JP3107090B2 - デジタル放送信号送信装置及び方法 - Google Patents

デジタル放送信号送信装置及び方法

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JP3107090B2
JP3107090B2 JP2000027372A JP2000027372A JP3107090B2 JP 3107090 B2 JP3107090 B2 JP 3107090B2 JP 2000027372 A JP2000027372 A JP 2000027372A JP 2000027372 A JP2000027372 A JP 2000027372A JP 3107090 B2 JP3107090 B2 JP 3107090B2
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frame
synchronization signal
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送信号
送信装置及び方法に関し、特に、伝送系に係る制御信
号、例えばいわゆるTMCC(Transmission Multiplex
ing ConfigurationControl) 信号を主信号と共に伝送
するようなデジタル放送信号送信装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通信衛星(以下CSと略称する)を用い
たデジタル多チャンネル放送が本格的に始まり、多彩な
サービスが開始されるようになってきた。また、今後放
送衛星(以下BSと略称する)でも、デジタル放送サー
ビスを行うことが検討されている。
【0003】BSはCSに比較して電力が大きいことか
ら、従来、CSで用いられていたQPSK変調方式よりも伝
送効率の高い変調方式を用いることが検討されている。
また伝送するビットストリームは、CS、地上波、ケー
ブル等の他メディアとの整合性を図る観点から、MPEG2
システムズで規定された、いわゆるトランスポートスト
リーム(以下TSと略称する)を基本とすることが提案
されている。このTSは、1バイトの同期バイトを含ん
だ188バイトのTSパケットで構成されているが、C
Sデジタル多チャンネル放送、地上波デジタル放送、ケ
ーブルデジタル放送などでは、これに、誤り訂正用の1
6バイトのパリティを付加したリードソロモン符号(以
下RS符号と略称する)が用いられていることから、B
Sデジタル放送でも、TSにこのRS(204,18
8)の符号化を行うことが提案されている。
【0004】このBSデジタル放送では、RS(20
4,188)の符号化されたTSパケットの同期部を除
いたペイロード情報を伝送する主信号部分に、畳み込み
符号化されたBPSK(Binary Phase Shift Keying) 信号
やQPSK(Quadrature Phase Shift Keying) 信号、ある
いはトレリス符号化8PSK(Phase Shift Keying)(以
下、TC(Trellis-Coded) 8PSKと略称する)を用
い、また変調方式や符号化率等の伝送情報をTSパケッ
トの同期部を用いてBPSKにて伝送する方式が提案されて
いる。
【0005】特にTC8PSKとして、いわゆるプラグマティ
ックTC8PSKを用いると、従来の畳み込み符号と同様の符
号化回路および復号回路を用いることができるため、ペ
イロード情報を伝送するBPSK、QPSK、8PSKなどの信号を
受信装置で復調する場合、いずれの信号を復調するとき
も、同一のビタビ復号器を用いることができ、ハードウ
ェア構成上も有利となる。
【0006】図1は、このような現在提案されているB
Sデジタル放送の送信装置の構成例を表している。18
8バイトのTSパケットには、RS(204,188)
符号化により、16バイトのパリティが付加される。こ
のパケットが48個集められて1フレームとされる。
【0007】各フレームの48個のパケットの先頭の1
バイトの同期バイトは、順次、連続して読み出され、フ
レーム同期およびTMCC発生回路81に入力される。フレ
ーム同期およびTMCC発生回路81は、最初の2つのTS
パケットの同期バイトをフレーム同期信号にすげ替え
る。また、フレーム同期およびTMCC発生回路81は、第
3番目以降のTSパケットの同期バイトをTMCC(Transm
ission Multiplexing Configuration Control)信号に
すげ替える。このTMCC信号には、後述する主信号の変調
方式や符号化率などの伝送制御情報が含まれる。これに
より、1フレームを構成する48個のパケットのうちの
最初の2つのパケットの2個の同期バイトが、フレーム
同期信号にすげ替えられ、第3番目以降のパケットの同
期バイトが、TMCC信号にすげ替えられることになる。フ
レーム同期およびTMCC発生回路81で発生されたフレー
ム同期信号とTMCC信号は、BPSKマッピング回路82に入
力され、所定の信号点にマッピングされる。
【0008】1フレームのうちの最初の2個のTSパケ
ットの主信号は、低階層用の画像信号LQとされ、この
信号は、この2個のTSパケットの範囲内でインタリー
ブ回路83によりインタリーブされ、さらに、畳み込み
符号化回路84に入力され、1/2の符号化率で畳み込
み符号化される。そして畳み込み符号化された信号はパ
ンクチャリング処理されて符号化率3/4とされてQPSK
マッピング回路85に供給される。QPSKマッピング回路
85において、QPSK方式で、所定の信号点にマッピング
される。
【0009】一方、1フレームを構成する48個のパケ
ットのうち、残りの46個のTSパケットの主信号は、
高階層用の画像信号HQとされ、この信号は、インタリ
ーブ回路86に入力され、インタリーブされた後、2/
3トレリス符号化回路87において符号化され、さらに
8PSKマッピング回路88において、信号点にマッピング
される。この2/3トレリス符号化回路87において、
いわゆるプラグマティックトレリス符号化を行うように
すると、畳み込み符号化回路84と2/3トレリス符号
化回路87は、共通の回路とすることができる。
【0010】多重化回路89は、BPSKマッピング回路8
2、QPSKマッピング回路85、および8PSKマッピング回
路88の出力を、フレーム単位で多重化し、出力する。
従って、多重化回路89より出力される各フレームの信
号は、最初に、BPSK変調されたフレーム同期信号と
TMCC信号が配置され、その次に、QPSK変調された低
階層用の主信号LQが配置され、最後に8PSK変調さ
れた高階層用の主信号HQが配置されたフォーマットと
なる。
【0011】受信側では搬送波やクロックの同期を確立
した後、受信信号系列を監視することでBPSK変調された
フレーム同期信号を検出し、フレーム同期を確立する。
このフレーム同期信号の後には、BPSK変調されたTMCCが
続いているので、フレーム同期が確立すれば、フレーム
同期信号の次の信号をBPSK信号として受信、復調し、TM
CC信号を得ることができる。このTMCC信号の内容を解釈
することにより、TMCC信号の後に引き続き伝送されてく
るペイロード情報を伝送する主信号部のシンボルの変調
方式や符号化率等の伝送制御情報を知ることができるの
で、これに基づいて、主信号の受信および内符号の復号
を行うことができる。
【0012】その後、復調信号中のフレーム同期信号と
TMCC信号は、元のように、TSの同期信号に置き換えら
れ、1バイトの同期信号と203バイトの主信号とから
なるRS(204,188)符号化されたTSに戻さ
れ、さらにこのRS符号を復号することにより、送信さ
れたTSを得ることができる。
【0013】図2は、このような同期処理の処理例を表
している。最初にステップS1において、第1番目のフ
レーム同期信号が検出されるまで待機し、検出されたと
き、ステップS2において、第2番目のフレーム同期信
号が検出されたか否かが判定される。第2番目のフレー
ム同期信号が検出された場合には、ステップS3に進
み、第3番目のフレーム同期信号が検出されたか否かが
判定される。第3番目のフレーム同期信号が検出された
場合には、ステップS4に進み、第4番目のフレーム同
期信号が検出されたか否かが判定される。以上のように
して、4つのフレームについて、連続してフレーム同期
信号が検出された場合には、ステップS5において、フ
レーム同期が確立したものとして、フレーム同期確立処
理が実行される。
【0014】第1番目のフレーム同期信号が検出された
後、ステップS2において、第2番目のフレーム同期信
号が検出されなかったと判定された場合においては、ス
テップS6に進み、第3番目のフレーム同期信号が検出
されたか否かが判定される。第3番目のフレーム同期信
号が検出されたと判定された場合には、ステップS7に
進み、第4番目のフレーム同期信号が検出されたか否か
が判定される。第4番目のフレーム同期信号が検出され
た場合には、さらにステップS8に進み、第5番目のフ
レーム同期信号が検出されたか否かが判定される。以上
のようにして、第1番目のフレーム同期信号が検出され
た後、第2番目のフレーム同期信号が検出されなかった
としても、その後、連続して3回フレーム同期信号が検
出された場合には、ステップS5に進み、フレーム同期
確立処理が実行される。
【0015】第1番目のフレーム同期信号が検出された
後、2回連続してフレーム同期信号が検出されなかった
とステップS6において判定された場合には、ステップ
S1に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。
【0016】第1番目のフレーム同期信号が検出された
後、第2番目のフレーム同期信号を検出することができ
なかったが、第3番目のフレーム同期信号を検出するこ
とができた場合に、ステップS7において、第4番目の
フレーム同期信号を検出することができなかったと判定
された場合には、ステップS9に進み、第5番目のフレ
ーム同期信号が検出されたか否かが判定される。そこ
で、第5番目のフレーム同期信号が検出されたと判定さ
れた場合には、さらにステップS10に進み、第6番目
のフレーム同期信号が検出されたか否かが判定される。
ここで、第6番目のフレーム同期信号が検出されたと判
定された場合には、ステップS5に進み、フレーム同期
確立処理が実行される。ステップS9またはステップS
10において、フレーム同期信号が検出されなかったと
判定された場合には、ステップS1に戻り、それ以降の
処理が繰り返し実行される。
【0017】2回連続してフレーム同期信号を検出する
ことができたと判定された後、第3番目のフレーム同期
信号を検出することができなかったとステップS3にお
いて判定された場合には、ステップS7に進み、それ以
降の処理が実行される。3回連続してフレーム同期信号
を検出することができた後、ステップS4において、第
4番目のフレーム同期信号を検出することができなかっ
たと判定された場合には、ステップS8に進み、それ以
降の処理が実行される。
【0018】ステップS8において、第5番目のフレー
ム同期信号が検出されなかったと判定された場合には、
ステップS10に進み、それ以降の処理が実行される。
【0019】以上のようにして、フレーム同期が確立し
た状態において、このフレーム同期信号を基準にして、
TMCC信号と主信号を正確に復調することができるように
なる。
【0020】なお、以上のフレーム同期確立までの処理
は、後方保護と称される。
【0021】以上の後方保護により、フレーム同期が確
立したと判定された場合には、ステップS11におい
て、フレーム同期信号が継続して検出されていることが
確認され、ステップS11において、所定のフレームに
おいて、フレーム同期信号(n番目とする)を検出する
ことができなかったと判定された場合には、ステップS
12に進み、(n+1)番目のフレーム同期信号を検出
することができたか否かが判定される。ステップS12
において、(n+1)番目のフレーム同期信号を検出す
ることができなかったと判定された場合には、さらにス
テップS13において、(n+2)番目のフレーム同期
信号が検出されたか否かが判定され、検出されなかった
場合には、さらにステップS14において、(n+3)
番目のフレーム同期信号が検出されたか否かが判定され
る。以上のようにして、4フレーム連続してフレーム同
期信号を検出することができなかったと判定された場合
には、ステップS15に進み、フレーム同期が外れたも
のとして、同期外れ処理が実行される。その後、ステッ
プS1に戻り、それ以降の処理が実行される。
【0022】n番目のフレーム同期信号が検出されなか
ったと判定された後、ステップS12において、(n+
1)番目のフレーム同期信号が検出されたと判定された
場合には、ステップS16に進み、(n+2)番目のフ
レーム同期信号が検出されたか否かが判定される。(n
+2)番目のフレーム同期信号が検出された場合には、
1つのフレームについてだけフレーム同期信号を検出す
ることができなかっただけであるので、ステップS11
に戻り、それ以降の処理が実行される。
【0023】ステップS16において、(n+2)番目
のフレーム同期信号を検出することができなかったと判
定された場合、ステップS17において、(n+3)番
目のフレーム同期信号が検出されたか否かが判定され
る。(n+3)番目のフレーム同期信号が検出されなか
ったと判定された場合には、ステップS18において、
(n+4)番目のフレーム同期信号が検出されたか否か
が判定される。(n+4)番目のフレーム同期信号が検
出されなかったと判定された場合には、連続して3回フ
レーム同期信号を検出することができなかったことにな
るので、ステップS15に進み、同期外れ処理が実行さ
れる。
【0024】ステップS17において、(n+3)番目
のフレーム同期信号が検出されたと判定された場合に
は、ステップS19において、(n+4)番目のフレー
ム同期信号が検出されたか否かが判定される。(n+
4)番目のフレーム同期信号を検出することができなか
った場合には、ステップS20に進み、(n+5)番目
のフレーム同期信号が検出されたか否かが判定される。
(n+5)番目のフレーム同期信号を検出することがで
きなかったと判定された場合には、ステップS15に進
み、同期外れ処理が実行される。
【0025】ステップS19またはステップS20にお
いて、フレーム同期信号が検出されたと判定された場合
には、ステップS11に戻る。
【0026】フレーム同期信号を2回連続して検出する
ことができなかった後、ステップS13において、(n
+2)番目のフレーム同期信号を検出することができた
と判定された場合には、ステップS17に進み、それ以
降の処理が実行される。3回連続してフレーム同期信号
を検出することができなかったと判定された後、ステッ
プS14において、(n+3)番目のフレーム同期信号
を検出することができたと判定された場合には、ステッ
プS18に進み、それ以降の処理が実行される。
【0027】ステップS18において、(n+4)番目
のフレーム同期信号を検出することができたと判定され
た場合には、ステップS20に進み、それ以降の処理が
実行される。
【0028】なお、フレーム同期が確立した後、フレー
ム同期が外れたことを検出するまでの保護動作は、前方
保護と称される。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、188
バイトのTSパケットは、RS(204,188)の符
号化が行われ、さらに、内符号として、畳み込み符号化
やトレリス符号化が行われて、伝送路誤りに対する誤り
訂正ができるようになされている。一方、TMCC信号は、
伝送制御情報を受信側に伝達するために、主信号以上に
伝送路誤りに対する耐性が求められる。上記の提案方式
では、各種の変調方式の中で、伝送路誤りに対して最も
有利な変調方式であるBPSKを用いることで、この要求に
応えるようにしている。
【0030】しかしながらBPSK変調だけでは十分な誤り
耐性を得ることはできず、TMCC信号に対してさらに強力
な誤り訂正処理が求められている。
【0031】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、伝送路誤りに対する耐性をより高めるよう
にし、また、安定して、かつ、高速に、TMCC信号の
ような伝送系に係る制御信号を再生することができるよ
うなデジタル放送信号送信装置及び方法の提供を目的と
するものである。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデジタル放
送信号送信装置及び方法によれば、トランスポートパケ
ットのペイロード部で主信号が伝送され、所定数のトラ
ンスポートパケットによりフレームが形成され、該フレ
ーム内のトランスポートパケットの同期部の少なくとも
一部が伝送系に係る制御信号とフレーム同期信号に置き
換えられ、この制御信号とフレーム同期信号とを、主信
号と時分割で、畳み込み符号化回路で畳み込み符号化
し、畳み込み符号化されたフレーム同期信号及び制御信
号を第1の変調方式で変調し、上記主信号を第2の変調
方式で変調して伝送する際に、上記主信号に対して第1
の誤り訂正符号を生成し、生成された上記第1の誤り訂
正符号化出力をインターリーブし、上記制御信号を複数
のフレーム分だけ集めた信号に対して第2の誤り訂正符
号を生成し、上記フレーム同期信号と、上記第2の誤り
訂正符号化工程により得られる1フレーム分の制御信号
又は第2の誤り訂正符号と、上記インターリーブ工程の
出力とを時分割で畳み込み符号化し、上記畳み込み符号
化工程の出力を上記第1又は第2の変調方式で変調する
ことにより、上述の課題を解決する。
【0033】上記変調は、上記主信号を複数の変調方式
のいずれかによって変調可能とされており、上記制御信
号は上記主信号にかけられた変調方式を特定する情報を
含むことが挙げられる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデジタル放送
信号送信装置及び方法の好ましい実施の形態について、
図面を参照しながら説明する。
【0035】図3は、本発明を適用したデジタル放送信
号送信装置の実施の形態の構成例を表している。メモリ
1には、伝送制御情報を含むTMCC信号が記憶されてい
る。同期レジスタ2には、フレーム同期信号が記憶され
ている。多重化回路3は、同期レジスタ2およびメモリ
1から後述する所定のタイミングで、フレーム同期信号
またはTMCC信号を読み出し、それらを多重化し、リード
ソロモン符号化回路4に出力している。
【0036】リードソロモン符号化回路4は、多重化回
路3より入力されたフレーム同期信号とTMCC信号をRS
(48,38)符号化してインタリーブ回路5に出力す
る。インタリーブ回路5は、リードソロモン符号化回路
4より入力された信号をインタリーブした後、多重化回
路9に出力している。インタリーブ回路5は、後段の畳
み込み符号化回路10における誤りを分散し、受信側
で、RS復号することで、誤り訂正能力を向上させるも
のである。
【0037】一方、低階層の画像信号LQや高階層の画
像信号HQの主信号を含むTSが、それぞれリードソロ
モン符号化回路6及び13に入力されている。リードソ
ロモン符号化回路6及び13では、TSをリードソロモ
ン符号化し、メモリ7、14にそれぞれ出力し、記憶さ
せるようになされている。なお、このとき、メモリ7、
14には、TSの同期バイトは書き込まれないようにな
されている。メモリ7、14より読み出されたTSは、
それぞれインタリーブ回路8、15によりインタリーブ
処理された後、多重化回路9に入力されている。
【0038】多重化回路9は、インタリーブ回路5より
入力されたフレーム同期信号とTMCC信号を、インタリー
ブ回路8、15から入力された主信号に、フレームを構
成するように多重化し、出力するようになされている。
フレームの構造は上述の図1と同様に最初にフレーム同
期信号とTMCC信号が配置され、その次に、低階層用の主
信号LQが配置され、最後に高階層用の主信号HQが配
置される。
【0039】畳み込み符号化回路10は、後述するよう
に多重化回路9より供給されたフレーム内のそれぞれの
信号に適合した畳み込み符号化処理を行い、マッピング
回路11に出力するようになされている。マッピング回
路11は、畳み込み符号化回路10より供給された多重
化信号を、それぞれの信号に対応して、BPSK変調、QPSK
変調、または8PSK変調などの変調方式の信号点にマッピ
ングする処理を行う。
【0040】図4乃至図6は、信号点のマッピングの様
子を表している。図4は、BPSK変調方式の場合、図5
は、QPSK変調方式の場合、そして図6は、8PSK変調方式
の場合のマッピングの信号点を表している。図4に示す
ように、BPSK変調方式の場合、180度の位相差を有す
る2つの信号点にマッピングが行われる。QPSK変調方式
の場合、図5に示すように、それぞれ90度の位相差を
有する4個の信号点上にマッピングが行われる。また、
8PSK変調方式の場合、図6に示すように、それぞれ45
度の位相差を有する8個の信号点上に、マッピングが行
われる。
【0041】コントローラ12は、多重化回路3、多重
化回路9、畳み込み符号化回路10、およびマッピング
回路11の動作を制御するようになされている。
【0042】次に、その動作について説明する。リード
ソロモン符号化回路6及び13に入力される信号は、図
7に示すように、先頭の1バイトが同期信号とされ、続
く187バイトが画像データで構成されたTSパケット
である。この画像データは、低階層用の画像データL
Q、または高階層用の画像データHQとされている。低
階層用の画像データLQは、最低限の低品位の画像を再
生する場合に必要な画像データであり、高階層用の画像
データHQは、より高解像度の画像を再生する場合に必
要となる画像データである。リードソロモン符号化回路
6には1フレーム分として2つのパケットの低階層用の
画像データLQが供給され、リードソロモン符号化回路
13には1フレーム分として46個のパケットの高階層
用の画像データHQが供給される。
【0043】リードソロモン符号化回路6、13は、各
パケットに対して、RS(204,188)符号化処理
を行って、16バイトのパリティを付加し、それぞれメ
モリ7、14に供給し、記憶させる。ただし、このと
き、メモリ7、14には、各パケットの1バイトの同期
信号は書き込まれない。メモリ7、14に書き込まれた
画像信号は、インタリーブ回路8、15により読み出さ
れ、所定のインタリーブ処理が施された後、多重化回路
9に供給される。
【0044】一方、メモリ1には、伝送制御情報を含む
TMCC信号が供給され、記憶される。多重化回路3は、コ
ントローラ12からの制御のもとに、同期レジスタ2に
記憶されているフレーム同期信号と、メモリ1に記憶さ
れているTMCC信号を、所定のタイミングで読み出し、多
重化し、リードソロモン符号化回路4に出力する。フレ
ーム同期信号は、2バイトにより構成されており、多重
化回路3は、2バイトのフレーム同期信号を読み出した
後、メモリ1から10バイトのTMCC信号を読み出し、リ
ードソロモン符号化回路4に出力する処理を、フレーム
単位で繰り返し実行する。即ち、この構成例において
は、1フレームにおいて、2バイトのフレーム同期信号
と、10バイトのTMCC信号とが伝送されるようになされ
ている。リードソロモン符号化回路4は、RS(48,
38)の符号化処理を行い、多重化回路3より供給され
る3フレーム分のデータに対して1フレーム分のパリテ
ィを付加する。
【0045】ところで、上述した図1の構成例の場合、
フレーム当たり192シンボル(192ビット)のBPSK
シンボルが、フレーム同期信号とTMCC信号に割り当てら
れている。すなわち、図1におけるBPSKマッピング回路
82の出力の段階におけるフレーム当たりのシンボル数
は192シンボルとなっている。このフレーム同期信号
とTMCC信号に割り当てられるフレーム当りのシンボ
ル数は本発明を実施する場合でも変わらない。つまり畳
み込み符号化回路10において、フレーム同期信号とTM
CC信号の両方に、符号化率が1/2の畳み込み符号化処
理を行うので、畳み込み符号化処理を行う前の段階にお
いて、1フレーム当りにフレーム同期信号とTMCC信号に
割当可能な情報量は、96(=192/2)ビット、即
ち12バイト(内訳は、上述のようにフレーム同期信号
が2バイトで、TMCC信号が10バイトである)とな
る。リードソロモン符号化回路4は、多重化回路3より
供給される3フレーム分のデータに対して1フレーム分
のパリティを付加し、合計4フレーム分のデータ(48
バイトのデータ)で、リードソロモン符号を構成する処
理を行う。
【0046】即ち、フレーム当たり、2バイトのフレー
ム同期信号と10バイトのTMCC信号からなる信号を、3
フレーム分(36バイト分)集め、さらに、これに、第
4フレームの2バイトのフレーム同期信号を加えた38
(=36+2)バイトの情報に対して、10バイトのパ
リティを付加し、RS(48,38)の符号化を行う。
これにより、リードソロモン符号化回路4の出力は、図
8の(A)に示すようになる。その結果、4フレームで
30バイト(240ビット)のTMCC信号を伝送すること
ができる。
【0047】なお、この構成例では、フレーム同期信号
とTMCC信号の両方に対してリードソロモン符号化を行う
ようにしたが、TMCC信号に対してのみ、リードソロモン
符号化を行うようにしても良い。この場合、RS(4
0,30)符号化が行われることになる。
【0048】インタリーブ回路5は、リードソロモン符
号化回路4より供給された信号(図8の(A))に対し
て、所定のインタリーブ処理を施し、多重化回路9に出
力する。この信号は、図8の(B)に示すように、2バ
イトの同期信号の位置は変更されないが、TMCC信号とパ
リティが、所定の位置にインタリーブされた信号とな
る。
【0049】図9は、インタリーブ回路5の構成例を表
している。このインタリーブ回路5は畳み込み型とさ
れ、この構成例においては、入力された信号が、スイッ
チ31により、接点31−1乃至31−6のいずれかに
入力され、接点32−1乃至32−6から、スイッチ3
2を介して出力されるようになされている。接点31−
1と32−1は、直接接続され、接点31−2と接点3
2−2の間には、遅延ユニット33−1が挿入されてい
る。接点31−3と接点32−3の間には、遅延ユニッ
ト33−2,33−3が挿入され、接点31−4と接点
32−4の間には、遅延ユニット33−4乃至33−6
が挿入され、接点31−5と接点32−5の間には、遅
延ユニット33−7乃至33−10が挿入され、接点3
1−6と接点32−6の間には、遅延ユニット33−1
1乃至33−15が挿入されている。尚、各遅延ユニッ
トは8バイト分の遅延を与えるように構成されている。
【0050】そして、スイッチ31とスイッチ32は、
それぞれ同期して、2バイト毎に対応する接点に切り替
えられるようになされている。
【0051】リードソロモン符号化回路4から、2バイ
トのフレーム同期信号が入力されるタイミングのとき、
スイッチ31,32は、図9において最も上側の接点3
1−1,32−1に切り替えられる。従って、フレーム
同期信号は、遅延されることなく(インタリーブされる
ことなく)、そのまま出力される。
【0052】これに対して、フレーム同期信号に続く1
0バイトのTMCC信号が入力されたとき、スイッチ31,
32は、図9において、上から2番目乃至最も下側の接
点に、2バイト毎に、順次切り替えられる。その結果、
10バイトのTMCC信号のうち、最初の2バイトの信号
は、遅延ユニット、1個分(8バイト)の遅延を受け、
第2番目の2バイトのTMCC信号は、遅延ユニット2個分
(16バイト)の遅延を受ける。以下同様に、第3番目
乃至第5番目の2バイトのTMCC信号は、それぞれ遅延ユ
ニット3個分(24バイト)、4個分(32バイト)、
または5個分(40バイト)の遅延を受けて出力され
る。
【0053】フレーム同期信号は、インタリーブ回路5
のインタリーブ処理によって、その位置が変化しないよ
うにする必要がある。インタリーブ回路5を畳み込み型
のインタリーブ回路とすると、同期信号の位置を保存す
ることが容易となるばかりでなく、回路規模もブロック
型のインタリーブ回路とする場合に較べ、小さくするこ
とができる。
【0054】インタリーブ回路5のスイッチ31,32
の切り替えをバイト単位で行うようにした方が、バース
ト的なエラーを、より効率的に分散することが可能とな
る。しかしながら、そのようにすると、ハードウェアが
大きくなる。そこで、より小さいハードウェアで、同期
信号の位置を変化させることなく、インタリーブを行う
ようにするには、2バイト単位で、インタリーブを行う
ようにするのが好ましい。
【0055】多重化回路9は、インタリーブ回路8およ
び15より供給される1フレーム分(48パケット分)
の主信号の先頭に、インタリーブ回路5より供給される
1フレーム分のフレーム同期信号とTMCC信号とを、図1
0に示すように多重化し、畳み込み符号化回路10に出
力する。
【0056】畳み込み符号化回路10は、コントローラ
12の制御のもと、多重化回路9からフレーム同期信号
又はTMCC信号が入力されたとき、これを符号化率1/2
のBPSKで伝送させるため、符号化率1/2の畳み込み符
号化処理を行う。畳み込み符号化回路10は、多重化回
路9から供給されてきた主信号が、高階層用の画像信号
HQである場合、主信号を符号化率2/3でトレリス符
号化する。この場合、プラグマティックTC8PSKで伝送
するとき、多重回路9からの入力を2ビット並列に変換
し、このうちの1ビットは、そのままとし、他の1ビッ
トは、符号化率1/2で畳み込み符号化して2ビットの
符号を得る。そして、合計3ビットの出力を並列にし
て、マッピング回路11に出力する。
【0057】主信号が低階層用の画像信号LQである場
合、符号化率3/4のQPSKで伝送するために、畳み込み
符号化回路10は、符号化率1/2の畳み込み符号化処
理を行った後、パンクチャリング処理にて、符号化率を
3/4に変更し、そのデータをマッピング回路11に出
力する。
【0058】図11は、畳み込み符号化回路10のフレ
ーム同期信号とTMCC信号を畳み込み符号化する場合の構
成例を表している。この構成例においては、シフトレジ
スタ61乃至66が、多重化回路9より入力されたデー
タを順次後段に出力するようになされている。排他的論
理和回路67は、シフトレジスタ61への入力と出力の
排他的論理和を演算し、排他的論理和回路68は、排他
的論理和回路67の出力と、シフトレジスタ62の出力
の排他的論理和を演算し、排他的論理和回路69は、排
他的論理和回路68の出力と、シフトレジスタ63の出
力の排他的論理和を演算するようになされている。排他
的論理和回路70は、排他的論理和回路69の出力と、
シフトレジスタ66の出力の排他的論理和を演算し、出
力するようになされている。
【0059】排他的論理和回路71は、シフトレジスタ
61への入力と、シフトレジスタ62の出力の排他的論
理和を演算し、排他的論理和回路72は、排他的論理和
回路71の出力と、シフトレジスタ63の出力の排他的
論理和を演算し、排他的論理和回路73は、排他的論理
和回路72の出力と、シフトレジスタ65の出力の排他
的論理和を演算し、さらに、排他的論理和回路74は、
排他的論理和回路73の出力と、シフトレジスタ66の
出力の排他的論理和を演算するようになされている。
【0060】この畳み込み符号化回路10においては、
入力されたデータが1ビットずつシフトレジスタ61乃
至66により順次後段に移送されると、排他的論理和回
路67乃至74により、各タイミングにおいて、排他的
論理和が演算される。その結果、入力1ビットに対し
て、排他的論理和回路70と排他的論理和回路74よ
り、2ビットのデータが出力される(符号化率1/
2)。
【0061】フレーム同期信号が16ビットで構成され
ているものとすると、16ビットのうちの最初の6ビッ
トのデータが、シフトレジスタ61乃至66に保持され
た状態の場合、排他的論理和回路67,71には、第7
ビット目のデータが入力されるので、フレーム同期信号
は、ユニークなデータであり、任意に変化するデータで
はないから、このとき、排他的論理和回路70と74よ
り出力されるデータは、一義的に決定される。排他的論
理和回路70と74より出力されるデータが一義的に決
定されるのは、シフトレジスタ61乃至66に、16ビ
ットのフレーム同期信号のうちの最後から7番目乃至最
後から2番目のビットが保持され、最後のビットが排他
的論理和回路67,71に入力される状態までである。
【0062】マッピング回路11では、コントローラ1
2の制御のもと、BPSK変調する場合(入力されたのがフ
レーム同期信号とTMCC信号である場合)、信号点を図4
に示すようにマッピングし、QPSK変調する場合(入力さ
れたのが低階層用の画像信号LQである場合)、信号点
を図5に示すようにマッピングし、また、8PSK変調を行
う場合(入力されたのが高階層用の画像信号HQである
場合)、信号点を図6に示すようにマッピングする。
【0063】畳み込み符号化回路10の畳み込み符号化
処理の結果、2バイトのフレーム同期信号と10バイト
のTMCC信号は、図8の(C)に示すように、32ビット
(4バイト)のフレーム同期信号と、160ビット(2
0バイト)のTMCC信号となる。この図8の(C)は、畳
み込み符号として、拘束長が7で、符号化率が1/2の
場合を示している。
【0064】以上のように、インタリーブ回路5によ
り、誤りを十分分散させるようにするとともに、畳み込
み符号とRS符号の連接符号化を施したTMCC信号を、BP
SKという変調方式で変調することで、伝送誤りに対し
て、より強力な耐性を持たせることが可能となる。
【0065】ところで、TMCC信号に含まれる主信号の伝
送制御信号は、その内容が、頻繁に変更されるものでは
ない。しかしながら、受信装置においては、TMCC信号を
復号して得られる伝送制御信号から主信号の変調方式や
符号化率を知ることができるので、電源投入時や選局時
には、速やかに、このTMCC信号を受信、復調する必要が
ある。即ち、送信装置側においては、TMCC信号は、さほ
ど頻繁に送出する必要はないが、受信装置側において
は、TMCC信号を受信するまで、主信号を受信することが
できないので、その待ち時間を、できるだけ短くできる
ように、比較的頻繁に受信できることが好ましい。そこ
で、TMCC信号の送出は、受信装置の待ち時間が長くなら
ない範囲で、その送出頻度を少なくするようにすること
が好ましい。
【0066】図12は、受信装置の構成例を表してい
る。所定の伝送路を介して伝送されてきた変調信号は、
フレーム同期検出回路41と、デマッピング回路43に
入力されるようになされている。フレーム同期検出回路
41は、入力された信号からフレーム同期信号を検出
し、その検出結果を、デマッピング回路43とビタビ復
号回路44に出力している。位相検出回路42は、フレ
ーム同期検出回路41の出力から、信号点の位相情報を
検出し、その検出結果をデマッピング回路43に出力し
ている。デマッピング回路43は、TMCCデコーダ47ま
たはフレーム同期検出回路41の出力に基づいて信号点
を検出し、その信号点に対応するメトリックを発生し
て、ビタビ復号回路44に出力している。TMCCデコーダ
47は、入力されたTMCC信号を復調(デコード)し、復
調した結果(変調方式や符号化率)をデマッピング回路
43とビタビ復号回路44に出力している。
【0067】ビタビ復号回路44は、デマッピング回路
43からの信号を、TMCCデコーダ47またはフレーム同
期検出回路41の出力に基づいてビタビ復号する。ビタ
ビ復号回路44は、フレーム同期信号に続く、BPSK信号
(フレーム同期信号とTMCC信号)の復調信号に対して、
畳み込み復号化処理を行い、デインタリーブ回路45に
出力している。デインタリーブ回路45は、図3におけ
るインタリーブ回路5の畳み込みインタリーブに対応す
るデインタリーブ処理を行う回路である。リードソロモ
ン復号回路46は、デインタリーブ回路45より入力さ
れるRS(48,38)符号を復号し、その復号結果
を、TMCCデコーダ47及びフレーム同期判定回路54に
出力している。
【0068】デインタリーブ回路48とデインタリーブ
回路51は、ビタビ復号回路44より供給される低階層
用の画像信号LQまたは高階層用の画像信号HQを、そ
れぞれ図3に示すインタリーブ回路8、15のインタリ
ーブ処理に対応してデインタリーブする。リードソロモ
ン復号回路49,52は、それぞれデインタリーブ回路
48,51の出力を、図3のリードソロモン符号化回路
6、13に対応して、RS(204,188)符号の復
号処理を行う。TS同期バイトレジスタ53は、TSの
各パケットに付加する同期バイトを記憶しており、多重
化回路50は、リードソロモン復号回路49または52
から出力されたTSのパケットに、TS同期バイトレジ
スタ53から読み出された同期バイトを付加する。
【0069】図12の受信装置において、フレーム同期
検出回路41には、フレーム同期信号だけではなく、主
信号も入力されてくる。上述したように、フレーム同期
信号が16ビットであるとすると、このフレーム同期信
号は、送信装置の畳み込み符号化回路10により、32
ビットのデータに変換されている。フレーム同期信号の
長さ(ビット数)は、畳み込み符号化回路10の拘束長
(畳み込み演算に最低限必要なビット数であり、図11
の例の場合、拘束長は7となる)より長いビット数に設
定されているので、畳み込み符号化回路10のレジスタ
61乃至66の全てに、ユニークなフレーム同期信号の
ビットが保持され、さらに、排他的論理和回路67,7
1への入力も、フレーム同期信号を構成するビットであ
る状態が発生する。この状態のとき、畳み込み符号化に
用いられるデータが全てフレーム同期信号のビットで構
成されるので、畳み込み演算の結果得られるデータも、
ユニークなデータとなる。
【0070】すなわち、図13に示すように、図11の
畳み込み符号化回路10のシフトレジスタ61に、フレ
ーム同期信号の第1ビットが入力されたとしても(タイ
ミングt1)、その状態においては、後段のシフトレジ
スタ62乃至66に、それ以前のデータ(フレーム同期
信号以外のデータA〜E)が保持されているので、排他
的論理和回路70,74より出力されるデータは、一義
的には定まらない。フレーム同期信号の第1ビットがシ
フトレジスタ66に保持され、シフトレジスタ61に第
6ビットが保持され、排他的論理和回路67,71に第
7ビットが供給される状態になって(タイミングt6)
初めて、排他的論理和回路70,74より出力されるデ
ータは、フレーム同期信号に対応したユニークな値とな
る。
【0071】以下、同様に、排他的論理和回路70,7
4の出力は、フレーム同期信号の第10ビットがシフト
レジスタ66に保持され、シフトレジスタ61に第15
ビットが保持され、排他的論理和回路67,71にフレ
ーム同期信号の第16ビットが入力される状態(タイミ
ングt15)となるまで、ユニークな値となる。シフト
レジスタ61にフレーム同期信号の第16ビットが保持
された状態(タイミングt16)になると、排他的論理
和回路67,71にフレーム同期信号に続く次のデータ
aが入力されるので、以後、排他的論理和回路70,7
4より出力されるデータは、一義的には定まらないこと
になる。
【0072】フレーム同期検出回路41は、排他的論理
和回路67,71にフレーム同期信号の第7ビットが入
力された状態から、排他的論理和回路67,71にフレ
ーム同期信号の第16ビットが入力された状態になるま
での期間に、排他的論理和回路70,74より発生され
るユニークなパターンを検出することで、フレーム同期
信号を検出する。
【0073】フレーム同期信号の位置が判れば、信号点
の絶対的な位相を検出することができる。そこで、位相
検出回路42は、このフレーム同期検出回路41の出力
する検出結果から、信号点の絶対位相を検出する。これ
により、再生搬送波の位相の不確定性が除去される。
【0074】デマッピング回路43は、フレーム同期検
出回路41から入力される検出信号を基準にして、フレ
ーム同期信号に続く信号をBPSK変調された信号として、
図4に示す原理に従ってデマッピング処理を行い、対応
するメトリックをビタビ復号回路44に出力する。ビタ
ビ復号回路44は、フレーム同期検出回路41から入力
される検出信号を基準にして、フレーム同期信号に続く
信号を、1/2畳み込み符号化されているものとして、
これをビタビ復号する。
【0075】ビタビ復号回路44が出力するフレーム同
期信号とTMCC信号を含む畳み込み復号された信号は、デ
インタリーブ回路45に入力され、デインタリーブされ
る。デインタリーブ回路45の出力は、リードソロモン
復号回路46に入力され、リードソロモン復号され、伝
送誤りが訂正される。リードソロモン復号回路46の出
力は、TMCCデコーダ47及びフレーム同期判定回路54
に供給される。
【0076】TMCCデコーダ47は、入力された信号か
ら、TMCC信号をデコードし、続く主信号の変調方式や符
号化率などの伝送制御情報を抽出する。そして、抽出し
た結果をデマッピング回路43とビタビ復号回路44に
出力する。デマッピング回路43とビタビ復号回路44
は、以後、入力される主信号をTMCCデコーダ47からの
伝送制御情報に対応して処理する。
【0077】デマッピング回路43は、TMCC信号の次に
供給される主信号をTMCCデコーダ47からの伝送制御情
報に対応して、デマッピング処理する。即ち、入力され
る主信号が、QPSK変調されている場合には、図5に示す
原理に従ってデマッピング処理を行い、TC8PSK変調され
ている場合には、図6に示す原理に従って、デマッピン
グ処理を行う。
【0078】例えば、デマッピング回路43は、低階層
用の画像信号LQに対しては、QPSK変調方式におけるデ
マッピング処理を行い、高階層用の画像信号HQに対し
ては、TC8PSKのデマッピング処理を行う。
【0079】デマッピング回路43の出力するメトリッ
クは、ビタビ復号回路44に入力される。ビタビ復号回
路44は、TMCCデコーダ47の出力する伝送制御信号に
対応して、畳み込み復号処理を行う。例えば、低階層用
の画像信号LQに対しては、デパンクチャリング処理と
符号化率1/2の畳み込み処理に対する復号処理を行
い、高階層用の画像信号HQに対しては、符号化率2/
3のトレリス復号化処理を行う。
【0080】ビタビ復号化回路44の出力する主信号の
復調信号は、デインタリーブ回路48,51に入力さ
れ、デインタリーブされる。デインタリーブ回路48,
51の出力は、リードソロモン復号化回路49,52に
入力される。リードソロモン復号化回路49,52は、
RS(204,188)符号の復号処理を行う。多重化
回路50は、リードソロモン復号回路49または52よ
り読み出された、各フレームの各パケットの先頭のTMCC
信号が配置されていた位置に、TS同期バイトレジスタ
53に保持されている同期バイトを多重化する。これに
より、図7に示したようなもとのTSパケットが得られ
る。
【0081】次に、フレーム同期信号の保護処理につい
て説明する。フレーム同期検出回路41は、フレーム同
期信号を検出して、図14のステップS31乃至ステッ
プS40に示すように、フレーム同期信号の後方保護処
理を行う。このステップS31乃至ステップS40の処
理は、図2におけるステップS1乃至ステップS10の
処理と同様の処理であるので、その説明は省略する。
【0082】そして、ステップS35において、同期確
立処理が行われた後、フレーム同期判定回路54は、ス
テップS41において、リードソロモン復号回路46の
出力からフレーム同期信号を検出し、フレーム同期判定
処理を行う。リードソロモン復号回路46の出力する信
号は、ビタビ復号回路44により、フレーム同期信号が
畳み込み復号された後の信号であるので、伝送路上の誤
りは、既に訂正されている。従って、図2におけるステ
ップS11乃至ステップS15に示したような前方保護
動作は、この発明の実施の形態においては不要となり、
フレーム同期判定回路54は、リードソロモン復号回路
46の出力から、1回でもフレーム同期信号を検出する
ことができなかった場合には、直ちにフレーム同期外れ
になったものと判定する。
【0083】次に、他の具体例について説明する。BS
デジタル放送においては、1チャンネルで、いわゆるハ
イビジョンに代表される高品位のテレビジョン信号の2
つのプログラムを伝送することができるようにし、ま
た、電界強度の減衰時においても、信頼性のある伝送を
行うことができるようにするために、主信号の伝送方式
として、TC8PSK(r=2/3)(rは符号化率を表
す),QPSK(r=3/4),QPSK(r=1/2),BPSK
(r=1/2)などの伝送方式を、事業者が選択するこ
とができるようになっている。このため、どの方式が採
用されているかを、TMCC信号として受信装置側に、上述
したようにして、伝送することができる。
【0084】上述したように、TMCC信号は、BPSK(r=
1/2)で伝送されるが、主信号は、高品位テレビジョ
ン信号を伝送することを想定すると、TC8PSK(r=2
/3)で伝送される可能性が高い。衛星放送の性質上、
地域毎に気象条件が異なるので、受信C/Nは、所定の
地域では極端に低下していることも考えられる。このよ
うな状況下においても、TMCC信号を確実に送受信できる
ようにする必要がある。
【0085】一般的に伝送方式が切り替わると、ビタビ
復号回路44で定義するブランチメトリックが異なるも
のとなる。ビタビ復号回路44においては、ブランチメ
トリックを累積したステートメトリックの値に対応し
て、パス制御を行っており、伝送方式が切り替わると、
それまで蓄積してきたステートメトリックに対して、切
り替わり後のブランチメトリックが累積することにな
り、そのステートメトリックにより、パス制御が行われ
ると、誤りが伝搬するおそれがある。特に、BPSKから8P
SKへの変化のように、多値化レベルの数が急激に変化し
た場合、このような影響が著しく現れることになる。
【0086】そこで、この誤りの伝搬を断ち切るため
に、いわゆる終結処理を行うことが考えられる。この終
結処理とは、特定(既知)のパターンを伝送データに挿
入することを意味する。終結処理のための特定パターン
は、情報を担っているわけではないので、その部分が誤
ったとしても、情報が失われることがなく、これは、所
定の伝送方式から他の伝送方式へ切り替わるときの緩衝
用のビット系列としてとらえることができる。
【0087】そこで、図15の(A)から図15の
(B)に示すように、TMCC信号の先頭(主信号(ペイロ
ード)とTMCC信号との間)にフレーム同期信号(TAB1)
を挿入するだけでなく、TMCC信号の後方(TMCC信号と次
の主信号との間)にも終結処理のための所定のパターン
の信号(TAB2)を挿入する。この場合の後方の信号TAB
2の長さは、フレーム同期信号(TAB1)に対応して、例
えば2バイトとする。この信号は、フレーム同期信号と
ともに、同期レジスタ2(図3)に予め記憶しておき、
適宜、そこから読み出すようにする。
【0088】なお、図15の(A)から図15の(C)
においては、図15の(A)に示される入力ビット系列
が図15の(B)に示される畳み込み符号化回路10に
入力し、この畳み込み負号か回路10から図15の
(C)に示される出力ビット系列が出力されるものであ
る。
【0089】畳み込み符号を終結するには、その拘束長
より1だけ小さい既知のビット系列を挿入すれば良い。
すなわち、図3の実施の形態の場合、畳み込み符号化回
路10は、その拘束長が7とされているため、終結処理
のための符号としては、既知の6ビットの符号列を挿入
すればよいが、さらに長い既知のビット系列を挿入する
と、拘束長以上の符号化出力は、上述したように特定の
パターンとなる。例えば図15の(A)に示すように、
TMCC信号の前に2バイトのフレーム同期信号を挿入した
とすると、図15の(C)に示すように、畳み込み符号
化回路10の出力ビット系列の12ビット(12シンボ
ル)は、不定のパターンとなるが、続く20ビット(2
0シンボル)のパターンは、特定パターンとなる。図3
の実施の形態においては、フレーム同期検出回路41に
おいて、この特定パターンをフレーム同期信号として検
出した。
【0090】図15の(A)に示すように、TMCC信号の
後方にも、例えば2バイトの終結処理のための信号を付
加するようにすると、その畳み込み符号化回路10の出
力の対応する4バイトの信号のうち、12ビット(12
シンボル)は、不定パターンとなり、続く20ビット
(20シンボル)は、特定パターンとなる。この特定パ
ターンとして、スーパーフレームのフレーム番号を伝送
することができる。スーパーフレームとは、8フレーム
により構成されるものであり、その8個のフレームのう
ちの何番目のフレームであるのかを表す(位置を表す)
フレーム番号を、TMCC信号の後方の特定パターンの信号
として伝送することができる。
【0091】この場合、フレーム同期検出回路41にお
いては、上述した場合と同様に、TMCC信号の前側の4バ
イトの信号をフレーム同期信号として検出するようにし
てもよいが、後ろ側の4バイトの信号、またはその両方
を、フレーム同期信号として検出するようにしてもよ
い。
【0092】このようにすると、誤りの伝搬を緩和する
ための終結処理を行うことができるだけでなく、これら
の信号をフレーム同期信号またはフレーム番号として利
用することができる。
【0093】さらに、この例の場合、TMCC信号の前の4
バイトの信号と後ろの4バイトの信号のいずれもが、マ
ッピング回路11によりBPSK変調される。畳み込み符号
の終結処理の観点からすれば、終結対象とされる信号と
同一の変調方式による終結処理が行われるのが一般的で
ある。例えば、図15の(A)から図15の(C)に示
すように、TMCC信号の前に付加する4バイトの信号は、
主信号(ペイロード)の畳み込み符号を終結させるもの
であるので、主信号と同様に、例えば8PSK変調されるの
が一般的である。
【0094】しかしながら、C/Nが同一である場合、
8PSK(r=2/3)のブランチメトリックに較べて、BP
SK(r=1/2)のブランチメトリックの方が信頼性が
高い。また、BPSK(r=1/2)で伝送されるTMCC信号
の信頼性を向上する観点からすれば、少しでもパス制御
を行うステートメトリックの信頼性を向上しておく必要
があり、この点からいっても、畳み込み符号の終結処理
をBPSK(r=1/2)で行う方が有利となる。そこで、
本実施の形態においては、TMCC信号の終結処理を、TMCC
信号と同一のBPSK(r=1/2)で変調された後方の4
バイトの信号により行うとともに、主信号(ペイロー
ド)の終結処理も、主信号の変調方式である8PSK(r=
2/3)ではなく、TMCC信号の変調方式であるBPSK(r
=1/2)で変調された、その後方の4バイトの信号
(TMCC信号の前方の4バイトの信号)で行なうようにす
る。
【0095】従って、受信装置においては、デマッピン
グ回路43により、TMCC信号と、その前方と後方の4バ
イトの信号がBPSK復調される。
【0096】図15の(A)から図15の(C)に示す
ように、TMCC信号の前方のTAB1には、入力系列I1が配
置され、TMCC信号の後方のTAB2には、入力系列I1,I
2またはI3が配置される。
【0097】このとき、畳み込み符号化回路10は、TM
CC信号の前方のTAB1において、特定パターンW1を、ま
た、TMCC信号の後方のTAB2において、W1,W2または
W3を、それぞれ出力する。
【0098】ところで、図12に示した受信装置のフレ
ーム同期検出回路41において、フレーム同期信号を検
出する場合、特定パターン(フレーム同期信号)の自己
相関関数がインパルス的になっていることが好ましい。
自己相関関数は、次式で定義される。
【0099】
【数1】
【0100】上記式において、C(t)は、符号出力系
列の特定パターン(畳み込み符号化回路10による畳み
込み符号化後の特定パターン)W1であり、C(0)が
W1のMSB、C(19)がW1のLSBである。また、t
は、0乃至19のいずれかの値であり、t,t−τが0
乃至19の範囲を超えるとき、上記式における(2×C
(t)−1)×(2×C(t−τ)−1)の値は、0と
なる。
【0101】特定パターンW1として、0xD439B
を用い、W2として、0x0B677を用い、W3とし
て、0x578DBを用いることができる。
【0102】特定パターンW1として、0xD439B
を用いると、R(0)=20、かつ、|R(τ)|≦3
(τ≠0)となり、インパルス的な自己相関特性が実現
される。特定パターンW2,W3として、それぞれ0x
0B677または0x578DBを用いた場合にも、同
様に、インパルス的な自己相関特性を実現することがで
きる。
【0103】畳み込み符号化回路10より出力される特
定パターンがW1,W2,W3であるとき、そこに入力
される入力系列のパターンI1,I2,I3に関して
も、自己相関特性がインパルス的であることが好まし
い。この場合においては、自己相関関数は、次式で定義
される。
【0104】
【数2】
【0105】ここで、I(t)は、W1に対応する入力
系列であり、I(0)がI1のMSB、I(15)がI1
のLSBである。tは、0乃至15の値を取る。tとt−
τが0乃至15の範囲を超えるとき、上記した(2×I
(t)−1)×(2×I(t−τ)−1)の値は、0と
なる。
【0106】特定パターンW1に対応する入力系列I1
に関しては、R(0)=16となり、かつ、|R(τ)
|≦3(τ≠0)となり、インパルス的な自己相関特性
が実現される。
【0107】特定パターンW2に対応する入力系列I2
に関しては、R(0)=16となり、かつ、|R(τ)
|≦5(τ≠0)となる。さらに、特定パターンW3に
対応する入力系列I3に関しては、R(0)=16とな
り、かつ、|R(τ)|≦7(τ≠0)となり、やは
り、良好な自己相関特性を実現することができる。
【0108】特定パターンW1が0xD439Bである
とき、受信装置のフレーム同期検出回路41は、例えば
この特定パターン0xD439B(=11010100
001110011011)を検出ウインドウとして、
その値と、入力された20ビットのデータとを、各ビッ
ト毎に、排他的論理和演算する。20ビットの対応する
ビットが同一であれば、各ビット毎の排他的論理和の演
算値は、0となり、異なれば、1となる。20ビットの
排他的論理和の演算値の総和が相関値となり、検出ウイ
ンドウと同一のデータが入力されたとき、相関値は、0
となり、その他のデータが入力された場合には、0より
充分大きな値となる。これにより、フレーム同期信号
(特定パターンW1(0xD439B))を検出するこ
とができる。
【0109】特定パターンW1(0xD439B)に対
応する入力系列I1(0x032E)(=000000
1100101110)は、先頭の6ビットが0となっ
ており、これにより、畳み込み符号化回路10を初期化
することができる。すなわち、この6ビットの0がシフ
トレジスタ61乃至66(図11)に保持され、前の符
号系列を終端させることができる。このことは、入力符
号系列を0で終端することをも意味する。その結果、送
信装置と受信装置の構成を簡略化することが可能とな
る。
【0110】また、特定パターンW2(0x0B67
7)に対応する入力系列0xA340(=101000
1101000000)と、特定パターンW3(0x5
78DB)に対応する入力系列0x78C0(=011
1100011000000)は、いずれも最後の6ビ
ットが0となっており、この場合においても、畳み込み
符号化回路10において、前の符号系列を終端すること
ができる。また、このことは、TMCC信号を終端し、か
つ、次の符号を初期化することを意味する。従って、こ
のことからも、送信装置と受信装置の構成を簡略化する
ことができる。
【0111】図16は、特定パターンW1乃至W3を、
スーパーフレームを基準として、周期的に配置する例を
示している。この例においては、フレーム1において
は、TMCC信号の前方にはW1が、後方にはW2が配置さ
れ、続くフレーム2乃至フレーム8においては、TMCC信
号の前方にW1が配置され、後方にW3が配置されてい
る。このように配置すると、スーパーフレームを検出す
ることが可能となる。図17のフローチャートは、この
場合の処理を表している。
【0112】すなわち、最初に、ステップS61におい
て、各フレームのTMCC信号の前方に配置されている特定
パターンW1の相関を用いて、受信装置の同調のための
周波数の調整が行われる。すなわち、特定パターンW1
の相関値が、最も良好となるように、クロックが生成さ
れ、フレーム同期が取られるように制御される。
【0113】次に、ステップS62においては、特定パ
ターンW1が検出された位置からTMCC信号の長さだけ後
ろの位置に位置する信号が、特定パターンW2として検
出される。図16に示すように、この特定パターンW2
は、スーパーフレームの先頭のフレームにだけ配置さ
れ、残りの7フレームには、特定パターンW3が配置さ
れている。従って、特定パターンW2が検出されたフレ
ームが、スーパーフレームの先頭のフレームとして検出
される。
【0114】次に、ステップS63において、フレーム
同期保護が行われ、同期状態の場合には、フレーム同期
保護処理が繰り返し実行され、フレーム同期保護が外れ
た場合には、ステップS61に戻り、それ以降の処理が
繰り返し実行される。
【0115】上述したように、TMCC信号の後方の特定パ
ターンW2またはW3の入力系列I2またはI3の最後
の6ビットは、全て0である。そこで、図18A、及び
この図18Aの一部を拡大した図18Bに示すように、
主信号(ペイロード)の畳み込み符号化回路10は、TM
CC信号の内容に拘らず、000000で初期化された状
態から、主信号を符号化することができる。また、主信
号(ペイロード)の符号化が終了した後には、TMCC信号
に先立って入力される特定パターンW1の入力系列I1
の先頭に6ビットの0が配置されているので、畳み込み
符号化回路10は、000000までの信号を、主信号
(ペイロード)の符号として符号化することができる。
【0116】図19は、送信装置における畳み込み符号
化のための他の構成例を表している。この構成例におい
ては、多重化回路101に、特定パターンW1に対応す
る入力系列I1の7ビット目以降のデータ、TMCC信号、
または特定パターンW2またはW3に対応する入力系列
I2,I3が供給されている。多重化回路101は、そ
のいずれかを選択し、畳み込み符号化回路10としての
符号化器102に供給する。符号化器102は、入力さ
れた特定パターンW1に対応する入力系列I1の7ビッ
ト目が入力される前に、6ビットの0で初期化される。
【0117】一方、多重化回路104には、主信号(ペ
イロード)と6ビットのデータ000000が供給され
ており、多重化回路104は、いずれか一方を選択し、
畳み込み符号化回路10としての符号化器105に供給
する。符号化器105は、ペイロードの最初のデータが
入力される前に、6ビットの0で初期化される。
【0118】符号化器102の出力と符号化器105の
出力は、多重化回路103に供給され、多重化された
後、出力される。
【0119】このように、図19の構成例の場合、TMCC
信号の符号化を行う符号化器102を、ペイロードの符
号化を行う符号化器105と独立に構成できるため、通
常、既存の送信装置として具備されている符号化器10
5に、新たな符号化器102を付加するだけで、本発明
を適用可能な送信装置を簡単に実現することができる。
【0120】図19に示したように、符号系列は、TMCC
信号と主信号(ペイロード)とで独立しているものと考
えることができる。従って、受信装置においても、対応
する符号系列毎に、独立して復号することが可能とな
る。図20は、この場合の構成例を表している。
【0121】すなわち、この構成例においては、分離回
路121が、入力された符号を、TMCC信号に対応する符
号系列と、ペイロードに対応する符号系列とに分離し、
前者を復号器122に、後者を復号器124に、それぞ
れ供給する。復号器122は、入力されたTMCC信号に対
応する符号系列を復号し、分離回路123に供給する。
分離回路123は、復号器122からの復号結果を、特
定パターンW1に対応する入力系列I1の7ビット目以
降のデータ、TMCC信号、または特定パターンW2若しく
はW3に対応する入力系列I2,I3に分離し、出力す
る。
【0122】復号器124は、分離回路121からの主
信号(ペイロード)を復号し、分離回路125に出力す
る。分離回路125は、復号器124から供給されたデ
ータを、ペイロードと6ビットの0の符号とに分離し、
出力する。なお、この6ビットの0は、実質的には利用
されないので、主信号(ペイロード)だけを抽出すれば
良い。
【0123】なお、復号器122と復号器124は、そ
れぞれ図12に示した受信装置のビタビ復号回路44に
対応している。
【0124】この場合においても。通常、受信装置に設
けられている復号器124に対して、新たに復号器12
2を追加するだけで、簡単に、本発明を適用可能な受信
装置を構成することが可能となる。
【0125】なお、勿論、図21に示すように、図20
に示した復号器122と復号器124は、復号器131
として共通化することもできる。この場合、分離回路1
32が、復号器131の出力から、特定パターンW1に
対応する入力系列I1の7ビット目以降のデータ、TMCC
信号、特定パターンW2若しくはW3に対応する入力系
列I2,I3、および主信号(ペイロード)を分離、出
力する。
【0126】次に、他の具体例について説明する。TMCC
信号の伝送路誤りに対する耐性が強くなると、その観点
からも、TMCC信号を頻繁に伝送する必要がなくなる。そ
こで、TMCC信号を送信しない場合には、TMCC信号に代え
て、他のデータを伝送することが考えられる。図22
は、この場合の送信装置の構成例を表している。なお、
図22においては、図3における場合と対応する部分に
は、同一の符号を付してある。図22の構成例において
は、TMCC信号に代えて伝送されるデータ(副信号)がメ
モリ21に供給され、記憶されるようになされている。
そして、多重化回路3は、メモリ1に記憶されているTM
CC信号、またはメモリ21に記憶されているデータを選
択して、同期レジスタ2より供給されるフレーム同期信
号に多重化し、出力するようになされている。その他の
構成は、図3における場合と同様である。
【0127】ただし、この構成例の場合、コントローラ
12は、多重化回路9を制御し、各フレームに付加され
るヘッダに、そのフレームにおいて伝送しているのは、
TMCC信号であるのか、その他のデータであるのかを表す
識別子を含めるようにする。
【0128】次に、さらに他の具体例について説明す
る。送信装置のインタリーブ回路5としては、大きく分
けて、ブロック型と畳み込み型のものがあるが、回路規
模が小さいこと、並びに、同じ位置に前後のRS符号の
対応する部分が保存されることなどの性質から、上述し
たように、インタリーブ回路5として、畳み込みインタ
リーブ回路を用いるようにしている。
【0129】図23の(A)から図23の(C)は、図
23の(B)に示す畳み込み型のインタリーブ回路5に
おいて、TMCC信号が、どのように分散するかを表してい
る。同図に示すように、番号NのRS符号は、48バイ
トにより構成され、その前半の38バイトがデータ、後
半の10バイトがパリティとなっている。上述したよう
に、38バイトのデータの先頭の2バイトは、フレーム
同期信号とされている。このことは、番号N+1乃至N
+4のRS符号においても同様である。このRS符号
は、リードソロモン符号化回路4により生成されるもの
である。
【0130】図23の(B)に示す畳み込み型のインタ
リーブ回路5は、図23の(A)に示す入力されるデー
タについて、図9を参照して説明したように、先頭の2
バイトのフレーム同期信号はそのまま出力するが、以
下、2バイト単位で、遅延ユニット1個分乃至5個分の
遅延を施して出力する。その結果、図23の(C)に示
すように、5個のRS符号にわたって、2バイト単位で
RS符号が分散される。例えば、番号N+4のRS符号
の先頭の2バイト(フレーム同期信号)が、先頭に配置
されたインタリーブ後のRS符号においては、その次に
番号N+3の第3番目と第4番目のバイトのデータが配
置され、さらにその次には、番号N+2の番号5と番号
6のバイトのデータが配置される。以下同様に、インタ
リーブ前のRS符号の各バイトの位置は、インタリーブ
後のRS符号においても、同一の位置に配置される。
【0131】従って、番号N乃至番号N+4のTMCC信号
が等しいとすると、番号N乃至番号N+4までのRS符
号は、インタリーブ前と後において、それぞれ等しくな
る。上述したように、TMCC信号は、伝送制御信号として
の性質上、ごくまれにしか変化せず、ほとんどの場合、
同一のデータとなっている。従って、受信装置において
は、ビタビ復号されたRS符号をRS復号せずとも、い
わゆる多数決判定処理により、TMCC信号の誤りを訂正す
ることができる。
【0132】図24と図25は、この場合の受信装置の
構成例を表している。図24の構成例においては、デイ
ンタリーブ回路45の出力が、多数決判定回路71に入
力され、多数決判定回路71の出力が、TMCCレコーダ4
7及びフレーム同期判定回路54に供給されている。す
なわち、図12におけるリードソロモン復号回路46が
省略された構成となっている。その他の構成は、図12
における場合と同様である。
【0133】この構成例においては、多数決判定回路7
1が、デインタリーブ回路45によりデインタリーブさ
れたRS符号を多数決の原理に基づいて誤り訂正を行
う。すなわち、例えば、5個のRS符号が入力されたと
き、最も多い内容のデータを正しいデータとする。
【0134】このように構成することにより、図12に
示すように、リードソロモン復号回路46を設ける場合
に較べて、構成を簡略化し、装置を小型化することが可
能となる。
【0135】図25の構成例においては、図12におけ
るデインタリーブ回路45とリードソロモン復号回路4
6が省略され、その代わりに、多数決判定回路71が設
けられている。すなわち、ビタビ復号回路44の出力
が、多数決判定回路71に直接入力され、多数決判定回
路71の出力が、TMCCデコーダ47及びフレーム同期判
定回路54に供給されるようになされている。
【0136】上述したように、TMCC信号が同一であると
すると、インタリーブ回路5により、インタリーブされ
た後のRS符号は、インタリーブされる前のRS符号と
同一となる。すなわち、実質的にインタリーブが行われ
ていない場合と同様となる。従って、図24におけるデ
インタリーブ回路45を省略し、ビタビ復号回路44の
出力を多数決判定回路71により、直接復号することが
可能となる。このように構成することで、図24に示す
場合より、さらに構成を簡略化し、装置を小型化するこ
とが可能となる。
【0137】但し、図24の構成例の場合、デインタリ
ーブ回路45が設けられているので、多数決判定回路7
1の入力(デインタリーブ回路45の出力)は図26に
示すようになる。これに対して、図25の構成例の場合
は、デインタリーブ回路45が設けられていないので、
多数決判定回路71の入力(デインタリーブ回路45の
出力)は図27に示すようになる。いずれの場合におい
ても、TMCC信号が同一であれば、各番号のRS符号は実
質的に同一となるので、多数決による判定が可能とな
る。
【0138】すなわち、受信側でデインタリーブを施し
たときの図26および受信側でデインタリーブを施さな
いときの図27において、Data部分を多数決判定し
ている。
【0139】なお、図24と図25に示す構成例の場
合、同一のTMCC信号を反復伝送する必要があるので、図
12の構成例の場合に較べて、TMCC信号以外の伝送可能
なデータ量が減少する。
【0140】なお、上記したような処理を行うプログラ
ムをユーザに伝送する伝送媒体としては、磁気ディス
ク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の他、ネットワ
ーク、衛星などの通信媒体を利用することができる。
【0141】
【発明の効果】本発明に係るデジタル放送信号送信装置
及び方法によれば、伝送系に係る制御信号と主信号とを
時分割で畳み込み符号化しているため、C/Nが低い状
態であったとしても、受信側で、安定的に、制御信号を
再生することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の送信装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図2】従来の受信装置の同期処理を説明するフローチ
ャートである。
【図3】本発明を適用した送信装置の実施の形態の構成
例を示すブロック図である。
【図4】BPSK変調方式のシンボルのマッピングを説明す
る図である。
【図5】QPSK変調方式のシンボルのマッピングを説明す
る図である。
【図6】8PSK変調方式のシンボルのマッピングを説明す
る図である。
【図7】トランスポートストリームのパケットを説明す
る図である。
【図8】TMCC信号の変化を説明するための図であ
る。
【図9】図3のインタリーブ回路5のより詳細な構成例
を示す図である。
【図10】図3の多重化回路9における多重化処理によ
り得られる信号のフォーマットを説明する図である。
【図11】図3の畳み込み復号化回路10の構成例を示
すブロック図である。
【図12】本発明を適用した送信装置の実施の形態に対
応する受信装置の構成例を示すブロック図である。
【図13】図11のフレーム同期検出回路41の動作を
示す図である。
【図14】図11の受信装置における同期処理を説明す
るフローチャートである。
【図15】畳み込み符号化回路10の動作を説明するた
めの図である。
【図16】スーパーフレームにおける特定パターンの配
置を説明する図である。
【図17】図16のフォーマットにおける特定パターン
検出の処理を説明するフローチャートである。
【図18】TMCC信号と主信号(ペイロード)のフォーマ
ットを示す図である。
【図19】TMCC信号と主信号(ペイロード)を独立に符
号化する場合の構成例を示す図である。
【図20】TMCC信号と主信号(ペイロード)を独立に復
号する場合の構成例を示す図である。
【図21】TMCC信号と主信号(ペイロード)を共通に復
号する場合の構成例を示すブロック図である。
【図22】本発明を適用した送信装置の他の実施の形態
の構成例を示すブロック図である。
【図23】インタリーブ回路5の処理を説明するための
図である。
【図24】本発明を適用した送信装置の実施の形態に対
応する受信装置の他の構成例を示すブロック図である。
【図25】本発明を適用した送信装置の実施の形態に対
応する受信装置のさらに他の構成例を示すブロック図で
ある。
【図26】図24の多数決判定回路71の入力を説明す
る図である。
【図27】図25の多数決判定回路71の入力を説明す
る図である。
【符号の説明】
1,7,14 メモリ、 2 同期レジスタ、 3,9
多重化回路、 4,6,13 リードソロモン符号化
回路、 5,8,15 インターリーブ回路、10 畳
み込み符号化回路、 11 マッピング回路、 12
コントローラ、 41 フレーム同期検出回路、 42
位相検出回路、 43 デマッピング回路、 44
ビタビ復号回路、 45,48,51 デインターリー
ブ回路、 46,49,52 リードソロモン復号回
路、 50 多重化回路、 53TS同期バイトレジス
タ、 54 フレーム同期判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04L 27/18 H04L 27/18 B // H04J 3/00 H04J 3/00 M H04N 7/24 H04N 7/13 A (31)優先権主張番号 特願平9−226056 (32)優先日 平成9年8月22日(1997.8.22) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平9−239771 (32)優先日 平成9年9月4日(1997.9.4) (33)優先権主張国 日本(JP) 早期審査対象出願 (56)参考文献 特開 平9−23214(JP,A) 特開 平7−236126(JP,A) 特開 平7−170201(JP,A) 特開 平9−266471(JP,A) 特開 平9−321813(JP,A) A.Hashimoto、他「DEV ELOPMENT OF A TRAN SMISSION SYSTEM AN D AN INTEGRATED RE CEIVER FOR SATELLI TE ISDB」,IEEE TRAN SACTIONS ON CONSUM ER ELECTRONICS,Vo l.43,No.3,平成9年8月,p. 337−343 上原、他「BCS97−17 地上ISD Bにおける多重方式とTMCC信号の伝 送特性」,映像メディア情報学会技術報 告,Vol.21,No.30,平成9年5 月21日,p.1−6 加藤、他「BCS96−14 12GHz帯 衛星ISDBへの階層伝送の適用」,テ レビジョン学会技術報告,Vol.20, No.22,平成8年3月15日,p.11− 16 H.Katoh、他「A Flexi ble Transmission T echnique for the S atellite ISDB Syst em」,IEEE TRANSACTI ONS ON BROADCASTIN G,Vol.42,No.3,平成8年9 月,p.159−166 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 1/00 H03M 13/00 H04L 27/00 H04N 7/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスポートパケットのペイロード部
    で主信号が伝送され、所定数のトランスポートパケット
    によりフレームが形成され、該フレーム内のトランスポ
    ートパケットの同期部の少なくとも一部が伝送系に係る
    制御信号とフレーム同期信号に置き換えられ、この制御
    信号とフレーム同期信号とを、主信号と時分割で畳み込
    み符号化回路で畳み込み符号化し、畳み込み符号化され
    たフレーム同期信号及び制御信号を第1の変調方式で変
    調し、上記主信号を第2の変調方式で変調して伝送する
    デジタル放送信号送信装置であって、 上記主信号に対して第1の誤り訂正符号を生成する第1
    の誤り訂正符号化回路と、 上記第1の誤り訂正符号化回路の出力をインターリーブ
    するインターリーブ回路と、 上記制御信号を複数のフレーム分だけ集めた信号に対し
    て第2の誤り訂正符号を生成する第2の誤り訂正符号化
    回路と、 上記フレーム同期信号と、上記第2の誤り訂正符号化回
    路から出力される1フレーム分の制御信号又は第2の誤
    り訂正符号と、上記インターリーブ回路の出力とを 時分
    割で畳み込み符号化する畳み込み符号化回路と、 上記畳み込み符号化回路の出力を上記第1又は第2の変
    調方式で変調する変調回路とを有することを特徴とする
    デジタル放送信号送信装置。
  2. 【請求項2】 上記変調回路は、上記主信号を複数の変
    調方式のいずれかによって変調可能に構成されており、
    上記制御信号は上記主信号にかけられた変調方式を特定
    する情報を含むことを特徴とする請求項1記載のデジタ
    ル放送信号送信装置。
  3. 【請求項3】 トランスポートパケットのペイロード部
    で主信号が伝送され、所定数のトランスポートパケット
    によりフレームが形成され、該フレーム内のトランスポ
    ートパケットの同期部の少なくとも一部が伝送系に係る
    制御信号とフレーム同期信号に置き換えられ、この制御
    信号とフレーム同期信号とを、主信号と時分割で、畳み
    込み符号化回路で畳み込み符号化し、畳み込み符号化さ
    れたフレー ム同期信号及び制御信号を第1の変調方式で
    変調し、上記主信号を第2の変調方式で変調して伝送す
    るデジタル放送信号送信方法であって、 上記主信号に対して第1の誤り訂正符号を生成する第1
    の誤り訂正符号化工程と、 上記第1の誤り訂正符号化回路の出力をインターリーブ
    するインターリーブ工程と、 上記制御信号を複数のフレーム分だけ集めた信号に対し
    て第2の誤り訂正符号を生成する第2の誤り訂正符号化
    工程と、 上記フレーム同期信号と、上記第2の誤り訂正符号化工
    程により得られる1フレーム分の制御信号又は第2の誤
    り訂正符号と、上記インターリーブ工程の出力とを 時分
    割で畳み込み符号化する畳み込み符号化工程と、 上記畳み込み符号化工程の出力を上記第1又は第2の変
    調方式で変調する変調工程とを有することを特徴とする
    デジタル放送信号送信方法。
  4. 【請求項4】 上記変調工程は、上記主信号を複数の変
    調方式のいずれかによって変調可能に構成されており、
    上記制御信号は上記主信号にかけられた変調方式を特定
    する情報を含むことを特徴とする請求項3記載のデジタ
    ル放送信号送信方法。
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