JP2001177553A - データ通信方法、クライアント、サーバ及び通信プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

データ通信方法、クライアント、サーバ及び通信プログラムを記録した記録媒体

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JP2001177553A
JP2001177553A JP35748799A JP35748799A JP2001177553A JP 2001177553 A JP2001177553 A JP 2001177553A JP 35748799 A JP35748799 A JP 35748799A JP 35748799 A JP35748799 A JP 35748799A JP 2001177553 A JP2001177553 A JP 2001177553A
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Masahiro Ono
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/50Network services
    • H04L67/56Provisioning of proxy services

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クライアントとサーバで定義されるプロトコ
ルのクライアント用モジュールを搭載したクライアント
間で、相互通信を可能とする。 【解決手段】 第一のクライアントは、通信先として第
二のクライアントを指定し、中継サーバに対して、クラ
イアントとサーバから定義されるプロトコルを用いて、
データ転送あるいはデータ要求を行うメッセージを送信
する。中継サーバでは、受信したメッセージの通信先、
要求内容、データと、第二のクライアントの結果の送信
先として指定する中継サーバ内の結果転送宛先を、デー
タ部に含めたプッシュメッセージを第二のクライアント
に対して送信する。第二のクライアントでは、前記プッ
シュメッセージをメッセージ解析部において解析して、
要求に対する結果を、結果転送宛先を通信先として中継
サーバに送信する。中継サーバでは、結果転送宛先によ
り、受信したメッセージを第一のクライアントの要求に
対応させて、結果を返信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ通信方法、ク
ライアント、サーバ及び通信プログラムを記録した記録
媒体に関し、特にクライアントとサーバ間で定義された
プロトコルを用いるデータ通信方法、クライアント、サ
ーバ及び通信プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ通信における、標準的なネ
ットワークアーキテクチャは、ISO(International Orga
nization for Standardization; 国際標準化機構)やCCI
TT(International Telegraph and Telephone Consultat
ive Committee 国際電信電話諮問委員会, 現ITU-T)によ
り、OSI(Open Systems Interconnection; 開放型シス
テム間相互接続)の参照モデルとして定義されている。
【0003】OSIの参照モデルは物理層(第1層)、データ
リンク層(第2層)、ネットワーク層(第3層)、トランスポ
ート層(第4層)、セッション層(第5層)、プレゼンテーシ
ョン層(第6層)、アプリケーション層(第7層)の7層から
構成されている。第5層であるセッション層は、通信の
両端のプロセス間でデータを効率よくやり取りするため
に、同期を取ることや、データの送り方の制御等を行
う。
【0004】セッション層プロトコルの実際の例として
は、WAP(Wireless Application Protocol; Wireless Ap
plication Protocol Architecture Specification, WAP
Architecture Version 30-Apr-1998)におけるWSP(Wire
less Session Protocol; WirelessApplication Protoco
l Wireless Session Protocol Specification Version
228-May-1999)や、インターネットにおけるHTTP(HyperT
extTransfer Protocol; RFC 2068)が挙げられる。
【0005】WAPは、処理能力やメモリ、電力資源が少
なく、表示用機器も小さいという移動体端末の特徴や、
使用帯域が狭い、遅延が大きい、安定性が低いといった
無線伝送による特色を考慮して、主に移動体端末におい
てインターネットを利用することを目的に提案されてい
る通信プロトコルとその実行環境群である。
【0006】WSPは、WAPネットワークにおいてHTTPと同
様の機能を果たすプロトコルであり、HTTP version 1.1
相当の機能を持つ。WAPにおけるセッション層プロトコ
ルには、WSP以外に、サーバからクライアントに対して
データ伝送を行うプッシュサービス時に利用されるOTA
プロトコル(WAP Push OTA Protocol Proposed Version1
6-August-1999)が存在する。
【0007】WAPにおけるネットワークアーキテクチャ
を図4に示す。WAPでは、ユーザの端末(WAPクライア
ント6)からコンテンツを持つサーバ(オリジンサーバ8)
へ接続する際に、クライアントの所属するネットワーク
とオリジンサーバの所属するネットワークが異なる場
合、その仲介としてゲートウェイ、あるいはプロキシー
(WAPゲートウェイ/プロキシー7)を用いる。所属するネ
ットワークが同一である場合は、直接通信する場合もあ
る。
【0008】WAPの通信プロトコルは、WAPクライアント
6の所属するネットワーク内のWAPを搭載したサーバ、ま
たはWAPゲートウェイ/プロキシー7と通信するために使
用され、WAPゲートウェイ/プロキシー7からオリジンサ
ーバ8までの間の別のネットワークでは、他の通信プロ
トコルが利用される。
【0009】WAPにおけるセッション層のプロトコルで
あるWSPを用いた通信では、データの伝送に先駆けて、
通信端同士でセッションを設立するコネクションオリエ
ンテッド型の通信サービスを提供している。WSPを用い
る通信では、WAPクライアントがクライアント、WAPゲー
トウェイ/プロキシー、またはクライアントと直接通信
するオリジンサーバがサーバの役割を負う。
【0010】図5は、セッション設立時のシーケンスを
示しており、WSPではセッション設立のプリミティブをS
-Connectと呼ぶ。セッションの設立要求(S-Connect.re
q)は、必ずクライアント側で生成され、クライアントか
らサーバに向けてセッション設立行うためにセッション
設立メッセージ(図8(a))が送信される。セッション
設立メッセージには、メッセージの種類(ここでは、セ
ッション設立)が含まれる。サーバ側はこのセッション
設立メッセージに対してセッション設立応答メッセージ
(図8(f))を返し、正常に動作が終了するとセッショ
ンが設立される。セッションに関わる動作には以上の設
立の他に、一時解放、復旧、解放が存在する。それぞれ
の要求を生成するのは必ずクライアントで、応答を生成
するのは必ずサーバである。
【0011】図6は、クライアントからサーバに向けた
データの転送または要求を行う場合のシーケンスであ
り、WSPではこのプリミティブをS-MethodInovkeおよびS
-MethodResultと呼ぶ。これらのデータ転送または要求
の要求プリミティブ(S-MethodInvoke.req)は必ずクライ
アントで生成され、クライアントからサーバに向けてデ
ータ転送または要求を要請するためのメソッドメッセー
ジ(図8(b))が送信される。メソッドメッセージに
は、メッセージの種類(ここでは、メソッド)、データ転
送あるいは要求を指定する要求内容、通信先、データが
含まれる。
【0012】サーバはこのメッセージに対して下位層の
プロトコル (例えばトランスポートプロトコル)でメソ
ッド応答メッセージ(図8(f))を返した後、クライア
ントのデータ転送や要求に対する結果を、結果の転送を
示すプリミティブ(S-MethodResult)により結果メッセー
ジ(図8(c))を用いて転送する。結果メッセージには
メッセージの種類(ここでは、結果)とデータが含まれ
る。
【0013】結果メッセージを受信したクライアント
は、サーバに対して結果応答メッセージ(図8(f))を
返信する。この動作においてサーバがWAPゲートウェイ/
プロキシーである場合は、オリジンサーバとの通信を行
い、オリジンサーバからの結果をクライアントにS-Meth
odResultプリミティブを用いて返信する。S-MethodResu
ltは、必ずS-MethodInvokeに対応し、単独で使用するこ
とはできない。
【0014】図7上部は、プッシュによるサーバからク
ライアントへのデータ転送のシーケンスを示したもので
あり、WSPではS-ConfirmedPushプリミティブと呼ぶ。プ
ッシュはクライアントからの要求なしに、サーバからク
ライアントに対してデータが転送される動作である。こ
の動作は、例えば図4のようなアーキテクチャにおい
て、インターネット上のオリジンサーバからWAPネット
ワーク内のクライアントに対して、クライアントからの
要求がない状態でデータが転送される場合に利用され
る。プッシュメッセージ(図8(d))には、メッセージ
の種類(ここでは、プッシュ)とデータが含まれる。
【0015】図7下部は、サーバからのセッション設立
催促のシーケンスを示したものであり、WAPでは、Push
OTAのPom-SessionRequestプリミティブと呼ぶ。セッシ
ョン設立はクライアントからのみ可能であるので、サー
バがクライアントへセッションの設立を促すのがセッシ
ョン設立催促である。これを用いることにより、サーバ
はセッションの設立されていないクライアントに対する
データを受け取った際にセッションの設立を催促し、サ
ーバから開始されるプッシュのデータ転送を行うことが
可能となる。
【0016】この機構は、例えば、前記のようにインタ
ーネット上のオリジンサーバからWAPゲートウェイに対
して、WAPクライアント宛のデータがプッシュされたと
きに、WAPゲートウェイとクライアントの間のセッショ
ンが設立されていない場合に利用される。セッション設
立催促メッセージ(図8(a))には、メッセージの種類
(ここでは、セッション設立催促)が含まれる。
【0017】インターネットにおけるHTTPには、セッシ
ョン管理やプッシュに関するプロトコルの定義はない
が、データ要求と転送に関してはWSPとほぼ同一であ
る。
【0018】以上のようにWAPにおけるセッションプロ
トコルでは、クライアントとサーバの機能が明確に分か
れており、それぞれが異なる動作を行う。セッション管
理のためのメッセージは基本的にクライアントから動作
が開始され、サーバがそれに答える形を取る。Push OTA
ではセッション設立の動作のみ、サーバからクライアン
トに対して催促を行うためのメッセージを用意してい
る。また、データ転送に関してはクライアントおよびサ
ーバの両側からの始動が可能となっているが、用いられ
るメッセージは同一のものではない。
【0019】このため、セッション層におけるクライア
ントとサーバで定義されるプロトコルの実装にはクライ
アント用モジュールとサーバ用モジュールとの2種類が
存在する。通常、ユーザが使用する端末にはクライアン
トモジュールが搭載され、同一ネットワークに存在する
当該プロトコルのサーバモジュールを搭載したオリジン
サーバと通信を行うか、あるいは当該サーバモジュール
を搭載したゲートウェイ/プロキシーを中継器として他
のネットワークに存在するオリジンサーバと通信を行
う。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】第一の問題点は、前記
のようにセッション層のクライアントとサーバで定義さ
れるプロトコルを用いた場合、プロトコルのクライアン
トモジュールを搭載したクライアント間での相互通信が
できないことである。
【0021】その理由は、このようなプロトコルでは、
プロトコルで定義されているメッセージの伝送方向が決
まっており、クライアントとサーバでメッセージの処理
方法が異なるとともに、動作を開始する契機となるノー
ドが固定的であるためである。
【0022】第二の問題点は、クライアント間通信を行
うための最も簡易な解決方法として、端末にサーバ用の
プロトコルモジュールを実装することが挙げられるが、
この場合、端末に高い処理能力や大きなメモリ資源が必
要となるということである。
【0023】本発明の目的は、クライアントとサーバで
定義されるプロトコルを用いて、中継サーバを経由した
クライアント間の相互通信を可能とすることにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】クライアントとサーバで
定義されるセッションプロトコルのクライアントモジュ
ールを搭載した第一のクライアントと第二のクライアン
トが、サーバモジュールを搭載した中継サーバを通じて
接続されているネットワークにおいて、第一のクライア
ントから送信された、通信先として第二のクライアント
が指定されたメッセージを中継サーバが一旦受信して、
メッセージを第二のクライアント宛のものであることを
解釈し、そのメッセージの要求内容、通信先及び第二の
クライアントが送出するデータの送信先として中継サー
バ内の結果転送宛先をデータ部に含んだ、プッシュメッ
セージとして、第二のクライアントに対して送信し、第
二のクライアントにおいて、そのメッセージを解析し
て、指定された中継サーバ内の結果転送宛先に要求に対
する結果データを送信することによりクライアント間の
相互通信を可能にする。
【0025】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1を用い
て本発明の第1の実施の形態について説明する。
【0026】[構成の説明]図1は、第一のクライアン
ト1が中継サーバ2を利用して第二のクライアント3と通
信するための構成であり、第一のクライアント1はアプ
リケーション処理部11とデータ管理部12とを有し、中継
サーバ2は、セッション管理部21とデータ管理部22を有
し、第二のクライアント3はセッション管理部31、デー
タ管理部32、およびアプリケーション処理部33を有す
る。
【0027】第一のクライアント1と中継サーバ2、およ
び中継サーバ2と第二のクライアント3は、有線あるいは
無線の物理リンク4、5で接続されており、通信が可能な
状態になっている。この通信に際してはWAPにおけるWTP
(Wireless Transaction Protocol)、あるいはインター
ネットで用いられるTCP(Transmission Control Protoco
l)やUDP(User Datagram Protocol)などを用いることが
できる。
【0028】[第一のクライアント]第一のクライアン
ト1は、クライアントとサーバの間で定義されるプロト
コルのクライアントモジュールを搭載しており、アプリ
ケーション処理部11とデータ管理部12から構成される。
データ管理部12は、データ転送のためのメッセージの交
換を行う、メソッド開始処理部121、メソッド結果処理
部122、を備えている。各処理部はアプリケーション処
理部11からの要求を受け、前記プロトコルを用いて、中
継サーバ2の対応する処理部とのメッセージ交換を行う
ことで、各サービスをアプリケーション処理部11に提供
する。
【0029】具体的には、メソッド開始処理部121は、
アプリケーション処理部11からデータ転送または要求等
が供給されると、中継サーバ2の第一のメソッド開始処
理部221へ通信先やデータの転送または要求等の要求内
容を含んだメソッドメッセージ(図8(b))を送信す
る。また、中継サーバ2の第一のメソッド開始処理部221
からメソッドメッセージに対するメソッド応答メッセー
ジ(図8(f))を受信し、アプリケーション処理部11
へメソッドの開始確認を供給する。
【0030】また、メソッド結果処理部122は、中継サ
ーバ2の第一のメソッド結果処理部222からメソッドメッ
セージの要求内容に対する結果として結果メッセージ
(図8(c))を受信し、結果メッセージのデータ部に
含まれる要求内容に対する結果を抽出し、アプリケーシ
ョン処理部11に供給する。また、アプリケーション処理
部11からの通知により結果応答メッセージ(図8
(f))を中継サーバ2の第一のメソッド結果処理部222
へ送信する。
【0031】アプリケーション処理部11は、メソッド開
始処理部121にデータ転送または要求を行う。データ転
送や要求に対して、メソッド開始処理部121が中継サー
バ2からメソッド応答メッセージを受信したときに行わ
れるメソッド開始確認を受け付ける。そして、アプリケ
ーション処理部11は、データ転送または要求に対する結
果をメソッド結果処理部122から提供され、データ転送
要求等による結果が供給されると、メソッド結果処理部
122に結果応答メッセージの送出を要求する。
【0032】[中継サーバ]中継サーバ2はクライアン
トとサーバで定義されるプロトコルのサーバモジュール
を搭載しており、セッション管理部21とデータ管理部22
とから構成される。
【0033】セッション管理部21は、セッション管理を
行うためのメッセージの交換を行う設立処理部211、設
立催促処理部212と、既存の設立されているセッション
を管理する既存セッションテーブル213とを備える。各
処理部は、前記プロトコルを用いて、第二のクライアン
ト3の対応する処理部とメッセージの交換を行う。
【0034】具体的には、設立催促処理部212は、中継
サーバ2とメソッドメッセージの通信先である第二のク
ライアントとの間にセッションが設立されていない場
合、データ管理部22の第一のメソッド開始処理部221か
ら設立催促要求を受け、セッション設立催促メッセージ
(図8(e))を第二のクライアントの設立催促処理部
312に対して送信する。
【0035】設立処理部211は、第二のクライアント3
の設立処理部311からセッション設立メッセージ(図8
(a))を受信し、セッション設立応答メッセージ(図
8(f))を第二のクライアント3の設立処理部311に
返信してセッションを確立させ、既存セッションテーブ
ル213に当該セッションを追加する。さらに第一のメソ
ッド開始処理部221にセッション設立が完了したことを
通知する。
【0036】既存セッションテーブル213には、現在設
立されているセッションが登録されており、設立処理部
211からの通知により新たに設立されたセッションが登
録される。
【0037】データ管理部22は、データ転送のためのメ
ッセージの交換を行う、第一のメソッド開始処理部22
1、第一のメソッド結果処理部222、プッシュ処理部22
3、第二のメソッド開始処理部224、第二のメソッド結果
処理部225と、第一のクライアント1と第二のクライアン
ト3とのメッセージの対応を管理するメッセージ管理部2
26を備える。各処理部は、前記プロトコルを用いて、第
一のクライアント1、または第二のクライアント3の対応
する処理部とメッセージの交換を行う。
【0038】具体的には、第一のメソッド開始処理部22
1は、第一のクライアント1のメソッド開始処理部121か
らメソッドメッセージを受信し、その通信先が第二のク
ライアントである場合、第二のクライアント3と中継サ
ーバ2の間にセッションが存在するかどうか既存セッシ
ョンテーブル213に問い合わせる。セッションが設立さ
れていない場合、設立催促部212に設立催促要求を供給
する。セッションが設立されていた場合、または設立処
理部211からセッションが設立されたことを通知される
と、メソッドメッセージをプッシュ処理部223へ供給す
る。また、第一のクライアント1のメソッド開始処理部
121からメソッドメッセージを受信すると、第一のクラ
イアント1のメソッド開始処理部121へメソッド応答メッ
セージを送信する。
【0039】プッシュ処理部223は、第一のメソッド開
始処理部221からメソッドメッセージが供給されると、
図2に示すプッシュメッセージの従来データ部にメソッ
ドメッセージに含まれる通信先、要求内容、更にデータ
転送の場合はデータと、第二のクライアント3が要求に
対する結果の送信先である中継サーバ2内の結果転送宛
先を指定して第二のクライアントのプッシュ処理部321
へ送信する。更にこの結果転送宛先とメソッドメッセー
ジにて要求を行った第一のクライアントとを対応付けて
メッセージ管理部に通知する。また、第二のクライアン
トのプッシュ処理部321からのプッシュ応答メッセージ
(図8(f))を受信する。
【0040】メッセージ管理部226は、結果転送宛先と
メソッドメッセージにて要求を行った第一のクライアン
トとの対応を記憶しておく。
【0041】第二のメソッド開始処理部224は、第二の
クライアントのメソッド開始処理部322からメソッドメ
ッセージを受信し、そのメッセージに含まれる結果転送
宛先に基づいてメッセージ管理部226を参照することに
より、第一のクライアントからの受信したメソッドメッ
セージに対する結果であることを認識し、データの転送
先である第一のクライアントを求め、メソッド開始処理
部322からメソッドメッセージのデータ部とともに第一
のメソッド結果処理部222へ供給する。また、第二のメ
ソッド開始処理部224は、第二のクライアントのメソッ
ド開始処理部322からメソッドメッセージを受信する
と、第二のクライアントのメソッド開始処理部322へメ
ソッド応答メッセージを送信する。
【0042】第一のメソッド結果処理部222は、結果メ
ッセージのデータ部に第二のメソッド開始処理部224か
ら供給されたデータを入れて第一のクライアントを通信
先として第一のクライアントのメソッド結果処理部122
に対して送信する。また、第一のクライアントのメソッ
ド結果処理部122から結果応答メッセージ(図8
(f))を受信すると、第二のメソッド結果処理部225
に第二のクライアントのメソッド結果処理部232へ結果
メッセージの送出を要求する。
【0043】第二のメソッド結果処理部225は、第一の
メソッド処理結果部222の要求により、第二のクライア
ントに対して結果メッセージを送信する。また、第二の
クライアントのメソッド結果処理部323より結果応答メ
ッセージを受信する。この結果応答メッセージを受信す
ることにより、第一のクライアントから第二のクライア
ントへの要求が完了したことを中継サーバ2は知ること
ができる。
【0044】[第二のクライアント]第二のクライアン
ト3は、前記プロトコルのクライアントモジュールを搭
載しており、セッション管理部31、データ管理部32及び
アプリケーション処理部33とから構成される。
【0045】セッション管理部31は、セッション管理を
行うためメッセージの交換を行う設立処理部311、設立
催促処理部312、既存セッションテーブル313とを備え
る。セッション管理部31に属する各処理部は、中継サー
バ2からのメッセージ、あるいはアプリケーション処理
部33からの要求や応答にあわせて、前記プロトコルを用
いて、中継サーバ2の対応する処理部とメッセージを交
換することによって、各サービスをアプリケーション処
理部33に提供する。
【0046】具体的には、設立催促処理部312は、中継
サーバ2の設立催促処理部212からセッション設立催促メ
ッセージを受信すると、アプリケーション処理部33にセ
ッションの設立の指示を供給する。
【0047】また、設立処理部311は、アプリケーショ
ン処理部33からのセッション設立の要求を受けて中継サ
ーバ2の設立処理部211に対してセッション設立メッセ
ージを送信する。また、設立処理部311は、中継サーバ2
の設立処理部211からセッション設立応答メッセージを
受信すると、第二のクライアント3の既存セッションテ
ーブル313のセッションを追加する。
【0048】既存セッションテーブル313には、現在設
立されているセッションが登録されており、設立処理部
311からの通知により新たに設立されたセッションが登
録される。
【0049】データ管理部32は、データ転送を行うため
のメッセージの交換を行う、プッシュ処理部321、メソ
ッド開始処理部322、メソッド結果処理部323、中継サー
バ2からのプッシュメッセージに含まれるメッセージを
解釈して適切な指示をアプリケーション処理部33に供給
するメッセージ解析部324を備える。データ管理部32に
属する3つの処理部のそれぞれは、中継サーバ2の対応す
る処理部とメッセージを交換して、アプリケーション処
理部33にサービスを提供するが、プッシュ処理部321は
メッセージ解析部324へメッセージを供給し、アプリケ
ーション処理部33から応答を供給される。これは、従来
のクライアント・サーバ間通信では交換しない情報をデ
ータ内に含むことがあるためである。
【0050】具体的には、プッシュ処理部321は、中継
サーバ2のプッシュ処理部223からプッシュメッセージ
を受信するとメッセージ解析部324に供給する。また、
アプリケーション処理部33からの指示によりプッシュ応
答メッセージを中継サーバ2のプッシュ処理部223へ送信
する。
【0051】メッセージ解析部324は、プッシュメッセ
ージのデータ部を解析し、そのメッセージの示す対向ク
ライアントである第一のクライアント1が要求する要求
内容(動作等)、更に要求内容がデータ転送であれば転
送されたデータ、及び結果転送宛先をアプリケーション
処理部33へ供給する。
【0052】メソッド開始処理部322は、アプリケーシ
ョン処理部33から供給された結果転送宛先を通信先と
し、データ転送を要求内容とし、アプリケーション処理
部33から供給された第一のクライアントからの要求内容
に対する結果をデータ内に包含したメソッドメッセージ
を中継サーバ2の第二のメソッド開始処理部224へ送信す
る。第一のクライアントからの要求内容がデータ要求で
あれば要求されたデータ、データ転送であればデータ転
送に対する結果が上記要求内容に対する結果としてデー
タ内に包含される。また、メソッド開始処理部322は、
中継サーバ2の第二のメソッド開始処理部224からメソッ
ド応答メッセージを受信する。
【0053】メソッド結果処理部323は、中継サーバ2の
第二のメソッド結果処理部225より結果メッセージを受
信すると、アプリケーション処理部33へ結果メッセージ
を受信したことを通知する。さらにこの通知の結果、ア
プリケーション処理部33からの要求により、中継サーバ
2の第二のメソッド結果処理部へ結果応答メッセージを
送信する。
【0054】アプリケーション処理部33は、メッセージ
解析部324からプッシュメッセージに含まれていた第一
のクライアント1が要求する要求内容、データ、結果転
送宛先が供給されると、プッシュ処理部321へプッシュ
応答メッセージを送信するように通知する。また、メッ
セージ解析部324から指示される第一のクライアント1の
要求にしたがって、メソッド開始処理部322へ要求結果
と結果転送宛先を供給する。また、メソッド結果処理部
323より結果メッセージを受信したことを通知される
と、中継サーバ2の第二のメソッド結果処理部へ結果応
答メッセージの送信を要求する。
【0055】また、図では示していないが、第一のクラ
イアント1、中継サーバ2、第二のクライアント3は、そ
れぞれ複数種類のメッセージを交換するが、通信相手か
ら受信したメッセージはメッセージに含まれる種類に関
する情報を確認することによって、適切な処理部へ振り
分け可能である。
【0056】また、本発明では図8に示したメッセージ
の構造のうち、プッシュメッセージのデータ部分に、図
2のように、通信先、要求内容(データ転送または要
求)、結果転送宛先、データを含む構成とし、他のメッ
セージに関しては同一のものを使用する。
【0057】[動作の説明]図3を用いて、第一のクラ
イアント1が、第二のクライアントに対してデータ転送
または要求を行う場合の動作について説明する。
【0058】従来は、クライアント間のデータ転送は想
定されていないので、あるクライアントから別のクライ
アント宛のデータ、あるいはデータの要求をサーバに送
信しても、サーバでは処理できない。
【0059】そのため、本発明では、第一のクライアン
ト1がメソッドメッセージを送信する際の通信先とし
て、クライアントである第二のクライアント3を指定す
る。中継サーバ2において通信先を確認し、該クライア
ントに対するセッションが設立されていない状態である
と、セッション設立を催促して設立させ、第一のクライ
アント1からのメソッドメッセージを第二のクライアン
ト3へのプッシュメッセージとして再送信する。その
際、中継サーバ2において受信した第一のクライアント1
からのメソッドメッセージと、第二のクライアント3が
返信するデータの送信先として指定する中継サーバ2内
の結果転送宛先と、を対応づけ、第二のクライアント3
からのデータを第一のクライアントに正確に中継する。
このようにすることで、第一のクライアント1と第二の
クライアント3との間の相互通信を可能とする。
【0060】まず、アプリケーション処理部11が、メソ
ッド開始処理部121へ第二のクライアント3に対するデー
タ転送または要求を供給し(メソッド開始要求:S
1)、メソッド開始処理部121は、中継サーバ2の第一の
メソッド開始処理部221へメソッドメッセージを送信す
る(S2)。図8(b)に示すようにメソッドメッセー
ジには、メッセージの種類(ここではメソッド)、通信先
(ここでは第二のクライアント3)、データ転送あるいは
要求を示した要求内容が含まれる。
【0061】中継サーバ2の第一のメソッド開始処理部2
21では、受信したメッセージの種類、通信先、要求内容
から、第二のクライアント3に対するデータ転送あるい
は要求であることを認識する。通信先である第二のクラ
イアント3との間にセッションが存在するかを、既存セ
ッションテーブル213に問い合わせ、存在しない場合は
セッションの設立催促を行う。 また、中継サーバ2の第
一のメソッド開始処理部221は、第一のクライアント1の
メソッド開始処理部121に対してメソッド応答メッセー
ジを送信する(S3)。
【0062】第一のクライアントのメソッド開始処理部
121は、中継サーバ2の第一のメソッド開始処理部221か
らメソッド応答メッセージを受信すると、メソッド開始
確認をアプリケーション処理部11に対して供給する(メ
ソッド開始確認:S4)。
【0063】中継サーバ2と第二のクライアント3との間
にセッションが設立されていない場合の設立催促は以下
のように行う。セッション設立催促とセッション設立の
動作については、図5と図7に示される従来の動作と同一
である。第一のメソッド開始処理部221から中継サーバ2
の設立催促処理部212に対して、設立催促要求が供給さ
れ、設立催促処理部212は、セッション設立催促メッセ
ージを第二のクライアント3に対して送信する。
【0064】セッション設立催促メッセージを受信した
第二のクライアント3の設立催促処理部312は、アプリケ
ーション処理部33にセッション設立の指示を供給する。
アプリケーション処理部33は、設立処理部311にセッシ
ョン設立の要求を供給し、設立処理部311は、セッショ
ン設立メッセージを中継サーバ2の設立処理部211に対し
て送信する。
【0065】セッション設立メッセージを受信した中継
サーバ2の設立処理部211は、セッション設立応答メッセ
ージを返信してセッションを確立させ、既存セッション
テーブル213の既存セッションとして中継サーバ2と第二
のクライアント3とのセッションを追加するとともに、
第一のメソッド開始処理部221に第二のクライアント3と
のセッション設立が完了したことを通知する。
【0066】第二のクライアントの設立処理部311は、
中継サーバ2の設立処理部211からセッション設立応答メ
ッセージを受信すると、第二のクライアント3の既存セ
ッションテーブル313のセッションを追加する。
【0067】中継サーバ2と第二のクライアント3のセッ
ションが設立されていた場合、あるいは設立が完了した
後、中継サーバ2から第二のクライアント3への通信を行
う。
【0068】まず、中継サーバ2の第一のメソッド開始
処理部212は、プッシュ処理部223へプッシュ要求を行う
(プッシュ要求:S5)。中継サーバ2の第一のメソッ
ド開始処理部221が第一のクライアント1から受信したメ
ソッドメッセージは、プッシュ処理部223に供給され、
プッシュメッセージのデータ部に第一のクライアント1
からのメソッドメッセージに含まれる通信先、要求内
容、データと、第二のクライアント3に結果を送信させ
る中継サーバ2内の送信先を、結果転送宛先として指定
して、第二のクライアント3へ送信する(S6)。
【0069】ここで指定する結果転送宛先と要求を送信
したクライアント(ここでは第一のクライアント1)とを
対応させて、メッセージ管理部226へ通知する。このこ
とにより、第二のクライアント3から返送される結果デ
ータを、要求を出したクライアント(ここでは第一のク
ライアント1)に正確に返信することができる。この対応
は、要求したクライアントと結果転送宛先という対応で
あっても、要求したクライアントとメソッドメッセージ
と結果転送宛先という対応であってもかまわない。
【0070】該プッシュメッセージを受信した第二のク
ライアント3のプッシュ処理部321は、メッセージ解析部
324にメッセージを供給する。メッセージ解析部324はプ
ッシュメッセージのデータ部を解析することにより、第
一のクライアント1の要求内容とデータ、結果転送宛先
を取り出し、アプリケーション処理部33へ供給する(プ
ッシュ指示:S7)。
【0071】アプリケーション処理部33は、プッシュメ
ッセージの応答を返信するように、プッシュ処理部321
へ通知して(プッシュ応答:S8)、プッシュ応答メッ
セージを中継サーバ2へ送信する(S9)とともに、第
一のクライアント1からの要求内容に対する結果と結果
転送宛先をメソッド開始処理部322へ供給する(メソッ
ド開始要求:S10)。
【0072】メソッド開始処理部322は、指定された中
継サーバ2内の結果転送宛先を通信先、データ転送を要
求内容とし、結果をデータ内に包含して、メソッドメッ
セージを中継サーバ2に送信する(S11)。
【0073】メソッドメッセージを受信した中継サーバ
2の第二のメソッド開始処理部224は、受信した中継サー
バ2内の結果転送宛先よりメッセージ管理部226に問い合
わせ、第一のクライアント1から受信したメソッドメッ
セージに対する結果であることを認識し、該メッセージ
のデータ部を、第一のクライアント1を送信先として第
一のメソッド結果処理部222へ供給する(メソッド結果
要求:S14)。また、中継サーバ2の第二のメソッド
開始処理部224は、第二のクライアントのメソッド開始
処理部322へメソッド応答メッセージを送信する(S1
2)。このメソッド応答メッセージを受信すると第二の
クライアントのメソッド開始処理部322は、アプリケー
ション処理部33へメソッドの開始確認を行う(S1
3)。
【0074】第一のメソッド結果処理部222は、メソッ
ド結果要求を受けて、結果メッセージのデータ部に第二
のメソッド開始処理部224から供給されたデータを入れ
て、第一のクライアント1に対して送信する(S1
5)。
【0075】結果メッセージを受信した第一のクライア
ント1のメソッド結果処理部122は、結果メッセージのデ
ータ部に含まれる、第二のクライアント3のデータ転送
に対する結果、あるいはデータ要求に対する結果をアプ
リケーション処理部11に供給する(メソッド結果指示:
S16)。
【0076】アプリケーション処理部11は、メソッド結
果指示を受けると、メソッド結果処理部122に結果応答
メッセージの送出を通知して(メソッド結果応答:S1
7)、送出させる(S18)。
【0077】結果応答メッセージを受信した中継サーバ
2の第一のメソッド結果処理部222は、第二のメソッド結
果処理部225に結果メッセージの送出を要求して(メソ
ッド結果要求:S19)、送信させる(S20)。
【0078】結果メッセージを受信した第二のクライア
ント3のメソッド結果処理部323は、メッセージ受信をア
プリケーション処理部33に通知し(メソッド結果指示:
S21)、アプリケーション処理部33は、応答をメソッ
ド結果処理部323に供給する(メソッド結果応答:S2
2)。メソッド結果処理部323は、結果応答メッセージ
を中継サーバ2に送信する(S23)。
【0079】[第1の実施の形態の効果]以上のよう
に、第一のクライアントがメソッドメッセージの通信先
としてクライアントである第二のクライアント3を指定
し、中継サーバ2が、第一のクライアント1からのメソッ
ドメッセージの通信先と要求内容を、中継サーバ2内の
結果転送宛先を含めて、第二のクライアント3へプッシ
ュメッセージとして送信し、プッシュメッセージを受信
した第二のクライアント3が第一のクライアント1からの
要求結果を、指定された結果転送宛先に送信することに
よって、第一のクライアント1と第二のクライアント3と
の間の相互通信を行うことが可能となる。
【0080】なお、メッセージの構成は、図2や図8に示
した内容が受信端で確認できれば、必ずしも図に示すよ
うな構成である必要はない。例えば、メソッドメッセー
ジに関して、データ転送用メッセージとデータ要求用メ
ッセージと、2種類にして要求内容の項目を排除しても
かまわない。
【0081】[第2の実施の形態]次に本発明の第2の
実施の形態について説明する。本発明の第2の実施の形
態では、本発明の第1の実施の形態における、第一のク
ライアント、中継サーバ、第二のクライアントは、それ
ぞれデータ処理装置、記憶装置を備え、さらに通信プロ
グラムを記録した記憶媒体を備える(特に図示せず)。
この記録媒体は、磁気ディスク、半導体メモリ、CD-ROM
その他の記録媒体であってよい。
【0082】第一のクライアントを制御する通信プログ
ラムは、記録媒体から第一のクライアントの記憶装置に
読み込まれ、データ処理装置にデータ管理部12を生成さ
せ、その動作を制御する。データ処理装置は、この通信
プログラムの制御により第一の実施の形態における第一
のクライアントのデータ管理部12による通信処理と同一
の処理を実行する。
【0083】第二のクライアントを制御する通信プログ
ラムは、記録媒体から第二のクライアントの記憶装置に
読み込まれ、データ処理装置にセッション管理部31、デ
ータ管理部32を生成させ、その動作を制御する。データ
処理装置は、この通信プログラムの制御により第一の実
施の形態における第二のクライアントのセッション管理
部31、データ管理部32による通信処理と同一の処理を実
行する。
【0084】中継サーバを制御する通信プログラムは、
記録媒体から中継サーバの記憶装置に読み込まれ、デー
タ処理装置にセッション管理部21、データ管理部22を生
成させ、その動作を制御する。データ処理装置は、この
通信プログラムの制御により第一の実施の形態における
中継サーバのセッション管理部21、データ管理部22によ
る通信処理と同一の処理を実行する。
【0085】
【発明の効果】本発明により、クライアントとサーバで
定義されるプロトコルのクライアントモジュールを実装
したクライアント間で、サーバを中継器とした相互通信
が可能となる。その理由は、第一のクライアントが通信
先として第二のクライアントを指定したメソッドメッセ
ージを送信し、該メソッドメッセージを受信した中継サ
ーバが、クライアント間通信であることを認識して、中
継サーバと第二のクライアント間のセッションが設立さ
れていなければ設立し、前記メソッドメッセージの通信
先、要求内容、データ、および第二のクライアントの結
果の送信先として中継サーバ内の結果送信宛先、を指定
したプッシュメッセージを、第二のクライアントへ送信
し、該プッシュメッセージを受信した第二のクライアン
トが、該プッシュメッセージを解析して、要求された結
果を指定された中継サーバ内の結果転送宛先に送信し、
中継サーバが結果メッセージの転送先によって、結果メ
ッセージと第一のクライアントのメソッドメッセージと
の対応をとるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の構成図
【図2】プッシュメッセージの構成図
【図3】データ要求または転送を示すシーケンス図
【図4】WAPネットワークアーキテクチャ例
【図5】従来例1セッションの設立を示すシーケンス図
【図6】従来例2コンテンツ要求とその転送を示すシー
ケンス図
【図7】従来例3セッション設立催促と確認付きプッシ
ュを示すシーケンス図
【図8】各種メッセージの構成図
【符号の説明】
1 第一のクライアント 11 アプリケーション処理部 12 データ管理部 121 メソッド開始処理部 122 メソッド結果処理部 13 アプリケーション処理部 2 中継サーバ 21 セッション管理部 2101 設立処理部 2102 設立催促処理部 2103 既存セッションテーブル 22 データ管理部 221 第一のメソッド開始処理部 222 第一のメソッド結果処理部 223 プッシュ処理部 224 第二のメソッド開始処理部 225 第二のメソッド結果処理部 226 メッセージ管理部 3 第二のクライアント 31 セッション管理部 311 設立処理部 312 設立催促処理部 313 既存セッションテーブル 32 データ管理部 321 プッシュ処理部 322 メソッド開始処理部 323 メソッド結果処理部 324 メッセージ解析部 33 アプリケーション処理部 4 物理リンク 5 物理リンク 6 WAPクライアント 7 WAPゲートウェイ/プロキシー 8 オリジンサーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹田 憲司 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 岡ノ上 和広 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 小野 真裕 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 机 昌彦 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5B089 GA11 HA11 HB10 HB18 KA10 KF04 KG03 5K033 CB01 CC02 DB18 5K034 BB03 EE03 FF11 FF13 KK29

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クライアントとサーバ間の通信を行うため
    に、クライアントがサーバとのセッションの設立を要求
    するセッション設立メッセージと、サーバがクライアン
    トにセッション設立メッセージを送信するよう催促する
    セッション設立催促メッセージと、クライアントがサー
    バにデータを転送または要求するためのメソッドメッセ
    ージとを含んで定義されたプロトコルを用いるデータ通
    信方法であって、 前記プロトコルを用いる第一のクライアントは、通信先
    として前記プロトコルを用いる第二のクライアントを指
    定し前記メソッドメッセージを送信し、 前記プロトコルを用いる中継サーバは、該メソッドメッ
    セージを受信し、前記プロトコルを用いる第二のクライ
    アントとの間にセッションが設立されていなかった場
    合、前記第二のクライアントに対して前記セッション設
    立催促メッセージを送信し、 前記第二のクライアントがセッション設立メッセージを
    送信することを特徴とするデータ通信方法。
  2. 【請求項2】クライアントとサーバ間の通信を行うため
    に、クライアントがサーバとのセッションの設立を要求
    するセッション設立メッセージと、サーバがクライアン
    トにセッション設立メッセージを送信するよう催促する
    セッション設立催促メッセージと、クライアントがサー
    バにデータを転送または要求するためのメソッドメッセ
    ージとを含んで定義されたプロトコルを用いるサーバで
    あって、 前記プロトコルを用いる第一のクライアントから送信さ
    れた前記メソッドメッセージを受信し、 当該メソッドメッセージ内に、通信先として前記プロト
    コルを用いる第二のクライアントが指定されていた場
    合、前記プロトコルを用いる第二のクライアントとの間
    にセッションが設立されていなければ、前記第二のクラ
    イアントに対して前記セッション設立催促メッセージを
    送信し、 前記第二のクライアントから前記セッション設立メッセ
    ージを受信することを特徴とするデータ通信方法。
  3. 【請求項3】クライアントとサーバ間の通信を行うため
    に、クライアントがサーバとのセッションの設立を要求
    するセッション設立メッセージと、サーバがクライアン
    トにセッション設立メッセージを送信するよう催促する
    セッション設立催促メッセージと、クライアントがサー
    バにデータを転送または要求するためのメソッドメッセ
    ージとを含んで定義されたプロトコルを用いるクライア
    ントであって、 他のクライアントとデータの転送または要求を行うため
    に、通信先として前記プロトコルを用いる他のクライア
    ントを指定した前記メソッドメッセージを前記プロトコ
    ルを用いる中継サーバに送信することにより、当該中継
    サーバと前記プロトコルを用いる前記他のクライアント
    との間にセッションが設立されていなかった場合、当該
    中継サーバに前記他のクライアントに対して前記セッシ
    ョン設立催促メッセージを送信させ、当該中継サーバと
    前記第二のクライアント間のセッションの設立を行なわ
    せることを特徴とするクライアント。
  4. 【請求項4】クライアントとサーバ間の通信を行うため
    に、クライアントがサーバとのセッションの設立を要求
    するセッション設立メッセージと、サーバがクライアン
    トにセッション設立メッセージを送信するよう催促する
    セッション設立催促メッセージと、クライアントがサー
    バにデータを転送または要求するためのメソッドメッセ
    ージとを含んで定義されたプロトコルを用いるクライア
    ントであって、 前記プロトコルを用いる他のクライアントが自クライア
    ントにデータの転送または要求を行うために、通信先と
    して自クライアントを指定して送信された前記メソッド
    メッセージを受信した前記プロトコルを用いる中継サー
    バから、当該メソッドメッセージを当該中継サーバが受
    信した際に当該中継サーバと自クライアントとの間にセ
    ッションが設立されていなかった場合に送信される前記
    セッション設立催促メッセージを受信し、当該中継サー
    バに前記セッション設立メッセージを送信することを特
    徴とするクライアント。
  5. 【請求項5】クライアントとサーバ間の通信を行うため
    に、サーバがクライアントにデータを転送するためのプ
    ッシュメッセージと、クライアントがサーバにデータを
    転送または要求するためのメソッドメッセージとを含ん
    で定義したプロトコルを用いるデータ通信方法であっ
    て、 前記プロトコルを用いる第一のクライアントは、通信先
    として前記プロトコルを用いる第二のクライアントを指
    定し前記メソッドメッセージを送信し、 前記プロトコルを用いる中継サーバは、前記メソッドメ
    ッセージを受信し、当該メソッドメッセージに含まれる
    通信先、要求内容、またはデータをプッシュメッセージ
    に含ませて、第二のクライアントに対して送信すること
    を特徴とするデータ通信方法。
  6. 【請求項6】クライアントとサーバ間の通信を行うため
    に、サーバがクライアントにデータを転送するためのプ
    ッシュメッセージと、クライアントがサーバにデータを
    転送または要求するためのメソッドメッセージと、を定
    義したプロトコルを用いるサーバであって、 前記プロトコルを用いる第一のクライアントから送信さ
    れた前記メソッドメッセージを受信し、当該メソッドメ
    ッセージ内に、通信先として前記プロトコルを用いる第
    二のクライアントが指定されていた場合、当該メソッド
    メッセージに含まれる通信先、要求内容、またはデータ
    を前記プッシュメッセージに含ませて、第二のクライア
    ントに対して送出することを特徴とするサーバ。
  7. 【請求項7】クライアントとサーバ間の通信を行うため
    に、サーバがクライアントにデータを転送するためのプ
    ッシュメッセージと、クライアントがサーバにデータを
    転送または要求するためのメソッドメッセージとを含ん
    で定義されたプロトコルを用いるクライアントであっ
    て、 他のクライアントとデータの転送または要求を行うため
    に、通信先として前記プロトコルを用いる他のクライア
    ントを指定した前記メソッドメッセージを前記プロトコ
    ルを用いる中継サーバに送信することにより、当該中継
    サーバに前記メソッドメッセージに含まれる通信先、要
    求内容、またはデータを前記プッシュメッセージに含ま
    せて当該他のクライアントに送信させることを特徴とす
    るクライアント。
  8. 【請求項8】クライアントとサーバ間の通信を行うため
    に、サーバがクライアントにデータを転送するためのプ
    ッシュメッセージと、クライアントがサーバにデータを
    転送または要求するためのメソッドメッセージとを含ん
    で定義されたプロトコルを用いるクライアントであっ
    て、 前記プロトコルを用いる他のクライアントが自クライア
    ントにデータの転送または要求を行うために、通信先と
    して自クライアントを指定して送信された前記メソッド
    メッセージを受信した前記プロトコルを用いる中継サー
    バから、当該メソッドメッセージに含まれる通信先、要
    求内容、またはデータが含まれたプッシュデータを受信
    することを特徴とするクライアント。
  9. 【請求項9】クライアントとサーバ間の通信を行うため
    に、サーバがクライアントにデータを転送するためのプ
    ッシュメッセージと、クライアントがサーバにデータを
    転送または要求するためのメソッドメッセージと、前記
    メソッドメッセージによって要求された結果をサーバが
    クライアントへ返送するための結果メッセージとを含ん
    で定義されたプロトコルを用いるデータ通信方法であっ
    て、 前記プロトコルを用いる第一のクライアントは、通信先
    として前記プロトコルを用いる第二のクライアントを指
    定して第一のメソッドメッセージを送信し、 前記プロトコルを用いる中継サーバは、当該第一のメソ
    ッドメッセージを受信し、当該第一のメソッドメッセー
    ジに含まれる通信先、データ転送または要求を指定する
    要求内容、データ、及び第二のクライアントの結果の送
    信先となる結果転送宛先とを前記プッシュメッセージに
    含ませて第二のクライアントに送信し、 当該第二のクライアントは、当該プッシュメッセージを
    解析して、前記要求内容に対する結果を第二のメソッド
    メッセージを用いて前記中継サーバの結果転送宛先に対
    して送信し、 前記中継サーバは、当該結果転送宛先により、第二のメ
    ソッドメッセージと第一のメソッドメッセージとを対応
    づけて、前記要求内容に対する結果を第一のクライアン
    トに対して送信することを特徴とするデータ通信方法。
  10. 【請求項10】クライアントとサーバ間の通信を行うた
    めに、サーバがクライアントにデータを転送するための
    プッシュメッセージと、クライアントがサーバにデータ
    を転送または要求するためのメソッドメッセージと、前
    記メソッドメッセージによって要求された結果をサーバ
    がクライアントへ返送するための結果メッセージとを含
    んで定義されたプロトコルを用いるサーバであって、 前記プロトコルを用いる第一のクライアントから、通信
    先として前記プロトコルを用いる第二のクライアントを
    指定された第一のメソッドメッセージを受信し、 当該第一のメソッドメッセージに含まれる通信先、デー
    タ転送または要求を指定する要求内容、データ、及び第
    二のクライアントの結果の送信先となる結果転送宛先と
    を前記プッシュメッセージに含ませて第二のクライアン
    トに送信し、 当該第二のクライアントから、前記結果転送宛先に対し
    て第二のメソッドメッセージを用いて送信された前記要
    求内容に対する結果を受信し、当該結果転送宛先によ
    り、第二のメソッドメッセージと第一のメソッドメッセ
    ージとを対応づけて、前記要求内容に対する結果を第一
    のクライアントに対して送信することを特徴とするサー
    バ。
  11. 【請求項11】クライアントとサーバ間の通信を行うた
    めに、サーバがクライアントにデータを転送するための
    プッシュメッセージと、クライアントがサーバにデータ
    を転送または要求するためのメソッドメッセージと、前
    記メソッドメッセージによって要求された結果をサーバ
    がクライアントへ返送するための結果メッセージとを含
    んで定義されたプロトコルを用いるクライアントであっ
    て、 通信先として前記プロトコルを用いる他のクライアント
    を指定して第一のメソッドメッセージを前記プロトコル
    を用いる中継サーバに送信することにより、 前記中継サーバに、当該第一のメソッドメッセージに含
    まれる通信先、データ転送または要求を指定する要求内
    容、データ、及び第二のクライアントの結果の送信先と
    なる結果転送宛先とを前記プッシュメッセージに含ませ
    て前記他のクライアントに送信させ、 当該他のクライアントにて、当該プッシュメッセージが
    解析され、前記要求内容に対する結果を第二のメソッド
    メッセージを用いて前記中継サーバの結果転送宛先に対
    して送信され、前記中継サーバにて、当該結果転送宛先
    により、第二のメソッドメッセージと第一のメソッドメ
    ッセージとを対応づけて送信された前記要求内容に対す
    る結果を受信することを特徴とするクライアント。
  12. 【請求項12】クライアントとサーバ間の通信を行うた
    めに、サーバがクライアントにデータを転送するための
    プッシュメッセージと、クライアントがサーバにデータ
    を転送または要求するためのメソッドメッセージと、前
    記メソッドメッセージによって要求された結果をサーバ
    がクライアントへ返送するための結果メッセージとを含
    んで定義されたプロトコルを用いるクライアントであっ
    て、 前記プロトコルを用いる他のクライアントから、通信先
    として自クライアントが指定された第一のメソッドメッ
    セージが前記プロトコルを用いる中継サーバに送信さ
    れ、前記中継サーバから、当該第一のメソッドメッセー
    ジに含まれる通信先、データ転送または要求を指定する
    要求内容、データ、及び第二のクライアントの結果の送
    信先となる結果転送宛先とを含ませて送信された前記プ
    ッシュメッセージ受信し、解析して、前記要求内容に対
    する結果を第二のメソッドメッセージを用いて前記中継
    サーバの結果転送宛先に対して送信することにより、 前記中継サーバに、当該結果転送宛先により、第二のメ
    ソッドメッセージと第一のメソッドメッセージとを対応
    づけて、第二のクライアントから受信した前記要求内容
    に対する結果を前記他のクライアントに対して送信させ
    ることを特徴とするクライアント。
  13. 【請求項13】クライアントとサーバ間の通信を行うた
    めに、クライアントがサーバとのセッションの設立を要
    求するセッション設立メッセージと、サーバがクライア
    ントにセッション設立メッセージを送信するよう催促す
    るセッション設立催促メッセージと、クライアントがサ
    ーバにデータを転送または要求するためのメソッドメッ
    セージとを含んで定義されたプロトコルを用いるサーバ
    の通信プログラムを記録した記憶媒体であって、 前記プロトコルを用いる第一のクライアントから送信さ
    れた前記メソッドメッセージを受信する処理と、 当該メソッドメッセージ内に、通信先として前記プロト
    コルを用いる第二のクライアントが指定されていた場
    合、前記プロトコルを用いる第二のクライアントとの間
    にセッションが設立されていなければ、前記第二のクラ
    イアントに対して前記セッション設立催促メッセージを
    送信する処理と、 前記第二のクライアントから前記セッション設立メッセ
    ージを受信する処理をサーバに実行させるための通信プ
    ログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  14. 【請求項14】クライアントとサーバ間の通信を行うた
    めに、クライアントがサーバとのセッションの設立を要
    求するセッション設立メッセージと、サーバがクライア
    ントにセッション設立メッセージを送信するよう催促す
    るセッション設立催促メッセージと、クライアントがサ
    ーバにデータを転送または要求するためのメソッドメッ
    セージとを含んで定義されたプロトコルを用いるクライ
    アントの通信プログラムを記録した記録媒体であって、 他のクライアントとデータの転送または要求を行うため
    に、通信先として前記プロトコルを用いる他のクライア
    ントを指定した前記メソッドメッセージを前記プロトコ
    ルを用いる中継サーバに送信することにより、当該中継
    サーバと前記プロトコルを用いる前記他のクライアント
    との間にセッションが設立されていなかった場合、当該
    中継サーバに前記他のクライアントに対して前記セッシ
    ョン設立催促メッセージを送信させ、当該中継サーバと
    前記第二のクライアント間のセッションの設立を行なわ
    せる処理をクライアントに実行させるためのプログラム
    を記録したことを特徴とする記録媒体。
  15. 【請求項15】クライアントとサーバ間の通信を行うた
    めに、クライアントがサーバとのセッションの設立を要
    求するセッション設立メッセージと、サーバがクライア
    ントにセッション設立メッセージを送信するよう催促す
    るセッション設立催促メッセージと、クライアントがサ
    ーバにデータを転送または要求するためのメソッドメッ
    セージとを含んで定義されたプロトコルを用いるクライ
    アントの通信プログラムを記録した記録媒体であって、 前記プロトコルを用いる他のクライアントが自クライア
    ントにデータの転送または要求を行うために、通信先と
    して自クライアントを指定して送信された前記メソッド
    メッセージを受信した前記プロトコルを用いる中継サー
    バから、当該メソッドメッセージを当該中継サーバが受
    信した際に当該中継サーバと自クライアントとの間にセ
    ッションが設立されていなかった場合に送信される前記
    セッション設立催促メッセージを受信し、当該中継サー
    バに前記セッション設立メッセージを送信する処理をク
    ライアントに実行させるための通信プログラムを記録し
    たことを特徴とする記録媒体。
  16. 【請求項16】クライアントとサーバ間の通信を行うた
    めに、サーバがクライアントにデータを転送するための
    プッシュメッセージと、クライアントがサーバにデータ
    を転送または要求するためのメソッドメッセージとを定
    義したプロトコルを用いるサーバの通信プログラムを記
    録した記憶媒体であって、 前記プロトコルを用いる第一のクライアントから送信さ
    れた前記メソッドメッセージを受信する処理と、当該メ
    ソッドメッセージ内に、通信先として前記プロトコルを
    用いる第二のクライアントが指定されていた場合、当該
    メソッドメッセージに含まれる通信先、要求内容、また
    はデータを前記プッシュメッセージに含ませて、第二の
    クライアントに対して送出する処理をサーバに実行させ
    るための通信プログラムを記録したことを特徴とする記
    録媒体。
  17. 【請求項17】クライアントとサーバ間の通信を行うた
    めに、サーバがクライアントにデータを転送するための
    プッシュメッセージと、クライアントがサーバにデータ
    を転送または要求するためのメソッドメッセージとを含
    んで定義されたプロトコルを用いるクライアントの通信
    プログラムを記録した記憶媒体であって、 他のクライアントとデータの転送または要求を行うため
    に、通信先として前記プロトコルを用いる他のクライア
    ントを指定した前記メソッドメッセージを前記プロトコ
    ルを用いる中継サーバに送信することにより、当該中継
    サーバに前記メソッドメッセージに含まれる通信先、要
    求内容、またはデータを前記プッシュメッセージに含ま
    せて当該他のクライアントに送信させる処理をクライア
    ントに実行させるための通信プログラムを記録したこと
    を特徴とする記録媒体。
  18. 【請求項18】クライアントとサーバ間の通信を行うた
    めに、サーバがクライアントにデータを転送するための
    プッシュメッセージと、クライアントがサーバにデータ
    を転送または要求するためのメソッドメッセージとを含
    んで定義されたプロトコルを用いるクライアントの通信
    プログラムを記録した記録媒体であって、 前記プロトコルを用いる他のクライアントが自クライア
    ントにデータの転送または要求を行うために、通信先と
    して自クライアントを指定して送信された前記メソッド
    メッセージを受信した前記プロトコルを用いる中継サー
    バから、当該メソッドメッセージに含まれる通信先、要
    求内容、またはデータが含まれたプッシュデータを受信
    する処理をクライアントに実行させるための通信プログ
    ラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  19. 【請求項19】クライアントとサーバ間の通信を行うた
    めに、サーバがクライアントにデータを転送するための
    プッシュメッセージと、クライアントがサーバにデータ
    を転送または要求するためのメソッドメッセージと、前
    記メソッドメッセージによって要求された結果をサーバ
    がクライアントへ返送するための結果メッセージとを含
    んで定義されたプロトコルを用いるサーバの通信プログ
    ラムを記録した記録媒体であって、 前記プロトコルを用いる第一のクライアントから、通信
    先として前記プロトコルを用いる第二のクライアントを
    指定された第一のメソッドメッセージを受信する処理
    と、 当該第一のメソッドメッセージに含まれる通信先、デー
    タ転送または要求を指定する要求内容、データ、及び第
    二のクライアントの結果の送信先となる結果転送宛先と
    を前記プッシュメッセージに含ませて第二のクライアン
    トに送信する処理と、 当該第二のクライアントから、前記結果転送宛先に対し
    て第二のメソッドメッセージを用いて送信された前記要
    求内容に対する結果を受信し、当該結果転送宛先によ
    り、第二のメソッドメッセージと第一のメソッドメッセ
    ージとを対応づけて、前記要求内容に対する結果を第一
    のクライアントに対して送信する処理とをサーバに実行
    させるための通信プログラムを記録したことを特徴とす
    る記録媒体。
  20. 【請求項20】クライアントとサーバ間の通信を行うた
    めに、サーバがクライアントにデータを転送するための
    プッシュメッセージと、クライアントがサーバにデータ
    を転送または要求するためのメソッドメッセージと、前
    記メソッドメッセージによって要求された結果をサーバ
    がクライアントへ返送するための結果メッセージとを含
    んで定義されたプロトコルを用いるクライアントの通信
    プログラムを記録した記録媒体であって、 通信先として前記プロトコルを用いる他のクライアント
    を指定して第一のメソッドメッセージを前記プロトコル
    を用いる中継サーバに送信することにより、 前記中継サーバに、当該第一のメソッドメッセージに含
    まれる通信先、データ転送または要求を指定する要求内
    容、データ、及び第二のクライアントの結果の送信先と
    なる結果転送宛先とを前記プッシュメッセージに含ませ
    て前記他のクライアントに送信させ、 当該他のクライアントにて、当該プッシュメッセージが
    解析され、前記要求内容に対する結果を第二のメソッド
    メッセージを用いて前記中継サーバの結果転送宛先に対
    して送信され、前記中継サーバにて、当該結果転送宛先
    により、第二のメソッドメッセージと第一のメソッドメ
    ッセージとを対応づけて送信された前記要求内容に対す
    る結果を受信する処理をクライアントに実行させるため
    の通信プログラムを記録したことを特徴とする記録媒
    体。
  21. 【請求項21】クライアントとサーバ間の通信を行うた
    めに、サーバがクライアントにデータを転送するための
    プッシュメッセージと、クライアントがサーバにデータ
    を転送または要求するためのメソッドメッセージと、前
    記メソッドメッセージによって要求された結果をサーバ
    がクライアントへ返送するための結果メッセージとを含
    んで定義されたプロトコルを用いるクライアントの通信
    プログラムを記録した記録媒体であって、 前記プロトコルを用いる他のクライアントから、通信先
    として自クライアントが指定された第一のメソッドメッ
    セージが前記プロトコルを用いる中継サーバに送信さ
    れ、前記中継サーバから、当該第一のメソッドメッセー
    ジに含まれる通信先、データ転送または要求を指定する
    要求内容、データ、及び第二のクライアントの結果の送
    信先となる結果転送宛先とを含ませて送信された前記プ
    ッシュメッセージ受信し、解析して、前記要求内容に対
    する結果を第二のメソッドメッセージを用いて前記中継
    サーバの結果転送宛先に対して送信することにより、 前記中継サーバに、当該結果転送宛先により、第二のメ
    ソッドメッセージと第一のメソッドメッセージとを対応
    づけて、第二のクライアントから受信した前記要求内容
    に対する結果を前記他のクライアントに対して送信させ
    る処理をクライアントに実行させるための通信プログラ
    ムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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