JP2000059380A - 移動体データ通信システム - Google Patents

移動体データ通信システム

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JP2000059380A
JP2000059380A JP10224234A JP22423498A JP2000059380A JP 2000059380 A JP2000059380 A JP 2000059380A JP 10224234 A JP10224234 A JP 10224234A JP 22423498 A JP22423498 A JP 22423498A JP 2000059380 A JP2000059380 A JP 2000059380A
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station
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JP10224234A
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Toru Kobayashi
徹 小林
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホスト装置にて対応する無線基地局のMAC
アドレスが認識されている移動局が移動して別の無線基
地局の配下に加わった場合に、即時、その認識している
MACアドレスを新たに配下となった無線基地局のもの
に更新できるようにする。 【解決手段】 各無線基地局は、自己の配下に新たな移
動局が加わるとその移動局のIPアドレスと自己の物理
アドレスとを送信元アドレスとするARP要求伝文をホ
スト装置に送信する。一方、ホスト装置は、無線基地局
からARP要求伝文を受信するとその伝文中の送信元ア
ドレスであるIPアドレスに対応する物理アドレスを伝
文送信元の無線基地局の物理アドレスに更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホスト装置と複数
台の無線基地局との間をインターネット技術利用のネッ
トワークで接続するとともに、各無線基地局と複数台の
移動局との間をPHS(Personal Handyphone System:
登録商標)などの移動体無線装置により接続して、ホス
ト装置と各移動局との間でデータ通信を行うようにした
移動体データ通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、TCP/IP(Transmission
Control Protocol /Internet Protocol )等のインタ
ーネットプロトコルを実装したホスト装置とPHSデー
タ通信プロトコルなどの移動体データ通信プロトコルを
実装し上記インターネットプロトコルを実装しない複数
台の移動局との間でデータ通信を実現させるためには、
電磁波を用いて各移動局と移動体データ通信プロトコル
に従い無線データ通信を行う機能と、LAN(Local Ar
ea Network)回線を介してホスト装置とインターネット
プロトコルに従いデータ通信を行う機能とを有した複数
台の無線基地局を、移動局の移動エリア内に点在させて
対処することになる。
【0003】この場合において、ホスト装置と各無線基
地局とにはそれぞれLAN通信ボードが組込まれてお
り、このLAN通信ボードにはそれぞれ世界で唯一で固
有の物理アドレスとして媒体アクセス制御アドレス(以
下、MACアドレスと略称する)が予め割り付け設定さ
れている。このMACアドレスは、LANにおいてやり
とりされる情報が組込まれる所定長さのパケット(フレ
ーム)の送信先や送信元を特定するものである。また、
各移動局にはそれぞれ局識別情報として電話番号が設定
されていて、この電話番号に基づいて各無線基地局とデ
ータ通信を行う。さらにインターネットプロトコルによ
るデータ通信を可能にするために、データの送受信源と
なるホスト装置及び各移動局にはそれぞれ固有のインタ
ーネットプロトコルアドレス(以下、IPアドレスと略
称する)が仮想的に付与されている。そして各無線基地
局は、各移動局の電話番号に対応してその移動局に付与
されたIPアドレスを記憶管理している。また、ホスト
装置は各移動局のIPアドレスを認識しており、各無線
基地局はホスト装置のIPアドレスを認識している。
【0004】なお、MACアドレスは、異機種間での通
信を可能にするためにネットワークアーキテクチャの標
準としてISO(International Organization for Sta
ndardization:国際標準化機構)で制定され7つの階層
からなるOSI(Open System Interconnection :開放
型システム間相互接続)参照モデルにおける第2層(デ
ータリンク層)でのアドレスである。また、IPアドレ
スは、OSI参照モデルにおける第3層(ネットワーク
層)でのアドレスである。
【0005】しかして、各移動局は定期的に自己の局識
別情報(電話番号)を電磁波で発信しており、この局識
別情報を所定レベル以上の感度で受信した無線基地局
は、その局識別情報で識別される移動局を一定期間自己
の配下に置く。一方、ホスト装置は、ある移動局に送信
すべきデータが発生すると、その送信先移動局を配下に
置く無線基地局のMACアドレスを調べるために、送信
先移動局のIPアドレスをセットしたARP(Address
Resolution Protocol:アドレス解決プロトコル)要求伝
文をブロードキャスト(同報)送信する。すると、当該
IPアドレスの移動局を配下に置く無線基地局から自己
のMACアドレスをセットしたARP応答伝文が返信さ
れるので、ホスト装置は相手のMACアドレスを認識
し、このMACアドレスと送信先移動局のIPアドレス
とを付与したデータをインターネットプロトコルに従い
送信する。このとき、ホスト装置は送信先移動局のIP
アドレスに対応して該当するMACアドレスを一定期間
記憶保持する。したがって、この一定期間中に同移動局
に再度データを送信する事象が発生した場合には、今度
は送信先移動局を配下に置く無線基地局のMACアドレ
スを認識しているので、ARP処理を省略し、そのMA
Cアドレスと送信先移動局のIPアドレスとに基づいて
データをインターネットプロトコルに従い送信するもの
となっている。因みに、無線基地局は、自己のMACア
ドレスが付与されたデータを受信するとそのデータのI
Pアドレスから移動局の電話番号を認識し、その電話番
号が設定された移動局に対し、移動体データ通信プロト
コルに従いデータを無線伝送するものとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のこの
種の移動体データ通信システムにおいては、ホスト装置
は各移動局のIPアドレスに対応してその移動局を配下
に置く無線基地局の固有の物理アドレスを一定期間保持
しており、その期間中に該当移動局へのデータ送信事象
が発生した場合には物理アドレスを知るためのARP処
理を不要にして通信時間の短縮を図っていた。
【0007】しかしながら、ホスト装置が送信先移動局
を配下に置く無線基地局の物理アドレスを記憶保持して
いる期間中に、当該移動局が別の無線基地局の電波到達
ゾーンに移動してしまった場合、ホスト装置は送信先移
動局にとって過去の無線基地局宛てにデータを送信して
しまうので、結果的にデータ送信が不能になっていた。
この場合、ホスト装置は、再度ARP要求伝文をブロー
ドキャスト送信して送信先移動局を配下とする無線基地
局の物理アドレスを認識する必要があり、通信効率の低
下が避けられなかった。
【0008】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、移動局が移動して
別の無線基地局の配下に加わった場合に、即時、ホスト
装置にてその移動局の物理アドレスを新たに配下となっ
た無線基地局のものに更新することができ、移動局の移
動による通信効率の低下を防止できる移動体データ通信
システムを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の移動体データ通
信システムは、インターネットプロトコルを実装するホ
スト装置と、移動体データ通信プロトコルを実装する複
数の移動局と、ホスト装置とインターネットプロトコル
による通信を可能にするとともに、各移動局と移動体デ
ータ通信プロトコルによる通信を可能にした複数の無線
基地局とからなる。そして各移動局は、それぞれ固有の
局識別情報(例えば電話番号)を記憶する。また各無線
基地局は、それぞれ固有の物理アドレス(例えばMAC
アドレス)を有しかつ各移動局の局識別情報に対応して
その移動局に割当てられたIPアドレスを記憶する。さ
らにホスト装置は、各移動局にそれぞれ割当てられたI
Pアドレスとその移動局を配下とする無線基地局の物理
アドレスとを対応付けて記憶する。そして、移動局への
情報送信時にその移動局に割当てられたIPアドレス及
びそのIPアドレスに対応する物理アドレスを送信先ア
ドレスとした伝文をインターネットプロトコルに従い無
線基地局に送信するようになっている。また、この伝文
を受信した無線基地局は、送信先アドレスであるインタ
ーネットプロトコルアドレスに対応する局識別情報で識
別される移動局に対して受信情報を移動体データ通信プ
ロトコルに従い送信するようになっている。このものに
おいて、本発明は、各無線基地局に、自己の配下に新た
な移動局が加わるとその移動局のIPアドレスと自己の
物理アドレスとを送信元アドレスとするARP要求伝文
をホスト装置に送信する手段を設ける。また、ホスト装
置に、無線基地局からARP要求伝文を受信するとその
伝文中の送信元アドレスであるIPアドレスに対応する
物理アドレスを伝文送信元の無線基地局の物理アドレス
に更新する手段を設けたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明する。図1は本実施の形態の移動体デー
タ通信システムの全体図であり、この移動体データ通信
システムは、ホスト装置として機能するパーソナルコン
ピュータ(PC1)1と、移動局として機能する6台の
無線ハンディターミナル(HT1,HT2,HT3,H
T4,HT5,HT6)2a,2b,2c,2d,2
e,2fと、各無線ハンディターミナル2a〜2fの上
位局として機能する2台の無線基地局(CS1,CS
2)3a,3bとからなる。そしてパーソナルコンピュ
ータ1と各無線基地局2a,2bとをLAN回線4によ
り接続し、各無線基地局3a,3bと各無線ハンディタ
ーミナル2a〜2fとをPHS無線方式による無線回線
5で接続している。
【0011】すなわち、パーソナルコンピュータ1と各
無線基地局3a,3bは、いずれもインターネットプロ
トコルとしてTCP/IPを実装するとともに、予め固
有の物理アドレスとしてMACアドレスが設定されたL
AN通信ボードを搭載している。因みに、この実施の形
態では、パーソナルコンピュータ1に搭載されたLAN
通信ボードのMACアドレスを「x」とし、第1の無線
基地局3aに搭載されたLAN通信ボードのMACアド
レスを「a」とし、第2の無線基地局3bに搭載された
LAN通信ボードのMACアドレスを「b」とする。
【0012】また、各無線基地局3a,3bと各無線ハ
ンディターミナル2a〜2fは、いずれも移動体データ
通信プロトコルとしてPHSデータ通信プロトコルを実
装するとともに、PHS無線ボードを搭載している。そ
して、各無線ハンディターミナル2a〜2fに、それぞ
れ局識別情報として電話番号を設定している。因みに、
この実施の形態では、第1の無線ハンディターミナル2
aに設定される電話番号を「d1」とし、第2の無線ハ
ンディターミナル2bに設定される電話番号を「d2」
とし、第3の無線ハンディターミナル2cに設定される
電話番号を「d3」とし、第4の無線ハンディターミナ
ル2dに設定される電話番号を「d4」とし、第5の無
線ハンディターミナル2eに設定される電話番号を「d
5」とし、第6の無線ハンディターミナル2fに設定さ
れる電話番号を「d6」とする。
【0013】さらに、パーソナルコンピュータ1と各無
線ハンディターミナル2a〜2fには、それぞれ固有の
IPアドレスを仮想的に付与している。因みに、この実
施の形態では、パーソナルコンピュータ1に付与される
IPアドレスを「I0」とし、第1の無線ハンディター
ミナル2aに付与されるIPアドレスを「I1」とし、
第2の無線ハンディターミナル2bに付与されるIPア
ドレスを「I2」とし、第3の無線ハンディターミナル
2cに付与されるIPアドレスを「I3」とし、第4の
無線ハンディターミナル2dに付与されるIPアドレス
を「I4」とし、第5の無線ハンディターミナル2eに
付与されるIPアドレスを「I5」とし、第6の無線ハ
ンディターミナル2fに付与されるIPアドレスを「I
6」とする。
【0014】図2は前記パーソナルコンピュータ1,無
線基地局3a,3b及び無線ハンディターミナル2a〜
2fの要部構成を示すブロック図である。図示するよう
に、パーソナルコンピュータ1は、プログラムに基づい
て各部を制御するCPU(Central Processing Unit )
11に、上記プログラムがロードされる主記憶エリア等
を形成するRAM(Random Access Memory)12、補助
記憶装置として機能するHDD(Hard Disc Drive )装
置13及びFDD(Floppy Disk Drive )装置14、前
記LAN回線4を通じて各無線基地局3a,3bとの間
で行うインターネットプロトコルによるデータ通信を制
御するLAN通信ボード15、入出力装置として機能す
るキーボード16及びCRTディスプレイ17等を電気
的に接続して構成したものである。そしてRAM12
に、図3に示すように、各無線ハンディターミナル2a
〜2fのターミナル名(HT1,HT2,HT3,HT
4,HT5,HT6)に対応して、そのハンディターミ
ナル2a〜2fに仮想的に付与されたIPアドレスを固
定的に記憶するとともに、そのハンディターミナル2a
〜2fを配下とする無線基地局3a,3bのMACアド
レスを一定期間動的に記憶するIP/MAC対応テーブ
ル18を形成している。
【0015】各無線基地局3a,3bは、いずれも同一
構成で、図2に示すように、CPU31に、プログラム
などの固定的データを記憶するROM(Read Only Memo
ry)22、通信データを一時保持するためのエリア等を
形成するRAM23、前記LAN回線4を通じてパーソ
ナルコンピュータ1との間で行うインターネットプロト
コルに従ったデータ通信を制御するLAN通信ボード2
4及び各無線ハンディターミナル2a〜2fと無線回線
5を通じて行うPHSデータ通信プロトコルに従ったデ
ータ通信を制御するPHS無線ボード25等を電気的に
接続して構成したものである。そしてRAM23に、図
4に示すように、各無線ハンディターミナル2a〜2f
のターミナル名(HT1,HT2,HT3,HT4,H
T5,HT6)に対応して、そのハンディターミナル2
a〜2fに設定された電話番号と、そのハンディターミ
ナル2a〜2fに仮想的に付与されたIPアドレスとを
固定的に記憶するとともに、そのハンディターミナル2
a〜2fを配下とするか否かを識別する配下フラグF
(1:配下とする,0:配下としない)を可変自在に記
憶するターミナル管理テーブル26と、パーソナルコン
ピュータ1のホスト名(PC1)に対応して、そのパー
ソナルコンピュータ1に仮想的に付与されたIPアドレ
スと、そのパーソナルコンピュータ1に搭載されている
LAN通信ボード15のMACアドレスとを記憶するホ
スト管理テーブル27とを形成している。
【0016】各無線ハンディターミナル2a〜2fは、
いずれも同一構成で、図2に示すように、CPU41
に、ROM42及びRAM43の他、各無線基地局3
a,3bと無線回線5を通じて行うPHSデータ通信プ
ロトコルに従ったデータ通信を制御するPHS無線ボー
ド44、入出力装置として機能するキーボード45及び
液晶ディスプレイ46等を電気的に接続して構成したも
のである。
【0017】かかる構成の移動体データ通信システムに
おいて、各無線ハンディターミナル2a〜2fのCPU
41は、データの通信とは無関係に、周期的に自己の電
話番号をセットした位置登録要求伝文を電磁波に変換し
てPHS無線ボード44から発信するものとなってい
る。
【0018】一方、各無線基地局3a,3bのCPU2
1は、図5の流れ図に示すように、各無線ハンディター
ミナル2a〜2fから電磁波で発信された位置登録要求
伝文をPHS無線ボード25を介して所定レベル以上で
受信すると(S1)、この伝文送信元の無線ハンディタ
ーミナル(HTn)が自己の配下にあるものと認識す
る。そして当該無線ハンディターミナル(HTn)に対
して位置登録応答伝文を電磁波で送信するとともに(S
2)、ターミナル管理テーブル26を検索して、位置登
録要求伝文にセットされた当該無線ハンディターミナル
(HTn)の電話番号に対応する配下フラグFをチェッ
クする(S3)。その結果、配下フラグFが既に“1”
にセットされていた場合には、当該無線ハンディターミ
ナル(HTn)は既に自己の配下にあるので、今回の処
理を終了する。
【0019】これに対し、配下フラグFが“0”にリセ
ットされていた場合には、当該無線ハンディターミナル
(HTn)は新たに自己の配下に加わったので、その配
下フラグFを“1”にセットする(S4)。また、当該
無線ハンディターミナル(HTn)のIPアドレスをタ
ーミナル管理テーブル26から読出し、このIPアドレ
スを送信元IPアドレスとしてパーソナルコンピュータ
1にMACアドレスを解決するARP要求伝文を作成す
る。すなわちARP要求伝文は、図8(a)に示すよう
に、送信元IPアドレスと送信元MACアドレスと対象
IPアドレスと対象MACアドレスの各項目データを有
するので、送信元IPアドレスとして位置登録要求伝文
を発信した無線ハンディターミナル(HTn)のIPア
ドレスをセットし、送信元MACアドレスとして当該無
線基地局3a,3bのLAN通信ボード24に設定され
たMACアドレスをセットし、対象IPアドレスとして
パーソナルコンピュータ1に仮想的に付与されたIPア
ドレスをセットし、対象MACアドレスを空白としてA
RP要求伝文を作成する。しかる後、このARP要求伝
文をLAN通信ボード24を介してブロードキャストで
送信する(S5)。
【0020】これに応じて、パーソナルコンピュータ1
からMACアドレスを応答するARP応答伝文を受信す
ると(S6)、今回の処理を終了する。なお、ARP要
求伝文を送信してから一定時間を経過してもARP応答
伝文を受信できない場合には(ST7)、所定回数まで
ARP要求伝文の送信をリトライするものとなっている
(S8)。
【0021】一方、パーソナルコンピュータ1のCPU
21は、図6の流れ図に示すように、各無線基地局3
a,3bから自己のMACアドレスを解決するブロード
キャストにより送信されたARP要求伝文を受信すると
(S9)、前記IP/MAC対応テーブル18を参照し
て、受信伝文中の送信元IPアドレスに対応するMAC
アドレスを取得する(S10)。そして、この取得した
MACアドレスが受信伝文中の送信元MACアドレスと
一致するか否かを判断する(S11)。
【0022】ここで、一致しない場合には、送信元IP
アドレスが付与された無線ハンディターミナル(HT
n)を配下とする無線基地局3a,3bが変更されたの
で、IP/MAC対応テーブル18における該当IPア
ドレスに対応したMACアドレスを受信伝文中の送信元
MACアドレスに更新する(S12)。その後、図8
(b)に示すフォーマットのARP応答伝文(送信先I
Pアドレス=ARP要求伝文の送信元IPアドレス,送
信先MACアドレス=ARP要求伝文の送信元MACア
ドレス,応答元IPアドレス=パーソナルコンピュータ
1のIPアドレス,応答元MACアドレス=パーソナル
コンピュータ1のMACアドレス)を作成したならば、
このARP応答伝文をARP要求伝文送信元の無線基地
局3a,3bに対してユニキャストで送信して、今回の
処理を終了する。なお、IP/MAC対応テーブル18
から取得したMACアドレスが受信伝文中の送信元MA
Cアドレスと一致する場合には、S12の処理を行わず
に同様なARP応答伝文を作成し、ARP要求伝文送信
元の無線基地局3a,3bに対してユニキャストで送信
して、今回の処理を終了する。
【0023】このような構成の本実施の形態において、
今、図1に示すように、第1〜第3の無線ハンディター
ミナル2a,2b,2cが第1の無線基地局3aの配下
にあり、第4〜第6の無線ハンディターミナル2d,2
e,2fが第2の無線基地局3bの配下にあったとす
る。このとき、パーソナルコンピュータ1が有するIP
/MAC対応テーブル18には、図3に示すように、第
1〜第3の無線ハンディターミナル2a,2b,2cに
それぞれ付与されたIPアドレスI1,I2,I3に対
応して第1の無線基地局3aのLAN通信ボード24に
設定されたMACアドレスaが記憶され、第4〜第6の
無線ハンディターミナル2d,2e,2fにそれぞれ付
与されたIPアドレスI4,I5,I6に対応して第2
の無線基地局3bのLAN通信ボード24に設定された
MACアドレスbが記憶される。
【0024】この状態で、例えば第4の無線ハンディタ
ーミナル2dから周期的に発信される位置登録要求伝文
は、第2の無線基地局3bで受信される(図7の7
1)。このとき、第2の無線基地局3bは、第4の無線
ハンディターミナル2dを既に配下としているので(ハ
ンディターミナル名HT4の配下フラグ=1)、上記位
置登録要求伝文を受信に応じて位置登録応答伝文を第4
の無線ハンディターミナル2dに返信する(図7の7
2)。また、パーソナルコンピュータ1において第4の
無線ハンディターミナル2dに送信すべきデータが発生
すると、パーソナルコンピュータ1は、IP/MAC対
応テーブル18上に第4の無線ハンディターミナル2d
に付与されたIPアドレスI4に対応してMACアドレ
スが格納されているか否かを判断する。この場合、MA
Cアドレスbが格納されているので、MACアドレスb
が設定された第2の無線基地局3b宛に送信先IPアド
レスI4の送信データ伝文をTCP/IPに従い送信す
る(図7の73)。この送信データ伝文を受信した第2
の無線基地局3bは、IPアドレスI4が付与された第
4の無線ハンディターミナル2dが自己の配下にあるこ
とを確認すると、そのIPアドレスI4に対応する電話
番号d4を取得し発呼する。そして当該電話番号d4の
第4の無線ハンディターミナル2dと回線が接続される
と、PHSデータ通信プロトコルに従い送信データ伝文
を送信する(図7の74)。
【0025】その後、第4の無線ハンディターミナル2
dが移動して第1の無線基地局3aの無線ゾーン内に入
ると、この第4の無線ハンディターミナル2dから発信
される位置登録要求伝文は、第1の無線基地局3aで受
信される(図7の75)。このとき、第1の無線基地局
3aは、第4の無線ハンディターミナル2dを配下とし
ていなかったので(ハンディターミナル名HT4の配下
フラグ=0)、配下ととし(当該配下フラグ→1)、か
つ、位置登録応答伝文を第4の無線ハンディターミナル
2dに返信した後(図7の76)、パーソナルコンピュ
ータ1のMACアドレスを解決するARP要求伝文を作
成する。すなわち、第4の無線ハンディターミナル2d
からの位置登録要求伝文に含まれる電話番号d4に対応
するIPアドレスI4をターミナル管理テーブル26か
ら取得し、送信元アドレスとするとともに、自己のLA
N通信ボード24に設定されたMACアドレスを送信元
MACアドレスとする。また、ホスト管理テーブル27
に設定されたIPアドレスI0とMACアドレスxを対
象IPアドレス及び対象MACアドレスとして上記AR
P要求伝文を作成する。しかして、このARP要求伝文
をLAN通信ボード24を介してブロードキャストで送
信する(図7の77)。
【0026】そうすると、対象MACアドレスxが設定
されたLAN通信ボード15を有するパーソナルコンピ
ュータ1が上記ARP要求伝文を受信する。そして、パ
ーソナルコンピュータ1は、IP/MAC対応テーブル
18から当該ARP要求伝文中の送信元IPアドレスI
4に対応するMACドレスbを取得し、当該ARP要求
伝文中の送信元MACアドレスaと比較する。この場
合、両MACアドレスは一致しないので、IP/MAC
対応テーブル18のIPアドレスI4に対応するMAC
アドレスを当該ARP要求伝文中の当該第4の無線ハン
ディターミナル2dを新たに配下に加えた第1の無線基
地局3aのLAN通信ボード24に設定されたMACア
ドレスaに変更するとともに、伝文送信元の第1の無線
基地局3aに対してARP応答伝文を送信する(図7の
78)。
【0027】これにより、第2の無線基地局3bの無線
ゾーンから第1の無線基地局3aの無線ゾーンに移動し
た第4の無線ハンディターミナル2dのIPアドレスI
4に対応するMACアドレスが、当該第4の無線ハンデ
ィターミナル2dを新たに配下に加えた第1の無線基地
局3aのLAN通信ボード24に設定されたMACアド
レスaに自動的に更新される。
【0028】その後、パーソナルコンピュータ1におい
て第4の無線ハンディターミナル2dに送信すべきデー
タが再び発生すると、パーソナルコンピュータ1は、I
P/MAC対応テーブル18上に第4の無線ハンディタ
ーミナル2dに付与されたIPアドレスI4に対応して
MACアドレスが格納されているか否かを判断する。こ
の場合、MACアドレスaが格納されているので、MA
Cアドレスaが設定された第1の無線基地局3a宛に送
信先IPアドレスI4の送信データ伝文をTCP/IP
に従い送信する(図7の79)。この送信データ伝文を
受信した第1の無線基地局3aは、IPアドレスI4が
付与された第4の無線ハンディターミナル2dが自己の
配下にあることを確認すると、そのIPアドレスI4に
対応する電話番号d4を取得し発呼する。そして当該電
話番号d4の第4の無線ハンディターミナル2dと回線
が接続されると、PHSデータ通信プロトコルに従い送
信データ伝文を送信する(図7の80)。
【0029】なお、第2の無線基地局3bにおいては、
一定時間を経過しても第4の無線ハンディターミナル2
dから位置登録要求伝文を受信しないことから当該第4
の無線ハンディターミナル2dが自己の配下からはずれ
たと判断し、ターミナル管理テーブル26における当該
第4の無線ハンディターミナル2dの配下フラグFを
“0”にリセットする。
【0030】このように、本実施の形態によれば、各無
線基地局3a,3bが、自己の配下に新たな無線ハンデ
ィターミナル2a〜2fが加わるとその無線ハンディタ
ーミナル2a〜2fのIPアドレスと自己のMACアド
レスとを送信元アドレスとするARP要求伝文をパーソ
ナルコンピュータ1に送信する手段を有する一方、パー
ソナルコンピュータ1が、無線基地局3a,3bからA
RP要求伝文を受信するとその伝文中の送信元アドレス
であるIPアドレスに対応するMACアドレスを伝文送
信元の無線基地局3a,3bのMACアドレスに更新す
る手段を有しているので、無線ハンディターミナル2a
〜2fの移動後、即座にパーソナルコンピュータ1にお
いて記憶管理されている当該無線ハンディターミナル2
a〜2fのIPアドレスに対応するMACアドレスが移
動前の無線基地局のMACアドレスから移動後の無線基
地局のMACアドレスに更新される。したがって、無線
ハンディターミナルが移動して配下とする無線基地局が
変更された後でパーソナルコンピュータ1から当該無線
ハンディターミナルに送信すべきデータが発生すると、
パーソナルコンピュータ1は送信データ伝文を移動前の
無線基地局宛でなく移動後の無線基地局宛に送信するの
で、移動した無線ハンディターミナルに対してもタイム
ラグ無しに継続してパーソナルコンピュータ1からイン
ターネットプロトコルによるデータ通信を行うことがで
きる。その結果、無線ハンディターミナルの移動による
通信効率の低下を防止できる。
【0031】なお、図1に示した移動体データ通信シス
テムは本発明の一実施の形態であり、本発明の移動体デ
ータ通信システムがこれに限定されないのは言うまでも
ないことである。例えば、図1に示した移動体データ通
信システムは、無線基地局3a,3bと無線ハンディタ
ーミナル2a〜2fとを接続する無線回線5の通信方式
をPHS無線方式としたが、電話番号以外にIPアドレ
スが仮想的に付与される各無線ハンディターミナル2a
〜2fを識別できる情報を有する無線方式であれば適用
可能である。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ホ
スト装置にて対応する無線基地局の固有の物理アドレス
が認識されている移動局が移動して別の無線基地局の配
下に加わった場合に、即時、その認識している物理アド
レスを新たに配下となった無線基地局のものに更新する
ことができ、従って、移動した移動局に対してもタイム
ラグ無しに継続してホスト装置からインターネットプロ
トコルによるデータ通信を行うことができ、移動局の移
動による通信効率の低下を防止できる移動体データ通信
システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である移動体データ通
信システムの全体図。
【図2】 同実施の形態におけるパーソナルコンピュー
タ,無線基地局及び無線ハンディターミナルの要部構成
を示すブロック図。
【図3】 同実施の形態のパーソナルコンピュータが有
するIP/MAC対応テーブルの構成を示す図。
【図4】 同実施の形態の無線基地局が有するターミナ
ル管理テーブル及びホスト管理テーブルの構成を示す
図。
【図5】 同実施の形態における無線基地局のCPUが
実行する位置登録要求伝文受信処理を示す流れ図。
【図6】 同実施の形態におけるパーソナルコンピュー
タのCPUが実行するARP要求伝文受信処理を示す流
れ図。
【図7】 同実施の形態の作用説明に用いる伝文シーケ
ンスを示す図。
【図8】 同実施の形態でのARP要求伝文及びARP
応答伝文の要部構成を示す図。
【符号の説明】
1…パーソナルコンピュータ(ホスト装置) 2a〜2f…無線ハンディターミナル(移動局) 3a,3b…無線基地局 4…LAN回線 5…無線回線 11,21,41…CPU 15,24…LAN通信ボード 18…IP/MAC対応アドレス 25,44…PHS無線ボード 26…ターミナル管理テーブル 27…ホスト管理テーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットプロトコルを実装するホ
    スト装置と、移動体データ通信プロトコルを実装する複
    数の移動局と、前記ホスト装置と前記インターネットプ
    ロトコルによる通信を可能にするとともに、前記各移動
    局と前記移動体データ通信プロトコルによる通信を可能
    にした複数の無線基地局とからなり、 前記各移動局は、それぞれ固有の局識別情報を記憶し、 前記各無線基地局は、それぞれ固有の物理アドレスを有
    しかつ前記各移動局の局識別情報に対応してその移動局
    に割当てられたインターネットプロトコルアドレスを記
    憶し、 前記ホスト装置は、前記各移動局にそれぞれ割当てられ
    たインターネットプロトコルアドレスとその移動局を配
    下とする前記無線基地局の物理アドレスとを対応付けて
    記憶し、かつ前記移動局への情報送信時にはその移動局
    に割当てられたインターネットプロトコルアドレス及び
    そのインターネットプロトコルアドレスに対応する物理
    アドレスを送信先アドレスとした伝文を前記インターネ
    ットプロトコルに従い前記無線基地局に送信し、 この伝文を受信した無線基地局は、送信先アドレスであ
    るインターネットプロトコルアドレスに対応する局識別
    情報で識別される移動局に対して受信情報を前記移動体
    データ通信プロトコルに従い送信するようにした移動体
    データ通信システムにおいて、 前記各無線基地局は、自己の配下に新たな移動局が加わ
    るとその移動局のインターネットプロトコルアドレスと
    自己の物理アドレスとを送信元アドレスとするアドレス
    解決プロトコル要求伝文を前記ホスト装置に送信する手
    段を具備し、 前記ホスト装置は、前記無線基地局から前記アドレス解
    決プロトコル要求伝文を受信するとその伝文中の送信元
    アドレスであるインターネットプロトコルアドレスに対
    応する物理アドレスを伝文送信元の無線基地局の物理ア
    ドレスに更新する手段を具備したことを特徴とする移動
    体データ通信システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000183890A (ja) * 1998-12-10 2000-06-30 Mitsubishi Materials Corp 無線サーバ、移動端末及び記録媒体
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