずつ入力すれば実現は容易である。この場合
リップル・キャリー信号が入力の47/51の速度で出
力される。
【0382】(実施の形態32) 本発明の実施の形態32における誤り訂正回路につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態
においても「TMCCなし」で、スーパーフレーム構造
が時間的に一定の場合について説明する。
【0383】図72は、「TMCCあり」の場合の誤り
訂正回路1601に対して、「TMCCなし」の場合の
誤り訂正回路3201の構成例を示すブロック図であ
る。この誤り訂正回路3201は、図45に示す実施の
形態16の誤り訂正回路1601において、内部構成の
異なる選局回路1705が設けられたことと、伝送制御
情報復号回路20010に代わって、制御信号発生回路
1704が設けられたことが特徴である。その他の各ブ
ロック、即ちデ・インターリーブ回路1302、速度変
換回路1602、ビタビ復号器20002〜シンボル/
バイト変換回路20004、MPEG同期バイト/ダミ
ー・スロット挿入回路20006〜RS復号回路200
08の各機能は、図45に示すものと同一である。
【0384】本実施の形態の誤り訂正回路3201にお
いては、実施の形態29で説明したように、図35
(b)に示すデ・インターリーブされたデータが、デ・
インターリーブ回路1302より出力される。1TSで
1フレームあたりの有効スロット数は24である。
【0385】図35(b)に示すように、デ・インター
リーブ回路1302より出力されたバイトデータ系列
は、従来例と同様にしてMPEG同期バイト/ダミー・
スロット挿入回路20006、デ・ランダマイズ回路2
0007、RS復号回路20008で処理されて、速度
変換回路1602に出力される。選局回路1705は実
施の形態29と同様にして、スロット選択信号を生成し
て図73の速度変換回路1602に出力する。速度変換
回路1602は実施の形態16と同様の動作を行う。
【0386】以上に示した誤り訂正回路3201の誤り
訂正能力は、実施の形態16の誤り訂正回路と同程度に
確保される。
【0387】なお、実施の形態16と同様に、例えばB
Sデジタル放送の規格において、1TSが占有する1フ
レームあたりの最大スロット数が決められていれば、そ
の最大スロット数のメモリ領域を用意しておけばよく、
メモリ回路1606が使用するメモリ領域は、実施の形
態16と同様に24スロットに限らない。
【0388】また、実施の形態16と同様に例えば、 TS1:<高階層の画像>TC−8PSK :14スロット <低階層の画像>QPSK(r=1/2):2スロット (内、ダミー1スロット) TS2:<高階層の画像>TC−8PSK :12スロット <低階層の画像>QPSK(r=3/4):4スロット (内、ダミー1スロット) TS3:<高階層の画像>TC−8PSK :12スロット <低階層の画像>BPSK(r=1/2 ):4スロット (内、ダミー3スロット) の3種類のTSが入力される場合を考える。即ち1トラ
ンスポンダに3TSを割り当てる。1種類のTSが選局
される場合には、実施の形態16と同様に、選局された
1TSのみをメモリ回路1606に書き込み、速度変換
を行って16/48=1/3の速度で読み出しを行えば
よい。また、2種類のTSが選局される場合、例えばあ
る1TSはモニタ表示とし、他の1TSはビデオ録画と
する場合には、選局された2TSのみをメモリ回路16
06に書き込み、速度変換を行って32/48=2/3
の速度で読み出しを行えばよい。この場合には、BSデ
ジタル放送の規格において、1TSが占有する1フレー
ムあたりの最大スロット数が決められていれば、最大ス
ロット数×2スロットのメモリ領域を用意しておけばよ
い。他に、例えば8種類のTSが入力され、4種類のT
Sが選局された場合についても同様である。
【0389】また、実施の形態16で説明を行ったよう
に、速度変換回路1608は、選局された複数のTSを
速度変換して、連続的に並列に出力するような構成も考
えられる。
【0390】図74は、「TMCCあり」の場合の誤り
訂正回路1607に対して、「TMCCなし」の場合の
並列出力の機能を有する誤り訂正回路3202の構成例
を示すブロック図である。この誤り訂正回路3202
は、図47に示す実施の形態16の誤り訂正回路160
7において、内部構成の異なる選局回路1705が設け
られたことと、伝送制御情報復号回路20010に代わ
って、制御信号発生回路1704が設けられたことが特
徴である。その他の各ブロック、即ちデ・インターリー
ブ回路1302、速度変換回路1608、ビタビ復号器
20002〜シンボル/バイト変換回路20004、M
PEG同期バイト/ダミー・スロット挿入回路2000
6〜RS復号回路20008の各機能は、図43に示す
ものと同一である。
【0391】速度変換回路1608は、図75に示すよ
うに選局回路1705より出力されたスロット選択信号
により、実施の形態16と同様の動作を行う。
【0392】以上に示した誤り訂正回路3202の誤り
訂正能力は、実施の形態16の誤り訂正回路と同程度に
確保される。
【0393】なお、実施の形態16と同様に、16バイ
トのパリティバイトは、メモリ回路1606又はメモリ
回路1612に読み書きしないで速度変換を行うような
構成も考えられる。この場合には、メモリ回路1606
又はメモリ回路1612の使用領域を188/204=
47/51に削減でき、読み出しアドレス生成回路16
05又は読み出しアドレス生成回路1611は、イネー
ブル信号を生成する必要がなくなる。47/51の速度
変換については、例えばカウント値が51になると、リ
ップル・キャリー(桁上げ)信号を出力するカウンタ回
路を設け、このカウンタ回路に47ずつ入力すれば実現
は容易である。この場合、リップル・キャリー信号が入
力の47/51の速度で出力される。
【0394】なお、上記実施の形態1において、誤り訂
正回路101は、現在審議中のBSデジタル放送の標準
方式に準拠し、図76の誤り訂正符号化装置10001
で符号化されたデータ系列をビタビ復号し、伝送モード
切替後の伝送モードBの影響を完全に遮断して、伝送モ
ード切替時にパスメモリ20021に残留している伝送
モード切替前の伝送モードAのビタビ復号データを出力
する構成としている。
【0395】しかしながら、送信フレームが複数の変調
方式と複数の符号化率のシンボルによって構成され、フ
レーム毎に各シンボルの変調方式・符号化率に関する情
報が伝送制御情報として含まれ、各フレームのシンボル
は異なる変調方式及び符号化率を越えて、連続的に1つ
のたたみ込み符号化器でたたみ込み符号化されて伝送さ
れたデータ系列を、上記実施の形態1と同様な構成によ
りビタビ復号する。そして伝送モード切替後の伝送モー
ドBの影響を完全に遮断して、伝送モード切替時にパス
メモリ20021に残留している伝送モード切替前の伝
送モードAのビタビ復号データを出力できることは明ら
かである。
【0396】また、上記実施の形態2〜12において、
誤り訂正回路201、301、401、501、60
1、701、801、901、1001、1101、及
び1201は、現在審議中のBSデジタル放送の標準方
式に準拠し、図76の誤り訂正符号化装置10001に
おいて符号化されたデータ系列をビタビ復号する。そし
て、TMCCの前後に付加されているTAB信号の固定
シンボル系列の性質を利用して、TMCCの伝送モード
切替時の前後の伝送モードの影響を完全に遮断して、伝
送モード切替時にパスメモリ20021に残留している
TMCCのビタビ復号データを出力する構成としてい
る。
【0397】しかしながら、送信フレームが複数の変調
方式と複数の符号化率のシンボルによって構成され、変
調方式及び符号化率の切替時において、切替前の最終シ
ンボルに続いて終結のための固定シンボル系列を含む場
合を有し、フレーム毎に各シンボルの変調方式・符号化
率に関する情報が伝送制御情報として含まれ、各フレー
ムのシンボルは異なる変調方式及び符号化率を越えて、
連続的に1つのたたみ込み符号化器でたたみ込み符号化
されて伝送されたデータ系列を、上記実施の形態2〜1
2と同様な構成によりビタビ復号する。そして、固定シ
ンボル系列の性質を利用して、伝送モード切替後の伝送
モードBの影響を完全に遮断して、伝送モード切替時に
パスメモリ20021に残留している伝送モード切替前
の伝送モードAのビタビ復号データを出力できることは
明らかである。
【0398】また、上記実施の形態13において、誤り
訂正回路1301は、現在審議中のBSデジタル放送の
標準方式に準拠し、図76の誤り訂正符号化装置100
01において符号化されたデータ系列をデ・インターリ
ーブし、選局されたTSのみをメモリ回路1306に読
み書きすることにより、使用するメモリ領域を削減する
構成としている。
【0399】しかしながら、複数のMPEGトランスポ
ート・ストリームを多重した伝送フォーマットで伝送を
行う伝送方式において、MPEGトランスポート・スト
リームの各パケット単位のデータ系列をスロットとし、
1フレーム=Mスロット、1スーパーフレーム=Nフレ
ームとするとき、各スロットのトランスポート・ストリ
ーム番号情報が、スーパーフレーム内に伝送制御情報と
して含まれ、スーパーフレーム内において、スロット単
位で深さNのインターリーブがMスロット分行われて送
信されるデータ系列を、上記実施の形態13と同様な構
成により、デ・インターリーブし、選局されたTSのみ
をメモリ回路1306に読み書きすることにより、使用
するメモリ領域を削減できることは明らかである。
【0400】また、上記実施の形態14において、誤り
訂正回路1401は、現在審議中のBSデジタル放送の
標準方式に準拠し、図76の誤り訂正符号化装置100
01において符号化されたデータ系列をデ・インターリ
ーブするとともに、選局されたTSのみを速度変換して
出力する構成としている。
【0401】しかしながら、複数のMPEGトランスポ
ート・ストリームを多重した伝送フォーマットで伝送を
行う伝送方式において、MPEGトランスポート・スト
リームの各パケット単位のデータ系列をスロットとし、
1フレーム=Mスロット、1スーパーフレーム=Nフレ
ームとするとき、各スロットのトランスポート・ストリ
ーム番号情報が、スーパーフレーム内に伝送制御情報と
して含まれ、スーパーフレーム内において、スロット単
位で深さNのインターリーブがMスロット分行われて送
信されるデータ系列を、上記実施の形態14と同様な構
成により、デ・インターリーブするとともに、選局され
たTSのみを速度変換して出力できることは明らかであ
る。
【0402】また、上記実施の形態14において、誤り
訂正回路1401は、現在審議中のBSデジタル放送の
標準方式に準拠し、図76の誤り訂正符号化装置100
01において符号化されたデータ系列が、デ・インター
リーブされ、選局されたTSのみを速度変換して出力さ
れたデータ系列を、48×8スロット分(1スーパーフ
レーム分)全ての2バイト目の初期値を生成可能な初期
値発生回路1409を設けてデ・ランダマイズを行う構
成としている。
【0403】しかしながら、複数のMPEGトランスポ
ート・ストリームを多重した伝送フォーマットで伝送を
行う伝送方式において、MPEGトランスポート・スト
リームの各パケット単位のデータ系列をスロットとし、
1フレーム=Mスロット、1スーパーフレーム=Nフレ
ームとするとき、各スロットのトランスポート・ストリ
ーム番号情報が、スーパーフレーム内に伝送制御情報と
して含まれ、スーパーフレーム単位で、連続でランダマ
イズが行われて送信されるデータ系列を、上記実施の形
態14と同様な構成により、デ・ランダマイズを行うこ
とができることは明らかである。
【0404】また、上記実施の形態15において、誤り
訂正回路1501及び誤り訂正回路1507は、現在審
議中のBSデジタル放送の標準方式に準拠し、図76の
誤り訂正符号化装置10001において符号化されたデ
ータ系列を速度変換し、選局されたTSのみをメモリ回
路1506又はメモリ回路1512に読み書きすること
により、使用するメモリ領域を削減する構成としてい
る。
【0405】しかしながら、複数のMPEGトランスポ
ート・ストリームを多重した伝送フォーマットで伝送を
行う伝送方式において、MPEGトランスポート・スト
リームの各パケット単位のデータ系列をスロットとし、
1フレーム=Mスロット、1スーパーフレーム=Nフレ
ームとするとき、各スロットのトランスポート・ストリ
ーム番号情報を、スーパーフレーム内に伝送制御情報と
して含んで伝送されるデータ系列を、上記実施の形態1
5と同様な構成により速度変換し、選局されたTSのみ
をメモリ回路1506又はメモリ回路1512に読み書
きすることにより、使用するメモリ領域を削減できるこ
とは明らかである。
【0406】また、上記実施の形態16において、誤り
訂正回路1601及び誤り訂正回路1607は、現在審
議中のBSデジタル放送の標準方式に準拠し、図76の
誤り訂正符号化装置10001において符号化されたデ
ータ系列をデ・インターリーブし、デ・インターリーブ
回路1302から選局されたTSのみが出力され、速度
変換回路1602又は速度変換回路1608がデータ系
列を速度変換し、選局されたTSのみをメモリ回路16
06又はメモリ回路1612に読み書きすることによ
り、使用するメモリ領域を削減する構成としている。
【0407】しかしながら、複数のMPEGトランスポ
ート・ストリームを多重した伝送フォーマットで伝送を
行う伝送方式において、MPEGトランスポート・スト
リームの各パケット単位のデータ系列をスロットとし、
1フレーム=Mスロット、1スーパーフレーム=Nフレ
ームとするとき、各スロットのトランスポート・ストリ
ーム番号情報が、スーパーフレーム内に伝送制御情報と
して含まれ、スーパーフレーム内において、スロット単
位で深さNのインターリーブがMスロット分行われて送
信されるデータ系列を、上記実施の形態16と同様な構
成により、デ・インターリーブし、デ・インターリーブ
回路1302から選局されたTSのみが出力され、速度
変換回路1602又は速度変換回路1608がデータ系
列を速度変換し、選局されたTSのみをメモリ回路16
06又はメモリ回路1612に読み書きすることによ
り、使用するメモリ領域を削減できることは明らかであ
る。
【0408】また、上記実施の形態17において、誤り
訂正回路1703は、現在審議中のBSデジタル放送の
標準方式において、「TMCCなし」、即ちスーパーフ
レーム構造が時間的に一定とした図49の誤り訂正符号
化装置1701において、図53のように符号化された
データ系列をビタビ復号し、伝送モード切替後の伝送モ
ードBの影響を完全に遮断して、伝送モード切替時にパ
スメモリ20021に残留している伝送モード切替前の
伝送モードAのビタビ復号データを出力する構成として
いる。
【0409】しかしながら、送信側のデータ系列が複数
の変調方式と複数の符号化率のシンボルによって構成さ
れ、各シンボルは異なる変調方式及び符号化率を越え
て、連続的に1つのたたみ込み符号化器でたたみ込み符
号化されて伝送されたデータ系列を、上記実施の形態1
7と同様な構成によりビタビ復号し、伝送モード切替後
の伝送モードBの影響を完全に遮断して、伝送モード切
替時にパスメモリ20021に残留している伝送モード
切替前の伝送モードAのビタビ復号データを出力できる
ことは明らかである。
【0410】また、上記実施の形態18〜28におい
て、誤り訂正回路1801,1901,2001,21
01,2201,2301,2401,2501,26
01,2701,2801は、現在審議中のBSデジタ
ル放送の標準方式において、「TMCCなし」、即ちス
ーパーフレーム構造が時間的に一定とした図49の誤り
訂正符号化装置1701において、図53のように符号
化されたデータ系列をビタビ復号し、文字多重データの
前後に付加されているTAB信号の固定シンボル系列の
性質を利用して、文字多重データの伝送モード切替時の
前後の伝送モードの影響を完全に遮断して、伝送モード
切替時にパスメモリ20021に残留している文字多重
データのビタビ復号データを出力する構成としている。
【0411】しかしながら、送信側のデータ系列が複数
の変調方式と複数の符号化率のシンボルによって構成さ
れ、変調方式及び符号化率の切替時において、切替前の
最終シンボルに続いて終結のための固定シンボル系列を
含む場合を有し、各シンボルは異なる変調方式及び符号
化率を越えて、連続的に1つのたたみ込み符号化器でた
たみ込み符号化されて伝送されたデータ系列を、上記実
施の形態18〜28と同様な構成によりビタビ復号し、
固定シンボル系列の性質を利用して、伝送モード切替後
の伝送モードBの影響を完全に遮断して、伝送モード切
替時にパスメモリ20021に残留している伝送モード
切替前の伝送モードAのビタビ復号データを出力できる
ことは明らかである。
【0412】また、上記実施の形態29において、誤り
訂正回路2901は、現在審議中のBSデジタル放送の
標準方式において、「TMCCなし」、即ちスーパーフ
レーム構造が時間的に一定とした図49の誤り訂正符号
化装置1701において、図97のように符号化された
データ系列をデ・インターリーブし、選局されたスロッ
トのみをメモリ回路1306に読み書きすることによ
り、使用するメモリ領域を削減する構成としている。
【0413】しかしながら、伝送フォーマットにおい
て、最小単位の固定長データ系列をスロットとし、1フ
レーム=Mスロット、1スーパーフレーム=Nフレーム
とするとき、スーパーフレーム内において、スロット単
位で深さNのインターリーブがMスロット分行われて送
信されるデータ系列を、上記実施の形態29と同様な構
成によりデ・インターリーブし、選局されたスロットの
みをメモリ回路1306に読み書きすることにより、使
用するメモリ領域を削減できることは明らかである。
【0414】また、上記実施の形態30において、誤り
訂正回路3001は、現在審議中のBSデジタル放送の
標準方式において、「TMCCなし」、即ちスーパーフ
レーム構造が時間的に一定とした図49の誤り訂正符号
化装置1701において、図97のように符号化された
データ系列をデ・インターリーブするとともに、選局さ
れたスロットのみを速度変換して出力する構成としてい
る。
【0415】しかしながら、伝送フォーマットにおい
て、最小単位の固定長データ系列をスロットとし、1フ
レーム=Mスロット、1スーパーフレーム=Nフレーム
とするとき、スーパーフレーム内において、スロット単
位で深さNのインターリーブがMスロット分行われて送
信されるデータ系列を、上記実施の形態30と同様な構
成によりデ・インターリーブするとともに、選局された
スロットのみを速度変換して出力できることは明らかで
ある。
【0416】また、上記実施の形態30において、誤り
訂正回路3001は、現在審議中のBSデジタル放送の
標準方式において、「TMCCなし」、即ちスーパーフ
レーム構造が時間的に一定とした図49の誤り訂正符号
化装置1701において、図97のように符号化された
データ系列が、デ・インターリーブされ、選局されたス
ロットのみを速度変換して出力されたデータ系列を、4
8×8スロット分(1スーパーフレーム分)全ての2バ
イト目の初期値を生成可能な初期値発生回路1409を
設けて、デ・ランダマイズを行う構成としている。
【0417】しかしながら、伝送フォーマットにおい
て、最小単位の固定長データ系列をスロットとし、1フ
レーム=Mスロット、1スーパーフレーム=Nフレーム
とするとき、スーパーフレーム単位で、連続でランダマ
イズが行われて送信されるデータ系列を、上記実施の形
態30と同様な構成によりデ・ランダマイズを行うこと
ができることは明らかである。
【0418】また、上記実施の形態31において、誤り
訂正回路3101及び誤り訂正回路3102は、現在審
議中のBSデジタル放送の標準方式において、「TMC
Cなし」、即ちスーパーフレーム構造が時間的に一定と
した図49の誤り訂正符号化装置1701において、図
97のように符号化されたデータ系列を速度変換し、選
局されたスロットのみをメモリ回路1506又はメモリ
回路1512に読み書きすることにより、使用するメモ
リ領域を削減する構成としている。
【0419】しかしながら、伝送フォーマットにおい
て、最小単位の固定長データ系列をスロットとし、1フ
レーム=Mスロット、1スーパーフレーム=Nフレーム
とするとき、送信されたデータ系列を、上記実施の形態
31と同様な構成により、速度変換し、選局されたスロ
ットのみをメモリ回路1506又はメモリ回路1512
に読み書きすることにより、使用するメモリ領域を削減
できることは明らかである。
【0420】また、上記実施の形態32において、現在
審議中のBSデジタル放送の標準方式において、「TM
CCなし」、即ちスーパーフレーム構造が時間的に一定
とした図49の誤り訂正符号化装置1701において、
図97のように符号化されたデータ系列をデ・インター
リーブし、デ・インターリーブ回路1302から選局さ
れたスロットのみが出力され、速度変換回路1602又
は速度変換回路1608がデータ系列を速度変換し、選
局されたスロットのみをメモリ回路1606又はメモリ
回路1612に読み書きすることにより、使用するメモ
リ領域を削減する構成としている。
【0421】しかしながら、伝送フォーマットにおい
て、最小単位の固定長データ系列をスロットとし、1フ
レーム=Mスロット、1スーパーフレーム=Nフレーム
とするとき、スーパーフレーム内において、スロット単
位で深さNのインターリーブがMスロット分行われて送
信されるデータ系列を、上記実施の形態32と同様な構
成によりデ・インターリーブし、デ・インターリーブ回
路1302から選局されたスロットのみが出力され、速
度変換回路1602又は速度変換回路1608がデータ
系列を速度変換し、選局されたスロットのみをメモリ回
路1606又はメモリ回路1612に読み書きすること
により、使用するメモリ領域を削減できることは明らか
である。
【0422】また、上記実施の形態1において、伝送モ
ード切替前の伝送モードAの最終シンボルについて、ト
レリス線図において最小パスメトリックを有する1状態
のみを有効としていた。
【0423】その代わりに、図2のACS回路105
が、ビタビ復号器制御回路103から出力される切替制
御信号を用いてパスメトリックメモリ20020の値を
リセットする構成としてもよい。即ち図119のトレリ
ス線図に示すように、伝送モード切替前の伝送モードA
の最終シンボルについて、トレリス線図において最小パ
スメトリックを有する1状態のパスメトリック(Path M
etric :PM)のみを、取り得る最小の値、例えば”
0”にする。そして他の状態を、取り得る最大の値にリ
セットする。この構成により、モード切替後の伝送モー
ドBの影響を遮断して、伝送モード切替時にパスメモリ
20021に残留しているモード切替前の伝送モードA
のビタビ復号データを出力することができる。この構成
によれば、パスメトリックメモリ20020の値を単に
リセットするだけであるので、制御が簡易になるという
利点がある。
【0424】また、上記実施の形態2において、図6の
ACS回路205が、ビタビ復号器制御回路203から
出力される確定状態信号を用いて、確定した1状態のみ
を有効とし、他の状態を全て無効とするように、パスメ
トリックメモリ20020とパスメモリ20021の制
御を行う構成としていた。
【0425】その代わりに、図6のACS回路205
が、確定状態信号を用いてパスメトリックメモリ200
20の値をリセットする構成としてもよい。即ち図12
0のトレリス線図に示すように、確定した1状態のパス
メトリックのみを、取り得る最小の値、例えば”0”に
する。そして他の状態を、取り得る最大の値にリセット
する。この構成により、モード切替後の伝送モードBの
影響を遮断して、伝送モード切替時にパスメモリ200
21に残留しているモード切替前のTMCC(BPS
K:r=1/2)のビタビ復号データを出力することが
できる。この構成によれば、パスメトリックメモリ20
020の値を単にリセットするだけであるので、制御が
簡易になるという利点がある。
【0426】また、上記の構成においても、図120
(a)に示すように、図6のビタビ復号器制御回路20
3は、各TAB信号(w1、w2、w3)20シンボル
(S/P変換後は10シンボル)の第1シンボルが、パ
スメモリ20021に入力される時点より、各TAB信
号の第10シンボル(S/P変換後の最終シンボル)が
パスメモリ20021に入力される時点まで確定状態信
号を生成して、ACS回路205に出力する構成に限定
する必要はない。図120(a)〜(c)に示すよう
に、確定状態信号を生成する期間は、1シンボル以上、
最大10シンボルまでの間で任意に選択可能であり、ど
のシンボルを選択するかも任意である。
【0427】シミュレーションにより、上記の構成によ
るBERの改善効果を調べた。図121は、シミュレー
ションに用いた伝送フレームの構成図である。図121
(a)は、ビタビ復号器202への入力時の信号配置図
であり(TMCCはS/P変換前)、図121(b)
は、パスメモリ20021への入力時の信号配置図であ
る(TMCCはS/P変換後)。パスメモリ長は64と
し、TMCCの後の主信号は、TC−8PSK(r=2
/3)64シンボルのみとした。この64シンボルの主
信号により、TMCCの第1シンボルが入力される直前
では、パスメモリ20021はTC−8PSK(r=2
/3)64シンボルで満たされている状態になる。
【0428】図122はC/N=−2dBという条件下
での上記のシミュレーション結果である。パスメモリ2
0021に後ろTAB信号(w2又はw3)の最終シン
ボルが入力された時点において、パスメモリ20021
に残留している64シンボルについて、1シンボル毎の
BERを算出した。横軸はパスメモリ20021に残留
している64シンボルを示し、縦軸はBERの値を示
す。図122では、後ろTAB信号(w2又はw3)の
第1シンボル、あるいは最終シンボルでパスメトリック
メモリ20020の値をリセットする場合について示し
ている。
【0429】図122より明らかなように、本実施の形
態の「終結処理あり」は、従来例の「終結処理なし」と
比較して、パスメモリ20021に残留している各シン
ボルの誤り率が改善されていることが判る。また、後ろ
TAB信号の第1シンボルでパスメトリックメモリ20
020の値をリセットする方が、最終シンボルでリセッ
トするよりも、図122の0〜47シンボル目で示され
る正味のTMCCデータのBERが低減されており、よ
り効果的であるといえる。
【0430】また、上記実施の形態4において、図12
のACS回路405は、ビタビ復号器制御回路403か
ら出力される状態削減信号を用いて、各TAB信号の先
頭6シンボル(S/P変換後)について、1シンボル毎
に(S/P変換後)状態数を半減させている。その後の
10シンボル(S/P変換後)については、確定した1
状態のみを有効とするように、パスメトリックメモリ2
0020とパスメモリ20021の制御を行う構成とし
ていた。
【0431】その代わりに、図12のACS回路405
が、状態削減信号を用いてパスメトリックメモリ200
20の値をリセットする構成としてもよい。即ち、各T
AB信号の先頭6シンボル(S/P変換後)について、
1シンボル毎に(S/P変換後)、確定した32、1
6、8、4、2、1状態のパスメトリックのみを、取り
得る最小の値、例えば”0”にし、他の状態を、取り得
る最大の値にリセットする。このような構成により、モ
ード切替後の伝送モードBの影響を遮断して、伝送モー
ド切替時にパスメモリ20021に残留しているモード
切替前のTMCC(BPSK:r=1/2)のビタビ復
号データを出力することができる。このような構成によ
れば、パスメトリックメモリ20020の値を単にリセ
ットするだけであるので、制御が簡易になるという利点
がある。
【0432】また、上記実施の形態6において、図7
(a)〜(c)で示す実施の形態2と同様に、図20の
ACS回路605はビタビ復号器制御回路603から出
力される確定状態信号を用いて、確定した1状態のみを
有効とし、他の状態を全て無効とするように、パスメト
リックメモリ20020とパスメモリ20021の制御
を行っていた。
【0433】その代わりに、図20のACS回路605
が確定状態信号を用いてパスメトリックメモリ2002
0の値をリセットする構成としてもよい。即ち、確定し
た1状態のパスメトリックのみを、取り得る最小の値、
例えば”0”にし、他の状態を、取り得る最大の値にリ
セットする。このように構成により、モード切替後の伝
送モードBの影響を遮断して、伝送モード切替時にパス
メモリ20021に残留しているモード切替前のTMC
C(BPSK:r=1/2)のビタビ復号データを出力
することができる。このような構成によれば、パスメト
リックメモリ20020の値を単にリセットするだけで
あるので、制御が簡易になるという利点がある。
【0434】また、上記実施の形態8において、図7
(a)〜(c)で示す実施の形態2と同様に、図24の
ACS回路805は、ビタビ復号器制御回路803から
出力される確定状態信号を用いて、確定した1状態のみ
を有効とし、他の状態を全て無効とするように、パスメ
トリックメモリ20020とパスメモリ20021の制
御を行っていた。また図13で示す実施の形態4と同様
に、ACS回路805は、ビタビ復号器制御回路803
から出力される状態削減信号を用いて、各TAB信号の
先頭6シンボル(S/P変換後)については、パスメト
リックメモリ20020とパスメモリ20021の制御
を行っていた。そしてたたみ込み回路10014が1状
態に確定するまで、状態数を半分ずつに削減するような
構成としていた。
【0435】その代わりに、図24のACS回路805
が、確定状態信号を用いてパスメトリックメモリ200
20の値をリセットする構成としてもよい。即ち、確定
した1状態のパスメトリックのみを、取り得る最小の
値、例えば”0”にし、他の状態を、取り得る最大の値
にリセットする。また、ACS回路805が、状態削減
信号を用いてパスメトリックメモリ20020の値をリ
セットする構成としてもよい。即ち、各TAB信号の先
頭6シンボル(S/P変換後)について、1シンボル毎
に(S/P変換後)、確定した32、16、8、4、
2、1状態のパスメトリックのみを、取り得る最小の
値、例えば”0”にし、他の状態を、取り得る最大の値
にリセットする。このような構成により、モード切替後
の伝送モードBの影響を遮断して、伝送モード切替時に
パスメモリ20021に残留しているモード切替前のT
MCC(BPSK:r=1/2)のビタビ復号データを
出力することができる。このような構成によれば、パス
メトリックメモリ20020の値を単にリセットするだ
けであるので、制御が簡易になるという利点がある。
【0436】また、上記実施の形態8において、図24
のビタビ復号器制御回路803は、図7(a)に示すよ
うに、各TAB信号(w1、w2、w3)20シンボル
(S/P変換後は、10シンボル)の第1シンボルがパ
スメモリ20021に入力される時点より、各TAB信
号の第10シンボル(S/P変換後の最終シンボル)が
パスメモリ20021に入力される時点まで確定状態信
号を生成して、ACS回路805に出力する構成とし
た。
【0437】その代わりに、図24のACS回路805
が、ビタビ復号器制御回路803から出力される確定状
態信号を用いて、パスメトリックメモリ20020の値
をリセットする構成としてもよい。即ち図120に示す
ように、確定した1状態のパスメトリックのみを、取り
得る最小の値、例えば”0”にし、他の状態を、取り得
る最大の値にリセットする。このような構成により、モ
ード切替後の伝送モードBの影響を遮断して、伝送モー
ド切替時にパスメモリ20021に残留しているモード
切替前のTMCC(BPSK:r=1/2)のビタビ復
号データを出力することができる。このような構成によ
れば、パスメトリックメモリ20020の値を単にリセ
ットするだけであるので、制御が簡易になるという利点
がある。
【0438】また、上記実施の形態9において、図26
のACS回路905は、図13に示す実施の形態4と同
様にして、ビタビ復号器制御回路903から出力される
状態削減信号を用いて、各TAB信号の先頭6シンボル
(S/P変換後)については、パスメトリックメモリ2
0020とパスメモリ20021の制御を行っていた。
そして、たたみ込み回路10014が1状態に確定する
まで、状態数を半分ずつに削減する構成としていた。
【0439】その代わりに、図26のACS回路905
が状態削減信号を用いてパスメトリックメモリ2002
0の値をリセットする構成としてもよい。即ち、各TA
B信号の先頭6シンボル(S/P変換後)について、1
シンボル毎に(S/P変換後)、確定した32、16、
8、4、2、1状態のパスメトリックのみを、取り得る
最小の値、例えば”0”にし、他の状態を、取り得る最
大の値にリセットする。このような構成により、モード
切替後の伝送モードBの影響を遮断して、伝送モード切
替時にパスメモリ20021に残留しているモード切替
前のTMCC(BPSK:r=1/2)のビタビ復号デ
ータを出力することができる。このような構成によれ
ば、パスメトリックメモリ20020の値を単にリセッ
トするだけであるので、制御が簡易になるという利点が
ある。
【0440】また、上記実施の形態10において、図2
8のACS回路1005は、図13に示す実施の形態4
と同様にして、ビタビ復号器制御回路1003から出力
される状態削減信号を用いて、各TAB信号の先頭6シ
ンボル(S/P変換後)については、パスメトリックメ
モリ20020とパスメモリ20021の制御を行って
いた。そして、たたみ込み回路10014が1状態に確
定するまで、状態数を半分ずつに削減する構成としてい
た。
【0441】その代わりに、図28のACS回路100
5が、状態削減信号を用いてパスメトリックメモリ20
020の値をリセットする構成としてもよい。即ち、各
TAB信号の先頭6シンボル(S/P変換後)につい
て、1シンボル毎に(S/P変換後)、確定した32、
16、8、4、2、1状態のパスメトリックのみを、取
り得る最小の値、例えば”0”にし、他の状態を、取り
得る最大の値にリセットする。このような構成により、
モード切替後の伝送モードBの影響を遮断して、伝送モ
ード切替時にパスメモリ20021に残留しているモー
ド切替前のTMCC(BPSK:r=1/2)のビタビ
復号データを出力することができる。このような構成に
よれば、パスメトリックメモリ20020の値を単にリ
セットするだけであるので、制御が簡易になるという利
点がある。
【0442】また、上記実施の形態11において、図3
0のACS回路1105は、図7(a)〜(c)に示す
実施の形態2と同様にして、ビタビ復号器制御回路11
03から出力される確定状態信号を用いて、確定した1
状態のみを有効とし、他の状態を全て無効とするよう
に、パスメトリックメモリ20020とパスメモリ20
021の制御を行っていた。またACS回路1105
は、図13に示す実施の形態4と同様にして、ビタビ復
号器制御回路1103から出力される状態削減信号を用
いて、各TAB信号の先頭6シンボル(S/P変換後)
については、パスメトリックメモリ20020とパスメ
モリ20021の制御を行っていた。そして、たたみ込
み回路10014が1状態に確定するまで、状態数を半
分ずつに削減する構成としていた。
【0443】その代わりに、図30のACS回路110
5が、確定状態信号を用いてパスメトリックメモリ20
020の値をリセットする構成としてもよい。即ち、確
定した1状態のパスメトリックのみを、取り得る最小の
値、例えば”0”にし、他の状態を、取り得る最大の値
にリセットする。また、ACS回路1105が状態削減
信号を用いてパスメトリックメモリ20020の値をリ
セットする構成としてもよい。即ち、各TAB信号の先
頭6シンボル(S/P変換後)について、1シンボル毎
に(S/P変換後)、確定した32、16、8、4、
2、1状態のパスメトリックのみを、取り得る最小の
値、例えば”0”にし、他の状態を、取り得る最大の値
にリセットする。このような構成により、モード切替後
の伝送モードBの影響を遮断して、伝送モード切替時に
パスメモリ20021に残留しているモード切替前のT
MCC(BPSK:r=1/2)のビタビ復号データを
出力することができる。このような構成によれば、パス
メトリックメモリ20020の値を単にリセットするだ
けであるので、制御が簡易になるという利点がある。
【0444】また、上記実施の形態11において、図3
0のビタビ復号器制御回路1103は、図7(a)に示
すように、各TAB信号(w1、w2、w3)20シン
ボル(S/P変換後は、10シンボル)の第1シンボル
が、パスメモリ20021に入力される時点より、各T
AB信号の第10シンボル(S/P変換後の最終シンボ
ル)がパスメモリ20021に入力される時点まで確定
状態信号を生成して、ACS回路205に出力する構成
とした。
【0445】その代わりに、図30のACS回路110
5が、ビタビ復号器制御回路1103から出力される確
定状態信号を用いてパスメトリックメモリ20020の
値をリセットする構成としてもよい。即ち図120に示
すように、確定した1状態のパスメトリックのみを、取
り得る最小の値、例えば”0”にし、他の状態を、取り
得る最大の値にリセットする。このような構成により、
モード切替後の伝送モードBの影響を遮断して、伝送モ
ード切替時にパスメモリ20021に残留しているモー
ド切替前のTMCC(BPSK:r=1/2)のビタビ
復号データを出力することができる。このような構成に
よれば、パスメトリックメモリ20020の値を単にリ
セットするだけであるので、制御が簡易になるという利
点がある。
【0446】また、上記実施の形態12において、図3
2のACS回路1205は、図13で示す実施の形態4
と同様にして、ビタビ復号器制御回路1203から出力
される状態削減信号を用いて、各TAB信号の先頭6シ
ンボル(S/P変換後)については、パスメトリックメ
モリ20020とパスメモリ20021の制御を行って
いた。そして、たみ込み回路10014が1状態に確定
するまで、状態数を半分ずつに削減する構成としてい
た。
【0447】その代わりに、図32のACS回路120
5が、状態削減信号を用いてパスメトリックメモリ20
020の値をリセットする構成としてもよい。即ち、各
TAB信号の先頭6シンボル(S/P変換後)につい
て、1シンボル毎に(S/P変換後)、確定した32、
16、8、4、2、1状態のパスメトリックのみを、取
り得る最小の値、例えば”0”にし、他の状態を、取り
得る最大の値にリセットする。このような構成により、
モード切替後の伝送モードBの影響を遮断して、伝送モ
ード切替時にパスメモリ20021に残留しているモー
ド切替前のTMCC(BPSK:r=1/2)のビタビ
復号データを出力することができる。このような構成に
よれば、パスメトリックメモリ20020の値を単にリ
セットするだけであるので、制御が簡易になるという利
点がある。
【0448】また、上記実施の形態17において、伝送
モード切替前の伝送モードAの最終シンボルについて、
トレリス線図において最小パスメトリックを有する1状
態のみを有効としていた。
【0449】その代わりに、図2のACS回路105
が、ビタビ復号器制御回路103から出力される切替制
御信号を用いてパスメトリックメモリ20020の値を
リセットする構成としてもよい。即ち図119に示すよ
うに、伝送モード切替前の伝送モードAの最終シンボル
について、トレリス線図において最小パスメトリックを
有する1状態のパスメトリックのみを、取り得る最小の
値、例えば”0”にし、他の状態を、取り得る最大の値
にリセットする。このような構成により、モード切替後
の伝送モードBの影響を遮断して、伝送モード切替時に
パスメモリ20021に残留しているモード切替前の伝
送モードAのビタビ復号データを出力することができ
る。このような構成によれば、パスメトリックメモリ2
0020の値を単にリセットするだけであるので、制御
が簡易になるという利点がある。
【0450】また、上記実施の形態18において、図6
のACS回路205が、ビタビ復号器制御回路203か
ら出力される確定状態信号を用いて、確定した1状態の
みを有効とし、他の状態を全て無効とするように、パス
メトリックメモリ20020とパスメモリ20021の
制御を行う構成としていた。
【0451】その代わりに、ACS回路205が、ビタ
ビ復号器制御回路203から出力される確定状態信号を
用いてパスメトリックメモリ20020の値をリセット
する構成としてもよい。即ち図120に示すように、確
定した1状態のパスメトリックのみを、取り得る最小の
値、例えば”0”にし、他の状態を、取り得る最大の値
にリセットする。このような構成により、モード切替後
の伝送モードBの影響を遮断して、伝送モード切替時に
パスメモリ20021に残留しているモード切替前の文
字多重データ(BPSK:r=1/2)のビタビ復号デ
ータを出力することができる。このような構成によれ
ば、パスメトリックメモリ20020の値を単にリセッ
トするだけであるので、制御が簡易になるという利点が
ある。
【0452】また、上述の構成においても、図6のビタ
ビ復号器制御回路203は、図120(a)に示すよう
に、各TAB信号(w1、w2、w3)20シンボル
(S/P変換後は、10シンボル)の第1シンボルが、
パスメモリ20021に入力される時点より、各TAB
信号の第10シンボル(S/P変換後の最終シンボル)
がパスメモリ20021に入力される時点まで確定状態
信号を生成して、ACS回路205に出力するように構
成することもできる。また図120(a)〜(c)に示
すように、確定状態信号を生成する期間は、1シンボル
以上、最大10シンボルまでの間で任意に選択可能であ
り、どのシンボルを選択するかも任意である。
【0453】また、上記実施の形態20において、図1
2のACS回路405は、ビタビ復号器制御回路403
から出力される状態削減信号を用いて、各TAB信号の
先頭6シンボル(S/P変換後)について、1シンボル
毎に(S/P変換後)状態数を半減させ、その後の10
シンボル(S/P変換後)については、確定した1状態
のみを有効とするように、パスメトリックメモリ200
20とパスメモリ20021の制御を行う構成としてい
た。
【0454】その代わりに、ACS回路405が、状態
削減信号を用いてパスメトリックメモリ20020の値
をリセットする構成としてもよい。即ち、各TAB信号
の先頭6シンボル(S/P変換後)について、1シンボ
ル毎に(S/P変換後)、確定した32、16、8、
4、2、1状態のパスメトリックのみを、取り得る最小
の値、例えば”0”にし、他の状態を、取り得る最大の
値にリセットする。このような構成により、モード切替
後の伝送モードBの影響を遮断して、伝送モード切替時
にパスメモリ20021に残留しているモード切替前の
文字多重データ(BPSK:r=1/2)のビタビ復号
データを出力することができる。このような構成によれ
ば、パスメトリックメモリ20020の値を単にリセッ
トするだけであるので、制御が簡易になるという利点が
ある。
【0455】また、上記実施の形態22においては、図
20のACS回路605は、図7(a)〜(c)で示す
実施の形態2と同様にして、ビタビ復号器制御回路60
3から出力される確定状態信号を用いて、確定した1状
態のみを有効とし、他の状態を全て無効とするように、
パスメトリックメモリ20020とパスメモリ2002
1の制御を行っていた。
【0456】その代わりに、ACS回路605が、確定
状態信号を用いてパスメトリックメモリ20020の値
をリセットする構成としてもよい。即ち、確定した1状
態のパスメトリックのみを、取り得る最小の値、例え
ば”0”にし、他の状態を、取り得る最大の値にリセッ
トする。このような構成により、モード切替後の伝送モ
ードBの影響を遮断して、伝送モード切替時にパスメモ
リ20021に残留しているモード切替前の文字多重デ
ータ(BPSK:r=1/2)のビタビ復号データを出
力することができる。このような構成によれば、パスメ
トリックメモリ20020の値を単にリセットするだけ
であるので、制御が簡易になるという利点がある。
【0457】また、上記実施の形態24において、図2
4のACS回路805は、図7(a)〜(c)で示す実
施の形態2と同様にして、ビタビ復号器制御回路803
から出力される確定状態信号を用いて、確定した1状態
のみを有効とし、他の状態を全て無効とするように、パ
スメトリックメモリ20020とパスメモリ20021
の制御を行っていた。またACS回路805は、図13
に示す実施の形態4と同様にして、ビタビ復号器制御回
路803から出力される状態削減信号を用いて、各TA
B信号の先頭6シンボル(S/P変換後)については、
パスメトリックメモリ20020とパスメモリ2002
1の制御を行っていた。そして、たたみ込み回路100
14が1状態に確定するまで、状態数を半分ずつに削減
する構成としていた。
【0458】その代わりに、ACS回路805が、確定
状態信号を用いてパスメトリックメモリ20020の値
をリセットする構成としてもよい。即ち、確定した1状
態のパスメトリックのみを、取り得る最小の値、例え
ば”0”にし、他の状態を、取り得る最大の値にリセッ
トする。また、ACS回路805が、状態削減信号を用
いてパスメトリックメモリ20020の値をリセットす
る構成としてもよい。即ち、各TAB信号の先頭6シン
ボル(S/P変換後)について、1シンボル毎に(S/
P変換後)、確定した32、16、8、4、2、1状態
のパスメトリックのみを、取り得る最小の値、例えば”
0”にし、他の状態を、取り得る最大の値にリセットす
る。このような構成により、モード切替後の伝送モード
Bの影響を遮断して、伝送モード切替時にパスメモリ2
0021に残留しているモード切替前の文字多重データ
(BPSK:r=1/2)のビタビ復号データを出力す
ることができる。このような構成によれば、パスメトリ
ックメモリ20020の値を単にリセットするだけであ
るので、制御が簡易になるという利点がある。
【0459】また、上記実施の形態24において、図2
4のビタビ復号器制御回路803は、図7(a)に示す
ように、各TAB信号(w1、w2、w3)20シンボ
ル(S/P変換後は、10シンボル)の第1シンボル
が、パスメモリ20021に入力される時点より、各T
AB信号の第10シンボル(S/P変換後の最終シンボ
ル)がパスメモリ20021に入力される時点まで確定
状態信号を生成して、ACS回路205に出力する構成
とした。
【0460】その代わりに、ACS回路805が、ビタ
ビ復号器制御回路803から出力される確定状態信号を
用いてパスメトリックメモリ20020の値をリセット
する構成としてもよい。即ち図120に示すように、確
定した1状態のパスメトリックのみを、取り得る最小の
値、例えば”0”にし、他の状態を、取り得る最大の値
にリセットする。このような構成により、モード切替後
の伝送モードBの影響を遮断して、伝送モード切替時に
パスメモリ20021に残留しているモード切替前のT
MCC(BPSK:r=1/2)のビタビ復号データを
出力することができる。このような構成によれば、パス
メトリックメモリ20020の値を単にリセットするだ
けであるので、制御が簡易になるという利点がある。
【0461】また、上記実施の形態25において、図2
6のACS回路905は、図13に示す実施の形態4と
同様にして、ビタビ復号器制御回路903から出力され
る状態削減信号を用いて、各TAB信号の先頭6シンボ
ル(S/P変換後)については、パスメトリックメモリ
20020とパスメモリ20021の制御を行ってい
た。そして、たたみ込み回路10014が1状態に確定
するまで、状態数を半分ずつに削減する構成としてい
た。
【0462】その代わりに、ACS回路905が、状態
削減信号を用いてパスメトリックメモリ20020の値
をリセットする構成としてもよい。即ち、各TAB信号
の先頭6シンボル(S/P変換後)について、1シンボ
ル毎に(S/P変換後)、確定した32、16、8、
4、2、1状態のパスメトリックのみを、取り得る最小
の値、例えば”0”にし、他の状態を、取り得る最大の
値にリセットする。このような構成により、モード切替
後の伝送モードBの影響を遮断して、伝送モード切替時
にパスメモリ20021に残留しているモード切替前の
文字多重データ(BPSK:r=1/2)のビタビ復号
データを出力することができる。このような構成によれ
ば、パスメトリックメモリ20020の値を単にリセッ
トするだけであるので、制御が簡易になるという利点が
ある。
【0463】また、上記実施の形態26において、図2
8のACS回路1005は、図13に示す実施の形態4
と同様にして、ビタビ復号器制御回路1003から出力
される状態削減信号を用いて、各TAB信号の先頭6シ
ンボル(S/P変換後)については、パスメトリックメ
モリ20020とパスメモリ20021の制御を行って
いた。そして、たたみ込み回路10014が1状態に確
定するまで、状態数を半分ずつに削減する構成としてい
た。
【0464】その代わりに、ACS回路1005が、状
態削減信号を用いてパスメトリックメモリ20020の
値をリセットする構成としてもよい。即ち、各TAB信
号の先頭6シンボル(S/P変換後)について、1シン
ボル毎に(S/P変換後)、確定した32、16、8、
4、2、1状態のパスメトリックのみを、取り得る最小
の値、例えば”0”にし、他の状態を、取り得る最大の
値にリセットする。このような構成により、モード切替
後の伝送モードBの影響を遮断して、伝送モード切替時
にパスメモリ20021に残留しているモード切替前の
文字多重データ(BPSK:r=1/2)のビタビ復号
データを出力することができる。このような構成によれ
ば、パスメトリックメモリ20020の値を単にリセッ
トするだけであるので、制御が簡易になるという利点が
ある。
【0465】また、上記実施の形態27において、図3
0のACS回路1105は、図7(a)〜(c)で示す
実施の形態2と同様にして、ビタビ復号器制御回路11
03から出力される確定状態信号を用いて、確定した1
状態のみを有効とし、他の状態を全て無効とするよう
に、パスメトリックメモリ20020とパスメモリ20
021の制御を行っていた。またACS回路1105
は、図13に示す実施の形態4と同様にして、ビタビ復
号器制御回路1103から出力される状態削減信号を用
いて、各TAB信号の先頭6シンボル(S/P変換後)
については、パスメトリックメモリ20020とパスメ
モリ20021の制御を行っていた。そして、たたみ込
み回路10014が1状態に確定するまで、状態数を半
分ずつに削減する構成としていた。
【0466】その代わりに、ACS回路1105が、確
定状態信号を用いてパスメトリックメモリ20020の
値をリセットする構成としてもよい。即ち、確定した1
状態のパスメトリックのみを、取り得る最小の値、例え
ば”0”にし、他の状態を、取り得る最大の値にリセッ
トする。またACS回路1105が、状態削減信号を用
いてパスメトリックメモリ20020の値をリセットす
る構成としてもよい。即ち、各TAB信号の先頭6シン
ボル(S/P変換後)について、1シンボル毎に(S/
P変換後)、確定した32、16、8、4、2、1状態
のパスメトリックのみを、取り得る最小の値、例えば”
0”にし、他の状態を、取り得る最大の値にリセットす
る。このような構成により、モード切替後の伝送モード
Bの影響を遮断して、伝送モード切替時にパスメモリ2
0021に残留しているモード切替前の文字多重データ
(BPSK:r=1/2)のビタビ復号データを出力す
ることができる。このような構成によれば、パスメトリ
ックメモリ20020の値を単にリセットするだけであ
るので、制御が簡易になるという利点がある。
【0467】また、上記実施の形態27において、図3
0のビタビ復号器制御回路1103は、図7(a)に示
すように、各TAB信号(w1、w2、w3)20シン
ボル(S/P変換後は、10シンボル)の第1シンボル
が、パスメモリ20021に入力される時点より、各T
AB信号の第10シンボル(S/P変換後の最終シンボ
ル)がパスメモリ20021に入力される時点まで確定
状態信号を生成して、ACS回路1105に出力する構
成とした。
【0468】その代わりに、ACS回路1105が、ビ
タビ復号器制御回路1103から出力される確定状態信
号を用いてパスメトリックメモリ20020の値をリセ
ットする構成としてもよい。即ち図120に示すよう
に、確定した1状態のパスメトリックのみを、取り得る
最小の値、例えば”0”にし、他の状態を、取り得る最
大の値にリセットする。このような構成により、モード
切替後の伝送モードBの影響を遮断して、伝送モード切
替時にパスメモリ20021に残留しているモード切替
前のTMCC(BPSK:r=1/2)のビタビ復号デ
ータを出力することができる。このような構成によれ
ば、パスメトリックメモリ20020の値を単にリセッ
トするだけであるので、制御が簡易になるという利点が
ある。
【0469】また、上記実施の形態28において、図3
2のACS回路1205は、図13に示す実施の形態4
と同様にして、ビタビ復号器制御回路1203から出力
される状態削減信号を用いて、各TAB信号の先頭6シ
ンボル(S/P変換後)については、パスメトリックメ
モリ20020とパスメモリ20021の制御を行って
いた。そして、たたみ込み回路10014が1状態に確
定するまで、状態数を半分ずつに削減する構成としてい
た。
【0470】その代わりに、ACS回路1205が、状
態削減信号を用いてパスメトリックメモリ20020の
値をリセットする構成としてもよい。即ち、各TAB信
号の先頭6シンボル(S/P変換後)について、1シン
ボル毎に(S/P変換後)、確定した32、16、8、
4、2、1状態のパスメトリックのみを、取り得る最小
の値、例えば”0”にし、他の状態を、取り得る最大の
値にリセットする。このような構成により、モード切替
後の伝送モードBの影響を遮断して、伝送モード切替時
にパスメモリ20021に残留しているモード切替前の
文字多重データ(BPSK:r=1/2)のビタビ復号
データを出力することができる。このような構成によれ
ば、パスメトリックメモリ20020の値を単にリセッ
トするだけであるので、制御が簡易になるという利点が
ある。
【0471】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、複数のMPEGトランスポート・ストリームを多
重した伝送フォーマットで伝送を行う伝送方式におい
て、スーパーフレーム内において、スロット単位で深さ
NのインターリーブがMスロット分行われて送信される
データ系列を、各フレームのMスロットの内、選択され
たLスロットのデータのみをデ・インターリーブしてデ
ータを出力することができる。
【0472】請求項2記載の発明によれば、1種類のト
ランスポート・ストリームが占有する、1フレームあた
りの最大スロット数をLmax とすると、メモリ回路の最
大(Lmax ×N)スロット分のみの領域2バンクを使用
し、必要最小限のメモリ領域のみにより、選局された1
種類のトランスポート・ストリームのみをデ・インター
リーブしてデータを出力することができる。
【0473】請求項3記載の発明によれば、複数のMP
EGトランスポート・ストリームを多重した伝送フォー
マットで伝送を行う伝送方式において、各フレームのM
スロットの内、選択されたLスロットのデータのみをデ
・インターリーブし、伝送フォーマットのL/Mの速度
で連続的に出力することができる。
【0474】請求項4記載の発明によれば、複数のMP
EGトランスポート・ストリームを多重した伝送フォー
マットで伝送を行う伝送方式において、選局されたJ種
類のトランスポート・ストリームが、それぞれ1フレー
ムあたりL1、L2、……、Lj スロットを占有してい
るとすると、各フレームのMスロットの内、1フレーム
あたり計(L1+L2+……+Lj )スロットのデータ
のデ・インターリーブを行い、伝送フォーマットの(L
1+L2+……+Lj )/Mの速度で連続的に出力する
ことができる。
【0475】請求項5記載の発明によれば、伝送制御情
報が送信される場合について、1フレーム=Mスロッ
ト、1スーパーフレーム=Nフレームとするとき、スー
パーフレーム単位で、連続でランダマイズが行われて送
信されるデータ系列を、1スーパーフレーム中の(N×
M)スロットの各先頭データに対するデ・ランダマイズ
の(N×M) 種類の初期値を有し、既に選択された、各
フレームのMスロット中Lスロットのデータが入力され
ると、入力された各スロットに対応する初期値より、入
力された各スロット毎のデ・ランダマイズを行うことが
できる。
【0476】請求項6記載の発明によれば、複数のMP
EGトランスポート・ストリームを多重した伝送フォー
マットで伝送を行う伝送方式において、各フレームのM
スロットの内、選択されたLスロットのデータのみをメ
モリ回路へ読み書きすることにより、選択された1フレ
ームあたりLスロットのデータを、伝送フォーマットの
L/Mの速度で連続的に出力することができる。
【0477】請求項7記載の発明によれば、1種類のト
ランスポート・ストリームが占有する、1フレームあた
りの最大スロット数をLmax とすると、メモリ回路の最
大Lmax スロット分のみの領域を使用し、必要最小限の
メモリ領域のみにより、選局された1種類のトランスポ
ート・ストリームを、速度変換を行って連続的に出力す
ることができる。
【0478】請求項8記載の発明によれば、1種類のト
ランスポート・ストリームが占有する、1フレームあた
りの最大スロット数をLmax 、Kを2以上の整数とする
と、メモリ回路の最大(Lmax ×K)スロット分のみの
領域を使用し、必要最小限のメモリ領域のみにより、選
局されたK種類以下のトランスポート・ストリームを、
速度変換を行って連続的に出力することができる。
【0479】請求項9記載の発明によれば、選局された
J種類のトランスポート・ストリームが、それぞれ1フ
レームあたりL1、L2、……、Lj スロットを占有し
ているとすると、J種類のトランスポート・ストリーム
を、それぞれ伝送フォーマットのL1/M、L2/M、
……、Lj /Mの速度で、並列に連続的に出力すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における誤り訂正回路の
全体構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1におけるビタビ復号器の構成を示
すブロック図である。
【図3】実施の形態1において、伝送モード切替時のパ
スメモリの様子(トレリス線図)を示す説明図である。
【図4】実施の形態1において、伝送モード切替時のパ
スメモリの様子(トレリス線図)を示す他の一例の説明
図である。
【図5】本発明の実施の形態2における誤り訂正回路の
全体構成を示すブロック図である。
【図6】実施の形態2におけるビタビ復号器の構成を示
すブロック図である。
【図7】実施の形態2において、伝送モード切替時のパ
スメモリの様子(トレリス線図)を示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態3における誤り訂正回路の
全体構成を示すブロック図である。
【図9】実施の形態3におけるビタビ復号器の構成を示
すブロック図である。
【図10】実施の形態3において、伝送モード切替時の
ブランチの出力方法を示す説明図である。
【図11】本発明の実施の形態4における誤り訂正回路
の全体構成を示すブロック図である。
【図12】実施の形態4におけるビタビ復号器の構成を
示すブロック図である。
【図13】実施の形態4において、伝送モード切替時の
トレリス線図の状態削減方法を示す説明図である。
【図14】本発明の実施の形態5における誤り訂正回路
の全体構成を示すブロック図である。
【図15】実施の形態5におけるビタビ復号器の構成を
示すブロック図である。
【図16】実施の形態5において、固定系列のI/Q座
標の変換方法を示す説明図である。
【図17】実施の形態5において、シミュレーションに
用いる伝送フレーム構成を示す説明図である。
【図18】実施の形態5において、シミュレーション結
果を示す説明図である。
【図19】本発明の実施の形態6における誤り訂正回路
の全体構成を示すブロック図である。
【図20】実施の形態6におけるビタビ復号器の構成を
示すブロック図である。
【図21】本発明の実施の形態7における誤り訂正回路
の全体構成を示すブロック図である。
【図22】実施の形態7におけるビタビ復号器の構成を
示すブロック図である。
【図23】本発明の実施の形態8における誤り訂正回路
の全体構成を示すブロック図である。
【図24】実施の形態8におけるビタビ復号器の構成を
示すブロック図である。
【図25】本発明の実施の形態9における誤り訂正回路
の全体構成を示すブロック図である。
【図26】実施の形態9におけるビタビ復号器の構成を
示すブロック図である。
【図27】本発明の実施の形態10における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図28】実施の形態10におけるビタビ復号器の構成
を示すブロック図である。
【図29】本発明の実施の形態11における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図30】実施の形態11におけるビタビ復号器の構成
を示すブロック図である。
【図31】本発明の実施の形態12における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図32】実施の形態12におけるビタビ復号器の構成
を示すブロック図である。
【図33】本発明の実施の形態13における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図34】実施の形態13におけるデ・インターリーブ
回路の構成を示すブロック図である。
【図35】実施の形態13において、デ・インターリー
ブ回路からの出力データ系列を示す説明図である。
【図36】本発明の実施の形態14における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図37】実施の形態14におけるデ・インターリーブ
回路の構成を示すブロック図である。
【図38】実施の形態14において、デ・インターリー
ブ回路からの出力データ系列を示す説明図である。
【図39】実施の形態14におけるデ・ランダマイズ回
路の構成を示すブロック図である。
【図40】実施の形態14のデ・ランダマイズ回路にお
いて、ゲート信号と初期値生成の様子を示す説明図であ
る。
【図41】本発明の実施の形態15における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図42】実施の形態15における速度変換回路の構成
を示すブロック図である。
【図43】本発明の実施の形態15における誤り訂正回
路の他の一例の全体構成を示すブロック図である。
【図44】実施の形態15における速度変換回路の他の
一例の構成を示すブロック図である。
【図45】本発明の実施の形態16における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図46】実施の形態16における速度変換回路の構成
を示すブロック図である。
【図47】本発明の実施の形態16における誤り訂正回
路の他の一例の全体構成を示すブロック図である。
【図48】実施の形態16における速度変換回路の他の
一例の構成を示すブロック図である。
【図49】本発明の実施の形態17〜32における誤り
訂正符号化装置の全体構成を示すブロック図である。
【図50】実施の形態17〜32における誤り訂正符号
化装置において、ランダマイズ回路までの出力データ系
列を示す説明図である。
【図51】実施の形態17〜32の誤り訂正符号化装置
において、バイト/シンボル回路に入力されるスーパー
フレーム構造のバイトデータ系列を示す説明図である。
【図52】本発明の実施の形態17〜32において、ス
ーパーフレーム構造の各伝送モードのスロット数の一例
を示す説明図である。
【図53】実施の形態17〜32の誤り訂正符号化装置
において、入力から出力までの出力データ系列を示す説
明図である。
【図54】本発明の実施の形態17における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図55】本発明の実施の形態18における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図56】本発明の実施の形態19における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図57】本発明の実施の形態20における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図58】本発明の実施の形態21における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図59】本発明の実施の形態22における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図60】本発明の実施の形態23における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図61】本発明の実施の形態24における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図62】本発明の実施の形態25における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図63】本発明の実施の形態26における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図64】本発明の実施の形態27における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図65】本発明の実施の形態28における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図66】本発明の実施の形態29における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図67】本発明の実施の形態30における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図68】本発明の実施の形態31における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図69】実施の形態31における速度変換回路の構成
を示すブロック図である。
【図70】本発明の実施の形態31における誤り訂正回
路の他の一例の全体構成を示すブロック図である。
【図71】実施の形態31における速度変換回路の他の
一例の構成を示すブロック図である。
【図72】本発明の実施の形態32における誤り訂正回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図73】実施の形態32における速度変換回路の構成
を示すブロック図である。
【図74】本発明の実施の形態32における誤り訂正回
路の他の一例の全体構成を示すブロック図である。
【図75】実施の形態32における速度変換回路の他の
一例の構成を示すブロック図である。
【図76】従来例における誤り訂正符号化装置の全体構
成を示すブロック図
【図77】従来例における誤り訂正符号化装置におい
て、ランダマイズ回路までの出力データ系列を示す説明
図である。
【図78】従来例の誤り訂正符号化装置において、イン
ターリーブの様子を示す説明図である。
【図79】従来例の誤り訂正符号化装置において、ダミ
ー・スロットを示す説明図である。
【図80】従来例における伝送制御情報生成回路の構成
を示すブロック図である。
【図81】従来例におけるTMCC全体の内容の一例を
示す説明図である。
【図82】従来例のTMCCにおいて、伝送モード/ス
ロット情報の内容の一例を示す説明図である。
【図83】従来例のTMCCにおいて、相対TS/スロ
ット情報の内容の一例を示す説明図である。
【図84】従来例のTMCCに於いて、相対TS/TS
番号対応表の内容の一例を示す説明図である。
【図85】従来例のTMCCにおいて、送受信制御情報
の内容の一例を示す説明図である。
【図86】従来例のTMCCにおいて、拡張情報の内容
の一例を示す説明図である。
【図87】従来例における誤り訂正符号化装置におい
て、バイト/シンボル回路に入力されるスーパーフレー
ム構造のバイトデータ系列を示す説明図である。
【図88】従来例の誤り訂正符号化装置のランダマイズ
回路において、ゲート信号生成の様子を示す説明図であ
る。
【図89】従来例において、スーパーフレーム構造の一
例を示す説明図である。
【図90】従来例の誤り訂正符号化装置において、バイ
ト/シンボル回路でのバイト/シンボルの様子を示す説
明図である。
【図91】従来例におけるたたみ込み符号化器の構成を
示すブロック図である。
【図92】従来例の誤り訂正符号化装置のたたみ込み符
号化器において、TC−8PSK(r=2/3)たたみ
込み符号化、パンクチャド処理、及びP/S変換の様子
を示す説明図である。
【図93】従来例の誤り訂正符号化装置のたたみ込み符
号化器において、QPSK(r=3/4)の場合のたた
み込み符号化、パンクチャド処理、及びP/S変換の様
子を示す説明図である。
【図94】従来例の誤り訂正符号化装置のたたみ込み符
号化器において、QPSK(r=1/2)の場合のたた
み込み符号化、パンクチャド処理、及びP/S変換の様
子を示す説明図である。
【図95】従来例の誤り訂正符号化装置のたたみ込み符
号化器において、BPSK(r=1/2)の場合のたた
み込み符号化、パンクチャド処理、及びP/S変換の様
子を示す説明図である。
【図96】従来例の誤り訂正符号化装置のマッピング回
路において、マッピングの様子を示す説明図である。
【図97】従来例における誤り訂正符号化装置におい
て、入力から出力までの出力データ系列を示す説明図で
ある。
【図98】従来例における誤り訂正回路の全体構成を示
すブロック図である。
【図99】従来例における伝送制御情報復号回路の構成
を示すブロック図である。
【図100】従来例におけるビタビ復号器と高/低階層
選択信号生成回路との構成を示すブロック図である。
【図101】従来例のビタビ復号器において、TC−8
PSK(r=2/3)の場合のビタビ復号、デ・パンク
チャド処理、及びS/P変換の様子を示す説明図であ
る。
【図102】従来例のビタビ復号器において、QPSK
(r=3/4)の場合のビタビ復号、デ・パンクチャド
処理、及びS/P変換の様子を示す説明図である。
【図103】従来例のビタビ復号器において、QPSK
(r=1/2)の場合のビタビ復号、デ・パンクチャド
処理、及びS/P変換の様子を示す説明図である。
【図104】従来例のビタビ復号器において、BPSK
(r=1/2)の場合のビタビ復号、デ・パンクチャド
処理、及びS/P変換の様子を示す説明図である。
【図105】従来例のビタビ復号器において、TC−8
PSKの場合のトレリス線図の様子を示す説明図であ
る。
【図106】従来例のビタビ復号器において、QPSK
とBPSKの場合のトレリス線図の様子を示す説明図で
ある。
【図107】従来例の誤り訂正回路において、シンボル
/バイト回路によるシンボル/バイト変換の様子を示す
説明図である。
【図108】従来例における誤り訂正回路において、入
力から出力までの出力データ系列を示す説明図である。
【図109】従来例の誤り訂正回路のデ・インターリー
ブ回路において、デ・インターリーブの様子を示す説明
図である。
【図110】従来例におけるデ・インターリーブ回路の
構成を示すブロック図である。
【図111】従来例におけるデ・ランダマイズ回路の構
成を示すブロック図である。
【図112】従来例におけるデ・ランダマイズ回路にお
いて、ゲート信号生成の様子を示す説明図である。
【図113】従来例における速度変換回路の構成を示す
ブロック図である。
【図114】従来例の誤り訂正回路の速度変換回路にお
いて、速度変換の様子を示す説明図である。
【図115】従来例の誤り訂正回路の速度変換回路にお
いて、速度変換の様子を示す説明図である。
【図116】従来例の誤り訂正回路の速度変換回路にお
いて、速度変換の様子を示す説明図である。
【図117】従来例の誤り訂正回路の速度変換回路にお
いて、速度変換の様子を示す説明図である。
【図118】従来例において、伝送モード切替時のパス
メモリの様子(トレリス線図)を示す説明図である。
【図119】実施の形態1において、伝送モード切替時
のパスメモリの様子(トレリス線図)を示す一例の説明
図である。
【図120】実施の形態2において、伝送モード切替時
のパスメモリの様子(トレリス線図)を示す一例の説明
図である。
【図121】実施の形態2において、シミュレーション
に用いる伝送フレーム構成を示す説明図である。
【図122】実施の形態2において、シミュレーション
結果を示す説明図である。
【符号の説明】
101,201,301,401,501,601,7
01,801,901,1001,1101,120
1,1301,1401,1501,1507,160
1,1607,1703,1801,1901,200
1,2101,2201,2301,2401,250
1,2601,2701,2801,2901,300
1,3101,3102,3201,3202,200
01 誤り訂正回路102,202,302,402,
602,702,802,902,1002,110
2,1202,20002 ビタビ復号器 103,203,303,403,503,603,7
03,803,903,1003,1103,1203
ビタビ復号器制御回路 104,204,304,404,604,704,8
04,904,1004,1104,1204,200
17 ビタビ復号化回路 105,205,305,405,605,705,8
05,905,1005,1105,1205,200
19 ACS回路 506 入力シンボル変換回路 1302,1402,20005 デ・インターリーブ
回路 1303,1403,1503,1509,1603,
1609,1705,20011 選局回路 1304,1404,1504,1510,1604,
1610,20026,20034 書き込みアドレス
生成回路 1305,1405,1505,1511,1605,
1611,20027,20035 読み出しアドレス
生成回路 1306,1406,1506,1512,1606,
1612,20028,20036 メモリ回路 1407,20007,20012 デ・ランダマイズ
回路 1408,20029 PN発生回路 1409 初期値発生回路 1502,1508,1602,1608,20009
速度変換回路 1701,10001 誤り訂正符号化装置 1702 TAB/データ情報生成回路 1704 制御信号発生回路 10002 TS多重回路 10003,10011 RS符号化回路 10004 ランダマイズ回路 10005 インターリーブ回路 10006 バイト/シンボル変換回路 10007 たたみ込み符号化器 10008 マッピング回路 10009 伝送制御情報生成回路 10010 制御情報発生部 10012 TAB信号挿入部 10013 ランダマイズ回路 10014,20025 たたみ込み回路 10015 パンクチャド・P/S回路 20003 高/低階層選択信号生成回路 20004,20013 シンボル/バイト変換回路 20006 MPEG同期バイト/ダミー・スロット挿
入回路 20008,20014 RS復号回路 20010 伝送制御情報復号回路 20015 TMCC解読回路 20016 デ・パンクチャド・S/P回路 20018 ブランチメトリック計算回路 20020 パスメトリックメモリ 20021 パスメモリ 20022 8PSK硬判定回路 20023 M段遅延回路 20024 BER測定回路 20030 P/S変換回路 20031 S/P変換回路 20032 ゲート信号生成回路 20033 ex−or回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 芳和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 中倉 康浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 鎌田 剛弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−247003(JP,A) 特開 平11−177642(JP,A) 特開 平8−294098(JP,A) 特開 平9−321813(JP,A) 特開 平11−177537(JP,A) 国際公開99/8412(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 13/00 H04L 1/00 H04L 27/00 H04N 7/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のMPEGトランスポート・ストリ
    ームを多重した伝送フォーマットで伝送を行う伝送方式
    において、MPEGトランスポート・ストリームの各パ
    ケット単位のデータ系列をスロットとし、1フレーム =
    Mスロット、1スーパーフレーム=Nフレームとする場
    合、各スロットのトランスポート・ストリーム番号情報
    が前記スーパーフレーム内に伝送制御情報として含ま
    れ、前記スーパーフレーム内において、スロット毎に深
    さNのインターリーブがMスロット分行われて送信され
    るデータ系列を、受信側においてデ・インターリーブす
    る誤り訂正回路であって、 各フレームのMスロットの内、選択されたトランスポー
    ト・ストリームが伝送されているLスロットを示す信号
    をスロット選択信号とするとき、前記スロット選択信号
    に従って、選択されたLスロットのデータのみを、前記
    スーパーフレーム内においてスロット毎に深さNのデ・
    インターリーブを行ってデータを出力するデ・インター
    リーブ回路と、 各フレームに含まれる前記伝送制御情報を復号する伝送
    制御情報復号回路と、前記伝送制御情報復号回路から出
    力された復号結果より、各スロットのトランスポート・
    ストリーム番号情報を復号し、選択されたトランスポー
    ト・ストリーム番号を示す選局情報に従って前記スロッ
    ト選択信号を生成し、前記デ・インターリーブ回路に与
    える選局回路と、を具備することを特徴とする誤り訂正
    回路。
  2. 【請求項2】 前記デ・インターリーブ回路は、 1種類のトランスポート・ストリームが占有する、1フ
    レームあたりの最大スロット数をLmaxとすると、 メモリ回路の最大(Lmax×N)スロット分のみの領域
    2バンクを使用し、選局された1種類のトランスポート
    ・ストリームのみをデ・インターリーブしてデータを出
    力することを特徴とする請求項1記載の誤り訂正回路。
  3. 【請求項3】 前記デ・インターリーブ回路は、 選択されてデ・インターリーブを行ったLスロットのデ
    ータを、伝送フォーマットのL/Mの速度で連続的に出
    力することを特徴とする請求項1記載の誤り訂正回路。
  4. 【請求項4】 前記デ・インターリーブ回路は、選局さ
    れたJ種類のトランスポート・ストリームが、それぞれ
    1フレームあたりL1、L2、……、Ljスロットを占
    有しているとすると、 選択されてデ・インターリーブを行った1フレームあた
    り計(L1+L2+……+Lj)スロットのデータを、
    伝送フォーマットの(L1+L2+……+Lj)/Mの
    速度で連続的に出力することを特徴とする請求項1記載
    の誤り訂正回路。
  5. 【請求項5】 複数のMPEGトランスポート・ストリ
    ームを多重した伝送フォーマットで伝送を行う伝送方式
    において、MPEGトランスポート・ストリームの各パ
    ケット単位のデータ系列をスロットとし、1フレーム =
    Mスロット、1スーパーフレーム=Nフレームとする場
    合、各スロットのトランスポート・ストリーム番号情報
    が前記スーパーフレーム内に伝送制御情報として含ま
    れ、前記スーパーフレーム単位で、連続でランダマイズ
    が行われて伝送されるデータ系列を、受信側においてデ
    ・ランダマイズする誤り訂正回路であって、各フレーム
    のMスロットの内、選択されたトランスポート・ストリ
    ームが伝送されているLスロットを示す信号をスロット
    選択信号とするとき、1スーパーフレーム中の(N×
    M)スロットの各先頭データに対するデ・ランダマイズ
    の(N×M)種類の初期値を有し、前記スロット選択信
    号に従って、入力された各スロットの先頭データに対応
    する初期値より、入力された各スロット毎のデ・ランダ
    マイズを行うデ・ランダマイズ回路と、 各フレームに含まれる前記伝送制御情報を復号する伝送
    制御情報復号回路と、前記伝送制御情報復号回路から出
    力された復号結果より、各スロットのトランスポート・
    ストリーム番号情報を復号し、選択されたトランスポー
    ト・ストリーム番号を示す選局情報に従って前記スロッ
    ト選択信号を生成し、前記デ・ランダマイズ回路に与え
    る選局回路と、を具備することを特徴とする誤り訂正回
    路。
  6. 【請求項6】 複数のMPEGトランスポート・ストリ
    ームを多重した伝送フォーマットで伝送を行う伝送方式
    において、MPEGトランスポート・ストリームの各パ
    ケット単位のデータ系列をスロットとし、1フレーム =
    Mスロット、1スーパーフレーム=Nフレームとする場
    合、各スロットのトランスポート・ストリーム番号情報
    をスーパーフレーム内に伝送制御情報として含んで伝送
    されるデータ系列を、受信側において選択されたトラン
    スポート・ストリーム番号を示す選局情報に従って選択
    された1フレームあたりLスロットのデータのみを出力
    する誤り訂正回路であって、 各フレームのMスロットの内、選択されたトランスポー
    ト・ストリームが伝送されているLスロットを示す信号
    をスロット選択信号とするとき、前記スロット選択信号
    に従って、選択されたLスロットのデータのみをメモリ
    へ読み書きすることにより,選択された1フレームあた
    りLスロットのデータを、伝送フォーマットのL/Mの
    速度で連続的に出力する速度変換回路と、 各フレームに含まれる前記伝送制御情報を復号する伝送
    制御情報復号回路と、 前記伝送制御情報復号回路から出力された復号結果よ
    り、各スロットのトランスポート・ストリーム番号情報
    を復号し、前記選局情報に従って前記スロット選択信号
    を生成し、前記速度変換回路に与える選局回路と、を具
    備することを特徴とする誤り訂正回路。
  7. 【請求項7】 前記速度変換回路は、 1種類のトランスポート・ストリームが占有する、1フ
    レームあたりの最大スロット数をLmaxとすると、 前記メモリ回路の最大Lmaxスロット分のみの領域を使
    用し、選局された1種類のトランスポート・ストリーム
    を連続的に出力することを特徴とする請求項6記載の誤
    り訂正回路。
  8. 【請求項8】 前記速度変換回路は、 1種類のトランスポート・ストリームが占有する、1フ
    レームあたりの最大スロット数をLmax、Kを2以上の
    整数とすると、 前記メモリ回路の最大(Lmax×K)スロット分のみの
    領域を使用し、選局されたK種類以下のトランスポート
    ・ストリームを連続的に出力することを特徴とする請求
    項6記載の誤り訂正回路。
  9. 【請求項9】 前記速度変換回路を、選局されたJ種類
    のトランスポート・ストリームが、それぞれ1フレーム
    あたりL1、L2、……、Ljスロットを占有している
    とすると、 J種類のトランスポート・ストリームを、それぞれ伝送
    フォーマットのL1/M、L2/M、……、Lj/Mの
    速度で、並列に連続的に出力する構成に置き換えたこと
    を特徴とする請求項6記載の誤り訂正回路。
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